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リヴァイ「The last message of Christmas」
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- 1 : 2014/01/26(日) 15:09:58 :
- リヴァイがタイムスリップ...?!
リヴァイの不思議なクリスマスのお話です
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- 2 : 2014/01/26(日) 15:10:17 :
- 目覚めると、旧調査兵団本部にいた
どういうことだ?
寝た時はまだ、新リヴァイ班のヤツらといたはずだが...
チッ...
なんなんだ?
全く理解できない
面倒くせぇな
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- 3 : 2014/01/26(日) 15:10:31 :
- それにしても...寒い
ウォールシーナと同じくらいか、それ以上か...
どういうことだ
今は何日だ?
何時何分か...?
大体夕方くらいだろうか
よくわかんねぇな
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- 4 : 2014/01/26(日) 15:10:44 :
- それにしても本部の周りとても静かだ
物音1つもしねぇ
逆に気持ちわりぃ...
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- 5 : 2014/01/26(日) 15:10:55 :
- そして、懐かしい
アイツらと過ごした時間がよみがえる
一緒にいた場所
一緒に話した場所
全てが懐かしく思えた
別にそんなにも時が経った訳ではないのに
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- 6 : 2014/01/26(日) 15:11:13 :
- これは夢かなんかか...?
夢なら...
もう少し覚めないでいい、そう心のどこかで思った
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- 7 : 2014/01/26(日) 15:11:24 :
- 寒い...
とりあえず室内に入る
誰もいないはずなのに、なにか温もりを感じた
気持ちわりぃ
とりあえず、食堂に向かう
そういえば、俺はいつ兵団服に着替えたんだ?
全くとして、記憶がねぇ
やっぱり、これは...
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- 8 : 2014/01/26(日) 15:11:36 :
- 「ちょっと、オルオ!もっと、しっかり掃除してよね?」
「うるせぇな、ペトラ。お前こそ、早く料理を作れ」
「おいおい、お前ら。もっと、しっかりできないのか?」
「俺らはなんも変わってないな」
「変わってないのはオルオだけ!」
「はぁ?なんだとー!」
「もぅ、早くしなきゃ兵長が来ちゃうでしょー」
「口じゃなくて、手を動かす!」
-
- 9 : 2014/01/26(日) 15:12:01 :
- 耳を疑った
誰かの声...アイツらだ
間違いない
聞き慣れた声
ずっと、近くで聞こえた声
そして...もう近くにはない声
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- 10 : 2014/01/26(日) 15:12:12 :
- 「しっ!静かにして、今、足音聞こえなかった?」
「そうか?聞こえなかったが」
「それは、オルオがうるさいから!」
「もう、来たのか?」
「どうだろう...」
「それなら、なおさら早く準備しろっ」
「まだ、料理できてないよー」
「ペトラ、落ち着け」
「グンタも、早く椅子並べてー」
「あぁ、あとちょっとだ」
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- 11 : 2014/01/26(日) 15:12:24 :
- なんだ?
アイツらがこの扉の向こうにいることは確かだ...
だが、何をしているんだ?
扉を開ける
そこには...
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- 12 : 2014/01/26(日) 15:12:35 :
- リヴァイ「...っ!?」
ペトラ「兵長?!うわっ!!」
ペトラが驚いた拍子に手に持っていたケーキを落とす
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- 13 : 2014/01/26(日) 15:12:48 :
- オルオ「おい!ペトラ、何やってるんだ!?」
ペトラ「だって、だって...兵長が急に目の前に現れたから....驚いて....」
エルド「はぁ...ま、落としたものは仕方ない」
グンタ「他にも料理はあるしな」
オルオ「だが、よりによってケーキだぞ、ケーキ」
ペトラ「ほんと、ゴメン...」
エルド「だから、落ち着けと言っただろうが」
ペトラ「うぅ...//」
何を言ってるんだ
全く理解できない...
