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パンドラの箱
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- 1 : 2017/11/13(月) 13:06:27 :
- こんちゃーす。その辺のカラミティです
ししゃもんさん主催の秋のコトダ祭りに懲りずに参加させてもらいました
テーマアイテムは『日記』です
むっちゃ短い駄文注意ってのをここに載せといておくんで、それでも構わんというクッパ大魔王並に寛大なお心をお持ちな方はこのままご覧ください
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- 2 : 2017/11/13(月) 13:07:12 :
ギリシャ神話の最高神ゼウスが地上最初の女性パンドラに持たせた箱
決して開けてはならないと言われたが、パンドラは好奇心で箱を開けてしまい、中から出てきたのはあらゆる災厄
急いで箱を閉じたので、残ったのは希望だけだったという
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- 3 : 2017/11/13(月) 13:07:29 :
- 石丸「苗木くん!そちらは捗っているかね?」
苗木「うん。でももういくつかごみ袋欲しいかも」
石丸「了解した!」
桑田「はー、なんでこんな時期に大掃除なんだ?まだ年末じゃねーだろ」
葉隠「まぁ早い内に終わらせた方がいいだろうしいいんじゃねーか?ドタバタしてやるってのも面倒だべ」
山田「おおっ、珍しくマトモなこと言いましたな」
葉隠「ひでーぞ!?」
不二咲「大和田くん、これ元に戻してもらえるかな?」
大和田「はいよ。にしても流石は希望ヶ峰っつーかなんつーか、図書室にこんな本あったか?」
十神「貴重な資料が多いんだ。丁重に扱え」
苗木「だから珍しく掃除に参加してたんだね…」
十神「プランクトンにめちゃくちゃにされるか俺が参加して抑えるかだったら後者を選ぶに決まってるだろう」
大和田「おい今なんつった?」
石丸「抑えたまえ兄弟!!」
山田「………むむっ?なんでしょうかこれは」
不二咲「どうしたの?」
山田「いや、こんなものを見つけたものでしてね」
不二咲「なにこれ…?けっこう古いものみたいだけど…十神くん、知ってる?」
十神「いや…俺も初めて見たな。だがどういうことだ?俺が知らないものがここにあるとは思えんが…」
桑田「十神が知らねーって相当じゃね?」
苗木「ここ入ったときから入り浸ってたからね…こんなで新しく入った本とは思えないし」
十神「……すまんがこれは預からせてもらうぞ」
山田「どうぞどうぞ」
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- 4 : 2017/11/13(月) 13:08:24 :
- 翌日
苗木「それであの本はどうだった?」
十神「……開けることすらできなかった」
大和田「なんじゃそりゃ」
十神「何故かは分からないが、あの本を開けることすらできなかった。力任せにすると破れそうで、どうにも出来ん」
桑田「んじゃあその本はどうしたんだよ?」
十神「元に戻しておいた。それに…」
不二咲「それに…?」
十神「あの本、昨日よりページが増えてるように感じる。普通じゃない、放っておいた方がいいだろう」
山田「まさかのオカルト展開?」
葉隠「オカルトは信じねーぞ!!」
石丸「詳しいことはよく分からないが、放っておいた方がいいというのは賛成だ!開けることすらままならないという時点で怪しさ満天だ!!」
苗木「………」
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- 5 : 2017/11/13(月) 13:09:04 :
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パンドラの箱
苗木「やっぱり気になるよなぁ…あの本。この辺だったよな…」
ギリシャ神話最高神ゼウスが地上最初の女性に持たせた箱
苗木「あっ、あった。開かないって言ってたけど…」
決して開けてはならないと言われたが
苗木「あれ?開いたけど……えっ…」
パンドラは好奇心で箱を開けてしまう
『○月×日 苗木誠
7時 起床
7時30分 朝食
8時 教室へ到着
8時30分 1時限目開始
9時30分 桑田怜恩と雑談
10時 2時限目開始
11時 十神白夜に雑用を頼まれる
12時 雑用終わり、昼食
13時 葉隠康比呂の詐欺から逃れる
13時30分 クラスの大掃除に参加
17時 大和田紋土が犬を可愛がるのを目撃
17時20分 石丸清多夏とテスト勉強
19時 夕食
19時30分 山田一二三からの逃亡
20時 不二咲千尋と雑談
20時30分 入浴
21時 就寝』
中から出てきたのはあらゆる災厄
苗木「な、なんだこれ…!?昨日のボクのことが……!?いや…昨日だけじゃない…!?」
急いで箱を閉じたので
『○月∝日
7時 起床………
○月∀日
7時……………
○月δ日
7……………
○月φ…………
○月………
○………』
苗木「ボクは……ボクは…………」
『○月γ日
16時 知 っ ち ゃ っ た ね』
