夢。
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- 1 : 2018/12/08(土) 15:43:21 :
- 兵士「おい、助けてくれ!」
あたりは巨人によって壊滅させられていた。
僕はその光景をただ見ているだけだった。
みることしかできなかった。
いま、兵士が1人死んだ。
東の方でも1人。
どんどん死んでいる。
〜
エレン「おい、アルミン起きろよ!」
アルミン「ん…。あ、エレンか…。」
エレン「いま何時だと思ってんだ。早く着替えろ。飯いくぞ。」
アルミン「ああ…。」
起きると今日みた夢のことを鮮明に覚えていた。
そんなことは今までなかった。
アルミン「エレンも待ってるし急ごう…。」
僕以外のみんなはもういなかった。はじめて最後に起きた。そんなことを想いながら着替えを済ました。
ガチャ
アルミン「エレン。おまたせ。」
エレン「おう!行くか!」
ガヤガヤ
ミカサ「エレン、アルミンこっち。」
アルミン「ミカサごめんねいつもいつも。」
ミカサ「いいの。」
エレン「よし、食うか。」
ガヤガヤ ワヤワヤ
ミカサ「アルミン。」
アルミン「ん?なんだいミカサ?」
ミカサ「何かあった?浮かない顔をしている。」
アルミン「そうかい?特になにもないよ。」
エレン「ミカサの言う通りなんか違うよな。」
ミカサ「えぇ。」
アルミン「えー、そうかい?」
あの夢のことだろうか。夢に悩まされているのだろうか。
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- 2 : 2018/12/08(土) 19:59:40 :
- 夕食
訓令兵「なぁ、今日の訓練で2人死んだらしいぜ。」
訓令兵「らしいな。」
訓令兵「このあと集会があるらしいぞ。」
どうやら訓練中に訓令兵が2人しんだらしい。
食堂はそんな話で盛り上がっていた。
ライナー「ベルトルトおまえは知ってたか?」
ベルトルト「あぁ。ちょうど居合わせてたからね。」
エレン「まじかよベルトルト。」
アルミン「僕たちも気をつけなくちゃいけないね。」
ベルトルト「なんかすごいおかしいというか不思議な死に方だったな…。」
エレン「なにがだ?」
ベルトルト「もう決まっているというか。なにかに導かれているように死んだんだ。定まった運命のように。」
ライナー「不気味だな。」
ユミル「クリスタも気をつけろよ!クリスタになにかあったら私…。」
クリスタ「大丈夫だよ!そんな簡単に死なないよ!」
僕は今気づいた。今日死んだ訓練兵の人数は夢の中で死んだ訓令兵の数と同じだということが。
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- 3 : 2018/12/08(土) 20:07:35 :
- 夕食後
僕らは集会所に集まった。
キース「今この場に集まってもらったのは知ってるものもいると思うが。今日訓練で2人訓令兵が死んだ!」
キース「今後同じことがないように細心の注意を払って訓練をすることを心がけろ!ここで死んだらその程度の人間だったということだ!以上!解散!」
〜
エレン「明日も普通に訓練があるんだよな。」
ジャン「死んだやつらに構ってる暇もないんだろうな。」
ライナー「仕方ないな。俺らは気持ちを切り替えて明日からも頑張っていこう。」
アルミン「ライナーの言う通りだね。」
コニー「明日の訓練ってなんだ?」
ベルトルト「明日は乗馬と座学だよ。」
コニー「座学か〜。」
エレン「対人格闘がやりてぇなぁー。」
アルミン「座学も大事だよ?2人とも?」
ライナー「そうだぞ。考える頭なきゃやっていけないぞ。」
ジャン「もう遅いから寝ようぜ。」
アルミン「そうだね。」
おやすみ。
おう。
また明日。
みんな眠りへとついた。
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- 4 : 2018/12/08(土) 20:17:19 :
- その日も夢を見た。
乗馬の訓練だ。
僕の後ろにはライナーとミカサがいる。
はるか遠くにはクリスタだ。さすがだ。
夢の中でも風の中を切っていく気持ち良さがある。
遠くの方に目を向ける。
トーマスがいる。
トーマスは優雅に走っている。
僕はなぜかトーマスから目が離せなくなった。
しばらく見ているとミーナがトーマスに話しかけた。トーマスはよそ見をしながらじょうばしていた。
あぁ、危ないなと思っていた。
その時。
トーマスは馬ごとありもしない崖に落ちた。
トーマスは即死だった。
アルミン!アルミン!
