この作品は執筆を終了しています。
日向「遊びに来たぞ」七海「さぁ入って」
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- 1 : 2018/09/12(水) 23:56:26 :
- ※注意事項
・このSSはヒナナミ成分を含んでます
・偽物語パロディです
・不定期投稿です
・誹謗中傷等はやめてください
・処女作のため文章能力は低いです
これらが許せる人は読んでいってください
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- 2 : 2018/09/13(木) 00:09:56 :
- 日向「おじゃましま...」
七海「......?」
七海のコテージのインターホンを押して迎え入れられた日向はびっくりしていた
いや、びっくりなどという言葉では不足である
驚愕した、と言っていい
驚々愕々した
七海が前髪をあげていたのだ
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- 3 : 2018/09/13(木) 00:41:36 :
- 可愛らしいピンクのカチューシャで、サイドの髪ごと、後ろに回していた
目元というか、顔がはっきり見える
日向が思っていた通りーーそれ以上に可愛らしい顔だった
相手はクラスメイトの妹的存在なのに、ちょっとドギマギしてしまうくらい
心なし、頬を染めているようにも見えるが
そんなにゲームがしたかったのだろうか
日向「......七海、部屋ではそうなのか?」
七海「...え...えっと......なんのことかな?」
日向「いや、ほら、その前髪」
七海「...前髪?...なんのことかな?」
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- 4 : 2018/09/14(金) 07:24:11 :
- あくまでもとぼけるつもりらしい
七海「...別に日向くんが遊びに来るからって勇気を振り絞ったりなんてしてない...と思うよ?」
...まぁ、本人がそう言うのなら、そうなのだろう
おそらく家の中ではそのカチューシャが当たり前なのだろうーー七海の白い太ももを晒す丈が短めのスカートや、少し大人びたキャミソール、その上に羽織った薄手のカーディガンも、きっと普段通りの部屋着に違いない
何しろこんな南の島なんだ
気温も高いしな
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- 5 : 2018/09/15(土) 16:57:29 :
- 七海「さ、日向くん。あがってあがって」
日向「ああ、うん...あれ?」
玄関口で靴を脱いでから、気づく
モノミ愛用の木の枝がない
日向「七海、モノミは?」
七海「今日はモノクマと決闘しに行くっていっていたよ」
日向「へえ、じゃあ今日はモノミはいないのか」
って待て
先生役のモノミがいない部屋に、俺がずかずかとあがりこんでもいいのか?俺はてっきりモノミと二人+一匹でゲームをすると思って...しまった、やっぱり小泉や西園寺をつれてくるべきだったのか、いや、今からでも遅くない、そもそも日を改めるべきじゃないのか
そう思っているうちに
がちゃり
がちゃり
と、七海が玄関に鍵をかけた
ワンドアツーロック
ご丁寧にチェーンまで掛けた
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- 6 : 2018/09/15(土) 18:03:02 :
- ふむ、七海の防犯意識はしっかりしているらしい
...なら大丈夫か
それだけ信頼されているってことだろうしな
信頼には答えなければ
それはクラスメートとしての義務である
七海の部屋は相変わらずゲームで溢れていただがそれだけで意外にも部屋はまとまりがあった
ん
しかしあのクローゼットからだけはオーラが違う
日向「七海、あのクローゼット...」
七海「開けないで」
はっきりと、最早強硬と言っていいほど力のある口調で七海は言った
『クローゼット』の『ロ』の段階で返事してた感じだ
『クローゼット』の『ト』を言い切る前に、七海の言葉は終わっている
七海「開けたら日向くんでも許さないから」
日向「......」
まさか『許さない』何て言葉が七海のボキャブラリーの中にあったとは、驚きだ...やっぱ友達の家には来てみるもんだな
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- 7 : 2018/09/15(土) 23:12:39 :
- ゲーム機の近くに置かれた盆には、ジュースとお菓子が置かれていた
