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このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

ダンガンロンパ×奴隷区~希望の才能と絶望の奴隷

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  1. 1 : : 2017/06/18(日) 21:19:01
    最近はまっている奴隷区とダンガンロンパをクロスする作品です。更新は亀更新ですが久し振りの新作頑張ります!キャラクターは無印、スーダン、ダンガンロンパ3から俺が選びました。皆さんが好きなキャラは出ないかもしれませんが見てくれると幸いです。コメントや意見は励みになります!
  2. 2 : : 2017/06/18(日) 22:28:24
    登場人物一覧

    苗木誠

    舞園さやか

    桑田怜恩

    大和田紋土

    霧切響子

    十神白夜

    朝日奈葵

    葉隠康比呂

    セレスティア・ルーデンベルク

    江ノ島盾子

    戦刃むくろ

    不二咲千尋

    日向創

    九頭竜冬彦

    辺古山ペコ

    狛枝凪斗

    終里赤音

    田中眼蛇夢

    罪木蜜柑

    花村輝輝

    宗方京助

    逆蔵十三

    雪染ちさ

    ???
  3. 3 : : 2017/06/18(日) 22:31:35
    登場人物の年齢は78期生(葉隠)を除くが高3、77期が大学生くらいと大人組、希望ヶ峰学園は無い設定なので皆面識はありません
  4. 4 : : 2017/06/18(日) 22:43:36
    Slave control method

    通称 SCM

    強靭な肉体も、天才的頭脳もいらない

    上の歯の裏に付けて、SCM所有者同士で勝負し

    勝負に勝った方が負けた方を奴隷にできる。

    単純かつ現代の科学の上を行くような器具である。

    これは、SCMにより運命を変えられ、本来交わるはずの無かった人物達が繰り広げる物語
  5. 5 : : 2017/06/18(日) 22:48:16
    甲子園優勝、恋愛もしてたし青春してたけどよ今は野球も学校生活飽きちまったんだよ

    桑田怜恩
  6. 6 : : 2017/06/18(日) 22:56:04
    オレの高校生活は不自由もなく快適なんだろうな、今年で3年卒業までのカウントダウンはどんどん進んでいく

    桑田「ん?朝か…」

    オレは朝にはめちゃ弱い!他の野球部の奴らは朝練行ってるから強いらしいけどな!オレは行ってないし関係ねーな!

    まあ、朝練に行かなくてもエースで4番甲子園で優勝してるんだぜ!マキシマムに凄くね?
    MAX168km投げたことがあるんだぜ!

    オレの球を打ち返せる奴なんて殆どいねーな、周りが弱すぎるんだよなー相手にならねーんだよ!いつからか野球はつまらなくなっていた
  7. 7 : : 2017/06/18(日) 23:18:01
    桑田「いっちょ弾くか!」

    オレはギターを手に取ると弾きながら歌う、

    今のオレの目標はミュージシャン!ミュージシャンの方が華やかでモテそうじゃん?

    髪は赤に染めてるし、ピアスに指輪にネックレス、アクセサリーも買ってるから雰囲気が出てるだろ?

    だが、少しするとオレは弾くのを止めた

    桑田「んー…何かなー、やっぱバンド仲間がいねーとな!一人で歌ってもなー。」

    てことで、ギターも片付けた

    桑田「休みだってのに予定もねーしな…」


    桑田「面白いことねーかなー…しょーがねーな、あれを試してみるか!」

    オレは机を漁ると、1つの入れ物を取り出した

    桑田「こんなんが本当に…」

    入れ物を開けると、矯正器具の様なものが出てくる


    桑田「SCMか…」

    これを買ったきっかけはネットだ!最初は歯につけるアクセサリーなんて新しいなと思って買ったんだけどよ

    買ったあとからネットで説明を見たら人を奴隷に出来るとか書いてあるんだよ!

