ssnote

x

新規登録する

このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。

表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。

▼一番下へ

  1. 1 : : 2014/01/05(日) 22:49:55
    最近趣味でssを書き始めたものです
    書き始めたばかりなので文もまだ上手くないと思います
    もうひとつ書いてるんですが、思い付いたので書きたいと思います
    もうひとつの方をメインに書きたいので、このssは投稿が遅いかもしれません
  2. 2 : : 2014/01/05(日) 22:51:25
    設定
    エレンは戦士
    アニは戦士ではない

    アニはミカサとアルミンと幼馴染み
  3. 3 : : 2014/01/06(月) 09:20:07
    期待
  4. 4 : : 2014/01/06(月) 09:44:37
    期待!
  5. 5 : : 2014/01/07(火) 23:16:44
    ベルトルトが巨人化し、壁を破壊する
    そして俺が巨人を中に差し向ける
    そのあと混乱に乗じてライナーがウォール・マリアを破壊する

    作戦は今実行した
    ウォール・マリアはもう人間の領地ではない
    次はウォール・ローゼだ

    ベルトルト「成功したね…」

    ライナー「そうだな…」

    エレン「まだ全部終わってない。あと二つ壁壊すんだろ?」

    ライナー「ああ」

    ベルトルト「この後は、訓練兵団に入って壁の中をいろいろ調べるんだよね?」

    ライナー「そうだ。じゃあ予定通り、俺とベルトルトは二人で開拓地に行って、エレンは一人で開拓地に行くのでいいんだよな?」

    エレン「おう。じゃあ訓練兵団でな」

    ライナー「人間には気をつけろよ」

    エレン「大丈夫だって。心配するなよ」
  6. 6 : : 2014/01/07(火) 23:39:42
    期待してくれてる方々ありがとうございます
  7. 7 : : 2014/01/07(火) 23:43:13
    期待!
  8. 8 : : 2014/01/07(火) 23:46:01
    2年後

    キース「貴様は何者だ!」

    「アルミン・アルレルトです!」

    キース「そうか!バカみたいな名前だな!誰につけてもらったんだ?」

    アルミン「祖父です!」

    こいつらを殺すことになるのか…
    悪魔の末裔なんて言われてるけどいいやつそうなやつばっかだな

    食堂

    モブ「じゃあ、超大型巨人も見たあるのか?」

    アニ「あるよ」

    モブ「壁を跨ぐほど大きかったって聞いたぞ?」

    アニ「いや、顔が出るくらいだったよ」

    モブ「じゃあ鎧の巨人は?」

    アニ「普通の巨人に見えたね」
  9. 9 : : 2014/01/07(火) 23:47:03
    今さらなんですが、漫画の台詞とか覚えてないんで間違えてるところがたくさんあると思います

    すいません
  10. 10 : : 2014/01/07(火) 23:50:15
    ライナーのやつ少しショック受けてるなー
    あいつの巨人かっこいいからな

    モブ「じゃあお前は調査兵団に入りたいのか?」

    アニ「そうだよ。一匹残らず巨人を駆逐して壁の外を旅したい」

    ジャン「お前それ本気で言ってんのか?」
  11. 11 : : 2014/01/07(火) 23:52:27
    ここのシーンの台詞あまり覚えてないんで、カットで

    すいません
  12. 12 : : 2014/01/07(火) 23:53:28
    ここから漫画とは少し違う感じでいきたいと思います
  13. 13 : : 2014/01/08(水) 00:04:50
    夕食

    ライナー「エレン。後でちょっといいか」

    エレン「ああ」

    あのアニってやつほんとにそんなことできると思ってんのかな?
    ん?ベルトルトのやつ アニの方すげー見てる
    一目惚れか?

    夕食後

    ライナー「お前は、ここで戦士と兵士をちゃんと分けて考えれるのか?」

    つまり、ここで仲良くなって作戦に支障は来さないのかってことか

    エレン「大丈夫だ」

    ライナー「だが、お前はすぐカッとなるからな。心配だ」

    確かにそうだな
    否定はできない

    エレン「分かったよ。ここのやつらとは極力関わらないようにする。だが俺より心配なのはベルトルトだ」

    ベルトルト「え?」

    エレン「お前、アニのこと結構見つめてたけど一目惚れか?」

    ベルトルト「そ、そんなことないよ。僕は大丈夫だ」

    エレン「ならいいけどな」

    ライナー「じゃあここのやつらとは俺たちが仲良くなっていろいろ調べる。だからエレン。悪いが少しの間一人でいてくれ」

    エレン「わかった」

    別に一人でいようと二人でいようと関係ない
    ただ早く故郷の帰りたい
  14. 14 : : 2014/01/11(土) 22:36:39
    ライナー「だが、あのアニってやつは頼む。俺がきっかけ作るから」

    エレン「なんでだ?」

    ライナー「ベルトルトが一目惚れしてるからな」

    ベルトルト「し、してないよ!」

    エレン「分かった」

    翌日
    立体起動適性訓練前(みたいな名前のやつ)

    よく見たらベルトが壊れてる
    直しとこう
    憲兵団に少しでも近づくためにもな

    訓練中

    意外と楽だな…
    あのミカサとかいうやつは俺よりできてる
    アニもまあまあできてるな
  15. 15 : : 2014/01/12(日) 23:39:12
    対人格闘

    たしかこれはあんまり点高くないんだっけ?
    適当に流しとこ

    モブ「俺とヤらないか?」

    なんか危ない意味で言ってる気がする

    エレン「嫌だ。どっか行け」

    モブ「なら無理矢理シてやる!」

    と言ってモブは飛びかかってきた
    故郷で対人格闘も含めていろいろしてたから余裕でモブを倒す
    はあ…めんどくせぇ
    そしてキモい

    アニ「あんた強いんだね」

    !!俺はこいつと接触すればいいんだよな

    エレン「まあな」

    アニ「私と一回しない?」

    今度は普通の意味だ
    多分

    エレン「わかった」

    お互い向き合う
    アニは攻めて来ないからこっちから行った
    背負い投げしようとするが、うまくさばかれる
    こいつ…その辺のやつとはちがう
    アニが顔めがけて左フックをしてきた
    腕でガードしようとしたらその次の瞬間俺は倒れていた

    エレン「強いな」

    アニ「あんたも強いと思うよ」

    エレン「よければもう一回しないか?」

    その日から何度も何度もアニと戦った
    そして一度も勝てなかった
  16. 16 : : 2014/02/02(日) 11:44:16
    アニは戦う毎に技を変えてきて、ほとんど同じ技をしてこない
    だから勝てない
    だがそれ以外なら勝てる

