黒子「黒子はボクですか……?」 火神「は!?」
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- 1 : 2018/04/25(水) 20:08:23 :
- しゃぁ!ssのお時間です(  ̄ー ̄)ノ!ルカともうします(  ̄ー ̄)ノ
今回はなんとルカ初の黒子のバスケss(  ̄ー ̄)ノ
なにかありそうなssだけど、パクリではないからね(´;ω;`)
そこまで長くはならないと思うけどよろしくです(  ̄ー ̄)ノ
Are you readyヽ(・∀・)ノ?
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- 2 : 2018/04/25(水) 20:34:15 :
- ダンダンダン……
ある高校の体育館に音が響く……
キュッキュッ……
シューズのグリップ音が、なかで行われている練習のすさまじさを物語っている。
ビーーーッ……
「よし、休憩!」
タイマー音が響いたと同時に女性の声が体育館内に響く。
その女性の姿を確認すると、体操服を見にまとっていた。マネージャーだろうか……
「はあぁ……今日の練習きっついなぁ……」
そういうと赤い髪をした火神という男はフロアに座った。
「火神座るのはいいけどストレッチしておくのよ!」
さっきの女性……いや、女子高生が声をかけた。
「わかってる……ます!カントク!」
火神はさっきの女子高生にそう告げると辺りをキョロキョロ見渡した。
「おい、黒子!どこだ!」
「ボクはここにいます……」
「ぬわぁ!?」
火神は驚きのあまり倒れてしまい、手が近くにいた黒子の足にかかった。
「ちょっ……火神……ぐ!?」
黒子はそのまま気絶してしまった。
というか、あの女子高生……カントクなの?
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- 3 : 2018/04/28(土) 17:34:36 :
- 黒子の運命はいかに!
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- 4 : 2018/04/28(土) 23:31:50 :
- >>3
さぁ、どうなる!続きは明日(⌒‐⌒)
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- 5 : 2018/04/30(月) 10:26:05 :
- 火神の声を聴いて部員が続々と集まってきた。そこに集まった全員が黒子の名前を叫んでいた。
そこにカントクが現れた。
「火神くん!すぐに黒子くんを保健室に運んで!」
「は……はい……」
火神はカントクの指示を聞くと黒子を抱え一目散に体育館を飛び出した。
その姿を見たキャプテンの日向は眼鏡をかけなおしてカントクに話しかけた。
「カントク……ここは……」
「わかってる……みんな保健室に行くわよ!」
カントクの掛け声ですぐに部員は体育館を後にした。
「まて、リコ」
この誠凛高校バスケ部でセンターをしている木吉がカントク……いやリコを呼び止めた。
「どうしたの……鉄平?」
リコは木吉の話を聞こうと部員たちを止めて木吉のもとへと歩みを進めた。
「部活はどうなるんだ?」
木吉は疑問を浮かべた表情をしてリコを見た。
「だぁほ!できるわけねぇだろ!」
日向は木吉のほうに向かって吠えるとすぐに体育館を後にした。リコも一つ大きくため息をつくと木吉に向かい、
「今日は黒子くんのこともあるし練習は中止……あ、今日の残り分の練習は明日に上乗せするから……」
その言葉を聞いた木吉は笑顔で体育館を後にしたが、ほかの部員は震えが止まらず、生まれたての小鹿の様な足取りで保健室へと向かった……
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- 6 : 2018/04/30(月) 12:24:12 :
- さらっと恐ろしいことを言い残すリコ監督
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- 7 : 2018/05/01(火) 13:19:33 :
- リコたちが保健室につくとそこには青ざめた表情でベッドで寝ている黒子がいた。
「黒子の様子はどうだ……火神」
日向が心配そうに火神に聞いた。その声に気づいた火神は話を始めた。
「わからねぇ……です。顔は青ざめて言えるけど苦しそうな様子はねぇし……」
「軽い脳震盪かもしれないわね……黒子くんは当分練習に参加させることはできないわ……」
火神の話を聞いたリコは黒子には部活に参加させないという決断をした。火神は食い下がろうと思ったが日向に留められた。
事情を聴くと脳震盪になった選手がそのままプレイすると場合によっては脳に悪影響を及ぼして最悪の状況になりかねないらしい。
「(そういえば、アメリカにいたときにそんな話聞いたことあったな……)」
火神がその話を聞いて納得したころベッドのほうからうめき声が聞こえた。
ふとベッドを見ると黒子がゆっくりと頭を抑えながら体を起こしていた。
