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超絶魅惑
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- 1 : 2017/09/01(金) 17:37:13 :
- ハンジ「私……天才かもしれない」
モブリット「分隊長、目が怖いです……」
ハンジ「うるせー!」
モブリット「いや、そういうのいらないんで!さっさと仕事片付けましょうよ!
こんなに溜まってるんですから……」
ハンジ「モブリット、君はホントにうるさいよ!今最高の遊びを考えたんだ!こんな紙に興味なんか無いっての!……えー……企画書企画書……」
モブリット「ああ、そうなんですね……」
モブリット(この人の発想は三割方天才のソレだし、ちょいと好き放題させておくか)
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- 2 : 2017/09/01(金) 17:39:02 :
- 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ハンジ「よし、かけた!」
モブリット「お、少し見せてもらって良いですか?」
ハンジ「ダメー」
モブリット(は?)
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- 3 : 2017/09/01(金) 17:39:38 :
- 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ハンジ「今度こそ本当にできたよ!」
モブリット「……見せてもらってええっすか?」
ハンジ「どうぞどうぞ」
モブリット「……」
ハンジ「……」
モブリット「……」
ハンジ「……」
モブリット「天才かよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ガシャン
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- 4 : 2017/09/01(金) 17:39:57 :
- ハンジ「あー!水零れてる!!モブリット、タオル持ってきて!」
モブリット「あー、すんません!」ゴシゴシ
ハンジ「いやーもしそれ濡れたらマジで困るから気をつけてくれよ?」ゴシゴシ
モブリット「肝に銘じておきます……」
ハンジ「うん!……で、えーと?」
モブリット「あ、そうですそうです、これ団長に提出した方が良いですよ!」
ハンジ「……だよね?」ニッコリ
モブリット「ええ!」
ハンジ「よーし今から行こー!」
モブリット「今勤務中なんで「ガチャ」す……けど……」
モブリット(行っちゃったよ。とりあえずついていくか……)
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- 5 : 2017/09/01(金) 17:41:04 :
- ハンジ「うおおおお!」ガチャ
ハンジ「いるか!?いるんだな!?いたな!!!」
モブリット「あ、ちょ、ハンジさんノック……」
エルヴィン「ああ、いいんだモブリット。
だがハンジ、お前はダメだ。ドア壊れるだろ。力緩めろよ」
ハンジ「新しい案があるんだけどどう!?詳細はモブリットが持ってる!」
モブリット「……どうぞ、こちらです」
エルヴィン「助かる」
ハンジ「どう!?それ使えそうかな!?」
エルヴィン「後で読むよ。今は兵団全体が勤務中だろ」
ハンジ「あ」
モブリット(頭抱えるしかない)
エルヴィン「……まあ、これの性能次第で許してやる」
エルヴィン「戻って書類片付けろ。支障が出でもしたらかなわん」
ハンジ「了解どぅえ〜す。感想は明日でも良いからね〜。ばいばーい」ガチャ
モブリット「……大変申し訳ありません……。」
エルヴィン「あいつなら前からあんなんだ、気にするな」
モブリット「……はい。
では失礼します」バタン
エルヴィン「……」
エルヴィン「……」
エルヴィン「天才かよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ガシャン
エルヴィン「はっ、水が……」
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- 6 : 2017/09/01(金) 17:41:39 :
- コンコン
ハンジ「どうぞ」
エルヴィン「俺だ」ガチャ
ハンジ「お前か」
エルヴィン「某だ」
ハンジ「あなた……」
エルヴィン「……で、これなんだけどな」
ハンジ「ああ、それか!どうだ!?採用だよな!?」
エルヴィン「……」
ハンジ「……」ゴクリ