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- 14 : 2014/01/26(日) 15:13:05 :
- リヴァイ「おい、お前ら...これはどういう状況だ?」
ペトラ「えーっと...その、なんといいますか///」
エルド「これは...兵長の夢です」
リヴァイ「夢?」
グンタ「はい、夢です。兵長の夢に乗り込んじじゃいました」
リヴァイ「乗り込んだ...」
オルオ「その通りです。夢の中で...兵長に会いにきました」
リヴァイ「なんでだ?」
ペトラ「なんで、と言われたら、会いたかったからというしかありませんが...」
ペトラ「今日は兵長の特別な日ですから」
リヴァイ「特別な日?」
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- 15 : 2014/01/26(日) 15:13:16 :
- ペトラ「今日、夢の中はクリスマスですよ」
グンタ「ま、俺らが勝手にクリスマスにしちゃったんですけどね」
リヴァイ「それが...どうした?」
ペトラ「だから、言ってるじゃないですか。今日はクリスマスです」
ペトラ「つまり...兵長の誕生日です」
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- 16 : 2014/01/26(日) 15:13:31 :
- ペトラ「お誕生日...おめでとうございます」
エルド「本当なら現実の世界でお祝いしたかったです」
エルド「ですが...」
そうか
通りで寒い訳だ
誕生日...
そんなのお祝いされたことなんてねぇな
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- 17 : 2014/01/26(日) 15:13:44 :
- グンタ「これは何度もいいますが、夢です」
グンタ「兵長が目をさませば...終わってしまいます」
リヴァイ「そうか...」
オルオ「だから、夢が終わるまで楽しみましょう」
ペトラ「ケーキはないですけど...たくさん料理もありますしね」
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- 18 : 2014/01/26(日) 15:13:58 :
- エルド「あれですよ、最後の晩餐みたいな感じです」
グンタ「やっぱ、ケーキ食べたかったなー」
ペトラ「もぅ、グンタったら....謝ったのにー」
オルオ「まぁ、ケーキの分だけ酒がある!」
エルド「そうだ、ケーキのことを忘れられるくらい飲むぞー」
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- 19 : 2014/01/26(日) 15:14:09 :
- コイツらは...
今までなんにも変わっていなかった
昔と同じだった
変わったのは...
俺だった
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- 20 : 2014/01/26(日) 15:14:21 :
- エルド「と、いうことで兵長の誕生日を祝して、かんぱーい!」
「かんぱーい!!」
オルオ「ふぅ、やっぱお酒飲むのって、いいですねぇー//」
グンタ「生き返ります!」
オルオ「本当に生き返ればいーんですけどね...」
ペトラ「もう、オルオ。そーいう暗い話しないでよね」
オルオ「・・・すまねぇ」
エルド「でも...やっぱ、死からは逃れられないからな...」
グンタ「俺さえ、生きてれば...女型を倒す戦力になれたのにな、本当にすまねぇ」
ペトラ「グンタまで...」
エルド「まぁ、結果は誰にも分からなかった。今更後悔しても遅いがな」
エルド「後悔しないっていうのも無理な話だ」
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- 21 : 2014/01/26(日) 15:14:42 :
- はぁ、やっぱりだ...
俺らに「楽しい時間」なんてもんはこねぇーんだな
今も、きっとこの先もー
どこにいようと、何を考えようとも、ついてくるのは「死」のみだ
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- 22 : 2014/01/26(日) 15:14:57 :
- ペトラ「あぁーーーー、もう!そんな暗い話しないでよ!」
ペトラ「そんなこと忘れられるくらい飲む!」
ガッ!!
ペトラが急に立ち上がる
そして、手に持った酒を飲み始める
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- 23 : 2014/01/26(日) 15:15:08 :
- エルド「おい、ペトラっ!?」
ペトラ「プッファーーーー。もう...ダメ//」
一気飲みをしたペトラは、顔を赤くしていた
もともと酒が強いタイプではなかったが...
