この作品は執筆を終了しています。
白銀「地味にクトゥルフ神話TRPGしよう?」
-
- 1 : 2018/08/05(日) 23:19:06 :
- ※育成計画軸でクトゥルフ神話TRPGやるよ!
シナリオはお借りしたものです。
キャラ崩壊注意です!腐向け要素があるかもしれない。
何が来ても大丈夫な方のみゆっくりみていってね!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
白銀「地味にクトゥルフ神話TRPGしたい」
最原「し、白銀さん?なんて?」
白銀「TRPGが!!したい!!」
日向「TRPGって……やるにしたって人数が」
田中「話は聞かせてもらった!!」
王馬「つまらなくなさそうじゃん!!混ぜて!!」
狛枝「来ちゃった♡」
白銀「これでそろったね!!じゃあキャラシ作ろっか!!」
最原「待って、クトゥルフ神話TRPGの説明は!?」
白銀「ggrks」
最原「ええええええ」
キャラシ作成中……
白銀「せっかくだから某動画みたいに特殊技能つけちゃおうかな」
-
- 2 : 2018/08/05(日) 23:33:11 :
- こういう系、一番挫折しやすいから頑張れ!(経験者)
期待してますぞ~
-
- 3 : 2018/08/05(日) 23:44:18 :
- 白銀「名前はそのままでいいのかな?じゃあ日向くんから地味に紹介していってね!」
日向 創 23歳 警察官
STR 17 CON 15 POW 14 DEX 11 APP 9 SIZ 17 INT 16 EDU 18 SAN 70 HP 21 MP 14 db +1D6
幸運 70
アイデア 80
知識 90
技能
回避 82
武道 81
キック 85
応急手当 50
聞き耳 75
追跡 80
ナビゲート 60
図書館 85
忍び歩き 70
特殊技能 覚醒 50
緊急事態の際に発動、ロールに成功すると技能値が+20される。但し時間経過で解除、再度ロールして失敗するとカムる(発狂状態)
手加減
宣言するとHP1残しができる。
日向「探偵は……最原がいるからやめておくぞ。戦闘技能を多めにとったから戦闘は任せてくれ!」
白銀「今回やるシナリオは脱出ゲームだからあまり役に立たない……わけではないかもね」
王馬「脱出ゲームか……つまらなくないね!!」
最原「嫌な予感しかしないけどね……」
田中「4章……ファイナルデッドルーム……うっ頭が」
狛枝「次はボクだね!」
>>2 が、頑張ります……
-
- 4 : 2018/08/05(日) 23:53:57 :
- 早速始まっていただと…!?頑張ってください!
-
- 5 : 2018/08/05(日) 23:56:40 :
- 狛枝凪斗 24歳 放浪者
STR 14 CON 9 POW 18 DEX 12 APP 13 SIZ 16 INT 16 EDU 15 SAN 90 HP 12 MP 18 db 0
幸運 90
アイデア 80
知識 75
技能
拳銃 80
聞き耳 75
目星 75
図書館 85
説得 65
オカルト 65
心理学 95
跳躍 75
運転:車 70
特殊技能 圧倒的幸運
クリティカル値が1~10になる。その代わりファンブルが90~00になる
トリガーハッピー
拳銃で40以下の数値が出た場合、もう一度撃てる。その数値が20以下だった場合、もう一度撃てる。
白銀「拳銃使える放浪者って何それ怖い」
狛枝「拳銃ないとダメだけどね」
日向「俺よりも攻撃力あるじゃないか……」
田中「フハハハハ!!更なるカオスだな!!」
最原「次は田中くんだよ……?」
-
- 6 : 2018/08/06(月) 00:08:49 :
- 田中眼蛇夢 22歳 獣医
STR 13 CON 13 POW 15 DEX 11 APP 17 SIZ 15 INT 17 EDU 16 SAN 75 HP 14 MP 15 db +1D6
技能
医学 75
応急手当 80
回避 72
精神分析 91
図書館 75
聞き耳 75
目星 75
信用 95
特殊技能 即時回復
戦闘中に行動を消費せずに1D10の回復ロールが出来る。技能値は医学と同じ
破壊神暗黒四天王
暗闇状態時、聞き耳目星のマイナス補正を無くす。
王馬「ヒーラーだね」
最原「頼もしいね」
日向「思ってたのよりマトモだった」
田中「貴様ら……」
狛枝「次は最原くんだね!さぁキミの希望を見せ(以下略)」
-
- 7 : 2018/08/06(月) 00:24:50 :
- 最原終一 20歳 探偵
STR 13 CON 15 POW 10 DEX 14 APP 14 SIZ 17 INT 18 EDU 16 SAN 50 HP 16 MP 10 db +1D4
幸運 50
アイデア 90
知識 80
技能
聞き耳 75
目星 75
隠れる 90
変装 91
心理学 95
回避 68
図書館 75
信用 65
特殊技能 冷静な判断
どんな状況下に置かれても技能値が半減したりしない。また、知識成功で情報が追加される。
適切な対応
RP次第で信用に+10される。
白銀「無難だね!」
最原「特殊技能が地味なんだけどね」
狛枝「探索技能に特化してるのはいいことだよ」
王馬「いいんじゃないのー?次はオレだね!!」
-
- 8 : 2018/08/06(月) 00:41:45 :
- 王馬小吉 20歳 悪の秘密結社総統(犯罪者)
STR 15 CON 15 POW 15 DEX 11 APP 15 SIZ 9 INT 17 EDU 21 SAN 75 HP 12 MP 15 db 0
幸運 75
アイデア 85
知識 100
技能
心理学 95
精神分析 81
応急手当 50
聞き耳 75
目星 75
図書館 75
鍵開け 91
変装 71
言いくるめ 95
特殊技能 嘘つき心理学
相手が嘘をついている時、心理学の技能に補正がかかる。
ポーカーフェイス
心理学を使われた時、相手の技能値にマイナスの補正がかかる。
最原「色々やばい」
狛枝「ボクの方がマトモなんじゃない?」
日向「それは違うぞ!」
田中「インフィニティ・アンミリテッド・フレイム!!」
最原「それは違うよ!」
王馬「にしし……楽しみだね!!」
白銀「それで……探索者達は知り合いって事にして欲しいんだけど」
王馬「じゃあ最原ちゃんとオレは高校の同級生だったって事で!!」
最原「日向くんとは依頼の関係で仲良くしてるという設定でどうかな」
田中「俺様と特異点は高校時代の同級生という事にしてもらおうか」
日向「そうなると田中が早生まれになるけどな……狛枝は俺の知人って事でいいな」
狛枝「ありがとう日向クン!」
白銀「因みに舞台はとある女子高の文化祭なんだけど」
王馬「じゃあオレが無理やり連れてきた感じかな!にしし……秘密の花園って覗きたくなるよね!!」
最原「王馬くんならやりかねない……!!」
日向「確か脱出ゲームだったよな?そこで脱出ゲームするのか?」
白銀「そんな感じかな!それじゃ始めようか!!」
-
- 9 : 2018/08/06(月) 01:07:28 :
- 王馬の台詞で最原ちゃんじゃなく最原になってますよ
そして期待
-
- 10 : 2018/08/06(月) 01:13:35 :
- 白銀「君たちは地元で有名な女子校の文化祭に来ているよ」
日向「なんていうか……本当に女子校って雰囲気が出ているな」
狛枝「あはっ、何ていうか……場違いだよね!!」
田中「くっ……これが魔の空間か……!!」
王馬「えー?オレは楽しいけどねー」
最原「王馬くん……どうしてこの人選!?何だか悪意を感じるよ!!」
王馬「そんなのキミ達が童貞っぽいからに決まってるじゃん!!」
田中「…………」
日向「田中。顔、顔」
白銀「じゃあ皆1通り文化祭を満喫した後、そろそろ帰ろうかなと思った時に背後から女子高生が声をかけてくるよ」
女子高生「こんにちわ!お兄さん達、脱出ゲームやりませんか?」
白銀「振り向くと手書きのボードを下げた(脱出ゲームと書かれている)女子高生がいたよ」
女子高生「(校舎を指差し)この棟4階で謎解き脱出ゲームをしています。見事脱出した方には素敵な景品もご用意していますので、ぜひやっていきませんか?」
白銀「と、言ってくるけどどうする?」
田中「行かねば話が進まんだろうな……俺様は行くぞ」
王馬「オレも断る理由がないかなー」
最原「僕も興味あるし、いくかな……」
狛枝「これって断れるの?」
白銀「断ってもいいけど、対抗ロールしてもらうよ?」
日向「嫌な予感しかしないから俺も行く」
狛枝「じゃあボクは断ろうかな!」
白銀「よろしい、ならばPOW対抗ロールだ」
狛枝「POWなら平気だね!だってボク18あるから!!」
白銀「残念だけど自動失敗だよ」
狛枝「ファッ!?」
王馬「えっと、その女子高生のPOWは?」
白銀「聞く?聞かない方がいいと思うけど」
最原「やめておこうよ……」
-
- 11 : 2018/08/06(月) 01:26:19 :
- 白銀「彼女の案内で校舎の階段を4階まで上がると、そこには教室が4つあって、一番奥の教室で「謎解き脱出ゲーム」が行われているみたい。でも手前の教室は全く使われている形跡がないよ」
狛枝「KP、その教室について女子高生から聞ける?」
女子高生「その教室は全部生徒の荷物置き場になっています!」
白銀「と答えるよ」
王馬「心理学振っていい?」
白銀「振るまでもなく、彼女が言っている事は本当だと感じるよ」
白銀「彼女は受付になっている教室の後ろ側の出口に設置された受付に入り、探索者に向かって注意事項の書かれている看板を読み上げるよ」
注意事項
・ここは謎解き脱出ゲームです。謎を解いて、ある意味のある言葉を浮かび上がらせると脱出することができます。答えの言葉が分かったときは、参加者の皆さんでその言葉を大声で叫んで下さい。
・教室にあるものは全て学校の備品となっています。くれぐれも注意をして扱ってください。
・脱出ゲームの雰囲気を盛り上げるために、参加者さんが教室に入った時点で扉に心張り棒を付けます。緊急を要する場合は入口の扉を叩いてください。
白銀「それじゃあ探索者が教室に入る前に女子高生が一言」
女子高生「1番手前の机の上に紙とペンを用意しております。どうぞご自由にお使いください」
白銀「と述べるよ」
王馬「にしし……!何が起きるのかなー?」
最原「僕の推理が役に立つといいけど」
狛枝「ワクワクするなぁ」
田中「俺様に任せるがいい!」
日向「どうしよう、凄く不安だ」
-
- 12 : 2018/08/06(月) 01:59:30 :
- 白銀「じゃあ5人が教室に入って心張り棒が設置された音を聞いた瞬間、自身の異変に気づく。そう、自分達の服装がセーラー服になっている事に!!!!」
5人「「「「「!!!?」」」」」
白銀「何故服が変わってしまったのか、どうしてセーラー服なのか、疑問と動揺と羞恥でSANチェック!!」
日向 70→30 成功 70-1=69
狛枝 90→61 成功 90-1=89
田中 75→23 成功 75-1=74
最原 50→06 成功 (セーラー服に抵抗が無いため正気度喪失なし)
王馬 75→44 成功 (セーラー服に抵抗が無いため正気度喪失なし)
日向「よ、よかった……大して減らなくて」
田中「くっ……この俺様が……セーラー服だと!?」
王馬「セーラー服の覇王ww」
狛枝「(希望厨顔)あははははっ!これが希望なんだね!!」
最原「狛枝くんが発狂してる!!どうしよう!!」
日向「狛枝ァァァァァ!!!!」
ー狛枝精神分析中ー
狛枝「あれ?ボクは一体何を……」
日向「よかった……」
白銀「それじゃ、教室の様子だけど……電気はついてなくて、窓は黒いマルチが貼られていて光が入ってこないようになってるね。でも探索に支障がでるような暗さではないよ!床にも傷をつけさせないためかマルチが敷かれているよ。あとは机が16個それに合わせて椅子も16個、ロッカーが上下8個ずつの16個、背面黒板、ゴミ箱、本棚、教員の机、引き戸、掃除用具入れ、前面の大きな黒板があるよ」
ー探索開始ー
-
- 13 : 2018/08/06(月) 11:36:15 :
- 狛枝「まずは目星したいな……とりあえず部屋全体に」
王馬「机かなー」
田中「かのダークホールに目星だ」
日向「普通にゴミ箱って言えよ……俺は目星初期値だからな……本棚に図書館って振れるか?」
最原「僕も本棚に図書館してもいいかな」
白銀「いいよ。それじゃあ全員振ってね」
日向 図書館85→64 成功
狛枝 目星75→84 失敗
田中 目星75→18 成功
最原 図書館75→95 失敗
王馬 目星75→66 成功
最原「危なっ」
白銀「えっとじゃあまずは……王馬くんの描写からね。女子高生が言ってた通り、扉の近くの机にA4サイズのコピー用紙が10枚ほどとマッキーペンが置いてあるよ。あとミニチュアサイズのイーゼルがあって、立てかけられた厚紙には「六文字の言葉を叫べ」とあるね。そして紙とペンが置いてある机の対角の机の上には白い花の植木鉢があるよ」
王馬「ふーん……机の中には何かあるの?」
白銀「ペンのある机の中には……手で破ったような切れ目ルーズリーフが挟まっていて、まるで血のように赤い色で
しに
たく
ない
と、書かれていたよ」
王馬「SANチェックとかないよね?!」
白銀「ないから地味に安心してね!!」
白銀「次に日向くんだけど、付箋が貼られてる分厚い辞書があるよ。ピンクとオレンジどっちから見る?」
日向「ん……じゃあオレンジから」
白銀「オレンジの付箋には『新青年』という雑誌の説明だね」
最原「新青年といえば……1920年に発行された探偵小説雑誌だね。何か役に立つのかな」
白銀「ピンクの付箋にはくない(区内)の所に貼られているよ」
日向「メモしておくか」
白銀「それで最後は田中くんだけど……燃えるゴミとペットボトルと空き缶の三つのゴミ箱があるけど、どっちを見る?」
田中「ふむ……まずは焦熱に消えし物の方を見る」
白銀「燃えるゴミだね。燃えるゴミには紙が入っていて、黄色い字で「しくい」と書いてあるね」
田中「ふむ……神が与えし器の方はどうだ?」
