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チンピラ「虎の威を借る狐」

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  1. 1 : : 2020/04/03(金) 00:24:37
    チンピラ「」スタスタ



    チンピラ2「お、おい。本当に行くのか?」



    チンピラ「あ?当たり前だ。これ以上奴に調子に乗らせてたまるかって」




    チンピラ3「やめておいた方がいいぞ。」




    チンピラ「あのよ。俺は奴を遠くから見たことあるが、女みたいに小さかったじゃないか?」





    チンピラ「あのチビのどこが強いってんだ?どうせ姑息な手を使っているんだろ?」







    チンピラ4「‥やめとけ‥死ぬぞ?」






    チンピラ5「あぁ‥お前も知ってるだろ?酒場の店主が腕相撲で瞬殺されたって‥」





    チンピラ5「それに喧嘩無敗なのはこの辺の奴らなら誰だって知っていることだぞ。目撃者もたくさんいるし」






    チンピラ「はっ‥俺は地下街に来たばかりだからな。そんなのは知らないぜ」







    チンピラ6「やめろ!!勝てるわけがない!!アイツは地下街の伝説の男だぞ!?」






    チンピラ「伝説ってのは過大評価になるだろ?お前らがよく話していた切り裂きケニーってのも俺は見たことないぞ?」






    チンピラ7「その話はやめておけ。お前‥マジで暗殺されるぞ‥」






    チンピラ8「お前も多少は腕に自信があるようだが‥世の中には本当の化け物がいる。」






    チンピラ「それは俺も同じだ。俺は今まで喧嘩に負けたことがない。奴と同じだろ?」






    チンピラ9「貴族の坊ちゃん達を倒してきたお山の大将のお前と、奴とではまるで次元が違うと思うが‥」







    チンピラ「あぁ!?なんだと!?俺の強さはお前らをフルボッコにして証明してやっただろ!?」






    チンピラ「まだやり足りないってのか!?え!?」







    チンピラ10「そこまで言うならもう俺たちは止めない。だが後悔するなよ?これはお前の選択したことだ」







    チンピラ「ふっ‥上等だよ。奴を血祭りにして、俺がNo. 1だって事を地下街の連中に示す。そして今度は地下街に来て不正なことをしに来る憲兵共を片っ端からぶっ潰してやる」






    チンピラ全員(コイツいいヤツなのか悪いヤツなのか分からないな‥)










    チンピラ「ハッハッハッハッハッハッ!!!!!せいぜい楽しみにしとけよ!!!!」バタン←ドアの音











  2. 2 : : 2020/04/03(金) 00:31:12
    チンピラ(地下街最強の男とチンピラ共からも、憲兵からも恐れられているリヴァイ‥)スタスタ





    チンピラ(だが‥見た目はただの小生意気なチビ男‥あんな奴が強いだと?そんなの信じられるかって)スタスタ






    チンピラ(俺は自分の目で確かめるまで信じないぞ。そもそもこの俺様が負けるわけないんだよ)スタスタ







    チンピラ(‥この辺りか‥リヴァイ達が住処にしている所は‥)スタスタ







    チンピラ(この辺だけやけに綺麗だな‥地下街でこんなに綺麗な場所はねぇ‥)スタスタ






    チンピラ(そういえばリヴァイは潔癖症だと誰かが言っていたな‥まさか奴らがここを掃除したってのか?)スタスタ












    リヴァイ・ファーラン・イザベル「」スタスタ









    チンピラ「!」スタスタ





  3. 3 : : 2020/04/03(金) 00:48:46
    チンピラ(いたいた‥間違いない‥リヴァイと‥その取り巻き2人か‥)スッ




    チンピラ(下調べはしっかりしてるんだよ‥長身のヒョロ男とチビ女)





    チンピラ(あんな弱そうな奴らがよくこの地下街で今まで生き延びてこれたな‥)








    リヴァイ・イザベル・ファーラン「」ダッ!!!!←走る







    チンピラ「なっ!?」ダッ!!!!