あの七海が用意してくれたのか
可愛らしいものだな
七海「じゃ、日向くんーーそこに座って」
日向「そこって、ベッドの上か?いいのか?」
七海「うん、ベッドの上以外座ったら駄目」
日向「......」
七海には選択肢という概念がないのだろうか
何々以外駄目、ばかりである
消去法主義者なのだろうか......初めて聞いたな、そんな主義
俺はベッドの上に座り、そして七海も少し離れてベッドの上に座った
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- 8 : 2018/09/15(土) 23:26:31 :
- 七海「......ふう、この部屋、なんだか、暑いよね」
言って七海はカーディガンを脱いだ
おもむろに
いや、この部屋って七海の部屋だろ
日向「暑いんなら、そこの壁に据え付けられているエアコンを入れればいいんじゃ......」
七海「駄目だよ日向くん!日向くんはこの地球がどうなってもいいの!?」
地球が人質に取られてしまった
なんて壮大な人質だ
七海「地球温暖化は二酸化炭素で大変なんだよ......炭素が酸化されるだけでも大変なのに、それがダブルなんだよ」フンス
日向「......そうか」
仕組みを何も知らないことを窺える説明だった
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- 9 : 2018/09/16(日) 04:13:33 :
- あっ…(察し)これは逆レ展開ですねえ…
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- 10 : 2018/09/16(日) 11:19:47 :
- >>9さん、すみません!話(元ネタ)の展開的にエロ方面に進みません!ご了承ください!
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七海「それにね日向くん、エアコンなんて昔はなかったんだから......心頭滅却すれば火もまた鈴虫なんだよ?」
日向「火から生命を作り出すとは、それは斬新な錬金術だな...」
神の域じゃないのか、それ
超すごい
七海「...日向くんも暑いんだったらそのシャツを脱いだらどうかな?」
日向「ん?俺が?」
七海「暑くなくとも、日向くんはそのシャツを脱ぐ以外ないんだよ」
日向「脱ぐ以外ないとは...」
恐ろしい惑星だ
花村辺りが大喜びである
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- 11 : 2018/09/16(日) 14:59:59 :
- まあ高校生くらいなら環境問題に敏感になるのも無理はない、ここは付き合ってあげるのが『親友』としての正しい態度だろう
確かに暑くないわけではないし、......実を言えばまるでつい先ほどまでこの部屋では冷房どころか暖房がつけられていたかのようだと感じていたのだ
シャツの下は二の腕がむき出しのインナーである
七海がキャミソールなので、なんだか二の腕コンビみたいだ
けどまぁ、俺はともかく、男の前で平気で露出の高い格好になれるなんて、七海もまだまだ子供なんだなぁと思った
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- 12 : 2018/09/16(日) 15:23:12 :
- 七海「じゃ、日向くん。まずジュースを飲もうか......コップはひとつしかないんだけど」
日向「何でひとつしかないんだ!?」
ここまで準備しておいてその抜かりは一体...
七海「...別に回し飲みで構わないよねーー私と日向くんは兄妹みたいなものだし」
日向「いや、まぁ、構わないけど...」
キッチンに行って今からでもコップを取ってくるという選択肢はないのだろうか...
いや、七海に選択肢はないんだったな
きっと飲み回し以外は駄目なのだろう
しかしなんだろう、この囚われの小動物みたいな気持ちは......小動物なのは、むしろ七海のほうのはずなのだが
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- 13 : 2018/09/16(日) 17:18:49 :
- とりあえずジュースを飲む
うっすらアルコールみたいな味がした
日向「...七海。これ、アルコールじゃないよな?」
七海「ううん、違うよ」
首を振る七海
七海「ただのコーラだよ」
日向「まあ、確かに味はコーラだが」
七海「強炭酸だけど」
日向「まだ生産されていたのか、あれ!?」
というかそんなもの売っていたか!?
