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霧切「苗木君がおかしい?」舞園「はい」

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  1. 1 : : 2017/04/12(水) 16:59:19
    ・キャラ崩壊注意

    ・無印のネタバレ注意

    ・スクールモード時空での話


    ss初心者ですので色々至らないと思いますがご了承下さい
  2. 2 : : 2017/04/12(水) 17:00:55
    霧切「…詳しい話を聞かせてくれるかしら?」

    舞園「実は昨日、苗木君とデートに行ったんですけど…」





    舞園(苗木君に連れられ図書室にやってきました。埃っぽいですけど、たくさんの本が揃っている立派な施設です)

    苗木『………』

    舞園(苗木君、何か悩んでいるでしょうか?先程から険しい顔をしています)

    舞園(少しココロを読んでみましょうか)





    霧切「ちょっと待ってちょうだい」

    舞園「はい?何ですか?」

    霧切「今さらりととんでもないことを言わなかったかしら」

    舞園「ああ、ココロを読むって話ですか?実は私、エスパーなんです。だから人のココロが読めるんです」

    霧切「………」

    舞園「そんな目で見ないで下さいよ冗談です」

    霧切「まあそうよね、ココロを読むなんてそんな非科学的なこと……」

    舞園「ええ、百発百中のただの勘ですから」

    霧切「それはもはや本物のエスパーじゃないの!?葉隠君もビックリよ!?」

    霧切「…まあいいわ、取りあえず続けてちょうだい」

    舞園「はい」
  3. 3 : : 2017/04/12(水) 17:01:50
    舞園(さて、苗木君は今何を考えているんでしょうか)



    ~ココロンパ開始~

    苗木(舞園さんの通信簿はすべて埋めた)

    苗木(スクールモードでの好感度もMAXになった)

    苗木(なのになんで…)

    苗木(まだ【パンツがもらえない】んだ!)

    苗木(おかしい、まさか…)

    苗木(ちゃんと50日を終えないといけないのか?)

    苗木(そんなの【長すぎる】よ!)



    舞園『』

    舞園(え?パン……え?)

    舞園(まさか苗木君がそんな…いえ、でも確かに……)

    舞園(き、きっと何かの間違えですね!今までこんな事ありませんでしたけどこういう事もありますよね!)

    舞園(……だとすると苗木君が本当に悩んでいる事が気になりますね。ここは思い切って直接きいてみましょう)

    舞園『あの…苗木君、何か悩み事があるんですか?』

    苗木『え!?もしかして顔にでてた?』

    舞園『え、ええまあ。難しい顔はしていましたよ』

    苗木『そっかやっぱり舞園さんに隠し事はできないや』

    舞園『あの、悩みがあるなら言って下さい。私が力になれるなら何でもしますから』

    苗木『じゃあお願いしようかな……舞園さん』





    苗木『パンツを………下さい』

    舞園『』
  4. 4 : : 2017/04/12(水) 17:02:51
    霧切「……どこかおかしいところがあったかしら?」

    舞園「ありまくりですよ!?パンツですよパンツ!!」

    霧切「別にいいじゃない、靴下じゃないんだから。むしろ私は普通にココロを読んだあなたの方が驚きなのだけれど」

    舞園「いやいや霧切さんの感覚はどうなっているんですか!?」

    霧切「そんなにおかしいかしら?私も苗木君にパンツが欲しいと頼まれたけどそのとき彼は日本では親しくなったらパンツを渡すものだと言っていたわよ」

    舞園「苗木君なんて事吹き込んでるんですか!?違いますからね!そんな文化日本にありませんからね!」

    霧切「そうだったのね私は海外に長くいたからそれが普通だと思ったわ」

    舞園「日本に限らずそんな文化のある国きいたことありませんよ……というか霧切さん、まさか苗木君に渡したんですか!?」

    霧切「いいえ流石に履いているのを渡すわけにはいかないから後日洗濯後のものを渡す約束をしたわ」

    舞園「絶対に渡しちゃ駄目ですからね!!」
  5. 5 : : 2017/04/12(水) 17:08:27
    霧切「……取りあえず、あなたから見て苗木君がおかしいということは分かったわ。それでなんで私にそんな相談をしにきたのかしら」

    舞園「霧切さんなら何か知っているんじゃないかと思って……苗木君とよく一緒にいますし」

    霧切「あら、それはあなたも同じじゃない。そもそも彼はここにいる全員と良好な関係を築いていると思うけど」

    舞園「それはそうなんですけど霧切さんだったら例え今分からなくてもちゃんと解き明かしてくれる、そう思ったんです」

    霧切「……それはお得意の勘かしら」

    舞園「はい、そうですね。なんとなくです」

    霧切「…ふぅ、分かったわ。私もなぜだか分からないけれど真実を明らかにしないと気が済まないから。じゃあ早速行くわよ」

    舞園「え?行くって何処にですか?」

    霧切「みんなに聞き込みに行くのよ。苗木君が他の人の前でもおかしいのか、おかしいのなら一体何処がおかしいのか調べるためにもね。あなたも来るんでしょう?」

    舞園「は、はい!」

    霧切「……そういえばあなたは結局パンツは渡したの?」

    舞園「わ、渡してませんよ!」



    突然ですが安価でございます
    聞き込みに行きたい方を無印のキャラからお選び下さい
    >>6
  6. 6 : : 2017/04/12(水) 17:09:35
    朝日奈でお願いします!

    期待です!!
  7. 7 : : 2017/04/12(水) 18:02:42
    霧切「先ずは朝日奈さんのところに行ってみましょう。彼女ならおそらく…」

    ~プール~

    朝日奈「はあーよく泳いだー!あれ?霧切ちゃんに舞園ちゃんどうしたの?」

    大神「お主ら二人がここに来るのは珍しいな」

    霧切「やっぱりここにいたのね。大神さんも一緒なのは都合がいいわ」

    朝日奈「なになに?どうかしたの?」

    舞園「はい、お二人に聞きたいことがあるんです」

    大神「ふむ、我らが答えられることなら答えるがいったいなんなのだ?」

    霧切「最近苗木君がおかしなことを言ったりおこなったりしていなかった?」

    大神「うむ、我は特に気になるようなことはないが朝日奈は……朝日奈?」

    朝日奈「……」プルプル

    大神「ど、どうしたのだ朝日奈よ」

    舞園「なにかあったんですか?」

    朝日奈「もー!ありまくりだよ!!おかしいというか変態だよ変態!」

    舞園「へ、変態!?」

    霧切「詳しくきかせてくれるかしら」

    朝日奈「あれはこの前苗木にデートに誘われた時なんだけど……」
  8. 10 : : 2017/04/12(水) 21:51:37
    男子にいこう
    桑田
  9. 11 : : 2017/04/12(水) 21:54:20
    申し訳ございませんログアウトしていたためお見苦しいものをお見せいたしました安価は>>10様を使わしていただきます。

    朝日奈(苗木に誘われて図書室に来たよ。埃っぽいしあたしはあまり本を読まないからほとんど来ることのない所だけど)

    苗木『ええっと……!!あ、朝日奈さん!』

    朝日奈『ん?なに~?』

    苗木『写真集でも見ようかな』

    朝日奈『え!?…まさか変な写真集じゃないよね?べ、別に疑ってる訳じゃないよ!?』

    朝日奈『でも…苗木だって男の子だし…その…色々思うところがあるのかなって…』

    苗木『』

    朝日奈『な、苗木?』

    苗木『フォーー!!』

    朝日奈『!?』

    苗木『そうそうこれだよこれ!ボクはこういう反応が欲しかったんだよ!顔赤らめちゃって朝日奈さんはかわいいなあ』

    朝日奈『か、かわいい!?突然どうしちゃったの苗木!?』

    苗木『朝日奈さん!』

    朝日奈『えっ?えっ?』

    苗木『パン……いやいっそ』





    苗木『揉ませて、下さい』

    朝日奈『』
  10. 12 : : 2017/04/12(水) 21:55:04
    霧切「」

    舞園「」

    大神「」

    朝日奈「もう信じられないよ!苗木があんなド変態だったなんて!」

    舞園「き、霧切さん……」

    霧切「流石の私も今回ばかりは苗木君が異常だって分かるわよ」

    舞園「ですよね…というか私の話の時点で分かっていて欲しかったです」

    大神「朝日奈よ…その話は本当なのだな」

    朝日奈「もちろんだよ!わざわざこんな嘘つく必要なんか無いもん!!」

    舞園「実は私達も苗木君からその…し、下着が欲しいって言われて…」

    霧切「舞園さん、言葉は正確に使わなくては駄目よ。彼が欲しがったのはパンツ。下着だとブラジャーまで欲しがったことになるわ」

    舞園「霧切さんそれフォローになってないです!」

    朝日奈「ええ!?霧切ちゃん達にもそんな事言ったの!」

    大神「にわかには信じがたいが苗木がそのような輩であったとは……ぬおおおおおおおお!!朝日奈よ我には急用ができた、プロテインコーヒーを飲むのはまた今度だ」ダダダダダッ



    霧切「大神さんなら当然の行動ね」

    朝日奈「もう本当最低だよ…………………苗木と一緒ならおばあちゃんなってもいいとか思ってたのに」

    舞園「え?朝日奈さん今なんて…」

    朝日奈「あっ!?な、なんでもないよ!なんか思い出したら腹が立ってきちゃったから私もう一泳ぎしてくるね」



    霧切「さて、私達も行きましょうか」

    舞園「え?でもこれで苗木君がおかしいって事は分かりましたよね?」

    霧切「さっきの話を聞いた限り彼は大神さんの前では普通だった。彼がおかしくなる理由を探るためにも他の人にも話を聞くべきじゃないかしら」

    舞園「それもそうかもしれませんね…」

    霧切「それじゃあ次は>>10のところに行くわよ」
  11. 13 : : 2017/04/12(水) 22:30:15
    不二咲
  12. 14 : : 2017/04/12(水) 22:31:17
    あらっスミマセン>>10で決まってましたね
    間違えました
  13. 15 : : 2017/04/12(水) 23:15:40
    >>14
    いえいえもとはといえば私がログアウト状態で書き込んだのが悪かったので謝るのは私の方でございます