    それから時は過ぎた

    立体機動の訓練

    キース「今日は実際に立体機動装置を使う!」

    キース「毎年何人か死人が出てるので気をつけろ!」

    キース「そして巨人に見立てたパネルのうなじの部分をブレードで切り取ってもらう!」

    いちいち声でかいな…
    まあ仕方ないんだが

    キース「貴様ら用意はできたな?始め!」

    いきなり始められた
    まあとっくに用意はできてるんだが

    立体機動装置を使って移動してるときは自由になれた気がした
    故郷にさえ帰れる気がした
    そう考えながらも巨人のパネルのうなじを切り取る
    ていうかみんな何したんだ?
    俺が行くところのうなじは全部切り取られてない
    あれだけ人数がいれば1つくらい切り取れてるだろ
    …初めて実際に使うから上手く動かせないのか
    俺は故郷でも訓練してきたからまあまあ上手く動かせるが

    立体機動訓練終了

    キース「今日巨人のうなじを一番切り取ったのは、エレン・イェーガーだ!」

    キース「貴様らもエレン…」

    いろいろしゃべってるが俺は途中で装置を使ってなかった
    あの調子だと全部できたが、それだとあまりに怪しまれてしまう
    1位になれればそれでいい
    それにあいつらの分がなくなってしまう
  17. 17 : : 2014/02/02(日) 19:59:31
    夕食

    夕食後の自主練をする時間を作るために早く夕食を食べる
    食べながらも周りの人が発している音を聞く
    盗み聞きではない
    みんなの発している音をBGMとして聞き流しているからだ
    こうしていると自分以外にもたくさんの人間がいるんだな
    と思う
    それと同時に、やっぱり人間ってめんどくさいと思う
    …俺は人間じゃないか

    「ここで食べてもいいかい?」

    いつものBGMより近い場所で、声がした
    おかしい
    俺の周りは人が集まってこないはずだ
    悪人顔だし、目つきは悪いし、しゃべらないからだ
    故郷にいるときは嫌だったが、今は逆に好都合だ

    「ねぇ」

    まただ
    誰に話しかけてるのか知らんが、そいつも返事してやれよ

    「無視しないで返事ぐらいしたらどうだい?」

    声がする方向を見た
    すると、ベルトルトの好きな人、アニがいた
  18. 18 : : 2014/02/02(日) 20:16:31
    アニ「ここで食べていいかい?」

    これは…俺に言ってるんだろうか

    エレン「俺に言ってるのか?」

    アニ「あんた以外にこの辺に人いる?」

    見回さなくても分かる
    いない

    エレン「いないな」

    アニ「だからあんたに言ってる」

    アニに近づけ、とライナーに言われたことを思い出した

    エレン「こんなとこでいいなら食べてもいいぞ」

    なにしろここは人がいなくてしゃべるやつもいない
    しゃべるつもりもないが

    アニ「あんたの周りはいつも人がいない」

    自分からそうしてる

    エレン「そうだな」

    アニ「あんたって冷たいやつに見えるけど本当は優しいよね」

    今日は確かに優しいことをしたかもしれない
    でもそれを認めたらこいつらは俺に近づいてくる
    それにあれは誰にも見られてないはず

    エレン「なんのことだ?それに冷たそうに見えるのはお前もだと思うぞ」

    アニ「今日の立体機動の訓練の時、わざと巨人のなじのパネルを残してたでしょ?」

    まさか見られてたとは
    誰もいなかったはずだ
    だがこいつは実際に見てる
    どちらにしろ認めるわけにはいかない

    エレン「疲れたから休んでただけだ」

    アニ「ふーん。ならなんでうなじを切り取る寸前でやめたんだい?」

    エレン「さあな。もう俺食べ終わったし行くわ。じゃあな」

    そう言って食器を返し、外に出る
    いつもの練習場に行き、練習する

    俺は自分でも気づかないうちに誰かに認められたかったのかもしれない
    認めるというのは少しおかしいか
    とにかくもう優しいことをするのはやめよう
  19. 19 : : 2014/02/02(日) 20:34:05
    翌日

    対人格闘の訓練

    いつもならアニと訓練してるが今日はしない
    いや、できない
    またあの話題にされたら困る

    アニ「今日もするんでしょ?」

    しないと決めた矢先に…

    エレン「今日はしない」

    アニ「また負けるのが怖いのかい?」

    エレン「怖いわけないだろ?今日こそ勝ってみせる」

    言ってから気づいた
    なんて安っぽい挑発にのってしまったのかと
    でももう遅い

    アニは最初の対人格闘の訓練でやった技をやってきた
    アニにしては珍しい
    あのときは何が起こったかわからなかったが今は分かる

    まず左手で殴りかかってくる
    俺が腕を守ろうとする
    するとそのパンチを途中でやめて右腕を俺の首にひっかけ、そのうでを左手で掴み固定
    そして右足を使って俺のバランスを崩し、倒す

    こんなところか
    だが分かってても対処できない
    速すぎる
    そして俺はいつもと同じように地面に倒され、空を見上げていた

    アニ「またあんたの負けだね」

    エレン「アニが強すぎるから仕方ないだろ?」

    アニ「でもあんたは強くなるために毎日自主練してるじゃないか」

    誰にも言ってないし、誰にも見られてないはずだ
    こいつはなんなんだ

    エレン「うるせぇな。そんなの人の勝手だろ?」

    アニ「そうだね。まあ頑張りな」
  20. 20 : : 2014/02/02(日) 20:49:36
    夕食

    ほとんどのやつらなら倒す自信はある
    もちろんライナーやベルトルトも
    だけどアニだけは倒せない

    エレン「どうしたらアニを倒せるんだ…」

    思わず1人言を言ってしまった
    大丈夫だ
    いつもどおりBGMは一定の距離をおいて離れて聞こえる

    アニ「あんたそんなに私を倒したいの…?」

    全然大丈夫じゃなかった

    エレン「なんでアニがここにいるんだよ」

    アニ「別に私がどこで食べようが勝手でしょ」

    そう言って昨日と同じように俺の横に座る

    エレン「ならなんで昨日確認取ったんだよ?」

    アニ「初めてだから取っただけ。それにあんたの横に座る権利は昨日あんたに認められた」

    なんだその理屈
    否定できない

    エレン「そうか」

    アニ「そんなに私に勝ちたいなら自主練に付き合ってあげてもいいけど?」

    いきなり何を言い出すかと思ったら…
    そんなの断るに決まってる…
    いや、逆にチャンスか
    いろいろ話を聞ける

    エレン「ならお言葉に甘えて付き合ってもらう」

    今思ったが兵士たちからいろいろ調べるって何をだ?
    今度ライナーに聞こう

  21. 21 : : 2014/02/02(日) 21:26:28
    夕食後

    自主練をしに行く

    アニ「ちょっと待ちなよ」

    エレン「なんでだよ」

    アニ「どうせなら一緒に行った方がいいでしょ」

    あとで気づいたがそのときこいつの顔が赤くなってた気がする

    微妙に間を空けて並んで歩く

    アニ「あんたはさ…」

    エレン「なんだよ」

    アニ「なんで周りに壁作ってるわけ?」

    本当のことなんて言えるわけがない

    エレン「別に…。ここは立派な兵士になるためのところだろ。それに俺は戦士だ」

    アニ「まあ、あんたにもいろいろあるんでしょ」

    エレン「まあな」

    アニ「あんたなら大丈夫」

    …一瞬アニの言った言葉が もういいよ って聞こえた気がした
    気がつけば目に涙があふれていた
    アニは気づいていないようだ
    良かった
    俺は意外にも自分の抱えるものに対して強がっていたのかもしれない
    俺はいつも心のどこかで泣かないように歯をくいしばっていたのかもしれない
    きっとアニ以外のやつらに言われてもこんなことは思わなかったし、涙がでるなんてことは決してなかっただろう
    今思えばアニはいつも俺を助けてくれていた
    俺にここで持つことはないであろう感情を味あわせてくれた
    人の声 をBGMとしか思ってなかった俺に 人の声 の意味を教えてくれた