強炭酸コーラ
炭酸で人を酔わすという、恐怖の飲み物
そういえば用意されているお菓子もチョコレートボンボンばっかりだし、まるで客人を酔わせて前後不覚に陥れようとしているかのような品揃えだ
恐ろしいラインナップである
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- 14 : 2018/09/16(日) 17:37:30 :
- 勿論こんなのはたまたまに決まっているし、七海はも人をもてなすのは初めてだろうから、文句を言うのはやめておこう
むしろ珍しいものを味わわせてもらったとおもえばいい
日向「最近はどんなゲームをしているんだ?」
七海「最近はね...有名どころをしているよ?」
日向「スペースインペーダーとかパックマンとかテトリスとかか?」
七海「よくわからないけどチョイスに悪意を感じるよ...」
日向「違うのか。じゃ、何をしているんだ?」
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- 15 : 2018/09/16(日) 17:54:06 :
- 七海「メタルギアとか」
日向「あーあー」
七海「MSX2で」
日向「ああっ!?」
MSX2ユーザー!?
そんなものでやっているのかよ!?
相変わらず意外性のある女子だ
七海「日向くんがやりたいって言うなら...予定にはないけど、する?」
日向「いや、友達の部屋に来て一人用ゲームとかありえないだろ...」
七海「ならポピラ2もあるけど」
日向「ポピラ2だと!?」
プレステなんかはないのかよ
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- 16 : 2018/09/16(日) 23:05:56 :
- 日向「ともかく、七海。今、予定があるみたいな言いかたしていたけど、何か準備でもしているのか?」
七海「うん」
七海は割り箸を二本取り出した
一本は先っぽが赤く塗られている
七海「王様ゲーム、しよ?」
日向「......」
えーっと
何から説明すればいいのか
日向「七海...そもそも王様ゲームってどんなゲームか知っているのか?トランプのキングは関係ないんだぞ?」
七海「知ってるよ。船長さんの命令みたいなもんでしょう?」
日向「うーん」
当たらずといえども遠からず
サイモン・セッズだ
七海「王様の言うことは、接待」
日向「いや、政治的過ぎるだろ!」
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- 17 : 2018/09/16(日) 23:40:34 :
- 七海の、ボケなのか何なのかよくわからない台詞に、まずは突っ込んでおいて
俺は割り箸を見た
日向「まぁ、俺もあまりやったことがないから詳しくはしらないけど、七海、王様ゲームって多分二人でやるようなゲームじゃないだろ」
七海「なんで?」
首をかしげる七海
七海「私は別にどっちも平気だと思うよ?命令するのも、されるのも」
日向「ま、まぁ、王様ゲームはやめておこう」
まだ何も知らないんだろうなぁ
そういう無垢さは見ていて気持ちいいが、しかし時折対応に困る
まったく、赤ちゃんの作り方を訊かれたお母さんの心境だ
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- 18 : 2018/09/16(日) 23:53:15 :
- 予定が崩れたからか、七海は少しだけ戸惑ったような顔をしたが、しかし、挫けることなく、その割り箸を脇に置いて、
七海「じゃ、人生ゲームをしようか、日向くん」
と、そんなことを言った
日向「人生ゲームか。うん、いいな」
七海「人生の言うことは絶対」
日向「深い!」
そこら辺にあるはずだから、と七海はボードを探し始めた
「クローゼットは開けちゃ駄目だめだけれど、あとは好きにしていいから。そこのアルバムとか見てて」とのこと
なんでアルバムがあるのか
そしてなんでアルバムを見せようとするのか
意味不明だ
七海は随分と時間が経ってからボードを見つけたーー心なし、アルバムの位置が変わってないのを見てがっかりしたようにも思えたが、うん、多分気のせいだろう
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- 19 : 2018/09/17(月) 00:04:24 :
- しかしまあ、人生ゲームとは随分久方ぶりだ
子供の頃、約束手形の使い方がよくわからなくて、苦労した憶えがある
ルーレットを回す
これもこれで、もっと大人数でやったほうが楽しい遊びなんだろうが、やっぱり突き詰めればすごろくみたいなものだから、ルーレットを回して、自動車型のコマを進めるごとに色々と一喜一憂があって、割りと盛り上がった
童心に返る気分だ
......ただなんと言うか
七海が床の上のボードにかぶりつくような姿勢を取っているから、キャミソールの内側がちらちらと見えるのが目の毒だった
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- 20 : 2018/09/17(月) 00:10:30 :
- ただでさえ正面に座っているため、短いスカートの奥とかがきわどいかんじだというのに
まったく
相手が七海じゃなかったら俺はひょっとしたら誘惑されているんじゃないかと勘違いしてしまいかねないくらいの、そんな危険な体勢である
いつか思ったことだが、七海はつくづくガードする場所を間違えている......
