ssnote

x

新規登録する

作品にスターを付けるにはユーザー登録が必要です! 今ならすぐに登録可能!

このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。

とある科学と黒の剣士(ブラッキー)ソードアートオンライン✕とある科学の超電磁砲

    • Good
    • 9

loupe をクリックすると、その人の書き込みとそれに関連した書き込みだけが表示されます。

▼一番下へ

表示を元に戻す

  1. 1 : : 2017/03/24(金) 22:20:32
    もしもキリトとアスナが学園都市の生徒だったらという話です

    上条は出すか迷い中です

    基本キリト視点

    カップリングは余裕があったら

    キリトとアスナの学年は中2

    美琴達が通っている学校を共学にして、

    そこにアスナとキリトぶち込みます

    少し原作と変わりますがよろしければご覧下さい

    ちなみに僕の前作がこちらです

    URLの貼り方分からないので題名だけ

    『Re:ゼロから始める黒の剣士』

    とスタバはさり気無く自分の作品を宣伝します

  2. 2 : : 2017/03/24(金) 22:32:24
    ここは人口約230万人の学園都市。そのうちの8割の人が学生である

    その街では普通の学問では無く『超能力』と呼ばれる

    力について学ぶ。

    そしてその街では他の街より科学が数十年進んでいると言われている

    そんな街で、黒の剣士の学校生活が始まる
  3. 3 : : 2017/03/24(金) 23:01:02
    俺は桐ヶ谷和人

    この学園都市に住むレベル5の能力者

    とは言っても俺の能力はそこまで派手なものじゃない



    桐ヶ谷和人レベル5

    ·能力 ソードマスター

     剣をいつでも呼び出せる

     呼び出せる剣はレベルにもよる

     能力使用時に身体能力強化

     レベルにより使えるスキル増加

     鍛錬によるスキルの効果増加

     

     という能力。

     派手では無いが、近接の攻防ならトップ狙えるんじゃないかと思う

    まぁ俺と同じような能力を持っている奴がもう一人いるのだから

    そこまでレアじゃないのだろう

    常盤台の隠れエースなどと言われている俺は

    常盤台中学2年生。

    隠れ、が付くのは他のエースが結構派手な能力だからだ

    レールガン、こと御坂美琴

    閃光、こと結城明日奈

    がエースとして扱われている

    別にエースとしての扱いを受けたい訳じゃないが

    何かアスナに負けたようで少し悔しい

    実際には何回も隠れて俺とアスナは勝負していて、

    一応俺の全勝中である

    まぁ俺があまり目立ちたくないのでその事は公になって無いし、

    能力診断の時には少し手を抜いているという事もあるのだが···

    と少し言い訳じみた言葉を払拭し、

    寮へ戻るため、帰路に着いた
  4. 4 : : 2017/03/24(金) 23:21:05
    寮へ戻り、夕飯の時間になったので食堂へ向かうと

    アスナ「あっキリト君」

    そうこのお方が閃光のアスナ。

    俺と類似した能力を持つレベル5能力者

    キリト「ようアスナ。ってかここでその呼び方そろそろやめようぜ」

    アスナ「いいじゃないの別に。それにこっちの方に慣れてるから和人君。なんて呼びにくいし」

    キリト「ったく。···それよりどうしたんだよ勝負なら
    明日にしてくれよ」

    そう聞くと

    アスナ「失礼だなー。私そんなに凶暴じゃないよ!」

    キリト「いや、そんなことないぞ」

    アスナ「むー。」

    と可愛らしく頬をふくらませる

    アスナ「っとそうじゃなかった。キリト君一緒に食べよ!」

    キリト「俺は構わないけどさ」

    俺は後ろを指差して

    他の男子諸君が黙って無いと思うぞ

    常盤台の閃光といえば男子、女子問わない人気者。

    俺にとっては高嶺の花だろう

    アスナ「ん〜。じゃあ皆で食べようよ。皆って言っても今日は4人だけどね」

    キリト「まぁ二人キリじゃなければ良いよ。そうすると同じクラスの奴が、いや男子全員に殺される」

    アスナ「あはは!キリト君なら全員返り討ちじゃない?」

    キリト「流石に無理だろ全員は···ってどこで食うの?」

    アスナ「あぁあそこだよ」
  5. 5 : : 2017/03/25(土) 00:24:54
    アスナが指差す方を見るとアスナに似た髪色の女子生徒と

    赤っぽい色の髪をツインテールにした女子がいた

    結局男一人か···

    と思いつつアスナがショートカットの女子の前に座ったので

    俺は、ツインテールの方に座る

    アスナ「今日もつかれたね〜」

    短髪「ホントよね。も〜お腹すいたな〜」

    ツイン「お姉様さっきからそれしか言わないではないですの。殿方の前ではしたないですわよ」

    お姉様?

    と思ったが

    アスナ「じゃあ紹介するね。私の幼馴染のキリト君」

    キリト「おいアスナ。それじゃ通じないぞちゃんと本名で紹介してくれよ···」

    という俺の言葉に

    アスナ「あっゴメンつい···」

    キリト「まぁいいや。桐ヶ谷和人だよろしく」

    俺の自己紹介を聞いた二人が

    御坂「私は御坂美琴。よろしくね!」

    黒子「白井黒子ですの。以後お見知りおきを」

    御坂?

    キリト「御坂ってもしかして『レールガン』?」

    御坂「まぁ一応。」

    アスナ「ってキリト君御坂さんの事知らなかったの?」

    キリト「いや、知ってたじゃないかレールガンって」

    アスナ「それは能力名でしょ!」

    御坂「そういうあなたは黒の剣士(ブラッキー)でしょ?」

    黒子「となるとこのテーブル私以外はレベル5ですのね。何となく疎外感を覚えますわ」

    確か白井黒子はレベル4。能力はテレポートだったはずだ

    キリト「まぁ俺はレベル5の中でもマイナーだけどな」

    御坂「そう?結構聞くわよあなたの噂」

    キリト「どんな噂か聞いてみても?」

    御坂「なんか、天然ジゴロクソ野郎とか女たらしとか
    一級フラグ建築士だとか」

    キリト「あっやっぱイイや」

    何が天然ジゴロだ。何が女たらしだ。一級フラグ建築士については意味わかんねえし

    このどれ一つ当てはまらない噂に思わず顔を引きつらせてしまう

    アスナ「いやキリト君どれも当たってるよ」

    キリト「どこがだよ···」

    脱力しながら答える

    すると白井黒子が

    黒子「女たらしとはホントのことですの?」

    なんか凄え真面目なトーンでそう言われた

    キリト「いやだから違うって」

    黒子「取り敢えずその言葉は信じますけど···もしお姉様に手を出したら」

    ゴンッ!!

    御坂が黒子の頭をゲンコツで殴った

    御坂「あんたは少し黙る!」

    黒子「もうお姉様ったら···」

    アスナ「あははは!二人共いつもそうだよね」
     
    キリト「この下りいつもやってんのか?」

    アスナ「御坂さん達と接するようになってからもう一週間ぐらいになるけど毎日やってるよ」

    ···レールガンも大変だな

    アスナ「っていうかマイナーなの気にしてるならちゃんと能力診断で本気出しなさいよね」

    キリト「前も言っただろ。あんま目立ちたく無いんだよ」

    御坂「ヘ〜キリト君って本気出してなかったんだ」

    黒子「本気出してなくてレベル5って嫌味にしか聞こえませんの」

    と白井がそんなことを言った

    勿論そんな思惑はなかったので

    キリト「あ〜ゴメンそういうつもりで言ったんじゃなくてだな」

    黒子「あっいえそこまでのことじゃありませんの」

    御坂「じゃあアスナさんとどっちが強いの?」

    その問いにアスナが

    アスナ「キリト君が本気になったら私なんて10秒も持たないよー」

    御坂「ええっ!?そんなに?」

    キリト「流石に10秒は言いすぎだろ」

    アスナ「先週やったとき何秒だっけ?」

    先週は確か···

    キリト「15秒くらい?」

    アスナ「あまり変わらないじゃない」

    御坂「へ~そんなに強いんだ〜。」

    キリト「な、何だよ」

    何か御坂がニヤニヤしている

    何かもうちょいお嬢様っぽい人かなと思ったけどそんな事ないな

    御坂「じゃあ明日の能力診断全力でやってよ!ちょっと興味あるから」

    キリト「え」

    アスナ「あっいいじゃん!この期に少しだけ本気出してみようよ」

    キリト「はあ。まぁいいよ。明日本気で能力診断やってやるよ」

    アスナ「じゃあプールでやらないとね。いやプールじゃ足らないかな?」

    キリト「いや流石に全力でやったらプールだけの被害じゃなくなるだろ」

    御坂「久しぶりに楽しめそうね!勝負よ!」

    キリト「それは頑張らないとな」

    そんな二人を見つめ、

    黒子「私、空気ですの?」

    と白井の寂しそうな声呟かれた
  6. 6 : : 2017/03/25(土) 01:00:18
    期待しかねぇよ!
  7. 7 : : 2017/03/25(土) 06:33:54
    >>6さん コメントありがとうございます!

    とても励みになります!
  8. 8 : : 2017/03/25(土) 07:04:11
    夕食の後に自室に戻ろうとすると

    生徒1「おい桐ヶ谷」

    と何か生徒に声をかけられた

    ···嫌な予感がするんですけど

    生徒2「お前さ、ちょっと調子乗ってない?レベル5だからってさ」

    やっぱりかー

    見たところ2年の他に3年も混じっている

    この学校では基本上級生には敬意を払うという規則があるので

    あまり下手なことは言えない

    キリト「いや、調子乗ってる訳じゃないですよ。ただ
    アスナに誘われたので、一緒に飯食っただけなので」

    取り敢えず無難にそう答える

    生徒3「ふ〜ん。でさあ君アスナさんと美琴さんの事狙ってんの?」

    おっと流石男子。こんな女子の嫉妬みたいな行動起こしておいて

    聞くときはガツンと来るな

    という呑気なことを言っている場合ではないので

    キリト「いや、アスナとレールガンとは何にもありません。」

    そうキッパリ告げたのだが

    生徒4「ならこれからは喋んなよ」

    この言葉には思わず

    キリト「悪いけどそれは無理だ·

    生徒4「あ?」

    キリト「別に俺はアスナとレールガンを別に恋愛対象としては見てない」

    だけど···

    キリト「あいつらは友達なんだ。だからその要求は飲めない。」

    そう言って俺は自室へと戻った




    キリト「ふー」

    思わぬ高難易度クエストが発生し、精神的に疲れた

    常盤台の寮は基本2人部屋なのだが、俺の部屋は

    同居人が居ない

    何か問題起こしたとかで退学になったとか

    キリト「あんな事を気にしても仕方ないよな」

    そう思うことで嫌な考えを払拭する。

    風呂に入り、寝る頃にはもう記憶が薄れていた
  9. 9 : : 2017/03/25(土) 07:15:52
    翌日

    今俺はプールにいた

    そう能力診断である

    レールガン並の能力者だとプールなどエネルギーを軽減するところで計測しないと

    計測不可能になってしまうのだ

    先生「次。御坂美琴!」

    レールガンの番か

    御坂が体操服のポケットからコインを取り出す

    あれで何するんだろうと思っていると

    それを電撃と共に弾く

    それはまさにレールガンとなってプールに突き刺さり

    ドオオオオオオオン!

    という音を立てて水しぶきが思いっきり上がった
  10. 10 : : 2017/03/25(土) 07:38:01
    なるほどレールガンとは良く言ったものだ

    先生「次、結城明日奈!」

    アスナの番か

    アスナの能力は俺と似た能力『マスターフェンサー』

    アスナが腰の辺りで何かを、まるで剣の柄を握るような動作をする

    アスナ「リンク·スタート!」

    その時アスナの姿が変わった

    赤と白の騎士服に

    そしてアスナは基本ソードスキル、リニアーを放つ

    基本と言っても鍛錬を積み重ねているので

    威力、射程はレールガンとそこまで変わらない

    またもやドオオオオオオオン!

    という音が響き渡る

    生徒達がいつの間にか集まっていて、

    流石アスナさんねだとかそんなような声が聞こえる

    先生「次、桐ヶ谷和人!」

    俺の番が来たようだ

    プールサイドに立ち、俺は背中に手をやり、剣の柄を握るような動作をする

    キリト「リンク·スタート!」

    俺の姿が黒の服、黒のズボン、黒のロングコートに変わり、背中には剣。エリュシデータが現れる

    最初は出て来る剣はアニールブレードといういかにも初期武器っぽい感じだったが

    今はこの真っ黒の剣を愛用している

    勿論性能はレベル5なのでかなりいい剣だ

    俺はソードスキル、ヴォーパルストライクの構えをとる

    キイイイイィィィィィィン!!というジェットエンジンのような音を立てて剣が鮮やかなクリムゾンレッド

    のライトエフェクトに包まれる

    そして剣を思いっきりつき出す。

    放たれた突き技はレールガンやアスナの技を遥かに凌駕して

    ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!

    プールの水が全て失くなった
  11. 11 : : 2017/03/25(土) 08:23:08
    御坂「あんた凄いじゃない!」

    再びアスナ、御坂、白井

    現在地はとあるファミレス

    キリト「あんたもな、レールガン。」

    アスナ「はーまた負けた···」

    キリト「もう勝ち負けとかいいじゃないか」

    アスナ「ダメ。次は絶対勝つもん」

    キリト「へ~楽しみだな」

    アスナをからかっていると

    黒子「二人共仲がよろしいですのね。私安心しましたわ」

    アスナ「そ、そうかな普通だと思うけど···」

    キリト「なんで俺とアスナが仲が良いと白井が安心するんだ?」

    黒子「そりゃお姉様が男の毒牙にヤラれる前に排除するのが黒子の役目っ!?」ゴンッ

    御坂「次は電撃ね」

    アスナ「まぁあれが100%の実力かって言われたらまだでしょ?」

    キリト「う〜ん微妙だな。俺的にはプールブッ壊すぐらいの気迫でやったからなー」

    御坂「こりゃー私も負けてられないわね」

    黒子「お姉様はもう少し女の子らしさを磨いてほしいですわ。アスナさんを見習ってくださいまし」

    キリト「あー確かにアスナの料理は美味いな。前作ってきてくれたシチューもいいけど、いややっぱりあのハンバーガーの方が···いやあのバレンタインの時に貰ったあのチョコレートケー」

    アスナ「わああー!!!そ、それはだめぇ!」

    黒子「ほほう」

    御坂「そ、そんなとこまでいってたんだ」

    キリト「何でそんなに怒ってんだ?」

    アスナ「怒ってません」

    怒ってるじゃないか

    黒子「そういえばお姉様も前にお菓子を作ろうとして真っ黒に」

    御坂「く·ろ·こ〜?あんたも黒焦げにしてあげようか〜」

    その時黒子のスマホが鳴った

    黒子「あっ初春ですの?いやーナイスタイミングですの。あっもう着く?了解ですの」

    キリト「誰か来るのか?」

    黒子「初春という子がお姉様に会いたいそうで」

    すると

    初春「白井さんこんにちは!」

    と二人の女子が店に入ってきた

  12. 12 : : 2017/03/25(土) 08:47:46
    初春「えと、初春飾利です。は、初めまして」

    佐天「佐天涙子でーす。ちなみに無能力者でーす」

    御坂「御坂美琴よ。よろしく!」

    アスナ「結城明日奈です。よろしく!」

    皆の視線が俺に向く

    キリト「あー桐ヶ谷和人だ。よろしく」

    一通り自己紹介が済み、

    黒子「ほら初春。ここに居る私以外の3人がレベル5ですの」

    初春「てことはまさか『閃光のアスナ』さん!?」

    佐天「へ~あの有名な?」

    アスナが少し恥ずかしそうに俯く

    まぁそのあとは必然的に俺の番だが

    初春「和人さんもレベル5なんですか?」

    キリト「一応な」

    御坂「何が一応よ。私より強いくせに」

    キリト「あんな能力診断だけでは強さなんか測れないだろ実戦がものを言うんだよ」

    アスナ「キリト君能力診断より実戦の方が得意だもんね」

    初春「へー!和人さんそんなに強いんですね」

    佐天「私和人さんかキリトさんどっちで呼べばいいんだろう」

    御坂「私はキリト君かな」

    黒子「一応私もですの」

    佐天「じゃあ私も!」

    初春「じゃ、じゃあ私もいいですか?」

    キリト「別に構わないけどさ」
  13. 13 : : 2017/03/25(土) 09:29:50
    初コメントです!リゼロとのコラボから見てますが、どれも自分の好きな作品なのでいつも楽しく見てます!これからも楽しみにしてます!!!
  14. 14 : : 2017/03/25(土) 10:46:52
    >>13さん コメントありがとうございます!

    前作も見てくださったとは·····!ありがとうございます!

    できるだけ期待に答えられるよう、頑張りたいと思います!
  15. 15 : : 2017/03/25(土) 10:53:16
    御坂「で、どこ行くの?」

    アスナ「う〜ん二人はどこか行きたいとこある?」

    初春「私はどこでも···」

    佐天「私も」

    キリト「俺も特に無いな」

    御坂「じゃあ一旦出ようか」

    黒子「そうですわね」

    俺達はファミレスを後にした
  16. 16 : : 2017/03/25(土) 11:23:13
    初春「何か以外ですね」

    佐天「そうだね、思ったより全然親しみやすいかも」

    キリト「そういえばさ」

    アスナ「ん?」

    キリト「前に俺が勝ったらクッキー作ってきてくれるって言ってただろ?それっていつに」

    アスナ「だからそういう事を普通に言わないでってばー!!」

    キリト「うおっ」ビクッ

    全くこれだから女という生き物は

    御坂「ゲーセン行かない?」

    黒子「全くお姉様ったらもう少しお琴とか生花とかお嬢様らしい趣味をお持ちになられませんと」

    御坂「そんなの全然私っぽくないし」

    キリト「あーゲーセンいいかもな」

    御坂「おっ気が合うわね。あのパンチの威力測るやつで勝負しましょうよ」

    キリト「望むところだ」

    よし久しぶりに本気でやるか····

    アスナ「キリト君前に本気でやってその機械ごと吹っ飛んで大惨事になったじゃない」

    キリト「気にしたら負けさ」

    御坂「あーだからあそこのゲーセンしばらく休業してたんだ」

    黒子「あなたも大概ですわね」

    佐天「···何か色々ぶっ飛んでるけどいい人たちよね」

    初春「そ、そうですね」

    少し歩くとビラ配りしている女の人からチラシを貰った

    新しいクレープ屋か

    結構美味そうだな

    すると御坂が

    御坂「ねえ!ここ行きましょうよ!」

    と何か興奮気味に言ってきた

    キリト「このクレープ屋に興味があるのか?」

    御坂「あーうんそ、そうよ!美味しそうだなーて」

    黒子「あら?まさかお姉様。このもれなく付いてくるゲコ太ストラップが目的ですの?」

    と白井がからかうように言った

    御坂「ギクッ  いやち、違うわよー」

    キリト「···まぁ好みは人それぞれあると思うし取り敢えずクレープ屋行こうぜ」

    御坂「ホントだから!別にストラップ何かほしくないから!!」
  17. 17 : : 2017/03/25(土) 13:18:31
    そして公園にあるクレープ屋

    黒子「じゃあ私と初春でベンチの席取っておきますので買っておいてくださいな後でお金払いますので」

    佐天「あっ分かりました」

    御坂はさっきから何かそわそわしてるが···

    っと次は俺だな

    店員「いらっしゃいませー!ご注文は?」

    俺はメニューからビッグ照り焼きチキンなるものを注文する

    店員「はい!お待たせしました!あとこれ最後のゲコ太ストラップです!」

    キリト「あっどうも···って最後?」

    ドサリ

    アスナ「えっ御坂さん!?」

    佐天「ちょっと大丈夫ですか!?」

    ····御坂が何か白くなってるのは気のせいだろうか?

    キリト「あー御坂さん?あのこれもしよかったら」

    御坂「いいの!!!??」

    何か凄い食いつきようだが取り敢えずゲコ太ストラップを御坂に渡した
  18. 18 : : 2017/03/25(土) 14:15:55
    初めえ読ませてもらいましたがまさかキリトとアスナが常盤台のせいとってゆう設定でのものがたりなんですね~しかもキリトの能力は結構チートだろ‼まあこれはこれで面白かったからこれで気に入りました!その後アクセラレータっとか上条さんっとか出るんですか?また続きが出来ましたら読ませてもらいました!楽しみです!
  19. 19 : : 2017/03/25(土) 16:34:57
    >>18さんコメントありがとうございます!

    上条は多分出します。アクセラレータも妹達の時に出ると思いますのでよろしくお願いします!
  20. 20 : : 2017/03/25(土) 17:06:27
    全員の注文を終えて、ベンチに座った

    アスナ「クレープ屋といえばさ私とキリト君が小さかった頃家の近くにクレープ屋があったよね」

    キリト「え?あーあったなそういや5歳ぐらいの時だよな?」

    アスナ「そうそう!でも途中で無くなったんだよねなんでだっけ?」

    キリト「あそこ夫婦での経営だったろ?夫の方が不倫して外に子供作ってきたとかなんとかで」

    アスナ「よ、予想外に生々しい理由ね」

    美琴「そういえば初春さんもジャッジメントなんだよね?」

    初春「はい、主に白井さんのバックアップを務めています」

    白井ってジャッジメントだったのか

    ジャッジメントとはアンチスキルに並ぶ治安維持組織

    その殆どが能力者である

    初春「キリトさんは常盤台中学なんですよね?」

    キリト「あぁ。そうだけど」

    初春「へーイイなーセレブの象徴、常盤台···」

    キリト「まぁ中には俺みたいな一般人も混ざってるけどな」

    初春「へ?キリトさんは違うんですか?」

    キリト「あぁ普通の家庭に生まれた凡人だよ」

    佐天「結構学費高くて一般家庭には厳しいって聞いたことありますけど···」

    キリト「確かに結構高額だけど、少し菊···とある人に出してもらってるんだよ」

    黒子「今何か言いかけませんでした?」

    キリト「いや何でもないって!それよりこれからどうす···」

    俺が立ち上がった瞬間

    バゴオオオオオ!!

    俺達がいた所から車道を挟んだところにある銀行の防犯シャッターを破って何人かの男が出てきた

    黒子「初春!アンチスキルに通報して下さいですの!」

    そう言い、白井はベンチを飛び越えて銀行強盗?のところに走って行き

    黒子「ジャッジメントですの!器物破損、及び強盗罪で現行犯逮捕しますの!」

    そう男達に告げた
  21. 21 : : 2017/03/25(土) 19:44:06
    男達は黒子を見た瞬間

    男1「オイオイ、ジャッジメントも人手不足かよ」

    男2「さっさとそこどかねーと怪我すんぞ〜」

    男達は馬鹿にするように笑う

    そして一人の男が

    白井に向かって拳を振りかぶるが

    黒子「そういう三下な台詞は、死亡フラグですわよ?」

    そう言って軽々と躱して地面に叩きつける

    男2「この····!!!」

    男の手の平に炎が生まれる

    その瞬間に白井は車道に退避する

    常人ならそんな行動では炎は避けられないだろう

    男2「逃げてんじゃねえええ!!」

    男が白井に向かって炎を放つ

    しかし

    黒子「誰が逃げるんですの?」

    さっきまで車道に居たはずの白井は男達の前に立っていた

    そうこれが白井黒子の能力。
     
    『瞬間移動』

    いわゆるテレポートというやつだ

  22. 22 : : 2017/03/25(土) 23:55:58
    白井が敵を地面に縫い止めた時

    初春「何してるんですか!?早く逃げないと···」

    バスガイド「一人男の子が足りないんです!!」

    それを聞いた御坂が

    御坂「私も探すわ!」

    アスナ「私も手伝うわ!」

    キリト「俺も手伝う。急いで探すぞ!」

    犯人に人質として捕らわれるとマズイ

    佐天「私も行きます!」

    俺はバスなどの周りを見て回ったが、誰もいない

    その頃佐天

    佐天「早く見つけないと···!」

    男の子「お、お兄ちゃん誰!?」

    と私の耳に男の子の叫び声が響く

    声をした方を見ると

    まさに男の子を強盗の一人が連れ去ろうとしているところだった

    私だって、無能力者でも!

    佐天「私だってやってやるんだから!」

    キリトside

    キリト「クソッどこに行ったんだ?」

    御坂「キリト!いた?」

    キリト「いや居ない。どこに行ったんだ?」

    すると後ろの方で

    佐天「待って!!連れて行かないでってば!!」

    佐天の叫び声が聞こえた

    アスナ「佐天さん!?」

    男3「この!!しつこいんだよ!!」

    佐天「あっ!!」

    男が佐天の事を蹴りつける

    その瞬間

    俺と御坂は

    御坂「黒子!!手、出さないでよ。これは私の個人的な喧嘩だから」

    黒子「で、でもお姉様···ハアもういいですわ」

    キリト「じゃあ俺は後ろでコソコソ車使って逃げようとしてる奴の相手をしようかな」

    御坂「じゃあ私は佐天さん蹴飛ばしておいてその上また私の事を車で轢こうとしてる奴の相手ね!!」

    キリト「OK!初春!ちょっとそこどいてもらえるか?」

    初春「は、はい!」

    初春が移動すると同時に

    キリト「リンク·スタート!」

    能力を発動させる
  23. 23 : : 2017/03/26(日) 01:56:47
    ふぉぉぉー!!!物凄い期待です!

    そう言えば、ユーザー登録とかはしないんですか?
  24. 24 : : 2017/03/26(日) 13:02:19
    >>23さん コメントありがとうございます!

    今のところはユーザー登録は考えていないかな···

    まぁいつかするかもしれません

    これからもご期待に添えられるように頑張りたいと思います!
  25. 25 : : 2017/03/26(日) 13:40:47
    まぁ~御坂とキリト切れましたね~まさかこの展開って原作のとある科学の第一話じぁあないか⁉おもしろくなってきた~!ますます気に入りました!また続きが出来ましたら読ませてもらいます!今後ご期待です!
  26. 26 : : 2017/03/26(日) 16:09:16
    >>25さん コメントありがとうございます!

    いや〜そんな称賛を贈られたら頑張る以外ないですね!
  27. 27 : : 2017/03/26(日) 16:30:16
    剣士モードになった俺は瞬時に車まで追いつき、

    キリト「取り敢えず吹っ飛んどけ!!」

    おもっきり走ってる車に向け、蹴りをいれる

    車が、初春達がいた方向へ、ボールのように飛ばされる
    佐天「えっ」

    初春「きゃあっ!?」

    グシャッ!!

    という音を立てて銀行の前の車道に叩きつけられた

    すると車に乗っていた男がアスナや、佐天、初春

    達を車から取り出したライフルを使い、人質にしようとするが、

    その前に俺は初春達の前に立つ

    男「クソっ!死ねええええええ!!!!」

    初春「キリトさん!!」

    アスナ「大丈夫よ初春さん」

    佐天「で、でも···」

    男がライフルの引き金を引く。

    20発ぐらいの弾丸を俺は

    背中のエリュシデータを抜き、全弾剣で撃ち落とした

    男「ほえ?」

    キリト「う〜ん俺の事を銃で撃ちたいならさ、ガトリングガンとかの重火器を持ってこないと。今みたいな結果になるからさ」

    男「」

    男が絶句していると···

    御坂のレールガンがもう一台の車をふっ飛ばしたところだった

    またもやグシャッ!という音が聞こえてくる

    キリト「さてと、まだやるつもりか?」

    俺は笑顔でそう言った

  28. 28 : : 2017/03/26(日) 16:59:50
    キリト「お疲れー御坂」

    御坂「うんアンタもね。っていうか計測のときに使った技なんで使わなかったの?」

    キリト「あれ使うと乗ってる人死ぬし、銀行強盗より被害甚大になるからな?」

    御坂「えげつないわねぇ」

    アスナ「キリト君も御坂さんもお疲れー。」

    キリト「おうアスナも初春と佐天の護衛ありがとな」

    黒子「お姉様もお怪我ありませんか?」

    御坂「私は平気。それより佐天さん大丈夫?」

    佐天「あっはい怪我は全然たいしたことないです」

    キリト「佐天が居なきゃ多分あの子人質に取られてた。ナイスだったぜ」

    佐天「えっ?」

    御坂「うん。かっこよかったよ!佐天さん」

    佐天「あ、ありがとうございます····」

    少し照れながら佐天は礼を返してきた

    初春「それにしてもキリトさんも滅茶苦茶ですね」

    黒子「確かに。ライフルの銃弾を剣で撃ち落とすなんて人間業じゃありませんの」

    アスナ「犯人の事気遣ってソードスキル使わないっていうのは分かったけどそれでやられたら意味ないんだからね」

    キリト「分かってるって」

    すると初春が

    初春「ソードスキルって?」

    キリト「あー御坂は見たよな?あの計測で使ってた技」

    御坂「あの剣が光ったと思ったらレーザーみたいなのが出た奴?」

    キリト「まぁそれは上位版のソードスキルなんだけどな」

    アスナ「普通のソードスキルは剣での攻撃力を上げる技なんだけどね、射程まではあまり伸びないの。威力はソードスキルの反復使用で上がるんだけど」

    アスナは続けて説明する

    アスナ「でもソードスキルの中で限られたスキルは反復使用によって上位版に進化するときがあるの。
    それがキリト君が計測の時に使ったソードスキルね」

    キリト「上位版を使うとその分消耗が激しいんだけどな」

    御坂「へ~」

    佐天「もう何か色々ぶっ飛んでるよね」

    初春「そうですね···」

    そうこうしているうちにアンチスキルが犯人を連行して行った
  29. 29 : : 2017/03/26(日) 19:24:50
    寮に戻り、自室に入る。

    あの後はアンチスキルに任せて、初春と白井は報告のためにジャッジメント支部によってくと言っていた

    TVを付けると現場の様子をアナウンサーが解説していた

    キリト「改めて見ると車ベコベコだな」

    TVを見ているとアスナからラインがきた

    夜ご飯一緒に食べよ!

