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  1. 1 : : 2018/01/08(月) 10:44:38
    前回のあらすじ
    突然前世の記憶が蘇って自分がかつて「エレン・イェーガー」であったことを思い出したドイツの大学生、エリク・ダブロフスキーくん。
    同じく前世の記憶が蘇って自分が「アルミン・アルレルト」だったことを思い出したアダム・ベッシュくんと一緒に世界中に散らばった仲間たちを探すため、海外を飛び回ることを決める。日本で「ミカサ」と「ミーナ」に再会した2人は、帰国後アルミン(アダム)の親戚の結婚式に招待され、アメリカへ飛ぶのだった…
    ことばをおぼえるのってたいへんだね。
    前パート
    (http://www.ssnote.net/archives/57294)
  2. 2 : : 2018/01/08(月) 10:47:47
    ーアメリカー

    エレン「うおーーー!!自由の国!!アメリカ!!!!」

    アルミン「こらエレン、はしゃぐな。」

    エレン「悪ぃ悪ぃ。昂っちまって」

    アルミン「まったく…そんなことよりエレン、実は今日アメリカに来たのは結婚式に招待されただけじゃないんだ。」

    エレン「え?そうなのか?」

    アルミン「招待状が届いた時、僕はすぐにアメリカの親戚にメールしたんだ。他の仲間達の似顔絵の添付ファイルと、性格や特徴なんかを事細かに書いて、この中の誰かに心当たりはないかってね。」

    エレン「お前、似顔絵なんてかけたのか。」

    アルミン「昔、町の絵画コンクールで入賞したこともあるよ。ほら」

    エレン「すっげぇぇ……どれもそっくりだ…」

    アルミン「そしたらしばらくして返事が返ってきた。」

    エレン「なんて来たんだ?」

    アルミン「前に住んでた州のピザ屋に、ジャンとそっくりなやつが働いてたんだって。」

    エレン「ジャンか!それで、前に住んでたってのはどの州なんだ?」

    アルミン「えーっとね、ここだよ。で、僕達が今いるのはここ。」

    エレン「あ〜…そこそこ離れてるな…」

    アルミン「アメリカは広いからね。でも車で行けば一日足らずでつくよ。寝ずに運転すればの話だけど。」

    エレン「滞在は4日だよな?」

    アルミン「うん。明日が式だから、単純に考えれば出発するなら明後日の早朝だね。」

    エレン「単純に考えれば?」

    アルミン「うん。事前に準備しといて、式が一通り終わったら僕らは適当にパーティを抜けて出発しよう。そうすればジャンを探す時間も増える。」

    エレン「なるほど!でもそんなことして大丈夫なのか?」

    アルミン「親戚には既に事情を説明してるし、第一、僕らは外国から来ていてここに知り合いもいないんだから、いなくなったって誰も気にとめないよ」

    エレン「さすがアルミンだな!よし、車の運転は任せてくれ。」

    アルミン「親戚に前の住所を教えてもらったから今日はその近辺にあったピザ屋を調べよう。あと、レンタカーの予約と出発の準備もしないと」

    エレン「忙しくなってきたな。レンタカーの予約は俺がするよ。」

    アルミン「うん、ありがとう。助かるよ。」


    ……………
    ーアメリカー


    ヨーゼフの母「ヨーゼフ!!アンタまたお客さんと揉めたんだって?」

    ヨーゼフ「うるせぇよババア!!あれはあっちが悪ぃんだ!俺ァ何もしちゃいねぇよ」

    母「全く…お前も今年で20だろう。振られてヤケになってるのはわかるけど、もっと大人になっておくれ。」

    ヨーゼフ「よ、余計なお世話だババア!別にヤケになってねぇよ!あれは俺から降ってやったんだよ!」

    母「はぁ…昔は可愛かったのにねぇ。なんでこんなになっちゃったかねぇ」

    ヨーゼフ「…っち」ガタッ

    母「ちょっとどこいくんだい!」

    ヨーゼフ「バイトに決まってんだろババア!!」バタンッ

    母「はぁ…。」
  3. 3 : : 2018/01/08(月) 11:03:20
    期待です♫
  4. 4 : : 2018/01/08(月) 12:06:47
    こちらでもコメントして頂いて嬉しいです。
    ありがとうございます。


    ……………


    エレン「お、おいアルミン…この格好、やっぱり変じゃねぇか?」

    アルミン「そんなことないよエレン。よく似合ってる。」

    エレン「タキシードなんて普段着ないからよ…慣れねぇな…」

    アルミン「そうだ。写真を撮ってインスタにアップするついでにミカサ達にもメールで送ろう。」

    エレン「あー、そういえば今、あいつら修学旅行なんだっけ。たくさん写真送られてきたぞ。」

    アルミン「楽しそうだよねぇ。ほらエレン、こっち向いて。」パシャ

    エレン「なんか恥ずかしいな…」

    アルミン「ミカサもきっと喜ぶよ」

    エレン「そういえばお前、インスタで写真を上げて他のやつらにも俺らを見つけてもらうって言ってたよな。いまどんな感じだ?」

    アルミン「う〜ん…今のところそれらしいメッセージは届いてないなぁ。いいねはいっぱいつくんだけどね。」

    エレン「うわ、なんだこの数。ちょっとした有名人じゃねぇかよ。」

    アルミン「エレンは見た目はいいからね。それに、知名度も上がれば他の仲間達の目にもつきやすいだろ。」

    エレン「お前、つくづくすげぇよな…何でも出来るじゃねぇか」

    アルミン「そんなことないよ。今も昔も運動はからっきしだ。…さぁ、そろそろ行こう。式に遅れちゃう。」


    ……………


    ヨーゼフ「らしゃーせー」

    客「Fooooo!!!!We're the☆♪#+…」

    ヨーゼフ(…ちっ、酔っ払いかよ。めんどくせぇな。後半何言ってっかわかんねぇし)

    客「よぉ兄ちゃん…へへへ、このポップコーンくれよ…へへ」

    ヨーゼフ(酒くっせぇ…)「3.99ドルです」

    客「アァっ!?ポップコーンになんでそんな金払わねぇといけねんだ!!持ってねぇよそんな金よぉ!!!!」

    ヨーゼフ「そういわれましても、この値段で売るように言われておりますので」

    客「るっせぇんだよぉ!!!!もっと安くしろ安く!!!!俺の言うことがきけねぇってのか!?このマニュアル店員め!!!!」

    ヨーゼフ「…っ、でしたらもっと安いやつをお求めください。」

    客「あぁっ!?なんだって!?聞こえねぇなぁ、オイ!!このマザコン!!家に帰ってママのミルクでも飲んでろよ〜」

    ヨーゼフ「……お客さん、文句を言うなら帰ってくれよ…」

    客「んだとぉ〜?ぶっ飛ばしてやる!!」

    ヨーゼフ「っ!?あっぶねぇ…」

    客「避けやがって…表でろぉ!!」

    ヨーゼフ「いい加減にしやがれ!!」ガンッ

    客「…………」バタッ

    ヨーゼフ「へへ…ざまぁ見やがれ。正当防衛だ。」


    ………………


    エレン「…なぁアルミン、まだ終わらねぇのか?」

    アルミン「まだだよエレン、いま花嫁のお父さんがスピーチしてるところなんだから。」

    エレン「俺、なんか眠くなってきたぞ…」

    アルミン「寝てなよ。暗いからバレないよ。」

    エレン「そうする…zzz」


    …………


    ヨーゼフ「はぁー終わった。帰るか。店長には「手出すのはもっと待ってからにしろ」って言われちまったな」

    ヨーゼフ「ん?」

    客「よぉ…さっきはよくもやってくれたよなぁ?」

    ヨーゼフ「昼間のやつか。酔いはさめたか?クソ野郎。」

    ヤンキー共「「「「……………」」」」ゾロゾロ

    ヨーゼフ「おいおい…随分熱烈な歓迎じゃねぇか…死に急ぎ野郎どもめ」


    ……………


    ワイワイガヤガヤ

    アルミン「あっ、いたいたエレン」

    エレン「お、アルミン!これ美味いな!」

    アルミン「楽しんでるようで何よりだよ。そろそろ出よう。」

    エレン「そうだな。トイレで着替えてから行こう。」

    アルミン「うん。」
  5. 5 : : 2018/01/08(月) 13:16:10
    記憶がある104期生同士が話してる時はお互いを前世の名前で呼んでいるので表記もエレンやアルミンとしていますが、事情をしらない他人や思い出してない104期生の前では変に思われないように今の名前で呼んでいるので表記もエリク、アダムなどに変えてます。わかりづらくなると思いますが、すみません。一応イニシャルは前世の名前と同じにしてます。
  6. 6 : : 2018/01/08(月) 13:41:49
    ………………


