この作品は執筆を終了しています。
アニちゃん奮闘記!
-
- 1 : 2013/10/11(金) 20:04:10 :
- アニ「……は?私がツンデレ?そんなわけないでしょ。勘違いするんじゃないよ」フン
ただ単にアニが好きなので、ひたすらアニを書いていきます!
アニ「じゃあ…始まるよ。……ちょっとくらいなら見てもいいんじゃない?」
-
- 2 : 2013/10/11(金) 20:04:58 :
- アニ!期待
-
- 3 : 2013/10/11(金) 20:08:11 :
- ツンだけのアニ………正直、たまりません
-
- 4 : 2013/10/11(金) 20:12:20 :
- アニ「ん…朝か…。起きなきゃ」ムク
ミーナ「アニー!おはよ!」
アニ「うん。おはよ。まだ時間あるよね?顔洗ってくる」
ミーナ「アニはギリギリまで寝てるもんね!」
アニ「そう?早く起きても時間の無駄じゃない?」
ミーナ「アニが早く起きてくれればその分いちゃいちゃ出来るよー!」クネクネ
アニ「それはいいね。でも起きないから」
ミーナ「夜這いしろと!?」
アニ「言ってない」
ミーナ「言わせたい」
アニ「言わない。顔洗ってくるね」スタスタ
-
- 5 : 2013/10/11(金) 20:13:05 :
- >>2 ありがとうございます!
-
- 6 : 2013/10/11(金) 20:13:33 :
- >>3 気を抜くとデレるから大変です!
-
- 7 : 2013/10/11(金) 20:19:16 :
- 期待!!
-
- 8 : 2013/10/11(金) 20:21:59 :
- 食堂。朝食
エレン「お、アニおはよう。相変わらず来るの遅いなー」ハハハ
アニ「おはよう。まだ食事来てないじゃないか。なにが楽しくて待ってんのか分からないよ」
アルミン「アニおはよう」
ミカサ「おはよう」
アニ「おはよう。まだ席空いてる?」
エレン「ほらな!席取りは大事なんだよ!」
アニ「そう。ならこれからはミーナに取ってもらおう」
ミーナ「え!私!?」
ライナー「おーい!ここ空いてるぞ!」
ベルトルト「…………」ドキドキ
アニ「………………ふい」
ライナー「なっ!?」
ベルトルト「………………」ガーン
クリスタ「アニ、ミーナ!席取っといたよ!」手を振り
アニ「…………」スタスタ
ライナー「くっ…!昔はあんなに仲良かったじゃないか…!」
ベルトルト「………………」チーン
-
- 9 : 2013/10/11(金) 20:23:02 :
- 期待
-
- 10 : 2013/10/11(金) 20:23:03 :
- >>7 頑張ります!
-
- 11 : 2013/10/11(金) 20:23:22 :
- >>9 ありがとうございます!
-
- 12 : 2013/10/11(金) 20:37:26 :
- 期待!
-
- 13 : 2013/10/11(金) 20:40:35 :
- >>12 アレンさん!ありがとうございます!
-
- 14 : 2013/10/11(金) 20:54:24 :
- ミーナ「クリスタ、席ありがとう!」
アニ「ありがとう」
クリスタ「うん!」
ミーナ「あれ?ユミルは?」
アニ「どーせ係なんでしょ」
クリスタ「うん。ユミルは今日、食事当番だからね」
ミーナ「明日は私かー。アニはしばらくあとだよね?」
アニ「うん」
ガラガラガラ
クリスタ「あ、来た!」
ユミル「食事だぞー」
ミーナ「ユミルが三角巾つけてるのって可愛いよね?」
クリスタ「ふふ。世話好きのお姉さんみたいだよね」
アニ「……母親だね」
ユミル「おい聞こえてるぞ!飯抜きだからな!」
アニ「言ってることも母親くさい」
ユミル「んだとぉー!」
-
- 15 : 2013/10/11(金) 20:58:37 :
- クリスタ「今日は対人格闘と立体起動と座学だよね」モグモグ
ミーナ「対人格闘ならアニの得意分野だもんね!」モグモグ
アニ「あんなの、点数にならないし、意味ないよ」モグモグ
ユミル「でもまた例の彼氏といちゃいちゃすんだろ?」モグモグ
アニ「彼氏じゃないよ。ただの馬鹿。めんどくさいだけ」モグモグ
ユミル「そーかい。つまんねーやつ」モグモグ
クリスタ「ユミル。そんなこと言っちゃダメ!」
アニ(……眠い)モグモグ
-
- 16 : 2013/10/12(土) 00:41:59 :
- 支援支援
-
- 17 : 2013/10/12(土) 00:49:32 :
- >>16 ありがとうございます!
-
- 18 : 2013/10/12(土) 00:57:59 :
- 対人格闘
エレン「おーい、アニ!今日も頼むぜ!」
アニ「またか。なんでこうも一生懸命になれるのか不思議だね」
エレン「え?そうか?でもアニのおかげで少しは強くなったと思うんだけどな!」
アニ「そんなのまだまだだよ」フン
エレン「お、じゃあ試してくれよ!」
アニ「…………まあいいか。眠くてね。いい準備運動になるよ」
エレン「俺は目覚まし時計か!」
アニ「いや、目覚まし時計はミーナ。あんたは…まあいいや。掛かってきな」
エレン「なんだよ!俺はなんなんだよ!?」
エレン「負けたー!」
アニ「あんたが負けるのはいつものことでしょ」
エレン「いつか勝ってやるからな!」
アニ「私が負けるときなんて来ないよ」
エレン「くぅー!言い返せねぇ!」
-
- 19 : 2013/10/12(土) 01:03:12 :
- ミカサ「アニ、私ともやろう」
アニ「あんたとやると今後の訓練に支障が出かねないからやだ」
ミカサ「エレンとしかやらないの?」
アニ「私は突っ掛かってくるハエを払ってるだけ」
エレン「おい!」
ミカサ「なら私も突っ掛かってくるハエになろう」
アニ「あんたはハエじゃないだろ?ライオンなんて払うのは骨が折れる」
ミカサ「ライオンはあなたでしょ?」
アニ「……ああ、そうだったね。じゃああんたはハイエナ?」
ミカサ「よし。削ごう…」
アニ「…………終わりの時間だよ?次の訓練に行かなきゃ…」
ミカサ「む?残念……」
-
- 20 : 2013/10/12(土) 01:10:51 :
- ハイエナwwwww
-
- 21 : 2013/10/12(土) 01:32:41 :
- ファイト!オモロイ!