    んなわけねーだろ!とか思いながら届けられたSCMを置きっぱなしにしていた

    桑田「説明書は読んだけど、絶対ただのアクセサリーだろ!大体今時奴隷って…」

    説明書には、上の歯の裏に着けろだの、他のSCM所有者と接近するとアラームが鳴るとか、SCM所有者同士での勝負に勝つと敗者を奴隷に出来るとか書いてあった

    桑田「まあ、暇だしな。試してみるか!」

    半信半疑ながらもオレはSCMをはめた

    桑田「意外に痛くねーもんだな!」


    桑田「よし!外に行ってみるかー!」

    この瞬間から一人の青年の運命は変わり始めたのだった



  8. 8 : : 2017/06/19(月) 22:30:45
    桑田「にしても…暑いなー…普段だったら一人でとか絶対出歩かねーわ。」

    愚痴をこぼしながらも、他のSCM所有者に会えるかもしれないと思って当てもなく歩き続けた

    桑田「喉渇いたなー、コンビニでジュースでも買うか!」

    そう言うと、桑田はコンビニへと走り出した。だが、向かう途中でそれは聞こえたのだ

    『…ュイーン』

    アラームが鳴り、SCMが振動したのだ。

    桑田「鳴った!!?1回目だから半径30mってことだよな!?」

    俺はコンビニなんかには行かずに走り出した

    桑田「どこだ!?どこなんだ!?」

    走り続けると『キュイーン』とまた鳴った、半径15mだったけか?近いな!

    桑田「ここの近くにあるのは!!あの公園か!」

    オレは迷わずに公園へと入っていった
  9. 9 : : 2017/06/19(月) 22:50:02
    公園の中には遊具はもちろんだが、バスケットコートや、大きな池まであり釣りをしてる人までいた。

    桑田「この中に…」

    SCM所有者がいる…男か?女か?年上か?年下か?それすら分からない、全く分からない

    桑田「意外とこの公園広いな。」

    つーか!これって向こうも気づいてるよな?オレから近付いてってるんだし気づかねーわけがねーよな!

    桑田「ってことは…逃げたってことも有り得るじゃねーか!」

    その逃げられたかもしれないと言う考えは三度目の『キュイーン!』と言う音でかき消された

    桑田「いる!まだいる!」

    近い!もう視界で捉えれるはずだ!どこだ!?

    辺りを見回してみると、人は見当たらない

    だが、池の周りを走って向かってくる人影が見えた

    桑田「そうか!角に隠れて見えなかったのか!」

    桑田「間違いねぇ!あいつがSCMを持ってる!!」

    そして、向こうから走っていた奴のはっきりと姿を捉えることができた…それはジャージを着た女だった
  10. 10 : : 2017/06/19(月) 23:07:55
    桑田「オレは桑田怜恩だ!お前!SCM付けてるだろ?」

    オレは軽く自己紹介をすると、単刀直入に聞いた

    「あんたがSCM着けてたんだね!私は朝日奈葵だよ!」

    女の方も自己紹介をした。オレと同じくらいの歳だろうな…褐色の肌に、キラキラした瞳、運動が出来そうな雰囲気が出てるわー体育会系って感じだな!てか!胸でかすぎだろ!F?いやGあってもおかしくねーぞ!

    桑田「朝日奈か、よろしくな!」

    朝日奈「あんたも好奇心とかで買ったの?それとも他の目的あったとか?」

    桑田「ノリで買ったってとこだな!それに奴隷とかが嘘でも、アクセサリーとして使えそうじゃん?」

    桑田「まあ、調度いいや!オレと勝負しろ!」

    朝日奈「絶対負けないんだから!勝負内容はこの池を先に1周する!」

    桑田「望むところだ!!」

    そー来たか!やっぱ運動には自信があるんだな?けどよ、オレは絶対勝つ!奴隷が出来るか確かめてやるよ!
  11. 11 : : 2017/06/19(月) 23:51:05
    朝日奈「それじゃ、競走を始めるよ!」

    桑田「おう!」

    朝日奈「よーい!どん!!」

    桑田「そんなすぐかよ!?」

    少し間を開けてから走ると思っていたオレはスタートダッシュで出遅れた。その間に朝日奈は加速する

    桑田「やっぱ、運動神経良さそうだったからな!」ダッダッダッ

    こっから、追い抜いてやる!

