この作品は執筆を終了しています。
『104期恋愛禁止条令』
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- 1 : 2014/01/08(水) 19:35:37 :
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9回目の投稿となります、よろしくお願いいたします
基本ギャグ&ラブコメです
書きためではありますが拙い部分が多く
途中書き足しで手間取るかもしれません
ご意見ご感想合いの手などいただけたら幸いです
大して長くないのに前後編です、後半手直しが多くて(;´д`)
そんな感じで多分今日は亀進行です
20時頃から投下を開始いたします
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- 2 : 2014/01/08(水) 20:00:44 :
- お時間となりました、投下させていただきます。
※注意事項
・ネタバレ無し
・下ネタ無し
・キャラ崩壊有り
のマイルドなものとなっています
ではよろしくお願いいたします!
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- 3 : 2014/01/08(水) 20:03:59 :
- 食堂
アルミン「という訳で104期恋愛禁止条約が可決されました」
ミカサ「アルミン…あなたを削ぐことになるとは思わなかった」チャキ
アルミン「み、ミカサ、ブレードはしまってね」
ジャン「おいおいおいアルミン!何が一体という訳なんだ!しっかり説明しろよ!」
マルコ「ジャン…怒らないで聞いて欲しい」
ジャン「ってマルコ…お前もそっち側なのか」
ライナー「これはキース教官の許可をもらい正式に決まった事なんだ」
エレン「ライナー!?とりあえず説明してくれ」
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- 4 : 2014/01/08(水) 20:04:56 :
- ×条約○条令
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- 5 : 2014/01/08(水) 20:06:44 :
アルミン「確かに恋愛は訓練兵という身分とは関係ない自由であるべき行為だ」
ライナー「守るべき相手がいてその相手の為に訓練に励む…」
マルコ「それが今まで訓練兵間で恋愛が禁止されていなかった理由なんだ」
アニ「……全くもってその通りじゃないか…禁止する意味が分からないね」
アルミン「でも最近訓練そっちのけで色恋沙汰に夢中になっている人間が多いのも事実なんだ」
マルコ「さらには硬化ブレートや立体起動装置の無断使用…もちろん訓練以外での目的でね」
ミカサ「チッ」ギリギリ
ライナー「つまり色恋にうつつを抜かしているあまり訓練に身が入らない!守るべき人間を守れない!
本末転倒になっているんだ!」
クリスタ「むぅぅ」プクー
エレン「そうだな…それじゃダメだよな」
マルコ「諸々の理由から今回104期恋愛禁止条令が設立されるようになったんだ」
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- 6 : 2014/01/08(水) 20:08:22 :
フランツ「ちょ、ちょっと待ったー!」
ハンナ「じゃあ私たちみたいに既に付き合ってる人間はどうするの!?」
アルミン「キース教官も鬼じゃない…そのへんは安心して欲しい」
ライナー「ここに交際届けという紙を刷っておいた」
ライナー「明日の就寝時間までに事務所外の受付に二人で一緒にこの書類を提出すれば公認カップルとして認められる」
コニー「俺が受付担当で判を押すぜ!超押しまくるぜ!!」
マルコ「書類はこの人を守るために一生懸命訓練します…といった決意表明みたいなものさ」
アルミン「法的拘束はないけど真剣に考えて提出して欲しい」
ミカサ(婚姻届みたいなもの///)
アニ(婚姻届けじゃないか!///)
クリスタ(決意表明!キャー///)
サシャ(話長いですね…お腹がすきました…)
ユミル「で、夜までに提出できない寂しいやつはどうなるんだ」
ライナー「卒業まで恋愛禁止!指くわえて他のカップルを眺めていろ!…だそうだ」
マルコ「その嫉妬を訓練にぶつけ巨人にぶつけろ!とも言ってたよね」
アルミン「あぁうんそんな感じそんな感じ」
アルミン「とりあえずこれは決定事項!男子も女子も『よく考えて』相手を選んでね!!」
ライナー「以上!キース教官からの伝言でした!キース教官からの!」
アルミン(まぁ嘘なんだけどねwww)
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- 7 : 2014/01/08(水) 20:10:42 :
- 期待!
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- 8 : 2014/01/08(水) 20:11:01 :
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ライナー「しかしアルミン大胆な作戦に出たな…」
ジャン「女子全員とエレン含めた数名の男子を騙すなんて普通考えつかねぇよw」
マルコ「いい演技だったよジャンw」
ジャン「ま、俺も下心あってだからな…熱演もするさw」
ベルトルト「元はといえば男子大半の下心からなんだけどね」
数日前
ライナー「悪いがアルミン…クリスタは俺に気があることは明らかだ」
アルミン「ライナー…残念だけどそれだけはないよ」
ダズ「お、俺なんて雪山で死にかけたところを助けてもらったんだぞ!俺の方が」
訓練兵A「いや俺が」
訓練兵B「いや俺だろ」
訓練兵J「ミカサがいれば他に何もいらない!」
訓練兵C「俺だけのクリスタだ」
ワイワイガヤガヤ
マルコ「クリスタは譲れないとして…議論がヒートアップしちゃったね」
ベルトルト「うーん本人に聞くのもはぐらかされそうだしね」
ベルトルト「こうなんか…クリスタが告白せざるをえない状況になれば…って無茶かw」
アルミン「…ベルトルト!それだ!」
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- 9 : 2014/01/08(水) 20:12:56 :
ライナー「恋愛禁止だ!?アルミン全く真逆のことをしてどうする!」
アルミン「タイムリミットを設けるのさ…例えば明日の夜までにカップルじゃなかったらとか」
マルコ「そうか!恋愛禁止と銘打って皆を煽るわけだ!」
ベルトルト「卒業まで恋愛禁止は流石にキツイからね…カップル成立のハードルも下がる」
ライナー「乙女なクリスタのことだ…卒業まで俺との恋愛禁止に耐え切れないはずだ」
アルミン「まぁそれは無いとして、今一番気になる男子(僕)のところに向かうはず!」
マルコ「それにクリスタ以外の女子だってそんなのは嫌に決まってるはずだ」
訓練兵A「ってことは俺たちモブにも」
