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エレヒス「片想い思春期」
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- 1 : 2018/09/30(日) 15:19:31 :
- 新作です!
ただでさえ今更新遅いのに新作を出すな!って言う人もいると思いますが、この作品の更新はまだしません!
いつから更新始めるかはわかりませんが一応出しておこうというあれです!
まあそう言うわけですので、
『エレヒス「片想い思春期」』をお願いします!
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- 2 : 2018/09/30(日) 15:24:00 :
- 期待です~!!ほかの作品も全部読んでます。楽しみにしてますね~(^^♪
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- 3 : 2018/09/30(日) 15:56:47 :
- おお!新作ですか!
期待しかない!
あ、いつぞやのりんごあめです!
またフォロー失礼します!(^ω^)σポチッ
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- 4 : 2018/09/30(日) 17:49:49 :
- 新作期待です!
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- 5 : 2018/09/30(日) 18:26:26 :
- 新作だ~
ひそかにあなたのファンやってますどうも()
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- 6 : 2018/09/30(日) 18:32:30 :
- 新作2つも出てるじゃないですか!
期待です!
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- 8 : 2018/09/30(日) 23:11:55 :
- あんたの頭の思考回路が読み取れない・・・
期待
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- 9 : 2018/10/01(月) 23:24:52 :
- 次から次へと新作が…期待です!
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- 11 : 2018/10/07(日) 17:28:04 :
- カルラ「エレン!あんたそう言えば明日入学式じゃない!」
エレン「そうだよ」
カルラ「いけない!まだ何も準備してない!」
エレン「いいよ、高校の入学式なんだし、こなくても大丈夫だよ」
カルラ「え?エレン、一人で大丈夫なの?」
エレン「大丈夫だよ」
カルラ「そう...」
エレン「じゃあ俺明日早いからもう歯磨きして寝るわ」
カルラ「...」
グリシャ「心配なのか?」
カルラ「ううん...大人になったなって」
グリシャ「背伸びしてるだけだよ」
カルラ「でもつい最近までこんなだったのに」
グリシャ「カルラ、君の体感時間はどうなっているんだい」
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-
エレン「じゃあ行ってくる」
カルラ「乗り遅れないようにねー!」
エレン「大丈夫だよ」
--ガチャッ...バタンッ--
カルラ「...よし」
ミカサ「エレンは?」
カルラ「ミカサ、お兄ちゃんでしょ」
ミカサ「エレンはエレンって呼んでいいって」
カルラ「...まあエレンがいいならどっちでもいいけど...あ、それよりもミカサ、あんたも早く行きなさい」
ミカサ「私は電車じゃない」
カルラ「ミカサも新学期でしょ、遅刻したら大変!」
ミカサ「大丈夫、五分で行ける」
カルラ「ま、まあそれならいいんだけど...」
ミカサ「うん」
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-
エレン「すぅー...はぁー...」
今日から新しい高校生活。
俺の行く高校は少し遠い。
そのせいで中学の頃の友達は一人もいないけど...大丈夫かな...。
???「...」スッ
エレン「ん?」チラッ
あんな奴、ここら辺にいたか?
あんな金髪のチビッ子...制服は俺と一緒の高校だけど...中学では見たことないな。
エレン「...まあいいや」
そう、それよりも今は自分の事が大切だ。
ちゃんと友達作れるかな...。
友達...。
エレン「あっ、今友達になる...」
あ、でもダメだ...万が一...ありえないだろうけど先輩だとしたら...。
でも...服とか新品そうなんだよな...。
というかあんなちっこい先輩いるのか?
そもそも高校生なのかあれ?
小学生の私服がたまたまうちの高校と一緒の制服で...一緒のカバンなだけで...。
カバン?
小学生ってランドセルじゃないのか?
エレン「...」
やばい、なんか混乱してきた。
まあとりあえずあの子は小学生で私服がたまたま制服に似てて...あれ?ランドセルは?あのカバンで言ったら怒られるだろ...。
エレン「...あ、あの...そこの...ちっちゃいの」
???「...」
エレン「えっと...金髪の子」
???「...私?」
エレン「そうそう、私」
???「なに?」
エレン「ランドセルは?」
???「...は?」
エレン「怒られるだろ、先生に」
???「...」
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- 12 : 2018/10/08(月) 14:25:00 :
- 期待です!
まさかのミカサが妹設定という驚き…
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- 13 : 2018/10/08(月) 16:42:31 :
- エレン…。ヒストリアに失礼な(汗)ヒスちゃんはそこが可愛いんだ!ヒストリアの良い所なら1時間以上話せる自信ありますよ。うん、ヒストリアもクリスタも両方好き!というか、クリスタのときもヒストリアのときも、可愛すぎる!!天使!!
すみません…。期待ですよ~!
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- 15 : 2018/10/09(火) 02:11:11 :
- SS開始1レス目で自爆するエレン氏
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- 16 : 2018/10/09(火) 17:51:48 :
- >>15 名無しさん
エレン氏完全にやらかしちゃってます
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- 17 : 2018/10/09(火) 22:30:03 :
- 爆死ですねー
ワンちゃんクロスタスタート説ある
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- 18 : 2018/10/09(火) 22:52:20 :
- 期待だよー
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- 20 : 2018/10/09(火) 23:58:52 :
学校初日からやらかしました。
まさかあの体格で高校生とは...どう見ても小学生だろ...。
なに?俺が悪いの?
まあ確かに間違えてしまった俺が悪いと思うよ。
でもさ...ロリっ子みたいなあの体格のあいつも悪いと思うのは俺だけか?
...うん、多分俺だけだよな。
100俺が悪いよな。ごめんなさい。
まああれだ、あの子から見た俺の第一印象は最悪だけど、そんなたった一人の意見とか気にしなくても高校生活は楽しくなるだろ。
そう考えていた時期が僕にもありました。
でもどうだ?体育館から解散した後にクラスに移動という事で移動した。
クラスでそいつを見かけたよ。
その時点で嫌な予感はしてたよ。
でもまさか...。
???「...」チョコン
エレン「...はぁ」
隣になるか?普通。
???「こっちがため息つきたいよ」
エレン「うっ...」
なんてバッサリいう奴なんだ。
エレンさんのガラスのハートじゃこの子の隣は到底務まりそうにないです。
先生、席替えしてもいいですか?
というわけにもいかないしな...。
何とかしてこの子の隣は避けたい。
あ、目が悪い事に...だめだ...中学の時の視力検査行ってるんだった...。
いや...ワンチャン知らないかもしれないし...よし!
エレン「先生、僕視力が悪いので席前がいいです」
先生「あ、そうなの?...あれ?でも眼鏡は...」
エレン「忘れてきました!」
よし、これで俺の高校生活はだてメガネで過ごすことが決定したが、まあいいだろう。
先生「じゃあエレン君は...ここの前の席ね」
エレン「はい!」
???「先生、私背が低いので黒板見れないです」
先生「あ、じゃあヒストリアさんはエレン君の隣ね」
な、なにぃぃぃぃぃぃぃぃ!?
畜生!黒板見れないなら俺が視力どうのこうの言う前にさっさと言って席変えとけよ!!
なんでお前の隣で変わりなくだてメガネかけなくちゃいけないんだよ!
エレン「あ、あのー...先生」
先生「ん?」
エレン「眼鏡かけたら...全然僕後ろでも見れます...」
先生「え?」
やっぱり苦しいか...。
「先生、僕眼鏡かけても後ろの席はきびs「変わろうか!!」
よし、あいつから離れることが成功した...よし、これで楽しい学校生活を送れそうだ!
「先生、私も見にくいです」
先生「あー...じゃあ...」
ヒストリア「先生、あそこの席からなら黒板見えそうです」
先生「そう?じゃあヒストリアさんは...またエレン君の隣という事で...」
ヒストリア「はい」
エレン「は?」
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- 21 : 2018/10/10(水) 16:28:49 :
- おぉぉ~w
なんかいい!
期待!
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- 22 : 2018/10/10(水) 22:45:22 :
- えーノー
エレンは
恵まれていることをわかっていない!
俺なんか部活じゃ仲いいけど
クラス端っこから二番目と階段はさんだ端っこなのに・・・・
同じクラスなだけいいじゃないか!
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- 23 : 2018/10/11(木) 20:21:37 :
- この小説のヒストリアの性格はどうなるか…楽しみです!
>>22江礼比住&江礼栗さん
え~っと…どんまいです…。ですかね?う~ん、僕は初恋まだだからよく分かりません…。周りの友達は彼氏できた!!ってすごい自慢してくるんですけど。来年は受験だし…彼氏、つくらないかなぁ…。
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- 24 : 2018/10/11(木) 21:26:22 :
- >>23桜夢さん
僕も来年は受験生ですよ^^;
まぁ受験後殆どの確率で違う学校になるのですが・・・
海外なんで日本のどこの学校を受けてもおかしくないんです
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- 25 : 2018/10/13(土) 18:53:27 :
- >>21 たけさんさん
期待ありがとうございます!(`・ω・´)
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- 26 : 2018/10/13(土) 18:54:22 :
エレン(畜生...始業式からなんで授業があるんだよ...)
ヒストリア「...」カキカキ
エレン「...なぁ」
ヒストリア「...なに」
エレン「俺の勘違いだったら悪いんだけどよ...さっきの席での事...お前俺に近づこうとしてたくね?」
ヒストリア「...」ピタッ
エレン「...なあ」
ヒストリア「目が悪い人の事を気遣ったらあなたの隣になっただけ」
エレン「...ならいいんだけどさ」
ヒストリア「...私があなたの事好きだとでも思ったの?」
エレン「誰もそんな事言ってないだろ...」
ヒストリア「...念のために言っておくと、人の事を小学生とか言うデリカシーのかけらもない人の事を好きになるなんて事、絶対に無いから」
エレン「...お前ってさ、結構バッサリ言うよな」
ヒストリア「...」
エレン「無視かよ......チビ」ボソッ
ヒストリア「ゴミ」
エレン「ご、ゴミ!?ゴミは無いだろ!!というか聞こえてたのかよ!」
先生「エレン君!!静かに!!」
エレン「あ...す、すいません」
ヒストリア「ぷっ...くくくく...」
エレン(この女...)
