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鬼と霊の生き方
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- 1 : 2018/12/15(土) 13:48:20 :
- 『コックリさん』
コックリさん(狐狗狸さん)とは、西洋の「テーブル・ターニング(Table-turning)」に起源を持つ占いの一種。机に乗せた人の手がひとりでに動く現象は心霊現象だと古くから信じられていたが、科学的な見方では意識に関係なく体が動くオートマティスムの一種と見られている。
日本では通常、狐の霊を呼び出す行為(降霊術)と信じられており、そのため「狐狗狸さん」の字が当てられることがある。机の上に「はい、いいえ、鳥居、男、女、0〜9までの数字、五十音表」を記入した紙を置き、その紙の上に硬貨(主に十円硬貨)を置いて参加者全員の人差し指を添えていく。全員が力を抜いて「コックリさん、コックリさん、おいでください。」と呼びかけると硬貨が動く。 森田正馬(森田療法で有名)は参加者が霊に憑依されたと自己暗示(自己催眠、 祈祷性精神病 と命名)に罹るとの見方を示した。また複数人に同様な症状がおきる感応精神病(フランス語: folie a deux(フォリアドゥ))の発生もよく知られる。コックリさんと呼ばず“エンジェルさん”などと呼びかえるバリエーションも存在する。これも同じ効果だと言われている。(Wikipedia参照)
翼「…ホントにやんのか?」
沓抹「なんだよwビビってんの?w」
亮太「そうだよw怖がりだからな~w」
翼「…廃病院でやるってのが怖いんだよ…いろんな意味で」
沓抹「確かに…」
亮太「バレなきゃ大丈夫だよ」
俺ら三人は現在、街の廃病院にいる。
しかも、今いる部屋が手術室だ。
そんな物騒なところでコックリさんという降霊術をしようとしてる。
翼「やるならさっさとやって終わらせるぞ」
これが俺、『青鬼 翼(あおき つばさ)』
不登校で頭はもちろん運動神経も悪い。
沓抹「んじゃ、この紙と…なんだっけ」
こいつは『狐酒 沓抹(こさき とうま)』
頭は若干悪いが運動神経はいい。
亮太「10円玉だよ、ほれ」
こいつは『岬 亮太(みさき りょうた)』
運動神経良し、頭は普通、性格に難アリ。
翼「やるぞー…せーの」
「コックリさん、コックリさん、おいでください。」
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- 2 : 2018/12/15(土) 13:51:05 :
- 翼「…今動いた…よな?」
沓抹「動いたな」
亮太「取り敢えず質問しようぜ」
翼「んじゃ俺から…今この病院の中にはいくつ魂がありますか」
5
沓抹「え?5?」
亮太「5人いんの?」
翼「ん~…コックリさんも含めてももう一つあることになるから…誰かいるな」
沓抹「早く終わらせようぜ」
亮太「次は沓抹な」
沓抹「わかった…翼の秘密か亮太の秘密を教えてください」
つばさはりょうたのことがにがて
亮太「…まあ、うん」
沓抹「前のやつもあるしな」
翼「なんかごめん…」
沓抹「…とりあえず次行こう次はりょ」
ガチャガチャガチャ!!!
「?!!?!?!?!??!」
翼(やべ!?警備員か?)
沓抹「おい!翼!手!」
翼「え?」
俺は自分の手を見ると俺の手は10円玉から離れていた
翼「あ…とりあえず二人で終わらせて、俺はドアを固定してくる」
沓抹「わかった、亮太やるよ…せーの」
「コックリさん、コックリさん、お帰りください」
亮太「んじゃ紙を破ろう」
翼「なんでだ…?」
沓抹「翼!どうだった?」
翼「それがさ、ドア押さえてる時ちらっと廊下の方が見えたんだけどさ…ドアノブに…誰も触れてなかった」
亮太「…マジ?」
翼「嘘つく理由がねぇよ…てか俺呪われたかな?」
沓抹「いやいや、都市伝説だよ?ほんとなわけないじゃん」
翼「それならいいんだけど…」
亮太「…とりあえず帰りにこの10円自販機で使って帰ろうぜ」
翼「おう」
沓抹「…翼?大丈夫?」
さっきから吐き気がすごい…くっそ目眩もしてきた…
翼「悪い沓抹…亮太にも言っといて…俺、多分マジな呪いにかかったと思う…」
沓抹「は?」
翼「吐き気と目眩がさっきからすごいんだよ…」
沓抹「お祓い行こう!そうすりゃ、助かる!」
翼「…残念だがそれは無理だな…コックリさん自体が俺に取り付いたらしい」
沓抹「お祓いすれば取れるって!」
翼「霊やらそういう奴は信じる人が多いほど強力になっていくんだ…コックリさんは信じる人が多い…」
沓抹「は?」
翼「つまり、強力すぎてお祓いなんてできないんだよ…」
?「確かにお祓いなんてできないわね」
沓抹「ど、どちらさま?」
翼「…八雲 紫?」
紫「あら?私のことを知ってるの?」
翼「…夢でお前が出てきた…自分で名乗ってたがな」
紫「そうなの…ならここから先のこともわかるのね?」
翼「ああ、沓抹悪いがここで一旦お別れだ」
沓抹「え?どういうことだよ!」
紫「悪いけど時間がないの説明は省かせてもらうわ」
翼「…またな」
沓抹「ちょ、まっt―――
沓抹の声を待たず俺は運命に従って動き始めた
【プロローグ:完】
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