訓練兵B「意外な女子からの告白があるかも!」
訓練兵C「クリスタじゃなくてもそれはそれで嬉しい!」
訓練兵D「そしてこっちから告白しても成功率は高いはず!」
ワイワイガヤガヤ アーダコーダ
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- 10 : 2014/01/08(水) 20:15:36 :
アルミン「静粛に!静粛に!」
シーン…
アルミン「みんな主旨は理解してもらえたと思う」
アルミン「キース教官がいない休日を狙って作戦を遂行」
アルミン「最後は直前で撤回された…とか誤報だったって教官にバレる前に上手くごまかしてみるよ」
ライナー「そのへんは任せた!104期の頭脳よ!」
ダズ「クリスタの気になる男子もわかるし俺ら目立たない男子も恋人が出来るかもしれない」
ベルトルト「きっかけは誤報でも付き合ってもいいって気持ちは嘘じゃないからね」
マルコ「やってみる価値はある!」
ジャン「…俺も協力するぜ」
マルコ「ジャン!?いいの?ミカサは多分エレンに…」
ジャン「それは重々承知の上だ」
ジャン「でもあの訓練バカの死に急ぎだ…守る自信がないとか今は訓練が大事とか言って断るだろう」
ジャン「一度あのバカがしっかりミカサ振れば俺にもチャンスが来るかもしれん」
ジャン「…できちまったらそれはそれで腹くくれるから…な」
マルコ「ジャン…」
マルコ「ジャンの遺志を無駄にしないためにもこの作戦完遂してみせる!」
ジャン「って討ち死に確定かよオイ」
ライナー「ジャンの弔い合戦をする気なんてさらさらないぜ…俺は俺の女神を手に入れるだけだ」
ベルトルト「作戦実行は次の休日前夜!各々準備を怠るな!では武運を祈る!」
男共「おぉぉぉぉ!!!!」
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- 11 : 2014/01/08(水) 20:17:27 :
夜 女子寮
ミーナ「内容はこんな感じ」
・明日休養日朝から就寝時間までがタイムリミット
・当事者2名一緒に提出
・当然重複交際不可
・公認カップル以外は卒業まで恋愛禁止
アニ「にしても急な話だね」
クリスタ「女子の間ではもう誰に告白するとかでいろいろ持ちきりだよ」
ユミル「言い方は悪いが明日は相当数の即席カップルができるわけだな」
ユミル(狙いはそれだろな…馬鹿な男どもだ)
ユミル(ま、条令なんぞ十中八九嘘だろうから慌てずクリスタの意中の男を確認して)
ユミル(コノ世カラ消ス)ギュピーン
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- 12 : 2014/01/08(水) 20:19:08 :
ミカサ「…アニ…話がある」
アニ「奇遇だねミカサ…私も話があったんだ」
ミカサ「なら話が早い、明日正午同時にエレンに告白しよう」
アニ「…フンあんたらしくない、普段通り強硬手段に出ると思ったけどね」
ミカサ「目の前でしっかりはっきり言ってもらって未練を絶ってもらいたい」
ミカサ「卒業まで恋愛できないアニの為に…」ゴゴゴ
アニ「へぇ…また奇遇だね同じ事思ってたよ」
アニ「あんたは卒業まで独り身になるんだから…ね」ゴゴゴ
ミカサ「…では明日」
アニ「正午ね…逃げんじゃないよ」
ミーナ「明日確実にエレン死にかけるね…」
ユミル「確実に死ぬのはジャンだなw」
クリスタ「…」
サシャ「…」
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- 13 : 2014/01/08(水) 20:20:56 :
当日 朝10:00
アルミン「じゃあコニーはここで認印を押してあげてね」ファサッ
コニー「押すぜー超押すぜー」
アルミン「よろしくね」ファサッ
ライナー「…なぁアルミン」
アルミン「ん?ライナーどうしたの?」ファサッ
ライナー「今日はやけにオシャレじゃないか…ほのかにいい香りもするし」
アルミン「いやだなー普段着だよ」ファサッ
マルコ「スーツが普段着ってどこの企業戦士なの…」
ベルトルト「それに柑橘系の香りが髪からするね、香水でもつけたのかな」
ライナー「それで髪をファッサファッサしていたのか」
ジャン「ってベルトルト!マルコ!ライナー!お前らもそれ普段着か!?」
マルコ「いやだなぁ…いつもの僕じゃないか」←燕尾服
ベルトルト「そうだよねいつもの僕らだよね」←タキシード
ライナー「なんら変わらないありのままの俺たちだな」←紋付袴
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- 14 : 2014/01/08(水) 20:22:23 :
アルミン「僕は自前だけど3人は貸衣装だよね…」キアイイレスギ
マルコ「逆に準備を怠ってるジャンが変なんだよw」
ジャン「へっ…確かに見た目は普段着かもしれねーが中身は準備しているぜ」
ベルトルト「まさか『男気』とか『心構え』とかつまらないこと言わないよね」
ジャン「…」
マルコ「…」
アルミン「…」
ライナー「…」
ジャン「お、ちらほらカップルが交際届を提出し始めたぞ」
マルコ「あ、逃げた」
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- 15 : 2014/01/08(水) 20:23:43 :
マルコ「ハンナにフランツ…おぉ他にも珍しいカップルが!」
アルミン「そしてあちこちで告白っぽいことが起きているね」
ライナー「ここまでは俺たちの作戦は大成功だな…だが一番重要なのは」
アルミン「作戦の成否ではなく…クリスタ!」
ベルトルト(僕はアニなんだけどなぁ)
ジャン(ミカサ…俺は…俺はッ)
マルコ「ところでクリスタの状況を確認しに行ったダズはまだ来ないのかな?」
ライナー「うむむ…結構時間が経つが、なんかトラブルにでも」
アルミン「ん?誰か来たよ…あ、あれは」
アニ「…」
ベルトルト「………アニだ///」パァァァ
アニー「…!」トテトテ
ジャン「おいおい!ベルトルト見つけたとたんこっち来たんじゃないのか?」
マルコ「これはひょっとして…まさかの…!」
ベルトルト「う、嘘…まさか…まさかッ///」パァァァ
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- 16 : 2014/01/08(水) 20:26:20 :
ライナー「ベルトルトの太陽のような笑顔…初めて見たかもしれん」
マルコ「すごいよしかも真っ赤なドレスだよ」
ジャン「タキシードとドレス…なんだこの申し合わせたかのような衣装はよ」
ベルトルト「アニ…どうしよう嬉しすぎて鼓動が止まらない!!」
ライナー「落ち着けベルトルト!こういう時男がしっかりしないでどうするw」
アニ「あんたたちエレン見なかったかい?」
ベルトルト「」
アルミン「心肺停止!」
ジャン「鼓動止まったぁぁぁぁ」
ライナー「ベルトルト!しっかりしろぉぉ!」
マルコ「えっと見かけてないけど…どうしたの?」
アニ「いや食堂付近でエレンとあの女が一緒だったのを見たって言われてね…いないのか」
アルミン(あの女?)