    アニ「なんで黙ってるんだい?」

    エレン「いや…ありがとな、アニ」

    アニ「別に…。仲間として当然のことをしただけ」

    仲間…
    俺はたとえどんな感情を持っても戦士だ
    いずれ 仲間 を殺すことになる
    でも今は、今だけは戦士ではなく兵士として過ごしたい
    別にみんなとじゃなくても構わない
    アニといるときだけでいい

    エレン「なあ、アニはなんで壁の外に行きたいんだ?」

    アニ「なら逆にあんたはこのまま壁の中に閉じ込められてもいいの?」

    兵士としてなら嫌だ

    エレン「嫌だ」

    アニ「そうでしょ?私は一生この中にいて巨人がまた攻めてきて私たちを食べるのを待つなんて嫌だ。それじゃあ家畜じゃないか」

    エレン「そうだな」

    アニ「外の世界には、いろんなものがあるんだ」
  22. 22 : : 2014/02/02(日) 21:43:49
    アニ「塩が山ほどある!氷の大地、砂の雪原、炎の水…まあアルミンの本の話だけどね」

    アニ「外の世界は…今は巨人がいてどうなってるか分からない。それでも私は知りたいんだ。外の世界がどうなってるか」

    聞いてるだけで胸が張り裂けそうになる

    アニ「あんたもアルミンとミカサに外に出ることについてどう思うのか聞いてみな」

    エレン「なんで今言わないんだよ」

    アニ「あんたはあんまり人と話さないからね。これをきっかけにあいつらと仲良くなりな」

    エレン「わかったよ。いつか聞いとくよ」

    アニ「約束だよ」

    エレン「…分かった」
  23. 23 : : 2014/02/26(水) 18:52:23
    次からかなり飛びます
    卒団式のところはうろ覚えなのでいろいろ間違ってると思います
  24. 24 : : 2014/02/26(水) 19:22:05
    キース「首席!エレン・イェーガー!」

    やっと長かった訓練生活が終わる
    あとは憲兵団に入る前に一回壁を破壊するだけだ
    そして次にライナーとベルトルトが壁を壊すとき、内側から混乱させる

    キース「次席!ミカサ・アッカーマン!」

    こいつはすごかった
    故郷で訓練してなかったら首席にはなれなかっただろう
    別に首席になる意味もないが

    キース「第三位!ライナー・ブラウン!」

    ライナーは故郷で俺より少しできなかったぐらいだ
    それでも次席になれなかったのはミカサがいたからだ

    キース「第四位!ベルトルト・フーバー!」

    結局こいつはアニに告白とかしたんだろうか
    …多分していない
    こいつは俺たち三人の中で一番使命を大切に思ってる

    キース「第五位!アニ・レオンハート!」

    結局アニには対人格闘で勝てなかった
    一番になれなかったのは対人格闘訓練だけだろう
    アニは調査兵団に行くらしいからもう会うこともないだろう
    アニに思うことは死んでほしくないってことだけだ
    …なぜこんなことを思うんだろうか

    キース「第六位!ジャン・キルシュタイン!」

    そうこうしてるうちに卒団式が終わった
    あと三日は壁の整備をしたり、ゆっくり過ごすだけだ

    アニ「あんたは憲兵団に行くのかい?」

    夕食のBGMの中で聞こえる、いつもの声

    エレン「まあな」

    アニ「ふーん」

    エレン「お前は調査兵団だろ?」

    アニ「そうだよ。やっと夢を叶えるために動ける」

    俺たちはこの夢を壊すかもしれないのか
    アニの夢の話を聞くといつも思ってしまう
    他のやつらには抱かない気持ち
    それでもやらなきゃいけない
    俺たちは戦士だ
  25. 25 : : 2014/02/26(水) 21:43:47
    夕食後

    ライナー「エレン、ちょっといいか?」

    アニの前ということもあって、いつものように親しげに話しかけてこない

    エレン「いいけどなんか用?」

    用は分かってる
    三日後のあのことだ

    ライナー「まあいいから来いって」

    エレン「分かった。てことでじゃあな、アニ。おやすみ」

    アニ「おやすみ」

    そして俺たちはいつも話している場所についた

    ライナー「三日後ウォール・ローゼの扉を壊すからその作戦の話し合いだ。エレン」

    エレン「分かってるよ。さっきのはアニがいるから自然な振る舞いをしただけだ」

    ライナー「…お前、アニと付き合ったりしてるのか?」

    何を言ってるんだか

    エレン「そんなことするわけないだろ?俺は戦士だ」

    ライナー「お前、アニと話してるとき結構楽しそうだったぞ」

    少しイラッとした
    余計なお世話だと

    エレン「俺は戦士だ。だがそれ以上に今は兵士だ。だからいいだろ」

    怒ってるような口調で言ってしまった

    ライナー「怒るなって。俺はお前がちゃんと役目を果たせるか心配なんだよ」

    ベルトルト「そうだよ。大丈夫かい?」

    ベルトルトの声を久しぶりに聞いた

    エレン「分かってる!ちゃんと区別はつけてる!」

    ライナー「そうか。ならいいんだが」

    エレン「アニはただの…友達だ」

    ライナー「わかった。疑って悪かったな」

    エレン「じゃあ俺は寝る」

    そういって部屋に向かって歩きだした

    ライナー「聞いたか?ベルトルト」

    ベルトルト「ああ。エレンが友達なんて言葉を言うとはね」

    ライナー「俺たちのことすら友達と呼んだことがない」

    ベルトルト「そうだね」

    ライナー「まずいことにならないといいけどな」
  26. 26 : : 2014/02/26(水) 21:52:32
    三日後

    アニは壁の上にいる
    ちょうどベルトルトが現れる場所に
    多分大丈夫だ
    ベルトルトはアニが好きだから

    などと考えているとものすごい音が聞こえた
    三年ぶりにあの音を聞いた
    今トロスト区の壁の扉はやぶられた
    いや、やぶった

    前はすぐに鎧の巨人が、ライナーが現れたが、今回はまだ現れない
    一応兵士として仕事をしてるんだろう
    ベルトルトが開けた穴から次々と巨人が入ってくるのが見える
    そこにアニが向かって行くのも見える
    もっと後ろで奇行種などが来るのに備えている
    アニは次々と巨人を駆逐していた
    駆逐
    アニがよく使っていた言葉
    俺にまで移っていたのか
  27. 27 : : 2014/02/26(水) 22:24:01
    奇行種がこっちにむかって走ってくる
    走り方がキモい
    誰が殺るのか
    一応走って向かうが、それより早く先輩が行った