    と言う内容だったのだが···

    キリト「また絡まれたらメンドイよな〜」

    まぁ飯食い終わったらすぐに部屋に戻ればいいか

    そう思い

    OKの返事を送っておいた
  30. 30 : : 2017/03/26(日) 20:00:41
    食堂へ着くと

    アスナ、白井、御坂、そして何人かの女子が席に座っていた

    キリト「オイオイあそこに座るのかよ···」

    脱力感と共に席に向かう

    アスナ「あっ来た」

    女子「もしかして、桐ヶ谷君?」

    キリト「そうだけど···」

    女子2「えっ今回の能力診断トップの?」

    と同じテーブルに座っていた女子生徒に声をかけられる

    キリト「トップだったんだ···」

    女子3「プールが3日ぐらい使えなくなったらしいけどね」

    キリト「もうちょい手加減すればよかった···」

    そんな話をしていると

    男子「女子の皆さん、よろしければご一緒してもらえませんか?」

    そう言った男子生徒は昨日俺に、アスナや御坂と親しくするなと言ってきた連中のリーダー的な奴だった

    そして後に続けて他の男子も来た

    そのリーダーはなかなか人気のある生徒で、

    女子1、2、3はすんなりOKした

    俺の隣にあのリーダーが座る

    他の男子がテーブルを持ってきて俺達が座っているテーブルと連結させる

    御坂「じゃあ食べましょうか」

    黒子「そうですわね」

    ···こうして緊張感のある食事が始まった

    御坂「それにしても佐天さんが大した怪我がなくて良かった〜」

    アスナ「うん。でも···最近多いよねキリト君は菊岡さんから何か聞いてる?」

    キリト「あぁ結構依頼されるから最近寝不足だよ」

    御坂「依頼?」

    キリト「あぁ。さっき言っただろ?俺は一般人だってさ」

    御坂「うんそれで?」

    キリト「常盤台の学費とかを全負担してくれる代わりに、能力者の犯罪等の粛清を行ってるんだよ」

    アスナ「だから普通は減っててもおかしくないんだろうけど···」

    黒子「そんな事を?その菊岡さんとやらは何者なんですの?」

    キリト「俺もよく分かんないけど、多分自衛隊の少し偉い人かな。だからそういう動きに詳しいんだよ」
  31. 31 : : 2017/03/26(日) 22:01:13
    うわ~派手にやりましたね~しかも弾丸を切るってGGOっとか出でもないのにいきなり切るなんてやっぱりキリトはチートだろう⁉んでもやっぱりこれはこれで面白いからいいんだけどね!また続きが出来ましたら読ませてもらいます!
  32. 32 : : 2017/03/26(日) 22:13:09
    こちらも見ましたグッドはおすしかない
  33. 33 : : 2017/03/27(月) 10:04:51
    >>31さん いつもコメントありがとうございます!

    御坂のレールガンを切るっていうのもいつかやってみたいですw

    >>32さん いつもコメントありがとうございます!

    この作品も見て下さり、ありがとうございます!

    今作もよろしくお願いします!

  34. 34 : : 2017/03/27(月) 10:44:34
    すると

    リーダー「へ~それは凄いですね。まぁ僕達には縁の無い任務ですけど」

    まぁこいつら全員金持ちだしな

    男子2「そうだな、俺達は金に困ることなんてないもんな」

    その馬鹿にしたような言葉に御坂とアスナが何か言おうとするが、

    キリト「そ、そりゃ良かったな。いやー憧れるなー」

    適当に流す

    女子2「そ、そういえば桐ヶ谷君はなんで急にあんな結果出すことができたの?」

    話題を変えるようにそう言った

    けどこの状況で俺の話題を出す事がすでにアイツ等が機嫌悪くなるんだよな〜

    それに答えにくい質問だし

    どう返答するか迷っていると

    アスナ「キリト君は手加減してたのよ。今までの能力診断や、実技テストで。」

    キリト「なっ!ちょアスナ!?」

    今ここでそんなこと言ったらまためんどいことに···

    御坂「もういいじゃない。これからも手加減してたらレールガンぶち込むからね」

    黒子「お姉様、はしたないですわよ。それに、殿方達もあまりキリトさんの事を妬まないように。行き過ぎた行動は控えてくださいな」

    その言葉に

    リーダー「べ、別に妬んでいるわけではない!ただ我々は···クソっもういい行くぞ」

    そう言って立ち去った

    男達が出ていったあと

    キリト「あ〜しんどい」

    俺は内心を吐露する

    アスナ「キリト君も何か言い返してよ。何か悔しいよ私」

    キリト「そう思ってくれるだけで俺は充分だよアスナ」

    アスナ「でも···。はぁキリト君ももう少し怒ったりすることを覚えたほうがいいと思うよ」

    キリト「あはは···努力するよ」

    御坂「確かにキリトは気にしなさすぎじゃない?」

    黒子「お姉様は逆に短気すぎるではありませんの」

    御坂「うぐっ」

    取り敢えず今日はさっさと部屋に戻ることにしようかな

    というような事を考えながら夕飯を終えた
  35. 35 : : 2017/03/27(月) 10:50:35
    これでアニメでいう第一話終了です

    基本キリトかアスナ視点で行こうかなと思っています。

    あとは補足説明

    キリトとアスナの能力使用時の姿はSAO時代のもの。

    剣だけ呼び出すことも可能だが防御力などのパラメータが下がる
  36. 36 : : 2017/03/27(月) 21:53:54
    アスナside

    あれから一週間。

    私と初春さん、佐天さんで町中を歩いていると

    何やら裏路地から凄まじい音が聞こえてきた。

    初春「キャッ!?」

    佐天「な、なんだろう」

    アスナ「念のため、私の後ろに居て。」

    念のためにそう忠告する

    何秒かしてツンツン頭で高校生ぐらいの男の人が出てきて「不幸だー!!」とか叫んで走って行ってしまった

    もう何秒かしてからなんと御坂さんが裏路地から出てきた

    アスナ「御坂さん!?」

    初春「もしかしてさっきの轟音は御坂さんが?」

    御坂「いや···その〜あ、あはは」

    佐天「さっき不幸だーとか言って走り去っていった人に何かされました?」

    御坂「ううん。そういう感じじゃないから安心して。···というか仕掛けたのは私の方なんだけどね」

    アスナ「ん?何か言った?」

    御坂「ううん!何も言ってない。それより3人は何を?」

    佐天「アスナさんが今から常盤台の寮に連れてってくれるって言ってくれたんで今から常盤台に行くところだったんですよ」

    御坂「あっそうなんだ!じゃあ黒子も誘っていい?」

    アスナ「勿論だよー」

    初春「常盤台の寮かー楽しみだなー!」

    目を輝かせている初春を微笑ましく思いながら常盤台に向かった


    御坂「ここが私と黒子の部屋だよ」ガチャ

    黒子「お姉様〜!!!」

    と御坂さんに抱きつこうとするが

    御坂「ふんっ!」ゴッ!

    黒子「あふん!」

    黒子さんは御坂さんの回し蹴りをくらってその場に崩れ落ちる

    アスナ「あ、あはは。お邪魔しま〜す」

    初春「お邪魔しまーす。うわ〜凄いオシャレー!」

    佐天「ホントだー!!シック〜」

    取り敢えず私達は左右にあるベッドに腰掛ける

    すると佐天さんがベッドの下の物を入れるとこからセクシーな下着を取り出してきた

    佐天「へ~流石御坂さん!セクシーな下着持ってますね!」

    御坂「えっ!それは···」

    黒子「それは私のですの」

    どうやら黒子さんの下着らしい

    なんとも言えない空気になったのを佐天さんが

    佐天「そ、そういえばアスナさんはキリトさんの事どう思ってるんですか?」

    と急にそんな事を······

    アスナ「えっ!?どどどどどどうって別になんとも思ってないよ!?」

    黒子「かなり動揺してますの···」

    アスナ「動揺なんかしてにゃい!」

    噛んだーーーーーーーーーー!!!

    さらに顔が赤くなっていく

    初春「あっ!やっぱりそうなんですか!?」

    御坂「へ~そっかー」ニヤニヤ

    御坂さんまでそんな事を言い出す

    アスナ「う、う〜////」

    そんな情けない声が自分の口から出てしまう

    私は多分キリト君の事が好きなのだろう

    でもそんな事をキリト君には言えない

    ライバルも多いし

    黒子「でもキリトさん結構いろんな女子に好かれているそうですのよ」

    御坂「私のクラスにも何人かいるよ。好きな人」

    アスナ「そうなのよねー。だからライバルも多くて」

    初春「あっ!ついに認めましたね!」

    アスナ「あっ!」

    と気づいた時にはもう遅かった

    佐天「よしっ今日の予定は決まりましたね!」

    黒子「そうですわね」

    御坂「頑張りましょーか!」

    初春「はいっ!」

    アスナ「え」

    佐天「ズバリ!アスナさんの恋を応援しようの会!!」

    アスナ「えっえええええええ!?」
  37. 37 : : 2017/03/27(月) 22:18:43
    か…上条さんが出た⁉んでもってなんでアスナの恋を応援団みたいな事になっているの?でもまぁこれもまた面白いから良いんですけどね~そのうちにキリトVS上条さんってゆう感じになるかな?今後ご期待してます!
  38. 38 : : 2017/03/27(月) 22:33:40
    >>37さん いつもコメントありがとうございます!

    キリトVS上条かー

    どういう経緯で!?ということになりそう····

    キリトVS一方通行(アクセラレータ)とかはいつかやりたいな〜と思ってます
  39. 39 : : 2017/03/27(月) 22:37:01
    >>37さん スミマセン追加で

    なぜアスナの恋を応援する事になったか

    それはですね

    何かこういう日常系もやってみたかったから

    です!

    ほぼ自己満なのでもし不快だったらスミマセン

  40. 40 : : 2017/03/28(火) 08:46:12
    初春「でもキリトさんもやっぱりモテるんですね」

    佐天「まぁそりゃ結構顔もカッコイイしね」

    御坂「アスナさんはキリトのどんなところが好きなの?」

    アスナ「えっと、凄く優しくて、頼りがいがあって、
    何か困っているときは全力で力になってくれて、
    仲間思いなところかな」

    佐天「···それだけ聞くと完璧超人ですね」

    アスナ「でも弱点もあるんだよ」

    黒子「どんなところですの?」

    アスナ「ものっすごーく恋愛に鈍感」

    佐天「というのは?」

    アスナ「どれだけ女の子がアピールしても、何食わぬ顔をしているからもしかすると恋愛とか興味ないのかな···と思ってたんだけどね」

    初春「フムフム」

    アスナ「はっきり『付き合ってください!』って告白された事あったんだけど、その時は顔真っ赤で慌てて、能力が暴走したことがあったよ」

    御坂「えっ!危ないわねそれ···」

    佐天「う〜んじゃあアプローチするのは難しいのかな」

    黒子「考えても埒が空きませんの。という訳でキリトさんの部屋に突撃しましょう」

    アスナ「えっ」

    佐天「あっ良いですねそれ!」

    初春「じゃあアスナさんのスマホで電話しましょう!」

    アスナ「わかったわよ····」

    何でこんなことになったのだろうか

    と今更考えていた
  41. 41 : : 2017/03/28(火) 08:58:18
    プルルルルルルルルルルルル

    黒子「もしもしですの?」

    『ん?白井か?俺電話番号教えたっけ?」

    黒子「アスナさんの携帯からかけていますの。それより今からアスナさんが"一人"でキリトさんの部屋に行くので」

    アスナ「駄目ええええええええ!!!皆で!皆で行くから!」

    私は黒子さんの手からスマホを引ったくり、

    アスナ「という訳で今から部屋にみ·ん·な·で行くから準備よろしく〜」

    『えっあ、あぁ』

    ピッ

    アスナ「し〜ら〜い〜さ〜ん?」ゴゴゴゴゴゴ

    黒子「あ、あははですの」

    佐天「まぁ取り敢えず行きましょう」

    という訳でキリト君の部屋に向かった
  42. 42 : : 2017/03/28(火) 11:46:32
    御坂「へ~男子寮ってこんなふうなんだ」

    女子寮が伝統を重んじた寮だとするなら男子寮はかなり機械的な構造だった

    まるで豪華なビジネスホテル見たいという感想が出てくる

    寮監に事情を話し、階段で8階に向かう

    アスナ「ここだよ」

    804号室。ここがキリト君の部屋だ

    初春「そういえば私男の人の部屋に入るの初めてかも」

    佐天「私もだ」

    御坂「言われてみれば···」

    黒子「そうかもしれませんわね」

    少し各々が緊張した顔になり、

    アスナ「じゃ、じゃあ行くよ?」

    私は少し震えながら控えめにノックする

    『開いてるぞー』

    扉越しにそんな声が聞こえてくる

    アスナ「お、お邪魔しまーす」

    キリト君の部屋は、女子寮と違い、入って直ぐベッド

    という訳では無かった

    部屋の真ん中には机と大きいソファが置かれていて

    ソファの向かい側に大きい壁掛けモニターが置かれていた

    そこから少し奥にはいかにも高性能そうなPCが何故か3つほど置かれていた

    左右にもまた部屋があるようだった

    キリト「あまりシャレた部屋じゃないけどゆっくりしていってくれ」

    御坂「うわ〜何この大きいモニター男子寮ってこんなものまであるの?」

    女子寮にはそもそもテレビが無いのだが

    キリト「あぁそれは多分俺の部屋だけだな後から付けたんだよ」

    どうやら後付らしい

    黒子「テレビってこの寮も駄目だった気がするんですけど···」

    キリト「菊岡が許可取ってくれてな。学校からOK出たんだよ」

    御坂「へ~。同じ部屋の人はラッキーね」

    その御坂の言葉に

    キリト「いや、ここに住んでるのは俺だけだよ。同室の人は前に問題起こして退学になったらしい」

    佐天「この広い部屋を一人かーいいなー」

    キリト「そういえば今日は急にどうしたんだ?」










  43. 43 : : 2017/03/28(火) 12:51:21
    うわぁ~黒子も余計な事をしますね~アスナを怒らせたら恐いですからね~まぁでもいい原作っとは違う感じですけどこれはこれで面白いから良いです!また続きが出来るのを期待してます!
  44. 44 : : 2017/03/28(火) 16:23:36
    >>28の佐天のこのセリフ

    「あっはい怪我は全然たいしたことないです」がおっ〇いに見えた俺はいけない子……・ω・
  45. 45 : : 2017/03/28(火) 19:25:32
    >>43さん いつもコメントありがとうございます!

    この下り終わったら原作通りに進ませると思います。

    取り敢えず頑張ります!

    >>44さん コメントありがとうございます!

    しょうがないです!

    だって男だもん!!
  46. 46 : : 2017/03/28(火) 20:14:06
    アスナ「えっと····」

    キリト君の事が好きだから来ちゃった

    なんて言えない

    言えるわけがない!!

    その空気を察したのか

    初春「あっキリトさんこのPC凄いですね···って本当に凄い奴じゃないですかこれ!?」

    ·····取り敢えず話がそれたからグッジョブ初春さん!

    キリト「おっ分かるか?これはグリーンアップル社の
    超高性能PCで今世界で出回っているPCの中ではダントツに···」

    しかしキリト君を取られた

    肝心なキリト君を取られてしまった

    これはマズイと思ったのか

    佐天「う、初春〜!作戦作戦!」

    初春「はっ!!そ、そうでした···」

    キリト「作戦?あっゴメンなそういえば何も準備して無かった。でも俺の部屋ストックはポテチとポッキー、
    飲み物はコーラぐらいしか···」

    御坂「私別にそんなけあれば充分だけど」

    黒子「私もですの」

    佐天「同じく〜」

    初春「私も全然」

    アスナ「私もいいよ〜」

    キリト「そっか。なら安心したよ」

    キリト君がお菓子等の準備をしている間

    アスナ「(でまず何するの?)」

    佐天「(まず好きなタイプとか聞いてみるとか)」

    御坂「(後は特に好きな食べ物とか。)」

    黒子「(そうですわね。好きな食べ物を知っておくだけでもかなり武器になります)」

    とヒソヒソ話す

    キリト「お待たせっと。」コト

    お盆を置いて、キリト君は私の隣に座る

    ソファなのでとても互いの距離が近い。

    それだけでかなり緊張してしまうのだが

    佐天「キリトさんってどんな女性が好きなんですか?」

    佐天さんが先陣を切る

    キリト「タイプってことか?う〜んあんま気にしたこと無いけどな···強いて言うなら一緒に居て楽しい人、落ち着く人。とか?」

    黒子「ならアスナさんとかいかがですの?アスナさんと居るときのキリトさんは楽しそうに見えますけど」

    といきなりそんな事を聞き、私は含んでいたコーラを吹き出しかけた

    アスナ「なっななななな」

    その問に

    キリト「そうだな俺はアスナと一緒に居ると落ち着くし、楽しいよ。うん。」

    そう何気もなく言った

    その言葉を聞いた私は、

    顔を真っ赤にして今にも倒れそうだった

    ヤバイ。

    というかこんな事好きな人から言われたら色々とヤバイ

    キリト「どうした?熱でもあるのか?」

    そう言って私のおでこに手を····

    手が触れた瞬間

    一気に体の力が抜けていく

    アスナ「ふあああ/////」

    キリト「オイオイ本当に大丈夫か?なあこの場合ってどうしたら···って何か皆も顔赤くないか?」

    御坂「いや···だって///」

    黒子「流石常盤台の女子殺し(ガールズブレイカー)
    ····恐るべしですの」

    佐天「ヤバイ。見てるこっちが恥ずかしいです///」

    初春「////」

    キリト「???」

    私が我に返ったのはしばらく経った後でした····





  47. 47 : : 2017/03/28(火) 20:16:25
    キリトさんの女子殺し(ガールズブレイカー)が発動したところで一旦この下りは中断してレベルアッパーか
    キリトの任務編のどちらかを書きたいと思います
  48. 48 : : 2017/03/28(火) 20:38:33
    なにキリトの女殺し(ガールズブレイカー)って?まぁそこはほっといて原作どうりレベルアッパーから始めては?まず原作から始めてからオリジナルってゆう展開が良いっと思いますよ~また続きが出来ましたら読ませてもらいます!楽しみにして待ってます!今後期待です!
  49. 49 : : 2017/03/30(木) 18:23:37
    >>48さんいつもコメントありがとうございます!

    確かにそうですね!

    グラビトン事件の前後ぐらいから始めようかと思います。

  50. 50 : : 2017/03/30(木) 18:50:26
    アスナ「グラビトン事件ね····」

    佐天「ジャッジメントがそこまで捜索しても犯人が見つからないなんて···」

    黒子「被害の様子を見てみると恐らくレベルは4程度でしょうか。」

    現在ジャッジメントが捜索している事件

    グラビトン事件

    アルミなどを爆弾に変える能力者が起こしていると思われる

    連続爆破事件の事だ

    初春「でもその条件に当てはまる生徒はバンクを調べてもいないんですよね〜」

    御坂「前にも黒子と話したけど、まだ見つかってない能力者とか?」

    アスナ「でもそんな人いるのかな?」

    初春「その線は望み薄ですね。大体の人がどんな能力を持っているか、能力の使い方等はシステムスキャンを終えてから明らかになるものですし。その場合必ずバンクに情報が載るはずです」

    黒子「バンクの数値が間違っているという事も無さそうですの」

    アスナ「う〜んこの短期間でレベルが上がったとか?」

    黒子「でもバンクにはレベル2の人しかその能力を使えないとの事ですの」

    佐天「流石に一気にレベルを2も上げる事なんて出来ませんもんね」

    アスナ「菊岡さんなら何か分かるかもしれないけど」

    御坂「菊岡さんってキリトにいろんな仕事させてるっていう?」

    黒子「ジャッジメントの持っている情報以上の情報を持ってるんですの?」

    アスナ「いやもしかしたら、ぐらいなんだけど」

    そんな話をしていると

    菊岡「あぁキリト君。こっちこっち!」

    そんな声が聞こえてきて·····

    アスナ「き、菊岡さん!?」

    菊岡「えっ?アスナちゃん?」

    キリト「こんなとこで会うなんて奇遇だな」

    アスナ「う、うん。キリト君達は仕事の話?」

    菊岡「ある事件についてのね」

    黒子「ある事件とはもしかして···」

    菊岡「グラビトン事件だよ」





  51. 51 : : 2017/03/30(木) 21:08:05
    菊岡出た~!しかも何故アスナにちゃん付け?原作ではさん付けではなかったけ?まぁそこはほっといて原作どうりの事件が出ましたね~しかももしかしてキリトにその調査の依頼するために菊岡が出たんすか?まぁても面白くなってきました!また続きが出来ましたら読ませてもらいます!
  52. 52 : : 2017/03/30(木) 21:46:29
    >>51さんいつもコメントありがとうございます!

    原作ソードアートオンライン5巻で菊岡さんが

    菊岡「君がアスナちゃんとユグシティを歩いていると」

    みたいな事言ってた気がしたんですけど違ったのかな?

    取り敢えずさん付けに直しておきます

    ご指摘ありがとうございます!

    これからも何か間違ってたらご指摘よろしくお願いします!

  53. 53 : : 2017/03/30(木) 22:07:34
    キリトside

    初春「えっ!」

    黒子「よろしければ教えてくださると助かるんですの」

    菊岡「う〜ん。まぁキリト君の友達なら良いかな」

    菊岡は店員を呼んで、プリンアラモードを注文する

    それから

    菊岡「犯行による被害と能力者のレベルに差がある事はもうジャッジメントの方でも掴んでいるかい?」

    黒子「はい。」

    菊岡はタブレット端末をカバンから出して、

    何回か操作し、液晶画面の方をコチラに向けてくる

    映っているのは

    学園都市の都市伝説。と書かれたいかにも胡散臭いサイトだった

    佐天「あっこのサイトって···」

    御坂「前に佐天さんが見せてくれた?」

    初春「そのようですね」

    キリト「で菊岡さん?このサイトと事件。どんな関係があるんだ?」

    俺は画面を指しながらそう言った

    菊岡「えっと〜。あったあった。コレだね」

    そこには新たな都市伝説情報と書かれた欄がある

    『どんな能力も効かない男』

    『脱ぎ女』

    の欄を見ているときに何故か御坂が顔を逸らす

    そして菊岡が指したのは

    『レベルアッパー』

    レベルを上げる事のできる物らしい

    キリト「菊岡さん?まさか···」

    菊岡「あぁ犯人はこれを使用したのだろう







  54. 54 : : 2017/03/31(金) 08:18:34
    動き始めましたね~また続きが出来たら読ませてもらいます!
  55. 55 : : 2017/03/31(金) 17:36:43
    佐天「えっ本当にあるんですか!?」

    菊岡
  56. 56 : : 2017/03/31(金) 17:37:11
    >>55すいません誤作動です
  57. 57 : : 2017/03/31(金) 17:50:51
    佐天「えっ本当にあるんですか!?」

    菊岡「あーこれって秘密事項だった···」

    キリト「おいおいしっかりしてくれよ···てか今そんなもんが出回ってんのか?」

    黒子「私も実在してるなんて思いませんでしたの」

    菊岡「出来ればそれも流通禁止にしたいとこだけど今は置いておこう。で今の被害者の数を知ってるかい?」

    黒子「確か···9人ですの」

    菊岡「うん。そして被害者の全てがジャッジメントに所属しているんだ」

    キリト「それは本当なのか?」

    菊岡は頷いた

    ということは犯人はジャッジメントに狙いを絞っている。ということか

    初春「てことは···」

    黒子「私と初春が狙われる可能性がある。ということですのね···」
  58. 58 : : 2017/03/31(金) 17:51:46
    >>54さんいつもコメントありがとうございます!

    いつも読んでくれていてありがとうございます!
  59. 59 : : 2017/03/31(金) 18:31:44
    菊岡結構情報持ってますね~確か原作では上条さん出てましたが当然上条さん出ますよね?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  60. 60 : : 2017/03/31(金) 21:34:15
    >>59さんいつもコメントありがとうございます!

    上条どこかで必ず出します。

    このままいけばですけど

  61. 61 : : 2017/03/31(金) 22:11:23
    菊岡「充分に有り得るだろうね。黒子さんもかなりジャッジメントとして有名だからね」

    初春が少し不安な表情で菊岡の話を聞いている

    キリト「じゃあ早めに犯人特定しなきゃな」

    しかし犯人特定と言っても簡単ではない

    犯人と同じ能力の能力者は学園都市で20人ほど。

    しかしどれもレベルは1、2の能力者のみ

    犯人がその中にいたとして、しかしこいつが犯人だと確定させることは難しいだろう

    犯人はゴミ箱にあるアルミ缶などを爆弾に変えたり

    ぬいぐるみの中にアルミを仕掛け、爆弾に変えたりする犯行法をとっている

    つまり身近にある物を爆弾に変えてしまう

    どこかから隠れて能力を使えばバレないだろう

    衛生を使えばどこから能力を使ったか分かるかもしれないが···

    菊岡「危険だからずっと部屋に居ろ。なんて事が出来ないのは分かってるから言っておくよ。そろそろ犯人が本格的に動き始めると思う。だから気をつけたほうがいい。何かあったらキリト君を頼ると良いよ。」

    キリト「そうだな初春と白井が傷つけられるのは見たくないし。」

    御坂「そうね。私もどんどん頼ってよね!」

    白井「お姉様···!な、なら犯人が怖いので毎晩一緒に寝て···ギャン!」

    御坂がおもっきり白井の事をゲンコツで殴る

    菊岡「僕も出来る限りの事は協力させてもらおう。
    情報網として使ってくれていい。」

    初春「は、はい!なんか皆さん頼もしいですね〜」

    佐天「···うん」

    アスナ「佐天さん?どうかした?」

    佐天「い、いや何でも···」

    キリト「ん?何かあったら相談しろよ?」

    佐天「はい。ありがとうございます!」
     
    こうしてこの日の邂逅は幕を閉じた
  62. 62 : : 2017/03/31(金) 22:14:51
    佐天side

    私は、さっきのやり取りを思い出す

    私はレベル0だ

    だからあの場で私の事も頼って!

    と言えなくてもしょうがないんだ

    そう自分を励ますたびに

    惨めになっていく気がする

    佐天「私にも、能力があったらな··」

    そう一人呟いた

  63. 63 : : 2017/03/31(金) 22:19:05
    ガールズブレイカーてwwwさすがキリトwwwww
  64. 64 : : 2017/03/31(金) 22:55:19
    いや~面白くなってきました!まぁでもやはりこれは上条さんも出できて原作どうり御坂との対決もするのかな?その時はキリトもその対決を見学する形でお願いしたいな~また続きが出来ましたら読ませてもらいます!
  65. 65 : : 2017/04/01(土) 13:25:52
    >>63さんコメントありがとうございます!

    上条さんと勝負してみたらどっちが強いのでしょうかw

    >>64さんいつもコメントありがとうございます!

    分かりました!

    近々やってみようと思います!

  66. 66 : : 2017/04/02(日) 09:00:32
    キリトside

    翌日アスナ、御坂、初春、佐天、白井がセブンスミストという服のデパートに行くと言って何故か俺も誘われた

    キリト「何で俺なんだよ···」

    御坂「まぁいいじゃない。肩身が狭いのも分かるけど」

    キリト「ならもう一人男誘っといてくれればよかったのに」

    御坂「私そんなに親しい男子いないのよね」

    黒子「まぁそんな人が居ればお姉様の露払い。黒子が制裁を与えますけど」

    初春「もう白井さん!御坂さんだって女の子なんですよ!好きな人ぐらい····」

    佐天「そうですよ!恋愛は自由ですし」

    アスナ「黒子ちゃんももう少し緩めてあげなくちゃ」

    黒子「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬ···!」

    キリト「恋愛か····」

    あまり考えた事なかったな···

    まぁ俺の事を好きな人なんか居ないだろうし

    まだ先かな

    アスナ「じゃあ行こっか!」

    こうして何故か女子の買い物という名の高難易度クエストが開始された
  67. 67 : : 2017/04/02(日) 11:51:44
    何この流れは?ってゆうか原作では確か上条さんっと対決してからの話じぁあなかったけ?まぁ対決はそれからってゆうのも良いですけど...まあでも別にいいや!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  68. 68 : : 2017/04/02(日) 12:07:33
    >>67さんいつもコメントありがとうございます!