「おい、黒子!!大丈夫か!!」
火神はすぐに黒子に話しかけた。いつもなら……
「黒子はボクです!」
「ここにいます!」
という風に返ってくる。だから火神はそれなりに身構えていた。
「黒子……?」
黒子からまさかの言葉が出てきた。しかも黒子は首をかしげる始末……まさか……
「黒子は……ボクですか?」
黒子からのまさかの言葉に場は凍り付いてしまった。
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- 8 : 2018/05/01(火) 13:28:12 :
- 「な……何いってんだよ……」
火神は焦点があっていなかった。あれだけ、「光と影」といわれ続けてきたのに……
「おい……冗談だよな?」
「冗談?それより、あなたたちが誰ですか?ここはどこですか?」
「馬鹿言ってんじゃねぇぞ!!黒子!」
「よせ、火神!!」
殴りかかろうとした火神を木吉と日向が止めた。その様子を見ていたリコはみんなを外に出し、黒子と軽く面談をした。
「初めまして、私は相田リコ。あなたのお名前は?」
「名前……わかりません」
「……そう……それじゃ、ここはどこだかわかる?」
「……わかりません」
「手のほうは動かせるかしら?」
「……くっ」
「もう大丈夫よ……無理しないで……」
面談を終えたリコはゆっくりと保健室を後にした。去り際に安静に寝てることを伝えて……
「(完全に脳震盪ね……しかも記憶をなくしているうえに半身マヒって……ちょっと重症かも……)」
リコはそうつぶやくと体育館へと歩を進めた。
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- 9 : 2018/05/01(火) 15:52:32 :
- 体育館へとつくとそこには部員が全員休憩時間を過ごしていた。すかさずリコが集合をかけるが、場所を移動して部室に移動することになった。
「なんでまた部室に移動するんだ?」
小金井が不思議そうに伊月に聞いた。
「黒子の状態が悪いのかも……鴨はよく噛もう……きたこ……べ!!」
伊月がいつもの決め台詞を言おうとしたとき、日向のげんこつが伊月の頭を直撃した。
「状況考えろ!だぁほ!!」
日向は伊月に一括入れた後、リコに状況の説明を求めた。その口から語られた内容にその場にいた全員は驚きの表情を隠せなかった。
特に火神はこの世の終わりの様な顔をしていた。
「黒子が……記憶喪失……」
「おい、火神!気持ちはわかるが……」
「なんでそんなに冷静なんだよ!!」
やさしい言葉をかけようとした日向に火神は激高した。
「あいつとやってきた期間が消えちまったんだぞ!!なんで村内冷静なんだよ!!」
「落ち着けって言ってんだろが!!」
日向は火神にけりを食らわせた。そして火神に告げる。
「俺たちだってお前のように悔しいさ……だがな、俺らが下向いてどうすんだ!!一番苦しいのは黒子だろ?あいつのために何ができるか考えるのが先だ!」
その言葉に火神は我に返り日向に謝った。そしてリコの話に耳を傾けた。
「とりあえず、奇跡の世代の所属している学校には声をかけたわ。来週からの合宿には来てくれるはずよ!」
「は!?」
この場にいた全員は思った。
「(ちゃっかり何やってんだこの人……)」
「なによ、黒子くんのためでしょ?」
「だからって奇跡の世代の所属校を集めることは……」
「何か言ったかな?日向くん?この後ロードワーク3時間してもいいんだけどなぁ……」
「なにもありません……」
このやり取りを見た全員は思った。
「(カントクより怖い生き物は存在するのか?)」
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- 10 : 2018/05/01(火) 20:50:12 :
- いるわけないガン!………
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- 11 : 2018/05/09(水) 13:19:37 :
- それから合宿前日までの間、黒子は見学していたがその様子はバスケットを知らない子どものようだった。
もともとドリブルのできない黒子だったが、パスの投げ方、ボールの受け取り方、シュートの打ち方すべてが抜けていた。
特に黒子の武器であるパスやバニシングドライブ、ファントムシュートといったものが使えなくなったということは誠凛には大きかった。
そして迎えた合宿当日。火神7は浴室で顔を洗っていた。
「黒子がこの調子でどうやって……」
リコが言うにはもう脳にも心配がないということで今日から少しづつリハビリを兼ねて競技復帰することになった。
「ただ、少しづつ記憶を取り戻しているのは収穫か……」
そう……火神のいう通り黒子は記憶を取り戻していた。部員の名前やバスケの基本的なルールなどは思い出している。
「後は技術さえ戻ればな……」
火神はそうつぶやくと家の扉を開けて集合場所の学校へと向かった。
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- 12 : 2018/05/14(月) 01:10:15 :