ヒストリア「ほら、ノート取りなよ、黒板消されちゃうよ」
エレン「え?あ、やば!」カキカキ
--
-
--昼休み--
エレン(よし...昼休みだ...ここで友達を!)チラッ
エレン(...あ、あれ?俺以外の奴ら全員グループで...あ、そうか...遠くから来てるの俺だけだから、俺以外の奴らは中学から一緒で...)
エレン「はぁ...」
ヒストリア「...」モグモグ
エレン「...」(そういえばこいつ俺と同じ駅から乗ってたな...)
ヒストリア「友達はできた?」
エレン「...できねぇよ」
ヒストリア「そう」
エレン「はぁ...飯食うか...」カパッ
ヒストリア「...以外」
エレン「なにが」
ヒストリア「あなたの事だから、どうせコンビニ飯かと思ったけど...手作り弁当なんだね」
エレン「コンビニ飯をどうせとか言うなよ」
ヒストリア「お母さん?」
エレン「いや、母さんより俺の方が起きるの早いから自分で作ってるんだよ」
ヒストリア「...」
エレン「なんだよ...そのハトが豆鉄砲くらったような...」
ヒストリア「いや...本当に以外だったから...自分でご飯作れるんだね」
エレン「ある程度の事は出来るよ」
ヒストリア「へー...」
エレン「はぁ...」(結局一日目は友達出来そうにないな...)モグモグ
ヒストリア「...」モグモグ
エレン「...お前名前なんて言うんだ?」
ヒストリア「先生が私の名前呼んでたでしょ」
エレン「え?そうか?」
ヒストリア「そうよ」
エレン「そうだったかな...全然記憶にない...」
ヒストリア「...」
エレン「名前なんて言うんだ?」
ヒストリア「教えない」
エレン「...エリザベス?」
ヒストリア「違う、そんなアイルランドの女王みたいな名前じゃない」
エレン「ヒントくれよ」
ヒストリア「なんでそんなに名前知りたがるの...」
エレン「なんか寂しいだろ」
ヒストリア「...最初の文字は”ヒ”」
エレン「ヒ...ヒエラポリス?」
ヒストリア「そんなトルコ南西部にありそうな古代都市みたいな名前じゃない」
エレン「うーん...ヒストリア」
ヒストリア「...正解」
エレン「黒海沿岸の貿易の拠点として栄えた町みたいな名前してるな」
ヒストリア「ごめんなさい、何を言ってるのかさっぱりわからない」
エレン「お前が今までにそんな言い方してから俺も言ったんだが...」
ヒストリア「...あなたは、エレン?」
エレン「お、よく知ってるな」
ヒストリア「先生が言ってたからね」
エレン「そうだったか?」
ヒストリア「エレン君、静かにしないとその口縫い合わすぞ...って」
エレン「そう言えば...ってそんな怖そうな表現先生してなかっただろ」
ヒストリア「そうだっけ?」
エレン「...はぁ...いまいちお前のキャラが掴めねぇよ...」
ヒストリア「エレン、よろしくね」
エレン「おい、無視するなよ」
ヒストリア「...」
エレン「...よろしくな、ヒストリア」
--
-
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- 27 : 2018/10/13(土) 22:14:54 :
- ・_・
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- 28 : 2018/10/13(土) 22:18:28 :
- このヒスちゃんクリスタからヒストリアを名乗り初めたばかりの頃のヒスちゃんと似たような雰囲気だね
期待だよぉ
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- 30 : 2018/10/16(火) 21:20:43 :
結局...今日は友達が一人もできないまま...。
いや、正確には一人出来たのか?
なんかこの、ちっこい金髪のチビッ子...。
ヒストリア「...」
エレン「...あのさ」
ヒストリア「なに」
エレン「まあ確かに...俺たちは同じ駅で降りるから同じ電車に乗るのは当たり前だけどさ...」
ヒストリア「うん」
エレン「なんというか...無意識って言うか...流れでこうなっちまったけど...」
ヒストリア「...」
隣同士で座って...しかもめっちゃ距離が近い...。
エレン「...レイスさん」
ヒストリア「なに?」
エレン「普段からそんなそっけない感じなのか?それとも、今朝の事が理由でそんなそっけない態度なのか?」
ヒストリア「別にそんな事考えてないけど...そっけなかった?」
あ、これはこいつの”素”なのか...。
ヒストリア「まだ慣れてないから...少し緊張してるっていうか...」
エレン「高校生活にか?」
ヒストリア「それもあるけど...新しい街に」
エレン「新しい街?...あっ、そう言えば今朝電車に乗るとき、初めてレイスさんの事見たな...あれか?引っ越してきたのか?」
ヒストリア「うん」
エレン「だからか...」
ヒストリア「イェーガーはどうしてこんな遠い所の高校に?」
エレン「特に理由はないけど...まあ周りが緑に囲まれてて...そんなところで新しい人と関われたらいいなって」
ヒストリア「...友達一人もできてなかったけど」
エレン「うっ...そういうレイスさんはなんでこんな遠い高校に来たんだよ」
ヒストリア「...なんとなく」
エレン「...ふーん」
ヒストリア「あ、ごめん間違えた」
エレン「ん?」
ヒストリア「友達、出来てたね」
エレン「...そうだな」
ヒストリア「嬉しい?」
エレン「なんだよその質問...まあ...嬉しいよ」
ヒストリア「...後一時間あるね」
エレン「長いなー...」
ヒストリア「眠たい...」
エレン「...」
--
-
エレン「スー...スー...」
ヒストリア「...」
エレン「スー...スー...」
ヒストリア「...重い」ボソッ
こういうのって普通女が男にもたれかかるものでしょ...なのに...なんで...。
ヒストリア「...自立しないのかな」グイッ
エレン「ん~...」ドサッ
ヒストリア「あっ」
ヤバイ...自立するかと思ってちょっと大勢無理やり戻したら反対側に倒れちゃった...。
周りのお客さんの迷惑になっちゃう...。
えっと...じゃあエレンを起こして...」
ヒストリア「んー...!!」グイー
エレン「スー...スー...」グラグラ
ヒストリア「...自立しない」
--
-
エレン「スー...スー...」
ヒストリア「結局...私が頭を貸すことに...」
というかまず、私とイェーガーの身長差が結構あるせいで、普通肩に来るはずのイェーガーの頭が、むかつく事に私の頭の上に...。
ヒストリア「...クソが」
こんな不快な気持ちにさせられたのはいつ以来だろうか...。
--
-
ヒストリア「...ねぇ、ちょっと」
エレン「んあ?」ムクッ
ヒストリア「着いたよ」
エレン「あ...あぁ...」ポケー
ヒストリア「ほら、立てって」
エレン「うん...」スクッ
ヒストリア「寝起きだからってそんなフラフラしないでよ...ほら、ちゃんとして」
エレン「...首が痛い」
ヒストリア「そう」
エレン「...」
--
-
-
- 31 : 2018/10/17(水) 00:10:34 :
- キットネチガエルニトリツカレテルンダヨ(棒)
↑古い
期待
いいなーこんな生活
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- 32 : 2018/10/25(木) 20:27:06 :
- わぁーすごーく期待!(語彙力)
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- 33 : 2018/11/04(日) 19:27:38 :
- 詳しい理由は言えませんが、ssの投稿一時やめさせてもらいます。
帰ってきたらまた更新再開しますが、帰ってくる可能性は凄く低いと思います。
放置という形になります。
申し訳ございません。
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- 34 : 2019/01/17(木) 01:12:46 :
- 今までの会話から皆が違和感を感じているのはわかっている。
そう、なんで俺とレイスさんがお互いをラストネームで呼び合っているかだ。
最初はファーストネームでの自己紹介をしていたが、なんかこのチビッ子が、「ラストネームで呼び合いましょ」なんて友達らしからぬ事を言ってきたのだ。
全く、照れ屋なのかな?可愛い奴め。
ヒストリア「イェーガーうるさい」
エレン「心を読まないでくれ、怖いだろ」
ヒストリア「声にでてた」
エレン「...すまん」
俺って独り言激しい感じの痛い奴なのかな...。
少し不安になる。
エレン「レイスさん、家どこらへんなんだ?」
その質問に返事はなく。
ただ返されたのは、口を引く突かせて眉間にしわを寄せて心の底から嫌だと思っている顔だった。
エレン「あ...いや...嫌ならいいんだ」
ヒストリア「...そこの突き当りを右に曲がって二つ目の交差点を左に曲がって500メートル直進しt「わかった、いわなくていい」
ヒストリア「...そう」
エレン「でもそんな遠いんだったら自転車でくればいいのに」
ヒストリア「持ってない」
エレン「...貸してやろうか?」
ヒストリア「え?」
エレン「いや、さっきの聞く限りだと俺より家が遠いみたいだし、俺はもともと歩きで駅まで行こうと考えてたからさ」
ヒストリア「...借りができちゃう」
エレン「気にするなよ、それともレイスさんはあれか?借りは必ず返すとか、そんな固い感じの奴なのか?」
ヒストリア「...」
エレン「...何か言えよ...」
ヒストリア「...エレンがいいなら」
エレン「よし、じゃあ今から俺んちに来いよ」
ヒストリア「わかった」
---
--
-
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- 35 : 2019/01/17(木) 23:11:59 :
- エレン「黒色だけど、まあいいだろ」
ヒストリア「うん」
エレン「じゃあ椅子の高さも合わして...よし、じゃあ乗ってみろよ」
レイスさんがハンドルに手をかけ、サドルをまたぐ。
うん、黒色似合うな、結構。
エレン「じゃあレイスさん、また明日」
ヒストリア「うん、また」
- キコキコキコキコ...コテン -
エレン「...」
ヒストリア「...」
何が起きたのか、もうこの効果音でわかるだろう。
エレン(こいつ...)
ヒストリア(私...)
エレヒス(自転車乗れないのかよ!)
---
--
-
-
- 36 : 2019/01/19(土) 00:25:53 :
- また書き始めたんですね
頑張ってください!!!!
毎日見にきます!!!!
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- 37 : 2019/01/19(土) 23:21:20 :
- >>36 はやさん
頑張ります!