    まぁこの話を思いついた時にはグラビトンに入ってたので·····

    今日中にグラビトン終わると思いますのでよろしくお願いします!
  69. 69 : : 2017/04/02(日) 12:45:20
    普通の男子なら「女子と買い物だ!ヒャッホーイ!!」

    ぐらい言ってもいいかもしれないが···

    まぁせっかくの買い物だし、何か買おうかな

    と言っても常盤台は外出時も制服着用が義務付け

    られているのでそこまで服はいらないのだが

    アスナ「キリト君は何か買いたい物はあるの?」

    キリト「う〜ん。それを今考えてたんだけど···」

    アスナ「キリト君はオシャレに無頓着だしね」

    キリト「だって俺達外でも制服じゃないか」

    アスナ「そうだけど···パジャマとかは?」

    キリト「3着ぐらいあるからな···」

    これ以上パジャマはいらないだろう

    キリト「まぁ無理に買う事もないかな···」

    アスナ「じゃ、じゃあ私のパジャマ選んで欲しいな」

    少し顔を赤くしながらアスナは言った

    何もすること無いし良いかな···

    キリト「良いよ。じゃあ行くか。」

    アスナ「う、うん!」

    パジャマ屋の前に御坂と小さな女の子を連れたツンツン頭の高校生ぐらいの男が何やら言い合いをしていた

    御坂「今日こそ勝負しなさい!!!次こそは勝つんだから!」

    ツンツン「オイオイ、こんなとこでやるのかよ。ていうかお前の頭にはそれしかないの?」

    御坂「うぐっ···」

    キリト「御坂もパジャマ買いに来たのか?」

    言い合いが終わったらしいのでそう聞いてみると

    御坂「あ、キリトとアスナさん」

    アスナ「ねえねえ、その人は御坂さんの彼氏なの?」

    アスナがそんな事を···

    御坂「はあっ!?あ、有り得ないから!!」

    上条「オイ。そこまで言われるとさすがの上条さんも傷つくぞ」

    上条と言う名前なのだろうか

    女の子「誰?お姉ちゃんの友達?」

    御坂「あ、うん。同じ学校のね。」

    御坂と女の子とは面識があるのだろうかかなり親しげだった

    上条「おおー流石常盤台。お嬢様オーラが···」

    アスナを見て上条がそう言った

    御坂「ちょっとアンタ!私の時にはそんな事言わなかったじゃない!」

    上条「気にすんなってビリビリ中学生」

    御坂「ビリビリ言うな!」

    キリト「なんか息ピッタリだな」

    アスナ「そうだね···」

    女の子「お兄ちゃん!早く行こ!」

    上条「おっと、そうだな。じゃあ行くか!」

    そう言って上条は俺達がいた方向へ歩いて行った

  70. 70 : : 2017/04/02(日) 18:05:02
    御坂「はあ···」

    キリト「結構親しげだったじゃないか」

    御坂「···焦がすわよ」

    キリト「そりゃ勘弁」

    アスナ「でもあまり欲しい物もないかな〜」

    御坂「そうね···今欲しいものは無いかも」

    そんな会話をしていると

    黒子「お姉様!たいへんですの!」

    俺達の所に白井が駆け込んできた

    御坂「ど、どうしたのよ黒子?」

    黒子「現在グラビトン事件の犯人がここ、セブンスミストで事件を起こそうとしてますの!」

    キリト「それは本当なのか!?」

    こんな人の多い場所で爆発したらマズイ···!

    アスナ「じゃあ避難誘導しないと···!」

    黒子「初春を呼んできますの!」

    そして

    キリト「な、なんとか避難完了したな」

    俺と御坂と佐天は最後の避難誘導をし終えて現在は外に居た

    御坂「ええ。取り敢えず安心···」

    しかし

    上条「ビリビリ!あの女の子知らないか!!」

    御坂「アンタ一緒じゃなかったの!?」

    上条「途中ではぐれちまったんだよ!」

    御坂「もう!!」

    そう御坂がセブンスミストへ走っていくのに俺たちも続いた
  71. 71 : : 2017/04/02(日) 21:16:21
    出てきましたね~しかも名乗りをあげましたね上条さん!しかもこの流れははたしてどうなるだろうね~気になりますね~また続きが出来ましたら読ませてもらいます!
  72. 72 : : 2017/04/04(火) 12:59:05
    >>71さんいつもコメントありがとうございます!

    いつも読んで下さりありがとうございます!

    これからもよろしくお願いします!

  73. 73 : : 2017/04/05(水) 19:56:17
    俺達が初春達をみつけると

    初春「皆さんどうしてここに!?」

    初春が驚きの声を漏らす

    白井はここにはいないようだ

    御坂「初春さん!小さい女の子見なかった!?」

    切羽詰まったような御坂の問いと同時に

    女の子「お姉ちゃん!眼鏡のお兄ちゃんがこれをジャッジメントのお姉ちゃんに渡してって!」

    俺達が探していた女の子がカエルのぬいぐるみを持って向かって来た

    キリト「良かった。見つかっ···」

    ちょっと待て確か犯人の手口はぬいぐるみの中にアルミを仕込んでそれを爆弾に変えるっていう···

    その瞬間ぐにゃりとぬいぐるみが歪んだ

    初春はそれに気付いたのだろう

    咄嗟にぬいぐるみを遠くへ投げる

    しかし飛距離が足りない

    キリト「クソッ!リンク·スタート!」

    背中の剣を握るが、間に合わない

    恐らく後1秒もない

    その時

    前に居た上条が右手を前にかざして立った

    それを視認したが、次の瞬間には

    ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!

    凄まじい爆発が俺達の体を襲うーーーはずだった

    爆煙の中で俺は見た

    上条を起点として爆発が避けている

    いや、消された?

    そんな能力は聞いたことが無い

    しかしその前に俺達は煙に包まれていく

    キリト「取り敢えず外に出よう!」

    このままでは、煙を吸ってしまうので俺達はまず外に出た

  74. 74 : : 2017/04/05(水) 20:12:24
    しばらくして御坂と白井によって犯人は捕まった

    上条はいつの間にか消えていた

    あの現象は何だったのだろうか

    可能性があるのは学園都市第1位の能力者か、

    風系の能力者だが···

    流石にあの人が第1位の線は無さそうだ

    風系の能力者だったとしても爆発まで防げるのかどうかは微妙だ

    後で御坂に聞いてみるかな

    と思っていると

    初春「キリトさん!ありがとうございます!守ってくれて」

    白井「本当にお手柄ですの。あなたが居なかったらもっと被害が及んでいたと思いますから」

    キリト「い、いや。助けたのは俺じゃない。」

    白井「良いですのよそんなに謙遜しなくても」

    佐天「そうですよ。私には到底無理です」

    キリト「いや。本当なんだけど···」

    何か誤解されてるっぽいので説明しようと思ってたのだが

    その前に御坂が来たので

    キリト「御坂!あの上条さんの能力は何なんだ?」

    御坂は少し不満げに

    御坂「は?アイツは無能力者よ。」

    そんなあり得ないことを口に出した

    キリト「·······」

    アスナ「キ、キリト君?どうしたの?」

    アスナが怪訝な顔をしてそう聞いてくる

    キリト「いや····面白くなってきたところだよ」

    そう答えた
  75. 75 : : 2017/04/05(水) 20:18:26
    グラビトン事件終わりましたーー!

    次はレベルアッパー事件の本編に入っていきます
  76. 76 : : 2017/04/05(水) 20:22:01
    時系列についてはネットの情報を見ながらやってますが、何か間違ってたら指摘よろしくお願いします!
  77. 77 : : 2017/04/05(水) 20:52:22
    翌日

    あれから上条について調べたが特に何も無かった

    バンクを調べても無能力者としか情報が無い

    キリト「何かあると思うんだけどな···」

    自室のデスクトップ型PCの前に座ってそう呟く

    キリト「(俺の考えではあの右手に何か仕掛けがあると見たけど···)」

    はっきりとした事は分からない

    御坂に聞こうと思ってスマホを開いたのだが

    アスナからラインが来た

    内容は

    『初春ちゃんが熱出してて休んでるらしいから見舞いに来て!』

    という内容だった

    キリト「初春が?」

    『俺初春の家知らないぞ』

    ピコン

    『じゃあマップ送るね!』

    キリト「よし。なんか買ってから行くか!」

    財布を持って俺は外に出た



    30分後

    俺はインターホンを鳴らした

    すると数秒して佐天が開けてくれた

    キリト「お、お邪魔しまーす」

    よく考えたら俺女子の部屋とか来たことない気がするな···

    と考えながら初春の部屋に向かう

    キリト「初春。体の調子は大丈夫か?」

    初春「あ、はい。心配かけてすみません···」

    佐天「微熱だから少し休めばいいと思います。」

    キリト「そっかなら安心したよ。···っとこれ見舞い品あんまし洒落た物じゃないけどな」

    初春「いえ、ありがとうございます」

    キリト「気にすんなって。」

    アスナ「キリト君も結構このメンバーと打ち解けてて安心したよ」

    キリト「まあ。良い奴ばっかだしね」

    御坂「そうね。最初はちょっと話しにくかったけど」

    白井「そうですわね。男というのは基本汚らわしい生き物ですし」

    キリト「そ、そうなのか?」

    アスナ「キリト君はそんな事無いと思うよ。欲を言えばもう少しキリト君は女心を分かってくれるようになるといいけど···」

    キリト「そ、それは難しいな」

    俺にとって女心とは未知の宇宙だ···
  78. 78 : : 2017/04/05(水) 20:53:58
    >>77の投稿文字数が777でした。

    凄い偶然だと思いません?w

  79. 79 : : 2017/04/06(木) 12:20:30
    久しぶりに読みましたが上条さんキリトに目つけられましたね~まぁでもこれでひとまずは原作どうり上条さんが爆発を打ち消したってゆうのがね!まあ面白かったですよ!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  80. 80 : : 2017/04/06(木) 16:17:07
    >>79さんいつもコメントありがとうございます!

    いつか上条とキリトの共闘とかやってみたいですね
  81. 81 : : 2017/04/06(木) 16:37:20
    白井「それにしても介旅がレベル2だったなんて···」

    御坂「介旅?···ああグラビトン事件の犯人?でもあの威力は間違い無くレベル4級だったわよね」

    てことは···

    アスナ「前に菊岡さんが言っていたレベルアッパーを使った?」

    キリト「ああ。俺もそれは考えてた」

    佐天「本当にあるんだ···」

    白井「そのようですわね。」

    初春「あっレベルアッパー使用者がいつも使っているファミレスを見つけましたよ!」

    キリト「おっナイス初春!ちょっと俺行ってくるわ」

    アスナ「えっキリト君!?」

    御坂「,抜け駆けは卑怯よキリト!」ガタッ

    白井「お姉様!?」

    キリト「初春!お大事に!!」

    御坂「じゃあね初春さん!」

    白井「はあ···しょうがないですわね初春。健康には気をつけてくださいですの。では」シュンッ

    アスナ「もう····じゃあまた来るね!初春さん!お大事に!」

    初春「あはは。嵐のように過ぎ去って行きましたね」

    佐天「····うん」
  82. 82 : : 2017/04/06(木) 21:11:33
    あれ?流れ的にはもうそろそろ御坂が上条さんっと対決するはずなのですがまぁ良いや事件解決してからでも良いかな!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  83. 83 : : 2017/04/07(金) 17:37:23
    >>82さんいつもコメントありがとうございます!

    出来るだけ早く上条VS御坂に行きますね
  84. 84 : : 2017/04/07(金) 18:38:05
    某ファミレス

    御坂「え〜私そんなに子供じゃないよ?」

    現在御坂がレベルアッパーの使用者と接触している

    俺達はというと少し離れた席で待機中なのだが

    黒子「ハアーハアーハアー」ダンダンダン

    ·····さっきから何故白井は机に頭突きしているのだろうか

    キリト「お、おい白井?なんか注目集めてるから一旦落ち着いてくれ」

    どうやら御坂が男に媚び売っているのを聞いて平静を欠いているようだが···

    黒子「だって····!だって·····!おねええええええ様ああああああ!!」

    アスナ「うわあ···」

    キリト「おいアスナ。気持ちは分からなくも無いけど··」

    アスナ「う、うん。そうだよね!恋愛の仕方は人それぞれだよね!うん!」

    キリト「ハア····って御坂は?」

    アス黒「「え?」」

    もうすでに男達と御坂は店を出てたようだ

    キリト「すぐに追いかけよう!」

    アスナ「うん!」

    黒子「了解ですの!!」

    俺達は会計を済ませて慌てて御坂達を追いかけた



  85. 85 : : 2017/04/07(金) 19:36:39
    キリト「どこ行ったんだ御坂の奴···」

    まあ御坂の事だから別に大丈夫だとは思うが

    その時

    ドゴオオオオオオオオオン

    という音が後ろの方からした

    黒子「お姉様!!」シュンッ

    キリト「俺達も行こう!」

    アスナ「うんっ」

    少し走るとまた

    ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!

    さっきよりもデカイ音が聞こえてきて、ところどころで停電していた

    恐らく御坂が電撃を放ったのだろう

    そして現場に着くと案の定

    御坂と白井、そして倒れている女の人が居た

    キリト「こりゃまた派手にやったな」

    御坂「しょうがないじゃないあっちが仕掛けてきたんだし」

    黒子「ハア···取り敢えず寮に戻りましょうそろそろ門限が近いですし」

    キリト「え?うわっ後15分だ!急いで帰ろう!」


  86. 86 : : 2017/04/07(金) 20:01:52
    うわぁ流石ビリビリ中学生(御坂)派手に暴れましたね~引くわ~まぁでも面白いから良いです!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  87. 87 : : 2017/04/08(土) 09:22:45
    >>86さんいつもコメントありがとうございます!

    次はあの人が登場します
  88. 88 : : 2017/04/09(日) 07:59:52
    あの後かなり広い範囲で停電が起こり、信号も止まったらしく、ジャッジメントやアンチスキルが交通整理をしている

    御坂「結局情報は得られなかったな〜」

    キリト「あそこまで媚び売ったのにな。白井が壊れてたぞ」

    御坂「···まったく黒子は」

    アスナ「それだけ信頼しているって事じゃない?」

    御坂「まあそうなんだけどさ」

    すると白井が急に目の前に現れた

    白井「大変ですの!介旅が意識不明で病院に搬送されましたの!」




    病院

    白井「ジャッジメントの白井ですの!介旅がここに搬送されたと聞いたのですが···」

    お決まりの台詞で白井がそう聞いた

    医者「最善を尽くしますが···まだ意識を取り戻す気配はありません」

    医者がそう答える

    御坂「あのー私この前そいつの顔を思い切りぶん殴っちゃったんですけど···何か関係ありますか?」

    御坂が気まずそうにそう医者に言う

    てかそんな事してたのかよ

    医者「いや頭部の異常は見られません。というか介旅さんの体には何も異常は見られないのです」

    体には異常は無い?

    どういう事だ?

    原因不明という事だろうか

    医者は続ける

    医者「おかしな事にこの数日で似たような症状の患者が何件も見られているのです」

    御坂と白井が写真を見て驚いたような反応をする

    俺とアスナも写真を見ると

    俺達が佐天と初春に合ったときに銀行を襲っていた

    超能力者の顔があった

    そしてこの男もバンクの能力値と実際の能力に差があった

    という事は

    キリト「レベルアッパーの副作用?」

    アスナ「やっぱりそういう事だよね···」

    医者「スタッフの手に余る事態なので外部から大脳生理学の先生を招きました」

    そう言ったとき

    木山「どうも院長に召集された木山春生です」




  89. 89 : : 2017/04/09(日) 08:48:39
    ついにきましね~レベルアッパー事件ここからって感じで面白くなってきました!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  90. 90 : : 2017/04/09(日) 09:25:20
    >>89さんいつもコメントありがとうございます!

    出来る限り頑張っていきたいです
  91. 91 : : 2017/04/09(日) 10:12:21
    アスナside

    今は医者と木山先生が昏睡状態の生徒達についての話し合いをしている

    私達は木山先生に話があるのでソファに座って待っている。

    それにしても····

    キリト「ΖΖΖΖΖΖ」

    アスナ「(可愛い寝顔だな〜)」

    元々キリト君は中性的な顔立ちで小さい頃は女の子と間違えられる事も多かったし、

    今もかなり中性的な顔立ちだ

    少し指でつついてみると

    キリト「·····んぅ」

    という声を漏らして身じろぎする

    アスナ「か、可愛い///」

    御坂「······ア、アスナさん?」

    黒子「そっとしておきましょうお姉様」

    御坂「まあ確かに可愛い寝顔だけど」

    この容姿も女子に好かれる一つの理由なんだろうな

    と御坂は思う

    アスナ「あっ木山先生来たよキリト君も起きて〜」

    キリト「···後5分」

    とお決まりの台詞でまた寝ようとするキリト君を

    無理やり起こすと

    木山「君達まだ居たのかね?」

    黒子「はい。少しお尋ねしたいことが···」

    木山「いいだろう。しかし暑いなここは真夏日でも冷房を入れない主義なのか?」

    黒子「そうですわね···」

    ナース「スミマセン。昨日停電がありまして···まだ復旧してないんですよ」

    昨日の停電の犯人が気まずそうに顔を逸らす

    木山「そうか非常用電源は他の患者に使われているし」

    と言いながら服を····

    黒子「え」

    御坂「···また始まった」

    アスナ「え、えーと」

    キリト「な、ななななな···!?」

    アスナ「キ〜リ〜ト〜く〜ん?」ゴゴゴゴゴゴゴ

    キリト「み、見てない!見てないですから!!」

    と言いつつ顔が赤いのだが···

    黒子「何で急にストリップしてますの!?」

    と白井さんが問い詰める

    木山「だって暑いし···」

    黒子「殿方の目がありますの!」

    木山「下着つけてても駄目なのか···」

    黒子「駄目です!!」

    そう言って白井さんが木山先生の服のボタンを閉めていく

    御坂「き、木山先生。専門家として少し話を聞きたいのですが···」

    木山「分かった。それにしてもここは暑い。移動しないか?」

    という事で私達はいつものファミレスに向かった


  92. 92 : : 2017/04/09(日) 14:00:07
    出た脱ぎ女こと木山!!やっぱり脱ごうとしましたね、レベルアッパー事件編ますます面白くなってきました!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  93. 93 : : 2017/04/09(日) 19:09:45
    凄まじい暴風

    そして衝撃が俺たちを襲う

    俺の乗っていた竜車が地竜ごと吹き飛ばされる

    俺はかろうじて回避したが

    キリト「何なんだこいつ!?」

    デカイ。SAOのフロアボスなんて比にならないぐらい

    スバル「キリトーーー!!!」

    スバルが俺を呼ぶ声がする

    キリト「どうやらここで仕留めるしかないか!?」

    抜剣して俺はこの生物に斬りかかる

    スバル達の竜車が遠ざかっていく

    こちらの攻撃があまりダメージになっていないようだ

    俺はこの生物にノヴァ·アセンションを叩き込む

    キリト「せあああああ!!」

    少しはダメージになっただろうがまだ足りない

    そこで化物が空中へと飛翔する

    キリト「ぐ!?」

    それによって俺の体も風圧で持ち上げられる

    そこを狙って白鯨が急降下で突っ込んでくる

    キリト「クソ避けられるか!?」

    ドゴオオオオオオオオオン!!!

    爆発したような衝撃波が俺を襲った

    キリト「ぐ!?」

    地面に叩きつけられるが、ギリギリで避ける

    キリト「く·····そ」

    足がやられたみたいで、思うように動かなかった

    キリト「多分俺はここで死ぬ。けど·······」

    俺は決心する

    キリト「あいつ等だけは生かして見せる!!」

    俺と、霧が激突する
  94. 94 : : 2017/04/09(日) 19:10:33
    ごめんなさいこれもう一つの作品のやつです。間違えました!
  95. 95 : : 2017/04/09(日) 19:54:37
    なにやっているんですか!?ってゆうか何故違う作品っと間違えるんですか?せっかくのいい良いところが台無しですよ...
  96. 96 : : 2017/04/09(日) 20:47:05
    >>95さん

    すみません!これから気を付けます!

  97. 97 : : 2017/04/09(日) 22:35:46
    >>95

    ちょっと言い過ぎじゃない?

    別にわざとじゃないし、2作掛け持ちしてるからそんな

    事もあるでしょ
  98. 98 : : 2017/04/09(日) 22:37:14
    あと期待です!
  99. 99 : : 2017/04/09(日) 22:45:34
    作者のしたいようにするのがSSです
    原作とは違ってもいいじゃないですか〜
  100. 100 : : 2017/04/09(日) 22:47:51
    >>95さん
    あなたの上から目線の文句でせっかくのいい所が台無しになっちゃいますよ〜
    それに間違えたら消せばいいだけですし
    あと期待です〜
  101. 101 : : 2017/04/10(月) 10:18:42
    すみません言い過ぎました...こゆうのに関して厳しくしてしまうもので申し訳ない...間違えは誰でもあるけどでもいいすぎてすまない
  102. 102 : : 2017/04/10(月) 14:53:57
    クッソワロタwwww
  103. 103 : : 2017/04/10(月) 18:14:07
    >>101さん僕も言い過ぎましたすんません楽しく行きましょう
  104. 104 : : 2017/04/10(月) 23:10:03
    >>97、98さんコメントありがとうございます!

    確かにわざとでは無いですが、これからは無くしていけるように頑張ります。期待ありがとうございます!

    >>99、100、103さんいつもコメントありがとうございます!

    おお〜大人な意見ありがとうございます!

    そこまでぶっ飛んだ原作ブレイクはしないつもりですけど、少しオリ展開やオリジナルストーリーは
    ところどころあると思いますのでよろしくお願いします!

    >>101さんいつもコメントありがとうございます!

    いえいえ。元は僕が間違えたのが悪いんで全然大丈夫ですよ!いつも見てくれてありがとうございます!

    >>102さんいつもコメントありがとうございます!

    まあまあw



  105. 105 : : 2017/04/10(月) 23:10:57
    投稿は明日になると思います
  106. 106 : : 2017/04/11(火) 06:16:04
    ファミレス

    木山「さて、同程度の露出でも何故下着は駄目で水着は良いのか···」

    キリアス御黒「「「「いえそっちではなく」」」」

    なんか変わった人だよな···



    木山「レベルアッパー?それはどういったシステムなんだ?使い方は?」

    黒子「まだわかりませんの。」

    木山「とにかく君達は学生達が昏睡した原因がそのレベルアッパーにあると考えているんだな」

    黒子「はい」

    レベルアッパーによる被害は未だに増え続けている

    まずは製作者を見つけるのも一つの手だ

    それにはまずレベルアッパーが必要な訳だが

    白井と木山が話しを着々と進めていく

    黒子「能力を向上させるという事は脳に干渉するシステムの可能性が高いですの。ですからもしレベルアッパーが見つかったら専門家である先生に調べてもらいたいんですの」

    木山は少し考えて

    木山「いいだろう。私も興味が湧いてきた。ところで···」

    ふいに木山が窓の方を見る

    木山「あの子達は君達の知り合いかい?」

    そこに居たのは窓にへばり付いてこちらを見ている佐天と少し離れた所で苦笑いを浮かべている初春だった
  107. 107 : : 2017/04/11(火) 06:41:37
    初春「へ〜脳学者さんなんですか。ハッもしかして白井さんの脳に異変が···!」

    黒子「レベルアッパーの件ですの···」

    初春ってたまに毒吐くよな···

    佐天「あっそれなら···」

    御坂「黒子が言うにはレベルアッパーの使用者を保護するんだって」

    初春「どうしてですか?」

    黒子「まだはっきりとした事は分かりませんが使用者に副作用があるみたいですの」

    その話をし始めた時

    佐天が何か複雑そうな顔をしていた

    キリト「佐天?どうしたんだ?」

    気になって聞いてみると

    佐天「あ···いや〜別に···」

    カン

    佐天が動いた時に佐天の肘がコップに当たり、

    バシャッ

    と木山のスカートに中のドリンクがかかる

    佐天「ああー!!!すみません!?」

    佐天の語尾が疑問型になったのは

    いきなり木山がスカートを脱ぎ始めたからだろう

    木山「気にしなくていいかかったのはストッキングだけだ。脱いでしまえば···」

    黒子「ですから!!人前で脱ぐなと言ってますでしょーが!!!」

    アスナ「キリト君も見ない!!!」

    キリト「見、見てない!!」

    いや実際には見たのだが···

    そんなこんなで話し合いは終わった



    黒子「本日は色々教えて下さりありがとうございました。」

    木山「ああ。私も教鞭を振るっていた頃を思い出したよ」

    黒子「教師をしてらしたのですか?」

    木山「昔、ね」

    そう言って木山は立ち去った

    黒子「なんというか少し変わった人ですの」

    キリト「そうだな。研究者とかは皆あんな人たちなのかな」

    黒子「取り敢えず支部に戻らなければいけませんわね」

    初春「そうですね木山先生に渡すデータも揃えておきたいですし」

    黒子「そういう訳で私達は支部に戻ります···ってお姉様?」

    御坂と佐天がいなくなっていた
  108. 108 : : 2017/04/11(火) 16:50:00
    それから少しして

    キリト「ジャッジメント177支部?」

    御坂「そう。黒子と初春さんが所属している所」

    アスナ「レベルアッパーの事を聞きに行くの?」

    御坂「あと遊びも兼ねてね」

    あれから数日

    白井達がレベルアッパーの現物を手に入れたと言うのでジャッジメント177支部へと俺達は足を運んだ

    御坂「黒子?居る?」ガチャ

    御坂が開けた次の瞬間

    何故か初春が飛んできて御坂の頭に激突した

    御坂「いっ!?」ゴン!!

    初春「はうっ!!」

    ドサリ

    キリト「お、おい大丈夫か?」

    二人共頭を抱えて悶絶している

    黒子「ご、ご機嫌よう皆様」

    白井が何かを隠すような体勢で出てきた
  109. 109 : : 2017/04/11(火) 20:12:44
    キリト「そういえば····」

    落ち着いた所で気になった事を聞いてみる

    キリト「佐天を最近見なくないか?」

    アスナ「確かに最近見ないね。初春さんは何か聞いてる?」

    初春「う〜んなんか最近忙しいみたいですけど···学校でも何かそわそわしてて···」

    御坂「そうなんだ···」

    キリト「まあその内顔出すだろ。捜査の方はどうだ?」

    黒子「木山先生の話では、短時間で大量の電気信号を脳に入力する『テスタメント』という特殊な装置もあるそうですの。」

    テスタメント。聞いたこと無い装置だな

    黒子「でもそれは視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の全ての五感に働きかけるものなんだそうですの。」

    キリト「レベルアッパーはただの音楽ソフト。聴覚にしか効果が無いな」

    初春「被害者の家を捜索しても例の音楽のデータしか無くてそれ以外何も見つからないんです」

    初春がそう言った瞬間

    ピイイイイイイイイイイイイッ

    という音が支部に響く

    どうやらやかんのお湯が沸騰したようだ

    初春がお茶を淹れようとしているらしい

    やかんって少し前時代的だな···と思っていると

    御坂が

    御坂「仮の話なんだけどね。その音楽自体に五感を刺激する作用があったら?」

    黒子「どういう事ですの?」

    御坂「前にかき氷食べた時の会話。覚えてない?」

    白井は少し考えて

    黒子「····食べ比べ?」

    御坂「いやそっちでなく···」

    御坂が少し呆れたように言う

    なんの事かは分からないけど白井の思ってた事は違っていたらしい

    それにしてもかき氷とレベルアッパーに関係性があるのだろうか

    白井「·····あっ!!!」

    白井が思い出したのか声を上げる

    白井「共感覚性!!」

    御坂「そ、共感覚性。」

    キリト「それって一つの刺激で複数の感覚を得ること··だっけか?」

    アスナ「つまり音で複数の感覚を刺激してそのテスタメント?と同じ効果を出すってこと?」

    キリト「そういう事か····」



    初春が今、木山にさっき出た意見を確認している

    初春「その線で調査をお願いしたいのですが···えっ!『ツリーダイヤグラム』!?」

    『ツリーダイヤグラム』

    学園都市が誇る世界最高のスーパーコンピューターだ

    初春「あっじゃあ今からそちらへ伺ってもいいですか?ツリーダイヤグラムを実際に使うところを見てみたいです!···ありがとうございます!」

    通話が終わり、初春は木山の所へ行くらしい

    キリト「ツリーダイヤグラムか···俺も見てみたいな···」

    アスナ「キリト君もPC関係に興味あるもんね」

    キリト「そりゃツリーダイヤグラムの使用なんてそうそう見れないし」

    黒子「そうですわね。確かに貴重ですの」

    初春が用意したお茶とお菓子を食べながら雑談していると

    白井の携帯が鳴った

    黒子「はい。初春ですの?一体どうし···えっ!?」

    白井が驚いたような声を上げる

    通話が終わり、

    御坂「黒子?どうしたの?」

    白井「それが··!!佐天さんが昏睡状態で今病院に搬送されたって!!」
  110. 110 : : 2017/04/12(水) 12:49:42
    いよいよクライマックスになってきましたねレベルアッパー事件!面白くなってきました!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  111. 111 : : 2017/04/13(木) 21:18:30
    >>110さんいつもコメントありがとうございます!

