戦争の見方
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- 1 : 2017/05/27(土) 18:34:41 :
- 現実の複雑な戦況を概念化し直し、戦場の空間的、時間的、そして戦力的要素の三つを視覚的に把握することで、何が重要な情報であるかを取捨選択する。
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- 2 : 2017/06/03(土) 13:35:26 :
- 電撃戦の重要ファクター
1.戦車、歩兵、砲兵の混成部隊
2.歩兵、砲兵の機械化
3.作戦重点形成
4.攻撃速度の維持
5.空地共同
6.委任戦術
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- 3 : 2017/07/10(月) 01:03:17 :
- インパール作戦を空から眺めて論ずること
序
私のインパール作戦話を聞いて「牟田口中将を再評価するのか」との半ば意識的な質問を戴いたのを思い出した。
もし私の講演がそのように聞こえたならば、その人の抱く「牟田口像」はこんな程度で覆される根拠しかなく、すなわち最初から成り立たない批判だったと言うこと。
本
インパール作戦で英軍は航空優勢を確立していたか?
日本の戦記を読んでいると「何を当たり前な事を」と反射的に思うけれども、答は「全然出来ていない」が正解。作戦中のインパール平地は連日の空襲に曝されていた。勿論日本側の。
違和感があるのは伝え聞く物語から作られた印象と違うからだろう。
インパール作戦と聞くと兵站と飢餓の話になる。独断でコヒマから後退した烈師団の惨状を戦記で読むとその印象が全体を覆ってしまうけれども、では祭、弓の二師団は何故独断後退しなかったのか。補給に関しては三師団で状況が大きく異なる、という当たり前の考察を妨げてしまうのが「物語」の力だろう。
高木俊郎「全滅」は弓師団方面で作戦挫折後の崩壊段階を描いた代表的な戦記。その終盤の敗走の描写にはトラックが出て来る。注意深い人なら「このトラックは何処から来たのか?補給が完全途絶したなら何故、雨期のインパール南道を走っているのか?」と思うのが道理。手練れの読み手はそう感じるはず。
航空優勢は「確立」出来るか否か、といった不毛な話はさておき「敵の航空を活動停止に追い込む」のを遠慮する軍隊は少ない。ビルまでは20年初頭にそうした状況が出来した。飛行場上空に敵戦闘機が常時張り付くようになり友軍機が離陸出来なくなったからだ。これは「確立」と言える状況だろう。
インパール上空に晴れ間があれば必ず隼が何十機も飛んできて飛行場や陣地を攻撃して輸送機に襲い掛かる日々が二ヶ月半も続いたら、英軍側に航空優勢もへったくれも無いというのが史実。航空優勢でも制空権でも解説は自由だろう。
日本側の空襲がちっとも収まらず規模も開戦以来最大級のものだったのは「航空戦の本質」等の小理屈ではなく連合軍側の兵力不足が原因。3月中に実施した航空撃滅戦の規模が小さく設備も機材も破壊出来なかったから。ビルマでは日本側は敵空軍を過大評価していたが連合軍は日本側を過小評価していた。
インパールに日本機編隊の連続侵入を許した理由の一つには英軍レーダーサイト群の撤収がある。第15軍の進撃に従って前線のサイト群を引き払いインパール周辺山地に再配置したため。日本飛行場はレーダーで早期警戒され、英飛行場は丸裸という意外な事態が長く続いた。
5月1日、2日、3日、7日、9日、12日、13日、16日、17日、18日、22日、28日、31日、この13日は隼によるインパール空襲が行われた日ではなくて、インパール空襲が無かった日。すなわち雨期初めの悪天候かチンディット部隊への攻撃日。他の日は平均26機で攻撃が実施されている。
インパール作戦が補給途絶のために敗北したかのような印象はまったくの間違い。この作戦が頓挫したのは英軍の前衛防御陣地が予想外に必死の抵抗を行った為。ここで兵力を失ったことでインパール平地への突破力が失われている。飢餓に陥ったのは戦線膠着後の話。ここを混同すると全体像を見失う。
コヒマから独断で後退した31師団は自動車補給路が後方に無いので15師団、33師団より厳しい状況にあった。本来の補給計画ではインパール平地に突入後、突破輸送で31師団に補給する予定なのに「インパールが陥落しなかった」のが原因。「何じゃそりゃ?」と思うだろうけれど元計画がそうなのだ。