アニ「まだ近くにいるかもしれないね、じゃあ」タッタッタ
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- 17 : 2014/01/08(水) 20:28:15 :
ジャン「帰ってこいベルトルト!ベルトルト!」
ライナー「おい!一緒に故郷に帰るんだろ!そっちに故郷はないぞ!!」
ベルトルト「あ、悪魔の末裔め…エレンを根絶やしにしてくれる…」
ライナー「あいつは一人だから根絶やしもクソもないぞ!」
ジャン「ぶっ潰すならいつでも協力するぜ!…ってあれは」
ミカサ「…」
アルミン「ミカサだ…///」パァァ
マルコ「しかも」
ライナー「ウェディングドレス…だと」
ジャン「ミカサ…やっぱり結婚するなら憲兵団志望の男だよな///」ウルウル
アルミン「オチが見えてるのに…」
ライナー「嬉し泣きしてやがる…幸せなやつだ」
ジャン「うぐっ…えぐっ…み、ミカサ!俺一生しあわせn」ボロボロ
ミカサ「エレンは?」
ジャン「」ダラー
アルミン「血の涙!?」
マルコ「腹くくったんじゃなかったの!?」
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- 18 : 2014/01/08(水) 20:30:31 :
ミカサ「ちぃあの女狐…抜け駆けして食堂にエレンを呼び出すなんて…」
ミカサ「まだ遠くへは行ってないはず…見つけ次第…削ぐ…」タッタッタ
アルミン(抜けがけ?なんだかとてつもない嫌な予感がする…)
ジャン「ライナー…縄を用意してくれないか…人一人吊るせるくらいの丈夫な縄を…」
ライナー「ジャン!早まるなァァ!」
ジャン「せっかく用意した後はミカサが名前書くだけの交際届け…無駄になっちまったなぁ…」ホロリ
マルコ「この前の腹くくるって下り本当になんだったんだよ!」
ライナー「おいアルミン!お前も止めてくれ!」
アルミン「みんな!それどころじゃない!早くここから逃げよう!」
マルコ「どうしたの急に!?」
アルミン「僕の予感が正しければ…ここは戦場と化す!」
ライナー「アルミン…それは一体」
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- 19 : 2014/01/08(水) 20:32:17 :
ぐにゃぁ
ライナー「!空気が…歪んでいる…」ゴゴゴゴゴ
アルミン「誰が仕掛けたか知らないけど…」ゴゴゴゴゴ
アニ「ミカサ…あんたよくもまぁ正々堂々なんて昨日言えたね…」
ミカサ「アニ残念…いくら自信がないからって抜けがけなんてとても残念…」
アニ「何を言ってるのかわからないがさっさとエレンの居場所を教えな」ニチィ
ミカサ「あなたが怖くて逃げ出したの?でもたとえ知ってたとしても教えない…」チャキッ
アルミン「アニとミカサ二人をつぶし合わせた…相当な策士だよ」ゴクリ
アニ「さっさと言いな…その純白のウェディングドレスが真っ赤に染まる前に」
ミカサ「アニ…とても羨ましい…もうすでに真っ赤なドレスのあなたは返り血の心配はいらない…」
アニ「」ゴゴゴゴ
ミカサ「」ゴゴゴゴ
ガシッ キィィィン ドゴォォォン
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- 20 : 2014/01/08(水) 20:34:23 :
アルミン「逃げるんだみんな!」
ライナー「うぉぉぉはやく食堂の外へ」
マルコ「くぅ…こんなところで倒れるわけには」
アルミン「あぁそうだ…僕たちは」
ライナー「クリスタの告白を受けるまでは」
アルミン&ライナー&マルコ「 死 ね な い ん だ ! 」
食堂外 事務所付近
クリスタ「エ~レン!とりあえず誰がカップルになったか見に行こうよw」
エレン「え、俺ミカサとアニに正午に広場で待ち合わせの約束してるんだけど」
クリスタ「多分二人は来ないよwそれよりさ…このまま卒業まで恋人いないって寂しくない?」
エレン「いや別に俺はいいけど…」
クリスタ「エレンはいいとしてもあたしは嫌なの!」
エレン「え?なんで怒られるの?」
クリスタ「だからさ仮でもいいから恋人になってくれる人いないかなぁ…な~んて///」チラ
アルミン「」
ライナー「」
マルコ「」
アルミン&ライナー&マルコ「 死 に た い 」
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- 21 : 2014/01/08(水) 20:37:03 :
ライナー「なんてことだ…」
アルミン「もしかしたら…と思っていたけど」
マルコ「実際目の当たりにするまでは認めたくなかったけど」
アルミン&ライナー&マルコ「またエレンか…」ガッカリ
ジャン「羨ましいんだよちくしょぉぉミカサぁぁぁぁ」ゴウキュウ
ベルトルト「でもみんな落ち着いて…一応この条例は嘘だからさ」
ジャン「あ、あぁ…そうだった」
ライナー「まだ卒業まで挽回できる可能性があるわけだ!」
アルミン「つまり今日から徹底的に邪魔するなり他の女子とくっつかせれば」
マルコ「僕らにもチャンスがあるってことだね!」
ライナー「この5人で協力すれば不可能などない!」
アルミン「僕らお互いの幸せのために!」
ベルトルト「必ずや憎きエレンのハーレムを阻止してみせる!」
ジャン「そう…」
一同「「「 俺 た ち の 戦 い は こ れ か ら だ !」」」
キース「なにやら食堂が騒がしいが…」
キース「誰か説明してもらおうか…」
一同「」
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- 22 : 2014/01/08(水) 20:39:49 :
キース「今しがた用事を済ませて帰ってきたのだが」
キース「なんの騒ぎだこれは」
アルミン「きょ、教官ンンンン!?」
ライナー「な、予定より早くないか!?」
マルコ「え、えっと教官これはですね」ハラリ
キース「ん?なんだこの書類は…104期恋愛禁止条令…か…」
マルコ(しまったぁぁ)
アルミン(これは想定外だ!教官にバレるとは!)