    霧切「桑田君……彼はどこにいるかしら」

    舞園「あ、それなら多分…」

    ~音楽室~

    桑田「んだよ音楽室だってのにギターの一つもねーのかよ」

    霧切「あら、本当にいたわね」

    舞園「ふふ、エスパーですから。まあただの勘ですけど」

    桑田「おお舞園ちゃん!…に霧切?なんか珍しい組み合わせだな。でなんかオレに用?……はっ!まさか二人揃って愛の告白!?」

    舞園「違いますよ」ニコッ

    霧切「なぜそうなるのか理解できないわ」ハァ

    桑田「かぁーーっ!舞園ちゃんは否定の仕方もかわいいなぁ。霧切も舞園ちゃんを見習ってすこしは笑ったらどうだよ、その方がぜってーモテるぜ」

    霧切「余計なお世話よ。それよりも私達はあなたに話を聞きにきたの」

    桑田「話?なんの?」

    舞園「最近の苗木君、おかしなところとかありませんか?」

    桑田「苗木?」

    霧切「ええ、どんな些細なことでもいいのだけれど何かない?」

    桑田「そう言われてもなぁ…………ああ、そういや数日前苗木と時間潰してたときなんだがよ」
  14. 16 : : 2017/04/12(水) 23:16:44
    桑田(苗木に食堂に連れてこられた。いつもは他の奴らもいる場所だけど…いまは、オレら以外はいねーみたいだな)

    苗木『……うーん』

    桑田『どうしたんだよ苗木』

    苗木『いや、そのなんていうか……まあせっかくあるし選ぼうか』

    桑田『は?なんの話だよ』

    苗木『夜は何して過ごしてるの?』

    桑田『はあ?夜って…オメー、オレの何に興味がある訳?それ知ってどーしようっての?なんかキモ…』

    苗木『……』

    桑田『言っとくけどオレそういう趣味は……』

    苗木『はあぁぁ~~~~~~~~…』

    桑田『あ?』

    苗木『なんっでだよっ!!』ダンッ

    桑田『うおっ!?』

    苗木『ボクだって男にそんな事ききたくないよ!でも仕方ないじゃないか!女子にききたくてもきけるのは舞園さんとセレスさん、あとは不二咲…さんくらい!しかも内二人はこっちの意図とは違う反応するし!男子にきいても山田クンや大和田クンとかは普通に返してくれるってのになんでキミは違うんだよ!そういう反応は女子になってからしてくれよ!というか男子同士でそういう考えに至るキミの方がホモなんだ!そんな奴のパンツなんか絶対にいらないぞうわああああああああああん』

    桑田『…………』

    桑田(ふいんきは最悪だ……)
  15. 17 : : 2017/04/12(水) 23:17:33
    桑田「ってことがあったな」

    霧切「……なんというかご愁傷様ね。それとふいんきじゃなくて雰囲気(ふんいき)よ。じゃないと変換できないわ」

    舞園「苗木君、他の人にもきいてたんですねそれ…」

    霧切「ということはあなたも?」

    舞園「ええ、きかれました。気分を悪くする人もいるでしょうからきかない方がいいって言ったんですけど」

    桑田「マジかよ!?舞園ちゃんの忠告を無視するなんてありえねー!……ちなみに舞園ちゃんは夜は何を」

    舞園「…桑田君?」ニコッ

    桑田「い、いやなんでもないよ!あ、オレちょっと用事あるんだったわ、じゃあなー」



    霧切「……男性である桑田君にもおかしな態度をとった。でも彼が言っていた内容は…」

    舞園「霧切さん?」

    霧切「まだ情報が少なすぎるわ。次は>>18のところに行きましょう」

    苗木以外のまだ登場していない人物を選んで下さい
  16. 18 : : 2017/04/12(水) 23:23:45
    安広多恵子さん
  17. 19 : : 2017/04/13(木) 15:25:07
    安広多恵子様…はて、どなたでしょう
    無印にそのようなキャラいましたっけ(すっとぼけ)

    霧切「犯人はヤス……」

    舞園「霧切さん?どうしたんですかぼーっとして」

    霧切「はっ私は一体…」

    舞園「あの、セレスさんに会いに行くんですよね?」

    霧切「え、ええそうだったわね。おそらく彼女は…」

    ~娯楽室~

    セレス「うふふふ、またわたくしの勝ちですわね」

    山田「ふぐぐぐ……また負けてしまいましたぞ」

    霧切「やっぱりここにいたわね」

    セレス「あら、珍しいですわね。あなた方がここに来るなんて」

    山田「おや?それもそうですがお二人が一緒にいるというのも珍しいですなあ。どちらかが苗木誠殿なら納得するのですが……」

    セレス「山田君、その名前を口にしないで下さる?」

    霧切「その様子だとあなたも苗木君に何か言われたようね」

    セレス「あら、どういう意味でしょう?」

    霧切「私が知る限り昨日までは苗木君と普通に接していたわよね。それなのに今あなたは名前を聞くのすら嫌がっている」

    舞園「実は私達最近苗木君がおかしくなった原因を調べるためにいろんな人たちに聞き込みに行ってるんです」

    セレス「なるほど、分かりましたわ。ではわたくしもあなた方のために証言いたしましょう。実はわたくし、先程まで彼と一緒でしたわ」
  18. 20 : : 2017/04/13(木) 15:25:53
    セレス(苗木君に図書室へ招待されましたわ。埃っぽいところが気になりますが内装は悪くないですわね)

    苗木『すーっはーっ』

    セレス(ここに来てからずっと深呼吸をしていますが何故なのでしょう?そもそもこんな埃だらけの場所で深呼吸をしてだいじょうぶなのでしょうか)

    苗木『よし、今日こそ選ぶぞ。セレスさん!』

    セレス『なんでしょう?』

    苗木『やっと2きりになれたね』

    セレス『……………………ふぅ、全く。』

    セレス『おとといきやがれ、ビチグソがああああああ!!わたくしで欲情してんじゃねーよ!』

    苗木『』

    セレス『はあ、あなたならAラン『ぶひいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!』

    セレス『!?』

    苗木『ああ、やす…セレス様!もっとボクを、このちんけな豚を罵って下さいいいいぃぃぃぃ!!』

    セレス『はあ!?山田みてえな事言ってんじゃねえよこのダボ!!』

    苗木『んうううううう!!いい、いいよ。でもまだだ、キミの罵り(キボウ)はこんなもんなんかじゃないはずだ!さあ最高の暴言(キボウ)を見せてよもっとおおおおおおおお!ついでにパンツもみせてえええええ!見える位置で踏んでええええ!!』

    セレス『気持ち悪いんだよクソがあああああ!!』
  19. 21 : : 2017/04/13(木) 15:26:59
    霧切「」

    舞園「」

    セレス「全く、思い出すと吐き気がしますわ」

    山田「いやはや苗木誠殿がそういった趣味をお持ちとは拙者全く気づきませんでした」

    セレス「あまりに気持ち悪かったのでそこら辺にいた山田君で憂さ晴ら……気分転換をしていたのです」

    霧切「そう、それでオセロをしていたのね」

    セレス「ええ、ハンデとして最初から四隅をとらせたうえでやっているのですがまた勝ってしまいましたわ」

    山田「まさか四隅以外全部とられるという事が現実で起きるとは夢にも思いませんでしたぞ……それも5連続で」

    霧切「山田君は何か苗木君のおかしな言動を目にした?」

    山田「いえ僕の前では特に変わった様子はありませんでしたな。にしても苗木誠殿もドMならそうと早く言って下さればいいアニメをご紹介したのに……」

    セレス「うふふふ、山田君?」

    セレス「気色悪いこと言ってんじゃねえよこの豚がぁ!!」

    山田「ブヒィィィィ!」

    霧切「…舞園さん大丈夫?顔色が優れないようだけど」

    舞園「……なんというか苗木君、本当にどうしちゃんでしょうか。それとも私が知らなかっただけで彼は元々そういう性格だったのでしょうか」

    霧切「……まだ何とも言えないわ。憶測で物事を考えるのはお勧めしないわよ」

    舞園「はい、そうですよね」



    セレス「全く彼ならBランク、その次のAランクも夢ではないと思っていたのですが、残念ですわ」

    舞園「セレスさん…?」

    セレス「こちらの話ですわ。さあ山田君、勝負を再開いたしましょう」

    山田「へ?まだやるのですか?」

    セレス「当然ですわ。わたくしの気が済むまでつきあってもらいますわ。ああそうそう、そろそろロイヤルミルクティーのおかわりをお願いしますわ」

    山田「うう、承知したでござるの巻」

    霧切「じゃあ私達も行きましょうか」

    舞園「じゃあ次は>>22さんはどうでしょう」

    苗木以外のまだ登場していない人物を選んで下さい
  20. 22 : : 2017/04/13(木) 15:52:23
    大和田
  21. 23 : : 2017/04/13(木) 18:00:39
    霧切「大和田君?彼がいそうなのは……」

    舞園「多分あそこだと思いますよ。おそらく彼だけじゃないと思いますけど」

    ~食堂~

    大和田「おう、舞園に霧切じゃねえか」

    石丸「女子が二人揃ってここにくるとは…はっ!まさか噂に聞く“があるずとおく”なるものをしに来たのかね!」

    不二咲「そうとも限らないと思うけどぉ…」

    霧切「私達はあなた達に少し話があってきたの」

    舞園「最近の苗木君の行動について色んな人にお話を伺っているんです」

    石丸「苗木くん?彼に何かあったのかね?」

    霧切「最近一部の人に対しての彼の言動がおかしいの。あなた達の前では何か言ってなかったかしら」

    石丸「ふうむ、そうなのか僕の目にはおかしな点はなかったが…兄弟はどうかね?」

    大和田「オレもいつも通りだと思ったけどな……ああそういやいきなり夜はどうしてるかってきいてきたな」

    霧切「それに対してあなたはどう答えたの?」

    大和田「いつもなら単車を乗り回してるがここに入ってからはヒマだって答えたぜ。いきなりそんな事きくからあいつも乗りてえのかと思ったぜ」

    石丸「ふむ、そういえば僕も同じ事をきかれたな。僕は予習復習を行ったのち心身を清め着替えて寝いるから彼にもそうするようにお勧めしたぞ」

    石丸「それよりも兄弟!夜にバイクに乗って走り回るなど危ないではないかね!これを機に規則正しい生活を身につけたまえ!」

    大和田「ぐ、いくら兄弟からの忠告って言ってもそれはできねえ相談だぜ。頭に立つもんとしてチームの奴らが暴走(はし)ってるのに行かねえのは無理な話だろ」

    石丸「くう、頭に立つものとして…か。そうだな、兄弟には導かなければならない仲間がいるのだったな。ならばせめて事故を起こさないように気をつけてくれたまえよ」

    大和田「あ、ああ。そうだな」

    霧切「……どうやら桑田君の話通り他の人にもきいているみたいね」

    舞園「桑田君と違って普通に話をしていますけどね」

    大和田「そういや不二咲はどうなんだ」

    不二咲「え、えーと………そのぉ…………」

    霧切「…その様子だと何かあったみたいね。できれば話してくれないかしら」

    不二咲「えっとね。夜何をしているのかきかれたのは同じなんだけど、その時はおかしくなかったんだぁ」

    舞園「その時“は”?」

    不二咲「う、うん。その次の日に図書室に行ったときなんだけどね」
  22. 24 : : 2017/04/13(木) 18:01:36
    不二咲(苗木君と一緒に図書室に来たよぉ。少し埃っぽいけどたくさんの本が揃った立派な施設なんだよね)

