ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

この作品は執筆を終了しています。

夕陽に照らされながら二人愛を誓い キスを交わす

    • Good
    • 0

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2019/10/21(月) 06:17:56
    夕陽に照らされながら二人愛を誓い
    翼が重なる

    終盤編後編です。
    ラストです。

    前編です↓
    http://www.ssnote.net/archives/81314


    中編です↓
    http://www.ssnote.net/archives/81315

    終盤編前編です↓
    http://www.ssnote.net/archives/81327
  2. 2 : : 2019/10/24(木) 00:13:53
    ここは……俺は生きているのか…

    ミカサ 「おきて…エレン!」

    ミカサか…なんだ?

    ミカサ 「アルミンがまた意地悪な奴にいじめられてる!」

    本当か!今行く!

    と言うかミカサ…お前背縮んだか?

    ミカサ 「何言ってんの!早く行かなきゃ!」

    あれ?ここ覚えてるぞ…シガンシナ区…?

    ここも…あそこも…やっぱりシガンシナだ

    ミカサ…よく見たら子供じゃあねーか…

    ミカサ 「着いた!ほら!」

    アルミン 「僕は殴らないよ!」

    アルミン 「人とは争いたくない…」

    悪ガキ 「虫けらが!」

    アルミン!?やめろ!

    アルミンに手を出すな!!

    悪ガキ 「エレンか!なら問題ないな」

    ミカサ 「…」ダッダッ

    悪ガキ 「み…ミカサもいるぞ!」

    悪ガキ 「にげろ!」ダッダッ

    どうだ!アルミン!俺を見て逃げていったぞ!

    アルミン 「…いや…多分ミカサを見て逃げたんじゃないかな…」

    アルミン 「ありがと!エレン」ニコ

    おう!俺らは親友だろ!

    アルミン 「うん!勿論だよ!」

    手に持ってるのは…本か?

    アルミン 「うん!」

    アルミン 「見てみて!これがこうで〜」

    ミカサ 「ふふw」

    そうだ…これは俺らが小さかった時の記憶…

    俺は…この三人と一緒に居る事が…幸せだった…

    アルミン…俺がお前を変えちまったのか…
    アルミン…これは訓練だからそういう態度になっているのか…分からない…なんでそんな風になってしまったのか…でも…家族で親友である…この俺が…
  3. 3 : : 2019/10/24(木) 00:14:46
    ミカサ 「おきて!エレン!」

    ミカサ…俺は起きてるぞ

    ミカサ 「おきて!」

    ミカサ 「目を…覚まして」

    だから…見ろ!起きてるぞ!

    アニ 「おきて!」ユサユサ

    あれ?アニ?

    アニ 「エレン!」ユサユサ

    エレン 「う…ん…」

    アニ 「はぁ…やっと起きた」

    エレン 「あ…アニ…」

    アニ 「…心配した…」

    エレン 「ここは…」

    アニ 「滝つぼに落ちた所にちょうど良い感じの洞窟があったから…そこに今いる」

    エレン 「そう…か…」

    アニ 「ユミルは?落ちてこなかったけど…」

    エレン 「ユミルは…俺を逃がすために…」

    アニ 「…そう…まぁ落ちて来ないから…薄々思ってたけどね…」

    エレン 「…わりぃ」

    アニ 「しょうがないよ」

    エレン 「お前…ビショビショじゃあねーか」

    アニ 「当たり前でしょ…川に落ちたんだから」

    アニ 「あんたも濡れてるからね」

    エレン 「そうか…はは」

    アニ 「身体は動ける?」

    エレン 「あ…ああ…なんとかな」スク

    アニ 「待ってて…さっき火消えちゃって…また火をつけるから」

    エレン 「ありがとう…」

    火をつけるアニ

    エレン 「もう夜か…」

    アニ 「うん…」

    エレン 「あったけぇな…」

    アニ 「…そうね」

    エレン 「寒いか?」

    アニ 「少し…」

    エレン 「ならもっとこっち来いよ」

    アニ 「…いいの?」

    エレン 「…おう」

    アニ 「うん…」サッ

    エレン 「…」

    アニ 「…」(暖かい)

    エレン 「…腹…減ったな…」

    アニ 「…私も…」

    エレン 「…どうするか」

    上官7「ようエレン…お目覚めか?…」スタスタ

    エレン 「上官さん…」

    エレン 「…」サッ

    構えるエレン

    上官7 「おっと…戦いはやらないぞ?」

    エレン 「…」

    アニ 「エレン…大丈夫…」

    エレン 「アニ…」

    アニ 「この人が…滝つぼから落ちたエレンを救ってくれたの…」

    エレン 「そうなんですか…でも何故…」

    上官7「事情はアニから聞いた…」

    上官7 「お前も大変だったな」

    上官7 「ほらよ…鹿の肉だ」ドサ

    エレン 「…いいんですか?」

    上官7 「もちろん…俺はもう食べたから全部食べていいぞ」

    エレン 「ありがとうございます…」

    アニ 「私焼くよ」

    エレン 「頼む…」

    上官7 「あとこれ…監視上官に頼んで持ってこさせた着替えだ」ドサ

    エレンアニに訓練兵の制服を渡す

    エレン 「ありがとうございます…」

    上官7 「おう!風邪ひくなよ」

    アニ 「はい」

    上官7 「今日はもう遅い…とりあえず寝て明日話をしよう…」

    上官7 「俺は寝る…もちろん気まずいだろうから…お前らの視界からは消える事にする…」スタスタ

    エレン 「はい…ありがとうございます」

    アニ 「おやすみなさいです」

    上官7 「おーう」スタスタ
  4. 4 : : 2019/10/24(木) 00:15:21
    エレン 「あの人は味方として見て良いのか?」

    アニ 「うん…とりあえず今は」

    エレン 「そうだな…とりあえず今はな」

    アニ 「…」シュル

    服を脱ぎ始めるアニ

    エレン 「は!はぁ!?ちょ!ちょっと待て!」

    アニ 「…なに?」

    エレン 「おまえ!ここで着替えるのか!?」

    アニ 「そうだけど?」

    エレン 「いや!恥ずかしくないのか?」

    アニ 「あんたがこっちを見なきゃ良いだけ」

    アニ 「まさか…見るの?」

    エレン 「い…いや!見ねぇけど!?」

    エレン 「さすがにビックリするわ!」

    アニ 「…スケベ」

    エレン 「…うるせ!!見ないから!」

    アニ 「はいはい…そっち向いててね」シュル

    エレン 「お、おう…」

    アニ 「…ふふw」

    エレン 「…」(くっそ…ビックリするだろ…あー意識してる俺がいて嫌いだ!)

    エレン 「…」(考え事をしよう…ジャンが一頭…ジャンが二頭…)

    アニ 「…終わったよ」

    エレン 「…」(ジャンが25頭)

    アニ 「…?エレン?」

    エレン 「…うお!?ジャン!?」

    アニ 「…ジャン?ジャンがどうかしたの?」

    エレン 「い…いや…ジャンは関係ねぇよ」

    エレン 「着替えてるお前に意識しないようにジャンを馬として数えてただけだ…」

    アニ 「ふふwなにそれ」

    アニ 「アンタもそう言うのには意識するんだね」

    アニ 「訓練しか頭にないかと思ってた…」

    エレン 「はぁ!?なんだよそれ!ひでー!」

    アニ 「ふふwごめんね」

    エレン 「…なんか疲れた…俺も着替えるわ」

    アニ 「…じゃあ私お肉焼いてるね」

    エレン 「…おう」

    しばらくして

    エレン 「着替えたぞー」

    アニ 「あ…ほらお肉焼けたよ」

    エレン 「マジか!ありがと!」

    アニ 「どういたしまして」

    エレン 「頂きます!」パク

    アニ 「頂きます」パク

    エレン 「うめーな」パクパク

    アニ 「そうだね」パク

    ______

    星見岳頂上

    アルミン 「ただいま」

    ミカサ 「空…綺麗だね…」

    アルミン 「うん…」

    空を見上げたらそこには辺り一面の星が見えていた

    アルミン 「…とりあえずご飯にしよう」

    ミカサ 「そうね」

    ジャン 「…腹減った」

    クリスタ 「…あ…アルミン達!」

    ミーナ 「ご飯出来てるよ」

    ライナー 「うまいなぁ」パクパク

    ベルトルト 「ほんとだね」パクパク

    サシャ 「うひょーい」パクパク

    コニー 「うめー!」パクパク

    アルミン 「ありがと!頂きます」パクパク

    ミカサ 「頂きます…」パクパク

    クリスタ 「…アルミン…後で話があるんだけど」

    アルミン 「…わかった…」

    ミーナ 「…」

    ____
  5. 5 : : 2019/10/24(木) 00:15:54
    食べ終わり

    アルミン 「なんだい?話って」

    クリスタ 「…ユミルは?」

    アルミン 「…どうゆうこと?」

    クリスタ 「コニーから聞いたよ…ユミルが来たって…」

    アルミン 「…そう…」(コニーやっぱり言ったか…でもそれも想定内…)

    クリスタ 「それにエレンも…」

    アルミン 「…アニは…元々ミカサを倒すのが目標だったてのは…聞いてないよね?」

    クリスタ 「…なに…それ…?」

    アルミン 「この訓練が始まってからアニはミカサを倒すことを考えて行動していたらしい…嘘だと思うならジャンに聞いてみればいい…」

    クリスタ 「…なんでアニはミカサを…」

    アルミン 「ミカサは一番強いからね…だから倒そうって思ってたけど…1人だと倒せないからアニは上官を連れてきたのさ…」

    アルミン 「それで…エレン達は上官達に倒され…負けた…」

    アルミン 「僕達も戦ったけど…ね」

    クリスタ 「…そう…エレンが…」

    クリスタ 「でも…なんでユミルとアルミンは戦ってたの?」

    アルミン 「…訓練してたのさ…ある程度やらなきゃキース教官に何されるかわからないからね…監視上官もいる訳だし…」

    アルミン 「別に本気で訓練してた訳じゃあない…タオルは取らないようにしてね」

    アルミン 「そして…みんなで軽く訓練してた所…アニが裏切り…上官達を連れてきた…」

    アルミン 「その戦いでなんとか勝ったけど…ユミルとエレンとマルコが…脱落した…」

    クリスタ 「…ユミル…」ウツムク

    アルミン 「ごめんね…クリスタ…」
  6. 6 : : 2019/10/24(木) 00:16:19
    アルミン 「こんな時にあれだけど…君にこれを渡しておきたい…」サッ

    クリスタ 「…これは…ネックレス…」

    アルミン 「…君の話を聞いて…1人で公園に行って探して見つけたんだ…渡すべきか迷って…それはエレンとの思い出の品…だから…渡したら…悲しい気持ちになるかなって思って…ね…」

    アルミン 「…」(僕もバカだなぁ…最初からこうすれば良かったんだ…何をあんなに必死でネックレスを埋めようとしてたのかなぁw)

    クリスタ 「…ありがとう」ニコ

    アルミン 「クリスタ…君にはもう…悲しい涙は似合わないよ…だから僕が…君をずっと守るから…もう泣かないで欲しい…」

    クリスタ 「…アルミン…」

    アルミン 「この星のように…僕が君の人生を輝かせるから…」

    アルミン 「…僕は…君が好きだ…必ず幸せにするから…君が僕のことを…少しでも気になるのなら…付き合って欲しい」

    アルミン 「お願いだ…」

    クリスタ 「…ありがとう」

    クリスタ「でもね…私はやるべき事がある…伝えなきゃいけない人がいるの…」

    クリスタ 「この意味…分かるでしょ?」

    アルミン 「…」

    クリスタ 「ごめんね…」

    アルミン 「…そう」

    アルミン 「…もしエレンが…君のことを振ったら…君は僕の所に来てくれる?」

    クリスタ 「…私はエレンしか見えないの…」

    クリスタ「もし振られても私は…エレン以外の人を好きになる事なんて多分出来ない…それぐらい…エレンが好きだから…」

    アルミン 「…そ…う…」

    クリスタ 「…ごめんね…アルミン…」

    アルミン 「…うん」

    アルミン 「…ありがと…クリスタ…」

    アルミン 「…今日はもう…寝なね…」

    クリスタ 「うん…じゃあおやすみ」スタスタ

    アルミン 「…」

    アルミン 「…おわった…」ドサ
    倒れるアルミン

    アルミン 「今までの…僕の計画は…なんだったんだ…」ポロポロ

    アルミン 「…う…うう…」ポロポロ

    アルミン 「強いな…」ポロポロ

    アルミン 「強いよ…想いが…強過ぎるよ…」ポロポロ

    アルミン 「なんで…エレンなんだ…」ポロポロ

    アルミン 「どうして!?どうして!?僕じゃあないんだ!?」

    地面を叩くアルミン…地面を叩いたその音は鈍い音がし…すぐに消える…虚しさその物だった

    アルミン 「目標が消えた…皆との信頼も消えた…全て消えた…今僕にできること…」

    アルミン 「…こうなったのも…全部…アイツが悪いんだ…アイツが…アイツが…!」

    アルミン 「…復讐だ…」

    アルミン 「…エレン・イェーガー…覚えてろ…この訓練でお前を必ず…僕の手で倒す!」スタスタ

    ______
  7. 7 : : 2019/10/24(木) 00:17:47
    クリスタ 「…ふぅ」スタスタ

    ミーナ 「ひぐっ」ポロポロ

    クリスタ 「わっ!」

    ミーナ 「ひぐっ」ポロポロ

    クリスタ 「み!ミーナ!?どうしたの?なんかあったの?」

    ミーナ 「…私!もう我慢できないよォ」ポロポロ

    ミーナ 「…でも…これを言っちゃうと…アルミンに…怒られちゃうよぉ…」ポロポロ

    クリスタ 「ど…どうしたの?」

    ミーナ 「ごめんねぇ…さっきのアルミンとの話を聞いてたの…」ポロポロ

    ミーナ 「私…私…クリスタの友達なのにぃ…」ポロポロ

    ミーナ 「ごめんねぇ…」ポロポロ

    クリスタ 「ちょ!ちょっと…ミーナ!」

    クリスタ 「しっかりして!聞いてたことは別に気にしてないから!」

    ミーナ 「違うの…私…クリスタに隠し事してる…」ポロポロ

    クリスタ 「な…なに?ミーナ」

    ミーナ 「怒らないで聞いて欲しいの…」ポロポロ

    クリスタ 「怒らないから!泣き止んで?」

    ミーナ 「…うん…」

    ミーナ 「…」ヒグヒグ

    クリスタ 「…落ち着いた?」

    ミーナ 「…うん…」

    クリスタ 「無理そうなら話さなくてもいいからね?」

    ミーナ 「…ううん…私はクリスタの友達…黙っておく事なんて出来ない…話すよ」

    クリスタ 「…うん」

    ________

    エレン 「ご馳走様」

    アニ 「ご馳走様」

    エレン「よし!食べ終わったし…そろそろ寝るか!」

    アニ 「そうだね」

    エレン 「じゃあ…おやすみ」

    アニ 「…ねぇ…」

    エレン 「うん?なんだ?」

    アニ 「…一緒に…寝ない?」

    エレン 「どうしたんだ?」

    アニ 「…だめ?」

    エレン 「…いや…まぁいいけど…」

    アニ 「ありがと…」スッ

    エレン 「お…おう…」

    アニ 「…暖かい」

    エレン 「…そうだな」

    アニ 「…」(私…今…エレンを独り占めしてる…)

    アニ 「…」(対人格闘はエレンと二人だけど…周りには皆いるから…)

    アニ 「…」(ちょっと…甘えてもいいよね…)

    エレン 「…」(なんか緊張するな…)

    エレン 「…あ…そう言えば…ネックレスユミルから貰ったんだけどな…」

    アニ 「…うん」

    エレン 「また無くしちまったんだよな…」

    アニ 「そうなんだ…」

    エレン 「川にでも…流されたのかな…」

    アニ 「…そう…それじゃ探せないね…」

    エレン 「まぁ…しょうがねえか…今度クリスタに会ったら謝っとくか…」

    アニ 「そうだね…」

    ______
  8. 8 : : 2019/10/24(木) 00:18:16
    ミーナはクリスタに自分の知ってること全て話をした。
    アルミンやユミル…アニやミカサが協力したという話をし…ミカサは付き合ってないという事を…


    ミーナ 「…」

    クリスタ 「…そう…だったんだ…」

    ミーナ 「…ごめん…本当に…」

    クリスタ 「…じゃあエレンは…付き合ってないんだね…」

    ミーナ 「ミカサとは付き合ってないと思う…」

    クリスタ 「…でも…じゃああの時のキスは…どうゆうことなの?」

    ミーナ 「…私は公園の出来事を見てないから…そこら辺は…よくわからない…」

    クリスタ 「…そっか…」

    ミーナ 「…本当にごめんなさい…」

    ミーナ 「ミカサにお願いされたってのもそうだけど…エレンが本当に危ない時…クリスタか…ミカサか…と考えた時…私はミカサなら助けられる確率はクリスタより高いって…考えて…」

    クリスタ 「…確かに…私はミカサよりは弱いからね」

    ミーナ 「でも…こんなやり方は…間違っている…」

    ミーナ 「でも…ミカサやアルミンやユミルにクリスタにこの話をするのはダメって言われていたから…言いたくても言えなかったの…」

    ミーナ 「…だけど…今日…クリスタがエレンに対しての気持ちが…まだあって…とても大きくて…私は話を聞いていて罪悪感しかなかったの…」ポロポロ

    ミーナ 「それでも…黙ってようとしたけど…さっきのアルミンとクリスタの会話を聞いていたら…もう私…耐えられなくて…」ポロポロ

    ミーナ 「…だから…正直に話そうって決めた…」ポロポロ

    ミーナ 「本当に…ごめんなさい…」ポロポロ

    クリスタ 「…顔を向いてミーナ」

    ミーナ 「…」

    クリスタ 「私は怒ってないよ」ニコ

    ミーナ 「…」

    クリスタ 「正直に言ってくれてありがとう」

    クリスタ 「…私は…エレンの事を諦めようって考えたけど…やっぱり無理だった…」

    クリスタ 「だから…絶対に振られるってわかっていても…エレンに最後に告白をしようって決めてたし…でもね…」

    クリスタ 「ミーナのお陰で…希望が見えてきたよ」ニコ

    ミーナ 「…クリスタ…」

    クリスタ 「付き合ってないなら!私にだってチャンスはあるんだよね!」

    ミーナ 「…うん!」

    クリスタ 「公園の出来事は…エレンに聞けばいいだけ!私…頑張る!エレンは脱落しちゃったけど…次会った時に言うよ!」

    ミーナ 「…応援してるよ!クリスタ!」

    クリスタ 「このネックレス…」シュ

    ネックレスをつけるクリスタ

    クリスタ 「…またつけることが…出来たよ…」

    ミーナ 「似合ってるよ…クリスタ」ニコ

    クリスタ 「とりあえず今日はもう寝よ?」

    ミーナ 「そうだね!」

    ミーナ 「…」(ありがとうクリスタ…私…正直に言って…良かったぁ)

    ベルトルト 「…」

    ライナー 「…」

    ______
  9. 9 : : 2019/10/24(木) 00:18:54
    そして朝になった

    エレン 「Zz」

    アニ 「起きて…」ユサユサ

    アニ 「朝だよ」ユサユサ

    エレン 「う…うん…もう朝か…」ファー

    アニ 「うん…朝ごはん作って置いたから…」

    エレン 「お…本当か…ありがとな」

    アニ 「どういたしまして」

    そして朝ごはんを食べ終わり

    エレン 「…ふぅ」

    アニ 「…これから…どうするの?」

    エレン 「…星見岳に行く…」

    アニ 「…ホント?」

    エレン 「ああ…」

    アニ 「…クリスタに会いにいくの?」

    エレン 「それもある…ユミルと約束したからな…でも…それ以外にやる事がある…」

    アニ 「…アルミンの事?」

    エレン 「…まぁな…アルミンともう一度…話をする…」

    アニ 「…そう」

    エレン 「アニ…俺に協力してくれないか?」

    アニ 「…いいよ」

    エレン 「…ありがとな」

    アニ 「…でも恐らく…ミカサやアルミン…ライナーやベルトルトがアンタを…無事に事が終わる事は無いよ?」

    エレン 「それでも行くさ…」

    アニ 「…わかった」

    上官7 「話はまとまったみたいだな」スタスタ

    エレン 「上官さん…」

    上官7 「エレン…俺はミカサを倒す…」

    上官7 「仲間がやられたからな…その仇だ…」

    上官7 「…文句ねぇか?」

    エレン 「…これは訓練です…何をしようが文句は無いです」

    上官7 「…決まりだな…」

    上官7 「少しの間だが…俺らは味方だ」

    エレン 「…お願いします」

    上官7 「おう!俺は先に偵察がてら行く…なぁに馬鹿みたいに攻撃を仕掛ける訳じゃあねぇから安心しろ…その時また作戦を決めようぜ」

    エレン 「わかりました…それではまた後で…」

    上官7 「おう!」ダッダッ

    エレン 「俺らも行くか?アニ」

    アニ 「ええ」

    ______

    アルミン 「おはようみんな」

    ミカサ 「おはよう」

    ライナー 「おはよう」

    ベルトルト 「おはよう」

    ジャン 「ああ」

    コニー 「おうー」

    サシャ 「おはようございます」

    ミーナ 「おはよー」

    クリスタ 「おはよう」

    アルミン 「早速だけど…今日の行動をみんなに話すよ」

    アルミン 「とりあえずミカサとライナーとジャンは下山して欲しい」

    アルミン 「ミカサが皆に指示をして行動させて」

    ミカサ 「わかった」

    ライナー 「わかった」

    ジャン 「おう」

    アルミン 「残りの人は僕と一緒にここに待機でお願い」

    コニー 「おう!」

    サシャ 「わかりました!」

    ミーナ 「うん」

    ベルトルト 「うん」

    クリスタ 「…」

    ______
  10. 10 : : 2019/10/24(木) 00:19:30
    アルミン 「…ミカサ達は行ったし…僕もそろそろあれを用意しよう」

    クリスタ 「アルミン」

    アルミン 「…クリスタ…なんだい?」

    クリスタ 「おかしくない?」

    アルミン 「なにが?」

    クリスタ 「私たち以外の人は脱落したんでしょ?」

    アルミン 「…そうだね」

    クリスタ 「わざわざミカサを山から下ろす必要がないと思うけど…」

    アルミン 「せっかく自由になれたんだから…もう少しゆっくりしてもいいかなって思ってね…」

    クリスタ 「そう…でもこれは訓練だよ…出来るなら早く終わらせなきゃ…」

    アルミン 「…それはエレンに会うためかい?」

    クリスタ 「…それもある…」

    アルミン 「そっか…クリスタ…ネックレス着けたんだね…」

    クリスタ 「うん…アルミンのお陰でまた…着ける事が出来たよ」

    アルミン 「…そう」

    アルミン 「…でも…君は振られる…エレンはミカサと付き合っているから…」

    クリスタ 「…」イラ

    クリスタ 「そうだとしても…告白するよ」

    アルミン 「…そう」

    アルミン 「でも今日はここで一日を過ごす…」

    クリスタ 「…わかった」

    ______

    星見岳 頂上入り口前


    ミカサ 「とりあえずアニ達は今日来るかもしれないからここで待ち伏せする」

    ジャン 「わかった」

    ライナー 「…おう」

    ______

    星見岳に向かうエレンとアニ

    エレン 「…」ダッダッ

    アニ 「…」ハァハァ ダッダッ

    アニ 「…う」ズキ

    アニ 「…エレン…ちょっとストップ…」ハァハァ

    エレン 「アニ…大丈夫か?」ピタッ

    アニ 「…ちょっと…足が…」ズキ

    エレン 「…痛むのか?」

    アニ 「…昨日の戦いと…滝つぼに飛び込んだ時…上手く着水できなかったのが…原因かも」

    エレン 「…そうか」

    アニ 「…足引っ張ってごめん…」

    エレン 「…何言ってんだ…ほらよ」

    そう言ってエレンはしゃがんだ

    アニ 「…なに?」

    エレン 「担いでやるから…乗れよ」

    アニ 「…恥ずかしい」

    エレン 「何言ってんだよ…上官待ってるかもしれないから…早く乗れよ」

    アニ 「う…うん」ストッ

    エレン 「よし!行くぞ!」スタスタ

    アニ 「…私…重いよ?」

    エレン 「え?軽いぞ?」スタスタ

    アニ 「…そ…う…ありがと//」

    エレン 「流石に走ると危ねぇから…歩くけど…」スタスタ

    アニ 「…うん//」(そういえば昨日からエレンと二人きりなんだよね…エレンの背中…走ったから熱いけど…なんか…気持ちいい…)

    アニ 「…」(これが男の人の背中なんだね…エレンお風呂入ってないのに…なんかいい匂い…)

    アニ 「…」(って言うか…私もお風呂入ってないじゃん…臭うかも…エレン…私の汗臭い匂い我慢してるのかな…)

    アニ 「ね…ねぇ…」

    エレン 「うん?」

    アニ 「…私…汗臭いかも知れない…お風呂入ってないから…」

    エレン 「うん?そんな事ねぇぞ?」

    エレン 「って言うか担いだ瞬間…甘い香りがしていい匂いだぞ」

    アニ 「…そ…そう…ならいいけど…」

    アニ 「…」(本当に恥ずかしい…けど…嬉しい…)

    エレン 「…」スタスタ

    アニ 「…」(誰にも見られてないなら…ちょっとの間だけでも…女の子に…なっても…いいよね…)
  11. 11 : : 2019/10/24(木) 00:19:59
    アニ 「…」キュ

    アニは軽くエレンの服を握った

    アニ 「…ねぇ…エレン」

    エレン 「うん?なんだ?」

    アニ 「…今ここで言うのも…アレだけど…多分今しかないと思っているから…言うね…」

    エレン 「なんだ?」

    アニ 「…私は…貴方と出会えて…良かった…」

    アニ 「私を女の子扱いしてくれたのは…エレン…貴方だけだった…」

    アニ 「私は…戦士になるのが嫌だ…普通の女の子になりたかった…だけど…それは駄目な事なの…」

    アニ 「でも貴方と会って…私は…」

    エレン 「アニ?何言ってんだ?」

    アニ 「…ごめん…上手く人に伝えることが出来なくて…不器用みたい…」

    アニ 「エレン…しっかり聞いてね…」

    アニ 「…」(伝えよう…上官7にも言われた様に…後悔ないように…)

    アニ 「…私は…貴方のことが…好き…」

    アニ 「貴方は…多分仲間として好きって言っているんだろうって思うかもしれないから…言うけど…」

    アニ 「私は…エレンを…異性として好き」

    アニ 「この言葉をずっと前から伝えたかった…けど私は臆病だから…伝えるのに時間かかった…けど…」

    アニ 「やっと…言えた…」ニコ

    エレン 「…アニ…」スタスタ

    アニ 「貴女で…エレンでよければ…私と…ずっと傍に…いて欲しい…」

    エレン 「…そっか」スタスタ

    アニ 「…急に言ってごめんね…」

    エレン 「いや…いいよ」

    エレン 「ありがとな…アニ…嬉しいよ」ピタッ

    エレン 「そういう風に思ってくれるなんて…でもな…悪いけど…アニとは付き合えない…」

    アニ 「…言うと思った…」

    エレン 「お前のことが嫌いって訳じゃあねぇ…好きだよ…ずっと一緒に訓練したしな…」

    エレン 「でも…分かんないけど…」

    エレン 「…ごめんな…何が言いたいか俺もさっぱり分かんねぇ」

    アニ 「…ううん…いいの…」

    アニ 「スッキリした…ずっとエレンに言いたかった事を言えて…」

    エレン 「ああ…」

    アニ 「…行こ?」

    エレン 「ああ」スタスタ

    アニ 「…」(多分…貴方は…私ではない人を待ってるんだね…)

    アニ 「…」(まだその気持ちにエレンは気付いてないかも知れない…けどいずれかは…)

    アニ 「…」(もっと前にこの事を伝えていたら…貴方は…私の所に…来たのかな?)