    エレン「おい、起きろアルミン。着いたぞ」

    アルミン「…うぅ〜ん。ずっと運転してくれてたのか。ありがとうエレン。」

    エレン「いいって別に。これくらいやらせてくれ。」

    アルミン「もっとかかるかと思ったけど、案外早く着いたね。いま朝の9時だ。」

    エレン「思いっきりぶっ飛ばしたからなぁ。カーチェイスなんて俺初めてだったぞ。」

    アルミン「……その話、帰国したら詳しく聞かせてもらうよ。とにかく、あまり時間はない。別々に行動しよう。エレンはこっちのリストに書いてあるピザ屋を当たってくれ。」

    エレン「わかった。なにか分かったらすぐに連絡するな。」

    アルミン「くれぐれも問題を起こさないようにね。君もいい歳なんだから。」

    エレン「わかってるよ…お前なんか最近ミカサみたいになってきたな…」


    ……………


    客「ただの店員のくせして調子に乗りやがって…オラァっ!」ガンッ

    ヨーゼフ「グフッ、の、野郎!!」

    ヤンキー「大人しくしろよギークボーイ!!」ガッ

    ヨーゼフ「離しやがれ!!」

    客「へっへ、お陰で殴りやすいぜ。オラっ!」

    ヨーゼフ「ガハッ!」

    ヤンキー「おい、ポリ公だ!」

    客「やっべ。行くぞ!」

    ヨーゼフ「おい…待ちやがれ、ゲホッ、クソ野郎ども…ちきしょーが」バタッ


    ……………


    エレン「なかなか見つからねぇなぁ…どこの店でもこんなやつ知らないっていうし…」

    ~♪♪~♪
    エレン「お、アルミンから電話だ。もしもし」

    アルミン「エレン、こっちは駄目だった。似顔絵も見せてもどの店も働いてないって。全滅だ。そっちはどう?」

    エレン「こっちも全然ダメだ。次で最後なんだが…」

    アルミン「そこに望みをかけるしかないね。」

    エレン「なにか情報が掴めればいいんだけどな。」

    アルミン「じゃあ僕は交番とか別のとこで聞き込みしてるよ。なにかわかったら電話してくれ。」

    エレン「ああ、了解だ。またな。」
    ピッ

    エレン「えーっと、この角を右か。…あれ?」






    エリク「あの、すみません。」

    おじさん「ん?」

    エリク「ここにピザ屋さんがあったと思うんですが…」

    おじさん「ああ、そこのね。移転したんだよ。バージニアかどっかにね。あそこのピザ、結構気に入ってたんだけどなぁ。」

    エリク「い、移転!?そんな……」

    おじさん「もしかして君もあそこのピザのファンだったのかい?残念だったね。つい先月移転したんだ。チェーン店でもないし、もうあのミックスピザが食べられないなんて寂しいよ。」

    エリク「そうだったんですか…ありがとうございました。」

    おじさん「君、まさかドイツ人かい?それはわざわざ遠い所からご苦労様。落ち込むのも無理はない。あ、そうだこれをやるよ。店が移転する前に配ってたんだ。新店舗のチラシ。電話番号も書いてあるからバージニアに行った時はデリバリーするといよ。」

    エリク「あ、ありがとうございます。失礼します。」


    ……………


    ~♪♪~♪♪
    アルミン「もしもしエレン?どう?なにかわかった?」

    エレン「あの店、先月バージニアに移転したんだってよ。」

    アルミン「ええ!?バージニアだって!?ここからずっと遠いじゃないか!!」

    エレン「でも親切なおっさんがチラシくれたんだ!電話番号が載ってるからジャンが働いてたかどうかきけるぞ!」

    アルミン「ナイスだエレン!そうだな、とりあえず落ち合おう。駐車場でいいかな?」

    エレン「わかった、すぐに向かう。」
  7. 7 : : 2018/01/08(月) 15:25:37
    ………………


    アルミン「…はい、そうですか。ありがとうございます。」
    ピッ

    エレン「どうだった?」

    アルミン「うん。まだこっちで店を開いてた頃、それっぽい人がバイトしてたって。名前はヨーゼフ・カーター。年齢は多分20じゃないかな。」

    エレン「おお!やっと尻尾が掴めてきたって感じだな!」

    アルミン「店が移転する2ヶ月前に辞めたんだって。流石に詳しい住所までは教えてくれなかったけど、いつもスクーターで通勤してたみたいだからこの辺に住んでるんじゃないかな。」