    苗木『不二咲さん…』

    不二咲『ん?どうしたのぉ苗木君』

    苗木『やっと2きりになれたね』

    不二咲『えっ…そ、それって…どういう意味かなぁ?あのね、苗木君を信じてるけど…意地悪な事は…しないでね…?』

    苗木『………うおおおおおおお!!』

    不二咲『え!?』

    苗木『もう…もう我慢の限界だあああああ!こんな、こんな嗜虐心をそそる顔されて手を出さないなんて男が廃るうううううう!』

    不二咲『あ、あのね苗木君、実はぼ…』

    苗木『もう性別とか知るかああああああ!!』

    不二咲『…えっ!?』

    苗木『ちーたんパンツくれえええええええ!!!』

    不二咲『う、うわあああ!!』
  23. 25 : : 2017/04/13(木) 18:02:40
    霧切「」

    舞園「」

    石丸「ば、バカな!?あの苗木君がそんな事をしたなんて……」

    大和田「お、おいオメーそのあと大丈夫だったのかよ」

    不二咲「うん…図書室を出たところで腐川さん…じゃなくてジェノサイダーさんが助けてくれたんだ」

    霧切「そういえば彼が怪我をしていた日があったわね。採集の時に怪我をしたと言っていたけどそれが原因かしらね」

    不二咲「ごめんなさい」

    舞園「なんで不二咲さんが謝るんですか。少なくともあなたのせいじゃ…」

    不二咲「ううん、自分で苗木君を怪我させずに抑えられるくらい強かったら苗木君に怪我させずに済んだから」

    大和田「不二咲、オメー…」

    石丸「くっ、許せない…女性である不二咲くんに最低なことをしたうえこんな風に思わせるなど……」

    石田「うおおおおおおお!!オレが根性を叩き直してやるぜえええええええ!!」

    大和田「兄弟、オレも手伝うぜ…久しぶりに…キレちまったぜ」

    不二咲「だ、ダメだよぉ。きっと苗木君にも何か訳があったんだよ」

    大和田「不二咲、オメーが優しいのは知ってるがよ、男にはけじめってもんが必要なんだ。苗木にはしっかりけじめをつけてもらわねえといけねえんだよ」

    不二咲「男…けじめ……うん、分かったよ。でもあんまり酷いことはしないであげてね」

    大和田「おう、安心しろ………ちょっと数日動けなくするだけだからよぉ」

    不二咲「…え!?」

    石田「うおおおおおおお!!行くぞ兄弟!」

    大和田「おう!待ってやがれ苗木いいいいいい!!」



    不二咲「だ、大丈夫かなぁ」

    霧切「自業自得ね。にしてもまた図書室なのね」

    舞園「まさか図書室には苗木君を狂わせる何かがあるんでしょうか」

    霧切「非現実的だけど可能性として考えておくべきかしらね」

    霧切「……にしても彼が言っていた言葉、『性別とか知るか』あれは……いえ今のことには関係ないことなのかしら……」ブツブツ

    舞園「霧切さん?」

    霧切「いえ、なんでもないわ。次は>>26のところに行きましょう」

    苗木以外のまだ登場していない人物を選んで下さい
  24. 26 : : 2017/04/13(木) 18:17:18
    葉隠
  25. 27 : : 2017/04/13(木) 19:34:04
    さすがに葉隠は襲われてないよな…?
  26. 28 : : 2017/04/13(木) 20:20:32
    舞園「葉隠君…といえばランドリーの水着って彼のものなんですよね」

    霧切「あれには驚いたわ。でも今の苗木君は彼以上の変態よ」

    舞園「悲しくなっちゃいますね……」

    ~ランドリー~

    葉隠「むむむ!きたべ!!もうすぐ儲け話がやってくる!」

    霧切「そしてここにいたのね」

    舞園「やっぱり私の勘通りでしたね」

    霧切「もうあなたが超高校級の占い師を名乗ってもいいんじゃないかしら」

    葉隠「いきなりオレのアイデンティティが奪われそうになってるベ!?つか霧切っちに舞園っちなんて珍しい組み合わせだべ」

    霧切「葉隠君、単刀直入にきくわ。最近苗木君がおかしいと感じたことはない?」

    葉隠「苗木っち?いや、特に何もねーべ」

    舞園「そうですか、やっぱり人によって違うんでしょうか」

    葉隠「ああ!?そういえば思い出したベ!」

    霧切「…話してもらえるかしら」

    葉隠「最近苗木っちがオレに意味の分からんもんばかり押しつけてくるんだベ」

    舞園「……へ?」

    葉隠「自動消滅カセットテープとか阿修羅の涙とか 動くこけしとか……いくら貰えるもんは貰うとは言え反応に困るベ」

    霧切「……そういえば私は最近苗木君から何も貰ってないわね」

    舞園「私もです。最近はいつもデートに誘われますから。でも……」

    葉隠「はぁ、せっかくオレの通販で買ったオーパーツの話をしてやろうと思ってたのに気分がのらんベ…」

    舞園「全く羨ましく感じないのは何故でしょう」

    霧切「同感ね。まあ、彼の前では特におかしくないというわけね。次の人のところに行きましょう」

    葉隠「おっと待つベ。オメーらが次に会いに行くべき人物を占ってやるベ!お代はここから出た後でいいかんな」

    舞園「お金をとるんですか!?」

    葉隠「出たベ!>>29っちのとこに行けばいいベ!」

    苗木以外のまだ登場していない人物を選んで下さい
  27. 29 : : 2017/04/13(木) 20:25:13
    安価ミスかな?
    十神
  28. 30 : : 2017/04/13(木) 21:35:57
    申し訳ございません。修正いたしました…

    霧切「十神君…確か彼は今日の採集中疲労で倒れたのよね。今は個室にいるはずよ」

    舞園「連日体育館に向かわされてましたもんね」

    霧切「そうそう、葉隠君。お代は苗木君が支払うわ」

    葉隠「おう、分かったベ」

    舞園「霧切さん!?」

    霧切「元はといえば彼が悪いのよ。さあ、気にせず行きましょう」

    ~十神の個室前~

    霧切「十神君、ちょっといいかしら」コンコン

    十神「何だ愚民め」ガチャ

    霧切「休んでいるところごめんなさい。少しききたいことがあってきたの」

    舞園「最近の苗木君について何かおかしいと思いませんでしたか?」

    十神「最近?何を言っている、あいつは元からおかしいだろ」

    舞園「え?」

    十神「この俺と対等に接しようとするなど気が狂っているとしか思えん。それどころか臆面もなくこの俺に意見するなど身の程知らずにも程があるな」

    十神「まあそれでも小間使い程度には使えなくはない。それに物怖じせずにこの俺に意見が言える存在はある意味貴重だ。そうかんがえると他の奴より変わっていることを評価しないでもない」

    舞園「………」

    霧切「………」

    十神「話はそれだけか?これ以上用がなければ休ませてもらうぞ」

    霧切「ええ、邪魔をしてごめんなさい」

    十神「ふん」ガチャン



    舞園「十神君、絶対に苗木君のこと気に入ってますよね」

    霧切「まあ彼自身は自覚がないのかもしれないけどね」

    霧切「もうそろそろ聞き込みは終わりね。残りは二人…いえ、三人かしら。次は>>31のところよ」

    苗木以外のまだ登場していない人物を選んで下さい
  29. 31 : : 2017/04/13(木) 21:41:32
    腐川
  30. 32 : : 2017/04/13(木) 21:41:55
    戦刃
  31. 33 : : 2017/04/14(金) 18:34:47
    霧切「腐川さんなら多分あそこね」

    ~図書室~

    腐川「な、なんであんた達がここに来るのよ……はっ!まさか…じ、自分達の美貌を引き立たせるためにブスのあたしをだしに使おうとしてんじゃないでしょうね!」

    霧切「相変わらずの被害妄想っぷりね」

    舞園「私達はただ腐川さんにお話を伺いに来ただけですよ」

    腐川「は、話……?どうせあたしの失恋話でもきいて笑いものにでもしに来たんでしょ……そんな魂胆丸見えなのよ!」

    霧切「安心して頂戴、あなたの失恋話には微塵も興味ないから」

    腐川「そ、そこまで強く否定する事ないじゃない!逆に傷つくでしょ!!」

    舞園「えっと…話が進まないので言いますけど、最近の苗木君について話にを……」

    腐川「な、苗木ですって!?あんな鬼畜変態アンテナの名前出すんじゃないわよ!」

    霧切「その様子だと何かあったのね」

    腐川「何かあったなんてもんじゃないわよ!!ああ、思い出すだけで死にたくなるぅ…」
  32. 34 : : 2017/04/14(金) 18:35:23
    腐川(苗木に購買部に連れ込まれたわ……何でもあるんじゃないかってくらい馬鹿みたいに物で溢れてるわね)

    苗木『あの……腐川さん』

    腐川『な、なによそわそわして気持ち悪い。言いたいことがあるならさっさと言いなさいよ』

    苗木『じゃあ…ロープがあるね』

    腐川『ロープ…ですってッ!?あ、あんた、それで私を拘束する気なの!?いきなり何プレイよ、この鬼畜ッ!!』

    苗木『…………』

    腐川『あら、もしかして違うかったの…?ま、紛らわしい事言うんじゃないわよッ!ま、またやっちゃ……』

    苗木『ううん、腐川さんの言うとおりだよ』

    腐川『………は?』

    苗木『勘違いし易い腐川さんにわざわざ言ってるんだよ?その気がなきゃ……言う訳ないじゃないか』

    腐川『な、苗木…?あんた…どうしちゃったのよ』

    苗木『今度は失敗しないぞ……そのためにこの場所と腐川さんを選んだんだから………』ブツブツ

    腐川『な、なにぶつくさ言ってんのよ!!ち、近寄んじゃないわよ!!』

    苗木『今度こそ……パンツを!!』

    腐川『い、いぃやあああああぁぁぁぁぁぁ………』
  33. 35 : : 2017/04/14(金) 18:36:02
    舞園「」ガクブル

    霧切「………」

    腐川「ああもう!お、思い出しただけで………………………………………え、へへへへ」

    霧切「…あなた、まさか喜んでいるの?」

    腐川「そ、そんな訳ないでしょ!い、いきなり縛られて喜ぶなんてどこの痴女よ!」

    舞園「それで……そのあとどうなっちゃったんですか」

    腐川「し、縛られた後の事はよく覚えてないのよ……アイツに代わったから…気づいたらロープが切り刻まれてたのよ……だからそこら辺はアイツにきいて………」

    舞園「えっ!?あいつって…」



    腐川「…ハッシュン!」
  34. 36 : : 2017/04/14(金) 23:27:47
    ジェノ「パンパカパーン!意外と操のかたい殺人鬼でーーーーす!ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!」

