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ジャン「理解できない」
- 進撃の巨人
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- 1 : 2018/04/07(土) 02:20:00 :
- ジャン「…」
ジャン「…は?」
エレン「だ、だからさ…」
ジャン「いやいや、それを俺に頼まれてもな?」
エレン「お前だから頼んでんだよ!」
エレン「なぁ?頼むよ」
ジャン「いや、しかしな…」
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- 2 : 2018/04/07(土) 02:23:58 :
- ジャン「なんで俺がアルミンのペットになんか!」
エレン「しょうがないだろ!アルミンが馬をペットにしたいって言うからさ!」
ジャン「なんで俺に頼むんだよ!」
エレン「お前が馬だからに決まったんだろうがぁ!!」
ジャン「理解できねぇぞ!!」
エレン「理解しろやぁぁ!!」
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- 3 : 2018/04/07(土) 02:39:47 :
- ライナー「おい、お前らうるさいぞ」
エレン「あ、あぁすまないな」
ジャン「とにかく!俺は嫌だからな!」
エレン「お、お前…まだそんなこといってんのか!」
ジャン「お前こそいつまで同じこと聞くんだよ!」
ジャン「アホかテメェは!散れ!」
エレン「んだとてめぇ!」ガシッ
ジャン「あぁ!?やんのか!?」グッ
ライナー「うるっせぇぇぇぇぇ!!!!」
ドォォン!!
エレジャライ「!!!」
ガチャ
「貴様ら…」
エレジャライ「」
キース「就寝時間は過ぎてるぞ…」
キース「何をしている?」
ライナー「こ、これは…その」
エレン「」
ジャン「あ、あは、あはは、はは…」
キース「…答えられんのか?」
エレン「」
ジャン「はい…」
ライナー「はい…」
キース「…なるほど」
キース「ならば貴様らには罰を与えねばならんな…」
エレン「」
ジャライ「」ゴクリ
キース「成績上位者が揃いも揃って遅くまで騒いでおるから訓練所の秩序が乱れるのだ!」
キース「貴様らにはこれから俺が良しと言うまで走り続けてもらう!」
キース「通常の訓練も倍にしてやろう」
キース「訓練前と訓練後も走ってもらう」
ライナー「」
エレン「」
ジャン「…」
キース「分かったら今から走ってこい」
「……」
キース「行け!!」
エレジャライ「はっ!!」ダッ
キース「全く…」
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- 4 : 2018/04/07(土) 02:46:51 :
- ジャン「クッソ!なんでこんな目に!」ハァハァ
エレン「文句言うなよな」ハァハァ
ジャン「お前のせいだぞ!」
エレン「お前が素直にペットになるって言えばこんなことにはならなかったんだぞ!」
ライナー「お前らバカらしいぞ!そんなくだらない理由で喧嘩してたのか!」
エレン「あぁ!?くだらないだと!?」
ライナー「な、なんだよ」
エレン「俺にとっちゃ下らないことなんかじゃねぇんだよ!」
ライナー「そ、そうなのか」
ライナー「なんか…悪かった」
エレン「ふざけやがって」
ジャン「なんでお前そんなに必死なんだよ?」
エレン「…」
ライナー「言えないのか?」
エレン「広めるなとはアルミンに言われた」
ジャン「どんなことなんだ?」
エレン「…はぁ、ここまできたらもう言うよ」
ライナー「お、おう」
エレン「アルミンさ…」
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- 5 : 2018/04/07(土) 03:00:59 :
- エレン「もう…先が長くないんだよ…」
ジャライ「え?…」
エレン「あいつ、小さい頃から胃が弱くてな」
エレン「それで昨日急に倒れてさ」
エレン「コニーに容体を聞いたら」
エレン「もう長くないって…」
ジャン「」
ライナー「」
エレン「だからさ、最後くらいあいつの好きなようにさせたくてな」ポロ
ジャン「」
ライナー「」
ジャン(は!?なんだそれ!?)
ジャン(胃が弱くてもう長くない!?)
ジャン(そんな人間いんのかよ!?)
ジャン(てか、それただの胃痛だろうが!)
ジャン(そんな理由で騒いでやがったのかコイツ)
ジャン(マジでくだらない理由だわ)
ジャン(第一胃痛で倒れるアルミンの身体弱すぎね!?)
ジャン(それになぜコニーがアルミンの容体を知っていた!?)
ジャン(そしてそれを聞いてなぜお前は完全に信じた!?)
ジャン(バカの言うことを一切疑わないバカかコイツは)
ライナー「な、なぁ?エレン」
エレン「ん?なんだ?」ポロポロ
ライナー「それってさ…言いにくいんだけどさ」
エレン「?」
ライナー「それって…ただの胃痛かなんかだろ?」
エレン「な、なんだと!お前疑ってんのか!?」
ライナー「そ、そんなんじゃないぞ!?」
ライナー「ただ気になってな…」
エレン「そ、そんな、わ、わわけ…」
ジャン(動揺しすぎだろぉぉぉ!!)
ジャン(薄々自分でも気づいてたんじゃねぇのか!?)
ジャン(胃痛で先が短くなるなんて聞いたことあるかぁ!?)
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- 6 : 2018/04/07(土) 03:10:33 :
- エレン「と、とにかくだ!」
エレン「ジャン!アルミンのペットになってくれ!」
ジャン「やだわ!!!」
2日後
ライナー「や、やっと…お、終わった…」バタッ
エレン「はぁ…はぁ…」
ジャン「く、クッソ…もう、動けねぇ…」
ミカサ「お疲れ様、エレン」
エレン「あ、あぁ…ありがとな、ミカサ」
ミカサ「そ、そんなことない///」
ジャン(くっそぉぉ!!羨ましイィ!!)
アルミン「おーい!エレーン!」
エレン「あ、アルミン?」
エレン「あ、お前、身体大丈夫なのか!?」
アルミン「え?身体?特に何もないけど…」
エレン「え?」
エレン「で、でも…3日前倒れたって…」
アルミン「あーあれね」
アルミン「あれはね、途中で眠くなってさ」
アルミン「眠っちゃったんだよね」アハハ
エレン「」
ジャン(まさかの胃関係なしかよ!!)
ジャン(エレンのやつあんな悲しい顔して語ってたのにな)
エレン「」
アルミン「でも、エレンはなんでそのこと知ってるの?」
アルミン「ミカサから聞いた?」
ミカサ「いいえ、私は話してない」
アルミン「え?じゃあ誰から?」
エレン「…コニー」
アルミン「コニー?」
アルミン「コニーがなんで知ってるの?」
エレン「…え?」
ジャン(ややこしくなってきたな)
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- 7 : 2018/04/07(土) 03:18:32 :
- アルミン「僕はコニーに話してないよ?」
ミカサ「私も話してない」
エレン「じゃ、じゃああいつは…一体誰から?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
コニー「んーどこだー?」
コニー「んーー、おぉ?」
コニー「お!みっけ!」
コニー「いたいた!こんなとこにいやがったか」
コニー「全く…探したぞ!『アルミン』!」
コニー「もう歳なんだからあんまり外出歩くなよな!」
アルミンという名の猫「ニャー」
コニー「よし!帰るぞ!」
アルミンという名の猫「ニャー!」
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- 8 : 2018/04/07(土) 03:20:39 :
- これにて終了です
大分短い作品でしたがだいたい満足してます
最後まで見てくれたら嬉しい限りです!
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