このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
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第2話 霞龍オオナズチ
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- 1 : 2021/09/18(土) 22:44:06 :
- ──────────────────────────
「目撃地点です!」
ロイ「ここか…全員!作戦通り捜索にあたれ!」
「「「「「「了解!」」」」」」
アリス「いや、ロイ、その必要は無さそうだよ」
ドシンッ ドシンッ ドシンッ ドシンッ
エド「来た…!」
「グァァァァァァァァァァァアッッッッッッッッッッッッ!!!!」ビリビリビリビリ
「うぉ…ッ!」ビリビリビリビリ
ロイ「く…さすがは轟龍…と言ったところだ…師匠!手筈どおりに頼みます!」
アリス「はいはい、ったく人使いあらいんだから」トンットンッ
アリス「こちらアリス!爆弾設置した!」
ロイ「了解!ポイントAに誘いこめ!」
「了解!」
「グァァァァァァァァァァァア!!!!」ドシンッドシンッドシンッ
ロイ「今だ!」
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- 2 : 2021/09/18(土) 22:47:16 :
- ドガァァァァァァァァァァァァァァンドガァァァァァァァァァァァァァァン
「グァァァァァァァァァァァア」ドシィィィンッ
ロイ「エルザ!」
エルザ「はいよ!」カチャ
エルザ「私の華麗な太刀捌き…受けてみな!」
ズバァァアッズバァァアッ
エルザ「ハァッ!」ズバァァァァァァアッ
「グァァァァァァァァァァァア!!!!」
ロイ「アダム!エヴァ!ロウ!たたみこめ!」
「「「おうよ!(えぇ!)『うん!』」」」
ドドドドドドドドドドドドドド
「グァァァァァァァァァァァアッ!!!!」
-
- 3 : 2021/09/24(金) 23:44:16 :
- エド「行ける!」ダッ
アリス「ちょ!エド!?」
ナクモ「待ちやがれ!」
「グァァァァァァァァァァァア!!!!」
エド「ふッ!」ズバァァアッ
ナクモ「ぉぉぉぉおッ!」ガシャガシャン
ズバァァアッ ドガンドカンッ
「グァァァァァァァァァァァア!!!!」ヨロヨロ
ズズゥン
「グァァァァァァァァァァァア」
ロイ「!…アイツら…!まぁいい!たたみこめ!」
ダッ
「ギャォォォォォォォォォォォォォォオンッッッッッッッッッッッッ!!!!」
ビリビリビリビリビリビリビリビリ
ロイ「く…なんだ!?」
バサッバサッ
「グァァァァァァァァァァァアッ!」
グチュッグチュッバクバクンッ
リーリア「古龍を…たべてる?…」
アリス「あいつは…まずい!ロイ!」
ロイ「!…ッはい!」
「ギャォォォォォォォォォォォォォォオン」
エド「次はこっちか?」カチャ
ロイ「お前ら!逃げろ!」
エド「あいつはなんなんですか!?」
ロイ「あいつは古龍喰い、マガイマガド、奴は今まで全くと言っていいほど目撃情報が少なかった…だが、1つ分かることは食った龍の性質、体質を全て引き継ぐという事だけだ…あの様子だと、報告されていた個体…悠久の時を生きる…マガイマガドだ!このままだと俺達は全滅だ!逃げろ!」
アリス「私とロイで時間を稼ぐ!だからあんた達は早く逃げて!」
エド「く…逃げるぞ!ナクモ!リーリア!」
ナクモ「指図すんな!