31師団のコヒマ攻略はインパール包囲の要として後方連絡線を断つこと英第14軍の総崩れを狙ったもの。そのために敵の意表を突く大兵力でコヒマに向かっている。そんな部隊が作戦の停滞に耐えられる訳がない。インパール平地目前の戦線膠着で防戦に陥った四月中旬が「諦めどき」だったということ。
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- 4 : 2017/07/10(月) 01:07:53 :
- 続き
31烈師団、15祭師団、33弓師団の三師団の自動車隊は規模が違う。インパール南道、タム・パレル道を進む33師団は31師団の概ね倍程度のトラックを持っていた。軍直轄の自動車中隊群と共にインパール突入後の突破輸送を試みるための配備で、その分、31師団の自動車は少ない。
作戦終了後、烈、祭の二師団の自動車隊は悪路と空襲でほぼ壊滅状態だったのに対して、弓、33師団の自動車隊は作戦開始時の七割以上が残存していた。インパールの山中といっても道路状況でこれだけの違いが出る。そして温存された気配もある。
インパール作戦に無謀さがあるとしたら、それは補給計画ではなく作戦の中止判断の遅れだろう。4月中旬に勝機が失せたことは各師団司令部とも実感していた。5月の悪天候は更に危機感を募らせ、6月一杯は収拾のためのムダで悲惨な時間となった。即ち「やめなかったこと」が無謀で無用の悲劇を生んだ。
インパール南道を進んだ33師団はティディムを過ぎた地点で英軍のデポを急襲、英軍は5000人の作業者を脱出させたものの物資は焼却できず、一個師団二ヶ月分の補給物資を33師団に鹵獲されている。こんな状況も各師団の運命を分けている。但し33師団の戦闘消耗が軽かった訳ではない。
ビルマ方面軍の命令に逆らって、コヒマに到達した31師団にディマプールへの突進を命じた牟田口中将が戦後に「自分の判断は正しかった」と主張した根拠は英軍の一将校との手紙の遣り取り。「あの時、ディマプールは危うかった」と聞いてそれを根拠にした主張で現在でも同じような主張が繰返される。
牟田口中将の戦後の主張は実際の戦いの流れとは微妙に異なる部分があり、考察が雑だった。ディマプール防衛方針に混乱があり、前衛部隊を見殺しにしてコヒマを放棄する考えが英第14軍司令部に存在したのは事実で、傍から見ても狼狽と混乱の跡がわかるけれども、牟田口の突進論は実現不能だった。
ディマプールには4月2日に英第二師団が入ってしまい烈師団の兵力での攻略は事実上不可能になっているので、英軍の危機感は2日までのこと。牟田口突進論が有効だったのは3月末から4月1日までの僅かな期間で、その時烈師団はコヒマ前面の防衛拠点で激戦に巻き込まれて大出血していた。
ディマプールが議論の焦点になるのはここがインパールより遥かに重要な援蒋ルートの要衝であったため。英第14軍司令官スリム中将はインパール放棄までは戦術的に許されてもディマプール陥落となれば軍法会議ものの大失態で、英米中三国間の問題に発展しかねない重大事だったことが理由。
インパール作戦についての論考でインド侵攻の適否を論うようなものは信用しないほうがいい。あの牟田口中将でさえそんなことにリアリティは感じていなかった。連合軍が最も恐れたのはディマプール陥落、そして考え得る最悪の事態はアッサムの飛行場群への日本軍突入、即ち空路援蒋ルートの遮断だった。
牟田口中将のディマプール突破可能論とは対照的に「英軍は作戦を察知して万全の態勢で待ち構えていた」論がある。戦後、日本側の高級指揮官は連合軍の情報にアクセスすることなど全くできなかったのでそうした話になるけれども、英軍側は少なくとも4月初めまで贔屓目に言って「グダグダ」な状態。
英軍側の公刊戦史などの視点には第二次アキャブ戦での勝利がビルマ戦線の潮目を変えた戦局の転換点との主張があるけれども、ビルマ方面軍はアラカン方面に第14軍主力を誘引してインパール作戦を容易にするとの明確な意図があった。それが100%達成されたことで英第14軍は翻弄されることになる。
アラカン方面への敵主力誘引、それを利用してのインパール作戦、さらにインパール攻略後は東へ向けて拉孟、騰越からの援蒋ルートゴール地点の占領作戦として大理・保山作戦を発動する三段階の作戦が計画されていた。14軍を南へ、スティルウェル軍を西へ、と誘引拘束して掻き回すのが方面軍の戦略。
インパール作戦は三段階の作戦計画の第二段階に位置するもので、当然のことながら牟田口中将が関与したのはインパールのみ。この作戦の兵站計画は方面軍が立案したものなので「携行糧食20日分、目標攻略後に突破補給」との方針は大理作戦でも同じ。即ち補給計画は牟田口発案ではないということ。