ジャン(おいおい!こんなことしてたってバレたら営倉どころじゃないぞ!)
キース「おい…この恋愛禁止というのは一体誰が考えたんだ?」ゴゴゴゴ
ライナー「え、えーっとそれは…」
ユミル「エレン・イェーガーですキース教官」
男子一同「ッ!ゆ、ユミル!!!!」
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- 23 : 2014/01/08(水) 20:41:30 :
面白いな、これ
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- 24 : 2014/01/08(水) 20:43:28 :
ユミル「この度の騒動全てエレン・イェーガーが104恋愛禁止条令なるものを独断で決めた為です」
アルミン「ユミルなんでそんな嘘を…あぁ!」
ユミル(ふん…やはりクリスタの想い人はエレンだったか)
ユミル(予想はついていたが今日確信が持てたぜ)
ユミル(タレコミ通りキース教官は早めに帰ってきたからな……この騒動の真っ只中エレンを首謀者にして)
ユミル(現行犯として営倉!もしくは開拓地送りにしてくれる!)ニヤ
アルミン(全てはクリスタの意中の人を葬るためか!!!)
ユミル(ふん…止めても無駄だぜ!)
ユミル(仮に止めたとしても代わりにお前らが罰を受けることになるんだからなぁぁ)ニヤリ
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- 25 : 2014/01/08(水) 20:45:23 :
キース「貴様ら…これは事実か?」
アルミン「はい!そうです!」
ライナー「決定から実行まで!」
ベルトルト「全てはエレンがやったことです!」
マルコ「ですので!」
ジャン「奴には相応の処罰を!」
ユミル(えぇぇぇぇ!躊躇なしで擦り付けたぁぁぁ!)ガビーン
男子一同(渡りに船とはこのことだ!このままエレンを葬ってくれる!)ニヤリ
ユミル「…私も傍から見たらこいつらと同類なのか」
ユミル「…なんか虚しくなってきた」
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- 26 : 2014/01/08(水) 20:46:50 :
キース「……」ハァ
マルコ「あ、あの」
ライナー「キース教官?」
キース「………」
キース「 素 晴 ら し い ! 」
一同「…え?」
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- 27 : 2014/01/08(水) 20:49:34 :
キース「恋愛にかまけ訓練兵の本質がおろそかになっている事を憂いての行動!賞賛に値する!」
キース「うむ!この条令は私が責任をもって処理させてもらう!」
キース「交際届けの期限は今日までだったな!各々あまりハメを外さぬよう気をつけろ!以上!」
スタスタスタ
アルミン「」
ライナー「」
ジャン「」
ベルトルト「」
マルコ「」
ユミル「」
一同「「「 え ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ 」」」
~to be continued ~
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- 28 : 2014/01/08(水) 20:54:41 :
偽りの恋愛禁止条令がキース教官のまさかのお墨付きとなってしまった!?
といったところで前半終了です
後半は明後日の20時頃に書きあがったら投稿いたします(`・ω・´)
のっけから訂正入れるわ亀進行だわで申し訳ございませんm(_ _)m
書き上がるかなぁ(;´д`)
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- 29 : 2014/01/08(水) 20:55:17 :
- 期待!
エレクリかな?
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- 30 : 2014/01/08(水) 20:56:02 :
- 期待!
やべぇ…ふ…腹筋がwwww
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- 31 : 2014/01/08(水) 20:59:09 :
- >>29
そこはお楽しみですが
今回クリスタはかなり活躍する予定です!
……予定ですw大幅カットがない限り(;´д`)
追記 みなさまご閲覧及びコメントありがとうございます!
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- 32 : 2014/01/08(水) 21:09:38 :
- やっべwww
腹痛いwww
期待してます!
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- 33 : 2014/01/09(木) 07:22:20 :
- エレクリだ
-
- 34 : 2014/01/09(木) 21:34:10 :
- とってもと面白いです!
エレクリ期待です!
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- 35 : 2014/01/09(木) 22:00:06 :
- 期待。エレクリにも期待。
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- 36 : 2014/01/10(金) 04:01:07 :
- 期待
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- 37 : 2014/01/10(金) 19:57:06 :
エレクリ期待が多い!(;´д`)ヤベェ
思ったより長くなっちゃいました
…でも二日でこの程度では遅筆ですねorz
プロットも出来上がっていたというのに
多分書き直ししながらなので亀進行です
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- 38 : 2014/01/10(金) 20:00:01 :
ではちまちまと前半の小ネタを回収しつつ投下していきます
よろしくお願いいたします(`・ω・´)
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- 39 : 2014/01/10(金) 20:01:05 :
アルミン「ユミル…縄を持ってきてくれないか…人一人くくれるくらい丈夫な縄を…」
ライナー「アルミン!後半開始早々早まるなぁぁぁ!」
ジャン「クソッ!確かに現状は最悪だ…アルミンが諦めたくなるのもわかる」