    霧切「……質問にだけ答えて、あなたは苗木君に縛られたあとどうしたの?」

    ジェノ「あらららら~ん?なんでアンタがその話を知ってるのかしらん?まあどうせ根暗が話したんだろうけど」

    ジェノ「まあ答えちゃうとすると…目ぇ覚ましたらいきなりまこちんに縛られてんじゃない。アタシもうびっくり!驚き過ぎちゃってまーくんを蹴り飛ばしちゃった!」

    ジェノ「まあそのあとマイハサミをどうにか取り出して萌えもしないロープを切り刻んで脱出したのは良かったんだけど……その間にまこみちったら逃げちゃった!そんで追いかけようとしたらくしゃみして根暗にもどったのよねー」

    霧切「あなたはその日の仕返しの為に後日不二咲さんを追いかけていた苗木君を傷つけたのね」

    ジェノ「は?仕返し?ノンノンノン、別に仕返しなんかじゃないわよ」

    舞園「じゃあ不二咲さんを助けるために…?」

    ジェノ「あんなロリっ娘どうでもいいっつーの!アタシは百合には興味ねぇし。同じ花なら男同士に咲き乱れる薔薇のほうが大好物だわん」

    ジェノ「アタシがまーくんを襲ったのはひとえに萌えたからよ!」

    舞園「え?」

    ジェノ「いつもナヨナヨで総受けみたいなまこぴーがこのアタシ縛るなんて強引な手段にでるとか最高に萌えるじゃない!ああ、思い出したらヤりたくなってきた!!今からまこちん探しに行くからそこどいて!」

    霧切「その前に教えてくれないかしら、あなたが縛られたのは何時のこと」

    ジェノ「ん~?一週間前かしらね、それだけ?ならもういくから」

    ジェノ「まーくん、待ってなさいよ~!!ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!」



    舞園「……あのままで大丈夫でしょうか」

    霧切「彼の才能を信じることにしましょう」

    舞園「私…苗木君のこと何も知らなかったんですね。彼が腐川さんにあんなことをするなんて…」

    霧切「普段なら彼女の妄想だときりすてるけど、今までの聞き込みから信憑性は高いものね。ただ……」

    舞園「ただ?」

    霧切「いえ、何でもないわ。次の人のところに行きましょう。…と言っても残るは彼女ただ一人だけど」
  35. 37 : : 2017/04/14(金) 23:28:29
    ~体育館~

    江ノ島「あれ~霧切に舞園じゃん。どうしたの」

    霧切「あなたこそこんなところで何をしてるのかしら」

    江ノ島「はあ?見て分かんないの?運動よ運動。ずっとこんなところにいたら鈍っちゃうもんね」

    舞園「そうですよね…江ノ島さんモデルですから体型をキープしなきゃいけませんし」

    江ノ島「え?……ああ、まあそんな感じよ。それで、結局あんた達はなにしに来たわけ?」

    霧切「あなたに話をききに来たの。最近苗木君がおかしいな事を言ってなかった?」

    江ノ島「苗木…?ああ~はいはい。言ってたよ思いっきりね」
  36. 38 : : 2017/04/14(金) 23:30:13
    江ノ島(苗木君が植物庭園に誘ってくれたよ。偽物の青空の下で、色々な植物が育てられてる。一際目を引くのはモノクマフラワーかな)

    苗木『ええっと、その……江ノ島さん』

    江ノ島『なになにどうしたの苗木』

    苗木『昼寝したら気持ちよさそう……だね』

    江ノ島『は?あんたさ、それ、まさかとは思うけど…誘ってんの?あたし、そういうの無理だかんね!見た目で判断しないでくんない?』

    苗木『ああ、そういう反応するんだ、珍しい……』

    江ノ島『ちょっとそれってどういう意味よ。まさかギャルだからってバカにしてんじゃないでしょうね』

    苗木『いや、そうじゃないよ。ただ地べたで寝るのが嫌とか時間の無駄とかじゃなくて変な風に考えちゃうい…江ノ島さんが残念可愛いなって』

    江ノ島『は、はあ!?か、可愛いとかいきなりなに言ってんの!?』

    江ノ島(な、苗木君が私のことかわいいって…あ、でもそれは私のことじゃなくて……あれ?でもさっき残念って…)

    苗木『あのさ、江ノ島さん…いきなりで悪いけどちょっとしたお願いをしてもいいかな……』

    江ノ島『え?ま、まあ、あたしにできることならいいけど。苗木がそんな事言うなんて珍しいじゃん』

    苗木『うん、こんな事キミにくらいしか頼めないからさ』

    江ノ島『あ、あたししか?』

    江ノ島(な、苗木君に頼られてる……それも私にしか頼めないなんて……)

    江ノ島『で、なんなのよ。あたしへの頼みって』

    苗木『それは……キミの今履いてるパンツをボクにくれないかな』

    江ノ島『なーんだ、そんな事なら別にいいよ』

    江ノ島『………………………………………………』

    江ノ島『ってパンツ!?そんなのいい訳ないでしょ!?』

    苗木『くそっ!!あともう少しだったのに!こうなったら力ずくだああああああ!!』

    江ノ島『ちょ、ちょっと止めろって!!』ゲシッ

    苗木『ゴフッ!』

    江ノ島『はあはあ、今の流れでセクハラとかマジで有り得ないんですけど』

    苗木『くっ……一番チョロそうないく…江ノ島さんでも無理か……仕方ない…実力で勝てそうで罪悪感の少ない人を狙うしか……』

    江ノ島(そんな事を呟きながら苗木君はフラフラと帰っていった……)
  37. 39 : : 2017/04/14(金) 23:32:42
    霧切「………」

    舞園「えっと……」

    江ノ島「いやー驚きよね。男はみんな獣だって言ってもまさか苗木があんなんになるとか考えらんなくない?見る目変わっちゃうよねー。あんた達もそう思わない?」

    舞園「あの、私達は今日似たような話を他のみなさんから聞いたのでその事についてはあまり驚かないんですけど……」

    江ノ島「あれ?じゃあなにに驚いてんの」

    舞園「江ノ島さんって……心の声って可愛いんですね」

    江ノ島「…………へ?」

    舞園「だって口では呼び捨てなのに苗木“君”って言っていたり自分のことも“私”だったりしましたし」

    江ノ島「」

    霧切「それにあなた、こうも言っていたわよね“それは私のことじゃなくて”って」

    江ノ島「え、ええっと……それは…ほら…ふ、普段のあたしはなんていうか…メディア向け?みたいなもんで……素のあたしは誰も知らないとかさ……そんな感じよ!」

    舞園「ああ、確かに分かる気がします。テレビとかに出るときってプライベートの自分とは違う自分を演じちゃいますもんね……」

    江ノ島「そうそう!そういうこと。あたしって警戒心強いからここでもそういう感じになっちゃうのよ」

    霧切「本当かしらね」

    江ノ島「そ、それ以外になにがあるっての!い、嫌なこと思い出して気分悪くなったから部屋に戻るからね!」



    霧切「…………まあ苗木君がおかしいこととは関係がないんでしょうけど、もしかしたら“この状況”となにか関連が…」

    舞園「どうかしたんですか霧切さん?」

    霧切「…いいえ、何でもないわ。それよりこれで全員に話は聞き終わったわね」

    舞園「そうですね…といっても分かったことといえば苗木君が本当におかしくなったことぐらいですけど」

    霧切「あら、そうでもないわよ。少なくとも今までの話から彼の心の動きは把握できるわ」

    霧切(でも本当にこれで十分な推理ができるかしら……他にこの件に関して分かることはないかしら)

    ここで安価で御座います
    今までの話で十分に推理が出来ると思った場合は『推理する』と書き込んで下さい

    まだ聞き込みが足りないと思った場合は聞き込みに行く苗木以外の無印のキャラクターをお選び下さい

    あるキャラクターをお選びになるとそのキャラクターに聞き込みに参ります

    それ以外のキャラクターをお選びになった場合は推理に移行します

    なお、ここでの選択でENDが多少変化する可能性があります

    以上、ご確認のほど、よろしくお願い致します

    >>40
  38. 40 : : 2017/04/16(日) 18:27:09
    不二咲に聞き込み
  39. 41 : : 2017/04/16(日) 21:14:00
    霧切(不二咲さん……彼女の話には確かに気になることがあったわ。でもそれは今回の事とは関係がないように思われる。少なくとも彼女から今以上の情報が得られるとは考えられないわね)

    舞園「霧切さん、これからどうしましょう?」

    霧切「そうね、取りあえずいったん部屋に戻りましょう。今回の事について一度整理したいから」
  40. 42 : : 2017/04/16(日) 21:24:44
    ~霧切の個室~

    霧切「みんなから一通り話は聞いたわね」

    舞園「でも、分かったことといえば苗木君がその…セクハラをしていたって事だけですよね」

    霧切「ええ、そうね。だけど彼は見境なくセクハラをしていた訳じゃない、セクハラをする相手には共通点があったはずよ」

    霧切(その共通点は>>43
  41. 43 : : 2017/04/17(月) 00:21:40
    可愛い娘(男の娘含む)
  42. 44 : : 2017/04/17(月) 20:52:04
    霧切「セクハラを受けた被害者の共通点、それは全員女性という事よ」

    舞園「女性…ですか。でも桑田君は……」

    霧切「彼の話をよく思い出してみて。苗木君は彼に怒りはしたけれどセクハラはしていないわ。勿論桑田君が彼の話を聞いてセクハラだと感じたならば成立はするけれど客観的にみて他の被害者とは異なることは分かるわよね」

    舞園「確かに……そうですね」

    霧切「それと、女性で唯一被害を受けていない人がいるけれど……」

    舞園「大神さんですね。でも彼女に対してその…セクハラをするのは……危ないですよね」

    霧切「そうね、ほぼ間違いなく死を覚悟しなければならないわね」

    霧切(……ただ不二咲さんについては本当に“女性”といっていいのかは怪しいのだけれど……今はあまり関係ないかしらね)

    霧切「次に彼が行ったセクハラだけど…彼は執拗にある物を狙っていたわね」

    霧切(その物というのは……>>45
  43. 45 : : 2017/04/17(月) 21:34:09
    パンツ
  44. 46 : : 2017/04/18(火) 00:05:45
    霧切「そう、彼はとにかくパンツを狙っていた…ただ一人だけ違う人がいたけれど」

