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【安価あり】最原「…最近、みんなの視線がおかしい」百田「…は?」

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  1. 1 : : 2017/06/29(木) 22:38:54
    ・安価あり
    ・過度なエログロは最安価対象
     ・過度なエロ・・・私が書けそうにない内容(私がルールだ)
     ・過度なグロ・・・今回は暴力を振るうニュアンスを含む安価は全て対象。
    ・前作、前々作とのつながりはありません。

    以上。





    最原「最近、みんなの視線がおかしいんだ」

    百田「いや、聞こえたけどよ。おかしいっていうのはどういうことだ?」

    最原「主に女子なんだけれど、赤松さんは狙ってるのかっていうくらい上目遣いしてくるし、春川さんは完全に殺気を込めて見てくるし、東条さんは僕に何かするか、させるたびに恍惚の表情しながら見てくるし、夢野さんは控えめに服を引っ張りながら見てくるし、アンジーさんはもうガン見してくるし、茶柱さんは最近は何か柔らかい雰囲気を感じるけど、指摘すると投げてくるし、入間さんは何か、常にOKって書かれたプレート付きの首輪を見せつけながら見てくるし、白銀さんはすごいニヤニヤしながら見てくるし…」

    百田「何かやったのかよ、終一」

    最原「いや、この紅鮭団が始まってからだと…仲良くしようと頑張っただけだけど…」

    百田「つーか、女子ばっかだな」

    最原「最近、なぜか真宮寺君も見てくるんだよね…。すごい、妖しく…」

    百田「本当に何やったんだ終一…」

    最原「わからない…仲良くなろうと頑張ったことくらいしか…」

    百田「んー…見てくるってことは終一に何か用があるんだろうな」

    最原「用か…何なんだろうね。推理するための材料が足らなくてわからない…」

    百田「オレが思いつく限りだと>>2だな」

    百田が思いつく彼女、彼らが見てくる理由とは…。
  2. 2 : : 2017/06/29(木) 22:40:18
    最近、最原が帽子を外した
  3. 3 : : 2017/06/29(木) 22:42:52
    期待です!!
  4. 4 : : 2017/06/29(木) 22:58:14
    v3版してくれてありがとうございます!
    期待です!
  5. 5 : : 2017/06/29(木) 22:59:16
    期待ですよん
  6. 6 : : 2017/06/29(木) 22:59:41
    百田「オレが思いつく限りだと、最近終一が帽子を外したことだな」

    最原「…確かに最近帽子は被ってないけど…」

    百田「イメージチェンジってやつになったんじゃねえか?」

    最原「……もしかして、帽子脱いで調子に乗ってるんじゃない…という視線なのかな…」

    百田「やけにネガティブだな。んなわけねえだろ。そんなやつがみんなに見られるなんてありえねえだろ」

    最原「そうかな…」

    百田「イメチェンになったんだったら、むしろいい方向だろ。終一の顔が女子にとっていい感じに見えたとか」

    最原「…僕なんか、天海君なんかと比べると根暗もいいところだし…」

    百田「他人と比べんな。テメーはテメーだ。天海がイケメンだから、終一が不細工になるわけじゃねえ!」

    最原「……とりあえず、帽子を被らないようになったのがきっかけっていうのはあるかもしれない。けど、それはきっかけで理由じゃなさそうだよね」

    百田「確かにな」

    最原「どうにかして理由を知れないかな…」

    百田「ああ、だったらこれを使えよ」

    百田はガラス玉がついた人型の人形を取り出した。

    なぜかその人形の髪型はドレットヘアだった。

    最原「…なにこれ」

    百田「入間がくれた『運命見てくれるんデス』だ。こいつに知りたいことを聞くと、どうすればいいか答えてくれるんだぜ」

    最原「何それすごい」

    百田「入間曰く、本当は寝て起きたら今日の運勢を言ってくれるものを作ろうとしたんだが、ただアドバイスしてくれる機械ができたらしい」

    最原「本来の目的が果たせなかった結果、すごいものが出来上がってるよ」

    百田「今回はオレと終一じゃあ解決できねえし、使ってみようぜ」

    そういった百田が水晶玉を触る。


    『……悩みをどうぞ』

    最原「えっと、みんなが僕を見てくる理由を知りたいんだ」

    >>7


    ※茶柱さんを忘れてたので、>>1ちょっとだけ修正。
    許してくださいなんでもはしません…。
  7. 7 : : 2017/06/29(木) 23:04:01
    入間に甘い声を囁けば
    その理由は分かるべ
  8. 8 : : 2017/06/29(木) 23:16:56
    そして高額請求されるんですね、わかります。
  9. 9 : : 2017/06/30(金) 00:22:00
    『入間に甘い声を囁けば、その理由は分かるべ』

    最原「なんで急に訛ったんだろ」

    百田「さぁな。にしても、変な指令が来たな?」

    最原「うーん、甘く囁くかぁ…できるかな…」

    百田「終一はやればできる! オレが保証してやる! 頑張ってこい!」

    最原「無責任だなぁ…」

    苦笑しつつ、最原と百田は入間の元へ向かった。

    入間のことだから、研究教室に篭って何かを作っているだろう、と思って行ってみると本当にいた。

    最原「さすが、入間さん」

    百田「じゃあ、頑張ってこい。オレがここで見てるからよ」

    最原「え? 一緒に来ないの?」

    百田「オレがいたら邪魔になりそうだしな。それに、この機械もオレがいなきゃいけねえとは言わなかったから、いないほうが変に影響とか考えなくていいと思うぜ」

    最原「そういうものかな…」

    納得したようなできないような、変な気分になりながら、最原は入間に近づいた。


    入間は開発に夢中で最原に気づかない。

    入間「んー……ここはやっぱり反らせたほうが…」

    最原(甘い言葉…甘い言葉…)

    とりあえず、最原は入間の耳元に顔を近づけた。

    最原「入間さん」

    入間「ひゅい!?」

    入間が驚いた声を上げ、最原の方を見ると、驚愕と共にどんどん顔が赤くなっていく。

    入間「さ、さ、さ、さ、最原…!?」

    最原「入間さんは綺麗でかわいくて完璧だよね」

    入間「んな…!? な…!?」

    最原「それにみんなの、人の役に立つものを開発できて…美人…本当、世の中の男性の注目の的だよね」

    入間「………」

    驚きと羞恥心で顔を真っ赤にする入間。

    そして、何かに気づいた入間はゴソゴソと懐を漁る。



    何やらピンク色のゴム製の何かを両手に持ちながら、こういった。


    入間「や、優しく…してください……」

    最原「……え? 何が…?」

    入間「こ、ここで焦らしプレイ…!? も、もう限界なのぉ…さ、さい…終一の声で……キュンキュン来ちゃったの……ねぇ、ここでしよ、ねぇいいでしょ…?」

    最原「うーん…とりあえず、怖いから逃げる!」

    入間「あ、終一ぃぃ!!」



    百田の元に戻った最原は息を切らしていた。

    百田「おお、何かあったのか?」

    最原「身の危険を感じてね」

    百田「うーん、そんな危ねえ感じはしなかったがなぁ」

    最原「傍から見ればね…。それで、視線の理由が結局よくわからなかったんだけど」

    百田「そうか…ならもう一度使ってみるか」


    『…>>10


    ※甘い声で囁くってこういうことでよかったのかな…。
    言い忘れてましたが、全員の好感度MAXだと思ってください。
  10. 10 : : 2017/06/30(金) 00:23:57
    ハルマキに後ろから抱きついたらわかるんじゃね?
  11. 11 : : 2017/06/30(金) 01:12:56
    くそー!皆の前でやって欲しかったす!
    そして修羅場に!
  12. 12 : : 2017/06/30(金) 19:27:06
    最原ハーレムキタ━(゚∀゚)━!
    超期待
  13. 13 : : 2017/06/30(金) 20:05:28
    ハルマキキタ――(゚∀゚)――!!
    クッソ期待
  14. 14 : : 2017/06/30(金) 23:01:07
    『…ハルマキに後ろから抱きついたらいいんじゃね?』

    最原「急に馴れ馴れしくなったね」

    百田「よく知らねーが、こいつは口調が安定しねえんだよな」

    最原「それにしても、春川さんに後ろから抱きつく…難易度高くないかな」

    百田「ああ。あいつは後ろに立つと、『私の後ろに立つな』って素でやってくるやつだからな」

    最原「やったことあるの?」

    百田「それはともかくな。これで解決する可能性があんなら、挑戦するのが男ってもんだろ!」

    最原「……まぁなんとかやってみるよ」

    最原は道中でどうやって春川の後ろに回るかを考えた。



    百田「お、いたぜ。ハルマキだ」

    春川は中庭のベンチに座っていた。

    特に何かしているわけでなく、ぼーっとしているようだ。

    百田「よし、じゃあ…」

    最原「あ、百田君。今回は君に協力して欲しいんだ」

    百田「協力?」

    最原「うん。やっぱり僕一人で正攻法で春川さんの後ろが取れそうにないから、百田君がまず話しかけて、そのスキを付かせてもらおうかと思って」

    百田「なるほどな。考えたな終一! それならきっと上手くいくぜ!」

    最原「じゃあ、頼んだよ」

    百田「よーしっ! オレに任せろ!」

    意気込んだ百田が勇み足で春川へと向かっていく。

    その間に、最原は目立たないようにグルっと春川の後ろへと回っていく。

    百田「よお、ハルマキ!」

    春川「…ハルマキって言うなし。何?」

    百田「いや、こんなところで何やってんだろうなって思ってな! リーダーとして助手が何考えてるかくらい把握しておかないとな」

    春川「なにそれ…」

    春川は呆れつつも楽しそうにしている。

    百田(やれ、終一!)

    最原(今だ!)

    最原がガバッと春川の後ろから抱きつく。

    最原「やっ…!?」

    抱きついたと思った瞬間、最原は背負投の要領で投げられていた。

    そのまま、百田へとぶつかる。

    百田「グッハ!」

    最原「いてて……あ…」

    最原が目を開けると、そこには……鬼がいた。



    春川「………殺す」


    その後、全力で土下座して、手元にあった絵本を挙げ、後日デザートを何回か譲ることで許してもらった。



    最原「……許してもらったけど、やっぱりボコボコにされた…」

    百田「あぁ…終一にぶつかっちまった時に気絶してたぜ…」

    最原「やっぱり、春川さんの殺気は確かに殺気だったよ。うん。彼女は僕を殺す気なんだ…」

    百田「そうじゃねえだろ。ただ…何か気に食わねえことがあったんだろ」

    最原「はぁ……どうしよう。探らないほうが身の為なのかな」

    百田「いや、まだ二人しか挑戦してねえのに、諦めるのは早い。もう少しくらい使ってみようぜ!」

    最原「……百田君がそう言うなら…」


    最原は渋々といった感じに人形のボタンを押した。


    『…>>15


    >>11 みんなの前で、という指定はなかったので(・ε・)
    >>12 春川は殺気を込めて見てくるってところでハーレムじゃないと示したつもりだったんですが…うむ…
  15. 15 : : 2017/06/30(金) 23:06:43
    転子の膝枕で夢野を抱き枕にして昼寝しよう
  16. 16 : : 2017/06/30(金) 23:32:37
    ついでに東条の子守歌をプラスして、どうぞ
  17. 17 : : 2017/07/01(土) 00:04:06
    『…転子の膝枕で夢野を抱き枕にして昼寝しよう』

    最原「難易度高すぎない!?」

    百田「どちらか片方ならなんとかなるかもしれねえが…両方か…」

    最原「うーん…これって無理なんじゃないかな…?」

    百田「……どうやってそれをやればいいかも聞いてみるか」

    最原「ああ、なるほど」



    『…まずは夢野を寝かせて、その後、茶柱を脅す』


    最原「…え?」




    夢野は食堂でウトウトとしていた。

    夢野「んあー……ねむぃ…」

    最原「えっと、夢野さん」

    夢野「んあ…最原よ。何か用か。今ウチは魔力を貯めて…ふわぁ…」

    最原「眠そうだね。寄宿舎まで運んであげようか?」

    夢野「んあー…」

    いつもの夢野ならこの申し出も断っていた。

    しかし…

    夢野「…なら頼むぞ…」

    最原の背中をよじ登り、ベストな位置を探す。

    最原(…夢野さんが…大きくなくてよかった…)

    何がとは言わないが。

    夢野「…んあー…なかなか心地よい……スー…」

    最原「寝るのはやっ! …まぁ都合がいいね。次は茶柱さんか…」

    一番の難所に最原は立ち向かうのだった。



    茶柱はプールでバカンス気分を味わっていた。

    東条がすぐ側にいて、フルーツジュースなど注文すれば何でも出てくるため、気分は最高だった。

    最原「あ、茶柱さん」

    茶柱「…キェェェ! やはり、最原さんも男死! ここで殺すのが社会のって夢野さん!?」

    最原「忙しいね…。そう、夢野さんが寝てるから静かにお願い」

    茶柱「ぐっ…夢野さんを人質に取るとは…そこまで落ちましたか!」

    最原「だから、静かに。…起きちゃうよ」

    茶柱「ぐっ……」

    最原「それで、茶柱さん。ちょっとお願いがあるんだ」

    茶柱「ひっ!? え、えっちぃことはダメですよ!」

    最原「そんなこと要求しないよ。ただ、夢野さんに膝枕をしてほしいなって」

    茶柱「そ、それなら…いいですが…」

    最原「じゃあ、そこに正座して」

    東条「あ、座布団あるわよ」

    茶柱「準備がいいですね…」

    メイドとして当然である。

    茶柱が座布団に座すと、最原がゆっくりと夢野を茶柱の膝へと乗せる。

    茶柱「ゆ、夢野さんが…ほ、ほわわ……」

    最原(今だ!)

    茶柱が夢野に気を取られているスキに、最原は心を無にして茶柱の膝に頭を乗せた。

    茶柱「な、な、何を!?」

    最原「…夢野さん起きちゃうよ」

    茶柱「こ、これはいくらなんでも…!」

    最原「…いいの? 茶柱さんが起こしたって言っちゃうけど…嫌われちゃうかもね?」

    茶柱「あ……ぐぐぐぐ……」

    茶柱は何かと葛藤しながら…結局、悔し涙を浮かべながら、唇を噛むことになった。

    最原「さて、じゃあ、東条さんは子守唄でもお願いできるかな?」

    東条「それが依頼ね? わかったわ」

    すぐに綺麗な歌声がプールに響き始める。

    茶柱「………」

    茶柱は最初は悔しそうにしていたが、次第に何かが気になるのか、もぞもぞとし始めた。



    茶柱はプールでバカンス気分を味わっていた。

    プールでバカンス気分を味わうのに、制服を着るか?

    それとも、私服を着るか?