白銀「ペットボトルにはバラバラになった写真があるよ。INT×4ですぐに元に戻せるよ。失敗しても5分で元に戻せるけど」
田中「ならば振るぞ!!」
田中68→44 成功
白銀「凄いね!」
田中「このようなもの、狂気の具現と言われた俺様の敵ではないわ!!」
白銀「写真は某遊園地のお城を背景に撮られた写真だね。某六つ子のパーカーを着た6人の女子高生が並んでいるよ。順番は青・赤・ピンク・緑・黄・紫だよ」
田中「……何かしらのヒントだと考えるべきだな……そういえば先ほど黄色い字の紙を見たが関係あるのか……?」
白銀「空き缶の方も見る?」
田中「勿論だ!!」
白銀「空き缶には……めいっぱいの見たこともない爬虫類のようなグロい生き物が敷き詰められていたよ」
田中「なっ!?」
白銀「というわけで田中くん、SANチェックだよ!!」
田中74→90 失敗 1D3→3 74-3=71
田中「くっ!!ぬかった!!」
-
- 14 : 2018/08/06(月) 12:31:06 :
- 白銀「次はどうするの?」
狛枝「もう一度部屋全体に目星」
日向「んん……俺も目星するか。ロッカーに」
王馬「教員の机に目星」
田中「俺様は引き戸に目星だ!!」
最原「僕は……もう一度本棚に図書館」
日向 目星25→97 致命的失敗
狛枝 目星75→76 失敗
田中 目星75→42 成功
最原 図書館65→15 成功
王馬 目星75→08 成功
日向「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
狛枝「妖怪はいらない……」
王馬「日向ちゃん出目悪いww」
白銀「どの卓でも日向くんは出目悪いイメージ。じゃあ、日向くんは机に足を引っ掛けて派手に転んじゃうよ!HPに-1、そして転んだからパンツが丸見えになっちゃうよ」
最原「うわぁ……」
王馬「日向ちゃんのパンツって確か……」
狛枝「桜柄の青いパンツだね!!」
白銀「羞恥のSANチェック。成功で0、失敗で1ね」
日向「嘘だろ!?」
日向69→48 成功
日向「あ、あぶな……こんなので削られてたまるか……」
田中「俺様は何も見てません!!」
白銀「それじゃ、田中くんから始めようか。引き戸は1mにも満たない大きさだね。開けて中身を覗くならしゃがむ必要があるよ」
田中「ならしゃがむ」
白銀「中はプリントが乱雑に積み上げられていているよ。その中に青い文字で「く・にたい」と書かれているメモが貼られてる」
田中「他には何かないか?」
白銀「追加で目星振ってね!」
田中 目星75→85 失敗
田中「くっ!」
白銀「じゃあ次は最原くん。ユダの悲哀の詩篇を見つけたよ」
狛枝「魔導書?」
白銀「読むならラテン語で振ってね!」
最原「誰も持ってないよ……」
白銀「それで最後は王馬くんだね。教員の机の上には視覚障害の本が見開きの状態で置かれているね。見開きページにはひらがなの点字の表し方の表がついていたよ!気になる人はググってね!!」
王馬「点字、ねぇ……」
-
- 15 : 2018/08/06(月) 13:19:47 :
- 白銀「それじゃ、次はどうする?」
狛枝「3度目の正直!!部屋全体に目星!!」
日向「じゃあ俺は……引き戸に目星するか」
最原「僕は……ロッカーに目星するね」
田中「俺様は掃除用具入れだ」
王馬「オレも最原ちゃんと一緒にロッカーで目星するね!」
日向 目星25→79 失敗
狛枝 目星75→32 成功
田中 目星75→92 失敗
最原 目星75→67 成功
王馬 目星75→15 成功
日向「さっきから王馬の出目低すぎだろ!!」
王馬「日頃の行いがいいからだね!!」
最原「それは違うよ!!」
田中「くっ……ぬかったか」
白銀「それじゃあ狛枝くんだけど、前の入口近くに何かが取り付けられてるよ」
狛枝「何だろう?近付いて見てみるよ」
白銀「電気のスイッチの上に画鋲をいれるプラスチックの箱がつけられてるよ。因みに接着剤でくっついてるから壊さないとつけられないよ?」
狛枝「壊すのに技能はいる?」
白銀「オススメしないけど……壊すなら素手か本棚にある辞書で殴るかするしかないかな」
狛枝「んー……入れた方がいいかな?」
田中「……暗さは探索に支障はないのだろう?余程緊急事態じゃない限り入れなくていい」
日向「KPがオススメしないって言ってるからな……」
王馬「えー?そんな事言われるとやりたくなるんだけど!!」
最原「僕も止めた方がいいと思うよ」
王馬「ちぇー……つまんないの」
狛枝「じゃあ放置で」
白銀「それじゃあロッカー組だけど……16個あるうちのどのロッカーをあける?」
王馬「1D20で決めよっか……(ダイス音)2番あけるねー」
白銀「緑色の体操着を見つけたよ」
王馬「へぇ!?どうすればいいのこれ」
最原「僕は……そうだね、13番開けるよ」
白銀「(こいつ……当たりを引き当てやがった!!)中には緑色の文字で「しな」と書かれたメモが入ってるよ」
最原「…………」
-
- 16 : 2018/08/06(月) 13:48:14 :
- 白銀「次はどうする?」
日向「俺は引き戸に目星するぞ」
狛枝「ボクも引き戸に目星するね」
田中「俺様は再度掃除用具入れだ!」
最原「僕も掃除用具入れに目星」
王馬「オレもオレも!」
日向 目星25→82 失敗
狛枝 目星75→52 成功
田中 目星75→72 成功
最原 目星75→96 致命的失敗
王馬 目星75→51 成功
最原「わぁぁ!!」
白銀「最原くんも足を机に引っ掛けて派手に転んだよ!耐久-1、そして転んだからパンツ見えちゃうよ」
王馬「最原ちゃんのモノクロパンツ!!」
最原「見ないでぇぇぇぇぇ!!!」
白銀「羞恥のSANチェックね」
最原50→30 成功
最原「ふぅ……」
白銀「それじゃ狛枝くんからだけど……昨年の今頃の日付のプリントに目が止まるね。内容は」
「先日開催されました文化祭において、一般参加の男子学生13名が意識不明の状態で発見されました。また、数十名の男子学生も体調不良を訴え病院に搬送されました。つきましては○日に保護者会を開催し詳しい説明を致します」
狛枝「ふぅん……前にもあったみたいだね」
日向「しかも狙われてるのは男子か」
田中「サキュバスでもついているのかこの花園は!!」
王馬「サキュバスねぇ……」
白銀「それで掃除用具入れを見た2人だけど……箒やモップをかけている突っ張り棒に紫の文字で「した」と書かれているメモが貼られてるね」
田中「下?」
王馬「ごかいした」
日向「やめろぉ!!」
白銀「下を見ると、バケツがあってそこには空き缶のゴミ箱でみたような気持ち悪いクリーチャーがぎっちりしているよ!!」
田中「ま た か」
王馬「田中ちゃんに巻き込まれたぁぁぁ!!」
白銀「SANチェックね!」
田中71→31 成功 71-1=70
王馬75→31 成功 75-1=74
白銀「ちっ、成功か……削れただけでよしとするか」
王馬「白銀ちゃん……怖いよ!!」
田中「末恐ろしいKPよ……!」
-
- 17 : 2018/08/06(月) 14:08:18 :
- 白銀「次はどうする!?」
狛枝「ワードは出尽くした気がするけど」
日向「うーん、写真とメモが関係してると思うんだが……」
王馬「ねー、電気のスイッチ入れていいー?」
最原「やめて!?」
田中「情報が欲しい所だ……俺様はロッカーに目星」
狛枝「僕は背面黒板に目星しようかな」
田中 目星75→33 成功
狛枝 目星75→28 成功
白銀「じゃあまず狛枝くんからだけど、背面黒板には白いチョークで蛇がかかれているね」
田中「蛇……イグか?それとも忌まわしき狩人か?」
狛枝「蛇人間かもよ?」
白銀「オカルトか知識/2で振ってね!」
狛枝「じゃあオカルトで」
狛枝 オカルト65→17 成功
白銀「それじゃあ狛枝くんは蛇は西洋では悪魔の象徴だということを思い出すよ」
狛枝「悪魔……本気でサキュバスかもね」
白銀「次は田中くんだね。ロッカーの中からは国語辞典とか……あと江戸川乱歩の特集本があったよ!」
最原「江戸川乱歩……そうかわかったぞ!!『二銭銅貨』だ!!」
日向「『二銭銅貨』?」
狛枝「江戸川乱歩の処女作だね。確か……点字の事が書かれていたような……」
王馬「点字……ああ、なるほど。そういう事か」
最原「つまり写真の女子高生の並び順にメモの通りに点字を作ればいいんだ。つまり赤は『め』、ピンクは『ん』、黄は『さ』、青は『ご』、緑は『な』、紫は『い』になるんだ!これを並び順にすると言葉は……」
5人「「「「「ごめんなさい!!」」」」」
-
- 18 : 2018/08/06(月) 14:38:36 :
- 白銀「貴方達がその言葉を叫んだ瞬間に、一瞬、眩しい光に包まれたかと思うと辺りはすぐに元の暗がりに戻る。が、貴方達の服装はもうセーラー服じゃなかったよ。それと同時に「おめでとうございます!」という声と共に入ってきた扉が開く。そこには、自分達をここまで連れてきた女子高生じゃない女子高生が立っていた」
狛枝「あれ?受付の子は?」
白銀「女子高生は先程シフトが変わったから何処にいるかわからないって言うね」
女子高生「あ、でもその子からこの景品を上げてね!って言われたんだ!!どうぞ!!」
日向「景品?」
白銀「紙袋の中には先程まで着ていた、可憐なセーラー服が入っていたよ!因みにこれ、AFだよ!」
田中「着る奴はいるのか……?」
王馬「最原ちゃん着ればー?似合うとおもうよ!!にししっ」
最原「キミにだけは言われたくないよ……」
白銀「お疲れ様!ハッピーエンドよ!!」
日向「ハッピーエンド!!?ということはバットエンドもあったのか……」
白銀「せっかくMPをじわじわ削ろうとしたのに解くの早いんだもん……」
王馬「やっぱり何かあったんだね?」
白銀「それじゃあネタバラシといきますか!貴方達を教室に誘ったのはリリスだよ」
狛枝「リリス!?」
田中「何!?やはりサキュバスだったか!!」
白銀「因みにPOWは30だから自動失敗だったんだよね」
日向「下手したら戦闘とかあったのか……?」
白銀「うん、全員のMPが1になった瞬間に襲ってきたよ」
日向「うわぁ……」
最原「セーラー服は何のために?」
白銀「プリントを見てるからわかると思うけど、前にもやって、気絶だなんだと騒ぎになったから気絶寸前までMPを吸えるようなセーラー服を着せてまで吸う!!みたいな」
田中「ツッコミ所がありすぎる!!」
白銀「とにかく無事に脱出できたから1D6の正気度回復だよ!」
日向→6
狛枝→1
田中→5
最原→5
王馬→5
日向「回復したぞ……?」
狛枝「プラマイゼロだね」
白銀「それじゃあシナリオ『セーラー服を脱がさないで』、これでおしまい!!」
王馬「そんなタイトルだったの!?」
白銀「次はどんなシナリオにしようかなー……戦闘があるシナリオにしようかな」
-
- 19 : 2018/08/06(月) 14:50:58 :
- シナリオタイトルww
-
- 20 : 2018/08/06(月) 17:09:56 :
- 白銀「それじゃ、連続でもう1回やるよ!!」
王馬「最原ちゃん、プァンタ頂戴」
最原「はい」
日向「今度のシナリオは?」
白銀「シティシナリオだよ!!まぁ戦闘もあるかもしれないけど基本的に探索メインのシナリオだよ!!それじゃ、始めようか。『コッペリアの証明』」
白銀「キミ達は共通の友人である苗木誠と食事会の約束をしていたんだけど……待ち合わせの時間になっても彼は現れないまま……そのまま音信不通の状態が1週間続いたよ」
日向「よりによって苗木か」
最原「警察には行ったんだよね?……あ、日向くんが警察官だった」
白銀「警察からは見つかったという連絡はまだないね」
狛枝「狛ったね……苗木クンが見つからないなんて……僕は運いいほうなのに」
田中「やはり我々で探した方が……」
白銀「そこでインターフォンがなるけど……因みにここ誰の家かな?」
最原「僕の家でいいんじゃないかな」
王馬「オレの別荘でもいいけどねー!」
白銀「じゃあ最原くんの家で。インターフォンが鳴ってるけどどうする?」
最原「僕が出るよ」
白銀「じゃあ……最原くんが扉をあけると、視線の先には誰もいないね。でも下の方から声が聞こえる」
「キミが、最原終一?」
白銀「貴方が視線を下に向けると、そこには5歳くらいの男の子がいたよ。白いシャツに黒のサスペンダー付きの半ズボンを履いたその男の子はじっとあなたを見上げてるね。その顔に貴方は見覚えがある。苗木誠に瓜二つなその少年はこう言った」
「ボクはアキラ、苗木誠から手紙を預かっている」
-
- 21 : 2018/08/06(月) 18:31:12 :
- 最原「ええっと……少年に目星出来る?」
王馬「心理学振ってもいいー?」
白銀「心理学しなくても彼が嘘をついてるようには見えないよ」
最原 目星75→68 成功
白銀「身につけてる服はとても上質な物だが、少し古ぼけている気がする。誰かのお古っぽいね。それと、そろそろ家の中に入れてあげた方がいいんじゃないかな?」
最原「そうだね、じゃあ……とりあえず家に上がって、話は中で聞くよ」
白銀「アキラと名乗った少年は家の中に入ると1枚の封筒を差し出したよ。白いありきたりな封筒には封がしておらず、中には1枚の便箋が入ってるよ。便箋には「皆へ アキラをよろしく頼むよ 苗木」と書かれてあった」
狛枝「便箋に目星」
田中「封筒に目星だ!!」
最原「じゃあ僕も便箋に目星」
王馬「オレは田中ちゃんのフォローするねー!」
日向(こういう事に役に立たない俺……)
狛枝 目星75→55 成功
田中 目星75→18 成功
最原 目星75→07 成功
王馬 目星75→24 成功
白銀「じゃあ……便箋組。筆跡は苗木くんのものだと思った。それで封筒だけど……よく見ると封筒のそこにあたる部分の糊付けが少し剥がれかけ、赤黒いシミがついてる事に気付くよ。軽く引っ張るとパリパリと音をたてて剥がれていく。そして気付くでしょう。封筒の底の糊付けが1度剥されて、そして血を接着剤代わりにして貼り直されている事に」
田中「っ!?」
白銀「それをそっと丁寧に剥がすとごくごくわずかな余白に「古本屋の2階」と小さな字で書かれているよ。これは苗木くんからのSOSなのでは?そう考えた貴方達の背筋がぞっと冷たくなる。SANチェックだよ!!成功で0、失敗で1だよ!!」