ありがとうございます!(`・ω・´)
-
- 38 : 2019/01/19(土) 23:21:23 :
- エレン「じゃあ後ろ押さえとくから」
というわけで、今の現状を説明すると。
心優しいエレンさんはレイスさんの家が駅からだいぶ離れているという事を知る。
心優しいエレンさんはそれをかわいそうと思いレイスさんに自転車を貸してあげる。
でも肝心のレイスさんは自転車が乗れないことが判明!
もう歩きでいいと言うレイスさん!
今から公園で練習しようと言う心優しいエレンさん!
...その結果。
位置情報:公園
エレン(勝った)
ヒストリア「離さないでよ」
エレン「おう」
後ろから自転車を乗っているヒストリアを見ていると、娘ができたらこんな感じなんだろうな、というなんとも温かい気持ちになる。
でもまあ、後ろ掴んでるから乗れるのは当たり前だよな...。
こういうのって徐々に手を離していくんだよな。
少しづつ手を離す。
一秒...二秒...三秒...そうやって離す時間を多くしていく。
エレン「おぉ...」
ヒストリア「...」
まだフラフラしているが、でも何とかこけないくらいまでになった。
エレン「ヒストリア」
ヒストリア「?」
イェーガーの声が聞こえる。
でも、おかしい。今イェーガーは自転車の後ろで支えてくれてるはず、なのに結構遠くから...。
私はハンドルを少しきりながら後ろを振り返ると、結構遠くでイェーガーが立っていた。
--コテンッ--
エレン「お、おい、大丈夫か?」
イェーガー駆け寄ってきた。
私が倒れて心配そうに駆け寄ってきてくれるくらいなら最初から掴んでてほしい物だ。
ヒストリア「離さないでよ」
エレン「え?...あ、お前気づいてなかったのか?」
気づいていない?
エレン「俺だいぶ前から手離してたけど...」
ヒストリア「?」
エレン「あそこから、あそこまで、お前が一人で漕いだんだよ」
にわかには信じがたいが、確かに私が振り向いた時にはイェーガーは遠くに...。
エレン「よかったな、レイスさん!」
ヒストリア「...うん」
なんで彼は、まるで自分の事のように、そんなに喜んでいるんだろう。変な人。
エレン「よし!じゃあこの調子で俺んちの前まで帰るぞ!」
ヒストリア「え、ちょっと...」
エレン「俺と競争だ!よーい...ドンッ!」
そう言うと彼は全力疾走で私を置いて、公園から去っていた。
ヒストリア「...変な人」
--
-
エレン「ぜぇ...はぁ...」
ヒストリア「いえーい。勝った。」
エレン「そんな...はぁ...心のこもってない..はぁ...喜び方してるやつ...初めて見たよ...」
畜生。この勝負、勝つつもりでいたんだが普通に負けた。
自転車今日乗れるようになったくせに、生意気な奴だ。
ヒストリア「今日はありがとう」
エレン「...おう」
ヒストリア「じゃあまた明日」
エレン「あぁ、また明日」
用が終わったらすぐに帰るんだもんな...可愛げが無い奴だ。
エレン「汗かいちまった...シャワー浴びよ」
「エレン」
背後から至近距離で俺を呼ぶ声が聞こえた。
俺以外の奴ならビックリするだろうな。
こんな冷たい凍るような声で急に背後から声が聞こえるんだから。
だが俺はもう慣れている。この気配を消して急に背後から声をかけてくる奴は一人しかいない。
エレン「よう、帰ったのか」
ミカサ「うん」
俺の妹のミカサだ。
エレン「どうだった、新しいクラスは」
ミカサ「またアルミンと一緒」
エレン「お、そりゃよかったな!」
ミカサ「うん、エレンは高校生活どうだった?」
エレン「うーん...周り知らない奴ばっかりだし...」
ミカサ「でもボッチじゃないみたい」
エレン「...あ、見てたのか」
ミカサ「うん」
エレン「?でもお前俺の後ろいたんだよな」
ミカサ「うん」
エレン(じゃあヒストリアはなんでこいつに触れなかったんだ?それともミカサ、もう視界に入っていても気配を消すことが...)
ミカサ「でも変なひとだったね、私と目あってるのに話しかけてこないんだもん」
エレン「気づいていたのにか...」
ミカサ「...じゃあエレン、はやく家入ろう」
エレン「あぁ」
ミカサ「少し臭う」
エレン「さっき走ったからな」
---
--
-
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- 39 : 2019/01/20(日) 19:05:07 :
朝、駅のホームに向かうと、駐輪所に黒色の、鍵が刺したままの自転車が止まっていた。
エレン(あいつもう着てるのか...というか、鍵刺しっぱなしだし...ちゃんと注意しておかないとな)
自転車の鍵を抜いて、改札を抜けると、昨日と同じ場所に立っていた。
遠くから見ているせいか、本当に小さく見える。
エレン「レイスさん」
ヒストリア「おはよ」
エレン「おはよう、レイスさん、自転車の鍵抜いとかないと取られるぞ」
ヒストリア「あっ」
エレン「あ、大丈夫、もう抜いてきてるから、...ほら」
ヒストリア「ありがと」
エレン「気にするな、でも次からは気をつけろよ」
ヒストリア「うん」
話すことが無くなってしまった。
まあ別に、そんな無理して話すこともないか...とりあえず、早く友達を作らないとな。
警笛とともに、電車が来る。
丁度俺の前でドアが止まった。
少しラッキーと思いながら前に進もうと思ったら、目の前にちっこいのが割り込んできた。
エレン「あのな...」
ヒストリア「私の方が先に来てた」
エレン「はいはい」
--
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エレン「で...」
ヒストリア「...」
エレン「なんで隣に座るんだよ」
ヒストリア「この電車、人がいっぱい乗るから、最初から詰めて乗った方がいい」
エレン「...それもそうだな」
ヒストリア「寝ないでよ」
エレン「無理言うなよ、寝起きだし、電車の揺れでも眠たくなるんだから」
ヒストリア「寝るなら後ろにもたれて寝てよ」
エレン「はいはい、わかってますよ」
--
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エレン「くかー...」
ヒストリア「...ちっ、重い」ボソッ
この男は何をわかったのだろうか。
結局昨日と一緒になってしまった。
嫌なんだよね、これ。
重たいし、首も痛くなるし、何より周りの目が痛い。
今だって私の前に座ってるきゃぴきゃぴしてるJK二人組がこっち指差してるし。
おいやめろ、写真を撮るんじゃない。
そう言うのは肖像権侵害とかなんとかって言うんだぞ。
まあそんな事言う勇気もなく、こうやってこの場に流されてるんだけど...。
ヒストリア「はぁ...重たい...」
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エレン「んが...」
ヒストリア「起きた?」
エレン「あ、あぁ...あっわりぃ、枕にしてたか」
ヒストリア「今度からやめてよ」
エレン「善処する」
信用できない。
ヒストリア「もう次の駅だからね」
エレン「あぁ」
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- 40 : 2019/01/21(月) 00:12:12 :
- こっちは純愛と対象的だね
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- 41 : 2019/01/21(月) 00:25:47 :
- >>40 江礼比住さん
ですねぇ(●´ω`●)
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- 42 : 2019/01/22(火) 16:54:48 :
- 確かに対称的だけどこっちのエレヒスも良い!!!
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- 43 : 2019/01/22(火) 21:08:11 :
- >>42 Lialさん応援隊さん
ありがとうございます!!(`・ω・´)
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- 44 : 2019/01/22(火) 21:08:16 :
入学から一週間。
相変わらず俺はクラスに馴染めず、レイスさんと二人でボッチ飯?をする仲だ。
もしかして、もしかしてだけど。
俺とレイスさん。二人組のグループ、というかペアと思われてね?
この状況はまずい。俺とレイスさんがペアと認知されてしまったら最後、俺の高校青春ライフは約束されない。
唯一この状況を打破する作戦...それは...。
グループ同士の交流!
交流を続けることによって、二つのグループは一つになる!
よし、行けるぞ。
じゃあ早速。
エレン「レイスさん、他のひt「いやだ」
エレン「」ズーン...
食い気味で断られた。
ひどすぎる。
ヒストリア「そんなに友達が欲しいなら一人でいきなよ」
エレン「いや、俺とお前はもうペアなんだ」
ヒストリア「?」
エレン「今更お前を一人にできない」
ヒストリア「は?」
エレン「だから俺t「ちょ、ちょっとまって」
エレン「どうした?」
ヒストリア「何を言ってるの?」
エレン「だから友達作ろうって...」
ヒストリア(あ、これ無自覚で言ってるやつだ)
ヒストリア「やっぱり何でもない」
エレン「?...そうか」
ヒストリア「まあとりあえず、これからは教室でそういう話はしない方がいい」
エレン「なんでだ?」
ヒストリア「...もっと話しかけられなくなるよ」
エレン「?、なんでだよ」
ヒストリア「勘違いする人がいるから」
エレン「?」
---
--
-
エレン「うーん...」
さっぱりわからない。
何を勘違いするんだ?誰が勘違いするんだ?
レイスさんは難しい事ばっかり言うな...。
というかレイスさんは友達が欲しくないのだろうか。
友達が欲しいにしては非協力的過ぎるんだよな。
こういう事は一度聞いてみるべきだろうか。
エレン「レイスさん」
ヒストリア「スー...スー...」
寝てる...授業中なのに...。
エレン「おい、レイスさん起きろよ、怒られるぞ」
ヒストリア「んー...うるさい...」クルッ
さっきまでこっちを向いて寝てたのにそっぽを向いてしまった。
というかうるさいって、起こしてやってるのに...。
どうしたものか...。
おっ、閃いてしまった。教科書を机の中に入れて...。
エレン「先生、教科書を忘れてしまったのでレイスさんに見せてもらっていいですか?」
ヒストリア「んえ?」ムクッ
先生「忘れ物か?次からはちゃんと持って来いよ」
エレン「了解っす、持ってきます」
机をレイスさんの机とくっつける。
ヒストリア「...寝たいんだけど」
エレン「授業中だろ」
ヒストリア「...起こさないでよ」
エレン「教科書見たいから枕にするなよ」グイッ
ヒストリア「ちょっと、引っ張らないでよ」
エレン「ほら、教科書見るぞ」
ヒストリア「...」
エレン「そんな嫌そうな顔するなよ」
ヒストリア「いやだもん」
エレン「なんでそんなに寝たいんだよ...というか今思ったら、お前ほとんどの授業寝てるな」
ヒストリア「眠たいもん」
エレン「なんでそんなに眠いんだよ」
ヒストリア「眠いのに理由とかあるの?」
エレン「あるだろ」
ヒストリア「強いて言うなら...眠いから」
エレン「...そか」
ヒストリア「おやすみ」
エレン「待てよ」
ヒストリア「寝顔見ないでよ」
エレン「...」
本当に寝始めた...。
何とかして起こさないとレイスさんが先生に怒られるよな...。
---
--
-
-
- 45 : 2019/01/22(火) 23:37:42 :
- 大丈夫
俺も体だるくて理科の授業寝てたけど怒られてない
内申点も5を切ったことがない
だから大丈夫だ!w
-
- 46 : 2019/01/23(水) 17:34:10 :
- >>45 江礼比住さん
私もたまに寝てしまうときあるけど怒られない!