    否、当然水着である。



    自身の生足に最原と夢野の頭を載せているという状況に羞恥心が働いてきたのだ。


    最原(さすがに恥ずかしそうだし…このまま寝ちゃうと、時間がないからそろそろ…)

    最原「さて、僕は満足したから行くよ。またね。あ、東条さんはもう歌わなくても夢野さんは完全に寝入ってるから大丈夫だよ」


    最原は一方的に伝えて、その場を去った。

    茶柱がさっきまで最原の頭が載っていた膝を名残惜しそうにさすっているのを東条は見なかったふりをした。





    最原「…なんだか、僕が僕じゃないような変な気分だったよ」

    百田「まぁ脅す、だなんて普段の終一とは違うしな。慣れねえことをしたから、そういう気分になっちまったんだろ」

    最原「うーん、でも視線の理由はよくわかんなかったかな」

    百田「じゃあ、もう一回使ってみるか」



    『…>>18


    ※今回、安価は>>15でしたが、>>16の内容も話に盛り込んでみました。話の内容を崩壊させない程度の小ネタくらいなら拾うことがあるのですが、安価をいくらでも採用するということではないので、あしからず。
  18. 18 : : 2017/07/01(土) 00:05:36
    とりあえず、王馬っちと一緒に東条っちをママと呼びまくれば吉だべ
  19. 19 : : 2017/07/01(土) 00:12:37
    口調が荒ぶってるw
  20. 20 : : 2017/07/01(土) 00:43:53
    不服だろうな
  21. 21 : : 2017/07/01(土) 11:30:25
    『とりあえず、王馬っちと一緒に東条っちをママと呼びまくれば吉だべ』

    最原「本当、口調が安定しないねこの機械」

    百田「何なんだろうな。とりあえず、やることはわかったが…」

    最原「いや、茶柱さんに膝枕を頼むよりは難易度低いから…恥ずかしいけど…」

    とりあえず、最原と百田は、東条がいるであろう食堂に向かうことにした。


    百田「つーか、王馬も呼ばねえといけねえな」

    王馬「オレが何?」

    最原「びっくりするくらい都合よく出てきてくれたね」

    王馬「にしし、オレってば空気が読める男だからね」

    百田「嘘をつくな嘘を」

    王馬「で、オレに何か用があったの?」

    最原「今から東条さんにママって言ってみたらどうなるか実験死に行くんだけど、王馬君もどう?」

    王馬「……どうしたの最原ちゃん。頭打った?」

    最原「それだと、普段東条さんをママって言ってる王馬君も頭売ってることになるけど、いいの?」

    王馬「オレはいいのさ。まぁ……東条ちゃんが最原ちゃんにママなんて言われたらどうなるか…見てみたくはあるね」

    最原「…? 僕が何?」

    王馬「なーんでも。…つまらなくない展開になりそうだね」




    ~食堂~

    東条はいつもどおり夕食の仕込みをしていた。

    あらかた準備を終えたため、この空いた時間をどうするかを考えていた。

    王馬「東条ちゃーん、って違うや。ママ~!」

    東条「…あら、王馬君に、最原君。……百田君は入口で何をしているのかしら?」

    最原「それは気にしないで…えっと…ママ…」

    東条「…え?」

    王馬「あれ? 聞こえなかったかな? ママ?」

    東条「いえ、王馬君のは聞こえたけれど…」

    最原「ぼ、僕も……ママって言ったよ…」

    一度目で赤くなった顔が更に赤くなる。

    王馬「ねえー、ママー」

    最原「……ママ……」

    東条「……ぐっ‥!?」

    頭痛に似た何かを感じて、東条は倒れた。

    しかし、その表情に苦痛などなく、むしろ至福の表情であった……。

    火事にならないように火だけは止めて、最原たちは食堂を後にした。



    百田「お、戻ってきたな」

    最原「同級生にママって言うのは結構恥ずかしいね…」

    王馬「えー? そんなことないよー?」

    最原「……慣れなのかな」

    百田「こんなことに慣れる必要はねえだろ」

    王馬「んでさ。そろそろなんでこんなことしたのか教えてくれてもいいんじゃなーい?」

    最原「えっと、実は…」

    最原は最近みんなの視線が気になることを話した。

    王馬「……」ポカーン

    最原「どうしたの、王馬君。口開いてるよ」

    王馬「…いや、馬鹿だなーと思って」

    百田「終一は馬鹿じゃねえよ」

    王馬「百田ちゃんも大概だよねー」

    百田「こっちに飛び火させんな!」

    王馬「ふーん…でも、(面白そうだしこのままでいっか)…確かに理由は気になるね」

    最原「その変な間は何?」

    王馬「何でもないよー! オレも気になるし、その入間ちゃんの発明品ってやつ、使ってみようよ」

    最原「いいけど…」

    何か釈然としない、と思いながら最原は『運命見てくれるんデス』を起動した。


    『…>>22


    ※王馬参戦! というか、以前の作品でのノリ的に百田と組ませるより、王馬の方がやりやすかったかな、とちょっとだけ後悔。
  22. 22 : : 2017/07/01(土) 11:39:54
    赤松さんを抱きしめて耳元で愛を囁くとハッピーになれるよ!…俺が
  23. 23 : : 2017/07/01(土) 12:02:20
    終一は後ろから抱きしめるのか、前からなのか、どっち派なんだろう、天海は後ろからっぽい
  24. 24 : : 2017/07/01(土) 12:57:03
    『…赤松さんを抱きしめて耳元で愛を囁くとハッピーになれるよ!…俺が』

    王馬「俺って誰?」

    最原「さぁ? …もしかしてこの機械、意思でも持ってるの?」

    百田「AIってやつか? だとしたらとんでもねえな」

    王馬「…それで、赤松ちゃんを抱きしめて、耳元で愛を囁くの?」

    最原「…難易度高いなぁ」

    百田「これで見てくる原因ってやつがわかるようになるんだろ? だったら、やるしかねえだろ!」

    王馬「そうそう。だから……ぷぷ…やってくるといいよ…」

    王馬は笑いをこらえるのに必死だ。

    最原「うーん…どうやってやれば…」

    王馬「不意打ちがいいと思うよ!」

    最原「不意打ちってことは…後ろから?」

    王馬「前から普通に行ったら(OKしちゃうだろうから)……赤松ちゃんも心情を語ってくれないよ! きっとね!」

    最原「なるほど。土壇場で人は本性が出るって言うし、不意打ちの方が本音が聞けるかもしれないね」

    王馬(……オレが言った手前なんだけど…馬鹿なのかな…)

    最原「愛を囁く…って何を言えばいいんだろ」

    百田「愛してる、とかでいいんじゃねえか?」

    王馬「百田ちゃんでもそんな言葉知ってるんだ…」

    百田「どういう意味だコラ!」

    最原「…恥ずかしいけど…頑張ってくる!」




    赤松は研究教室で一人ピアノを弾いていた。

    最原との連弾も楽しいが、一人でも楽しい。

    そして、この時間は集中しているため、外がどれだけ騒がしくても気にしなかった。

    そんな彼女も…


    最原「赤松さん…」


    突然後ろから抱きしめられて、演奏を中断させられれば話は別だ。

    赤松「だ、誰…!? って、最原君!?」

    一瞬、邪魔をされたことに腹を立てたが、相手と状況を理解した瞬間、恥ずかしさを感じ出す。

    最原「………てる…」

    赤松「え? な、何?」

    最原「…あ、あ、…愛してる…」

    赤松「………」

    最原「………赤松さん?」

    赤松は顔を赤くしながら手をもじもじさせていた。

    こんなドラマみたいな、とか、す、好きを超えて愛してる…なんて、わ、私も…とかブツブツ言っているが、最原には聞こえない。

    最原「……うーん、赤松さんも固まっちゃったし…戻ろう」


    ピアノの前でブツブツいいながら、もじもじする赤松を残して、最原は百田たちの元へ戻った。



    王馬「さ、さい…は…ぶはははは!」

    最原「なんでそんなに爆笑してんのさ」

    王馬「本当にやるとは思わなくって」

    最原「こんなにもイライラするものなんだね…」

    百田「で、どうだったんだよ?」

    最原「うーん、よくわかんなかったよ。赤松さんは固まっちゃったし」

    百田「そうか…」

    王馬(そうかじゃない)

    王馬「ま、まぁ、結論を出すのはまだ早いってことだし、もうちょっと使ってみようよ」

    そう言って、王馬が機械のスイッチを入れた。


    >>25


    ※王馬は発言の全てに「w」が間に入ってくるレベルで笑ってる
  25. 25 : : 2017/07/01(土) 13:05:44
    最原っちのパンツを女子の部屋(全員)に置けば分かるべ!
  26. 26 : : 2017/07/01(土) 13:11:37
    王馬もいるしピッキングすればパンツ置けるぞやったね
  27. 27 : : 2017/07/01(土) 13:32:07
    全員の反応が見れるし(読者は)皆がどう思ってるかわかるな
    最原が気づくかは知らん
  28. 28 : : 2017/07/01(土) 13:36:51
    モノクマに監視カメラで見せて貰う感じとか出来ないすか?
  29. 29 : : 2017/07/01(土) 17:26:07
    ここで3代目パンツハンターの逆襲が始まるんだね……(混乱)

    赤松、東条、アンジー、入間あたりヤバそう……(笑)
  30. 30 : : 2017/07/01(土) 18:49:21
    春川っちに殺されるべ...
  31. 31 : : 2017/07/01(土) 18:56:39
    置く場所も重要になりそう
  32. 32 : : 2017/07/01(土) 18:57:19
    ☆ちゃん「最原くんのパンツ欲しい☆」
  33. 33 : : 2017/07/01(土) 20:06:27
    『…最原っちのパンツを女子の部屋(全員)に置けば分かるべ!』

    最原「本当、口調が安定しないね」

    王馬「急に訛ったねー。それで、女子の部屋に自分のパンツを置くっていうとんでもない変態にならないといけないわけだけど、どんな気分?」

    最原「意識すると最悪な気分かな。…ねぇ、今更だけど、この機械全然当てにならないんじゃ…」

    百田「いいや! こいつはすげえんだぞ! オレが保証する!」

    最原「なんでそんなに自信が?」

    百田「オレの勘がそう言ってる」

    最原「…そう…」

    王馬「まぁまぁ、そんなクソの役にも立たない話は置いといてさ。部屋に入るならピッキングしてあげるし、早くやろうよ」

    最原「…そういえば、王馬君ってピッキングできたんだったね」

    ピッキング用具を構える王馬を先頭に、寄宿舎へと移動した。



    最原「えっと、女子は8人だから、8枚……。ストック増やしとかないと…」

    王馬「じゃあ、開けちゃうよー」

    カチャカチャ…とまずは赤松の部屋の鍵を開ける。

    王馬「さっ、どうぞ」ニヤニヤ

    最原(…さっさと済ませよう)

    部屋に入ると……

    最原(うっ……赤松さんの…匂い…? …煩悩退散…)

    最原は心を無にしながら、パンツを…

    最原「どこに置こう…>>34でいいか…」
  34. 34 : : 2017/07/01(土) 20:12:47
    ベッドの下
  35. 35 : : 2017/07/01(土) 20:47:42
    見つけさせる気がねえw
    恥ずかしいもんね
  36. 36 : : 2017/07/01(土) 22:14:44
    最原「…ベッドの下でいいか」

    最原(そう、部屋に置く、ということで、部屋の中のどこに置け、とは言われていない…つまり、これは正攻法)

    よくわからない理論を打ち立てながら、最原はベッドの下にパンツを置いた。

    最原はもう一度赤松の部屋を見渡してから、少し後ろ髪を引かれる気分で部屋を出た。


    王馬「お、早かったね。じゃあ、どんどん行こうか」

    次に来たのは春川の部屋。

    王馬が素早く開けて、最原も素早く入った。


    最原「さて、>>37に置くか…」


    ※どこにパンツを設置するか…。
    それと、こんな感じであと6人もやっていくか、さっさと終わらせて、次の指令を出すかをお聞きしたいです。>>40くらいまで聞きます。
  37. 37 : : 2017/07/01(土) 22:30:25
    机の上に置いて殺意を助長させましょう

    個人的にはこのまま6人分の安価を取ってもいいと思っていますよ
  38. 38 : : 2017/07/01(土) 22:31:04
    このまま全員分お願いします
  39. 39 : : 2017/07/01(土) 22:33:19
    全員で
  40. 40 : : 2017/07/01(土) 22:34:53
    全員で
    個性を出しましょう


    個性って何だ?
  41. 41 : : 2017/07/01(土) 22:35:12
    全員
  42. 42 : : 2017/07/01(土) 23:27:54
    最原「さて、机の上に置くか。春川さんなら…たぶん変なことにはならないだろう」

    ここ最近の殺気の籠った視線をもう忘れているらしい。

    最原「…にしても、結構殺風景な部屋だな…。小物も何もない…」

    最原も何度か春川にプレゼントは上げているが、そのあげたものも見当たらない。

    最原「どこかに仕舞ってるのかな…」

    そこでなぜか最原は徐に机の引き出しを開けた。

    たまたま机の近くにいたからであるが…。


    最原「…あれ…」

    机の中には一枚の紙…否、写真が入っていた。

    質素な写真立てに入れられたそれには、百田と最原が一緒に写っている。

    最原「……あれ、なんでこの写真を春川さんが…」

    考えてもわからない、と結論づけてすぐに引き出しを閉じたが、最原の探偵としての勘があれに春川の視線の理由が隠されていると言っていた。

    ……むしろ、カンペを差し出しているレベルで答えがそこにあったのだが、最原は気付かなかった。


    最原「とりあえず出よう」

    まだ、あと6人いることを考えてさっさと春川の部屋を去った。



    王馬「じゃあ、次は東条ちゃんねー」

    カチャカチャと、東条の部屋の扉を王馬がピッキングを始めると…。


    東条「……何をしているのかしら?」

    部屋の中から東条が出てきてしまった。

    最原(…冷静に考えてみると、今まで確認しなかったけど、普通に部屋にいる可能性もあるよね!)

    王馬(最原ちゃん、探偵らしくもっともらしい言い訳考えてよ)

    最原(探偵をなんだと思ってるんだ)

    この間、たった0.5秒である。

    東条「…アイコンタクトで打ち合わせかしら?」

    その0.5秒も東条は見逃さない!

    最原「>>43


    【選択肢安価】
    1.このパンツ、受け取ってください
    2.東条さんの部屋がちゃんと掃除出来てるかチェックに来たのさ
    3.その他(安価の内容)
  43. 43 : : 2017/07/01(土) 23:36:56
    3.無言でパンツ(脱ぎたてのやつ)を東条さんのポケットに入れて立ち去る
  44. 44 : : 2017/07/01(土) 23:48:17
    犯罪者確定じゃないか
  45. 45 : : 2017/07/02(日) 01:06:12
    最原「………」

    最原は無言でズボンを脱ぎ去った。

    東条・王馬「!?」

    二人とも、当然おどろく。

    しかし、そこから二人にとって理解できないことが起る。

    最原は…そこから更にパンツも脱ぎ去った。

    東条は最原がパンツに手を掛けた瞬間から目を逸らしていたが……羞恥よりも驚愕が大きすぎてどう対応するか遅れていた。

    最原は元々東条に渡すつもりだったパンツを履いて……たった今脱いだパンツを東条のポケットに入れた。

    そして、王馬を連れて、急いでその場を離れた。





    最原「…その時の王馬君の表情と視線…僕はそれを一生忘れないと思う」

    百田「……大変だったな…」

    王馬(一番大変なのは東条ちゃんだと思うんだけど…面白いからいっかー)

    最原「僕もなんであんなことしちゃったんだろ…」

    王馬「見てるこっちが一番謎だったよ……。まっ、驚いてる東条ちゃんみれて面白かったけどねー」

    最原「えっと…じゃあ、次は…アンジーさんかな」

    王馬「オッケー!」


    今度は誰かに見つかることもなく、アンジーの部屋に侵入できた。


    最原「さて…>>46


    何処に置くか…。



    >>44 すぐに履いたからセーフ
  46. 46 : : 2017/07/02(日) 01:08:42
    シャワールーム
  47. 47 : : 2017/07/02(日) 12:56:24
    最原「さて…シャワールームに置くか。何となく…」

    寄宿舎の構造は同じであるため、シャワールームの場所もすぐにわかった。

    内装も同じようで、最原にも見覚えのあるものになっていた。

    シャワールームの床に自分のパンツを置く

    最原「………うん。中々シュールな光景…」

    女子の部屋に忍び込み、自らのパンツを設置していく男。

    間違いなく変質者である。

    最原「いや、これは不可抗力だから…」

    言い訳をしながら、最原はアンジーの部屋を出た。



    王馬「じゃあ、次は夢野ちゃんね」

    上機嫌な王馬が夢野の部屋の鍵を開ける。

    さて、どこに設置しよう、と最原が考えた瞬間…異変に気づく。

    夢野「……」

    最原「……ゆ、夢野さん…?」

    夢野「ん? んあ…? ……スースー…」

    最原「ね、寝てるのか…」

    ベッドの上で丸くなっているものが夢野であると、分かってホッとする最原。

    ついでに、眠っていることも幸いだったため、ほっとしていた。

    最原(あまり大きな音を出すと、夢野さんが起きちゃうね。…というか、茶柱さんが運んできたのかな?)

    プールで膝枕されていたはずだが…そのまま水着の茶柱が膝枕し続けるわけもないと思われるため、茶柱か東条が運んできたのだろう。

    最原(ああ、だからさっき東条さんがいたのかな…?)

    プールにいて、食堂にいて、今度は寄宿舎…東条さん、色々なところ駆け回りすぎじゃない…? と最原は思った。


    最原「さて…>>48

    どこにパンツを置くか…。


    ※東条の登場(ギャグではない)回数が多いけど、メイドだからこれくらいカバーできて当然だよね…(考えなしに書いた結果)
  48. 48 : : 2017/07/02(日) 13:02:55
    夢野ちゃんの帽子の中
  49. 49 : : 2017/07/02(日) 14:07:53
    魔法で召喚したんだな(すっとぼけ
  50. 50 : : 2017/07/02(日) 15:56:24
    東条さんのメイド力はこの作品ではチートということですね(原作でもチートか)
  51. 51 : : 2017/07/02(日) 21:33:11
    最原「さて…ちょうどいいところに夢野さんの帽子があるし、この中に置こう」

    最原(クリスマスに子供にプレゼントを置く親ってこんな感じなのかな…?)