ペトラ「ほら、あんたらも飲め!//」
もう酔っぱったのか、足取りが不安定だった
みんなのコップに酒をつぐ
そして、俺にも
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- 24 : 2014/01/26(日) 15:15:33 :
- ペトラ「へいちょーも、どうぞっ...ヒック」
リヴァイ「・・・」
黙ってコップを傾ける
ニッカァーっとペトラは笑う
まるで、子供みたいに
ペトラ「はーい、どーぞぉ//」
リヴァイ「すまねぇな」
ペトラ「いえいえー//ヒックッ!」
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- 25 : 2014/01/26(日) 15:15:44 :
- グンタ「よっしゃぁー、俺もペトラに負けないくらい飲むぞ」
オルオ「俺もだ、お前らなんかに負けねぇーからな!」
エルド「それなら、勝負するか?」
ペトラ「いいよ、私、まだまだ飲めるしー」
オルオ「俺だって、飲むぞ。よっしゃ、もっと酒もってこい!」
グンタ「俺ら、何も変わってねーな」
ペトラ「そうだね//」
ペトラ「でもさ...これでいーんだよ!」
ペトラ「うん、これでいーの//」
エルド「よし、飲むぞー!」
一同「おぉーーー!」
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- 26 : 2014/01/26(日) 15:15:56 :
そうだ
これでいいんだ
このままで...
ふと、窓の外を見る
太陽が沈みかかり、夜の始まりを告げていた
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- 27 : 2014/01/26(日) 15:16:09 :
- あれから何時間たったんだ?
コイツらはヘロヘロに酔っぱらっていた
酒臭い...
オルオ「ヒック...へいちょぉぉおー」
エルド「もう...俺ダメです」
グンタ「俺もだ...」
ペトラ「暑い...」
リヴァイ「おい、お前ら大丈夫か?」
オルオ「俺、もぅ...zzz」
エルド「・・・」
リヴァイ「チッ...」
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- 28 : 2014/01/26(日) 15:16:23 :
結局寝ちまうんだな
ま、コイツららしいが
1人1人に毛布をかけてやる
全員...寝たか?
ペトラ「うん...」
ペトラに毛布をかけてやっても、すぐに落とす
はぁ...
ペトラ「へいちょー、暑いから毛布はいりませーん///」
-
- 29 : 2014/01/26(日) 15:16:33 :
コイツ、酔いやがって
めんどくせぇな
ペトラ「あのぉ、もし良かったら...外に連れて行ってくれません?」
ペトラ「暑くて...」アハハ
ペトラが苦笑いをする
顔が赤かった
リヴァイ「仕方ねぇーな...行くぞ」
ペトラ「はーい//」
足取りが不安定なペトラは俺の後をふらふらとついてきた
まるで、生まれたての子鹿のようだった
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- 30 : 2014/01/26(日) 15:16:41 :
外に出る
12月だからか...寒い
ペトラ「うぅ、寒い」
リヴァイ「戻るか?」
ペトラ「酔いが覚めてちょうどいいくらいで...」
ペトラ「もう少しここに居たいです//」
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- 31 : 2014/01/26(日) 15:16:53 :
そういうと、ペトラは地面に座って空を見上げていた
俺も何も言わずに隣に座る
ペトラ「星...奇麗ですね」
リヴァイ「あぁ」
ペトラ「でも、月がもぅあんなところにある...」
ペトラ「夜明けはもうそこまで来ていますよ」
リヴァイ「・・・」
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- 32 : 2014/01/26(日) 15:18:16 :
- 夜明け
それは、新たな始まりであり...
この時間の終わりを告げる
まだ夢でもなんでもいから覚めないでほしい、そう心で思った
ペトラ「私、星...結構好きなんですよ」
リヴァイ「そうか」
ペトラ「調査兵団に入った理由の1つに、星を見たいっていうのがあって...」
ペトラ「私の住んでいた家でも...少しは星が見えたんです」
ペトラ「それで、壁の外に出たら真っ暗だから、もっとたくさんの奇麗な星が見えるのかなって思ったんです」
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- 33 : 2014/01/26(日) 15:18:19 :
- 夜明け
それは、新たな始まりであり...
