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  1. 1 : : 2017/08/13(日) 17:30:14
    死ネタだよぅ。
    苦手な人はここでばいばいですよ。
    これの執筆が終わったら休止だよ。
    最後に書きたかったんです、このお話。

    ミカアニ、アニミカです。
    一応どちらでも受け取れるようにします。

    よろしくおねがいします。
  2. 2 : : 2017/08/13(日) 22:09:03
    おおお!期待です!ミカアニ、アニミカ大好きです!
  3. 3 : : 2017/08/14(月) 13:30:39
    ありがとうございますー
  4. 4 : : 2017/08/15(火) 13:28:11
    木漏れ日が頬に当たって目が覚める。







    すぅ…すぅ、と規則正しい寝息が部屋にこだまする。







    時計を見れば、まだ朝の4時半。







    通りでちょっと寒いわけだ。







    もう春だというのに、夜だけは冬並みに寒い。







    早く暖かくならないかな。







    「ん…」







    小さく、聞き慣れた声が聞こえた。







    声のした方を横目で見ると、最近伸びてきたらしい黒髪が綺麗に揺れた。







    ミカサ、だ。







    いつもはライバル意識してるみたいな態度をとっているけど、実はそうでもない。







    対人格闘訓練でも、座学でも、馬術でもついつい目で追いかけてしまっている。







    本当は気付いてた。この気持ちがなんていうかなんて。







    でも、自覚したくなかった。







    もし、バレてしまったら?もし、少しでも勘付かれてしまったら?







    そう考えるだけで、胸が拘束されたように痛くなる。







    そもそも、バレたところで拒絶されるだろう。







    ミカサは、エレンが大好きなのだから。







    悩んでいても仕方がない。







    気づかれないように細心の注意を払って、声をかける。







    「おはよ、ミカサ。いつもこんなに早いの?」







    「……貴女、誰?」
  5. 5 : : 2017/08/15(火) 13:51:43
    帰ってくた言葉は以外だった。







    …冗談で、言っているのだろうか。







    それとも、四月だからとか。







    昨日の夜とか、アルミンとかそこら辺の奴らにエイプリルフールの存在を知らされたとか。







    ちょっと遅いエイプリルフール、みたいな。







    ミカサのことなら十分にありえる。







    そう、祈った。







    「何言ってんの、あんた。私が分かんないの?」







    からかい半分で言ってみた。







    「誰、貴女。私の知り合い、ですか」







    ついに、ぎこちない敬語まで使われてしまった。







    これは嘘ではない。紛れも無い真実だということをその場で打ち付けられた。







    「…ミカサ?もうエイプリルフールは過ぎてるよ」







    「なんで貴女が、私の名前を知ってるの?」







    「ミカサ…」
    「来ないで!!」



    「…っ」







    言い切る前に遮られた。







    「…ん」



    「なんだよ、うるせぇなぁ…」







    クリスタとユミルが目覚めた。







    「あ、ねぇ、クリスタ。この人誰?私が知ってる人?」







    「え…?」







    「おいおい、どうした。ついにアニが好きすぎておかしくなったのかぁ?」







    ユミルも冗談だと思ったようだ。







    無理もない。ミカサはなんでも記憶して、決して忘れないような頭を持っているのに。







    「…?本当に分からない。さっきからずっと喋りかけられて、正直言って鬱陶しいのだけれど」







    アニ「…!」







    「…おい、クリスタ。教官に伝えてきくれねぇか」







    「わかった…っ」







    二人とも、ただ事ではないと察したのだろう。







    クリスタが女子寮を飛び出していった。







    「ミカサ、歩いて食堂まで行けるか?」







    「ええ」







    「じゃあ、先に行っといてくれ。私達は後で行くから」







    「分かった。でも、その横の人は連れて来ないでほしい」







    「…分かった」







    そう言って、ミカサも女子寮を出ていった。







    「…おい、アニ。大丈夫か?」







    先程から俯いている私を思ってか、ユミルが声を掛けてくれた。







    大丈夫なわけがない。







    どうして、大好きな人にあんなこと言われなくてはいけないのか。







    どうして、ユミルやクリスタのことは覚えているのに私のことだけ忘れているのか。







    耐えれなくなって、涙が頬を伝った。







    それと同時に体に感じた暖かいもの。







    ユミルに抱きしめられていた。







    「よしよし、つらいな」







    そんなことを言いながら、ユミルは背中をさすってくれる。







    久しぶりに声をあげて泣いてしまった。







    その間も、ユミルは私を離さなかった。


    ーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーー
    ーーーー
  6. 6 : : 2017/08/15(火) 13:58:05
    期待!
  7. 7 : : 2017/08/15(火) 14:08:07
    ありがとうございます(*´꒳`*)
    妄想入りまくりでおまけに小学生が書いた拙い文章でよければよんでおくんなまし。
  8. 8 : : 2017/08/18(金) 15:35:42
    アルミン「……!アニ!」