    ただし、入れているものはパンツである。

    夢野「んん……? しゅう…いち…」

    最原「!?」

    夢野が起きたのかと振り向いたが、夢野は変わらず眠っている。

    最原「寝言か…」

    最原はほっとしつつ、部屋を出た。



    …夢野が自分のことを『終一』と呼んだことなどないことに気づかないまま…。




    王馬「お、出てきたね。次は茶柱ちゃんにしよっか」

    最原は何となく来たな、と身構えた。

    こっそり部屋に侵入してパンツを置いた、なんて茶柱にバレてしまったら、投げ飛ばされるではすまないだろう。

    王馬「さ、開いたよ」

    冷や汗を感じながら、最原は茶柱の部屋に入った。


    最原「さて…>>52

    どこに置くか…。
  52. 52 : : 2017/07/02(日) 21:54:05
    ベッドの真上の天井(王馬に肩車してもらおう)
  53. 53 : : 2017/07/02(日) 21:54:28
    ベット
  54. 54 : : 2017/07/02(日) 21:56:04
    取られたー!
  55. 55 : : 2017/07/02(日) 22:07:28
    趣向を変えてきましたね
  56. 56 : : 2017/07/02(日) 22:27:49
    最原「さて…簡単に見つからないところがいいかな」

    簡単に見つからないところ、ベッド……の下は逆に見つかりそうだ。

    最原「そうかわかったぞ! 天井に貼り付ければ簡単には見つからない! よし、王馬君に手伝ってもらおう」


    最原は王馬を呼んで、自分のアイディアを口にした。

    王馬「い…いい…ぶふっ…ねぇ……て、てつだ…ぶはははは!」

    最原「なんでそんなに笑ってるのさ。じゃあ、王馬君、肩車してもらえないかな?」

    王馬「ひー……って、え? オレが最原ちゃんを肩車すんの?」

    最原「さすがに一人じゃ届かないからさ」

    王馬「…普通に考えて、逆のほうがよくない?」

    最原「いや、パンツを天井に貼り付ける役を王馬君にさせられないし…そこまでは頼めないよ」

    王馬「肩車させられるだけでも結構巻き込まれてるけどね? はぁ、まぁ最原ちゃんはそこまで重たくなさそうだし…(面白そうだし)いいよ」

    最原「ありがとう」

    そう言って、王馬の肩に最原が乗って、肩車の状態になるが…。

    王馬「……最原ちゃん、重い‥」

    最原「早いよ!?」

    王馬「いや、身長差と体重差で考えたら…オレ下は絶対におかしいからね?」

    最原「もうちょっとだから!」

    最原は手早くパンツを天井に貼り付けて、王馬に下ろすように合図した。

    王馬「はー、重かった……さて、ふっ…つ、次、白銀ちゃんの部屋行こうか…」

    天井に貼り付けられたパンツを見て、王馬は再び笑いそうになったが、なんとかこらえた。

    王馬(寝るとき絶対に天井見ちゃうわけだけど…まっ、放っておこっと)



    最原「さて、白銀さんの部屋なわけだけど…>>57

    どこに置こうか…。


    ※肩車は最原と王馬の身体差が結構あるけど、なんとかやったってことで…。
       身長  体重
    最原 171cm  58kg
    王馬 156cm  44kg

    >>54 次に機会があるときに、よろしくです!
  57. 57 : : 2017/07/02(日) 22:37:22
    棚の中
  58. 58 : : 2017/07/02(日) 23:47:34
    すでにヤバいものが入ってそうなとこやな
  59. 59 : : 2017/07/03(月) 13:57:02
    あまりにも淡々とことが進んでいることにワロタ
    みんなどこに向かおうとしているんだ……(読者も含めて)
  60. 60 : : 2017/07/03(月) 14:00:59
    やっぱ定番の最赤やろ!←入間に甘い声で囁けと言った輩
  61. 61 : : 2017/07/03(月) 17:09:16
    >>61 それは違うぞ! 三|ハーレム>
  62. 62 : : 2017/07/03(月) 17:33:46
    >>60番さん。それは違うんだよ!

    私はあえての最アンを推すよ!
  63. 63 : : 2017/07/03(月) 17:58:42
    いや赤松以外の最原受け認めない
    最赤こそ正義
    これが僕の答えだ!
  64. 64 : : 2017/07/03(月) 18:28:28
    あかん パニック理論始まっちゃう
  65. 65 : : 2017/07/03(月) 18:28:42
    議論だった
  66. 66 : : 2017/07/03(月) 19:07:31
    それは違うよ…(ネットリ)
    最赤こそ希望の象徴なんだよ!
    というか外野うるさくなってきたしもうそろそろ止めよ
  67. 67 : : 2017/07/03(月) 22:23:42
    最原「さて、白銀さんの部屋なわけだけど…棚の中に置こう」

    白銀の部屋には、他の生徒の部屋にはない本棚が存在していた。

    恐らく、自分で作成したのだろう。

    そこには、漫画やアニメのDVD、そして、フィギュアが整理されて収められている。



    最原「…フィギュアの後ろに設置してみよう」

    すると、なんということでしょう。

    フィギュアの後ろに何かいい感じの背景が存在しているように……見えなくもない。


    最原「よし、完璧だ」


    最原は謎の満足感を得て、白銀の部屋を後にした。



    王馬「さて、最後は入間ちゃ……メス豚の部屋だね!」

    最原「なんで言い直したの?」

    王馬はヘラヘラ笑うだけで答えないため、最原は気にしても仕方ないと思い、入間の部屋へと入った。


    最原「さて…>>68


    ※議論で盛り上がるのは結構ですが、あまりヒートアップしないようご注意を…。
  68. 68 : : 2017/07/03(月) 22:24:12
    枕の下(エロエロな夢を見れるように)
  69. 69 : : 2017/07/03(月) 22:53:21
    最原「さて…枕の下にでも入れるか」

    灯台下暗し。

    案外、身近な場所ほど見つけづらいということもある。

    最原「…そういえば、枕の下に写真とか置くと、写真に写ってる人の夢を見ることがあるとか聞いたことがある…」

    枕の下にパンツを置いたらどうなんだろうか…、と思ったが、そんなことを試した人間はいないだろうし、考えても無駄とすぐに思考を打ち切った。

    最原「さて、これで女子全員の部屋にパンツを設置し終えたわけだけど……なんだろう、嫌な予感がする…」

    その嫌な予感はすぐに的中するのであった。




    ~食堂~

    夜になって、夕食を食べて終えて、そろそろ寄宿舎に戻ろう、というタイミングで赤松が立ち上がって言った。

    赤松「あ、最原君は残ってくれる?」

    最原「…? うん、いいよ」

    百田「じゃあな、終一。オレたちは先に行ってるぜ」

    そう言って、百田含め男子陣は全員食堂を出て行った。


    最原(あれ…残ってるのが女子だけ…?)

    チラ、と赤松以外のメンツの表情を確認する。

    赤松……ニコニコと笑っているが…目が笑っていない

    春川……恐怖で膝が震える

    東条……感情を感じさせない無表情

    アンジー……いつもどおり

    茶柱……今にも襲いかかってきそうなほど威嚇している

    夢野……だるそうだが、こちらの視線に気づくと顔を赤くして目を逸らす

    白銀……楽しそう

    入間……何もしてないのにはぁはぁ、と息切れしている



    最原(これ…まずいんじゃないか…?)

    最原「ちょっとトイレに…」

    春川「座れ」

    ビキッ、と肩から音が鳴るくらいの力で椅子に戻される。


    赤松「さて…最原君。なんで残されたかわかる?」

    最原「………」

    春川「沈黙は肯定と受け取るよ」

    最原「わかりません…」

    赤松「実はね、女の子の部屋に男物のパンツが置かれるっていう事件があったの。…ここで問題なのは、パンツが置かれてたってことより、勝手に部屋に入ったことだと思うんだ」

    最原「…へ、へぇ、それは許せない事件だね」

    白銀「だよねだよねー! 女子の部屋に侵入してパンツを置いていくなんて変態以外の何者でもないよねー」

    最原「…そ、それで…?」

    赤松「それでね…そのパンツ…見覚えがないの」

    最原「……見覚えがあるパンツって何…?」

    春川「静かに」

    春川が力を込めると、最原の肩が悲鳴をあげる。

    赤松「みんなね、親愛の証って言って、男子でも女子でもパンツを上げてるけど……この学園にいる人でただひとりだけ、みんながもらったことがない人がいるの」

    最原「……ま、まさか…」

    赤松「そう、最原君。君だよ」

    最原(しまった…! みんながくれるのをいいことに、僕からあげることなんてなかった…。僕のパンツなんて誰も知らない。その知らないという事実からバレたのか!?)

    赤松「見覚えのないパンツ…これはもう最原君ので決まりなんだよ」

    最原「ま、待ってよ。見覚えがないから僕のだなんてそんなの…」

    東条「私の目の前で脱いだから柄ははっきりと覚えているわ。みんなの部屋に設置してあったと聞いて驚いたわ」

    最原「……」ガーン

    赤松「…ね、最原君。なんで…こんなことしたの?」


    最原「>>70


    【選択肢安価】
    1.女の子の部屋にパンツを置きたくなったんだ
    2.全部王馬ってやつの仕業なんだ
    3.みんなが僕を見てくる理由を知りたかった
    4.僕だけパンツをあげてないのも変だと思って…
    5.その他(安価の内容)
  70. 70 : : 2017/07/03(月) 22:55:11
    3 
  71. 71 : : 2017/07/03(月) 22:55:36
  72. 72 : : 2017/07/04(火) 00:19:43
    2見せてほすぃ!
  73. 73 : : 2017/07/04(火) 01:13:38
    2にしとけー(黒笑)
  74. 74 : : 2017/07/04(火) 09:54:07
    個人的には2番かな(笑)

    でも、安価さんだと3番になっちゃうね…シュン
    先日はうるさくしてしまって失礼しました…orz
  75. 75 : : 2017/07/04(火) 09:58:19
    >>71は時間的に気づかなかったからしょがないかもしれないけど>>72以下は何がやりたいんだ
    少しは自重しろよ
  76. 76 : : 2017/07/04(火) 10:18:05
    単にネタで言っただけなのだがな
    不快に思ったらすまん
  77. 77 : : 2017/07/04(火) 22:31:17
    最原「みんなが僕を見てくる理由が知りたかったんだ」

    赤松「…みんなが見てくる…?」

    最原「えっと…赤松さんは狙ってるのかっていうくらい上目遣いしてくる。春川さんは完全に殺気を込めて見てくる。東条さんは僕に何かするか、させるたびに恍惚の表情しながら見てくる。夢野さんは控えめに服を引っ張りながら見てくる。アンジーさんはもうガン見してくる。茶柱さんは最近は何か柔らかい雰囲気を感じるけど、指摘すると投げてくる。入間さんは常にOKって書かれたプレート付きの首輪を見せつけながら見てくる。白銀さんはすごいニヤニヤしながら見てくる。こんな感じ」

    アンジー「おー、終一モテモテだねー」

    最原「モテモテなの?」

    アンジー「ていうかー、終一ってばアンジーの視線に気付いてたんだねー。これはもう婿になるしかないよー」

    最原「どういう因果関係で!?」

    赤松「……ちょっと…女子だけで話すから最原君は外に出てて。あ、帰っちゃダメだよ?」

    最原「え!? あ、いや、ハイ…」

    拒否しようものなら何が起こるかわからないぞ? と言われている気がして、最原もすぐに頷いた。



    ~しばらくして~

    赤松「うんうん。最原君もそんなに見られたら、気になるよね。だけど、最原君は探偵なんだから答えをすぐに人に求めたらダメだよ?」

    最原「えっと……うん。わかった」

    何がわかったのか自分でも理解できないまま、最原は頷いた。

    最原(……結局何だったんだろう)

    女子たちの間でどんなやり取りがあったのか、最原には謎のままである。
  78. 78 : : 2017/07/04(火) 22:44:24
    『食堂でのやり取り』


    赤松「みんな、これはチャンスだと思うんだ」

    春川「…チャンス?」

    赤松「最原君が積極的にこちらに探りを入れてくる。今までこんなことなんてなかったよね」

    東条「確かに、当初のこの番組の趣旨があったからこそ、仲良くなろうと努力していたけれど、そこには義務感のようなものがあったかもしれないわね」

    夢野「んあー…? そうかのう…?」

    赤松「そうなんだよ! だから、これから最原君が積極的になってくれるっていうなら受け入れるべきだと思うんだ」

    茶柱「いや、しかしですよ! 女子の部屋に勝手に入って下着を置いていくなんて、どう考えても許せないでしょう!」

    赤松「それは……普段の最原君からは考えられないし、何か理由があるんだと思う」

    アンジー「…そいえばー、終一と解斗と小吉が何かやってるの見たよー? 何か変な人形持ってたー」

    入間「人形? もしかして、『運命見てくれるんデス』か?」

    白銀「地味になにそれ…?」

    入間「簡単に言うと、そいつに悩みを言うと、その解決策を言ってくれるってだけの代物だ」

    白銀「なにそれ地味にすごい」

    入間「地味じゃねえ! ウルトラすげえだろうが! …だが、本来の目的からはずれちまったから、オレ様からすると失敗作だな」

    赤松「…つまり、最原君の行動がおかしかったのは、その発明品のせいなんだね?」

    東条「……それ、使えるわ」

    赤松「うん。そうだね」

    夢野「んあー…? どういうことじゃ?」

    赤松「つまり、今後もその機械を使ってもらえば……最原君が私たちに積極的になってくれるってことだよ」

    その言葉に皆が頷き、最原に機械を使わせ続けることを同意させた。


    茶柱「ちょっと待ってください! 転子は別に…」

    赤松「まぁまぁ、茶柱さんに何かあるとは限らないし…それに、本当にいいの?」

    茶柱「うっ…それは…」

    茶柱はそれっきり黙ってしまった。


    春川「私もどうでもいいんだけど…」

    赤松「最原君に百田君が付いてくると思うよ?」

    春川もそれで黙った。
  79. 79 : : 2017/07/04(火) 22:54:30
    ~翌日~

    百田「おう、終一。昨日はなんだったんだ?」

    最原「よくわからないけど…とりあえず、パンツを置いていったことは許してもらえたよ」

    百田「そうか。まぁ良かったな。今日も使うか?」

    最原「うーん…どうしようかな…」

    王馬「もっちろん使うよね!」

    最原「わっ、王馬君!?」

    王馬「おっはよー! んでさ、あんな面白いもの、使わないなんてもったいないよ!」

    最原「うーん…でも、あんまり当てにならないような…」

    百田「王馬の口車に乗るのも癪だが、オレたちだけで考えてたって、仕方ねえ。まっ、使ってみてから考えてもいいんじゃねーか?」

    最原「…うん。そうだね」

    最原は機械のスイッチを入れた。


    『…>>80

  80. 80 : : 2017/07/04(火) 22:56:42
    とりあえず皆の前で白銀っちに抱きつくべ!
  81. 81 : : 2017/07/04(火) 22:56:56
    百田とハルマキを同じ部屋に閉じ込め真宮寺と一緒に観察しろってあいつが言って食べ
  82. 82 : : 2017/07/05(水) 22:14:47
    『…とりあえず皆の前で白銀っちに抱きつくべ!』

    最原「とりあえずで白銀さんに抱きつくのか…」

    百田「しかも、みんなの前って言ってるぜ? これは男子も女子を含めた全員の前ってことだろうな」

    王馬「せめて白銀ちゃんに抱きつくだけ、とかならまだ何とでもなったのにねー」ニシシ

    最原「そう言いながらとても楽しそうだね」

    王馬「そんなことないよ! 最原ちゃん大変だなー、って思ってるよ! これは嘘じゃないよ!」

    最原「……はぁ、これ、やらなきゃダメかな…?」

    百田「まぁ、やるやらないはテメーに任せるが、これで理由がわかるってんなら、やらねえわけには行かねえと思うぜ」

    最原「……はぁ」

    最原は溜め息を吐きながら、覚悟を決めた。



    ~食堂~

    いつもどおり、東条の夕食を食べ終えて、寄宿舎に戻ろうとする組み、そのまま雑談をする組みなどで分かれていた。

    最原(まだみんながいる…今だ!)

