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監視官 クリスタ・レンズ 第1話『犯罪係数』 前編
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- 1 : 2013/12/20(金) 21:59:52 :
- 結構長くなりそうなので完成までにかなりの時間がかかると思います。ご了承下さい。
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- 2 : 2013/12/20(金) 22:00:12 :
- 応援!
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- 3 : 2013/12/20(金) 22:00:41 :
- 期待!
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- 4 : 2013/12/20(金) 22:01:45 :
- 後、原作とのキャラ崩れてるのかもしれませんがそこもご了承を。
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- 5 : 2013/12/20(金) 22:02:13 :
- それでは投下します。
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- 6 : 2013/12/20(金) 22:02:55 :
- とある電波塔にて……
???『ハァハァハァ…フー…』
???、走り出す。
一方、上にある螺旋階段から
????『……………ニヤッ…』
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- 7 : 2013/12/20(金) 22:10:11 :
- きたい
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- 8 : 2013/12/20(金) 22:11:24 :
- ???が走ってると突如物陰から謎のマスク男がチェンソーを???に振り回してきた。
???『ウッ!!』
???、何とか躱す。
???『チッ!』
???、銃らしき物を構えるがすぐ下げる。
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- 9 : 2013/12/20(金) 23:16:50 :
- ???『クソッ!』
マスク男、チェンソーを???に振り回してくるが何とか間一髪で躱し続ける。
???『ハァハァ…』
マスク男、再び振り回してきたが、???がうまくいなしマスク男を電波塔の外に投げ飛ばした。
???、銃らしき物を構え一打ち。
ブシャ!!!!
マスク男は木っ端微塵になった。
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- 10 : 2013/12/20(金) 23:38:18 :
そして上の階段から…
コツンコツンコツンコツン
????『その傷でよくやるものだ。』
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- 11 : 2013/12/20(金) 23:38:55 :
ーーーきっと彼らは一目見て分かったはずだ。
二人は初めて出会うより以前から、ああなる運命だったのだろう。
すれ違っていた訳では無い。
彼らは誰よりも深くお互いを理解し、相手の事だけを見つめていた。ーーー
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- 12 : 2013/12/20(金) 23:40:21 :
- 期待&支援!!
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- 13 : 2013/12/21(土) 00:01:17 :
リヴァイ『お前はエレン・イェーガーだ。』
エレン『お前はリヴァイだ。』
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- 14 : 2013/12/21(土) 00:01:49 :
時は変わって……
一人の女性が雨の中走ってた。
クリスタ『ハァハァハァ…』
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- 15 : 2013/12/21(土) 00:02:13 :
- ある事件現場にて…
ホログラム『こちらは公安局刑事課です。現在この区画は安全のため立ち入りが制限されています。近隣住民の皆さんは速やかに退去してください。繰り返します。こちらは…』
車からは1人の男が出てきた。
その男はいかにも賢そうでエリートな雰囲気が漂っているような感じだった。
ジャン『…………』
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- 16 : 2013/12/21(土) 00:09:26 :
- その頃…
クリスタ『ハァハァハァ…す、すいません!』
クリスタはホログラムの警察手帳を見せた。
そこには、
【監視官 クリスタ・レンズ】
と書いてあった。
クリスタ『ハァハァ…あ、あの!監視官のジャン・キルシュタインさんでしょうか!?』
その少女にも見える女性はとても可愛いらしい顔立ちをしており、とても刑事に見えないような感じだった。
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- 17 : 2013/12/21(土) 07:33:43 :
- きったいきったいきったい
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- 18 : 2013/12/21(土) 15:59:54 :
- 寝てしまいましたw
それでは再開します。
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- 19 : 2013/12/21(土) 16:00:34 :
ジャン『俺だ。配属早々に事件とは、災難だな。』
クリスタ『本日付けで刑事課に配属になりました。クリスタ・レンズです。どうぞよろしk…』
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- 20 : 2013/12/21(土) 16:01:21 :
ジャン『悪いが、刑事課の人不足は深刻でね、新米扱いはしていられない。』
クリスタ『………』
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- 21 : 2013/12/21(土) 16:11:55 :
ジャンとクリスタ、ホログラムを開く。
ジャン『対象はトーマス・ワグナー。街頭スキャナーで色相チェックに引っかかり、セキュリティドローンがセラピーを要求したが拒絶して逃亡。記録した"PSYCHO-PASS"はフォレストグリーン。高い攻撃性と強迫観念が予想される。』
クリスタ『そんなに色相が濁るまで治療を受けなかったなんて…』
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- 22 : 2013/12/21(土) 16:13:13 :
ジャン『不適合薬物に手を出して可能性もある。何にせよ、シビュラ反応を待つまでも無い"潜在犯"だ。』
二人、ホログラムを閉じる。
ジャン『やっかいなのは、ワグナー逃げ込んだこのブロックだ。廃棄区画で中継機が無いため、ドローンが侵入できない。』
クリスタ『………』
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- 23 : 2013/12/21(土) 16:17:28 :
ちなみにドローンとは人間の労働補助を目的として作られたロボットです。
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- 24 : 2013/12/21(土) 23:12:12 :
ジャン『それと、逃亡の途中でワグナーが通行人を拉致して人質にしてるらしい。』
クリスタ『え!?人質が!?』
ジャン『目撃者の証言によれば、若い女性のようだ。まだ身元もとれてない。』
クリスタ『住民の退去は?』
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- 25 : 2013/12/21(土) 23:12:47 :
ジャン『登録上は無人区間だが、おかげで浮浪者の巣窟だ。覚悟しておけ。』
ジャン、クリスタに警察ジャケットを投げつける。
クリスタ『うおあお。あっ』バシャ
ジャン(落とすか普通中々ドジっ子だな…)
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- 26 : 2013/12/22(日) 02:07:56 :
- 何これめっちゃ面白そう!