    朝日奈「このまま逃げ切る!」ユッサユッサ

    それにしても凄く揺れてるなー爆乳だもんな当たり前か!いや!競走に集中しろ!オレ負けてるんだから!

    池の半分に差し掛かったが朝日奈がリードしていた

    桑田「くっそ!!負けてたまるかぁ!!」ダッダッダッ

    オレは本気で走った、多分甲子園の舞台とかでもこんな走ったことはねーだろうな!

    桑田はどんどんと加速していき、遂に朝日奈を抜いた。最終コーナーでは差をつけて池を1周し、ゴールした

    桑田「か、勝った!!よっしゃ!」

    朝日奈「私…負けた。」

    SCM所有者の桑田VS朝日奈の競走は桑田の勝利で幕を下ろした
  12. 12 : : 2017/06/20(火) 00:54:56
    『カチッ カチ カチ』

    桑田「ん?何の音だ?お前から鳴ったぞ!」

    朝日奈「うん、確かに鳴った。どういうこと?」

    つーか!オレが勝ったってことは!朝日奈はオレの奴隷ってことだよな!?命令も聞くのか?試すか

    桑田「連絡先教えてくれよ!」

    朝日奈「はい。」

    え?え!?こんな軽くOKすんのか!こんなナンパみたいな命令なのに…

    その後、朝日奈は電話番号もメアドもLINEまで教えてくれた。奴隷になったっつーことか!

    桑田「マジだったのかよ!?」

    今の科学ってぱねぇ!誰がこーゆーの作ってんだよ!?喉がとにかく渇いたな

    桑田「朝日奈!コーラ買ってきてくれ!」

    朝日奈「はい。」

    朝日奈はそれも承知すると、コンビニへと向かっていった。数分して朝日奈はコーラを持って帰ってきた

    桑田「すげー!これはびびるわ!」

    本当に何でもすんじゃん!どんなお願いでも聞いてくれるんだろ?最高じゃん!しかも今のオレの彼女より顔もスタイルも勝ってるわ!!

    桑田「朝日奈!オレの家行くぞ!」

    オレの命令は止まらない
  13. 13 : : 2017/06/20(火) 23:35:56
    そう言って、オレが歩き出すと朝日奈も後ろをついてくる

    桑田「なぁ、朝日奈はこの辺に住んでるのか?」

    朝日奈「さっきの公園から10分くらいのとこに住んでるよ!」

    桑田「てか、足が早いのな…何部に入ってるんだ?つーか何歳?」

    朝日奈「水泳部なんだけど他に6つ兼ねてるよ!高 3だよ!」

    桑田「合計7つ!?オレも高3だ!」

    朝日奈「桑田は何部ー?」

    桑田「オレ?オレは野球だ!殆ど行ってねーけどなー!」

    それを聞いたあとに朝日奈の顔が一瞬曇った気がした

    朝日奈「そっか、そうなんだ。野球やってる風に見えなかったけどねー!」

    桑田「坊主にしてねーからな!あんなダセーのするわけねーだろ!」

    そんな感じで雑談をしてると、オレの家についた

    桑田「入れよ!」

    朝日奈「うん、分かった。」

    オレに続いて、朝日奈も家に入った

    桑田「準備完了だな…」ボソッ

    楽しみなのはこれからだぜ!!
  14. 14 : : 2017/06/24(土) 00:00:36
    桑田「さてと…」

    オレは部屋の椅子に腰かける

    桑田「なぁ、朝日奈!」

    オレが呼ぶと、朝日奈はこっちを見てきた。やっぱ改めてみると可愛いな…もう命令するしかねーな!