    最原はさりげなく白銀の背後に回ると、後ろから思いっきり……しかし、苦しくないように抱きしめた。


    白銀「きゃっ…!? うぇ!?」

    白銀の声に全員が白銀の方を向く。

    つまり、白銀を抱きしめている最原も目撃されるわけで…。

    白銀「あの…最原君。君の気持ちは嬉しいけど、地味にこれ恥ずかしいんだけど」

    最原「僕だって恥ずかしいよ…」

    白銀はあらあら困ったわね、という感じで少し余裕がありそうだが、最原は顔を真っ赤にしてすぐに離れるという選択肢を選べていなかった。

    赤松「……」

    赤松はあまりのショックに口をパクパクさせている

    春川「………いいな…」

    春川は最原を別の誰かに置き換えて…

    茶柱「くっ、女子を背後から襲うとはやはり男死! 最原さんにはお仕置きが必要ですね!」

    夢野「んあー……大丈夫じゃ。今二人の服の繊維が絡まって取れなくなる呪いをかけたからの」

    アンジー「おおー、そういえばアンジーはアンジーから終一に抱きついたことはあるけど、されたことはなかったなー? 今度やってもらおー」

    東条「………」

    東条は無表情であるが、何となく怒っているように見える。

    入間「ぁ…ぁん…」

    入間はなぜか感じていた。



    真宮寺「おやおや。二人はいつの間にそんな関係になったのかナ?」

    天海「お熱いっすね。…できれば、今後は二人っきりの時にお願いするっすよ」

    ゴン太「…えっと、最原君は何をしているの?」

    王馬「今から白銀ちゃんにプロレス技をかけようとしているんだよ!」

    百田「嘘を言うな! 嘘を!」

    星「ふん。めでたいことだが…俺たちは邪魔だろう。出るぞ」

    キーボ「そうですね。こういう場面は二人きりにしてあげるのが正解だとデータがあります」

    二人の声に男子勢はゾロゾロと食堂を出て行った。


    白銀「えっと…地味になんでこんなことを? 私のことがそんなに好きだったの?」

    最原「い、いや…僕なんかが白銀さんとは釣り合うわけないよ…」

    白銀「うーん、それはそれで地味にショックなんだけど」

    最原「…ご、ごめん…」

    白銀「うーん、なら今度はちゃんと抱きしめてほしいなー」

    最原「…ちゃんと?」

    白銀「うん。前から」

    はい、と白銀が両手を広げて、welcomeと体勢を作る。

    最原「え、で、でも…!?」

    白銀「うーん、これで拒否られると本当に傷ついちゃうなー? 地味じゃないよ、本当にだよ?」

    最原「ぐっ……」

    最原も覚悟を決めて、白銀を正面から抱きしめた。



    最原(うわああああああああああああああああああ)



    最原「はい! 終わり! 僕帰る!」

    言語が幼児化した最原は、食堂から転がるように出て行った。



    赤松「どうだった!?」

    白銀「うーん、漫画やアニメでイメトレはしてたけど……かなりドキドキしました…」

    その後、女子からの質問攻めに白銀は会うことになる…。
  83. 83 : : 2017/07/05(水) 22:15:49


    ~翌日~

    王馬「いやー、昨日はすごかったねー」

    最原「さっさと見捨てたくせに…」

    百田「まぁあの場にいても何もできねえから仕方ねえ」

    王馬「じゃあ、次行ってみようか?」

    最原「…えっと、まだやるの?」

    王馬「だって、視線の理由わかってないんでしょ?」

    最原「そうだけど…他に解決策があるような気が…」

    王馬「えいや」ポチ

    ブツブツ言う最原を無視して、王馬が機械のスイッチを押した。



    『…>>84


    ※説明する機会がないため、ここに。女子たちは互いに友達、最原が誰を選んでも文句なし、みたいな関係です。
  84. 84 : : 2017/07/05(水) 22:21:04
    はるまきをお姫様抱っこせい、皆の前でなそして、リア充爆散だべ☆
  85. 85 : : 2017/07/05(水) 22:36:40
    たのしんでんなあ
  86. 86 : : 2017/07/05(水) 22:43:04
    なら修羅場にならないのか!
    クッ!
  87. 87 : : 2017/07/05(水) 23:22:42
    最原がやっても返り討ちに合うだけだろから、百田にでもやらせればいいじゃないかな(適当)

    それはそうとアンジー構ってあげて
  88. 88 : : 2017/07/05(水) 23:35:28
    『…はるまきをお姫様抱っこせい、皆の前でなそして、リア充爆散だべ☆』

    最原「なんだろ、語尾に星が付いてる気がする」

    王馬「星ちゃんが語尾についてるってどういうこと?」

    最原「……とりあえず、またみんなの前で、だね」

    百田「しかも、ハルマキをお姫様抱っこなぁ…。みんなの前とかじゃなくても、キツそうだが…」

    最原「キツイっていうか無理だよ。今回は無視して…」

    王馬「いや、方法はあると思うよ?」

    最原「…え?」

    最原は王馬の馬鹿げた作戦に乗ることになる。




    ~体育館~

    春川「……何さ。話って」

    春川は最原に突然体育館に呼び出されていた。

    しかもなぜか、ステージの上。

    最原「うん。急にごめんね。それで、実は…百田君と一緒にやってるトレーニングのことなんだけど…」

    春川「…それが何?」

    最原「春川さんって、鍛えてるのもあるけど、軽々とやるから、何かコツとかあるのかと思ってね。もしやり方があるなら教えて欲しいって思ったんだ」

    春川「……はぁ、こんなところに呼び出してなんなのかと思えば…」

    最原「百田君がいると、なんだか気恥ずかしくてさ」

    春川「…男のアンタが女の私に聞くのは恥ずかしくないの?」

    最原「それを言われると弱いけど…どうかな?」

    春川「…まぁいいよ。別に特別な方法とかあるわけじゃないし」

    最原「あっ、よかったらお手本を見せてもらえるかな。いきなりこうやれ、って言われてもわからないからさ」

    春川「……いいけど」

    最原「じゃあまず…腹筋からお願いできるかな」

    春川「はいはい…」

    春川は特に疑いもせずに、最原が用意していたマットの上に寝転がる。

    最原「うっ…」

    春川「…見たら殺す」

    突然の呼び出しであったため、春川は当然スカートのままだ。

    何を見たら殺されるかは言わずもがな。

    春川「えっと…前にアンタが腹筋をやってるところを見たことがあるけど、こうやってこう……」

    最原「今だ!」

    春川が上体を起こして、そして、再び倒そうとするタイミング。


    王馬『春川ちゃんに正攻法でお姫様抱っこは無理だと思うよ。だからさ、春川ちゃんが油断するタイミングか、どうしようもないタイミングを狙うしかないと思うんだよねー。

    王馬『そこで、考えたのがこれ。腹筋をする時の上体を起こしたあとに戻すタイミングなら春川ちゃんの体は固まってて、最原ちゃんをどうこうできないと思うんだよねー』

    という、王馬の口車に乗せられて、最原はそれを実行した。



    春川「……は?」

    最原「………」

    結果……右足だけが地面に着くという残念なお姫様抱っことなってしまった…。




    春川「………遺言しか聞かないよ?」

    最原「……えっと、向こうを見たほうが…」

    春川「‥…それが遺言で……え?」


    春川が見た方向、そこには……。


    天海「王馬君に言われて何が見れるかと思ったっすけど、いやぁ、春川さんも油断とかするんすね」

    星「…くだらねえな…」

    ゴン太「春川さん、怪我でもしたのかな?」

    王馬「してると思うよ。こう、胸が痛くなる感じのやつ」

    百田「マジか、重症じゃねえか!」

    王馬「…馬鹿だねー…」



    赤松「……羨ましい…」

    東条「ふむ、今度お姫様抱っこの指導をしなければならないかしら」

    アンジー「いいなー、魔姫ー」

    入間「な、なんだよ…最原のやつ…意外に筋肉が……そ、その力で無理やりされちゃう…!?」

    白銀「戻っておいでー」

    夢野「んあー…ウチも最原に運ばれる時は今度からお姫様抱っこにしてもらおうかのう」

    茶柱「いけません! お姫様抱っこするのは転子です!」




    春川「………さっきの遺言ってことでアンタは殺す!」

    最原「ちょ」

    ちょっとまって、と言おうとした瞬間、最原の後頭部は、マットの上に叩きつけられた。
  89. 89 : : 2017/07/05(水) 23:43:32
    ~翌日~

    最原「ひどい目にあった」

    百田「ああ、ありゃあ見事だったな」

    王馬「本当にねー。殺す殺す言いながらちゃんと手加減はしてるし、本当すごいよねー」

    最原「ひどい目にあったって言ってるんだけど…」

    王馬「まぁまぁ、おもし……いい経験になったんじゃない? そろそろ最原ちゃんもわかってきたでしょ?」

    最原「……え?」

    王馬「え? マジ?」

    百田「…今までのやつで答えってあったのか?」

    王馬「百田ちゃんはそういう反応するってわかってたけど、最原ちゃんも?」

    最原「えっと…うん」

    王馬「…つまらないよ! つまらないよその反応! でも、まだあの機械の出番はありそうで、なんだかワクワクする!」

    百田「どうしたんだコイツ…」

    最原「…とりあえず、帰る時間が来たけど、もうちょっと遊具で遊べる子供みたいな反応だとは思ったよ」

    王馬「失礼だなー。まぁいいよ。オレは優しいから許すよ」


    そう言いながら、王馬は機械のスイッチを押した。

    『…>>90


    最原「…誰が優しいって?」

    王馬「オレオレ」


    ※ちょっとしばらく『みんなの前で』というのはなしでお願いします。こいつら勝手にしゃべりだすから長くなる…。
  90. 90 : : 2017/07/05(水) 23:44:03
    「いつも僕たちのためにありがとう」って言って東条さんの頭を撫でるといい…と思うよ?
  91. 91 : : 2017/07/05(水) 23:59:16
    この機械中に誰が入ってるんすかね?
  92. 92 : : 2017/07/06(木) 00:00:39
    ドレッドヘアーの占い師という名前のクズ
  93. 93 : : 2017/07/06(木) 00:02:17
    あー、あの詐欺の占い師か
  94. 94 : : 2017/07/06(木) 00:02:30
    クズという名の模擬刀の先制攻撃
  95. 95 : : 2017/07/06(木) 00:06:44
    はぁ、猫騙し(バァン
  96. 96 : : 2017/07/06(木) 22:51:06
    『…「いつも僕たちのためにありがとう」って言って東条さんの頭を撫でるといい…と思うよ?』

    最原「あれ、また口調が変わったね」

    王馬「もはやお約束でしょ。それはともかく、これはまぁ難易度はそこまで高くないね」

    最原「…本来であれば気恥ずかしいはずなのに、これなら余裕だと思ってる自分がいる…」

    百田「感覚が麻痺してるぞ。まぁ、東条に日頃から感謝を言える機会もそうねえし、いいんじゃねえか?」

    最原「…確かに。百田君と王馬君も言ってみたら?」

    百田「オレはいつも行動で示してる!」

    王馬「オレはいつも言ってるよ。視線でね!」

    最原「……もういいよ」

    最原は二人を放って食堂に向かった。


    ~食堂~

    予想通り、東条は食堂…厨房にいた。

    料理の仕込みの最中だったらしい。

    最原「東条さん」

    東条「あら、最原君。どうかしたのかしら?」

    最原「えっと……」

    東条「何か困り事かしら? 何でもいって。依頼なら引き受けるわ」

    最原(いざ言おうと思うと恥ずかしい…)

    最原「えっと…いつも僕たちのためにありがとう」

    と言って、最原は東条の頭を撫でる。

    東条はキョトンとした表情をして最原が何をしているかが理解できていないようだ。


    なでなで…

    なでなで…


    最原(そろそろいいかな…?)

    最原が手を放そうとすると…

    東条「ダメよ」

    最原「え…?」

    東条が最原の手を抑えた。

    最原「東条さん?」

    東条「これは…そう、最原君は人を撫でる機会がこれから増えるでしょうから、もっと上手くならなければダメよ」

    最原「どうしたら僕が人を撫でる機会が多くなるの…」

    東条「あなたの撫ではまだ近所のお兄さんレベルよ。早くおじいさんレベルまでなりましょう。私が全力でサポートするわ」

    最原「そのレベルの違いがわかんないよ……。…はぁ、わかったよ」

    東条が満足するまで付き合おう、と最原は半分諦めた。



    …最初に最原がなで始めた時に東条が少しだけ微笑んでいた姿は、誰にも見られていない。



    王馬「お、おかえりー! どうだった?」

    最原「なぜか、撫で方のレクチャーを受けてきたよ」

    百田「よかったじゃねえか」

    最原「良かったのかな?」

    王馬「…まぁ、人を撫でるスキルがあって損はないんだし、良かったんじゃないの? いいなー、オレも撫でスキル欲しいなー」

    最原「いや…」

    王馬「あ! 今、お前は撫でられる側だろって思ったろ! うわあああああああん! 背が低いことでいじめられるよおおおおお!!!」

    最原「何も言ってないのに!?」

    百田「放っておけ。しっかし、終一。まだ、視線の理由はわかんねえのか?」

    最原「うーん…。色々と可能性は思い浮かぶけど、これだって言えるのは…」


    王馬「じゃあ、またあの機械に頼ってみようか?」

    百田「やっぱり嘘泣きじゃねえか。…まぁ、それしか手がねえな」

    最原「……」

    最原は『王馬君と百田君、僕とで相談したらいいんじゃない?』と言おうとして、二人からまともなアドバイスが得られそうにない気がして、やめた。

    王馬「それじゃあ、ポチッと」


    『…>>97
  97. 97 : : 2017/07/06(木) 22:53:05
    天海っちを図書室に監禁した後、赤松っちに会えば良いってクラスメイトが・・・
  98. 98 : : 2017/07/06(木) 23:18:24
    なんで図書室に閉じ込められてんすかね?
  99. 99 : : 2017/07/06(木) 23:19:09
    いやクラスメイトって誰だよ!?(左右田風)
  100. 100 : : 2017/07/06(木) 23:23:48
    だべの事だから誰かにナス率得ようと
  101. 101 : : 2017/07/06(木) 23:46:41
    『…天海っちを図書室に監禁した後、赤松っちに会えば良いってクラスメイトが…』

    百田「クラスメイトって誰だ?」

    王馬「さぁ? この機械のクラスメイトじゃない?」

    最原「この髪型がドレッドの人のクラスメイト…?」

    王馬「それはともかく、天海ちゃんを監禁して、赤松ちゃんに会う。今回も楽勝だね!」

    最原「いや、その2つの出来事にどんな関係があるのか全くわからない…」

    百田「考えても仕方ねえ。まずは行動だ!」

    最原(まずは、で監禁される天海君…)

    最原はこれから起ることに少しだけ憂鬱になりながら行動を開始した。



    ~図書室~

    天海「…なんで図書室なんかにきたんすかね」

    最原「僕が呼んだからだよ」

    天海「ああ、最原君。呼び出しはキミだったんすか。…なんであんなドラマみたいな手紙で呼び出したんすか?」

    最原は雑誌の切り抜きで文章を作成した手紙で天海を呼び出していた。

    王馬曰く、「どうせならそれっぽくしよう」らしい。

    最原「えっと、事情があってね…」

    天海「事情……? うっ!?」

    天海は後頭部に衝撃を感じて、倒れた。

    起き上がろうとするも、そのまま意識を失った。


    百田「……やりすぎたか…?」

    最原「えっと……うん。大丈夫。気絶してるだけだよ」

    百田「ったくよ。オレがこんな犯人みてえなことをしなきゃいけねえとはな」

    王馬「まぁまぁ。意外とサマになってるよ?」

    百田「うっせ」

    最原「えっと、じゃあ、天海君はこのまま図書室にいてもらうとして、僕は赤松さんのところに行ってくるよ」

    百田「おう。入口の封鎖は任せとけ」

    王馬「いい報告まってるよーん」

    3人はそのまま別れた。




    最原は超高校級のピアニストの研究教室に来ていた。

    赤松ならばここにいる可能性が高いと踏んできたが、予想通り赤松はそこにいた。

    赤松「~~~」

    ピアノを気持ちよさそうに弾く赤松に一瞬見蕩れながら、赤松の演奏が終わるまで待つ。

    赤松「ふぅ…」

    演奏が終わった瞬間、最原は拍手をしていた。

    赤松「わっ!? …最原君? い、いつからそこに…」

    最原「演奏の途中からだよ。相変わらず上手だね」

    赤松「ありがとう。えっと、どうかしたの?」

    最原「いや、どうかしたわけじゃあ……」

    赤松「…?」

    最原「えっと…あまり関係ないんだけど、天海君と何かあった?」

    赤松「え? 天海君…? うーん……心当たりはないけど…」

    最原(……今回天海君を閉じ込める必要性…あったのかな)