「牟田口中将の強引で無謀な補給軽視の作戦」といった解り易いけれどもおかしな説明もビルマ方面軍、南方軍、参謀本部にとっては都合が良い。戦後何もかも牟田口に背負わせたのはそんな力学。牟田口中将が作戦崩壊後に処分されなかったのは全責任を負う立場にない為で、当然でもあれば都合も良かった。
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- 5 : 2017/07/10(月) 01:09:11 :
- 更に続き
インパール作戦の主正面だったタム・パレル道の進撃がインパール目前のパレルまで達したのは「英軍が待ち構えていた」のではなくそこまで崩れたということ。パレルで押されたら一気に崩れる最後の拠点、インパール目前にまで敵を引き込むメリットなど何処にもない。日本側が「やめられない」訳だ。
陥落の危機感を伝えるものとして英空軍指揮官の一人が書き残した日記がある。「陸軍は各所に防戦しているがじきに蹂躙されるだろう」と書く。3月末には空軍第221集団司令部はインパールを捨てて西方に脱出していたし、塹壕を掘り始めた飛行場群を見て北アフリカやフランスの風景を思ったのだ。
終
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- 6 : 2017/07/10(月) 01:36:28 :
- インパール作戦を空から眺めて論ずること 補論
本
さて時系列で言いますと1942年に日本軍がビルマ占領して、英国軍は追い出されインドに撤退します。
このインド~ビルマ~中国昆明が、中国国民党政権総統である蒋介石を援助する為の
援蒋ルートとなります。
中国には米ステルウェル将軍率いる陸軍部隊(かなり小さいユニット)と中国人兵。シェンノート将軍率いる有名なフライングタイガース航空部隊(以下、AVG)おりまして、補給品の殆どはAVGが消耗してしまい、進撃はままならない。
トラック輸送を行う中国人ドライバーがトラック及びパーツ及び補給品を途中で売り飛ばし、何食わぬ顔でビルマに戻り、またトラック輸送を行う無限地獄ループ。
米軍は現在、何台のトラックが運用されているのかの把握が全く不可能になります。
そこで解決策として、トラック輸送部隊を陸軍から米国のタクシー会社及びトラック業者に(この辺が米軍の偉いところである)合理的な運営をさせ、同時にDC47で空輸を開始します。
①ウィンゲート(チンデット)の攻勢
ウィンゲートが3千人のゲリラ遊撃隊(チンデット)を編成し、軽装で徒歩によりビルマに進撃。日本軍の補給路を叩きます。
フォト
彼らもインパール作戦の日本軍同様にマラリア、赤痢でバタバタ倒れ、約600名をジャングルに放棄して撤退する有様でした。
しかしこれは日本軍には思わぬ大打撃となりました。
何故か?
チンデットが破壊したのは、日本軍の橋梁や倉庫だけでなく、最も重要な横浜正金銀行(戦後は東京銀行、現在は東京三菱UFJ銀行)
が東南アジア地区の日本軍占領地区で発行する軍票の担保となるサファイアの採掘場であり、サファイアの採掘が出来なければ軍票の裏付けが無くなるので、日本軍はモノの調達不能になり、軍票価値の急落でハイパーインフレとなり占領地区経済が破たんします。
マラリアが蔓延する北部ビルマのフーコン渓谷を何故、「菊師団」の呼称で最も精鋭と呼ばれる日本軍第18師団が満州から派遣され守備していたのか?
そこがサファイアの採掘場だったからです。
②ウィンゲート再攻勢と在中国米軍の攻勢
連合軍はウィンゲートの遊撃ゲリラが大きな成果を挙げたので、今度は6個旅団を編成し、日本軍の背後に防護陣地(Strong point)を築きます。
しかしウィンゲートが3月24日に飛行機事故で死亡。
実際に英国軍は3個旅団編成で、米軍のメリルマーダーズと共に、ビルマ日本軍の背後に空中補給でブルドーザーから、大砲、歩兵の全てをグライダー輸送して基地を造成します。
上記写真①にある、Broadway、 Abadeen、ChownringheeがそのStrong Pointです。
インパール作戦でよく言われるのが下記ですね。
日本軍のインパール作戦はインド解放の為⇒デタラメのウソ。
牟田口廉也と河辺司令官の暴走⇒これも全く異なる。
牟田口が良くはありませんが、この時点での日本軍の問題として
①上記サファイアの採掘場を破壊され、再建しないと占領地が経済破綻するので早急に奪還する必要があった。
②背後に強力な陣地を造成されたので、補給路且つ敵の根源地であるコヒマ、ディマプール(写真1で分かる様にインパールよりディマプールの方が重要であった)を攻撃占拠し、メリルマーダーズを叩く必要があった。
続く