    いつもそう言って頂き、とても嬉しいです!
  112. 112 : : 2017/04/13(木) 21:45:55
    佐天が、病院へ搬送された。

    理由は介旅とかと同じ理由だ

    レベルアッパーの使用による昏睡

    佐天だけじゃなく、佐天の友達も搬送されたらしい

    御坂「佐天さんまでレベルアッパーをつかってたなんて···」

    思えば今までもレベルを気にするような発言もあった

    それを見過ごしてしまった

    キリト「なにが、レベル5だ。俺は結局また友達を守れなかったじゃないか···」

    アスナ「キリト君···」

    御坂「····皆。少し良い?」

    ーーーーーーーーーーー
    屋上

    黒子「お話って言うのは何ですの?」

    御坂に呼び出され、俺達は屋上に来ていた

    御坂「佐天さん。お守り持ってたでしょ?」

    アスナ「いつもカバンに付けてたやつ?」

    御坂「うん。あれね、お母さんにもらったんだって。学園都市に来る前に」

    黒子「そんな話をお姉様に···」

    御坂「うん···多分色々話したかったんだと思う。
    それなのに私は···」

    金網を握る手に力を入れながら御坂は

    御坂「私、レベル5とか言ってるけどそういうところは全然だよね」

    黒子「お姉様···」

    御坂は続ける

    御坂「私はさ、目の前にハードルがあったら飛び越えなきゃ気がすまない質だから、レベル5もその結果ってだけで···別にすごいとも思わなかった」

    御坂はこう言ってるが、実際学園都市に9人。

    いや“あの男“を含めれば10人しかいないレベル5になれたのだから御坂はもう少し堂々としてれば良いとは思うが

    御坂「でもさ、ハードルの前で立ち止まっちゃう人もいるんだよね。私、今までそんな事を考えたこともなかったレベルなんてどうでも良いじゃない。なんて
    ···無神経な話だよね」

    それなら俺だってそうだろう

    気づけたかもしれないのに

    それを見過ごしてしまったのだから
    御坂「だからね、捜査に協力させて。佐天さんを助けるために」

    キリト「俺もだ。白井、協力させてくれないか?」

    アスナ「私だってレベル5なんだから。佐天さんを助けるために、協力させて」

    俺達の願いに

    白井「···わかりましたわ」

    白井はOKを出した
  113. 113 : : 2017/04/14(金) 12:34:29
    どうなるですかね~気になりますな~原作どうりなら凄い展開ですよ!続きが出来たら読ませてもらいます!
  114. 114 : : 2017/04/15(土) 14:44:53
    >>112の"あの男"っていうのは今後出てくるのかな?

    期待
  115. 115 : : 2017/04/15(土) 16:49:04
    >>113さんいつもコメントありがとうございます!

    たまにはアスナを戦闘に出したいな·····

    >>114さんいつもコメントありがとうございます!

    その話は多分次やります!
  116. 116 : : 2017/04/15(土) 17:33:44
    あの後カエル顔の医者に呼び止められ、レベルアッパー使用者の昏睡状態に関しての説明があった

    簡単に言うとレベルアッパーに脳を弄られて昏睡したらしい

    一体犯人はなにが狙いなのだろうか

    ジャッジメント177支部

    支部に戻ると

    眼鏡の女の人がいた

    高校生ぐらいだろうか

    黒子「固法先輩こんにちは」

    固法「ああ白井さん達。こんにちは。えっと···」

    固法。と呼ばれた女性は俺の事を見た

    キリト「桐ヶ谷和人です。よろしく」

    固法「白井さん達の知り合い?」

    キリト「まあ一応。」

    固法「へえ。珍しいわね」

    珍しい。というのは白井に男の知り合いがいたということだろう

    白井は基本御坂の周りにいる男を蹴散らし、

    自らを『お姉様の露払い』と宣言しているような奴だ

    だからだろう

    そういえばなんで俺は良いんだろう········?

    御坂「特定の脳波パターンが分かっているなら」

    黒子「初春にバンクへのハッキングをしてもらえば·····って初春が居ないではありませんの」

    初春は今木山の研究所へ行っている

    しかし

    キリト「バンクのハッキングぐらいなら····」

    俺は御坂と白井が使っていたPCを操作して

    キリト「よし!終わったぞ。」

    御坂「アンタ、ハッキングなんて出来たんだ···」

    そこで急に電話が俺のスマホにかかってきた

    キリト「ん?菊岡?」

    取り敢えず電話に出る

    菊岡『やあキリト君。レベルアッパーについて分かったことがあるんだけど来てくれないかい?』

    キリト「菊岡さん何か知っているのか?」

    菊岡『うん。詳しく言うと開発者の名前、とかね』

    キリト「何!?」

    菊岡『という事でいつもの所に来てくれないかい?』

    キリト「分かった。すぐ行く」

    別に電話で良いだろうと思ったが菊岡の所に行くことにした

    キリト「菊岡がレベルアッパーの事について何か握ってるらしいからちょっと行ってくる」

    黒子「わかりましたの」

    俺は177支部を出て、いつものファミレスに向かった

    しかし10分ぐらい経った頃

    アスナから電話がかかってくる

    その内容は

    レベルアッパーの製作者は木山だ

    そして現在初春を人質にしてアンチスキルから逃走中

    俺は白井から木山の場所を教えてもらい、

    全力で走った

  117. 117 : : 2017/04/15(土) 18:20:38
    ちょっとここからスピード展開になりそう。
  118. 118 : : 2017/04/15(土) 19:12:28
    御坂side

    私。御坂美琴は木山と交戦中だ

    木山がレベルアッパー製作者と分かり、すぐさま飛んできたのだ

    アンチスキル全滅

    彼女は能力が使えないはずだった

    しかし、一つの能力だけじゃなく、複数の能力を操る

    実現不可能のデュアルスキル。

    本人はマルチスキルと呼んでいたが····

    そして木山は何か気になる事を言っていた

    学園都市の闇

    統括理事会にとって能力者は実験動物

    それが今回のことに関係してて、

    そのせいでこんな事をしたとしても、

    佐天さんや多くの人達を傷つけた事には変わりない!!!

    絶対に止めてやる!

    私は磁力を操り、それを槍のような形状に変化させる

    御坂「せええい!」

    しかしそれは木山の能力であっけなく防がれる

    ガキイイイイン!

    木山「残念だが·······」

    そう言って木山は空き缶の入ったゴミ箱を浮かせ、

    木山「まだ捕まる訳にはいかない!!!」

    ガラガラガラガラ!

    それを放った

    何十本かの空き缶が宙に舞う

    その瞬間私は気づく

    御坂「グラビトンか····!!」

    木山「さて···どうする?」

    こちらを試すような言い方で木山はそう言った

    御坂「全部·····」

    私の周りに青白い雷が現れる

    御坂「吹っ飛ばす!!!!」

    電撃を空き缶に向かって放出する

    爆発音が鳴り響く

    このままいける····!!!

    しかしこの時私は気付けなかった

    一つだけ空き缶が私の後ろにテレポートさせられていた事を

    御坂「もうおしまいなの?」

    木山「······そっちがな」

    御坂「?·····っ!?まさか···」

    急いで後ろを振り返るがもう遅い

    もう爆破フェイズに入ってしまっていた

    盾でも間に合わない····!

    もう駄目か····

    そう思った瞬間

    何者かの手によって自分の体が凄まじい速度で横に移動する

    御坂「(えっ、?えっ?)」

    状況が理解できない内に

    ドオオオオオオオン!!!

    という音を立てて爆発する

    そして静寂

    土煙が上がる中

    木山「レベル5といってもこんなものか」

    木山が、身を翻した

    その直後

    「そうだな。御坂、油断しすぎだぜ」

    木山「な!?」

    木山が、見たものはーーーーーーーーーーー

    黒衣を纏った一人の少年

    そしてその腕に抱かれた御坂(俗に言うお姫様抱っこ)

    キリト「さーて。俺の仲間を傷つけた罪は重いぜ木山!!」

    そう宣言した
  119. 119 : : 2017/04/15(土) 19:26:33
    キリトside

    正直危なかった

    現場に駆けつけたら初春は気絶してるしアンチスキルは全滅してるし、御坂は死にそうになってるし

    キリト「怪我、ないか?」

    御坂「キリト?アンタどうやって助けに···?」

    御坂の問はごもっともだろう

    爆発まで後コンマ何秒しか無かった状態で

    人一人抱えて安全地帯まで避難する。

    並人間では出来ない動きだろう

    確かに俺は能力使用時に全体的な運動能力を底上げしているので超人的な動きが出来る

    しかし流石に初春の所から御坂のところまでの距離

    を瞬時に駆け抜けて、御坂を助けるなんて出来ない。

    だから上位能力を使った

    キリト「『フィジカル·バースト』自分のスピードを3秒だけ10倍に上げる。反動は大きいけどな」

    御坂「アンタ、それってデュアルスキルじゃないの?」

    キリト「あはは。初めて見る人はそう感じるかもしれないな。けど、デュアルスキルではないよ。というか超能力という科学ですらないかもしれない」

    御坂「は、ハア!?」

    木山「では、なんだと言うのだ?」

    その問いに俺は

    キリト「『心意システム』不可能を可能にする。簡単に言えばそんな力だ」
  120. 120 : : 2017/04/15(土) 19:29:28
    フィジカル·バーストは『アクセル·ワールド』というソードアートと同じ作者の人の作品の能力です

    『心意システム』はソードアートの原作買ってると分かると思います

  121. 121 : : 2017/04/15(土) 19:47:41
    木山「それは······もしかして茅場が研究してたあれか!?」

    キリト「···知り合いだったのか?」

    同じ研究者同士交流があったのかもしれない

    木山「ああ····友人だ。それでなぜ君がそれを···?」

    キリト「俺は『チャイルドエラー』だった。両親が俺が小さい時に交通事故で死んだからな。茅場の居た施設に居たんだよ」

    木山「まさか····『アインクラッド』に?しかしアイツはあそこごと····」

    キリト「ああ。死んだよ5年前にな。」

    木山「『あの事件』の生き残りか···!」

    キリト「そうだ」

    茅場昭彦

    そいつは研究者で、俺が居たチャイルドエラーの施設の経営者でもあった

    そして俺は茅場に能力を教えてもらった

    アイツが作った、『ソードアート』という能力は施設の子供の中で俺しか得ることが出来なかった

    一つ例外でアスナはよく施設に遊びに来ていたので

    その時に得た

    キリト「取り敢えず『奴ら』は見つけたら殺す。けど今の敵はアンタだ。俺の仲間を傷つけたんだ。それなりの覚悟をしておけよ!」

    そう言い放った直後

    御坂「あのー···そろそろ降ろしてほしいんですけど」

    今の今までずっと俺にお姫様抱っこされていた御坂が、

    顔を赤くしながらそう、要求した
  122. 122 : : 2017/04/15(土) 19:49:04
    >>121の内容はレベルアッパー終わってからやりたいと思います
  123. 123 : : 2017/04/15(土) 20:50:51
    続け期待してます!
  124. 124 : : 2017/04/15(土) 21:00:50
    キリトの過去編みたいなのがあるのかな?

    凄え気になる単語多い!!

    とりま期待!!
  125. 125 : : 2017/04/15(土) 21:11:32
    まさかとある科学の原作からSAOの茅場昭彦が出でくるなんてねしかもそゆう設定になっているとは正直予想以上に面白い話になってますね~ますますこの話から目がはなせないです!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  126. 126 : : 2017/04/15(土) 21:37:31
    >>123さんコメントありがとうございます!

    頑張っていきます!

    >>124さんいつもコメントありがとうございます!

    そうですね。次ぐらいにはやりたいです!

    >>125さんいつもコメントありがとうございます!

    実は今日の朝にこの設定思いついたんですよw



  127. 127 : : 2017/04/15(土) 21:56:37
    木山「まだ捕まる訳にはいかないんだ。退いてもらうぞ」

    木山の雰囲気が変化する

    どこから引っ張ってきたのか木山の手には空き缶の入ったゴミ箱が握られていた

    それを木山が放る

    キリト「俺の武器が剣による攻撃だと踏んで、この範囲攻撃にした訳か。」

    だが

    キリト「甘いぜ!」

    俺の拳に炎が現れる

    キリト「はあっ!」

    前方を薙ぎ払うように腕を振る

    ゴオオオオオオオオオオ!!

    レベル4並の炎が撒き散らされた空き缶を巻き込み、

    ただの灰と化す

    木山「な!!?」

    再び木山の驚愕の声

    御坂「アンタ·····滅茶苦茶だわ」

    キリト「よく言われるよ」

    木山は数秒してようやく我に返ったようだ

    俺と御坂の後ろに空き缶が、5本現れる

    キリト「同じ手を食うかよ!·

    俺は突風を発生させて木山の方へ

    空き缶を飛ばす

    木山「くっ!!」

    既に爆発の準備をしていたようだ

    小規模だが、木山の周りで爆発が起きる

    土煙でお互い姿が見えなくなった所で

    御坂「私が行くわ」

    キリト「分かった」

    御坂が土煙に消えて10秒ほど経って

    木山「ぐあああああああ!!!」

    バリバリバリバリ!

    木山の叫びと電撃の音が響き渡る
  128. 128 : : 2017/04/16(日) 07:51:35
    キリト「お疲れー御坂····御坂?」

    何だ?御坂の様子がおかしい

    御坂「何これ?頭の中に·····直接···!」

    キリト「お、おい!御坂!?」

    しかしそれも数秒経って収束した

    御坂「なんで!?なんであんなことを····!?」

    木山が、立ち上がる

    木山「あれは表向き。AIM拡散力場を制御する実験だった。だが···実際は暴走能力の解析誘爆実験だ!」

    俺はまだなんの事か分からなかった

    しかしこんな事をしたのには理由がありそうだ

    木山「AIM拡散力場を刺激して暴走の法則を知るのが本当の目的というわけだ。」

    御坂「じゃあ···」

    木山「暴走は意図的に仕組まれていた、というわけさ。最も気付いたのは後になってからだがね」

    御坂「人体実験···?」

    御坂の口からそんな物騒な単語が出てくる

    御坂「でも···そんな事があったなら、アンチスキルに通報して···」

    木山「23回。あの子達の回復方法を探るため。そして事件の真相を得るため。ツリーダイヤグラムの使用を要請した回数だ。ツリーダイヤグラムの演算能力があればあの子達を助ける事も出来ただろう。」

    御坂「けど···!こんなやり方···!」

    木山「君になにがわかる!!!」

    木山の咆哮が轟く

    木山「私は、あの子達を助けるために、やめる訳にはいかないんだーーー!!!!」

    しかしそこで

    木山「う、ぐ!ああああああ!!」

    木山が苦しみだした

    木山「ネットワークの···暴走?これ········は」

    ドサ

    木山はそのまま倒れた

    そしてその木山の頭から、なにか白い物が出てきた

    シュバッ!

    という音を立てて上に上がる

    それは一瞬でグロテスクな胎児へと変化する

    御坂「何····あれ?」

    AIMバースト「キシャアアアアアアアアアアアア!!」

    第2ラウンド開始
  129. 129 : : 2017/04/16(日) 08:23:32
    朝から読ませてもらいましたがまさか茅場の設定が朝思いついたんですね!原作どうり力の暴走の塊がで出来ましたね!レベルアッパー事件いよいよクライマックスですね!続きが出来たら読ませてもらいます!今後ご期待です?
  130. 130 : : 2017/04/16(日) 09:21:08
    >>129さんいつもコメントありがとうございます!

    期待ありがとうございます!
  131. 131 : : 2017/04/16(日) 13:12:51
    AIMバーストを中心に突風が発生する

    キリト「っ!御坂!」

    御坂「了解!」

    御坂は磁力を操り、即席の盾を作る

    突風をやり過ごしながら御坂が電撃をAIMバーストに向かって電撃を放つ

    しかしーーー

    御坂「なっ!?」

    傷がすぐに塞がり、さらに体が肥大化する

    キリト「おいおいこいつあの某有名RPGゲームの攻撃するとでかくなって爆発するんじゃないだろうな!」

    御坂「けどこのままだとヤバイわよ!攻撃する度に大きくなるなんて···」

    その時。AIMバーストから透明の尖った岩のような物が発射される

    キリト「ふっ!」

    それを剣で打ち砕く

    初春「キリトさん!御坂さん!」

    捕らえられていた初春の声がする

    御坂「どうしてここに!?」

    キリト「初春!一旦退避しろ!ここは危ない!」

    御坂「くっ!しょうがない!相手に·····ってあれ?」

    AIMバーストは俺達を追ってきてはいなかった

    キリト「····なんか苦しんでるように見えないか?」

    AIMバーストはまるで苦しさで悲鳴を上げている子供みたいだ

    そしてAIMバーストは上に上昇していく

    「何だこいつ!?」

    「生物兵器か!?」

    「動けるだけでもやるしかないじゃんよ!実弾の使用を許可する!撃て!」

    というアンチスキルの声がする

    そして銃撃が始まったようだ

    しかし物理攻撃も吸収するのだろう。

    次々に肥大化していく

    どうすれば···!

    そのとき木山が立ち上がるのが見えた

    木山の所に駆け寄ると

    木山「もう子どもたちを回復する事は叶わなくなった。おしまいだな····」

    木山がそういった時

    初春「諦めないでください!

    初春の叫びが、木山に届く
  132. 132 : : 2017/04/16(日) 17:28:46
    苦戦してますねキリト流石の黒の剣士で力塊には苦戦してますね~でもキリトと御坂なら出来るん!原作どうりなら御坂は無能力者の気持ちいを受け止めてレールガンを放ち事件を終わらせるってゆう原作の流れだけどこの話の場合はキリトが二刀流を解放するのかな?まぁそうなったいいんだけどね!続きが出来たらまた読ませてもらいます!
  133. 133 : : 2017/04/17(月) 18:16:19
    >>132さんいつもコメントありがとうございます!

    う〜ん。御坂も無能力者の気持ちを受け止めなきゃ駄目だと思うので、原作通りいきます
  134. 134 : : 2017/04/17(月) 19:15:56
    木山「レベルアッパーのネットワークによって束ねられた、約1万人のAIM拡散力場。それを触媒とした潜在意識の怪物。···言い換えれば1万人の子ども達の思念の塊だ」

    約1万人。

    その思念体があいつだという訳か···

    初春「可哀想···」

    初春からそんな台詞が漏れる

    御坂「アイツを止める方法は?」

    木山「君たちは、私の言うことを信じられるのかい?」

    木山は、試すようにそう問いかけてくる

    その問いに

    初春「この手錠。木山先生が外してくれたんですよね」

    木山は少し驚いたように

    木山「そんな事で私を信用するのかい?」

    初春「それに···子供達を助けるのに木山先生が、嘘付くはずありません。信じます!」

    初春の無垢な言葉が、木山に響く

    木山は観念したように

    木山「AIMバーストはレベルアッパーのネットワークが生み出した怪物だ。ネットワークを破壊すれば止められるかもしれない」

    初春が何かを思い出したようにポケットを探る

    出てきたのは何かのメモリーだろうか

    キリト「それは?」

    初春「レベルアッパーの治療プログラムです!」

    木山「試してみる価値はあるはずだ」

    御坂「私とキリトでアイツは何とかするから、初春さんはそれを持ってアンチスキルの所に!」

    初春「分かりました!」

    そう言って初春はアンチスキルの所に向かい、走っていく

    キリト「俺等も行くぞ!」

    その時。

    AIMバーストが急に進路を変えた

    アイツの視線の先にあるのは··········

    キリト「おい御坂。マズイぞあの建物何かわかるか?!

    俺の問いに御坂は首を横に振る

    キリト「原子力発電所だ。」

    御坂「····マジ!?」

    キリト「急ぐぞ!」

    御坂「アンタの相手は···私よ!」

    御坂の磁力の剣がAIMバーストの腕を切断する

    キリト「俺もいるけどな···!」

    『バーチカル·スクエア』で足を切り落としていく

    しかしその直後に再生してしまう

    御坂「キリがない···!」

    AIMバーストが初春達を狙って、エネルギー弾を発射する

    キリト「っ!御坂!後任せた!!···フィジカルバースト!」

    10倍に加速した俺は後少しで当たりそうだったエネルギー弾を撃ち落とす

    キリト「初春!プログラムは壊れてないか!?」

    初春「はい!大丈夫です!」

    キリト「防衛は任せろ!今の内にアンチスキルの所に!」

    初春「気を付けてくださいね!」

    初春がアンチスキルの所に走り出した瞬間またエネルギー弾が発射される。

    キリト「はあっ!」

    飛んできた5発を撃ち落とすと

    離れた所で御坂も電撃や砂鉄の剣でダメージを与えていく

    初春もアンチスキルにプログラムを渡し終えたようだ

    そして、俺の耳に入ってきたのは音楽だった

    キリト「なるほど、これが治療プログラムか···」

    御坂の方を見るとAIMバーストに捕まっていた

    初春の方はもう大丈夫だな

    今頃街中にこの音が流れているだろう

    御坂の方を見るとAIMバーストに捕まっていた

    俺は御坂を捕まえていた腕を切断する

    キリト「この音が、治療プログラムだ。恐らく昏睡状態の人達も意識を取り戻しただろう」

    御坂「初春さんやったんだ···!でも攻撃が効かないなら··」

    キリト「その点なら大丈夫だ。この音の効果で回復できていない。」

    御坂「なら···!これでゲームオーバーよ!!」

    御坂から電撃が迸る

    遂にAIMバーストを黒焦げにした

    御坂「はあ。間一髪ってとこね」

    俺も安心した。

    しかし

    木山「まだだ!まだ終わってないぞ!」

    AIMバーストが再び動き出す

    御坂「ここまでやって···!?ならどうすればいいのよ!?」

    木山「拡散力場を固定している核のような物があるはずだ!そいつを破壊すれば···!」
  135. 135 : : 2017/04/17(月) 19:46:00
    きたー!原作版の御坂の名シーンの所まで来ましたね~御坂とキリトは力の塊を止める事が出来るのか?続きが出来るのを期待です!楽しみにしてます!
  136. 136 : : 2017/04/18(火) 06:25:14
    その時

    『レベル0って欠陥品?』

    AIMバーストから聞こえてきたのは、佐天の声だった

    御坂「佐天···さん?」

    佐天だけじゃない

    『とか思われてるのを許せない』

    『僕達は虐げられても何も抵抗が出来ない』

    『あなた達には分からないでしょうね』

    御坂「下がって」

    キリト「····俺もか?」

    俺の言葉に御坂は、頷いた

    御坂「アンタもよ。巻き込まれるわよ」

    木山「構うものか!私にはあれを生み出した責任がある」
    御坂「アンタの教え子はどうすんのよ!回復した時あの子達が見たいのはアンタの顔じゃないの?···それに」

    御坂を狙おうとしてくるAIMバーストに向かって

    御坂「アイツに巻き込まれるんじゃない。私が巻き込んじゃうって言ってんのよ!!」

    御坂の電撃がAIMバーストの体を削っていく

    御坂「ごめんね。」

    AIMバーストの攻撃をやり過ごしながら、御坂は、

    御坂「気付いてあげられなくて。頑張りたかったんだよね。でもさ、もう一度頑張ってみようよ。」

    御坂がゲームセンターのコインを取り出す。

    御坂「こんなところでくよくよしないで、自分に嘘つかないで。もう一度!!」

    御坂のレールガンがAIMバーストの体を貫いていく

    パキーン

    という音が響く

    おそらく核が破壊されたのだろう。

    キリト「やったか!」

    AIMバーストの体が黒く変色していって····

    灰のように霧散していった
  137. 137 : : 2017/04/18(火) 06:26:35
    >>135さんいつもコメントありがとうございます!

    ありがとうございます!頑張っていきます!
  138. 138 : : 2017/04/18(火) 06:44:40
    あの後木山が捕まった

    木山は、

    『まだ私は諦めないよ。刑務所だろうと世界の果てだろうと私の頭脳はここにあるのだから。しかしこれからも手段を選ぶつもりは無い。だから気に入らなかったらまた止めに来なさい。』

    と言っていた

    全くたくましい先生だな

    初春は、佐天の病室に向かっている

    親友同士話したいこともあるだろうから、俺たちは後日行くことにした

    黒子「これにて事件解決ですわね」

    御坂「うん···」

    御坂が、浮かない顔をしている

    黒子「『レベルアッパーを使用した人達って本当に悪いのかしら?結局あの人たちの気持ちを考えられなかった私達能力者が今回の事件を招いたんじゃないかしら』大方そのようなふうに思っていらっしゃるのでしょう?」

    御坂「···真似しないでよ、」

    御坂らしい答えだな。

    キリト「そうだな。でもさ、俺は御坂の決断や行動が間違っているとは思わない。というかこの世に本当の真実なんて無いのかもしれない。だからさ···」

    だから···

    キリト「自分の正義って奴に自信持ってくれよ。」

    御坂「···ありがとう。そう言ってくれて。」

    何はともあれ、レベルアッパー事件は終わった。

    これで、良かったと信じよう
  139. 139 : : 2017/04/18(火) 06:53:27
    とある廃工場

    ???「ヘッドぉ。アイツ。『黒の奴』がレベルアッパー事件解決の一端を担ってたんだってよ」

    とナイフを持った甲高い声の男がヘッドと言われた男に言った

    ???「そろそろ·····動き出す頃だな」

    髑髏の仮面を着けた男もそう言った

    ???「そうだな···じゃああの生物兵器でも送り込んでやるか。」

    黒のポンチョを着た男がそう言った。

    ???「久しぶりの活動だな。メンバーに伝えろ!
    『ラフィン·コフィン』第一隠れ家に集合だとな」
  140. 140 : : 2017/04/18(火) 07:04:44
    レベルアッパー事件終わりましたーー!

    次の話ぐらいで上条VS御坂をやろうとしたんですが、時系列見たらもう上条さん記憶喪失になってたんで

    本来シスターズ編で会うはずだったところを、早めて次の話でやりたいと思います

    次は基本的にオリジナルが入る予定です。

    新章『第一次ラフィン·コフィン戦』
  141. 141 : : 2017/04/18(火) 10:17:43
    うわ嘘だろう!?学園都市にラフコフが出るのかよ!いくらなんでもヤバイだろう?まぁでも事件解決したことだし面白かったですよ!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  142. 142 : : 2017/04/18(火) 21:50:07
    まさかのラフコフーーーー!!!!!

    これからの展開超楽しみッス!!
  143. 143 : : 2017/04/19(水) 06:02:05
    >>141さんいつもコメントありがとうございます!

    ありがとうございます!次も頑張ります!

    >>142さんいつもコメントありがとうございます!

    期待に添えられるよう頑張っていきます!
  144. 144 : : 2017/04/19(水) 06:32:39
    あれから数日

    終業式当日の今日

    現在終業式の真っ只中だ

    勿論俺も中学生なので

    校長の話かったりー

    とか思う訳だ

    今日も今日とてテンプレ通りの校長の話だった

    終業式が終わり、

    成績を受け取れば後は帰るだけだな

    と思っていると

    女子「き、桐ヶ谷くん!」

    と同じクラスの女子に呼び止められる

    キリト「ん?何か用か?」

    女子「あの···これ受け取ってください!」

    ズイッと差し出されたのはラッピングされたクッキーだった

    キリト「貰っていいのか?」

    女子「う、うん///」

    キリト「ありがとう。···何か顔赤いけど大丈夫か?熱中症には気をつけろよ」

    女子「う、うん!じゃあまた!」

    そう言って走っていった

    手作りのクッキーか···アスナにも作ってもらったことあったよな···

    そんな事を、考えていると

    御坂「随分とモテるじゃない。」

    と御坂が話しかけてきた

    キリト「モテるってなんの話だ?」

    御坂「さっきクッキー貰ってたじゃない」

    キリト「クッキーぐらいアスナからもたまに貰うし、クラスの人達からもたまにお菓子とか貰ってるぞ。普通だろ」

    御坂「······そうね」

    と溜め息をつかれながらそう言われる

    御坂「あっ今日佐天さんの快気祝いやるから来てよ」

    そういえばやってなかったっけ

    キリト「ああいいよ。誰が来るんだ?」

    御坂「私、初春さん、黒子、佐天さん、婚后さん、泡浮さん、湾内さんとアスナさん、アンタね」

    キリト「ちなみにその中に男子は···」

    御坂「いるわけ無いじゃない」

    キリト「ですよねー」

    それにしたって男女比9:1ってどうなんだろう

    キリト「あ〜あの人誘おうぜ。上条さんだっけ」

    御坂「却下ね

    キリト「ぐ···」

    その時ピコン

    とスマホが鳴る

    アスナからだった

    『いつものファミレスで1時だって!』

    御坂「ほら、さっさと行くわよ!」

    キリト「分かった分かった。」

    俺と御坂はファミレスに向かった

  145. 145 : : 2017/04/19(水) 12:21:01
    そう言えばレベルアッパー事件後のやつもあったはずですが?シスター編の前のやつなんだけど原作のアニメ見ましたか?まぁその前にオリジナルのラフコフ戦ってゆうやつを楽しみにしてます!
  146. 146 : : 2017/04/19(水) 19:47:31
    >>145さんいつもコメントありがとうございます!

    本当ですか?出来れば何話か教えてください!
  147. 147 : : 2017/04/19(水) 21:29:12
    いつものファミレス

    キリト「····気まずい」

    追加で固法···だっけ?