    気絶させてまで閉じ込めたのに…。

    最原「ま、まぁいいや。これから暇なら一緒に過ごさない?」

    赤松「うん! もちろんいいよ!」

    赤松は嬉しそうに微笑んだ。



    最原「いつもどおり、話して終わったんだけど、天海君を閉じ込める必要あった…?」

    王馬「えっと、あのあと、自力で出てきた天海ちゃんに聞いたけど、午後は赤松ちゃんを誘って一緒に過ごすつもりだったらしいよ!」

    最原「……あれ、本当に閉じ込める必要なかったんじゃ…」

    王馬「いやいや、ここで閉じ込めなかったら最原ちゃんは赤松ちゃんと一緒に過ごせてないんだから閉じ込めないといけないのさ」

    最原(…普通に、注意を逸らせるとかでよかったんじゃないのかな)

    後の祭り。終わったことであるため、最原もこれ以上言及しないことにした。

    百田「…こいつ、やっぱりポンコツなんじゃねえか? 終一の悩みが全然解消されねえぞ」

    王馬「…ポンコツなのはどっちなんだかね」

    王馬の呟きは二人には聞こえない。

    王馬「その機械がポンコツかキーボなのかはともかく、今までの中で答えはあったかもしれないし、どっちかっていうと、これは最原ちゃん自身が気づいたほうがいいと思うから、このままそれは使ったほうがいいと思うなー?」

    最原「……この機械を使ったほうが面白くなるから使って欲しい、って顔に書いてあるよ」

    王馬「あ、バレた?」

    百田「王馬の言うことを聞くのも癪だが、仕方ねえな」

    ため息混じりに百田が機械のスイッチを入れた。


    『…>>102

    ※天海君は簡単に閉じ込められない→なら気絶させようぜ
    っていう暴力的な発想だったのは申し訳ない。

    >>99 貴様、(私が書いている様を)見ているな!?←同じ突っ込みをした人
  102. 102 : : 2017/07/06(木) 23:49:44
    最原が実はこの学園の女子を影で女死と呼ぶくらい嫌っていると噂を流すべ
  103. 103 : : 2017/07/06(木) 23:50:08
    あ、っち付け忘れた
  104. 104 : : 2017/07/07(金) 23:22:16
    『…最原が実はこの学園の女子を影で女死と呼ぶくらい嫌っていると噂を流すべ』

    最原「茶柱さんみたいな感じかな?」

    『あ、っち付け忘れた』

    最原「ねぇ、この機械確実に誰か中にいるよね?」

    王馬「いや、こんな人形に中身…人間がいるわけないじゃん」

    最原「そうじゃなくって、例えば、この中に通信機とかあってさ」

    百田「つっても、コミュニケーションを取れるわけじゃねえし…キーボみてえなロボットもいるわけだ。ちょっとドジなAI付きの人形、ってことじゃねえか?」

    最原「入間さんが凄すぎる」

    王馬「それはともかく、噂を流すならオレに任せてよ!」

    百田「テメーが言ったら、嘘って思われるだけだろ」

    王馬「まぁ、嘘を本当と思わせるなら大変だけど、疑惑程度なら…簡単に人っていうのは傾くものだよ」

    王馬はニタニタと妖しく笑った。




    ~夜 食堂~

    その後は王馬に任せたため、最原は気にせず食堂を訪れた。

    食堂には最原を除く全員がいたが、なぜか全員黙っており妙な雰囲気である。

    最原「……何かあったの?」

    星「…まぁ、最原。オマエはこっちに座れ」

    最原「え? あ、うん…」

    天海「えっと、とりあえず夕食を食べちゃいましょう」

    真宮寺「そうだネ」

    しゃべっているのは男子だけど、女子は黙々と食べている…というより、チラチラと最原の様子を伺っているようだ。

    最原(また視線……でもこれはなんというか…怯えてる…?)

    何があったのかよくわからないが、最原も女子の方を気にしながら食事を終えた。




    夕食後。

    赤松「あの……最原君…」

    最原「何かな、赤松さん」

    赤松「…怒ってる?」

    最原「怒ってはないよ。戸惑ってるだけだよ」

    最原はなぜか椅子に縛り付けられていた。

    食堂を出ようとしたところを春川、東条に縛られたのだった。

    最原「えっと、なんでこんなことになってるのかな?」

    春川「……アンタが、女子のことを嫌ってるなんて噂が流れてきてさ。その確認だよ」

    赤松「えっと…そんなこと…ないよね?」

    最原(なるほど。王馬君が噂を流したんだな。どうやったかはわからないけど…)

    最原(…噂は単純に指示されたからなんだけど、僕はどう答えるべきなんだろう)

    最原(今こそ、探偵としての能力をフルに使う時…!)

    その時、最原の脳内に妙案が浮かぶ

    >>105

    ※セリフでも、行動でも。ただし、最原は縛られています。
  105. 105 : : 2017/07/07(金) 23:30:41
    最原「女死じゃなくて助手って呼んでたんだ」
  106. 106 : : 2017/07/07(金) 23:42:11
    百田に着弾!
  107. 107 : : 2017/07/08(土) 01:32:18
    なんで王馬君のせいにしないんすかね?
  108. 108 : : 2017/07/08(土) 10:06:41
    最原「女死じゃなくて、助手って言ってたんだよ」

    春川「……助手って、いつも百田が私やアンタを指して言うときの…?」

    最原「えっと、意味合いは同じだけど…」

    赤松「……けど?」

    最原(考えろ、適当にごまかしたけど、助手って言ってた理由助手って言ってた理由…)


    最原、閃く


    最原「前に百田君と話してたときに、探偵として助手は必要か、っていう話になったんだ。その時、僕なんかに助手は必要ないってことを言ったんだけど……それがどこかでねじ曲がっちゃったんじゃないかな?」

    赤松「えっ……助手、必要ないの…?」

    最原「いや、僕がまだ半人前だから、助手を付けるほどじゃないってことだよ」

    赤松「…よかった。私は最原君の助手のつもりだったからね。…いつでも頼ってね?」

    最原「あ、ありがとう…」

    アンジー「えー、ずるくないかなー? アンジーも終一の助手やりたいなー? やりたいなー?」

    夢野「んあ…最原は使い魔なんじゃが…使い魔の助手ってどうなんじゃ…?」

    東条「助手になって欲しいという依頼ならいつでも引き受けるわ」

    茶柱「い、いけません! そうやって助手にした女の子に手を出すつもりなんですね!? て、て、転子が代わりになってあげないと…」

    入間「じょ、助手…助手の立場を利用されてあんなことや…こんなことを……う、うひひ…」

    白銀「助手って言ったら赤髪のあの子だよねー。白衣と髪染めたら私もそれなりかな?」

    最原「……えっと、助手は必要としてないから…」

    最原の呟きは聞かれず、春川が最原の肩にポンと手を置いた。


    春川「……私はアンタの助手じゃなくて、百田の助手だからね」

    最原「僕をこれ以上追い詰めてどうするつもりなの?」



    ~翌日~

    最原「ひどい目にあったよ」

    百田「二度目だな」

    王馬「いやぁ、びっくりするよね。話してたらいきなり最原ちゃん消えてるんだからさ」

    最原「縛られて食堂に引きずり込まれたからね。音もなく」

    王馬「ホラー映画のワンシーンみたいでつまらなくなかったよ!」

    百田「………」

    王馬「ホラー映画みたいだったよね!」

    百田「うるせェ! 思い出させんな!」

    最原「…それで、視線の理由はわからなかったよ。みんな助手になってくれるみたいな話にはなったけど…」

    王馬「モテモテだねー。それで、まだわかんないの?」

    最原「モテモテって…みんな僕なんかと仲良くしてくれてるだけだよ」

    王馬「あ、これ治んねーわ」

    百田「しかし、ここまでやってわかんねーとなると、方法を変えるしかねーんじゃねえか?」

    最原「…方法を変えるって言ってもどうするの?」

    王馬「いや、今までやってきたことでもう答えは出てるよ。まだわかんないならもうちょっと続けたらいいんじゃない?」

    百田「答えがわかってんなら教えてやれよ」

    王馬「ぼくわかんないよ」

    最原「………わかったよ。もうちょっと使ってみようか」

    何かを諦めた最原は機械のスイッチを押した。


    『…>>109
  109. 109 : : 2017/07/08(土) 10:13:32
    料理を作ってみんなに振る舞うといいヨ
  110. 110 : : 2017/07/08(土) 11:52:43
    茶柱の一人称転子なのに転子じゃなくて私って言ってますよー
  111. 111 : : 2017/07/08(土) 12:52:00
    >>110 ゴン太といい、茶柱といい、一人称をすぐに間違えるっす
    ご指摘ありがとうございます
  112. 112 : : 2017/07/08(土) 17:25:17
    突然の塩
  113. 113 : : 2017/07/08(土) 22:51:38
    『…料理を作ってみんなに振る舞うといいヨ』

    最原「…なんだか、真宮寺君みたいな話し方だったね」

    王馬「まさか…黒幕は真宮寺ちゃん!?」

    百田「…黒幕とか言い出すなら入間とかの方が怪しいと思うがな」

    王馬「確かに。まぁそれは置いといて、料理だってさ」

    最原「……僕が作れる料理……」

    王馬「言っておくけど、カップラーメンは料理じゃないよ」

    最原「……簡単な野菜炒めくらいなら…」

    百田「おお、いいじゃねえか。やってみようぜ! オレも助手がどんな料理を作るかってのは気になるからな!」


    その時、近くで少しだけ物音が聞こえたが、2人は気付かなかった。


    王馬「じゃあさ、せっかくだし、東条ちゃんに教わってみたら? 1品だけとかならあんまり時間もかからないだろうし……」

    最原「…そうだね。せっかく作るなら美味しいものを食べて欲しいし、そうしてみるよ」

    最原は王馬のアドバイス通り、東条の元へと向かった。


    王馬「…その方がつまらなくないからね」


    その呟きは百田にも聞こえてなかった。



    ~食堂~

    東条「なるほど。料理を教わりたい…と」

    最原「うん。お願いできるかな?」

    東条「教えるのは一向に構わないわ。…それで、最原君は誰のために料理を作るのかしら?」

    最原「誰のため…って言われると、みんなのため、かな?」

    東条「…なるほど。わかったわ。その依頼、引き受けるわ」

    最原「ありがとう。えっと、僕は野菜炒めくらいなら作れるんだけど…」

    東条「そう…なら、いつも通りに野菜炒めを作ってもらえるかしら。何かあれば、私が横からアドバイスするわ」

    最原「わかったよ」


    その後、最原が調理を始めて、東条が横から口を出すスタイルで作業が進む。

    東条「そんな切り方をすると危ないわ」

    最原「と、東条さん?」

    東条が最原の手を取って、野菜の持ち方、包丁の持ち方を教えようとする。

    東条のスベスベとした手にドキッとして、手元が狂いそうになるのを押さえるのが最原にとっての一番の難関だった。




    話は変わるが、食堂、また、厨房は最原と東条だけが利用するわけではない。

    水を飲みに来たり、小腹がすいたから何か食べに来る者がいてもおかしくはない。



    赤松「あ、あ…さ、最原君とやりたいシチュエーション3位が……あー、東条さんくっつきすぎ…」

    春川「……今の東条に下心はなさそうだけどね」

    茶柱「ぐぐ…やはり男死! 東条さんに触れられて、鼻の下伸ばして……あ、ああ……」

    このようにこっそりと覗く者。



    アンジー「にゃはー! 二人でお料理ー? いいなー、いいなー。アンジーにも後で食べさせてね?」

    白銀「わー、料理かぁ。地味に料理ができる男の子ってポイント高いよねー」

    堂々と話かける者。


    夢野「んあー……めんどい…」

    そもそも興味を持っていない者。


    そんな入れ替わり激しい環境であったが、なんとか最原の料理は完成した。

    最原「できた……」

    最原(あと少しで中華料理店のような本格的なものを作らされるところだった…)

    さすがにそこまでのレベルは望んでいない最原だった。

    東条「では、ちょうど夕食の時間だし、最原君の料理も並べましょう」

    最原「え、もうそんな時間…」

    最原は絶句した。

    いつの間にか、肉料理、スープ、デザートが完成しており、自分が作った野菜炒めがその中の一つに並べられていたのだから…。

    最原(え、僕の料理の指導をしながら、他の料理の準備をしてたの…? なにそれすごい)

    東条「さぁ、配膳しましょう」

    最原「……大丈夫かな」

    東条「大丈夫よ」

    東条は余裕の表情で笑った。
  114. 114 : : 2017/07/08(土) 23:11:12

    夕食を食べている途中。

    東条「…みんな、聞いて。今日の夕食の野菜炒め、それを作ったのは最原君よ」

    いつものように東条が作っていると思っていたために、皆驚いた表情をする。


    百田「マジか…。ちょっと作れる程度みたいな言い方してやがったが、めちゃくちゃうめぇじゃねえか!」

    王馬「ホントホント。東条ちゃんの料理の中に紛れてても違和感なかったよー。これは嘘じゃないよ?」

    絶賛する男子勢…。

    反対に女子勢は…。

    赤松「………女子力で負けた…」

    春川「…私にそんなものは必要ないし…」

    茶柱「……お、おい…しぃ……」

    夢野「美味しいものをそんなに苦しそうに食べるのは転子くらいじゃ…」

    白銀「わー…地味に敗北感を感じるね…」

    アンジー「おいしー! これならいつでもアンジーのお婿さんになれるねー」

    東条「…もう少し改善点はあるわね」

    色々と衝撃だったらしい女子勢は、こっそりと東条に料理教室を開いてもらうことになるが、それはまた別のお話…。

    最原の料理は絶賛されて、その日の夕食は終わることになる。



    王馬「いやぁ、すごかったじゃない。最原ちゃん」

    最原「東条さんのおかげだよ」

    百田「いいや、それだけじゃねえ。なんつーか…いや、言葉では言い表せねえ!」

    王馬「馬鹿だねー…」

    百田「んだとぉ!?」

    最原「まぁまぁ…でも、今回は僕も…嬉しかったよ」

    王馬「それはよかったんだけどー……さすがに今回はわかったでしょ?」

    最原「…あっ、料理を作るのに夢中で気づいてなかった」

    王馬「お前マジいいかげんにしろよ」

    最原「……それは嘘じゃないね」

    王馬「嘘じゃないよ、本当だよ! まぁ、そこまで鈍感って救いようがないよ。まっ、オレは面白いからいいんだけどねー」

    最原「……悔しい。でも、論破できない」

    王馬「オレの発言にウィークポイントないからねー」

    百田「…まぁ、進展してねえのはわかった。なら、もうやることは決まってんだろ!」

    最原「…はぁ…」

    最原はため息を吐きながら、機械のスイッチを入れた。


    『…>>115


    ※全員喋らせたら、2000字超えたので、省略アンド分割
  115. 115 : : 2017/07/08(土) 23:11:44
    茶柱にしゃがんでもらって最原がおでこに接吻をすれば道は開けるぞ……これでいいのか朝日奈よ
  116. 116 : : 2017/07/08(土) 23:12:17
    夢野っちとマジックの練習しろ
  117. 117 : : 2017/07/08(土) 23:14:27
    最原ちゃん女子達にベロチューだべ
  118. 118 : : 2017/07/08(土) 23:15:06
    大神さん!?
  119. 119 : : 2017/07/08(土) 23:48:59
    楽しんでんな朝日奈!
  120. 120 : : 2017/07/08(土) 23:54:21
    『…茶柱にしゃがんでもらって最原がおでこに接吻をすれば道は開けるぞ……これでいいのか朝日奈よ』