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- 7 : 2017/07/10(月) 01:37:56 :
- 続き
日本軍は背後を英軍のStrong Pointで固められ、攻勢に出ざるを得なくなります。
しかし前年の第一次アキャブ作戦と違い、大苦戦します。
その理由は
①英軍は新戦術 通称BOX陣地 英軍正式名称:Aero-Terrestrial Base を構築(日本名:円筒陣地)敵の日本軍を寄せ付けなかった。
②スリムは過去の英軍と違い、「勝利か死か!」で撤退を絶対に認めなかった。
負傷者の後送も拒絶する徹底ぶり。
日本軍が英軍陣地を占拠して、「インド兵が鎖に繋がれていたので酷い」(どっちもどっちだが)と言う程の徹底ぶり。
理由は英軍は日本兵の捕虜になるのを「何されるか分からない」と極度に恐れていたからです。
英軍の新戦術BOXを攻めあぐねた日本軍地上部隊は砲兵火力が劣る為に大苦戦。
仕方なく、第五航空師団に地上支援を頼みます。
1944年4月は航空撃滅戦で輸送機ダコタを撃墜していましたが、5月は殆ど地上支援。
また1944年3月に陸軍 呑龍爆撃隊がフェリー中にP51に襲われ全滅。
仕方なく隼を爆装して、地上支援を行います。
英軍のBOX陣地はダコタの空中補給で持ちこたえており、隼は一撃で4機のダコタを撃墜したこともあるが、地上支援を師団長から要請されれば断れず、少ない機数を
地上支援に割くことになる
⇒英軍BOX陣地は維持出来る⇒日本地上軍は攻めきれない⇒航空隊に地上支援を要請⇒ダコタの撃墜不能⇒もとに戻る
という地獄ループ。
一方の英軍は主力ダコタの護衛戦闘機につけられるのは僅か4機のスピットファイア。
たまに多くても8機のみ。
P47などは翌年からの配備です。
ハリケーンは爆弾を積み「ハリボマー」として活躍したが、実は作戦中止の7月5日まで、第5飛行師団は制空権を維持しておりました。
日本陸軍航空部隊が制空権を維持しながら敗北したという稀有な例がインパール作戦
だったということです。
第31歩兵師団(烈)師団長であった佐藤幸徳氏が、解任され任務を解かれた際に
ビルマ方面軍司令部には行かず、第五飛行師団司令部に挨拶に行ったのは
それだけ対地支援が有り難かったからです。
纏めると
①ビルマの第五飛行師団は想像以上の大活躍で作戦終了まで制空権を維持。
②日本軍地上部隊の砲兵力(火力)が弱く、航空機を地上支援に回さざるを得なかった。
そのまま航空殲滅戦でダコタを撃墜すればBOXは突破出来たかもしれない。
しかし隼の爆装は250kg爆弾1発ですが、ハリボマーは500 lb爆弾。
爆撃能力は日本軍機(隼)は英軍(ハリボマー他)の1/10でしかありません。
③英軍新戦術「BOX」陣地に思わぬ苦戦をしいられてしまい、食料は2か月分あったのだがモタモタしてる間に雨季になり、英軍使用の米国製トラックは悪路走破出来たが日本軍のトヨタ、日産トラックは走行不能で輸送が不可能になった。
更に続く
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- 8 : 2017/07/10(月) 01:41:55 :
- 更に続き
以下は、講演及びその後の懇親会で私が小峰文三さんに直接伺った質問。
①所謂タラレバ・インパール作戦で、日本軍はベンガル湾に上陸すれば腹いっぱい食べられて餓死することなく作戦可能だったと言われるのは本当か?
答え:そもそも援蒋ルートの分断が日本軍の目的なので、態々遠隔地に上陸して北上する意味がない。
②インパール作戦関連動画を散々見たがM3リー中戦車とM3スチュワート軽戦車の両方が参加したのか?(動画には両方写っている)
答え:インパールのある北部ビルマ山岳道を30t戦車は走れないので、M3軽戦車のみ。
M3リー中戦車はイワラジ川渡河作戦など、南ビルマ地区作戦になってから参加している。
③旧軍3バカ大作戦(他はノモンハン、ガダルカナル)に必ず上がるインパール作戦だが、これをやらずにビルマ方面軍は何もせず終戦を迎えるという方法は無かったのか?
答え:よく牟田口廉也が悪いと言われるが、特定の誰が悪いというものではない。
靖国神社の神主が「インパール作戦は失敗しても行う必要がある作戦だった」と言及している。やる必要がなければ行わないので、必然性はあったと思います。
餓死や病死だが、空輸物資に恵まれたウィンゲートも同様の有様なので、徒歩で北部ビルマを進撃すれば、誰がやっても同じ結果ではないだろうか。
④前年1943年の大東亜共栄圏会議にてチャンドラボーズが、東条英機に頼んで行った作戦というのは本当か?