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- 4 : 2021/09/29(水) 23:28:16 :
- ドガァァァァァァァァァァァァァァン
「ギャォォォォォォォォォォォォォォオン!!!!」
アリス「く…ッ!…これは…まずいかもね…」
ロイ「こいつさえ退ければいいだけじゃ…?」
アリス「忘れたのかい?こいつが以前報告された時はその数年後に奴が旧シュレイド城を襲撃したのを、その数年間にモンスター達の行動は活発になっている。つまり…こいつが現れたということは……今度こそシュレイドは滅亡してしまうかもしれない…」
ロイ「そんな…!…それを伝えなければ…!」
アリス「うん…だから、その為にまずはこの戦いを生き残るよ!」
ロイ「はい!」
「ギャォオォォォォォ!!!!」ドガァァァァァァァァァァァァァァン
────────────────────────
ガラガラガラ
「なんだなんだ?」
「討伐隊はもう帰ってきたのか?」
ロウ「早く王へ報告を!」
騎士A「はい!」パカラッパカラッ
「…!…騎士長筆頭がいないぞ…?」
ザワザワザワ
ロウ「皆!ひとまず城へ戻ろう…!」
────────────────────────
王「そうか…遂にマガイマガドが…」
ロウ「はい…我々の撤退を支援する為に団長と騎士長筆頭は残りました…」
王「遂に…奴…いや、黒龍ミラボレアスが…」
ロウ「………」
王「おい!現在開発中の兵器はどうなっている?」
「は!試作参号機は最終段階に入り、調整中です!」
王「竜騎兵の配備は進んでいるのか?」
「はい!現在騎士団への配備する予定の機数は50%を超えています」
王「わかった」
王「騎士団諸君、よく頑張ってくれた、下がって良い」
-
- 5 : 2021/10/16(土) 11:54:56 :
- ロウ「兄貴と団長はこれより、殉職した、と仮定して活動をしていく、まず騎士養成学校の学生達は明日からは学校に戻ってくれ、暫くは騎士団は力を付けるために組織として活動せず、個人で活動をしてくれ」
「「「「は!」」」」
────────────────────────
エド「………」
リーリア「………」
ナクモ「チッ…クソが…!」
エド「とりあえず、学校に戻って力を付けよう」
リーリア「うん…」
ナクモ「……ッ!」
────────────────────────
1ヶ月後──────────
???A「シュレイド王国はどうなっている?」
???B「は、シュレイド王国は現在、騎士団は事実上の凍結となり、国防軍と言う組織が出来たようです、そして、防衛設備の強化を図っているのか…竜騎兵の配備に力を入れているようです」
???A「なるほど、騎士団の凍結とは一体どういうことだ?」
???B「はい、恐らく1ヶ月前に行った大規模な轟竜討伐作戦にて、騎士長筆頭と、団長を含め、大勢の騎士が死亡した為、戦力増強を図るために凍結されているようです」
???A「騎士長筆頭と団長が死亡…!?…なるほど、頃合いかもしれんな」ニヤ
???B「まさか…仕掛けるつもりですか?」
???A「あぁ」
────大陸戦争を────
────────────────────────
ガヤガヤ
エド「それにしても…騎士団が凍結されたってのに、俺達騎士見習いが意味あるのかねぇ?」
リーリア「騎士団は裏で活動をしているだけでしょ、エドまでそんな事言わないの」
ナクモ「本当に騎士長筆頭と、団長は死んだのかよ」
エド「1ヶ月も帰ってこねぇんだ、死んでるだろ」
リーリア「!…エド、ナクモ、あれを」
エド「あれは…怪しいな」
ナクモ「はぁ…行くしかねぇか」スタスタ
リーリア「あ、ちょっと!」
???「…」コソコソ
エド「おい!あんた!何してんだ?」
???「!」ビク
ダッ
エド「あ、おい!待て!」
リーリア「エド!?」
エド「リーリア!ナクモ!怪しい奴が逃げた!捕まえろ!」
ナクモ、リーリア「了解!」ダッ
-
- 6 : 2021/10/30(土) 16:30:02 :
- タッタッタッタッタッ
「ハァ…ハァ…ハァ…」タッタッタッタッタッ
エド「待て!」タッタッタッタッタッ
「…ッ!」ダッ
ナクモ「リーリア!左から回りこめ!」
リーリア「…!うん!」タッタッタッタッタッ
「ハァ…ハァ…」
エド「ッ!…捕ッまえた!」ガシッ
「く…ッ…離せ!」グググググ
エド「なんで逃げたんだ!」
「お前たちには…!関係ない!」
エド「そのフードを…!退けろ!」ガシッ