    最原「ついに個人名が出てきちゃったよ。朝比奈さん」

    百田「誰かの意思が反映されてんのは間違いねーな…。あれ、ってことは、悩みにアドバイスくれてんのは…」

    王馬「オレたち以外の誰か、だねー。まぁいいんじゃないの? アドバイスくれてる人たちは楽しんでるだけかもしれないけど、今のところそんな的外れなことは言ってないし」

    最原「えっと…茶柱さんのおでこに接吻…キス。なんだか、久しぶりにハードルが高く感じる…」

    王馬「まぁ、茶柱ちゃんだったら、間違いなく投げられるか、それ以上のことをされちゃうかだろうけどねー。まぁ、早く(オレを楽しませるために)行ってきなよ」

    最原「下心が丸見えだよ…。行ってくる…」

    最原はこのあとの腰の心配をしながら茶柱を探しに行った。



    茶柱は自分の研究教室で稽古をしているようだ。

    素人目にはよくわからないが、機敏な動きで手足を自在に操っているように見える。

    最原「茶柱さん」

    茶柱「さ、最原さん!? ま、まさか…汗だくの転子を視姦しにきたんですか!?」

    最原「僕が来たことによって真っ先に思い浮かぶことがそれなの…? 違うよ。ネオ合気道の稽古をつけてもらおうかなと思って探してたんだ。ちょうど茶柱さんもやってたみたいだし、お願いできないかな?」

    茶柱「…なんという殊勝な態度…いいでしょう。最原さんの鍛錬に付き合ってあげましょう!」

    というわけで、ネオ合気道の鍛錬を始めることになったが、最原の目的は『茶柱にしゃがんでもらって最原がおでこに接吻』である。

    なんとか茶柱をしゃがませなければならないのだが…。

    茶柱「いいですか! ネオ合気道で重要な型を教えます。ついてこれなければそれまでですので、しっかりついてくるように!」

    最原(ついて行けないから脱落する、ってことは言っちゃダメなんだろうなぁ)

    それにしても、茶柱にスキがない。

    真面目に鍛錬を行っているせいか、しゃがむこともないし、しゃがませるタイミングもつかめない。

    どうすれば…。

    >>121

    ※茶柱をしゃがませる方法をお願いします。
  121. 121 : : 2017/07/08(土) 23:57:18
    帽子を落として拾ってもらう
  122. 122 : : 2017/07/09(日) 00:01:42
    帽子装備してたのか
  123. 123 : : 2017/07/09(日) 00:06:30
    たまたま今日被ってた事にすれば良くない?
  124. 124 : : 2017/07/09(日) 00:14:38
    最原「そうかわかったぞ!」

    今日最原は偶然都合よく奇跡的に帽子をかぶっている。

    >>6では脱いでいた帽子だが、今日のはただの気分転換でつけてみていたのだ!

    この帽子を落として、拾ってもらおう。


    勝負は一瞬…!


    最原「あー、手が滑った!」

    茶柱「なんですか、そのわざとらしい声…」

    最原の演技が下手くそなのはともかく、茶柱の足元に帽子が落ちた。

    茶柱「全く、何やってるんですか…」

    茶柱が帽子を取ろうとしゃがみこむ。

    最原「今だ!」

    茶柱「今…? え…?」

    茶柱が気づいた時には、額に暖かい感触、目の前に最原の道着…。

    茶柱が状況を理解する前に最原は離れた。

    最原「え、ええと……なんでこんなことをしたのかっていう説明は…」

    茶柱「……て、転子が油断した瞬間を狙って…き、き、キス……」

    最原「ご、ごめん! こうするしかなくって…」

    茶柱「……こ、こんな無理やりやらなくても…」

    最原「え?」

    茶柱「~~~! 何でもありません! 投げますよ!?」

    最原「理不尽だ!?」

    最原は逃げるようにその場を去った。




    王馬「おかえり~! 投げられた? 投げられた?」

    最原「楽しそうに聞かないでよ。そして、投げられてないよ」

    王馬「えー! つまんない!」

    百田「テメーの面白いかどうかより、終一の腰のほうが重要だっつーの」

    最原「でも、投げられないのは意外だったなぁ。茶柱さんも慣れてきたってことなのかな?」

    王馬「投げられなくなったのは何か心境の変化でもあったのかもねー。なんだろうねー」

    百田「心境の変化か…。それが終一を見てくる理由なのか…?」

    最原「…そこを突き詰めて行けば、理由がわかるのかな?」

    王馬「ちょっと、こんなことくらい最初に気づいてよ」

    最原「……僕を見てくる人たちの心境の変化…」

    王馬「どう変化したのかも聞いてみよっか。そのほうが面白いかもだし」

    最原「…いや、彼女たちが僕を見てくるのに心境の変化があったっていうなら、その辺を意識して、過ごしてみるよ」

    王馬「おおー、殊勝なことだねー(ぜってー気づかないだろうけど)」


    王馬の内心は余所に、最原は機械のスイッチを入れた。


    『…>>125


    ※今まで通り、行動指定で。
    >>123 貴様ッ、(私が書いている様を)見ているなッ!(二度目)
  125. 125 : : 2017/07/09(日) 00:16:05
    夢野と王馬を30分ほど二人きりにして、夢野の感想を聞けば良い、わかったか愚民め・・・俺は忙しいんだ
  126. 126 : : 2017/07/09(日) 00:34:42
    最原の安価でしょこれ
  127. 127 : : 2017/07/09(日) 00:35:47
    最原がこれをするんじゃね
  128. 128 : : 2017/07/09(日) 00:45:53
    夢野の心境を王馬が聞く的なことじゃないのか?
  129. 129 : : 2017/07/09(日) 08:45:25
    今度は十神君!?
  130. 130 : : 2017/07/09(日) 17:04:05
    『…夢野と王馬を30分ほど二人きりにして、夢野の感想を聞けば良い、わかったか愚民め…俺は忙しいんだ』

    最原「ついには罵倒しだしたよ…」

    王馬「愚民だってさ、百田ちゃん」

    百田「なんでオレなんだよ!?」

    王馬「というか、今回なんか今までとちょっと違うねー」

    最原「僕が何かするものが多かったけど…いや、僕が夢野さんと王馬君を二人きりにして、ってセッティングだけするなら僕がすることになるんだけど」

    王馬「えー…こんな答えの分かりきったことさせられるなんてつまんないなー」

    百田「テメーには何が見えてんだ」

    最原「…とりあえず、僕は夢野さんを呼び出すから、王馬君は…」

    王馬「食堂でお茶してるよー! なんなら東条ちゃんにお茶菓子でも用意してもらおうかな」

    最原(……なんかムカつく)

    釈然としないまま、最原は夢野を呼びに行った。




    寄宿舎の夢野の部屋を尋ねると、寝ていたようで、目をこすりながら出てきた。

    夢野「んあー……なんじゃ、最原か。ウチは今魔力を貯めている最中じゃったのに……ふわぁ…」

    最原(あくびかわいいな…)

    最原「えっと、食堂に来て欲しいんだ」

    夢野「んあ…? なぜじゃ…?」

    最原「えっと…(王馬君が)用事があるんだ」

    夢野「…わかったぞ、最原。お主も段取りは大事にするんじゃな」

    最原「ん…? えっと、うん。とりあえず、準備ができたら食堂に来てね」

    そう言って、最原は夢野を呼び出した。



    ~倉庫 扉前~

    最原は倉庫内の扉から食堂と廊下の様子を伺っていた。

    食堂内には王馬が既に待機しているはずである。

    東条には食堂、厨房に30分入らないで欲しいこと、更に、その間は食堂に夢野以外が入らないようにしてほしいと依頼していた。

    東条も疑問には思っただろうが、特に何も聞かずに依頼を引き受けた。


    夢野「んあ…? 東条よ。こんなところで何をしておるんじゃ?」

    東条「見ての通り、掃除よ。廊下の掃除は中々手間がかかるから、少しずつやることにしているのよ」

    夢野「そうか…。あとで構わんからお茶とお茶菓子を用意してくれんか…?」

    東条「大丈夫よ。既に用意してあるわ」

    夢野「な、なんと…。東条は未来を見通す魔法の使い手…」

    東条「そんなところよ。さぁ、どうぞ」

    東条に促されて夢野も食堂に入った。



    と、同時に最原が食堂の扉をロープで固定する。

    夢野が逃げられないようにするための保険である。

    ちなみに、食堂のもう一つの出入り口は百田が封鎖している。


    『…王馬か…?』

    『やっほー、夢野ちゃん!』

    どうやら王馬も中でおとなしく待っていたらしく、会話が始まったようだ。
  131. 131 : : 2017/07/09(日) 17:04:11

    その後、扉の前で待つこと、30分。

    最原はロープを解いて、倉庫に戻った。

    最原「ロープ必要なかったんじゃ…」

    ガチャ…、と扉が開くと、夢野が出てきた。

    夢野「ん、んあ? さ、最原か? お主呼び出しておいてどこに行っておったんじゃ」

    最原「ごめんね。えっと、中に王馬君がいたはずだけど、何かあったかな?」

    夢野「んあ!? え、えっと…さ、サイレント魔法じゃ…」

    最原「黙秘権ってこと? 言いたくないならいいんだけど…」

    夢野「…まぁなんじゃ、最原のことをどう思っておるか、とかキショいことを聞かれたな」

    最原「そ、そっか…」

    夢野「………」

    まだ何か言いたげであったが、顔を赤くしたまま夢野は立ち去ってしまった。

    最原「何を話してたんだろ…」

    王馬「それはねー」

    最原「ああ、王馬君。お疲れ様」

    王馬「驚いてもくれないなんて……慣れてきてるねー」

    最原「嫌な慣れだよ。それで、何を話したの?」

    王馬「うーん、最原ちゃんのこと好き? とか、最原ちゃんと一緒にお昼寝してるところか想像してみなよ、とか色々ね」

    最原「……それで顔が赤かったのか」

    話題の当事者と顔を合わせてしまえば、恥ずかしくもなるだろう。

    王馬「ところで百田ちゃんは?」

    最原「そういえば戻ってこないね」

    王馬「…腕時計とかなくって、時間を確かめてないとか?」

    最原「そんな………」

    ありえる…。

    王馬「まっ、そのうち戻ってくるでしょ。次行こう次。」

    最原「もういいんじゃないかなって気がしてるんだけど…」

    王馬「いいや! 最原ちゃんが気づくまでやろう!」

    最原(何が王馬君をそこまで…)

    いつもふざけている印象がある王馬だが、これが悪ふざけなのか本気なのかが判別できなかった。

    最原はため息を吐きながら、機械のスイッチおw押した。


    『…>>132


    ※安価は別に自由なんですが、誰かの口調で安価取る必要はないとだけ言っておきますw
  132. 132 : : 2017/07/09(日) 17:07:20
    女子のおっぱいを揉んでまわるといいべ
  133. 133 : : 2017/07/09(日) 17:16:49
    機械の口調に対してツッコミ入れるのおもしろいw
  134. 134 : : 2017/07/09(日) 18:08:14
    それスイッチの事言ってなかったらただのクズだぞw
  135. 135 : : 2017/07/09(日) 18:33:42
    間違えた人形か
  136. 136 : : 2017/07/09(日) 19:41:25
    さいはら…
  137. 137 : : 2017/07/09(日) 19:43:06
    いや、女子って誰だよ!?
  138. 138 : : 2017/07/09(日) 19:58:39
    揉んで回るなら全員では?
  139. 139 : : 2017/07/09(日) 20:47:35
    なんか、しれっと七海が混ざってる
  140. 140 : : 2017/07/10(月) 21:45:39
    『…女子のおっぱいを揉んでまわるといいべ』

    最原「もはやセクハラだよ」

    王馬「うーん、オレはなんだかんだ大丈夫だと思うけどねー」

    最原「何を根拠にそんなことを…?」

    王馬「オレってば嘘付かないからさ。そういうのわかっちゃうんだよ」

    最原「いや、本当にどういうこと!?」

    王馬「まぁ、春川ちゃんと茶柱ちゃんが危ないかな。春川ちゃんは瞬殺、茶柱ちゃんはたぶん、今はまだ許してくれないと思うな~」

    最原「いや、その二人じゃなくても許してくれないと思う」

    王馬「まぁまぁ、二人は置いといて、他の女子のおっぱいを触りにいきなよ!」

    最原「………」

    王馬「こんなことで女子との絆が壊れてしまう、そんなこと考えてる?」

    最原「そりゃあ…」

    王馬「最原ちゃん……男のロマンだよ」

    最原「……!? お、男のロマン…」

    王馬「そう、女子の胸。赤松ちゃんや入間ちゃんのを思い浮かべて…そこには何がある?」

    最原「…ロマン……夢だ…!」

    王馬「その息だよ。じゃあ行ってこい!」

    最原「うん! ありがとう王馬君!」

    王馬「ぶっはっ!!」

    そう、女子の胸…辺りから笑いをこらえていたが、最終的に王馬は吹き出していた。



    最原「と言っても、誰から触りに行こうかな…。というか、何て言って触らせてもらえば…」


    これも夢のため、がんばれ僕、と自分を励ましながら考える。


    最原「まずは、許してもらえそうな人から言ってみるかな…。となると…赤松さんか東条さんか…」

    最原はしばらく悩んだが、悩んだ末に相手を決めて歩き出した。





    最原は、超高校級のピアニストの研究教室へ来た。

    ここによく赤松がひとりでいることから、他に人がいない分頼みやすいと踏んだ。

    最原「赤松さん」

    赤松「あ、最原君! どうしたの?」

    赤松はピアノを弾いていたようだが、最原に気づいて演奏を止めた。

    最原「えっと……急にこんなことを言うなんて変と…思うかもしれないんだけど」

    むしろ、変態と思われるかもしれない。

    赤松「どうしたの? 何か悩み事?」

    最原「………赤松さん…む、胸を触らせてくれないかな…?」

    赤松「…………」

    最原「……赤松さん?」

    赤松「…あ、いや、急なことで驚いて呆然としてた…。えっと、理由を聞いてもいいかな?」

    最原「…理由は…言えない。でも、大事なことなんだ…」

    赤松「……うん。いいよ」

    最原「え? 僕が言うのもなんだけど、いいの?」

    赤松「最原君がそんなに真剣な顔で頼んでくるんだもん。何か理由があるに決まってるよ」

    最原(心が痛い)

    赤松「さぁ。どうぞ…!」

    赤松がウェルカムとばかりに、両手を広げる。

    最原「じゃ、じゃあ……」

    恐る恐る最原は赤松の胸へと手を伸ばす。



    最原(柔らかい。枕やクッションなんかとは違う別種の柔らかさ。そして、このボリューム。さすが夢が詰まっているだけはある…)モミモミ


    赤松「ぁ…ぅ…さ、最原君…そろそろ…」

    最原「あ、ご、ごめん…えっと…ありがとう…?」

    赤松「お礼を言われるとなんか変な感じだよ…」

    赤松は恥ずかしそうに苦笑した。



    最原「さて、次は…」


    >>141


    ※赤松を除く女子の名前。
    >>134 一応>>78でバレてるので、最原のこの行動も機械のせい、というのは薄々わかっています
  141. 141 : : 2017/07/10(月) 21:46:22
    夢野っち
  142. 142 : : 2017/07/10(月) 21:55:27
    東条さん
  143. 143 : : 2017/07/10(月) 22:27:43
    揉むほどあるか?と思ったけど、育てる楽しみというのもあるな
  144. 144 : : 2017/07/10(月) 22:46:31
    俺も骨だけじゃねえかとか言おうと思ったけど言ったら消されるなと思った
  145. 145 : : 2017/07/11(火) 21:58:53
    最原「次は夢野さんにしよう」

    最原は夢野を探しに歩き出した。


    ~中庭~

    最原「あ、いた。夢野さん」

    夢野は中庭のベンチに座ってぼーっとしていたようだ。

    夢野「んあ…なんじゃ、最原か」

    最原「だるそうだね?」

    夢野「んあー…今日はいつもより魔力の回復が遅くてな…」

    最原「そっか……それで、夢野さん。胸を触ってもいいかな?」

    夢野「………すまぬ。聞き間違えたかもしれん。もう一度言うんじゃ」

    最原「胸を触ってもいいかな?」

    夢野「今すぐ転子を呼んでこの不埒ものを成敗してもらわねば…」

    最原「待って。これは夢野さんのためなんだ」

    夢野「んあー…ウチの…?」

    最原「夢野さん。こういう言葉がある。女性の胸は揉まれると大きくなる。特に異性にね」

    夢野「んあ!? ほ、本当か…!?」

    最原「夢野さんは今まで異性に胸を揉まれた経験はある?」

    夢野「あ、あるワケないじゃろ!」

    最原「そう。それが…夢野さんの胸が成長しない理由だったんだ」

    夢野「そ…そんな…」

    最原「でも、そんな夢野さんのために、僕も協力したいんだ。…これ以上、茶柱さんの横で羨ましそうにする夢野さんを見たくないんだ…」

    夢野「最原…そこまでウチのことを…」

    最原(心がすごく痛むけど、仕方ない…)

    最原「……じゃあ…行くよ?」

    夢野「う、うむ……来い…」

    夢野がきゅっと目を閉じて、万歳する。

    ……高い高いを待つ子供みたいだとか思ってはいけない。

    ペタ。

    最原(見た目通りの幼児体型、そのため、赤松さんのような柔らかさはない……けど、それとは別の柔らかい感触…これは赤ん坊にも似ている感触…?)