王馬「また巻き込まれた!!」
田中「畜生!!」
田中75→74 成功
王馬75→73 成功
2人「「危なっ」」
白銀「ちっ……アキラは「どうかここに置いてほしい」と淡々とした口調でそういうよ。そこには子供らしさ……というか人間らしさがまるでないよ」
日向「うーん……アキラから何か聞くことは出来るのか?」
白銀「出来うる限り答えるよ。聞きたいことある?」
最原「じゃあ……何処から来たの?って聞くよ」
アキラ「ないしょ」
日向「苗木とはどういう関係なんだ?」
アキラ「……けつえんしゃ」
田中「けつえんしゃとは……まさか血縁者か!?」
王馬「えっ苗木ちゃんの隠し子!?」
最原「誰の子なんだろう……?」
日向「ちょ、お前ら!!」
狛枝「………………苗木くんは生きてる?」
アキラ「いきてる」
狛枝「KP、心理学」
白銀「心理学振るまでもなく嘘ではないよ!ただ、状態がどうとか話すのは難しそう」
狛枝「…………もしかして」
日向「狛枝?どうしたんだ?」
狛枝「ボクの仮説が正しいならこの子は……いや、確信出来てから言うね」
王馬「お父さんとお母さんは?はぐれちゃったの?」
アキラ「…………いまはまだ、会えない」
王馬「会えない、か……恐らく苗木ちゃんのことを聞いても無駄かもね」
最原「じゃあ……アキラくんは今元気?」
アキラ「げんき?……わからない」
狛枝「やっぱり。人間味がないというか……」
田中「…………」
-
- 22 : 2018/08/06(月) 20:04:13 :
- 白銀「それじゃあ1通り質問が終わった所で丁度お昼になるね。そろそろお昼ご飯の時間なんじゃない?」
日向「そんな時間か。確か空腹って技能値マイナスとかあったよな」
最原「それパラノイアじゃない……?まぁ白銀さんならやりそうだし、何か食べようか」
狛枝「どうする?作る?買う?外食?」
王馬「最原ちゃん作って」
最原「ええええええ!!?」
日向「狛枝と田中は作らせたらやばいもん出来そうだし」
最原「王馬くんだって料理出来るんだから手伝ってよ!!」
王馬「えー?めんどくさい……」
白銀「因みに何を作るの?」
王馬「夏野菜カレー」
最原「夏の昼間なのに!!?」
田中「カレー……か」
日向「あっ(察し)」
狛枝「アキラクンも食べるかい?」
アキラ「……?たべる……?」
田中「……某深淵の物語の主人公を思い出すな」
白銀「おっ、田中くんもそう思う?幼き日のルークを思い出すよね!」
日向「白銀、伏字!伏字して!!」
王馬「出来たよ!!シチューが!!」
最原「カレーどこいったの!!?」
白銀「じゃあ……アキラは出された料理にいただきますも言わず、スプーンも箸も使わずに手づかみで食べ始める。5人はアイデアどうぞ!!」
日向 アイデア80→62 成功
狛枝 アイデア80→04 決定的成功
田中 アイデア85→75 成功
最原 アイデア90→44 成功
王馬 アイデア85→32 成功
白銀「狛枝くんクリティカルかぁ……じゃあ成功した皆は火傷しそうな料理に手を突っ込んだにも関わらず、熱がる様子がない。狛枝くんは追加でどうやって食べ物を食べていいのかわからないような感じがするね」
狛枝「じゃあ……それは手づかみでたべるものじゃないよ、これを使ってこう食べるんだ(スプーンで掬って食べるのを実演している)」
最原「……僕達も食べようか。いただきます」
日向「いただきます」
アキラ「……?いただきますってなんだ?」
王馬「いただきますって言うのはねー食事を食べる前に食物に感謝する言葉だよ!!これから命をいただきます、という意味で言うんだよ」
アキラ「……いただきます、いただきます……か」
日向(珍しく嘘を言ってないな……)
最原(ショタが戯れてる……)
田中(王馬のサイズ9だしな……)
狛枝「因みに食べ終わったらごちそうさまって言うんだよ」
アキラ「うん、わかった」
-
- 23 : 2018/08/06(月) 22:00:58 :
- 白銀「昼食が終わったら自由行動ができるよ!場所は」
《家で過ごす》やっぱり我が家が一番! ゴロゴロ、ゴロゴロ……
《ショッピングモール》あなたの家から一番近くのショッピングモールだ。衣類や日用雑貨など、大抵の物はここで揃うだろう。
《図書館》市内の大型図書館。蔵書はかなり充実している。調べごとにうってつけ。楽しい本もたくさんあるよ!
《自然公園》それなりに広い公園だ。散歩するのにうってつけ。中央には噴水のある広場や色んな遊具がある。
《警察署》失踪した苗木はどうなったのだろう? 担当の人に訊いたら、教えてもらえるかな? それと、アキラの保護者が捜索願いを出しているかどうか確認できるかな?
白銀「の中から2つ選んで行動してね!アキラもついていくよ」
日向「俺は……まず警察署に行くか」
狛枝「ボクもついていくよ」
田中「俺様も同行しよう」
最原「なら僕は図書館に行こうかな」
王馬「オレも図書館〜」
白銀「アキラは誰がつれてく?」
王馬「オレ達の所でいいんじゃない?絵本でも読ませておこうよ」
白銀「じゃあまず図書館組ね。アキラは本に興味深々だね」
最原「図書館に来たはいいけど……まだ調べる事はないよね」
王馬「アキラはどうしてる?」
白銀「熱心に絵本を読んでいるよ。読んでいるのはピノキオ」
最原「可愛いね」
王馬「何でオレの方を見るの」
白銀「とても真剣そうに見ながらぶつぶつ呟いているよ」
アキラ「……ピノキオはいいな。ゼペットおじいさんに愛されて」
王馬「まだ何か言ってるなら聞き耳できる?」
最原「僕もやるよ」
最原 聞き耳75→70 成功
王馬 聞き耳75→98 致命的失敗
白銀「じゃあ王馬くんの耳に蚊がはいってきた」
王馬「うわああああああ!!誰か!誰かゴン太呼んで来て!!!」
白銀「暫く聞き耳に-20の補正ね。それで聞き耳に成功した最原くんだけど……」
アキラ「ウソをつくと、鼻が伸びる?ウソをつく知能があるピノキオはボクよりもずっと、ニンゲンなんだな」
最原「人間……もしかして彼は……心理学がいらないというのも彼にウソをつくという発想がないから……?」
白銀(やだこの探偵鋭い)
-
- 24 : 2018/08/07(火) 12:40:06 :
- 白銀「それじゃあ警察署の3人だけど……どうするの?」
日向「アキラの捜索願が出ているか、苗木の捜査状況とか知りたい」
白銀「特に新しい情報はないよ。そしてアキラの捜索願は出されてないね」
狛枝「空振りだね」
田中「しかし、これでハッキリした事はある。奴(アキラ)は何かを知っている」
狛枝「そうだね……それにアキラクンの親が捜索願を出してないって事は……」
日向「とりあえず2人と合流しよう、話はそれからな」
白銀「じゃああと1回行動出来るけど、どうする?あと、アキラは荷物らしい荷物持ってないし、替えの服とか日用品とか買った方がいいと思うけど」
最原「なら……ショッピングモール一択かな」
王馬「聞き耳判定とかなければいいけど」
狛枝「じゃあ皆ショッピングモールで合流だね」
-
- 25 : 2018/08/07(火) 14:42:40 :
- 白銀「ショッピングモールで貴方達はアキラのための日用品とか服とかを買うことになるんだけど」
日向「んー……アキラはどんなものが好きなんだ?」
アキラ「わからない」
王馬「とりあえずテキトーに似合いそうなもの買えばいいんじゃない?支払いはオレのカードで」
最原(カード持ちの悪の総統……)
狛枝(よく特定されないよね……)
田中(出身校は特定されているがな)
王馬「なんか失礼な事考えてない?!」
日向「そうだな……アキラは何かアクションあるか?」
白銀「特にはないよ!着せ替え人形みたいになってる」
王馬「いいねーアキラちゃん!似合ってるよー!!」
白銀「アキラは無表情だけど目をパチンパチンと2回大きく瞬きするよ。彼は無意識だけど喜んでる仕草だね」
最原「よかった……ちゃんと感情はあるみたいだね」
狛枝「…………」
日向「狛枝、さっきから何か考え事してるみたいだが……」
狛枝「いや、これはひょっとするとひょっとするかも」
白銀「リアル神話技能が成功してるのかな?他にしたいことがないなら夜になるけど」
田中「ターンエンドだ」
-
- 26 : 2018/08/07(火) 17:52:31 :
- 白銀「じゃあ夕食のターンだよ!!何食べる?何作る?何処行く?」
最原「作るのも疲れるし……何処か行こうか」
王馬「サ〇ゼ!!」
田中「手頃だな」
狛枝「それでいいんじゃないかな!」
日向「じゃあ行くか。アキラにはお子様ランチとかでいいだろ」
最原「雑だなぁ……」
白銀「色々なものに興味深々だよ!」
アキラ「ねぇ、あれなに?」
白銀「アキラはドリンクバーに興味を示している」
王馬「あぁ……アレ?ドリンクバーって言ってお金を払って好きなドリンクを注げるんだよ!!」
アキラ「ふーん……」
日向「飲むか?」
アキラ「のんでみたい」
王馬「じゃあ全員分頼もっか!アキラちゃん、このコップにドリンクを二種類注ぐんだ!!」
田中「おい貴様何をしている!?やめろっ!」
狛枝「いてっ!」
日向「アキラはどうしてる?」
白銀「えっと……コーヒーとコーラをミックスさせてる」
最原「コーヒーへの冒涜だよ!!」
白銀「じゃあこの冒涜的なドリンクが誰の所にいくか幸運ロールね!」
田中「セルフ幸運ロール!?貴様余計なことを!!」
王馬「にしし〜♪つまらなくないよね!」
日向 幸運70→ 71 失敗
狛枝 幸運90→ 07 決定的成功
田中 幸運75→ 54 成功
最原 幸運50→ 95 失敗
王馬 幸運75→ 10 成功
白銀「じゃあ最原くんと日向くんで1D100で数値の多い方にドリンクがいくよ」
狛枝「なんでここでクリティカル……」
王馬「最原ちゃん頑張れ〜♪」
日向・最原((ぶん殴りたい))
日向→00
最原→42
日向「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
王馬「日向ちゃんww」
狛枝「もしかしてボクのせい!?ボクがクリティカル出したから!!」
田中「特異点……」
白銀「じゃあ冒涜的なコーヒーは日向くんの所にいったよ」
日向「ハハッ」
白銀「次にアキラは、オレンジジュースとお茶を混ぜ混ぜ」
田中「誰か奴を止めろぉぉぉ!!」
王馬「いいぞ、どんどんやれー」
白銀(なんで茶番に時間使ってるんだろう……)
狛枝 幸運90→92 致命的失敗
田中 幸運75→32 成功
最原 幸運50→43 成功
王馬 幸運75→37 成功
狛枝「」
日向「お前もこっちに来いよ」
田中「狛枝、特異点……骨は拾ってやる」
白銀「じゃあオレンジジュースとセンブリ茶のミックスは狛枝くんの所に」
王馬「あははは!!こうでなくっちゃ!!」
最原(次の判定、王馬くんファンブルしますように)
白銀「次は……烏龍茶とプァンタを混ぜ混ぜ」
王馬「オレの好きなプァンタと最原ちゃんの好きな烏龍茶が!!」
最原「やめて!!」
田中「くっ!!」
田中 幸運75→41 成功
最原 幸運50→32 成功
王馬 幸運75→80 失敗
王馬「ええええええ!!?」
田中(助かった)
最原(自業自得)
白銀「じゃあ残った2人はコーラとスプライト、メロンソーダとコーラだね」
最原(KPが茶番投げ出した)
白銀「じゃあ、冒涜的なドリンクを飲む3人はCON×4でロールして。あ、狛枝くんはCON×3でお願いね♡」
狛枝「ハハッ」←CON9
-
- 27 : 2018/08/07(火) 19:14:10 :
- 日向60→43 成功
狛枝27→31 失敗
王馬60→80 失敗
狛枝「知 っ て た」
日向「助かっ……てはないか」
白銀「じゃあ失敗した2人はリバースしちゃうって事で」
最原「見ちゃダメ」
アキラ「??」
白銀「じゃあ外食して戻ってくるけど……最原くん以外の4人はどうする?帰る?」
日向「そうか、ここ最原の家だもんな……」
王馬「最原ちゃんが許可してくれるなら残りたいけど」
最原「僕は構わないよ」
狛枝「ならボクも残るよ」
日向「俺もいいか?」
田中「俺様も残る」
白銀「じゃあ……全員最原くんの家に滞在するって事でいいんだね?」
最原「そういう事だね」
白銀「アキラは熱心に辞書を読んでるよ」
狛枝「やっぱり、この子は人間になろうとしてるのかな」
日向「人間って……それじゃアキラは」
田中「何らかの神話生物……という事になるな。恐らく、玉虫色の悪夢だろうが」
狛枝「あるいは沼男かな」
白銀「沼男ではないから安心して!!」
最原「というか……まだ序盤でしょ?SANチェックだってまだだしね」
王馬「オレと田中ちゃんはやったけどね!!」
白銀「何もなければ就寝、という事になるけど」
狛枝「構わないよ」
白銀「じゃあそうだなぁ……アキラは王馬くんの部屋にやって来たね」
王馬「オレ?」
アキラ「いっしょに、寝たい」
王馬「なんでオレなんだろ……まぁいいけど」
白銀「じゃあ電気を消す前にアキラがこう訊ねる」
アキラ「ねぇ、王馬はおかあさんいる?おかあさんをよろばせるなら、どうしたらいい?」
王馬「うーん……オレのキャラじゃないけど……そうだなぁ……親孝行……おかあさんを色々助けてあげればいいんじゃないかな?」
アキラ「そうなのか、王馬は物知りだな。すごい、ちゃんとした人間なんだな…………王馬に会えてよかった」
白銀「そうしてアキラは目を閉じるけど……ここで聞き耳」
王馬 聞き耳55→55 成功
王馬「あっぶな」
白銀「じゃあ……王馬くんはアキラが小さく呟く声が聞こえた」
アキラ「……おとうさん、おかあさん」
狛枝「おかあさん、の為に人間になろうとしてる?」
日向「何とも言えないな……ともかく明日だな」
-
- 28 : 2018/08/07(火) 20:54:41 :
- 白銀「じゃあ、王馬くん」
王馬「うん?」
白銀「貴方は不思議な夢を見る。
そこはとても冷たく、薄暗く、そしてじめじめとした洞窟。そこに、“それ”はいた。ぼこり、ぼこりと泡立つ不定形の塊。そこからは、何百もの触手のようなものが伸び、餌を求めるかのように蠢いている。
ぼこり、と大きな音がして、また一つ“何か”が産み出された。
あなたは唐突に理解する。“それ”から産み出されたのが、己なのだと!!
