このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
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俺は…俺は…
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- 1 : 2017/10/06(金) 21:40:50 :
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俺は…ふと何かに気付いた…
目の前に見た事ある少女が倒れている…
いや、見た事あるじゃない…
俺の大切な友達…七海だ…
七海に大量の血が流れている…
夢なのか?悪夢ならありがたい…
だが、現実だ…
なんで…なんで七海がこんな事に!!
感情が怒りになる…
俺は…なんで七海を見下ろしているんだよ!!
すると、七海はこちらを見つめ口を開く
七海「日向………くん………?」
カムクラ「…」
七海「うん………日向くん……だね……」
七海違う…それは……俺じゃない…
カムクラ「それは…以前の僕の事ですか?」
七海「やっぱり…………覚えてない……んだね………」
今にも死にかけだ……
くそ!俺は…どうすることもできないのかよ…!
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- 2 : 2017/10/06(金) 22:05:21 :
七海「もう………思い出せないの……?」
七海は必死に俺に問いかける…
カムクラ「不可能です…以前の僕の記憶は完全に消去されていますから…」
七海は痛みを堪えながら笑顔を俺に向ける
七海「なんだって…………できるよ………日向君なら………」
すると、七海は立ち上がろうと手に力を入れる…
七海「う………ぐ………」
まるで産まれたばかりの子鹿のように震えながら立ち上がろうとする…
やめてくれ…七海……やめろ………
七海「ほら……やればなんとかなるって……やつだよ……」
どうにもならない……
そんなに血を流したら……
死んじまうんだぞ……
七海「ううっ!ぐっ!」ググッ!
俺は…いや…カムクラはただ七海を見つめている…
七海が命を張って俺を…仲間を助けようとしているのに…俺は…何をしているんだよ…
七海は今も必死に立ち上がろうとする
が、自分の血で滑り地面に叩き付けられる
七海「ハァ…ハァ…」
七海…
七海「ダメだね……日向くんの………助けには…………ごめん………」
カムクラ「こんな状況になっても…あなたは誰かを守ろうとしているのですね?」
七海「だって…………私は………みんなが………好きなんだもん……!!」
ますます七海から血が出始め広がり始める…
七海「嫌だ……死にたくないよ………」
七海は必死に叫ぶ…
七海「私…まだやりたい事が…」
やめろ…
七海「みんなと………クラスメイトでいたかったよ……」
死ぬな……
七海「も……もういっかい………日向くんと………ゲーム……したかった…………よ………」
七海が俺に手を差し伸べる…
その直後、彼女の顔が落ち二度と顔が上がることがなかった…
今俺は…初めて実感した…
大切な人を失ったことを……
なんだよ………
何が「みんなの希望になります」だよ!!
どうして七海を救えなかった…!!
どうして七海の希望になれなかった!!!
カムクラは七海のヘアピンを拾う
カムクラ「え…?」ポロポロ
この瞬間…日向創は深い悲しみと共に心の中に閉じこもった……
END
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- 3 : 2017/11/30(木) 17:37:47 :
END…
終わり……
終わりにしたくない…
ここで、俺が諦めてたまるか!!
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- 4 : 2017/11/30(木) 17:47:16 :
ウサミ「よーし、ゲームリセットでちゅね!」
狛枝「こうして世界はループしていくんだね!」
七海「【永遠に続く楽園のゲーム】なんて、楽しそう!」
九頭龍「たまにはこういうのも悪くねーかもな」
辺古山「賢明な判断ですよ…坊ちゃん」
左右田「これで江ノ島の奴も消えたし…パーティでもしようぜ!」
西園寺「やったー!忘れられずに済んだー!」
ソニア「はい!忘れるわけないですよ!」
弐大「トレーニングのカリキュラムならワシに任せとけ!」
罪木「ふふふ…!怪我したら、いつでもおっしゃってくださいね!」
小泉「写真なら私に任せてね!」
田中「フッ…たまには我が力を休めるのも悪くない…」
澪田「BGMなら唯吹に任せるっす!」
花村「だったら、腕を振るっちゃうっぺー!」
終里「おっしゃあ!食うぞお!!」
詐欺師「ボクは自己紹介から始めた方がいいかな?」
日向「っはは!今更かよ!」
カムクラ…いい加減に俺の言う事を聞けっ!!
七海「違うよ…!」
七海「みんなは【ゲームなんかじゃない】でしょ?」
え……?
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- 5 : 2017/11/30(木) 17:49:22 :
希望は絶望に勝つ…
僕は確信しました…
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- 6 : 2017/11/30(木) 17:49:46 :
第二のEND
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