ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

この作品は執筆を終了しています。

家族だから。  短編

    • Good
    • 2

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2018/05/16(水) 10:50:12






    俺は、いわゆる悪魔ってやつだ。





    神や天使は天上に、悪魔・魔物は地上に・・・





    まあ、良くあるやつだな





    ただ、この国の奴らはどうにも信心深すぎる





    神や悪魔の存在を信じきっているからつけ込むのは容易だ





    そんな訳で、俺はもうやりたいことが思いつかない





    やり尽くしちまったからな





    さて、これからどうしたもんか・・・





    「ん?」





    ふと、空を見上げると何やらとてつもないスピードで落下してきた





    「なんだなんだ、隕石か?この世の終わりか?」





    ま、もうやりたいこと無いし、滅んでも一向に構わねえんだけど





    ーーーーーーーードゴォォォォォォォン!!!





    落ちてきた『それ』は、大きさに見合わない音を立てて巨大なクレーターをつくった





    「・・・人?」





    ーーーー揺りかごに入った、赤ん坊だった





    「いやいや、あの速度で落ちてきて無傷なわけ・・・!!」





    「スゥ…スゥ…」スヤスヤ





    そこで何か白いものが俺の目に留まった





    「」パタパタ





    「・・・ははっ!こりゃあいい、天使の子供か!!!」





    赤ん坊の背中から、可愛らしい小さな翼が生えていた





    それは時折寝息に合わせてピクピクと動く





    「よし、太らせて食ってやるか。放っておいても死にそうだが、俺が有効活用してやる」ヒョイッ





    俺は、その赤ん坊を連れて帰ったーーーーー





  2. 2 : : 2018/05/16(水) 11:22:07






    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





    「そぉら、ミルク買ってきてやったぞ〜。ありがたく飲むがいい」ニッ





    「あぁぅ・・・」パタパタ





    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





    「ぅぅ・・・あッ!」





    「ん?どうした、漏らしたか?」





    「あぅ!」





    「くはははっ!よし、取り替えてやろう!」





    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





    「いあっ!!やああぁぁぁ!」ジタバタ





    「・・・・・・・・・よぉーしよし」ゲッソリ





    何時だと思ってんだ・・・





    一体何やってんだ、俺





    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





    「・・・長かった・・・」




    ようやく、大きく育ったな・・・





    「ぱぱっ!!」トテトテ





    「んん〜?どうした?」ニヘ~





    「見て見て!お花の帽子!」





    「おお!凄いじゃないか。おばちゃんに教えて貰ったのか?」ナデナデ





    「うんっ!それでね、それでね!」





    「これ、ぱぱにあげる!」ニパッ





    「」ズキュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!!





    ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛





    ・・・すまない、取り乱した





    「ありがとな・・・大事にするよ」ナデナデ





    「えへへ///」スリスリ





    本当に・・・立派に育って・・・





    「くっ・・・」ウルウル





    「?ぱぱ?泣いてるの?」





    「いいや、目にゴミが・・・」グシグシ





    「そうなの?」





    「そうだよ」





    「そっか!」ニパッ





    守りたい、この笑顔





    「私ね、大きくなったら・・・ぱぱ見たいなかっこいい悪魔になるの!!」





    「!!!」





    「ぁッ・・・」





    「ぱぱみたいな悪魔になって、皆をたすけるんだぁ!」ニコニコ





    「・・・無理だな」





    「ええ!?なんでなんで!?」





    「お前は天使みたいに可愛いからだよ〜」





    「えぇ〜全然わかんなぁ〜い」





    「分からなくてもいいんだよ〜」ニッ





    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





    〜〜〜〜〜〜〜〜





    〜〜〜〜〜〜





    〜〜〜〜





    〜〜





    「ぐっ・・・ごほっ、ごほっ」ベチャッ





    やれやれ、ここまでか・・・





    「・・・何か、言い残すことはあるか?」





    「そう・・・だな・・・あの子には、旅に出たって、言っておいてくれ」





    「・・・・・・承知した。あの子のことは任せろ」





    「ははっ・・・物分りの良い奴で助かった・・・」






    ああ、でも・・・・・・





    ーーーーーー最後に、もう一度だけ・・・





    ザシュッ!!!!