このような恐ろしい夢を見た王馬くんはSANチェック。成功で1D3、失敗で1D6だよ!!」
王馬「うそぉ!?」
日向「ここでか!!」
田中「やはり玉虫色の悪夢だったか!!」
王馬「大丈夫大丈夫、約8割成功するから……大丈夫大丈夫」
王馬79→83 失敗
王馬「嘘でしょ!?」
王馬1D6→6 79-6=73
白銀「王馬くんは1度に正気度を5以上失ったからアイデアロールだね」
最原「初発狂?」
王馬「だ、大丈夫大丈夫……こういう時失敗するから……」
田中「脂汗が酷いぞ、ポーカーフェイスどうした」
王馬 アイデア85→62 成功
白銀「おめでとう!初発狂だよ!!神話技能+5プレゼント!!」
王馬「ありがとう」(スライム顔)
白銀「じゃあ狂気表振ってね!!」
1D10→1 気絶
王馬「殺人癖とか引かなくてよかった!!」
最原「多弁症とかひいても困るけどね」
白銀「アキラが王馬くんをゆすって起こそうとするけど」
王馬「気絶してるから起きないよ!!」
狛枝「狛ったねぇ……精神分析しないと起きないかな?」
白銀「王馬くんが起きないからアキラが皆を呼びにいったよ」
アキラ「どうしよう、王馬起きない」
田中「なら俺様が精神分析(物理)だ」
田中 精神分析91→81 成功
田中「起きろ」
王馬「まそっぷ!」
王馬「え、うぇっ!?あれは……あれは何だった……!?」
田中「大丈夫か?」
アキラ「だいじょうぶ……?」
王馬「あ、アキラちゃん田中ちゃん!おはよ!!ちょっと悪い夢見ちゃっただけだよ!!」
アキラ「お、おはよ……?」
田中「夢……か。まぁ貴様の状況を見ればちょっとでは済まされないような悪夢だとわかるが」
王馬「たはーっ!そこまでバレちゃ仕方ないかぁ!!それよりオレお腹すいちゃったんだけど!!朝食はよ!!」
最原「あの夢を見てよく食べられるよね……」
日向「嘘かもしれないけどな」
白銀「じゃあ今日も自由行動!行ける場所は家、図書館、ショッピングモール、公園、警察署だね!!」
-
- 29 : 2018/08/07(火) 22:39:24 :
- 狛枝「行くなら……公園かなぁ……まだ何も調べられないし」
田中「古本屋を調べる、というのは?」
王馬「多分意味無いと思うよ?苗木ちゃん、多分何処に閉じ込められたのか分かってないと思う。古本屋らしき場所に閉じ込められたとしても、その古本屋が現在やってなかったら空振りすると思う」
白銀(本当に鋭すぎて吐きそう( ˙-˙ ))
白銀「じゃあ公園をブラブラする感じかな?」
日向「アキラに遊具の遊び方を教えてやるか」
王馬「一緒に遊ぶ!」
田中「おい悪の総統」
白銀「それじゃ……遊んでいると、1人の少女がやってくる。歳は7~8歳くらいかな。アキラを見て嬉しそうに駆け寄ってくる」
「あっ、ねぇキミもしかして……!!やっぱり暁良くんだ!!ねぇ、ミユの事覚えてる?つばさ幼稚園で一緒だった七原美由だよ!」
日向「暁良……?」
白銀「その言葉にアキラは顔を強張らせて黙り込んじゃうよ。そしてそんな様子のアキラに気付かずにニコニコしながら話しかける」
「暁良君、突然転園しちゃって、ミユ寂しかったんだよ。ねぇ、元気だった? 今はどこの小学校に通ってるの?」
アキラ「……しらない。お前なんか、しらない」
白銀「その言葉に美由は目を大きく見開き……ウルウルと目を潤ませて泣きだしてしまった」
王馬「だよねぇー」
白銀「そこに美由の母親らしき人が駆け寄る。彼女は美由に「どうしたの」と聞く」
美由「暁良くんが……暁良くんが美由の事しらないっていったー!!」
白銀「母親はアキラの顔を見るとギョッとした顔をしたよ。そしてアキラの保護者である皆にペコペコと頭を下げるね」
母親「ごめんなさいね、この子ったら勘違いをしていたみたいで……美由、暁良君はあなたと同じ年でしょう。この子はまだ、幼稚園児ぐらいよ……ね? 暁良君だったら、もっと大きくなってるでしょ」
白銀「そう言って立ち去ろうとするね」
王馬「待った、何か知ってるよねこの人……言いくるめか信用で何か聞き出せない?」
白銀「ロールどうぞ!」
田中 信用95→67 成功
最原 信用65→19 成功
王馬 言いくるめ95→31 成功
白銀「それじゃあ母親は美由に聞かれないように小声で」
母親「美由が幼稚園だった頃、同じクラスに山中暁良君っていう子がいてね……暁良君は美由とも仲が良かったんだけど、交通事故で亡くなって……子ども達にはショックを与えないように、転園したって話してるの」
田中「何?まさかアキラは……」
狛枝「これは確定かな?」
最原「誰かが……暁良君を作っている?」
王馬「次のターン調べられるね!!」
白銀「こんな所かな……次はどうする?あ、行先につばさ幼稚園が追加されたよ」
-
- 30 : 2018/08/08(水) 00:17:56 :
- 日向「アキラを連れてつばさ幼稚園に行く」
王馬「オレも行くかな。アキラちゃんから目を離したくないし」
田中「ふむ……俺様も追従するか」
狛枝「ならボクと最原クンで図書館に行こうか!」
最原「そうだね」
白銀「じゃあ図書館組から行こうか!」
???「なんで図書館に行ったんすかね……?」
日向「なん図書は帰れ!!」
狛枝 図書館95→40 成功
最原 図書館75→22 成功
白銀「じゃあ、事故の事が分かるよ」
今から三年前の七月三十日、十字路で乗用車とトラックが衝突する事故が発生。事故の原因は乗用車運転手の余所見。この事故で、乗用車に乗っていた山中暁良君(5歳)が頭を強く打って死亡。また、助手席に乗っていた母親、山中繭莉さん(39歳)が重傷。運転席の山中鈴彦さん(42歳)は軽症。トラックの運転手に怪我はなかった。
狛枝「3年前、か……」
最原「山中か……住所割り出せるかな」
白銀「そして幼稚園組だけど……どうする?」
日向「聞き込みするにも警戒されるだろうしなぁ……」
王馬「アキラちゃんだしにしてみれば?今度入園させようと思ってるとか言って」
田中「なるほど、その手があったか」
日向「後は……警察手帳とか出すとかか?」
王馬「ああ、日向ちゃん警察官だったね!それでもいいけど」
田中「しかし特異点の信用は初期値だろう?少しリスキーだと思うがな」
王馬「ならアキラちゃんだしで!!」
日向「不味そう」
白銀「アキラをだしに中の見学をするって事でいいのかな?」
日向「ああ」
白銀「じゃあ花村知香という先生が4人を案内するね。因みに絶賛彼氏募集中」
王馬「田中ちゃん、いけばー?」
田中「メス猫に興味などない」
日向「お前APP17あるんだからその気になれば結婚出来るだろ」
白銀「えっと、彼女はアキラの方をチラチラ見てるね。何か聞きたいなら信用か説得か言いくるめでどーぞ」
王馬「にししっ!口八丁なら任せて!!」
王馬 言いくるめ95→49 成功
田中 信用95→22 成功
白銀「ううん……じゃあ」
花村「昔通ってた子にそっくりだったから……もしかして山中さんの親戚?」
王馬「うん!そうだよー!!」
花村「やっぱり!暁良君にそっくりだものね! 山中さんはお元気かしら? お店はたたんじゃった、って聞いたけれど…ほら、山中古書店、っていう古書専門店の。私もそこで、プレミア付きの本を取り寄せてもらったことがあったから、よく覚えてるの。私、こう見えて古書が好きなんですよぉ。趣味のせいで、男には逃げられちゃって♡(テヘペロ)」
王馬「古書かぁ……最原ちゃん辺りが好きそう」
日向「そっちじゃないだろ!!山中書店の場所を聞いてみよう」
白銀「彼女は快く教えてくれるよ」
日向「よしっ!明日にはいけそうだな」
王馬「そう上手くいけばいいけどね」
白銀「なら……帰り道イベント入るよ」
-
- 31 : 2018/08/08(水) 01:20:41 :
- 白銀「帰り道……狛枝くんと最原くんも合流してる感じかな」
日向「ああ。それでいいだろ」
白銀「じゃあ……川の近くを歩いていると何やら騒がしい。悲鳴が聞こえるね」
日向「な、なんだ!?」
「誰か!誰か助けてくれ!!子供が!!」
田中「なんだと!?」
白銀「声のする方向を見るとなんと!子供が溺れているではないですか!子供は辛うじて頭だけ出てるけど、全部沈むのも時間の問題だね。そんな子供に父親らしき人が腰に縄をつけて子供の方に向かう。岸の方では男性が流されないように数人の大人達がロープの端を掴んでいる。ロープを掴んでいる大人の1人が君たちに気付いて声をかける」
「頼む!手を貸してくれ!!」
日向「STRならまかせろ!!」←STR17
王馬「バリバリー」
最原「嫌な予感がする!」
田中「幼子を助けるのに理由はいらん」
狛枝「助けるよ!」
白銀「うん、じゃあ……大人達は懸命にロープを掴むけど、増水した川の流れは早く、油断すると縄が手からすり抜けてしまいそう。そんな流れの早い川を少女の父親は必死で進んでいく。やがて、その手が幼い少女の体を掴んだよ」
「やった!子供を掴んだぞ!」
「早く縄を引くんだ!!」
白銀「大人達は一斉にロープを引っ張ります。君たちも、全身の力を使って懸命にロープを引っ張る。だけど、じりじりと君達は川の方へ引きずられていくよ。父親に抱きかかえられた少女はぐったりと青白い顔をしていたかな。早く引き上げてあげないと!