アルミン「ん…ライナー…。」
ライナー「朝だぞアルミン。今日は俺と朝トレをしようって約束だったろ?」
アルミン「あぁ。ごめん。今着替えるね。」
ライナー「先外行ってるぞ。」
アルミン「ああ。すぐいくよ。」
僕はまだ夢の中にいる気分だった。はやくライナーのところへ行かなきゃ。いまはそれが優先だった。
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- 5 : 2018/12/08(土) 20:24:00 :
- アルミン「ライナーおまたせ!ごめんね!」
ライナー「おう!さぁ、早速始めるか!」
アルミン「うん!」
トレーニング中も夢のことが脳裏をよぎった。
ライナー「どうした?」
アルミン「…。あぁ、なんでもないよ!」
ライナー「そうか。なにかあったら言えよ!」
アルミン「ありがとう!」
ライナー「さぁ、再開だ!」
ライナーとのトレーニングも終わり食堂へ行った。
エレン「おう、アルミン、ライナー。お疲れだな。」
ライナー「あぁ。朝からハードにやりすぎちまった。」ハハッ
ミカサ「アルミンおつかれ。」
アルミン「あぁ、ミカサ。」
すぐそこにはトーマスがいた。いつものトーマスだ。
エレン「今日は乗馬と座学だったよな?」
ミカサ「えぇ。」
アルミン「乗馬…。」
エレン「どうかしたか?アルミン?」
アルミン「いや、なんでもないよ。」
アルミン「さぁ、はやく食べなきゃ遅れちゃうよ!」
ミカサ「そうね。」
乗馬。今日は乗馬だ。
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- 6 : 2018/12/08(土) 20:30:12 :
- cpありますか?
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- 7 : 2018/12/08(土) 23:13:28 :
- cpはないです。
この次描いてみようと思います?
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- 8 : 2018/12/09(日) 09:59:46 :
- 今、僕は乗馬の訓練をしている。
いつもと同じ。
風が気持ちいい。
僕の後ろにはライナーとミカサがいる。
はるか遠くにはクリスタがいる。さすがだ。
アルミン「あれ…これって…。」
まるで今日見た夢のまんまだ。
まさかと思い遠くの方に目を向けた。
トーマスがいた。
トーマスは優雅に走っている。
ぼくはこれを知っている。
ミーナがきた。
ミーナはトーマスに話しかける。
トーマスはよそ見をしながら乗馬していた。
夢の中ではこの後転々
アルミン「トーマ「うわぁぁぁあ!」
僕が叫ぼうとした時だった。
トーマスの声がした。
見るとトーマスは落馬して頭をきょだいな石で強打したらしい。
ミーナ「キャァァァァア!!」
ライナー「どうしたぁあ!」
ミーナ「トーマスが!トーマスが!!」
ライナー「うっ…!」
トーマスはものすごい量の血を出していた。
誰から見てもわかる
即死だった。
エレン「教官を呼んでくる!」
ライナー「トーマス!トーマス!しっかりしろ!トーマス!」
ミーナ「あ、あぁ…。私のせいだわ…私が、わたしが話しかけるから…。」
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- 9 : 2018/12/10(月) 18:31:46 :
- ミーナはひどく自分を責めていた。
かける言葉もなかった。
すぐに教官が来た。
今日の訓練は中止だと言われた。
ぼくたちは部屋へと戻った。
あの夢なのか?あの夢で死んだ奴は本当に死ぬのか?それとも偶然なのか?
なにがなんなのかわからなくなっていた。
結局ただの考えすぎだということにした。
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- 10 : 2018/12/10(月) 18:41:29 :
- エレン「この後集会らしいな。」
ジャン「そうらしいな。」
ライナー「2日連続で俺らの仲間が死んでいるおかしな状況だ。」
エレン「どうなってんだ…くそっ…!」
コニー「まさか、あしたもなんてねぇよな…。」
ベルトルト「考えすぎだよコニー。」
ライナー「これは偶然だ。もしも、これが必然的に起こっているのならば可能性はあるな。」
マルコ「必然的に起こるなんて誰かが操作してるのかい?そんなことはないよね。だから大丈夫だよ。」
コニー「そうだよな…!大丈夫だよな!でもよ…。」
ジャン「どうした?」
コニー「すげぇ悪い予感がするんだ…。上手くは説明できねぇが…。」
コニーの悪い予感はよく当たる。
野生の勘というやつだろうか?