答え:全く関係ありません。作戦の一部で東部を攻撃し、中国大陸で行われた大陸打通作戦と若干共同する計画もあったが、兵力不足で実施できなかった。
⑤「牟田口廉也さんは結局どんなシトなんですか?」
「私も職業柄、経営者の方々と会いますが1/3は基地外です。以上」 場内爆笑
終
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- 9 : 2017/08/09(水) 00:03:22 :
- 2017年8月15日より広まるインパール作戦に関する情報交錯や事実誤認に対する事
本
インパール作戦で烈師団の佐藤師団長が独断でコヒマを撤退したので烈師団の損害が弓、祭の両師団より軽かったという発言を見たけれども、損害を数値で比較したらそんな事は間違っても言えない。烈は補給面で孤立して最も苦しかったから独断撤退へ追い込まれたので、もう少し事実を調べる姿勢が欲しい。
烈、弓、祭の三師団の補給状況は三者でそれぞれ異なる。そんな事は地図を見れば一目瞭然で、戦史を語るならばまず地図を読んで欲しい。コヒマの烈師団の置かれた異常な孤立も理解できるし、作戦後期に増援まで受けられた弓師団所属の補給トラック隊は作戦終結の時期になってもまだ健在だ。
一将なって万骨枯る、といった解り易い話が蔓延しているので、インパール作戦について事実を述べると「牟田口中将を擁護するのか」と問われて閉口する。牟田口中将はビルマ方面軍の一軍司令官に過ぎず、19年のビルマ作戦は三作戦が連携したものなので責任は方面軍以上にあり、当然責任は限定される。
補給計画が支離滅裂だという批判も牟田口中将の責任とは言い難い。なぜなら第15軍以外の作戦でも補給計画は同様だったから。牟田口廉也というとびきり個性の強い特殊な人物に全てを負わせて糾弾すると19年のビルマ作戦はまったく筋が通らない物になり、まともな説明ができなくなってしまう。
兵器でも軍事作戦でも、何をしたかったのか、どうやって成功するつもりだったのか、を最初によく知って置くことがとても大切で、それがいつからどう崩れていったのかを次に知れば、変な話にはまずならない。歴史を他人の言葉に煽られた義憤を通して眺めると大概はとんでもない処へ行き着いてしまう。
インパールで英軍が状況を悲観的に判断したのは事実。スリム中将はコヒマ放棄を命じているし4月10日には烈師団がディマプールに達すると予測していた。作戦発動から4月初めまでの英軍の危機感と狼狽は本物で、英第14軍の支離滅裂な指揮も全くの事実だから、早合点する前にちゃんと知って置こう。
英軍が余裕をもって戦った訳ではないことは外国語に疎くて英軍側の作戦経過が解らなくとも、地図を見ればひと目で解るかもしれない。補給の鍵となるパレル飛行場の目前、斬込隊の突入を許すような地点まで下がる必要など全く無いからだ。戦史を知る手段として地図はとても大切な要素。
こうした話は誤解されやすいけれどもインパール作戦は発動時点、三月八日に弓師団が進撃を開始した段階で日本側が相当に優位。スリム第14軍には勝機が無く、総崩れの危険があった。
そこから四月初めまでに戦いの勝敗を分けるドラマがある。この重要な部分には日本側の補給体制は一切関係が無い。
インパール作戦は作戦が頓挫するまでと、無駄に長引いた膠着状態から悲惨で長い退却戦までの性格の異なるフェイズが何もかも一緒にされて来た。その為にこの戦いのある一面を利用して何かの主張の道具に使われるばかりで、真面目に作戦の本質が論じられる事がほとんど無い。
君たちの職場の上司風情に19年のビルマ作戦をあれだけ立派な勝ち目のある作戦として計画立案する能力など、どう考えてもある訳がないだろう。
終
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- 10 : 2017/10/18(水) 18:15:52 :
- 自衛官の憤りと気持ち
〇関賢太郎〇
救難ヘリの総飛行時間の殆どすべては乗員の訓練のために消費している。実際の任務はほんの一部を占めるにすぎない。つまり救難ヘリとは乗員の訓練のために存在するのであって、調達・運用その他のコストは乗員育成に使っている。従って人道面を抜きに考えても乗員の価値は機体よりもはるかに大きい。
これは戦闘機も同じ。F-2なら調達コスト他その他を全て含めたライフサイクルコストが寿命8000飛行時間で300億円かかる。10年2000飛行時間のベテラン戦闘機パイロットは300億の1/4、すなわち75億円を投資した人材とみなせる。「航空機搭乗員は高い」忘れてはダメ。
〇LL〇
空自のUH-60の件、あれだけの機数と危険なミッションの中で国民の命を救って来て過酷な訓練を常日頃からこなしている方々に何やってんだとは言えない。救う側が事故を起こす事はもちろんあってはならない。だからこそ危険な訓練をしていた。命を救う事、国民を守る事は常に死と隣り合わせ。
茨城県常総市で、家が流される中で救助していたのもUH-60,UH-1などのヘリコプター。ヒーローが助けた時は当然と言われ、自分が助けられなかった、被害にあったら批判される。一部の方々は薄情だな。安否に関わらずメディアが隊員の家族を押し掛けて家族が憔悴していく事が悔やまれる。
空自のUH-60、過去の墜落は23年前の真冬のユーラップ岳、急患空輸の為に悪天候夜間飛行中墜落。あってはならない事故。救う側が救われる側になる事はあってはならないけど、クルーは命を救うプロとして、常に自覚を持たねばという教訓に今回の件を活かして頂きたいです。