焦る思いとは裏腹に、ロープの引き上げ作業はうまくいかない。その時」
アキラ「このロープを引けばいいのか?」
「坊主!危ないから下がってろ!!」
白銀「そういう男の言うことは無視して、アキラは大人達の1番前に立ってロープを引いた。すると、ズルズルと川辺に引きずられていたロープの動きがピタリと止まるよ。
そのままアキラがロープを手繰り寄せると、スルスルと驚くほど簡単にロープは引き寄せらていったね。
やがて、少女を抱えた父親が岸にたどり着く。腕の中の少女もぐったりとしていますが、どうやら息はあるようだね。人々はわっと歓声をあげた」
日向「よかった」
最原「よかった……」
白銀「救助活動にあたった大人達は、しきりにアキラのことを褒め称えます。「ボウヤえらいねぇ」「すごいねぇ」「力持ちなんだねぇ」と。ただ、周りの大人がどんなに褒めても、アキラは表情一つ変えない。そのかわり、君たちの方を何か言いたげにチラチラ見ているよ」
王馬「よく頑張ったじゃん!!」
田中「……よく出来た、と褒めてやろう」
日向「ありがとうな、アキラ」
白銀「褒められたアキラはパチンパチンと目を大きく瞬きして喜んでるよ。やがて、救急車が到着し、少女とその父親は運ばれていきます。
彼らが救急車に乗せられていくのを眺めながら、アキラがポツリとつぶやいた」
アキラ「何故あの男は、あの女の子を助けたんだ?」
最原「家族なら、当然だと思うよ」
王馬「人助けするのは当たり前だよ!!」
白銀「うん、いいロールプレイだね!」
アキラ「家族なら当然……人助けは当たり前……」
白銀「それじゃ、帰路につくね」
-
- 32 : 2018/08/08(水) 02:37:09 :
- 王馬「ねぇ、寝るなら固まって寝ない?」
日向「巻き込むつもりなら断る」
王馬「だよねー!言ってみただけだよー!!(ちっ、ロールプレイとはいえ、最原ちゃんと寝られるチャンスが!!)」
最原「なんか背筋がぞくっとした」
白銀「それじゃあアキラは王馬くんの所にいくね。そしてこう訊ねる」
アキラ「ねぇ、王馬はうそをついた事ある?」
王馬「愚問だね」
日向「嘘の権化みたいなやつだしな」
最原「嘘の具現化」
田中「虚言の道化師」
狛枝「トリックスター」
全員「お前が言うな!!」
王馬「どうしてそんな事聞くの?」
アキラ「地球上で嘘をつく生き物は人間だけだ。だから、嘘は人間が人間であることと、深く関係しているのではないかと思った。……どうして、人間は嘘をつくんだ?」
王馬「……アキラちゃん。人間ってキミが思っているほど、綺麗じゃないんだ。誰だって汚い面があるし、それを覆い隠そうと嘘をつく。でもね、それは人の為を想う優しい嘘なんだよ。人の為につく嘘もあるんだよ」
日向「王馬のスキルって確か……」
最原「優しい嘘、だね」
田中「……人の子を傷つけるような虚言は致さぬからなこいつは」
アキラ「優しい嘘……人の為につく嘘……」
白銀「王馬くんの言葉に感銘を受けたみたいね。そしてうとうとしながら、最後に」
アキラ「王馬は……苗木がいなくて……寂しい……?」
王馬「勿論寂しいよ……こんなに寂しい事はないよ……」
白銀「じゃあアキラは何かを呟いた。聞き耳判定!!」
王馬 聞き耳75→01 クリティカル
王馬「やった!1クリ!!」
白銀「えええ!?じゃ、じゃあ……アキラの呟きを完全に聞き取れたよ」
アキラ「大丈夫、ボクが苗木の代わりになるから」
白銀「そう言って眠っちゃったね」
狛枝「うわぁ……」
日向「成り代わると来たか……」
田中「……苗木が心配だな」
最原「無事でいるといいけど……」
白銀「それじゃあ王馬くんは夢を見るね」
王馬「よっしゃこい!!」
白銀「……そこは綺麗に整えられた部屋だった。淡いピンク色のカーテンが揺れているから、女性の部屋なのかもしれない。
窓際のロッキングチェアに髪の長い女性が座っている。その顔はぼやけていてよく見えないが──どこか、消えてしまいそうな儚い印象を与える。
そんな女性の元に一人の少年が近づく。少年は抑揚のない声でこう言った。
──おかあさん、と。
女性はゆるゆると顔を上げて少年を見ると、両手で顔を覆い、金切り声をあげた。
──来ないで! 化け物!!
そこで王馬くんは目を覚ました」
王馬「っ!?」
日向「SANチェックはない感じか」
王馬「助かった……」
白銀「アキラは起きているよ」
王馬「アキラちゃん、おはよ!!」
アキラ「おはよう、王馬」
白銀「アキラは何処と無く得意気だね」
日向「さて、どう行動するか……」
白銀「アキラは「苗木は、皆とどこでどのように過ごしていたんだ?苗木との思い出の場所にいきたい!」と言い出すね。行き先に思い出の場所が追加されたよ!」
-
- 33 : 2018/08/08(水) 12:11:12 :
- 狛枝「多分情報は出尽くしたと思うんだけど」
白銀「元々1~3人用なのを5人でやってるからね」
田中「ふむ……古書店に行く事も考えねばな」
日向「とりあえず……全員でアキラの行きたい場所……思い出の場所に行かないか?」
狛枝「情報が出ない以上は……そうするしかないかな?」
白銀「それじゃあ……君たちはここに来ると苗木くんの事を思い出す。音信不通の苗木くんは今何処でどうしているのだろう?そんな事を思い浮かべていると、アキラが袖を引っ張る」
アキラ「苗木はここで、どんなことをしたんだ?苗木と同じことがしたい」
白銀「と、言ってくるね」
田中「苗木と同じ事がしたい……か」
最原「これってもしかしなくても僕達の為に苗木くんになろうとしてるのかもね」
日向「場所は自由に決めていいんだろ?なら川辺で遊んだ記憶とかどうだ?石きりとか釣りとか」
狛枝「楽しそうだね!」
白銀「じゃあみんなで石きりとかした感じかな?アキラも真似するよ」
アキラ「ボクは上手にできた?」
白銀「アキラはみんなの顔をじっと見上げるね」
日向「これってアキラを褒めるか、アキラは苗木じゃないって指摘するのか……どっちかだよな?」
王馬「オレとしては後者かな!誰かが誰かに成り代わるなんて出来るはずないんだよ……成り代わったとしてもそれは本人じゃない。そっくりの別人だよ。それにアキラちゃんは苗木ちゃんじゃなくてアキラちゃんでしょ?アキラちゃんは……きっと居場所がないんだと思う。だからオレ達で作ってあげようよ」
最原「……僕も王馬くんに賛成、かな……」
狛枝「素晴らしいよ王馬クン!!やっぱりキミは希望なんだね!!」
日向「誰か薬持ってこい!!……まぁ皆がそういうなら……」
田中「今奴を肯定しても返って傷つけるだけだ……時には虚言も必要よ」
王馬「……アキラちゃんはアキラちゃんのままでいいんだよ」
白銀「君たちがそう言うとアキラは泣きそうな顔で」
アキラ「ボクじゃあ……ダメなんだ……」
白銀「というね。聞き耳判定!!」
日向 聞き耳75→37 成功
狛枝 聞き耳75→06 決定的成功
田中 聞き耳75→45 成功
最原 聞き耳75→06 成功
王馬 聞き耳75→08 成功
白銀「なんか出目小さくない?」
アキラ「……“ボク”じゃあ、誰も喜んでくれないから」
白銀「というのが聞こえたよ。狛枝くんにはそれが自分を否定されたような戸惑いを感じてるように聞こえるね」
狛枝「……アキラクンはアキラクンだよ。ボクらはそのままのアキラクンが好きだからね」
白銀「アキラは困った顔をして黙り込んじゃうかな……次の行動どうする?」
日向「山中書店かな……行けるか?」
白銀「うーん……行こうとするとアキラが「疲れた、帰りたい」って言い出すかな……本当に疲れているみたいだね」
田中「はしゃぎ過ぎたのだろう……」
白銀「家につくとアキラは何かを呟くよ。もう1度聞き耳ロールね!」
日向 聞き耳75→82 失敗
狛枝 聞き耳75→05 決定的成功
田中 聞き耳75→29 成功
最原 聞き耳75→14 成功
王馬 聞き耳75→31 成功
白銀「狛枝くん、ちゃんとダイス振ってる?」
狛枝「振ってるよ!!」
アキラ「体が……おかしい……おとうさんに……みてもらわないと……」
白銀「成功した人にはそう聞こえるね」
日向「アキラの様子は?」
白銀「眠そうにしてるだけで夕方頃には(一応)元気になるよ」
-
- 34 : 2018/08/08(水) 14:09:46 :
- 白銀「それじゃあ夜、君たちが寝ようとするとアキラが声をかけてくるね」
アキラ「……皆は苗木に会いたい?」
王馬「会いたいに決まってんじゃん!!」
田中「否定する要素はないな」
アキラ「……苗木が帰ってきたら……ボクはいらない?」
日向「そんな事はない。お前が望むならここにいていいんだぞ」
白銀「アキラはパチンパチンと目を大きく瞬かせて「うん」と頷いて寝るよ」
日向「この際だし、皆で寝るか?」
狛枝「いいね!ボクは構わないよ」
田中「……俺様も構わん」
王馬「OK!!」
最原「皆がいいなら僕も……」
白銀「じゃあみんなは夢を見るね。
薄暗い部屋の中で、誰かが話している夢を見た。
水の滲んだ絵のように、ぼんやりとしたシルエットしか分からないが、それでも目を凝らせば、それが辛うじて大人と子どものシルエットであることが分かる。
子どもが大人に言い募る。
「人間らしくふるまうには、どうしたらいい?」
「どうすれば、キミみたいな人間になれる? 何が人を人たらしめる?」
淡々とした口調で、けれど切実に言い募る子どもに、大人が静かに言って聞かせる。
「人は一人では生きていけない。今まで生きてきて出会った人、支えてくれた人、手を差し伸べてくれた人──そういった存在があるからこそ、今のボクがいる」
子どもは衝撃を受けたような顔で黙り込みました。
どういうわけか、君たちには、その子どもの心の叫びが手に取るように分かります。
──ズルイ、ズルイ、ズルイ。
──だって、自分は知らない。そんな存在を。
だったら。
ボクが。
──に、なればいい。
そこで皆は夢から覚める」
王馬「っは!!」
田中「なんだ今の夢は……!!」
日向「アキラは?起きているか?」
白銀「アキラの姿は見当たらないね。何処か行っちゃったみたい」
田中「なんだと!?」
白銀「机の上に置き手紙がある。内容は一言、「おとうさんの所にいってくる」」
最原「あの体調で出ていっちゃったのか!?」
王馬「追いかけなきゃ!」
白銀「じゃあ皆山中書店に行く感じかな?それじゃあ……山中古書店は古書店という言葉からイメージするような古い建物じゃないね。三階建てのこじんまりとした店で1階が店舗、2、3階が住居だね。店はシャッターが閉められている」
日向「何処か入れそうな場所は?」
白銀「裏に出入り口があるね。鍵がかかってるけど」
王馬「鍵開けならまかせろー!!」
王馬 鍵開け91→01 決定的成功
白銀「また1クリ!?じゃ、じゃあスグに解錠したよ」
王馬「にししっ!らくしょー!!」
白銀「では中に入ると……事務室みたいな狭い部屋に出るね。奥には階段があり、左手には扉。店舗に繋がってるみたいだね」
日向「聞き耳!」
狛枝「目星」
王馬「目星するよー!」
最原「僕も目星かな」
田中「ならば俺様は聞き耳だな」
日向 聞き耳75→56 成功
狛枝 目星75→36 成功
田中 聞き耳75→06 成功
最原 目星75→39 成功
王馬 目星75→16 成功
白銀「聞き耳に成功した2人は1階には人の気配がない事がわかる。で、目星に成功した3人だけど……この場所が事務スペースなのが分かる。長い間使われなかったのかホコリが積もっている。君たちは机の上に放置された紙の束を見つける。読むなら図書館」
狛枝 図書館85→36 成功
最原 図書館75→21 成功
王馬 図書館75→54 成功
白銀「ええっと……どうやら研究メモのようだね。翻訳したのか、外国語も混じってるね」
『それは、かつてこの地球を支配していたモノが生み出した使役生物であるらしい。名をショゴスという。黒い粘液状の生物で、自在にその姿を変化させる。知性が低いが、完全に操るのは一筋縄ではいかなそうだ。加工すれば、あるいは……?』
白銀「さらに読み進めるとその研究メモが玉虫色の悪夢……ショゴスという生き物を人工的に作る技術についてまとめられているみたいね。また、最後の方にこう走り書きされている」
「非常時に備え、ショゴスの弱点である金色の粉『ヘルメス・トリスメギストスの毒塵』を作成。人間には無害なものだが、一応バスルームの戸棚の奥にでも隠しておこう」
「また、最悪の場合に備えてショゴスの退散の呪文をまとめておく」
白銀「3人はそのあまりにも冒涜的な内容に身の毛がよだつでしょう!SANチェックだよ!」
-
- 35 : 2018/08/08(水) 16:16:55 :
- 狛枝90→51 成功 90-1=89
最原55→52 成功 55-1=54
王馬73→63 成功 73-1=72
白銀「神話技能に+1しといてね!それとショゴスの退散の呪文、誰か覚える?」