    桑田「ヤらせろ。」

    朝日奈「…!!!」

    朝日奈は泣きそうな顔になってこっちを見る、まるで睨み付けてるような目だった

    桑田「聞こえなかったか?お前の返事は?」

    朝日奈はまだ辛そうな顔をしていたが、遂に口を開いた

    朝日奈「私と…して…ください。」

    今にも泣き出しそうな顔と震える声で朝日奈はそう言った

    桑田「何をしてほしいんだよ?」ニヤッ

    そんな顔してると、もっと言わせたくなるじゃねーか!いつもは天然で強気そうな体育会系が泣きそうな顔なんて中々見れねーからな!

    朝日奈「私と…、セッ、ク…スしてください…」

    桑田「それじゃ!楽しもーぜ!気持ちよくなろーぜ!朝日奈!!」

    桑田「取りあえず、脱げよ…!」

    朝日奈「…!!」ビクッ

    朝日奈は最初戸惑ったような顔をしていたが、服を脱ぎ始めた

    ジャージを脱いで、下に着ていたTシャツ、そしてホットパンツを脱いで下着姿になると朝日奈はこっちを見た。ブラから溢れそうなほどの巨乳だ

    桑田「下着も脱げ。」

    朝日奈は諦めたように下着を脱いでいった、巨乳が露になり、秘部も露にして立っていたが手で秘部と胸を隠していた

    朝日奈「……///」

    桑田「やっぱ、こんなん見せられたら我慢できるわけねーわ!」

    そして、オレは朝日奈をベッドに押し倒した

    ああ、つまらねー生活が終わりそうな気がしてきたわー
  15. 15 : : 2017/06/24(土) 02:23:01
    桑田「ハァハァ…久し振りだったし、すげー締め付けだった。」

    オレは朝日奈との行為を終えて座り込んでいた。目の前には裸の朝日奈が布団にくるまっている。ベッドにはゴムと少しの血、そして独特な匂いがさっきまでの出来事を思い出させる

    朝日奈「グスッ…何で、こんなこと…私初めてだったのに…!グスッ…」

    朝日奈はオレを睨むこともなく泣いていた、やっぱ初めてだったのか…血が出てたから何となくそう思ったけどな

    桑田「なあ、何で初めてだって言わなかったんだ?」

    朝日奈「あんたの命令には逆らえないから!そんなん私だって……」ポロポロ

    こんなことしたくなかった、初めてくらい好きな人とがよかった。そう言いたいんだろうな…

    朝日奈「奴隷だから…負けたから…私が悪いんだけど…!」ポロポロ

    桑田「……」

    泣くなよ、さっきと全然違う、オレは何も興奮なんてしなかった、取り返しのつかないことをしちまった!初めてを強引に奪ったみたいなもんだ…

    オレには罪悪感から来る後悔が込み上げてきた

    桑田「朝日奈…」

    朝日奈「はい。」

    桑田「ごめんな、オレのせいでこんなことしちまって…謝っても許されねーのも分かってる。」

    桑田「でも、オレは気付いたんだよ!さっきも自分が気持ちよくなることしか考えてなかった。退屈な日常から解放されることしかさ…」

    桑田「オレは自分の日常を…変えたいってことにSCM使って誰か従えてバンド組もうとか思ってたのにこんなことに使って、朝日奈巻き込んで…」

    朝日奈「……」

    桑田「本当にすまなかった、恨まれて当然だとは思ってる。恨まれても許されてもオレは謝らねーといけねーんだ!」グスッ

    あれ…?何で?オレまで泣いてるんだ?
  16. 16 : : 2017/06/24(土) 02:36:13
    桑田「グスッ…ごめんな…ごめんな…」ポロポロ

    朝日奈「何で、あんたまで泣いてるの!?」

    桑田「今更だけど…お前に申し訳なくて、それとオレがマキシマムどころかクズ過ぎて…」ポロポロ

    朝日奈「確かに、あんたのやったことは許せない…でも、それなら謝らないでよ!悪いままでいてよ!」

    朝日奈「そしたら、恨みと憎しみしか持たなかったのに…!…仮にも私に勝って主人になったんだよ?堂々としてよ!」

    奴隷になったってのに、こいつは結構ズバッと言えるのな…

    朝日奈「ねえ、野球部何だよね?」

    急だな!おい!?