空自のUH-60、過去の墜落は23年前。23年もの間、全国の救難隊、乗員、整備員、様々な職種千人若の隊員が、危険な任務の中で、今日まで墜落すること無く任務を全うして来た事を誇りに思います。震災、台風、大雪、海難、雪山遭難から救う彼らに何やってんだとは浴びせられない。人間なので。
人の命がどうこうの時に総理の陰謀とか、何? この事故で都合が良くなる訳ないし、これで大敗を喫したらそれこそ恥でしょう。
離陸前の最後の点検、リラックスした感じでたまに冗談言い合って、帰ってくる事が当たり前っていうか、帰らない事すら考えたりしない。当たり前過ぎて。当たり前は、当たり前ではない。帰ってきた時の笑顔とありがとうがどれだけ嬉しかったか。
日々過酷な訓練をし、朝も、夜も、365日国を支える。身を裂く寒さの中で海上を彷徨う隊員やその無事を祈る家族、災害で被害に遭われた方々を救い有事には国民の生命財産を守る使命を持つ人々を税金泥棒と言う人はヒトじゃないと思ってる。平和な時だからこそ死と隣り合わせの訓練をしている
阪神大震災、雲仙・普賢岳の火砕流、奥尻島地震、新潟中越地震、東日本大震災、伊豆大島土砂災害、御嶽山噴火、鬼怒川河川決壊、熊本地震..多くの災害から国民を救ってきたのは誰だったのかもう忘れましたか?ヒーローがピンチの時、「何やってるんだ」なんて言えない。「頑張れ、負けるな」
飛行点検隊のU-125が墜落した時も報道は白い防護服を着ている隊員を撮影して放射性物質の事を報道していた。ちなみにUH-60も放射性物質は使用している。旅客機にも放射性物質を使用している。危ないから全ての旅客機も飛行停止にすれば? 飛行機は結構放射性物質使ってるし。
那覇空港もあれだけ放射性物質を使用したり事故事例の多い旅客機飛んでんだから知事も空港無くせば良い。辺野古埋め立て反対の癖に那覇空港は新滑走路建設でバンバン埋め立てしてるけど? 自分に直接、身近に、すぐにデメリットになる事には耳を塞いで、響きの良さそうな事だけ反対する。
税金泥棒→質を上げろ→防衛費下さい→嫌だ→質を上げろ→優秀で潤沢に人材確保したいんで徴兵→若者を戦争に行かせるな→志願制→人が足りない→防衛費削れ→インシデント→税金泥棒
馬鹿なの?
防衛費少ないまま、根性と努力で何とかしてきた結果。
平和に無関心な国民の為に日々死ぬ思いで(自殺、鬱は民間と同じくザラ)耐用年数ギリギリの機体を必死にやりくりしているんだから。定時上がりの部署と徹夜しても残業代でない部署の不公平もそろそろ無くすべきかな。自衛隊残業代なし
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- 11 : 2017/10/18(水) 19:56:43 :
- 〇飴308〇
人としてどうよ?って事は置いといて、この手のスペシャリスト育てたりするの、どれだけ金かかってるか。おまけにこの人達が後継も育てられる。墜落する様なヘマした奴がー、とか大概反論されるけど、そんなスペシャリストのヘマを生きて伝えられて、教訓に出来るのも大きな財産だがな。
残酷に金の事だけ考えても、殉職してその後何ら勤務しないで今後遺族年金を何年も払うんだ。文字通り穀潰しになるんだよ、隊員の殉職ってのは。機体だけ生き残って、誰が運用するんだ? 煽るにしてもランニングコストって奴考慮しろ。
救難ってのは空自の中では、数少ない「再生産」を任務とする部隊だからな。民間で言ったら医療関係者と同じよ。平時は元より戦時にも操縦員救助して、再戦力化できる。破壊だけする部隊と、生産が出来る部隊ってどっちを作るのが難しいかは自明の理だろ。
ベトナムとかで、たった1人の脱出搭乗員の確保でベトコンが数十人死傷しようと、確保の意思捨てなかったってのは、空軍の搭乗員ってのはそれだけの戦果交換比あったんだわ。アイツら1人で一個中隊皆殺しに出来る機材操るから。救難員なんて、そいつらを無限に助けるから、更に価値は上だ。
人の命は平等とか言ってきそうだけど、そう平等。だから非常時には平等にな部分は置いといて、技術だけに優先順位をつける。簡単に言っちまえば、アイツらいなかったら俺たちを誰が助けに来るんだ?って事だ。医療機材が無事なら、医師看護師は補充がきくからどうでもいいって言ってるのと同じ。
飛行していない時間は、機材整備と筋トレしている。非番の時間は筋トレしてる。たまの連休は一日で羊蹄山登山三往復してる(当方調べ
昨日の救難隊のツイに関しては、お前が救難のつもりかとか、お前が言うな的な事を言われたりしとるわけですが、救難の人にお会いする時には「整備空曹に」って、毛玉取り器を差し入れするぐらいには色々話を聞かせてもらって、気配りは出来てると思う←
もうそんなになるのか。2WG前のゲートに夜間続々と車が吸い込まれるの見て、当時整備補給群にいた友人宅に遊びに行くも、ものの1時間で非常呼集かかって、親子で飛び出していったの覚えてるな。彼の母親もゲート前でその光景目撃して、親子の制服と作業着準備してたのは流石だなと思った
自衛官の母親やら奥さんってすごいもんだなーと、親子の車を見送りつつ、友人の母親にその旨言ったら、「理不尽に怒鳴られたくない、行くならとっとと行って欲しいから準備してただけ」と、身もふたもない回答されたと言うオチがつく。
観閲式を楽しみにしてる人は多いだろうけど、航空観閲式は中止にした方が良いのではないかな。現場の負担半端じゃなくなってくるんじゃないか?実任務で昨日今日でコレだぞ。
騒音やら健康被害とかで左の人が飛行中止を訴えるのは何時も通りだけど、自衛隊のオーナーたる納税者が、過重任務を考慮して航空観閲式とかの中止とかを訴えても良いと思うんだ。
あの人達は奥さんや彼女に拗ねられるとオロオロする癖に、操縦席座ってる時はクソ度胸あるもんなぁ。
〇流浪の酒饅頭〇
浜松どうした
まさか60落ちた...?