    高校生のジャッジメントも居た

    アスナ「あはは。キリト君の友達連れて来ればいいのに」

    キリト「皆知らないじゃないか···」

    御坂「ん?どうしたの?婚后さん?」

    婚后「い、いや///御坂さん達の殿方の知り合いって桐ヶ谷さんの事だったのですね···///」

    御坂「婚后さんも···?」

    湾内「前に男の人に絡まれていたところを助けていただいたことがあったらしく···」

    初春「キリトさんらしいですね。」

    キリト「う〜ん。あまり思い出せないな···」

    婚后「あれ以来話してないので無理もありませんわ。
    婚后光子でございます。以後お見知りおきを。」

    キリト「お、おう。婚后·····あの有名企業か?」

    婚后グループというのは世界中に展開している大手企業で、俺もたまに后后グループの商品やらを買う時もある

    キリト「常盤台ってなんでこんなにお嬢様、おぼっちゃまが多いんだよ···」

    俺は菊岡からの依頼とレベル5の奨学金で日々を過ごしているので

    少し羨ましい

    別に十分ではあるのだが、

    男子寮の料金が、無駄に高いので、

    月のお小遣いが20万程しか残らない。

    それでもかなり恵まれてはいるのだが、

    つい無駄使いしてしまうので

    結構財布の中身が寂しい事になっている

    御坂「私そんなにお嬢様してないけどなんでそんなに高く見られるのかな···」

    キリト「一本2000円のホットドッグを躊躇いなく買うぐらいの金銭感覚してる奴なんて俺みたいな庶民から見れば十分お嬢様してるよ」

    固法「でもレベル5に送られる奨学金って結構な額なんでしょ?」

    アスナ「キリト君すぐに使っちゃうもんね。」

    キリト「うぐっ!」

    御坂「お金の管理はしっかりしなさいよね。···ところでさ」

    御坂が思い出したように

    御坂「木山が言ってた『あの事件』って何なの?」

    と言った

    アスナ「そ、それは····」

    アスナが少し慌てたように視線を彷徨わせる

    俺も出来れば話したくない。

    『あの事件』は俺にとってもーーーーーーーーーーー

    キリト「ごめんな。それはまたの機会でいいか?」

    御坂「そっか。私も無遠慮に聞いてごめんね。」

    何か気まずい空気が流れ出したのを

    初春が見かねたのか

    初春「そ、そういえば木山先生と戦っているときキリトさんが使ってたあの炎って何なんですか?」

  148. 148 : : 2017/04/20(木) 09:57:16
    オリジナルアニメなんだけど乱雑開放(ポルターガイスト)」編(テレビアニメ第1期第20話 - 第24話)です!見てみれば分かりますよ!とりあえずオリジナルのラフコフのやつが終わってからそれを作って見ては!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  149. 149 : : 2017/04/20(木) 12:23:08
    乱雑開放(ポルターガイスト)」編ではあの木山の過去に関係があります!でも俺が言うとネタバレになってしまうので自分の目で確かめて見てください
  150. 150 : : 2017/04/20(木) 22:28:01
    うぉぉラフコフ編かぁまさかですわ(笑)
    楽しみ(*・ω・*)wkwk
    頑張ってくださいね!!
  151. 151 : : 2017/04/21(金) 06:04:16
    >>148>>149さんいつもコメントありがとうございます!

    あ〜あの春上のやつでしたっけ?

    すみません。2013年ぐらいに1期見て、それ以来漫画の方しか読んでなくて····教えてくださり、ありがとうございます!

    >>150さんコメントありがとうございます!

    ありがとうございます!あまり文章力無いので上手く出来るか不安ですが、頑張っていきたいと思います!
  152. 152 : : 2017/04/21(金) 06:32:49
    キリト「ああ。心意って言ってな。こうーーー」

    心意説明中

    佐天「それってもう複数の能力を使えるのと大差ないですよね」

    御坂「仕組み聞いてやってみたはいいけどさ、炎なんて出ないんだけど。」

    御坂がそう愚痴る

    キリト「う〜ん。まあ鍛錬が必要だしね。実用化できるまで3年はかかるし」

    佐天「へ〜。ふっ!ぐぬぬぬぬぬぬぬぬ!!!」

    佐天が手を前に突き出して力を入れているのだろう。

    手が小刻みに揺れている

    佐天「やっぱ駄目か····超能力も使えない私じゃ」

    キリト「佐天。」

    佐天「はい?」

    少し悲しそうな顔をした佐天に向かって

    キリト「無能力者だから、超能力だからっていう壁は、ここでは無しにしよう。俺は佐天の元気な姿が好きだし、それはここにいる皆が思ってる事だと思う。
    その笑顔で、誰かを元気付けられたらそれはさ」

    佐天が何故か顔を赤くして聞いている

    ···なんでだ?

    取り敢えず続きを言う

    キリト「それが出来たら、超能力以上の力だと思う。
    レベル5なんかよりもずっと上のさ。だから笑えよ。
    悲しんでる佐天なんて見たくないし」

    佐天「そう、ですかね。」

    初春「そうですよ!佐天さんは素敵な人なんですから自分に自信を持ってください!···でもスカートめくるのだけは止めて下さいね?」

    と言った瞬間に

    バサアッ!

    と初春のスカートがめくられた

    キリト「ブフゥッ」

    初春「ちょっ!佐天さん!?キ、キリトさんも見ないで下さい!///」

    キリト「いや、見、見てないぞ。青のストライプなんて見てな···」

    初春「見てるじゃないですか!」

    アスナ「キ〜リ〜ト〜く〜ん?」

    キリト「ちょっと待て、今のは俺悪くないだろ!」

    必死に弁解する

    佐天「あははははは!!」

    でも、元気になって良かった

    それから数時間して、

    俺達はファミレスを出た

    今から何故か俺の部屋に行くという事になってしまった

    まあ見られて困る物もないし、

    別に良いか

    そして道中

    静かに、死神の鎌が近づいてくる
  153. 153 : : 2017/04/21(金) 07:07:48
    キリト「それでアスナがさ、」

    アスナ「ちょっ!キリト君駄目ー!!」

    婚后「二人は中が随分よろしいのですね。」

    黒子「妬いてますの?」

    婚后「ちちちちちち違いますわ///」

    御坂「黒子も婚后さんイジメないの。」

    黒子「なら代わりにお姉様にあんな事やこんな事を····ぐへえっ!!?」

    最後の呻き声は御坂が、白井に蹴りを入れたからだ

    俺は、この時間が楽しい。

    とてもそう思う

    でも俺はーーーーーーーーーーー

    その時だった

    何か視線を感じる

    悪意に満ちた視線を。

    キリト「ちょっと待って」

    女子を止める

    アスナ「どうしたの?キリト君」

    アスナや他の女子達が怪訝な顔で俺を見る

    キリト「···そこに隠れて居るやつ。出てこいよ」

    数秒経って

    ???「あっはあ。バレちゃいました?流石キリトさん」

    ???「お前、は、もう少し、殺気を消す事を、覚えろ」

    出てきたのは二人の男

    一人は妙に甲高い声の男

    もう一人は骸骨のマスクをした、男

    キリト「お前らは····?」

    身構えながら俺はそう問う

    ???「ふむ。あの頃は下っ端だったし、知らなくても当然か」

    ???「5年前、『あの事件』と言えば、わかるか?」

    その言葉が俺に届いた瞬間

    衝撃がおれの体を襲う

    キリト「ま、さかお前等は····」

    ジョニー「殺人専門組織。『ラフィン·コフィン』序列第三位ジョニーブラック」

    ザザ「第二位ザザだ」

    アスナ「ラフコフ!?どうして私達の所に!」

    ジョニー「ヘッドの命令だからしょうが無いっしょ。知ってるか?ヘッドはお前に一目惚れしてたんだぜ?
    『仲間や友達、そして先生を殺された』時に怒り狂ってラフコフのメンバーを10人程殺ったお前を」

    キリト「っ!!!」

    知られてしまった

    御坂たちには、知ってほしくなかった。

    ジョニー「今日は挨拶だから。次来るときには殺すつもりで行くから。それじゃ」

    どこからか人が現れて、ジョニーとザザに触れると

    三人の姿が消えた

    テレポーターだったのだろう。

    だがそんな事はどうでも良かった

    人を殺した事がある。

    その事を知られてしまった

    キリト「あ··········う」

    身体から力が抜けていく

    そして意識が暗転する

  154. 154 : : 2017/04/21(金) 08:26:49
    うわぁ~ラフコフメンバーキリト達の前に現れましたね~しかも原作のSAOではラフコフメンバーを二人やったのにここでは十人って...続きが出来たら読ませてもらいます!
  155. 155 : : 2017/04/21(金) 20:28:41
    >>154さんいつもコメントありがとうございます!

    ありがとうございます!頑張っていきたいと思います!
  156. 156 : : 2017/04/21(金) 20:43:18
    面白いデスネ~

    更新速度速くて最高デスヨォ~

  157. 157 : : 2017/04/21(金) 21:17:37
    アスナside

    アスナ「キリト君!!」

    キリトが支えを失ったように倒れる

    ーーー寸前で御坂が受け止める

    御坂「ちょっとアンタ!しっかりしなさい!」

    キリトの顔は真っ青で、まるで病人みたいだった

    黒子「精神的な事ですから少し休ませれば良いと思いますの。」

    アスナ「ここからならキリト君の寮が近いわね。黒子さんの能力で、私とキリト君を飛ばして!」

    黒子「了解ですの!」

    黒子の手が私とキリトに触れてーーー

    シュンッ

    という音がしたと思ったら見慣れたキリトの部屋があった

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    キリトをベッドの上に寝かせた後

    ピンポーン

    というインターホンの音がした

    時刻は5時

    門限までは2時間といったところだろうか

    アスナ「御坂さん?」

    『うん。皆もいるけど···』

    アスナ「今開けるね。」

    ガチャという音を立ててノブが回る

    居たのは御坂、初春、佐天、固法、婚后、泡浮、湾内

    御坂「キリトの様子どう?」

    取り敢えずソファに座る

    佐天「あの····」

    佐天が、おずおずと口を開く

    佐天「キリトさんとあの人達の関係って何なんですか?」

    アスナ「ッ!それは···」

    初春「佐天さん···」

    佐天「私は、キリトさんがしてくれたように、今度は私がキリトさんを救ってあげたい。私なんかが何が出来るとは思わないけど···それでも」

    佐天の言葉は、かつて私が思っていた事と同じだった

    だからだろうか。私は佐天に『あの事件』の事を話す事にした

    アスナ「キリト君は、チャイルドエラーだったの」
  158. 158 : : 2017/04/21(金) 21:19:15
    >>156さんいつもコメントありがとうございます!

    そんなに速度早いですかね?w

    最高という言葉を頂けて光栄です!
  159. 159 : : 2017/04/21(金) 21:36:07
    相当早いと思いますよ!

    僕なんかのと比べると,,,,,

    頑張らなきゃ(=゚ω゚)ノ
  160. 160 : : 2017/04/21(金) 22:23:44
    キリト君は、物心つく前に交通事故で両親を亡くしていて、

    気付いたら茅場昭彦という人が経営していた、

    『アインクラッド』というチャイルドエラーの施設で生活していたの

    茅場先生は科学者で、新しい超能力の開発をしていたの

    それが私とキリト君の能力の『ソードアート』

    それを習得できたのは私とキリト君だけだった

    リズ、シリカちゃん、シノのん、リーファちゃん、サチちゃん

    キバオウ君、ディアベル君、シンカー君、ネズハ君、

    中学生のクラインさんやエギルさんも

    習得できなかった

    茅場先生も科学者でありながら能力者で

    自分が作った能力を使ってた

    それをアインクラッドに居る子ども達に教えてたの

    私は孤児では無かったからアインクラッドには住んでなかったんだけど

    当時住んでた部屋が近くて良く遊びに来てたの

    能力を教えてもらったのはその時

    アインクラッドの人達と過ごした時間はとても楽しかった

    時間を忘れるぐらい。

    けど、今から5年前事件が起きた

    茅場先生は研究データを自分で保管していた。

    それを狙った暗部の組織が茅場先生の不在を狙って

    アインクラッドを襲い始めたの

    それがラフィン·コフィン

    彼等は元々殺し専門の組織で

    子供だろうが女だろうが殺す奴らだったの

    当然アインクラッドの子供達も例外では無く、

    次々と友達が死んでいった

    それを見たキリト君は、

    友達を襲っていた

    ラフィン·コフィンのメンバーを止めるため、

    戦った

    キリト君と私は殺さないようにラフィン·コフィンのメンバーを止めていった

    けど

    ラフィン·コフィンは痛みなど感じていないように

    次々と襲いかかってきた

    止めるには殺すしかなかった

    けど私は殺せなかった

    そして私は捕まって、もう終わりだと思った

    けど、

    キリト君が助けてくれた。

    そして殺す役を、一人で全部背負った

    気付けば屍の山ができていて、

    生存者は私とキリト君だけになっていた

    ラフィン·コフィンのリーダーである男は、

    「なかなか良い目をしている。お前は強くなれる。
    俺に届くようになったら、本気で戦い、殺してやるよ」

    そう言って立ち去った

    研究データと、部下達を連れて

    茅場先生はあれから消息不明

    あの事件で生き残ったのは私とキリト君だけだった

  161. 161 : : 2017/04/21(金) 22:26:49
    >>159さんいつもコメントありがとうございます!

    いつも見させて頂いています!

    とても面白いので、自信持ってください!


  162. 162 : : 2017/04/21(金) 22:41:54
    アスナ「これが私が知っている記憶の全て。血塗られた鮮血の記憶。あいつ等は10人だと言ったけど実際はもっと多かった。多分20人程だと思う。」

    部屋に静寂が生まれる

    誰も口を開く事が出来ない

    キリトを見損なったわけじゃない

    あまりにも悲惨な過去に

    皆は、声も出せないようだ

    アスナ「キリト君は、あの事件によって心に大きな傷を負ってしまった」

    簡単には立ち直れなかった

    それは私もなのだが

    キリト君は私の比じゃない

    アスナ「それは、パーソナルリアリティに影響を与える程に深く、鋭い傷だった。キリト君の剣は人を傷つけられなくなった。精神力を奪うの。それによる失神。要は『殺すことなく人を行動不能にする能力』」

    言い終わった瞬間

    キリトの寝室から

    『うわあっ!!!』

    という叫び声が聞こえてきた
  163. 163 : : 2017/04/22(土) 00:25:31
    キリトの過去重エエエエエエ!

    期待!
  164. 164 : : 2017/04/22(土) 07:45:01
    >>163さんいつもコメントありがとうございます!

    期待ありがとうございます!
  165. 165 : : 2017/04/22(土) 08:28:18
    キリトside

    俺は叫びと共に飛び起きた

    キリト「はあっはあっ」

    息が荒い

    数秒してから数時間前の記憶が蘇る

    キリト「ラフィン·コフィン····!」

    あいつ等が姿を見せたという事はまた何か企んでる可能性が高い

    キリト「絶対に止めてやる····!」

    そう決意してドアを開ける

    すると一緒にファミレスに居たメンバーが勢揃いして俺の部屋に居た

    キリト「どうして···?」

    アスナ「キリト君が心配で皆来てくれたの」

    キリト「そうか···ありがとう。俺はもう大丈夫だ」

    そこで御坂が口を開く

    御坂「キリト、アンタの過去、聞いたわ」

    キリト「そうか···」

    アスナが教えたのだろう

    調べれば出て来る事なのだからそこまで気にしてない

    佐天「キリトさんは悪くない!!悪いのは···あのラフィン·コフィンとかいう組織じゃないですか!」

    佐天の叫びが部屋に響く

    キリト「ラフィン·コフィンの奴等は勿論許されない」

    けど···

    キリト「俺だって大勢人を殺した。どんな理由があってもその事実は変わらない」

    初春「そんな····」

    御坂「私は、アンタが悪いとは思わない」

    キリト「え?」

    御坂「アンタ私に言ったじゃない。『自分の正義に自信を持てって。』アンタは自分の正義に従って、アスナさん達を守るために戦ったんでしょ?」

    キリト「それは···」

    御坂「ならアンタはこんなところでくよくよするな!
    自分の正義を貫き通せ!」

    その言葉はかつて御坂に言った言葉と酷似していた

    キリト「ありがとう御坂。まだ俺の罪は重い。けど、
    俺はお前達を守るために、精一杯頑張るよ」

    御坂「頼りにしてる」

    ようやく温かい空気に戻る

    アスナ「でも、ラフコフが姿を見せたって事は···」

    キリト「ああ。動き出すだろうな。今度こそ皆を守ってみせる」

    そう決意した
  166. 166 : : 2017/04/22(土) 11:32:20
    悪くないですね~ラフコフとの戦いになる時いったいどなるんだ?また続出来たら読ませてもらいます!
  167. 167 : : 2017/04/22(土) 12:16:05
    >>166さんいつもコメントありがとうございます!

    多分アレが開放されますw
  168. 168 : : 2017/04/22(土) 13:03:52
    翌日

    俺とアスナ、御坂、白井、初春、佐天で学び舎の園という街に来ていた

    常盤台中学があるのもこの街で、世界に名を馳せる有名スイーツ店等が軒を連ねる区間だ

    街並みは美しく、まるでヨーロッパに歩くどこかしらの国のようだ

    その街の一角にあるとある店

    キリト「昨日は迷惑かけちゃったからな。好きなだけ食べてくれ」

    初春「本当ですか!?うわー!何にしましょう!」

    佐天「初春。少しは遠慮しなさいよ」

    初春「いつもは佐天さんが先陣きって食べるのに···
    キリトさんがいるからですか?」

    佐天「なっ///」

    キリト「ん?俺がいるからってどうゆうーーー」

    佐天「なななななんでもないですよ!///」

    キリト「ん?まあ佐天も遠慮せず食べてくれて全然いいからな」

    黒子「なら私達も遠慮せず···」

    御坂「そうね。じゃんじゃん頼も!」

    アスナ「キリト君覚悟してよね!」

    キリト「···お手柔らかに」

    好きなだけ。と言った事を少し後悔した

    ーーーーーーーーーーー

    店員「お会計3万6000円です」

    キリト「は、はい」

    まあ安く済んだんじゃないかな

    基本ここら辺は物価が高い

    御坂「ゴチになるわね」

    キリト「おう。」

    アス黒初佐「「「「ごちそうさまー!」」」」

    取り敢えず迷惑かけた分は返せただろうか

    御坂「次何する?」

    黒子「私は、何でも」

    キリト「俺もだな」

    佐天「じゃああの店に···」

    すると

    『学び舎の園に侵入者!学び舎の園に侵入者!至急近くの学校に避難してください!』

    「侵入者?こんな所に侵入するなんて命が欲しくないのかな?」

    「,面白そうだから見に行こうぜ!」

    と言って大半の学生が侵入者がいると推測される入り口へと向かった

    キリト「俺等も行こう。···嫌な予感がする」

    俺達は学び舎の園の入り口へと走った

    ーーーーーーーーーーー

    学び舎の園の入り口

    キリト「やっぱりあいつ等か···」

    そこに居たのはジョニー·ブラックそしてザザだった

    ジョニー「よおキリトさん。待ってたよ」

    キリト「あんた等二人だけかよ?」

    ジョニー「ヘッドは今日傍観するだけだってよ。でも俺達だけじゃ負けちゃうからさ」

    そう言って何か石のような物を地面に投げつける

    ジョニー「二人と一匹だ。」

    石が割れて、

    中から何かの生物が出てきた

    それはみるみるデカくなり、

    20mはある巨体に変化する

    頭部はヤギのように角が生えており、体は青く、胴体は分厚い筋肉で覆われている

    そして手にはその身の丈ほどもある大剣

    ジョニー「殺れ。グリームアイズ!」

    グリームアイズ「グオオオオオオオオオオオオ!!」

    獣の咆哮が、学び舎の園を揺るがす
  169. 169 : : 2017/04/22(土) 18:39:28
    グリームアイズはアインクラッド74層のフロアボスをもっとデカくしたものだと思ってください
  170. 170 : : 2017/04/22(土) 19:07:35
    御坂「ちょっ!何あれ!?」

    初春「大き過ぎませんか!?」

    AIMバーストよりもデカく、オーラは段違いに濃い

    キリト「逃げてくれ。と言っても聞かないよな。だから、コイツに挑むなら自分の命を優先してくれ!深追いするなよ!」

    ジョニー「人の心配より自分の心配をしたらどうなんですかああああ!」

    キリト「せああ!」

    ジョニーのナイフをエリュシデータで受ける

    キリト「その能力。ソードアートか···?」

    ジョニー「ご名答お!」

    垂直斬り、突き、縦斬り。

    ジョニーの攻撃をいなしていく

    キリト「ウオオオオオオオ!」

    『ヴォーパル·ストライク』

    ジョニー「ぐおっ!」

    ナイフが宙に舞い,エリュシデータがジョニーの心臓を貫く

    剣が心臓に刺さろうものなら普通は死を免れることは出来ない。

    しかし俺の剣は本気の殺意がない限りは気絶させるだけだ
  171. 171 : : 2017/04/23(日) 10:31:13
    アスナside

    ザザ「ブラックの奴はやられたか。使えない奴だ」

    私との戦闘中に、ザザはそう呟いた

    アスナ「そろそろアナタもやられてくれると嬉しいんだけど···」

    ガキイイイン!

    金属と金属が激突する音が苛烈を極める

    この男の能力もソードアートだ

    武器はエストック

    私のレイピアを短くしたようなその武器は

    基本レイピアと同じソードスキルを発動できる

    レベルは4位だろう

    あまり長引かせるとあのグリームアイズとかいう怪物が街を破壊しかねないので

    アスナ「せえい!!·

    8連撃ソードスキル『スタースプラッシュ』

    ザザは5連撃までは防ぐものの、後の3連撃を

    足、腕、横腹にくらう

    ザザ「チッそろそろ····潮時か」

    そう呟いたザザの体が一瞬で消える

    アスナ「え!?」

    それはキリトにやられたジョニーも同じだった

    キリト「恐らくテレポーターの仕業だな」

    アスナ「追いたいけど····」

    キリト「ああ。まずはアイツを排除してからだ!」

  172. 172 : : 2017/04/23(日) 10:49:59
    まさかの原作 SAOのボスモンスターであるグリームアイズが出でくるなんて驚きましたよ!しかもラフコフがモンスターを従えるんなんてそっちの方が驚きです!もしかして二刀流解放するかもしれませんね~また続きが出来たら読ませてもらいます!
  173. 173 : : 2017/04/23(日) 21:07:37
    >>172さんいつもコメントありがとうございます!

    グリームアイズや、これから出て来るモンスターは、

    茅場のデータを元に、ラフコフが作った生物兵器です

    これからも何度か出てくると思います
  174. 174 : : 2017/04/23(日) 22:13:12
    御坂は佐天、初春を守りつつ、グリームアイズと交戦中だ

    キリト「佐天!初春!ここは俺達に任せて避難してくれ!」

    俺の言葉に

    初春「私はジャッジメントです!ここにいる皆さんを置いて逃げるわけにはいきません!」

    佐天「私も友達を置いていくわけには···!」

    初春と佐天からは、硬い決意が感じられた

    キリト「分かった。けど怪物には近づくなよ!」

    俺は御坂の方へ振り返り、

    キリト「アイツにお前の雷撃はあまり効果無さそうだな···」

    御坂の雷撃以外の、他の能力者の攻撃もあまり効いていない

    俺の言葉を聞いた御坂は悔しさの滲む声で

    御坂「悔しいけどそうみたいね。けど···」

    御坂はスカートのポケットから一枚のコインを取り出し、

    御坂「これなら···どうだ!!」

    ピイン

    と上に弾いたコインを再びグリームアイズに向かい、

    弾いた

    いや。弾いたというレベルを遥かに凌駕した、

    『超電磁砲』と化したコインは音速の3倍で、

    グリームアイズに牙を向く

    しかし

    グリームアイズは大剣を構え、

    アイズ「グルア!」

    カキーン!!

    まるで、野球のように御坂の超電磁砲を跳ね返す

    御坂「ほえ?」

    御坂は、その光景を目の当たりにし、

    間抜けな顔をしたまま固まる

    キリト「おー」

    思わず感嘆の声を上げてしまった

    その直後

    アイズ「グオオオオオオオオオオオオ!」

    まるで、1塁、2塁、3塁、そしてホームベースへと駆け抜ける野球選手のようにこちらに向かい、

    巨体の割に凄まじい速度で走ってくる

    御坂「ヤバッ」

    レベル5とはいえ、身体能力はそこらの女子中学生とさほど変わらない

    時速60km程で迫ってくる怪物を避けることは出来ない

    だから俺が御坂を抱えて、猛ダッシュでアイズから距離を取る

    ちなみにアスナは佐天と初春を抱えて同じく距離を取った

    御坂「うわっ!ちょっ速!」

    黒子「全くキリがないですの!···というかキリトさん貴方はいつまでお姉様をお姫さま抱っこしてらっしゃいますの!!?」

    キリト「うわっごめん!」

    慌てて手を離す

    キリト「けどキリが無いのはホントだな···」

    アイズの攻撃で、街は大分破壊されている

    レベル3、4の能力者だけでは歯がたたない

    アイズ「グルア!!!!」

    ドゴオオオオオオン!

    地面が割れ、こちらに向かい、瓦礫が飛んでくる

    初春「きゃっ!?」

    それを俺を蹴りで粉砕する

    能力により強化された俺にとって、こんな事造作も無い

    キリト「しょうが無い。御坂。お前は後方援護に回ってくれ」

    御坂「はあっ!?そんな事···!」

    キリト「頼む。」

    御坂「〜〜〜〜!分かったわよ!」

    キリト「ありがとう。」

    ポンと御坂の頭に手を置く

    御坂「〜〜!///あ、アンタはどうすんのよ」

    勿論俺はーーーーーーーーーーー

    キリト「そりゃ勿論アイツと近接戦闘しに行くに決まってんだろ」

    佐天「えっ!あの怪物とですか!?」

    キリト「ああ。アイツには炎や雷撃を始めとした攻撃は効果が薄い。御坂の砂鉄の剣なら少しは効果があるかもしれないけど、俺が行ったほうが早い」

    初春「そう、ですか···」

    アスナ「なら、私も行くわ」

    キリト「····危険だぞ」

    と言った瞬間

    俺の鼻先にアスナのレイピア。『ランベントライト』

    が突き付けられていた

    キリト「はあ。無茶はするなよ!」

    俺はアスナとアイズの元に飛び込んだ
  175. 175 : : 2017/04/24(月) 06:12:56
    御坂side

    御坂「うわっ速いな···」

    どう足掻いても人間には到達出来ない速さでキリトとアスナは駆け抜ける

    私は足手まといだったのかな···

    勿論キリトとアスナはそう思ってないだろう

    実際にあそこでは超次元の戦闘が行われていた

    キリトがアイズの大剣をスライディングで避ける

    そして瞬時に立ち上がってアイズに斬撃を与えていく

    たまに剣が光り、凄まじい速度と威力でアイズに攻撃する

    アスナもフェンシングで使うような細い剣を使って

    キリトの援護をしている

    まるで踊っているような攻防戦

    私はそれに引き込まれていた

    それは他の能力者も同じだった

    しかしその内アスナが体制を崩す

    御坂「危な····」

    キリト「セエエエアアアア!!

    ガキィン

    キリトが大剣を難なく受け止める

    それどころか

    アイズ「グルア!?」

    大剣を大きく弾き飛ばし、アイズの体制を崩す

    しかし同時にキリトも衝撃によって体が浮く

    キリト「アスナ!スイッチ!!」

    アスナが目に止まらぬ速さでアイズを攻撃していく
  176. 176 : : 2017/04/24(月) 10:27:21
    凄い戦闘になってますね~流石黒の剣ですね~二刀流の解禁はしないんですか?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  177. 177 : : 2017/04/24(月) 19:25:22
    >>176さんいつもコメントありがとうございます!

    二刀流については後ほど
  178. 178 : : 2017/04/24(月) 19:48:05
    周りの能力者達も呆気にとられたようにその攻防を見ている

    キリト達の剣はアイズにもよく効いている

    このままいけば倒せそうな雰囲気だ

    しかし···

    御坂「アスナさん!!」

    アスナのレイピアとアイズの大剣が接触して、アスナの体制が崩れる

    そのスキをアイズは見逃さなかった

    アイズの拳がアスナへと迫る

    ドゴオッ

    鈍い音と共にアスナが私達の所に飛ばされてくる

    地面に落ちる寸前で黒子が受け止める

    御坂「アスナさん大丈夫!?」

    アスナ「う、うん。でも脚が···」

    アスナは脚を挫いていた

    黒子「これでは動けませんの」

    アスナ「そっか····」

    悔しそうな顔で俯く

    キリトの方を見ると

    アイズの攻撃を正確に捌ききっていた

    でもそう長くは続かないかもしれない

    なら···

    御坂「さっきは防がれたけど、今度は当てるわよ!」

    恐らくキリト体が剣を弾いた瞬間を狙えばいける

    そう思っていた

    そしてキリトがアイズの大剣を弾く

    ガキイイイン!