    舞園「朝日奈さんですよね……今日から牛乳でも…いえ、ドーナツを食べた方が………」

    霧切「その事についてはあまり深く考えないようにしましょう。何はともあれ彼は女性のパンツを手に入れるためにセクハラを働いた。そしてそんなことをした理由は……」

    次の選択肢からお選びください

    ・誰かに脅されていた
    ・監禁生活において欲望が抑えられなくなった
    ・パンツハンターの神様が乗り移った

    >>47
  45. 47 : : 2017/04/18(火) 00:10:35
    監禁生活において欲望が抑えられなくなった
  46. 48 : : 2017/04/18(火) 09:06:46
    霧切「彼がセクハラをはたらいた理由、それは単純に監禁生活において欲望が抑えられなくなっただけよ」

    舞園「………本当にそうなんでしょうか」

    霧切「普通に考えて一番あり得そうな事だと思うけど?」

    舞園「それもそうなんですが…他の男性のみなさんも条件は同じですし……」

    霧切「苗木君は超高校級の幸運、言い方は悪いけれどもとはただの一般人。この異常な状況において他の誰よりも精神をすり減らしていた可能性が高いわ。少なくとも他の可能性を考えるには決定的な情報がない限りただの空想にすぎないわ」

    舞園「そう…ですね。ごめんなさい、変なことを言ってしまって……」

    霧切「構わないわ。あなたは苗木君が欲望に負けるような弱い人間じゃない、そう思っているんでしょう?」

    舞園「はい……」

    霧切「私だってあまり信じたくないけれど…真実を明らかにして彼の暴走を止めるためにも起こっている出来事から目を背けてはいけないの……話がそれたわね、次は事件が起こった順番を整理してみましょう」

    霧切(まず最初の被害者となったのは……>>49
  47. 49 : : 2017/04/20(木) 01:24:29
    舞園さん
  48. 50 : : 2017/04/20(木) 01:30:54
    霧切(舞園さん……?いえ、彼女は昨日に被害を受けたと言っていたわ。夜何をしているかについてきかれたのかはいつか定かではないけれど少なくともパンツの件で最初に被害を受けた人物は他にいるはずよ)

    再安価>>51
  49. 51 : : 2017/04/20(木) 09:59:06
    江ノ島
  50. 52 : : 2017/04/21(金) 17:56:54
    霧切「そう、最初の被害者となったのは江ノ島さんよ。彼女の話とその次の被害者と思われる人物の話を併せて考えると彼女が被害を受けたのは一週間以上前って事になるわ」

    舞園「その次の被害者……ですか」

    舞園(江ノ島さんの次の被害者…それって>>53
  51. 53 : : 2017/04/21(金) 18:54:00
    期待です!
    腐川かな?
  52. 54 : : 2017/04/22(土) 20:26:58
    舞園「それって腐川さんのことですか?」

    霧切「そうよ。江ノ島さんの話によると苗木君は去り際に『実力で勝てそうで罪悪感の少ない人を狙うしか』と言っていた……そして腐川さんの話では『今度は失敗しないぞ』、『そのために腐川さんを選んだんだ』とも言っていた」

    霧切「さらに腐川さん…正確に言えばジェノサイダーだけど、彼女の話によると被害にあったのが一週間前。」

    霧切「それ以前に被害を受けたという情報がない以上、最初の被害者は江ノ島さん、次に腐川さんということになるわね」

    舞園「そういえば霧切さんが苗木君に、その…欲しいって頼まれたのは何時なんですか?」

    霧切「そういえば言ってなかったわね。一昨日よ」

    舞園「そうですか……」

    霧切「話を続けるわよ。腐川さんの後、そして私の前に被害を受けた人物が二人いるわよね」

    霧切(その二人は……)

    次の選択肢からお選びください

    ・朝日奈と不二咲
    ・セレスと桑田
    ・不二咲とセレス

    >>55
  53. 55 : : 2017/04/24(月) 16:31:18
    不二咲とセレス
  54. 56 : : 2017/04/24(月) 23:31:43
    霧切(不二咲さんは確かに私より以前に被害を受けたでしょうね…でもセレスさんはどうだったかしら?彼女はいつ被害を受けたのかハッキリと答えてたはずよ)

    再安価>>57
  55. 57 : : 2017/04/24(月) 23:52:17
    朝日奈と不ニ咲
  56. 58 : : 2017/04/26(水) 00:35:48
    霧切「その二人は不二咲さんと朝日奈さんよ。不二咲さんの話でジェノサイダーが彼女を結果的に助けた以上彼女が被害を受けたのは腐川さんの後」

    霧切「そして朝日奈さんの話によれば被害を受けたのは“この前”のこと。流石に一週間以上も前になればこの前とはいわないんじゃないかしら」

    舞園「そして一昨日が霧切さんで昨日が私、さらに今日がセレスさんですね」

    霧切「これで事件の順番が分かったわね」

    舞園「順番が何か重要なんですか?」

    霧切「ええ、まず最初の方の被害者である江ノ島さんや腐川さんの話を思い出してみてちょうだい。彼女達にセクハラをする前、彼は躊躇する様子を見せていたわ。けれど朝日奈さんや不二咲さんの話ではその様子は見られなかった」

    舞園「そう言われてみれば…そうかもしれませんね」

    霧切「それに、あなたにパンツをくれるように頼んだときの彼は言っている内容こそ常軌を逸していたとはいえ、態度そのものは普通だったんじゃないかしら?」

    舞園「……はい、そうですね」

    霧切「私の時もそう、あまりにも彼が今まで通りの態度で接してきたせいでパンツを贈るのが常識なのだと思ったもの」

    舞園(それは霧切さんが特殊なだけだと思いますけど……)

    霧切「つまり時間が経つごとに彼の中にあった自分のやっていることに対する罪悪感が非常に薄れている…いえ、もはや無くなっているのかもしれないわ」

    舞園「そんな……」

    霧切「………取りあえず以上のことが正しいかどうか、聞きに行きましょうか」

    舞園「聞きに行くって……まさか」

    霧切「ええ、今回の元凶である……苗木君と直接話をするわ」
  57. 59 : : 2017/04/26(水) 21:26:35
    ~教室1-A~

    苗木「…………全てはここから始まったんだよね」

    舞園「苗木君…やっぱり此処にいたんですね」

    霧切「本当にあなたの勘はどうなっているのかしら。ここまできたらもう超高校級のエスパーでいいんじゃない?」

    苗木「あれ?舞園さんに霧切さんどうしたの?ボクに何か用かな?」

    苗木「あっ!もしかして前に言ってたパンツを持ってきてくれたの!?」

    舞園「苗木君……」

    霧切「すっかり恥じらいというものが無くなっているわね。苗木君、舞園さんから聞いたけれど親しくなったからって日本ではパンツを渡すことはないらしいわね」

    舞園「日本で“も”、ですよ…」

    苗木「あはは、バレちゃったかな」

    霧切「それにあなた、ここ最近大神さんを除く女子全員にセクハラをしているそうね」

    苗木「………」

    霧切「苗木君、ここまで言えば分かるわね?私達が来た理由」

    苗木「…いや、分からないよ」

    霧切「そう、なら分からせるまでよ。今回の事件の説明をしながらね」
  58. 60 : : 2017/04/26(水) 21:31:07
    -クライマックス推理 開始!-

    霧切「これがすべての真相よ!」

    Act.1

    霧切「まずはこんな事になってしまった原因から振り返りましょう」

    霧切「私達15人は本来、希望ヶ峰学園の生徒として入学するはずだった。けれど突如現れた学園長を名乗るぬいぐるみモノクマによってここに閉じ込められ、自分のスペアを作ることを強要された」

    霧切「初めは困惑していた私達もだんだんとこの状況に慣れていった。漠然とした不安を抱きつつもみんななにも変わることなく時は流れていったわ———今回の犯人一人を除いて」

    霧切「犯人はこの監禁生活において欲望が抑えられなくなってしまっていた…普通なら誰しもそうなってしまうでしょうけどここにいるのは超高校級という特異な人物の集まりだった。そのため唯一平凡な学生の中から選ばれた犯人だけが狂ってしまった。私達にも気づくチャンスはあったけれど犯人が普段あまりにもいつも通りに振る舞うせいで気づくことが出来なかったのよ」

    Act.2

    霧切「欲望が抑えられなくなってしまった犯人はあるものを欲しがった。それは女子のパンツよ。まず犯人が最初の標的としたのは江ノ島さん。理由は分からないけれど犯人にとって彼女のパンツが一番容易く手にはいると思っていたのでしょうね。けれど目論見は失敗した」

    霧切「犯人が次の標的にしたのは腐川さん。さきの江ノ島さんと違い今度は実力行使でパンツを奪う計画を立てた。そのために自分の力でもかない、そして罪悪感が少ないだろうであろう腐川さんを選んだ。けれどそれもジェノサイダーの出現によってそれも阻止されてしまった。この時までは犯人にもまだ後ろめたさがあったはずよ」

    霧切「この段階で犯人自身が止めていればもしくは私達が気づくことが出来ていたら、被害者がこれ以上増えることはなかったわ……だけどそうはならなかった」

    Act.3

    霧切「犯人の行動は次第にエスカレートしていった。犯人自身が自らの行いに対して次第に慣れていってしまったせいよ。この時期に被害にあったのは不二咲さんや朝日奈さんね」

    霧切「そして一昨日や昨日に被害を受けた私や舞園さんの前ではパンツを欲しがった以外の違和感がないほどまで犯人は慣れてしまった。挙げ句の果てに今日に至ってはセレスさんの前でドM属性まで取得してしまった」

    霧切「これらは私達が今日行った聞き込みから導き出した真実よ。けれど私達はまだ信じられないのあんなに仲間思いのあなたが自身の欲望にまけてこんな事をしていたなんて……反論があるなら言ってちょうだい。間違いがあるなら訂正してちょうだい。私達はそのためにここに来たのだから」

    霧切「私達が来た理由、納得してくれたかしら?苗木誠君!」

    COMPLETE!!
  59. 61 : : 2017/04/26(水) 22:00:59
    なにこれ面白い
    期待です
  60. 62 : : 2017/04/29(土) 09:15:40
    苗木「………」

    舞園「苗木君、何か言ってくれませんか?」

    苗木「……………」

    霧切「私達はあなたの真意を知りたいの。私の推理が間違っていたというのなら何故こんな事をしたのか教えてちょうだい。もし推理通りだったなら…私達はあなたと話し合いたいの」