    桑田「ああ、エースで4番だけどよ…野球なんてダサいし、つまんねーし、オレ野球嫌いなんだよ!」

    朝日奈「嘘でしょ?」

    桑田「へ…?」

    奴隷になったのに、オレの心を分かった気になってるつもりか?


  17. 17 : : 2017/06/24(土) 02:48:38
    朝日奈「本当は野球好きなんでしょ?」

    桑田「んなわけねーだろ!」

    朝日奈「だって、主人になってから自分の功績とチームについて話すときのあんたの目はキラキラしてたから!」

    朝日奈「本当は日常も楽しかったんじゃない?そうなんだよ!」

    桑田「そんなことねーよ!」

    朝日奈「自分に嘘つくのはやめなよ!!!」

    朝日奈「奴隷になっても、これくらい言うから…」

    桑田「そうか…でも、オレは嘘なんか…」

    朝日奈「ついてるよ!薄々気付いてるはずだよ!それか、自覚がないのかどっちかだよ!」

    キャッチャーミットに投げる豪速球、バットに響くホームランの快音、学校の皆の応援、監督やチームの仲間の笑顔…ああ、そうか…分かってたんだよ、本当は全部…

    桑田「オ、オレは…野球が…大好きだ!」ポロポロ

    朝日奈「何で泣くのよ!?さっきまで強気だったのに…忙しい主人だなー。」

    ギュッ

    桑田「ん?///」

    朝日奈がオレを後ろから抱き締めていた

    桑田「オレ、命令してねーぞ?」

    朝日奈「分かってるよ!こーしてたいの!じゃないとあんた泣くでしょ?」

    桑田「そんなわけねーだろ!でも…今はもう少しこのままでいてくれ…」

    やっぱ変わったな、オレの日常は…明日練習久し振りに行ってみよーかな!
  18. 18 : : 2017/06/24(土) 11:28:52
    好奇心って時には危ないものなんだね。身をもって分かったよ。

    朝日奈葵
  19. 19 : : 2017/06/24(土) 15:04:06
    桑朝か...いいね!
  20. 20 : : 2017/06/24(土) 15:30:49
    >>19 体育会系で合わせてみました
  21. 21 : : 2017/06/24(土) 15:48:41
    それを買ったのもちょっとした好奇心からだった。SCMは勝負して勝った方が負けた方を奴隷に出来るとか書いてあった。

    朝日奈「奴隷…?授業でも習ったけど、そんなに興味ないかなー。」

    私は奴隷に興味なんて無かったけど、色んな人との勝負ってのが楽しそうだったから買っちゃった!

    朝日奈「これで!勝てばいいんだよね!私絶対負けない!」

    高校では水泳部、そしてその他の運動部も多数掛け持ちしていて、特に水泳では日本記録を保持してオリンピック候補生にも名を連ねていた

    水泳でも、他の部活での試合でも、運動会のリレーでも勝負となれば負けたくない。そんな活発で負けず嫌いなのが私なんだ!

    朝日奈「よーし!SCMが来たら色んな勝負に勝つよ!」

    朝日奈葵はそう宣言した
  22. 22 : : 2017/06/24(土) 23:48:51
    数日後、私の元にSCMが届いた

    朝日奈「これが、SCM…矯正器具みたいな見た目だね…」

    私はそれを上の歯に取り付ける、こっから私の勝負が始まるんだ!!

    SCMには説明書までついていた…結構長そうだなー…そう思いながらもページをめくっていく

    朝日奈「ああー!!頭が痛くなってくるよ!読みたくなーい!もういいやー!」

    私は説明書を投げ捨てる、取りあえず勝負申し込んで、申し込まれた側が勝負を決めれて勝ったら主人!負けたら奴隷になるんでしょ!!大体分かった!