マルコ「このままではクリスタの話術でエレンとなし崩し的にくっついてしまうのは時間の問題」
ベルトルト「さらにそれを回避しても今後僕たちが恋愛できないという悲しいおまけ付き…」
ユミル(私はクリスタがエレンとくっつかないならそれでいいんだけどな)
ライナー「この現状を打開するのは不可能に近い…クソっ!」
アルミン「いや…方法はあるさ」
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- 40 : 2014/01/10(金) 20:03:27 :
ジャン「アルミン!お前諦めてたんじゃなかったのか!?」
アルミン「まさか…今何をどうしたらいいのか最善策を練っていたところだよ」
ライナー「して…策とは」
アルミン「いや、単純な話だよ、要はエレンを誰ともくっつけなければいいのさ」
ベルトルト「それだけ?」
アルミン「それで十分」
マルコ「でもそれで恋愛禁止条令が撤回されるわけないよね」
アルミン「エレンと付き合えない…」
アルミン「そんなのあのミカサとアニが黙っているわけないじゃないか!」バーン
ライナー「な、なるほど!」
アルミン「きっと今の食堂以上に暴れるだろうし」
アルミン「2人とも最悪訓練兵を辞めかねないだろうね」
ジャン「10年に一度の傑物と言われるミカサを辞めさせるわけにはいかねぇよな!」
ベルトルト「アニも成績上位者だし辞めることになったら訓練兵教官としては痛手だよね」
アルミン「意義を唱える者は多ければ多いほどいい…成績上位者ならなおさら…ね」
アルミン「恋愛禁止条令を撤回させるためにもエレンを夜まで拉致監禁するんだ!」
ユミル「で、私たちはなにをすればいいんだ?」
アルミン「それは…」ゴニョゴニョ
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- 41 : 2014/01/10(金) 20:06:14 :
アルミン「ジャンは作戦通りに!他の皆はまずクリスタとエレンの時間稼ぎだ!」
ジャン「よし分かった!」
ユミル「とりあえずあの死に急ぎ野郎とクリスタを引き離さねーと…」
クリスタ「ね、お願い!こんなの頼めるのエレンしかいないんだよ!」
エレン「いやでも急にそんな…」
クリスタ「それにほら恋人ができなきゃ卒業までずっとミカサが世話を焼くことになるよ」
クリスタ「ここは独り立ちできたってアピールが必要なんじゃないかな///」
エレン「ん~そいういものなのか?」
エレン「まぁ確かに恋人ができたって聞いたらあいつも俺のこと心配しすぎることもなくなるよな…」
エレン「これ以上ミカサに心配はかけたくないしな」
クリスタ「そうそう!あくまで仮でいいからね!///」
クリスタ(きゃっほい!)ガッツポーズ
ユミル「やべぇ!」
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- 42 : 2014/01/10(金) 20:08:39 :
ライナー「っ!まずいぞ!エレンが女神の話術に…羨ましいぃぃ!」
マルコ「そこ変われエレン!…じゃなくて早く邪魔しないと!」
ベルトルト「…!みんな急ごう!もっとまずい事が起きそうだ!」
ミカサ「クリスタ…そういうことだったの」ギロリ
アニ「いつからあんたはエレンを…あんな風に見るようになったんだい…クリスタ」ニチィ
アルミン「マズイ!ここでカップルが成立したら撤回できる確率がぐんと下がる!」
アルミン「みんな走れ!エレンの身柄確保が最優先だ!」ダッ
ユミル「クリスタだけは…絶対渡さん!」ダッ
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- 43 : 2014/01/10(金) 20:10:07 :
ライナー「よっしゃ任せろ!」ビリッ
マルコ「必ずエレンを確保して!」ビリリ
ベルトルト「恋愛禁止条例を撤回させてみせる!」ビリィ
ライナー&マルコ&ベルトルト「…」
ライナー&マルコ&ベルトルト「貸衣装…破けちゃった…」
アルミン「ちゃんと自分にあったサイズ選べよォォ!」
ライナー「くそ…紋付袴だから足に絡みついてうまく動けん」ジタバタ
ベルトルト「身長高すぎてサイズがなかったのが原因か…」
マルコ「アルミン怒らないで聞いて欲しい……僕たちはもう役に立ちそうもない」
アルミン「バカぁぁぁぁ!」
バシュッ…カシッ
アルミン「!?」
エレン「なんだ?」
クリスタ「立体起動のワイヤー!?まさか!?」
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- 44 : 2014/01/10(金) 20:12:28 :
ミカサ「クリスタ…悪いけど私には時間余裕もない…」
クリスタ「み、ミカサ!(なんでウェディングドレス!?)」
ミカサ「こんなこともあろうかとスカートの下に立体起動装置を仕込んでおいて正解だった…」
アニ「何を想定してそんなの仕込んでたんだい!」
アルミン(きっとフラれたときそのままエレンを拐って逃げるつもりだったんだろうな…)
アニ「くっ!ドレスだから走りにくいったらありゃしない」ダバダバ
アルミン「まずい!このままじゃ!かくなる上は…」
アルミン「コニー!早くその場から逃げてくれ!立体機動の使えない広い所に!」
コニー「アルミン…よく分からんがそれは無理みたいだ…」
アルミン「っ!?コニー!一体どうして?」
にゃーん…zzz
コニー「さっきから子猫が膝の上で寝ちまって動けねぇ、動いたら起しちまう」
アルミン「もっとバカがいたぁぁぁぁ!」
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- 45 : 2014/01/10(金) 20:14:36 :
ズザァァァッ
ミカサ「」スクッ
エレン「み、ミカサ…何そのカッコ」
ミカサ「さぁエレンその女から離れて…そしてこの交際届けにサインを…」ギロリ
クリスタ「た、助けてエレン///」ギュッ
エレン「ちょ、ちょっと待てよミカサ!」
ミカサ「大丈夫…後はエレンの名前を書くだけだから…」ジリジリ
アルミン「こ、このままでは武力行使でミカサとエレンがくっついてしまう」
アルミン(まだか…ジャン…)
シュッ…ポトリ
アルミン「(きたぁ!)ちょっと待って3人とも!」
エレン「あ、アルミン!ミカサのやつが大暴れしているんだけど」
クリスタ「おねがいアルミン私たちを助けて!」
ミカサ「クリスタ…さっきからエレンに近すぎる…」ギロリ
エレン「アルミンこの状況どうにかしてくれ!」
-
- 46 : 2014/01/10(金) 20:16:23 :
アルミン「大丈夫!僕に任せてエレン!」
エレン「お、おう!」
アルミン「とりあえずこの縄を腰に縛り付けるんだ!」ギュット
エレン「おう!しっかり縛ったが…」
アルミン「そして合図を送ります」オッケーイ!
