このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品は執筆を終了しています。
うたかたの夢
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- 1 : 2017/10/16(月) 01:43:13 :
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駄文ですので注意してくださいね
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- 2 : 2017/10/16(月) 01:46:20 :
私は家を飛び出し走り出した
暗い夜の闇を走り出した
もう、何もかも忘れよう
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- 3 : 2017/10/16(月) 01:48:18 :
何もかもが嫌になった
未来・希望・夢・愛・喜び・幸せ
全て私から離れていった
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- 4 : 2017/10/16(月) 01:49:47 :
腕を大きく振り
足を前へ前へと突き出す
夜の冷たい風が私の身体を通っていく
髪が風に吸い込まれるようになびく
忘れよう
忘れよう
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- 5 : 2017/10/16(月) 01:51:33 :
心に大きく空いた穴に風が通るように
私は叫んだ
ただひたすらに走り
ただひたすらに叫んだ
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- 6 : 2017/10/16(月) 01:53:30 :
希望を抱いたあの時
夢を抱き将来に希望したあの時
全てが希望に満ち溢れていたあの時
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- 7 : 2017/10/16(月) 01:57:54 :
思えば後悔ばかりしてきた
懸命な努力は結ばれず心を削っていった
他人を憎み、また憎む自分を憎んだ
振り続けた腕はやがてとまり
風のように走りつづけた足はヨロヨロと揺れる
私はいったい何をしてきたんだろう
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- 8 : 2017/10/16(月) 02:01:33 :
震える足で身体を支え
手で顔を覆い拭うように降ろした
絶望・苦悩・終焉・消滅・不幸・不安・悲壮
黒いドロドロとした海が私を引きずりこみ
地面に穴が空いて落ちていく感覚がする
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- 9 : 2017/10/16(月) 02:05:22 :
このまま消えたい
この夜の町の暗闇の一部となって消えたい
一瞬。言葉に表せない恐怖が私の背中をそっと撫でた
恐怖に足が震える
後悔と絶望で目眩がする
視界がフラフラ揺れる
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- 10 : 2017/10/16(月) 02:08:36 :
私は暗闇に独り取り残された
夜は嫌いだ
恐怖が私を包み込む
絶望の海が私の心を満たす
後悔が私の足を掴む
夜は嫌いだ
嫌いだ
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- 11 : 2017/10/16(月) 02:10:54 :
虚しくなり私は
トロトロと家に向かった
風が私を押し返す
冷たい風が頬にそっと触れる
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- 12 : 2017/10/16(月) 02:14:46 :
こんな夜、飛ばしちゃえばいいのに
いつものベッドに寝転がり布団をかぶった
寝てしまえば嫌いな夜は消えていく
寝てしまえば全て忘れられる
目を閉じると恐怖と不安が私を揺さぶる
目を閉じると絶望と憂鬱が私を呼ぶ
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- 13 : 2017/10/16(月) 02:20:44 :
理不尽だ
最悪だ
嫌いだ死んでしまえ
何もかも消えてしまえ
私と一緒に消してくれ
行き場のないこの不確かな何かが
心の真ん中で暴れる
どうにも出来やしないのに
私はスマホで助けを求める
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- 14 : 2017/10/16(月) 02:25:49 :
自分の心を言葉として書き表わすことで
行き場のない何かの正体を追い求める
答えなんて見つからない
そんな簡単に見つかるなら苦しんでいない
馬鹿馬鹿しい
何もかも諦めよう
世界なんて絶望に染まれ
夜は朝になる
太陽と月は互いに入れ替わって
日光が隅々まで行き渡る
私だけずっと夜のままだ
心は絶望に満たされて
建前だけ朝に変わる
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- 15 : 2017/10/16(月) 02:29:51 :
そして繰り返す
世界は朝と夜を繰り返す
私を置いて
あなたを置いて
涙は朝を黒く染めた
涙は希望を黒く染めた
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- 16 : 2017/10/16(月) 02:32:35 :
それでも
忘れよう今だけは
うたかたの夢に心を委ねましょう
きっと希望は
きっと朝は
私の心を満たす
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