    苗木「…………………」

    苗木「欲望を抑えられなくなった…か。うん、そうだね。そうなんだよ。ボクは自分の欲望に負けたんだ」

    舞園「苗木君……」

    霧切「…認めるのね。でも常識的で仲間思いのあなたがどうして」

    苗木「それは……さっき霧切さんが言った通りだよ。ボクは他のみんなと違ってただの平凡な一般人だからさ」

    霧切「けれど前向きなのがあなたの取り柄なんでしょ。いつもあなた自身が言っていた事じゃない」

    舞園「もしかしてその前向きさを持ってしてもこの状況に耐えられなかったんですか?」

    苗木「この状況…そうだね。ボクだけこんな環境だなんて……不公平じゃないか。仕方ないってことは十分、分かってるんだけどさ」

    舞園「……ボク“だけ”?」

    霧切「…苗木君、それは一般人の中から選ばれた自身の状況のことを言っているのかしら」

    苗木「えっ?」

    霧切「『“超高校級の幸運”として選ばれてしまったからこんな目にあった、こんな事なら選ばれなければ良かった』、そう言いたいんじゃないの」

    苗木「ち、違う。それは違うよ!ボクはそんな事思ってなんか…」

    霧切「あなたが希望ヶ峰学園に来たことをどう受け止めているか、私達との出会いに何を思っているかは私には分からない。けれど、少なくとも私はこんな状況でもあなたに会えて良かったと思えるわ」

    苗木「……へ?」

    舞園「霧切さん…」

    霧切「苗木君、一昨日の事覚えてるかしら」
  61. 63 : : 2017/04/29(土) 09:16:12
    霧切(苗木君に食堂に連れ出されたわ。いつもは他のみんなもいる場所だけど…いまは、私達以外の気配は感じないわね)

    苗木『うーん、これも違うし…これもどうかな…』

    霧切(さっきから何か迷ってるみたいだけどどうかしたのかしら)

    霧切『苗木君、何を迷っているのかしら』

    苗木『いや、何を話せばいいんだろうと思って…って、あっ!』

    霧切『…話す事がないのなら、黙っていても問題ないわ…沈黙を埋めようと、無茶な話題を振られても迷惑だから……』

    霧切『……それにしてもあなたにとって私との会話は考え抜かれたうえで成り立っていたのかしら?もしそうなら謝るわ。そして今後はあなたと行動するのは控え…』

    苗木『そ、そんな事無いよ!別にいつもはそんなに考えることもなくって』

    霧切『いつも“は”ということはさっきは何か考えていたようね』

    苗木『………あ』

    霧切『ふふ、そうあなたはそれでいいの。複雑に考えたり取り繕うと思わなくていい…その方がバカ正直なあなたらしいわ。だから教えてちょうだい、あなたはさっき私に何を言いたかったのかを』

    苗木『あはは、やっぱり霧切さんには敵わないや。うんじゃあ正直に答えるね』

    苗木『霧切さんのパンツを下さい』

    霧切『……?パンツ?どうしてかしら?』

    苗木『えっと日本ではとても親しくなった人同士はパンツを贈りあうんだよ』

    霧切『そう…そんな風習があったのね。でも前の学校では貰うこと無かったけれど…ミッションスクールだったからかしら?』

    霧切『とにかく分かったわ。けれど流石に今履いているものを渡すわけにもいかないから洗濯したものを今度持ってくるわ』

    苗木『本当に!?ありがとう!じゃあ今日は…コーヒー、飲む?』

    霧切『えぇ、頂くわ。ありがとう。もしかして、苗木君もコーヒー派なのかしら?だったら、少し好みの味について話してみる?あなたの知識を試させてもらうわ。もし、私の想像以上だったら…今度は私があなたの為に特別な一杯を淹れてあげるわよ?』

    苗木『霧切さんの期待にそえるか分からないけど…話してみよっか!』
  62. 64 : : 2017/04/29(土) 09:17:14
    霧切「私は最初、バカ正直なあなたの事を危なっかしいと思っていたわ。けれども次第に何を考えているか筒抜けなあなたと一緒にいることが、相手の真意を考えなくていいことが心地よくなっていった」

    霧切「今の状況は決して好ましいといえるものでは無いわ。でもあなたのような人と出会えたこと、その事だけは本心から良かったと思っているの」

    苗木「霧切さん……」

    舞園(…良い話なんですけどそれだけに回想のパンツについての話が浮いてることはつっこまない方がいいんでしょうか)

    霧切「苗木君、あなたと会えて良かったと思っているのは私だけじゃない、ここにいる舞園さんは勿論他のみんなだって同じハズよ」

    舞園「そうですよ!それは誰とでも分け隔て無く接してる苗木君なら、分かりますよね?」

    苗木「霧切さんに舞園さん…」

    霧切「悩んでることがあるなら一人で抱え込まず相談してちょうだい。いつも通り正直に思っている事を話してくれればいいの」

    舞園「そうすれば私達は力になりますから。だってみんな、苗木君の事が大好きなんですから!」

    苗木「…ありがとう二人とも、ボクが間違っていたよ。こんなにボクのことを思ってくれる人達がいるのに、自分の勝手な嫉妬でみんなに迷惑をかけていたなんてね……」

    苗木「ボクはもう大丈夫、これからみんなに謝りに行こうと思う。ただ…それについてちょっとお願いしても良いかな?」

    舞園「はい、もちろん手伝いますよ」

    苗木「えっ!?」

    舞園「ふふ、謝るのを手伝って欲しいんですよね?一人じゃ心細いから…霧切さんもきますよね?」

    霧切「全く、私達に尻拭いを手伝わせるなんて…苗木君のくせに生意気よ。……でもま、乗りかかった船だし最後までつきあうわ」

    苗木「……やっぱり二人には頭が上がらないや」

    舞園(それから三人で被害にあった人達や一緒に怒ってくれた人達に謝りにいきました。苗木君はセレスさんに怒鳴られたり大和田君にけじめとして一発殴られたりジェノサイダーさんに切り刻まれそうになったり色々ありましたけど…)

    舞園(それでも最後にはみんな笑顔で許してくれました。苗木君も憑き物が落ちたように笑っていました)

    舞園(ここでの生活は決して良いものではないですけど…苗木君やみんながいればいつかきっと全員でここを出ることできるって、そう確信できる何かが私の中にあるんです)

    舞園(だから今回みたいに苗木君が…いえ、ここにいる誰かが何か抱え込んで様子がおかしくなったら必ず支え合おうと、そう思いました)

    舞園(“あの時”の私と同じ人を出さないためにも…)



                   Normal End
  63. 65 : : 2017/04/29(土) 09:17:37
    以上で一応は終了となります
    ただ>>39からの分岐が一応ありますが…需要はあるでしょうか?
    皆様のお答えをお聞かせ願います
  64. 66 : : 2017/04/29(土) 13:46:34
    分岐も見てみたいです
  65. 67 : : 2017/04/29(土) 20:53:04
    僅かながらも需要があるようなので書かせていただきます
    >>39からの続きとなります

    霧切「……何故気づかなかったのかしらね」

    舞園「霧切さん?」

    霧切「本来ならこういう状況を一番楽しみそうな存在がいるでしょう?」

    舞園「……あっ」

    霧切「にもかかわらず今まで少しも姿を見せないのはあなたがこの件に関わっているからなんじゃないかしら」

    霧切「聞こえてるんでしょ出てきなさい……モノクマ」







































    モノクマ「うぷぷ…」ヒョコッ
  66. 68 : : 2017/04/29(土) 21:19:30
    モノクマ「やあ霧切さんに舞園さん。美人二人がボクに何か用かな?」

    モノクマ「あ、先に言っとくけど告白は受け付けないよ。ボクはクマだからね、人間の妻はもらえないよ。まあ食料くらいには考えてあげてもいいけどね」

    霧切「話をはぐらかさないで。あなたが苗木君に何かしたんじゃないの?」

    舞園「絶対そうに決まってます!じゃないと苗木君があんな事するはずがありません!」

    モノクマ「はあ、ボクってそんなに信用無いかなあ。ま、お察しの通りボクがかかわってるのは間違いないよ」

    モノクマ「でも残念!苗木クンが起こした行動自体は紛れもない彼自身の意志なのです!」

    舞園「そ、そんなのモノクマさんの嘘に決まってます!」

    霧切「……仮にそれが本当だとして、じゃああなたは一体彼に何をしたの?」

    モノクマ「うぷぷ…ボクはただ彼とお話ししただけだよ……」

    霧切「ならその内容を…」

    モノクマ「おっと、それは出来ない相談だね」

    舞園「ど、どうしてですか!?」

    モノクマ「いやー、ボクってプライベートの話とかはあまりしない主義なんだよね。それに、オマエラが聞いてもどうせ分かんないだろうしね」

    霧切「…どういうこと?」

    モノクマ「言葉通りの意味だよ。まあそんなに聞きたきゃ苗木クンから直接聞けばいいんじゃない?じゃあボクはこれでおさらばするよ。アーハッハッハ!」



    舞園「待って下さい!」

    霧切「仕方ないわね、一度部屋に戻りましょう。今のモノクマからの話をふまえてうえで今回の件を振り返りたいから」
  67. 69 : : 2017/04/30(日) 22:35:12
    舞園「ええっと、とりあえず何から振り返ればいいんでしょう?」

    霧切「まずは苗木君が何をしていたかを考えてみましょう。彼はここにいる人達にセクハラをしていた。けれど全員にしていたわけじゃないわ」

    舞園「大神さんを除く女性ですよね」

    霧切「大神さんに手を出さなかったのは彼の命に関わるからでしょうね。それと彼が行っていたセクハラの内容、それは女子のパンツを手に入れようとすること」

    舞園「例外の方もいますけど、基本的にはそれに執着していますよね…」

    霧切「そして彼がこんな事をするようになった原因は…」

    舞園「…モノクマさんですね」

    霧切「十中八九そうでしょうね。一体どんなことを言われたのかは分からないけれどモノクマの話を聞いて彼はおかしくなった」

    舞園「一体苗木君は何を言われたのでしょうか……」

    霧切「それはまだ分からないけど…とりあえず先に事件の起こった順番を考えましょう」

    舞園「みなさんのお話から推測すると……最初に江ノ島さん、次に腐川さんが被害にあったんですかね?」

    霧切「ええ、正解よ。そしてその後に被害にあったのは不二咲さんや朝日奈さんよ」

    舞園「そういえば霧切さんは…」

    霧切「私が彼に頼まれたのは一昨日よ」

    舞園「じゃあその次が私で最後にセレスさんですね」

    霧切「ここで重要なのは被害者の話から最近になるにつれて苗木君自身歯止めが利かないようになっていることよ」

    舞園「じゃあ早く苗木君を止めないと…全部モノクマさんのせいなのにこのままじゃ彼の印象がどんどん下がっちゃいます!」

    霧切「ええ、分かってるわ。彼がいそうな場所は見当がついてるから」
  68. 70 : : 2017/05/01(月) 23:30:23
    ~ランドリー~

    苗木「うーん、見つからないなぁ」

    霧切「予想通りここにいたわね。大方誰かがパンツを置き忘れてないか探しに来たんでしょう」

    舞園「苗木君…」

    苗木「あれ?霧切さんに舞園さん?ちょっと悪いけどボク今忙しいから用があるなら後で…あ!でもパンツをくれるなら大歓迎だよ!」

    霧切「…はぁ」

    舞園「いっそ清々しいですね…苗木君、私達は今日まで苗木君がしたことについて調べてたんです。そしてみんなにセクハラをしていること…その原因はモノクマさんとの話にあることを突き止めたんです」