    夢野「……なぜか、馬鹿にされた気がするぞ…」

    最原「いや、してないよ」

    夢野「いや、最原だけじゃないぞ…ここにはウチら以外にはおらんが、誰かに見られて馬鹿にされた気がする…」

    最原「…?」(王馬君でも見てるのかな?)

    夢野「ウチを馬鹿にした連中は、一生トイレの後に残尿感が残る呪いをかけてやる…」

    最原「地味だけど、嫌すぎる…」


    夢野「んあ…これで胸が大きくなるのか…?」

    最原「いや、一度じゃ無理だよ。やっぱり継続しないと」

    夢野「むぅ……魔法も継続的に鍛錬せんといかんからな…」

    夢野は面倒そうに口を尖らせた。



    最原「さて…次は…」

    >>146

    ※赤松、夢野以外の女子。
    だんだん最原がげすくなっていく…
  146. 146 : : 2017/07/11(火) 22:01:11
    東条
  147. 147 : : 2017/07/11(火) 22:28:39
    だんだん慣れてきたのか
  148. 148 : : 2017/07/11(火) 23:30:09
    最原「次は…東条さんだ」

    東条「呼んだかしら?」

    最原「展開が早くて助かるよ」

    東条「メイドだもの。それで、どういった要件かしら?」

    最原「えっと…とても言いづらいんだけど…胸を揉ませて欲しいんだ」

    東条「…最原君。私は依頼を引受はするけれど、何でもするわけではないわ」

    最原「…そうだよね」

    東条「主人を成長させるために、あらゆるサポートをする。それがメイドよ」

    最原「胸を揉むのは主人を成長させるのには関係ないよね…」

    東条「でもいいわ」

    最原「いいの!?」

    東条「ええ。最原君が胸を揉みたいと依頼してきた。そして、この過程を経ることで、最原君が成長するのなら喜んで私は胸を差し出すわ」

    最原(そんなつもりは毛頭なかったけど、目的のためなら…!)

    最原「……じゃ、じゃあ…行きます」

    なぜか敬語になりながら、最原は東条の胸に手を当てる。


    最原(…絶妙だ。大きくもなく、小さくもなく、まさに手に馴染む。むしろ、僕の手はこの胸を揉むために存在するんじゃないかと錯覚するほど…)モミモミ


    東条「………」

    最原「……」モミモミ

    東条「……ん…」

    最原「……」モミモミ

    東条「……最原君。そろそろやめてほしいのだけれど…」

    最原「…あ、ごめんね」モミ

    東条「謝りながら一揉みしないでちょうだい」

    東条は顔を赤くしながら胸をかばうように腕で抱いた。

    なんだかんだ言って恥ずかしかったのだ。

    最原「えっと、ありがとう?」

    東条「礼を言う必要はないわ。私はメイドだもの」

    そう言って、いつもどおり清ました顔をしていたが、その頬は赤いままであった。


    最原「次は…」

    >>149

    ※赤松、夢野、東条以外の女子
  149. 149 : : 2017/07/11(火) 23:33:49
    アンジー
  150. 150 : : 2017/07/12(水) 22:17:13
    最原「次は…アンジーさんにしよう。…頼めば触らせてくれるかな…?」

    軽い感じに触らせてくれそうでもあるが、一方で何か条件を突きつけられそうな…とにかく、何が起こるか一番わからない。

    最原「……とりあえず、素直に頼んでみてから考えよう」

    最原はアンジーを探しに歩き出した。



    超高校級の美術部の研究教室。

    アンジーは頭に手を当てながら、考え込んでいた。

    最原「ここにいたんだ……」

    アンジー「んー? 終一? どしたー?」

    最原「えっと、アンジーさんに用があってさ」

    アンジー「アンジーに用事ー? にゃははー、何かなー?」

    最原「創作活動してたんじゃないの?」

    アンジー「今は神様がそっぽ向いちゃってるからねー」

    最原(気分じゃないってことかな…?)

    アンジー「それでー? 終一の用っていうのは何かなー?」

    最原「……えっと、胸を触らせて欲しいんだ」

    アンジー「………」

    最原「あ、アンジーさん…?」

    アンジー「おおー、終一もその儀式を知ってたんだねー!」

    最原「え? 儀式…?」

    アンジー「仲のいい二人で互いの胸を触り合う……アンジーの島に伝わる仲良しの儀式だよー」

    最原(相変わらずよくわからない島だな…)

    アンジー「終一から言ってくれるなんてアンジーは嬉しいよー」

    ニコニコと笑うアンジーに最原も気がよくなる。

    最原(これはイヤラシイ気持ちなどない、親愛の情を持って行う儀式…。だから、申し訳なく思うこともない…)

    予防線を張ってから、最原はアンジーの胸に手を伸ばした。

    アンジー「…ん…」


    最原(失礼だけど、胸はないと思ってた。けど、この手に伝わる感触……小さいながらもある…!)


    アンジー「あはは、くすぐったいよ終一。じゃあ、次はアンジーの番ね?」

    アンジーが最原の胸をペタペタと触る。

    アンジー「おおー、意外とムキムキ。男らしいよー」

    最原(なんか恥ずかしい)


    互いに胸を触り合うというよくわからないシチュエーションに戸惑いながらも、最原はアンジーの胸を無事に触ることができた。


    最原「…次は…」

    >>151


    ※赤松、夢野、東条、アンジー以外の女子
  151. 151 : : 2017/07/12(水) 22:22:27
    白銀
  152. 152 : : 2017/07/13(木) 22:08:27
    最原「…次は白銀さんにしよう…。ああ、だんだん安全そうな人が減っていくのがなんだか…」

    少し気が滅入りながら、白銀の元へ向かった。


    ~図書室~

    白銀「なんで図書館なんかに来たのかな?」

    最原「白銀さんがいそうな気がしたからだけど…」

    白銀「図書館って言えば天海君でしょ!」

    最原「そうなの?」

    白銀「あぁ…伝わらない悲しさって地味に辛いよね…」

    最原「よくわからないけど……本題に入るね。白銀さんにお願いがあるんだ」

    白銀「お願いだなんて地味に珍しいんじゃない? どんなことかな?」

    最原「うん。実は…」

    白銀「あっ、えっちなのはダメだよー、なんてね」

    最原「………」

    白銀「え? 本当にえっちなお願い?」

    最原「その……」

    白銀「わぁ…そんなお願いをクラスメイトにされるなんて、創作の中だけかと思ってたよ…。一応聞くけど…どんなお願いかな…?」

    最原「……胸を触らせて欲しくて…」

    白銀「うんうん。触らせて、なんて言ってるけど、揉ませてほしいんだね?」

    最原「ぐっ…」

    ここまで表現に気を使ってきていたが、白銀にはっきりと言われてしまった。

    白銀「うーん……胸かぁ…地味に恥ずかしいけど……いいよ」

    最原「え…」

    白銀「その代わり…今度一緒にコスプレに付き合ってよ。最原君が似合いそうなキャラがいるんだよねー」

    最原「そ、そんなことでいいなら喜んで…」

    白銀「そんなことじゃないよ。コスプレだよ!」

    最原「よ、喜んで付き合わさせて頂きます…」

    白銀「よろしい。えっと…それじゃあ……どうぞ…」

    コスプレのことでテンションが上がっていた白銀もいざ触られる段階になって、恥ずかしそうに頬を赤らめた。


    最原「じゃあ……」



    最原(…!? 赤松さんや入間さんの存在感が大きくて目立たないけど、白銀さんも大きい…)


    れ か ゆ き に よ く う
          ↓
    か く れ き よ に ゆ う


    最原「そうか、わかったぞ! 隠れ巨乳だ!」

    白銀「ひゃっ!? え、えっと、地味におどろくからやめてほしいかな…」

    最原「あ…ごめん」

    白銀「えっと…どうだった…?」

    最原(感想を求められた…!?)

    最原「その…よかったです…」

    白銀「ほかの子と比べてどうだった?」

    最原「えっと……って、え…」

    白銀「やっぱり、私以外にも触らせてもらったんだ…地味にショックだよ…」

    最原「えっと、決してやましい気持ちはなくって…」

    白銀「やらしい気持ちはあるんだね」

    最原「……」

    白銀「地味に冗談だよ。でもね……胸を触らせるっていう相手の気持ち、少しは考えてあげてね?」



    最原(相手の気持ち……)

    赤松、夢野、東条、アンジー、白銀……その女子の気持ちを最原は考えていなかった。

    最原(……男である僕に触ってもいい、っていうのはどういう気持ちなんだろう)

    わからない。



    否、わかりたくない。




    最原「………まだ、全員じゃない。次に行こう」


    ※あとは3人(入間、茶柱、春川)なので、この3人が終わるまでしばらく安価は取りません。
    あと、ここの白銀さんはいい白銀さんなので、裏の顔…みたいなのはないです。
    せいぜい
    白銀(よし、これで視聴者の好感度アップでしょ!)
    とか考えてるくらいです
  153. 153 : : 2017/07/13(木) 22:41:04
    充分裏の顔です
  154. 154 : : 2017/07/13(木) 22:53:48
    最原「次は入間さんだ。最難関二人は最後に…」

    入間なら研究教室に篭っているだろう…ということで、最原は入間の研究教室を目指して歩き出した。



    超高校級の発明家の研究教室。

    やはり入間はそこにいた。

    最原「入間さん、今いいかな?」

    入間「あ? って、最原じゃねえか。相変わらず性欲旺盛そうな顔してんな!」

    最原「どんな顔さ…。それで、今日はお願いがあってきたんだ」

    入間「お願いだぁ? この天才に気安くそんなこと言うなんてなめてんのか! 舐めさせろ!」

    最原「何言ってるのさ…。それで、お願いなんだけど、胸を触らせて欲しいんだ」

    入間「……は? え? も、もう一度言って…」

    最原「えっと、胸を触らせて欲しいんだ」

    入間は一気に顔を赤くして、涙目になっていく。

    最原「ご、ごめ…」

    入間「待って! え、えっと…ちょっと後ろ向いてて…」

    懇願するように言う入間の様子に最原も素直に入間に背を向けた。



    入間「い…いいよ…」

    最原「えっと、これは…って!?」

    入間の方を向いた最原は再び、入間に背を向けた。

    入間は服を脱いで、下着のみの姿になっていたのだ。

    訂正、ゴーグルは付いている。

    最原「な、なんで脱いでるのさ!」

    入間「え? だ、だってこれから…ヤるんでしょぉ…? わ、私…か、覚悟できてるからぁ…」

    最原「話が飛躍してるよ!? た、ただ胸を…」

    最原(ただ胸を触りに来たっていうのもひどい理由だ…)ガーン

    入間「さ、さい…終一にそういう対象に見られるの…嬉しいよ…だ、だから…めちゃくちゃにしやがれこのやろー!」

    最原「待って。お願いだから待って!」

    考えろ、この場を切り抜ける方法を……!

    最原「そうかわかったぞ! 入間さん、お互い目隠しをするってどうかな!?」

    混乱のあまり出たセリフがそれである。

    入間「め、目隠しプレイ…!? しかもお互い…!? な、なんて高度なプレイを要求しやがる…し、しかも初めてで……で、でもいぃ…!」

    入間は、側にあったタオルを最原に投げつけ、自分に目隠しをする。

    入間「さぁ! どっからでもかかってこい!」

    こうして、目隠しをした下着姿の痴女が誕生した。

    最原「……早く終わらせよう…」

    最原は目隠しをせずに、入間に近づき、その豊満な胸に手を当てた。

    入間「あぁん…」



    最原(煩悩は捨て…られない。この飲み込まれるような胸…。なんていう存在感だ。化物か…)


    最原はしばらく揉んだ後、入間の胸から手を離した。

    入間「ぁぁ…もっとぉ…終一ぃ…」

    最原(…よし、このまま静かに出よう…)


    これが入間にとって、放置プレイというご褒美になることを最原は知らない。
  155. 155 : : 2017/07/14(金) 00:55:54
    そしてついに難関の2人へ...
  156. 156 : : 2017/07/14(金) 12:48:01
    ラスボス不可避
  157. 157 : : 2017/07/15(土) 22:09:26
    最原「さて……茶柱さんと春川さん、どっちに行くかだけど…」

    最原(茶柱さんだと……気絶するまで…下手すると息の根が止まるまで投げられ続けるかもしれない)

    最原(春川さんだと……シンプルに殺されるかもしれない)

    どっちの地獄がいいかを選ばなければならない…。



    春川「……なにやってんの?」

    貴様に選択権などない、といわれた瞬間である。

    最原(神は死んだ…!)

    春川「……百面相して…はっきり言って気味が悪いよ?」

    最原「気持ちが悪いと言われなかっただけ、温情を感じるよ…。それで、春川さん、キミに頼みたいことがあるんだ…」

    春川「……そんな言い方をするってことは、何か後ろめたいことでもあるの?」

    最原「後ろめたいことはないんだけど、頼みづらいことかな…」

    春川「はぁ…言うだけ言いなよ。聞くかは別だけど」

    最原「………えっと、胸を触らせてほしいんだ…」

    春川「……殺すよ」

    最原「いつもの常套句は!?」

    「殺されたいの?」を期待していた最原はびっくりしていた。

    春川「アンタみたいなセクハラ野郎に問いかける必要などない」

    最原「待って、せめて理由は聞いて!」

    春川「………」

    黙って待っている、ということは聞いてくれるのかな、とチラチラと様子を伺いながら最原は話始める。

    最原「実は、みんなが僕を見てくる理由を知りたくって…それで、みんなの胸を触れば触らせてもらえば、何かわかるかもって…」

    春川「…じゃあ…殺される覚悟もあるってわけだね」

    最原(ダメか…)

    諦めそうになった最原に一つの名案が浮かぶ。

    最原「じゃあ…春川さんのお願いを3つ聞く。その代わりに…っていうのはどうかな?」

    春川「…は?」

    最原「もちろん、僕にできることに限られるけど…例えば、何かを調査してほしいとか…」

    春川「……」

    春川は少し考える素振りをしたが、すぐに頭を振った。

    春川「ありえない」

    最原「だよね…」

    春川「……だから…」

    春川は腕を出してきた。

    春川「………こっちならいいよ」

    最原(聞いたことがある。胸と二の腕は柔らかさが同じであると…! つまり、春川さんの二の腕を揉むことは、春川さんの胸を揉むことと同義…!)


    最原「じゃ、じゃあ…」

    最原が春川の二の腕に触れる。



    最原(胸…じゃないけど、春川さんの鍛えられた肉体の中にある柔らかさ……これが春川さんの胸と同じならどれほどの…!)