-
- 22 : 2013/10/12(土) 02:17:21 :
- >>21 ありがとうございます!
-
- 23 : 2013/10/12(土) 02:24:26 :
- がんばれ~
-
- 24 : 2013/10/12(土) 02:25:50 :
- 立体起動
教官「それではこれより、グループごとに実施を行う!呼ばれたものは前に出て立体起動装置を着けろ!」
アニ(声でかいな…。まあこれが終われば昼食。そのあとは座学だし、楽な方か)
教官「アニ・レオンハート!」
アニ「はい」
教官「ミカサ・アッカーマン!」
ミカサ「…はい」
アニ「…………」
ミカサ「…………」
教官(なにやら不穏な空気だな?)「サシャ・ブラウス!」
サシャ「は、はい!」(ええ~!あの中に突っ込めと!?)
ジャン「ご愁傷さま…だな」
教官「コニー…いや、ジャン・キルシュタイン!」
ジャン「えっ!?」
コニー「あぶねぇ…」
教官「……どうした?ジャン・キルシュタインは欠席か?」
ジャン「は、はいっ!」(くそー!マジかよ…)
サシャ(仲間ですね…)
-
- 25 : 2013/10/12(土) 02:26:17 :
- >>23 ありがとうございます!頑張ります!
-
- 26 : 2013/10/12(土) 02:35:32 :
- 教官「それではこの四名で得点を競ってもらう!当然、得点が低かったものには昼食抜きだ!終わるまで走ってもらう!」
サシャ「うへぇー!負けませんよー!」
アニ「…………」
ミカサ「…………」
ジャン「…終わった…。さよなら。俺の昼食。体力…」
教官「ターゲットは無数にある!制限時間内に多く倒し、ゴールに来た時点でその者は終了だ!」
アニ(…………めんどくさそうだ)
ミカサ(…アニはここで…負かす)
教官「それでは…始め!!」
ジャン「くそ!どーにでもなれ!」バシュッ!
サシャ「昼食のためにも!」バシュッ!
アニ「…………」バシュッ!
ミカサ「…………」バシュッ!
アルミン「荒れそうだなぁ」
エレン「立体起動ならジャンが有利だな。でもミカサがいるし、トップは難しそうだな」
アルミン「トップよりも命をとりとめることの方が難しそうだよ…」
-
- 27 : 2013/10/12(土) 02:40:35 :
- アニ(……やっぱりミカサは私を追ってくるか…)ハァ
ミカサ(アニはさすがに削げない。ならばアニの狙うターゲットを削ごう)
アニ「…………」バシュッ!
ミカサ「…………!」バシュッ!ビュンッ!
アニ「あ…」
ミカサ「ふっ!」ザクンッ!
アニ「…………私の見つけたターゲットを横取りかい」
ミカサ「奇遇。私も見つけた。そして、私の方が速かった」
アニ「やっぱりハイエナだね」
ミカサ「あなたは犬。負け犬」
アニ「あっそ」
ミカサ「そう」
アニ「…………」ゴゴゴゴゴ
ミカサ「…………」ゴゴゴゴゴ
-
- 28 : 2013/10/12(土) 02:46:25 :
- アニ「ふん…」バシュッ!
ミカサ「…………」バシュッ!
アニ「…………」(悔しいけど、立体起動はミカサの方が上。横取りを阻止するのは至難…。なら…)
アニ「…………!」バシュッ!
ミカサ「……無駄」バシュッ!ビュンッ!
アニ「甘いよ…」ヒュン…グルグルグルグル…!
ミカサ「……!?もう一つターゲットが!」
アニ「……ふっ!」ザクンッ!
ミカサ「……うまい」クッ!
アニ「まだまだ…」バシュッ!ビュンッ!ザクッ!
ミカサ「しまった…!」
アニ「余所見してるからだよ…首席様」ニヤ
ミカサ「くっ…迂闊だった」
-
- 29 : 2013/10/12(土) 03:00:03 :
- アニ「ハイエナは残り物しか食べられないんだよ」
ジャン(おいおい。なんであそこだけ戦場と化してんだ!?遠回りして安全第一でいこう…)
サシャ「昼食のためぇ!!!」
アニ「アニ・レオンハート。到着しました」
ミカサ「ミカサ・アッカーマン。到着しました」
教官「二人の成績は…同数か」
アニ「…………」
ミカサ「…………」
教官「数は悪くない。合格だ!」
ミカサ「アニ、さすが。正直感心した」
アニ「なにをいきなり。気色悪いな。正直怖いよ」
ミカサ「素直に思った。今度、対人格闘で組もう?」
アニ「…………軽くならね。本気ではやらないよ?」
ミカサ「わかった。ありがとう」
ジャン「戦場に咲いた、友情という名の一輪の花か…」
エレン「なに言ってんだジャン?気持ち悪いぞ」
ジャン「んだとコラァ!」
-
- 30 : 2013/10/12(土) 08:19:21 :
- 面白いww
-
- 31 : 2013/10/12(土) 10:45:40 :
- >>30 ありがとうございます!
-
- 32 : 2013/10/12(土) 23:23:04 :
- 昼食
アニ「………………」
エレン「なあなあ!ミカサとアニの勝負ってどんなだったんだ!?」
ミカサ「それはもう。最初は出し抜くことしか考えてなかった私が、最後には楽しくなるほど」
アルミン「ミカサが楽しくなるなんて珍しいね」
クリスタ「机くっつけよ!私も話したい!」
サシャ「私もチラチラと視界に入ってましたがそれはすごかったです!」
ジャン「俺なんか最初、それをまるで戦場かと思っちまったぜ」
ユミル「おい!クリスタの隣は私だぞ!」
アニ(…………うるさい)
ライナー「アニとミカサって犬猿の仲だとは知ってたが、直接対決なんてしてなかったもんな!」
ベルトルト(よかった!仲に入れた!!)