エルヴィン「採用おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
ハンジ「イエーイ!」
エルヴィン「お前天才だろ」
ハンジ「多少はね」
エルヴィン「で、このハンジージャンプについてなんだが」
エルヴィン「本当に良い!今すぐにでも作ろうと思う!」
エルヴィン「'一般人を調査兵が担ぎ、立体機動で壁上から落ちる。空気抵抗や恐怖、風を身体に受けながら落下してスリルが楽しめる'」
エルヴィン「すげええええええええええええええええええええええええええええ」
ハンジ「よっしゃー!これすごいでしょ!?お値段一人5000円くらいが良いかな!?それとも10000円!?」
エルヴィン「お前に任せる!!!」
ハンジ「んじゃあ10000円だわ!!」
エルヴィン「これがあれば資金だってすぐ稼げるぞ!!そして何より発明者のお前は億万長者だ!」
ハンジ「やっふぉーーーーい!!」
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- 7 : 2017/09/01(金) 17:42:13 :
- 三ヶ月後
エルヴィン「……ついにできた……」
ハンジ「ついに……」
二ファ「ハンジさん!行列が出来て暴動まで起きてます!早く起動させましょう!」
リヴァイ「あんなとんでもねえ代物が本当に実現するとはな……」
ペトラ「ですね……」
ハンジ「すごいだろおおおおお!?!?すごいよね!?!?」
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- 8 : 2017/09/01(金) 17:42:32 :
- 3ヶ月前
ハンジ「ドア邪魔だ消えてくれ」ゴンッ
オルオ「うわあ!!」ビクッ
ペトラ「うはっ」ビクッ
リヴァイ「おいおいクソメガネ……ドア壊してんじゃねえぞ」
ハンジ「許してちょんまげ」
リヴァイ(は?)
ハンジ「それはさておき」
ハンジ「見てよこれ!ハンジージャンプ!」ピラッ
リヴァイ「なんだ?これ」
ハンジ「簡単に言うと立体機動着けた調査兵が一般人を担いで壁上から落下ぁ!するのだよ」
リヴァイ「……面白そうな企画だが、死傷者でたらマジで終わるぞ」
ハンジ「壁の下には布団とか敷いとこうよ!」
リヴァイ「それで安全なら良いんだけどな。資金も稼げそうだ、悪くはないと思うぜ」
ハンジ「ありがとー!ミケにも伝えとくわ!ほなさいなら」バタン
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- 9 : 2017/09/01(金) 17:42:53 :
- リヴァイ班「兵長、どうなされたのです?」
リヴァイ「あいつが面白いの考えてきてな……。お前らが働くことになりそうだ、とりあえず読んどけ」ピラッ
ペトラ「……」
エルド「……」
オルオ「……」
グンタ「……」
リヴァイ「……」
リヴァイ班「……」
リヴァイ班「天才かよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ガシャン
リヴァイ「はっ、水が……!」
エルド「兵長すみません!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
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- 10 : 2017/09/01(金) 17:43:24 :
- 現在
ハンジ「やたー!」ピョンピョン
リヴァイ「わーっしょいわーっしょい」
エルヴィン「わーっしょいわーっしょい」
ミケ「わーっしょいわーっしょい」
ハンジ「やたー!ぴょーんぴょーん」ピョンピョン
ハンジ「これどのくらい稼げるかな!?一般人も利用できる範囲の金額だから暫くは皆大忙しだと思うんだけど!!」
リヴァイ班(むっちゃ人並んどるやん……。明日には過労で筋肉痛と鬱になってそうなんだけど……)
リヴァイ「かなり稼げるだろうな。タダ飯ぐらいと言われなくなるのは確実だろ」
エルヴィン「もうそれだけで絶大な貢献をしているわけなんだが」
ミケ「……ハンジ、お前は風呂に入れ」スンスン
ハンジ「あんたはおっさんくせーよ!檻に閉じこもってろ!!」
ミケ「え……そんな酷い事言うの……?」
ハンジ「とりあえず私が実験台として飛んでみるわ」
エルヴィン「やってなかったのかよ」
リヴァイ「いや待てハンジ。俺が行く」
ハンジ「えー、私もやりたいのにぃ」
リヴァイ「……なら担がれろ」ヒョイッ
ハンジ「うおおおおお力持ちかっこいいいいいいいよおおおおおおお」
ぴょーん
ハンジ「うっはあああああああああああああ抱かれたまま落下するのスゲエエエエエエエエエエエエエエエエ空気抵抗やべええええええええええええええええええ!!!!!!」