-
- 47 : 2019/01/23(水) 17:34:29 :
取り敢えず最初はしつこく声かけることにした。
ボディタッチはちょっとこの年齢になるとまずい事になるってミカサから聞いたからな。
エレン「レイスさん」
返事がない、ただの屍のようだ。
いや、違う、そうじゃない。
エレン「レイスさん、レイスさん、レイスさん、レイスさん、レイスさん...」
起きない。
聞こえるのは彼女の寝息のみ。
スースーと気持ちよさそうな寝息が聞こえる。
するか...?ボディタッチ...?
取り敢えず肩を揺らす...いや、なにもボディじゃなくていいじゃないか、机を揺らそう。
グラグラグラグラ。
ヒストリア「スー...スー...」
うん、起きないな。
じゃあ次は椅子を...。
---
--
-
エレン「レイスさん、授業ちゃんと受けないと怒られるぞ」
ヒストリア「ごめん、所でなんで私たちは机をくっつけてランチを一緒に食べてるの」
エレン「おかしなこという奴だな、ランチなら毎日一緒に食べてるだろ」
ヒストリア「違う、ここでは机をくっつけてることを聞いてる」
エレン「レイスさん、さっきの授業の事覚えてないのか?」
ヒストリア「...もういい」
エレン「うぇ、トマト入ってる...」
ヒストリア「自分で弁当作ってるんじゃなかったの?」
エレン「いや、今日はお母さんが早起きして作ってくれたんだ」
ヒストリア「そう」
エレン「トマト嫌いなんだよな...レイスさん、トマト食える?」
ヒストリア「食べれる」
エレン「おー、助かるよ」
ヒストリア「私が食べるの?」
エレン「はい」
ヒストリア「...自分で食べれる」
エレン「おいおい、箸渡しはダメなんだぞ、口開けろ」
ヒストリア「...はぁ...あー...」
エレン「はい、、、どうだ?うまいか?」
ヒストリア「おいしい」
エレン「トマトおいしいかな...」
「あの...」
エレヒス「んえ?」
「エレン君とヒストリアさん、ちょっといいかな...」
エレン(と、友達になりましょうってことかぁぁぁぁ!!きたぁぁぁぁぁ!)
ヒストリア(まだわからないでしょ...)
「あのね、ヒストリアさん、ちょっと来てもらっていいかな...」
ヒストリア「え?私?」
エレン「え?!お、俺は...」
「エレン君、君はこっち」
エレン「え?」
俺が呼ばれたのは3人の男のグループだった。
---
--
-
-
- 48 : 2019/01/23(水) 17:34:33 :
「ヒストリアさん!」
壁ドンをされた。びっくりした。
私の最初で最後の壁ドン経験が女の子だなんて。
「ヒストリアさんって、エレン君と付き合ってるの?」
ヒストリア「...ふぇ?」
思わず変な声が出てしまった。
「ど、どうなの...かな...」
この子の顔は...恋してる顔だ!
しかも壁ドンをしてる子と、後ろでこっち見てる二人も、恋してる顔だ!!
私は確信した。この三人はイェーガーに恋してる。
おかしなこともあるんだね...。
「ヒストリアさん?」
おっと、早く答えないと不審がられる。
ヒストリア「付き合ってないよ」
「じゃ、じゃあ、ただの友達?」
ヒストリア「はい、そうです」
「なるほど...」
あれ?そこは好きな人が付き合っていないってわかったから喜ぶところじゃ?
「実は私達、エレン君と友達になりたいんだ」
ヒストリア「...?」
なんで?その疑問が浮かんだ。
イェーガーのどこを見て友達になりたいと思うんだろう...。
ヒストリア「なんで?」
「だって、彼すっごく面白そうじゃん」
ヒストリア「?」
「エレン君と一緒にいるレイスさん、すっごく楽しそうだしね」
ヒストリア「えっ」
「だからお願い!友達になるのに協力して!」
ヒストリア「じ、自分で...行かないの?」
「いや...それが...いい人ってわかってるんだけど、顔が...」
ヒストリア「あー...」
確かにエレンは釣り目で結構、眼力があるから...怖い?のかな?
ヒストリア「うん、いいよ」
「やった!ありがとうヒストリアさん!」
「よかったー...でもヒストリアさんってエレン君と付き合ってなかったんだね」
「ねー、てっきり付き合ってるものだと」
ヒストリア「えっと...なんでか聞いても...」
「だって、入学してきた時からエレン君と話してるし」
「登下校も一緒だし」
「授業中もイチャイチャ?してる感じがあるし...」
「あーんもしてたしね」
ヒストリア(見られてたんだ...)
「まあ一番はあの写真だよね」
ヒストリア「?写真?」
「ん?知らない?」
ヒストリア「知らない」
「ちょっとまってねー...」
写真?写真ってなんだ?
私とイェーガーが付き合てる...みたいな写真?...なんだそれは...人違いじゃ...。
「あ、これこれ」
ヒストリア「...あっ」
「電車で寄り添って?寝てる二人」
ヒストリア「ど、どどどどどど、どうしてそれをぉ...」
「アハハ、ヒストリアさん動揺しすぎ!」
なぜこの写真が...ハッ!あの時のJK二人組に撮られた写真!!
「私の中学の頃の友達がネットに上げてたんだー」
人の写真を許可もなくネットに...なんと常識のない子!
「ほらこれ」
ヒストリア「えと...電車内で可愛い身長差カップルを見つけた!こういうの憧れるなぁ...」
なんと頭の悪そうな...。
「もしかして嫌だった?」
私は激しく首を縦に振る。
「まあそりゃそうか、勝手に写真上げられたらね...じゃあ私から言っとくよ」
ヒストリア「うん...ありがと...」
「じゃあヒストリアさん、これから協力よろしくね!」
ヒストリア「う、うん」
「じゃあまたね、ヒストリアさん!」
ヒストリア「うん、バイバイ」タッタッタッ...
「...」
「...」
「...」
「待って!!可愛すぎない!!」
「ヤバイ...鼻血をすするのに全精力をつぎ込んでた...」
「最後らへんずっともじもじして...尊い...」
「これからヒストリアさんと協力プレイ...あ、鼻血が...」
「しかも最後...バイバイって手振ってくれて...」
「可愛すぎるよ...」
---
--
-
-
- 49 : 2019/01/23(水) 21:04:59 :
- 何があった・・・
-
- 50 : 2019/01/23(水) 22:04:35 :
- >>49 江礼比住さん
本当に何があったのか...この三人はヒスちゃんの事が...好き?
-
- 51 : 2019/01/24(木) 17:32:54 :
- 「エレン君!」
壁ドンをされた。びっくりした。
俺の最初で最後の壁ドン経験が男だなんて。
どうせなら高身長のお姉さん系の人に壁ドンを...。
「エレン君って、ヒストリアさんと付き合ってるの?」
エレン「...はぁ?」
俺とレイスさんが?なんで?
「ど、どうなのかな...」
エレン「いや...友達だけど...」
「よかった...」
「ほっ...」
エレン「えと...」
「実は俺達、ヒストリアさんと仲良くなりたいんだけど、その...」
エレン「?」
「エレン君には悪いんだけど...その、エレン君が怖くてなかなか...」
エレン「え?」
俺が怖い?
凄い、ここまで話して「なんで?」と思う事がいっぱいあり過ぎてすごい。
というか。レイスさんと仲良くなりたくて...?