    エレン「名前がわかればもうこっちのもんだぜ…待ってろよ、ジャン!!」

    アルミン「あはは、もう完全に犯罪者を追う刑事になりきってるね…それじゃあ、彼を知ってる人がいないか聞き込みをしよう。」


    ……………


    ヨーゼフ「あー…くっそ、痛てぇ…あいつら覚えとけよ…」

    ヨーゼフ「よっこら、いてててて…っはー。」

    ヨーゼフ「このまま帰ったらまたあのババアがうるせぇな…」

    ヨーゼフ「朝までどっかで時間潰すか…」





    ???「ちょ、君!どうしたんだ!すごい傷だらけじゃないか…」

    ヨーゼフ「あ?うるせぇよほっとけ」

    ???「そういうわけにもいかないだろ、全く君ってやつは…」

    ヨーゼフ「てめぇには関係ねぇだろ。つか誰だよてめぇ。」

    そばかすの青年「ただの通りすがりの医大生さ。ほら、消毒するから傷口を見せて。」

    ヨーゼフ「だから、いいっつってんだろ!おぼっちゃまは帰りな。ママが心配するぜ」

    そばかすの青年「このまま放っておいても良くならないだろ。応急処置だけでもちゃんとするんだ。さぁほら。」

    ヨーゼフ「……ちっ、手短に済ませろよ。」

    そばかすの青年「いい子だ。ちょっと染みるよ。」

    ヨーゼフ「ってぇ!!もっと優しくやれよ!!」

    そばかすの青年「文句を言う元気があるならそこまで丁寧にする必要はないね。」

    ヨーゼフ「あーもう、わかったよ静かにするよ」

    そばかすの青年「…はい、終わり。ちゃんと病院にも行くんだよ。」

    ヨーゼフ「わかったわかった。手当してくれてありがとな、じゃあな。」スタスタ

    そばかすの青年「うん。お大事に」

    そばかすの青年「…ジャン。」


    ……………


    エリク「あの、すみません。人を探してるんですが」

    男「はい。なんでしょう」

    エリク「ヨーゼフ・カーターっていう人探してて、こんな顔なんですけど。」

    男「ああ、この人。別に知り合いじゃないけどよく喧嘩してるのをみるよ。」

    エリク「え!そうなんですか!それってだいたいどのあたりなんですか?」

    男「そうだな、あの辺の路地裏とかかな」

    エリク「ありがとうございます!」


    ……………


    アダム「Excuse me. この人知りませんか?」

    女「どこかで見たような気がするわ…あ、そうそう、コンビニだわ。先週行ったコンビニの店員にそっくり」

    アダム「そのコンビニってどこのですか?」

    女「えーと確かその時仕事の帰りだったから隣町のコンビニじゃなかったかしら。」

    アダム「そうですか。ありがとうございます」


    ……………


    エリク「あ!さっきの!すみませーん」

    おじさん「ああ君か。今度はどうしたのかい?」

    エリク「実は俺、人を探してて。ヨーゼフ・カーターって知りませんか?」

    おじさん「カーターさんちの息子さんかい?もちろん知ってるよ。最近では喧嘩ばっかりしてて、カーターさんも手を焼いてるって聞いたけど…」

    エリク「えええ!?おじさん、知ってるんですか!!!!」

    おじさん「カーターさんは僕のご近所さんだからね。もしかして、ヨーゼフ君の友達かい?」

    エリク「え、ええ、まぁ、Facebookで知り合ったんです。」

    おじさん「ああなるほど。最近はネットでも友達が作れるからね。それではるばる会いに来たってことか。」

    エリク「そんなもんです。それで、ヨーゼフは今どこに?今日会いに行く約束だったのに、連絡がつかないんです。」

    おじさん「さぁ…昨日も帰ってないみたいだからね。隣町のコンビニでバイトしてるみたいだから、行ってみたらどうかな。」

    エリク「そうなんですか!!ありがとうございます!!!!」
  8. 8 : : 2018/01/08(月) 16:29:39
    早く書いて下さいこの神ssを
  9. 9 : : 2018/01/08(月) 17:14:58
    下書きはあるんですけど、なかなかキリがいいところで切れないんですよね。神なんてそんなそんな。もっと言ってください。




    ……………


    ~♪♪~♪♪
    アルミン「あ、エレン。なにかわかった?」

    エレン「いいニュースだぜアルミン。ジャンはいま隣町のコンビニでバイトしてるらしいんだ。」

    アルミン「偶然だね。僕も今聞き込みで隣町にジャンらしい人を見たって聞いたよ。」

    エレン「んだよ、折角凄い情報だと思ったのに。」

    アルミン「僕が聞いたよりもエレンの方が確実な情報だよ。先に行っててくれ。僕も車で後を追うから。」

    エレン「了解だ。また連絡する。」
    ピッ


    ……………
    ー隣町ー



    エレン「さてと、一番近いコンビニは…」




    エリク「すみません」

    店員「いかがなさいました?」

    エリク「ここにヨーゼフって奴いませんか?」

    店員「ああ、あいつね。いますよ。今日はシフト入ってないみたいだけど。」

    エリク「今日はいない…そうですか。」

    店員「お客さん、ヨーゼフの知り合い?まさかアイツに仕返しにきたとか?」

    エリク「いや、ヨーゼフとはFacebookの友達で…え?仕返し?」

    店員「ああなんだ。アイツと喧嘩したんじゃないのか。ほら、アイツってば荒っぽいじゃないですか。だから喧嘩も絶えなくて、昨日も酔っ払った客を殴ったとか」

    エリク「へ、へぇ……そうなんですか…ありがとうございます。」


    ……………


    アルミン「…あ、エレンからメールだ。ジャンはここでバイトしてるのか。よし、急ごう」
    ブオォォ……





    アルミン「…ん?あれは…もしかしてジャン?」

    ヨーゼフ「あーやっぱりちょっと痛てぇな。…バイト先にスクーター置いたままだわ…」

    キキッ
    アダム「ねぇ、君!」

    ヨーゼフ「あぁ?ったく、今度はなんだよ………て、お前…」

    アダム「ああ、やっぱりそうだ。君、こんな所で何してるんだい?傷だらけじゃないか。よかったら送ってくよ」

    ヨーゼフ「何してるんだい?じゃねぇよ、お前、アルミンだろ!?一体ここで何してんだよ!!」

    アルミン「…!!ジャン、君、思い出していたのか!」

    ジャン「ああ、まぁな。それよりお前、なんでここにいるんだ?まさか俺に会いに来たのか?」

    アルミン「詳しく説明するから、とりあえず乗って。エレンが待ってる。」

    ジャン「あいつもいんのかよ…」


    ……………


    エレン「お、きたきた。おーい!」

    アルミン「あ、いた。」
    キッ

    エレン「アルミン、ジャンの居場所は…って」

    ジャン「よぉ、久しぶりだな死に急ぎ野郎。」

    エレン「ジャン!お前記憶あったのか。」

    ジャン「まぁな。お前が何回死に急いだかもばっちり覚えてるぜ。」

    アルミン「まぁまぁ、積もる話もあることだし、ひとまずあそこのハンバーガー屋に入ろう。」
  10. 10 : : 2018/01/08(月) 17:21:40
    期待×100
    期待です
  11. 11 : : 2018/01/08(月) 17:29:38
    頑張って下さいこのssあなたは神いぃぃぃぃぃぃぃぃですから
  12. 12 : : 2018/01/08(月) 18:22:31
    ありがとうございます。




    ……………


    ジャン「俺が前世の記憶を思い出したのは12の時だ。校庭でバスケしてたら、突然頭の中で記憶がフラッシュバックしてな。」

    エレン「俺もだ。突然記憶が頭の中で蘇ったんだ。」

    ジャン「でも、前世の記憶を思い出したなんて周りに言えば、キチガイ扱いされちまうからな。ずっと黙ってたんだ。」

    アルミン「そうだったんだ。じゃあ僕らと会うまで、他の仲間達とは全く会ったこともなかったんだね?例えばマルコとか。」

    ジャン「あ?マルコ?誰だそりゃ」

    エレン「はぁ?何言ってんだよお前。親友だっただろうが!!」ガタッ

    ジャン「知らねーよ!!適当言ってんじゃねぇぞ!!!!」ガタッ

    エレン「喧嘩しすぎで頭やられちゃったんじゃねぇか!?カーターさんとこのお坊ちゃんよぉ!!!!」

    ジャン「テメェは何も変わってねぇな死に急ぎ野郎!!!!」

    アルミン「もう2人ともやめろよ!ここは兵舎じゃないんだぞ!他の人達もみてる」

    エレン「ちっ」バッ

    ジャン「……」ボスッ

    アルミン「全く…君達は生まれ変わっても変わらないね…」

    ジャン「こいつが突っかかってきたんだろ。」

    エレン「お前、本当に覚えてないのか。マルコのこと。」

    ジャン「ああ。知らないね。俺は1人で訓練兵団に入ったんだ。」

    エレン「親友だったんだぞ…」

    アルミン「まぁ落ち着いて…僕だって前世のことを全て思い出してるわけじゃないんだ。」

    ジャン「で、お前らよく俺がここにいるってわかったな。どうやってこぎつけたんだ?」

    アルミン「僕の知り合いが前にここに住んでてね。ジャンとそっくりな人物がこの辺のピザ屋にいるのを見たって聞いて、知り合いの結婚式ついでに来てみたんだ。会えてよかったよ。」