狛枝「MP的にはボクが覚えた方が良さそうだね」
白銀「覚えるなら追加のSANチェック」
狛枝89→90 失敗
狛枝「うわっ」
王馬「狛枝ちゃん……?発狂とかやめてね?」
狛枝 1D6→5 89-5=84
狛枝「」
白銀「アイデアロール」
狛枝 アイデア80→67 成功
狛枝「ハハッ」
1D10→4 多弁症
王馬「こ、狛枝ちゃん?」
狛枝「……アハッ。アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!超高校級の皆が仲間殺しという名の絶望に立ち向かう!!あぁ……なんて美しくて素晴らしいんだろうね……!!」
最原「ちょっと狛枝くん!?」
王馬「起きろー!!」
王馬 精神分析81→30 成功
狛枝「いてっ」
日向「大丈夫かよ……次はどうする?」
最原「店舗の方に何かないかな?」
田中「俺様は2階に行きたい」
王馬「なら別れれば?オレは最原ちゃんと一緒に行くよー」
狛枝「ならボクも店舗の方にいこうかな」
日向「なら俺は田中と一緒に行くぞ」
白銀「じゃあ店舗組から。目星どうぞ!」
狛枝 目星75→01 決定的成功
最原 目星75→18 成功
王馬 目星75→01 決定的成功
白銀「はぁ!?2人ともダイス振ってるの!!?」
王馬「振ってるけど?」
白銀「…………それじゃあね、大量の本が床に散らばっているよ。まるで、棚をひっくり返して適当に読み漁ったかのようだね。特に生物学に関する本が多いような気がするよ。王馬くんと狛枝くんはその本の散乱具合からしてかなり心の余裕のない人が読み漁ったな、と感じるかな」
最原「図書館振れる?」
白銀「いいよ」
最原 図書館75→03 決定的成功
白銀「ええ……じゃあエイボンの書が見つかるよ」
王馬「魔導書じゃん!!」
白銀「次、2階組ね。そこはダイニングキッチンのような場所になっていたよ。右手には扉が三つ。左手にはバスルームとトイレ、そして三階へと続く階段があるね」
田中「ふむ……目星だ」
日向「初期値だけど俺も目星しようかな」
日向 目星25→82 失敗
田中 目星75→92 失敗
日向「くっ……」
田中「なんだと……!?」
王馬「合流してオレらも振っていい?」
白銀「いいよ」
狛枝 目星75→99 致命的失敗
最原 目星75→35 成功
王馬 目星75→21 成功
狛枝「」
白銀「狛枝くんの出目が荒ぶってる……じゃあ狛枝くんは足元に落ちてた紙を踏んで転ぶよ!耐久-1」
狛枝「いてっ」
白銀「えっと……ダイニングキッチンに使用した形跡はないね。ただ、ゴミ袋に冷凍食品やインスタント食品のパッケージが乱雑に詰め込まれているよ。また、テーブルの上には出しっぱなしのノートが一冊あった」
王馬「読むよ!!」
日向「俺も見る」
最原「僕も」
狛枝「全員で見よう!」
田中「……ふん」
-
- 36 : 2018/08/08(水) 17:00:21 :
- 『暁良が死んでから、妻の精神状態はおかしくなってしまった。俺のせいだ。俺が余所見をしたばかりに。俺が交通事故を起こしたばかりに』
『暁良が、妻が、夢の中で俺を責める。痛い、苦しい、と。お前のせいだと』
『店の本を整理していたら、面白いものを見つけた。これさえあれば、もしかしたら……暁良が作れるかもしれない。暁良が蘇らないことは分かっている。それでも、暁良によく似た人形があれば、妻は正気を取り戻すかもしれない』
『人形の製造がなかなか上手くいかない。何度やっても、パーツが似ない。暁良はどんな目だった?どんな口だった? どんな鼻だった? どんな風に笑って、どんな風に泣いて、どんな風に拗ねた? 日に日に、暁良の姿が風化していく。暁良のことを忘れていく。写真を見ても!ビデオを見ても!!』
『暁良によく似た青年を見つけた。驚くほどによく似ている。アレを素材にすれば、あるいは……』
『KPCというその青年との接触に成功。彼と親しいPCという人物に何があっても良いのかと脅したら、簡単に従わせることができた。とりあえず、暁良の部屋に閉じ込めておこう。なに、彼は貴重な素材だ。丁重に扱わせていただくさ』
『完成した!素晴らしい出来だ!!これなら繭莉もきっと…………』
『ダメだダメだダメだ。アレはあまりにも人間味に欠けるただの人形だった。アレでは、繭莉の心を揺さぶることはできない。もっと、もっと、もっと暁良に似た人形を作らなくては……』
白銀「執念にも似たおぞましい何かを見てしまった全員SANチェック!!成功で1、失敗で1D3だよ!!」
日向75→01 決定的成功 75-1=74
狛枝84→33 成功 84-1=83
田中74→91 失敗 1D3→3 74-3=71
最原54→88 失敗 1D3→2 54-2=52
王馬73→97 致命的失敗 1D3→1 73-1=72
白銀「なぁにこれぇ……」
王馬「荒ぶってる……」
日向「怖いしSANチェック多すぎだな!?」
最原「……うーん……」
狛枝「さっさと部屋の探索に入った方がいいかもね。あ、日向くん!バスルームに行って粉見つけてきて!」
日向「目星初期値だぞ!?」
白銀「まぁ目星しなくても見つかるかな……でもショゴスをやっつけるには量が少ないけどね」
日向「よし」
白銀「じゃあどの扉にいく?左?右?真ん中?」
田中「…………左だ!」
白銀「木製の扉だね。鍵はかかってない」
狛枝「聞き耳するね」
狛枝 聞き耳75→65 成功
白銀「人の気配がするね」
狛枝「行く……?」
田中「苗木の可能性を考慮すれば行くしかあるまい」
最原「行こう」
白銀「では……部屋に入ると、そこは必要最低限の家具だけを置いたようなこじんまりとした部屋だった。部屋の奥にはベッドがあり、そこでは一週間以上行方不明になっていた苗木が静かに眠っていたよ。そして、ベッドサイドには、アキラが静かに佇み、苗木の顔を覗き込んでいる。
アキラは君たちをちらりと見て、困ったような顔をした」
アキラ「……KPCが、起きない。血を、たくさん抜かれたんだ……ボクが、いなくなったから……」
田中「苗木に医学出来るか!」
白銀「どうぞ」
田中 医学75→61 成功
白銀「血を抜かれすぎて極度の貧血状態に陥っている。早く輸血しなくては命に関わるかもしれないね」
狛枝「誰か運ばないといけないかな……」
最原「なら、戦闘技能持ってない僕が運ぶべきかな」
白銀「ちょっと待って。えーと。アキラは君たちに悲しい顔で告げます」
アキラ「苗木を連れて、逃げて。ボクはおとうさんを止めるから……本当は、頑張ればなれると思っていたんだ。完璧な山中暁良にも、完璧な苗木誠にも。完璧に演じることができたら、きっと、おとうさんも、おかあさんも……皆も、喜んでくれるって、思ってた。でも、やっと分かったんだ……どんなに似せたって、ボクは山中暁良にも、苗木にもなれない。ボクはボクでしかない……不完全な玉虫色の悪夢でしかない……だからこそ、ボクが止めるんだ……おとうさんを」
白銀「……皆は、アキラと共に戦う?それとも……去る?」
田中「行くに決まっているだろう!例え短い間と言えど……こやつは人の子だった。見捨てる事など出来ぬ」
王馬「オレも行くよ!!……戦闘技能ないけど」
日向「俺もいく!」
狛枝「ボクも……行くよ」
最原「僕は……苗木くんを病院に運ぶよ……皆気をつけてね」
白銀「じゃあ最原くんは離脱ね。それじゃ、4人にアキラはパチンパチンと二回瞬きをして、なんだか泣きそうな顔で「ありがとう。おとうさんは、3階にいる……一緒に、行こう」とあなたの手を握りしめる。
その手は小さく、柔らかく……そして、温かな子どもの手だった」
-
- 37 : 2018/08/08(水) 17:28:30 :
- 白銀「……階段を上ると、扉が一つある。くるみ材の頑丈そうな扉だ。どうやら鍵がかかっているようだが、アキラは君たちに「少し下がってて」と言うと、ドアノブを握りしめた。そのままグイとノブを引くと、バキン、と金属が悲鳴をあげて、扉の鍵は壊された。
アキラは何事もなかったかのように、鍵の壊れた扉を開ける。
そこはワンフロアの広い部屋だった。雑多に山積みにされた資料、実験器具がずらりと並ぶと机、壁際に作られた棚にはホルマリン漬けの瓶が幾つも並んでいる。瓶の中身は爬虫類、哺乳類と様々だが、中には明らかに人間の体の一部らしきものまである。
だが、それ以上に目を引くものが部屋の奥にあった。
それは、部屋の奥を占領する巨大な水槽。その中に、黒い粘着性の物体が幾つも幾つも浮いている。その黒くぬめぬめとした物体からは、まるで土から花が咲くかのように、子どもの体の一部が生えていた。
指だけが複数生えたもの、手と足がいびつにくっついているもの、そして、首だけのもの──あなたは、その顔に見覚えがあった。君たちの横にいる少年──アキラと同じ顔だ。
この冒涜的な光景をみた4人はSANチェック!!成功で1D6、失敗で……1D20!!」
4人「「「「1D20!!?」」」」
最原(行かなくてよかった……)←SAN52
日向74→05 決定的成功
狛枝83→46 成功
田中71→35 成功
王馬72→83 失敗
王馬「ウソダドンドコドーン」
日向 1D6→6 74-6=68
狛枝 1D6→3 83-3=80
田中 1D6→3 71-3=68
王馬 1D20→13 72-13=59
王馬「ごっそり減った!!」
白銀「じゃあ王馬くんと日向くんはアイデアロールね!」
日向 アイデア80→93 失敗
王馬 アイデア85→48 成功
日向「あっ助かった」
王馬「チクショーめ!!!(某総統風)」
1D10→5 極度の恐怖症
白銀「じゃあ……王馬くんは液体恐怖症になっちゃうかな……」
王馬「水もダメじゃん!!やだーーー!!」
田中「王馬に精神分析!!」
田中 精神分析91→14 成功
王馬「田中ちゃん居てくれて助かった〜」
田中「貴様が倒れると俺様の負担が増えるだろうが!!」
王馬「たはーっ!田中ちゃんキビシー!!」
白銀「それじゃ、描写を続けるね。
水槽の前には、白衣を着た中年の男が一人いた。げっそりと痩せこけた顔の男は、ゆっくりと君達を振り向き、顔をしかめる。
「……出来損ない。ここには入るなと言った筈だ」
「おとうさんを、止めに来たんだ」
「勝手なことを……役立たずは……一度、水槽に戻すべきだったな」
男──山中鈴彦が、水槽に取り付けられた機械のパネルをいくつか押す。
すると、水槽の蓋がスライドして開き、中から一際大きい黒い物体がぬるりと這い出てくる。それは形容するなら、丸太のように太い蛇に似ていた。長さは数メートルあり、その胴体のあちらこちらから、いびつに子どもの足が伸びている。それが尻尾に似た触手をアキラに伸ばした、その時──誰かの手がアキラを突き飛ばした。
それは、君達の背後から駆け寄って来た、髪の長い女性だ。
女性が薄く微笑んで「──あき、ら」と口にしたその瞬間、黒い生物の触手が縦に裂けて、女性の体をバクリと飲み込む。
突き飛ばされたアキラが呆然と目を見開き、「おかあ、さん」と呟くのが、君たちの耳に届いた。
続けてSANチェックだよ!!成功で1、失敗で1D3だよ!!」
狛枝「畳み掛けてくるぅ!!」
-
- 38 : 2018/08/08(水) 18:18:47 :
- 日向68→33 成功 68-1=67
狛枝80→82 失敗 1D3→2 80-2=78
田中68→20 成功 68-1=67
王馬59→87 失敗 59-3=56
王馬「ダイスの女神様はオレが嫌いなのかな……?」
狛枝「発狂しないだけマシだよ!」
白銀「描写多くてごめんね!続けるよ!
「繭莉ぃぃぃぃ!!!」
男が半狂乱になって叫んだ。その目は血走り、口の端からは泡を吹いている。
「やめろ!やめろ!やめろぉぉぉ!!」
男は慌てて手元の機械を操作する。だが、焦っているのか、何かの操作を間違えたらしい。水槽の上から次々と粘着質な生物が飛び出してくる。
それは「てけり、り。てけり、り」と奇妙な声で鳴きながら、次々と近くにいるもの同士で体を寄せ合う。やがて、その体は一つの大きな塊へと変化した。
玉虫色のきらめきを持つ黒い、粘着質な物体。そのあちらこちらから飛び出す子どものパーツが、よりグロテスクさを強調する。
その化け物は一番近くにいる白衣の男に触手を伸ばした。胴体を巻きつかれた男は「やめろぉぉ!やめてくれぇぇぇ!だれかぁぁぁ!」と悲鳴をあげる。
さぁ、戦闘の開始だよ!!DEX順に狛枝くん→日向くん・田中くん・王馬くん→人工ショゴスになるよ!」
狛枝「ボクかぁ……拳銃って持ってるっけ?」
白銀「ここ日本だし……幸運/2で振って成功したらあるよ」
狛枝 幸運÷2=45→42 成功
白銀「さ、さすが……じゃあデザートイーグルで」
狛枝「撃つよ!」
狛枝 拳銃80→55 成功
ダメージ 3D6+3→21
白銀「えっ!?六ゾロ!!?え、えっと……ショゴスに命中、かなりダメージ入ったね……」
日向「次は俺か。粉投げるぞ!投擲は初期値だが……」
