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幸せの奏
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- 1 : 2017/11/30(木) 20:05:55 :
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赤松さんの弾くピアノの音は僕に癒やしをしてくれる…
いつまでもここで聞いていられる…
そんな気がした…
すると、赤松さんは弾くのをやめ目を瞑る
最原「もう終わり?」
赤松「最原くんは"幸せの奏"っていう言葉は知ってる?」
最原「幸せの奏?」
赤松「二人の男女が一緒にピアノを弾いていると心が通い合うっていうのがあるの」
最原「心が通い合う…確かに…幸せなのかもね…」
赤松「ねぇねぇ!探偵として気にならない?」
こういう時の赤松さんの目は誰にも止められない好奇心の目だな…
仕方ない…
最原「なら、ピアノを教えてくれないかな?」
赤松「うんうん!やっぱり気になるよね!」
こうして、僕と赤松さんでピアノを弾き始めた…
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- 2 : 2017/11/30(木) 20:11:35 :
赤松さんにピアノの弾き方をイチから教えてもらい二、三日経った…
赤松「うん!上手上手!さすが探偵だね」
最原「いや、赤松さんの教えが良かったからだよ…」
赤松「私はただ教えただけで弾けたのは最原君の技術だよ?」
最原「うん…ところで、幸せの奏ってどんな曲なんだろう?」
赤松「うーん、あまり分からないけど…でも絶対にある!」
最原「なら、頑張ってピアノを上手に弾かないと!」
赤松「うんうん!でも頑張り過ぎは良くないからね?」
こうして、僕は赤松さんと楽しくピアノを弾いた…
けれど…そんな幸せの時間は終わった…
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- 3 : 2017/11/30(木) 20:19:05 :
天海君の死……
そして、赤松さんが処刑された…
僕は超高校級のピアニストの研究教室にいる…
僕と赤松さんで弾いたピアノ…
もう、彼女と弾くことは二度とない…
せめてもう一度だけ…
もう一度だけでもいいから…
僕は椅子に腰掛けピアノの鍵盤を押す…
無音の教室にピアノの音が響き渡る…
その時、脳裏に彼女と練習した『月の光』を演奏する…
いい音色だ…
赤松さんみたいに癒やしをくれるような音色ではないけど…懐かしい…
彼女との練習した日々が鮮明に浮かび上がる…
その時、僕は感じた…
彼女の意思が…
最原「約束する…僕はもう逃げない…どんな真実からも目を逸らさない…」
ーうん、後は任せたからね最原くん…ー
ーさようならー
僕と赤松さんの幸せの奏はこうして幕を閉じた
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- 4 : 2017/11/30(木) 20:19:17 :
ーENDー
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