この時間の終わりを告げる
まだ夢でもなんでもいから覚めないでほしい、そう心で思った
ペトラ「私、星...結構好きなんですよ」
リヴァイ「そうか」
ペトラ「調査兵団に入った理由の1つに、星を見たいっていうのがあって...」
ペトラ「私の住んでいた家でも...少しは星が見えたんです」
ペトラ「それで、壁の外に出たら真っ暗だから、もっとたくさんの奇麗な星が見えるのかなって思ったんです」
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- 34 : 2014/01/26(日) 15:18:40 :
- 2連続でゴメンナサイ!
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- 35 : 2014/01/26(日) 15:18:51 :
- ペトラ「こうやって、考えるとバカな理由ですけどね...」
リヴァイ「別に俺はそれでいいと思うが」
リヴァイ「入った同期はなんであれ...お前は立派な兵士だった」
ペトラ「兵長にそう言ってもらえるなんて...嬉しいです//」
ペトラ「あと...星と同じくらい好きなものがあって...」
ペトラ「花が好きなんです」
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- 36 : 2014/01/26(日) 15:19:01 :
- リヴァイ「花...?」
ペトラ「はい。父が...花を育てるのが趣味で」
ペトラ「春になると家の周りにたくさんの花が咲くんです」
ペトラ「いい大人の男性が、花を育てるのが趣味だなんて変ですけど...」
ペトラ「それでも、私のコトを愛してくれる立派な父です」
ペトラ「最後に...父にお礼が言えれば良かったんですけどね」
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- 37 : 2014/01/26(日) 15:19:12 :
- ペトラの目はどこか遠くを見ているようだった
愛おしそうで、悲しそうで...
守ってやりたい...そう思った
ペトラ「兵長...私が死んだ後...父は何か言っていましたか?」
リヴァイ「・・・」
ペトラ「迷惑...かけてしまったのかもしれませんね。スイマセンでした」
リヴァイ「いいや...娘思いの良い父親だと思う」
ペトラ「ありがとうございます//」
リヴァイ「なら、1つ聞いてもいいか?」
ペトラ「はい」
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- 38 : 2014/01/26(日) 15:19:22 :
- リヴァイ「お前は父親に手紙を書いたそうだが...」
ペトラ「あ!あれは...そのぉ....//」
リヴァイ「別に話したくないなら、話さなくて良い」
ペトラ「あはは...//なら、秘密です」
ペトラ「それにしても、兵長」
リヴァイ「なんだ?」
ペトラ「今日はいつもより喋りますね」
リヴァイ「俺はいつも、よく喋る」
ペトラ「生きてる時に...もっと兵長と喋っておけば良かったです//」
ペトラ「あぁーあ。もったいない事しちゃったなぁー」
-
- 39 : 2014/01/26(日) 15:19:36 :
- そういいながら、ペトラは立ち上がる
そして空を見上げる
ペトラ「もう朝はそこまできていますよ」
ペトラ「これで...お別れです」
ペトラ「今まで本当にありがとうございました...」
ペトラ「兵長にはたくさんのコトを教わり、感謝してもしきれないくらいです」
ペトラ「本当に...」
ペトラ「本当に、ありがとうございました//」
-
- 40 : 2014/01/26(日) 15:19:50 :
- ペトラはそのまま、ドコかへ行ったかと思うとすぐに戻ってきて俺の前に越を降ろした
そして、俺の前に一輪の花を出してきた
ペトラ「ユウゼンギクという花です」
ペトラ「私の家の庭にもよく咲いていたんです」
ペトラ「花言葉は...」
ペトラ「さようなら、私の恋よ...です」
ペトラ「これで意味...分かっていただけます?//」
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- 41 : 2014/01/26(日) 15:20:07 :
- ペトラが顔を赤くして、こちらを見てくる
そして、俺の手を握る
ペトラ「人類の勝利を心から祈っております」
ペトラ「貴方に敬意を示して...」
急にペトラは立ち上がり、敬礼をした
ペトラ「あなたのこと...あの世から見守っていますから」
-
- 42 : 2014/01/26(日) 15:20:22 :
- ニコッと笑うペトラを朝日が照らしていた
とても眩しかった
そして、俺の頬には一筋の線が出来た
悲しかったわけじゃない
嬉しかったわけじゃない
俺には...わからねぇ
ただ...