    御坂「キリト!一旦そこ退いて!」

    しかし···

    キリト「,御坂!?やめろ!そんな事したらお前が···」

    しかし止まらない

    私の放った超電磁砲がアイズに当たる。

    直前でキリトが超電磁砲を撃ち落とす

    御坂「なんで····!?」

    超電磁砲を防がれたのもショックだったが

    なんでそんな事をしたのか

    アスナ「多分、御坂さん達が狙われるのを防ぐためだと思う」

    御坂「な·····!」

    なら私はキリトの邪魔をしただけという事か

    その事実が私の心を陰らす

    そして、

    アイズのソードスキルがキリトを捉えた
  179. 179 : : 2017/04/24(月) 20:20:15
    原作のSAOでの第74層でのグリームアイズでの戦闘の時みたいな流れで二刀流解放ですか?俺はあのシーンが一番ビビっときます!二刀流解放期待してます!
  180. 180 : : 2017/04/24(月) 22:03:29
    >>179さんいつもコメントありがとうございます!

    ありがとうございます!

    明日には終わらせたいと思います
  181. 181 : : 2017/04/25(火) 20:29:28
    3連撃の斬撃をモロにくらったキリトは回転しながらこちらに向かって吹っ飛んできた

    ズサアアアア!

    と体が地面に引きずられていく

    アスナ「キリト君!」

    キリト「が·····あ」

    キリトの身体を中心に地面に赤い血の水たまりを作っていく

    初春「キリトさん!大丈夫ですか!?」

    それと同時に到着したアンチスキルがキリトに駆け寄る

    黄川「あの化物にやれらたのか···一体アイツは何なんじゃんよ!!」

    佐天「キリトさん!死んだら嫌ですよ!」

    涙を流しながら佐天が呼びかける

    私のせいだ

    私が勝手な行動をしたからーーー

    黄川「鉄装!担架を持ってくるじゃんよ!」

    鉄装「は、はい!」

    しかし、

    キリトは立とうとしていた

    黄川「おい!動くなじゃんよ!」

    アスナ「キリト君···」

    立ち上がったキリトの体は、三本の大きく、深い傷があり、血が絶え間なく出ていた

    キリト「······いかないんだ」

    キリトは何かを呟いた

    キリト「もう!大切な誰かを失う訳にはいかないんだ!!!!」

    その途端

    キリトの背中に黒の剣の鞘と交差するように青の剣が現れる

    スキル『絶界の双聖剣』

    スキル使用条件『一定までの危機に見舞われる事』

    スキル効果『攻撃力2倍。敏捷力2倍。二刀流スキル使用可能』

    キリト「ウオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」

    キリトが二本目の剣を抜き、咆哮と共にアイズに突っ込む
  182. 182 : : 2017/04/25(火) 20:40:54
    キリトside

    二本目の剣である『ダーク·リパルサー』

    を左手に握って,襲いかかるアイズの大剣を弾く。

    その間に『エリュシデータ』でアイズを斬る

    そして両手の剣で大剣を吹き飛ばし、

    8連撃ソードスキル『ナイトメア·レイン』

    を放つ

    キュバババババババ!!!

    という音をたてて、音速の斬撃をアイズに与える

    アイズ「グオオオオ!?」

    アイズが仰け反り、体制を崩す

    ここだ······!!!

    キリト「セエエエエエエエエエアアアア!!!」

    二刀流奥義、16連撃ソードスキル

    『スターバースト·ストリーム』

  183. 183 : : 2017/04/25(火) 23:53:03
    二刀流きたーー!黒の剣士キリトの代名詞スターバースト・ストリーム‼やっぱりキリトさん最高ー‼果たして黒の剣士キリトは青い悪魔グリームアイズを倒せるのか?明日完結しますか?続きが出来たら読ませてもらいます!
  184. 184 : : 2017/04/26(水) 06:00:40
    >>183さんいつもコメントありがとうございます!

    すみません。昨日完結するつもりが、昨日忙しくて····恐らく今日完結です!
  185. 185 : : 2017/04/26(水) 06:20:25
    超高速の斬撃がアイズを襲う

    しかし1、2、3連撃まで与えた時

    アイズ「ガアアア!」

    大剣を失ったアイズは、自身の拳で俺の事を殴り付ける

    このまま体制が崩れた場合ソードスキルはキャンセルされてしまう

    そうなったら俺は敗北を免れない

    こんな所で·····死ぬ訳にはいかないんだ!

    ギリギリの所で踏みとどまった俺は

    キリト「アアアアアアアアア!!!」

    そこに音速の10連撃の斬撃をアイズに与える

    アイズ「グオ····ア」

    キリト「セエエエア!」

    14連撃目、

    15連撃目

    そして、

    最後の一撃は上位版『ヴォーパル·ストライク』

    のような刺突攻撃

    それが上位版になった事による

    破壊光線

    キリト「ウオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

    ラストアタック

    その一撃はアイズの腹に深々と刺さる

    アイズはまだ生きていた

    アイズ「グ····」

    アイズは勝ち誇ったように笑う

    しかしその直後

    俺の剣から青白い光線が迸る

    アイズ「グオオオオオオオアアアアアアアアア!??!」

    アイズの巨体が吹き飛ぶ

    アイズ「グ···········ア」

    直後バシャーーーーン!!!!!

    というガラスが割れたような破砕音と共にアイズは消滅した

    キリト「終わった·····のか····?」

    ぐらり

    と視界が歪む

    そして視界がだんだん暗くなりーーーーーーーーーー
  186. 186 : : 2017/04/26(水) 06:42:53
    キリト「···ん」

    目が覚めたとき俺は病院の部屋に居た

    キリト「そっか。俺確かアイズと戦って···」

    そう思い出した時

    アスナ「あ·····」

    病室の扉を開けて出てきたのはアスナたちだった

    佐天「キリトさんようやく目が覚めたんですね!!」

    初春「一時はどうなるかとハラハラしましたよ···」

    黒子「怪我の具合はどうですの?」

    御坂「アンタ凄く血だらけだったから本当に心配したわよ···」

    キリト「あはは。ゴメンな心配かけて···」

    佐天「アスナさんもキリトさんに何か····」

    佐天の言葉は途中でフェードアウトする

    理由は、アスナが泣いているからだろう

    キリト「え?」

    アスナ「全く、キリト君は、いつもいつも無茶するんだから」ポロポロ

    キリト「ゴメンな。でも俺は死なないよ。必ずアスナの元に帰って来るから····」

    アスナ「約束····だからね」

    そう言って俺に抱きついてきた

    突然の事に驚くが、

    キリト「あぁ。約束だ。」

    ぎこちなく、アスナの頭を撫でながら、俺は決意する

    この仲間達を、守りたい。と



    少し経って

    今居るのは御坂だけだ

    御坂「その···私アンタに謝らなくちゃならない事があるんだけど····」

    キリト「えっ?何だよ」

    御坂「あの時、私が超電磁砲撃たなかったらキリトは怪我をしなかったかもしれない。」

    キリト「何だよそんな事か···」

    御坂「そんな事って····」

    キリト「御坂。ありがとう。超電磁砲を撃ってくれて」

    御坂「は?」

    御坂が何言ってるんだコイツというような顔でこちらを見てくる

    キリト「あの時俺は体制崩してたからどのみちアイズのソードスキルくらってたんだよ。だけど御坂の超電磁砲のおかげで少しアイズと距離が取れた」

    だから

    キリト「だから俺の怪我がこんなんで済んだのは御坂のおかげだ。ありがとな」

    それを聞いた御坂は

    御坂「····アンタは本当に··」

    と呆れられた

    御坂「ありがとう。そう言ってくれて。」

    キリト「どういたしまして。」

    こうして、一回目のラフィン·コフィン襲撃は幕を閉じる



  187. 187 : : 2017/04/26(水) 06:44:10
    第一時ラフィン·コフィン攻防戦

    終わりましたーーーーー!

    次は本編の話に戻ります
  188. 188 : : 2017/04/26(水) 08:21:48
    やっぱりキリト最高事件解決しましたね~今後の活躍期待です~また続きが出来たら読ませてもらいます!
  189. 189 : : 2017/04/26(水) 18:30:00
    乱雑開放(ポルターガイスト)」編って作れそうですか?
  190. 190 : : 2017/04/27(木) 21:57:40
    >>188さん、>>189さんいつもコメントありがとうございます!

    乱雑開放編はやります!

    毎度の事ながら下手な文章になると思いますけどよろしくお願いします!

    しかしその前に幕間という感じでアニメで

    レベルアッパー〜ポルターガイストにあった

    常盤台中学であった祭り?的なやつとかもやります
  191. 191 : : 2017/04/27(木) 22:40:04
    キリト「はあ。ようやく今日退院か···」

    あれから3日

    この入院生活は色々大変だった

    常盤台の女の子を中心にした軍勢が俺の部屋に

    お見舞いという名の戦争を起こしたり

    バランスを崩して御坂の胸にダイブし、あわや黒焦げになる所だったり

    この前のアイズ戦が軽く見えてしまう程の戦いがあった

    キリト「取り敢えず帰るか···」

    そう思って扉を開ける

    ーーーーー何故か扉の先に白いシスターが倒れていた

    キリト「お、おい。大丈夫か!?」

    慌てて立ち上がらせようと起こしながら声をかける

    すると謎のシスターの下腹部から

    グウゥゥゥゥゥゥゥ!

    という音が聞こえてきた

    キリト「」

    シスター「お腹空いたんだよ。何か食べさせてくれると嬉しいな」

    倒れたまま謎のシスターはそんな事を言いやがった

    キリト「え、とそれじゃこの病院の外を少し行ったとこにファミレスがあるからそこに」

    シスター「早く行こ!!」

    俺の言葉を遮るように賛同の声がかかる

    ーーーーーーーーーーー

    この小柄な女の子のどこにあんなにあった料理が

    消えたのだろう

    一人で総額1万円程も食べたシスターは

    シスター「お腹いっぱいで動けないんだよ」

    と言ってファミレスのソファで寝ている

    キリト「そういえばお前なんで病院なんかに?お腹空いたならファミレスとか飲食店に行けばいいのに」

    シスター「あそこの病院にとうまが入院してるんだよ。でもとうまの病室に行く前にあそこで力尽きたんだよ」

    『とうま』というのは人名だよな?

    キリト「そっか。ならお前もその人の所に早く行ったほうがいいんじゃ?」

    インデックス「む〜さっきからお前お前って。私にはインデックスっていう立派な名前があるんだよ」

    唐突にそんな事を言われてしまった

    インデックス?目次?

    外国人だからかな?

    少し変わった名前だ

    キリト「そ、そうかゴメンなインデックス。でその人の見舞いは大丈夫なのか?」

    インデックス「とうまは優しいから多分大丈夫なんだよ」

    とわかるようなわからないような持論を披露する

    インデックス「とうまが入院してご飯はこもえが用意してくれてるけどはっきり言って足りないから助かったんだよ。ありがとう」

    そんな眩しい笑顔を見せられると奢って良かったと思えてきてしまう

    『とうま』とか『こもえ』が誰かは分からないが

    こんな暴食シスターの親族とかだとしたら食費が大変だろうな

    インデックス「でもあんまり待たせるととうまも寂しがるからそろそろ行くんだよ」

    キリト「そっか。じゃあ出よう」

    ファミレスを出て

    インデックス「今日はごちそうさまなんだよ!そういえばあなたの名前を聞いてなかったから教えてくれると嬉しいな!」

    俺は知らない人に安易に名前を教えてもいいのかと思ってしまったが

    何となくこの少女はいい気がして

    キリト「桐ヶ谷和人だ。またな、インデックス」

    インデックス「うん!バイバイなんだよかずと!」
  192. 192 : : 2017/04/27(木) 22:53:28
    そういえばとあるの携帯ってガラケーが多いですよね。

    でもガラケーって時代遅れ感あるのでこのssでの学園都市の携帯はスマホって事でよろしくお願いします!
  193. 193 : : 2017/04/28(金) 06:34:16
    その日の夜

    キリト「久し振りの常盤台の飯だ····」

    病院に居た頃のご飯は少し味気なく、塩っ気のあるご飯が待ち遠しかった

    ちなみに食べているメンバーは

    俺、アスナ、御坂、白井といういつものメンバーだ

    アスナ「なにはともあれ退院おめでとうキリト君!」

    御坂「おめでと〜!」

    黒子「おめでとうございますの」

    キリト「あぁ。ありがとう」

    御坂「けどあんなに怪我してたのに3日で治るとかこの街の医療技術も凄いわね」

    黒子「そうですわね。間違いなく重症でしたし」

    アスナ「本当だよ〜。これからは無茶しないでよね」

    キリト「ぜ、善処します。」

    という訳で夜飯を食う

    キリト「やっぱ常盤台の飯ってそこらの店より美味いよな····」

    常盤台はお嬢様、おボッチャま学校だからか

    御坂「でもたまにどこかに食べに行きたくなるのよね〜」

    キリト「それはわかる気がする。牛丼とか、ラーメンとかさ」

    という他愛のない会話をしていると

    ???「少し良いかな」

    アスナ「っ!あなたは·····」

    須郷「須郷信之です。よろしく」

    と言って笑顔で須郷と名乗る男が話しかけてきた

    黒子「須郷さん···それで何か私達に用事でも···?」

    須郷「あぁ。用があるのはそこに居る桐ヶ谷君なんだけどね」

    なんだろう。そこはかとなく嫌な予感がする

    須郷「前に忠告したはずなんだけどねえアスナに近づくなと」

    どうやら嫌な予感が当たったらしい

    その言葉に御坂は

    御坂「ちょっとアンタね!」

    キリト「待て。御坂」

    爆発しそうだった御坂を制止しながら

    キリト「アスナに近づくなというのは無理だ。アスナに会えないのは嫌だからな」

    須郷「なら会えなくしたら君はどんな顔をするんだろうねえ」

    さっきの笑みとは違う嗜虐的な表情でそう言う

    キリト「会えるまでアスナを追いかけ続けるだけだ」


    俺はそう言い放つ

    須郷「そうかい。精々頑張るんだな。英雄君」

    そう言って須郷は俺達のテーブルを離れた
  194. 194 : : 2017/04/28(金) 16:08:34
    うわあ変態野郎が出できた~なんで須郷がでで来るんですか?なんか原作のSAOみたいにアスナを人質にするみたいな事をするのか?まぁそこはほっといてキリト退院おめでとう!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  195. 195 : : 2017/04/28(金) 19:45:57
    >>194さんいつもコメントありがとうございます!

    須郷は後々関係してきます

  196. 196 : : 2017/04/28(金) 21:06:12
    御坂「なんなのよアイツ!!」

    黒子「落ち着いてくださいお姉様。と言いたいところですけど流石に私もむかっと来ましたの···」

    とかなりご立腹のようだ

    俺はアスナに一つ気になる事を聞いてみた

    キリト「アスナ。アイツは?」

    アスナ「う·····」

    アスナは少し迷ってから

    アスナ「あの人。須郷さんは、私の親が気に入っていてね。簡単に言うと····許嫁かな」

    御坂「い、許嫁!!?」

    黒子「許嫁って····」

    キリト「将来アスナの夫になる可能性が高いって事だよな····」

    アスナ「うん····」

    そう教えられてしまうと須郷の言い分も少しは理解出来なくもない

    しかし····

    キリト「それでも俺はアスナと会えないなんて嫌だ」

    アスナが俺の言葉を聞いて目を見開く

    キリト「あの時からアスナと一緒に過ごしてさ、最初は塞ぎ込んでた俺をアスナが元気付けてくれた。それが無かったら俺は今ここには居ない。そう思えるほどに俺にとってアスナは大切な存在なんだ。だから、その···」

    少しつっかえながら俺は言う

    キリト「一緒に居たい。迷惑···かな?」

    アスナは少し赤くなりながら

    アスナ「う、うん。私も····キリト君と一緒に居たい」

    柔らかな笑顔をしながらアスナはそう言った

    キリト「そっか。良かった。」

    何故かアスナは顔を赤くしてモジモジしながら俯いている

    御坂達もなんか顔をそむけている

    キリト「ア、アスナ?トイレなら我慢せずに行ってきた方が···」

    そう言った瞬間俺の頭にアスナの拳骨と御坂の電撃、白井のドロップキックが襲い掛かってきた!!!!


  197. 197 : : 2017/04/28(金) 22:22:59
    御坂「キリト、アンタ無いわー」

    黒子「いくらなんでも鈍感すぎますの···」

    キリト「いや、だってあんなに顔真っ赤でモジモジしてたらそう思うだリョ!!!?」

    最後の変な声はアスナに脚を思いっきり踏まれたせいだ

    アスナ「反省。してよね」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    キリト「は、はいいいっ!すみませんでした!」

    なんでかは知らないが近年稀に見る程怒っていたので取り敢えず謝る

    アスナ「···今度セブンスミストで服選んでくれたら許してあげる」

    キリト「そ、それなら御坂達と行けばいいじゃないか。俺のセンスは期待出来ないし···」

    アスナ「なんか言った!?」

    キリト「ヒッ!分かったよ!行けばいいんだろ行けば」

    結局怒っていた理由は分からなかったが取り敢えず機嫌を直してくれたみたいだ

    黒子「そういえば常盤台の『盛夏祭』にお二人は誰を誘うんですの?」

    盛夏祭

    それは常盤台で開かれる文化祭のようなもので招待状を貰った人なら誰でも行ける

    基本女子生徒がメイドの格好で働き、男子はその日の祭りを楽しむだけだ

    キリト「俺はまだ決めてないな」

    アスナ「私もかな。」

    常盤台以外の知り合いなんて数えられるほどしか居ない

    初春と佐天、固法は御坂と白井が既に誘っているだろう

    取り敢えずスマホのラインを見てみる

    菊岡は無いな

    神代博士は忙しいだろうし

    比嘉さんは·····なんとなく駄目だな

    後は···アルゴぐらいか

    キリト「アルゴなんてどうかな?」

    アスナ「あっ良いじゃないそれ!久しぶりにアルゴさんに会いたいし」

    キリト「じゃあ招待しとくわ」

    アルゴに盛夏祭来る?

    というようなニュアンスのメッセージを送る

    数分すると

    『行く』

    と返信が来た

    キリト「アルゴ来るってよ」

    アスナ「やった!」

    御坂「アルゴさん···?」

    キリト「簡単に言えば情報屋だよ。いろんな情報を金で売ってるんだ」

    黒子「···随分アウトローな仕事ですのね」

    アスナ「アルゴさんはとても良い人だからすぐに仲良くなれるよ。きっと」

    キリト「少し意地悪だけどね」

    こんな事を言うと本人に怒られそうだけど

    アスナ「でも後誘えそうな人って居ないわよね」

    キリト「そうだな···」

    俺は今日の午前に出会ったシスターの事を思い浮かべた

    でもインデックスの番号知らねえわ

    とインデックスは断念する

    キリト「もうこんなもんで良いんじゃないか?盛夏祭って2日後だっけ?」

    アスナ「うん。御坂さんのステージも楽しみにしてるね!」

    御坂「うぐっ」

    と御坂がくぐもった声を出した

  198. 198 : : 2017/04/28(金) 23:50:45
    須郷は潰さないと…(使命感)
  199. 199 : : 2017/04/29(土) 00:49:42
    >>198さんコメントありがとうございます!

    須郷は駆逐です!
  200. 200 : : 2017/04/29(土) 00:50:28
    なんやかんやで200突破!
  201. 201 : : 2017/04/29(土) 00:57:33
    そして2日後

    常盤台中学校門前

    アルゴ「いや〜久しぶりだナキー坊」

    盛夏祭当日

    俺とアルゴは常盤台の校門前に来ていた

    ちなみに御坂、アスナ、白井は仕事中だ

    キリト「あぁ。最近忙しくて会ってなかったしな」

    アルゴ「そうだナ。取り敢えず中に入らないカ?」

    という訳で俺とアルゴは校舎に入る

  202. 202 : : 2017/04/29(土) 08:19:04
    アルゴまで出できましたか!やっぱりアルゴがいなければ情報が手に入りませんからな~!今後のアルゴの活躍も機体してます!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  203. 203 : : 2017/04/29(土) 16:46:15
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    アルゴの口調が難しくて、違和感とかあると思いますのでおかしかったらご指摘をください
  204. 204 : : 2017/04/29(土) 16:56:31
    すみません。>>201の『常盤台中学の校門前』

    と書かれているんですけど、本当は御坂たちが住んでる『常盤台中学女子寮』で開かれる祭りです

    ちなみにこのSSでは女子寮の隣に男子寮があり、

    ご飯は男女全員が食堂に集まる。という感じです
  205. 205 : : 2017/04/29(土) 17:21:45
    女子寮の中に入ってすぐの所にメイド服を着た御坂、
    普段の制服に首からカメラをかけている白井、私服姿の初春、佐天が居た

    キリト「よう。皆早いな」

    声をかけると

    御坂「あっキリト!もしかしてその人が?」

    アルゴ「よろしくナ。常盤台の超電磁砲」

    御坂「で、できれば名前の方で呼んで欲しいんですけど···」

    アルゴは少し考えて

    アルゴ「じゃあミコっちゃんだナ」

    御坂「ミコっちゃん?まあいいか···」

    アルゴ「ジャッジメントのクロちゃん。うぃーちゃん
    そしてサーちゃんだナ」

    黒子「く、クロちゃんってどこかの芸人みたいですの···」

    佐天「ていうかどこで私達の名前を···?」

    アルゴ「そりゃ情報屋だからナ。ある程度の事は知ってるのサ」

    キリト「その情報を高額でぼったくるのがアルゴの仕事だ」

    と俺が言うと

    アルゴ「オイオイ、キー坊にはかなりの低料金で情報を提供してるダロ?」

    アルゴには今まで数多の情報を売り買いしている仲だ

    それ以外にもこうして普通に遊んだりもするのだが

    キリト「まあな。これからも頼りにしてるぜ」

    アルゴ「····フン」

    初春「あはは。じゃあ早速見て回りましょうよ!」

    と妙に目を輝かせている初春が言う

    御坂「じゃあ案内するわね」

    そう言って俺達は玄関を潜る
  206. 206 : : 2017/04/29(土) 17:58:27
    白井は『繚乱家政女学院』というメイド育成に力をいれている学校に通う土御門舞花に連行されてしまい、御坂だけで案内する事になった

    御坂「じゃあどこか行きたいとことか···」

    御坂が言い終わる前に

    初春「はい!行きたいとこあります!」

    そう高らかに宣言する

    初春「ここと、ここと後ここも·····」

    パンフレットを指差してながら初春が行きたい店を選ぶ

    キリト「全部じゃないか····」

    初春「ふっふっふ。キリトさん。今日はただの初春飾利ではありません。リミッター解除ですから!!!」

    目をキラキラさせながら俺に詰め寄る

    キリト「そ、そうか···じゃあ取り敢えず行こうか」

    ーーーーーーーーーーー

    キリト「つ、ツカレタア」

    あれからステッチ教室、生花、お茶体験等をし、

    ステッチではアルゴに散々バカにされるし、

    お茶体験では足が痺れるし、

    楽しかったが、とても疲れた

    アルゴ「いやー流石お嬢様学校。どれ一つ取っても気品にあふれているナ」

    確かにそうなのだが

    いたって普通の一般人、そして男である俺にとっては

    少し堅苦しい気がしなくもない

    そう思っていた時

    俺の携帯が鳴る

    キリト「ん?アスナからだ」

    電話にでると

    アスナ『今仕事終わったから一緒にご飯食べよ。アルゴさん達と一緒に』

    それに了解の旨を伝えて電話を切る

    キリト「皆!そろそろ飯を食いに···」

    俺は最後までその言葉を言う事は出来なかった

    何故ならメイド服姿の常盤台生に包囲されていたからだ
  207. 207 : : 2017/04/29(土) 20:06:32
    まぁ~確かにアルゴの口調を文字にするのは難しいですですけど小説とか他の作品の見てコピーするっとかである程度は出来たりするかもよ!俺からのアドバイスだ!つまり他のssを読んで特徴とか覚えてそれを元にして作品のストーリーに注ぎ込むそれが物語を作るって言うやつだ!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  208. 208 : : 2017/04/29(土) 21:19:15
    リュウガさんアドバイスありがとうございます!

    なるほど。プログレッシブ読んで勉強しなければ···
  209. 209 : : 2017/04/29(土) 21:51:43
    キリト「ヒ、ヒドイ目にあった····」

    女子生徒に囲まれて、15分後ようやく開放された

    アルゴ「お疲れサンキー坊。相変わらずモテモテだナ」

    ニヤニヤしながらアルゴが言って来る

    キリト「モテてるって俺に限ってそんな事ある訳無いだろ。レベル5だからって少し注目されてるだけだよ」

    アルゴ「相変わらずの鈍感ぷりでオネエサン安心したヨ」

    キリト「鈍感?」

    なんの話だ?

    御坂「ア、アスナさん待たせちゃうといけないから早く行かない?」

    佐天「そ、そうですね!」

    俺達は食堂に向かった
  210. 210 : : 2017/04/29(土) 21:53:54
    アルゴの話し方どうですかね?良かったらコメントください!
  211. 211 : : 2017/04/29(土) 22:34:11
    食堂ではバイキング形式のレストランが開かれていて

    人々が料理に舌鼓を打っている

    アスナ「キリト君こっちこっち!」

    アスナが俺達に向かって手を振っていた

    どうやら席を取っておいてくれたらしい

    アルゴ「久しぶりだナアーちゃん」

    アスナ「お久しぶりですアルゴさん!最近何してたんですか?」

    アルゴ「そりゃ色んな仕事をチョロっとナ。おかげでオレっちも儲かってて最近懐暖かいヨ」

    ニャハハハハハ

    と笑う情報屋を尻目に

    俺達はバイキングということで食物を取りに行く

    初春「流石常盤台。ご飯も格が違いますね···」

    佐天「確かに···」

    俺達はしばらく無言で昼食を食べた後

    佐天「そういえばアルゴさんの能力って?」

    佐天がアルゴにそう聞いた

    キリト「おい佐天。それは···」

    俺が制止しようとするが

    アルゴ「普段なら『その情報は5万円だナ。』と言っている所だが、キー坊の友達だし、初回限定でタダにしといてやろう」

    キリト「へ~珍しい事もあるもんだな」

    と思わず言ってしまう。

    アルゴ「ならキー坊についての情報を何個かタダでリークして····」

    キリト「すみませんでした!!!!」

    それを見て満足したのかアルゴは

    アルゴ「オレっちの能力は『リフレクター』光を捻じ曲げて他人から見えなくする能力サ」

    御坂「いかにも情報屋って感じね····っとごめん!もうそろそろ行かなきゃ!」

    そう言って御坂は飛び出して行った

    アルゴ「フム。じゃあここはガールズトークと洒落込もうじゃないカ。という事でキー坊。一度席を外してくれるカ?」

    キリト「え?ああ···」

    女の人に押されるって情けないな···

    と思いながら席を立つ

    どこか座る場所は·····

    と思っていたら

    奥の方にあの暴食シスター。インデックスと

    上条当麻が居た


  212. 212 : : 2017/04/29(土) 22:34:52
    超電磁砲しか見たことが無い人すみません
  213. 213 : : 2017/04/29(土) 23:09:52
    キリト「よう。インデックス2日ぶりか?」

    俺はインデックスに声をかけた

    実際に用があったのは上条の方なのだが

    インデックス「あ!かずとだ!どうしてここにいるの?」

    無邪気な笑顔でインデックスはそう聞いてきた

    キリト「俺は常盤台の生徒だからな」

    インデックス「こんな立派な所に住んでるなんて羨ましいんだよ」

    上条「あ〜インデックス?このイケメンは誰なんでせう?」

    上条が恐る恐るといった感じで尋ねてくる

    キリト「久しぶりですね。上条さん。俺の事覚えてますか?」

    まあグラビトン事件の時チラッとしか会ってないので忘れてても無理はないのだが

    上条「え···と」

    キリト「まあチラッと会っただけなんで無理も無いと思います。あの爆発の直前にセブンス·ミストで会ったんですけど」

    上条「え〜と、爆発?セブンス·ミスト?」

    俺は上条の態度に違和感を覚えた

    俺の事だけなら忘れても普通だが、

    セブンス·ミストでの爆発という

    事件まで忘れる事があるのか?

    それにあれから2週間も経ってない

    いくらなんでも忘れるのが早くないか?

    インデックス「全くとうまは忘れっぽいんだから。知り合いの事ぐらい覚えておかないと駄目なんだよ」

    インデックスは至って普通の様子で上条にそう言った

    上条「あ、あーゴメンな。ちょっと最近不幸な事件が連続しててさ」

    俺は一つの仮説を立てた

    キリト「上条さん。ちょっと来てください」

    上条「あ、ああ。」

    ほとんど強引に俺は上条を廊下に連れて行く

    上条「お、おい。忘れてたのは悪かったよ!だから許してくれよ···」

    キリト「上条さん。前に俺と殺人事件の犯人を捕まえた事あったろ?」

    上条は少しの間ポカンとするが、

    上条「あ、ああー!あったな!あれは犯人捕まえるの大変だったよな!」

    その上条の言葉を聞いて確信した

    キリト「上条さん。本当にそんな事ありましたっけ?」

    そう。俺は上条とはあの時のグラビトン事件でしか会ったことがないのだ」

    上条「え?」

    上条は間抜けな表情で固まる

    キリト「上条さん、もしかして記憶を失ったんですか?」
  214. 214 : : 2017/04/30(日) 11:05:07
    上条「バレちまったか···」

    重々しく、それでいて少し嬉しそうな顔で上条はそう言った

    キリト「何があったか、教えてくれませんか?」

    上条「信じられねえかもしれないけど···」

    ーーーーーーーーーーー

    キリト「魔術?10万3000冊の魔導書?」

    魔術ってアレか?