    アニ 「…」(…もっと早く…伝えていたら…)
  12. 12 : : 2019/10/24(木) 00:20:55
    エレン 「…」スタスタ

    アニ 「…ねぇ…エレン」

    エレン 「なんだ?」

    アニ 「背中からだけど…抱きしめていい?」

    エレン 「あ…ああ」スタスタ

    アニ 「…」(緊張する…人を抱きしめることなんてしないから…ゆっくり…)

    アニ 「…」ギュー

    強く抱き締めるアニ

    エレン 「…ぐあっ!」

    エレン 「ちょ!ちょっと!アニ!死ぬ!死ぬ!」

    アニ 「あ!ご…ごめん!」

    アニ 「慣れないから…強くしちゃった」アタフタ

    エレン 「1回降りて…落ち着こう…な?」ゲホゲホ

    アニ 「う…うん」ストッ

    エレン 「ったく…殺す気かよ」チラ

    エレン 「…お…」ジー

    アニ 「な…なに?エレン」

    アニ 「…そんなに…人の顔を見ないで//」

    エレン 「背中に担いでたから…顔を見えなかったけど…なんか…お前らしい…顔つきに…なったな…って…」

    エレン 「いや…初めてその顔のアニを見るんだけどな?」

    エレン 「なんつーか…」

    アニ 「な…なに?」

    エレン 「いや…」

    アニ 「言ってよ!」

    エレン 「お…怒るなよ?」

    エレン 「なんつーか…可愛いなって…」

    アニ 「え//」

    アニ 「ほんと?」

    エレン 「ご…ごめん!」

    エレン 「別に怒らせる気で言った訳では無いからな!?」

    エレン 「その…なんて…言うかr…」

    アニ 「嬉しい//」ニコ

    エレン 「…アニ…」

    アニ 「多分…エレンの言ってることは…合ってるよ…別に私は自分が可愛いって思ってるとかでは無いよ?」

    アニ 「…簡単に言うと…昨日アルミンが言った言葉を借りるなら…人は裏表があるって言うなら多分本当の私は…表は…こんなん…だと思う…」

    アニ 「自分で言うのも…変だけどね…」

    エレン 「そうなのか…」

    アニ 「みんなは…私のことを…冷たい人って思っているけど…私は…他の女の子と一緒…」

    アニ 「怖い時は怖いし…嫌な時は嫌…笑いたい時に笑いたい…女子だけのトークも楽しみたい…」

    アニ 「それに…普通の女の子と同じ…こうやって…恋もする…」

    エレン 「アニ…」

    アニ 「本当の私は…皆の思っているアニとは全然違うの…」

    エレン 「確かに…アニは強いし…ほかの女子と比べたら…怖いもの知らずで…ライナーを一撃でぶっ飛ばせるぐらい怒らせたら怖いってイメージは…あるな」

    アニ 「むぅ…蹴るよ?」

    エレン 「あ!わりぃ!わりぃ!」

    エレン 「別に怒らせる意味で言ったわけじゃ無いんだ!」

    エレン 「ただ…そう思うなら…本来のアニで皆と接すればいいんじゃないかなって思ってな…」

    アニ 「…それは無理…」

    エレン 「なんでだよ…」

    アニ 「…私は戦士に…選ばれたから…」

    エレン 「お…おう…?」

    アニ 「…ふふw」

    アニ 「何言ってんだ?って顔するよね」

    エレン 「まぁな」
  13. 13 : : 2019/10/24(木) 00:21:31
    アニ 「…簡単に言うと…慣れてないの…」

    アニ 「本当の私になる事が…」

    アニ 「おかしな話だよね…自分の事なのに…慣れてないって…」

    エレン 「そうだな」

    アニ 「…それぐらい…自分を…追い込んでいる…って事に…なっちゃうんだね…」ウルウル

    アニ 「…悲しいな…」ポロポロ

    エレン 「…アニ」

    アニ 「…ひ…ひぐっ…」ポロポロ

    エレン 「…」スッ

    アニを優しく抱きしめるエレン

    アニ 「!?」

    アニ 「え…エレン…」ポロポロ

    エレン 「わりぃ…な…」

    エレン 「蹴るなら…泣き止んだ後で蹴ってくれ」

    エレン 「お前の泣いてる理由は分からねぇけど…」

    エレン 「母さんが言っていたんだ…もし女の子が泣いていたら何も言わずに抱き締めてあげなさいって…」

    エレン 「そうすれば少なからず…ちょっとは落ち着くってな…」

    エレン 「だから…今俺がお前に出来る事はこれしかねぇ…」

    アニ 「…」ポロポロ

    アニ 「…うん…ありがどぅ…」ポロポロ

    エレン 「…」

    ______

    キース教官 「…なが」

    キース教官 「あと少しで訓練も終わるかもしれんが…余りにも…こう…照明弾が上がらないとなると…暇だな」

    キース教官 「…」

    上官7 「すいません」スタスタ

    キース教官 「…お前か」

    上官7 「はい」

    キース教官 「何しに来たんだ?訓練は終わってないぞ?それに2人はどうした」

    上官7 「俺以外脱落しました…」

    キース教官 「そうか…」

    上官7 「訓練は今日で多分終わります」

    キース教官 「…ほう」

    上官7 「今から…最後の戦いをしに行くのですが…キース教官が良ければ近くで見て頂けたらなと…」

    キース教官 「…ほう…確かに退屈だったからな…良かろう…」

    上官7 「…案内します」

    キース教官 「頼む…」

    上官7 「はい…」

    キース教官 「…勝ち目はあるのか?2人もやられて…」

    上官7 「恐らく…無理でしょう…」

    キース教官 「…ほう…」

    キース教官 「戦う前に…負けを認めるか…」

    キース教官 「貴様…上官だろ?」

    上官7 「勿論。キース教官の教えは分かっております…」

    上官7 「…私は負けますが…アルミン・アルレルトを注目して欲しくてですね」

    キース教官 「なんだ?」

    上官7 「自分もレオンハートとたまたま会って話を聞いただけなのですが…」

    上官7 「アルレルトが多数の上位訓練兵の指導官となり…対立したイェーガーとレオンハートと戦うだしいです…」

    キース教官 「…それは興味深い」

    キース教官 「イェーガーとアルレルトは仲が良い筈…何故対立…」

    上官7 「レオンハートから聞いたのですが…色恋が関係すると…」

    キース教官 「なるほどな…まぁ無理もない…男女共同の育成所だからな…」

    上官7 「…」

    上官7 「向かう最中に言おうと思っていましたが…」

    上官7 「簡単に言うと…アルレルトは暴走してます…もし…アルレルトが誤って訓練兵を殺しそうになった時…キース教官なら止められると思い…来ました」

    上官7 「私は…ミカサと戦い…恐らく負けますが…その後の事は…キース教官貴方に任せます」

    キース教官 「また…厄介事を部下に頼まれたな…」

    上官7 「すいません」

    キース教官 「まぁ良い…早い所向かう」

    上官7 「はい…来てください」
  14. 14 : : 2019/10/24(木) 00:22:10
    上官7 「…」
    回想中

    ___________

    滝つぼ前の洞窟

    ザパァン!

    上官7 「ぷはぁ!」

    アニ 「エレン!」

    エレン 「…」

    上官7 「心配すんな…息はある…」

    アニ 「ありがとうございます…」

    上官7 「良いってことよ!それより早いところエレンを焚き火の近くに移動するぞ?風邪ひくことになるからな…」

    アニ 「分かりました」

    上官7 「せーの」

    焚き火の近くにエレンを置き…

    アニ 「すいません…助かりました」

    上官7 「まぁ…死なれたら困るしな?」

    上官7 「監視!悪ぃが…俺らに着替え持ってきてくれるか?」

    監視上官 「しょうがねえ…行ってくるわ」

    上官7 「頼んだ!」

    アニ 「…」

    上官7 「ふぅ…」

    アニ 「…」

    上官7 「ところで…聞きたいことがあるんだが良いか?」

    アニ 「はい…」

    上官7 「間違ってたら悪いが…なんでエレンはアルミンと敵対してたんだ?」

    アニ 「…どうしてそんなこと聞くんですか?」

    上官7 「ミカサと戦っててあんまり分からなかったが…そう見えてな…」

    上官7 「それに経験からして…訓練してるって感じでもなかったからな…だから引っかかってるんだ…」

    アニ 「…」

    上官7 「…まぁ…答えたくなければ別に構わないが…」

    アニ 「…」

    上官7 「…まあいい…明日エレンが起きたら俺はエレンと戦うぞ?良いな?」

    アニ 「…お願いします…私たちに協力してください…」

    上官7 「うん?」

    アニ 「恐らく…エレンはアルミンのところに行きます…でも…私達二人だと…ミカサもいて勝ち目が無い…だから…協力してください…」

    上官7 「…」ポリポリ

    上官7 「…つまり…敵対してるってことだな?」

    アニ 「…はい…」

    上官7 「…じゃあまず…俺が逃げた後…そしてなぜ敵対してるか…訳を言って俺が納得すれば協力してやってもいいぞ?」

    アニ 「…分かりました」

    アニは一通り全てを話した

    上官7 「なるほどな…つまり色恋が原因か…」

    アニ 「…」

    上官7 「まぁたしかに…エレンはイケメンだからな…無理もねぇ…」

    アニ 「…」

    上官7 「…ちなみに…聞くが…」ニヤニヤ

    上官7 「アニはエレンの事…好きじゃねーのか?」ニヤニヤ

    アニ 「!?」

    アニ 「…そんなこと…無いですよ…」

    上官7 「…へー…」

    アニ 「な…なんですか…?」

    上官7 「いやいや…良いんだ…なんでもない…」

    上官7 「ただ…」

    アニ 「…?」

    上官7 「もし…俺の妹が生きていたら…お前らとだいたい同じ歳だからな…妹から恋愛話を聞いてたのかな?って思ってな…」

    アニ 「…」

    上官7 「ふw悪い…話が飛んだな…」

    上官7 「良いだろ…協力してやるよ…」

    上官7 「俺がミカサを止める…」

    アニ 「ありがとう…ございます…」

    上官7 「その代わり…エレンをしっかりクリスタに会わせろよ?」

    アニ 「はい…」

    上官7 「それと…お前もしっかりエレンに想ってること伝えろよ?」

    アニ 「えっ!?」

    上官7 「はははw大丈夫…誰にも言わねぇからw」

    アニ 「…//」
  15. 15 : : 2019/10/24(木) 00:22:35
    上官7 「でも…伝えなきゃ…後悔するぞ?」

    上官7 「俺にみたい…に…な…」

    アニ 「…妹さんになんかあったのですか?」

    上官7 「…簡単な話だ…病で死んだのさ…」

    上官7 「妹が死ぬ日…俺は壁外調査に行っててな…死ぬ前に最後の言葉を伝えれなくてな…」

    アニ 「…」

    上官7 「最後に…好きだって…言えなかったんだよ…」

    上官7 「そんな落ち込んでいる俺を見たキース団長が…いや…キース教官長が…俺を訓練所の教官に誘ってくれたんだ…」

    上官7 「最初は何も考えず…お前らの教官になったけど…今はなんで誘ってくれたのかなんとなくわかる…」

    上官7 「多分…キース教官は俺の妹と同じような歳の子供達を育てて救えって意味で…誘ってくれたと思っている…もう二度と…目の前で助けを求めてる子供達を…見放すことはしない…俺はそう固く誓っている…」

    アニ 「…そんなことが…あったんですね…」

    上官7 「まぁ…直接キース教官に聞いてないから知らないけどな!」

    アニ 「…」

    上官7 「だから…お前も後悔する前に伝えろよ?」

    アニ 「…はい」

    エレン 「ゴホゴホ」

    アニ上官7 !?

    アニ 「エレン!」

    上官7 「お!意識戻ってきたか?」

    監視上官 「おーい!」

    上官7 「お!来たな!?」スタスタ

    ___________

    回想終了
    上官7 「…」スタスタ

    上官7 「…」(お前ら全員…しっかりこのキース教官が何かあったら救ってくれるから…安心しろよな…)

    キース教官 「…」スタスタ

    ______
  16. 16 : : 2019/10/24(木) 00:23:37
    エレン 「落ち着いたか?」

    アニ 「うん…ありがと」

    エレン 「ああ…」

    アニ 「ごめんね…私のせいで随分止まっちゃったね…」

    アニ 「足は大丈夫だから…行こ?」

    エレン 「…アニ」

    アニ 「どうしたの?」

    エレン 「…嫌ならいいんだ…」

    アニ 「何が?」

    エレン 「俺はもう…お前のその表?を見たから…俺はお前を知っている…」

    アニ 「う…うん…?」

    エレン 「…お前がまだ慣れてないんだったら…皆に本来の自分を見せるのに…抵抗があるなら…」

    エレン 「俺と二人の時だけ…今のお前になって欲しい…」

    アニ 「…エレン」

    エレン 「…そうすれば…慣れてくると…俺は思ってるぞ」

    エレン 「…嫌ならいいんだ…ただアニがそうしたいって思うなら…俺と約束しろ」

    エレン 「抵抗がなくなり…いつか皆の前でも…本当のアニでいる事が出来るまで…俺と二人の時はお前でいる事を…」

    アニ 「エレン…」

    アニ 「嬉しい…でも…どうして…そんなことまで…」ウルウル

    エレン 「何言ってんだ…俺ら…仲間だろ」ニコ

    アニ 「…うん」ゴシゴシ

    アニ 「…約束する!」

    アニ 「これからもずっと貴方だけに…本当の私でいるね」ニコ

    エレン 「お…おう」

    エレン 「約束だ!」

    エレン 「…」(うん?なんか違うような…)

    エレン 「…行くか!」(気のせいか)

    アニ 「うん!」

    私の心の奥の悩みが…今無くなった様な気がするよ…貴方は私の事を知らないくせに…
    私の過去の事なんか全然知らないくせに…
    でも…そんな貴方に救われた…
    それは確か。
    貴方のその純粋な心…仲間想い…人の気持ちも分からずズカズカと入ってくるその鈍感力…失礼で入ってくる訳じゃなく…優しく…人を傷つけず…悲しませない…入り方。
    それが皆には無くて…貴方にしかない良いところ…
    私は貴方のことが好きになって良かった。
    私は貴方をこれからも好きで居続けるけど…私の事を嫌いに…ならないでね。
    何かあったら…助けてね…
    だって私は…か弱い女の子だから…

    ______
  17. 17 : : 2019/10/24(木) 00:24:02
    星見岳頂上

    アルミン 「…」カチャカチャ

    コニーが持ってきた鉄くずで何かをやってるアルミン


    クリスタ 「…」ハァー

    ミーナ 「まぁ…確かに…もう私達しか居ないならサッサと訓練をやって…終わらせたいよね」

    クリスタ 「ホントだよ…アルミンが今何考えてんのか分からんない…」

    コニー 「蜂だー!」ダッダッ

    サシャ 「ちょっと!コニー!こっちに来ないでくださいよ!」ダッダッ

    ベルトルト 「あははw」

    ____

    上官7 「つきました」

    キース教官 「星見岳か…」

    上官7 「はい。ミカサ達も居ますね」

    キース教官 「なら私は向かいの山で見てるぞ」

    上官7 「はい。」

    キース教官は立体機動装置で飛んで行った

    上官7 「…アイツらは…来てないのか…」

    エレン 「着いたぞ」

    アニ 「お待たせしました」

    上官7 「おう…今俺も来た所だ」

    エレン 「ミカサ達もいるな」

    アニ 「やっぱりね」

    上官7 「…恐らく今日でこの訓練は最後になるな…」

    上官7 「少しの間だったが…楽しかったぞ」

    エレン 「はい」

    上官7 「俺はミカサを…あとの2人はお前らに任せた…」

    エレン 「わかりました」

    アニ 「はい…」

    上官7 「…エレン…」

    エレン 「なんでしょうか…」

    上官7 「お前は仲間を信じて生きてきた…それは我々上官も理解している…仲間の為に無茶をする…それがどんなに難しい事か…お前にはわからんだろうな…」

    エレン 「…すいません…意味が…わかりません」

    上官7 「お前の生き方は…尊敬に値する…我々にとって…キース教官にとって…」

    上官7 「お前はこれから無茶をすると思うが…決して…死ぬなよ?」

    エレン 「…はい」

    上官7 「…それにアニから聞いたが…レンズに会いにいく…そうだな」

    エレン 「そうです」

    上官7 「…お前の気持ちは分からないが…レンズに本当のお前の気持ちを伝えてやれ…」

    エレン 「は…い…?」

    上官7 「何言ってんだって顔しやがってw」

    上官7 「お前が元凶だからな?w」

    エレン 「…」(さっきからこの人何言ってんだ…)

    アニ 「…」

    上官7 「…それじゃあ…行くぞ!」

    エレン 「はい!」

    アニ 「はい!」

    ____
  18. 18 : : 2019/10/24(木) 01:20:50
    ライナー 「…」

    ジャン 「…ホントに来るのか?」

    ミカサ 「来る筈…」

    ミカサ 「来ないならそれはそれで構わない」

    ジャン 「…まぁ…そうだな」

    上官7 「よぉ…ミカサ」スタスタ

    エレン 「…」スタスタ

    アニ 「…」スタスタ

    ミカサ 「…やはり来た…」

    ジャン 「エレン…」

    ライナー 「…」

    エレン 「…ミカサ」

    ミカサ 「エレン…」

    エレン 「一度しか言わない…そこをどいてくれ…俺はクリスタの所に行かなきゃいけないんだ…」

    ミカサ 「エレン…無事だったのは安心した…けど…ここは行かせられない…」

    ジャン 「当たり前だ!お前は俺が潰す!エレン!」

    ライナー 「ジャン…俺もエレンは潰すぞ!」

    エレン 「…そうか…」

    エレン 「…なら…訓練と…」

    エレン 「行こうじゃあねーか!」ダッダッ

    上官7 「…おう!」ダッダッ

    アニ 「…」ダッダッ

    上官7 「おら!」シュ
    パンチ

    ミカサ 「…」ヒュン
    躱すミカサ

    上官7 「ミカサ…仲間の仇…取らせてもらおう」

    ミカサ 「目障り…消えて下さい」ギロ

    ライナー 「うおー!」ダッダッ

    アニ 「おっと…アンタは私が相手だ」

    ライナー 「アニか…昨日はやられそうだったが…今日の俺は違うぞ!」

    アニ 「へー…見してもらおうじゃない!」

    エレン 「ジャン!」ダッダッ

    ジャン 「エレン!」ダッダッ

    エレン 「うおー」
    ジャンにパンチ

    ジャン 「うおー!」
    エレンにパンチ

    ドゴォ!

    二人同時にパンチが顔面に当たる

    エレン 「くっ…」

    ジャン 「つぅ…」

    ジャン 「おら!」シュ
    エレンにキック

    エレン 「おせぇ!」シュン
    躱すエレン

    エレン 「おら!」シュ

    ドゴ!

    ジャン 「くっ」ヨロ

    ジャン 「…おい!効かねぇな!」シュ
    エレンにパンチ

    ドン!

    エレン 「うっ…」ヨロ

    ジャン 「まだ終わんねぇ」シュシュ!
    連続パンチ
    ドゴドゴドゴ!

    エレン 「ぐあっ!」ドサ

    ジャン 「…立て…死に急ぎ野郎!」

    ジャン 「俺の怒りはこんなもんじゃねぇ!」

    エレン 「あ…ああ」スク

    エレン 「…」(ジャンのやつ…いつもとなんか…ちげぇ…)

    エレン 「…」(威力が上がっている…)

    ____

    キース教官 「…ほう」(キルシュタイン…やるな…イェーガー相手にあんなに攻撃を当てるとは…)

    キース教官 「…」(面白いものが見れて楽しい)

    ____

    アルミン 「…」シュシュ
    工作中

    ベルトルト 「…」(アルミン…今とても僕は迷っている…)

    ベルトルト 「…」

    ベルトルト 「…」(昨日…クリスタと話がしたくて…ライナーとクリスタの所に行ったけど…まさかアルミンが告白するなんて…)

    ベルトルト 「…」 回想中

    ___________

    ライナー 「まさかアルミンがな…」

    ベルトルト 「…でも振られたね…」

    ライナー 「アルミン…あの話は…嘘だったのか…」

    ベルトルト 「…うん?」(あの話?)

    ベルトルト 「アルミンになんて言われたの?」

    ライナー 「…ああ」

    ライナーはアルミンに言われた事をベルトルトに話した

    ベルトルト 「…ライナー…とても残念な事を言うよ…」

    ライナー 「なんだ?」

    ベルトルト 「僕もアルミンにまんま同じ事を言われたよ」

    ライナー 「…そうか」

    ベルトルト 「まさかアルミンが僕達を騙すなんて思いもしなかった…」

    ライナー 「…そうだな」

    ベルトルト 「どうする?ライナー」

    ライナー 「…俺は諦めてない」

    ベルトルト 「…そっか」

    ライナー 「ベルトルトは?」

    ベルトルト 「…わかんない」

    ライナー 「そうか…でも俺は必ずエレンを倒し…絶対にクリスタに振り向いてもらうぞ」

    ライナー 「アルミンには騙されたが…アルミンの言った言葉を希望とする…」

    ベルトルト 「ライナー…」

    ___________

    ベルトルト 「…」回想終了

    ベルトルト 「…」(ライナーは昨日あんな事を言っていたけど…)

    ベルトルト 「…」(ライナー…僕達は…もう)

    ベルトルト 「…」(アルミン…君に騙されたことを…怒りたいのは…あるし…なんでそういう事をしたのか聞きたい…)

    ベルトルト 「…」(でもライナーは君を頼っている…だから迷っているんだ)

    ベルトルト 「…」(僕はどうすればいいんだ…このまま知らないふりをして君の言うことを聞けばいいのか…)

    ベルトルト 「…」(僕には決断出来ない)

    ______
  19. 19 : : 2019/10/24(木) 01:21:34
    ジャン 「…」ハァハァ

    エレン 「…」ハァハァ

    ジャン 「死に急ぎ野郎…お前に聞きたいことがある…」ハァハァ

    エレン 「…なんだ」ハァハァ

    ジャン 「何故マルコを倒した!?」

    エレン 「なんの事だ…」

    ジャン 「嘘つくな!アルミンから聞いたぞ」

    ジャン 「ベルトルトとの戦いで気絶した俺のタオルを取ろうとしたらしいなぁ!?」

    エレン 「オレは…お前が何を言ってるかさっぱりわからねぇ!」

    ジャン 「…お前はそういう奴だったんだなぁ!?いくら訓練とは言え…正々堂々と勝負しねぇ奴だったとはなぁ!?」シュ
    エレンにパンチ

    エレン 「ジャン…」シュ
    躱す

    エレン 「うるせぇよ!」シュ
    ジャンにパンチ

    ジャン 「おまえ…」シュ
    躱す

    ジャン 「とぼけんじゃねぇ!」シュ

    ____

    上官7 「ぐはっ!」ドサ

    ミカサ 「おわり…あなたの負け」スタスタ

    上官7 「ま…だだ」シュ
    ミカサにパンチ

    ミカサ 「遅い」ヒラ
    躱す

    ミカサ 「ふっ!」シュン
    上官7に蹴り

    ドゴォン!

    上官7 「ヅァッ!」ドサ

    ミカサ 「…」スタスタ

    上官7 「ミカサ…」スク

    上官7 「まだ…だ!」

    ミカサ 「まだ…立てるんですね…」

    ____

    ライナー 「…」ハァハァ

    アニ 「…」ハァハァ

    ライナー 「…昨日より威力が下がっているぞ…アニ」ハァハァ

    アニ 「…」ハァハァ

    アニ 「…」(足が…蹴れば蹴るほど足にダメージが…)

    ライナー 「何故弱くなっているが知らないが…今のお前なら倒せる」

    アニ 「…勝手に…決めつけないでくれる」ハァハァ

    ____

    ミーナ 「…」

    クリスタ 「…」イライラ

    クリスタ 「私…ちょっとミカサの所に行く!」

    ミーナ 「クリスタ!?」

    アルミン 「…え?」

    クリスタ 「良いでしょ?アルミン」

    アルミン 「ダ、ダメだよ!」

    アルミン 「頂上から降りちゃいけない!」

    クリスタ 「なんで!私達以外は脱落したなら問題無いでしょ!」

    アルミン 「もし獣とかに襲われたらどうするの!」

    クリスタ 「…ならベルトルトを連れていく!」

    ベルトルト 「えっ?」

    アルミン 「いくらベルトルトが強くてもダメ!」

    アルミン 「君を傷付けたくない…」

    クリスタ 「…いつまで?」

    アルミン 「え?」

    クリスタ 「いつまで…のんびりする予定なの?」

    アルミン 「…それは…」

    クリスタ 「…明日までなら…いいよ」

    アルミン 「…わかった…明日までゆっくりしよう…」

    クリスタ 「約束だからね…アルミン」

    アルミン 「…うん」

    アルミン 「…」(クリスタが僕の事を好きになるまで絶対にこの訓練は辞めない!)

    アルミン 「…」

    ベルトルト 「…」(アルミン)

    ミーナ 「…」(怒ったクリスタ怖い…)

    ______
  20. 20 : : 2019/10/24(木) 01:22:08
    時はさかのぼって…

    ユミル 「う…ん…」

    マルコ 「あ…目を覚ました?」

    ユミル 「マル…コ」

    ユミル 「ここは…」

    マルコ 「寮だよ」

    ユミル 「…そうか…戻ってきたんだな」

    マルコ 「うん…」

    ユミル 「負けたやつは…どうするんだ?」

    マルコ 「とりあえず待機だしいよ…まだ訓練は終わってないんだ」

    ユミル 「…そうか…」

    マルコ 「…ごめんね?ユミル」

    ユミル 「なんだ?いきなり?」

    マルコ 「僕がもっと周りの事を理解していれば…君は脱落せずに済んだ…かもしれない」

    ユミル 「いや…お前のせいじゃあねーよ…」

    ユミル 「こちらこそありがとうな?」

    ユミル 「お前が居なきゃ…私だけじゃなく…エレンもやられてたからな…」

    マルコ 「…ユミル…」

    ユミル 「…所でエレンはもうここに居るのか?」

    マルコ 「まだ僕達以外帰ってきてないよ…」

    ユミル 「そうか…安心した…」

    マルコ 「…でも…アルミンはどうしてあんな事をしたんだろう…」

    ユミル 「さぁな…」

    マルコ 「訓練だからあんな風になったのかな?」

    ユミル 「かも知れないな…」

    ユミル 「…」(クリスタ…エレンに会えたかな?)

    ______

    ジャン 「…」ハァハァ

    エレン 「…」ハァハァ

    ジャン 「このやろ!」シュ
    パンチ

    エレン 「…」ヒュン
    躱すエレン

    エレン 「…俺は…クリスタに会いに行くんだ!」

    エレン 「どけ!ジャン!」シュ
    パンチ

    ジャン 「…なら」シュ
    躱すジャン

    ジャン 「俺を倒してみろ!」

    エレン 「…」ハァハァ

    ジャン 「…」ハァハァ

    ジャン 「うおー!」シュ
    パンチ

    エレン 「…」ヒュン
    躱すエレン

    エレン 「づぅぁー!!」ビュン!
    エレンのカウンター

    ジャンの腹部にパンチが当たる

    ジャン 「…ぐあっ!」ドサ
    倒れる

    ジャン 「…」ハァハァ

    エレン 「…」ハァハァ

    ジャン 「…流石だ…死に急ぎ…」ハァハァ

    ジャン 「俺の負けだ…」ハァハァ

    エレン 「…」ハァハァ

    ジャン 「はは…マルコの仇は取れなかったのは残念だが…これも勝負だ…文句はねえよ」

    ジャン 「さぁ…俺のタオルを取れ」ハァハァ

    エレン 「…」ハァハァ

    ______
  21. 21 : : 2019/10/24(木) 01:23:11
    ライナー 「うおー!」ダッダッ
    タックル

    アニ 「…つっ!」シュ
    躱すアニ

    ライナー 「いつまで俺の攻撃を躱せれるか…」

    アニ 「…」ハァハァ

    ライナー 「もう一度いくぞ!」ダッダッ
    タックル

    アニ 「はぁ!」ドン
    受け止めるアニ

    アニ 「つぅ…」

    ライナー 「なにっ!」

    アニ 「…」(足が痛くなるけど…)

    アニ 「はっ!」シュ
    アニの回し蹴り

    ドン!

    ライナー 「ぐわぁ!」ドサ

    飛ばされるライナー

    アニ 「…」ハァハァ

    アニ 「つぅ…」ズキズキ

    ジャン 「…早く取れよ…」ハァハァ

    エレン 「…そんな…時間はねぇ」ハァハァ

    エレン 「アニ!」

    アニ 「なに?エレン」

    エレン 「今がチャンスだ…頂上に行くぞ」スタスタ

    アニ 「…わかった」スタスタ

    ジャン 「おい!」

    アニ 「ジャン…アンタに言いたいことがある!」

    ジャン 「…なんだ?」

    アニ 「マルコのタオルを取ったのはアルミンだよ」

    ジャン 「何言ってんだ…」

    アニ 「まぁ…正確にはライナーが取った」

    ジャン 「…アルミンにはエレンって言われたぞ…」

    アニ 「…そもそもエレンが嘘をつくとでも?」

    アニ 「アンタ…エレンとよくケンカしてるんだからそれぐらいは分かってるはずだと思っていたけど?」

    ジャン 「…」

    エレン 「急ぐぞアニ!ライナーがまた来る」

    アニ 「ええ」ダッダッ

    ジャン 「…ははw確かに…エレンは…嘘をつかない人間だったな…」

    ジャン 「…それじゃあ俺はアルミンに騙されたのか?」
  22. 22 : : 2019/10/24(木) 01:23:38
    ライナー 「…くそ…」スク
    立ち上がる

    ライナー 「エレン!行かせん!」

    ミカサ 「ちっ!」

    ミカサ 「ライナー!ジャン!早く止めて!」

    上官7 「よそ見…すんじゃねーよ!」シュ

    ミカサ 「…しつこいですよ!」

    エレン 「やべ!ライナーが来た!」ダッダッ

    アニ 「…」ハァハァ

    アニ 「…」ズキズキ

    エレン 「アニ?」

    アニ 「だめ…走れない…」

    アニ 「足が…」ズキズキ

    アニ 「ごめん…エレン先に行ってて…」

    エレン 「いや…置いていかねぇ…ライナーは俺に任せろ…」

    アニ 「貴方はやることがあるんでしょ?」

    エレン 「何言ってんだ!仲間を置いていけるわけねぇだろ!」

    エレン 「…一緒に行くぞ!」

    アニ 「…エレン…ありがと…」

    ライナー 「うおー!」ダッダッ

    エレン 「来い!ライナー!」

    ジャン 「…」シュ

    ライナーにパンチ

    ドゴ

    エレアニ !?

    ライナー「…つぅ…」

    ジャン 「不意打ちしてもやっぱ倒れねーか…」

    エレン 「ジャン!」

    ライナー 「なんの真似だ…ジャン…」

    ジャン 「エレン!ここは俺に任せろ!」

    ライナー 「お前…」

    エレン 「良いのか!?」

    ジャン 「ああ!俺はてっきりお前が嘘をついてると思ってた…」

    エレン 「?」(なんの事だ?)

    ジャン 「俺はお前の性格を忘れてた…」

    ジャン 「お前はむかつく野郎だけどな…お前は嘘をつかねェ…」

    ジャン 「なぁ?ライナー」

    ライナー 「…ジャン…良いだろう…」

    ライナー 「お前を潰す」

    ジャン 「エレン!お前はクリスタに会うんだろ!?」

    エレン 「ああ!そうだ!」

    ジャン 「お前はクリスタの事が好きなのか!?」

    ライナー 「なっ!」ピタ

    エレン 「…え?」

    エレン 「…いや…え?」

    エレン 「質問の意味がわからねぇ!」

    ジャン 「…」

    ジャン 「うるせぇ!馬鹿野郎!」

    ジャン 「お前の気持ちをクリスタに告げろ!」

    エレン 「は…はぁ…」

    アニ 「…」(なんて言う…ゴリ押し…)

    ジャン 「早くいけ!」

    ライナー 「これ以上喋るな!ジャン」シュ

    ジャン 「…」シュ
    躱す

    ジャン 「いくぞ!ライナー!」

    エレン 「まぁ…今のうちだ!アニ」

    エレン 「背中に乗れ!」

    アニ 「う…うん…」スト

    エレン 「ありがとな!ジャン!」スタスタ

    ジャン 「はぁ!」シュ

    エレン…お前はムカつくし気に食わねぇ野郎だが…お前はいつだって仲間の為に全力を尽くす男だ…嘘もつかねぇ…正直俺が勝ってる所なんて無いんだよ…それがムカつくんだ。それに周りを惹きこむその性格…お前には死んでも言わねえが…俺はそういうお前を尊敬してるんだよ…必ず優勝しろ!