つまり俺と友達になりたいわけじゃなくて...レイスさんと友達になりたいがために...。
エレン「はぁ...」
「それでエレン君!僕たちの為に場所をというか...仲良くなれる機会を作ってくれないかな...?」
エレン「はい...いいよ...」
「やった!ありがとうエレン君!」
「いやあ、でもエレン君とヒストリアさんが付き合ってないのに驚きだよ...」
エレン「...あのさ、どうして俺とレイスさんが付き合ってると?」
「え?だっていっつも授業中喋ってて」
「登下校一緒で」
「お弁当をあーんしてて」
「電車で寄り添って寝てたりとか...」
エレン「え?電車?」
なんでそのことを...。
※以下略
---
--
-
ヒストリア「イェーガー」
エレン「レイスさん」
エレヒス「明日のお昼休み」
ヒストリア「あの子達とお昼一緒に食べてあげて」
エレン「あいつらと一緒に昼食べてやってくれ」
エレヒス「え?」
---
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-
-
- 52 : 2019/01/24(木) 18:57:59 :
- www
話が交差したwww
期待です
-
- 53 : 2019/01/26(土) 02:36:18 :
- >>52 名無しさん
期待ありがとうございます!(●´ω`●)
-
- 54 : 2019/01/26(土) 03:02:46 :
エレン「レイスさん、見てくれ」
ヒストリア「...何これ」
エレン「これは『チュイッター』って奴だ」
ヒストリア「えすえぬえす」
エレン「その通り」
ヒストリア「それが?」
エレン「俺もやろうと思ってな」
ヒストリア「へー」
エレン「レイスさんもやるんだよ」
ヒストリア「なんで」
エレン「えっとね...これ見てみ」
ヒストリア「...イェーガーが私を枕にしてる写真」
エレン「その通り、これが勝手にネット上に上げられてた」
ヒストリア「知ってる」
エレン「大丈夫、レイスさんが知ってる事を俺は知っていた」
ヒストリア「...」
エレン「で、今後この様な事が起きないためには何をすればいいのか」
ヒストリア「うん」
エレン「それは俺たちがネットを理解すればいいと思う」
ヒストリア「うん...?」
エレン「というわけで登録した」
ヒストリア「...うん」
エレン「はい、スマホ貸して」
ヒストリア「はい」
エレン「えっと...これをインストールして...」
ヒストリア「...」
エレン「メールアドレスは...ErenPKPK0330...」
ヒストリア(単純...PKPKってなんだ...というかイェーガーの誕生日絶対3月30日だ)
エレン「登録完了っと...ん?」
ヒストリア「どうしたの?」
エレン「なんか俺のアカウントと...ほら」
ヒストリア「一緒...」
エレン「...なんでだ?」
ヒストリア「メアド...」
エレン「あ、そうか」
ヒストリア「バカじゃん」
エレン「どうする」
ヒストリア「ログアウト...?」
エレン「ま、待ってくれよ、レイスさんがログアウトしたら俺のまで消えるとか...」
ヒストリア「...消えるの?」
エレン「わからんけど...少しでも可能性があるなら...」
ヒストリア「...じゃあこのまま?」
エレン「共有か...」
ヒストリア「...」
エレン「名前は...『エレン&レイスさん』っと...」
ヒストリア「おかしい」
エレン「え?」
ヒストリア「イェーガーだけファーストネームでなんで私はさん付けだしラストネームなの」
エレン「...『イェーガー&レイス』?」
ヒストリア「いや、せっかくなんだしここはファーストネームで」
『エレン&ヒストリア』
エレン「こうか?」
ヒストリア「うん」
と言わけで、エレンとヒストリアは『チュイッター』を共有アカウントでやることになりました。
ヒストリア「なんか気持ち悪い...」
エレン「ひどい」
---
--
-
-
- 55 : 2019/01/26(土) 12:23:48 :
- いいなー共有垢を作る人がいるなんて
-
- 56 : 2019/01/26(土) 19:36:27 :
- おもしろい…!
期待です!
-
- 57 : 2019/01/26(土) 22:42:55 :
エレン「チュイッターって何呟いたらいいんだ?」
ヒストリア「知らない」
エレン「うーん...皆は日常で起こった出来事をただ呟いてるだけだな」
ヒストリア「...」ポチポチ
俺の話を聞いたのか、レイスさんがスマホを手に取り何かを打ち込み始めた。
なんて呟いたのか...どれどれ...。
『イェーガーと電車で帰ってるなう byヒストリア」
なるほど、こんな感じで今の状況を知らせるわけか。
最後に”by”を付けることで俺とレイスさんどっちが呟いてるのか分かるってわけだ。頭いいな。
エレン「でも...フォロワーがいないな」
ヒストリア「今日話しかけてきた人たちに教えてもらうのは」
エレン「なるほど、少なくとも6人のフォロー、フォロワーができるな」
ヒストリア「イェーガーも何か呟いたら」
エレン「え?でもレイスさんがさっき呟いたしな」
ヒストリア「前に起きた出来事とか」
エレン「...なるほど」ポチポチ
『男に壁ドンされてビックリした byイェーガー』
ヒストリア「何してるの?」
エレン「びっくりした」
---
--
-
今日のお昼は女子三人と食べることになっている。
話だけ聞くととんだハーレムイベントだが、正直最初は男友達が欲しかった。
俺の同級にミカサの友達のアルミンみたいな奴が欲しかった。
エレン「じゃあレイスさん、俺は向こうの人達と食べてくるな」
ヒストリア「うん」
--
-
今日は男の子三人と食べることになっている。
というか、”なっていた”たが、これはどういう状況だ。
「ヒストリアさん!この弁当は手作りですか!」
ヒストリア「お、お母さん...」
なんか...10人くらいに増えてる!!
イェーガーが言ってたのは3人だけだったのに...なぜだ...。
「「「ヒストリアさん!!」」」
非常にうるさい。
「ヒストリアさん全然食べてないじゃないですか!食欲がないんですか!?」
違う。お前らが質問責めしてきてそれに答えてるから食べるタイミングがないんだ。
分かってくれ。
---
--
-
「エレン君ってヒストリアさんと仲いいよねー」
エレン「え、いや、そんな事ないですけど...」
「えー、だってずっと一緒だしねー」
「ねー」
エレン「そ、そうか...?」
畜生!!上手く話せない!!
こんなキャピキャピした女子と話すのに慣れていないんだ。
レイスさんみたいな根暗な感じの奴と話す方が全然楽だ...しんどい...。
「あ、そう言えばエレン君チュイッターやってるらしいじゃん!」
エレン「あ、あぁ、一応...」
「教えてよ!ヒストリアさんに聞いたらなんか出し渋ってさ...」
「それで、エレン君から聞いてって」
エレン「えっと...はい、これ」
「ありがとー...ん?『エレン&ヒストリア』...?」
「これって...」
「つまり...共有垢?」
俺は察した、どうしてレイスさんが出し渋った挙句、俺に教えてもらえと言ったのか。
それは...これから質問責めにあうからだ。
--
-
エレヒス「はあぁぁぁ......」
エレン(どっと疲れた...なんか最後らへんレイスさんと俺の話で盛り上がってて俺愛想笑いしかできなかったし...)
ヒストリア(疲れた...最後お弁当口の中にかきこんだせいでお腹痛いし...しかもイェーガーとのことであんなに質問されるなんて...)
エレン「...レイスさん」
ヒストリア「なに」
腕枕に顔を埋めた状態で返事が返ってくる。
エレン「これからは二人でお昼食べよう」
ヒストリア「...うん」
--
-
-
- 58 : 2019/01/26(土) 22:43:04 :
~この後の話~
--授業中--
ヒストリア「ぐおぉぉぉぉ...」
エレン「えっと...どうした?そんな腹押さえて...」
ヒストリア「じ、じにぅ...」
エレン「...生理ってやつか?」
ヒストリア「〇すぞ...」
エレン「し、心配してるんだよ」
ヒストリア「あ、やばい...トイレ...」ふらふら~
エレン「お、おい、先生に言ってから...」
俺が言い終わる前に教室から出て行ってしまった。
ヒストリア「ぐおぉぉ...」
お昼最後に弁当を一気にかきこんんだから胃がびっくりしたんだ...。
お腹は痛くなるし、イェーガーには生理と勘違いされるし...。
今度からはあの連中とは絶対食べない...
ヒストリア「おぇ...」
~チュイッター~
エレン「フォロワーが...!」
ヒストリア「111人」
エレン「ネットの拡散力ってすごい...」
ヒストリア「何かちゅいーと」
エレン「そうだな!」
『フォロワー111人ありがとう! byエレン』
エレン「よし!!」
ヒストリア「フォロワー1人減ったよ」
---
--
-
-
- 60 : 2019/01/26(土) 23:14:20 :
- 最後、フォロワー一人減ったのは流石に笑たw
-
- 61 : 2019/01/26(土) 23:37:29 :
- >>59
俺にはそんな友達がいないんだよぉ〜(泣)
なんせ親にSNSは炎上とかしたときに面倒だからとかいう理由で制限されてるし
(↑でもしれっとTwitterとかLineとかブログとか使う俺氏)
-
- 62 : 2019/01/27(日) 18:58:17 :
>>61 マサフィーさん
な、なんと...それは失礼な事をお聞きしました...
すいません(-_-;)
-
- 63 : 2019/01/27(日) 18:59:18 :
エレン「あれ?アルミン来てたのか」
アルミン「あ、お邪魔してます!」
エレン「でも...ミカサは?」
アルミン「なんかお菓子がないから買ってくるって言ってて...僕も行くって言ったんだけど、私が一人で走って行った方が早いって...」
エレン「あー...なるほどな」
アルミン「エレンさんは今日はお出かけしないんですか?」
エレン「俺?」
アルミン「はい、中学の時は休みの日、ほとんど出かけてましたよね?」
エレン「えっと...」
中学の時は周りに友達が多かったからよくそいつらと遊びに行っていた。
だが、高校に上がってから友達が一人もいな...いや、一人しかいないから遊びにも行けない。
中学の時の友達と関係がないわけではないが、そいつらは新しく高校で出来た友達と遊びに行っている。
アルミン「...もしかして僕...聞いたらまずい事聞いてしまいましたか...?」
エレン「あ、いや...」
ヤバイ!変な空気になる!絶対アルミン、今俺に友達がいないと思っている!これはまずい!