    アブラカタブラとか

    エクスペクト·パトローナムとか

    そんなようなものなのか?

    にわかには信じられない事だった

    彼はある日インデックスと出会い、そこでインデックスを狙う魔術師に襲われたり、

    気を失ったインデックスのために魔術師と協力したり

    インデックスがヨハネのペンとかいうバーサクモードになったり

    そしてそのインデックスを止める際、『竜王の殺息』

    なるものをくらって記憶を失ったりーーーーー

    上条「これは俺の覚えている話じゃなく、インデックス達から聞いた事だよ。インデックスは俺が記憶を失った事知らないけど」

    キリト「この話はインデックスには内密にしておきます。また話したい事もあるし、連絡先交換しましょう」

    そう言って俺達は連絡先を交換した

    上条「俺の記憶喪失知ってるのは和人含めて2人だな」

    キリト「もう一人は?」

    上条「分かんないかもしれないけどあのカエル顔の医者だよ」

    キリト「あの人が····分かりました。これからも何かあったら連絡してください。協力できる事があれば協力します」

    俺がそう言うと

    上条「ありがとう!····まあ今困ってる事はインデックスの食費なんだが····」

    キリト「あはは!じゃあたまに何か送っとくんで住所教えてください!」

    上条「第7学区の○○○ー✕✕✕だ。学校は十有高校」

    キリト「分かりました!また連絡します!」

    上条「おう!色々ありがとな!」

    そう言って俺と上条は別れた
  215. 215 : : 2017/04/30(日) 11:05:40
    十有=とあるです
  216. 216 : : 2017/04/30(日) 11:20:54
    前よりはアルゴの口調に近くなってます!アドバイスからさっそくやったんですか?まぁアルゴがでで来る小説はほとんどないけどssなら結構アルゴがでで来るやつがあるからそれを元にしればいいよ!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  217. 217 : : 2017/04/30(日) 19:05:39
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    じゃあこの調子で行きます!
  218. 218 : : 2017/04/30(日) 19:34:27
    そろそろガールズトークとやらは終わっただろうか

    と思い、アスナ達の席へ戻る

    キリト「で、これはどういう状況なんだ?」

    アスナ、佐天、初春はタコのように赤くし、アルゴはニヤニヤと俺を見てにやけている

    アルゴ「いやーキー坊のモテモテ具合は留まる事を知らないナ」

    キリト「?何の話を···」

    アスナ「そ、そろそろ御坂さんのステージが始まるから見に行こう!」

    キリト「お、おう」

    良くわからないが、先程から周りの視線(男性)が痛い

    ーーーーーーーーーーー

    あれから30分程しただろうか

    ようやく仕事から開放された白井と、偶然会った固法と合流して、今から御坂のステージを見るところだ

    何をするのかは聞かされていないが、

    恐らく楽器の演奏とかだろう

    そして、御坂がステージに出てきた

    白のドレスを着た御坂はとても綺麗だった

    そして御坂のバイオリンの演奏が始まる

    観客は、流れるようなその旋律に耳を傾ける

    こうして盛夏祭は幕を閉じる
  219. 219 : : 2017/04/30(日) 19:37:01
    盛夏祭編終了!

    次は乱雑開放編です!
  220. 220 : : 2017/05/01(月) 01:37:04
    待ってました!乱雑開放(ポルターガイスト)」編!出来そうなんですか?アニメの方をけっこうみないと文字化するのに結構難しいですよ?間合いでも多分他のssならあるっとおもうしそれを元に乱雑開放(ポルターガイスト)編を作れば良いですよ!楽しみしてます!今後ご期待してます!
  221. 221 : : 2017/05/01(月) 05:26:16
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    ありがとうございます、参考にしてみます!
  222. 222 : : 2017/05/01(月) 05:26:59
    少しオリ展入るかもしれないです
  223. 223 : : 2017/05/01(月) 05:36:15
    ある日の午後

    昼寝でもしようかと思い、寝室に向かう途中

    御坂から電話がきた

    キリト「どうした?御坂が俺に電話してくるなんて珍しいな」

    御坂『そ、そう?ってそんなことよりキリト今空いてる?』

    キリト「う〜ん。一応今から昼寝タイムという大事な用事が····」

    御坂『あっ空いてるって?じゃああのクレープ屋に集合ね!』

    こいつ俺の話聞いてねえ!!!

    キリト「へ〜い」

    逆らうと後が怖いので取り敢えずクレープ屋に向かった
  224. 224 : : 2017/05/01(月) 05:53:40
    集合場所に向かうと御坂、佐天、アスナ、後···誰だ?

    アスナ「あっキリト君!紹介するね。この子が、第19学区から柵川中に引っ越してくる「春上エリー」さん」

    春上「よ、よろしくお願いしますなの」

    少し緊張しているようだ

    柵川中は確か初春と佐天が通う学校だったはずだ

    キリト「俺は桐ヶ谷和人。皆からはキリトって呼ばれてる。呼び方はどっちでもいいぞ」

    春上「は、はいなの」

    さっきまでクレープを食べていたからか、口の周りにクリームがついていた

    キリト「これ、使うか?」

    俺はそう言ってハンカチを渡した

    春上「えっで、でも」

    キリト「ああ。いいよ今度洗って返してくれれば」

    やはり少し消極的な子なのだろうか

    春上「あ、ありがとうございますなの···」

    少し顔を赤くして俺のハンカチを受け取った

    キリト「そういえば白井と初春は?」

    佐天「アンチスキルとの合同会議に出てます。···あっ丁度今終わったみたいです」

    キリト「じゃあ合流するか。」

    どこに待ち合わせるか·····

    御坂「春上さんはゲーセン行ったことある?」

    春上「あまりないの···」

    御坂「じゃあゲーセン行かない?」

    春上「行ってみたいの!」

    キリト「よし!じゃあゲーセン行きますか!」
  225. 225 : : 2017/05/01(月) 06:15:29
    とあるゲーセン

    キリト「モグラ叩きか、懐かしいな」

    黒子「子供の時は良くやりましたわね」

    キリト「今も子供じゃ···悪かったから無言で鉄矢俺に向けんのやめろ!!!」

    一方春上は

    春上「かわいいの〜」

    とか言ってモグラを叩こうとしない

    モグラ叩き全否定のプレイスタイルだった

    御坂「次皆であれ撮らない?」

    と言って御坂が指指したのは、

    あれは······まさか!!!

    そう、プリクラという男子には無縁の四角い物体であった

    俺これを他の男子に知られたらぶっ殺されそうだな

    という思考が頭をよぎる

    ーーーーーーーーーーー

    何枚かプリクラを撮った後

    黒子「なんというか、不思議な子ですの」

    御坂「そう?可愛らしいじゃない」

    佐天「なんか昔の初春を思い出すな···」

    アスナ「昔の初春さん?」

    佐天「はい。入学したての頃···」

    その時ゴツン!!

    という何かがぶつかったような音がする

    驚いてそちらの方を見ると

    ガラスにぶつかって頭を押さえる春上が居た

    その視線の先には花火大会と書かれたポスターが掲示されていた

    アスナ「これって確か今日よね?」

    御坂「じゃあこれ皆で行かない?」

    黒子「いいですわね!浴衣なんか着て····!」

    初春が春上に

    初春「行きましょうか」

    春上「····うん!!」

    春上は喜んでくれたようだ
  226. 226 : : 2017/05/01(月) 11:53:14
    事件のきっかけが花火大会から始まる上手く出来てますね~オリジナルアニメを小説化に!新しくアドバイスします!テレビなら外国アニメでもよくある英語だけど日本語字を付け加えみる事がでしますよね?それを同じようにテレビに設定すればアニメをみる時にキャラが言った言葉が文字に出できますからそれを元にするのもありですよ!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  227. 227 : : 2017/05/01(月) 21:22:00
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    なるほど!そういうやり方もあるんですね!参考にさせていただきます!
  228. 228 : : 2017/05/01(月) 21:41:02
    その日の夜

    当然の事ながら俺は浴衣なんて代物を持ってはいない

    なので私服で行くことにした

    基本常盤台は外でも制服着用なのだが、

    バレなければ問題ない

    俺は花火大会の会場に向かった

    ーーーーーーーーーーー

    初春「うわー!御坂さんの浴衣可愛いですね!」

    御坂「そう?初春さん達も凄く可愛いわよ!···でアンタは···」

    キリト「俺が浴衣なんてもん持ってると思ったのか?」

    佐天「あはは!確かにそうですね!キリトさんファッションとか無頓着そうだし!」

    キリト「う·····」

    痛い所をつかれてしまった

    丁度その時

    アスナ「ごめ〜ん着付けに手間取っちゃって」

    とアスナが走ってくる

    御坂「わあっ!凄く可愛いじゃない!」

    佐天「大人っぽくて素敵ですね!」
     
    春上「綺麗なのー」

    アスナ「えへへ、ありがとう!····どうかなキリト君」

    俺は思ったことをそのまま言う

    キリト「おう。凄く綺麗だよ。アスナ」

    アスナは瞬く間に顔を赤くした
  229. 229 : : 2017/05/02(火) 06:15:06
    それから俺達は祭りの屋台に行くことにした。

    たこ焼きを食べ、

    金魚すくいで擬似スターバースト·ストリームを放ち、お店の人に賞賛されたり

    楽しかった時間はあっという間に過ぎていった

    佐天「あれ?何?あの車」

    祭りの屋台があるところから少し離れた所に

    何やら物々しい車が止まっていた

    黒子「M·A·R。精神状況救助隊のトレーラーですわね」

    初春「例のポルターガイスト対策の為でしょうか」

    佐天「ええっ!じゃああの噂本当なんだ!!」

    いわゆる都市伝説が好きな佐天はそれを聞いて興奮しているようだ

    黒子「ですが監視されての花火大会など風情のへったくれもありませんの」

    佐天「あっそれならとっておきの場所があるんですよ」

    ーーーーーーーーーーー

    佐天に案内された場所は、見晴らしの良い高台だった

    アスナ「わあっ!凄い綺麗!」

    御坂「本当ね!あっまた上がったよ!」

    ヒュードーン

    という音にまるでミサイルだなという実に男らしい感想を抱いていた

    春上「綺麗なの···」

    と春上が声を漏らす

    アスナ「本当ね。また行きたいな···」

    キリト「そうだな。····次は男も誘って」

    ハッキリ言ってこの男女比は地獄だ

    それから数分

    ボーッと花火を見ていると

    初春「春上さん?」

    春上が俺らからだんだん離れていった

    初春と佐天がそれを追う

    アスナ「どうしたんだろ」

    黒子「きっとお姉様と私を二人っきりにするためですわ!さあお姉様!あの花火のように熱く燃え上がりましょう!!」

    と言って御坂の腕を取り、くっついた

    御坂「やめっ!ちょ!暑苦しいわ!!」

    キリト「こんな時でも白井は白井だな···」

    アスナ「どんなときでも自分がブレないのはいい事なんじゃないかな···」

    レズビアンを貫き通すってどうなんだ?

    と思ったが口には出さない

    急に白井の携帯が鳴った

    黒子「ああもう!誰なんですのな時に!····って固法先輩?」

    固法···確か眼鏡のジャッジメントだったっけ

    黒子「はい。···はい。AIM拡散力場への人為的干渉?それってつまり···誰かが意図的に起こしているってことですの!?」

    その瞬間

    地震のように地面が揺れた

    御坂「きゃあっ」

    バランスを崩した御坂を受け止める

    キリト「しっかりアスナと白井手すりにしっかり掴まれ!」

    アスナ「これってまさか!」

    御坂「ポルターガイスト!?」

    その瞬間。手すりごと地面が割れる

    キリト「!?白井!アスナを頼む!」

    御坂を抱えてなんとか地面の崩壊を免れる

    能力は使ってないものの、菊岡の勧めである程度の格闘術は学んだ

    キリト「そういえば初春達は···!」

    初春達も手すりに捕まってなんとか踏ん張っていた

    しかしそこに街灯が倒れてきた

    キリト「!?悪いが御坂を頼む!!」

    俺は能力を発動させ、人智を超えたスピードで駆け抜け、

    その街灯を蹴り飛ばす

    キリト「大丈夫か初春!」

    初春「キリトさん!ありがとうございます!」

    初春と春上には怪我はなさそうだった

    そこに

    ???「どうやら無事だったようね」

    全体的にピンクっぽい宇宙服のような物を着た人が近づいてきた

    ガシャ

    という音で顔のあたりの膜が開き、その人の顔が見えるようになった

    眼鏡のキャリアウーマンを彷彿とさせる顔だった







  230. 230 : : 2017/05/02(火) 08:20:00
    乱雑開放(ポルターガイスト)編の黒幕の登場ですか!上手くオリジナルアニメっとはいえ上手く文字化出来てますね~今後ご期待です!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  231. 231 : : 2017/05/02(火) 19:06:15
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    ゴールデンウイーク中に終わらせたいな···
  232. 232 : : 2017/05/02(火) 19:07:16
    5月2日、御坂美琴誕生日おめでとう!!!
  233. 233 : : 2017/05/03(水) 05:40:58
    初春「春上さん!春上さん!」

    しかし春上は

    春上「どこ···どこなの?」

    まるで誰かを探しているようにあたりを見回しながらそう言った

    白井と御坂は女の人と何やら話しているが

    俺達の所までは聞こえてこない

    キリト「なあ初春。春上はどうしたんだ?」

    初春「それが急にどこ?と呟いて···」

    キリト「そうか····」

    前に佐天が言ってなかったか?

    春上が居た第19学区ではポルターガイストが多発していたと

    そして今度は春上が引っ越してきた第7学区

    果たして偶然なのか···
  234. 234 : : 2017/05/03(水) 08:26:53
    >>151でスタバさん文章力ないって言ってたけど

    このサイトで結構上の文章力持ってない?

    後期待
  235. 235 : : 2017/05/03(水) 11:47:34
    ゴールデンウィーク中に終わられる予定ですか!ゆっくりやっていけば良いよ~焦りは禁物です!あわてずやれば良いよ!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  236. 236 : : 2017/05/03(水) 13:53:38
    Simiterさんいつもコメントありがとうございます!

    本当ですか!?凄くうれしいです!

    これからも頑張っていきます!

    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    確かに焦って変になるよりゆっくり見直していった方が良いかもですね!

    今は諸事情で投稿できませんが、夜ぐらいには投稿したいです!
  237. 237 : : 2017/05/04(木) 02:29:45
    佐天「御坂さ〜ん!私達は春上さんに付き添ってきますね〜!」

    と佐天が女の人と話していた御坂たちに呼びかける

    御坂「あ、うん!私も···」

    黒子「駄目ですのお姉様。そろそろ寮監の巡回が···」

    一旦解散する事になり、俺は寮まで帰った

    ーーーーーーーーーーー

    佐天から春上の容態を聞くと

    無事寮に帰ったそうだ

    取り敢えず安心と言ったところだろうか

    しかし俺にはまだポルターガイストが春上に関係しているという疑念を捨てきれない

    勿論犯人だと決めつけているわけではない

    けど何かしらで関係がある。俺はそう考えていた
  238. 238 : : 2017/05/04(木) 07:21:48
    翌日

    俺は御坂、白井、アスナ、佐天とジャッジメント177支部に来ていた

    初春と春上は二人でどこかに出かけていったそうだ

    キリト「最近本当にこのメンバー多いよな···」

    俺も出来れば男友達と遊びたいが、レベル5の宿命と言うやつだろうか尊敬はされるが、基本遊びに行ける程の友達を作るのは難しい

    御坂も初春達に出会う前はほとんど白井と遊んでたらしいし····

    御坂「なに?アンタ嫌な訳?」

    キリト「ん?そういう訳じゃないぞ。御坂達と会うのも楽しいしね。」

    御坂「そ、そう?それならいいんじゃない?このままで」

    少し赤くなっている気がするが····暑いのかな?

    と思い、先程買ってきたヤシの実サイダーを渡す

    御坂「?何で?」

    キリト「いや、なんか顔赤かったから熱中症とか気をつけたほうが良いかなーと····って何で俺に電撃くらわせようとしてんだよ!!?」

    なんか知らんけど俺ピンチ

    御坂「う、うるさい!!///」

    何なんだよ一体····

    俺も何か飲み物を···と思い、後ろの机を見ると

    白井が凄い形相で俺を睨んでいた

    キリト「な、なんだ白井?」

    恐る恐る聞いてみると

    白井「キリトさん。お姉様とイチャイチャするのは私の特権ですの!もしお姉様がキリトさんの事を好きになったらどうするんですのおおおおおお!!?」

    御坂「は、はあ!?私がココココココイツの事を!?
    有り得ないから!!」

    キリト「え?俺は好きだけど···」

    御坂「ふえっ?///」

    キリト「御坂も、アスナも、白井も、佐天も、初春も、春上も、皆。大切な仲間だからな。」

    俺の言葉に

    アスナ「キリト君。普通この場で好きって言ったら普通······その····」

    御坂「ああもう!何でもいいわよ!!取り敢えず春上さんの事について調べるわよ!!」
  239. 239 : : 2017/05/04(木) 09:28:41
    流石キリト事件に関して鋭いですね~いい感じになってますよ~!でもキリトはそゆうのには鈍いですね~でも面白いからそれでいいです!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  240. 240 : : 2017/05/04(木) 10:05:06
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    まあキリトですからねw
  241. 241 : : 2017/05/04(木) 10:29:35
    キリト「そうだな。春上には悪いけど····」

    そう。俺達は春上とポルターガイストが関係しているという仮設を立てた

    だが、知り合いの個人情報を勝手に覗くのは流石に抵抗がある

    アスナ「でもこれで春上さんに何も関係ないってことが分かれば···」

    白井「そうですわね。春上さんの疑念を晴らすためにも····」

    キリト「ああ。ハッキングは任せろ」

    我ながらこの犯罪者のような発言はどうかと思うが今はそんな事気にしてられない

    カタカタカタカタカタカタカタ

    とキーボードを叩く音が部屋に響く

    固法「へ~桐ヶ谷君って中々器用ね」

    キリト「菊岡に教えてもらったんですよ」

    アスナ「あの人自衛隊だからそういう事を防止する側なんだけどね」

    キリト「アイツにそんな常識通じないだろ···っと終わったぞ」

    書かれていた能力はテレパシー

    御坂「レベル2ならほとんど実用の域に達していない。良かったー春上さんはポルターガイストには関係ないって事よね!」

    キリト「····いや。そういう訳にはいかなそうだ」

    黒子「ええ。そのようですわね」

    怪訝な顔をする御坂に、パソコンの画面のその文を指で示す。

    そこに書かれていたのはーーー

    『特定波長下においては例外的にレベル以上の力を発揮する場合がある』
  242. 242 : : 2017/05/04(木) 19:48:05
    ゴールデンウイークに終わらせると言っていたのですが、もう一つのssを少しサボっている間に
    続き待ちのコメントを頂いたのでゴールデンウイークで終わるのは多分無理です····

    すみません!
  243. 243 : : 2017/05/04(木) 20:59:54
    あわてずゆっくりやっていけば良いよ!アニメだってそうも早く次の話が見れるわけでもないからさ~ゆっくりやっていけば良いよ!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  244. 244 : : 2017/05/05(金) 00:01:17
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    ありがとうございます!

    そう言ってもらえると嬉しいです!
  245. 245 : : 2017/05/05(金) 11:00:04
    その時、ジャッジメント177支部に連絡が入った

    固法「はい。···はい。えっ!?第21学区の自然公園で大規模のポルターガイスト発生!?」

    佐天「自然公園って、初春達が居るところじゃ!?」

    俺達は春上達が居る病院へと向かった

    ーーーーーーーーーーー

    御坂「初春さん!大丈夫だった?」

    アスナ「怪我は無い?」

    初春「はい。私は見ての通り擦りむいただけなので···」

    佐天「良かったー。」


    黒子「心配したんですのよ全く···」

    佐天「それにしてもポルターガイストに二度も立て続けに遭うなんて···そういえば春上さんは?」

    確かに春上の姿が見えない

    初春「先に搬送されたので多分どこかに。大丈夫。怪我はありません」

    怪我を負ってないのに病院に搬送された?

    気を失ったのか?

    何が原因で?

    そんな事を考えていると

    初春「それが気を失っちゃって···」

    やはりか

    キリト「でも二人共無事でよかったよ」

    俺の言葉に皆が頷く

    そしてここからが本筋の話だ

    黒子「初春。ポルターガイストの直前の春上さんの様子に変わったところはありませんでしたの?」

    初春「え?」

    黒子「花火大会の時のような···私達が調べたところ、レベル2ながら少し変わったテレパスですの。もしあの時と同じような不審な挙動があったのだとしたら」

    その時


    初春「何で···」

    初春がいつもより低い声音で

    初春「何でそんな事調べたんですか?」

    明らかに初春は怒っていた

    初春「まさか白井さん春上さんの事疑っているんですか!?」

    初春の糾弾が俺達に向けられる

    初春「ヒドいですよ白井さん。春上さんは転校してきたばっかりで、不安で、私達の事を頼りにしてくれてるのに!それなのに····それなのに···!」

    佐天「ちょっと初春落ち着いて」

    佐天が止めに入るが、あまり意味をなさないだろう

    御坂「あのね、初春さん。黒子は···」

    その時

    ???「テレパスがAIM拡散力場の干渉者になる可能性は無くはないわ」

    どこかで聞いたことがある声だ

    声の主の方を見てみると

    キャリアウーマン風の、あの女の人だった

    キリト「アンタ···あの時の」

    初春「テレスティーナさん?」

    テレスティーナ「でもそれには少なくともレベル4以上の実力が必要だし、よほど希少な能力だと言わざるをえない。レベル2にはほぼ不可能ね。念のため調べておくと良いかも。その友達の名前は?」

    黒子「春上エリーさんですの」

    初春「白井さん!!」

    テレスティーナ「潔白を証明するためだと思いなさい。大丈夫うちには専門のスタッフが揃っているから」

    テレスティーナは笑みを浮かべてそう言った
  246. 246 : : 2017/05/05(金) 14:12:03
    黒幕が動きだしましたね~少しずず書いていけば良いよ!時間はたっぷりあるからさ~のんびりやっていけば良いよ!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  247. 247 : : 2017/05/05(金) 18:18:35
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    ありがとうございます!のんびりと進めていきます!
  248. 248 : : 2017/05/05(金) 19:13:15
    先進状況救助隊本部の先進状況救助隊付属研究所。

    そんな大層な肩書きの建物に俺達は来ていた

    無論春上の検査をするためである。

    建物内にあるベンチに座って結果を待っていた俺達の

    元にテレスティーナがやってきた

    初春「あの!春上さんの検査結果はどうだったんですか!?」

    初春がテレスティーナの姿を視認すると、即座にそう聞いた

    テレスティーナ「実験結果が分かるまでもう少しかかるの。付いてきて」

    そう言われた俺達は、テレスティーナヘ付いて行った

    ーーーーーーーーーーー

    連れてこられたのはまるで子供部屋の様に可愛らしい装飾がされている応接室のような部屋だった

    佐天「なんか···研究所って感じじゃないですよね···」

    アスナ「そうだね···テレスティーナさんの趣味なのかな?」

    可愛らしい物が好きな御坂はこの部屋の人形やらぬいぐるみを見て、目を輝かせている

    テレスティーナ「まあ大体そんな感じね。では改めまして、先進状況救助隊本部の付属研究所所長のテレスティーナです。」

    御坂佐天アスナ「「「所長!?」」」

    3人の驚いたような叫び声が響いた
  249. 249 : : 2017/05/05(金) 20:10:00
    ツイッター始めました!

    これって売名行為になるのかな?

    もしなってたらすみません!

    名前は『スタバ(コーヒーじゃないよ!)』です。

    フォローしてくれると嬉しいな(インデックス風)
  250. 250 : : 2017/05/05(金) 21:10:14
    テレスティーナ「そういえば白井さん以外名前を聞いてなかったわね。」

    御坂「御坂美琴です。」

    テレスティーナ「まさか···あの常盤台の超電磁砲?まさかこんな所で会うなんてね!光栄だわ」

    御坂「いえ···そんな」

    御坂は少しくすぐったそうにはにかむ

    テレスティーナ「じゃあ順番にお願いできるかしら?」

    次はアスナか

    アスナ「結城明日奈です。」

    テレスティーナ「『閃光』ね。レベル5が二人も···」

    テレスティーナが更に目を丸くする

    テレスティーナ「という流れなんだけどもしかして常盤台の制服着てる君も?」

    テレスティーナは俺の方を見てそう聞いてきた

    キリト「桐ヶ谷和人です。」

    テレスティーナ「『黒の剣士』ね。『閃光』同様珍しい能力を使うっていう···」

    キリト「まあ。一応」

    テレスティーナ「貴方達も常盤台なの?」

    佐天と初春を見ながらテレスティーナはそう言った

    佐天「いや、私達は柵川中で···」

    佐天がそう言った時

    初春「ジャッジメント177支部の初春飾利です!···あの!春上さんは干渉者じゃないですよね!?犯人じゃないですよね!?」

    初春が縋るような声音でテレスティーナに聞く。

    友達がポルターガイストの犯人だと疑われているのだ無理も無いだろう

    その問いにテレスティーナは微笑み、

    テレスティーナ「貴方。好きな色は?」

    唐突にそう聞いてきた。

    初春「何でも好きですけど····強いて言うなら黄色です。」

    困惑しながらもそう答える

    するとテレスティーナがスーツのポケットからカラフルな筒を取り出す

    それをカシャカシャと上下に振り、

    テレスティーナ「手を出して」

    初春「何なんですか一体···」

    少し気が立っている様子の初春が渋々手を差し出す

    そして筒から出てきたのは黄色の小さいチョコレート

    テレスティーナ「幸先いいわね。」

    そう微笑んだ
  251. 251 : : 2017/05/05(金) 21:13:39
    少しずずですが進んでますね~その調子です!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  252. 252 : : 2017/05/06(土) 08:13:21
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    ではこれからもこんな感じでいきます!
  253. 253 : : 2017/05/06(土) 08:57:27
    俺達は春上が検査を受けている区間に連れてこられた

    途中で『白井さ〜ん!御坂さ〜ん!』

    と呼ぶ声が聞こえた気がするが····

    テレスティーナ「検査結果は出た?」

    とテレスティーナが近くに居た研究者のような人に声をかける

    研究者「はい」

    と短く答えて、パソコンのキーボードを叩き始めた

    テレスティーナ「どれどれ···」

    初春「あ、あの····」

    初春が不安げな声を出す

    少ししてテレスティーナが顔を上げる

    テレスティーナ「安心して。春上さんは干渉者じゃないわ」

    その言葉に俺達は安堵する

    これで一応春上の疑惑は晴れたと考えていいだろう

    しかしそこで俺はバンクに書かれていたの事を思い出した

    その事を俺が言う前に白井が

    黒子「でもバンクには特定の波長下では例外的にレベル以上の力を発揮すると」

    初春「白井さん!!まだそんな事を···!」

    テレスティーナ「検査結果を見る限り、相手が限られるという事ね。その相手だけは距離や障害物の有無に関わらず捉えることができる。いずれにしろ彼女にAIM拡散力場の干渉は不可能ね」

    それなら安心なのか?

    勿論春上が犯人から外れたことは嬉しい。

    しかしなんだろう。

    まだ何か見落としているようなーーー

    御坂「でも····なら本物の干渉者は一体?」

    分かった事も多かったが、同時にわからない事も増えたのだった

    ーーーーーーーーーーー

    春上が病室に移されてから少しして、

    春上が目を覚ました

    春上「初春さん?私、また?」

    初春「大丈夫。大丈夫ですよ」

    その時春上が首に手をやる

    いつも首にかけているペンダントが無いことに気が付いたのだろう

    春上が慌てたように辺りを見回す

    初春「はい。···大事なものなんですよね」

    初春が持っていたらしく、初春がそれを春上に渡す

    春上「友達との思い出なの。」

    初春「それって、探してるっていう?」

    春上「声がね。聞こえるの。」

    春上だけにしか聞こえない声。

    それってーーー

    春上「たまにだけどそれを聞くとボーッとしちゃって。」

    黒子「じゃああの時も···」

    初春「中に何か入ってるんですか?」

    春上にそう聞く初春

    春上はペンダントを開ける

    そこにあったのは少女の写真だった

    春上「枝先万里ちゃんっていうの。」

    写真を見た御坂が

    御坂「!!その子····!」

    何故か驚いていた

    春上「万里ちゃんを知ってるの?」
     
    御坂「いや、その···」

    春上「私ね····チャイルドエラーなの」



  254. 254 : : 2017/05/06(土) 18:35:36
    今日からアカウントを作ったので普通に名前を打たずにログインしました!リュウガです!少しずつ動き始めましたね!ここまで出きるんならもうなにもアドバイスすることはありませんね!あとは慌てずゆっくりやればいいよ!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  255. 255 : : 2017/05/07(日) 06:57:47
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    アカウント作成おめでとうございます!