    ____

    エレン 「…」スタスタ

    アニ 「…」

    エレン 「…」スタスタ

    アニ 「ごめんね?エレン」

    エレン 「うん?何がだ?」スタスタ

    アニ 「また背負ってもらって…」

    エレン 「良いよ別に」スタスタ

    エレン 「お前は昨日から無理し過ぎだ…」スタスタ

    エレン 「もう戦わなくても良いからな?」スタスタ

    アニ 「貴方はクリスタと会うんでしょ?」

    アニ 「誰がベルトルトとアルミンを止めるの?」

    エレン 「…なら俺が2人を止める」スタスタ

    アニ 「無理しない…一緒に戦お?」

    エレン 「…悪いなアニ」スタスタ

    アニ 「いいって事…エレンのその頼み…今に始まったことじゃないし」

    エレン 「ははw俺は色んな人に助けられてるな」スタスタ

    アニ 「でも私はエレンに助けられた…」

    エレン 「そうなのか?助けた覚えがないけどな…」スタスタ

    アニ 「ありがとう」

    エレン 「あ…ああ」スタスタ

    エレン 「…」(ジャンが言ってた言葉…クリスタの事が好き…か…)

    エレン 「…」(確かに仲間だから好きだな…)

    エレン 「…」(でも…なんかひっかかる…な)

    ______
  23. 23 : : 2019/10/24(木) 01:24:12
    ミカサ 「…はぁ!」シュ
    パンチ

    ドゴォ!

    上官7 「ぐっ…」フラ

    ミカサ 「これで終わり!」ビュン!
    回し蹴り

    スパァァン!

    上官7 「どあっ!」ドサ

    ミカサ 「…」ハァハァ

    上官7 「…俺は…倒れねぇ…」フラフラ

    上官7 「お前にやられた…あいつらの為にも…」フラフラ

    上官7 「お前を倒さなきゃ…いけねーんだ…」

    ミカサ 「…」

    ミカサ 「しつこい!」ビュン!
    パンチ

    上官7 「うおー!」シュ
    躱す

    ミカサ 「!?」

    上官7 「おらー!」ビュン!
    カウンターパンチ

    ズドォン!

    ミカサ 「うっ…」フラ

    上官7 「どうだ…」フラ

    ミカサ 「…躱せるとは…思いませんでしたよ」

    上官7 「…」ハァハァ

    上官7 「気持ちいい奴…はいった…な…」フラ

    上官7 「…」ドサ

    ミカサ 「…きぜつしたか…」

    ミカサ 「うっ…」ズキ

    ミカサ 「…さっさとタオルを取ろう」パシ

    上官7脱落

    監視上官 「これで我々は負けたか」パシュ

    ミカサ 「ライナー…こっちは終わった」

    ライナー 「ああ…こっちもだ…」

    ミカサ 「そう…」

    ジャン 「…」気絶

    ジャン脱落

    ライナー 「急ぐぞ!ミカサ!」

    ミカサ 「ええ!」


    キース教官 「ご苦労だったな…上官7…」

    ____

    クリスタ 「あれは…照明弾!?」

    ミーナ 「なんで?」

    ベルトルト 「…」

    アルミン 「…」

    クリスタ 「ミカサ達は戦い合ってるの?」

    アルミン 「…わからない」

    アルミン 「もしかしたら…誰かが裏切ったかも知れない…」

    ベルトルト 「…」

    クリスタ 「照明弾は1つのチームが脱落したら撃つんでしょ?」

    アルミン 「そうだね」

    クリスタ 「だとしたら…ライナー…」

    アルミン 「…一体…なにがあったんだ…」

    ミーナ 「どうする?アルミン」

    アルミン 「…とりあえずベルトルトと僕が見に行ってくるよ」

    ベルトルト 「…」

    アルミン 「クリスタ達は待っててね」

    クリスタ 「わかった…」

    アルミン 「ベルトルト?行くよ!」

    ベルトルト 「うん…」

    ____
  24. 24 : : 2019/10/24(木) 01:24:46
    コニー 「暇だなー」

    サシャ 「そうですね」

    サシャ 「お腹すきました」

    コニー 「お前はホントそればっかだな」

    サシャ 「お腹すいたー!」

    コニー 「うるせぇ!」

    サシャ 「ん?…ちょっと待ってください」クンクン

    コニー 「どうした?」

    サシャ 「この匂い…誰か来ますよ!」

    コニー 「ホントか?ミカサ達食料でも持ってきたか?」

    サシャ 「残念ですけど…その様な匂いはしませんね…」

    サシャ 「でも…良い匂いです」クンクン

    コニー 「誰か来てるぞ!」

    スタスタ

    スタスタ

    エレン 「…」ハァハァ

    サシャ 「あれは…エレン?」

    コニー 「おー!エレンか!」

    アニ 「頂上らしき所に着いた…かな?」

    エレン 「ほんとか?」ハァハァ

    アニ 「ありがとエレン」

    アニ 「もう大丈夫だよ」

    エレン 「おう!」スト
    アニを下ろす

    アニ 「…」

    コニー 「おーい!エレンー!」ダッダッ

    サシャ 「エレンー!アニー!」ダッダッ

    エレン 「おお!コニー!」

    アニ 「…サシャもいるね」

    サシャ 「はい!昨日ぶりです!」

    サシャ 「脱落してなかったんですね!」

    アニ 「ええ」

    サシャ 「アルミンが脱落したって言ってたので私てっきり…」

    アニ 「そうなんだね…」

    アニ 「あんた達は私たちの敵なの?」

    コニー 「うん?なんの事だ?」

    サシャ 「まぁ…一応訓練ですから敵にはなりますね…」

    アニ 「…」(大丈夫そうだね)

    アニ 「いや…なんでもない…とりあえず訓練はまた後で」

    サシャ 「そうですね!」

    コニー 「おいおい!辞めてくれよ!お前らと戦ってもすぐ負けるわ!」

    エレン 「なぁ…サシャ?」

    サシャ 「なんでしょうか?」

    エレン 「クリスタいるか?」

    サシャ 「はい!居ますよ!」

    エレン 「クリスタと話がしたいんだ…」

    エレン 「会わせてくれるか?」

    サシャ 「はい!是非来てください!」

    ____


    アルミン 「恐らく…戦いは終わったね」スタスタ

    ベルトルト 「そう」スタスタ

    アルミン 「これでゆっくりベルトルトはクリスタに沢山アピールしなよ?」スタスタ

    ベルトルト 「…うん」スタスタ

    アルミン 「どうしたの?」スタスタ

    ベルトルト 「いや…なんでもないよ」スタスタ

    ベルトルト 「…ありがとアルミン」スタスタ

    アルミン 「応援してるよ」スタスタ

    アルミン 「とりあえずミカサ達を迎えに行こう」スタスタ

    アルミン 「今日はいい日になりそうだ!」スタスタ

    アルミン 「宴でもしようね!」スタスタ

    ベルトルト 「うん…」スタスタ

    サシャ 「あ!アルミン!」

    アルミン 「あ!サ…シャ…」

    ベルトルト 「え…エレン!?」

    エレン 「ようアルミン…ベルトルト」

    アニ 「昨日ぶりだね」

    コニー 「エレン達無事だったみたいだぞ!」

    コニー 「良かったな!アルミン」

    アルミン 「…」

    ベルトルト 「…」

    アルミン 「サシャ…コニー…ちょっと来てくれるか?」

    サシャ 「はい!なんでしょうか!」スタスタ

    コニー 「どうした?」スタスタ

    アニ 「!?」

    アニ 「だめ!」

    アルミン 「…」サッ

    アルミン 「…」パシパシ

    アルミンはサシャとコニーのタオルを取った

    エレン !?
    ベルトルト !?

    サシャ 「…え?」

    コニー 「…アルミン?」

    アルミン 「君達はここで脱落してもらうよ」

    アルミン 「ごめんね?二人とも」

    アニ 「よく…そんな事やれるね…」

    サシャ 「どうして…ですか?」

    コニー 「…アルミン…なんでだよ!?」

    監視上官 「…」プシュー スタ

    監視上官2 「…」プシュー スタ

    立体機動で飛んできた監視上官達

    監視上官 「サシャ・ブラウスいくぞ」

    監視上官2 「コニー・スプリンガーお前もだ」

    サシャ 「…はい…」

    コニー 「…いくら訓練でも…それはちょっとずるいぞ!」

    監視上官 「…」パシュ
    照明弾を撃つ

    サシャとコニーは連れていかれた

    キース教官 「…アルレルト…」

    ____
  25. 25 : : 2019/10/24(木) 01:25:12
    アルミン 「…これで…気楽に話せるね」

    ベルトルト 「…」

    エレン 「…アルミン…なんでサシャとコニーを…」

    アニ 「…」

    アルミン 「…そんな事より…どうしてここに来れたの?」

    アルミン 「まさかミカサ達を倒した?」

    アニ 「あんたに話すことは無い」

    アルミン 「…そう」

    エレン 「…アルミン…話がある」

    エレン 「二人きりで話そう」

    アルミン 「…いいよ」

    アルミン 「ベルトルト…アニを頼んだよ」

    ベルトルト 「…わかった」

    アニ 「ベルトルト…戦うんだったらあっちで」

    ベルトルト 「…」スタスタ

    アニ 「エレン…早くしないとミカサ達がやってくる…」ボソ

    エレン 「ああ…」

    アニ 「負けないでね」ボソ

    エレン 「…」

    アニ 「…」スタスタ

    ____

    ベルトルト 「…アニ…ライナーは?」

    アニ 「まだ脱落してないよ」

    アニ 「上手く逃げてきたんだよ」

    ベルトルト 「よく逃げれてきたね」

    アニ 「上官7の力も借りてね…」

    アニ 「ミカサとライナーはもうすぐここに来る」

    アニ 「だから私は早い所アンタを倒してアルミンも倒す」

    ベルトルト 「アニがアルミンを倒す前に…アルミンはエレンにやられると思うけどね…」

    アニ 「たしかにエレンは強い…けど恐らく…負けると思っている…」

    ベルトルト 「そう?」

    アニ 「とにかくアンタを倒すよ」サッ
    構える

    ベルトルト 「…行くよ」サッ
    構える

    アニ 「…」

    ベルトルト 「はぁ!」シュ

    ______
  26. 26 : : 2019/10/24(木) 01:26:13
    エレン 「アルミン…」

    アルミン 「…何?」

    エレン 「サシャとコニーのタオルをどうして取ったんだ?」

    アルミン 「…敵に寝返る可能性があったまでだよ…エレン」

    エレン 「そうか…でもお前らしくないぞ…」

    エレン 「アルミン…お前は本当にアルミンなのか?」

    アルミン 「これは訓練だよ?どんな手を使っても良いんだよ?」

    アルミン 「キース教官も言っていた…違う?」

    エレン 「まぁ…そうだな」

    アルミン 「僕を悪者扱いするのを辞めてくれないか?」

    エレン 「…」

    アルミン 「…ねぇ…エレン」

    エレン 「…なんだ?」

    アルミン 「どうしてここに来たの?」

    エレン 「…俺はクリスタと話をしに来たんだ」

    アルミン 「僕は昨日来ないでって言ったよね?」

    エレン 「確かに…言われたけど…」

    エレン 「ユミルと約束もしてる…アニも俺とクリスタを会わせるために無理もしてるんだ…」

    エレン 「これで会わない訳には行かないんだ…」

    アルミン 「…そう」(本当にそれだけなのか?)

    アルミン 「…」(もしエレンがクリスタに対して特別な感情を抱いていたとしたら…)

    アルミン 「…やっぱり…エレンは優しいね」ニコ

    エレン 「…アルミン」

    アルミン 「エレン…僕が悪かったよ」

    アルミン 「昨日はごめんね?」

    エレン 「…あ…ああ!」

    エレン 「俺は大丈夫だ!」

    アルミン 「…じゃあ…クリスタの所に行こう」

    エレン 「アルミン…ありがとな!」ニコ

    アルミン 「…」スタスタ
    エレンの方に歩く

    エレン 「…」スタスタ
    アルミンの方に歩く

    エレン 「…昨日言ったことは…嘘でいいよな?」

    アルミン 「うん?なんの事?」

    エレン 「忘れたのか?」

    エレン 「(家族じゃない)ってアルミン言ってたじゃねーか?」

    アルミン 「ああ!あの時はごめんね」

    アルミン 「僕もあの時は必死だったからさ」

    エレン 「必死だったなら…しょうがねえか」

    アルミン 「ま!今でもそう思ってるけどね!」

    エレン 「おう!」

    エレン 「…え?」

    アルミン 「…」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    エレン 「ぐ…はぁ!?」ドサ
    倒れる

    アルミン 「エレン…君は本当にバカだね」スタスタ

    アルミン 「僕の頼み事も」ガシ
    倒れたエレンの髪の毛を掴む

    アルミン 「聞けないくせに…何が家族だ?」グイ

    エレン 「う…アル…ミン」(なんてパンチ力だ…)

    アルミン 「そんな悪い人は」シュ
    パンチ
    ズドン!

    エレン 「がっ…はっ…」

    アルミン 「僕の手でやっつけてあげる」パッ
    掴んだ髪の毛を離す

    エレン 「うっ…」ドサ
    倒れる

    エレン 「アル…ミン…」(二発で…こんなダメージを…いつからこんなに強くなったんだ…)

    アルミン 「痛いか?イェーガー」

    アルミン 「やり返してみろよ」
  27. 27 : : 2019/10/24(木) 01:26:38
    エレン 「アルミン…俺はお前と戦いたくねぇ…」スク
    立ち上がるエレン

    アルミン 「戦う気が無いくせに…よくここに来れたね」

    エレン 「訓練なら…戦えるが」

    エレン 「お前のその目は…怒りの目だ!」

    エレン 「お前が訓練として戦う気持ちがあるなら…そんな目には…ならねぇ…」

    エレン 「だから…戦いたくねぇんだ…」

    アルミン 「…確かに僕はお前に対して怒っている…」

    アルミン 「訓練としてお前を倒したい訳じゃない…僕はお前が嫌いだから倒したい」

    エレン 「…アルミン…」

    エレン 「俺は…お前と訓練として戦いたい!頼む!アルミン!俺自身情けねぇ話だけど…お前に何をして嫌いになったか分からないんだ…だから…嫌いになった理由を教えてくれ!」

    アルミン 「…お前の存在が嫌いなんだよ」

    エレン 「え?」

    アルミン 「昔からずっとそう…お前やミカサは強い…僕より遥かに上にいる」

    アルミン 「ミカサの事は別にいい…」

    アルミン 「だがお前は違う」

    アルミン 「僕はお前についていけないんだよ」

    アルミン 「チカラ…心の意思…行動力…」

    アルミン 「僕は君に勝ってる所なんて…せいぜい頭脳だけ…それもなんの意味もない」

    アルミン 「世の中は計算で成り立ってるわけでも無い…」

    アルミン 「予期しないことが起きても…チカラが有れば乗り越えられる…でもチカラが無い僕には無理だ」

    アルミン 「そのくせお前は周りを惹きこむその生き方…みんながお前のことを想い…お前自身が皆のことを想い…流石だよ…でも自分の事で精一杯で周りを見れない僕にとってはお前は邪魔なんだよ」

    エレン 「…アルミン…」

    アルミン 「僕が訓練としてお前と戦わないだけで…お前は手を出さない…」

    アルミン 「お前は本当にバカだね」シュ
    キック

    ドン

    エレン 「うっ…」(なんだ?パンチ力と全然違う…そんなに痛くねぇ…)

    アルミン 「…」(やっぱり足はダメか…)

    エレン 「アルミン…どうすれば許してくれる」

    アルミン 「僕はクリスタの事が好きだ」

    エレン 「…え?」

    アルミン 「異性としてクリスタを見てる」

    エレン 「そう…なのか…」

    アルミン 「本当は昨日告白しようと思ったけど…お前が邪魔をしたからできなかった…」

    エレン 「…ごめん」

    アルミン 「ねぇ…エレン…」

    エレン 「…」

    アルミン 「僕がクリスタと付き合うまで…僕やクリスタに近寄らないでくれ」

    アルミン 「…それを約束出来るなら…許してもいい…」

    エレン 「…アルミン」

    ______
  28. 28 : : 2019/10/24(木) 01:27:11
    ベルトルト 「うっ」ドサ

    アニ 「…」ハァハァ

    ベルトルト 「くっ…そ…」スク

    アニ 「アンタはなんで…アルミンに付いた?」

    ベルトルト 「それは…ミカサ達の仲間になれば順位が上がって評価が高くなるからだよ…」

    ベルトルト 「ミカサは強いから…こうしてランキングには入ってるしね…」

    アニ 「…順位を気にして仲間とこうして裏切り戦うアンタでは無いことぐらい私は知ってるよ」

    アニ 「アルミンに何を唆されたの?」

    ベルトルト 「アルミンは…関係ない!」シュ
    パンチ

    アニ 「…そう」ヒュ
    躱す

    アニ 「…」シュ
    足蹴り

    ズドン!

    ベルトルト 「ぐわぁ!」ドサ

    ____

    クリスタ 「うん?今の声って…」

    ミーナ 「ベルトルト?」

    クリスタ 「外…かな?」

    ミーナ 「行ってみようよ!」

    クリスタ 「うん!」

    ____

    ベルトルト 「…」ハァハァ

    アニ 「…アンタはここでおしまい」

    アニ 「ランキング…入って良かったね」

    ベルトルト 「…うっ…」ズキズキ

    ミーナ 「アニ!?」

    クリスタ 「ちょっと待ってー!」

    アニベルトルト !?

    ベルトルト 「クリスタ…」

    アニ 「…アンタ達…」

    クリスタ 「これは…どう言うこと?」

    ミーナ 「アニ…脱落したんじゃ…?」

    アニ 「…どう言うって…見ればわかるよ?」

    アニ 「私はこのとおり…タオルもある…」

    アニ 「コイツは…私を襲ったから戦ってるだけ…」

    ミーナ 「でも…アルミンが…アニは脱落したって…それにエレンも…」

    アニ 「アンタ達がアルミンになんて言われたか知らないけど…私もエレンも脱落してないよ」

    クリスタ 「アルミンの嘘ってわけね…」

    クリスタ 「…エレンは…どこ?」

    アニ 「あっちでアルミンと戦っている…」

    アニ 「私もエレンを手助けしたい所だけど…コイツが邪魔をするから」

    ベルトルト 「…くっ」

    ミーナ 「とりあえず二人とも!戦いはやめて!」

    クリスタ 「そうだよ!」

    アニ 「私は辞めたいけどね…」

    アニ 「じゃあミーナ…コイツを頼んだよ」

    ミーナ 「え?」

    アニ 「クリスタ…エレンの所に行こう」スタスタ

    クリスタ 「うん!」スタスタ

    ミーナ 「ちょ…」

    ベルトルト 「…」

    ミーナ 「…立てる?ベルトルト」サッ
    手を差し出す

    ベルトルト 「ありがとう」パシ

    ミーナ 「うん」

    ベルトルト 「…でも…僕はアニを…止めなきゃ…」

    ミーナ 「え?それはダメ!」

    ベルトルト 「み…ミーナ…」

    ミーナ 「私の親友を傷付けたら許さないからね!」

    ベルトルト 「…」(どうすれば…)

    ミーナ 「とりあえず落ち着いて座ろ?」

    ベルトルト 「う…うん」

    ____
  29. 29 : : 2019/10/24(木) 01:27:44
    アルミン「今だけ離れて欲しいんだ」

    アルミン 「クリスタと上手くいったら声掛けるからさ…」

    エレン 「…」

    アルミン 「難しい事では無いでしょ?」

    エレン 「…アルミン…すまねぇ…」

    エレン 「ユミル…アニ…ジャン…上官7…皆俺の為に戦ってくれたんだ…その約束は出来ない」

    アルミン 「…そうか」スタスタ

    アルミン 「…」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    エレン 「ぐっ!」ドサ
    倒れる

    アルミン 「もう…お前に頼む事もしない…」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    エレン 「がはっ…」

    アルミン 「もうお前は家族でもなんでもない…」シュ
    パンチ

    ズドン!

    エレン 「ぎっ…」

    アルミン 「このまま僕に殴られて…やられろ」

    エレン 「…」ハァハァ

    アニ 「やめな!アルミン!」

    クリスタ 「やめて!」

    アルミン エレン !?

    アルミン 「アニ…クリスタ…」

    アニ 「エレンに手を出すな」ギロ

    アルミン 「アニ…背筋が凍りつくよその目…」

    アニ 「黙れ…」

    オーイ

    アルミン 「うん?」

    クリスタ 「ミカサ?」

    ミカサ 「アルミン!」

    エレン 「ミカ…サ…」ハァハァ

    ライナー 「クリスタ!それに…エレン!!」

    アニ 「厄介な人が来たね…」

    ミカサ 「エレン?大丈夫?誰にやられたの?」

    エレン 「なんでも…ねぇよ…」

    アルミン 「…ミカサ」

    ミカサ 「何?」

    アルミン 「アニをやっつけてくれ」

    ミカサ 「でも今はエレンが…」

    アルミン 「早急に!やれ!」

    ミカサ 「…わかった」スタスタ

    アニ 「…ミカサ…私は怒っている」

    アニ 「アルミンがエレンをあんな風にした」

    ミカサ 「…そう」

    アニ 「アルミンを止めなきゃエレンが危ない!」

    ミカサ 「アルミンは考えがあってそうした…と私は解釈する」

    アニ 「アンタは…本当にバカだよ」スッ
    構える

    ミカサ 「私はアルミンとエレンの家族だから…」スッ
    構える

    ____
  30. 30 : : 2019/10/24(木) 01:28:18
    アルミン 「…」(バカだよアニ…僕のやることにミカサは文句言わない事を知らないだろうね)

    ライナー 「アルミン…俺はエレンを倒す」

    クリスタ 「やめて!二人とも!」サッ
    エレンの前に立つ

    クリスタ 「二人揃ってエレンを殴らないで!」

    エレン 「クリ…スタ…」

    ライナー 「クリスタ…俺はエレンより強い事を教えてやる…そうすればクリスタは俺の所に来てくれるんだろ?」

    クリスタ 「何言ってんの?ライナー…」

    クリスタ 「意味分かんないよ!」

    アルミン 「クリスタ…誤解だよ…」

    アルミン 「僕は好きでエレンを倒したいんじゃない…エレンは僕達を裏切り…タオルを取ろうとした…」

    クリスタ 「嘘つかないで!アルミン!」

    アルミン 「嘘じゃない!本当だ!」

    クリスタ 「私…知ってるんだから!」

    アルミン 「!?」

    クリスタ 「ミーナから聞いたよ…」

    クリスタ 「ミカサと協力して…私がエレンの事を諦めさせようとした…違う?」

    アルミン 「…」(ミーナの奴…やっぱり言いやがったか…)

    アルミン 「…そうだね…」

    クリスタ 「私が公園から出た時…アルミンはすぐに来たよね…」

    アルミン 「…来たね」

    クリスタ 「あの日…私がエレンとデートしてた時…ずっと…見てたんでしょ?」

    アルミン 「クリスタ…誤解だ…」

    アルミン 「僕はミカサに脅されたんだ…だから仕方なく…」

    クリスタ 「アルミン…なんでそんなに息を吐くように嘘を付けるの?」

    アルミン 「…クリスタ!本当だ!」

    クリスタ 「私がどんな気持ちでアルミンに相談したと思ってるの!?」

    アルミン 「…それは…」

    クリスタ 「…あなたの言う事…信じられないよ」

    アルミン 「…クリスタ」

    クリスタ 「信じて欲しいなら今はエレンから離れて!二人共!」

    アルミン 「…」

    ライナー 「…クリスタ」

    クリスタ 「早く!」

    アルミン 「…」スタスタ

    ライナー 「…」スタスタ

    エレン 「クリ…スタ…」

    クリスタ 「エレン…大丈夫?」

    クリスタ 「無理そうなら…ギブアップしてもいいんだよ?」

    クリスタ 「私も一緒にギブアップするから…そしたら医務室で見てもらお?」

    エレン 「…俺は…ギブアップ…しない…」

    エレン 「と言うか…出来ねぇだ…ろ…」

    クリスタ 「私がエレンのタオルを取るよ?」

    クリスタ 「私もミーナに頼んでタオルを取ってもらうから…ね?」

    エレン 「大丈夫…だ…」

    エレン 「俺は…ユミルと約束したんだ…」

    エレン 「クリスタと…しっかり…話せって…言われた」

    エレン 「正直…今も…なんの話をすればいいか分からねぇ…けど…な」

    クリスタ 「いいよ…話なら沢山するから…とりあえず今は休んでて?」
  31. 31 : : 2019/10/24(木) 01:29:28
    アルミン 「…」イライラ

    ライナー 「エレン…そこは俺の席だ…」ギリギリ

    アルミン 「…ライナー」

    ライナー 「なんだ?アルミン」

    アルミン 「君はとりあえず裏切り者のミーナのタオルを取ってきてくれ」

    ライナー 「なんだと?俺の目的はエレンを倒す事だ!」

    ライナー 「お前の指図は受けない」

    アルミン 「そうか…ならクリスタを殴るか?」

    ライナー 「それは…出来ない…」

    アルミン 「君は今感情のまま動いてる…」

    アルミン 「それに比べて僕は冷静だ…僕ならクリスタを説得出来る…それからエレンを好きにしていいから…とりあえず今は僕の言うことを聞け…」

    アルミン 「それにさっきの会話を聞いていたろ?僕は君のためにクリスタがエレンに告白するのを阻止したんだ…」

    ライナー 「…わかった」

    アルミン 「恐らくミーナはあっちにいる」

    ライナー 「了解」スタスタ

    ______

    ベルトルト 「…」(どうしょ…)

    ミーナ 「…」

    ベルトルト 「…」

    ミーナ 「…なんで」

    ベルトルト 「え?」

    ミーナ 「なんでアニを襲ったの?」

    ベルトルト 「…それは…アニが…」

    ミーナ 「アニはベルトルトが襲ってきたからって言ってたよね?」

    ミーナ 「嘘は辞めて?」

    ベルトルト 「…アルミンに…言われたから…」

    ミーナ 「…そうなんだ…」

    ミーナ 「…訓練としてアニを襲ってたのなら別に何も言わないよ…でもアニの目が怒ってる目だった…」

    ミーナ 「ずっと一緒にいたから…分かるんだ」

    ベルトルト 「…」

    ミーナ 「でもあんなに怒ってる目をしたアニ…初めて見た…」

    ベルトルト 「…」

    ミーナ 「サシャとコニーは?」

    ベルトルト「…脱落したよ」

    ミーナ 「…なんで?」

    ベルトルト 「…アルミンが…」

    ミーナ 「またアルミン…」

    ミーナ 「なんで?コニーとサシャはアルミンと一緒に行動してたのに…」

    ベルトルト 「…多分…邪魔だったから…じゃあ無いかな…」

    ミーナ 「…ベルトルトはそれを見て変に思わないの?」

    ベルトルト 「…」

    ミーナ 「私聞いてるだけでも…アルミンがおかしいって思ってるよ?」

    ミーナ 「なんて言うか…暴走してる…て言うか…」

    ベルトルト 「…」

    ミーナ 「…仲間ならアルミンを止めるべきじゃない?」

    ミーナ 「私は今すぐアルミンを止めに行きたいけど…とりあえず今はベルトルトを止めなきゃいけないから…」

    ベルトルト 「…僕とライナーは…クリスタの事が好きなんだ…」

    ミーナ 「それは…知ってたけど…関係あるの?」

    ベルトルト 「…知ってたんだ…驚きだな…」

    ミーナ 「女子の中でバレバレだよ?アピールし過ぎ…でも安心して?クリスタは知らないよ」

    ミーナ 「クリスタも意外と…エレンよりでは無いけど…鈍感だから」

    ベルトルト 「…そっか」

    ベルトルト 「…僕とライナーはアルミンにこう言われたんだ…」

    ベルトルトはアルミンに言われた事をミーナに伝えた
  32. 32 : : 2019/10/24(木) 01:30:09
    ミーナ 「そんなの…嘘じゃん…」

    ミーナ 「クリスタがただ強い人を好きになる訳ないじゃん…」

    ベルトルト 「僕もバカだなぁ…よくよく考えればミーナと同じ考えに辿り着いたのに…」

    ミーナ 「だからライナーとベルトルトはアルミンの味方になっているんだね…」

    ベルトルト 「うん…でも嘘だった…」

    ミーナ 「…なら!ライナーと2人でアルミンに怒りなよ!」

    ミーナ 「私なら怒るよ!」

    ベルトルト 「僕も怒りたいさ…でもライナーはアルミンに言われた事を信じてるんだ…」

    ミーナ 「…なんで…ライナーはアルミンが嘘をついたって分かっているんでしょ?」

    ベルトルト 「分かっているよ…」

    ベルトルト 「でも…ライナーはそれを嫌でも信じているのさ…」

    ミーナ 「そんな…悲しい事って…」

    ベルトルト 「だから僕はアルミンに怒ることさえ出来ない…ライナーがアルミンを頼っているから…」

    ミーナ 「知らないだろうけど…アルミンはクリスタの事が好きなんだよ?」

    ミーナ 「昨日…アルミンがクリスタに告白してるところ見たから!」

    ベルトルト 「僕らも見たさ!」

    ミーナ 「え?」

    ベルトルト 「僕とライナーは昨日クリスタと話がしたくてクリスタの後をついて行ったら…アルミンがクリスタに告白して振られたのを見てるんだ…」

    ミーナ 「そう…なんだ…」

    ベルトルト 「そこで気付いたのさ…アルミンが僕達に言った事は嘘ってね…」

    ベルトルト 「僕は…それに気づかず…ユミルや…マルコのタオルを取ってしまった…」

    ベルトルト 「訓練では無く!」

    ベルトルト 「クリスタと付き合いたい気持ちが一心で…仲間を襲った…」

    ベルトルト 「僕は…兵士失格さ…」

    ベルトルト 「だからせめてもの報いで…ライナーの為に…アルミンの指示に従っているんだ…」

    ミーナ 「酷い…酷すぎるよ…」

    ミーナ 「そんなことしても…誰も幸せになれない!」

    ベルトルト 「分かってる!…けど…良いんだよ」

    ベルトルト 「もうここまで来たんだ…元に戻る気もない」

    ベルトルト 「だからこの訓練が終わるまで…僕は悪者さ…」

    ミーナ 「…」シュ
    ビンタ

    パチン!