エレン「合図?」
ヒヒーン
ジャン「よっしゃ!あとは俺に任せろ!」
アルミン「後はジャンが馬でエレンを安全な場所まで運んでくれます」
エレン「アルミン!?これ運ぶっていうか引きづら…」
シュルシュルシュルビィィン
エレン「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」ズザザザザ
-
- 47 : 2014/01/10(金) 20:18:46 :
パカラッパカラッパカラッ
ジャン「さすがユミル!注文通り人一人くくってもいい丈夫な縄だ!」
エレン「イダダダダ!ジャン止めろぉぉぉ」ズザザザザ
ジャン「諦めろエレン!お前のため!そしてなにより俺のためでもあるんだ!」
エレン「意味分かんねぇぇぇぇぇ」ズザザザザ
ミカサ&クリスタ「アルミン!」
アルミン「ごめん二人共…これが最善の策なんだ」
ミカサ「クッ…たとえ馬が相手でも諦めるわけには!」バシュッ
アルミン「いくらミカサでも馬に立体起動で追いつけるかどうか…がんばれジャン!」
クリスタ「…」
クリスタ「後一歩のところだったのになぁ…」ゴゴゴゴ
クリスタ「みんなしてエレンと私の恋を邪魔するんだもんなぁ…」ゴゴゴゴ
クリスタ「こうなったら私も…」ゴゴゴゴゴ
クリスタ「本気出していいよね」ニコ
アルミン「女神///…ってクリスタ!一体何を!」
クリスタ「はむっ」
ユミル「クリスタ!まさかあの技を!」
-
- 48 : 2014/01/10(金) 20:20:08 :
ジャン「もう少しで草原だ!そこまで行けばいくらミカサでも立体起動で追いつけない!」
エレン「早く止めろぉぉ服破けちゃうだろぉぉぉ」ズザザザザ
ジャン「もうちょっとの辛抱だ落ち着け!」
バシュッ
ジャン「!」
ミカサ「さぁエレン!!!!この交際届けにサインして私と幸せになりましょう!!!!」
ジャン「まさか!もう追いついたのか」
ジャン「壁とかまだらに生えている木とかをワイヤーの的にして立体起動で馬に追いつくだと!」
ジャン「さすがミカサ!俺の惚れた女だ!///」
エレン「お前の脳内は快適ィィィ」ズザザザザ
-
- 49 : 2014/01/10(金) 20:21:41 :
パカラッパカラッパカラッパカラッパカラッ
ジャン「だがもう遅かったなミカサ!」
パカラッパカラッパカラッ
ジャン「この門をくぐれば後は草原だ!」
パカラッパカラッ…
ジャン「いくらお前でも立体起動無しで馬に追いつくなど…」
パカラッ…
ジャン「え?」
ヒヒーンブルル
ジャン「う、馬が止まった!?なんでだ!?」
ミカサ「っ!急に減速した!!!」バシュゥゥ
ジャン「どわぁ!ミカサ止まれ!ぶつかる!」
ミカサ「だめ!回避できない!」
ドシーーンバタバタ
-
- 50 : 2014/01/10(金) 20:24:00 :
ミカサ「ウグっ」ドサッ
ジャン「ぎゃふん!」ドテッ
エレン「た、助かった…」ハァハァ
ジャン「ちくしょう!なんでだ!?なんで急に馬が止まった!?」
ミカサ「くっ…交際届けは!?…よかったあった」バサッ
ミカサ「さぁエレン…サインを…」
エレン「ちょ、ちょっと待てミカサ!まずはこの縄を」ジタバタ
ジャン「おい落ち着けエレン!コラ!俺にも縄が絡まってるじゃねーか!」ジタバタ
エレン「うるせぇ!元はといえばお前がここまで…」
ヒヒーン!パカラッ
エレン&ジャン「え?」
パカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッ
エレン&ジャン「えぇぇぇぇ!?なんでまた急にぃぃぃ」ズザザザザザ
ミカサ「う、馬が来た道を戻り始めた?一体!?」
ミカサ「驚いている暇はない!追わないと!」バシュッ
-
- 51 : 2014/01/10(金) 20:26:30 :
ィー
エレン「イダダダダダ」ズザザザザ
ジャン「なんで俺までぇぇぇ」ズザザザザ
ピィー
エレン「しかも元来た道を戻ってやがるぅぅ」ズザザザ
ジャン「くそぉ!…なんだこの音は!」ズザザザザ
ピィィィィィィ
クリスタ「」ピィィィィィィィィ
ジャン「な、ゆ、指笛だとォォォォォ」ズザザザザ
クリスタ「ごめんねジャン…馬術トップクラスの私にとって馬を呼び戻すことなど造作もないの」ネチョォォォ
ジャン「く、クリスタ!!こんな奥の手を持っていたとは!」ズザザザザ
-
- 52 : 2014/01/10(金) 20:29:05 :
ズザザザザザザザザ…
パカラッ…ヒヒーンブルル///
クリスタ「よしよしいい子ね」ナデナデ
ジャン「」グッタリ
エレン「」グッタリ
クリスタ「さ、エレン!受付に行きましょう…って気絶している」
クリスタ「おまけにジャンも絡まってるし…しょうがない一緒に受付まで連れて行こう」ヨイショ
クリスタ「さぁ!一緒に交際届けを出しに行こう!エレン!」
ミカサ「させない!!!!」シュバッ
クリスタ「もう戻ってきたのミカサ!?」
ミカサ「クリスタ…いくらあなたでも3人乗りの馬で私からは逃げられない…」バシュッ
クリスタ「ごめんねミカサ…」
クリスタ「私、本気だすって決めたんだ」ピィィィィ
-
- 53 : 2014/01/10(金) 20:31:28 :
数分前 女子寮付近
ダズ「い、いいのか俺なんかが彼氏で!」
ミーナ「んもうw何度も言わせないでよ///」
ミーナ「ダズったらすぐに泣くし吐きそうになるしなんだか放っておけないんだよねw」
ダズ「うぉぉぉぉ!今日は最高の日だぁぁぁ!」
ミーナ「そんな大声でwこっちまで恥ずかしくなっちゃうじゃない///」
ダズ「いよぉっし!早速交際届けを提出しに行こう!」
ミーナ「そんな慌てないでよw」
ダズ「もしかしたら俺たちの仲に嫉妬して邪魔する奴がいるかもしれないだろw」
ミーナ「いないって!大げさだなぁw」
ダズ「なに!仮にいたとしてもだ…俺が守ってやる」
ミーナ「///」
ダズ「よく言うだろ!人の恋路を邪魔する奴は…」
ダズ「馬に蹴られて死んじまえ!って…」
馬「ヒヒーン!」ドガン!
