はぁ?

まだ小さい私には理解しにくかった。
でもはっきり、聞こえた、パパの余り聞かない声
「ドイツに引っ越しする」
その頃の私には嬉しい言葉だった、
うちは、パパが弟が生まれた時ぐらいから
ドイツに単身赴任していた、2さいだった私は、
スゴいことにその意味を3さいとかで理解していた
その頃、幼稚園に通い始めた、

友達もできたし、その時は少し小さめな普通の
女の子だった、

あんまり、お覚えていない、皆、私みたいに
パパがいないお家が多いと思っていた、

でも、違った、そんな子は誰もいなかった、
家で、悲しくて、今まで独りで我慢していた涙
が一気に漏れた、大きな声を出したからか、
弟も一緒に泣き出し、ママは困っていた、
だから、その涙もしまいこんだ。

そんな日が、1年半程続いた。

もう、涙もかれて、夜、もう私は泣かなかった。

年長さんにもなると、クラスに友達は居なかった

それでも今はいい思いでだ、 私に
独りで生きる術を与えてくれた。