    先輩A「くっ!速い!」

    ダサい
    あれで精鋭なのか
    だが一人だけすごい速度のやつがいる
    ミカサだ
    同じ班だったっけ
    まあ、あれなら扉の前で右往左往してるやつらを守れるだろう
    予想通り奇行種は殺られた
    するとミカサが裕福そうな太ったおっさんに話かけるのが見えた
    どうやらあのおっさんが無理に荷物を運ぼうとしていて、右往左往していたのだろう
    ミカサが話したあとすぐにおっさんは荷物をどかした
  28. 28 : : 2014/02/27(木) 18:34:21
    俺は訓練兵団に入って、自分の感情を制御することを学んだ
    今なら嬉しいときに怒ることも、泣くこともできる
    怒ったときも笑顔でいることもできる
    だが、今だけはできない
    三年ぐらい前にアニと話してるときに涙が出たがそれ以来泣くことはなかった
    久しぶりに泣いた

    アニは巨人に食べられて、死んだ

    アルミンが泣きながら、自分を責めながら言った言葉が俺に涙を流させた
    今回も誰にも見られてないはずだ
    その言葉を聞いた直後に巨人に向かって走って、うなじを削いだからだ
    俺はアニが好きだった
    それはアニが兵士としての唯一の友達だったからだ
    だが、それだけなのか
    自分を制御できないばかりか、自分の気持ちまで分からなくてむしょうにイライラした
    その気持ちを巨人に向けた
    それがアニに対する弔いだと思った
  29. 29 : : 2014/02/27(木) 18:51:53
    少しだけすっきりして、みんなのところに戻る
    ガスも残り少ない
    最悪巨人化すればいいが、できるだけしない方がいいだろう

    ライナー「大丈夫か?エレン」

    ライナーとベルトルトが来た

    エレン「なんのことだ?」

    なんのことかは分かってる
    なぜ気づかないふりをするか
    自分でも分からない
    …アニが死んだってことを思い出したくないからか
    だから俺は視界に入る巨人を駆逐しまくってたのか
    他になにも考えず、無心にいられるように

    ライナー「アニのことだ」

    エレン「あいつは友達だった。だけど、それ以上なんでもないし、お前の心配も無くなってよかったんじゃないのか?」

    気を抜けば涙が出てくるのも分かってる
    だから強がる

    ライナー「…そうだな」

    エレン「ベルトルトはどうなんだよ」

    ベルトルト「とても悲しいよ。…だけど、僕たちは戦士だ。戦士として兵士にならなきゃいけない。だから今は兵士として今は仲間の死を悲しんでる暇はないんだ」

    エレン「…そうか」

    兵士として、か
    兵士として三年もあいつと過ごしてきたからこそ、涙が出るんだ
  30. 30 : : 2014/03/01(土) 10:07:25
    ジャンやコニーの話から、撤退命令が出たが、ガスが補給できないのは本部に籠城してるやつらがいるからと分かった

    エレン「ライナー…どうする?」

    ライナー「まだだ…やるなら集まってからだ」

    ライナーは人がたくさんいた方が突撃が成功しやすいと考えてるようだ
    確かにそうだが、俺とライナーとベルトルトの三人なら可能な気がする

    そんなときミカサがアニの死を知ったらしく、

    ミカサ「私は…強い…あなた達より強い…すごく強い!…ので私は…あそこの巨人共を蹴散らせることができる…例えば…一人でも」

    ミカサ「…あなた達は…腕が立たないばかりか…臆病で腰抜けだ…とても…残念だ」

    ミカサ「ここで指をくわえたりしてればいい…くわえて見てろ」

    モブ女「ちょっとミカサ?いきなり何を言い出すの!?」

    モブ男「あの数の巨人を一人で相手する気か?そんことできるわけが…」

    ミカサ「できなければ…死ぬだけ」

    ミカサ「でも…勝てれば生きる…」

    ミカサ「戦わなければ勝てない」
  31. 31 : : 2014/03/01(土) 11:42:49
    その後、ミカサやジャンの言葉でやるきを出した兵士たちは、本部に突っ込み、助かったやつもいた
    もちろん死んだやつも
    本部に突っ込んだあとは、補給所内にいる巨人を駆逐するためにアルミンが考えた策を実行し、俺たちは助かった

    それらの時にあらわれていた、戦士の俺たちですら見たことない、女の姿の巨人が暴れてくれたのもあって、助かった
    今俺たちは女型の巨人を見ている

    ミカサ「あの巨人…」

    女型の巨人は他の巨人に食われていた
    俺は気づいた
    ライナーもベルトルトもきづいたようだ
    あの巨人のなかには人がいると
    そしてあれが座標だと
    さらに考えた
    希望的観測でしかないが、あの巨人はアニなのではないかと
    もちろんあるわけのないことだ
    もしそうなら今すぐにでもこびりついてる巨人を駆逐する
    が、そうさせないのは戦士だからだ
    できるだけ疑われないようにしないと

    ミカサ「どうにかしてあの巨人の謎を解明できれば…この絶望的な現状を打開するきっかけになるかもしれないと思ったのに…」

    いきなりチャンスだ

    ライナー「同感だ!あのまま食い尽くされちゃ何もわからず終いだ!あの巨人にこびりついてる奴らを俺たちで排除して…とりあえず延命させよう!」

    ジャン「正気かライナー!!やっと…この窮地から脱出できるんだぞ!?」

    エレン「たとえばあの巨人が味方になる可能性があるとしたら、どうだ…?」

    エレン「どんな大砲よりも強力な武器になると思わないか?」

    あの巨人を絶対助ける

    ジャン「!?…味方だと…!?本気で言ってるのか!?」

    そのとき

    アルミン「あ…あいつは…トーマスを食った奇行種……!?」

    すると女型の巨人はこびりついてる巨人を振り払い、その奇行種を殺した

    ジャン「何を助けるって?」

    そして再びを寄ってくる巨人を払い、女型の巨人は倒れた

    ジャン「さすがに…力尽きたみてぇだな。もういいだろ……?ずらかるぞ!あんな化け物が味方なわけねぇ。巨人は巨人なんだ」

    それでも俺は女型の巨人を見ていた
    あの中に人間がいることはもう分かってる
    心の底の方でアニだったらって期待がある
    てことは力尽きた今出てくる
    うなじから人が出てきた
    きれいな金髪が見えた
    中の人がわかった
    再び込み上げてきそうになる涙をこらえるため、うつむく
    中の人はアニだった
  32. 32 : : 2014/03/02(日) 09:54:01
    その後、アニは壁を塞ぐ作戦を兵士たちに説明するために、巨人化生体実験の成功者と言われていた
    ライナーとベルトルトと話したが、あれは多分座標だ