    チンピラ(まさか尾行に気づかれたのか!?くそっ!!!逃してたまるかよ!!!)ダッ!!!









    チンピラ「おい!!!待ちやがれ!!!俺と戦え!!!」ピタッ!!!









    チンピラ「は?行き止まり‥奴らはどこへ」(まさか隠し通路でもあるって言うのかよ‥)








    リヴァイ「おい」





    チンピラ「!」クルッ!!!







    リヴァイ「何のつもりだ?人の事つけやがって‥」







    チンピラ(は?今コイツどこから現れた‥あぁ‥)







    チンピラ「そうか‥立体機動装置だな」






    リヴァイ「‥」








  4. 4 : : 2020/04/03(金) 00:56:27
    イザベル「兄貴!!!コイツもやっつけちまおうぜ!!!」




    ファーラン「リヴァイ。どうする?」





    リヴァイ「そうだな‥」






    ドン!!!!ドン!!!!!!









    イザベル・ファーラン「!?」バラバラッ!!!!!








    ファーラン(ピストル二丁‥撃たれたのか!?)スッ






    ファーラン(いや‥出血はしてない‥外したのか?)








    イザベル「あ、あれ!?アンカーが飛び出ないぞ!!!」ガチャ!!!







    ファーラン「おい‥」(立体機動装置を狙ったのか‥しかもあの早撃ちでこの精密射撃‥)








    チンピラ「どうする?リヴァイ?お仲間はもう飛び回れないぜ?」





    チンピラ「お前1人だけ逃げるか?ふふふ‥」ガキンッ!!!!!!








    チンピラ「!?」バッ!!!!!










    リヴァイ「ピストルはそれで全部か?」






    チンピラ(アンカーで俺のピストルを弾きやがった‥俺と同レベルの早撃ち‥しかも奴の場合は立体機動装置だぞ‥)







    リヴァイ「次は頭を撃ち抜くぞ‥」






    チンピラ「安心しろ‥弾はあるがピストルはもうねぇよ」





    ファーラン「どうせナイフを使うんだろ?そう言う輩ばかり見てきたから俺たちには分かるぜ」






    イザベル「そうだぜ!!俺たちにはそういうのは通用しないんだからな!!!」







    チンピラ(コイツら2人は俺の早撃ちに対応出来てなかった‥装置を撃たれたのも気付くのが遅かった‥しかもガキ臭い‥)






    チンピラ(だが‥コイツは違うようだな)






    リヴァイ「あ?何ジロジロ見てやがる?」






  5. 5 : : 2020/04/03(金) 01:02:15
    チンピラ「そいつらの立体機動装置を破壊したのはお前を逃さないためだ」バサッ!!!!