「なんなんだあああああアアアアアアアアア!!!!!!!!」
残ったのは希望だけだったという
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- 6 : 2017/11/13(月) 13:09:29 :
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日向「………おい狛枝。どういうことだ」
狛枝「いやボクに聞かれても……どういうことなの七海さん」
七海「うーん……まさか即死トラップ的なものがこういうゲームに潜んでるとは思わなかったよ」
日向「モノモノヤシーンから出てきた時点で嫌な予感はしてたんだよ!普通のゲームじゃないだろって!」
狛枝「"DANGAN☆BOYS"…苗木誠クンを主人公とした男子と絆を深めるシミュレーションゲーム…BOYSということはGIRLSもあるのかな?」
日向「たしか左右田が持ってたような持ってなかったような……」
七海「でも大掃除で怪しい本を見つけたと思ったら、まさかそれがセーブファイル…冒険の書みたいなものでそれを見た主人公が発狂エンドになるとは思わなかったなぁ…」
狛枝「なに"パンドラの箱開けちゃったエンド"って……」
日向「そもそもお前が見に行こうとか言うからだぞ狛枝!細い十神があんなこと言ってた時点で怪しかっただろ!石丸も言ってたじゃないか!!」
狛枝「明らかに怪しいけど怪しすぎて怪しいと思えなくなるレベルまで行ってたのがいけないんだよ!!」
日向「どうするんだよこれ!最初からだぞ!!もうやりたくないぞ!!」
七海「ダメだよ日向くん。最後までやろうって言ったのは日向くんでしょ?」
狛枝「それにこんな終わり方だと終わるに終われないでしょ?」
日向「うぐっ……あぁもう!分かったよ!少なくともノーマルエンドは行くぞ!!」
七海「これは徹夜かなぁ…明日も作業あるけど」
狛枝「まぁ材料はほとんど集まってるし、いいんじゃないかな?」
七海「……そうだね」
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- 7 : 2017/11/13(月) 13:09:56 :
- 苗木「ねぇ、モノモノヤシーンにあんなのいれたっけ?心当たりないんだけど。舞園さん何か知ってる?」
舞園「私も心当たりないです。山田くん何か知ってますか?」
山田「拙者もシナリオを担当したことしか心当たりありませんな…不二咲千尋殿は何か知ってますかな?」
不二咲「僕もそのゲームを入れるようにアルターエゴに頼んだことしか心当たりないかなぁ…江ノ島さんは何か知ってる?」
江ノ島「諸悪の根元ということしか心当たりございません」
桑田「やっぱりテメーじゃねーか!!ってか山田と不二咲も共犯かよ!?」
大神「まぁ朝日奈のこういうのがあったら日向達が楽しめそうじゃないかというのが発端だがな」
朝日奈「さくらちゃんバラさないでよ!?」
左右田『うおおおおなんだこれ暴動に巻き込まれたぁ!?』
九頭龍『なにが死神の足音が聞こえたエンドだ!!訳分からねーよ!?』
霧切「……なかなか酷いわね」
セレス「あれは初見殺しもいいところですわ。体育祭でバトンを渡し損ねたらなんだかんだでこうなるなんて」
腐川「な、なにがどうなったらああなるのよ…!クソみたいなシナリオね…!!」
山田「はあああああ!?勘違いしないでもらいたいんですけどおおおお!?拙者あのトラップについては全然関わってないんですけどおおおお!?」
戦刃「じゃあもしかして……」
江ノ島「諸悪の根元ですpart2」
戦刃「………やっぱり」
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- 8 : 2017/11/13(月) 13:10:13 :
- 開けてはいけない。そう言われると中身が気になってしまうのは、人間なら仕方のないこと
だが、開けてはいけないと言われるのは、それなりに理由があるときがほとんどだ
知ってはいけないもの。知らなくてよかったもの。これらについて共通して言えるのは、開けなかったら知らずに済んだということ
開けてはいけない。そう言われて従った方がいいというのは、浦島太郎とかを見れば明らかだろう
ただ、こうとも言える
絶対押すなよ?
これは押せということ。ダチョウ倶○部を見れば明らかだろう
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- 9 : 2017/11/13(月) 13:16:04 :
- 無理矢理オチを着けた感でいっぱいだけど僕は気にしない。気にしないったら気にしない
日記→冒険の書→セーブファイル→これの存在を主人公に知らせて発狂させよ
みたいな流れでこんなのが出来ました。安易というかなんというか
とまぁこんな感じで今回はここまでで。他にもコトダ祭りなSSはたくさんあるので、みなさんも読んでみてはいかがでしょうか?
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- 10 : 2017/11/16(木) 12:09:16 :
- 理不尽さんのセンス大好き
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