    ユミルと食堂へ行くと、周りの視線がすぐに集まった。


    アニ「…ぅ……」


    アルミン「あ、大丈夫。ミカサは医務室にいるよ」


    アニ「…そ」


    アルミン「…クリスタから事情は聞いた。急に、アニのことだけ忘れた、みたいな感じだったんだよね?」


    ユミル「忘れた、って言うか…記憶から消えたみたいな感じだった。元々アニがいない存在、みたいな扱いだった」


    私が言いたくないことを察してか、ユミルが詳細を言ってくれた。


    本当にユミルは優しい。


    アルミン「そっか…」


    アニ「……」




    医務官「…アルミン・アルレルトはいるか?」


    アニ「…!」


    しばらくの沈黙が続いていると、医務官が入ってきた。


    アルミン「はっ、自分であります!」


    医務官「君と、あとー…アニ・レオンハートも来てくれんかの」


    アニ「…!」
  9. 9 : : 2017/08/18(金) 15:47:47
    ユミルイケメンかよ…期待
  10. 10 : : 2017/08/18(金) 15:59:21
    あざますー
  11. 11 : : 2017/08/22(火) 15:48:41
    「あの…ミカサは…」



    しばらくの沈黙を破ったのは、アルミンの一言だった。



    余程気になっていたのだろう。声色で感じ取れた。



    「あぁ、そうそう。その子のことなんだけどねぇ」



    私もアルミンも、医務官の口が開かれるごとに心拍数があがっていく。



    「おそらく…忘愛症候群っていう病気だと思うんだが、この病気はあんまりメジャーじゃないんじゃ。君たちも初めて聞く名前だろう」



    「はい…」



    アルミンだけが返事をする。



    「忘愛症候群の"ぼう"の字は、忘れるの"忘"でな。この字の通り、『自分が一番愛する人だけを忘れる』病気なんじゃ」



    「えっ…」



    脳内には色々な疑問が浮かぶ。



    それを一つ一つ潰していくのに、時間はかからなかった。



    この数秒でやっと頭が整理できた。



    "ミカサは、私のことを愛していたから私だけを忘れた。"



    それを理解したのと同時に、顔に熱を帯びていくのを感じた。
  12. 12 : : 2017/08/22(火) 15:54:57
    嬉しい。



    でも、今素直に喜べない自分もいる。



    「それは…治るんですか…?」



    「…さあ。まだ治療法が見つかってないんじゃ。そりゃあ、なかなか発病しないからな」



    ああ。



    私、一生ミカサに忘れられたままなのかな。



    絶望という名の感情が心に重くのしかかってくる。



    「まあ、そういうことじゃ。戻っていいぞ」



    「ありがとう、ございました…」



    アルミンが消え入るような声でそう言ったのと同時に、医務官は去っていった。







    「…アルミン…」



    恐怖と、絶望と、歓喜と。



    色々な感情を含ませた声で名を呼ぶ。



    すると、勢いよく振り返って、



    「っ大丈夫!きっと治療法は見つかるよ!!」



    満面の笑みで、でも、辛そうな表情で、そう言った。
  13. 13 : : 2017/08/22(火) 16:09:22
    それがあってから、みんなは口々に言うようになった。



    『アニが取り憑かれたように本を読んでいる。』



    治療法を見つけないといけないから。



    毎日毎日、徹夜してまで探し続けた。



    ミカサを助けたかったから。



    ミカサを、愛しているから。



    もう一度、アニって呼んでほしい。







    私が訓練に出るとミカサが暴れ出してしまうから、ミカサはしばらく休むことになった。



    どいうやら訓練所では病人が優先的に休めるらしい。



    もちろん、おみまいにも行った。



    拒絶の言葉を放たれても、物を投げられても、毎日欠かさずに行った。



    最近では何を言っても無視されてしまうようになった。
  14. 14 : : 2017/08/22(火) 16:15:44
    ーーーーーーーーーーー
    ーーーーーーー
    ーーーー
    ある日、一冊の古い本を見つけた。