    岩を使って扉を塞ぐ
    これが作戦だ
    だが、簡単ではない
    アニは強いが、両腕使うから、戦えない
    巨人が寄ってきても、兵士が殺さないといけない
    それにアニにはたくさん巨人が寄ってくるだろう
    もしアニが殺られそうなときどうするか
    アニは座標だ
    だから助けるのか
    たくさんの兵士が壁から見てるので、巨人化しにくく、人間に戻りにくい
    これからの作戦に支障が出る
    ライナーとベルトルトが話しかけてきた

    ライナー「なあエレン。お前はアニを助けることについてどう思ってる?」

    エレン「さあな。助けた方がいいのは分かってる。だが、アニをつれていくより、壁を破壊した方が楽な気がする」

    ベルトルト「確かにそうだよね。でもエレンはそれでいいのかい?」

    エレン「どういうことだ?」

    ベルトルト「アニが死んだって聞かされたとき、暴れてたじゃないか」

    暴れてはない
    ただ、アニのためにも巨人を駆逐していただけだ
    泣いてたことを言わないのは、見てないだけか
    それともこいつらが優しいからか

    エレン「別にもうなんともねぇよ。死んだらその程度だったんだろ」

    ほんとは助けたいと思ってる
    だけど戦士として嘘をつき、その通りに行動する

    ライナー「なら助けないでいいのか?俺とベルトルトにはできない。お前がやるかやらないか。俺はどちらの意見でもお前を尊重する」

    ベルトルトもうなずいていた

    エレン「やらねぇ」

    俺は戦士だ
    もしアニが死んだら、完全に兵士を捨てることができる

    ライナー「…分かった」
  33. 33 : : 2014/03/02(日) 10:27:25
    俺たち三人は今壁の真ん中ほどにある砲台のようなところにいる
    ライナーがこの場所を選んだ
    ここなら他のやつらを気にせず話せる
    というのがライナーの言い分だった

    作戦が始まった
    アニは手を噛んで、巨人化した

    ライナー「自傷行為が必要って分かってるようだな」

    ベルトルト「うん」

    ライナー「それで、アニがこの作戦を成功させたとして、調査兵団に入ったら、一回目の壁外調査のときに連れていく」

    エレン「分かった」

    ライナー「あらかじめどこにアニがいるか知らせとくから、そこに行け。もしいなかったら俺を探せ」

    エレン「分かった」

    ライナー「あの頃がなつかしいな」

    エレン「はぁ?」

    急になに言ってんだ?

    ライナー「やっと『分かった』意外の反応してくれたな」

    笑いながら言った

    エレン「じゃあなつかしくないのかよ?」

    ライナー「いや、なつかしいぞ?お前は全然誰とも話してないから知らないと思うけど」

    ライナーが何かを話す前に言った

    エレン「俺は戦士として動いてただけだ。お前と違ってな」

    ライナー「まあ怒るなって」

    エレン「…で、俺が知らないことってなんだよ」

    ライナー「名付けてアニのニックネーム事件だ」

    ベルトルト「その話はやめてよ!」

    ベルトルトが焦るのを見るのは久しぶりだ
    こんなことしてると故郷に帰ったような気分になる

    ライナー「アニのあだ名が死に急ぎ女だったのは知ってるよな?」

    エレン「まあな」

    ベルトルト「やめてよ! 」

    すごい焦ってる
    なにしたんだろうな

    ライナー「ジャンがアニのこと部屋でそう呼んだとき、ベルトルトが、『アニは死に急ぎじゃない!もしそうだとしても、あんなに美人で可愛い人いない!』って言ったんだ」

    エレン「そのあとどうなったんだ?」

    ライナー「ジャンが『お前アニのこと好きだったのか?』って言って、『違う!』ってベルトルトが言ったんだが、『ならなんであんな反応して、あんなに褒めてんだ?』って言われて、なにも言い返せなかったんだ」

    ベルトルトの顔は真っ赤だった
    はじめてかもしれない

    エレン「元気出せよ。俺は最初からお前がアニのこと好きだったって分かってるから」

    ライナー「そのあと続きがあるんだ」

    ベルトルト「その話はやめてよ!」

    ライナー「まあいいだろ。昔の話なんだからな」

    エレン「そうだな。で?」

    ベルトルト「やめろー!!」

    ライナー「静かにしてくれ。めんどくさいから一気に言うぞ」

    エレン「うん」

    ライナー「次の日にはもうみんなベルトルトがアニのこと好きって知ってて、で、もうこれは告白しかない!って雰囲気になって、告白したんだ」

    ライナー「で、フラれた。『私は兵士だし、他に好きな人がいる』って言われてな」

    エレン「ふーん」

    誰なんだろうな。好きな人って
  34. 34 : : 2014/03/02(日) 11:18:21
    アニの方を見ると、かなりうまくいっていた
    だが、岩がかなり重いのか、ゆっくり進んでいる
    ミカサや駐屯兵団の精鋭の人たちは強かった
    そのとき、巨人が何体か一気に来た
    どんどん増えている
    大半が十メートルを越えている

    ライナー「やばそうだな」

    ベルトルト「うん」

    ミカサが一体殺してるうちに何体かアニの方に行った
    他のやつらも気づいていないようだ
    ミカサは気づいたようだが、間に合わなそうだ
    アニが死んだら、俺は戦士になれる
    そんなことは分かってる
    だけど俺は助けようとしている

    エレン「ライナー、ベルトルト、悪い」

    そういって、飛び降りる
    みんなアニの方を見ているため、気づいていない
    不幸中の幸いだ
    アニのように手を噛む
    巨人化したが恐らく鈍っていない
    少しの時間硬化もできるし、一点に集中させて早く回復させることもできる
    一体目の巨人をぶん殴る
    この行いが正しいのか、正しくかは分からない
    だけど、やらずに後悔するより、やって後悔する方がマシだ
    そう自分に言い聞かせた
  35. 35 : : 2014/03/02(日) 13:13:43
    その後俺は、俺の巨人は黒髪の巨人と呼ばれるようになった
    ライナーもベルトルトも俺を責めなかった

    そして俺は今、憲兵団に入った
    アニはなんだかんだで調査兵団に入った
    明日はついに調査兵団が壁外に行く日だ
    アニを連れていく最高のチャンスだ
    俺がアニを助けた
    だから俺が責任もってアニをつれていく

    訓練兵団のころと違って、憲兵団の食事は良かった
    だけど俺はアニと話ながら食べてたときの方が良い
    食事は寝るところはよくても、上の人たちは腐ってる
    そういう理由もあってここに来たんだがな
    憲兵団に入ってもすることはない
    この一ヶ月暇だった
    だが、それも明日で終わるかもしれない
    明日は忙しい休暇になる