アニ「別に私は嫌ってなんかいなかったよ」
ライナー「そうなのか!?」
ユミル「これは意外な言葉だな」
アニ「ミカサが私に突っ掛かってきただけ。私はそれに反撃したの」
アルミン「それを犬猿の仲っていうんじゃ…」
ミカサ「でも今は違う。アニと私は友達」
アニ「はっ!手のひらを引っくり返すのが早いね」
ミカサ「そう?私はアニと仲良くなりたい。だめだろうか?」
アニ「勝手にしなよ。友達なんて、言葉だけでなるもんじゃないだろ?」
ミカサ「……その通り。でもなることは認めてくれるのね。ありがとう」
アニ「ああ。別にいいよ」
ミーナ「ね!ね!?私はもう友達だよね?ね!?」
アニ(……うるさい)
-
- 33 : 2013/10/12(土) 23:27:25 :
- アニ「食事くらいゆっくり取らせてよ。時間も限られてるんだからさ」
アルミン「あ、そうだね。ごめん」
エレン「でも話すとしたら食事の時くらいしかねーじゃんか!」
アニ「夕飯は時間もあるんだし、話したいならその時にしなよ」
エレン「お!じゃあ夕飯の時には話していいってことだな!」
クリスタ「了解した!」
ライナー(ああ、天使)
ベルトルト(夜に…夜には話すぞ…!)
アニ(はぁ…勢いで失言した。まあ夜ならみんなも疲れてるだろうし…いいか)
ミーナ「ねえ!私は友達だよね!?親友だよね!?」
アニ(うるさい…)
-
- 34 : 2013/10/13(日) 00:19:53 :
- ミーナ…www
-
- 35 : 2013/10/13(日) 00:53:11 :
- 座学
メガネ「~~であるからして……」
アニ(別に勉強は苦手じゃないけど、好きでもない。それにこの授業は……眠くなる…)
メガネ「ではこの問題を…ミーナ・カロライナ。解いてみろ」
ミーナ「は、はい!」ガタッ
ミーナ「ど、どうしよう~。なんもわからないよ~アニ~」ヒソヒソ
アニ「…………教科書」
ミーナ「教科書?なにそれ?ワケわかんないよ~!」
メガネ「カロライナ。わからないのか?もういいから座りなさい。代わりにアルレルト、答えてみなさい」
アルミン「はい。これは~~~~です」
メガネ「うむ。さすがだ。皆も見習うように」
ミーナ「うぅ…アニのせいだ」
アニ「なんで私のせいになるのさ」
ミーナ「教えてくれなかったじゃん…」
アニ「……教科書に書いてある」
ミーナ「……え!?」
メガネ「カロライナうるさいぞ!キース教官の特別授業を受けるか?」
ミーナ「す、すみません!」
-
- 36 : 2013/10/13(日) 01:06:07 :
- メガネ「今日はこのくらいで終わる。座学があるときは訓練が早く終わるのだから、その時間を復習に使うように!」
アニ(嫌だよ。めんどくさい)
ミーナ「終わったー!」
エレン「終わったー!」
サシャ「狩りの時間だー!」
コニー「狩りは違うだろ」
アニ(さっさと夕飯済ませて休もう)
アルミン「アニ、ちょっといいかな?」
アニ「ん?珍しいね。なんだい?」
アルミン「今の復習を一緒にしない?ミカサとエレンもいるんだけど、エレンは居眠りするし、ミカサはそれを見てるしで勉強してくれないんだ。アニなら頭もいいしで…どうかな?」
アニ「……女の子を誘うのに一緒に勉強しよう。はやめたほうがいいよ」
アルミン「べ、別にその誘うじゃないからね!?あくまでも復習しようってだけで!」
アニ「わかってる。でも私も勉強は好きじゃないんだ。出来るならゆっくりしたいんだよ。わるいね」
アルミン「そっか。まあアニならそういうと思ってたけどね」
アニ「そう?ならそういうことだから」
アルミン「うん。じゃあまた、夕飯の時に」フリフリ
-
- 37 : 2013/10/13(日) 03:41:04 :
- 夕飯
アニ(ちょっと仮眠のはずが、ちょっと遅くなっちゃった…)
ミーナ「あ、アニ!やっときた。こっちこっちー!」
アニ「ああ…。悪いね席取ってもらって」
ミーナ「いえいえ。お姫様の付き人足るもの…当たり前のことです」
アニ「…………ミーナは私の目覚まし時計でしょ?」
ミーナ「え!?そうなの!?そんな当たり前の様な顔されるほどそうなの!?」
アニ「……ふぅ…まだ残ってるかな?」
ミーナ「あ、もう私との会話に飽きた?早いね?今日は早いね?」
アニ「ミーナ。あんたには言いたいことがあったんだ」
ミーナ「お?なになに?」
アニ「……うるさい」
ミーナ「ガーン!」
アニ「口に出さなくてもいいじゃん」
ミーナ「それはこっちの台詞だよ!口に出さなくてもいいじゃん!」
-
- 38 : 2013/10/13(日) 03:58:17 :
- そうだ!もっと!もっとやれ!
-
- 39 : 2013/10/13(日) 10:39:38 :
- アレン「一蹴ぇぇぇぇアニ(笑)」
-
- 40 : 2013/10/13(日) 12:18:31 :
- ユミル「飯だぞー!」
エレン「お!きたきた!」
ミカサ「エレン、はしたない」
アルミン「ふぅ。お腹空いたね」
アニ「………………」ジー
クリスタ「どうしたの?ユミルをジーっと見て?」
アニ「ん、なんでもないよ」
アニ(やっぱり母親みたいだ…)
エレン「なあ、アニは座学の時ボーッとしてるのになんで頭いいんだ?」モグモグ
アニ「別に、元々それなりに知ってるし、教科書見てれば大体わかるよ」モグモグ
アルミン「確かにそうだけど、アニは勉強好きじゃないんだよね?それでも頭がいいのは凄いよ」モグモグ
ミーナ「そりゃあアニは才色兼備ってやつだからね!」フフン
ジャン「なんでお前が威張ってんだよ…」モグモグ
アニ「アルミンには敵わないよ」モグモグ
ミカサ「アルミンは特別。才能がずば抜けてるから」
アルミン「そんなことないよ。僕だって毎日勉強してるからだし」
アニ「努力だって才能だよ」
-
- 41 : 2013/10/13(日) 12:38:10 :
- 支援!!支援!!頑張って!!
(アルミンも胃痛を耐え続けろっ!!)
-
- 42 : 2013/10/13(日) 12:47:10 :
- >>41 ありがとうございます!!頑張ります!
-
- 43 : 2013/10/13(日) 15:08:51 :
- 頑張ってください!
-
- 44 : 2013/10/13(日) 15:11:48 :
- >>43 ありがとうございます!!!