ダズ「ウギャァァァ!」
ミーナ「ダズが馬にはねられたぁぁぁぁ!?」
ダズ「」チーン
ミーナ「ちょ!ダズしっかりして!ダズゥ!」
ドドドドドドドドドドド
ミーナ「え?」
ヒヒーンパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッ
パカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッ
パカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッパカラッ
ミーナ「 馬 の 大 群 が 食 堂 に 向 か っ て る ぅ ぅ ぅ 」
-
- 54 : 2014/01/10(金) 20:34:00 :
ミカサ「ッ!全方向から馬の群れが急接近!?」
クリスタ「半径数キロ以内の馬は私のところに向かってくるわ」
クリスタ「馬群に埋もれた私たちを立体起動で捉えることは不可能!」
ミカサ「まだまにあ…」
クリスタ「もう遅いよミカサ!」
ヒヒーン!
ヒヒーン!
ヒヒーン!
ヒヒーン!
ミカサ「クッ!どいて」
クリスタ「これぞ馬術奥義『馬の壁~ウォールホース~』!」バーン
アルミン「馬術ってなんだっけ…」
-
- 55 : 2014/01/10(金) 20:36:47 :
クリスタ「この鉄壁の守りを突破できる者はいない!」
クリスタ「さぁエレン!今度こそ交際届けを出しにいこう!///」
???「ここに居るぜ!」
クリスタ「え?その声は!」
ユミル「とう!」スタッ
クリスタ「ユミル!?木の上から私の馬に!」
ユミル「その技は上からの攻撃に弱い!前にアタシに教えてくれたよな!」
クリスタ「ゆ、ユミル!早く降りて!」ジタバタ
ユミル「そうだよなぁ…4人も…こんなに乗ったら馬がかわいそうだよな」
ユミル「だからこうするんだ!」ポーイ
エレン&ジャン「」ポーイ
クリスタ「え、エレン!」
アルミン「ナイスだユミル!そのまま僕がエレンを拉致して…」
アニ「」キャッチ
アニ「ナイスユミル…」グッ
アルミン「アニィィィ!?」
-
- 56 : 2014/01/10(金) 20:38:53 :
ユミル「アニ!あとはしっかりやれ!」
アニ「恩に着るよユミル!」
アルミン「しまった!ユミルの目的はあくまでもクリスタとエレンの交際の阻止!」
ユミル(条令なんて元々関係ないね!むしろさっさと他の女とエレンがくっつけば万々歳よ!)
アニ「重いね…ってジャンもくっついてるのかい!」
アニ「縄がこんがらがって取れそうもない…このまま受付まで行くしかない」ズルズル
事務所前
コニー「なんか向こうが騒がしいな…子猫起きなきゃいいけど」ナデナデ
アニ「ハァハァ…受付はここかいコニー…」
コニー「アニか!あと…エレンとジャン?」
エレン「」グッタリ
ジャン「」グッタリ
アニ「さ、後は交際届けにサインをするだけ…紙はえーっとあった!」
アニ「アニ・レオンハート…っとさて後はエレンの手を握ってサインを『手助け』してあげないと///」
コニー(まぁ相手が気絶してちゃダメって言われてないし別にいいか)
アニ「さぁエレン!サインするよ…」
-
- 57 : 2014/01/10(金) 20:44:21 :
シュバッ!!ガシィィィィ
アニ「!」
ミカサ「ヤラセルモノカァァァァ!!!!」ググググ
アニ「くっ…やはり最後の最後に立ちはだかるのはあんたかい」ググググ
ミカサ「アニ…悪いけどエレンは渡せない…エレンは私の家族であり夫であり恋人であるの」ササッ
ミカサ「」ニヤリ
アニ「クッ!いいかげんにしな!このストーカー!」ゲシッ
ミカサ「…痛っ!」ゴロゴロ
アニ「…あっさり決着ついたね」キョトン
アニ「まぁさっきまで大立ち回りをやってたんだ…流石に限界だったんだろう」
クリスタ「エレェェェェェン!!!!」
ユミル「クソッ!クリスタの命令しか聞かねぇこの馬ども!」
ドドドドドド
-
- 58 : 2014/01/10(金) 20:46:19 :
アニ「クリスタ!もう馬引いて帰ってきたのかい!急がないと!」
アニ「交際届け…あった!エレンの手を握って… エ レ ン イ ェ ー ガ ー っと」
エレン「うぅ…体中がいてぇ…どうなったんだ俺…」
アニ「さぁコニー!早く認印を押しな!」ギロリ
コニー「え?いいのか?これは流石に本人の意思聞かないと…」
アニ「いいんだよ!エレンとは相思相愛なんだ!言わせるな恥ずかしい///」
コニー「わ、わかったよ…ホイホイっと」ポン
アニ「勝った!これでエレンと私は恋人だ!!!!///」
コニー「え?いや違うぞアニ」
アニ「…はぁ?」
-
- 59 : 2014/01/10(金) 20:48:25 :
ミカサ「フフフ…残念アニ」
アニ「み、ミカサ!?」
ミカサ「その交際届けは…さっき私の名前が書いてあるものとすり替えておいたのさ!」
アニ「な、なんだって!」
ミカサ「そう…あなたは私とエレンの恋の手助けをしてしまったの!!キューピットなの」ニヤリ
アニ「あんたは…なんて卑劣な」ゴゴゴゴゴ
エレン「え?なに?俺ミカサと付き合うの?」
コニー「え?いやそれも違うぞミカサ」
ミカサ「…コニー…悪い冗談はよして」ギロリ
コニー「い、いや見てみろよこれ…」
パラリ
-
- 60 : 2014/01/10(金) 20:50:17 :
=======交際届=========
名前欄
工 レンィェ ̄力:ー
ジャン・キルシュタイン
私たちはいかなる困難も共に乗り越え
お互いに手を取り戦い抜くことを誓います
[承認] こにぃ
======================================
コニー「一応一緒に来ているし…何の問題もないけど…」
エレン「え?」
ジャン「」チーン
一同「……」
一同「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
-
- 61 : 2014/01/10(金) 20:53:15 :
ミカサ「っ!まさか!」ゴソゴソ
ミカサ「!ポッケの中にもう一枚交際届けが…」
ミカサ「…あの時…ジャンにぶつかった時間違えてジャンの用紙を拾ってしまったの!?」
アニ「なんてことしてくれたんだい!ミカサ!」
クリスタ「嘘…エレンがジャンとだなんて」ガッカリ
コニー「流石にこれはマズイってバカの俺でもわかるぞ」
エレン「ちょ?え?イヤに決まってるだろ!」
ジャン「」チーン
ミカサ「ぐぬぬ…今ここでジャンを削ぎ倒せば問題ない!」ギロ
ユミル「いやいやこれはこれで面白いだろ」ホクホク
マルコ「ユミル…一人だけ目的達成したって顔してる…」
ベルトルト「さぁアニ!エレンはホモだったんだ!だからノーマルの僕と付き合ってくれ!」
アニ「」ゲシッ
ベルトルト「」チーン
ライナー「よし!クリスタ!エレンはホモだった!だから結婚してくれ!」
ユミル「」ザシュ
ライナー「」チーン
-
- 62 : 2014/01/10(金) 20:54:59 :
クリスタ「ね!エレンはさっき私となら付き合っていいって言ったよね!ね!」
エレン「あ、いやまぁ…卒業まで恋人いないのは辛いから俺でよかったらって…」