ここは...。
エレン「あー...そうだったー、今日は友達が遊びに来るんだったー」
アルミン「あ、そうなんですね!」
よし、元気が戻った!といより...とっさに嘘をついてしまった...。
かくなる上は、奴を呼ぶしかないようだ...。
でも、どうやって呼ぼうか...LENEも知らないから連絡のしようがない。
エレン「うーん...」
アルミン「エレンさん?」
エレン「あ!そうだ!」
アルミン「?」
チュイッターでチュイートすればあいつが見るかも...。
『レイスさーん、このチュイート見たら返事くれー byエレン』
よし、完璧だ。
お?早速何かチュイートしたな。
『はい byヒストリア』
『突然で悪いんだけど、今から俺の家来てくれ byエレン』
『いやだ byヒストリア』
『お願い!! byエレン』
『お菓子 byヒストリア』
『あるから来てくれ! byエレン』
『はい byヒストリア』
よしよし、何とか来てくれるようだ。
じゃあここでミカサに...。
LENEで連絡を...。
エレン『ミカサ』
ミカサ『なに』
エレン『お菓子結構多めに買ってきてくれ!』
ミカサ『お金』
エレン『払うから!』
ミカサ『はい』
なんだろう...なんか俺が話してる相手全員愛想がないような...。
---
--
-
-
- 64 : 2019/01/27(日) 18:59:22 :
--15分後--
玄関のドアが開く音がする。
エレン「お、帰ってきたみたいだな」
アルミン「そうみたいですね」
リビングのドアが開く。
俺は後ろを振り返ることなくミカサに話しかける。
エレン「ミカサ、お菓子買ってきてくれたかー?そこの机にお金置いてるからー」
「妹にお菓子をパシらせるなんて最低」
んん?なんだろう、冷めきったような声は共通しているが、ミカサの声とはまた別だ。
だが、初めて聞く声じゃない。むしろ昨日も聞いたような声が背後から聞こえる。
俺はゆっくりと、恐る恐る後ろを振り返った。
そこには想像通り、レイスさんがいた。
エレン「や、やぁ...レイスさん...早かったね...」
ミカサ「玄関でインターホン押そうとしてから入れた」
エレン「う、うん、ありがとう...」
ヒストリア「...最低」
いつもよりも冷たい視線で、冷たいトーンでこちらを睨みつけながら罵ってくる。
そんなレイスさんに必死に言い訳をする俺。
それを見つめるミカサとアルミン。
多分二人にはダサいと思われただろう。だが、ここでレイスさんとの関係を崩してしまったら本当のボッチになってしまう。
だから俺はすっごく、すっごく、床に顔が埋まるんじゃないかというくらいすごく頭を下げると同時に、それくらい下てにでた。
--
-
エレン「いやー、わかってもらえたみたいで」
ヒストリア「お菓子」
エレン「あ、ここに...」
ヒストリア「ん。...で、なんで呼ばれたの?」
エレン「いや...なんというか...アルミンにボッチと思われたくなかった...」
ヒストリア「あの金髪の子?」
エレン「あぁ」
ヒストリア「そっか、じゃあもう帰っていいの?」
エレン「待ってくれ!今帰られたらアルミンにボッチと思われたくないから呼んだだけってばれるだろ!!」
ヒストリア「声デカいから聞こえてると思うけど」
--
-
ミカサ「...」
アルミン「なんか...僕のせいで...ごめんね?」
ミカサ「大丈夫」
--
-
ヒストリア「あ、そうだ」
エレン「ん?」
ヒストリア「自転車の空気」
エレン「もう無いのか?」
ヒストリア「うん」
エレン「じゃあ入れるか」
ヒストリア「お願い」
--お外--
エレン「もうこれはレイスさんの自転車みたいなものだしさ、レイスさんが入れなよ」
ヒストリア「えっ」
エレン「どうした?」
ヒストリア「ま、まあいいけど...」
エレン「はい、じゃあ入れな」
その動作は凄く遅く、今日中に終わるのか疑問になるレベルに遅かった。
エレン「なあ、レイスさん」
ヒストリア「なに」
エレン「もっと早く空気入れないと、日が暮れる...」
ヒストリア「...わかった」
先ほどよりもだいぶ早くなった。
多分俺と同じくらいのスピードで空気を入れる。
髪の毛が乱れ、一回空気を入れる度に、力みからか少し声が漏れている。
そして、ようやく前輪の空気がいっぱいになった。
エレン「じゃあ次はこうり...」
ヒストリア「コヒュー...コヒュー...ゴホッゲホッ!!お、おぇぇ...」
エレン(か、過呼吸!!!)
まさかあれだけの作業でこんなに?!
体力に自信がねぇってレベルじゃねぇぞこれ...。
エレン「こ、後輪は俺がやっとくよ...」
ヒストリア「よ”、よ”ろ”じっゴホゴホッ!!」
エレン「あぁ...」
今度からは俺が入れてあげよう。そう思った。
--
-
-
- 65 : 2019/01/27(日) 23:33:16 :
- ヒストリアの新体力テストの結果はE以下だろうなぁ
↑俺がCということを踏まえた結果
-
- 66 : 2019/01/30(水) 02:42:59 :
- >>65 マサフィーさん
確かに...(笑)
でも本編でのヒスちゃんなら余裕でA評価ですね!!
私B評価でした!勝てました!!
-
- 67 : 2019/01/30(水) 03:34:05 :
エレン「アイス食うか?」
ヒストリア「食う」
エレン「じゃあちょっと取ってくるから適当にゴロゴロしててくれ」
ヒストリア「うい」
---
--
-
エレン「ん?なんだそれ?」
ミカサ「人生ゲーム」
アルミン「エレンさんもやります?」
エレン「あー、じゃあ後で入れさせてくれよ、それが終わったら」
ミカサ「うい」
エレン(二人で人生ゲームって楽しいのかな...)
冷凍庫を開けるといろいろな種類のアイスがある。
レイスさんが一体何を食うのかわからない...チョコのコーティングがされてるやつか...スフトクリームみたいな形の奴か...。
なんだこれ?バナナアイス?...なんかまずい事になりそうだからやめとくか...じゃあ何にすれば...。
ま、まさか!!ハーゲンダッツ?!ダメだよレイスさん!これは高いしミカサのなんだ!殺される!!
ミカサ「何してるの」
エレン「レイスさんは悪くないんだ!!ただ...食べたかっただけで...」
ミカサ「は?」
エレン「あ、なんでもない...」
ミカサ「アルミン、アイス食べる?」
アルミン「あ、うん、貰おうかな」
ミカサ「...はい、アルミンにはこれ」
エレン「ばなな...」
アルミン「わーありがとー!僕バナナすきなんだ!!」
ミカサ「私は...ハーゲンダッツ...」
エレン「...」
ミカサ「おいしぃ...」モグモグ
アルミン「おいしいね!」ペロペロ
なんだろう、バナナアイスを食べてるアルミンを見てると、レイスさんにあげなくてよかったって思うこの気持ちは何だろう。
ソフトクリームの奴でいいか。
---
--
-
エレン「もってきた...おい」
ヒストリア「ん」
確かにゴロゴロしてていいと言ったが、想像以上にゴロゴロしてた。
靴下を脱いで漫画をベッドの上で読んでいる。だらしない。
エレン「...はい、アイス」
ヒストリア「ありがと」
エレン「寝ながら食べるなよ」
ヒストリア「わかってる」
エレン「うん、甘いな」
ヒストリア「固い」
エレン「え?」
ヒストリア「ソフトクリームのソフトはどこ?」
エレン「なにいってんだ?」
ヒストリア「ソフトクリームってもっとやわらくて、まろやかで...」
エレン「それは店で食うソフトクリームだろ、スーパーとかで売られてるのは全部固いんだよ」
ヒストリア「認めない。これはソフトクリームであってソフトクリームじゃない」
エレン(何言ってんだこの人)
ヒストリア「ソフトクリーム食べに行こう」
エレン「え?」
ヒストリア「ふわふわまろやかやわらかソフトクリームを」
エレン「...今から?」
ヒストリア「うん」
エレン「えぇ...」
---
--
-
ミカサ「どこかいくの?」
エレン「あぁ、今からソフトクリーム食べに行く」
ミカサ「またアイス?」
エレン「あぁ」
ミカサ「...あ、忘れ物」スッ
エレン「ん?なんだよ?」
ミカサ「はやく手出して、レイスさん待ってるよ」
エレン「まあそうだけど...これなに握ってるの?」
ミカサ「いいから」
エレン「...」
ミカサから渡されたそれは見覚えあった。
四角い袋で、中に輪ゴムが...。
エレン「おい」
ミカサ「エレンの机の中に入ってた」
エレン「そうじゃない」
ミカサ「あっ」
エレン「え?」
後ろを振り返るとレイスさんが家に訪問してきた時と同様、冷たい表情を浮かべていた。
ヒストリア「イェーガー」
エレン「は、はい...」
天高く掲げあげられたその小さな拳は、俺の頬に向けてまっすぐに落ちてきた。
ヒストリア「死ね」
ゴッ
エレン「俺じゃないのに!!」
ミカサ「アルミン、人生ゲームの続きしよ」タッタッタ
---
--
-
-
- 68 : 2019/01/30(水) 22:51:15 :
- 何回か見返してやっと察した
>>66なんせ長座体前屈で全然点取れないからほかが普通でもBとれない・・・
-
- 69 : 2019/02/02(土) 02:09:57 :
- いや~これは期待しかないっスね
-
- 70 : 2019/02/03(日) 12:28:21 :
- >>69(╭☞•́∀•̀)╭☞ それな!
-
- 71 : 2019/02/03(日) 14:05:21 :
- これ聴きながら見てました。
https://www.youtube.com/watch?v=EYiNo2kLAHw
-
- 72 : 2019/02/03(日) 20:14:53 :
- >>68 マサフィーさん
長座体前屈、私膝におでこ着きますよ!!(`・∀・´)エッヘン!!
>>69 >>71 隻眼の破壊神"ギラン"さん
期待ありがとうございます!(`・ω・´)
https://www.youtube.com/watch?v=I1SCHqpF-eI
私はこれを聴きながら!
-
- 73 : 2019/02/03(日) 20:15:01 :
ソフトクリームを買いに行く道中。
いつも以上に冷たい態度、姿勢を取るレイスさんに、必死に誤解を解くように説得した。
そしてやっとのことであれは”全部”ミカサが悪いという事で話がついた。どうして俺が”あれ”を持っていたのかを追及されなくてなんとか俺は命拾いができた。
今度またあの小さな鉄拳を食らったらひとたまりも無いからな。
そして、なんとか俺の身の潔白を証明できた。
なのでこの状況を冷静に考えることができた。
二人でソフトクリームを買いに行くこのシチュエーション。どう考えてもデートだ。
ヒストリア「どこらへん」
エレン「あ、そこを右に曲がる」
まあソフトクリームへの道を案内する役みたいにはなっているが...それは気にしないでおこう。
---
--
-
ヒストリア「おいしい」
エレン「それはよかった」
ヒストリア「イェーガーは食べない?」
エレン「ん?俺はいいかな、一日にアイス二個は腹壊しそうだし」
ヒストリア「...もう一個食べてくる」
エレン「マジかよ...」
レイスさんのアイスを食べるペースが完璧にお腹を壊すルートに入ってるけど...大丈夫かな...。
---
--
-
-
- 74 : 2019/02/03(日) 22:46:40 :
- 最近、薬の生成実験が忙しかったから大学で寝泊まりしながら見てます‼
頑張ってください
-
- 75 : 2019/02/03(日) 23:26:34 :
- >>74大変ですね
頑張って!
俺はテスト前でも普通に見てるぜ
別にテストもワーク終わらせればいいだけだし
-
- 76 : 2019/02/04(月) 07:23:26 :
- >>74 Lialさん応援隊さん
なんと!薬の生成...聞いただけで難しそう...
体調には気を付けて頑張ってくださいね!!!
ありがとうございます!