-
- 45 : 2013/10/14(月) 11:42:59 :
- アルミン「そうかな。ありがとう」
エレン「アニの格闘術だって努力の結晶だもんな!」
アニ「…………ま、努力しても上達しないのも…それも才能かもしれないね」
エレン「おい…なんで俺に向かってそれをいうんだ!?」
ミカサ「大丈夫。エレンは上達してる。ちょっとずつ…」
ジャン「はっはっは!言われてるな!」
エレン「うるせーな!お前だって格闘術苦手だろ!」
ジャン「んだと!俺は真面目にやってねーだけだ!」
エレン「積極的にライナーとかと組んでるくらいやる気満々じゃねーか!」
ジャン「ちげーよ!あれはライナーがボッチだから仕方なく組んでやってるだけだ!」
ライナー「え??」
ベルトルト(むしろライナーとジャンが組むようになってボッチにされてるのは僕なんだけどな…)
エレン「てめー!ライナーがそんな人徳ねーわけねーだろうが!ライナーに謝れ!」
ジャン「んじゃあまずはお前が俺様に謝れ!」
ガヤガヤ!ガヤガヤ…!
アニ(……はぁ…うるさいな)
-
- 46 : 2013/10/14(月) 12:00:22 :
- クリスタ「アニ、少し早いけどお風呂行かない?」
アニ「ん…そうだね。ここは騒がしいし…」
クリスタ「じゃあ行こう!」
アニ「まずは着替え取りに行かないとね。クリスタも部屋に戻るんでしょ?」
クリスタ「うん!ユミルとミーナも部屋で待ってるよ!」
ミカサ「クリスタ、私も行く」
クリスタ「あれ?エレンはいいの?」
ミカサ「エレンとジャンのいざこざはいつものこと。私もお風呂に入りたい。ので、一緒に行く」
クリスタ「うん!じゃあ行こっか」
アニ「サシャは……ああ、まだ食べてるのか」
ミカサ「あれは置いていこう」
クリスタ「うん」
-
- 47 : 2013/10/15(火) 10:56:31 :
- 部屋
ユミル「ん?来たか。今からならゆっくり出来るから早く行こーぜ?」
クリスタ「うん。体休めるのってお風呂しかないもんね!」
アニ「寝てれば休めるけど」
ミカサ「同意」
クリスタ「それは二人が素晴らしいからです」
ミーナ「そうそう。一般庶民の肉体とは違うの!」
ミカサ「……私たちはなにか違うのだろうか?」
アニ「さあ?まあ、私は特別かもね」
ユミル「いや、ミカサが特別じゃなかったら私らはなんなんだよ…」
アニ「別にいいじゃん。早く行こう」
クリスタ「そうだね。汗もいい加減流したいし」
-
- 48 : 2013/10/15(火) 13:38:21 :
- 支援
-
- 49 : 2013/10/15(火) 15:47:59 :
- >>48 支援ありがとうございます!
-
- 50 : 2013/10/15(火) 22:49:33 :
- お風呂
ミーナ「ああぁぁ~。極楽極楽♪」
ユミル「おっさんかお前は」
クリスタ「はあぁぁ~。極楽極楽♪」
ユミル「天使かお前は」
ミーナ「扱いの違いに抗議する!」
ユミル「却下します。黙りなさい」
アニ「あんたらはいつでもどこでもうるさいね」
ユミル「それはミーナだけだ」
ミーナ「一方的な見解だ!私はうるさくない!」
アニ「いや、そこは認めたら?」
ミーナ「最近アニが私に酷いことばかり言う~!」ウワーン!
クリスタ「それは信頼してるからこそ言えるんだよ」
ミーナ「え!?そうかな?そうなの?ねえ、アニ!」
アニ「………………まあ、ミーナなら何言っても大丈夫。っていう信頼はあるよ」
ミーナ「言葉のサンドバッグだ!」ガーン!
ミカサ「ふぅ…ほかほか♪」
-
- 51 : 2013/10/16(水) 14:53:09 :
- クリスタ「それにしても……」ジー
ユミル「ん?どうした?」
クリスタ「う~ん………みんな結構あるよね」ジー
ミーナ「あれれー?嫉妬かな~?」ニヤニヤ
ユミル「いやいや、クリスタは小さいからこそ可愛いんだぞ?自分を見間違えるなよ」
クリスタ「いや!なんでそんなに不公平に出来てるの!?この世界は!」
ミカサ「仕方ない。この世は残酷なんだから」
クリスタ「ミカサはそれが言いたいだけでしょ!」
ミーナ「でも残酷だよね?胸のことでここまで取り乱す女の子もいるんだから」
ユミル「なんなら私が揉んでおっきくしてやろーか?」ワキワキ
クリスタ「遠慮します」
アニ「はぁ…胸なんてあっても邪魔なだけだよ。戦うのに不向きだ」
ミーナ「そんなこと言って、アニも結構あるよね?」
アニ「……見るんじゃないよ」
ミーナ「お?恥ずかしがってます?」
アニ「私にだって羞恥心くらいあるよ」
ユミル「ミカサもあるよな?強さに比例してんのか?」
ミカサ「どうだろう?でも訓練生になってから大きくなったかも…」ザバー
クリスタ「わっ!ミカサ大きい!///」
ミーナ「そんな大胆に見せつけなくても…」
アニ「あんたには羞恥心がないのかい?」ハァ
ミーナ「でも待てよ?強さに比例してるのだとしたら、私もそれなりに強いんじゃあ…!」
ユミル「お前の胸は馬鹿に比例してんだよ。間違えるな馬鹿」
-
- 52 : 2013/10/16(水) 14:54:25 :
- 支援♪
-
- 53 : 2013/10/16(水) 15:04:02 :
- >>52 支援ありがとうございます!
-
- 54 : 2013/10/18(金) 00:16:06 :
- クリスタ「ね!ね!?触ってみてもいい!?」
ミカサ「構わない」
クリスタ「じゃ…じゃあ…失礼します…」サワ
ミカサ「……………」
ミーナ「ど…どう?」
クリスタ「わ…わぁ…///」モミモミ
ミカサ「………クリスタ…もうそろそろ…」
クリスタ「も…もうちょっとだけ…」モミモミ
ミカサ「……ん…ふぅ…///」
ユミル(まずい!なにがまずいのか理解は出来てないが、とにかくここはNGだ!私が止めねば!!!)クワッ!
-
- 55 : 2013/10/18(金) 00:21:16 :
- ユミル「く、く、くく、クリスタぁ!クリスタの胸も揉ませろー!!!」
クリスタ「ふわぁ!ちょっとユミル!今はミカサのマシュマロを堪能してるの…!うわわっ!」
ユミル「駄目だぁ!クリスタの胸は揉むほど無かったぁー!」
クリスタ「それは言うなぁー!!!」ウワーン!