    埃を被っていて、分厚い本。



    ペラペラとページをめくっていくと、一つのページが目に入った。



    そこには、忘愛症候群のことについて詳しく書かれていた。



    もちろん、治療法も。










    忘愛症候群

    これは、世界で一番愛する人を忘れてしまう病気である。
    この病にかかるのは、本当に一握り。


    治療法

    __________________。
  15. 15 : : 2017/08/22(火) 16:23:59
    今までで一番走った。



    息が上がって、どれだけ苦しくなっても、ただただ走った。







    ついに、ミカサがいる部屋にきた。



    おそるおそるドアを開ける。







    「…ねぇ、ミカサ」







    「………」







    「無視しないで、こっち見て」







    「……何」







    「一回だけ、本当に一回だけでいいから、私の名前を呼んで抱きしめてほしい」







    「…いや」







    「してくれたら」







    「…?」







    「私は一生ここに来ない。それだけじゃなくて、ミカサは訓練にまた参加できる」







    「……!」







    「…どう?」







    「やる」







    そしてミカサは、いつも通りの声で私の名を呼び、ゆっくりと抱きしめた。







    最初で最後のミカサのハグは、暖かかった。







    「…泣いてるの?」







    「…ううん、ありがと」







    「じゃあ、もう絶対に来ないでね」







    「…分かってる」







    「……」







    「さようなら」







    その時、いつもは言う「またね」を言わなかったのは、私の小さな優しさ。
  16. 16 : : 2017/08/22(火) 16:33:56
    いつも来る、私が嫌いな人が出て行った数分後。







    全ての記憶が頭に入ってきた。







    痛くて痛くて倒れそうになったけど、それ以上に悲痛なことをしてしまったことを思い出す。







    しばらくの間そうしていると、クリスタが顔色を変えてすっとんできた。







    「ミカサぁ…アニが…アニが…!!」



    「アニが、どうかしたの?」



    「思い出し、たの…?」



    「…わからない。それで、アニがどうかしたの!?」



    「アニの死体がさっき、見つかって…っ、ユミルに伝えてこいって言われて…それで…」



    クリスタの言葉を聞き終わる前に、私の体は動いていた。







    感だけで走っていたら、ユミルを見つけた。







    「ユミル…!!」







    私の声に振り向いたユミルは、顔がぐちゃぐちゃになるくらいに泣いていた。







    それを問いかけようとすると、ユミルに抱きしめられた。







    「お前は、何にも……何にも悪くないからな……っ」







    ユミルの姿と、目の前にあるはにかんだアニの死体を見て、全てを悟った。







    ……_________________。
  17. 17 : : 2017/08/22(火) 16:34:41


























































    治療法

































    愛する人の死のみ。
















































  18. 18 : : 2017/08/22(火) 16:35:57
    うわーーーーーん
    ユミルーーー(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

    終わってよかったよぉおおおおおおおお
  19. 19 : : 2017/08/22(火) 16:41:56
    時計はずっと前に刻々と止まった

    どのくらい私がアップされている?idk(

    私はグリップを得ることができないが、私は手放すことができない

    そこには、カントーに保持するために何もなかった


    なぜ私は見ることができない???なぜ私は見ることができない???

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    今は逃げて、振り返ることもないつもりです

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    今は逃げて、振り返ることもないつもりです

    私は醜い黒に私の家を燃やすつもりだ

    今は逃げて、振り返ることもないつもりです

    私は私の家を燃やすつもりだと振り返ることはありません

    と振り返ることはありません


    と振り返ることはありません


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    私は黒だし、私は白です!何かが正しいではありません!

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    震える恐怖は、私が取ることができる以上です

    私はミロでエコーに反対しているとき
  20. 20 : : 2017/08/22(火) 17:19:37
    ECHOいい曲ですよね。
    カラフルで〜くらいから気付きました。

    なんかありがとうございます(?)
  21. 21 : : 2017/08/22(火) 17:29:59
    なんの曲かは分からんが歌詞は載せちゃダメなんだぜ…
  22. 22 : : 2017/08/22(火) 17:36:43
    そうですよね
    薄々思ってました((え
    和訳なので微妙なところですが結局は歌詞ですもんね
  23. 23 : : 2017/09/06(水) 23:47:23
    めっちゃよかったぞや。
    おつです
  24. 24 : : 2017/09/06(水) 23:58:44
    俺も言い忘れてたが乙です。発想がすばらすぃ…
  25. 25 : : 2018/01/06(土) 14:45:28
    >>23
    ありがとうすき

    >>24
    いやん
    ありがとうございます

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