-
- 77 : 2019/02/04(月) 07:23:49 :
- ヒストリア「...食べた」
お腹を下すかと思ったが、見た目からは想像できないほど胃が丈夫みたいだ。
というかよく家にあったソフトクリーム、合わせて5個も食べたな。どこに入ったんだ?
---
--
-
ヒストリア「今日はなんだかんだ楽しかった。ありがとう」
エレン「そうか?なんかただ来ただけで、お菓子あげてアイス食って殴られただけだけど」
ヒストリア「...確かに」
エレン「まあ、休みの日にこうやってレイスさんと話すのも悪くないな」
ヒストリア「そう?」
エレン「あぁ」
ヒストリア「じゃあ私帰るね」
エレン「あ、送るよ」
ヒストリア「玄関まで?」
エレン「そこの目の前の道路まで」
ヒストリア「...ありがと」
---
--
-
エレン「あ、レイスさん」
ヒストリア「なに?」
エレン「”LENE"交換しようぜ」
ヒストリア「なんで?」
エレン「ほら、また今日みたいなことがあったら困るだろ?俺が」
ヒストリア「二回も同じような理由で呼び出されたら困る」
エレン「まあまあ、交換しとくだけしとこうぜ、またあんな公の場所で200人に見られながら会話とかできないだろ?」
ヒストリア「...まあ...」
エレン「はい、これ俺のQRコード、読み取ってくれ」
ヒストリア「...どれ?」
エレン「わからないのか?」
ヒストリア「ふりふり派」
エレン「じゃあ振るか」
--シャカシャカシャカ--
エレン「お、来た」
ヒストリア「私の方にも」
エレン「...アイコン変えろよ」
ヒストリア「変える必要なくない?」
エレン「まあそうだけど...初期アイコンはな...」
ヒストリア「暇な時変える」
エレン「おう、そうした方がいいぜ」
ヒストリア「...エレン...」
エレン「え?」
ヒストリア「あ、その...登録名」
エレン「あ、あぁ、なるほど...」
ヒストリア「...じゃあ、私帰るね」
エレン「お、おう!またな!」
ヒストリア「また...」
レイスさんの背中が曲がり角で見えなくなるまで見送り、ドアノブに手をかける。
「エレン...なんか、名前で呼ばれたの、最初の時以来だな...」
今日はロクなことが無かったが、なぜだか気分が良い。
なんでだ?
そんなモヤモヤを胸に、ドアを開ける。
ミカサ「...何ニヤニヤしてるの?」
エレン「え?」
---
--
-
「...」
家族以外での、初めてのLENE...。
最初がイェーガーっていうのはちょっとあれだけど...。
でも、イェーガーでも...。
「嬉しいな...」
---
--
-
-
- 78 : 2019/02/04(月) 11:18:13 :
- ラインかぁ
俺の場合は好きな人でも業務連絡とかでつながってたりするからなぁ
↑今は別
でもリア充でもないのにこういう展開はリア充とほぼ一緒!(# ゚Д゚)
↑非リアの(# ゚Д゚)w
-
- 79 : 2019/02/04(月) 18:13:50 :
- Lialさんやわらかい!!!
あとLialってなんて読むんですか?
-
- 81 : 2019/02/04(月) 22:02:37 :
- >>80でもなぁ今は業務連絡をするような人間ではないからなぁ
(同じ部活でもないし)
女友達に手伝ってもらおうかなぁ
-
- 82 : 2019/02/08(金) 08:21:45 :
ヒストリア「私、部活に入ろうと思う」
エレン「...え...?」
驚いた、この何に対してもやる気のなさそうなレイスさんが放課後残って部活だって?
嘘だろ?これは絶対に何かが起こる...世界的な大地震が起きたり、津波で国が丸ごと...ま、まさか原子爆弾!!
ヒストリア「何考えてるか知らないけど、その絶望した顔やめて」
エレン「...」
まあ冗談はさておいて、何の部活に入るつもりなんだ?
サッカー? バレー? バスケ? 野球?
というか、自転車に空気入れるだけで死にかけたレイスさんに部活なんて無理だ。死んでしまう。
これは何としてでも止めないと...。
エレン「れ、レイスさん」
ヒストリア「なに」
エレン「なんで入ろうと...?」
ヒストリア「それは...今日の朝のホームが終わった後に先生が...」
---
--
-
先生「うーん...」
ヒストリア「なんですか」
先生「あー、えっとね、その...ヒストリアちゃんの授業態度がちょーっと...ちょっとね?ちょっとだけ...悪いかなって...?」
ヒストリア「...寝てるのがですか」
先生「あ、自覚はあるのね...まあ、あの...このままだと、内申点が無いというか...」
ヒストリア「頑張ります」
先生「うん、頑張るのはいいんだけど...」
ヒストリア「なんですか」
先生「あのね、入学して、初めの一週間はまじめに授業受けてくれてたじゃない?ノート取ったりとか...でもね、それからずっと寝てるところしか見てなくて...今から頑張っても取り返すのはちょっと難しいというか...」
ヒストリア「...」
先生「部活とか入ってくれたら内申点上げれるんだけど...」
ヒストリア「...入ります」
先生「あ、そう?じゃあ今日の授業で部活紹介があるから、それを見て決めてね」
---
--
-
エレン「俺があれだけ起こしてやってたのに...」
ヒストリア「この次の授業が部活紹介」
エレン「...具体的に何に入るか決めてるのか?」
ヒストリア「まだ部活紹介もされてないのに何の部活に入るか決めてると思う?」
エレン「はい、すいません」
---
--
-
先生「えっと...部活紹介なんですけど、ここからは個人で学校内、部室棟によってもらって、何に入るか決めてください」
「「「はーい!」」」
先生「じゃあ...行ってきて大丈夫でーす」
エレン「さてと...レイスさ...ん?」
隣を見たっ時はもうすでにいなかった。
エレン「えっと...」
なんかすごく嫌な予感がする。
--
-
「おぉ!これはまたべっぴんさんが来てくれたね!」
ヒストリア「えっと...この欄に書けばいいんですか?」
「そそ!いやー、うれしいよ!君みたいなかわいい子が入ってきてくれて!」
「所で、バレーはやったことあるの?」
ヒストリア「ないです」
「そかそか!じゃあ入部したら私たちが一から教えてあげるよ!」
ヒストリア「お願いします」
「うん!」
ヒストリア「えっと...女子バr...」
---バンッ!!---
「ん?男子バレー部は隣の部室だけど...?」
エレン「すいません!!入る所間違えました!!」
俺は脇にペンと紙を持ったヒストリアを抱え猛ダッシュで走った。
エレン「失礼しましたあぁぁぁぁ!!」
---バタンッ!!---
「えと...入部は...?」
--
-
ヒストリア「なに」
エレン「はぁ...はぁ...」
ヒストリア「私は女子バレーに...」
エレン「バカか!自転車に空気入れただけで死にかけるのに運動部に入れるわけないだろ!」
ヒストリア「...あ、そっか」
エレン「ほんとバカだろ...」
ヒストリア「じゃあ何に入ろうか...悩む...」
エレン「...はぁ...レイスさん、一緒に回ろうか」
ヒストリア「...うん、回る」
エレン「じゃあ行こうか」
---
--
-
-
- 83 : 2019/02/08(金) 19:30:49 :
- 何部入るんだろ?ww
演劇部とかかな?ww
期待で~す
-
- 84 : 2019/02/08(金) 19:52:34 :
- >>80
Lialさん、分かりました。でもLialって呼ばせてもらいます。あと期待!
-
- 86 : 2019/02/10(日) 14:27:10 :
- エレン「運動部以外だから、文化部になるのか」
ヒストリア「写真部、美術部、華道部、茶道部、能楽部、放送部、軽音楽部、家庭科部、アフレコ部、華道部」
エレン「どれか入りたいところあるか?」
ヒストリア「...ない」
エレン「ないのか...じゃあ一つ一つ見て行こうか」
---
--
-
エレン「美術部か...絵とか、なんか工作とかするんだよな」
ヒストリア「出来そうにない」
エレン「茶道部が隣なのか」
ヒストリア「こっちがいい」
エレン「え?以外だな」
ヒストリア「そう?」
エレン「まあレイスさんがこっちが良いって言うならこっちにするか、じゃあ行こうぜ」
---
--
-
エレン「おぉ...ガチの着物着てる...」
ヒストリア「...」
エレン「どうだ?イメージ的には」
ヒストリア「パッとしない」
エレン「あのな...」
「どうです?飲んでみますか?」
エレン「あ、いいんですか?」
「はい、どうぞ」
エレン「じゃあ...いただきます...」
エレン「...俺にはまだ早い味です...」
「ふふっ...そうですか」
エレン「レイスさんも飲ませてもらえよ」
ヒストリア「えぇ...」
エレン「そんな露骨に嫌そうな態度を取るなよ
ヒストリア「...ちっ」
ヒストリア「...まずっ」
エレン「おい、すいません、このチビッ子が...」
「いいんですよ、気が向いたらでいいので、また今度体験しにきてください」
エレン「はい、ありがとうございます」
エレン「綺麗な人だったな」
ヒストリア「うん」
エレン「なんかこう、凜としてて、大人な感じで」
ヒストリア「ああいう人がタイプ?」
エレン「ん?タイプではないかな...ただ綺麗だなぁって」
ヒストリア「...きもっ」
エレン「...相変わらずだな、お前は」
---
--
-
-
- 87 : 2019/02/10(日) 14:29:50 :
エレン「いろいろ回ったけど、あと一つだけだぞ」
ヒストリア「アフレコ部...」
エレン「お、アフレコの体験できるらしいぞ」
ヒストリア「...」
エレン「やってみようぜ!」
ヒストリア「えぇ...みるだけでいい」
エレン「まあまあ!やってみようぜ!!」
--
-
サシャ「おぉ!よく来てくれたね!!私はここの部長のサシャって言います!!よろしくね!!」
エレン「あ、一年のエレンです。体験ってさせてもらえるんですか?」
サシャ「うん!できるよ!やっていきますか?」
エレン「はい!是非!」
ヒストリア「...」
サシャ「了解!じゃあこれ台本ねー、とりあえず恋愛物にしときましたけど...」
エレン「あー...レイスさん」
ヒストリア(早く帰りたいな...)ボケー...