    ジャン「お前ら、たったそれだけの情報でここまで来たのかよ…」

    エレン「俺とアルミンは今、世界中に散らばった他の奴らを探して、会って回ってるんだ。この前は4ヶ月間ニホンにいたぞ。」

    ジャン「マジかよ…それで、誰かに会えたのか?」

    エレン「あぁ。正直期待してなかったが、なんとミカサとミーナに会うことができた。」

    ジャン「ミカサ!?ミカサに会ったのか!?どんな感じだったんだ?幸せにしてたか?」

    アルミン「2人ともまだ高校生だったんだけど、すごく幸せそうだったよ。」

    ジャン「そうか…よかった…」

    アルミン「あ、そうだ。写真撮ってミカサ達にメールしよう。ジャンに会えたよってね。」

    ジャン「おまっ、ミカサとメアド交換してるのか!?う、羨ましい…」ボソボソ

    エレン「電話番号も交換してるぞ。教えてやろうか?」

    ジャン「はぁ!?別に知りたくねーし!?余計なことすんな!!!!」

    エレン「なんだよ人が親切に教えてやろうって言ってるのに…」

    アルミン「じゃあ写真といっしょにジャンのメアドも添付しておくから僕と交換しよう。」

    ジャン「お、おう…いいぜ。へへ…」

    エレン「俺ともしてくれよ。」

    ジャン「…ちっ、仕方ねぇな。携帯だせ。」

    アルミン「じゃあ写真とるよ、こっち向いて。ハイ、チーズ」
    パシャ

    ジャン「チーズ?なんだそりゃ。」

    エレン「ニホンでミカサ達と写真撮った時、みんなこれ言ってたんだよ。ニホンでは写真を撮る時にこう言うらしい。」

    ジャン「へぇ…ってお前、ミカサと写真撮ったのかよ。くそっ」

    エレン「お前さっきから何キレてんだよ。」

    アルミン「あはは。ジャン、君の今までの話が聞きたいな。」

    ジャン「俺も、お前らの話聞かせろよ。」

    アルミン「僕らは今ドイツに住んでてね…」

    オマエマダハンコウキカヨ ウルセェー ハハハ…
  13. 13 : : 2018/01/08(月) 18:25:49
    …………………
    ー空港ー


    ジャン「じゃあな、今度は俺がドイツに行ってやるよ。」

    アルミン「うん。ジャンも元気でね」

    エレン「母ちゃん大事にしろよ~ジョーイ坊や」

    ジャン「お前はうるせぇよ。」

    アルミン「また会おうね。絶対に。」

    ジャン「ああ。絶対な。」

    エレン「じゃあそろそろ行くわ。またな。」

    ジャン「じゃあな死に急ぎ野郎。」








    ジャン「…お、メールか。…!?み、ミミミミミカサからだ…!!」

    ジャン「わざわざ英語で文章打ってくれたのか…なんて良い奴なんだ…」

    ジャン「またメール…こっちはミーナか。こいつも英語で打ってくれてるけど、文法間違いだらけじゃねぇか。」

    ジャン「一緒に写真も送られてきてるな。…ん!?こ、これは……!?!?」

    ジャン「ミカサの寝顔……!!!!!!!!」

    ジャン「ミーナ…心の友よ…」


    ……………
    ー数日後ー

    ヨーゼフ「しゃーせー」

    ???「これください」

    ヨーゼフ「4.56ドルになりま…お前は」

    そばかすの青年「やぁ。また会ったね。」

    ヨーゼフ「あの時の!お前、この辺に住んでたのか。」

    そばかすの青年「お前だなんて、僕にはメイソン・ロジャースっていうれっきとした名前があるんだ。」

    ヨーゼフ「けっ、名前まで頭良さげにしてやがる。」

    メイソン「君の名前はなんていうの?」

    ヨーゼフ「…ヨーゼフだよ。ヨーゼフ・カーター。」

    メイソン「ヨーゼフ…そうか、今はヨーゼフというのか。」

    ヨーゼフ「はぁ?わけわかんねぇこと言ってんじゃねぇぞ。次の客がつかえてんだ。さっさと行けよ」

    メイソン「うん。また来るよ。じゃあね、ヨーゼフ。」
    ウィーン

    ヨーゼフ「…なんだ?変なやつだな。」

    客「兄ちゃん、はやくしてくれ」

    ヨーゼフ「あ、すんません。」
  14. 14 : : 2018/01/08(月) 18:28:42
    まる子かな
  15. 15 : : 2018/01/08(月) 18:33:36
    一区切りついたところで、ここでプロフィール載せときますね。

    ジャン/ヨーゼフ・カーター(20)米
    一応学校には行っているらしいが、若干サボり気味である。ドイツに行くよりも、ミカサに会いに日本へ行くため日本語を勉強中。

    ???/メイソン・ロジャース(23)米
    ヨーゼフ(ジャン)の住んでいる町の隣町に住む医大生。
    「ジャン」のことを知っているらしい…?

    エレン/エリク・ダブロフスキー(21)独
    ハンバーガーを食べるのが下手

    アルミン/アダム・ベッシュ(21)独
    そろそろロシア語にも手を出そうか考えてる。
  16. 16 : : 2018/01/08(月) 18:50:29
    まる子だな
  17. 17 : : 2018/01/08(月) 19:41:50
    さぁどうでしょう。




    ードイツー

    アルミン「エレン、そろそろフランスに行こうかと思うんだけど。」

    エレン「お、ヒストリアに会うんだな。でもあいつ、芸能人だろ?会ってくれるのか?」

    アルミン「うん、それなんだけどさ。彼女Twitterもやってて、捨て垢で彼女の公式アカウントに君の写真を送ってみたんだ。」

    エレン「お前、人の写真を勝手に…」

    アルミン「まぁ当然のようにブロックされちゃったんだよね。でも次の日メールが来てさ。ほらこれ。」

    エレン「なになに…「Widme dein Herz.(心臓をささげよ)」…んで、後半はフランス語か?」

    アルミン「Wall Maria était cassée.(ウォールマリアは壊された。)…謎解きだね。」

    エレン「全っ然わかんねぇ…この世界にウォールマリアなんて残ってたか?」

    アルミン「いや、僕らの前世にあったものは何一つ残ってないはずだよ。…何故かね。」

    エレン「そういや、俺らの前世は確実に今より前の時代だよな?普通は昔のことは歴史の教科書に書いてあるはずなのに、巨人や壁のことも全く載ってないってどういうことだ?」

    アルミン「さあね…とにかく今はこの謎解きを何とかしないと。」

    エレン「お前はどう考えてんだ?アルミン」

    アルミン「そうだな…後半がフランス語なのは多分、「ウォールマリア」がフランスにあるからだ。」

    エレン「じゃあ前半の「心臓を捧げよ」ってのはフランスの「ウォールマリア」が破壊されたから俺らにフランスに来るように呼びかけてんのか。」

    アルミン「なかなか鋭いんだね。」

    エレン「へへ、まあな。」

    アルミン「エレンの予想は多分あってるよ。ただ、この「ウォールマリア」が何を指してるのか…」

    エレン「少なくとも「壁」のことじゃないのは確かだな。それから、ヒストリアは前世の記憶を持っているということも。」

    アルミン「なんだって今更こんな謎かけを送ってきたんだろう…」

    エレン「さーな。女王様の考えてることはわからん。」

    アルミン「確かにあの時マリアは破壊されたけれど………」

    エレン「そういえばさー。壁の名前って女神の名前から取ってんだったっけな。女神マリア。」

    アルミン「ああ…うん。」

    エレン「「壊された」ってのも、そのまんまの意味じゃないのかもな。」

    アルミン「え?」

    エレン「つまりよ、失われたとか、そういう意味を含んでんじゃないのか?死んだとか。」

    アルミン「…それだ!!すごいよエレン!!君は天才だ!!!!」

    エレン「え?いや、お前にそんな言われるなんてちょっと照れるな…へへへ」

    アルミン「エレン、これちょっと見てよ」

    エレン「なんだこれ。絵画?」

    アルミン「ミケランジェロ作「聖母の死」。聖母はつまり聖「マリア」のこと。この絵が展示されてるのは…フランスのルーブル美術館だ。」

    エレン「ルーブル美術館…パリか!!」

    アルミン「ヒストリアは今パリにいる。会いに来いっていう意味だ。」
  18. 18 : : 2018/01/08(月) 20:20:57
    最高だ!あなたには才能がある!
    無理せず、焦らず、頑張って!
  19. 19 : : 2018/01/08(月) 20:27:55
    どうなるか楽しみジャン
  20. 20 : : 2018/01/08(月) 20:47:57
    嬉しいです。ありがとうございます。