エレン「なぁ、アルミンはどうおもう?」
アルミン「…。」
エレン「おい、アルミン?」
アルミン「…!あ、エレン!なんだい⁈」
エレン「どうしたんだよボケっとして?お前はどうおもう?」
アルミン「ごめんよ。あぁ、そうだね…僕は…。よくわからないや。」ハハッ
上手く答えることができなかった。
ライナー「よし、そろそろ時間だな行くか。」
ジャン「そうだな。」
集会へと向かった。
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- 11 : 2018/12/11(火) 00:39:06 :
- ザワザワザワザワ
集会所はざわついていた。
無理もないだろう。
連日の急な仲間の死だ。しかも、原因不明。
教官「貴様ら!静かにせんか!」
シーン
教官「まずは、今日トーマス・ワグナーが死んだ。昨日に続いてまたの死人だ。」
教官「現在目撃者などに事情聴取をしている。」
なるほど。どうりでさっきから数人の姿がないわけだ。
教官「このままでは死人が増える可能性も考えられる。そのため一週間は訓練を中止とする!」
ザワザワザワザワ
オイオイマジカヨ
ラッキー
ザンネンダ
教官「自主練も禁止だ!休養だと思え!」
エレン「はぁ…自主練もなしかよ…。」
教官「いいか!自分の身は自分の身で守るのだ!分かったな!」
訓練兵「はっ!!」
教官「解散!!」
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- 12 : 2018/12/11(火) 00:50:00 :
- エレン「はぁ…自主練もないのはきついぜ…たくよ…。」
アルミン「ははっ。しかたないよこんな状況だからね。」
エレン「一週間なにしてすごすかな。」
ライナー「暇ってのもいいもんだぜ。なかなか体験できない貴重なことだ。」
ジャン「でもなぁ〜やることがなさすぎるよなぁ。」
エレン「なぁ…。」
ジャン「どうした?」
エレン「明日も誰か死ぬのかな…?」
ジャン「馬鹿野郎!そんなこと言うなよ!この死に急ぎ野郎!」
エレン「あぁ、わりぃ。でもよ、2日連続で人が死ぬなんてあるのか?」
ベルトルト「たしかにね。明日誰かが死ぬって決まってるのならそれは自分だったりしてね…。」
コニー「やめろよベルトルト。変なこと言うなよ。」
ベルトルト「ごめんよ。」
部屋は重たい空気が流れていた
ライナー「よし!風呂行くぞ!こうゆう時は心も体もスッキリさせなきゃな!」
アルミン「あぁ!ライナーの言う通りだよ!」
エレン「そうだな!行くか!」
僕は逃げるようにライナーの意見に賛成した。
夢のことに関係するような話はしたくなかった。
ナァタシカコノジカンクリスタハイッテンダゼ!
ナニ!?ホントウカ!?
ミカサハ!?ミカサハ!?ドウナンダ!
ワイワイ
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- 13 : 2018/12/11(火) 23:28:21 :
- エレン「スッキリしたなぁ。」
ライナー「そうだな。気分も良くなったな。」
コニー「どうだ?明日から訓練もないことだし今日ぐらい夜更かししねぇか?」
ジャン「お、いいじゃねぇか。」
ライナー「俺もいいぞ。たまにはいろんな話も聞いたり話したりしたいからな。」
ベルトルト「ぼくもだよ。」
エレン「アルミンはどうする?俺も少しぐらいなら参加するが。」
アルミン「ぼくも参加しようかな。」
ぼくは寝るのがこのとき怖かった。
少しでも長く起きていたかった。」
コニー「よし!決まりだな!」
ベルトルト「で、なにについて話すんだい?」
ライナー「愚問だな。決まってんだろ?ずばりこの104期の女子のことだな!」
ベルトルト「はぁ…。ライナーったら…。」
ライナー「おまえら誰が好みだ?」
ジャン「俺はもちろんミ ライナー「コニーからいこうか。」
コニー「俺か?俺はそうだなあ〜サシャかなぁ。」
エレン「サシャか…まぁたしかにあいつ顔はいいよな。」
アルミン「黙ってれば可愛いよね黙ってればね。」
コニー「そうそう。でもよ、あいつの食いもん食ってる時の顔みんのが好きなんだよなぁ。」
ライナー「いい趣味してるな。じゃあ、次はベルトルト!」
ベルトルト「ぼ、ぼくかい?ぼくは…いないよ。」
ジャン「アニとかどうだ?ん?」
ベルトルト「な、なにを言うんだ!//アニは友達としか…だから…その…//」
ライナー「おっとどうしたベルトルト?」ニヤニヤ
ベルトルト(ライナーめ!わかっててはめたね!)
ベルトルト「い、いからつぎにいこう!//」
ライナー「よし!そうだな!次はエレンだ!」
オレカヨー
ドウナンダ?
ヤッパミカサカ?
オレガユルサン!
ワイワイガヤガヤ
気づいたらみんな眠っていた。
ぼくだけが眠れなかった。
怖いんだ。
だけど、人は眠気に勝てない。
意識が遠のいていった…
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