ミーナ(ユミル…ナイス。もう少しで何かが変わるとこだった…)
アニ「…………………アホらし」
ミカサ「ふぅ…くすぐったかった…」
ミカサ(ちょっとのぼせたかも…///)
-
- 56 : 2013/10/18(金) 01:01:32 :
- ミーナ「………」ジー
アニ「………なに?」
アニ(なんかミーナの視線が…やらしい)
ミーナ「ユミル。お願いがあるの」
ユミル「…聞きたくないが、聞くだけ聞いてやる」
ミーナ「もしも…私がR18的な行動をしたら…止めてね…」
ユミル「…バカ野郎…!私はお前の願いを聞くほど…お人好しじゃねーぞ……!」クッ…!
ミーナ「ユミルなら出来るよね?………私はもうダメみたい…」
ユミル「やめろ…足を突っ込んだら抜けれなくなるぞ!どんどん飲み込まれてくぞ!」
ミーナ「いいの。…私は今日…ここに散る。出来れば…綺麗に散らせてね?ユミル…」
ユミル「……くっ…バッカ野郎…!」フルフル
ミーナ「………ありがとう。では…第104期生。ミーナ・カロライナ…」
ミーナ「アニの胸に…いやさおっぱいに…!参る!!!」ガバッ!!!
アニ「参らせるかアホ」ゲシ
ミーナ「がぶぅ!?………」
ユミル「………すげー。足一本でミーナの意思をねじ曲げやがった…」
クリスタ「ねぇ…ユミルはさっきから何に毒されてるの?」
ミカサ「………んー…」ボー…
-
- 57 : 2013/10/18(金) 01:14:57 :
- ミーナwwwおいwww
-
- 58 : 2013/10/18(金) 01:30:18 :
- >>57 コメントありがとうございます(笑)
-
- 59 : 2013/10/18(金) 01:42:35 :
- ミーナwwww
アニ強えぇwwww
-
- 60 : 2013/10/18(金) 02:02:09 :
- >>59 アニに掛かればミーナなんてこんなもんです(笑
-
- 61 : 2013/10/18(金) 02:10:47 :
- アニ「私はもう上がるよ。ミカサも上がった方がいいんじゃない?」
ミカサ「………うん。そうする…」ボー
クリスタ「ミカサふらふらだよ?大丈夫?」
ユミル(誰がそこまでさせたと思ってるんだ…)
ミカサ「大丈…ぶ…あっ…!」ツルッ!
アニ「ん?…ちょっ…!」
ばたーん!
アニ「………あんたさ…」
ミカサ「ごめんなさい…アニ…。大丈夫?」
アニ「あんたの方こそ大丈夫なのかい?そんなふらふらしてたら危ないじゃないか」
ミカサ「うん。すこし…手を借りてもいいだろうか…」
アニ「別に構わないけどさ。とりあえず…避けてくれない?重いんだけど…」
クリスタ(わあぁ…二人とも大胆…///)
ユミル(これは完全にアウトだろ。事故でもアウトだろ!)
ミーナ(ふ、二人とも…全部見えてる…!///)
ミカサ「あ、ごめんなさい。今避ける」
アニ「ふぅ。ほら、さっさと行くよ。水分もとった方がいい」テクテク
ユミル(…てかあれ。絶対頭ぶつけただろ。アニのやつ…)
-
- 62 : 2013/10/18(金) 09:18:45 :
- 脱衣場
ミカサ「ごく…ごく…ごく…」
アニ「………落ち着いた?」
ミカサ「…ごく…ごく…ぷはっ…。うん。ありがとう、アニ」
アニ「そっ。ならもう大丈夫だね。あんたはもう少しゆっくりしてから動きな。じゃあね」ヒラヒラ
ミカサ「………アニ…優しい…」ボソ
脱衣場から部屋までの廊下
アニ「……………」トコトコトコ
アニ「……………」トコトコトコ
アニ「……………」トコトコ…ピタ
アニ「………っつ~」頭さすさす
アニ「………あ、たんこぶ出来てる…」
-
- 63 : 2013/10/18(金) 09:37:52 :
- エレン「アニ、どうしたんだ?頭なんて押さえて」
アニ「…あんたか。なんでもないよ。それより、ジャンとのいざこざは終わった?」
エレン「ん?ああ、今はみんな風呂に行くってんで、ほとんどいないぞ?」
アニ「そ。ならすこし食堂に行こうかな」トコトコ
エレン「あ、アニって今日の復習に来ないのか?」
アニ「アルミンから聞いたんでしょ?ならその通りだよ」
エレン「ふーん。そっか」
アニ「じゃ…」トコトコトコ
エレン「あ、ああ…じゃ」
アニ(今日は一日疲れたな…。朝からミーナがうるさくて、昼間はミカサに敵対視されて、かと思えば次は友達になりたいって言ってきて。
やっと休めると思ったらお風呂であんなことになって…)
アニ「……………はぁ。突き放そうと思ってても、私はそんなに冷たい人間にはなれないよ…」
アニ(私はここで馴れ合っても意味がない。楽しいなんて思ってはいけない。嫌われもので、嫌われ続ければいい。
………でも、私も半端者だね。流されちゃって…この今の状況が…嫌いじゃない…)
アニ「………もっと冷たい人間になれれば…どんなに楽か…。あ、人間じゃないんだった」
アニ(でも…そういう願望くらい。もってもいいよね?今だけ…今だけだから…)
-
- 64 : 2013/10/18(金) 09:44:32 :
- 食堂
アニ「………誰もいない。珍しいね」
アニ「はぁ…疲れた…」
ミカサ「アニ?」
アニ「?………あんたか」
ミカサ「さっきはありがとう」
アニ「もういいよ。今朝まであんなに敵対視してたのに、調子狂うじゃないか」
ミカサ「……………アニ、相談がある」
アニ「………めんどくさい」
ミカサ「まあまあ、そう言わずに」
アニ「なんであんたの相談を聞かなきゃいけないのさ」
ミカサ「アニと関係あることだから」