バッ
リーリア、ナクモ、エド「!」
「クソ…ッ!」
エド「あんた…竜人か…?」
「言わない」
エド「ハァ…分かったよ、こちらは何もしない、だから話してくれ」
「…………」
ナクモ「……」
リーリア「………」
「あぁ!もう!分かったよ…俺は確かに竜人だ、人間の血が混じっているけどね」
「俺はアレス…竜人の里から来たんだ」
エド「竜人の里!?…言い伝えによると滅んだはずじゃ…」
アレス「生き残りが集まって暮らしてるんだよ」
エド「……」
ナクモ「それで?なんでわざわざ俺達の国の中まで入ってきたんだ?」
アレス「俺達、竜人はこの国の前国王に世話になったからな…それの恩返しに来たんだよ」
エド「……」
アレス「ある重大な情報を掴んだ…この国は近いうちに戦争を仕掛けられる」
-
- 7 : 2022/07/01(金) 23:45:43 :
- エド「な…ッ!?」
ナクモ「本当か!?」
アレス「あぁ…俺達竜人はこの大陸全土に生き残りが分散して暮らしているんだが…神聖イミーレ帝国の辺りの仲間から情報が入ってきた、それによると…奴らはこの国の騎士団凍結を聞きつけ…戦争を仕掛けようとしている…と」
リーリア「その情報は…確かなの?」
アレス「あぁ、間違いない」
エド「すぐに国王に知らせないと!」
リーリア「ちょっと待って!」
エド「なんだよ!」
リーリア「忘れたの?この国は今竜人を差別する国家になりかけているのよ?国王様も先代の国王のように竜人を擁護するとは限らない…だから…私達…いえ…騎士団に協力を仰いでからの方が確実にこの情報は信じてもらえるわ…」
スタスタ
ロウ「おいお前達…何をやってる?」
リーリア「!…ロウ騎士長代理…」
アレス「…」サッ
ロウ「今の人は?」
エド「リーリア…この人に相談してみるのはどうだ?」ボソボソ
リーリア「分からない…まずはロウさんの出方を伺わないと…」
アレス「!…ロウ…か…?」
ロウ「?」
アレス「ロウ!ロウじゃないか!」
ロウ「…アレス!久しぶりだな!」
アレス「あぁ!元気にしてたか?」
ロウ「あぁ!どうしてこんな所に?この国は今竜人を迫害するような政策をとっているんだぞ?」
アレス「とある重大な情報を届けに…な」
ロウ「アレスがそういうなら重大な情報なんだろうが…聞こうか」
────────────────────────
アレス「というわけなんだ」
ロウ「チッ…イミーレ帝国の奴ら…!」ギリッ
ロウ「とにかく…この情報は俺の情報網から得た情報だとして国王に報告する…いいか?」
アレス「あぁ、どうやらこの国では俺達は差別される立場らしいからな…」
リーリア「案外話が進むのがはやいね…」
エド「あぁ…」
────────────────────────
神聖イミーレ帝国──
バチバチ バチチチチ
カツカツカツ
「我々の研究の成果はどうなっている?」
「は!…順調に進んでいます…これがあれば…シュレイドなど…恐るるに足りませぬ…そして…これが量産出来るようになれば…伝承にある災厄をも回避できることになるでしょう」
「うむ…引き続き…開発を進めよ」
「グォォォォォォォッ!!!!」ガシャァン
「この!うるさいぞ!」バチバチ
「ギャォォンッ」バチバチ
「ふ…ふふふ…ははははは!!!!」
「これがあれば…この神聖イミーレ帝国は末永くこの大陸の覇権を握り続けることができるぞ!この…
『龍操兵』さえいればな…!」
────────────────────────
シュレイド王国
「何…!?それはまことか!」
ロウ「はい、信頼出来る情報です、ほぼ間違いないかと…」
「うむ…ならば戦争をするのもやむをえまい…ただちに徴兵を開始!城門の警備を増やし、イミーレ帝国以外の国へ伝者を送れい!奴らよりはやく各国の協力を仰がねば…竜騎兵の配備も急げ!」
「ロウよ、お前達騎士団にはあえて命令を下さぬ…戦争が起きれば…お前たちの判断で参戦を許可する、活躍を期待しているぞ」
ロウ「はッ!」
────────────────────────
─────────────────
──────────
────
──
-
- 8 : 2022/07/01(金) 23:47:10 :
- ザッ…ザッ…
「ハァ…ッ…ハァ…ッ…帰って…きた…ぞ…」
ドシャァッ
「ん…?…!おい!あれを見ろ!人だ!人が2人倒れているぞ!」
「本当だ!急げ!城門の中へ搬送しろ!」
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