    ベルトルト 「…え」

    ミーナ 「ばか!」

    ミーナ 「ベルトルト…貴方は悪者なんかじゃない!」

    ミーナ 「今貴方がする事は…ライナーを止めること!分かる?」

    ベルトルト 「…だから…ライナーはアルミンを信じてるから…」

    ミーナ 「違う!ベルトルトはこんな事するのは嫌なんでしょ!?」

    ベルトルト 「…うん」

    ミーナ 「なら!人一倍責任感があるライナーはもっと嫌だって思ってるよ!」

    ミーナ 「一緒に居たならそれぐらい分かるでしょ!?」

    ベルトルト 「…ミーナ」

    ミーナ 「今…出来ること…ベルトルトにしか出来ないことをする事が大事なんじゃないの?」

    ベルトルト 「…」
  33. 33 : : 2019/10/24(木) 01:30:31
    ライナー 「ここにいたか…」

    ミーナベルトルト !?

    ミーナ 「ら…ライナー」

    ベルトルト 「ライナー…」

    ライナー 「ベルトルト…何をしてる…エレンが来たぞ…話をしてる暇は無い」

    ベルトルト 「…そっか」

    ライナー 「…まぁいい」

    ライナー 「アルミンから言われたが…」

    ライナー 「ミーナ…お前を倒せって言われた」

    ミーナ 「えっ…」

    ベルトルト 「!?」

    ベルトルト 「ちょっと待って…なんでミーナを?」

    ライナー 「俺も詳しくは知らない…が言われたから俺は来ただけだ」

    ライナー 「ベルトルト…お前も協力しろ」

    ライナー 「クリスタの為にも」

    ベルトルト 「…」

    ミーナ 「…ベルトルト…」

    ベルトルト 「めようよ…」

    ライナー 「うん?なんだ?ベルトルト」

    ベルトルト 「ライナー…もう辞めようよ」

    ライナー 「…何がだ?」

    ベルトルト 「こんな感じで仲間と戦うのを辞めようよ!」

    ライナー 「…ベルトルト…お前アルミンの話を忘れたのか?」

    ベルトルト 「…覚えてるよ…でももう嘘ってわかっている筈だろ…ライナー!」

    ライナー 「…だまれ」

    ベルトルト 「黙らない!」

    ライナー 「お前は諦めるのか!?」

    ベルトルト 「昨日のクリスタの会話を一緒に聞いていたろ!」

    ベルトルト 「クリスタはエレンをどんな風に想っているか…」

    ベルトルト 「…エレンに対しての気持ちが強過ぎるよ…僕達には叶わないぐらい!」

    ミーナ 「…ベルトルト…」

    ライナー 「黙れ!邪魔するならお前を潰す!」

    ベルトルト 「ライナー…やるのか…今…ここで!?」

    ライナー 「ああ…戦士として…一人の男として…勝負は今…ここで決める!」ダッダッ
    タックル

    ベルトルト 「ミーナ!離れてろ!」

    ミーナ 「う…うん!」

    ベルトルト 「ライナー…止めてみせる!」スッ
    構える

    ______
  34. 34 : : 2019/10/24(木) 01:30:58
    アニ 「…」ハァハァ

    ミカサ 「…」ハァハァ

    アニ 「ミカサ!今私達が争ってる時間はない!」

    ミカサ 「私がアニを止めなきゃ…」

    ミカサ 「アナタはアルミンを倒そうとする…違わない?」

    アニ 「アルミンの様子がおかしいとミカサは思わないの!?」

    アニ 「エレンをあんなにも…殴って!」

    ミカサ 「そもそも…そっちが裏切ってなければこんな事にはならなかった…」

    ミカサ 「その原因を作ったのは…お前だ…アニ!」

    アニ 「私はもう協力しないって伝えた!それを忘れてないかい!?」

    ミカサ 「私は直接聞いてないし…それを私は許してない…勝手にやめといて…何が伝えただ!」

    アニ 「…私は…エレンが好きだ!」

    ミカサ 「…え…」

    アニ 「私は…エレンの事が好きだから…」

    アニ 「クリスタがエレンのことを諦めさせる計画に協力したに過ぎない…」

    ミカサ 「…私もエレンが好きって事は知ってるよね?」

    アニ 「知ってるよ…でもクリスタが1番のライバルだと感じた…だから協力した…」

    ミカサ 「…そう…私には勝てると…思ったわけね…」

    アニ 「…そういう事になるね」

    ミカサ 「…アニ…」

    ミカサ 「アンタが裏切った理由はこれで分かった…」

    ミカサ 「でもねアニ…あなたは今…私を本気で怒らせた…」

    ミカサ 「…アニ…エレンは…お前に渡さない…」ゴゴ

    アニ 「…」

    ミカサ 「お前を全力で…潰す!」

    アニ 「…アンタとはもっと別の所でこの話をしたかったよ…でもアンタがその気なら…」

    アニ 「…私も…全力でアンタを倒して…エレンを救う!」

    ______
  35. 35 : : 2019/10/24(木) 01:31:51
    クリスタ 「エレン…」

    エレン 「…」ハァハァ

    クリスタ 「…よい…しょ」スト
    クリスタは自分の膝にエレンの頭を置いた

    エレン 「…」ハァハァ

    クリスタ 「エレン…」ギュ
    エレンの手を握る

    エレン 「すまねぇ…クリスタ…」

    クリスタ 「無理しなくていいからね…」

    アルミン 「エレン」スタスタ

    クリスタ 「…アルミン…何しに来たの…」

    クリスタ 「来ないでって言ったでしょ?」

    アルミン 「クリスタ…悪いけどエレンは倒さしてもらうよ?」

    クリスタ 「なんで…なんでそんなにエレンを倒したがるの!」

    アルミン 「…ムカつくからだよ?」

    クリスタ 「…アルミン…変だよ…」

    アルミン 「コイツが居なければ……」

    アルミン 「僕は…クリスタの事が好きなのに…」

    クリスタ 「何よそれ!…彼氏ズラしないでよ!」

    クリスタ 「迷惑だよ!」

    エレン 「良いんだ…クリスタ…」スク
    立ち上がる

    クリスタ 「エレン!立っちゃいけない!」

    エレン 「アルミン…本当にすまない…でも俺はユミルと約束したんだ…」

    クリスタ 「エレン…」

    エレン 「アルミン…お前の気が済むまで…俺を殴りたければ殴れ!」

    エレン 「それで…許してくれるか?」

    クリスタ 「エレン!あなたはそれ以上殴られたら…死んじゃうよ!」

    エレン 「俺は…死なねぇよ…」

    アルミン 「そこまで元親友に言われたら…僕も参っちゃうよ…」スタスタ

    クリスタ 「アルミン…お願い…もう辞めて?」

    アルミン 「クリスタ…エレンが僕に頼んでるんだ…僕はその気持ちに答えなきゃね☆」

    クリスタ 「アルミン…」

    アルミン 「…」シュ
    エレンにパンチ

    ズドォン!

    エレン 「がっ!」

    アルミン 「良いよ…許すよエレン…その代わり君を思う存分…痛い目に遭わせてあげる!」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    エレン 「ぐはっ!」フラフラ

    アルミン 「おーと?立てよ?」

    アルミン 「倒れたら…許さないからな?」

    エレン 「…」ハァハァ

    エレン 「…わか…った…」

    クリスタ 「もう…やめてよ…」ウルウル

    アルミン 「その意気だぁ!」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    エレン 「うっ…」

    アルミン 「ほら!」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    エレン 「かっ!」

    アルミン 「ほら!」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    エレン 「ぐふっ!」

    アルミン 「おらぁ!」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    エレン 「ぎっ…」

    アルミン 「おお!」グググ

    エレン 「かっ…はっ…」

    アルミン 「おら!!」

    アルミン 「…」ハァハァ

    アルミン 「…どうだ!」

    エレン 「かっ…」ドサ
    倒れるエレン

    クリスタ 「…」スタスタ

    アルミン 「立てよ?四流兵士」

    エレン 「…」ハァハァ

    アルミン 「もう終わりか?」

    クリスタ 「…」シュ
    アルミンにビンタ

    パチン!

    アルミン 「…」ジンジン

    クリスタ 「…」ポロポロ

    クリスタ 「アナタなんか…大っ嫌い!!」ポロポロ

    クリスタ 「もう…一生…」ポロポロ

    クリスタ 「私や…エレンに近づかないで!」ポロポロ
  36. 36 : : 2019/10/24(木) 01:32:18
    アルミン 「…」

    クリスタ 「…」スタスタ
    倒れたエレンの方に行くクリスタ

    クリスタ 「エレン…大丈夫?」ポロポロ

    クリスタ 「ごめんね…私にもっと力が有れば…止められてたのに…」ポロポロ

    エレン 「…い…いんだ…お前は…わるく…ない」

    クリスタ「…ごめん…ひぐっ…」ポロポロ

    エレン 「それ…に…これは…俺と…アルミンの…問題だ…」

    アルミン 「そうだよ…クリスタ…」スタスタ

    クリスタ 「来ないでよ!」ポロポロ

    クリスタ 「それ以上…来たら…」ポロポロ

    クリスタ 「ブツから!」ポロポロ

    アルミン 「大丈夫…」スタスタ

    クリスタ 「来ないでって…言ってるでしょ!」シュ
    アルミンにパンチ

    パシ
    掴むアルミン

    アルミン 「…」

    クリスタ 「離して…ひぐっ…」ポロポロ

    アルミン 「ごめんね…泣かせて…」パッ
    離すアルミン

    アルミン 「今は僕のことが嫌いでも…いずれ君を必ず僕のことを好きにさせてあげるからね」

    クリスタ 「…なるわけ…無いよ…」ポロポロ

    クリスタ 「おかしいんじゃない!」ポロポロ

    アルミン 「僕は至って普通さ…」

    アルミン 「それに…クリスタ…君じゃあ僕とアイツのケンカは止められないよ…」

    クリスタ 「…ならアルミン…私が相手になる!」

    アルミン 「…無理だよ…クリスタ」

    クリスタ 「私は…これ以上エレンが無防備に殴られてる所を見たくない!」

    エレン 「大丈夫だ…クリスタ…」スク
    立ち上がる

    クリスタ 「エレン…もうあなたの体は…ボロボロ…立ってはいけない…」

    アルミン 「いいよぉぉ!!エレン!」

    アルミン 「その意気だ!!」

    エレン 「…まだ…くたばる訳には…行かねぇ」

    クリスタ 「もう…充分だよ…」

    アルミン 「…」ハァー

    アルミン 「…羨ましいよ…エレン…」

    アルミン 「そうやって…クリスタに心配掛けてもらって…」

    エレン 「…」ハァハァ

    アルミン 「…本当に…ムカつくよね」スタスタ

    エレン 「クリスタ…離れてろ…」

    クリスタ 「エレン…」

    エレン 「…」ハァハァ

    クリスタ 「…」スタスタ

    クリスタ 「…」(一度だけじゃなく…二度も…私は止められないの…?)

    クリスタ 「…」(これが…もし私がアニだったら…どうしてたのかな…)

    クリスタ 「…」ポロポロ

    クリスタ 「…」(アニと…特訓したのに…悔しいよ…)

    ______
  37. 37 : : 2019/10/24(木) 01:32:53
    ライナー 「…」ハァハァ

    ベルトルト 「…」ハァハァ

    ミーナ 「二人共…」

    ライナー 「うおー!」ビュン
    タックル

    ベルトルト 「でやー!」バッ
    ガード

    ドォン!

    ベルトルト 「くぅ!」

    ライナー 「…」ハァハァ

    ベルトルト 「…」ハァハァ

    ベルトルト 「この!」シュ
    パンチ

    ライナー 「…」ヒュン
    躱すライナー

    ライナー 「うぉぉ!」ビュン
    パンチ

    ドゴォン!

    ベルトルト 「づぁ!」ドサ
    倒れる

    ライナー 「…」ハァハァ

    ベルトルト 「…う」ハァハァ

    ライナー 「ベルトルト…すまない…」

    ライナー 「…タオルを取らせてもらう」スタスタ

    ミーナ 「いい加減にして!」

    ライナー 「…」

    ベルトルト「…ミーナ」

    ミーナ 「もう…辞めようよ!」

    ミーナ 「ライナー!貴方はアルミンに騙されてるの!分かる?」

    ライナー 「…」

    ミーナ 「クリスタはエレンの事が好きなの!」

    ミーナ 「こんなことしても…意味無いよ!」

    ライナー 「だまれ!」

    ベルトルト 「黙らないよ…ライナー」スク

    ベルトルト 「ミーナの言う通り…もうやめよ?」

    ライナー 「お前は…良いのか!?好きだったんだろ!?」

    ベルトルト 「好きだよ!!」

    ベルトルト 「でも!!クリスタが好きになった人は…エレンだ…」

    ベルトルト 「僕はクリスタの恋を素直に応援する!」

    ベルトルト 「それが…好きになった人としてのケジメじゃないのか!!ライナー!?」

    ライナー 「…」

    ミーナ 「ベルトルト…」

    ライナー 「だまれ…」

    ベルトルト 「ライナー…もう気づいているんだろ?」

    ライナー 「黙れ!」ダッダッ

    ミーナ 「危ない!ベルトルト!」

    ベルトルト 「くっ…」ギュ
    目をつぶるベルトルト

    ベルトルト 「…」

    ミーナ 「…!?」

    ベルトルト 「…え?」チラ

    ライナー 「…」
    ベルトルトの顔面目の前で握った拳を止めるライナー

    ベルトルト 「ライナー…」

    ライナー 「俺だって…気づいているさ…」

    ライナー 「騙された事や…今やってる事がどんなに無意味かなんて…知っているさ…」

    ライナー 「…俺は…この気持ちは…どうすればいい…」ドサ
    地べたに座り込むライナー

    ベルトルト 「…」
  38. 38 : : 2019/10/24(木) 01:33:20
    ライナー 「仲間だから信じたアルミンに騙された事…それに気づかず…俺は…エレンを殴った…」

    ベルトルト 「…」

    ミーナ 「…ライナー」

    ライナー 「幸いにも…アイツは…俺が訓練として裏切ったと勘違いしてる…」

    ライナー 「俺は…訓練としてでは無く!自分の欲でエレンを裏切ったんだぞ!」

    ライナー 「エレンだけじゃない…ユミルやマルコ…ジャンまでもが…俺は訓練としてでは無く…邪魔者として…タオルを取ってしまった…」

    ライナー 「ここまで来て…引き返すことは出来ないんだ!」

    ベルトルト「そんな事ないさ…事情を皆に話して…謝れば…許してくれるよ…」

    ベルトルト 「僕達は…ずっと一緒に居た仲間だろ?」

    ライナー 「ベルトルト…」

    ライナー 「俺は…アルミンが憎い…けど…まだ信じてる俺も…いるんだ」

    ベルトルト 「ライナー…」

    ベルトルト 「ミーナが言っていたけど…」

    ベルトルト 「僕達に今出来ることをやるのが一番だと思うよ…」

    ミーナ 「…そうだよ…貴方達は悪くない!」

    ミーナ 「やった事は戻らない…でも!」

    ミーナ 「やり直す事は出来るよ」ニコ

    ライナー 「ベルトルト…ミーナ…」

    ベルトルト 「ねぇ…ライナー…アルミンに一緒に怒ろう」

    ライナー 「ベルトルト…」

    ライナー 「俺の頼みを聞いてくれるか?」

    ベルトルト 「なに?」

    ライナー 「俺のタオルを取ってくれ…」

    ベルトルトミーナ !?

    ベルトルト 「ライナー…なんで?」

    ミーナ 「どうして?一緒に怒るべきだよ!」

    ライナー 「俺はどうやら…心は弱いようだ…」

    ライナー 「ベルトルトみたいにすぐに気持ちを入れ替える事は出来ない…そしてアルミンを殴る事は出来ない…俺はまだ可能性を感じてる…」

    ベルトルト 「ライナー…」

    ミーナ 「…そんなにも…クリスタの事が好きなんだね…」

    ライナー 「だから…最悪お前らを襲いかねない…頼む…タオルを取ってくれ…もう…仲間を襲いたくないんだ…」

    ベルトルト 「…わかった」

    ライナー 「…ありがとな」

    ベルトルト 「1つだけいい?」

    ライナー 「なんだ?」

    ベルトルト 「エレンとアルミンは戦ってたの?」

    ライナー 「いや…分からんが…エレンがアルミンの目の前で倒れてたぞ…」

    ミーナ 「本当に!?」

    ライナー 「ああ…どうやってあのエレンを倒したか知らんがな」

    ベルトルト 「そうか…アニの言った通りだ…」

    ベルトルト 「なら…僕が…アルミンを止めてみせる…」

    ライナー 「頼んだぞ…」

    ベルトルト 「うん…本当に良いんだね?」

    ライナー 「ああ…」

    ベルトルト 「じゃあ…またね」パシ
    ベルトルトはライナーのタオルを取った

    ライナー 「おう…ありがとな…」

    ミーナ 「ライナー…しっかり休んでね」

    ライナー 「ありがとな…ミーナ…」

    監視上官 「行くぞ…ライナー・ブラウン」

    ライナー 「はい」

    ライナー 「ベルトルト…負けるなよ…」

    ベルトルト 「ああ…」

    ライナーは監視上官に回収された

    ライナー 脱落

    残り
    エレン
    クリスタ
    アルミン
    ミカサ
    アニ
    ベルトルト
    ミーナ

    計7名

    ______
  39. 39 : : 2019/10/24(木) 01:33:54
    ベルトルト 「僕達も早く行こ?」

    ミーナ 「ええ!」

    ベルトルト 「…」(ライナー…君の意思は…僕が継ぐ…)

    ______

    アルミン 「…」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    エレン 「…か…は…」ドサ
    倒れる

    アルミン 「…」ハァハァ

    クリスタ 「…」(私はどうすればいいの…)

    クリスタ 「…」(このままエレンが殴られ続け…倒れてる所を見てるしか出来ないの…)

    クリスタ 「…」(ユミル…助けて…)

    アルミン 「もう終わりか?イェーガー」

    エレン 「まだ…だ…」スク
    立ち上がる

    アルミン 「流石だよ…こんなに殴られてもまだ立てるんだね…訓練をしっかりやってる証拠だよ…」

    エレン 「…」ハァハァ

    アルミン 「ほら!」シュ

    ドゴォン!

    エレン「ぐっ…」ドサ
    倒れる

    ベルトルト 「やめろ!アルミン!」

    ミーナ 「エレンに手を出さないで!」

    アルエレクリ !?

    アルミン 「ベルトルト…」

    アルミン 「それに…」イラ

    アルミン 「ミーナ…何故居るんだ…ライナーはどうした…?」

    ミーナ 「ライナーなら…脱落したよ!」

    アルミン 「なんだと…!?」

    ベルトルト 「僕に頼んできたのさ…タオルを取ってくれってね…」

    アルミン 「何を考えてんだ…アイツは…」

    ベルトルト 「君こそ…どうして騙したの?」

    アルミン 「なんの事?」

    ベルトルト 「僕やライナーにあの話をしといて…君は昨日クリスタに告白したよね…」

    アルミン 「な…!?見てたのか?」

    クリスタ 「…あの話?」

    エレン 「アル…ミン…告白…してなかったんじゃ…無いのか…」

    アルミン 「だまれ!」シュ
    倒れたエレンに足蹴り

    ドン!

    エレン 「ぐっ…」

    ベルトルト 「やめろ!アルミン!」

    アルミン 「…でもおかしな話だ…」

    アルミン 「嘘だってわかったなら…何故僕の命令に従ってた?」

    ベルトルト 「ライナーが君を…嘘だってわかっても…それでも信じていたからさ!」

    アルミン 「…なんで?」

    ベルトルト 「クリスタの事が…それほど好きだったんだ!」

    ベルトルト 「だから…ライナーは嫌でも仲間と戦ったんだ…訓練としてはなく!」

    アルミン 「…ライナー…」

    クリスタ 「…そうなの…」

    ベルトルト 「…僕やライナーに騙したことを…謝って欲しい!」

    アルミン 「…ごめん」

    アルミン 「僕は許されない事をした…君がどんなに僕に怒っているか…君が僕だったら…僕も怒ってるよ…」

    アルミン 「だから…本当に…すまない…」

    ベルトルト 「…分かってもらえれば…良いんだよ…」

    アルミン 「僕を…殴ってくれ!」スタスタ
    ベルトルトの方に行く

    アルミン 「ごめんよ!」

    ベルトルト 「…やり直そ?今からでも遅くないから…ね?」

    アルミン 「うん…」

    ミーナ 「アルミン…」

    エレン 「…」ハァハァ

    クリスタ 「…エレン」

    エレン 「…クリ…スタ…」

    クリスタ 「なに?」

    エレン 「ベルトルトに…言ってくれ…」

    クリスタ 「何を?」

    エレン 「アルミンから…離れろって…」ハァハァ

    クリスタ 「…え?」

    クリスタ 「…!?」

    クリスタ 「ベルトルト!アルミンから離れて!」

    ベルトルト 「…え?」
  40. 40 : : 2019/10/24(木) 01:34:40
    アルミン 「…」ニヤ

    アルミン 「…」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    ベルトルト 「かっ!」

    アルミン 「…」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    ベルトルト 「ぎっ…」ドサ
    倒れる

    アルミン 「ふう…」

    アルミン 「悪いな…ベルトルト」

    ミーナ 「な…んで?」

    クリスタ 「ベルトルト!」

    アルミン 「なんで?って…別に僕は君達を騙したことを悪いって思ってないよ…」

    アルミン 「騙された方が悪いんだから」

    ベルトルト 「アルミン…くっそ…」(なんてパンチ力だ…)

    アルミン 「惨めだな…くさい芝居に騙され殴られる君を見てるとww」

    ミーナ 「それが…あなたのやり方なの?」

    アルミン 「…まぁ…冷静に判断しての決断を出したまで…」

    ミーナ 「ライナーの気持ちはどうなの!アルミン!」

    アルミン 「アイツはただのバカだ…」

    アルミン 「騙されたと分かったなら…僕のタオルを取ったりとかすれば良かったのに」

    アルミン 「それでも尚…僕の命令に従っていたからこうなったんだ…まぁお陰で僕は助かったけどねw」

    ミーナ 「ほんと…最低な…人…」

    アルミン 「最低だと?」

    アルミン 「ミーナ…忘れたのか?君は僕達と協力するって言ったよな?それなのに君はクリスタに話したよな?」スタスタ

    ミーナ 「ひっ!…こ…来ないで!」

    アルミン 「君は僕のことを最低って言うけど…僕達の事を裏切った君の方が最低な人だと思うけどなぁ!?」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    ミーナ 「うっ!」ドサ
    倒れる

    エレン 「アルミン…やめ…ろ…」

    クリスタ 「ミーナ!?アルミン…ミーナは女の子だよ!!」

    ベルトルト 「アルミィーン!!」

    アルミン 「クリスタ…これは訓練なんだよ?女の子だからって手加減するのはその人に失礼でしょ?」ニコ

    ミーナ 「は…は…」

    アルミン 「大丈夫?ミーナ?呼吸困難になってんじゃない?」

    アルミン 「死なれると困るから…君は早いところ脱落してもらわなきゃ…ね…」

    ベルトルト 「うおー!」ダッダッ

    アルミン 「!?」

    アルミン 「ベルトルト!いつの間に!」

    ベルトルト 「くらえぇ!!」シュ
    アルミンのお腹に怒りのパンチ

    カキーン

    アルミン 「…」

    ベルトルト 「…!?」

    アルミン 「…ふぅ」

    ベルトルト 「つ!」(拳が…痛い…なんで…?)

    アルミン 「ほらよ!」シュ
    パンチ

    ドゴォン!

    ベルトルト 「ぐあっ!」ドサ
    倒れる

    ベルトルト 「…」ハァハァ

    アルミン 「効かないな…」スタスタ

    ベルトルト 「まだ…だ…」スク
    立ち上がる

    アルミン 「良く立てるなぁ!?」シュ
    パンチ

    ベルトルト 「くっ!」パシ
    受け止める

    ベルトルト 「なっ…」

    ベルトルト 「…」(この感触…なんだこれは…アルミンの拳じゃない…別のもの…これは…鉄?)

    アルミン 「…」シュ
    もう片方の拳でパンチ

    ズドォン!

    ベルトルト 「ぐあっ!」ドサ
    倒れる

    ベルトルト 「…」ハァハァ

    ベルトルト 「…わかったぞ…」

    ベルトルト 「アルミン…服の中になにか仕込んでいるだろ…」

    アルミン 「お…よく分かったね」

    ベルトルト 「おかしいと思ったんだ…君のパンチ力がこんなにもあるわけが無いんだから…」

    アルミン 「合ってるよ…僕は腕に鉄の防具をつけているんだ…」ジャラ

    アルミン 「こんなんで殴られたら…痛いよね…」

    ベルトルト 「腕だけじゃないだろ…お腹にもだろ!」

    アルミン 「そうだね…」

    ベルトルト 「さっきまでずっとこれを作っていたのか…」

    アルミン 「まぁね…」

    アルミン 「本当はフル装備にしたかったけど時間が無かったからね…あいにく腕とボディにしか防具は着けれてないんだ…」

    アルミン 「それに…僕じゃそんな重いもの着けれる気がしない…」

    エレン 「そう…だったのか…」(だから足蹴りはそんなに痛くなかったのか…)

    クリスタ 「…ミーナ!」ダッダッ

    ミーナ 「う…」

    クリスタ 「大丈夫?」

    クリスタ 「アルミン…もう辞めてよ!」

    アルミン 「クリスタ…僕もやりたくないよ…でもこれが訓練なんだ…」

    クリスタ 「訓練なら早い所皆のタオルを取ったら良いじゃん!終わりにしてよ!」

    アルミン 「それじゃあ…僕の気が済まないよ?」

    アルミン 「ベルトルト…君は何しにここに来たんだ?」

    アルミン 「どうせライナーの恨みを晴らそうと来たんだろ?」

    ベルトルト 「…」

    アルミン 「残念だね…僕を倒せず…君が倒される…」

    アルミン 「だって君は弱いから…」
  41. 41 : : 2019/10/24(木) 01:35:35
    ベルトルト 「だまれぇ!」スク
    立ち上がる

    ベルトルト 「うおー!」シュ
    パンチ

    アルミン 「…」サッ
    ガード

    ガキン
    鉄に当たる

    ベルトルト 「くっ…」(拳が…)

    アルミン 「素手が鉄に勝てるわけないだろ?」シュ パンチ

    ズドォン!