    春川「……いつまで揉んでんのさ」

    最原「あ…ご、ごめん。気持ちよくてつい…」

    春川「…キモイ…」

    最原「うっ…」

    春川「…さっきの約束…忘れたら許さないから」

    最原「約束は守るよ。いつでも言ってよ」

    春川「…とりあえず、一つ目。今日のトレーニング…。アンタは調子が悪いってことにして来ないで」

    最原「…え? わ、わかったよ」

    春川「……あと2つはまた後日ね」

    そう言って春川は去っていった。


    最原「…殺されなくてよかった、とだけ思っておこう」

    本来の目的とはずれたが、春川はこれでクリア…ということにした最原だった。
  158. 158 : : 2017/07/15(土) 22:50:57
    最原「最後は茶柱さんか…」

    こちらは何をしても触らせてくれる未来は見えない。

    最原「……こうなったら……」

    最原も一つ覚悟を決めた。



    超高校級の合気道家の研究教室。

    そこで、茶柱はネオ合気道の鍛錬をしていた。

    茶柱「ふぅ。今日もいい鍛錬でした!」

    最原「茶柱さん」

    茶柱「むっ…最原さん…男死が何のようですか。はっ…まさか、転子が汗だくなところで匂いでも嗅ぎに来たんですか! やはり、男死! 変態ですね!」

    最原「ご、誤解だよ。実はお願いがあってさ」

    茶柱「お願いぃ~? 転子がそんなお願いを聞く義務などないですし、そもそも聞く気などありません! 聞く前からお断りです!」

    最原「実は僕なりにネオ合気道の修行をしてきたんだけど、茶柱さんに組手をして欲しいんだ」

    茶柱「……ぐぐ……ひ、卑怯ですよ…! そうやって転子の興味のある餌で釣るとは…!」

    最原「そんなつもりはないけど……ダメかな?」

    茶柱「…いいでしょう。最原さんが男死でも、ネオ合気道を続けていくうちに女の子になる可能性もあります。その組手、受けて立ちましょう!」

    最原(ネオ合気道って性別変わるの!?)

    少し不安になったが、今更後には引けない。


    最原が道着に着替えて、最原と茶柱が向かい合う。

    茶柱「最原さんが考えたというネオ合気道の技…見せてもらいます!」

    最原「……行くよ」

    最原が茶柱の道着を掴もうと、腕を出す。

    しかし、素人の最原の速度は茶柱にとっては遅すぎるもので、難なくその左腕を捉えてしまった。

    茶柱「は!」

    最原(今だ…!)

    背負投され、地面に触れそうになる瞬間…最原の右手は茶柱の胸を目掛けて突き出される。


    ぽよん、という効果音が出そうな感じに一瞬だけ触れることができた。


    最原「イダッ!」


    感想を考える暇もないほど一瞬の出来事。

    最原は床に叩きつけられた。


    最原「いてて……」

    茶柱「さ…さ…」

    最原「あ…」

    腰を抑えていると、顔を真っ赤にしている茶柱が目に入った。

    最原「ちゃ、茶柱さん…」

    茶柱「て、転子の胸を狙ってくるとは…! や、やはり不純な気持ちで組手を!」

    最原「ご、誤解だよ! その…さっきの事故だよ」

    茶柱「そ、そうですか…事故ですか…」

    最原「…あれ?」

    やけにあっさり引き下がったと最原も肩透かしをくらった。

    茶柱「きょ、今日のところは許してあげますが…つ、次こんなことがあったら許しませんからね!」

    顔を赤くした茶柱に違和感を感じながらも、最原は無事に茶柱の胸も触ることができた。



    最原(一瞬だったけど、ぽよんってすごい弾力で弾かれたのだけは覚えてる)

    最原は右手の感触を思い出しながら、王馬の元へと戻った。

    百田「おお、終一。やっと戻ったか」

    最原「あれ、百田君。どこにいたの?」

    百田「ずっと食堂の入口を抑えてたぜ!」

    最原「ずっと!?」

    >>130からずっとである。

    王馬「ホント、馬鹿だよね~。あ、それで女子の胸を揉み回るという変態を上回るど変態の最原ちゃん。どうだった?」


    最原「言い方にトゲがあるよ…。なんとか触らせてもらったよ…春川さん以外…」

    百田「何の話だ?」

    王馬「最原ちゃんが女の子に胸を揉ませて、って頼んだらどうなるかってねー。そしたら、春川ちゃん以外は触らせてもらったって言うんだからすごいよねー。愛だよねー」

    最原「愛…とは違うと思うけど…」

    百田「はー…そんなことしてたのか」

    王馬「それで、なんで女の子が見てくるかわかったの?」

    最原「いやそれが全く…」

    王馬「病気だよもう」

    最原「いや、わからないものはわからないし…」

    王馬「……まっ、あと一回くらい使ったらわかるんじゃない?」

    最原「あと一回…? 何を根拠に…」

    王馬「まーまー、そこは機械に聞いてみようよ」

    そう言って、王馬は『運命見てくれるんデス』のスイッチを押した。

    『…>>159


    ※『運命見てくれるんデス』からの指令はこれでラスト
  159. 159 : : 2017/07/15(土) 22:59:05
    赤松の前で背中を無防備にさらすのじゃああああ!
  160. 160 : : 2017/07/16(日) 00:41:48
    もう終わるのか...
  161. 161 : : 2017/07/16(日) 14:48:32
    なんだか、寂しいなぁ…(ゲス顔)
  162. 162 : : 2017/07/17(月) 01:25:12
    『…赤松の前で背中を無防備にさらすのじゃああああ!』

    最原「暑苦しい…」

    王馬「へぇ、案外まともなのがきたじゃない」

    百田「あ? そうなのか?」

    最原「まぁ、今までの中では比較的難易度は低いかな?」

    百田「背中を向けたらいいってだけなら確かにな。だが……これで視線の理由がわかるようになるとは思えねえがな」

    百田はすっかり『運命見てくれるんデス』の信用を無くしているようだ。

    王馬「いや、今回はなんとかなると思うよ。これは嘘じゃない。予測だけどね」

    最原「……とりあえず、赤松さんのところに行ってくるよ」




    ~赤松の部屋の前~

    コンコン、と部屋をノックする。

    研究教室や食堂などいそうな場所は全て探したため、最原にとっては最後の候補だった。

    赤松「はーい。あ、最原君! どうしたの?」

    最原「やあ、赤松さん。えっと……」

    最原(たしか王馬君は…)





    王馬『あ、最原ちゃん』

    赤松のところへ行く前に、最原は王馬に呼び止められた。

    最原『何?』

    王馬『ただ、背中を晒すだけだと、赤松ちゃんもよくわからないと思うんだよね』

    最原『…確かに、そうかもしれない』

    王馬『だからね。赤松ちゃんに背中を向けたら……』




    最原「ど、どうぞ……」

    赤松「!?」

    赤松は本能的に抱きつきそうになったが、ぐっと堪える。

    最原の行動が謎だからである。

    赤松(これは罠…? もしかしたら、最原君が私の気持ちに気づいて…? いや、甘い幻想は捨てるって決めた! 最原君が気づくわけがない!)

    なにげにひどい断定を赤松が下しているころ、最原は…

    最原(赤松さんが何もしてこない…えっと、この場合は…)



    最原「…僕の背中…空いてるから…」



    赤松(空いてるからぁ~!? 誘ってる? 誘ってるの最原君!?)


    最原(うーん、なんのリアクションもない…変な奴って思われてるかな…?)



    赤松(落ち着け…落ち着け私…とりあえず…)


    赤松「さ、最原君。そういうの…良くないと思うよ」


    最原(そういうの…? あっ、そうか…)


    最原「ごめんね、赤松さん…。シャワー‥浴びてくるべきだったね」


    赤松(勘違いしちゃダメ勘違いしちゃダメ勘違いしちゃダメ…!!)


    最原(女子からすると汗臭いかもしれないし、わずかな汗でも洗い流せってことだよね)




    赤松「ち、違うよ…。そんな…女の子に無防備な格好見せたらダメだよ…」

    最原「あれ? それって男女の立場が逆じゃないかな…?」

    赤松「お、襲われちゃうよ…!」

    最原「…大丈夫だよ。襲われても少しは鍛えてるし…」

    赤松「そ、そうじゃない……」

    あーうー、と唸る赤松に最原も何を言ったらよいかわからんくなる。

    ちなみに、ここまでの会話、最原は赤松に背を向けて行っているが、赤松は何度も最原の背中に手を伸ばしかけては引っ込めを繰り返している。

    最原(ずっと背中を向けてたら視線の理由もわからないんじゃないかなぁ…)

    と、最原はぼんやり考えていた。


    赤松「…ご、ごめん。最原君。ちょっとクラクラしてきたから、部屋で休むね…」

    最原「え? 大丈夫?」

    赤松「大丈夫……大丈夫だから…」

    そう言って赤松は部屋へと戻った。
  163. 163 : : 2017/07/17(月) 01:26:00



    王馬「お、おかえり~。どうだった?」

    最原「うーん、途中で赤松さんの体調が悪くなっちゃったからなんとも…」

    百田「オイオイ、大丈夫かよ」

    最原「大丈夫とは言ってたし…部屋の前だったから横にはなれると思う」

    王馬「ふーん…まぁいいや。それで、視線の理由はわかったかな?」

    最原「…いや、ずっと赤松さんには背を向けてきてたし…」

    王馬「……はぁあ…まっ、こんなことになるとは思ってたけどねー」

    最原「王馬君?」

    王馬「いつまで気づかないフリしてんのさ? …そんなに他人からの好意が怖いわけ?」

    最原「………」

    王馬「気づかないとでも思ってんの? 最原ちゃんは他人からの好意に鈍感になってる。というより、鈍感でいることで自分を守ってるって感じかな? 何があったのか知らないけどさ……それを見せられ続けるこっちはイライラすんのさ」

    最原「………」

    王馬「……あっちの女の子たちもいつまでも結論は待ってくれないでしょ。…いい加減、覚悟決めなよ」

    最原「……僕は…」

    百田「…終一」

    最原「百田君…?」

    百田「行ってこい! テメーに正直にな」

    最原「……うん」

    最原は>>164の元へと向かった。


    ※最後の安価。その人とのエンディングで終わりとなります。
    >>160 >>161 元々、自分のレス数が80くらい来たらやめる予定だったもので…。
  164. 164 : : 2017/07/17(月) 01:33:30
    全員分見たいところですが、王道という事で
    赤松さんを
  165. 165 : : 2017/07/17(月) 20:43:06
    ハルマキ選んでたらどうなったの?
    百田とハルマキが付き合って良かったねエンドになるのかな
  166. 166 : : 2017/07/17(月) 21:26:23
    最原は赤松の元へと向かった。


    最原「赤松さん!」

    赤松「わっ。び、びっくりしたぁ…どうしたの最原君?」

    赤松は散歩をしている最中で、最原は後ろから大声で呼びかけてしまったため、驚かれたようだ。

    最原「……君に…伝えたい……ことが…あるんだ…」

    赤松「わ、わかったけど…息整えよう?」

    最原「………もう大丈夫。ありがとう」

    赤松「うん。それで伝えたいことって?」

    最原「…えっと……」

    勢いでここまで来てしまったが、何も考えていない。

    こういう時はどう伝えるべきなのか…。


    最原「………直球で行くしかないか」



    最原「赤松さん。僕は……ずっと君に…君たちに甘えていたと思う」

    赤松「…たちっていうのは?」

    最原「女の子のみんなだよ。僕に好意を向けてくれる君たちを……僕は嬉しいと思うと同時に怖がっていたんだ。…その好意がいつか別の感情に変わってしまうんじゃないかってね」

    赤松「……」

    最原「だから…ずっと気づかないフリをしてた…。君たちの気持ちにも……僕自身の気持ちにも…」

    赤松「最原君の気持ち…?」

    最原「……みんなから気持ちをぶつけられても…僕の心にはずっとその人がいたんだ。気づかないフリをしてたけど…ずっとね。それで、その人が誰なのか…やっと気づいたんだ」

    最原は伏せがちだった視線を赤松の視線に合わせる。



    最原「赤松さん……僕は、君が好きだ。…ずっと…気づかないフリをしてきた僕だけど……こんな僕だけど……これからも一緒にいて欲しい」




    赤松「……やっと……言ってくれたね」


    赤松は困ったように笑って、それから嬉しそうに微笑んだ。


    赤松「……私の方こそ…よろしく…だよ!」


    赤松は猫のように最原に抱きつき、最原も驚きながらもその体を受け止めた。


    赤松END
  167. 167 : : 2017/07/17(月) 21:39:02
    ~後日談~

    自分の素直な気持ち。

    誰かに何をされても、気恥ずかしさもあったが、同時に申し訳ない気持ちもあった。

    理由はわかっていなかったが、今わかった。

    いくら彼女たちにアピールされても…僕の心には…この人がいたのだから。

    その気持ちに答えられないことに、無意識に申し訳なく思っていたのだ。


    そのため、彼女たちの気持ちを知るが故に、僕は赤松さんと付き合い始めることを公表した。


    天海「まだ付き合ってなかったんすか?」

    真宮寺「もうとっくに付き合ってるのかと思ってたヨ」


    と、言われてしまった。


    百田「やったな終一!」

    王馬「ホント、一時はどうなるかと思ったけどねー。まっ、素直におめでとうって言っておくよ。あ、本当に思ってるからね!」

    春川「……ま、アンタたちはお似合いだよ。よかったじゃん」

    東条「おめでとう。特別にケーキを作りましょうか」

    祝福してくれる人もいる。


    茶柱「男死! 赤松さんを手篭めにするとは! ぐぬぬ…」

    夢野「やめんか、転子。…今は素直に祝福してやらんか…」

    アンジー「あれれー? 秘密子泣いてるのー?」

    夢野「泣いとらんわ! 眠いだけじゃ!」



    入間「けっ、これで毎晩ギシギシアンアンする気なんだろ! あてつけかよ!」

    白銀「うーん。やっぱり不動の人気のこの形になったかぁ…。概ね好評だけど、一部なぁ…うーん…」

    いつもどおりの発言をした入間さんと謎の発言をした白銀さんは、全員にスルーされていた。



    赤松「じゃ、じゃあ…行くよ…?」

    最原「うん」

    赤松「しゅ、しゅ…しゅう……いち……」

    赤松「あーッ! ダメ! 恥ずかしすぎる!」

    最原「名前を呼ぶだけじゃないか。楓さん」

    赤松「ずるい! 私の方はなんでそんなにあっさり呼べるの! 3文字と5文字の違い!?」

    最原「いや、関係ないよ…」

    本当はかなり恥ずかしいが、恥ずかしがってかわいいあか…楓さんを見るために我慢している。

    赤松「うぅぅ……まだ最原君で許して…」

    最原「じゃあ、僕もね。赤松さん」


    僕らは僕らのペースで、この先も進んでいけたら…それでいい。


    最原「…最近、みんなの視線がおかしい」百田「…は?」 終
  168. 168 : : 2017/07/17(月) 21:48:45
    あとがき的な

    視線がおかしい第3弾、お付き合いありがとうございました。
    >>160 >>161 のような、もう終わるのか…とあって、もっと続けて欲しそうな雰囲気を感じ取りましたが、元々長く続ける予定がなかったため、ここらで締めさせてもらいました。
    安価に参加した方、見てくれた方はありがとうございました。
    感想、意見を投稿すると、ほっこりしながら喜びます
    また別の作品でお会いしたときはよろしくです。


    >>165 春川さんが選択された場合…考えられる内容としては
    ・友達END
    ・私を振り向かせられるように頑張りなEND
    の2つです。個人的には2番目になるかな。
  169. 169 : : 2017/07/17(月) 22:01:29
    あと、『運命見てくれるんデス』のセリフを安価のセリフをそのまま使っていた理由について。
    一応この作品は紅鮭時空で、それを見ている視聴者が最原の行動を決めていた、っていう設定がありました。
    しかし、説明するタイミングがなかったため、ここで説明しておきます(モノクマと白銀しか出ない説明回は誰得だし、書くのがめんd……大変だからね)。
    >>7 さんが葉隠口調で話してたことから決めてたんですがね…。
  170. 170 : : 2017/07/17(月) 23:31:29
    お疲れ様です。部屋にパンツを置きに行ったり、女子の胸を揉みまわったり(一人除く)していく様子が完全に変態さんで最原くんも段々染まっていく様子が面白かったです。それと最後はハッピーエンドにたどり着けて良かったと思いました。

    ……他の人のルートを書くご予定はありますかね?(チラッ)
  171. 171 : : 2017/07/17(月) 23:40:29
    月並みな感想だけどハッピーエンドはやはりいいものだ
    乙です
  172. 172 : : 2017/07/17(月) 23:55:05
    >>170 書きますよー。
    ただ、他の人のエンディングだとアンジーと夢野くらいしか思いついてないので、少し時間は置くと思います。

    >>171 実は、>>169の通り、安価が視聴者の意思であったため、選択肢でも設けてバッドエンドも…って考えてたんですが、前作、前々作とハッピーエンドで終わってるし、こっちもハッピーエンドって、合わせた形になりました。
    胸糞悪いだけの話だとたぶん誰も見ないですからね…

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