    ……………
    少し時間を遡って…
    ー日本ー
    某ランドにて


    女生徒1「美香~何見てんの?彼氏からのメール?」

    美香「ち、ちがう…かぞ、友達から。」

    女生徒2「彼氏からメールきて嬉しいのはわかるけどさ、修学旅行も楽しもうよ~」

    実菜「そうだよ美香!東京だよ!ランドだよ!もっと遊ぼうよー!!」

    美香「だから彼氏じゃない…実菜、あなたは絶叫マシンばかり乗りすぎ。程々にしないと酔ってしまう。」

    実菜「いいじゃ~んいいじゃ~ん!今だけなんだからさ~」

    女生徒1「私次はあれに乗りたいn…うぼぇえ」

    女生徒2「げっ、ちょっと大丈夫!?」

    女生徒1「突然酔いが…うぅ吐きそう…」

    女生徒2「ちょっ、ちょっと待って!実菜、美香、ごめん私この子トイレに連れていくから、荷物見てて!」

    実菜「えぇ大丈夫!?私は美香とここで待ってるから!」

    女生徒2「本当にごめんね~」
    タッタッタ

    実菜「あちゃ~絶叫マシン乗りすぎたか~」

    美香「ねぇミーナ」

    ミーナ「…メール、エレンからでしょ。今アメリカにいるんだって?」

    ミカサ「うん。ジャンと会ったって。」

    ミーナ「へぇ!って、私にもそのメール来てたわ。」

    ミカサ「ジャン、あまり変わらない。」

    ミーナ「なんでこんな傷だらけなの…あ、これ、ジャンのメアドじゃない?」

    ミカサ「本当だ。登録してもいいのだろうか。」

    ミーナ「いやいいでしょ。メール送ってやりなよ。ジャン喜ぶよ。」

    ミカサ「そうしよう。ジャンはアメリカに住んでるから、英語で文章を打たなければ。外国語で誰かにメールを送るのは初めてだから、少し緊張する…」

    ミーナ「エレンとアルミンは日本語でメール打ってくれてるもんね。」

    ミカサ「ミーナ、あなたも送るといい。」

    ミーナ「えっ、私も?英語苦手なんだよなぁ。ミカサ教えてよ~」

    ミカサ「駄目。こういうのは自力で頑張るべき。」

    ミーナ「そんなぁ~~~」


    ……………
    ードイツー


    アルミン「ところでエレン、ここ数日ずっと英語ばっかり話してたけど、フランス語の方は大丈夫かい?」

    エレン「う……ば、ばっちりだ!この前複合過去形までいったからな!フランス語ではhを発音しないんだよな!な!」

    アルミン「あー…うん、その通りだよ。よく勉強してるね…」

    エレン「よし!これでもう大丈夫だな!明日の渡仏が楽しみだぜ!」

    アルミン「ははは…」
  21. 21 : : 2018/01/08(月) 21:08:25
    面白い!主さん才能やばいですね!
  22. 22 : : 2018/01/08(月) 21:49:01
    照れますねぇ。もっと言ってもいいですよ。




    ……………
    ーフランス・パリー


    エレーヌの母「ねぇ、エレーヌ。ママたちね、今夜どうしても出席しなければならないパーティがあるの。」

    エレーヌの父「本当は愛する娘とのdînerを優先したかったところだが…許しておくれ、エレーヌ。」

    エレーヌ「平気だよ、パパ、ママ。毎日一緒に食べてるんだもん、一日くらい構わないよ。パーティ楽しんで来て!」

    母「ああエレーヌ、私の宝物!冷蔵庫にpâtes(パスタ)を作って置いてあるから、dînerにはそれを食べてね」

    父「じゃあパパ達は行ってくるね。何かあったらお手伝いさんにすぐに言うんだよ。」

    エレーヌ「うん、わかったよ。行ってらっしゃい!」






    ブーッブーッ
    エレーヌ「あ、メール………なぞなぞ、解いてくれたんだ。」

    エレーヌ「そうだなぁ、折角パリに来てくれるんだから、あそこで待ち合わせようかな。」

    エレーヌ「ふふふ、楽しみだなぁ。」


    ……………


    エレン「フランス!!花の都!!パリ!!」

    アルミン「どの建物もお洒落だねぇ…国境1つ跨いだだけでこんなに風景が違うなんて、隣国でも行ってみるもんだね。」

    エレン「俺、隣の国だけど初めて来た!おいアルミン!写真とろうぜ!」

    アルミン「もう、ほらエレン落ち着いて。あんまりはしゃぐと…」

    ブチョッ
    エレン「げっ」

    アルミン「ほら見ろ…」

    エレン「うわーー!!犬のうんこ踏んだーー!!」

    アルミン「入国する前に注意しただろ。全く君ってやつは…」

    エレン「一気に最悪な気分になった…」

    アルミン「ほらほら、エッフェル塔と写真撮るんだろ。早くそこに立ってポーズして。」

    エレン「お前ちょいちょい俺の扱い雑だよな」

    パシャ

    アルミン「うーん、さすが花の都。どこを撮っても絵になるなぁ。」パシャパシャ

    エレン「ヒストリアとの待ち合わせ場所ってどこなんだ?やっぱりカフェとかか?」

    アルミン「ううん、違うけど折角フランスに来たんだし、キャフェーに行ってみようか。」

    エレン「俺、エスプレッソ飲みたい!」


    ……………


    アダム「Deux café s’il vous plaît.(エスプレッソ2つ下さい。)」

    店員「Oui.(かしこましました。)」

    エリク「あっ、えっと、あん?あん、が、がとー…」

    アダム「Et un gâteau aux chocolats. (あと、チョコレートケーキも。)」

    店員「Oui.(かしこまりました。)」ククク…

    エリク(笑われてる…)

    アダム「せめて注文ぐらいできるまで勉強してこいよ…」

    ……………

    エレン「お、きたきた。エスプレッソだ。」

    アルミン「チョコケーキもあるよ。」

    エレン「お前さっき注文するとき「コーヒー」って言わなかったか?」

    アルミン「caféっていうのは確かにコーヒーって意味だけど、フランスのカフェで注文するとエスプレッソが出てくるんだ。」フーフー

    エレン「へぇー」ズズッ

    エレン「!?!?なんだこれ、にっっが!!!!」

    アルミン「かなり濃い味だね。」

    エレン「フランス人てこんな苦いの毎日飲んでんのかよ…すげぇな。」

    アルミン「コーヒーの文化までも違うとは。うーむ、興味深い。」

    エレン「け、ケーキケーキ!」ガッガッ

    エレン「ちょっとほろ苦いけど、甘ぇ…うめぇ…」

    アルミン「それ食べたら行こうか。」

    エレン「ああ、そうそう。待ち合わせ場所って結局どこなんだ?」

    アルミン「生まれ変わっても女王様らしいよな、ヴェルサイユ宮殿だよ。」
  23. 23 : : 2018/01/08(月) 23:34:36
    面白い!
    期待します!
  24. 24 : : 2018/01/08(月) 23:36:37
    つまらないから書かないでください
  25. 25 : : 2018/01/08(月) 23:52:40