    ベルトルト 「ぐぁっ!」ドサ
    倒れる

    エレン 「やめろ…アルミン…」スク

    アルミン 「…まだ…立てるのか」スタスタ
    エレンの方に行く

    エレン 「殴るなら!俺だけにしてくれ!」

    エレン 「皆を殴るな!」

    アルミン 「僕に指図するな!」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    エレン 「ぐっ…」フラ

    エレン 「これ以上…仲間が殴られる所は…見たくねぇ…」

    アルミン 「なら…止めてみろよ…」

    エレン 「何回も言っているが…お前が訓練として俺の事を見てくれない限り…俺は殴れねぇ…俺はお前と!訓練として戦いたいんだ!」

    アルミン 「はぁ…君は本当におおマヌケだなぁ!」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    エレン 「ぐあっ…」ドサ
    倒れる

    アルミン 「ふん…」

    アルミン 「さてと…まずは」スタスタ
    ミーナの方に向かう

    クリスタ 「ミーナしっかり…」

    ミーナ 「クリスタ…痛いよ…」

    クリスタ 「すぐに治まるよ…」

    ミーナ 「!?」

    クリスタ 「え?」チラ

    アルミン 「ミーナ♪」

    ミーナ 「ひゃ…やめて…来ないで…」ビクビク

    アルミン 「怖がってるのかい?」

    クリスタ 「アルミン…」ギリギリ

    クリスタ 「来ないで!」シュ
    パンチ

    アルミン 「クリスタ…」シュ
    躱す

    アルミン 「君は人を殴る子じゃないよ」

    クリスタ 「うるさい!」シュ
    パンチ

    アルミン 「…僕は君と戦えないよ…」シュ
    躱す

    クリスタ 「近寄らないで!」シュ
    パンチ

    カキン
    鉄に当たる

    アルミン 「…クリスタ…君じゃあ僕を倒せない」

    クリスタ 「くっ…」ジンジン

    アルミン 「大丈夫…ミーナはちょっと痛めつけるだけだよ…」

    ミーナ 「いやだ…いやだ…」

    クリスタ 「私がそれを許すと思わないで!」シュ

    カキン
    鉄に当たる

    クリスタ 「つぅ…」ジンジン

    アルミン 「無駄だよ…」

    クリスタ 「てや!」シュ
    顔面にパンチ

    アルミン 「おっと」シュ
    躱す

    アルミン 「危ないなぁ…顔に防具が着いてないからって顔を狙っちゃいけないだろ?」

    アルミン 「いけない子だね…」

    クリスタ 「くっ…」

    エレン 「やめ…ろ…」スク
    立ち上がる

    アルミン 「…お前…本当に…しつこいよ…」スタスタ エレンの方に行く

    クリスタ 「エレン!立ってはいけない!」

    アルミン 「お前は後でゆっくり痛めつけてやるから…」

    アルミン 「待ってろよォ!?」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    エレン 「か…」フラ

    エレン 「こんなんじゃあ…無かった…んだ…」

    アルミン 「ああ?」

    エレン 「俺は皆で…訓練として戦いたかった…んだ…」

    エレン 「ジャンと…もっと…楽しく…訓練をしたかったんだ…」

    エレン 「ライナーと…ユミルと一緒にミカサと戦って…勝ちたかったんだ…」

    エレン 「俺が望んでいたのは…こんなんじゃあ…なかった…」

    アルミン 「理想ってのは…予期しない事が起きるってのが付き物だろ?」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    エレン 「ぐぁっ!」ドサ
    倒れる
  42. 42 : : 2019/10/24(木) 01:36:04
    ベルトルト 「…エレ…ン」

    クリスタ 「…」(皆…やられていく…)

    クリスタ 「ミーナ…」

    ミーナ 「痛いよ…」

    クリスタ 「大丈夫…大丈夫だよ…」

    アルミン 「さてとまずはミーナ…」

    ベルトルト 「アルミン!」

    アルミン 「…」ハァー

    アルミン 「…君もバカだね…コイツと一緒…何も出来ないのに…立ち向かおうとする…」

    エレン 「…」ハァハァ

    ベルトルト 「バカなんかじゃない!」

    ベルトルト 「エレンは…君の事が好きだから…殴れないんだ!」

    アルミン 「…」

    ベルトルト 「アルミンは…クリスタの事を…好きな人を殴れないだろ!」

    ベルトルト 「エレンが殴れない理由はそれと同じさ!」

    アルミン 「…だまれ」スタスタ

    ベルトルト 「うおー!」シュ
    パンチ

    アルミン 「遅いよ」ヒュン
    躱す

    アルミン 「…」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    ベルトルト 「ぐはっ!」ドサ
    倒れる

    アルミン 「君は昨日から戦いすぎだ…もう戦える体力も無い…この僕が君のパンチをよけれるぐらいだからねぇ…」

    アルミン 「君は邪魔だからタオルを取るね」

    ベルトルト 「…う…」

    アルミン 「…」パシ
    ベルトルトのタオルを取る

    ベルトルト 「…」ハァハァ

    アルミン 「さてと…ミーナミーナ」スタスタ

    ベルトルト 「…」ハァハァ

    エレン 「…」ハァハァ

    ベルトルト 「エレ…ン…」

    エレン 「…ベルトルト…すまねぇ…」

    エレン 「俺のせいで…優勝…出来なくて…」

    ベルトルト 「…君に…監視上官に連れていかれる前に…伝えたいことがある…」

    ベルトルト 「ここに来る前…アニとミカサが戦ってた…」

    エレン 「ああ…知っている…」

    ベルトルト 「あのままだと…アニは…やられる…と言うか…ミカサが半殺しにする勢いだった…」

    エレン 「…そう…か…」

    ベルトルト 「早いところ…何とかしなきゃ…このままだとアニもミーナも…」

    エレン 「俺が…悪いんだ…俺が殴られ続けば…アルミンは…許してくれる…」

    ベルトルト 「君は…本当にそれで…アルミンが許してくれると…思っているのか…このままずっと殴られ続ければ…戦いが終わると…思っているのか…」

    エレン 「…」

    ベルトルト 「今…君に出来ることを…する事が…大事だと…僕は思っている…」

    ベルトルト 「このままだと…命に関わる…君だけじゃなく…アニやミーナ…ミカサ…クリスタまでもが…」

    ベルトルト 「君は本当にアルミンが訓練として戦ってくれなきゃ…アルミンと戦えないのか?」

    ベルトルト 「違うだろ!」

    ベルトルト 「君はアルミンの事を家族として見てるから!戦えないんだろ?!」

    エレン 「…」

    ベルトルト 「君のそのアルミンに対しての想いは…誰よりもあるのは分かっている…けど…」

    ベルトルト 「今!ワガママを言っている暇は無いんだよ!」

    ベルトルト 「僕が脱落した以上…この状況を変えるのは…エレン!君だ」

    ベルトルト 「エレン…迷っているなら…迷いを捨てろ…」

    エレン 「…」

    ベルトルト 「君しかいないんだ…」

    エレン 「ベル…トルト…」

    ベルトルト 「皆を…救ってくれ…」

    エレン 「…」

    監視上官 「ベルトルト・フーバー立てるか?」

    ベルトルト 「はい…」スク
    立ち上がる

    ベルトルト 「信じているよ…エレン・イェーガー!」

    ベルトルト 「そして!必ず…クリスタに君の気持ちを伝えるんだ…」

    監視上官 「フーバーチーム…脱落か」パシュン
    照明弾を撃つ

    キース教官 「…どうする?イェーガー」

    残り
    アニ
    ミカサ
    エレン
    クリスタ
    アルミン
    ミーナ

    計6名

    ____
  43. 43 : : 2019/10/24(木) 01:36:41
    エレン 「…確かに…俺のワガママ…だな…」

    エレン 「嫌だったんだ…小さい頃からずっと一緒にいた…俺の大事な家族だから…殴りたくなかったんだ…」

    エレン 「…それにアルミンとは…約束してるんだ…もう二度と喧嘩はしないと…でも…」

    エレン 「今戦ってるのは…クリスタ…アニ…ミーナ…ミカサ…すまねぇ…本当に…悪い事を…」

    エレン 「ベルトルト…ライナー…ユミル…ジャン…サシャ…コニー…上官7…マルコ…全部俺のせいだ…俺がもっとしっかりしていれば…」

    エレン 「ベルトルト…本当にすまねぇ…」

    エレン 「迷いを…捨てろ…か…」

    エレン 「今…俺に出来ること…」

    エレン 「…」スク
    立ち上がる

    ______

    クリスタ 「ミーナ…」

    ミーナ 「ごめんね…クリスタ…」ウルウル

    クリスタ 「何がよ…」ウルウル

    ミーナ 「私が弱いばかりに…」

    クリスタ 「ミーナは充分強いよ…私の方が弱いよ…」ポロポロ

    ミーナ 「もっと…鍛えれば良かったなぁ…」ポロポロ

    クリスタ 「ミーナ……」ポロポロ

    アルミン 「なんで泣いてるの?二人とも…」

    ミーナ 「アルミ…ン…」ポロポロ

    クリスタ 「アルミン…お願い…ミーナに手を出さないで…」ポロポロ

    アルミン 「好きな人にお願いされたらね…悩んじゃうよ…」

    アルミン 「でも…クリスタも鬼だなぁ…そう思うなら…嫌でもミーナのタオルを取ってしまえば良かったのに…」

    クリスタ 「…!?」

    アルミン 「あ…もしかして今頃気づいた?」

    クリスタ 「…」サッ
    ミーナのタオルを取ろうとした瞬間

    パシ

    アルミン 「だめだよ?」
    クリスタの手を止めるアルミン

    クリスタ 「やめて…ミーナを傷付けないで…」ポロポロ

    アルミン 「うーん…裏切ったからなぁ…」

    アルミン 「許さないよ?」

    ミーナ 「あ…あ…」ビクビク

    クリスタ 「…」(このままだと…ミーナが…)

    アルミン 「終わりだ…ミーナ!!」シュ
    パンチ

    クリスタ 「…」ポロポロ


    【……助けて……エレン……】


    アルミンのパンチがミーナに当たろうとした瞬間

    パシ

    アルミン 「…え?」

    エレン 「…」ググ

    アルミンのパンチを止めるエレン

    クリスタミーナ !?

    クリスタ 「え…エレン」ポロポロ

    ミーナ 「エレ…ン」ポロポロ

    エレン 「いい加減にしてくれ…アルミン…」

    アルミン 「ったく…まだ体力あるんだね」

    アルミン 「邪魔すると…許すものも許せなくなるよ?」

    エレン 「…」

    アルミン 「お前が悪いんだろ?お前が僕の頼みを聞けなかったから…こうなったんじゃないか…」

    エレン 「ああ…そうだな…」

    アルミン 「クリスタとミーナだけじゃない…皆こうなったのはお前のせい…」

    アルミン 「だからお前は僕に逆らうことも出来ない!殴る事も!」

    アルミン 「まぁ…お前は訓練としてがなんやら…変なこだわりがあるから…尚…僕を殴れないよなぁ!?」シュ
    パンチ

    エレン 「…」パシ
    受け止める

    アルミン 「な…!?」

    エレン 『うおおおぉぉぉ!!!!』
    アルミンの顔面にパンチ

    ズドォン!

    アルミン 「ぐわっ!」ドサ

    クリスタ 「え…エレン…」

    ミーナ 「…エレン」

    エレン 「こうなったのは確かにオレのせいだ…」

    エレン 「俺は…後悔しても…しきれねぇ…」

    アルミン 「くっ…」

    エレン 「だから…今…俺に出来ること…俺は…迷いを捨てる!」

    エレン 「今!守れるものを…俺は守る!」

    エレン 「俺はもう…後悔しねぇ!!」ギュ
    拳を握る
  44. 44 : : 2019/10/24(木) 01:37:17
    クリスタ 「エレンー」ポロポロ

    ミーナ 「ありがとぉ…」ポロポロ

    エレン 「悪いな…二人共…怖い思いさせて」ギュ
    2人を優しく抱き締める

    クリスタ 「怖かったよォ…」ポロポロ

    ミーナ 「怖かったよぉ…」ポロポロ

    エレン 「もう…大丈夫だからな…」

    クリスタ 「うん…エレンは…大丈夫?」ポロポロ

    エレン 「俺は大丈夫だ…もう…決めたんだ…」

    エレン 「クリスタ…俺がアルミンを止めてみせる!」

    クリスタ 「…エレェェン…」ポロポロ

    エレン 「ミーナ…痛かったろ…」スリスリ
    お腹をさする

    ミーナ 「うん…でも…大丈夫だよ…」ポロポロ

    アルミン 「くっそがぁ!」スク
    立ち上がる

    エレン 「…二人共…泣き止んだか?」

    クリミー 「うん」

    エレン 「歩けるか?」

    クリミー 「うん!」

    エレン 「なら…少し離れてくれるか?」

    クリスタ 「うん…」スタスタ

    ミーナ 「うん」スタスタ

    アルミン 「…エレン…君のパンチ痛かったよ…」

    アルミン 「口が切れたよ」プッ

    エレン 「…」

    アルミン 「…」イライラ

    アルミン 「この僕を!殴ったな!」

    アルミン 「お前が悪いのに!」

    エレン 「何言ってんだ?アルミン!」

    エレン 「俺はハナっからそのつもりで今ここに居る」スタスタ
    アルミンの方に行く

    アルミン 「くっ…」

    エレン 「来い…」

    アルミン 「…どうやら…本気だしいな…」

    アルミン 「…」(くそ…プランAが台無しになった…ミーナやエレンを殴るだけ殴って…クリスタに辞めて欲しいなら付き合えって言うつもりだったのに…)

    アルミン 「なら…決闘だ!イェーガー!」

    アルミン 「…」(プランBと行こうじゃないか)

    エレン 「…良いぞ」

    アルミン 「ただし…条件がある…」

    エレン 「なんだ?」

    アルミン 「もし僕が勝ったら…二度とクリスタに近寄るな!!」

    クリスタ 「なっ!?何言ってんの!?」

    クリスタ 「そんな条件エレンは許す訳ないじゃん!」

    クリスタ 「それに!私の気持ちは無視なの!?」

    クリスタ 「そんなの…私が嫌に決まってるじゃん!!」

    クリスタ 「ふざけないで!」

    アルミン 「僕は本気だよ…エレン…」

    エレン 「…」

    アルミン 「この条件をのんでくれるなら…僕は本気で戦えるよ…」

    アルミン 「どうせなら…本気で戦って欲しいでしょ?」

    アルミン 「…」(お前は戦うさ…僕が一番お前を分かっているんだから…)

    エレン 「…ああ…そうしよう」

    クリスタ 「エレン…そんな…」

    エレン 「クリスタ…」

    クリスタ 「…なに?」

    エレン 「…俺を信じろ…」

    エレン 「俺は…アルミンと本気でぶつかりてぇ…」

    クリスタ 「…エレン…」

    クリスタ 「…わかった…」

    アルミン 「そうこなくっちゃね」ニヤ
  45. 45 : : 2019/10/24(木) 01:37:38
    アルミン 「僕だけ条件を出すのは…お前が可哀想だ…どうせお前は負けると思うが…」

    アルミン 「仮に僕に勝ったら…君は何を望む?」

    エレン 「俺は…何も望まない…」

    アルクリ !?

    エレン 「俺はアルミンみたいに欲はねぇ…俺は…仲間と一緒に居れれば…それで満足だ…」

    アルミン 「…」(コイツ…本当にムカつくよ)

    クリスタ 「…エレン…」

    エレン 「クリスタ!」

    クリスタ 「!?」

    クリスタ 「なに?エレン!」

    エレン 「アニを助けてやってくれないか?」

    エレン 「知ってるだろうけど…今ミカサと戦ってるんだ…恐らくこのままだとアニはやられる…アニはここに来る前からずっと足を痛がってたんだ…」

    エレン 「だから…助けてやってくれ…」

    クリスタ 「…でも…私が行った所で…助けられるかわかんないよ…」

    エレン 「いつかの固定砲弾の訓練で一緒に対人格闘の練習をしたろ!?」

    クリスタ 「…うん…」

    エレン 「あの時のクリスタ…強かったぞ!」

    エレン 「お前はあの時よりずっと強くなっている!」

    クリスタ 「…でも…私は…アルミンにも勝てなかったんだよ…」

    アルミン 「クリスタ…何気に酷いこと言うね…」

    エレン 「クリスタ!お前は力はある!あとは自信を持て!お前なら必ず…アニを助けられる!」

    クリスタ 「…エレン…わかった!」

    エレン 「おう…負けるなよ…」

    クリスタ 「エレンこそ…絶対勝ってね…約束だよ!」

    エレン 「…ああ…約束だ…」

    クリスタ 「行くよ!ミーナ…あれ?」

    ミーナ 「…Zz」スゥ

    クリスタ 「…寝ちゃってるのかな?」

    クリスタ 「どうりで静かだと思った…」

    クリスタ 「安心して…寝たのかな…」

    クリスタ 「…なら…」パシ
    ミーナのタオルを取る

    クリスタ 「ご苦労さま…ミーナ」

    クリスタ 「訓練所でしっかり…休んでね…」

    監視上官 「ミーナ・カロライナ回収する」

    クリスタ 「あ…寝ているんで起こさないで持って行ってあげてください」

    監視上官 「わ…わかった」(難しい事頼むなぁ)

    残り
    アニ
    ミカサ
    クリスタ
    アルミン
    エレン

    計5名

    クリスタ 「取ったこと…怒らないでね…ミーナ」

    クリスタ 「一緒に戦ってくれて…ありがとう…」

    クリスタ 「エレン…信じてるよ」ボソ

    クリスタ 「…」ダッダッ

    ______
  46. 46 : : 2019/10/24(木) 01:38:05
    エレン 「ありがとう…クリスタ…」ボソ

    アルミン 「素晴らしいね」パチパチ

    アルミン 「僕の理不尽な条件をクリスタはのんだ…それほど…お前を信用してるって事なんだな…」イラ

    エレン 「アルミン…タレごとを言ってる時間はねぇ…」スタスタ
    アルミンの方に行く

    アルミン 「ムカつくよ…本当に…」

    エレン 「俺は覚悟が出来た…これ以上お前の好き勝手にはさせねぇ!」

    エレン 「俺は本気でお前とぶつかり…お前を倒す!」スッ
    構える

    アルミン 「…倒してみろよ」スッ
    構える

    エレン 「うおー!」

    アルミン 「うおー!」

    ____

    アニ 「うっ…」ドサ
    倒れる

    ミカサ 「…」ハァハァ

    ミカサ 「アニ…これでおしまいだね」

    アニ 「…」ハァハァ (足が…もう…限界…)

    アニ 「…」(エレン…ごめん…)

    クリスタ 「ちょっと待った!」

    アニミカ !?

    ミカサ 「クリスタ…何しに来たの…」

    アニ 「クリスタ…」

    クリスタ 「…アニ!ミカサ!喧嘩はおしまいにしよ!」

    クリスタ 「もう…これ以上仲間が殴られてる所なんか見たくないよ!」

    ミカサ 「…そんなくだらないことを言いに来たの?」

    クリスタ 「くだらなくなんか…無いよ…」

    ミカサ 「残念だけど…それは出来ない…何故ならアニはエレンの事が好きだから…」

    クリスタ 「…ほ…ほんと?」

    ミカサ 「ええ…アニ…私にやられる前に最後に伝えな?」

    アニ 「…」ハァハァ

    アニ 「クリスタ…私はエレンの事が好き…」

    アニ 「黙っててごめん…」

    クリスタ 「…アニ」

    アニ 「クリスタは知らないだろうけど…私はクリスタに隠し事をしてる…」

    アニ 「それは…何なのかはまた後で教える…けど今は…エレンを救いたい…」

    アニ 「私が早く行かなきゃ…エレンは…アルミンにやられちゃう…」

    クリスタ 「…そっか…」

    ミカサ 「つまり…私達はライバル…」

    ミカサ 「クリスタ…もし私に協力するなら…あなたを優勝させてもいい…悪くない交渉でしょ?」

    クリスタ 「アニ…エレンの事が好きだったんだね…それをもっと早く私に伝えていたら…」

    アニ 「…」

    クリスタ 「お互い…もっと…仲良くなれたような気がするよ」ニコ

    アニ 「クリスタ…」
  47. 47 : : 2019/10/24(木) 01:38:27
    クリスタ 「ミカサ…残念だけど…私はアニを助けに来たの…貴方とは協力しない!」

    ミカサ 「そう…好きにすればいい…」

    ミカサ 「アルミンには止められてるけど…もうそんな余裕も無い…」

    ミカサ 「クリスタ…私はあなたを倒す…」

    ミカサ 「けど…まずはアニ!」シュ
    アニに回し蹴り

    アニ 「!?」(まずい!)

    クリスタ 「アニ!」バッ!
    アニの前に割って入る

    アニ 「クリスタ!?危ない!」

    クリスタ 「はぁ!」サッ
    ガード

    スパァァン!

    クリスタ 「つぅ…」
    受け止める

    ミカサ 「…なに!?」

    クリスタ 「アニを…倒させやしない…」

    クリスタ 「ミカサ…あなたがアニを倒すなら…私があなたを倒す!」

    ミカサ 「…そう」

    アニ 「まさか…アンタに助けられるなんてね…」スク
    起き上がる

    クリスタ 「アニと特訓したからね…アニのおかげだよ…」

    クリスタ 「それに…アニ…」

    アニ 「なに?」

    クリスタ 「多分アニの隠し事って公園の事でしょ?」

    アニ 「!?」

    アニ 「なんでそれを…」

    クリスタ 「ミーナから聞いたの!」

    アニ 「そう…クリスタ…私を恨んでる?」

    クリスタ 「アニはエレンの事が好きなんでしょ?」

    アニ 「…うん」

    クリスタ 「なら…私達はライバル…」

    クリスタ 「アニが私だったら…同じことしてたよ!」

    アニ 「…クリスタ…」

    クリスタ 「アニと私はエレンの事が好き!つまりエレンに関しては私達は敵!」

    クリスタ 「だけど今は…味方だよ!」

    クリスタ 「アニ!私を信じて!」

    アニ 「…ふふw」(クリスタ…あなたは前のクリスタとは大違い…強くなっているよ)

    アニ 「クリスタ…アンタを信じて…私の背中を預けるよ…」サッ
    構える

    クリスタ 「アニ…うん!任せて!」サッ
    構える

    ミカサ 「クリスタ…あなたは弱い…あなたが敵になったからってどうって事ない…」ゴゴ

    ミカサ 「お前達に地獄を見せてあげる」ゴゴ

    アニ 「良い?特訓のことを思い出してやるんだよ!」

    クリスタ 「分かってるよ!アニ!」

    クリスタ 「アニ…もう一個伝えときたい事があるの」

    アニ 「なに?」

    クリスタ 「エレンはもう大丈夫だよ…」

    アニ 「…どう言う事?」

    クリスタ 「エレンは…アルミンと本気の戦いをやっているよ…エレンが言ってた…アルミンは俺が止めるって!」

    アニ 「そうなんだ…良かった…」

    クリスタ 「エレンの事は心配しなくていいよ…今は目の前にいるミカサを倒すことを集中だね!」

    アニ 「…ええ!」

    アニ 「行くよ!」

    クリスタ 「うん!」

    アニ 「…はぁ!」

    クリスタ 「てや!」

    ミカサ 「…来い!」

    ______
  48. 48 : : 2019/10/24(木) 01:39:19
    エレン 「おらぁ!」シュ
    お腹にパンチ

    ガキーン
    鉄に当たる

    エレン 「くっ…」

    アルミン 「効かないね!」シュ
    パンチ

    エレン 「おせぇ!」ビュン
    躱す

    アルミン 「もう一丁!」シュ
    パンチ

    エレン 「は!」ビュン
    躱す

    エレン 「おらぁ!」シュ
    顔面にパンチ

    アルミン 「…」サッ
    両手でガード

    ガキン!
    鉄に当たる

    エレン 「う…」(くそ痛てぇ…)

    アルミン 「素手が鉄に勝てると思うなぁ!」シュ
    パンチ

    エレン 「ふっ!」シュ
    躱す

    エレン 「おらぁ!」ビュ
    お腹に回し蹴り

    ガキーン
    鉄に当たる

    エレン 「くっ!」(くそ…)

    アルミン 「無駄だ!」シュ
    パンチ

    エレン 「おおお!」ヒュ
    躱す

    エレン 「うらぁ!」ビュン
    顔面にカウンターパンチ

    アルミン 「…」サッ
    片手でガード

    ガキン!
    鉄に当たる

    エレン 「く…あ…」(くそ…手が…)

    アルミン 「おお!」シュ
    パンチ

    ズドォン!
    お腹に当たる

    エレン 「がふっ…」

    アルミン 「まだだ!」シュ

    エレン 「くっ!」ビュン
    躱す

    エレン 「うおー!」シュ
    また顔面にカウンターパンチ

    アルミン 「な!」

    ズドォン!

    アルミン 「ぐ…は…」

    エレン 「まだだ!アルミン!」シュ
    パンチ

    アルミン 「くっそ!」サッ
    両手でガード

    ガキン
    鉄に当たる

    ピシ
    何かの音

    アルミン 「!?」

    エレン 「…うぁ…」(痺れる…)

    アルミン 「うおら!」シュ
    パンチ

    《なんだ…今の音は…?》

    ズドォン!

    エレン 「が…」フラ

    アルミン 「うおー!」シュ
    お腹にパンチ

    ズドォン!

    エレン 「ぐぁ!」ドサ
    倒れる

    アルミン 「…」ハァハァ

    エレン 「…まだ…だ」スク
    立ち上がる

    アルミン 「いい加減に…負けろよ」ハァハァ

    エレン 「俺は…負けねぇ!」シュ
    パンチ

    アルミン 「うおー!」シュ
    パンチ

    ガキーン!
    拳と拳がぶつかり合う

    エレン 「ぐ…うおお!」

    アルミン 「だりゃー!!」

    競り合う2人

    エレン 「ぐ…」

    アルミン 「うおー!」ビュン

    ドゴォン!
    エレンのお腹に当たる

    エレン 「がはっ!」ドサ
    倒れる

    アルミン 「…」ハァハァ

    ピシピシ
    何かの音

    アルミン 「!?」

    アルミン 「まさか…」サッ

    アルミンは自分の両手に着けてる防具を確認した

    アルミン 「亀裂が…入っている…」

    アルミン 「やはり…鉄くずで作った防具だから…耐久性が無いのか…」

    アルミン 「くそ…」

    エレン 「…ぐ…」スク
    立ち上がる

    エレン 「アルミン…俺はお前を許さねぇ…」

    アルミン 「だまれぇ!」シュ
    パンチ

    エレン 「お前は!」ヒュ
    躱す

    エレン 「サシャのタオルを!」シュ
    お腹にパンチ

    カキーン
    鉄に当たる

    エレン 「コニーのタオルを!」シュ
    お腹にパンチ

    カキーン
    鉄に当たる

    アルミン 「くっ!やめろ!」シュ
    パンチ

    ズドォン!
    お腹に当たる

    エレン 「ぐ…」

    エレン 「…そして!ベルトルトを痛めつけた!」シュ
    お腹にパンチ

    カキーン
    鉄に当たる

    ピシ

    アルミン 「くそ!」(なんだ…コイツは…さっきから防具を殴って…拳が痛くないのか?)
  49. 49 : : 2019/10/24(木) 01:39:48
    アルミン 「やめろ!」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    エレン 「が…は…」

    アルミン 「おぅら!」シュ
    パンチ

    エレン 「ミーナを!」ヒュ
    躱す

    アルミン 「な!まだ…躱す体力が…」

    エレン 「殴った!」シュ
    お腹にパンチ

    ガキ…
    鉄に当たる

    ピシピシ

    アルミン 「しつこいぞ!」シュ
    パンチ

    エレン 「そして…」ヒュ
    躱す

    アルミン 「なぜ…躱せるんだ…!?」

    エレン 「クリスタを!」シュ
    顔面にパンチ

    ドゴン!

    アルミン 「ぐあぁ!」ドサ
    倒れる

    エレン 「悲しませた…」ハァハァ

    アルミン 「く…」

    エレン 「皆…俺の大切な仲間だ…」

    アルミン 「…」ハァハァ

    エレン 「立てよ!四流兵士!」

    エレン 「皆の意思を…俺が継ぐ!」

    アルミン 「くそがぁ!」スク
    立ち上がる

    アルミン 「舐めた口聞きやがって…お前が悪いのに…開き直りか?イェーガー!!」

    エレン 「でも…それと同時にお前に…感謝もしてるんだ」

    アルミン !?

    アルミン 「なん…だと…」

    エレン 「お前のお陰で…クリスタは…強くなった…あの前のクリスタとは…大違いだ…」

    エレン 「アルミン…お前も見ていたろ?クリスタはアニを助けるためにミカサのところに走っていったんだぞ?あのミカサにだぞ…」

    エレン 「俺は嬉しいよ…」

    アルミン 「…」(なんだ…コイツは…なんでいきなりクリスタの話をするんだ…)

    アルミン 「…」(やめろ…やめろ!!)

    アルミン 「…」(お前は…鈍感死に急ぎ野郎だろ…クリスタに特別な感情を…抱いてる様な言い方を…するな…!)

    アルミン 「ふざけるなぁ!!」シュ
    パンチ

    エレン 「ふざけてなんか!」ヒュ
    躱す

    エレン 「いねぇ!」シュ
    お腹にパンチ

    ビキビキ
    鉄に当たる

    アルミン 「な…!?」

    エレン 「俺は!大真面目だぁ!!」シュ
    お腹にパンチ

    バキャン!
    鉄を砕き
    アルミンのお腹に当たる

    アルミン 「ぐわぁ!!」ドサ

    エレン 「…」ハァハァ

    エレン 「たとえ…どんな…防具を着けていても…」

    アルミン 「が…」ゲホゲホ

    エレン 「いずれ…耐久力は…無くなる」

    エレン 「いいか…アルミン!」

    エレン 「鉄が素手に…勝てるわけ…ねぇんだ!!」

    アルミン 「く…そ…」(なんちゅうデタラメなパンチ力だ…)

    アルミン 「だから…なんだ…お腹の防具が壊れただけだぞ…」(いくら鉄くずで作った防具だからといって…素手でマジで壊しやがって)

    エレン 「…く…」(手が…くそ痛てぇ)

    アルミン 「まだ…両腕は壊れてない!」

    エレン 「なら…全て壊すだけだ…」

    アルミン 「…イェーガー…僕はもうお前を痛めつける事をしない…サッサとお前のタオルを取って…僕は勝つ…」

    エレン 「そうか…なら…俺もお前のタオルを取る!」

    アルミン 「…お前じゃあ…僕に勝てないんだよぉ!」ダッダッ

    エレン 「はぁ!」ダッダッ

    ____
  50. 50 : : 2019/10/24(木) 01:40:19
    ミカサ 「遅い!」シュ
    パンチ

    アニ 「は!」ビュン
    躱す

    クリスタ 「てや!」シュ
    パンチ

    ミカサ 「ふ」ビュン
    躱す

    ミカサ 「はぁ!」シュ
    アニにパンチ

    アニ 「…任せた!」

    クリスタ 「うん!」サッ
    ガード

    ズドン!

    クリスタ 「く…今のうち!」

    アニ 「はっ!」シュ
    蹴り

    ミカサ 「く…」シュ
    躱す

    ミカサ 「厄介…」

    ミカサ 「はぁ!」シュ
    クリスタにパンチ

    クリスタ 「つぅ…!」ビュン
    なんとか躱す

    ミカサ 「はぁ!」ビュン
    さらにクリスタに蹴り

    アニ 「させない!」ビュン
    蹴り

    ズドォン!
    蹴りと蹴りがぶつかり合う

    ミカサ 「く…」

    アニ 「う…」ズキ

    アニ 「クリスタ!」

    クリスタ 「うん!」

    クリスタ 「ていや!」シュ
    パンチ

    ミカサ 「く…」ビュン
    なんとか躱す

    クリスタ 「避けられた…でも」ダッダッ

    ミカサ 「しつこい!」ビュン
    回し蹴り

    クリスタ 「…」ダッダッ

    ミカサ 「へぇ…堂々と当たりに来たか!」

    クリスタ 「…」(違うよ…ミカサ…)

    ミカサの蹴りがクリスタに当たろうとした瞬間

    アニ 「はぁぁ!」ビュン
    回し蹴り

    ズドン!

    蹴りと蹴りがぶつかり合う

    ミカサ 「くっ…アニ…」

    アニ 「うぅ…今だ!」

    クリスタ 「はぁぁ!」ダッダッ

    回想中

    ____

    クリスタ 「う…」ドサ
    倒れる

    アニ 「全然ダメ…良い?パンチってのは身体全体を使わなきゃだめ…何回も言ってるでしょ?」

    アニ 「前よりは良くはなってるけど…まだまだだね」

    クリスタ 「うん…しっかり意識してるけど…なかなか出来ないや…」

    アニ 「弱音を吐かないの…」

    アニ 「もう1回やるよ」

    クリスタ 「うん!てや!」シュ
    パンチ

    アニ 「…」パシ

    アニ 「弱い!」シュ
    パンチ

    ズドン!