       会いたかった、なぁ・・・──────





    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





    〜〜〜〜〜〜〜〜





    〜〜〜〜





    「ーーーーと、言うわけで天使の子供を誘拐した悪魔は処刑されたのです」





    「わぁ・・・!」





    「怖いね、怖いね〜」





    「なぁんで悪魔なんてのが生きてんだろうなぁww」





    「それなぁww俺たち天使だけでこの世界十分だってのww」





    「・・・先生、ひとつ質問が」





    「はい、なんですか?」





    「人間には、天国というものがあると聞きました。私たちや悪魔にもあるのですか?」





    「・・・もちろん天使や悪魔にも死後の世界はありますよ。私たちが死ぬと、楽園にて生き返り、大切な人と再会できると、言われています」





    「そう、ですか・・・ありがとうございます」





    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜





    「きゃああああああああああああ!!!」





    「おい!首を吊ってるぞ!!」





    「何ってことだ、神様へ報告を!!」





    「いいやだめだ!天使が自殺したなんて知れたら大変な事になるぞ!すぐに遺体を隠せ!」





    「は、はいっ!!」





    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

















  3. 3 : : 2018/05/16(水) 11:36:52


















    「はぁ・・・はぁ・・・」タッタッタッタッ





    もう、どれくらい走っただろう





    死ねばパパにまた会えるって・・・





    そう信じて疑わなかった・・・





    あの人は、パパは旅に出たって言ってたけど





    私は知っている。あの日パパは・・・











    『パパはさぁ、もうすぐいなくなるかもしれないんだ』





    『うっそだぁ、パパは可愛い可愛い私から離れられないでしょ?』





    『はっはっは、バレたか』ニッ











    ガッ     ドテッ





    「いったぁ・・・」ポロポロ





    パパ・・・・・・・・・











    「1人に、しないで・・・・・・」











    「おいおい、まさかこんな所まで追いかけてくるとは・・・そっちの方が俺のこと大好きだろ」





    「!!えっ・・・」ガバッ





    顔を上げると、そこには──────





    「えっと、なんて言えばいいんだ?こういう時は・・・くそッ、語彙力低いのがバレちまう」ポリポリ





    「ぱ・・・ぱ・・・?パパ!!?」





    「ん、おう。また大きくなったな・・・ここに来ちまった以上もう成長しないけど・・・ってうおっ!!?」ギュッ





    「パパだ・・・本物だ・・・ッ!!」ポロポロ





    「パパ、パパぁ・・・」ポロポロ





    「・・・」ナデナデ





    「・・・・・・おかえり」ニコッ

















    「・・・/////」カァァ





    「にしても本当に来るとはな・・・自分の命は大事にしろって教えただろ?」





    「パパがいないんじゃ生きててもしょうがないもん」





    「えぇ・・・お前もう知ってるだろ?本当のパパじゃねえってそれなのに何でここまで・・・」






    「パパの方こそ、もう知ってるくせに・・・」





    「・・・・・・」





    「そんなの、決まってるじゃん」ギュッ























         家族だから、だよ───────















    THANK YOU FOR READING



  4. 4 : : 2018/05/16(水) 11:39:11
    ほい、完結


    いやね、Twitterでとある漫画見て、書かずにはいられなかった
    ビビってきたよあれ。


    これ、2回目の短編作品でありながら尚且つ初めて同人以外のssだったからちょっと変かもだけどまあ、大目に見てね
  5. 5 : : 2018/06/28(木) 22:59:16
    深い(KONAMI感)
  6. 6 : : 2020/10/03(土) 09:03:00
    高身長イケメン偏差値70代の生まれた時からnote民とは格が違って、黒帯で力も強くて身体能力も高いが、noteに個人情報を公開して引退まで追い込まれたラーメンマンの冒険
    http://www.ssnote.net/archives/80410

    恋中騒動 提督 みかぱん 絶賛恋仲 神威団
    http://www.ssnote.net/archives/86931

    害悪ユーザーカグラ
    http://www.ssnote.net/archives/78041

    害悪ユーザースルメ わたあめ
    http://www.ssnote.net/archives/78042

    害悪ユーザーエルドカエサル (カエサル)
    http://www.ssnote.net/archives/80906

    害悪ユーザー提督、にゃる、墓場
    http://www.ssnote.net/archives/81672

    害悪ユーザー墓場、提督の別アカ
    http://www.ssnote.net/archives/81774

    害悪ユーザー筋力
    http://www.ssnote.net/archives/84057

    害悪ユーザースルメ、カグラ、提督謝罪
    http://www.ssnote.net/archives/85091

    害悪ユーザー空山
    http://www.ssnote.net/archives/81038

    【キャロル様教団】
    http://www.ssnote.net/archives/86972

    何故、登録ユーザーは自演をするのだろうか??
    コソコソ隠れて見てるのも知ってるぞ?
    http://www.ssnote.net/archives/86986
  7. 7 : : 2020/10/25(日) 23:09:01
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…



    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

著者情報
rtsyccsdfamily

たらこおばけと思われる残骸@仮引退

@rtsyccsdfamily

「未分類」カテゴリの人気記事
「未分類」カテゴリの最新記事
「未分類」SSの交流広場
未分類 交流広場