心に決めた事がある
俺は...
巨人を必ず絶滅させる....!
そう心に誓うと...
目の前が真っ暗になった
誰かに呼ばれるような感覚...
何だこれは...
いったい....?
----------
--------
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-
- 43 : 2014/01/26(日) 15:20:33 :
- 「リヴァイ?ねぇ、リヴァイ?!」
「兵長、大丈夫ですか?」
「兵長、リヴァイ兵長!?」
気づくと、そこは俺のベッドだった
昨日の記憶と繋がる
そうだ...俺は普通にココで寝て...
ん...?
どうしたんだ?
-
- 44 : 2014/01/26(日) 15:20:43 :
- サシャ「あぁー。目、覚めたみたいですね」
ヒストリア「兵長...大丈夫ですか?」
ジャン「俺、ものすっごく心配してたんですよ」
エレン「うるせーな、ジャン」
ジャン「あぁ?何だやるのか、エレン?」
ミカサ「2人とも...うるさい」
リヴァイ「チッ...長い夢を見ていたみたいだ」
ハンジ「そりゃぁ、長い夢だよ。何時間寝てるのかっての!」
-
- 45 : 2014/01/26(日) 15:20:53 :
リヴァイ「すまない...」
エレン「リヴァイ兵長...」
リヴァイ「なんだ?」
エレン「なんで...花なんて握ってるんですか?」
リヴァイ「あぁ?」
手を見る...
青紫の花を握っていた
何だこれは...
-
- 46 : 2014/01/26(日) 15:21:03 :
- ハンジ「うわ、リヴァイ、気持ち悪ww」
リヴァイ「削ぐぞ」
ハンジ「すいませんでしたぁー」
ハンジ「なら、私たちは先に食堂で待ってるからね」
ハンジ「もぉー、心配して損したよ」
コニー「あはは...」
ハンジ達が外に出て行く
それにしても...
この花はなんなんだ?
思い出せそうで思い出せない
今までに味わったことのないような不思議な感覚
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- 47 : 2014/01/26(日) 15:21:12 :
- エレン「兵長...?」
リヴァイ「なんだ?」
エレン「もしかして...泣いてます?」
リヴァイ「あぁ?」
エレン「あ、いえ...何でもありません」
リヴァイ「おい、エレン」
エレン「はい!」
リヴァイ「俺は...必ず巨人を絶滅させる...!」
エレン「私もです」
リヴァイ「あぁ」
-
- 48 : 2014/01/26(日) 15:21:22 :
- 今日からは...
俺たちが進撃する番だ...
そして...俺は巨人を必ず絶滅させる
窓から暖かい朝日が差し込む
おい...お前ら
俺らの勝利を...
見守ってろよな
巨人を絶滅させるまでは、まだあの世にはいけねぇ...
だからそれまで...
ゆっくり休んでろ
end
-
- 49 : 2014/01/26(日) 18:56:11 :
- めっちゃよかったですーー!!涙腺崩壊!!
-
- 50 : 2014/01/26(日) 19:53:43 :
- 乙!!!!
いい作品!!!!!
-
- 51 : 2014/01/26(日) 21:57:33 :
- ありがとうございます!
-
- 52 : 2014/01/27(月) 19:07:51 :
- 感動!
-
- 53 : 2014/01/31(金) 18:40:52 :
- マジで涙出た
-
- 54 : 2014/02/01(土) 19:51:30 :
- ありがとうございます!
これからも頑張ります//
-
- 55 : 2014/02/02(日) 17:56:40 :
- rinnkaさんの作品、大好きです♥︎
これからも応援してます!
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