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- 21 : 2018/09/18(火) 01:51:50 :
- この七海の天敵はきっと豚神さんだな…
期待してます
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- 22 : 2018/09/18(火) 16:22:50 :
- >>21さん、期待コメありがとうございます!
そうですね...この七海は『おまじない』とか信じそうですもんね(笑)
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っていうかキャミソールの下ってブラを着けないんだな
そういやキャミソール自体が下着みたいなもんなんだったっけ......よく知らないけど
まあ、なんにしても、日向創は七海の身体を見てもいやらしい気持ちになったりはしない
俺が紳士でよかったな、七海
七海「あ...結婚のマスだ。日向くん、ピン取って?」
日向「おう」
七海「...私、結婚するなら、日向くんとがいい...かな?」
日向「ん?え、今の人生ゲームってプレイヤー同士で結婚できるシステムがあるのか?」
俺の知っている頃にはなかったが
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- 23 : 2018/09/18(火) 16:33:30 :
- 七海「ん...いや、ないんだけど。でも、ほら、理想的には」
日向「ふうん」
ああ
そういえば西園寺も、寝言で
西園寺『...日向おにぃと結婚してみたいなぁ...』
なんて言ってくれたもんだ
まぁ、さすがに七海もそこまで子供じゃないんだから、今のは、そう、リップサービスみたいなものなんだろうけど
七海「リップサービス?」
そう言うと、七海は不思議そうな顔をした
七海「......ちゅーのサービスのこと...かな?」
日向「それは違うぞ!」
七海「恥ずかしいけど、日向くんがそういうサービスをしてほしいなら」
日向「いやいやいやいや!」
どんな兄的存在だよ!
ただの変態じゃないか!
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- 24 : 2018/09/18(火) 16:43:55 :
- 七海「左右田...あ、間違えた。そうだ...前から思っていたんだけど、日向くん」
日向「ん?なんだよ」
七海「この『日向くん』って言う呼び方も、なんだか他人行儀な気がするよね。私と日向くんは仲が良いんだしさ」
日向「......」
なんかこの前、ソニアとこんな会話をした憶えがあるぞ
確かロクな結果に終わらなかった気がする
著しく嫌な予感がするが、しかし、話を逸らすのは不自然な状況だ、ここは見で、流れに身を任せてみるとしよう
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- 25 : 2018/09/18(火) 16:52:05 :
- 日向「まぁ、別に呼び方なんて好きにすればいいけどさ。なんて呼びたい?」
俺からの質問にまるでずっと前から答を決めていたかのように、七海は答えた
七海「あなた」
日向「......」
............
なんだ
なあんだ
普通の二人称代名詞じゃないか
全く不自然なところがない
結婚の話が出た直後であることなど考慮する必要は全然ないだろうし、おいおい、俺の嫌な予感も最近は外れるようになったのか
一時期は百パーセントの的中率を誇ったというのにな
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- 26 : 2018/09/18(火) 16:58:26 :
- 日向「うん。別に構わないぞ」
七海「じゃ、じゃあ」
七海は何故か不思議なことに頬を赤らめて恥ずかしそうに
(しかし前髪をあげた七海は、意外に表情豊かな奴だ)
七海「あ...あなた」
と、言うのだった
日向「あのさ七海、お前さぁ...」
七海「お、お前って」
七海の顔がさらに赤く染まる
激しく動揺しているようだ
七海「あなたに対してお前って...わ、わ、はわわ」
日向「え?」
それも普通の二人称代名詞だろう?