    イザベル「え!?なんでコイツ裸になったんだ!?」





    ファーラン「‥筋肉ムキムキのおっさんのパンツ姿なんて見たくなかったぜ」






    チンピラ「俺はまだ25歳だ!!!おっさんじゃねぇ!!!」







    リヴァイ「‥俺はノーマルだぞ?」





    チンピラ「そう言う事じゃねぇよ!!!俺とタイマンで素手の勝負をしろ!!!」






    イザベル「へ、変態なのか!?」





    チンピラ「ガキは黙ってろ!!!リヴァイ!!!俺はお前と戦いたい!!!そして俺が勝って地下街最強の男は誰かを思い知らせてやる!!!!」








    リヴァイ「はぁ‥仕事の前に‥手間取らせるなよ」







    イザベル「そうだぜ!!!俺たちは今から調査兵団の奴らをぶっ飛ばしに行くんだからな!!!」







    ファーラン「この馬鹿め!!余計なこと言うんじゃねぇよ!!!」







    イザベル「あ‥わりぃ」







    リヴァイ「分かった‥受けてやるよ」






    チンピラ「お前ならそう言うと思ったぜ」








    リヴァイ「ファーラン、イザベル。お前らは周囲を警戒しろ」








    イザベル「おう!!!任せろ!!!」スタスタ






    ファーラン「了解‥」スタスタ









  6. 6 : : 2020/04/03(金) 01:07:57
    ー少し離れたところー



    イザベル「ったく‥あの野郎‥立体機動装置を壊しやがって‥」




    ファーラン「予備はいくらでもあるんだ。むしろ今まで損傷しなかったのが不思議なくらいだ」





    イザベル「そりゃ‥今までは間抜けな憲兵ばかり相手にしてきたからな」






    ファーラン「あぁ‥まさかピストルでピンポイントで装置を銃撃されるとはな」





    イザベル「兄貴‥大丈夫かな?」





    ファーラン「ん?」





    イザベル「アイツ‥変人だけど強いぞ‥分かるだろ?」






    ファーラン「そうだな。でもリヴァイなら大丈夫だ。リヴァイの強さも俺たちはよく知ってるだろ?」






    イザベル「でも‥怪我でもしたら‥大事な仕事に支障が出るだろ?」






    ファーラン「安心しろ。それより俺たちはリヴァイの言われた通り周囲に敵がいないか索敵だ」






    イザベル「そ、そうだな」











  7. 7 : : 2020/04/03(金) 01:14:12
    リヴァイ「‥」





    チンピラ「くっくっくっ‥部下を逃したのは正解だったな」



    チンピラ「俺はすぐに頭に血が上るからなぁ‥お前だけじゃなくてお前の部下もめちゃくちゃにしちまうところだったぞ?」






    リヴァイ「何を勘違いしている?アイツらには索敵を任せただけだ」





    チンピラ「へぇ‥俺はてっきりそれは建前かと思っていたが‥随分と部下を信用しているんだな」






    リヴァイ「部下じゃねぇ‥仲間だ」






    チンピラ「‥笑わせるなよ‥何が仲間だよ?そんな甘いこと言ってるとこの地下街では生き残れないぜ?」





    チンピラ「この地下街で信頼できるのは自分の力のみ。強さこそここでは正義だ」







    リヴァイ「そうだな‥だがお前は出会わなかったかもしれないが‥俺はこんな劣悪な環境でも仲間に恵まれた」







    チンピラ「よくそんな戯言をほざけるな。どっちが上か‥分からせてやるぜ!!!!」ブォォン!!!!!






    リヴァイ「!」スカッ!!!







    チンピラ「ハッハッハッ!!!!!逃すか!!!!」ブォォン!!!!ブン!!!!ブン!!!!!








    リヴァイ「」スカッ!!!スカッ!!!!ビュン!!!!!








    チンピラ「おらおらっ!!!どうした!?逃げ回ってるだけじゃ俺には勝てないぞ!!!!!」ブォォン!!!!!ブォォン!!!!








    リヴァイ「」グルングルン!!!!!








    チンピラ「おおっ!?」ブォォン!!!!









    リヴァイ「」スタッ!!!








  8. 8 : : 2020/04/03(金) 01:20:55
    チンピラ「なるほどねぇ‥まるで体操選手並みの動きだな‥」




    チンピラ「そりゃそうか‥普段から立体機動装置を使いこなしてるもんな‥へっ‥お前の強さのカラクリが分かったよ」





    リヴァイ「俺の強さのカラクリだと?」





    チンピラ「立体機動機動装置ってのは小柄で体重の軽い奴ほど有利だろ?」





    リヴァイ「それがどうした?」





    チンピラ「お前は運良く憲兵から立体機動装置を奪ってそれを悪用した。お前の強さは立体機動装置あってこそのものだ。違うか?」






    リヴァイ「‥立体機動装置を使い出したのはつい最近の話だが?」







    チンピラ「噂ってのは大袈裟になるものだ。俺はお前は素手の喧嘩じゃ弱いと見た。おおかた武器を使って卑怯なことばかりしてきたんだろ?」







    リヴァイ「妄想が好きなようだな」






    チンピラ「減らず口を叩けるのは今のうちだぞ!!!!!あとで死ぬほど後悔させてやる!!!!!!」ブォォン!!!!!!