    ……………
    ーヴェルサイユ宮殿ー


    アルミン「写真なんかでみるよりずっと綺麗だ…すごいなぁ」

    エレン「ここだけ時間が巻き戻ったみたいだな。」

    アルミン「ベルサイユのばら…」

    エレン「え?なんだって?」

    アルミン「ニホンのマンガだよ。」

    エレン「へぇー。あ、写真撮ってくれよ。」

    アルミン「いいよ。宮殿をバックに撮ろう。そこに立って。」

    パシャ

    アルミン「やっぱり庭園も美しいなぁ。金髪の美少女に薔薇の花が映り込んで…金髪の美少女?」

    ヒストリア「久しぶりだね、エレン、アルミン。」

    エレン「うおおおっ!びっくりしたぁ…急に出てくんなよ…」

    アルミン「僕もちょっとドキッとしたよ。久しぶりだね、元気そうでなにより。」

    ヒストリア「アルミン、前より背が伸びたんだね。」

    アルミン「まぁね…僕ももう21だしね。」

    ヒストリア「エレンはあんまり変わらないね。」

    エレン「は?なんて言ってんだ?」

    アルミン「君はあんまり変わってないってさ。」

    ヒストリア「ふふ。そうだ、2人とも、ホテルは取ってる?」

    アルミン「いや、メールで書いてあった通り宿は取ってないよ。」

    ヒストリア「よかった。実は2人をうちへ招待しようと思って。」

    エレン「家と招待って単語だけ聞こえたけど、俺達を誘ってくれてんのか?」

    ヒストリア「今日は泊まって行きなよ。明日は日曜日だし、大学も休みでしょ。」

    アルミン「それは嬉しいな。隣の国と言っても、交通費は馬鹿にならないし。」

    ヒストリア「よかった。色々話聞かせてね。」

    アルミン「その前にヒストリア。」

    ヒストリア「なに?」

    アルミン「どうしてあんな謎解きみたいなのを送ってきたんだい?」

    ヒストリア「ああ、あれね。最初、写真を見た時はびっくりしたよ。まさかエレンも生まれ変わってたなんて。でも、私のファンの一部にはちょっと過激な人達もいてね。たまにイタズラでメッセージを送ってくる人がいるんだ。」

    アルミン「僕が送った時も、その可能性が拭いきれなかったからってこと?」

    ヒストリア「うん…マネージャーがね。片っ端からブロックしていってるんだ。で、業者に以来して特定して、本当に私の前世を知ってるかどうか確かめるためにメールを送ったの。」

    アルミン(いまさらっとやばいこと言ったな)

    ヒストリア「まわりくどい真似してごめんね。夕飯もごちそうするよ。ママが作ったpâtes、すっごい美味しいんだよ。」

    アルミン(前世と違って家族に恵まれたんだな。幸せそうでよかった。)

    エレン「なぁなぁ、ヒストリアなんて言ってるんだ?」

    アルミン「はぁ…君はもう。家に泊まらせてくれる上に夕飯もごちそうしてくれるってさ。」

    エレン「おお!飯か!フランス料理って一度食べて見たかったんだよ!」
  26. 26 : : 2018/01/08(月) 23:55:14
    なんか「名無しさん」ってみると中に人がいないみたいでドキッとするんですよね。「うさぎさん」とか「ねこさん」だと可愛いのに。ただの自己満なのに読んでくださってる方がそこそこいるみたいで。ありがとうございます。
  27. 27 : : 2018/01/09(火) 00:01:19
    面白いです!

    ヒストリア家族に恵まれて良かった(´▽`)ホッ
  28. 28 : : 2018/01/09(火) 00:05:14
    こんな感じのもの面白くていいな〜
    期待♪
  29. 29 : : 2018/01/09(火) 07:56:21
    全然つまらなくないですよ!とってもおもしろいです♫
  30. 30 : : 2018/01/09(火) 09:40:52
    凄い斬新なssで面白いです。最近同じような内容のつまらないssばかりだったから楽しいです。アンチスレは無視ですよ。期待しています。
  31. 31 : : 2018/01/09(火) 09:43:11
    ほんと主さん才能ありますよ( ^ω^ )放置しないで執筆活動を続けてください。
  32. 32 : : 2018/01/09(火) 09:46:36
    それな
  33. 33 : : 2018/01/09(火) 10:26:04
    ありがとうございます。嬉しくて吐きそうです。私自身、ちゃんとエリク(エレン)達に仲間たちと再会させたいので私の腕がもげるか私が死なないかぎり放置はないです多分。