なんかさっきから互いの日本語がまるでかみ合っていないような気が
日本語のプロ、田中に今度教えを仰ぐべきか
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- 27 : 2018/09/18(火) 17:17:36 :
- 日向「それにしても七海、お前って、その方がいいよな」
七海「......?」
日向「や、だから前髪。みんなの前でもそうしていればいいのに」
七海「...だって、恥ずかしいし...」
前髪の代わりのつもりか、両手で顔面を隠す風にする七海
「...でも、日向くんがそうしろって言うなら...頑張る」
日向「うん、頑張るのはいいことだ」
俺は頷いた
人の成長を見守るというのはいいものだ
できれば最後まで見届けたいと思う
日向「ところで、人生ゲームもそろそろ終わりそうだけど、七海、このあとは何をする?」
七海「ツイスターゲーム」
日向「へぇ、それは知らないな。どんなゲームだ?教えてくれよ」
七海「うん、教えてあげる...その身体に」
日向「ははは、楽しみだなぁ」
それにしても
前髪をあげることで晒された七海の瞳の中に時折、まるで彼女に似つかわしくない、さながらガラガラ蛇のようにギラギラした視線が入り混じっている気がするのは、果たして俺の気のせいなのだろうか?
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- 28 : 2018/09/18(火) 17:39:01 :
- 本当は七海の部屋で夕方くらいまで過ごそうという予定だったのだが、あにはからんや、モノミが正午を過ぎたあたりで戻ってきた
想像以上にモノクマが強かったとかなんとか
早めの帰還は俺には関係ないが、むしろ慌てたのは七海である
七海「ひ、今日のことは秘密だったから、わ、わ、怒られる、怒られる、こんな格好して変態だと思われる」
と、大わらわだった
別にモノミは変態だとは思わないだろうが、しかし重要なことは俺と遊ぶことことをモノミに知らせてなかったという点である
『知らせてなかった』と『秘密』では大いに意味合いが異なり、だとするとモノミにとっては『クラスメートの生徒(男)が留守中にクラスメート(女)に会いに来ていた図』であり、その辺りの説明を簡単にできるとも思えなかったため、俺はモノミから隠れるような形で、こそこそと、まるで間男の如く七海の部屋を後にした
玄関にあったはずの靴はあらかじめ七海が部屋に持ってきてあったので助かった......
まるでこのような不足の事態をあらかじめ想定していたかの如き手回しのよさが気にはなるが
うぅん
なんだか、追い出されるというか逃げ出すような形になってしまったのは不本意で、後で七海に遊園地に誘うことでフォローしとかないとなぁと思う反面、どうしてだろうなんだかモノミが弱かったお陰で、俺のオトコノコとして大切な何かが救われたような気がする...
ただの気のせいとは言え、おかしな話だ
こうして俺は七海と仲良くなれた...と思う
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- 29 : 2018/09/18(火) 17:49:14 :
- 無事『カキキル』ことができました!
今回初めて投稿したこともあり不安で胸が一杯でしたがしっかり完結することができて良かったです
今回の元ネタは偽物語の阿良々木暦が暇潰しに千石撫子の家に遊びに行く、というものです
このネタを思い付いたきっかけは七海と千石の姿が重なったからです(少しおどおどしているところとか)
次書くネタは一応決まっていますが、
こんなネタが見たい!してみたい!
という人はコメントしてください
...知らないネタはyoutube等で確認しますが...
(物語シリーズなら書けます)
こんな長文を読んでくださりありがとうございました!
これからもよろしく頼みます!
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