アニ「……はぁ。いいよ。言ってみな」
ミカサ「単刀直入に言う。私はアニが好きになったようだ」
アニ「……………あっそ。ありがとう」
ミカサ「違う。友達としての好きを遥かに越えたところにある好きのこと」
アニ「うん。わかったよ。ミカサは疲れてるんだ。早く休みな」
ミカサ「アニ…押し倒したい」
アニ「夜も安眠出来なくなるじゃないか…」
-
- 65 : 2013/10/18(金) 09:51:58 :
- ミカサ「そこで相談。私はどうしたらいいのだろう?」
アニ「諦めが肝心だね」
ミカサ「それは無理っぽい。あなたが私を嫌いなのならそれは仕方ないことだけど…」
アニ「…そもそもエレンはどうなのさ?」
ミカサ「エレンは家族。そして仮にその様な問題なのなら一言言っておく。彼氏と彼女は別物」
アニ「あんたの考え方が怖いよ」
ミカサ「アニ、私の彼女になってくれないだろうか。私はアニを好きにしたい」
アニ「あんたの願望駄々漏れなんだけど?なんで私が好きにされなきゃいけないのさ?私にはそんな気はないからね。好きになってくれるのはありがたいけど、私がオーケーすることは無いよ」
ミカサ「では私はアニの胸を揉む機会がないと…!?」
アニ「私の胸を揉みたいがためなのかい。あんたはおっさんか…」
-
- 66 : 2013/10/18(金) 14:02:47 :
- ミカサ「でもアニの胸はいい形してる。一度は揉んでみたい」
アニ「………あんたそんなキャラだっけ?」
ミカサ「いや。これは普通のこと。みんなだってアニの胸を揉んでみたいと思ってるはず」
アニ「それはさすがに寒気がするね。てか、さっきから胸胸って何度も言わないでよ」
ミカサ「ということで、アニ、付き合ってください」
アニ「ごめんなさい」
ミカサ「むぅ…」
アニ「むくれたって駄目」
ミカサ「私は諦めない」
アニ「諦めてほしいよ」
ミカサ「ところで、これからエレンとアルミンと一緒に今日の復習をするのだけれど…」
アニ「行かないよ。もう二人にも誘われた。私は勉強が好きじゃないんだよ」
ミカサ「そう。でも勉強する場所は私たちの部屋」
アニ「…………はい?」
-
- 67 : 2013/10/18(金) 15:01:29 :
- 部屋
アニ「……………」
エレン「お!お邪魔してるぜ!」
アルミン「お邪魔します」
クリスタ「あ、アニ、ミカサ、おかえり!」
ユミル「寝る前には帰れよお前ら」
ミーナ「どうせなら勉強しようかなと」ハハ
ミカサ「始めよう」
アニ(………ゆっくり休みたかったのに、これじゃあ寝られない)
アニ「ま、いいや。ベッドにいよ」
エレン「アルミン、これわかんねー」
アルミン「それはさっきも教えたでしょ?僕が教えたことをちゃんと書いて覚えてよ」
エレン「いやいや。書いてるんだけど、いまいち理解が…」
ユミル「それはお前の脳みそが残念なだけだ」
ミーナ「はーい!私もわかりません!」
ユミル「ミーナはそれ以上に残念だからな」
クリスタ「ミカサ、これわかる?」
ミカサ「うん。これは~~~」ペラペラ
アニ「……………」
アニ(うるさい…)ハァ
-
- 68 : 2013/10/18(金) 15:08:57 :
- エレン「アニ!アニアニ!」
アニ「なにさ、うるさいなぁ」
エレン「これ、お前なら分からないか?」
アニ「勉強ならアルミンかミカサに聞きなよ」
エレン「アルミンはミーナ。ミカサはクリスタに教えてるから駄目なんだよー。な?ここだけ!頼む!」
アニ「はぁ…見せて」
エレン「サンキュー!ここだ!」
アニ「………これはここをこうして…わかる?」
エレン「ほうほう。全くだ!」
アニ「開拓地戻りなよ。あんた」
エレン「勉強なんて出来なくても開拓地には行かされねーよ」
アニ「なら勉強自体やめなよ」
エレン「いや、少しでも点数稼がなきゃな!」
アニ「座学もたいして点数にならないのに…よくやるよ」
エレン「出来るとこからやってかないとな!」
アニ「あっそ。ほら、ここを読みな。分かりやすく書いてるから」
エレン「おお!助かる!ありがとうな!」ニカッ
-
- 69 : 2013/10/23(水) 01:59:34 :
- クリスタ「アニってさ、本当に頭いいよね?勉強してないんでしょ?」
アニ「少しはしてるよ。それに、教科書見れば大体理解出来るじゃないか」
クリスタ「教科書に書いてるけど、内容が難しくて…。先生の説明を聞いてやっと理解出来るんだよねー。私は」ヘヘヘ
アルミン「でも本当に教科書見ただけで理解出来るなんて凄いよ。それなりの知識がないと理解するのは難しいよ?」
アニ「まあ、予備知識は確かにあるけどね。それに、わからないとこはちゃんと先生の説明を聞いてるし。けっかてきにはあんたらと変わらないよ」
エレン「コニーとも変わらないのか?」
アニ「………ごめん。コニーとは違うよ」
ユミル「あいつと同じやつなんて芋女か、そこのミーナくらいなもんだろ」
ミーナ「ええ!?私ってそんなに悪い!?」ガーン!
アニ「うん…」
ミーナ「アニまで!?」
ミカサ「みんな。そろそろ消灯の時間。エレンもアルミンも、戻った方がいい」
エレン「ん?もうそんな時間か」
アルミン「じゃあ僕たちは戻るよ。お邪魔してごめんね。おやすみ」
ミーナ「おやすみー!」
クリスタ「おやすみなさい♪」
アニ「ふぁ~」
アニ(やっと寝れるか…)
-
- 70 : 2013/10/23(水) 02:02:26 :
- やっぱりあれだ……
ツンだけのアニ最高!