    朝日奈「よーし!走って運動しながらSCM持ってる人をさがそーっと!!」ダッダッダッ

    私は家を飛び出した
  23. 23 : : 2017/06/25(日) 15:58:58
    朝日奈「どこにいるんだろ?」キョロキョロ

    アラームが鳴るのを待ちながら、時々隠れながら相手を探すって、私スパイみたいー!
    私だったら張り込みにはドーナツ持ってくなぁ…あれ?張り込むのは警察だった!!

    朝日奈「あ!!公園だー!ここならいるかも!」

    公園なら人も結構いるし、運動も出来る!これは行くしかないじゃん!!私は公園へと駆け込んでいった

    朝日奈「どこから探そうかなー?まずはバスケットコートから行くよー!」
  24. 24 : : 2017/06/28(水) 23:16:24
    だけど、気づいたら私は普通に運動していてSCM所有者を探すのを忘れていた

    朝日奈「やっぱりランニングは気持ちいいねー!」

    走ってると色んなことを忘れちゃうよねー動いたしドーナツ食べたくなってきたなー

    『キュイーン』

    その時確かに感じた、歯への振動そしてアラームの音…いるんだ!SCM持ってる人が!

    朝日奈「どこなんだろ…?」

    私は走るのを続けながら、アラームの音が聞こえないか耳を澄まし、周囲を警戒していた…
    何だろう、この緊張感…

    『キュイーン』

    また鳴った、さっきよりはっきりと!間違いない相手がこっちに来たのか、私が近づいたのどっちかは分かんないけど…絶対ここにいるんだ!!
  25. 25 : : 2017/07/02(日) 22:49:08
    朝日奈「そろそろ見えてもいいはずなのに!どこなの!?」

    でも、間違いなく近づいてるはずなんだ!!

    『キュイーン』

    鳴った!もうすぐそこにいる!この角を曲がったところに対戦相手が!

    朝日奈「いた…!」

    私の視線の先に人がいた、男だね!それにしても派手な外見だなー赤髪に、ピアスにネックレスに指輪…ライオンみたいに逆立てた髪型…
    んー?ニワトリのトサカにも見えるけどチャラそうだなー

    「オレは桑田怜恩だ!」

    ふーん、トサカのチャラ男は桑田って言うんだ!

    朝日「あんたがSCM着けてたんだね、私は朝日奈葵だよ!」

    私も名乗ると、私と桑田はどうしてSCM買ったのかについて少し雑談すると、桑田が本題に入ってきた。勝負を申し込んできた! そーこなくっちゃ!!私が勝負決めれるんだよね!

    朝日奈「んー…どーしようかな…」

    そうだ!桑田はチャラそうだし、運動なんかしてなさそうだし遊んでばっかって感じの見た目だし!決めた!

    朝日奈「この池の周りを先に一周する!」

    桑田「望むところだ!」

    『カチッ』

    遂に始まった!私の初めてのSCM勝負!
  26. 26 : : 2017/07/31(月) 21:16:12
    ――――――――――――――――
    ―――――――――――――――
    ――――――――――――――

    『カチッ カチカチ』

    私のSCMからそんな音がした

    私は桑田に抜かされていて、先にゴール出来なかった…

    私は、負けた…勝てると思ってた初めてのSCM勝負でこんなにあっさりと負けた…

    チャラチャラしてる男に負けた…

    朝日奈「私…負けた。」

    敗者となった私に勝者の桑田は振り返り

    桑田「連絡先教えてくれよ!」

    同じ高校生と知っても初対面の男子に連絡先なんか教えられない…でも、教えないといけないと言う責任感が私を襲っていた

    朝日奈「はい。」

    そう言うと、私は電話番号もメアドもLINEのIDも全部教えた…

    そっか、こういうことなんだ…本当に主人には逆らえないんだ。私って桑田の奴隷になっちゃったんだ…

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