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  1. 1 : : 2017/06/08(木) 16:57:17
    あれはたしか終戦直前の出来事だった。
    正確な日付は、覚えていない。しかしあのレンだけは、忘れない。いや忘れられない。
    悪魔のようなレンだった。
    おれは、空母の五インチ高角砲の砲手だった。俺の役目はカミカゼから空母を守ることだった。狂気のように突っ込んで来るカミカゼを撃ち落とすのだ。
    我々の五インチ砲は近接信管といって、砲弾を中心に半径五○フィートに電波が放射されていて、その電波が飛行機を察知した瞬間に爆発する仕組みになっていた。最高の兵器だ。それを何百発と撃つんだほとんどのカミカゼは、空母に近づく前に海の藻屑となっていった。
    始めてカミカゼを見た時にやってきた感情は、恐怖だった俺が始めて空母に乗り込んだのは、859年のこと。
  2. 2 : : 2017/06/10(土) 16:14:45
    噂に聞いていたカミカゼを目の当たりにし、こいつらに地獄の底まで道連れにされると思った。スーサイドボンバーなんて狂気の沙汰だ。そんなものは例外中の例外だと思いたい。しかしエルディア人と東洋人は次から次へとカミカゼ攻撃で突っ込んでくる。俺たちの戦ってる相手は人間ではないと思った。死ぬ事を恐れないどころか、死に向かって突っ込んで来るんだ。こいつらには家族がいないのか?友人や恋人はいないのか?死んで悲しむ人はいないのか?

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