    夜のうちに壁を越える
    トロスト区を奪還し、中にいる巨人を殺しているときに死んだマルコの立体機動装置を拾って、予備としている

    夜は巨人が動かないので楽に夜を越せた

    朝早く調査兵団が壁外に出た
    俺はあいつらのうちの何人かは確実に殺さなきゃいけないのか
    今まで間接的に殺しはしてきたが、直接殺すのは初めてだ
    今日のような日のために訓練兵団に入って、立体機動装置の弱点を学んできた

    たくさん巨人をあやつり、右翼の陣形を崩す
    ごめんなさいと、何度謝っても足りない
    だが、やらなきゃいけない

    この手で、人を殺した
    きっとこの感触は死ぬまで忘れないだろう
    でもそのぐらいじゃないと償えないだろう

    目の前をフードをかぶったやつが馬で走ってる
    殺さない程度に攻撃する
    もしかしたらアニかもしれない
    殺したらこの作戦の意味がなくなる

    フードをつまんで顔を確認する
    アルミンだった

    ライナーに教えられたように右翼側に行ったが、いなかった
    アルミン、ライナー、ジャンの三人に追われる
    同期ばかりでやりにくい
    ほとんど話さなかったが、他のやつらよりは殺したくない
    それでもやる
    アルミンは弱い
    がすぐジャンが助けにきた
    立体機動を使うのはこいつが一番うまかった
    殴ろうとしても当たらない
    背後に回られたのでうなじを守る
    ジャンは驚いていない
    普通なら驚くはず…
    そういえばあのとき俺の姿は見られたんだっけ
    別に驚かせたいわけじゃないが
    再度攻撃しようとしたとき、アルミンが叫んだ

    アルミン「ジャン!仇をとってくれ!右翼側で本当に死に急いでしまった死に急ぎ女の仇だ!そいつに殺された!」

    俺はアニを殺したのか?
    殺した覚えはない

    アルミン「僕の親友がこいつ踏み潰したんだ!足の裏にこびりついてるのを見た!」

    確かに何人かつぶした
    思い出したら吐きそうになる

    そのときライナーがきた
    ライナーを握る
    なにかをライナーが知っているときは、手で握り、文字を書いてもらうことにしてる
    それっぽく見せるためにそこそこ本気で握る
    かなり苦しそうだ
    緩めてしまいそうになるが、故郷で俺のデザートを奪ったときの恨みと考えて、緩めない
    文字がかかれ、指が切られた

    中央後方に向かって走る
    ジャンやアルミンは驚いているようだった
    その後もたくさん人を殺した
    そしてリヴァイ班を見つけた
    アニもいた
  36. 36 : : 2014/03/02(日) 13:18:51
    巨大樹の森に入っていく
    ここなら戦いやすいからか
    どちらにしろ勝てる自信がある

    後ろから兵士がくる
    何人も殺す
    もう感覚が麻痺してきた
    人を殺すのに慣れてきてる自分がいた
    最低だ

    兵士が他にこないうちに、さっさとこの仕事終わらせて帰ろう
    それが今のおれにできる最善のことだ

    スピードをあげる
    もう少しで追い付く
  37. 37 : : 2014/03/02(日) 22:40:22
    エルヴィン「撃て!!」

    その声が聞こえた次の瞬間俺の体には無数のワイヤーが刺さり、動けなくなった
    俺はまんまとおびき寄せられたってわけだ

    リヴァイ「動きは止まったようだな」

    エルヴィン「まだ油断できない。しかしよくこのポイントまで誘導してくれた」

    リヴァイ「後列の班が命を賭して戦ってくれたおかげで時間が稼げた。あれがなければ不可能だった」

    エルヴィン「そうか…」

    リヴァイ「そうだ。彼らのお陰でこいつのうなじの中にいるヤツと会える。中で小便漏らしてねぇといいんだが」

    漏らしてねぇよ

    そしてこいつらは、なんとか俺をうなじから出そうとしたが、なんとか硬化して耐えた

    リヴァイ「そうだ…ひとつ聞きたいことがあった。お前の手足は切断しても大丈夫か?また生えてくるんだろ?お前自身の本体のほうだ。死なれたら困るからな」

    大丈夫だ
    だか、これ以上ここにいるわけにはいかない

    断末魔、そう言われても仕方ないぐらいデカい声で叫んだ
    これで巨人を呼び寄せることができる

    多数の巨人が来た
    リヴァイたちはなんとか俺を守ろうとしてるが、あまりの多さにあきらめた
    一旦俺の体を巨人に食わせて、死んだと思わせる
    気持ち悪いがそれぐらいしか手がない
    それに煙で俺の人の姿を見られる心配もない

    エルヴィン「総員撤退!カラネス区に帰還する!」

    まあこうなるのは必然だ

    兵士たちが消えたすぐあとに巨人のからだから出る
    もう少しで自分自身が食われるとこだった

    巨人が俺の肉に集中してるうちに逃げる
    フードを被って、その辺にいた兵士から立体機動装置と、調査兵団の服を奪う
  38. 38 : : 2014/03/02(日) 23:54:06
    すこし進んだところでアニたちが見えた
    多分あれがリヴァイ班と言われるやつらだろう
    だがリヴァイはいない
    運がいいな

    立体機動しながら後ろから近づき、人をうなじを削ぐ

    アニ「グンタさん!」

    この人はグンタというのか

    そして再び巨人化した
    リヴァイ班のやつらは強く、両目をやられた
    なんとかうなじを手で守り、目を回復させる
    今うでが削がれた
    うなじを狙ってくるやつが一人いたが、なんとか目の回復が間に合い、噛む
    巨人化してるおかげで、人の味を知らずにすんだ
    だが、かなり気持ちが悪い
    あいつらはかなり焦ってるようだ
    そりゃあこんな早く目が回復するなんて分からないもんな
    そんなことを考えてる間に、女の兵士を殺す
    あと一人
    うなじを狙われたが、硬化して守る
    そして驚いてる間に蹴る
    あとはアニだけだ

    アニの方を見ると、もう巨人化していた
    かなり興奮しているようで、いつもの冷静さがない
    結局一回も訓練兵してるときにアニには勝てなかった
    だが、今なら勝てる
    アニが殴ったり蹴ったり、捨て身で攻撃してくる
    あまりの激しさに受けるばかりだ
    俺が木に手をつき、バランスを保とうとするが、アニが膝げりを食らわそうとしてきた
    ほんとにらしくない
    いつもなら冷静に俺の隙をついてくる
    木にぶつかり、アニは少しよろめいてるが、すぐに立ち上がった
    だが、すぐにアニに教えてもらった技でアニの顔を蹴り飛ばす
    ついに俺はアニに勝った
  39. 39 : : 2014/03/03(月) 00:19:32
    アニの巨人の体のうなじを噛み千切り、アニの本体を口にふくむ
    アニには悪いが、これ以外方法がない
    これで故郷に帰れる
    アニが故郷に帰ったら、どうされるかは分からない
    だが、俺がどれだけアニに嫌われても、俺はアニを助ける