    ……………



    エレン「美味ぇ!!」

    ヒストリア「それはよかったよ」

    アルミン「君、ドイツ語わかるの?」

    ヒストリア「うん。少しだけね。私、物心ついたときには既に「ヒストリア」だった時の記憶があったんだ。「ヒストリア」が生まれて死ぬまでの記憶が全部ね。」

    アルミン「生まれた時から前世の記憶があったってことか…。」

    ヒストリア「そうみたい。でも小さい頃はそれが怖くてさ、いつも泣いてた。ママとパパはそんな私を心配してくれて…だから今でもちょっと過保護なんだ。」

    アルミン「そうだったんだね。僕とエレンは数ヶ月前に思い出したんだ。僕は全部は思い出せてないけど…」

    エレン「ここすごい豪邸だよな。お前、前世でも今でも金持ちなんだな。」

    アルミン「エレンが大きい家だねって」

    ヒストリア「あぁうん。自慢じゃないけど、パパがコスメブランドの社長なんだ。」

    アルミン「へぇ…そうなんだ。あ、そうだ、ヒストリア。君、ニホンに行ってたろ。ただの撮影のためじゃないよね?」

    ヒストリア「……うん。実はユミルに会いに行ってたんだ。」

    アルミン「ユミル!?ユミルがニホンにいるのかい!?」

    ヒストリア「でも、「ユミル」だった時の記憶は何一つ覚えてなかった。」

    アルミン「そうだったんだ…それはショックだったね。」

    ヒストリア「うん…ちょっとね。でも中身は「ユミル」のままだったよ。折角会えたんだから、また一から仲良くなろうって、連絡先交換したんだ。」

    アルミン「そうか、それはよかった!でもよくユミルの居場所がわかったね。」

    ヒストリア「14歳でモデルを始めてから、ずっと探してたからね。SNSでそれっぽいアカウントに不正ログインしたり、ちょっとハッキングしたりとか。」

    アルミン「そ、それは大変だったね…」

    エレン「なぁなぁ、ヒストリア何言ってんだ?」

    アルミン「エレン、君には後で詳しく説明してあげるからゆっくりパスタを食べていなよ。」

    エレン「おう、悪ぃな。」

    ヒストリア「ねぇ、2人の話聞かせてよ。ミカサには会えた?」

    アルミン「あぁうん。僕らは今各国に散らばってる仲間たちを探していてね。僕らもこの前ニホンに行ったんだけど、ミカサとミーナに再会したよ。」

    ヒストリア「へぇ!ミカサ達もニホンで暮らしてるんだ。」

    アルミン「この前はアメリカに行って、ジャンに会ってきたよ。」

    ヒストリア「ジャンはアメリカかぁ。なんかぴったりだね。」

    アルミン「そうそう、これ。3人の連絡先だよ。」

    ヒストリア「え、勝手に教えていいの?」

    アルミン「誰かと再会出来た時は他の仲間たちの連絡先や情報を共有することにしてるんだ。もちろん3人も同意の上だよ。」

    ヒストリア「…ありがとう。アルミン達のも教えてよ。」

    アルミン「うん、もちろんいいよ。ほらエレンも携帯だして。」

    エレン「?ああ。」

    ヒストリア「嬉しいな。また会えたなんて。」

    アルミン「僕も君が元気そうでよかったよ。」

    ヒストリア「ねぇ、2人はどうやってジャンやミカサ達をみつけたの?聞かせてよ。」

    アルミン「君がユミルを探してたよりずっと地味なんだけど…そうだな、何から話そうか。」

    エレン「なぁー!俺も話したい!」

    アルミン「はいはいわかったよ。僕が通訳してやるよ。」

    ソレデネ…ヘェーソウダッタンダ…

  34. 34 : : 2018/01/09(火) 10:32:32
    更新早いですね。ありがとうございます。
  35. 35 : : 2018/01/09(火) 10:39:39
    面白い。頑張ってください。
  36. 36 : : 2018/01/09(火) 11:58:13
    続きめちゃ楽しみ!!本当に面白い!神主さん頑張って!!!
  37. 37 : : 2018/01/09(火) 12:00:02
    神スレ
  38. 38 : : 2018/01/09(火) 12:07:39
    学校行って今帰ってきました
    期待です
  39. 39 : : 2018/01/09(火) 12:16:51
    >>24荒らし止めて
  40. 40 : : 2018/01/09(火) 12:18:58
    >>33腕もげないでぇー
  41. 41 : : 2018/01/09(火) 12:31:42
    これからも期待しています。とりま荒らしは消えろ。
  42. 42 : : 2018/01/09(火) 12:35:08
    >>24お前が意見をするのは自由だがな…「書くな」はおかしいだろ?
    そもそもなお前みたいな奴の命令聞くと思うか?
    聞くわけないだろwwwwwwwwww
    こんな神スレ久しぶりだ
    作者さん
    期待しているので荒らしは無視してください。
  43. 43 : : 2018/01/09(火) 12:38:59
    >>24この作品が面白いからシリーズ2までみてると思うんですが
    そうなら荒らし止めて下さい
  44. 44 : : 2018/01/09(火) 12:40:18
    ↑それな
    荒らしは消えろ
  45. 45 : : 2018/01/09(火) 12:42:07
    前のスレにもコメントしたが…
    最近のssは言語力や知力のなくあまりにも展開や設定のおかしいところが多数あるがこれはほんとにすごい。
  46. 46 : : 2018/01/09(火) 12:45:31
    この神スレあらさないで下さい出来れば放置されてるスレを荒らしてほしいです
  47. 47 : : 2018/01/09(火) 13:09:56
    期待
  48. 48 : : 2018/01/09(火) 13:54:20
    こんなにたくさんコメントが来るなんて嬉しいですねぇ。何分私も学生ですので講義とかバイトとかで平日はどうしても更新が遅くなってしまうんですよね。すまそ。どんな方でも読んでくださるのは嬉しいことです。皆さんも好きなプリキュアについてでも考えながら更新待ってて下さい。ちなみに私はキュアムーンライトが好きです。
  49. 49 : : 2018/01/09(火) 13:54:32
    ……………
    ー駅ー


    ヒストリア「昨日はありがとう。色々きけて楽しかったよ。」

    アルミン「僕も。スーパーモデルと友達になれるなんてね。ドイツに帰ったら自慢しようかな。」

    ヒストリア「エレンも、またね。」

    エレン「おう。短い言葉ならわかるぞ。またな!」

    ヒストリア「2人とも仲間探し頑張ってね。私も何か手がかりが掴めたらまた連絡するよ。今度は私がドイツにいくね。」

    アルミン「その時はビールをごちそうするよ。…さて、そろそろ列車が来る時間だ。行かなきゃ。」

    ヒストリア「Au revoir ! エレン、アルミン!」

    アルミン「Au revoir 」

    エレン「おりばー!!」


    …………
    ー機内ー



    エレン「ユミル、結局思い出せなかったんだな。」

    アルミン「まぁ必ずしも皆が完全に記憶を取り戻せるわけではないんだろうね。ジャンだってマルコのことを思い出せなかったわけだし。」

    エレン「そういやアルミン、お前が思い出せなかったことっなんだ?」

    アルミン「え?あぁ。別に大したことじゃないよ。立体機動装置の使い方とかそんなのさ。」

    エレン「ふぅーん。」

    アルミン「それよりエレン、次の国だけど。」

    エレン「そうだな…最近海外に飛びすぎで金銭的にそろそろやばいから国内を探してみないか?」

    アルミン「それなんだけどさ、君は忘れてるかもしれないけど、僕らもうすぐ期末試験だよ。」

    エレン「……………忘れてた……」

    アルミン「どうせ君のことだから勉強進んでないんだろ、テストまで僕と勉強しようね。」

    エレン「そういやお前、アメリカの時も飛行機で教科書広げてたもんな……頼む…」



    ……………
    ーイギリスー


    ???「はぁーーーこの国の食べ物はホンットにまずい…」

    ???「早くアメリカに行ってでっかいハンバーガー食べたかぁ~」
  50. 50 : : 2018/01/09(火) 13:59:56
    一応アメリカ・フランス編は終わりです。
    恒例のプロフィール載せときますね。

    エレン/エリク・ダブロフスキー(21)独
    テストはもう半分くらい諦めてる。

    アルミン/アダム・ベッシュ(21)独
    そろそろインスタに投稿するのが面倒くさくなってきた。

    ヒストリア/エレーヌ・ブリュノー(19)仏
    可愛いから何しても許されるなんて思ってないよたぶん。

    ???/???(??)英
    アメリカのハンバーガーが食べたいらしい。
  51. 51 : : 2018/01/09(火) 14:02:25
    一応、執筆するにあたって調べたりもしているんですが、何かおかしいところや実際は違うという箇所があれば遠慮なく言ってください。
    フランスのカフェのくだりは教授から聞いた話を元にしています。
  52. 52 : : 2018/01/09(火) 14:57:15
    ちょっとした番外編みたいなの



    エレンくんのカーチェイス


    エレン「うーん。アルミンが寝ちまったから退屈だな…。」

    エレン「音楽ながしたら起きちまうだろうし、かと言ってこのままずっと運転だけするのも味気ねぇな」

    エレン「ていうか、このスピードのまま行って大丈夫なのか?ちゃんと着くのか?」

    エレン「ちょうど道路に他の車はないみてぇだし………」

    グンッ
    ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

    エレン「ひゃっほーーーーーー!!!!(小声)アメリカっつったらやっぱりこれだよなーーーーーー!!!!(小声)一度でいいから誰もいない道路を思いっきり走ってみたかったんだよなーーーーーー!!!!(小声)」