    リヴァイ「!」ガシッ!!!!







    チンピラ「ぐっ!?」メキッ!!!!!









    チンピラ「こ、この!!!離せ!!!!!」バッ!!!!!







    リヴァイ「ほぅ‥」







    チンピラ(なんだ今の力は‥一瞬で振り解かなかったら‥俺の腕は折られていただろう)ズキッ!!!




    チンピラ(‥)









    リヴァイ「どうした?来ないのか?」







    チンピラ「そうか分かったぞ‥ドーピングだな?」






    リヴァイ「は?」




  9. 9 : : 2020/04/03(金) 01:35:18
    チンピラ「この体格差で俺様が力負けするわけねぇ‥考えられるのはただ一つ」



    チンピラ「お前がドーピングというインチキをしたという可能性しか考えられない」




    リヴァイ「呆れた奴だな‥俺はドーピングなんて一切やったことない」





    チンピラ「嘘をつけ。どうせ薬漬けの体なんだ。長くはもたないだろ!!!!!」バキッ!!!!!









    リヴァイ「ったく‥面倒な奴だ」








    チンピラ「!?」ドサッ!!!!









    リヴァイ「どうした?立てよ?」







    チンピラ(ダメだ‥顎を強烈な蹴りで‥もう立たない‥むしろ失神しなかったのは奇跡だ)プルプル







    リヴァイ「お前のような喧嘩自慢にはもう興味がねぇんだよ。今の俺には明確な目標がある。」






    チンピラ「‥何を言ってやがる?」






    リヴァイ「やらなければいけない事が見たかったんだ。お前も下らない戦いごっこなんてやめて本気で何かやったらどうだ?」






    チンピラ「馬鹿言うな‥俺は本気で今まで力を求めてきたし‥俺に歯向かう奴らは全員返り討ちにしてやったさ」






    チンピラ「‥今日は初めて敗北した‥」






    リヴァイ「そうか‥」






    リヴァイ「俺はもう行く。そしてもうここには戻ってこないかもな」






    チンピラ「‥地下街から出ていくってのか?」





    リヴァイ「‥」





    チンピラ「勘違いをしているのはお前の方だな‥お前たちの居場所はここなんだ。地上に出れば憲兵だけじゃなくて駐屯兵や調査兵団もいる。それに憲兵が本気になってお前らの討伐隊を組めば、地上にいられなくなるぞ?」







    リヴァイ「‥そいつはどうかな?」







    チンピラ「‥いいか?上手い話なんてのは情弱者を騙すためにある。お前らが何を企んでいるか知らないが、それはお前らを不幸にするだけだぞ?」







    チンピラ「お前も気付いているんじゃないのか?」






  10. 10 : : 2020/04/03(金) 01:39:58
    リヴァイ「やけに詳しいな‥お前まさか‥元兵士だったのか?」




    チンピラ「‥」





    リヴァイ「忠告どうも。だが俺たちは前に進むだけだ」





    チンピラ「お前の力は分かった‥だがあの2人は違う。アイツらはただお前の力に頼ってるだけだ」






    リヴァイ「‥何が言いたい?」





    チンピラ「ただの足手まといだよ。お前1人の方が良いに決まっている。いいか?足を引っ張るような輩は仲間じゃねぇ」








    リヴァイ「お前と俺とでは価値基準が違うようだ。俺からもアドバイスをしてやろう」







    チンピラ「アドバイス?」







    リヴァイ「中途半端な力を持っている奴は早死にするぞ」






    チンピラ「‥」











    リヴァイ「じゃあな‥」スタスタ









    チンピラ「‥あの2人に言っておけよ!!!お前らが特別なんじゃなくて!!!特別なのはお前だけだ!!!!」






    チンピラ「くれぐれも自分が特別だと勘違いするなと!!!!いずれ取り返しのつかない事になるってな!!!!」









    リヴァイ「」スタスタ






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power

筋力@賢者タイム( ^ω^ )

@power

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