-
- 71 : 2013/10/23(水) 16:12:56 :
- >>70 デレてないですかね?大丈夫ですかね?(笑
-
- 72 : 2013/10/29(火) 00:24:06 :
- 就寝
アニ「すぅ…すぅ…すぅ…」
ミーナ「アニ、起きてる?」
アニ「寝てる」
ミーナ「へ!?」
クリスタ「アニ、起きてる?」
アニ「………まだね」
ミーナ「私の扱い酷い!」シクシク
クリスタ「アニってさ、この生活楽しい?」
アニ「なにさ急に」
クリスタ「んー、もう私たち、訓練生になって一年以上経つでしょ?それでアニはあまり笑わないし、もしかしたら楽しくないのかなーって」
アニ「……それ、今聞くこと?」
クリスタ「あ、ご、ごめん!迷惑…ていうか、余計なことだったよね!ごめんなさい」アタフタ
アニ「………」
クリスタ「こんな夜中にする話じゃないよね?ごめんね!おやすみ!」
アニ「…ん。おやすみ」
アニ「……………」
アニ「……………クリスタ。起きてる?」
ミーナ「私は起きてるよ!」
アニ「聞いてない。寝ろ」
-
- 73 : 2013/10/29(火) 00:36:08 :
- クリスタ「お…起きてるよ?なに?」
アニ「ん……確かにさ。この一年。訓練ばかりで、終わったら質素なご飯食べて、周りは疲れてる人の気も知れないで騒いで、ゆっくり出来る時なんてたまにある休日か、お風呂と寝るときくらいなもんだよ」
アニ「そりゃあ、そん中で楽しいかって聞かれたら何も言えないさ。むしろ早く終わらせたいよ。………なにもかもね…。なにもかも全部ね…」
クリスタ「……だよね…」シュン
アニ「………でも皮肉だね。…訓練はいつまでもつまらないけど、一年以上も経つと、質素なご飯も、騒がしい奴等も、その空間も………悪くないと思えてくるよ」
クリスタ「…え?」
アニ「楽しくなんてないよ。でも、この生活も…まんざら悪いものじゃない。…そう思えてるよ。今はね」
ミーナ「それならもっと笑えばいいのに!」
アニ「私は表情には出ないんだよ。なんだったら笑わせてよ。別に我慢してる訳でもないし」
ミーナ「お!?これは私に重大な役割が与えられましたね!」ウキウキ
クリスタ「ふふ…。そっか。なんだか安心したような…でもなんか物足りないような感じだね」
アニ「あんた、見かけによらず贅沢だね」
クリスタ「そうかな?……うん。贅沢だから、私はアニの笑った顔が見てみたいな?」
アニ「それはミーナ次第だね。私を笑わせるのはミーナの役割みたいだから」
-
- 74 : 2013/10/29(火) 22:24:58 :
- ミーナ「私の役割がいきなりクリスタの希望に!?」
クリスタ「うん。じゃあ気長に待つね♪」
アニ「そうした方が懸命だね。当分は無理だろうけど…」
ミーナ「え…あまり希望持たれてない…?」
アニ「……もういいだろ?私は寝るよ」
クリスタ「うん。ありがとう。おやすみ」
アニ「おやすみ…」
ミーナ「おやすみー」
アニ(………この生活も悪くない。でも、好きになっちゃ駄目なんだ…。私は兵士である前に…戦士なんだから…)
アニ(悪くない………悪くない。このくらいならいいだろ?許してくれるよね?ライナー…ベルトルト…)
-
- 75 : 2013/10/30(水) 04:47:27 :
- 翌朝
ミーナ「アーニぃぃい!!!」
アニ「……………!」サッ!
ミーナ「わぷっ!…アニ!」
アニ「…なに、朝っぱらから…」ムス
ミーナ「私はアニの目覚まし時計なんでしょ!?だからこうして早めに起こしてきたの!」ムフー!
アニ「こんなに早くセットした覚えはないよ」
ミーナ「残念でした!全自動目覚まし時計だからセットはできませーん!」
アニ「…ふー。不良品を引き取ってくれる店ってどこだっけな?」
ミーナ「アニ!酷いよ!起こしてあげたのにぃ!」
アニ「はぁ…わかったよ。ありがとう。たまには早く食堂行くかな…」
ミーナ「うんうん!早起きは三文の徳!」
アニ「………?なにそれ?」
ミーナ「アニの辞書には早起き系のことわざが載っていない!?」
-
- 76 : 2013/10/30(水) 04:58:31 :
- アニ「顔洗ってくるから待ってて」
ミーナ「はーい!」
アニ「ん…」トコトコ
アニ(そういえば、ミーナの寝起きみたことないか。ま、私は基本最後に起きるからみんなの寝起きなんて見ないんだけど。ま、いつかは見れるか…)
アニ「…………ん?」
サシャ「あ、アニ、早いですね?」
アニ「ん…ミーナに起こされてさ。いい迷惑だよ」
サシャ「そうですか。まあ、ミーナは今日食事当番だから、早く起きたのではないですか?」ハハ
アニ「………あれ?食事当番って、もう行かないとまずいよね?」
サシャ「はい。でももうミーナは起きてるんですよね?それなら大丈夫ですよ!」
アニ「ふーん。………ミーナぁ!」
サシャ「ふわぁ!…びっくりした~」
ミーナ「はーい!どしたの?」
アニ「あんた犬みたいだね。てかあんた、今日食事当番でしょ?行かないの?」
ミーナ「んー。まだ時間あるし、アニを待つくらいならいいかなーって」
アニ「………あっそ。遅れても私のせいにしないでね」
ミーナ「わかってーるよぉ~♪」
-
- 77 : 2013/11/11(月) 00:45:32 :
- アニ「おまたせ。さ、行こう」
ミーナ「うん!あ、今日はアニが私の席とっておいてね?」スタスタスタ
アニ「えー。ていうかミーナ、あんたはいつもとってくれてないじゃん」スタスタスタ
ミーナ「それはアニが起きないから、私が起こすために席なんて取れないでしょ?」スタスタスタ
アニ「はぁ…あー言えばこー言う。わかったよ」スタスタスタ
ミーナ「ありがとー!大好きだよー!アニー!」ダキッ!
