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ゴン太「誰一人として、救えなかった………」

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  1. 1 : : 2017/04/04(火) 22:15:52
    *このssはゴン太君が主人公です‼

    *ゴン太好きな作者が、一生懸命に書きますのでよろしくお願いします‼ 

    *このスレはコメントが出来ません。
  2. 2 : : 2017/04/04(火) 22:27:30














    学級裁判………………………………



    最原「獄原君…今回の事件のクロは君だ‼」








    ここでゴン太は死ぬ


    それだけは理解できた


    クロはオシオキされ、処刑される


    そんな単純なことだった



     
  3. 3 : : 2017/04/04(火) 23:29:27
    あぁ………



    一緒にいれて嬉しかった……


    皆はゴン太を"仲間"として、受け入れてくれた


    なのに自分は…


    仲間を助けられなかった 



    恩返し出来なかった






    "あの時"と一緒だ……



    ___________



    ________



    ______



    ____



    __


    _

    *学校帰り



    ゴン太「………」トボトボ





    同級生A 「ねぇねぇ、ゴン太って怖いよね~」ヒソヒソ




    同級生B「分かる分かる!話しかけんなオーラがめっちゃ出てる感じーー!!」ボソボソ



    ゴン太は…回りの人から避けられていた
  4. 4 : : 2017/04/04(火) 23:40:14
    ゴン太はこの時から巨体でね、


    人から恐れられていたんだ。


    あだ名は「巨人怪物」…だったよ。


    だからもちろん、友達も親友もいないし、恋人も…いない




     
    それに、勉強は苦手だったから学校は楽しくなかったんだ



    でもね……



    ゴン太「ただいま!……いってきます‼」





    ゴン太母「お帰r…って、もう出かけちゃったの!?」




    ゴン太父「いいじゃないか!外で遊ぶことは、体にいいし」



    ゴン太母「……」



    ゴン太母「それもそうね」
  5. 5 : : 2017/04/05(水) 07:32:42





    ゴン太には…虫さんがいたんだ!






    虫さんはね…



    ゴン太のありのままの姿を



    受け入れてくれたんだ












    ゴン太はいつも山奥に行って、
    たくさんの虫さん達と触れ合っていたんだ









    そんなある日のことだった…………










    ゴン太(あれ……ここ、どこだ⁉)









    モンシロチョウさんと一緒に追いかけっこしていたらね…道に迷っちゃったんだ




    この時…ゴン太は、時計と水筒しか持ってきていなかった




    どうしよう……………!!



    辺りはだんだんと暗くなっていた
     


    森の中で迷子になったから、人に助けも呼べない!



    ゴン太は……途方にくれていた
  6. 6 : : 2017/04/05(水) 18:47:40
    7時30分………



    もうすっかり日がくれていた



    ´グゥーグググーー´


    自分のお腹の音が、静かな森で響く


    お父さん……お母さん……


    助けに来てほしかった



    そんなときだった………



    "ガサガサ"


    ゴン太「誰だ⁉」


    右側の茂みから、なにやら不穏な音が聞こえた



    ゴン太は勇気を出して、覗いてみた



    狼「ゥゥゥゥーーー」


    狼だった…


    狼はゴン太に向かって、首を何度も左にふっていた


    それは…心なしか、ゴン太に(こっちに来て!)と、訴えかけているように見えた



    ゴン太は興味半分に、狼についていくことにした





    狼についていってから約20分が経過した



    狼「………」ピタッ



    狼の動きが止まったと同時に、ゴン太は驚いた



    狼の動きが止まった場所には、山ほどの食料と住みかがあった



    住みかにはとても幼い狼が2匹いた



    オスかメスかは、わからない
  7. 7 : : 2017/04/05(水) 18:47:44
    狼は……食料をくわえて、ゴン太の方に放り投げた!




    ゴン太「……くれるの?」



    そうやって問うと、狼は首を縦に振った



    狼『ここで暮らしな』






    ……え?



    狼が喋った………?



    いや、そんなはずはない。きっと気のせいだろう



    ゴン太は自分にそうやって何度も自分の心に刻んだ
  8. 8 : : 2017/04/07(金) 21:03:35
    その日からゴン太は狼のいう通り、一緒に暮らすことになった


    "ありがとう"


    僕は本当に感謝した





    狼と共存していた、そんなある日のことだった………



    ヒユッヒュッ


    ゴン太「!!?」



    ハンターが現れたんだ。


    彼は銃を持っていた。きっとこの町の住民から、狼の目撃情報が出たのだろう
  9. 9 : : 2017/04/08(土) 17:06:34
    ゴン太はすぐに、狼に伝えようと、ダッシュした


    しかし、時はすでに遅かった







    狼「」



    狼は、もう一人のハンターに殺されていた



    ゴン太「うそ……でしょ」


    ゴン太は泣いた

    服がびちゃびちゃになるまで泣いた


    ゴン太は、仲間を救えなかった……

    ーーーーーー


    ーーーーー


    ーーーー


    ーーー

    ーー





    モノクマ「はいはいー!大正解!!」



    モノクマ「今回のクロは、獄原ゴン太君でした‼」



    皆…………ごめん


    ゴン太を仲間として迎えてくれたのは、君たちが初めてだった



    それなのに、ゴン太は皆の足を引っ張るばかりで……



    百田「……ゴン太あぁぁあぁ」うわーん!!!


    ゴン太「!!!」


    ゴン太「百田君…どうして、ゴン太の為に泣いてくれるの?」


    百田「バカ野郎!!親友に決まってんだからだろ」



    ゴン太「百田君……」



    モノクマ「それでは、茶番はこれくらいにして、お仕置きタイムといきますか」



    最原「……獄原君」グスッ


    春川「……」


    春川「あんた」

    ゴン太「??」


    春川「いままで…ありがとう」


    春川さんの声は、いつもと少し違っていた


    ゴン太「こちらこそ皆、ありがとう!仲良くしてくれて……」グスッ


    自然と涙が出てくる。今からゴン太はあの世に逝くのか…


    ゴン太「大好きな皆……」



    ゴン太「馬鹿なゴン太で、ごめんなさい」





    End
  10. 10 : : 2017/04/08(土) 17:07:27
    読んでいただきありがとうございました‼

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