このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
デスゲーム
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- 1 : 2017/05/12(金) 23:04:58 :
- ソードアートオンラインのストーリーに無理やり俺ガイルぶち込んだ感じです。
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- 3 : 2017/05/12(金) 23:53:29 :
- 2022年
5月
千葉
俺はリビングのソファで手足を放り投げ、横たわっていた。
「暑いな… おーい小町ー。クーラー付けないかー?」
「扇風機で我慢して。」
いつもとは違う、むわっとした暑さにゲンナリしたのか、冷たい口調で俺の妹比企谷小町は言う。
「家でぐうたらしてないで外でもでたら?」
「ごめんなさい我慢します。」
反発するとそろそろ小町が爆発しそうなので素直に謝っておく。
(…くっそ…暑いな…暑い暑い暑い暑い…暑いって思うと暑いんだっけ。じゃあ逆に寒いって言えばいいのか。寒い寒い寒い寒い…)
と呪文のように心の中で唱えていると玄関から扉が開き、誰かが走って入ってくるような音がする。
「おい小町!買えたぞ!!」
なんだ親父かよ。うるせぇわ。
「お父さんうるさい」
「ごめんなさい」
弱っ!親父弱っ!
「で、何買ってきたの?」
小町が扇風機の前で服をバサバサしながら言った。
「ふふふ…聞いて驚くn「そういうのいらないから。」ごめんなさい。最新のVRMMOというものを買ってきました。」
だから親父弱いな。そこはちゃんと貫き通せよ…
「…あ、そうなの…ありがとう。小町今暑くて相手にしてられないからお兄ちゃん、やってていいよ。」
「え、いいの?」
俺も実際の所暑いしゲームなんてやりたい気分じゃないが正直気になっていたので食いついてみる。
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- 4 : 2017/05/13(土) 00:19:26 :
すると親父が
「お前にはやらんぞ!これは小町のために買ってきたんだからな!!」
「小町のならお兄ちゃんに貸すかどうかも小町が決めていいでしょ。」
「はい。」
親父ごめんな……
「じゃあ俺部屋いくわ。」
そう言い俺が立ち上がろうとすると、親父が
「おい八幡、今日は暑いからクーラーかけろよ。」
「ん、」
2秒ほどの会話を終え、俺は部屋に戻った。
それが、親父と、小町との最後の会話だった。
自室
俺は自室に入り、クーラーを付けベットに腰を掛ける。
「おお。これがナーヴギアか。」
"ナーヴギア"
それが、この仮想大規模オンラインロールプレイングゲーム通称VRMMORPG"ソードアートオンライン"を動かすゲームハードの名前だ。
その構造は前時代の据え置き型マシンとは根本的に異なる。
平面のモニター装置と、手で握るコントローラーという二つのマンマシン▪インターフェースを必要とした旧ハードに対して、ナーヴギアのインターフェースは一つだけだ。頭から顔まですっぽりと覆う、流線型のヘッドギアだ。
このヘッドギアにより、完全なる"仮想現実"を実現した。
「これを被るだけで五感すべてにナーヴギアはアクセスできる、と…すげぇな。」
そう言い、説明書を読みながら俺は被る。
「これで顎下の固定アームをロック…これか。」カチッ
手探りで固定アームをロックする。
「えっと…ロックしたら開始コマンド…"リンク▪スタート"」
そう言うと視界が暗闇に包まれた。
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