ミカサ「エレン私も辛いだから結婚しよう」
アニ「辛いから一緒に私の故郷に帰ろうエレン///」
コニー「その前にジャンとエレンはどうすれば…」
キース「気は済んだかお前ら」
一同「え?」
キース「ここに居るもの全員がこの騒動の発端、及び器物破損の犯人…というわけだな」
アルミン「きょ教官!?恋愛禁止条令に賛同してこの行為を見逃してくれたんじゃ…」
キース「私がお前らの嘘が見抜けないとでも思ったか…」
キース「お前ら全員朝まで走って来い!!!!」
キース「まったく恋愛禁止などしたらしたでかえって影で行動するようになるだろうに…」
キース「さらに今回はカップル成立をしやすくするための狂言…全くもって度し難い」
キース「これであいつらも懲りただろう」ハァ
キース「にしてもお前がこの事を告発するとは思っていなかったぞ」
キース「…サシャ・ブラウス」
サシャ「」
-
- 63 : 2014/01/10(金) 20:56:57 :
キース「正直お前もあの騒動に参加するタチだと思っていたが」
サシャ「いゃあ…そうしたかったんですが」
サシャ(今の私が告白してもミカサやアニやクリスタにはかないませんからね…)
サシャ(卒業までじっくりと…エレンとは仲良くなって行きたいんですよ///)
サシャ「思うところがありまして…///」
キース「そうか…いやしかし分からんな」
サシャ「教官!それを聞くのはヤボですよ///」
キース「いやそうではなくて」
キース「なぜ私が早く帰ってくるのを知っていたのか…だ」
サシャ「そりゃそうですよ!だって…」
キース「私がいない間に食料庫に忍び込むためか?」
サシャ「……」ダラダラ
キース「私が帰ってくるのが遅い時を的確に狙って忍び込んでいたというわけだな」
サシャ「き、教官…」
キース「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
サシャ「教官!!!どうかお慈悲を!!!」
サシャ「どうか『104期食料庫侵入禁止条令』だけはご勘弁ください!」ドゲザッ
キース「侵入は元々禁止だ!!!!」
~END~
-
- 64 : 2014/01/10(金) 21:01:40 :
お疲れ様でした、これでこの作品は終わりとなります
ご閲覧、コメントありがとうございました!
エレクリ期待って声多すぎて途中書き直そうかと思いました(;´д`)
でもエレンジャンオチだけは変えられなかったとですよ(ノД`)
途中コメントを下さった皆様ありがとうございましたm(_ _)m
その他作品への感想等などありましたら参考にさせていただきます!
-
- 65 : 2014/01/10(金) 21:07:11 :
- ジャンエレすきだぜぃ私。
すごい面白かったです
-
- 66 : 2014/01/10(金) 21:09:35 :
- エレンハレームだと毎回教官に出てきてもらって場を締める…
ってワンパターンが自分の中で出来つつあります(;´д`)
脱却しないとなぁ(ノД`)
ほぼ見直さず深夜のノリで書いたのを投下したので
時間おいたあと見直したらきっと恥ずかしくて悶える自分が容易に想像できますw
…やっぱ書いたものは10回は見直してから投稿したほうがいいかなぁ
次回
キース「私がやりすぎだと?」
完成したままほったらかしにしておいた下ネタ系のSSです(;´д`)
日曜日あたり投下します!ではお疲れ様でしたm(_ _)m
-
- 67 : 2014/01/10(金) 21:46:43 :
- めっちゃ面白かったー
-
- 68 : 2014/01/11(土) 00:57:42 :
- あんたのやつ最高だよ
この大どんでん返しが面白い!
クリスタマジ女神の極み
-
- 69 : 2014/01/11(土) 17:07:11 :
- 速く続き〜見たい〜、
-
- 70 : 2014/01/11(土) 22:08:39 :
- エレクリを見たかったけど面白い!
-
- 71 : 2014/04/26(土) 00:40:56 :
- エレミカかエレアニがよかった~
-
- 72 : 2014/08/18(月) 13:28:21 :
- コニー萌え
マルコ出番なさすぎやんww
-
- 73 : 2015/04/01(水) 22:24:53 :
- サシャまとも!
-
- 74 : 2016/08/02(火) 08:30:15 :
- バカ二人は癒しだった
-
- 75 : 2016/08/02(火) 10:32:20 :
- 面白かった、もっと評価されるべき
-
- 76 : 2016/08/02(火) 11:09:38 :
- 乙、いい作品
-
- 77 : 2020/10/06(火) 15:10:16 :
- 高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
http://www.ssnote.net/archives/80410
恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
http://www.ssnote.net/archives/86931
害悪ユーザーカグラ
http://www.ssnote.net/archives/78041
害悪ユーザースルメ わたあめ
http://www.ssnote.net/archives/78042
害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
http://www.ssnote.net/archives/80906
害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
http://www.ssnote.net/archives/81672
害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
http://www.ssnote.net/archives/81774
害悪ユーザー筋力
http://www.ssnote.net/archives/84057
害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
http://www.ssnote.net/archives/85091
害悪ユーザー空山
http://www.ssnote.net/archives/81038
【キャロル様教団】
http://www.ssnote.net/archives/86972
何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
http://www.ssnote.net/archives/86986
http://www.ssnote.net/categories/%E9%80%B2%E6%92%83%E3%81%AE%E5%B7%A8%E4%BA%BA/populars?p=51
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