    アニとの戦闘で少し疲れ、ほどほどの速度で走っていたのが悪いのか、兵士が追いかけてきた
    よく見ると、ミカサだった
    なんで同期なんだ
    今の俺は、同期じゃなかったら躊躇なく殺せる

    ミカサは強いが、焦ってるのか本来の実力を出せてない気がした
    そのとき、ミカサ以外にもう一人兵士が現れた
    リヴァイだ
    ライナーから、
    リヴァイには特に注意しろ。 お前と同じか、それ以上に強い
    と言われた
    考えてるうちに、攻撃してきた
    硬化が全く間に合わない
    速すぎる
    こいつ、人間じゃねぇ
    目も潰され、、足のかかとも削がれた
    またも追い詰められ、木にもたれる
    うなじを狙えるとでも思ったんだろうか
    うなじにワイヤーをうち、狙ってくるのがわかる
    来る方向を的確に予想し、手を硬化させ、守る
    狙ってきたやつは、手にぶつかってつぶれて死ぬだろう
    目が見えなくて良かったかもしれない
    相手がミカサか、リヴァイか分からない
    手に人の足が当たる感覚がした
    死なないように助けたんだろう
    そう考えた次の瞬間口を削がれた
    アニを取り返されるのを悟った
    故郷に帰れないからか、また涙が出た
    巨人の目から涙はでるんだろうか
    俺にもまだ分からないことってたくさんあるんだな
    当たり前だが
  40. 40 : : 2014/03/03(月) 06:48:43
    翌日 朝

    昨日久しぶりに巨人化してかなり疲れたのもあって、起きるのが遅くなった
    まあまあ急いで準備して下の階に降りる

    ヒッチ「やっと起きた」

    マルロ「お前は最近弛み過ぎだぞ」

    マルロってやつは真面目で、アニを思い出す

    モブ「ほっといてやれよ。エレンはあのトロスト区から来たんだぞ。この支部でも唯一の実戦経験者だ。まだ癒えるわけないだろ。地獄を見てきたばかりなのに」

    上官が来た
    みんな揃って敬礼をする

    上官「いーって。そんなの」

    それを聞いて俺は敬礼をやめた

    上官「今日はいつもの雑務とはちがう仕事をやってもらう。だからここに集めた。聞いてくれ。調査兵団の一行が王都へ召還される件だ。調査兵団失墜の話はしなくてもいいだろ?」

    俺がやった
    失敗したがな

    上官「やつらが本日この街の中央通りを通る。護送自体は憲兵団本部の仕事だから、我々は街を通過する間だけでいい。市場での立体機動が一時的に許可される。護送団と並走し、警護強化に努めよ。以上」

    上官「おお。君は真面目そうだ」

    といってマルロを見る

    上官「すべて任せた。詳細はここに書いてる」

    マルロ「え?」

    上官「我々上官たちは忙しい。お前たちだけでやり通してみろ。だがヘマだけはやるな」

    そういって部屋に入っていった
    部屋の中が少し見え、上官たちが酒やトランプをしてるのが見えた

    マルロ「くそ…ふざけてる。入って一月足らずの新兵に指揮を丸投げだと」

    だからここを選んだんだろ

    ヒッチ「確かに想像以上に腐ってたね。この組織。まあ、だから選んだんだけどね」

    おお、仲間がいた

    マルロ「自分のことしか考えることのできないクズどもめ…」

    モブ「お前も同類だろ」

    マルロ「同類じゃない。俺は憲兵団を正しくするためにここに来た」

    めんどくさいな
    こういうやつ
    でも、大きな流れに逆らってるやつは、こいつだけじゃないのは知ってる

    マルロ「俺は本気だからな!手始めにこの仕事を完璧にこなしてやる!」

    そういって、みんな仕事しに街に出た

    アルミン「エレン」

    声をかけられる方に向く

    エレン「アルミン…」

    アルミン「もうすっかり憲兵団だね」

    エレン「どうしたんだ…?その格好は?」

    アルミン「荷運び人さ。立体機動装置で雨具で隠してるんだ。ほら」

    そういって見せてくれた

    エレン「…それで?」

    アルミン「エレン…アニを逃がすことに協力してくれないかな?」

    これは…罠かもしれない

    エレン「…逃がすって?どこに?王政の命令に逆らって…この壁のなかのどこに逃げるの?」

    アルミン「一時的に身を隠すだけさ。王政に真っ向から反発するつもりじゃない。調査兵団一部による反抗行為って体だけど、時間をつくってその間に審議会勢力をひっくり返す材料を揃える
    必ず!」

    エレン「そんな都合いいなにかがあるのか?」

    アルミン「ごめん。言えない」

    エレン「…悪いが…話にならない。黙っとくから勝手にやれ」

    アルミン「エレン!お願いだ!このままじゃアニは殺される!説得力が無いことは分かってる!それでも…もう大きな賭けをするしかないんだ!」

    アルミン「ウォール・シーナ内の検問を潜り抜けるにはどうしても憲兵団の力が必要なんだ」

    これが罠だとして、わざと乗ったふりをしてまたアニをつれていくのもいいかもしれない
    もちろん危険な賭けだが

    エレン「お前はさ…俺がそんないい人に見えるか?」

    アルミン「いいひとか…そのいいかたはあまり好きじゃないんだ。だってそれは自分の都合のいい人をそう呼んでるだけの気がする」

    アルミン「だから…この話に乗ってくれなかったら、エレンは僕にとって悪い人になるね」
  41. 41 : : 2014/03/03(月) 07:08:51
    罠にかかる前に連れていく
    アルミンにも俺にもそれしかない
    お母さんにもらった指輪をつける
    この指輪には刃物がついてる

    エレン「いいよ…乗った」

    そして、ミカサ、アニとも合流し、しばらく歩いた

    アルミン「あった…ここだ!」

    そこは地下に続く道だった

    エレン「ここ?」

    アルミン「うん…ここを通る。地上を歩くよりはるかに安全だ」

    そういって何事もないように歩きだした
    俺は動かないが

    アルミン「ん?アニ?」

    アニ「あんた暗くて狭いところが怖いとか言わないでよ?」

    エレン「そうだ…怖いんだ。お前みたいな勇敢な死に急ぎ女には分からないだろう」

    アニ「なにいってんの?さっさとこっちに来なよ」

    ミカサ「叫ばないで」

    エレン「大丈夫だろ?ミカサ。この辺にはなぜかまったく人がいないからな」

    エレン「まったく…傷つくな…。いったいいつからそんな目で俺を見るようになったんだ?アルミン」

    アルミン「エレン…。何でマルコの立体機動装置を持ってたの?わずかなキズやヘコミだって一緒に整備したから分かる」

    エレン「拾ったんだ」

    アルミン「じゃあ二体の巨人を殺したのは?」

    エレン「さあな。でも一ヶ月前にそう思ったなら、なんでそのとき行動しなかったんだ?」

    アルミン「今だって信じられないよ。きっとなにかの見間違いだと思いたくて…そのせいで…。でもエレンだってあのとき、僕を殺さなかったらから今こうなってるんじゃないか」