    ※エレンくんは映画「マッドマックス怒りのデスロード」に影響されてます。

    エレン「いぇぇぇぇぇぇ(小声)俺を見ろぉぉぉぉぉぉぉぉぉお!!!!!!!!(小声)」

    ※エレンくんは映画「マッドマックス怒りのデスロード」に影響されて以下略。


    ……………


    ブォォォォォォォォオオオオオオンッッ

    格好いい警官「先輩、あの車」

    目つきの悪い警官「チッ、スピード違反だ。追うぞ。」

    格好いい警官「了解です!」

    キッ
    ブォォォォォォ…


    ………………



    ファンファンファンファン…

    エレン「アメリカンポリスか…へへっ、俺はそう簡単には捕まらないぜ。」

    格好いい警官「そこの車ー!!止まらなさーい!!」

    目つきの悪い警官「あの車、レンタカーだな。旅行客か…アメリカの交通規制ってのを教えてやる。おい、スピード上げるぞ。」

    格好いい警官「はい先輩!」

    ドッ
    ブォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

    エレン「向こうもスピード上げてきやがったか。だけど俺は今ここで捕まるわけにいかねーんだよ!!!!」

    ※エレンくんは映画「マッドマックス怒りのデスロード」に以下略。

    目つきの悪い警官「チッ。しつこい野郎だ。クソが漏れそうで焦ってんのか。」

    格好いい警官「………はは。」



    エレン「アルミンの地図によれば次の分かれ道で左だったな…よし」

    チッカチッカチッカ……

    格好いい警官「はは、馬鹿なやつだな。ウィンカーだしてやがる。さては免許とりたての学生だな?」

    目つきの悪い警官「おい…あまり油断するなよ。」

    エレン「………ここだ!!」

    ギュルッ

    格好いい警官「うおっ!!あっぶね、あいつ警官を騙しやがったな!」

    目つきの悪い警官「お前が簡単に引っかかりすぎだ。もっと冷静に考えろ。」

    格好いい警官「は、はい!先輩、すみませんでした!!」

    目つきの悪い警官「だがこのままじゃ埒が明かねぇ、応援よぶぞ。」
  53. 53 : : 2018/01/09(火) 15:42:30
    ……………



    ザザッ
    茶髪の婦警「はいこちらホワイト。…スピード違反?場所は?OK、すぐに向かうわ」

    老け顔の警官「ふっ…俺のハンドルテクを披露する時がきたようだな。」

    茶髪の婦警「うるさい黙れ先輩の真似をするな。早く行って。」

    老け顔の警官「やれやれ…困ったお嬢さんだ」

    ブォォォォォォォォオオ…

    ……………


    茶髪の警官「あ、あれね。白のレンタカー。無線で言ってた特徴と一致するわ。」

    老け顔の警官「ふっ、青二才が…アメリカの交通規制ってやつを教えてやる…」


    ……………


    ファンファンファンファン…
    エレン「げ、増えた。けど、一台増えたところで俺は捕まえられねぇぞ!!!!!!!!ひゃっはーーーーーー!!!!」

    ※エレンくんは映画「マッドマックス以下略。

    ザザッ
    目つきの悪い警官「…おい。今だ。」

    エレン「このまま走り続ければ…………!?」

    キキッ
    無口な警官「こちらウォーカー。追跡対象を発見致しました。」

    エレン「は、挟みうちだと!?…ちっ。アルミン、起きてくれるなよ…!!」

    ※エレンくんは映画以下略。

    エレン「うおらぁぁぁぁああああああああ!!!!」

    ※エレンくんは以下略

    格好いい警官「あいつ、急カーブして道路の外に出やがった!!」

    目つきの悪い警官「止まるんじゃねぇ!俺達も行くぞ!」

    格好いい「はい!了解です!」

    茶髪の婦警「先輩達、まだ追いかけるつもりだわ。流石ね…」

    老け顔の警官「ふっ、俺だって本気を出せばあれくらい…」

    茶髪「さっきからその先輩の真似、うざいんだけど!!アンタなんかいっつも急ブレーキで舌噛んでるじゃない!!」

    老け顔「ふっ、俺の妻を名乗るにはまだ…」

    茶髪「死ねっ!!」ドカッ

    老け顔「ぶふっ!」

    無口な警官「お前ら…いつになっても変わらないな…」


    …………


    目つきの悪い警官「おい、窓を開けろ。」

    格好いい警官「まさか先輩…」

    目つきの悪い警官「いいから開けろ」

    格好いい警官「は、はい!」

    ウィィィーーン

    エレン「なんだ?窓から警官が身を乗り出して…まさかあれ拳銃か!?」

    パンバンパンッ

    エレン「うおおおお!撃ってきやがった!!」



    格好いい警官「先輩、本当に当てないで下さいよ。」

    目つきの悪い警官「わかっている…タイヤには当てるがな」

    パンバンパンッ

    エレン「わ、わ、わ、もしかしてタイヤ狙ってんのか?やばいな……うおらぁっ!!」

    グンッ

    格好いい警官「またスピードを上げやがった!…アメリカの警察をなめんなよ!」

    グンッ

    エレン「くっそ、このままだと追いつかれちまう。……あれは!」

    カンカンカンカン…

    格好いい警官「先輩!踏切です!」

    目つきの悪い警官「チッ、急げ!絶対に逃すな!」

    カンカンカンカン…

    エレン「間に合うか…?いや、間に合わせるんだ!戦わなければ勝てない、」

    ガッ

    エレン「勝てば!!生きる!!うおおおおおおおお」

    カンカンカンカンカンカンカンカン
    ギュンッ


    ゴオオオオオオオオオオオオオガタンガタンガタンガタン
    カンカンカンカン…

    格好いい警官「…!!くっそ、」

    目つきの悪い警官「…チッ」


    エレン「はぁっ、はぁっ、はぁっ、死ぬかと思った……」

    エレン「へへ、心臓がバクバクいってやがる…」
  54. 54 : : 2018/01/09(火) 15:58:22
    ……………


    格好いい警官「すいませんでした先輩…俺がもっとスピードを出していれば…」

    目つきの悪い警官「もういい。あのままスピードを上げ続けていれば、俺達は今頃貨物列車の下敷きだった。お前が死んじまうと俺がお前の恋人にタマを潰されちまうからな。タマ無しはごめんだ。」

    格好いい警官「せ、先輩…!!一生ついて行きます!!」


    ザザッ
    茶髪の婦警「こちらホワイト。あの車どうしますか?GPSで追いますか?」

    目つきの悪い警官「もういい。ほっとけ。どうせすぐ外国に帰っちまうんだ。」

    茶髪の婦警「了解です。」
    ザザッ

    …………


    無口な警官「しかし先輩の追跡を振り切るなんて…やるな。」

    老け顔の警官「ふっ、俺から言わせればあんなのまだ甘々のガキンチョだ…」

    茶髪の婦警「久しぶりにあんな追跡劇した…」

    格好いい警官「まぁ、あの辺は普段車の通りが少ないもんな」

    目つきの悪い警官「次アメリカに来た時は絶対に仕留めてやる…クソ拭いて待ってやがれ豚野郎」

    茶髪/老け顔/無口/格好いい警官(か、カッケェーーーーー!!!!!!!!)


    …………
    ードイツー


    エレン「…てことがあったんだ。」

    アルミン「OKわかったもう君には運転を任せないことにするよ。」
  55. 55 : : 2018/01/09(火) 16:00:06
    終わりです。続きはもそもそ考えて行こうと思ってます。ここまで読んでくださった方、ありがとうございました。次回もぬるぬる書いていこうと思います。
  56. 56 : : 2018/01/09(火) 16:26:15
    ここでまたプロフィール

    ???/目つきの悪い警官(37)米
    若い時はかなりの不良だったらしい。すぐ拳銃を構える癖がある。

    ???/格好いい警官(32)米
    目つきの悪い警官とコンビを組んでいる。顔がいい(語彙力)モテる。結婚を考えてる恋人がいる。

    ???/茶髪の婦警(26)米
    老け顔の警官とコンビを組んでいて、腐れ縁。最近体重が気になってきたのでドーナツを控えてる。

    ???/老け顔の警官(27)米
    茶髪の警官のことが気になっている。運転は別に上手くはない。

    ???/無口な警官(32)米
    格好いい警官と同期。「アイヒェル」という名の猫を飼っている。

    エレン/エリク・ダブロフスキー(21)独
    渡米する3日前にマッドマックスを観た。

    アルミン/アダム・ベッシュ(21)独
    寝てる時、夢の中でドーフ・ウォーリアーのギターが鳴り響いていた。
  57. 57 : : 2018/01/09(火) 16:40:04
    目つきの悪い警官もしかしたらリヴァイじゃないの?
    期待です。
    リヴァイ〜〜‼︎待ってるから‼︎
  58. 58 : : 2018/01/09(火) 16:50:28
    素晴らしい良作!続きも期待してます!
  59. 59 : : 2018/01/09(火) 17:18:16
    老け顔ってオルオしかいないだろww
  60. 60 : : 2018/01/09(火) 17:39:13
    パート2も面白かったです。次回作も期待しているので更新お願い致します。
  61. 61 : : 2018/01/09(火) 17:42:36
    最近…駄作祭りだったけど…久しぶりにこのサイトで良作に巡り会うことができました。ありきたりな恋愛物語、エレンチー、放置ss等…酷い状況下の中でやっと…やっと良作見つけました。続きも気になるので次パートのもここに貼っといてください。神様、お願い致します。
  62. 62 : : 2018/01/09(火) 17:47:34
    前のスレにもコメントさせていただきましたが、
    最近執筆されているssの中でもトップクラスの良作ですね。設定もしっかりしていてとても読みやすいssですね。読んでいて楽しいです。
  63. 63 : : 2018/01/09(火) 17:48:55
    神スレ乙です
  64. 64 : : 2018/01/09(火) 18:55:01
    続きも期待です
  65. 65 : : 2018/01/09(火) 19:08:05
    次パートです。
    http://www.ssnote.net/archives/57337
    よろしければ是非~
  66. 66 : : 2018/01/09(火) 22:05:41
    テニスいってたらおわってた
  67. 67 : : 2018/02/18(日) 15:25:44
    リヴァイ班だよね
  68. 68 : : 2018/02/18(日) 15:33:44
    ↑そうだよ

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