リヴァイ「ばたばたすんじゃねえ」ヒューン
リヴァイ(めっちゃヒューンって感じなんだが……結構怖いなこれ)
リヴァイ(この辺で立体機動を)カチッ
パシュ ヒューン
リヴァイ「……ふぅ」
ハンジ「スゲエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!」
ハンジ「これは売れるわ!!私天才すぎるだろ!」
ハンジ「事故った時は下にネットかかってるから問題無し!担いでくれるサポートの役目はリヴァイ班がやってくれるッ!」
ハンジ「これで安心だあ!よーし、稼ぐぞーー!」
エルヴィン「おー!」
ミケ「おー!」
リヴァイ班「おー……」
リヴァイ「ウオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッッッッッッッッッッッッッッ!!」
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- 11 : 2017/09/01(金) 17:43:50 :
- ミカサ「エレン、無事でね」
エレン「安心しろ、後ろについてきてくれるのはあの調査兵団だぞ?」
ミカサ「……そうね」
エルヴィン「はいー!次ィー!」
エレン「じゃあ行ってくるわ。先に下降りとけよ」
ミカサ「うん」タッタッ
エルド「君かな?」
エレン「そうです」
エルド「よーし行くぞー」ダキッ
ぴょーん
エレン「うっはあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ空気抵抗すげええええええうわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」
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- 12 : 2017/09/01(金) 17:44:11 :
- エレン(自分で立体機動を操縦するのとはまた何か違うドキドキワクワクのスリル感)
エレン「二度とやりたくねえな……」
ミカサ「どうだったの!?すごい声だったけど……」
エレン「問題ないぞ。すげえ楽しかった」
ミカサ「そう……」
ミカサ(顔が凍ったみたいに動いてないんだけど……)
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- 13 : 2017/09/01(金) 17:44:29 :
- 数ヶ月後
ハンジ「税死ね」
リヴァイ「本当だよな」
ミケ「マジでそう思うわ」
エルヴィン「俺も思うわそれ。俺らが稼いだのにな。なんで取られなアカンの?」
ハンジ「でもまあこんなに稼げたし良いかー。百万円もありゃ超大型巨人にも勝てそうじゃない?」
リヴァイ「もしあのデカブツを倒せる兵器がありゃあその大金で作れただろうな」
ミケ「でもまああれじゃね?有刺鉄線を有効活用するかにかかってる感じあるよな」
ハンジ「皆知ってる当たり前のことをわざわざ言って状況を纏めるモブの役を務める人類No.2のクローンとか作りたいわ」
リヴァイ「おっさん臭くなるしやめろよ、冗談じゃねえ」
エルヴィン「サンドバッグとして有効活用」
ミケ「キレそう」
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- 14 : 2017/09/01(金) 17:50:31 :
- こうして調査兵団は多額の資金を手に入れ、社会的地位も高くなり、タダ飯食らいと呼ばれることはなくなった。
「妥当王政」作戦の際、民衆が調査兵団を全面的に信用したりなど、順調に物語は進んでいき、誰一人失わず'海'に辿り着いたのは、また、別のお話。
ミケ「あの時諦めないでよかった…ぐすっ」
ハンジ「立体機動取られて巨人に囲まれる…その話ホントなら地獄だよね…」
リヴァイ「…お疲れ」
エルヴィン「死んでないなら何でもいい。…けどきいてるだけで辛いわ…片腕失せるよりつらいでしょ…」サスサス
ミケ「今度は海の水で商売したいな」
リヴァイ「ハンジ、いけるか?」
ハンジ「わからん。けど、一つ二つはもう浮かんでるよ」
リヴァイ「すごすぎ」
ミケ「やばすぎ」
エルヴィン「傲慢で高飛車な王はもういない。新王政の聡明な頭脳は経済を回し、民衆に富をもたらした。次、また商売するときは以前よりもっと稼げるだろうな」
ハンジ「いえーい!頑張っていこー!」
他分隊長「おー!」
ミケ「おー!」
エルヴィン「そうだな」
リヴァイ「ウオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッッッッッッッッッッッッッッ!!」
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