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- 27 : 2013/12/22(日) 17:46:40 :
突如車が来る音がした。
クリスタ『あ!護送車…』
護送車がクリスタ達の近くで止まり、車の後ろのトラックが開き始めた。
ジャン『これからある連中を同じやつだと思うな。奴らは"PSYCHO-PASS"の規定値が超えた人格破綻者だ。本来ならば潜在犯として隔離されるところを、ただ一つ認められた社会行動として同じ犯罪者たちを狩りたてる役目を与えられた。奴らは"猟犬"。獣を狩るための獣だ。』
ジャン『それが"執行官'"。君に与えられた部下達だ。』
クリスタ『………』
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- 28 : 2013/12/23(月) 12:37:42 :
- 1人の執行官がクリスタを見ていった。
コニー『お。そっちのかわいこちゃんが噂の新入り?ジャン?』
その監視官は口調からしても、まさにチャラ男というイメージがピッタリだった。茶髪に毛先をはねさせ、左耳にはピアスをしていた。
ジャン『クリスタ・レンズ監視官だ。今日から貴様らの2人目の飼い主になる。』
クリスタ『よ、よろしくお願いします!』
執行官達とジャン『………』
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- 29 : 2013/12/23(月) 12:41:24 :
- 執行官達とジャン『………』
ジャン『…全員、対象のデータには目を通してあるな。今から袋のネズミをさらに締め出す。2人に分けて順繰りに行く。コニーとミカサは俺と来い。後の二人は……レンズ監視官に同伴しろ。(ミカサ美しい…いや何言ってるんだ俺は)』
ミカサ『了解。』
その監視官は根暗な感じだが容姿端麗。黒髪のボブカット。クリスタから見てモデルのようにも見えた。
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- 30 : 2013/12/24(火) 01:05:28 :
コニー『えー!?俺はかわいこちゃんと一緒がいい!』
ジャン『………』
コニー『ゲッ…ツッコまねぇとかマジありえねぇ…』
ミカサ『スベってるのよ。』
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- 31 : 2013/12/24(火) 01:05:48 :
車型のドローンが開き、中から銃らしき物が出てきた。ジャン、コニー、ミカサがそれぞれ銃らしき物をとっていった。
クリスタに向かって、
ジャン『………』
コニー『まったねー^ ^』
ミカサ『………』
クリスタ、三人を眺める。
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- 32 : 2013/12/24(火) 01:06:12 :
- クリスタ『えーっと…私たちどうすれば?』
ハンネス『あんたが退去を命令してくれたら、それで問題ないんなが^ ^』
その監視官は唇に傷があり、茶色の短髪。左腕は義手だった。雰囲気からしていかにもなベテランだった。
エレン『給料泥棒はやめろよハンネスさん。』
エレン、無言で銃らしき物をとる。
その監視官はクールな雰囲気で端正な顔立ちで、クリスタも少し見惚れてしまった。
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- 33 : 2013/12/24(火) 01:07:03 :
ハンネス『まあそう緊張するなよお嬢さん。"ドミネーター"の使い方は分かるな?』
クリスタ『あ、一応研修は…』
ハンネス『"ドミネーター"は相手の"PSYCHO-PASS"を読み取る銃だ。相手が"潜在犯"の時にだけ、セーフティが解除される。全部"ドミネーター"の言いなりになって打てと言われた相手を打てばいい。』
クリスタ『う、打てばいいって…』
ハンネス『基本モードなら"パラライザー(麻酔銃)"だ。打たれても動けなくなるだけだから、それで身柄確保して一件落着。まあ難しく考える必要はねえよ。』
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- 34 : 2013/12/24(火) 01:07:36 :
クリスタ、"ドミネーター"を持つ。
すると、その銃から声が聞こえた。
ーーー携帯型心理診断鎮圧執行システム・ドミネーター、起動しました。………ユーザー認証、クリスタ・レンズ監視官、公安局刑事課所属、使用許諾確認、適正ユーザーです。現在の執行モードはノンリーサル・パラライザー、落ちt……ーーー
ハンネス『あーそれな。思考性音声だから握ってるあんたにしか聞こえねぇよ。まあ最初は小うるさいだろうがそのうち慣れるさ。』
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- 35 : 2013/12/24(火) 01:09:05 :