「アカ名H.N.L ユーザー名HopeNextLastDay のツイート
空自ヘリが墜落って、隊員よりも機体の税金が吹っ飛んだことのほうがでかい。隊員はまた補充すればいいだけのことだ。」
舐めたことほざいてんじゃねぇよ
隊員の補充は効くだ?
冗談じゃない
〇たーか @JetDriver〇
人の命を物より軽いとかどんだけバカにしてんだこいつ。。。パイロット舐めんな。。。。 どんだけ努力しても、死ぬ程努力してもなれない奴もいる。 そして、こんな奴でも有事の際は俺らはレスキュー行くんだよ。差別なんかしない、人命は人命。
〇Masa Utsumi〇
釣りのつもりだろうけど、冗談でも言ってはいけない事がある。誰もが誰かの子で、友人で、もしかしたら親で、補充や代わりが出来る存在では無い。しかも俺みたいにクルクル飛んでる馬鹿じゃなくて、我が身の危険を知りながら遭難した他者を救う為に飛ぶ人達なんだよ!
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- 12 : 2017/10/18(水) 20:39:28 :
- 〇空飛ぶたぬき〇
消息を絶って3時間か…
墜落は間違いないが
海上保命出来ていることを願いたい
今は一番厳しい時期でもあるが
がんばってほしい
UH60のTwで「今の時期は一番厳しい」とありますが?
→
今の季節は、飛行服が通常のものになります
冬季であれば、耐水服とよばれる、防水性のある気密服で飛行しています
普通の服ですので、冷たい海水に長時間晒されるのは非常に厳しいのです
〇エンスリテッド〇
そういや東日本の時。団司令官の決断で人員の保護を優先して。助かった松島救難隊の隊員は。余所から予備機で救難活動してたな・・・。飛行機は整備すれば連続で飛ぶんだけど人員は休養が要るわけで。自衛隊みたいな人員が少ない組織は人員はよっぽど重要なんですね。
あーやっぱり事故は精神的に応える。先日墜落した海自SHも引き揚げも、まだ出来てないのに・・・家族に、乗っていた隊員をお返しできていないのに・・・
航空機1機買うより遥かに時間も目に見えないコストが掛かるのが「人員」何です。今回は細部は不明ですが精鋭でならすメディックも含まれるなら人的損失は金感情できません。何故、自衛隊が航空救難組織や基地に高価な航空事故対応の救難消防車を要員を含めて配備するか考えるべきですね。
〇竹内修〇
自衛官としてももちろんだけど、ご家族や親しい方々にとって、クルーの方々は「補充」の効く存在じゃないからな。
/dev/nul
情緒的なものを抜きにしても人材の喪失の方がダメージデカイですよね……
基本、航空機の搭乗員て皆特殊技能持ってるわけだから、そうそう代替は効かない。
竹内修
仰る通りだと思います。要請するためのコストはともかく、それに要した時間は、金銭では補ませんしね。
/dev/nul
時間をかければいい、誰でも出来るってもんでもありませんからね…… 希望者を何重ものふるいにかけて、残った人達を更に何年か訓練して漸く一人前なわけで……
竹内修
仰る通り、心身両面で高いスキルが要求される方々ですからねえ…
〇松浦晋也〇
「隊員は補充すればいい」というのが回ってきて何かと思ったら、これだった。これは旧日本軍にはびこっていた「お前らは一銭五厘だが、軍馬にはカネが掛かるんだ」って奴そのもので、びっくり。スペシャリストの養成には時間もコストがかかるという事を忘れた発想で、最終的に特攻へとつながっていく。
ちなみに、一銭五厘というのは葉書の値段で、召集令状のこと。人は召集令状でひっぱれるが、兵器(馬も含む戦争インフラ)には金が掛かるということを意味している。実際には十分な訓練と教育を受けた人が一番貴重なリソースで、そこを粗末したことは第二次世界大戦における日本の敗因のひとつ。
東日本大震災の時に、松島基地において戦闘機を空に逃がすよりも隊員の避難を優先したことを避難する向きもあった。が、あれは正しい判断。戦闘機よりもパイロットや整備員が大切なのだ。
〇JG1LPF亡国のさのすけ〇
航空業界には「パイロットは最も高価な部品」という言葉がある(まじで)。このパイロットは補充できるなんて言う人は太平洋戦争の最大の反省点を反省していないタイプの日本人だ
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- 13 : 2017/10/21(土) 03:11:20 :
- 「小関直也(Nao)