- そんな……ミスディレクションが使えない黒子なんて、受話器の斜め下にある#ぐらい役に立たないじゃないか
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- 13 : 2018/05/14(月) 16:38:57 :
- 学校につくとそこには全員そろっていた。そこには黒子の姿もある。
「火神くん遅いじゃないですか」
「うるせぇよ……それより大丈夫なのかよ……」
「火神くんの頭のねじですか?」
「ちげぇよ!!お前の頭だよ!」
黒子の発言に火神はやきもきしていた。だが、いつもの調子になって火神はよかった。ただひとつ気がかりなことがある。
「(いまなら黒子がどこにいるかわかっちまうんだよなぁ……)」
そう、日向達ふくめ全員が黒子の場所を把握していること……って端から聞けば普通のことだが、彼らにとっては普通ではない。
黒子のミスディレクションは視線誘導の技術。視線を誘導することにより相手に自分の居場所を悟られずに神出鬼没に動き回るのが黒子のスタイルだ。
それができない以上ミスディレクションが使えないしもちろんオーバーフローもできない。
それらを応用したファントムシュートなんて打てるわけもない。
「ミスディレクションはできそうか?」
火神は恐る恐る聞いた。しかし黒子は……
「ミス……なんですか?」
と返すだけだった。自分の武器を忘れたものに戦う資格はない。けど黒子のためにどうにかしたい。そう思っていた火神だった。
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- 14 : 2018/05/22(火) 16:36:48 :
- 練習場につくとそこには奇跡の世代がそろっていた。いの一番に飛びついてきたのは黄瀬だ。
「黒子っち~~!!」
いつもの調子で黒子に飛びついた。すると……
「黄瀬く……うわぁ!!」
ゴチン
似たような音が響いた。その場にいた全員が凍り付いた。
黒子は動かない……まるで屍のようだ……
「何してんだ!黄瀬!!」
青峰が珍しく飛んできた。奇跡の世代が近くに集まる。遅れて誠凛のメンバーも駆け寄った。
「……頭を打っているようだな。気絶している様子から脳震盪か……」
赤司はそうつぶやくと、黒子の口に自らが持っていたスポーツドリンクを流し込んだ。すると黒子はせき込みスポーツドリンクとともに嘔吐をした。
「これは重症なのだよ……紫原、黒子を抱えるのだよ」
「えぇ~……まいう棒食べてる途中なのに……」
紫原は渋々、黒子を担ぐと緑間とともに医務室へと消えた。
「大丈夫かしら……黒子君……」
「……ってまてよ……脳震盪ってことは黒子は……」
「……この合宿の試合には出せないわね……」
チーム全体がため息をついた。黄瀬はその光景を見ると赤子のように泣きじゃくった。近くにいた桃井が黄瀬を抱き寄せるとそれを見た青峰が近くにあったゴミ箱を蹴り上げた。
「さて……どうしようか……」
赤司は話し始めた。その様子を見ると何か考えているようだった。
すると緑間と紫原が医務室から帰ってきた。
「どうだった?緑間君?」
リコがすかさず聞いた。緑間は全員の視線が集まるのを確認するとゆっくりと話し始めた。
「とりあえず、結果から言うが、黒子には何も異常はないのだよ。脳震盪だなんてバカバカしい診断をしないでほしいものだよ……」
緑間はため息交じりに赤司のほうを見た。赤司はすぐに目線を切った。
「テツが脳震盪じゃねぇってんならなんだったんだ?あの音はよ……」
「あれは、黒ちんの肘がぶつかった音だね」
質問をした青峰をよそにまいう棒を食べながら紫原は答えた。
「肘ってことは骨には異常はないの?」
リコが質問すると緑間が答えた。
「骨には異常はないが打撲という診断が出たから今日は安静なのだよ。」
リコはほっとして胸をなでおろした。そして、部員に指示を出した。
「それじゃぁ、練習はじめるわよ!荷物を置いて着替えたら体育館集合!」
その声を聴いた火神たちは駆け足でその場を去った。
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- 15 : 2018/08/15(水) 11:49:13 :
- ノート民の諸君おはよう
我はエレン様教団のエージェントZである
エレン様教団とはノート復興の為に尽力する神に使える集団である
そしてエレン様教団を束ねる教祖の名は
「エレン様」
このお方はノート創設にも携わった
言わばノートの神である
このお方はあらゆる超能力を有して
難癖あるエレン様教団員を従えさせている
しかもエレン様は力だけではなく
その清き心によっても我々を浄化させてくれている
我々はこのお方を愛している
心のそこから愛している
エレン様教団に入団すれば
エレン様の素晴らしさが分かるはずだ
是非入団したまえ
http://www.ssnote.net/groups/2564
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