日向 投擲25→65 失敗
日向「デスヨネー」
田中「拳いくぞ」
田中 こぶし50→79 失敗
田中「くっ……」
王馬「んー……オレもこぶし」
王馬 こぶし50→97 致命的失敗
王馬「ファッ!?」
白銀「からぶって転倒。次のラウンドまで回避できないからね。で、ショゴスの攻撃。(ダイス音)あっ1クリ」
狛枝「ファッ!?」
白銀「対象は……王馬くん」
王馬「誰か助けて!!」
日向「これ庇えるか?」
白銀「DEX対抗ロールに成功すれば庇えたことにしていいよ95%で庇えるけど」
日向95→12 成功
日向「よしっ!」
王馬「ありがと、日向ちゃん!」
白銀「ではダメージロールを……(ダイス音)18ダメージだよ」
日向「俺じゃなきゃ死んでたな!!?」
白銀「耐久が半分以下になったからショックロール、CON×5で判定!」
日向75→29 成功
日向「くっ!!」
白銀「それじゃあショゴスは耐久を2ポイント回復させる」
狛枝「じゃあ……退散させようかな」
日向「でもそれをすると……アキラが」
王馬「でも、ここでこれを止めないと……危険なんだよ」
田中「……やらねば、あるまい」
狛枝「退散の呪文を使うよ!」
白銀「投入MPは?因みにアキラも手伝ってくれるよ!」
狛枝「全部!」
白銀「う、うん……じゃあ……」
-
- 39 : 2018/08/08(水) 19:37:17 :
- 白銀「部屋全体が白い光に包まれます。そして、その光の中に、黒い巨体の化け物は少しずつ、飲み込まれていきます。
化け物も、化け物に半分以上沈み込んでしまった白衣の男も、そして……アキラも。
アキラの体は白い光を浴びるたびに少しずつ透明になっていきます。これ以上光を浴び続けたら、彼も消えてしまうことに、君たちは気付くでしょう」
王馬「待って!!待ってよアキラちゃん!!」
王馬「アキラちゃんを引き止めるよ!!」
白銀「アキラはあなたの手をやんわりと引き剥がし、そして光の方へと歩いて行くね」
アキラ「ボク、おとうさんと、おかあさんと一緒に行かなくちゃ。だって、家族って、そうするものでしょう?王馬……そして皆、ありがとう、またね」
白銀「そう言って、アキラは今まで見た中で一番子どもらしい笑顔で君たちに手を振りました。
やがて光がおさまると、そこには何も残っていません。化け物も、化け物に飲まれたアキラの両親も、そしてアキラも……
ただ、空の水槽だけが虚しくそこに残り、悪夢の存在が夢ではないことをあなたに知らしめた……」
日向「アキラ……」
王馬「アキラちゃん……」
田中「……アキラ」
狛枝「……」(気絶中)
日向「そうだった、狛枝運ばないと」
白銀「君たちは気絶した狛枝くんと苗木くんを外に運びました。そのあと、すぐに病院に運び込まれた苗木は、輸血を受けてなんとか一命を取り留めました。
君たちは病室で眠る苗木の顔を見つめながら、アキラと過ごしたこの数日のことを思い出します。
アキラは最後の最後で、人間として、山中夫婦の子どもであることを選んだ。
アキラが君たちに向けた最後の言葉「ありがとう……またね」
それはきっと、今まで嘘を知らなかった彼の、人生で初めての──そして、最後の嘘。
悲しい願いから生まれたコッペリア(人形)は、家族を愛することと、君たちのための優しい嘘によって、己が人であることを証明したのです。
それでも、君たちは願わずにはいられない。彼の「またね」という言葉が真実になることを」
白銀「セッション終了だよ!お疲れ様!!」
5人「「「「「お疲れ様でしたーっ!!」」」」」
白銀「クリア報酬は
生還報酬+1d6
ショゴスの退散に成功+1d8
KPCが生存+1
だよ!あと王馬くんはアキラに好かれていたから追加で+1D6していいよ」
王馬「KPの温情に感謝……!!」
-
- 40 : 2018/08/08(水) 19:52:46 :
- 最原「元より回復したんだけど……」SAN66
王馬「回復しなかった……」SAN73
田中「……」SAN75
日向「王馬は集中砲火だったしな」SAN78
狛枝「……」SAN81
白銀「ど、どんまいだね……ネタバレは控えるよ。次はどんなシナリオにしようかな?」
-
- 41 : 2018/08/08(水) 23:24:37 :
- 期待です
-
- 42 : 2018/08/09(木) 12:59:17 :
- 数日、放置してたらセッションが終わっていたという、次のシナリオも期待
-
- 43 : 2018/08/09(木) 18:13:38 :
- 白銀「戦闘色強めのギャグシナリオ見付けたからやろう!!」
日向「やっと俺が活躍できる!」
王馬「そのかわりオレと最原ちゃんが役たたずに!!」
最原「で、でもこぶし当てられれば……ダメージボーナスあるから……」
田中「そういえば成長はどうするのだ?」
白銀「してもいいけど……またキャラシ書くの地味にめんどくさい」
田中「おい」
白銀「という事でシナリオ『家がない、燃えてる』始めるよー」
狛枝「何その不吉なタイトル!!」
-
- 44 : 2018/08/10(金) 17:08:25 :
- 白銀「まず全員1D100振ってくれないかな?」
狛枝「凄く嫌な予感がするね!」
日向 1D100→66
狛枝 1D100→31
田中 1D100→83
最原 1D100→55
王馬 1D100→62
白銀「ふむふむ……君達は互いに集まって飲み会をしてたんだけど、飲み足りないから誰かの家で飲みなおそう!って所だね」
王馬「探索者全員成人しててよかったね!」
白銀「それで田中くん、キミは家の冷蔵庫に貰ったクリアアサヒが冷えてる事を思い出すね」
王馬「クーリーアーアサヒが♪家で冷えてる♪ただし帰れるとは一言も言ってない」
日向「ブラック企業!!」
田中「露骨に俺様の家に集まる流れか?」
最原「そうかもね……」
白銀「じゃあ、皆が田中くんの家にいくと……家が、燃えてる」
田中「なん……だと!?」
白銀「凄い火事に通行人はスマホで写真撮ってるね。こんな光景をみてしまった君達はSANチェック!成功で0、失敗で1D3!」
日向78→96 致命的失敗 1D3→2 78-2=76
狛枝81→75 成功
田中75→40 成功
最原66→85 失敗 1D3→1 66-1=65
王馬73→47 失敗
狛枝「大して減らなくてよかったね」
-
- 45 : 2018/08/11(土) 19:27:52 :
- 田中「しかし、どうすればいいのだ……」
白銀「目星か幸運でどうぞ」
日向 幸運70→09 成功
狛枝 幸運90→13 成功
田中 目星75→75 成功
最原 目星75→40 成功
王馬 目星75→86 失敗
王馬「出だしからこれかー……」
白銀「成功した人は、ローブ姿の男がコソコソと立ち去ろうとしてるのを見つける」
最原「放火魔かもしれない!追いかける!!」
日向「組み付きは初期値だがまかせろ!!」
田中「行くしかあるまい……我が寝床を燃やした事、後悔させてやる……!!」
白銀「じゃあ、その男を追いかけていくと袋小路の路地裏にたどり着く。男は息も絶え絶えでとても苦しそうだよ」
「あつい……あつい……たすけ……体が燃える……」
日向「な、なんか様子がおかしくないか?」
白銀「ぜぇぜぇと肩を上下に揺らして喋っていたけどスグに力尽きて倒れちゃうね」
田中「医学!!」
田中 医学75→99 致命的失敗
田中「何だと!?」
白銀「え、えーと……助けようと焦った田中くんは男の腕を踏んづけて転んでしまうよ。耐久-1」
王馬「医学(笑)」
田中「くっ!!」
王馬「応急手当振るよ」
王馬 応急手当50→09 成功
白銀「王馬くんはこの男の怪我は今からどうこうできるものじゃないって分かるよ。救急車呼ぶのがいいんじゃないかな?」
日向「じゃあ救急車呼ぶか。他には……目星とかか?」
狛枝「じゃあ振ろうか!」
日向 目星25→25 成功
狛枝 目星75→81 失敗
最原 目星75→29 成功
白銀「なんか出目高いね?えーと成功した2人は男の足元に何か落ちていることに気づくよ。財布と赤色のUSBメモリだね。"F"と刻印されているよ。
財布には男の車の免許とかがはいっているね。名前は梅村火斗志」
王馬「お金は入ってないの?ちぇっ、つまんないのー」
日向「泥棒したら捕まえるぞ」
王馬「たはーっ!日向ちゃんキビシーっ!!」
白銀「それでどうする?何処かに集まる?因みに無事な家は狛枝くんの家だけだよ」
日向「他は全部燃えたのか……」
-
- 46 : 2018/08/14(火) 00:07:34 :
- 狛枝「さて……まずは放火事件について調べようか」
白銀「知識かアイデアで」
王馬「オレ知識100だから頂戴」
白銀「……まぁいいよ。この一連の放火事件は同一犯の可能性が高いという事がわかるよ」
日向「スマホとかでなんか情報分からないか?」
白銀「そうだね……放火事件の後に不気味な生物が見かけられてるらしいね」
5人(((((絶対神話生物だ……)))))
白銀「詳しく調べるなら図書館振ってね!」
日向「俺が振るか」
日向 図書館85→15 成功
白銀「それじゃあ……一年前からこの街ではたびたび、人型だが人ではないものが現れていると噂されているらしいね。それと、怪物による殺人が増えているらしいとか書いてあるよ。信憑性はひくそう」
日向「絶対神話生物だって……」
王馬「USBメモリは?」
白銀「なんて事のない、ただのUSBメモリだよFの刻印があって、スイッチみたいなのがある。押すと『ファイアーヴァンパイア!』と鳴る」
田中「……嫌な予感がするのは俺様だけか?」
白銀「他に調べる事はない?なければ次の日にしちゃうけど」
王馬「ま、そのうちわかるでしょ……」
-
- 47 : 2018/08/15(水) 16:51:16 :
- 白銀「それじゃあ翌日。行ける所は……男が運び込まれた病院かな」
日向「そういえば居たな……話を聞きに行こう」
王馬「メモリの事とか聞きたいしねー」
白銀「結構綺麗な病院で受付には看護婦がいるね。「保険証と診察券をお願いします」」
狛枝「えっと、ここの病院に入院してる梅村さんをお見舞いに来たんですけど」
「面会ですか?ではこちらに住所とお名前、連絡先と患者さんのお名前をお願いします」
田中「名前……」
日向「梅村火斗志、だぞ」
「ありがとうございます。このお見舞いのタグをつけて先に進んでください」
白銀「エレベーターに乗って少し進むと病室だね……で、キミ達が入ろうとすると病室から女性が出てくるね」
「あら!ごめんなさい、えーと、あなたたちも梅村くんのお見舞いかしら?」
日向「まぁ……そんなところです」
最原「えっと、失礼ですが貴女は?」
「私は朽木希って言うの、よろしくね。梅村くんとは大学のサークルの友人なの」
田中「大学生か……梅村が放火犯の可能性が高いが……どうなのだろうな?」
狛枝「まぁ本人から話を聞いた後でも良いんじゃないかな」
日向「……そうだな」
白銀「何もなければ病室に入るけどいい?」
王馬「いいよー」
-
- 48 : 2018/08/17(金) 16:03:20 :
- 白銀「病室に入ると青い病院着を身につけ、ベッドで横になる梅村火斗志がいるね。鼻にチューブをつけていたり、包帯で処置がされていて、痛々しい見た目だよ。横のテーブルにお菓子の詰め合わせがおいてあるかな」
「あ……昨日の……助けていただいてありがとうございます……」
日向「気にするなよ」
田中「重症だったようだからな……ところでこれは貴様のか(メモリを見せながら)」
「は、はい……僕のです……返していただけますか?」
王馬「これ何?ただのメモリじゃないよね?」
「なんていいますか……その……麻薬?みたいなものです……使うと嫌な事が忘れられるからとめられないんです。スイッチを押して身体に刺すんです。僕の場合は腕に」
白銀「彼の腕には魔法陣のような小さな入れ墨がはいっているよ。入れ墨は、長方形のまわりに6つの丸があり、丸と長方形が線でつながっている形をしているかな」
王馬(……仮面ライダー?)
狛枝「なるほど……これはどこで入手したの?」
「駅の近くのクラブで一ヶ月前に買いました。クラブ・ほてぷです」
田中「どう足掻いても這い寄る混沌だろうが!!」
日向「あからさま過ぎるだろ……」
王馬「それ使うとどうなるの?」
「超人になれるんです!本当ですよ!!」
最原「超人……超人かぁ……」
狛枝「嫌な予感がするけど……あ、放火については?」
「たぶん、僕がやったんだと思います。全然記憶がないんですけど…。メモリを使うと意識がなくなって、気がつくと家に帰ってるんです。帰ってテレビを見ると必ずニュースで火事が起きたって流れてて、もしかして僕がやってるんじゃないかと思ったんですけど、止められなくて…」
日向「ひょっとしてこれ中毒になるのか?だから麻薬……」
王馬「ま、オレらが使う事はないでしょ」
白銀(それはどうかな?)