自衛隊はかなり低偏差値のあぶれた若者まで採用してるので隊員の補充は効く。ヘリの費用を税金で払ってるという認識がないのか?そもそも自衛隊の存在意義もあれだが。」
〇空飛ぶたぶき〇
うーん・・・・
ネタなのかしら(^^ゞ
まさか本気で書いてないよね
〇関賢太郎〇
百歩譲って一般の隊員ならまだしも選抜の厳しいパイロットやメディック等航空機搭乗員に職にあぶれて仕方なく入った人材がいるわけねぇだろ…。
空挺レンジャーやパイロットの代わりがいくらでもいる日本人がなんで戦争に負けたんだよ。
〇WildWeasel〇
自衛隊の存在意義も解らないのか?国防ではないか。国防の上に 自由・経済が築かれている。一般の会社でも掛け算ができない社員はいる。九九を言えないでテレビに出演しているアイドルもいるではないか。こんなレベルの低いツィートをしている”小関”もいる。よく顔写真を載せれるな~
〇morris a.k.a. CROW〇
PやFE、メデの過程をクリアーする人材が4万の空自隊員でどれ位か。わからんだろうな。
鮪鯨人
こんばんは、強靱な体力と精神力、極限状態で医療行為を確実に行う能力を有した隊員は非常にまれで、ファイターパイロット(候補生)となれる航空学生や防大生よりもまずいないでしょう。わかっていないからああいう発言ができる方がいるというのが腹立たしいです。
〇櫻木佑輔〇
今回、墜落した、UH-60Jを運用する航空救難団を知らない人たちへ。人の命を助けるために、日夜、手に血が滲む様な訓練をしている隊員達を知って欲しい。隊員は補給すればいいなんていう人が増えない為にも、是非見て欲しい。
〇TFR_BIGMOSA
ふとTLに流れてきた「ヘリの損失と隊員の無事」の話題でひとつ思い出した。日本海軍も、少なくとも珊瑚海海戦まではただ1機の行方不明を捜索するために戦隊を動かしたりしていた。
その2年ほど後には戦果を粉飾したり搭乗員を使い捨てたりする方向へ狂ってしまうが。
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- 14 : 2017/10/21(土) 03:55:21 :
- 〇飴308〇
楽しみにしてる人は多いだろうけど、航空観閲式は中止にした方が良いのではないかな。現場の負担半端じゃなくなってくるんじゃないか?実任務で昨日今日でコレだぞ。
〇WildWeasel〇
航空観閲式が なんのためにあるのか 解っているのか?自衛隊は文民統制下におかれている。総理大臣は国会議員から選ばれている。国会議員は国民から選ばれている。国民の代表である総理大臣が 自衛隊(軍)がどのような装備でどの様な態度でいるのかをチェックするのが観閲式である。
〇i.o.〇
とはいえ、連日の捜索に当たっている隊員の苦労、そして行方不明の隊員を待っている家族の願いを考えた場合、果たして妥当かどうか、私は疑問に思います。
〇関賢太郎〇
現場は大変でしょうが航空観閲式は航空祭ではないので、ことは国内問題だけではなく対外的にも日本の面目丸つぶれになるしキャンセルはまずあり得ないのかなぁと。
〇飴308〇
そうですよねぇ。実任務と同じ扱いだし。難しいですよね…。ただ、中の人の声をチラホラ聞くだけでも、無理ゲーが続いてるようですから。
〇飴308〇
航空観閲式中止したほうがいいんじゃない?ってtweetで結構色々なメンション貰った。防衛関係の著作ある方からも。議論して相手をねじ伏せようって気ではないので、twitterらしく気楽に聞き流して欲しい。
まず、家族の心情や捜索の負担を鑑みて中止したほうが?ってご意見。残酷だけど、家族の心情で自衛隊と呼ばれる軍の機能が停止することはない。捜索の負担という部分も、これぐらいの負担で軍の機能は損なわれない。もともと、機能を破壊され、人員を喪失することを前提にしている組織なのだから。
国際的威信や実任務としての観閲を中止できるわけがない。これも、とっても解る。ただ、通常の訓練や実任務で事故が続いているのに、観閲や国際威信向上の為って事で実施する必要があるのかな?とは思う。まともに飯も食えないどっかの国の軍事パレードをついこの前まで、自分は笑っていたんだ。
1年足らずで3機墜落、死者行方不明11名。航空会社だったどうだろうって?軍ってのは当然止められない任務だけど、張り子の虎的な観閲ではなく、もっと他の部分を観閲したほうがいいんじゃないかな?と思ってたり。生意気な意見ということは承知の上で、tweetしてみる。
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