    苗木「!!」

    霧切「モノクマは話の内容までは教えてくれなかった。苗木君、だからあなたの口から聞かせてもらえるかしら?モノクマと何を話したのか、その話を聞いて何故あなたはこんな事をしたのか」

    苗木「…言っても二人には理解できないことだよ」

    舞園「モノクマさんにも同じことを言われました…でも何でそんな事言うんですか?話してみないうちから何で理解できないって決めつけるんですか!?」

    霧切「苗木君、私達はあなたのことを信頼しているの。だからあなたがこんな事をしてしまった原因を聞かせて」

    苗木「…分かった、話すよ。でもきっと聞いても意味が分からないだろうし、分かったとしてもボクに同情の余地はないよ。あれは一週間以上前だったかな…」
  69. 71 : : 2017/05/01(月) 23:31:55
    苗木『ふう、葉隠クン以外のみんなの通信簿も埋まったし好感度も順調に上がっていってるな』ガチャ

    モノクマ『あら、お帰りなさいあなた。ご飯にする?お風呂にする?それとも…ボクに食べられたいかな?』

    苗木『帰れ』

    モノクマ『はあ、リアクション薄いなぁ。ボクはもっと初々しい反応を所望するよ!』

    苗木『うるさいなぁ…いいからさっさと帰れよ。そして早く夜時間のアナウンスしろよ』

    モノクマ『全く、苗木クンは冷たいなあ…にしてもキミも本当に不運だよね』

    苗木『なんだよいきなり』

    モノクマ『だって初代主人公なのにオマケモードでスケベ選択肢が一番少ないんだもーん!』

    苗木『……えっ!?』

    モノクマ『おやおや、気になっちゃってる?そりゃあそうだよね、“せい”少年の頭ん中なんてお子様には見せられないようなとんでもない妄想が渦巻いてるもんねぇ!』

    苗木『べ、別にそんな事無いよ!そもそもお前日向クンのことならまだしも最原クンのことは知らないだろ!操縦者的に』

    モノクマ『ちょっと!夢のないメタ発言してんじゃないよ!どこぞのネズミだって中の人なんていないって言い張ってるでしょ!』

    モノクマ『まあボクは“私様”である以前にモノクマだからね。それにスゴロクの方ではちゃんと“私様”が操ってるし本編でもボクの“中の人の中の人”は出演してるので問題無いのでーす!』

    苗木『お前の方がよっぽど夢のないメタ発言をしてるじゃないか……』

    モノクマ『で、さっきの話なんだけどさキミももう知っての通りこのスクールモードのデートでは三つの選択肢から相手にふる話を決めてもらうわけだけど…その選択肢の中に色々、いやエロエロ考えちゃうのもあるよね』

    苗木『そ、それは…』

    モノクマ『うぷぷ…気になるあの子の夜の様子とか可愛い娘に対して二人きりの状況を意識させたりとか…いやー豊かな想像力がものをいう選択だよね』

    苗木『ボクは選んでないぞ!』

    モノクマ『あーはいはい、そんなことは知ってるよ。ずっと監視カメラで見てたんだから…でもさ、全員にそういった選択肢があるわけじゃないよね?日向クンや最原クンはあるのにねー!』

    苗木『!!』

    モノクマ『おやおや、どうやら予想通りくいついたね』

    苗木『そ、それは…違うよ……』

    モノクマ『うぷぷ…そんな弱々しい声じゃ論破なんて出来ないよ。ま、ショックを受けるのも仕方ないよね。スクールモードはアイランドモードの後に追加されたのに全員に“脱げ”どころか“二人っきりだね”すら言えないんだから!』

    苗木『ぬ、脱げ!?』

    モノクマ『まあ日向クンの方は砂浜での発言だからまだしも問題は最原クンだよね。彼はなんたって体育館で言っちゃうんだから。それどころか図書室でエロ本を読もうとするんだよ!』

    モノクマ『なんで図書室なんかに(エロ本があるからってそれを見ようと)言ったんだろうね?』

    苗木『な、な、な……』

    モノクマ『うぷぷ…まだまだあるよ』





    苗木『……………』

    モノクマ『あれれ?どうしたの?いつもの生意気で希望にあふれた胸糞悪い顔がボク好みになっちゃってるよ?』

    苗木『…もういい、今日は寝る』

    モノクマ『おっと、まだ寝かせないよ。まだ伝えてないことがあるからね』

    苗木『………何だよ』

    モノクマ『本来はちゃんと全員の通信簿を埋めて好感度MAXの状態かつ課題を終わらして50日迎えてやっと手に入れられるパンツだけど…それが裏技ですぐに手に入るって言ったらどうする?』

    苗木『!?そ、そんなこと…!?』

    モノクマ『うぷぷ…実は最初にいってたスケベ選択肢を選んだうえで相手にねだればもらえるのです!』

    苗木『絶対嘘だろ』

    モノクマ『信じるか信じないかはキミ次第だよ。それにお前だって本当は選んでみたいんじゃない?反応とか気になるでしょ?』

    苗木『………』

    モノクマ『じゃあボクは夜時間のアナウンスをするからもう行くね』

    苗木『…待ってよ』

    モノクマ『ん?何か用?』

    苗木『ここまで話につきあったんだから………普通は手に入らないお前の“中の人”のパンツをくれよ!』

    モノクマ『やるわけねーだろ』
  70. 72 : : 2017/05/02(火) 22:31:08
    霧切「…あなたは一体何の話をしているの?」

    舞園「……………」

    苗木「はは、やっぱり霧切さんでも分からないよね。でもこの際だからもう思ってること全部言っても…いいよね?」

    苗木「おかしいじゃないかあああああああ!!何で日向クンのあとなのに選択肢がないのさ!今選べる場所的に言いにくいっていうならそういうことが言えそうなプールとか大浴場とか有ったじゃん!そこをデート場所にすればいいだけだろ!?大体最原クンは体育館で言ってるならボクだって体育館で脱ごうかって言っても許されるはずだ!キャラ的に言わないってのは無しだぞ二人だって言いそうにないこと選択肢にあるんだから!」

    苗木「それとロマンイベントだよ!何で日向クンや最原クンは一人で突撃してんのさ!しかもボクの時と違ってバスタオルとかないし!あれスチル的には湯気あったり隠れたりしてるけど本人達は見てるだろ絶対!」

    苗木「あとパンツだよパンツ!二人は希望のかけら全部集めるだけでいいのに何でボクは違うんだよ!後付けなうえリロードの目玉だからってこんな扱いは酷いよ!」

    苗木「極めつけは他のイベント!日向クンは罪木さんに添い寝されるし最原クンなんてラ、ラブホに行ってんだよ!?愛の鍵とかなんだよふざけやがって畜生!」

    苗木「希望ヶ峰編最後の3アニメじゃ主人公なのに不憫な役回りだしさあ…ボクほとんど朝日奈さんやメカ月光ヶ原さんに乗ってただけじゃないか!最終話ではいいとこ全部日向クンにもってかれるしボクは洗脳アニメで死んだみんなの幻影に苛まれるのに彼らはあっさり目覚めてるし…朝日奈さんや霧切さんが死んだと思ったりして悲しんだり……」

    苗木「最終的に希望ヶ峰の学園長になったけどあんな学園のトップになっても全っ然嬉しくないよ!それもV3が地続きだったらあのコロシアイは何だったんだってなるし別世界線でボクらがゲームだったとしてもゴフェル計画設定で全滅だし…」

    苗木「今じゃボクのプレイヤーからの評価はメンタル化け物とか希望に対して盲目的とか言われるし」

    苗木「何で初代からずっとダンガンロンパを支えてるのにこんな扱い受けなきゃなんないんだよ!うわあああああああああああああん!!」

    霧切「ちょっと、落ち着きなさい!一体彼はどうしたというの……」

    舞園「…苗木君の気持ち、私少しだけ分かります」

    苗木「嘘だ!分かるわけ…」

    舞園「分かりますよ。だって私、ずっと待ち続けてましたから」
  71. 73 : : 2017/05/02(火) 22:32:09
    苗木「…え?」

    霧切「舞園さん…?」

    舞園「約束…しましたもんね。苗木君が必ず私を出してくれるって。でも私…それでも仲間が心配で、それ以上に自分が外にいる人達に忘れ去られるんじゃないかって不安で、早く出なきゃってなってそして…桑田君を……」

    苗木「舞園さん、何で…何でキミがそれを……!」

    舞園「ふふ…だって私、エスパーですから。あの時私は結局苗木君をちゃんと信じられなくて…いえ、都合のいいように言葉を解釈して、それでも結局ちゃんと覚悟が決められずに失敗して…桑田君にも苗木君にも辛い思いをさせちゃいました」

    舞園「今では思うんです。あの時一人で抱え込まず苗木君を信頼して想いを全て語っていたら違う結末があったんじゃないかって……」

    舞園「ようやく辿り着いた平和…って言っていいかは分かりませんけど、誰も死ぬことがない世界にこれて、嬉しかったんですよね。でも自分だけ扱いが少し違うくて悲しかったんですね。そしてこんな話誰に話しても理解してもらえないから一人で思い詰めて…」

    舞園「流石にパンツを渡すことは出来ませんけど、苗木君の話を聴くくらいなら私も出来ます。霧切さんと違って悩みに適切な答えを出せなくても、一緒に考えることなら出来ます」

    苗木「………」

    舞園「それにここにいるみなさんなら、苗木君のためなら話が分からなくても真剣に悩みを聴いてくれるはずです!そうですよね、霧切さん!」

    霧切「……あなた達が一体何を言っているかは私には分からない。でも苗木君、例え私が理解出来ないことだとしても彼女が言った通り愚痴を聴くぐらいなら出来るわ。それにもし私が答えることが出来るならちゃんと答える」

    霧切「感情を出した方がいいと私に言ったのはあなたでしょう?一人で抱え込むなんてバカ正直なあなたらしくないわ」

    苗木「舞園さん…霧切さん……分かったよ。勝手に一人で悩んでいたボクがバカだったよ」

    舞園「苗木君!」

    霧切「…ふふ」

    苗木「よし!じゃあこれからは変に取り繕うとせず堂々とパンツが欲しいって言って回るよ!」

    舞園・霧切「え?」

    苗木「いつも通りみんなと接しつつ内に秘めた欲望をさらけ出そうと思う!それと本編で思ったこととかもズバズバ言っていくよ!怒られちゃった場合は舞園さんや霧切さんに慰めてもらいに行くね!」

    舞園「え、えっと苗木君?私が言いたいのはそういうことじゃなくて…」

    苗木「よし、そうと決まったら屑…葉隠クンにセミナーとかノルマとかふざけんなって言いに行かなきゃ…」ガチャ

    大神「苗木よ、ここに居たか…」ゴゴゴ

    舞園「あっ……」

    霧切「終わったわね」

    苗木「あれ?大神さん…何か怒ってる?」

    大神「お主…朝日奈に狼藉を働いたらしいな」

    苗木「…あー」

    大神「何か弁明があるなら聞こうか…」

    苗木「んー、じゃあお願いしてもいいかな?大神さんのパンツをボクにくれない?」

    ドゴオォォン!!