-
- 49 : 2018/08/17(金) 21:05:00 :
- 白銀「えっと、皆が病室から出ると廊下でなんか怪しい雰囲気の男性とすれ違うね。男は何も言わず去っていく」
日向「なんだなんだ?」
王馬「……」
最原「いや、今はクラブに行こう……」
白銀「クラブに行くんだね?じゃあ……入ると曲が鳴っていてけばけばしいライトがそこかしこを照らし、地下特有のかびのようなにおいがするクラブだったよ。誰も彼もが楽しそうに踊っていて、一段高いお立ち台でも男女が踊っている」
日向「アレだよな……バブル期の……」
王馬「日向ちゃんストップ」
狛枝「さて……メモリを知っていそうな人はいるかな?」
白銀「カウンター席にいるスーツ姿の男が声をかけてくるよ」
「何か、お探しですか?」
狛枝「うーん……こういうメモリを探しているんだけどさ」
田中「おい……見せていいのか?」
最原「少しは綱渡りをしないと……」
「もしやメモリに興味がおありで?実は私もなんですよ。これからそのメモリの販売をしにいくところなんです。よければいかがですか?」
狛枝「ほらね?」
日向「出来すぎて罠に見えてきたんだが……」
王馬「でも行かなきゃ話進まないよ?」
田中「……どんな罠がこようと俺様がうちのめしてくれるわ!!」
白銀「それじゃあスーツ姿の男についていくと廃倉庫につくよ。わずかに明かりがついているね。朽ちた段ボール箱がつまれていて、埃っぽく、かびくさい匂いに満ちている。
そして、若い一組の男女が楽しそうに会話しているよ」
女「あら、もう来たんです?早かったですね!」
男「もう少しかかるかと思っていたよ」
スーツ「今日は割と早く引っかかりましたよ。やはり噂はすぐ広まってしまうらしいですね」
日向「い、嫌な予感がするぞ……!」
白銀「スーツの男は探索者たちのほうへ向き直り、一本の白色のメモリを取り出す。男女はそれぞれ茶色と、青色のメモリを取り出してスイッチを押すよ」
「ムーンビースト!」「グール!」「ディープワン!」
白銀「スーツの男はピンクの触手を生やしたヒキガエルのような姿に、男性は蹄を持つ犬のような姿に、女性はぬらぬらした魚人の姿にそれぞれ変わっていく」
最原「ひっ!?」
田中「やっぱりかぁぁぁぁ!!!」
白銀「恐ろしい光景を目の当たりにしたキミ達はSANチェック!成功で2、失敗で1D10+1だよ!!」
王馬「デカすぎ!!?」
-
- 50 : 2018/08/17(金) 23:25:30 :
- 日向76→19 成功 78-2=74
狛枝81→00 致命的失敗
田中75→81 失敗
最原65→70 失敗
王馬73→00 致命的失敗
狛枝・王馬「0ファンブル!!?」
白銀「わぁ……何これ酷い」
田中「なんだこの混沌は!?どうすればいいのだ!!」
日向「俺以外全員失敗とか……しかも精神分析持ちがファンブルとか笑えないぞ」
最原「1が出るように祈るしかないね……」
狛枝 1D10+1→8 81-8=73
田中 1D10+1→9 75-9=66
最原 1D10+1→3 65-3=62
王馬 1D10+1→6 73-6=67
狛枝・王馬・田中「あっ」
日向「不味くないか!?」
最原「回復役が全滅しちゃうよ!!」
白銀「運命のアイデアロールいこうか(ニッコリ)」
狛枝「ボクは幸運なんだ……!こんな絶望に負けたりしない!!」
王馬「大丈夫かなぁ……?」
田中「お、俺様は慌てたりせぬぞ!!」
日向「汗凄いぞ……」
狛枝 アイデア80→25 成功
田中 アイデア85→01 決定的成功
王馬 アイデア85→48 成功
狛枝「ハハッ」
白銀「精神分析役がいなくなっちゃったね」
日向「ついでに攻撃役もな……」
白銀「それじゃ、症状決めようか」
狛枝 1D10→6 殺人症または自殺症
田中 1D10→4 多弁症
王馬 1D10→1 気絶
日向「や、ヤバイやつ引いてる!?」
狛枝「アハハっ!!この不幸の代償に更なる幸運が(以下略)」
白銀「ごめん、一応時間のダイスも振って!」
狛枝「ハハッ!10ラウンド継続だよ!!」
田中「6ラウンドだ……」
王馬「4ラウンドだよー」
日向「俺達で倒せるのか……!?」
最原「やるしかないよ……」
-
- 51 : 2018/08/18(土) 11:27:10 :
- 白銀「戦闘開始だよ!順番は狛枝くん→グール→田中くん→日向くん→最原くん→王馬くん→深きもの→ムーンビーストだよ」
狛枝「ボクは発狂中だけど……対象ランダムで拳銃ぶっぱなしていい?」
白銀「自分も対象にいれるならいいよ」
狛枝「OK、対象は……ムーンビースト」
田中「かの大阪混沌世界の弾丸より恐ろしいな……」
白銀「いや、死の弾丸の方が怖いって!あれ即死じゃん!」
狛枝 拳銃80→58 成功
ダメージロール 3D6+3→20
白銀「ええ……じゃあムーンビーストは撃ち抜かれてお亡くなりになったよ」
田中「装甲なしか?ならばいけるかも知れんな……」
白銀「じゃあグールだね。鉤爪で攻撃するよ!……失敗!」
田中「俺様は発狂中だな……」
日向「俺か!グールに武道キック!」
日向 武道81/キック85→78 成功
ダメージロール 2D6+1D6→14
白銀「あっ死んだ……じゃあ深きものは逃げ出そうとするんだけど……」
最原「っ!?ま、待て!!」
白銀「突如拳銃の発砲音が響いて最後の化け物が倒れる。その先には病院であった男の姿があった」
日向「え?」
-
- 52 : 2018/08/18(土) 12:11:02 :
- 「驚いたな。昼間ぶりだ。こんなところで何をしている?」
日向「え?あ、いや……メモリの事を調べてたらこんなことに……あんたは?」
「俺は刑事だ。上に取り合ってもらえないから単独で最近の事件を調べている。この街にはびこる怪物とかのな」
最原「刑事……ちょっと頼もしいかな……」
王馬「ねーそろそろオレ気絶から回復していい?田中ちゃん達戻さないと」
白銀「いいよー」
王馬「うーん……寝心地最悪だよ……」
日向「あ、王馬!狛枝達を頼む!」
王馬「起きて早々騒がしいねー」
王馬 精神分析61→56 成功
王馬「田中ちゃん目を覚ましてー」
田中「!!すまぬ、取り乱した」
田中 精神分析91→26 成功
田中「正気に戻れ!!」
白銀「おれは しょうきに もどった! だね!」
狛枝「あれ?ボクは何を……」
最原「えっと……刑事さんは何時からこの事件を?」
「3ヶ月前からだ。……妹が化け物に殺されてからだ。その前は俺も化け物なんて信じられなかった」
王馬(ますます仮面ライダーっぽいような)
田中「しかし……精神分析持ちが揃ってやられるとは情けないな……」
王馬「ダイス運を呪うよ……」
白銀「それじゃ、刑事さんは倉庫にあるアタッシュケースを見つけるね」
「これは…、すべて空のメモリだな。預かっておく。そして、チラシか。聖進化教団?」
狛枝「聖進化教団?」
王馬「胡散臭い宗教だねー」
「一年前から目立ち始めた新興宗教団体だ。街はずれの丘に会館があるのを見たことがある。無関係じゃなさそうだ。」
「俺は今からその会館に乗り込む。お前らもついてきてくれないか?お前らは強いだろう。さっきみたいな化物が大量にいたときに一人じゃ太刀打ちできない。お願いだ」
日向「味方が増えるのはいいかもしれないな……一筋縄じゃいかなさそうだし」
王馬「発狂したらわからないけどね」
最原「流石に大丈夫だと思うよ……?」
田中「フラグの嵐が見える……」
白銀「じゃあ皆教団に行くんだね」
田中「無論」
日向「ああ」
狛枝「もちろんだよ」
最原「うん」
王馬「面白くなってきたねー!」
-
- 53 : 2018/08/18(土) 12:53:21 :
- 白銀「それじゃあ6人は聖進化教団会館の建物に入るよ。6人が建物に入ると電気がつく。そして朽木希の姿が見えたよ」
日向「朽木!?」
「ようこそ、我らが教団へ…と言いたいところだけど、ごめんなさいね。今日はおやすみなの。なんの目的でここまで?」
最原「……貴女が黒幕なんですね」
「そうね。そういう事になるわ」
田中「教祖はコヤツか……」
白銀「朽木は刑事さんの姿を見つけると彼に向かって話しかけるね」
「あら、あなたもしかして柊さんのお兄さん?」
「そうだ」
「あの子、とっても美味しかったわ。あなたもきっと美味しいんでしょうね?」
「じゃあ、お前が…」
「ええ、そうよ。まあなんでもいいわ、私、今日は朝から何も食べてないからお腹すいてるの」
日向「これヤバイんじゃないのか!?」
王馬「また戦うのかな……」
白銀「朽木希は懐から灰色のメモリを取り出すと、スイッチを押すよ。
「シャンタク!」それを自身の首筋にある魔法陣に押し当てると、彼女の体は変化していく。
象のように巨大で、馬のような頭部を持ち、鱗に覆われた鳥のような姿になっていた」
田中「シャンタクだと!?」
白銀「大丈夫、弱体化してるから。ではSANチェック!成功で1、失敗で1D6ね」
-
- 54 : 2018/08/18(土) 14:08:55 :
- 日向74→03 決定的成功 74-1=73
狛枝73→76 失敗
田中66→51 成功 66-1=65
最原62→28 成功 62-1=61
王馬67→66 成功 67-1=66
王馬「あっぶな!!」
狛枝「あっ」
狛枝 1D6→6 73-6=67
田中「貴様またか!!」
狛枝 アイデア80→17 成功
日向「狛枝ぁぁぁぁぁ!!!」
狛枝「役立たずでゴメンね!!」
1D10→9 奇妙なもの、異様なものを食べたがる
狛枝「ゴミクズは大人しく指をくわえているね!」
白銀「戦闘開始だよ!順番は狛枝くん→田中くん→日向くん→最原くん→王馬くん→刑事さん→シャンタクだね」
田中「狛枝!起きろ!!」
田中 精神分析91→11 成功
狛枝「はっ!?」
日向「シャンタクに武道キック!」
日向 武道81/キック85→01 決定的成功
白銀「ええっ!?じゃ、じゃあ……4D6で」
ダメージロール 4D6+1D6→24
白銀「シャンタクは怯んだ。凄く痛そう」
田中「化け物は貴様か!?」
最原「どうしよう……とりあえずこぶし」
最原 こぶし50→81 失敗
最原「だよね……」
王馬「オレもこぶしいっとく?」
王馬 こぶし50→41 成功
ダメージロール 1D3→2
白銀「あまり効いてない」
王馬「だよねー!」
-
- 55 : 2018/08/18(土) 14:33:20 :
- 白銀「じゃあ刑事さんだけど拳銃使うよ……失敗。次はシャンタクだね。シャンタクは噛みつきを行うよ……失敗!」
狛枝「じゃあボクは拳銃使うよ」
狛枝 拳銃80→25 成功(トリガーハッピー発動)
狛枝 拳銃80→35 成功
6D6+6→34
日向「うわぁ……」
白銀「(特殊技能つけない方がよかったかな……?)じゃあ……シャンタクは朽木の姿にもどり、メモリが粉々になるんだけど……朽木はふらつきながらも立っている」
最原「ま、まだやるつもり?」
「まだ、まだ終わらないわ……次はこっちで相手してあげる」
白銀「そういうと彼女は真っ赤なメモリを首筋に突き立てようとする」
日向「ま、待て!!」
白銀「朽木はメモリのスイッチを入れると「クトゥグア!」と音声がなる。それを体に思いきり突き立て、彼女は勝ち誇ったような笑い声を上げた」
田中「クトゥグアだと!?」
狛枝「まずくない!?」
白銀「しかし彼女の体のいたる所が赤く光り、ボコボコと膨張し始める……」
「いや!どうして……こんな」
白銀「ばちん!という破裂音と同時に彼女の体は肉塊となり周囲にはじけ飛んだ。その中心部にはオレンジに輝く火の玉があったが、それは次第に黒い炎へと変わっていく」
王馬「!?」
白銀「人間の強烈な死に様、不気味な火の玉を見たことによるSANチェック!!成功で1、失敗で1D6だよ!!」
-
- 56 : 2018/08/18(土) 15:00:27 :
- 日向73→17 成功 73-1=72
狛枝67→00 致命的失敗
田中65→27 成功 65-1=64
最原61→01 決定的成功 61-1=60
王馬66→28 成功 66-1=65
狛枝「あっ」
日向「狛枝ぁぁぁぁぁ!!」
狛枝 1D6→4
狛枝「やった!」
白銀「よかったね、一時的発狂は逃れたね。一時的は」
狛枝「えっ」
白銀「不定に入ったよ」
狛枝「」
王馬「狛枝ちゃああああん!!」
1D10→4 奇妙な性的嗜好
白銀「期間は6ヵ月」
田中「貴様という奴は!!」
狛枝「服を脱げばいいのかな?」
日向「やめろ!!」
白銀「あと悪いけど幸運ロールお願い」
日向 幸運70→21 成功
狛枝 幸運90→15 成功
田中 幸運75→06 成功
最原 幸運55→29 成功
王馬 幸運75→55 成功
白銀「火の玉が爆発して皆気を失っちゃうよ……そしてあたりは火の海になった……」
日向「バットエンドだろこれ!!」
-
- 57 : 2018/08/18(土) 20:28:08 :
- 白銀「キミ達が目を覚ますと、1面火の海だった。ふと町の方に目をやると、町は真っ赤に燃え上がっていた。施設や店、あらゆる建築物は崩壊し、煙をあげている。その惨状をひきおこしているのは、街の上空でうねる炎の塊だ。
それは体から炎を撒き散らし続けている。
7本のするどい角を持ち、わずかに雄牛のようにみえる形をしている。荒々しく、黒い欲望と悪意に満ちた神の姿を直視したキミ達はSANチェック!成功で1、失敗で1D8だよ!!」
王馬「畳み掛けてくる!!」
日向72→33 成功 72-1=71
狛枝63→27 成功 63-1=62
田中64→10 成功 64-1=63
最原60→44 成功 60-1=59
王馬65→25 成功 65-1=64
白銀「全員成功だね!」
田中「狛枝に精神分析してもいいか?」
白銀「ゴメン、しなくても大丈夫だよ……というかこれからイベントあるから待って」
日向「な、なんだよこれ……」
最原「どうしたらいいんだ……」
白銀「キミ達が呆然としてるとキミたちに厳かな声が聞こえてくる」
(力が……欲しいか?)
田中「!?」
(今1度聞く……力が欲しいか?)
王馬(なんだろーこの既視感……)
日向「この街を守りたい……力を貸してくれ!!」
白銀「キミ達がその呼びかけに答えると、雲をさいて一筋の黄金の光が目の前に垂らされる。
その光の筋の中を5つの金色のメモリがおりてくる」
狛枝「これ、もしかして……」
最原「身体に指すの……?」
白銀「中毒にはならないから安心して!そのかわりコストで3D10のSAN値もらうけど!!」
王馬「やっぱり!!」
白銀「あ、それで発狂はしないから!後で回復させてあげるから!!」
田中「フハハハハ!!たまには正義の味方とやらになってやるか!!」
日向 3D10→14
狛枝 3D10→16
田中 3D10→10
最原 3D10→21
王馬 3D10→10
白銀「キミたちがそれを体に突き立てると、力の奔流が全身を駆け巡る。そしてキミたちは黄金の最強の戦士へと変身した!好きに戦っていいよ!!」
王馬「これマージナルヒーローズだっけ?」
白銀「えっ!王馬くんマージナルヒーローズ知ってるの!?今度やろうよ!!」
最原「待って、色々待って」
田中「フハハハハ!!いくぞ特異点!!」
日向「お、おう……」
王馬「ま、いいか!最原ちゃん!!合体攻撃だ!!」
最原「合体攻撃!!?」
狛枝「このさいだからフルオート射撃するよ!」
白銀「サタスペかな?」
日向「色々酷いけどこれでいいのか!?」
白銀「大丈夫!キミたちの激しい攻撃により、炎の塊の神は砕け散り、金色の粒子になった。
それと同時にキミ達の体からも金色の粒子が抜けていく。その粒子は町にふりかかると、破壊された建物を次々と再生していく。怪我をした人もなおり、全てが元通りに戻っていく。
手の中の金色のメモリは粉々になり、そしてそれ以外のメモリも破壊されたことを察した。キミたちは見事神格を打ち倒し、怪人がはびこっていたこの町を浄化したよ。
おめでとう!シナリオクリアだよ!!報酬は
シナリオクリア+1d10
全員生還+1d10
サニドの金色のメモリをつかった+3d10
の三つだね!」
-
- 58 : 2018/08/18(土) 21:15:07 :
- 日向「かなり回復した……」SAN82
狛枝「何とか回復したよ……」SAN74
田中「フハハハハ!」SAN88
最原「戻らなかったよ!!」SAN54
王馬「にしし……!」SAN91
白銀「次で最後にしよっか」
- 著者情報
- 「ダンガンロンパ 」カテゴリの最新記事
- 「ダンガンロンパ 」SSの交流広場
- 【sn公式】ダンガンロンパ交流広場