    エレン「そうだな。心底そうおもうよ」

    アニ「あんたがくそつまんない冗談で適当に話合わせてる可能性がまだあるから、とにかくこっちに来て」

    アニは俺を信用してくれてるのか

    アニ「この地下に入るだけで証明できることがある。こっちにきて証明して」

    エレン「そっちには行けない。俺は…戦士になり損ねた」

    アニ「だから、つまんないって言ってるでしょ?」

    アルミン「話してよ!エレン!」

    ミカサ「もういい。これ以上聞いてられない。不毛。もう一度ズタズタに削いでやる。黒髪の巨人」

    やるしかない

    エレン「アルミン。俺がお前のいい人で良かったな。ひとまずおまえは賭けに勝った」

    勝負は今、ここで決める

    エレン「でも…俺が賭けたのはここからだからな」

    その瞬間アルミンが銃を打った
    それを合図にまわりから人が出てきた
    すぐに口に布を巻かれた
  42. 42 : : 2014/03/03(月) 14:46:55
    指輪の少しめくれてる部分を弾いて、刃物を出し、指を切り、巨人化する
    が、アニたちは地下に逃げたようだ
    上から地下が見える部分があったので、アニがいないことを願って踏み抜く
    そうしてる間にも兵士が攻めてくる
    鬱陶しい
    うなじを守りつつ反撃してると、アニが巨人化した
    だが反応が遅れて、顔を思いきり殴られる
    なんの建物か分からないが壊してしまった
    …今はアニを捕まえるのが大切だ

    せめてアニと一対一で戦えるようにしたい
    と思い、走る
    兵士と一緒にアニに攻められたら勝てないのは目に見えてる
    だいぶ兵士との距離を開いたので、止まる
    アニも追い付いてきた

    昨日、アニが冷静さを欠いていたので、なんとか勝てた
    だけど、今は冷静だ
    勝てるかどうかは分からない

    なあ…アニ
    お前は俺をどう思ってるんだ?
    裏切り者か?
    まあ、そう思うのも仕方ないよな
    だけど、誰かがやらないといけない
    誰かが手を血に染めないといけない
    もしアニと話すときがあるならば、それだけつたえたい

    足を硬化させ、アニの攻撃を待つ
    殴られても足を蹴り飛ばす
    それだけでいい
    兵士がかなり追い付いてきた今、もう捕まるのは無理だ
    アニが殴ってくるが、なんなくかわす
    毎日訓練してきたから分かる
    この次にやってくるのは
    蹴り
    いつもは分かってても反応できなかった
    だけど今は足を硬化させてる
    強い蹴りほど仇となる

    案の定蹴りだ
    アニの右足が飛んだのが分かった
    巨人だから再生すると分かってるが、嫌な気分だ

    しばらくアニは動けないだろう
    手も硬化させ、壁を登る
    一段落したら、また壁の中に潜り込めばいい
    今やったら負ける

    もう少しで登りきれる
    というところで、ミカサが来た
    右手の指の硬化させてないところを切断される
    動きが速すぎるし、躊躇がない
    俺じゃなくてミカサが戦士なら、こんなことにはならなかったかもな
    すぐに左手も切断された

    ミカサ「エレン。落ちて」

    落ちながら思い出すのは故郷での母さんの言葉

    エレン。この世のすべてを敵に回したっていい。この世のすべてからお前が恨まれることになっても…母さんだけはお前の味方よ。だから、約束してくれ必ず帰ってくるって

    それとアニの言葉

    あんたなら大丈夫

    別に…仲間として当然のことをしてだけよ

    地面にからだがぶつかった
    すぐにアニや兵士が来る
    次空を見るのはいつだろうか
    そういえばアニとの約束果たせてないな
    …なんでだろう
    死にかけてるときに思うのはアニのことばっかりだ
    そうか
    俺は友達としてではなく異性として好きだったのか
    もし、訓練兵団のときに戻れたら
    もし、あの日の格闘の特訓してるときに戻れたら
    俺はアニに好きだと言いたい
    いや、次会えたときでもいい
    アニが俺のことを殺したいくらい憎み、罵倒してきても俺は好きだと言いたい

    そして俺は水晶化した

  43. 43 : : 2014/03/03(月) 14:47:04
    おわり
  44. 44 : : 2014/03/03(月) 14:49:51
    結局原作のマネばっかりしてました
    状況も上手く説明できませんでした

    すいません

    僕が前に書いたシリーズの前の話です
    途中からひらめいたので、変になってると思います

    見てくれた人や、コメントしてくれた人ありがとうございました
  45. 45 : : 2014/08/31(日) 15:52:41
    これで完成ですか?
  46. 46 : : 2015/02/02(月) 19:44:42
    アニ「兵士」は、エレン「戦士」のことが好きだったのだろなァ‼
    リヴァイなんとかしろ‼
    リヴァイ「無理だぁ」キリッ
    俺「キモイ」
    リヴァイ「」チーン
    オルオ「兵長ーー」ポロポロ
    エルド「兵長ーーー」ポロポロ
    オルオ「貴様‼」
    俺「アンタ誰?」
    オルオ「」チーン
    エルド「貴様」
    俺「黙れ」
    エルド「」チーン
    ペトラ「エルドーーー」
    ペトラ「アンタねぇ」
    俺「ごめんなさい。」(結婚しよう)
    ハッピーエンドしてほしいかった。

  47. 47 : : 2015/03/11(水) 11:41:39
    ミカサ「エレン落ちて」
    エレン。この世のすべてを敵に回したっていい。この世すべて恨まれることになっても、
    お父さんだけはお前の味方だ。だから、
    約束して、必ず帰ってくるって
    黒髪の巨人「」
    女型のの巨人「この世をすべて破壊する。」
    女型の巨人「自由だ」ブチッブチッアーン
    黒髪の巨人(エレン)「」
    ハンジ「食べるきか‼」
    ジャン「アニ、よせ」
    エレン「」ポロポロ
    モブども「なんだ!?」
    女型の巨人「キェェェェ」チラ
    エレン「」結晶の中
    アルミン「融合している!?」
    ミカサ「アニ‼」パシュスタッ
    リヴァイ「大事な証人喰うじゃねよバカ野郎」
    ミカサ「アニ」
    アニ「エレンは?」
    ミカサ「」チラ
  48. 48 : : 2015/03/11(水) 11:49:47
    ジャン「おい、エレン‼出ってこいよ。このおとしまいをつけろよ‼」ガン
    エレン結晶「」
    ジャン「」ガン
    リヴァイ「よせ」ガシッ
    ハンジ「このワイヤで地下に運ぶ」
    ハンジ「エレン・イェーガーの情報から無理かぁ」
    ハンジ「死んだ兵士たちの死は無断ってことかぁ」
    マルロ「エレンのやつどこに行っただよ。
    ヒッチ「本当だよ。」
    エレン結晶「」ハコバレル

▲一番上へ

編集パスワード

スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。