    クリスタ 「う…」フラ

    アニ 「倒れないよ?」

    クリスタ 「う…」
    なんとか耐える

    アニ 「良いよ…クリスタ」

    アニ 「ほら…来な?」

    クリスタ 「うん!」

    ______

    回想終了
  51. 51 : : 2019/10/24(木) 01:40:59
    クリスタ 「…」(私は…沢山特訓した…)

    クリスタ 「…」(弱音もたくさん吐いた…それでも厳しいアニに付いてきた…)

    クリスタ 「…」(それも全部エレンに認められる為に…でも…今はちょっと違う…)

    クリスタ 「…」(エレンに認められる為もあるけど…今はアニを助けるため!)

    クリスタ 「…」(私が…今…出来ることを…)

    クリスタ 「…」(ミカサを倒し…エレンを助けたい!私は…皆を助ける!)

    クリスタ 「てぃやー!!」ビュン
    パンチ

    ミカサ 「私はまだ両手を使える!」

    ミカサ 「たたき落とす!」シュ
    パンチをしようとした瞬間

    ミカサ 「う…」ズキ

    ミカサ 「く…」(脇腹が…上官7に殴られた時か…)

    クリスタのパンチがミカサのお腹に当たる

    ドゴン!

    ミカサ 「ぐぅ…!」スト
    しゃがみこむ

    クリスタ 「やった!」

    アニ 「良くやった…クリスタ!」

    アニ 「う…」ズキ

    クリスタ 「アニ…大丈夫?」

    アニ 「え…ええ…」

    ミカサ 「ぐ…う…」(予想以上に重いパンチだ…くそ…だけど!)

    ミカサ 「まだ…だ!」ダッダッ

    アニ 「!?」

    アニ 「クリスタ!後ろ!」

    クリスタ 「え…!?」

    ミカサ 「はぁ!」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    クリスタ 「が…」ゲホゲホ

    ミカサ 「まだ!」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    クリスタ 「う…」ドサ
    倒れる

    アニ 「ちっ!」ズキズキ

    アニ 「クリスタ…ごめん」(足が大丈夫だったら…守れたのに…)

    ミカサ 「ふ…う…」(2発も与えたんだ…クリスタはもう意識は無い…)

    ミカサ 「クリスタは気絶した…あとはアニ…」

    アニ 「くっ…」

    ミカサ 「…」スタスタ

    アニ 「クリスタ…」

    クリスタ 「…」
    倒れてる

    アニ 「…くそ…」

    アルミン 「ぐぁ!」ドサ
    倒れる

    ミカアニ !?

    ミカサ 「アルミン…!?」

    アニ 「…」ハァハァ

    アルミン 「く…そ…」スク
    起き上がる

    エレン 「…」ハァハァ

    アルミン 「おらぁ!」シュ
    パンチ

    エレン 「うおぉ!」シュ
    パンチ

    ドゴン!
    拳と拳がぶつかり合う

    アルミン 「く…」

    エレン 「う…」ズキ

    アルミン 「ちからが弱ってるぞ!」ビュン

    ズドォン!

    アルミンが競り勝つ

    エレン 「ぐはぁ!」ドサ
    倒れる

    アルミン 「…」ハァハァ

    アルミン 「タオルを取らしてもらうよ」スタスタ

    ミカサ 「アルミン…」

    アニ 「…」ハァハァ

    アニ 「…」(うそ…あのアルミンがエレンと互角の勝負を…いや…アルミンが僅かに優先か…)
  52. 52 : : 2019/10/24(木) 01:41:47
    ミカサ 「アルミン!」ダッダッ

    アルミン 「うん?」

    アルミン 「ミカサ…?」

    エレン 「ミカ…サ…」ハァハァ

    アルミン 「何でここに?」

    ミカサ 「いや…アルミン達がここに来た…」

    アルミン 「そうか…いつの間にかミカサたちの方に来てたのか…戦いに夢中になってたよ…」

    ミカサ 「そんな事より…なんでエレンと戦ってるの…」

    アルミン 「約束したからさ…」

    アルミン 「エレンとの勝負で勝ったらエレンはもうクリスタに近寄らない…」

    ミカサ 「そう…」

    アルミン 「これで僕が勝ったら…君に敵は居なくなるよ…だから沢山エレンにアピールしなよ?」

    ミカサ 「…でもアニが…エレンの事が好きらしい…」

    アルミン 「そう…なんだ…」(アニ…言ったのか…)

    アルミン 「大丈夫…僕も協力するから…」

    ミカサ 「アルミン…ありがとう…」

    アルミン 「とりあえず…ミカサはアニのタオルを取ってくれ…」

    ミカサ 「わかった…」スタスタ

    アニ 「クリスタ…起きて…」ユサユサ

    クリスタ 「う…」

    アルミン 「さてと…タオルを取るか」

    エレン 「まだ…だ…」スク
    起き上がる

    アルミン 「ちっ!…いい加減に負けろよ…」スタスタ

    エレン 「…」スッ
    構える

    アルミン 「…」(両手の防具の耐久力ももう無いんだよ…さっさとタオルを取らなきゃ…)

    アルミン 「うお!」シュ

    エレン 「はぁ!」シュ

    ____
  53. 53 : : 2019/10/24(木) 01:42:20
    アニ 「クリスタ…」

    クリスタ 「…」

    ミカサ 「ごめんね…アニ…放って置いて」スタスタ

    アニ 「…もう帰ってきたの…」

    アニ 「のんびりアルミンと話してなよ…」

    ミカサ 「お前を脱落させたら…そうさせてもらう…」

    アニ 「…そう」スッ
    構える

    ミカサ 「…」スッ
    構える

    アニ 「はぁ!」ビュン
    蹴り

    ミカサ 「遅い」ヒュ
    躱す

    ミカサ 「ふ!」シュ
    パンチ

    ズドォン!

    アニ 「う…」ドサ
    倒れる

    ミカサ 「これで終わり!」シュ
    パンチ

    アニ 「まだ!」シュ
    足払い

    バシ!

    ミカサ 「う…」ドサ
    倒れる

    アニ 「アンタが…この技を…食らうとはね…」ゲホゲホ

    ミカサ 「悪あがきを…」スク
    起き上がる

    アニ 「はぁ!」ビュン
    蹴り

    ミカサ 「くっ…」ヒュ
    なんとか躱す

    ミカサ 「しぶといぞ!」

    アニ 「私はここで脱落する訳にはいかない!」

    クリスタ 「う…」

    ミカサ 「はぁ!」シュ
    パンチ

    アニ 「ふっ!」シュ
    パンチ

    ズドン!
    拳と拳がぶつかり合う

    クリスタ 「あ…れ…」

    クリスタ 「気を失って…た…」

    クリスタ 「確か…ミカサのパンチが当たって…タオル!?」

    タオルがあるか確認する

    クリスタ 「は…ある…まだ脱落してないみたい…」

    アニ 「う…」ドサ

    ミカサ 「…」ハァハァ

    ミカサ 「…アニ…もういい加減おしまいにする」スタスタ

    ミカサ 「…」(もう体力が限界…早いところ…終わらせよう…)

    アニ 「…」ハァハァ

    アニ 「…」(駄目…もう動ける気がしない…)

    アニ 「…」(クリスタ…エレン…ごめん…)

    ミカサ 「これで…最後だ!」シュ
    パンチ

    クリスタ 「アニ!」バッ
    アニの前に入る

    アニ 「クリスタ!?」

    ミカサ 「な…!?」

    クリスタ 「てや!」シュ
    パンチ

    ドゴン!
    拳と拳がぶつかり合う

    ミカサ 「く…クリスタ…気絶したんじゃ…」ググ

    クリスタ 「まだ…私は…戦える!」ググ

    競り合う2人

    ミカサ 「つぅ…」(私が…こんな弱い奴に…負けるか…)

    クリスタ 「…ぐ…う…」ググ

    ミカサ 「く…そ…」ググ

    クリスタ 「てぃやー!!」シュ

    ズドン!

    競り勝つクリスタ

    ミカサ 「が…」スト
    しゃがみこむ

    クリスタ 「…」ハァハァ

    アニ 「アン…タ…大丈…夫なの…」

    クリスタ 「全然大丈夫じゃないよ…」

    クリスタ 「めっちゃ痛いよ…」

    アニ 「…」ハァハァ

    アニ 「…」(あのミカサのパンチを2発もモロに食らって…起き上がるなんて…)

    アニ 「…」(特訓の成果が出たの…かな…)

    クリスタ 「ミカサ…タオル取るよ…」

    ミカサ 「う…」(いくら…体力が無くても…この私が負けるなんて…)

    クリスタ 「…」スタスタ
    ミカサの方に行く
  54. 54 : : 2019/10/24(木) 01:42:58
    エレン 「うぉぉ!」シュ
    パンチ

    アルミン 「おらぉ!」シュ
    パンチ

    ドゴン!
    相打ち

    エレン 「が…」フラ

    アルミン 「う…」フラ

    クリスタ 「!?」

    クリスタ 「エレン!?」

    クリスタ 「どうして…ここに…?」

    エレン 「…」ハァハァ

    アルミン 「…」ハァハァ

    ビキビキ
    防具に亀裂が入る

    アルミン 「…くそ」(もう…限界か…)

    アルミン 「…」(次で…トドメだ…)

    エレン 「…」フラ

    エレン 「…」(駄目だ…意識が飛びそうだ…)

    アルミン 「イェーガー…この戦い…僕の勝ちだね…」

    エレン 「は…まだ…俺は…負けてねぇぞ?」フラ

    アルミン 「…」(お前はもう限界だ…目も十分に開いてない…)

    アルミン 「なら…この一撃で…沈めてやる」サッ
    構える

    エレン 「ああ…そうしよう…」サッ
    構える

    アルミン 「…」

    エレン 「…」

    クリスタ 「…エレン」

    アニ 「…」ハァハァ

    アルミン 「うぉぉぉ!!!」シュ
    エレンの顔面に懇親の一撃

    エレン 「おおおおら!!」シュ
    アルミンの顔面に懇親の一撃

    ズドォォォン!!
    相打ち

    アルミン 「ぐ…は…」ドサ
    倒れる

    エレン 「…」フラフラ

    アルミン 「…」ハァハァ

    エレン 「…」フラフラ

    アルミン 「よく…立って…いられる…な…」

    エレン 「…」ドサ
    倒れる

    アルミン 「…」

    クリスタ 「!?」

    アニ 「!?」

    アルミン 「ぐ…う…」スク
    なんとか起き上がる

    アルミン 「…」ハァハァ

    エレン 「…」

    アルミン 「どう…した…イェーガー…」

    アルミン 「立ってみろよ…」

    ビキビキ
    バキャン!
    片腕の防具が砕ける

    アルミン 「…」(どうやら…ギリギリだったようだ…危なかった…)

    エレン 「…う…」

    アルミン 「な…!?」(嘘だろ…まだ意識が…)

    エレン 「…が…」

    アルミン 「…」(いや…もう虫の息だ…立つことは無いな…)

    アルミン 「立てないなら…お前の負けだ…タオルは取らせてもらうよ…」スタスタ
    エレンの方に行く

    エレン 「は…は…」(もう…無理だ…意識はあるが…身体が…動かねぇ…)

    クリスタ 「…」(何してるの…エレン…)

    クリスタ 「…」(立たなきゃ…負けちゃうよ…)

    クリスタ 「…」(いいの?それで…)

    クリスタ 「…」(約束したじゃん…)

    アルミン 「最後は…ヒーローが勝つんだ…残念だったね…イェーガー」

    アニ 「…」(エレンが…危ない…立たなきゃ…でも足が…)

    アニ 「…クリ…スタ…」ボソ

    クリスタ 「…」

    アニ 「…」(聞こえてないみたい…声も…まともに出ない…)

    ミカサ 「う…」ズキズキ

    ミカサ 「…」(立たなきゃ…いけないのに…)

    エレン 「…」(く…そ…もう駄目だ…)

    アルミン 「バイバイ…イェーガー」スタ

    【エレェェェン!!】

    アルエレアニ !?

    クリスタ 「…」ハァハァ
  55. 55 : : 2019/10/24(木) 01:43:31
    アルミン 「クリスタ…」

    エレン 「…」ハァハァ

    エレン 「クリ…スタ…」ボソ

    クリスタ 「…何してんの!?エレン!!」

    クリスタ 「立てよ!!立って戦えよ!!」

    クリスタ 「私と約束したじゃん!!」

    クリスタ 「必ず勝つって言ったじゃん!!」

    エレン 「…」ハァハァ

    アルミン 「…」(無駄だよ…クリスタ…もう君の声はコイツには届かない)

    クリスタ 「私との約束を破るの!?!」

    クリスタ 「約束守る人じゃなかったの!?」

    エレン 「クリ…スタ」ハァハァ

    アルミン 「な…!?」(コイツ…まだ喋れるのか…)

    エレン 「なに…してるんだ…ミカサが後ろに…居るんだぞ…油断してると…」

    クリスタ 「うるさい!バカ!!」

    クリスタ 「喋れるならさっさと立て!!」

    エレン 「…」ハァハァ

    ミカサ 「う…う…」スク
    起き上がる

    アニ 「…」ハァハァ

    アニ 「…」(まずい……)

    アニ 「クリス…後…ろ…」ボソ

    アニ 「…」(だめ…クリスタ…気付いて…)

    クリスタ 「ここで負けたら…今までやって来た訓練はなんだったの!?」

    クリスタ 「訓練バカの癖して!負けるの!?」

    ミカサ 「…」ハァハァ

    ミカサ 「…」(クリスタ…後ろがガラ空き…)

    ミカサ 「…」(タオルを取るには絶好のチャンス…だけど…それ以上に…)

    ミカサ 「…」(私に手を出した…罰として…懇親の一撃を与えて倒す!)

    ミカサ 「…」サッ
    構える

    アニ 「…」(クリスタ!!)

    エレン 「クリ…ス…あぶ…」

    アルミン 「ミカサ…何してんだ!?」

    アルミン 「やめろ!!」

    ミカサ 「はぁぁ!!」ビュュン!!
    懇親の一撃

    ズドォォン!

    クリスタの背中に当たる

    クリスタ 「…ぐ…」フラ

    ミカサ 「どう…だ…」

    アルミン 「くそ…」(クリスタを…)

    クリスタ 「ふ…う…う…」ググ
    耐える

    ミカサ 「な…!?」

    クリスタ 「…はぁ!」シュ
    ミカサに足払い

    バシ

    ミカサ 「…」ドサ

    ミカサ 「う…な…ぜ…」

    クリスタ 「…」ハァハァ

    エレン 「クリ…スタ…大丈…夫か…?」

    アルミン 「な…」(あのミカサのパンチを受けて…耐えた…だと…)

    アルミン 「…」(あんな小柄なのに…なぜ…)

    アニ 「…」(クリスタ…あんたって人は…)

    アニ 「…」(驚かせられてばっかだよ…)

    クリスタ 「全然…大丈夫…じゃない…よ」

    クリスタ 「でも…エレン…あなたがずっとアルミンに受けてたパンチの数の方が何倍も…痛いはず…」

    クリスタ 「それに…比べたら…こんな1発のパンチなんて…への…カッパ…」ニコ

    アルミン 「…」(なんて…強さだ…)
  56. 56 : : 2019/10/24(木) 01:44:05
    エレン 「…」ハァハァ

    エレン 「クリスタ…なんでそこまで…俺の為に…」

    アルミン 「な!?」(やめろ!エレン!その質問は…)

    アルミン 「く…そ…」(早い所タオルを取らなきゃ)

    アルミン 「…」スタ

    アルミン 「…」ズキズキ

    アルミン 「ぐ…」フラ

    アルミン 「く…そ…パンチを受け過ぎた…」スト
    しゃがみこむ

    クリスタ 「なんでって…それは…」

    アルミン 「…」(やめろ…やめてくれ…)

    クリスタ 「…」(言うんだ…私!!)

    エレン 「…」ハァハァ

    クリスタ 「私は!!エレンの事が…好きなんだよぉぉ!!」

    エレン !?

    アニ 「…」(やっと…だね…)

    ミカサ 「…ぐ…う」(クリスタ…)

    アルミン 「…」(やめて…く…れ…)

    クリスタ 「本当は!もっと違う所で言いたかったけど!今言うよ!!」

    クリスタ 「私は…あなたの事が…大好き!!」

    クリスタ 「エレンは私のことをどう思っているか分からないけど…」

    クリスタ 「私は…貴方と付き合いたい!!」

    クリスタ 「だから…貴方の答えを…聞かせて欲しい!」

    クリスタ 「でも…その前にアルミンに勝て!!」

    クリスタ 「だから…立て!弱虫!」

    クリスタ 「もし…負けたら…」(貴方は…私と初めて喋ったあの日を…忘れてるかな?)

    クリスタ 「もし…」

    クリスタ 「…」(あの時した約束を…覚えているかな…)

    クリスタ 「もし!負けたら!」

    クリスタ 「私!死ぬからね!!」ウルウル
  57. 57 : : 2019/10/24(木) 01:44:36
    エレン 「…」ハァハァ

    回想中

    ____

    そんな事言うな!クリスタ?死ぬって言っちゃいけねぇ!もしここで死んだらお前の人生はおしまいなんだぞ?みんな悲しむぞ!?

    私なんかが死んでも誰も悲しまないよ!

    俺は…お前が死んだら他の人は知らねーが…俺は悲しむ…

    クリスタ最後に約束してくれ

    もう死ぬなんて言葉言うな!生きろ!お前の人生はまだここからだ!

    …うん…もう言わない……言わないよ

    約束…しっかり守れよ?

    うん!約束!

    ____

    ユミル

    お前で良かったって思ってるんだ…

    その真っ直ぐな気持ちを持った…裏表もないその馬鹿正直な所…お前ならきっと…幸せにしてくれると…

    必ず!クリスタの所に行って話をしろ!いいか!負けるんじゃあねーぞ!

    約束しろ!

    ____

    アニ

    貴方はクリスタと会うんでしょ?

    協力するよ

    ____

    上官7

    お前の気持ちは分からないが…レンズに本当のお前の気持ちを伝えてやれ…

    何言ってんだって顔しやがって

    お前が元凶だからな?

    ____

    ジャン

    お前はクリスタの事が好きなのか!?

    うるせぇ!馬鹿野郎!

    お前の気持ちをクリスタに告げろ!

    ____

    ベルトルト

    必ず…クリスタに君の気持ちを伝えるんだ…

    ____

    クリスタ

    ごめんね?私が弱いばかりに…

    でも安心して…私強くなるから…

    エレン?もし私がlevel.3を合格したら、私のお願い事1つ聞いて?

    エレン!!合格したよ!!

    私はエレンのおかげで

    強くなりたいって思ったからさ…

    ____

    皆…俺の為に…俺は皆の意味が分からなかった…それは多分…自分自身がこの気持ちに気づいていなかったからだ…

    クリスタ…いつから俺のことを好きに…

    強くなろうと決めた時からか…?

    クリスタが言ったあの言葉…

    ____

    私じゃあダメかな?

    その空いた穴…私が塞いでもいいよね?

    エレンとお揃いのネックレス…

    絶対大事にする…私…本当に嬉しいよ…幸せ…

    ____

    やっと意味が分かったよ…

    やっとあんなに嬉しそうにネックレスをつけてたクリスタの意味が分かったよ…

    クリスタ…お前はずっと前から俺の為に…

    クリスタ…ありがとう…

    クリスタ…俺は…お前の事が……

    ____

    回想終了

    クリスタ 「…」ウルウル

    エレン 「…」ギュ
    エレンは自分のネックレスを軽く握った
  58. 58 : : 2019/10/24(木) 01:45:04
    エレン 「…は…あ」スク
    なんとか立つ

    クリスタ 「!?」

    アルミン 「!?」

    エレン 「クリスタ…約束…したよな…」

    クリスタ 「エ…レン」ポロ

    エレン 「二度と…死ぬなんて…言うなって…約束…したよな…」

    クリスタ 「覚えてて…くれたの…」ポロポロ

    エレン 「当たり前だ…」

    エレン 「忘れる…訳…ねぇだろ…」

    クリスタ 「嬉しい…」ポロ

    エレン 「クリスタ…お前はいつもそうだ…」

    エレン 「あの日から…ずっとワガママ言ってやがる…」

    エレン 「死にたいやら…助けてやら…立って戦えやら…ほんとこっちの気も知らないで…」

    クリスタ 「…」ポロポロ

    エレン 「今だって…俺を気にかけて…殴られてやがる…」

    エレン 「目を離すに離せられねぇ…」

    クリスタ 「うん…うん…」ポロポロ

    エレン 「俺にこう言ったよな?」

    《私…強くなるから!》

    エレン 「…クリスタ…お前は強くなった…」

    エレン 「しっかり俺に伝わったぞ」

    クリスタ 「うん…約束だもん…」ポロポロ

    エレン 「なら…俺もしっかり約束…守るよ」

    クリスタ 「うん…」ゴシゴシ

    エレン 「ごめんな?心配掛けて…勝って訓練をさっさと終わらせような…」

    クリスタ 「うん!」

    アルミン 「…」(最悪だ…でも…幸いにもクリスタの告白をアイツはなんにも言ってない…)

    アルミン 「…」(と言うことは…アイツはクリスタの事が好きじゃない…てことなのか?)

    エレン 「待たせたな…アルミン」

    アルミン 「…ぐ…」スク
    なんとか立つ

    アルミン 「…」ハァハァ

    アルミン 「…」(もう片手しか防具は無い…)

    アルミン 「…」(だが…あと一撃…あいつにぶち込めば…倒れる筈だ…)

    アルミン 「…もう…諦めろよ…」

    エレン 「…アルミン…」

    エレン 「来い…」スッ
    構える

    アルミン 「何回も言っているだろ…お前は僕に勝てない…」

    アルミン 「僕が絶対に勝つ!!」スッ
    構える

    ____
  59. 59 : : 2019/10/24(木) 01:45:28
    クリスタ 「嬉しい…」

    クリスタ 「アニ…」チラ

    アニ 「…」
    グットサイン

    クリスタ 「!?」

    クリスタ 「アニ!後ろ!」

    アニ 「…!?」バッ
    後ろを確認する

    ミカサ 「…」

    ミカサ 「…」パシ
    アニのタオルを取る

    クリスタ 「アニ!!」

    アニ 「…」(ミカサ…いつの間に…)

    ミカサ 「これで…クリスタ…お前だけだ…」

    アニ 脱落

    クリスタ 「く…」

    ミカサ 「良かったね…エレンに好きって言えて…」

    クリスタ 「ミカサ…」(なんて言う不気味なオーラ…)

    アニ 「…」(ごめん…クリスタ…)

    監視上官 「アニ・レオンハート行くぞ」

    キース教官 「まて…」

    監視上官 「!?」

    アニ 「!?」

    監視上官 「キース教官…」

    キース教官 「連れていかなくて良い…もう訓練は終わる…」

    キース教官 「それに…レオンハートは見ておきたいだろ?」

    アニ 「…は…い…」

    監視上官 「は!」プシュー
    立体機動で飛んで行った

    アニ 「あり…がと…う…ござい…ます」

    キース教官 「無理に喋らなくて良い…最後まで見届けようでは無いか…」

    キース教官 「…」(さてレンズ…どうする?)

    ミカサ 「ねぇ…クリスタ…」

    クリスタ 「なに…?」

    ミカサ 「弱い癖になんでそんなに私の邪魔をするの?」

    クリスタ 「…ミカサ」

    ミカサ 「ねぇ…殴らせて…」

    ミカサ 「沢山殴って顔をグチャグチャにしてやる…」スタスタ

    クリスタ 「…」
  60. 60 : : 2019/10/24(木) 01:45:58
    ミカサ 「怖いよね…クリスタ…」

    ミカサ 「私も今…エレンが取られるかもしれなくて怖いよ」スタスタ

    クリスタ 「…」 (確かに…怖い…)

    クリスタ 「…」(でも…それだけじゃない…涙も流すだけ流した…みんなに沢山助けて貰った…痛いのは嫌だから逃げたいよ…でも…)

    クリスタ 「…」(もう…臆病な私はやめよう…)

    私は貴方に恋をして…
    貴方と喋りたくて苦手な訓練を頑張った…
    貴方に振り向いてもらうために…
    でもそれは大きな間違いだった…
    私は貴方と一緒に居て…今更だけど…
    本当の私の気持ち…やっと気付いたよ…

    クリスタ 「本当は私のタオルを取れたはずなのに…ミカサは私を倒すことを選んだ…なら私もあなたを倒し…タオルを取る…」

    クリスタ 「さっきは油断したけど…もうしない…」

    クリスタ 「正面で…受けてやる!」

    クリスタ 「…う」ズキズキ

    クリスタ 「…」(さっき受けたパンチが…次に倒れたら…私はもう立てないと思う…)

    クリスタ 「…」(これが…最後…)

    ミカサ 「…良いだろう」

    ミカサ 「…」ダッダッ
    クリスタの方に走る

    クリスタ 「…」スゥー
    深呼吸をする

    クリスタ 「…」サッ
    構える

    ミカサ 「!?」(あの構え…アニと同じ…!?)

    アニ 「…」(クリスタ…)

    クリスタ 「…」(来い…ミカサ!)

    ミカサ 「これで…終わりにしてやる!」

    ミカサ 「はぁぁ!」シュ
    クリスタの顔面にパンチ

    クリスタ 「アニ…あなたが教えてくれた技…使わせてもらうよ…」ボソ

    アニ 「…」(クリスタ…行け!)

    クリスタ 「は!」パシ サッ
    ミカサのパンチを受け流す

    ミカサ 「な…!?」

    クリスタ 「…」ビュン
    足をあげる

    ミカサ 「…!?」(回し蹴り!?)

    ミカサ 「…だが!」(そんなの私に効くとでも!?)

    ミカサ 「…」サッ
    手で頭をガード

    ミカサ 「…」

    ミカサ 「…」(あれ?おかしい…なぜ蹴りが来ない!?)

    ミカサ 「…」キョロキョロ

    ミカサ 「…いない!?」(クリスタ…どこに!?)

    アニ 「…」(下だよ…ミカサ…)

    クリスタ 「…今!」

    クリスタ 「ふ!」パシ
    ミカサの手を掴む

    ミカサ 「…くっ!?」(いつの間に…私の懐に…!?)

    クリスタ 「…おおお!!」ギュ
    ミカサの腕を強く掴む

    クリスタ 「てぃやー!!」ターン

    ミカサを一本背負い

    ドサン!

    ミカサ 「ぐ…」(油断…した…この私が…見失うなんて…)

    ミカサ 「…」ハァハァ

    アニ 「…」(小柄な人…ミカサや私には出来ない…クリスタにしか出来ない技…流石だよ…)

    クリスタ 「…」ハァハァ

    前は弱くても気にしなかった…
    どうせ死ぬからって思ってた…
    だから皆を困らせても気にしなかった…でも…
    私は貴方と会って変わったよ…だって…
    誰かの為に強くなろうなんて…
    考えたこと無かった…
    こんなにも生きたいって思った事なんて無かった…
    エレン…私は貴方に助けられた…
    だから今度は…
    私が貴方を…


    『守りたい……』


    クリスタ 「…」スタスタ

    ミカサ 「ぐ…」(もう…だめ…動けない…)

    クリスタ 「ミカサ…貴方は女の子なのに…104期生の中で1番強い…正直…尊敬してるよ…」

    クリスタ 「もう…戦い疲れてるはずなのに…それでも…」

    クリスタ 「感謝してるよ…」

    クリスタ 「貴方が私のライバルで居てくれて…ありがとう…」

    クリスタ 「私は…貴方のおかげでちょっとは強くなれた気がするよ…」

    ミカサ 「…クリ…スタ…」

    クリスタ 「タオル…取るよ…」パシ

    クリスタはミカサのタオルを取った

    ミカサ 「…」(負けた…私が負けるなんて…考えたこと無かった…)

    キース教官 「見事だ…」

    クリミカ 「!?」

    クリスタ 「居たん…ですか…」

    キース教官 「レンズ…私はお前を見くびっていた…お前の成長した姿…しっかりこの目に焼き付いたぞ…」

    クリスタ 「…う」ズキズキ

    クリスタ 「…」ドサ
    倒れる

    クリスタ 「…」ハァハァ

    キース教官 「レオンハート…アッカーマン…レンズ…しっかり休め…そして見届けようでは無いか…」

    キース教官 「イェーガーとアルレルトの最後の戦いを…」

    クリスタ 「エ…レン…」

    ____
  61. 61 : : 2019/10/24(木) 01:46:43
    エレン 「うぉぉぉ!」シュ
    パンチ

    アルミン 「おおおら!」シュ
    パンチ

    ズドン!
    拳と拳がぶつかり合う

    エレン 「ぐ…う…」ズキズキ

    アルミン 「く…」

    ピシピシ
    亀裂が入る

    エレン 「アルミィィン!」シュ
    パンチ

    ズドン!
    お腹に当たる

    アルミン 「ぐ…はぁ…」

    アルミン 「ぐ…」(我慢しろ…アルミン・アルレルト…もうガードも許されない…この片腕で奴にぶち込まなきゃ…)

    アルミン 「ぐぉぉ!」シュ
    パンチ

    エレン 「く…」ヒュ
    躱す

    アルミン 「く…」(くそ!)

    エレン 「オラァァ!」シュ
    パンチ

    アルミン 「…」(躱さなきゃ…)

    ズドォン!
    お腹に当たる

    アルミン 「が…は…」(駄目だ…僕がエレンのパンチを躱せるわけない…)

    エレン 「これでおわりだァァ!」シュ
    パンチ

    アルミン 「…」(でも…躱なきゃ…行けないんだぁぁ!!)

    アルミン 「ぐ…お…おおお!」ヒュ
    躱す

    エレン 「な…」

    アルミン 「エレン・イェーガー!お前を倒し!僕が勝つ!!」カウンターパンチ

    ズドォン!
    お腹に当たる

    エレン 「が…ふ…」ドサ
    しゃがみこむ

    キース教官 「ほう…あのイェーガーのパンチを躱してカウンターだとはな…」

    アルミン 「…」ハァハァ

    ピシピシ
    バキャン
    防具が砕ける

    アルミン 「…」(早く…タオルを…)

    アルミン 「…」スタスタ

    アルミン 「お前の負けだ…」サッ

    タオルを取ろうとした瞬間

    パシ

    アルミンの手を掴むエレン

    アルミン 「な…」

    エレン 「まだ…終わって…ねぇぞ…!!」シュ
    顔面にパンチ

    ズドン!