アニ「………椅子だけとっておいてねあげるよ。外に」
ミーナ「わわ!ごめん!抱き付かないからそれは勘弁して!」
アニ「さて、出来れば窓際がいいね」
ミーナ「ねぇ!それって外にいる私が見えるから!?許してくれたのか分からないからなんか言ってよー!」
アニ「ほら。当番はそっちでしょ」
ミーナ「うぅ…」
アニ「行ってらっしゃい。ミーナ」フリフリ
ミーナ「………うん!行ってきます!」タッタッタ…
-
- 78 : 2013/11/11(月) 00:50:39 :
- 食堂
エレン「お!今日はやけに早いな!おはよ!」
アルミン「おはよう。アニ」
ミカサ「おはよう」
アニ「おはよ。あんたらはいつもこんな時間からここにいるの?」
エレン「いやー、アルミンが早起きだから起こされるんだよ」
アルミン「エレンは起こさないとずっと寝てるでしょ」
ミカサ「私はエレンが起きてから起きる」
アニ「あんたは部屋が違うのにそんなこと出来るのかい」
ミカサ「エレンが起きればわかる。私を見くびらないでほしい」キリッ
アニ「見くびってないよ。ただ私の予想を越えてただけ」
ミカサ「そう。それよりアニ、一緒に食べよう」
-
- 79 : 2013/11/11(月) 00:56:24 :
- アニ「ん、後からミーナも来るんだけど、それでもいい?」
ミカサ「問題ない」
アルミン「席も二つ空いてるし、もう一つはミーナのために取っておこう」ニコ
エレン「今日はミーナが当番か。あ、だからアニがこんなに早起きなのか!」
アニ「ミーナに起こされたからね。本当はもっと寝てたかったよ」
アルミン「はは。たまにはいいんじゃない?」
アニ「ふぅ…ん?そういえば私が起きたときにはサシャも居たけど…まだ来てないね」
エレン「ああ、サシャは毎朝食料を下見してるぞ?」
アニ「下見?つまみ食いの間違いじゃなくて?」
アルミン「サシャは最初の頃はしてたんだけど、もうキース教官にこってり叱られたから、下見だけでもって妥協したんだよ」
アニ「下見しても食べられないのに…あいつの食欲は底がしれないよ」
-
- 80 : 2013/11/11(月) 00:59:28 :
- 久々に更新(笑
-
- 81 : 2013/12/01(日) 03:35:33 :
- ミカサ「ところでアニ。おはようのキスがまだだった」
アニ「なにをすでに日課のような口振りしてるのさ。これからもそんなことはしないよ」
ミカサ「では、おやすみの一揉みは…」
アニ「どんだけ揉みたいのさ。ミーナのでも揉んでなよ」
ミカサ「だめ。私はアニの赤くなってる顔がみたい」
アニ「あんたの言動。昨日より酷くなってるよ」
エレン「なんか…女子トークをこんなとこでされると照れるな」ハハ
アルミン「そ、そうだね」(なんでエレンはそんなことを平然と言えるんだよ)
アニ「別にそんなんじゃないよ」
ミカサ「そう。これは恋人同士のイチャつき」
アニ「誤解を招く言い方はやめて」
ミカサ「言葉を選ぼう。これは私がアニの身体を私のものにするための努力」
アニ「本当、食えないね。あんた」
ミーナ「はーい!みんなぁー!ご飯出来たよー!」
エレン「ミーナが当番だと、面倒見のいいお姉ちゃんみたいだな」ハハ
ミカサ「私がお姉ちゃんになろう」
アニ「あんた。そこはブレないね」
ミカサ「え?もしかして…嫉妬?」キュン
アニ「キュン。なんてしてんじゃないよ」
-
- 82 : 2013/12/06(金) 18:13:28 :
- ミーナ「いやー、係りだと元気出るよね~」
アニ「そう?私は面倒なだけだけど…」
ミカサ「アニのエプロン姿はあまり見ていなかった。次は記憶に残しておこう」
アニ「やめて」
ミーナ「でも係りだと自然と声も出るし、楽しいじゃん」ニコッ
アニ「じゃあ私の時は変わってよ」
ミカサ「だめ。私の目の保養を邪魔はさせない」ゴゴゴ
ミーナ「なんで睨まれるの…」アセアセ
ミカサ「睨んだつもりはない。ごめんなさい」
ミーナ「そんな謝られるとこっちが悪く思っちゃうよ!大丈夫、気にしてないから」ワタワタ
アニ「………なにしてんだか」ハァ
エレン「……………」ムー
アルミン「もしかして…寂しいの?」ニヤニヤ
エレン「ば、バカ!そんなことねーよ!」
アルミン「ま、ミカサが僕たちと違うテーブルで食べるなんて初めてだもんね」
エレン「そんなの関係ねーよ!」フン
-
- 83 : 2013/12/06(金) 18:29:48 :
- アニ「今日はあれがあるよね。なんだっけ?ひたすら走らされるやつ」
ミーナ「あー、あれは苦手だな~。すっごく疲れるんだもん!」
ミカサ「でも雨が降ってる日よりはまし」
ミーナ「雨が降ってる時なんて最悪!シャワーくらい浴びさせてほしいよ!」
アニ「そのあとは立体起動か」
-
- 84 : 2013/12/06(金) 18:39:50 :
- アニ「面倒だね」
ミカサ「アニ。一緒の班になったらよろしく」
アニ「やだよ。また競うなんてごめんだね」
ミーナ「ねぇ、アニっていっつもツンツンしてるけどさ。デレデレとかはしないの?」
アニ「デレデレ?」
ミカサ「アニをデレデレさせるのは私の指名」
アニ「なに言ってるの?あんたら」
ミーナ「いや、ツンデレってあるじゃん?アニはツンツンしてるから、いつかはデレデレするはずなんだけどなー」
アニ「そんなありえないこと考えてないで、さっさと食べなよ」
ミーナ「ね!一回でいいから、か、勘違いしないでよね!///って言ってみて!」
アニ「やだ」
ミカサ「一度でいい。一度でいいから」
アニ「あんたまでかい。やだよ」
ミーナ「お願い!」
アニ「……………」
ミーナ「……………」ワクワク
ミカサ「…………………」ワクワク
アニ「…………………」ハァ
アニ「………………勘違いしないでよねー」棒読み
ミーナ「キタァァァ!!」
ミカサ「……………………っ!」パクパクパク
-
- 85 : 2013/12/06(金) 18:48:20 :
- アニ「なに?がっかりした?」
ミーナ「それはそれでいい!」
ミカサ「興奮した!いや、欲情した!」
アニ「その言い方やめて」
アニ(……一人…やっかいなのが増えたな…)
アニ「………ま、退屈しないか…」
ミーナ「お!?なになに!?アニちゃんは私達になにか思うところが!?」
アニ「ない。勘違いするんじゃないよ」
ミーナ「気持ちこもってるー!」
ミカサ「もらいましたー!」
アニ「もういいよ。訓練の準備してくる」スタスタスタ
ミーナ「あー!」
ミカサ「アニ、待って!」
アニ(……………うん。ま、こういうのも…楽しいかな)
アニ(このままこんなのが続けば………ううん。そんなのも後…二年くらい…か)
-
- 86 : 2013/12/06(金) 18:50:21 :
- ひとまずここで一区切りつけます!
また書くもの無くなったらこの続編を書くので、覚えていたらまた読んでください!(笑
-
- 87 : 2013/12/26(木) 18:30:53 :
- よかったです(ノ´∀`*)
アニ可愛い( 〃▽〃)
-
- 88 : 2018/07/03(火) 07:37:28 :
- エレンもアニが好きなのか?
- 著者情報
- 「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場