エレン「大丈夫みたいです」
サシャ「そっか!じゃあ君はここを読んでね、それで、あなたがここね!」
ヒストリア「え...あ、はい」
サシャ「まあ初めてだからね!適当にやっていいですよ~」
エレン「よし、」
ヒストリア「...あ、私からなんだ...えと...おい愚民。あなた、さっきから私の事見てたでしょ?」
エレン「え...?い、いや!見てないですよ!!」
ヒストリア「あら、白を切る気?視姦までしておいて、おまけに逃げようとするなんて、とんだゴミ野郎ね。乙女の柔肌を視姦しておいて、一体なにをしでかすつもりだったのかしら?いったい...”ナニ”をしでかすつもりだったのかしら?!」
エレン「いや...そんな視姦とかしてないですし...ナニもしないですよ...」(なんか...すっごい生き生きしてるな...)
ヒストリア「黙りなさい。ノミが。言い訳は聞くのは嫌いよ。いいからそこのアスファルトにファーストキィッスをしながら『すいません。申し訳ございません。自分みたいな色気狂いのノミ以下のクズをお許しください』...とね!!」
サシャ「はいカットー!!」
エレン(おれの読む文章少なかったな、ただただ罵倒されただけなんだけど...)
サシャ「いやー!よかったよ!!途中からオリジナルだったけどすごいよ!あんなにキャラが作れるなんて!!」
エレン「え?途中からオリジナル?」
サシャ「うん!乙女の柔肌以降からのセリフは全部オリジナルでしたね!」
エレン「...おい」
ヒストリア「アフレコ部、悪くない...」
エレン(あれ全部オリジナルって...なんというドSっぷり...)
サシャ「どうする?アフレコ部?君みたいな人材が来てくれたらすっごいありがたいんですけど...」
ヒストリア「うーん...」
エレン「入ったらどうだ?どうせ他の部活じゃあ迷惑かけるんだし」
ヒストリア「...一言多い...まあ、うん、そうだね」
サシャ「やった!!ありがとうございます!!」
ヒストリア「じゃあ...アフレコ部っと...」
エレン「よかったな、入る部活決めれて」
ヒストリア「うん...はい、イェーガーもペン」
エレン「え?あぁ、俺は書いてるから大丈夫だよ」
ヒストリア「え...?書いてる?」
エレン「おう!中学から水泳やってるからな!水泳部に入るつもりなんだ!」
ヒストリア「...そっか」
エレン「よし!じゃあ俺もレイスさんも決まったみたいだし、教室戻って先生に提出しようぜ!」
ヒストリア「...うん」
サシャ「...ちょっといいですか?」
ヒストリア「え...?」
サシャ「元気ないみたいですけど...エレン君?でしたっけ?あの方と一緒になりたかったのでは...」
ヒストリア「...別に、そう言うわけじゃないです」
サシャ「そうですか...」
ヒストリア「それでは、また今度失礼します」
サシャ「うん」
---
--
-
-
- 88 : 2019/02/10(日) 18:13:01 :
- >>86華道部が二つありますよ
あと、期待です
-
- 89 : 2019/02/11(月) 12:40:51 :
- ぉごっごごごっごぉお!∂∇∂
-
- 91 : 2019/02/17(日) 22:29:14 :
- サシャ「え?ボッチと思われるのが嫌だから?」
ヒストリア「はい。私これでも人の目を気にしているので」
サシャ「なるほど...だからあんな寂しそうに...」
ヒストリア「寂しそうにはしていません」
サシャ「うーん...」
ヒストリア「まあいいです。これからめんどくさくなるだけなんで」
サシャ「めんどくさく?」
ヒストリア「それじゃあ、また明日」
サシャ「あ、うん。バイバイ」
---
--
-
本当に寂しいわけではない。
エレンと帰れなくなると、めんどくさくなるとわかっていたからだ。
「ひ、ヒストリアさん!!」
後方から私を呼ぶ声がする。
この声は初めて聴く声だ。ゆっくりと後ろを振り返ると、知らない男子が立っていた。
「あの...これから暇かな?一緒に遊ばない?」
きた。やっぱりこうなる。
中学の時もあった。私はこれがウザったく感じて、わざわざ遠くの高校に通い始めたんだけど...一時の間は変わっていたけど...。
また元通りだ。
ヒストリア「ごめんなさい。用事があるので」
「じゃあ一緒に帰ろうよ!」
ヒストリア「私電車なんで、見た所自転車でしょ?」
「えっと...」
ヒストリア「さようなら」
それから、駅に着くまでに二人の男子に引き留められた。
学校からまっすぐ歩くと、ちょうど電車の出発する時間にまにあう。
まあでも、合計三人に話しかけられたせいで、見事に乗り遅れてしまった。
ヒストリア「はぁ...めんどくさ...」
---
--
-
「あれ?レイスさんじゃん?」
駅で電車を待ってたら、また声をかけられた。
でも、この声...。私の事を”レイスさん”なんて言い方をするのは一人しかいない。
エレン「よっ」
ヒストリア「...髪濡れてる」
エレン「なんでこの時間の電車なんだ?」
話聞けよ。
ヒストリア「...ちょっと引き留められたから」
エレン「ふーん、それはドンマイだったな」
ヒストリア「うん」
エレン「じゃあ隣失礼します」
ヒストリア「ちょっと、髪濡れてるからあんまり近寄らないで」
エレン「おぉ、悪い悪い、水泳してたからな」
ヒストリア「拭きなよ」
エレン「タオルがもうびしょ濡れで吸わないんだよ」
ヒストリア「...まさかとは思うけど。今日は枕にしないでよ」
エレン「...あはは」
ヒストリア「笑ってごまかすな」
エレン「約束できないな」
ヒストリア「...はぁ...はい、タオル貸してあげる」
エレン「え?いいのか?」
ヒストリア「どうせ今日も枕にされそうだし。イェーガーから出てきた汁が私の髪に着くとか...考えただけでキモいから」
エレン「言い方ひどいな...まあ、サンキューな」
ヒストリア「ん。」
エレン「...めっちゃいい匂いするな」スンスン
ヒストリア「そう」
エレン「うん...この匂いは好きな方だな」スンスン
ヒストリア「早く拭いて早く返して」
エレン「おぉ、すまん」フキフキ
---
--
-
ヒストリア「...びちゃびちゃ」
エレン「...洗って返す」
ヒストリア「そうして」
---
--
-
-
- 92 : 2019/02/17(日) 22:45:37 :
- 期待です
-
- 93 : 2019/02/17(日) 23:15:13 :
- >>92 Lialさん応援隊さん
期待ありがとうございます!(`・ω・´)
-
- 94 : 2019/02/19(火) 22:19:43 :
- ヒストリア「ほら、私ってかわいいじゃない?」
その唐突の発言に、俺は少し動揺した。
もともとおかしな奴だと認識していたからまだ少しの動揺に住んだが...。
エレン「...どういうことだ?」
ヒストリア「まあ、つまり。私の隣に誰か男の人がいないと、知らない男の人が話しかけてくるの」
エレン「へー...」
ヒストリア「それは凄くめんどくさい。わかる?」
エレン「まあ...はい...」
ヒストリア「そして、その隣にいるべき男の人は、私に好意を寄せていない人がベストなの」
正直頭の中は『?』で埋め尽くされていたが、とりあえずこの頭のおかしな発言をしているこの子の話を最後まで聞くことにしよう。
---
--
-
ヒストリア「まあそう言うわけだから...」
エレン「どういうわけだよ」
最後まで聞いてみたが結局わからなかった。
ヒストリア「はぁ...イェーガーって、鈍感とか言われた事ない?」
エレン「言われねぇよ」
ヒストリア「...そう」
エレン「それで、なんだよ」
ヒストリア「...その前に一ついい?」
エレン「なんだ?」
ヒストリア「なんでイェーガーは私に好意を寄せないの?」
エレン「...なんだその質問」
ヒストリア「だってほら、私ってかわいいでしょ?」
エレン「...え?」
ヒストリア「え?」
エレン「なんて?」
ヒストリア「待って、イェーガーの目って何のためについてるの?何を見ているの?」
エレン「いや、別に見えてないから聞き返したんじゃないんだが...」
ヒストリア「?」
エレン「えっと...好意を寄せない理由?」
ヒストリア「そう」
エレン「う~ん...」
ヒストリア「私ってその...イェーガーから見たら可愛くない...とか?」
エレン「いや、お前は十分可愛いだろ」
ヒストリア「...そ、そう...ありがと...」
エレン「でも、性格がそれだからさ」
ヒストリア「...は?」
エレン「いや、だって、レイスさんの第一印象最悪だしな」
ヒストリア「...なんで?」
エレン「なんでって...覚えてないのか?」
ヒストリア「...」
エレン「ゴミとか、死ねとか、なんかいろいろバッサリ言ってくるし...見た目それでも中身がそれだから好きになるわけないだろ」
ヒストリア「なによ...」
エレン「?」
ヒストリア「イェーガーだって私の事小学生とかチビとか」
エレン「...そういえばそうだな...」
ヒストリア「あんたも性格最悪だよ」
エレン「お前にだけは言われたくない」
ヒストリア「...まあとりあえず、わかった」
エレン「なにが」
ヒストリア「イェーガー、これから私と一緒に帰って」
エレン「えっ、やだよ」
ヒストリア「は?」
エレン「いや...部活の帰る時間も違うし...」
ヒストリア「...」
エレン「というかレイスさんの方が毎回終わるの早いだろ?」
ヒストリア「まあ...」
エレン「こっちに合わせることになるぞ?」
ヒストリア「...ちっ」
エレン「舌打ちするなよ」
ヒストリア「...せっかく私が誘ったのに...」ボソッ
エレン「...」
---
--
-
-
- 95 : 2019/02/19(火) 23:43:55 :
- お?これは結構レイスさん攻めてますねぇ
この攻撃が吉と出るか凶と出るか
-
- 96 : 2019/02/20(水) 01:32:26 :
- あれ?w意外とレイスさんから、好意を.....
期待です!
-
- 97 : 2019/03/09(土) 22:08:08 :
- ※一旦休憩させていただきます。
- このスレッドは書き込みが制限されています。
- スレッド作成者が書き込みを許可していないため、書き込むことができません。
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