    アルミン 「が…は…」ドサ
    倒れる

    エレン 「立て…アルミン!…まだ体力があるならな…」

    アルミン 「く…そぉ…」スク
    起き上がる

    アルミン 「…」(もう…奴にダメージを与えられない…負けだ…)

    エレン 「…かかってこい…」フラ

    アルミン 「ぐ…」

    エレン 「…さっきまでの威勢はどうした…」

    アルミン 「…」ハァハァ

    クリスタ 「もう…アルミンは…戦えない…」

    アニ 「それは…どういう…」

    クリスタ 「アルミンは…服の中に両手とお腹に防具を着けていたの…」

    クリスタ 「でも…さっきの攻撃で防具が壊れたから…恐らく…アルミンはもう防具が無くなったかも知れない…」

    クリスタ 「じゃ無かったら…アルミンの顔があんなに焦らないはず…」

    アニ 「そう…いう事…ね…」

    クリスタ 「アルミンはその防具のおかげでエレンにダメージを与えていたから…」

    アニ 「硬いもので殴ったら…痛い…からね…」

    アニ 「鈍器で殴る…みたいのもの…」

    ミカサ 「…」(アルミン…)

    キース教官 「レオンハート…喋れるようになったじゃないか…」

    アニ 「はい…なんとか…休んだら…でも身体は…」

    キース教官 「まぁ…安心しろ…しっかり訓練所まで…我々が連れて行ってやる…」

    アニ 「ありがとう…ございます…」

    クリスタ 「そう言えば…私も…なんとか大丈夫…かな…」

    キース教官 「そうか…」(レンズ…普通に凄いな…)

    キース教官 「…」(アルレルト…)

    キース教官 「…」(確かに…貴様が言った通り…レンズは活躍したぞ…)

    キース教官 「…」(この私がビックリするぐらいな…)

    ____
  62. 62 : : 2019/10/24(木) 01:47:24
    訓練所 食堂


    ライナー 「…」

    ベルトルト 「という事なんだ…ごめん…皆」

    ユミル 「…」

    マルコ 「…そっか」

    ジャン 「…」

    コニー 「お…おう」

    サシャ 「へ…へー…」

    コニー 「つ…つまり…あれか?ライナーとベルトルトはクリスタの事が好きってことなのか?」

    サシャ 「クリスタモテモテですね!」

    コニー 「へへへ…悪ぃ…俺はそういう恋愛系の話はよく分からないからな…だから…つまり…アルミンが俺に美味いものご馳走してくれるって言うのは嘘なのか?」

    サシャ 「コニー…何回言ったら分かるんですか…美味しいものご馳走してもらうのは私ですよ?」

    コニー 「へへへ…悪ぃサシャ…お前の言っている意味がわからないけど…つまりアルミンが俺にご馳走してもらうと言う話は嘘なのか?」

    サシャ 「コニー…あなたもバカですね…私がご馳走してもらうんですよ?」

    ユミル 「だぁぁ!うるせぇよ!お前ら!」

    ユミル 「何回も言うな!」

    コニー 「だってよぉ…それはあまりにも酷いじゃねーかぁ…」

    ジャン 「まぁ…確かにお前らのやった事はいけない事だな…ライナー…ベルトルト…」

    ライナー 「許して欲しいとは言わない…俺はアルミンに騙されたが…それでもお前らを襲ったのは事実だ…」

    ライナー 「本当にすまなかった…」

    ベルトルト 「皆…ごめん…」

    マルコ 「僕は許すよ…」

    ジャン 「マルコ…」

    ユミル 「…」

    マルコ 「好きな人のために…やった事なら…しょうが無いよ…」

    ジャン 「そんなこと言ったら…アルミンだってそうなんだろ?」

    ベルトルト 「確かに…アルミンも…クリスタのことが好きでやったと思うんだ…」

    ジャン 「ほらな?それも許せるのか?マルコ」

    マルコ 「アルミンのやった事は…ただの裏切りさ…そんなのは理由にはならない…それぐらい酷いことをした…」

    ジャン 「…」(珍しく怒ってやがる…)

    ユミル 「私はそもそもそんな事気にしてねーよ…ライナー…ベルトルト」

    ライナー 「ユミル…」

    ユミル 「悪いのは…アイツだ…」

    ユミル 「私はお前らの事は気にしてねぇけど…アイツは許さねぇ…」

    ジャン 「…まぁな…俺もライナーとベルトルトは許せるけど…アイツは俺を騙した…だから許さねぇな…」

    ベルトルト 「…ありがとう」

    ライナー 「悪かった」

    ユミル 「いいって事よ…」

    ユミル 「まぁ暇だし…私はミーナの所に行ってくるわ」スタスタ

    サシャ 「あ…私も行きます!」スタスタ

    コニー 「…」

    ベルトルト 「…」

    ライナー 「…」

    マルコ 「…」

    ジャン 「…俺らも…暇だから…トランプでもやるか?」

    コニー 「おーいいなーそれ」

    マルコ 「やろうか」

    ベルトルト 「ぼ…僕も…いいかな…」

    ライナー 「おれも…」

    ジャン 「はぁ?当たり前だろ?3人でやってもつまんねぇだろ?」

    ベルトルト 「あ…ありがと…」

    ライナー 「ありがとな…」

    ジャン 「…おいおい…二人とも重いぞ?」

    ベルトルト 「…まぁ…ね…」

    ライナー 「…」

    ジャン 「安心しろよ…俺らは仲間だろ?」

    ベルトルト 「ジャン…」

    ライナー 「おまえ…」

    ジャン 「ったく…待ってろよ…トランプ取りに行ってくるわ…」スタスタ

    ベルトルト 「仲間か…嬉しい…」

    ライナー 「…ああ」

    マルコ 「ジャンはああ見えて仲間想いだからね…大丈夫だよ…僕達はずっと仲間さ…」

    ライナー 「ありがとな…本当に…」

    ベルトルト 「ありがとう…」

    コニー 「おいおい…もっと楽しくやろうぜ!三人とも!」

    ライナー 「ああ!」

    ベルトルト 「そうだね…ごめんね…コニー」

    ベルトルト 「楽しくやろう!」

    コニー 「よっしゃ!なに賭ける?」

    ライナー 「そうだな…負けたらベルトルトの隣で寝るってのはどうだ?」

    コニー 「マジか!よっしゃ!やる!やる!」

    コニー 「誰か!俺と変われ!」

    ベルトルト 「ちょっと!そんな賭けやめてよ!」

    マルコ 「…」(いつも通りが一番だね…)

    ジャン 「…」(ったく…コニーに言われてるんじゃ駄目だろ…)

    ジャン 「…」(まぁ…おかげで変な空気じゃ無くなったな…早いところ取りに行こう)

    ____
  63. 63 : : 2019/10/24(木) 01:47:57
    アルミン「…」ハァハァ

    エレン 「…」ハァハァ

    エレン 「アルミン…残念だったな…お前の最後の一撃のパンチでは…まだ俺は倒せなかった…」フラ

    エレン 「お前の…負けだ…」フラ

    アルミン 「く…そ…」(あと一撃…あと一撃与えられたら…倒せたのに…)

    エレン 「…お前は弱い…結局武器を使っても俺を倒せない…」

    アルミン 「…だまれ…」

    エレン 「どんなに頑張っても…お前は俺を超えることが出来ない…残念な奴だ…」

    キース教官 「イェーガー…わざと挑発を…」

    アルミン 「うるさい!」ダッダッ

    アルミン 「うおお!」シュ
    パンチ

    ドン
    お腹に当たる

    エレン 「う…」フラ

    エレン 「ぐ……うぉぉぉ!」シュ
    パンチ

    ズドン!
    お腹に当たる

    アルミン 「がは…」ドサ
    倒れる

    エレン 「…終わり…か…」ハァハァ

    アルミン 「まだ…だ…」ガクガク
    なんとか立つ

    アルミン 「うおお!」シュ

    ドン
    お腹に当たる

    エレン 「ぐ…」フラ

    アルミン 「…」(効いてる…のか…)

    クリスタ 「うそ…エレンが効いてる…」

    アニ 「…」 (そうか…エレンはもう…倒れる寸前…アルミンのパンチでももう充分に効いてるんだ…)

    ミカサ 「…」(アルミン…)

    アルミン 「うお!」シュ
    パンチ

    ドン
    お腹に当たる

    エレン 「う…」フラ

    エレン 「うぉら!」シュ
    パンチ

    ズドン!
    お腹に当たる

    アルミン 「が……」ググ
    耐える

    アルミン 「このぉ!」シュ
    パンチ

    ドン
    お腹に当たる

    エレン 「ぐ…」フラ

    アルミン 「はぁ!」シュ
    パンチ

    エレン 「…」ハァハァ

    エレン 「…」サッ
    躱す

    エレン 「お前は…すげぇよ…」

    アルミン 「はぁ!」シュ
    パンチ

    エレン 「アルミン…武器を使ってたとしても…まさか」サッ
    躱す

    アルミン 「くっ…」(くそ…躱される…)

    アルミン 「うぉぉ!!」シュ
    パンチ

    エレン 「ここまで…俺が追い込まれるとは思わなかった…」サッ
    躱す

    アルミン 「…」ハァハァ

    アルミン 「…」(当たれよ!クソ!…)

    アルミン 「…」(僕だって沢山訓練して来たんだぞ…今ここで成果を出さなきゃ…いつ出すんだ…!!)

    エレン 「…最後は…ミカサだろうって思ってた…けど…まさかアルミン…お前が最後に残るとは思わなかった…」
  64. 64 : : 2019/10/24(木) 01:48:38
    アルミン 「喋ってる暇があるなら…戦え!エレン!」シュ
    パンチ

    エレン 「俺は…家族として…嬉しい…」サッ
    躱す

    アルミン 「お前に家族って言われる筋合いは無い!」シュ
    パンチ

    エレン 「アルミン…」サッ
    躱す

    アルミン 「く…」

    エレン 「みんなと約束したんだ…」

    エレン 「俺は…お前を倒さなきゃいけないんだ…」

    アルミン 「さっきからそう言ってるけど…」

    アルミン 「…もう立つ事もままならないお前が僕に勝てるとでも思っているのか?」

    エレン 「分かるんだ…今…皆が俺の背中を押してくれてる…もう起き上がる事も出来ない筈なのに…」

    エレン 「それでも…起こしてくれる仲間がいる…」

    アルミン 「君の後ろに起こしてくれる人は居ないぞ?」

    アルミン 「殴られ過ぎて…幻覚でも見始めたか!?」

    エレン 「違う……みんなの想いだ…」

    アルミン 「!?」

    アルミン 「…みんなの…想い…だと…?」

    エレン 「脱落して行ったみんなの想い…そして…クリスタの想いが…俺の胸にある…」

    __

    ユミル
    負けるんじゃあねーぞ!

    ジャン
    エレン!ここは俺に任せろ!
    早く行け!

    アニ
    負けないでね

    ベルトルト
    皆を…救ってくれ…
    信じているよ…エレン・イェーガー!

    クリスタ
    絶対勝ってね…約束だよ!

    __

    エレン 「俺は仲間がいる限り…助け…助け合う…」

    エレン 「今日まで沢山仲間に助けて貰った…だから…今度は俺が助けなきゃ行けないんだ…だから…俺は!勝つ!」

    エレン 「俺を信じてくれる仲間がいる限り!俺は負けねぇ!!」

    クリスタ 「エレン…」

    アニ 「エレン…」

    キース教官 「…」

    ミカサ 「…」(エレン…)

    アルミン 「…」

    アルミン 「僕だって…沢山の犠牲を払ってここに居るんだ!!」

    アルミン 「だから…僕は勝たなきゃ行けない!!」ダッダッ

    アルミン 「勝つのは!!この僕だァァ!!」シュ
    懇親のパンチ

    エレン 「…」サッ

    躱してアルミンの後ろに回り込む

    アルミン 「な…」

    エレン 「…アルミン!」パシ
    アルミンの腰に手を回す

    アルミン 「なにを…!?」

    クリスタ 「エレン…行っけぇぇー!!」

    アニ 「行け!エレン!」

    ミカサ 「エレン…」

    キース教官 「イェーガー…」

    エレン 「勝つのは…俺だァァァ!!」ビュン

    アルミンをジャーマンスープレックス

    ズドォン!

    アルミン 「が…ふ…」ドサ
    倒れる

    エレン 「ぐ…」フラフラ

    キース教官 「…」

    クリスタ 「エレン…」

    アニ 「…」

    ミカサ 「…」(二人共…)

    エレン 「アルミン…お前との戦い…最高に…楽しかったぞ…」フラ

    アルミン 「ぐ…」

    アルミン 「エレ…ン…」

    エレン 「ありがとな…アルミン…」

    エレン 「俺は…お前のお陰で…色々気付かせてもらった…」フラ

    アルミン 「ぐ…」

    エレン 「タオルを…訓練を…終わらせよう」パシ

    エレンはアルミンのタオルを取った

    アルミン 「…」(負けた…)

    エレン 「…」ハァハァ

    クリスタ 「や…った…」

    アニ 「…流石だよ…エレン…」

    ミカサ 「エレン…アルミン…」

    キース教官 「…」(見事だ)

    クリスタ 「アニ…」

    アニ 「ほら…行ってきなよ…エレンの所に…」

    クリスタ 「…うん!!」

    クリスタ 「エレンー!!」ダッダッ
  65. 65 : : 2019/10/24(木) 01:49:04
    アニ 「ふw」

    アニ 「…」(ミカサとの戦い…流石だったよ…)

    アニ 「…」(私とアンタは似てる所があるから…分かったよ)

    アニ 「…」(クリスタが大きく変われたキッカケ…)

    アニ 「…」(それは…本気でその人を守りたいって思えるようになったから…と私は見たよ)

    エレン 「クリスタ…約束通り…勝ったぞ!」

    クリスタ 「エレンー!!」ピョーン
    エレンに飛び付く

    エレン 「おっと…」ダキ
    抱きしめる

    クリスタ 「エレン!エレン!」スリスリ
    エレンの胸に顔をスリスリ

    エレン 「ははwありがとな…」

    エレン 「クリスタ…お前のお陰で…勝てたよ…」

    クリスタ 「ううん…そんな事ないよ…エレンの実力!」

    エレン 「いいや…クリスタだけじゃ無い…皆のお陰だな…」

    エレン 「俺は…皆に助けられたから…今がある…全員に俺は感謝してる…」

    クリスタ 「エレン…」

    エレン 「訓練終わったら…みんなにお礼を言わなきゃな…」

    クリスタ 「そうだね!」

    エレン 「はは…う…」ズキズキ

    クリスタ 「エレン…大丈夫…?」

    エレン 「悪ぃ…少し座って休むわ…」スト
    しゃがみこむ

    クリスタ 「うんいいよ…」

    エレン 「…」ハァハァ

    クリスタ 「…」

    アルミン 「ぐ…イェーガー…」

    エレン 「アルミン…」

    アルミン 「まさか…この僕が…負けるとはね…」

    エレン 「…」

    エレン 「クリスタ…ちょっと2人にしてくれるか?」

    クリスタ 「うん…分かった!」

    クリスタ 「アニの所に行ってくる」スタスタ

    アルミン 「…君はもういつ倒れても…おかしくなかったのに…」

    エレン 「…たまたまだ…アルミン…」

    アルミン 「…いいさ…僕は弱いから…」

    アルミン 「防具が全部壊れた時点で負けが確定だった…」

    アルミン 「それぐらい…分かってたさ…」

    エレン 「アルミン…久しぶりにお前と殴りあったな…」

    エレン 「覚えてるか?俺とお前初めて喧嘩した日のことを…」
  66. 66 : : 2019/10/24(木) 01:49:30
    アルミン 「…」

    回想中

    ____

    幼少期

    エレン 「このぉ!」シュ

    アルミン 「エレン!絶対に許さないからな!」シュ

    エレン 「うるせぇ!」

    ミカサ 「やめて!」シュ

    エレアル 「うわ!」ドサ

    ミカサ 「なんで喧嘩してるの…?」

    アルミン 「ミカサ…エレンが僕の事を弱いって言うから!」

    エレン 「だから…話を聞けよ!アルミン!」

    アルミン 「うるさい!親友に弱いって言われたら…悲しいだろ!」

    エレン 「だから…ちげえって!」

    ミカサ 「二人共…1回落ち着いて!」

    それから少し経って

    エレン 「…」

    アルミン 「…いてて」

    ミカサ 「じっとして…消毒するから」ポンポン

    アルミン 「…うん」

    ミカサ 「結局…最後まで辞めなかった…」

    ミカサ 「呆れた…」ハァー

    ミカサ 「アルミン…喧嘩慣れしてないんだから無理しない」

    アルミン 「…」

    ミカサ 「エレンも…本気で殴ることない…」

    エレン 「…」

    ミカサ 「はい…終わり…」

    アルミン 「ありがとう…ミカサ…」

    ミカサ 「私はカルラおばさんにおつかい頼まれてるからいくけど…喧嘩しないこと…」

    ミカサ 「良い?」

    エレン 「おう…」

    アルミン 「…うん」

    ミカサ 「…」スタスタ

    エレン 「…」

    アルミン 「…」

    アルミン 「…エレン」

    エレン 「…なんだ?」

    アルミン 「ごめんね…さっきは…」

    アルミン 「確かに僕は弱いってのは自分自身知っていたけど…」

    アルミン 「エレンに言われたのは…悔しくてさ…つい…」

    エレン 「…おう」

    アルミン 「…」

    エレン 「アルミン」

    アルミン 「なに?」

    エレン 「…俺も…悪かった…」

    エレン 「…ごめんな…」

    アルミン 「…ううん…いいよ」

    アルミン 「僕がいけないんだ…」

    アルミン 「弱いから…周りの人にいじめられてる所をいつもエレンに助けて貰ってるから…頼っていたけど…その度エレンも怪我するし…正直嫌なんだろ…?」

    アルミン 「だから…ああいう事言ったんでしょ?」

    エレン 「…アルミン…俺はそんなこと思ってねぇよ…」

    エレン 「お前は俺やミカサに無いものがある…お前は頭が良い…」

    アルミン 「…」

    エレン 「俺は頭が悪ぃから…力でみんなの役に立とうと…努力してる…」

    エレン 「ミカサも頭が良いけど…お前よりではない…アイツは時々判断出来なくなる時がある…」

    アルミン 「…力が無ければ…何にもできないよ…」

    エレン 「…」

    エレン 「アルミン…今から言うことをしっかり聞け」

    アルミン 「…」

    エレン 「〜〜」

    アルミン 「…」

    エレン 「〜〜」

    アルミン 「…」ウルウル

    エレン 「〜」

    アルミン 「…うん…」ポロポロ

    ____

    回想終了

    アルミン 「…覚えて…いるさ…」

    エレン 「俺があの時…お前に言った言葉…覚えてるか?」

    アルミン 「…覚えてる…」

    エレン 「…」
  67. 67 : : 2019/10/24(木) 01:50:01
    エレン 「俺は…お前やミカサをこれからもずっと守る…何があっても…」

    エレン 「だから…アルミン…もし俺やミカサがつまずいた時…どうすればいいかわからない時…俺はお前を頼る!お前が俺やミカサの…」

    アルミン 「道しるべになってくれ…だろ?」

    エレン 「…ああ」

    アルミン 「道しるべになってくれ…お前が居なきゃ…俺やミカサは死んでしまうかも知れない…俺ら一人一人の能力は優れてるところがあったり欠けてるところがある…」

    エレン 「でも三人の力を合わせれば…どんな困難でも乗り越えられる…」

    アルミン 「そして…いつか…一緒に三人で海っていうのを見よう…」

    エレン 「だから…もう二度と喧嘩するのはやめよう」

    アルミン 「…もう二度と殴り合いをするのをやめよう…」

    エレアル 「約束だ!」

    エレン 「…」スク
    起き上がる

    アルミン 「…」

    エレン 「アルミン…たとえお前が俺の事を嫌いになっても…俺はお前の事が好きだ…」

    エレン 「どんなに裏切られても…どんなに殴られても…俺はお前のそばにいたい…」

    エレン 「俺は…お前との約束を破って喧嘩をしてしまった…本当に…ごめん…でも俺は…」

    エレン 「もう一度…やり直せるならやり直したい…」

    エレン 「それが…家族だろ…?」

    アルミン 「…」(忘れていた…)

    アルミン 「…」(エレンが今まで殴ってこなかったのは…この約束をしていたから…覚えていたから…だから…なのに僕は…)

    アルミン 「…」(エレン…なんて言う心の広い人なんだろう…)

    アルミン 「…」(やっぱり僕は君にはかなわないや…)

    アルミン 「…」(僕は…バカだ…自分のワガママで…家族を…エレンを…傷付けてしまった…)

    アルミン 「…」ウルウル

    アルミン 「う…う…」ポロポロ

    エレン 「アルミン…」

    アルミン 「…」(僕は大切な家族を…)

    エレン 「…」スッ
    手を差し伸べる

    アルミン 「…エレン」

    エレン 「帰ろう…アルミン」

    アルミン 「…」(僕は…もう一度…やり直したい)

    アルミン 「…」(君がそれを望んでくれるなら…僕は…)
  68. 68 : : 2019/10/24(木) 01:52:40
    アルミン 「…」スッ
    エレンの手を掴もうとした瞬間

    アルミン 「!?」

    回想中

    ____

    マルコ…君は戦闘能力はそんなに無い…君が来たところでなんにも…変わらない

    __

    ユミル…君の行動も本当に…イライラしたよ

    __

    ジャン

    エレンは気絶したジャンのタオルを取ろうとして…マルコが止めに入り…やられた

    一緒に…エレンを倒してほしい…

    __

    コニー…サシャ

    君達はここで脱落してもらうよ

    敵に寝返る可能性があったまでだよ…

    __

    クリスタ

    アナタなんか…大っ嫌い!!

    もう…一生… 私や…エレンに近づかないで!

    __

    ライナー…ベルトルト

    なんで?って…別に僕は君達を騙したことを悪いって思ってないよ…

    騙された方が悪いんだから

    アイツはただのバカだ…

    ベルトルト…君は何しにここに来たんだ?

    だって君は弱いから…

    君は邪魔だからタオルを取るね

    __

    ミーナ

    君は僕のことを最低って言うけど…僕達の事を裏切った君の方が最低な人だと思うけどなぁ!?

    終わりだ…ミーナ!!

    __

    アニ

    あんたは…絶対に許さない

    ____

    回想終了

    アルミン 「…」
  69. 69 : : 2019/10/24(木) 01:53:02
    エレン 「一緒にかえろう…な?」

    アルミン 「…」パシ
    エレンの手を振り払う

    エレン 「!?」

    アルミン 「…黙れ…イェーガー…」

    アルミン 「さっきも言ったろ?」スク
    起き上がる

    アルミン 「僕はもうお前の事が嫌いだ…」

    アルミン 「もう二度と家族なんて言葉使うな…」

    エレン 「…アルミン」

    アルミン 「家族ごっこは飽き飽きしてたし…正直お前から離れたかったから…今がいい機会だ…」

    アルミン 「1人で海というのを見たかったしね…」

    アルミン 「だから…もう二度と…喋りかけるな」

    アルミン 「もう二度と…」

    アルミン 「…関わるな…」スタスタ

    エレン 「…」

    アルミン 「…」スタスタ

    エレン 「さっきから!何言ってんだよ!アルミン!」

    クリスタ 「!?」

    アニ 「!?」

    ミカサ 「!?」

    キース教官 「!?」

    クリスタ達に聞こえるぐらいの大声で喋るエレン

    アルミン 「…」スタスタ

    エレン 「さっきから思ってもねぇ言葉並べて言いやがって!」

    エレン 「いいか!アルミン!俺はお前が必要なんだ!」

    エレン 「俺は…お前が居なきゃ…」

    エレン 「俺は!死んでしまう!」

    エレン 「お前が居なきゃ…俺は巨人を駆逐出来ねぇ!!」

    アルミン 「…」スタスタ

    アルミン 「…キース教官…僕は負けました…帰らせて下さい」

    キース教官 「良いのか?」

    アルミン 「…はい」

    ミカサ 「…アルミン」スタスタ

    アルミン 「ミカサ…君も…僕に二度と関わるな…」

    ミカサ 「…アルミン…どういうこと?」

    ミカサ 「エレンとなんの話しをしてたの?」

    アルミン 「ミカサ…僕に喋りかけるな…二度と…」

    ミカサ 「…アルミン」

    アルミン 「…キース教官」

    キース教官 「…連れて行け」

    監視上官 「は!」

    監視上官 「行くぞ」

    アルミン 「はい…」

    監視上官 「…」プシュー
    立体機動装置で飛んでいく

    エレン 「話は終わってねぇぞ!」

    エレン 「アルミン!俺はいつでも待ってるから!」

    エレン 「お前が戻りたい時!俺に喋ってこい!」

    エレン 「お前は!おれの家族だァ!!」

    監視上官 「…」プシュー

    アルミン 「…」

    監視上官 「…戻りたかったら言えよ?」

    アルミン 「いいでず…」ポロポロ

    アルミン 「いっでぐださぃ」ポロポロ

    アルミン 「う…う…」ポロポロ

    ____
  70. 70 : : 2019/10/24(木) 01:53:25
    エレン 「…」ハァハァ

    ミカサ 「…エレン…どういうこと?」

    エレン 「…」

    エレン 「…何でもねぇよ…」

    ミカサ 「…喋ってよ…」

    エレン 「いいか…ミカサ…帰っても絶対にアルミンには喋りかけるな」

    ミカサ 「…なぜ?」

    エレン 「アルミンがそうして欲しいって言ってたろ…?」

    ミカサ 「…」

    エレン 「アイツも色々思うことがあるんだ…気持ちを落ち着かせる時間は必要だ…」

    エレン 「アルミンの気持ちを考えてやれ…ミカサ…」

    ミカサ 「…」

    エレン 「もしアルミンから話しかけてきたら…その時は歓迎してやろうな?」

    ミカサ 「…わかった…」

    エレン 「…ありがとな」

    アニ 「…どうしたの?」

    エレン 「いや…なんでもない」

    アニ 「…そう」

    クリスタ 「…ねぇ…エレン…」

    エレン 「…どうした?クリスタ」

    クリスタ 「…話があるんだけど…分かってるよね?」

    エレン 「…ああ」

    エレン 「悪ぃ…アルミンの事で後回しにしてたな…」

    クリスタ 「ううん…大丈夫!」

    エレン 「わりぃ…二人とも…ちょっと二人にしてくれるか?」

    アニ 「ええ」

    ミカサ 「…嫌だ」

    エレン 「ミカサ…大丈夫…ちょっとだけだ」

    ミカサ 「そういう事ではない…」

    エレン 「…じゃあなんだよ…」

    ミカサ 「…それは言えない…でも嫌だ」

    クリスタ 「お願い…ミカサ」

    クリスタ 「少しだけ…エレンを貸して欲しい」

    ミカサ 「…ダメ」

    アニ 「行くよ…ミカサ」グイ

    ミカサ 「アニ!離せ!」

    アニ 「駄目…行くの…」グイ

    ミカサ 「ぐ…」(力が…出ない…)

    アニ 「あんたはもうスタミナが無い…私に黙って連れて行かれろ」スタスタ

    アニ 「二人とも…ゆっくり話しなよ」

    エレン 「おう!ありがとな」

    クリスタ 「アニ…良いの?」

    アニ 「…私はもう…大丈夫だよ」

    クリスタ 「…ありがと…アニ」

    アニ 「いいって事…」スタスタ

    ミカサ 「う…ぐ…」

    __

    エレン 「よし…じゃあ…」

    キース教官 「ちょっとまて…」

    エレン 「キース教官…」

    キース教官 「お前ら忘れてると思ってるから…言うが…まだ訓練は終わってないぞ?」

    エレクリ 「え?」

    キース教官 「この訓練は最後の一人になるまで終わらん…貴様らのタオルはまだついてるままだ…」

    エレン 「そう言えば…」

    クリスタ 「そうだったね…」

    キース教官 「訓練を終わらせない限り…話なんかさせん」

    エレン 「そうですね…」

    クリスタ 「じゃあ…どうする?エレン」

    エレン 「うん?決まってるだろ?」

    エレン 「クリスタ…訓練…やろうぜ!」

    クリスタ 「…うん!」

    エレン 「いいか…クリスタ…俺は手負いだけど…油断するなよ?」

    クリスタ 「もちろんだよ…エレン!」

    エレン 「手加減はしないからな?」

    クリスタ 「当たり前!」スッ
    構える

    エレン 「なんか…今日1番訓練だしいよな」

    クリスタ 「そうだねw」

    エレン 「ははw行くぞ!」スッ
    構える

    クリスタ 「来い!」

    エレン 「はぁ!」

    クリスタ 「てやー!」

    キース教官 「…」(二人共…成長したな)