    舞園「………あれで良かったんでしょうか?」

    霧切「まあ一人でため込んで凶行にはしられるよりは良かったと言えなくもない…のかしら?」

    霧切(それからというもの彼は女性に会えばパンツを欲しがり男性に会えば文句を言うようになったわ)

    霧切(おかげで毎日大神さんや大和田君に灸をすえられたりジェノサイダーに殺されそうになったりしてそうなるたびに私達が注意したりなだめたりするはめになったわ)

    霧切(それでも段々みんなもその状況に慣れていって彼自身も突飛な行動を控えるようになったわ)

    霧切(そしてついに私達はこの学園から出ることになった…)
  72. 74 : : 2017/05/02(火) 22:33:08
    苗木「これってやっぱり卒業、なのかな?」

    セレス「やれやれ、ようやくここから出ることが出来ますわね」

    葉隠「しっかしいきなりウサギのロボが動き出した時は驚いたべ…な、なあ本当は不二咲っちが動かしてたんだろ?」

    不二咲「ううん、何もしていないしそもそもあのロボットに動力は無かったハズなんだけど…」

    朝日奈「まあいいじゃん!ここから出れるには違いないんだし気にすること無いって!」

    江ノ島「驚いたといえば最終的にみんな苗木にパンツ渡しちゃったよねー」

    石丸「むぅ…最終的に何故か渡さなくてはいけない気になってきたのだ……」

    大神「苗木が言い始めた頃は我も含め全員うんざりしていたのだがな……」

    山田「女性陣だけでなく男すら攻略してしまうとは…苗木誠殿、恐ろしいスキルの持ち主ですな!」

    舞園「ふふ、良かったですね苗木君」

    苗木「あはは…まあ今日以前に手に入れようと思ってあれほど騒いでいたんだけどね。でもみんなとの関係をそれほど壊さずにいられたのはキミのあの言葉のおかげだよ」

    舞園「苗木君…」

    腐川「ちょ、ちょっと、何二人だけでいい雰囲気になってんのよ…苗木!あんたあたしとの約束忘れてんじゃないでしょうね!こ、ここを出たらあたしの小説作りにつきあってもらうんだからね!」

    朝日奈「あー!腐川ちゃん抜け駆けなんてずるいよー!私ここから出たら真っ先に苗木とドーナツ屋にデートに行くつもりだったのにー!」

    セレス「あらあら、苗木君は人気者ですわね。でもよろしいですか?あなたは一人の人間である前にわたくしのナイトなのです。もしドーナツ屋にしろ何処にしろ…わたくしのそばから離れるなら必ずわたくしが満足するお土産を持って来て下さいね?」

    大神「ふっ…ドーナツか。ケンイチロウとの勝負に勝てたらその暁に我も同行したいが…朝日奈にとっては迷惑か」

    朝日奈「そんなこと無いよ!…あ!それじゃあみんなでドーナツ屋でデートとかどう!」

    腐川「ド、ドーナツ屋でデートとか…あんたぐらいしか望まないシチュエーションでしょ…そんなのがあたしの小説の役に立つと思ってんの!?……まあ物を書くにおいて特殊な体験をする事も必要ではあるけどね…」

    江ノ島「……苗木君、本当に人気だね」

    苗木「そうかな…でもだからって、い…江ノ島さんとの約束を忘れたりしないよ。江ノ島がやりたいことを見つけるのも手伝うし今のキミがキミじゃなくなっても一緒にいるよ」

    江ノ島「…たっくみんながいる前で口説き始めるとか本当苗木って草食系に見せかけて肉食系だよね!………ありがとう」
  73. 75 : : 2017/05/02(火) 22:34:46
    桑田「くっそー!舞園ちゃんだけでなく女子全員持っていくとかなんなんだよ!いいか苗木!オレはぜってーここを出たらメジャーリーガー兼売れっ子ミュージシャンになってやるからな!ちゃんとオレの活躍見ねーと舞園ちゃんとった件も含めて許さねーからな!」

    山田「おっと、桑田怜恩殿には悪いですがそれは無理なご相談ですな…何故なら苗木誠殿には僕の友人兼アシスタントとして働いてもらわねばなりませんからな!その一環として当分の間はアニメ三昧の日々を送ってもらう故他のテレビ番組を見ている余裕はないですぞ!」

    石丸「ふむふむ、苗木くんは何かと忙しそうだな!だが、どんなに忙しくても隙間の時間は有るはずだ!その間に僕がしっかり勉強をみてあげようではないか!そして目指すは共に政治家だ!!」

    大和田「流石兄弟、おっきい夢じゃねえか!なら苗木、テメェの家を俺が立ててやるよ!さっきから聞いてりゃこのままじゃオメェあっち行ったりこっち行ったりしなきゃならなそうだからな。ならそうならねえような家造ってやるぜ!それ相応の大きな土地は必要だけどな」

    十神「ふん、そんなもの十神財閥の力をもってすればいくらでも用意できる。なんならそこのプランクトンに頼らなくてもこの俺が全部用意してやってもいいぞ」

    大和田「誰がプランクトンだオラァ!!」

    不二咲「お、大和田君落ち着いて…」

    十神「…苗木、お前の交友関係にとやかく言うつもりはないが…俺の呼び出しにはすぐに答えろよ、他の用事を後回しにしてでもな。この世にこの十神白夜の下で働けるほど幸福なことはないからな」

    不二咲「こんなに沢山の人に思ってもらえて、苗木君は魅力的なんだろうねぇ。…“ボク”いつか必ず強くなってみんなに本当の事を言うから、その時にはその様子を大和田君や苗木君に見てもらいたいんだぁ…」

    葉隠「いやーにしても苗木っちはすげーな。こんなにも幅広い交友関係を持ってるなんてよ。友達の俺も鼻が高いべ!こんだけ金持ちの人間と人脈のある苗木っちと一緒ならいくら借金しても安泰だな!」

    セレス「言っておきますがもしあなたのせいで苗木君に危害が加わるのなら、わたくしたちは容赦はいたしませんわよ?」

    江ノ島「いっそ今の内に殺っとく?」

    大和田「いや、やるにしても精々半殺しだろ」

    葉隠「オメーらヒデーぞ!?」
  74. 76 : : 2017/05/02(火) 22:36:05
    苗木「あはは…とりあえず落ち着こうよ」

    霧切「……あなたの周りには本当に沢山の人が居るわね。この様子だと私の探し物は後回しにした方がいいかしら」

    苗木「そんなこと無いよ。みんなの内誰かを蔑ろにするつもりなんて無い。だから霧切さんのことも同じだよ。ちゃんと失ってしまったものを一緒に探すよ。出来れば見つかった後も、ボクは霧切さんと一緒にいたいけどね」

    霧切「逡巡もせずにそんなことを言うなんて…苗木君のくせに生意気よ」

    苗木「ふふ、ごめんごめん。」

    舞園「苗木君、そろそろここから出ましょうか」

    苗木「ああ、うん、そうだね」

    舞園「……私達なら、この先どんな絶望があっても大丈夫ですよね?」

    苗木「うん、きっと大丈夫だよ」

    苗木(そうだ、今のボク達ならきっとこの先うまくやっていける。みんなと築いてきた絆とパンツ(その証)がボクにはちゃんと仲間がいるって思わせてくれる)

    舞園「……そこでパンツさえ持ち出さなかったら完璧でした」

    苗木「あれ?また心を読まれちゃった?」

    舞園「はい、私、エスパーですから。…なんて、今のはただの勘ですけどね」

    舞園「さあて!それじゃあ私達の新しい未来へ足を踏み出しましょうか!」

    苗木「そうだね」

    苗木(ボクの側には頼れる仲間がいる。この先に待ち受けている絶望も、それを乗り越えた先にある未来も、みんなが一緒なら必ず希望溢れる終結へとたどり着けるだろう。だからそこに至るための一歩を、今踏み出す)





    苗木「希望は前に進むんだ!」



                    True End
  75. 77 : : 2017/05/02(火) 22:36:42
    以上で本ssは終了となります

    最初は苗木君の奇行っぷりをかくだけの完全なギャグ路線だったはずなのに何故似非シリアス風味になったのか私自身も不思議に感じております

    それはともかく度々行われた安価に参加して下さった方々、期待して下さった方々、ミスを指摘して下さった方にお気に入りにして下さった方、そして何よりこんな稚拙な文章を最後まで読んで下さった皆様方にこの場を借り感謝の意を述べさせていただきます

    本当にありがとうございました
    機会が有りましたら、また別の作品にてお会いいたしましょう
  76. 78 : : 2017/05/02(火) 22:55:56
    お疲れ様でした!とても面白かったです。
  77. 79 : : 2017/05/03(水) 19:24:18
    舞園さんとかいうかませキャラ
  78. 80 : : 2020/10/25(日) 21:35:17
    http://www.ssnote.net/users/homo
    ↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️

    http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
    ↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
    ⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️

    ⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
    10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
    みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
    今回は誠にすみませんでした。


    13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
    >>12
    みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
    現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました

    私自身の謝罪を忘れていました。すいません

    改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
    今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
    あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
    SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
    本当に今回はすみませんでした。




    ⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️

    http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi

    ⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️

    56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ごめんなさい。


    58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ずっとここ見てました。
    怖くて怖くてたまらないんです。


    61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
    お願いです、やめてください。


    65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    元はといえば私の責任なんです。
    お願いです、許してください


    67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    アカウントは消します。サブ垢もです。
    もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
    どうかお許しください…


    68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    これは嘘じゃないです。
    本当にお願いします…


    72 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:59:38 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    お願いです
    本当に辞めてください


    79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    ホントにやめてください…お願いします…


    85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    それに関しては本当に申し訳ありません。
    若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
    お願いですから今回だけはお慈悲をください


    89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
    もう二度としませんから…
    お願いです、許してください…

    5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
    ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
    本当に申し訳ございませんでした。
    元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
    私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
    今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。

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