クリスタ『グリフィングは、段取りの打ち合わせとかしないのでしょうか?』
エレン『俺たちが獲物を狩り、あんたが見届ける。それだけのことだ。』
クリスタ『え、いや、あのもうちょっと具体的に……』
ハンネス『まあ俺たちに任せとけってことだ。こう見えても俺たちは専門家だからな。』
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- 36 : 2013/12/24(火) 01:10:27 :
- グリフィングじゃなくブリーフィングでしたねw
ブリーフィングとは簡単な報告、指令や背景、状況の説明などをさします。
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- 37 : 2013/12/24(火) 01:11:07 :
- それでは再開します。
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- 38 : 2013/12/24(火) 01:11:12 :
エレン『俺たちには俺たちの流儀がある。だが、その責任を負うのは監視官であるあんただ。だから俺のやり口が気に入らない時は、そいつで俺を打て。』
クリスタ『え…』
エレン『俺たちも対象と同じ"潜在犯"だ。"ドミネーター"は作動する。』
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- 39 : 2013/12/24(火) 01:16:46 :
エレンは一人で捜索にいってしまった。
ハンネス『ああー、紹介が遅れたな。あの唐変木はエレン・イェーガー。でもって俺はハンネスだ。よろしくな!お嬢さん。』
クリスタ『は、はい…』
ハンネス『さあて!じゃあ行くかね。』
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- 40 : 2013/12/24(火) 01:16:58 :
- 期待です!
コニー茶髪かよwww
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- 41 : 2013/12/24(火) 01:17:15 :
廃棄区画のとある一室にて……
トーマス『俺はな…今日まで誰よりも真面目にやってきた…。誰も怒らせないように…誰の迷惑もかけないように…怯えてビクビクしながら精一杯やってきた…。なのに…たった一回、検知器に引っ掛かっただけでもう犯罪者扱いだ…!もうおしまいだ…。こうなっちまったら最後、就職も結婚も望みなんてありゃしない…!……フッフッフ…だったらいいさ!これまで我慢してきた分好き放題にやってやる!欲しいもんをぶんどる!気に入らねえ奴はぶっ殺す!』
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- 42 : 2013/12/24(火) 01:17:54 :
人質の女『お願い……やめて……。』
トーマス『あんたみたいな女、一度でいいから抱いてみたかったんだ…!バーチャルじゃねぇ…!本物の肉の女をな…!
トーマス、人質の首にナイフを突き立てる。
人質の女『イヤッ!!ヒャーッッッ!!!!』
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- 43 : 2013/12/24(火) 01:18:52 :
- 一方その頃、クリスタはハンネスと一緒に捜索していた。その場にエレンはいなかった。
クリスタ『エレンさん、どこに行ったんでしょうか…。』
すると、ハンネスがサインで静かにと言った。
そして、逆の方向を捜索しろというサインをだした。
タッタッタッ…
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- 44 : 2013/12/24(火) 01:19:21 :
クリスタ『………!』
クリスタは後ろに人影を感じ、"ドミネーター"を構えた。
ーーー犯罪係数アンダー60、執行対象ではありません。トリガーをロックします。ーーー
クリスタ『あ……ホッ……。』
すると、口笛の音が聞こえた。ハンネスだ。
合流して捜索を再開した。
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- 45 : 2013/12/24(火) 01:20:22 :
クリスタはハンネスの後ろを歩いていた。
クリスタ『………』
クリスタはハンネスに"ドミネーター"を向けてみた。
ーーー犯罪係数オーバー120、刑事課登録執行官、任意執行対象です。セーフティを解除します。ーーー
クリスタ『あ…!…本当に潜在犯なんだ。この人…。あんなに普通に喋ってたのに…。』
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- 46 : 2013/12/24(火) 01:20:32 :
前編はこれで終わりです!
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