    ____
  71. 71 : : 2019/10/24(木) 01:54:36
    ミカサ 「離せ!エレンの所に行く!」

    アニ 「…ほら」パッ
    離す

    ミカサ 「エレン」スタスタ

    アニ 「…」スタスタ

    アニ 「…」パシ
    ミカサの服を掴む

    アニ 「エレンの所に行かせない」

    ミカサ 「…アニ!いい加減にしろ!」

    アニ 「あんたがいい加減にすれば?」

    ミカサ 「なんだと!」

    アニ 「…アンタは弱いよ」

    ミカサ 「何を言う…私は強い!」

    アニ 「アンタは弱いよ」

    ミカサ 「…なら…今ここで戦うか!?」

    ミカサ 「瞬殺してやる!」

    アニ 「…」

    ミカサ 「は!」シュ
    パンチ

    アニ 「…」ヒュ
    躱す

    アニ 「…」ガシ
    ミカサの胸ぐらを掴む

    ミカサ 「ぐ…」

    アニ 「アンタ…いい加減にして…」

    アニ 「一体…いつまでクリスタの邪魔をするの!?」

    ミカサ 「私は…エレンの事が好きだから…邪魔するに…決まってる…」

    アニ 「ミカサの言い分も確かに分かるよ…私もエレンのことが好きだから…でも…」

    アニ 「もう…やめよう?」

    ミカサ 「…ぐ」

    アニ 「…アンタは…エレンに好きって伝えたかい?」パッ
    離す

    ミカサ 「…」

    ミカサ 「…伝えてない…」

    アニ 「なんで伝えてないの?」

    ミカサ 「もし…エレンに好きって言ったら…もし…それで振られたら…今の関係が悪くなるかも…知れないから…」

    アニ 「そう…」

    ミカサ 「…でも…いずれは言う…だからそのためにエレンにアピールしてる!」

    アニ 「あれをアピールとは言わないよ…ミカサ」

    アニ 「アンタがやってるのは…おせっかいだよ」

    ミカサ 「え…」

    アニ 「エレンが1人でやりたい事をアンタがいつも邪魔をしてる…エレンがほかの人とやりたい事をアンタがいつも邪魔をしてる」

    アニ 「でも…エレンは優しいから…なんにも言わないだけ…」

    ミカサ 「…うそ…」

    アニ 「嘘じゃない…ホント…」

    アニ 「エレンが一言でもそういう時…ありがとうって言ったかい?」

    アニ 「アンタがエレンのやりたいことを無理やり一緒にやってる時…嬉しいの一言があった?」

    ミカサ 「…なか…った…」

    アニ 「これで分かった?あんたのやってるのはおせっかいだ…」

    ミカサ 「…わかった…今度からはそんな事しない…もう失敗は二度としない…」

    ミカサ 「だから…クリスタを止めなきゃ…」

    アニ 「それをやってエレンが喜ぶ?」

    ミカサ 「…」
  72. 72 : : 2019/10/24(木) 01:54:57
    アニ 「アンタは分かってないよ」

    ミカサ 「…アニは…どうなの…」

    ミカサ 「好きなら…なんで…止めないの?」

    アニ 「もう…充分クリスタの邪魔をしたでしょ…」

    アニ 「私達が!クリスタに何をしたか分かっているでしょ!?」

    ミカサ 「…」

    アニ 「…思い出してみ!?」

    アニ 「まず…アンタはアルミンに頼った…」

    ミカサ 「…」

    アニ 「そして…ユミルや私…ミーナ…5人がかりで…クリスタを諦めさせようとした…」

    ミカサ 「…」

    アニ 「アルミンの計画は成功したよ…公園の出来事は流石だったよ…」

    アニ 「私も…さすがにクリスタは諦めたかと思った…でも違った…」

    アニ 「クリスタはそれでも…エレンを諦めなかった…そしてその意思の強さが…ユミルの気持ちを変えた…」

    アニ 「その強さが…」

    ミカサ 「…」

    アニ 「知らないだろうけど…クリスタは最初…エレンに相手にされてなかった…」

    アニ 「それは…クリスタが弱いから…クリスタはエレンに見てもらうために…沢山頑張った…」

    アニ 「クリスタはたった一人で!エレンに見てもらうために頑張ってたんだよ!」

    アニ 「私やアンタみたいに…誰かの力を借りず!」

    ミカサ 「…だから…何…」

    アニ 「ミカサもクリスタの強さを感じたでしょ!?」

    アニ 「アンタが負けるぐらい…クリスタは強くなった!」

    ミカサ 「…それは…私が手負いだったからに過ぎない…」

    アニ 「…確かにそうだね…でも昔のクリスタなら…アンタのパンチ1発で倒れてたよ…でも…もう昔のクリスタでは無い…」

    アニ 「ミカサも驚いたでしょ?」

    アニ 「全然倒れないクリスタを見て…」

    ミカサ 「…」

    アニ 「あの子は1人で全てをやって見せた…」

    アニ 「それがどれだけ凄いか…分かる?」

    アニ 「ミカサ…もう良いでしょ?」

    アニ 「クリスタに1回ぐらい…時間をあげてあげて?」

    ミカサ 「…」ウルウル

    ミカサ 「でも…私は…エレンが居なきゃ…生きていけないよ」ポロ

    ミカサ 「その1回が…怖い」ポロ

    アニ 「…」

    ミカサ 「アニは…良いの?」ポロ

    アニ 「私は…もう振られたよ…」

    ミカサ 「…告白…したの?」ポロ

    アニ 「…うん」

    ミカサ 「…そう」

    アニ 「私も…本当は…嫌だよ…」ウルウル

    アニ 「…でも…もう…これ以上…」ポロ

    アニ 「仲間を…友達を…裏切りたくないよ…」ポロ

    ミカサ 「…」ポロ

    アニ 「…ミカサ…今が最後だよ…」

    アニ 「エレンに…好きって伝えるのが…」

    ミカサ 「…」ゴシゴシ

    ミカサ 「…わかってる…わかってるよ…」

    アニ 「…う」ドサ
    倒れる

    ミカサ 「アニ!?」

    アニ 「…ごめん…無理して…立ってたから…」

    ミカサ 「…ごめん…アニ…」

    ミカサ 「…私…エレンに告白…するよ…」

    アニ 「なら…早い所クリスタの所に行かなきゃ…告白し終わってるかもしれない…」

    ミカサ 「分かった…」

    アニ 「もし…まだクリスタが告白してなかったら…頼むんだよ??」

    ミカサ 「…うん」

    アニ 「クリスタの時間だから…」

    アニ 「エレンを貸してくれるか…分かんないけど…」

    アニ 「クリスタにダメって言われたら…素直に従うんだよ?」

    ミカサ 「…ええ」

    ミカサ 「…乗って?」スッ
    しゃがむ

    ミカサ 「エレンの所に連れていくよ」

    アニ 「…ありがと」

    ____
  73. 73 : : 2019/10/24(木) 01:55:25
    クリスタ 「てやー」

    エレン 「あぶね!」

    クリスタ 「なかなか勝負つかないね…」

    エレン 「まぁな…でも楽しいぞ」

    クリスタ 「うん!」

    ミカサ 「エレン!」スタスタ

    エレン 「お…ミカサ」

    クリスタ 「あ…ミカサ…」

    クリスタ 「アニ…どうしたの?」

    ミカサ 「アニは無理してたらしい…」

    アニ 「…大丈夫…ミカサにやられたわけじゃないよ…」

    クリスタ 「…そうなんだ…」

    クリスタ 「…」

    ミカサ 「下ろすよ?」スッ
    しゃがむ

    アニ 「ありがと」スッ
    地べたに座る

    ミカサ 「クリスタ…話はしたの?」

    クリスタ 「ううん…キース教官にまず訓練を終わらせろって言われてね…」

    ミカサ 「そう…クリスタ…お願いがあるの…」

    クリスタ 「…なに?」

    ミカサ 「少しだけで良い…エレンと二人きりで話をしたい…」

    クリスタ 「…」

    ミカサ 「とても…大事な話…」

    クリスタ 「…ミカサ」

    ミカサ 「多分…今貴方が思ってる事が正解…嫌かもしれないけど…無理言ってのお願い事だけど…お願い…」

    クリスタ 「…」(告白…するんだね…)

    アニ 「…」(クリスタ…もし貴方がそれを許したら…)

    アニ 「…」(分からない…エレンが誰を選ぶのか…そもそも好きな人がいるのか…)

    アニ 「…」(クリスタ…どうする?)

    エレン 「さっきからなんの話しをしてるんだ?」

    クリスタ 「…いいよ」

    ミカサ 「…ホント?」

    クリスタ 「うん…その代わりミカサ…しっかり伝えるんだよ?」

    ミカサ 「…ありがとう…本当に…」

    クリスタ 「うん…」

    クリスタ 「エレン…訓練は後で良いから…今はミカサと話をしてきて…」

    エレン 「よく分かんねぇ…けど…良いぞ?」

    クリスタ 「ありがとう」

    クリスタ 「キース教官…良いですか?」

    キース教官 「…良かろう」

    クリスタ 「ありがとうございます」

    ミカサ 「ありがと…クリスタ」

    クリスタ 「うん…」

    ミカサ 「じゃあ…エレン…こっちに来て」

    エレン 「おう」スタスタ

    ミカサ 「…」スタスタ


    アニ 「…良いの?」

    クリスタ 「…嫌だよ…本当は…」

    クリスタ 「でも…」

    クリスタ 「…ミカサはずっとエレンと一緒に居た…私よりも長い時間を…だから…優先するべきなのは…私ではなく…ミカサだよ」

    アニ 「…ごめん…クリスタ」

    アニ 「私は…ミカサの気持ちもわかるから…クリスタに頼んでみな?って言った…」

    アニ 「…嫌だとは思うけど…ごめん…」

    クリスタ 「嫌だけど…別に怒ったりとかしてないよ…」

    クリスタ 「もしそれでミカサと付き合うことになっても…それはエレンが決めた事だから…」

    アニ 「…ありがとう…クリスタ」

    クリスタ 「…でもちょっと後悔してるよ」

    アニ 「…そうだね…」

    クリスタ 「…私…もしミカサがエレンと付き合うことになっても…しっかりエレンにはこの気持ちを伝えるよ…」

    アニ 「…」

    クリスタ 「私は…自分に嘘をつきたくないから…それに…エレンが…好きだから…」

    アニ 「…」

    クリスタ 「アニは…良いの?」

    アニ 「私は…もう振られたよ…」

    クリスタ 「告白…したの?」

    アニ 「ええ…」

    クリスタ 「そっか…」

    アニ 「…でも…言えてよかった…」

    アニ 「自分の気持ちに…正直になれて良かった…」

    クリスタ 「…うん」

    クリスタ 「それが一番だよ」

    アニ 「ええ…」

    キース教官 「…」(気まず…)

    ____
  74. 74 : : 2019/10/24(木) 01:55:51
    ミカサ 「ごめんね?エレン」

    ミカサ 「急に呼んじゃって…」

    エレン 「おう!全然大丈夫だぞ!」

    ミカサ 「…」(緊張する…でも)

    ミカサ 「…」(決めたんだ…言われなきゃ)

    ミカサ 「…ねぇエr」

    エレン 「俺もちょうど…話したかったしな」

    ミカサ 「…ほんと?」

    エレン 「うん…まぁな…」

    エレン 「キース教官の許可が降りるとは思わなかったけどなw」

    ミカサ 「…なに?話したいことって…」

    エレン 「あのな…実は俺…」

    エレン 「〜〜」

    ミカサ 「!?」

    エレン 「〜〜」

    ミカサ 「…」ウルウル

    エレン 「〜」

    ミカサ 「…」ウルウル

    ミカサ 「…」ゴシゴシ

    ミカサ 「うん!」ニコ

    ____

    クリスタ 「…」ソワソワ

    アニ 「…」

    クリスタ 「…」ソワソワ

    アニ 「ちょっとは…落ち着いたら?」

    クリスタ 「無理だよぉ…」

    アニ 「まぁね…」

    キース教官 「…」(イェーガー…お前はいろんな意味で…罪な男だ…)

    スタスタ

    ミカサ 「…」スタスタ

    アニ 「ミカサ…」

    エレン 「ごめんな…クリスタ…待たせちまって」

    クリスタ 「ううん…大丈夫だよ」

    ミカサ 「私は…もう話は済んだよ」ニコ

    クリスタ 「そっか」

    アニ 「…」(ミカサの笑顔…上手くいったの?)

    ミカサ 「クリスタ…ありがとね」

    クリスタ 「うん…」

    ミカサ 「私はもう邪魔をしない」

    ミカサ 「このまま帰る」

    ミカサ 「アニ…行こう」

    アニ 「ええ」

    ミカサ 「…」スタスタ
    クリスタの所に行く

    ミカサ 「…クリスタ…公園の出来事…実はあの時…あなたを騙した…」ボソ

    クリスタ 「…ミカサ…」(私が知ってると言う事…知らないのかな…)

    ミカサ 「私は…エレンとキスしていない」ボソ

    クリスタ 「…え?」

    ミカサ 「…じゃあね」スタスタ

    クリスタ 「…」(ミカサ…)

    キース教官 「その前に…早い所訓練を終わらせろよ?」

    エレン 「…そうですね…」

    クリスタ 「…」(言ってくれて…ありがと…)

    エレン 「クリスタ」

    クリスタ 「なに?」

    エレン 「流石に俺ももう疲れたから…」

    エレン 「一緒にお互いのタオルを取らないか?」

    クリスタ 「…え?」

    エレン 「そうすれば…引き分けで終わるだろ?」

    クリスタ 「エレンからそんな言葉出るなんて…ビックリだよ…」

    エレン 「ははwそうだな…俺は訓練バカだもんな」

    エレン 「もう…良いんだ…優勝以上に…嬉しい事だらけだからな…」

    クリスタ 「…そっか」(嬉しいことだらけ…か…それは一体…)

    アニ 「…」(あのエレンがそんなこと言うなんて…ミカサと二人で話した後だし…もしかして…)

    アニ 「…」(ミカサ…)

    ミカサ 「…」

    エレン 「キース教官問題ないでしょうか?」

    キース教官 「まぁな…」

    クリスタ 「じゃあ…取るよ?」ガシ
    エレンのタオルを掴む

    エレン 「ああ…」ガシ
    クリスタのタオルを掴む

    エレクリ 「せーの!」

    パシ

    ____
  75. 75 : : 2019/10/24(木) 01:56:57
    訓練所 食堂

    ライナー 「うごぉ…」

    コニー 「はい!ライナーの負けー」

    ジャン 「やっぱしお前は弱いなぁw」

    ユミル 「コニーお前は…なんでそんな早く上がるんだよ」

    コニー 「トランプさいこー!!」

    サシャ 「お腹すきましたぁ…」

    ミーナ 「そうだねw…」

    ミーナ 「う…」ズキズキ

    ベルトルト 「大丈夫?ミーナ」

    ミーナ 「笑うと…ちょっと痛いかな」

    ベルトルト 「ごめんね?しっかり守れなくて…」

    ミーナ 「ううん…大丈夫…」

    ミーナ 「ありがと」

    ベルトルト 「うん…」

    マルコ 「しばらくすれば…痛みも引くと思うよ」

    ミーナ 「うん!そうだね」

    サシャ 「ご飯食べれますか?食べれなかったら私食べますよ?」

    ユミル 「芋女…そんなことしたら許さねーぞ?」

    サシャ 「は…はい」ビクビク

    ガチャ
    食堂のドアが開く

    アルミン 「…」スタスタ

    ライナー 「…アルミン」

    サシャ 「…」

    コニー 「アルミン…」

    マルコ 「…」

    ミーナ 「…」ズキズキ

    ベルトルト 「…アルミン」ギリ

    ジャン 「…」ガタ
    椅子から立つ

    ユミル 「ジャン…」ボソ

    ジャン 「なんだ?」ボソ

    ユミル 「行かなくていい…」ボソ

    ジャン 「はぁ?あいつはぶっ飛ばされなきゃいけない事をやったんだぞ?」ボソ

    ユミル 「私もボコボコにしてやりてぇが…もうアイツに…関わるな」ボソ

    ユミル 「それが一番良い」

    ジャン 「…ちっ」ガタ
    座る

    アルミン 「…」スタスタ

    ガタ

    アルミン 「…」スト

    食堂の隅っこのテーブルに座る
  76. 76 : : 2019/10/24(木) 01:58:13
    ユミル 「…」(エレン達より早く帰ってきたってことはアイツは負けたのか?)

    スタスタ

    ミカサ 「…」スタスタ

    アニ 「…」スタスタ

    コニー 「おー!ミカサとアニじゃねーか!」

    ジャン 「ミカサ!無事だったか?」

    キース教官 「…」スタスタ

    コニー 「き…キース教官!?」

    キース教官 「貴様ら全員に話がある!」

    キース教官 「静かに聞け」

    104期生 「…」

    キース教官 「今日をもって訓練は無事終わった!」

    キース教官 「早速だが…お前らには言ってなかったが…最後の5人まで残ってた人を発表する」

    キース教官 「呼ばれた奴は褒美として…ちょっと豪華な食事を与えよう!」

    サシャ 「お願いします…入ってますように…」

    コニー 「俺も入ってますように…」

    キース教官 「順位として発表する」

    キース教官 「まず…5位」

    キース教官 「アニ・レオンハート」

    アニ 「…」

    キース教官 「4位は…」

    キース教官 「ミカサ・アッカーマン」

    104期生 「!?」

    ユミル 「…おい…マジかよ…」

    ライナー 「驚きだ…」

    ベルトルト 「ホントだよ…」

    マルコ 「あのミカサが…」

    ミカサ 「…」

    キース教官 「次に3位」

    キース教官 「アルミン・アルレルト」

    ユミル 「…アイツが3位…ってことは…」

    ベルトルト 「エレン…」

    ライナー 「…」

    アルミン 「…」

    キース教官 「そして惜しくも1位になれなかった2位を紹介する…」

    キース教官 「エレン・イェーガー」

    104期生 「!?」

    ユミル 「おいおい…そんな事って…」

    ベルトルト 「凄いね…」

    ライナー 「ああ…と言うことは」

    ジャン 「あの…クリスタが…!?」

    キース教官 「そして見事この訓練を制した優勝者は…」

    キース教官 「クリスタ・レンズ!」

    コニー 「おー!すげぇー!」

    サシャ 「羨ましいですね…ご褒美欲しかったです…」

    ユミル 「クリスタ…お前ってやつは…」ウルウル

    ミーナ 「でも…なんで二人はここに居ないのかな…?」

    マルコ 「確かにね…」

    キース教官 「イェーガーとレンズは後々戻って来る」

    キース教官 「歓迎してやれよ?」

    104期生 「は!」

    アルミン 「…」

    アニ 「…」

    ミカサ 「…」

    キース教官 「しかしレンズには驚かさせて貰った…」

    キース教官 「負けたとはいえ…お前達も良く頑張った!」

    キース教官 「今回は…全員罰を与える事はしない!お前らもレンズに負けないよう今後の訓練しっかり引き続き頑張るように!」

    104期生 「は!」

    キース教官 「とりあえず…今から食事を始める!」

    キース教官 「以上!」

    104期生 「は!」

    サシャ 「やったー!ご飯です!」

    コニー 「腹減ったなー早く食いてー!」

    ジャン 「流石だぜ…クリスタ」

    ベルトルト 「そうだね」

    ミーナ 「とりあえず…ご飯の用意しよ!」

    マルコ 「うん!」

    ミーナ 「お疲れ!2人とも!」

    ミカサ 「ええ」

    アニ 「お疲れ…ミーナ」

    ミーナ 「2人とも疲れてるでしょ?」

    ミーナ 「ご飯持ってきてあげるよ!」

    ミカアニ 「ありがと」

    ユミル 「お疲れさん…いきなりでわりぃが…」

    ユミル 「私はどうしてクリスタが勝ったのか…何があってアンタ達が負けたのか…分からねぇことだらけだ…」

    アニ 「…そうだね」

    ユミル 「話してくれるか?」

    ライナー 「俺も…知りたい」

    ベルトルト 「僕も…」

    マルコ 「僕も」

    ジャン 「ああ…知りてぇな」

    アニ 「いいよ…でもその前に…ミーナがご飯を持ってくるのを待ってからね」

    ミカサ 「…」

    アニ 「…話しても…良い?ミカサ」

    ミカサ 「…ええ」

    ユミル 「…分かった」

    ユミル 「コニーとサシャは…」チラ

    コニー 「うめー!腹減ってて死にそうだったわ!」パク

    サシャ 「もっとくださぃ!!」バクバク

    ユミル 「…あの二人は…良いか…」

    ジャン 「ご飯に集中してるな…」

    ミーナ 「お待たせ!はい!」コト

    アニ 「ありがと」

    ミカサ 「ありがと…」

    アニ 「じゃあ…何があったか話すよ…」

    ミーナ 「うん?何が?」

    アニ 「アンタ達が脱落した後…何があったかを…知りたいでしょ?」

    ミーナ 「なるほどね…知りたい…」

    アニ 「話すよ」

    ユミル 「…頼む」

    ____
  77. 77 : : 2019/10/24(木) 01:58:46
    クリスタ 「これで訓練終わりだね!」

    エレン 「ああ…おめでとうクリスタ」

    クリスタ 「うん?何が?」

    キース教官 「そう来たか…イェーガー」

    エレン 「はい」

    キース教官 「お前の判断は良くも悪くも…今…1人の訓練兵の評価が上がったぞ」

    クリスタ 「え?」

    エレン 「クリスタ…ごめんな?」

    エレン 「俺はお前のタオルを取っていない」

    クリスタ 「…」チラ
    自分のタオルがあるか確認する

    クリスタ 「!?」

    クリスタ 「なんで…?」

    クリスタ 「取ってないじゃん!」

    エレン 「ああ…今回の訓練…お前が居なきゃ…俺は負けてた…それにクリスタはあのミカサを倒した」

    エレン 「なら…優勝はクリスタ…お前が1番相応しい」

    クリスタ 「エレン…良いの?」

    エレン 「ああ…ありがとう…クリスタ」

    クリスタ 「ありがとう…エレン…」

    クリスタ 「でも…私が欲しいのは評価じゃあ無いよ…」

    クリスタ 「私が欲しいのは…貴方の答え…」

    クリスタ 「聞かせて欲しい…」

    エレン 「…ああ」

    キース教官 「評価は欲しくないか…」

    キース教官 「面白いことを言う…」

    クリスタ 「すいません…」

    キース教官 「いや…別に良い」

    キース教官 「おい!おまえら!」

    上官達 「は!」

    キース教官 「頂上に連れて行ってやれ」

    上官達 「了解!」

    エレン 「キース教官?」

    キース教官 「ここだと人も多い…」

    キース教官 「気まずい気持ちもあるだろう…」

    キース教官 「優勝したレンズに対しての褒美として…二人きりにしてやる」

    クリスタ 「キース教官…ありがとうございます!」

    キース教官 「うむ…」

    上官7 「お疲れ!エレン!」

    エレン 「あ!上官7さん!」

    上官7 「お前らの戦い…しっかり見てたぞ!」

    上官8 「凄かったな!」

    上官9 「感動したぞ!」

    クリスタ 「皆さんお揃いで…」

    上官7 「負けて寮に帰ってきたと思ったら…すぐに立体機動で戻ってこいって言われてな…」

    上官8 「休む暇ないな」

    上官9 「ホントだな…」

    エレン 「それは…大変ですね…」

    上官8 「ああ…でもキース教官からの命令は従うぜ!」

    上官9 「星見岳の頂上に行くぞ!」

    上官9 「あそこは綺麗だぞ!」

    クリスタ 「はい!綺麗ですよね!」

    上官7 「お?頂上行ったのか?」

    クリスタ 「はい!」

    上官7 「ああ…そこに向かう!捕まれ!エレン!」ガシ

    エレン 「お願いします!」ガシ

    上官8 「行くぞ…クリスタ!」ガシ

    クリスタ 「お願いします!」ガシ

    上官9 「せーの!」カッ プシュー

    上官8 「おう!」カッ プシュー

    上官7 「飛ぶぞ」カッ プシュー

    キース教官 「…それじゃあ…我々は帰るぞ?」

    アニ 「はい…」

    ミカサ 「はい…」

    ____
  78. 78 : : 2019/10/24(木) 01:59:14
    上官8 「…」カッ プシュー

    クリスタ 「あ…今頂上過ぎましたよ!?」

    上官8 「悪ぃな!クリスタ!俺らが向かうのは…星見岳の最頂上だ!」カッ プシュー

    クリスタ 「まだ…上があるんですか?」

    上官8 「おう!俺ら3人とキース教官しか知らない場所だ!」カッ プシュー

    上官8 「立体機動装置が無きゃいけない所だ!秘密だぞ!」カッ プシュー

    クリスタ 「ありがとうございます!」

    上官7 「もう着くぞ!」カッ プシュー

    エレン 「はい!」

    上官9 「着いた!」スト
    着地する

    上官7 「よいしょ」スト
    着地する

    上官8 「おっと」スト
    着地する

    上官7 「見てみろ…2人とも!」

    エレン 「すげぇ…」

    クリスタ 「綺麗…」

    エレン 「雲の上に…いる…」

    夕焼けの太陽で辺り一面に照らされて……オレンジ色の雲海が見える
    それは綺麗な所だった…

    上官7 「俺らのお気に入りの場所だ!」

    エレン 「凄いです…でも良くここの場所を知りましたね…」

    上官8 「たまたまだ…昔訓練が嫌になって立体機動でキース教官から逃げていたらここに着いた…」

    上官9 「俺らも…キース教官には沢山反抗してるからな…」

    上官7 「懐かしいな…」

    クリスタ 「凄いよ…」

    エレン 「ああ…そうだな…」

    上官7 「おっと…そんなことしてられねぇ…」

    上官7 「本来なら訓練が終わったら直ぐに寮に戻らなきゃいけないが…」

    上官7 「キース教官が特別に15分間だけ許してくださっている…」

    上官7 「我々は15分後にまたここに来る…それまで話を済ませておけ!」

    上官7 「わかったな?エレン?」

    エレン 「はい!」

    クリスタ 「ありがとうございます」

    上官7 「よし!行くぞ!二人とも!」カッ プシュー

    上官8.9 「おう!」カッ プシュー

    エレン 「行ったな…」
  79. 79 : : 2019/10/24(木) 01:59:34
    クリスタ 「ねぇ…エレン」

    エレン 「なんだ?」

    クリスタ 「あの時必死だったから…上手くエレンに対して気持ちを伝えれなかったから…」

    クリスタ 「改めて…言うね?」

    エレン 「ああ…わかった」

    クリスタ 「ありがと…」

    クリスタ 「エレン…」

    クリスタ 「私は訓練兵になる前から…いや…もしかしたら生まれた時からかな…」

    クリスタ 「幸せでは無かった…」

    エレン 「…」

    クリスタ 「でも…エレンと会って…私は変わったよ…」

    クリスタ 「私はエレンのお陰で…色々気付かされたし…色んな事に頑張ろうって思った…」

    クリスタ 「そして恋という…感情を持った…」

    エレン 「…」

    クリスタ 「初めて会った日から…ずっとエレンの事ばかり気が付いたら…考えてたよ…」

    クリスタ 「私は貴方に振り向いてくれるために…色んなことを真剣に取り組んだ…」

    クリスタ 「エレンはしっかりその事に気付いてくれたこと…とても嬉しかったよ…」

    クリスタ 「エレンとのお出かけ…とても幸せだったよ…」

    エレン 「…ああ」

    クリスタ 「でも…」

    クリスタ 「…」

    エレン 「どうした?」

    クリスタ 「…ううん…なんでもない!」

    クリスタ 「…」(エレンは公園の出来事を知らない…それに勝手に騙されて怒ったのは…私だから…)

    クリスタ 「私は…エレンに対しての気持ちを思い出にして…心の奥に閉まっておこうと思っていた…」

    クリスタ 「貴方はきっと…ミカサを…」

    クリスタ 「でもやっぱり…私は諦めきれなかった…」

    クリスタ 「私はもう…自分に嘘を付かない…」

    クリスタ 「エレン…私はあなたの事が好きです…これからもずっと私の傍に居て欲しい…」

    クリスタ 「お願いします…」

    エレン 「…」
  80. 80 : : 2019/10/24(木) 02:00:14
    エレン 「クリスタ…俺からも言いたいことがある…聞いてくれるか?」

    クリスタ 「…うん」

    エレン 「俺はお前と初めて会った時…俺はコイツとは仲良くなれないって思ってた…」

    エレン 「なんか…分からねぇけど…」

    エレン 「顔は笑ってるのに…心は笑ってない気がしてな…不思議な人だなって思ってな…」

    クリスタ 「…」

    エレン 「でも…お前は確かに前と違う…変わったよ…」

    エレン 「…そして…俺は気が付いたら…お前をずっと見ていた…」

    エレン 「なんでか…分からなかったけどな…」

    エレン 「でも…俺がアルミンに負けそうだった時…クリスタが俺に言った…想いを…気持ちを伝えてくれたから…勝てた…」

    エレン 「そしてやっとわかった…」

    エレン 「クリスタ…俺はお前の事が好きだ…」

    クリスタ 「エレン…」

    エレン 「俺自身情けねぇけど…この気持ちに今まで気づけなかったけど…クリスタのおかげでやっと…気付いたよ…」

    エレン 「ありがとな?クリスタ…」

    クリスタ 「…」ポロポロ

    クリスタ 「うん…」

    エレン 「好きだクリスタ…俺と付き合ってくれ…」

    クリスタ 「…」ポロポロ

    クリスタ 「…」(やっと…想いが…届いた…)

    クリスタ 「…はい」ポロポロ

    エレン 「…」スッ

    クリスタに優しくハグをする

    クリスタ 「…嬉しい…」ポロポロ

    エレン 「ああ…俺もだよ」

    エレン 「戦いに夢中だったから気付かなかったけど…ネックレス持ってたんだな…」

    クリスタ 「うん…」ポロポロ

    エレン 「…前も言ったけど…ネックレス…似合ってるよ…」

    クリスタ 「…うん…」ポロポロ

    エレン 「泣き辞めそうか?」

    クリスタ 「うん…」ゴシゴシ

    エレン 「…お前は笑顔の方が似合ってるよ…」

    クリスタ 「…ありがと…エレン…」

    エレン 「…お前を一生…幸せにするからな…?」

    クリスタ 「…うん!」

    エレン 「…好きだよ…」

    クリスタ 「…私も…好きだよ…」ニコ

    エレン 「…」スッ

    クリスタ 「…」


    夕陽に照らされながら…
    二人愛を誓い
    翼が重なる…
  81. 81 : : 2019/10/24(木) 02:03:20
    これで終わりですが
    まだ完結ではありません。
    まだ見たいって方は↓のURLを!
    http://www.ssnote.net/archives/81360

▲一番上へ

このスレッドは書き込みが制限されています。
スレッド作成者が書き込みを許可していないため、書き込むことができません。

著者情報
yosi0918_oo

あらあらよし

@yosi0918_oo

「進撃の巨人」カテゴリの人気記事
「進撃の巨人」カテゴリの最新記事
「進撃の巨人」SSの交流広場
進撃の巨人 交流広場