    これからもよろしくお願いします!
  256. 256 : : 2017/05/07(日) 07:31:42
    チャイルドエラー

    何らかの理由で育児が出来なくなってしまい、預ける、または捨てられた子供達の事だ

    ····かくいう俺もチャイルドエラーだった過去を持つ

    両親は俺が小さい頃に交通事故で亡くなっている

    春上「私と万里ちゃんは同じチャイルドエラーの施設に居たの。でも私人見知りで友達もあまり居なくて。でも万里ちゃんとだけは仲良くなれたの。」

    春上の独白は続く

    春上「いつもテレパシーでお話してくれてたの。でも別の施設に移されてからそれっきり。···でも最近また声が聞こえるの。万里ちゃんの声が『助けて』って
    『苦しい』って···でもどこにいるのか、なんでそんなに分からないの」

    春上の目から涙が流れる

    その時

    初春「大丈夫ですよ!友達は見つかります!いえ、私が見つけてみせます!ジャッジメントですから!」

    初春が春上の事を元気づける様にそう言った

    佐天「そうだよこう見えても初春は優秀なジャッジメントなんだよ!」

    初春「こう見えてもは余計ですよ佐天さん!」

    佐天と初春のいつものやり取りがこの場を暖かくする

    初春「だから安心してください」

    春上「ありがとうなの」

    春上は笑みを浮かべてそう言った
  257. 257 : : 2017/05/07(日) 15:54:19
    いい感じに進んでますね~この調子で進んでくださいね!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  258. 258 : : 2017/05/07(日) 18:24:17
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    これからも頑張ります!
  259. 259 : : 2017/05/07(日) 19:01:38
    俺とアスナ、御坂と白井、そしてテレスティーナは一度病室を離れた

    枝先万里なる人物の事を御坂から聞くためだ

    テレスティーナ「レベルアッパー事件ってあの?」

    御坂「はい。その犯人の木山春生の過去を知る機会があって、その時に枝先っていう子も····」

    テレスティーナ「暴走能力の法則解析用誘爆実験···
    そんな事が行われていたなんて···」

    同じ研究者だからだろう。驚きを隠せないようだ

    御坂「確か指揮を取っていたのは『木原』とかいうおじいさんで····」

    俺はその人物の名前を聞いた瞬間

    脳天から足元に驚愕という衝撃が襲った

    キリト「『木原』···だって!?」

    御坂「きゃっ!ちょ、ちょっとキリト!?」

    俺は思わず御坂の肩を掴んでまくし立ててしまった

    キリト「あっわ、悪い····」

    『木原一家』

    暗部に身を置いている者なら知らぬものは居ない

    科学者の家系

    しかしただの科学者ではない

    人の命をゴミの様に扱い非合法な実験ばかり繰り返す

    狂科学者(マッドサイエンティスト)

    それが『木原』だ

    5年前。

    茅場の研究データを奪うようにラフィン·コフィンに依頼したのも木原一族だ

    テレスティーナ「もしかして木原幻生?」

    キリト「どうだろうな。かなり木原は枝分かれしてるからな···俺が知ってるのは『幻生』、『数多』、
    『那由多』、『病理』、『乱数』ぐらいだけど」

    もっと違う奴だということもあり得る
  260. 260 : : 2017/05/07(日) 22:43:05
    明日からテスト近いので投稿遅れるかもしれないです
  261. 261 : : 2017/05/09(火) 12:08:06
    そうですか...でも前にも言っが慌てずゆっくりやればいいよ!って遅くなっていいよ!作品はテストが終わった後でやればいいよ!また続きが出来たら読ませてもらいますからね!俺は待ってます!
  262. 262 : : 2017/05/11(木) 20:58:24
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    合間を縫って投稿できる時にしていきたいと思います!
  263. 263 : : 2017/05/11(木) 21:50:21
    あれからテレスティーナとの話し合いで、

    実験の被害者である子どもたちが、眠っている間に

    能力の『暴走』を引き起こしているのではないか、

    という仮説が出来た

    なにわともあれまずは行方不明の木山の元教え子の生徒達を探し出す事が先だ

    という話を帰りの電車で佐天と初春に話した

    佐天「ここは初春の出番ですね!·····初春?」

    佐天の声に少し間を開けて答える

    初春「勿論探します。探しますけど····春上さんの次はその友達を疑うんですか?」

    いつもより冷たい声音でそう言った初春。

    その声を聞いた白井が小さく震える

    アスナ「初春さん。それは、」

    佐天「アンタいい加減にしなよ!!」

    アスナの声を遮るように佐天の声が飛んだ

    初春は何も口を開く事は無く、

    俺達はそれぞれの帰路に着いた

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    自室に戻った俺は脱力して、ベッドに倒れ込む

    初春と白井が仲違いを起こしている。

    今も仲直りする事も無くそれは続いている

    女の子の仲違いは長く続くと言われているが、

    今はそんな事言っていられる場合ではない。

    これ以上ポルターガイストの被害者を出さないためにも迅速に子供達を見つける必要がある。

    そのためにも早く仲直りしてもらわなければ!

    そう思いながら俺は眠りについた

    ーーーーーーーーー

    翌日。御坂からの電話で俺は木山春生が釈放された事を知った
  264. 264 : : 2017/05/12(金) 08:12:01
    そうですか!時間に余裕が出来たらやるんですね!でも無理はするなよゆっくやればいいよ!また続きが出来たら読ませてもらいます
  265. 265 : : 2017/05/13(土) 07:19:56
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    分かりました!ありがとうございます!
  266. 266 : : 2017/05/13(土) 08:10:26
    更にその翌日

    俺、アスナ、御坂、初春、佐天、固法は

    昨日御坂が、木山と会ったらしいので詳しい話を聞いていたところだった

    固法「まさかポルターガイストにも木山が関わっているなんてね····」

    黒子「でも子供達を目覚めさせるのに学園都市が壊滅しても良いなんて···メチャクチャですわ···」

    確かにそうだが木山が極悪人というわけでは無いだろう

    勿論どんな理由があっても人を苦しめ、傷つける事は

    やっていいわけじゃない

    だが····子供達を目覚めさせる。

    もし俺がその立場なら木山のやった事と同じ事をするかもしれない

    そんな事を考えていると

    佐天「じゃあ枝先さん達を目覚めさせる方法はテレスティーナさんが見つけてくれるんですよね?」

    佐天の問いに御坂は

    御坂「あ···うん」

    そう。もう一つの問題はテレスティーナだ

    キリト「俺はテレスティーナの言う事を100%信じるのはやめておいた方がいいと思う」

    アスナ「え?ど、どうして?」

    キリト「なんていうか·····暗部に居た人間のオーラを感じるんだよテレスティーナから」

    御坂「ねえ。前から言ってたけどその暗部って何なの?」
     
    ここで教えてもいいのか非常に迷うが

    御坂が『言わなければビリビリするわよ』

    という剣幕だったので言うことにした

    キリト「暗部っていうのは簡単に言えば学園都市の闇だ。非合法な実験、暗殺やらが行われているような腐った世界だ」

    俺は吐き捨てるようにそう言った

    アスナ「それがテレスティーナさんから····?」

    キリト「ああ。あくまで俺が感じただけだから本当かどうかは分からないが····」

    そんな時御坂が浮かない顔をしているのが見えた

    キリト「もしかして木山春生の事を考えていたのか?
    『彼女から子供達を取り上げてしまって良かったのか』とか」

    御坂「そんな事···」

    多分当たりだったのだろう

    キリト「御坂は優しいからな。そう考えていると思ってたよ。けど俺は御坂が正しいと思うよ。確かに自分が木山の立場だったら木山と同じ事をしてしまうかもしれない。けど誰かを救うために誰かを犠牲にするのは駄目だ。····だから」

    俺は御坂の頭に手を置き、

    キリト「だから自分に自身持てよ。」

    そう言った

    御坂「う、うん···///」

    何故かその後白井からのドロップキックが俺の後頭部へ炸裂した

  267. 267 : : 2017/05/13(土) 13:29:18
    初春は佐天に後押しされて春上の病室に行った

    俺はドロップキックされた箇所をさすりながら

    キリト「最近白井さ、俺へ暴力奮ってくるんだけどなんでだ?」

    黒子「そりゃ勿論お姉様が男性とイチャつくのを防g!?」

    ゴンッ

    御坂「いいいいいいいイチャついてないわよ!!///」

    そして何故か俺の事をジト目で見てくる

    アスナ、佐天、固法。

    キリト「····不幸だ」

    どこかのツンツン頭の男の台詞を思わず呟いた俺だった

    ーーーーーーーーーーーー

    アスナ「キリト君は夏休みの予定はどうするの?」

    アスナから突然そんな事を言われた

    キリト「俺?う〜ん。最近ログイン出来てなかった
    ALOをやりまくるかな」

    ALO『アルブヘイム·オンライン』

    とは、いわゆるオンラインゲーム。

    その中でもMMORPG『大規模多人数参加型ロールプレイングゲーム』

    と呼ばれるゲームジャンルで、オンラインゲームといえばこれ。というものだ

    俺は、このMMORPGというゲームのジャンルに小学校の頃からハマっており、学校の成績が危なくなった事が、しばしばあった

    この常盤台に来てからも続けているが、

    そのせいで筆記テストは赤点ギリギリ

    実技で成績をカバーしているからいいものの、

    筆記だけだと確実に落ちこぼれクラス確定なのだ

    アスナ「誰かと遊んだりしないの?」

    キリト「何故か俺男から避けられてるんだよな···」

    基本レベル5というのは近寄りがたい存在として知られており、

    それは御坂やアスナも同様だ。

    アスナ「じ、じゃあ私達と遊ぼうよ。夏休みは課題無いんだし···」

    キリト「まあ良いけど···」

    夏休み誰とも遊ばずゲーム三昧というのも悪くはないがそれはそれで悲しくなりそうなのでそれに応じることにした

    アスナ「やった!じゃあどこ行く?」

    キリト「う〜ん···」

    レジャー施設を何個か思い浮かべた所で

    初春に電話をかけていた佐天が、

    佐天「初春!?どうしたの初春!?泣いてちゃわからないでしょ!初春!?」

    佐天のただならない様子に、俺達は警戒する

    取り敢えず初春をジャッジメント支部に呼び、

    何があったか聞くことにした

    内容はーーー

    テレスティーナ。

    いや、テレスティーナ·木原·ライフライン

    が、子供達をどこかの施設に移送する。

    そしてーーー

    テレスティーナが幻生の孫娘であり、

    最初の体結晶実験の被験者だと判明した

    つまり、テレスティーナの本当の目的は子供達を治すことじゃない

    非人道的な実験に利用するためだったのだ
  268. 268 : : 2017/05/13(土) 13:38:04
    キリト「ふざけんな······」

    今俺の体には凄まじい怒りの感情が渦巻いていた

    その時。

    泣いていた初春の頬を白井が平手打ちで打った

    パン

    という乾いた音が室内に響いた

    黒子「いつまで、そうしているつもりですの?いつになったらジャッジメントの初春に戻ってくれますの!?」

    白井が初春に喝をいれるように叱咤する

    その声に、初春は

    立ち上がり、固法に

    初春「交代。してください」

    と言った

    そこで俺達はようやく気付いた

    御坂の姿が見えない事に。
  269. 269 : : 2017/05/13(土) 14:26:41
    しばらくして

    俺達が御坂を見つける前にジャッジメント177支部に電話がかかってきた

    御坂が病院に運ばれたという報せが。

    ーーーーーーーーー

    俺達が病院について少しした後に御坂は目を覚ました

    だが御坂はすぐにどこかに行こうと立ち上がる。

    御坂「どいて。春上さん達助けなきゃ!···私のせいなの。私がテレスティーナに子供達を渡したから。だから私が助けに行く!黒子!どきなさい···」

    だが、そんな御坂の前に立ち塞がったのは佐天だった

    佐天「今御坂さんの前には何が見えていますか?」

    御坂「何って····佐天さんだけど」

    佐天は何も言わず御坂を見つめ続ける

    そこで御坂が俺達を見回す。

    御坂「ごめん。なんか見えなくなってた····私。また皆に迷惑を····」

    佐天「迷惑なんかじゃありません。でも、離れて心配するぐらいなら、一緒に苦労したい。···だってそれが友達じゃないですか」

    その言葉は、御坂に届いたようだ

    御坂「うん。皆ありがとう」

    柔らかな笑みを浮かべた御坂はそう言った

    佐天「じゃあ次初春!謝りなさい!白井さんに。」

    初春「えっちょ、ちょっと佐天さん!?」

    初春は突然の事に戸惑っている

    佐天「白井さんも!引っ叩いてごめんなさいって!」

    白井は、一瞬顔をしかめるが、すぐに顔を戻し、

    初春「ごめんなさい···」

    黒子「ごめんなさいですの···」

    互いに謝る事ができた

    そしていつの間にか部屋に入ってきていた婚后が

    婚后「私には何かありませんの?」

    テレスティーナの部下に連れ去られようとしていた御坂を助けたのがこの婚后だという

    御坂「ありがとう。婚后さん」

    その言葉に照れたのか

    扇子で顔を隠し、

    婚后「と、当然ですわ!///」

    と言った

    この仲間達なら、テレスティーナから子供達を取り戻せる。

    そう、断言できる。

    待ってろよ。子供達。春上!

    自然と俺にも笑顔が生まれたのだった

    だから気付かなかった。

    俺の後ろでアスナが

    悲しそうな表情で俯いているのを
  270. 270 : : 2017/05/13(土) 14:54:03
    アスナside

    今私がいるのは御坂さんの病室。

    皆が笑い、子供達を助けようとしている

    今から約30分前。謎の人物からメールが来ていたのだ

    内容は

    『結城明日奈。仲間に知られないように指定した場所に一人で来い。さもなくば子供達の命は無い。』

    ここで子供達が死んでしまったら意味が無い。

    だからーーー

    じゃあね。皆

    心の中で、別れを告げた
  271. 271 : : 2017/05/13(土) 17:47:06
    ここからは少しオリジナル展開有りです
  272. 272 : : 2017/05/13(土) 18:14:28
    それから少しして。

    俺達はアスナの姿が見えない事に気付いた。

    キリト「電話もラインも反応無しか···どこ行ったんだ?」

    初春「アスナさんの事ですから何にも言わずに立ち去るなんて無いと思うんですが···」

    しかし現時点でそれが起きてしまっている

    どうしようかと思っていると

    アルゴから電話が来た

    キリト「アルゴか?どうしたんだ?もし用事があるなら手短に頼む」

    アルゴ『キー坊!そこにアーちゃんは居るカ!?』

    キリト「アスナなら俺達も探しているところなんだけど、アルゴ何か知らないか?連絡もつかなくて困ってるんだ」

    アルゴ『ああ。この情報はタダにしといてやる。アーちゃんはさらわれた可能性があるんダ。』

    一瞬何を言われたか分からなかった

    アスナが····さらわれた?

    何故?

    ようやく動揺から抜け出した俺は

    キリト「どこに居るかまでわかるか?」

    アルゴ『悪いナ。そこまでは掴んでない。今から会えるカ?』
     
    キリト「今からは···」

    この後子供達を助けなきゃいけない。

    だがアスナも今危険な目に逢おうとしている

    そんな事させるわけにはいかない。

    キリト「分かった。ジャッジメント177支部で待ってる」

    俺はそう言って電話を切った

    キリト「皆。聞いてくれアスナがさらわれて、今危険な状態にあるらしいんだ」

    室内に居たメンバーが全員驚いた様に目を見開く

    キリト「俺はそれを助けに行きたい。勿論全て終わってから子供達の所に駆けつける!だから行かせてくれないか。頼む!!」

    俺は皆に頭を下げた。

    それを見た皆は

    御坂「今アスナさんを助けに行けるのはアンタだけでしょ?いいから行きなさい。でも、絶対に助けてよね。」

    その言葉に俺は

    キリト「ああ!勿論だ!」

    そう答えた
  273. 273 : : 2017/05/13(土) 21:23:57
    出来てますね~まさかここまで進めるね~アスナが狙われるなんてね~キリトその後どうなったどうなるんですか?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  274. 274 : : 2017/05/13(土) 21:53:16
    当然ながらアスナの捜索は困難を極めた

    俺とアルゴはアスナの手掛かりを見つけるために町を走り回るが何も情報は集められなかった

    キリト「クソッどこに居るんだアスナ···!」

    見つけなければ

    あの日

    5年前のあの日からアスナを守ると誓ったのだから

    15分ほど経ったとき

    俺は見た事がある一人の常盤台の生徒に遭遇した

    確か名前は湾内だったか?

    湾内「和人さん!?血相変えてどうしたんですか?」

    今俺はそんな表情をしているのか

    しかし今はそんな事どうでもいい

    キリト「湾内!!アスナを見なかったか!?」

    俺は湾内にまくし立てる様に聞いた

    湾内「アスナさんなら私がこの店に入る前に見ましたよ。MARと書かれた輸送車に乗ろうとしている所で····」

    キリト「っ!?」

    MAR

    それはテレスティーナが所長を務めている···!!

    キリト「ありがとう湾内!!またな!」

    俺は湾内に礼を言い、

    俺は周囲の喧騒から逃れるために裏路地に入る。

    そしてスマホを操作し、初春に電話をかける

    幸い初春はすぐ出てくれた

    初春『キリトさん!?アスナさんは見つかりました!?』

    キリト「いや。どうやら誘拐犯はテレスティーナの部下だ!今初春達はどこにいる!?」

    初春『今木山先生に追いついたので、木山先生の車ですけど·····きゃあっ!?』

    ドゴオッ!!

    という破砕音が電話越しに聞こえてきた

    キリト「初春!?大丈夫か!?」

    初春「大丈夫です!でも後ろから大きなロボットに乗ったテレスティーナが·····」

    キリト「今そっちに行く!場所は!?」

    初春から今居る場所を教えてもらい、

    キリト「ありがとう!一旦切るから何かあったら連絡しろよ!」

    初春との通話を終了し

    アルゴに電話をかける

    キリト「アルゴ!アスナの居場所が分かったぞ!」

    アルゴ『本当カ!?ならキー坊は先に行ケ!!オレっちは後で増援を呼ぶ!』

    キリト「分かった!任せろ!」

    アルゴ『無理するなヨ』

    キリト「今無理しなきゃいつするんだよ」

    アルゴ『なら···無事に帰って来てくれよナ』

    キリト「勿論」

    アスナと一緒にな

    と胸中で呟き、

    能力全開で

    俺は風の如く初春達が居る場所へと向かった
  275. 275 : : 2017/05/13(土) 21:54:34
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    このペースなら明日には終わるかもしれませんね
  276. 276 : : 2017/05/13(土) 22:38:07
    だいぶ話が盛り上がっていますね〜wいいと思います!
    めっちゃ無理やりかもしれませんけどー、もうちょっと話に上条君入れてほしいかも、w
    お願いします!上条の活躍みたいです!
    そして今後期待してまーす!
  277. 277 : : 2017/05/13(土) 22:59:04
    御坂side

    御坂「これが私の!全力だああああああ!!!」

    私の拳から放たれた巨大超電磁砲がテレスティーナのロボットに突き刺さる

    爆発音と共に木原のロボットが停止する

    それを見届け、私と黒子は互いにハイタッチする

    佐天「御坂さん!白井さん!大丈夫ですか!?」

    御坂「平気平気!」

    少し擦り傷を負っただけなので特に出血も無い

    木山「助かった。礼を···」

    御坂「待って」

    木山の言葉を私が遮る

    御坂「その言葉は、子供達を助けた後に取っておいて」

    木山は一瞬驚いたような顔をしたが、すぐに

    木山「ああ」

    と短く答えた

    佐天「そういえばキリトさんから電話かかってきてたけどアスナさん見つかった?」

    アスナさんを探しに行ったキリトはまだ戻っててはおらず、

    キリトを待つかこのまま私達で研究所に向かうかどっちの方が良いんだろう

    初春「いえ。まだです。どうやらテレスティーナの部下に連れてかれたみたいで···」

    木山「アスナとは·····あの常盤台の?」

    御坂「アスナさんまで···!」

    恐らく『キャパシティダウン』を使われたのだろう

    初春「今キリトさんがこちらに向かっているのでキリトさんを待ちま」

    初春さんの言葉は最後まで続かなかった

    なぜならテレスティーナの乗っていたようなロボットの部隊が押し寄せていたからだ

    サイズこそ小さいが数が多すぎる

    30体近くのロボットが私達に向かってくる

    御坂「っ!このままじゃ····!」

    全員ここで···

    しかし

    何かがロボットの後方にある高速道路の側面の壁を走ってくる

    壁を走るとかいう常人ではできない事をやってのけた

    それはあっという間にロボットと私達の所に追い付き、

    黒い影は壁を蹴り、私達とロボットの中間に弾丸のような勢いで着地し、

    ズザザザザザザ!

    と靴から擦過音を出しながら停止する

    黒衣の男。

    いや黒衣の剣士は

    私達を庇うように立ち

    地面にこれまた黒い剣をガキイン!という音と共に突き刺した

    ふてぶてしい笑みを浮かべながらその黒衣の剣士は

    キリト「悪いな。ここはーーー」

    30体ものロボットを物ともせず凛とした声で

    キリト「ーーー通行止めだ」

    そう言い放った
  278. 278 : : 2017/05/13(土) 23:01:11
    ここあさんコメントありがとうございます!

    上条はシスターズ編の前に一回出すつもりです!

    勿論シスターズ編にも出しますよ!
  279. 279 : : 2017/05/13(土) 23:05:26
    >>ここあさん

    多分オリジナル展開になるかもです!

    期待ありがとうございます!
  280. 280 : : 2017/05/14(日) 00:25:29
    でたー(≧∇≦)キリトの名シーン&名言‼あれは原作のSAOマザーズロザリオ編で一番カッコいいキリトの名シーンをまさかそこで出るとは予想外で鳥肌たちましたね~やっぱキリト最高~また続きが出来たら読ませてもらいます!
  281. 281 : : 2017/05/14(日) 06:57:17
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    このシーンどこかでやってみたかったんですよw
  282. 282 : : 2017/05/14(日) 07:34:29
    私達の窮地に助けに来たのはキリトだった

    キリトは右手の剣。確か『エリュシデータ』と呼ばれる

    剣を地面に突き刺し、私達を守るように直立している

    キリト「テレスティーナは倒したんだな。お疲れ。少し休みたいだろ?ちょっと後ろに下がっててくれ」

    御坂「え、でも····」

    黒子「いくらなんでもあの数は無理なのでは?」

    私も同じ事を思っていた

    キリトのメインアームは剣

    どこかの緑色のマリモヘッドのように

    ロボットの硬い装甲を斬るなんて無理だろう

    その時

    ロボットのから声が聞こえてきた

    スピーカーを使っているのかかなり大きい声で

    『黒の剣士だな。いくら君でもこの数は無理ではないか?恐らく超電磁砲でさえ。二人で協力してもこの狭い高速道路ではそれぞれの動きを阻害してしまう』

    確かにそうだ。グリームアイズの時に下手に攻撃できなかったように····

    しかしキリトは不敵な笑みを浮かべ

    キリト「さあね。やった事無いから分かんないな」

    この状況でまだそんな事を言ってのけるキリトに呆れながら

    御坂「アンタ勝てるんでしょうね」

    キリト「勝てないと思ったらもうちょい深刻な顔してるかな」

    御坂「そう····」

    少なくともこの中ではキリトが一番強い

    だからキリトに任せた方が一番いいと思う

    でも····

    御坂「念のため後ろに控えてるからちゃんと勝ちなさいよ!」

    私の言葉にキリトはサムズアップで答える

    御坂「皆!一度下がろう!」

    まだ不安げな顔をしていたが皆もキリトを信じる事にしたらしい

    キリトたちから20メートルほど離れる。

    キリトが地面から剣を抜き、剣を構えた

    そして、ロボット達に突撃して行った

    ーーーーーーーーー

    キリト「いやー暴れた暴れた」

    肩をぐるぐる回しながらキリトはそんな事を言った

    結果はキリトの完勝

    キリトはあの数のロボットを無傷で撃破したのだ

    佐天「うへー」

    御坂「アンタ今度勝負してよ。」

    あのバカにはいつも攻撃が効かないが

    キリトなら攻撃が効くだろう

    木山「···取り敢えず木原の研究所に行くぞ」

    木山のその声で私達は木原の研究所に向かった
  283. 283 : : 2017/05/14(日) 08:13:17
    キリトside

    第23区とある研究所

    現在俺達はとある研究所の管制室のような所に来ている

    ここに子供達とアスナ····

    今初春達が場所を割り出している

    テレスティーナはやったのだからもう危険は無いだろう

    初春「ありました!今この施設で一箇所桁違いに消費電力が高い所が!最下層ブロックの···」

    ーーーーーーーーーーーーーーー

    最下層ブロックにはカプセルのような物に入った子供達と春上が居た

    しかしアスナは姿が見えなかった

    初春「えーとここのシステムは···」

    木山「待ってろ!すぐに助けてやる!」

    しかし

    キイイイイイイイイイイイイイン

    という不快な音がしたと思ったら

    急に凄まじい頭痛と共に体の動きが鈍くなる

    これはまさか能力者だけが動きを阻害されるっていう

    キリト「キャパシティダウンか!!」

    テレスティーナ「よう実験動物共!さっきの礼だ!」

    そう言って御坂達を薙ぎ払ったのはパワードスーツを着たテレスティーナだった

    初春「白井さん!御坂さん!」

    どうやらレベルが低いと効果は薄いらしい

    なら佐天は····居ない?

    いや。ここは居ない方が良いかもしれない

    木山「貴様アアアアアアアア!!!!」

    木山がテレスティーナへと突っ込むが

    軽々と薙ぎ払われ、叩きつけられた

    その時

    初春「キャパシティダウンですね!能力者だけが動けなくなる!」

    テレスティーナ「それが分かった所でどうした?」

    初春「それだけ大きなシステムなら制御できる場所が限られます!恐らくそれができるのはさっきまで私達が居た中央管制室!」

    その時俺は初春の作戦に気付いた

    通路を見ると佐天がこちらの様子を伺っていた

    佐天も気付いたのだろうさっきの管制室目指して走り出した

    テレスティーナ「やれるもんならやってみろよ!」

    ゴッ

    という音と共に初春が吹き飛ばされる

    俺はテレスティーナに一つ質問をした

    キリト「アスナを·····ぐっ···どこに連れて行った」

    テレスティーナ「あのガキならあのクソ坊ちゃんの所だろうなっと····来たようだぞ」

    俺はそちらに振り返ると、

    拘束具を着けさせられたアスナと

    あの男。須郷信之が立っていた
  284. 284 : : 2017/05/14(日) 08:14:22
    何故か連投になってましたすみません!
  285. 285 : : 2017/05/14(日) 08:39:26
    アスナ「キリト君!」

    キリト「アスナ!」

    ようやく見つけた。

    だが目の前には須郷が立っている

    須郷「やあ桐ヶ谷君。随分と無様な姿じゃないか」

    キリト「須郷···!」

    須郷「ちなみに僕も能力者だけどキャパシティダウンを抑える薬を飲んでるから動けるのさっ!」

    キリト「ぐあっ!」

    須郷の蹴りが俺の腹に突き刺さる

    御坂「キリト!」

    須郷「ちなみに僕の能力はね」

    俺の腹を踏みつけながら

    須郷「痛覚誘発『インダクションペイン』範囲は狭いけどその範囲にいる人に凄まじい痛みを与える能力さ」

    そう須郷が言った瞬間

    俺の体に今まで感じた事の無い凄まじい痛みが俺の体を襲った

    キリト「ぐっ!ぐあああああああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!」
  286. 286 : : 2017/05/14(日) 08:41:34
    痛覚誘発『インダクションペイン』は一応オリジナル能力です。もし同じような能力が他の人のSSにあったらすみません
  287. 287 : : 2017/05/14(日) 13:55:18
    流石黒の剣士ですね~ロボットの軍隊に無傷で倒すなんて倒すなんてね~やっぱり須郷も関係してたとなね予想はしてたけど能力も持ってってゆうのがね果たしてキリトと御坂はこの強敵に勝てるのか?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  288. 288 : : 2017/05/14(日) 15:31:53
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    果たしてキリトは須郷に勝てるのか···!
  289. 289 : : 2017/05/14(日) 18:36:45
    痛みというより火で炙られているような熱が俺の体を支配していた

    キリト「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」

    須郷「イヒッ。ヒャハハハハハハハ!!!なんだいそのざまは桐ヶ谷君!そんなに叫んでみっともない。」

    キリト「グ·····ア」

    ようやく能力から開放されたものの痛みの余波で動けなかった

    特に出血が無いことから恐らく怪我は無いだろう

    御坂「キリト!大丈夫なの!?」

    アスナ「やめて!須郷さん!」

    須郷「じゃあアスナをいじめようかな〜」

    須郷の言葉を聞いたアスナは体を強張らせる

    や···めろ

    アスナに······手を出すな

    これ以上アスナを傷付ける訳にはいかない

    俺は緩慢な動きで立ち上がる

    須郷「フン。まだ立つのかい?早くアスナと遊びたいんだけどなあ!!」

    今度は能力ではなく物理攻撃だった

    ゴンッドガッメキッゴシャバキッ

    鈍い音が自分の体からするのが分かる

    須郷「アハアッいい顔になったじゃあないか!!」

    何も出来ない

    須郷「フムフム。なかなか殴って傷付けるのも楽しいねえ」

    俺は·······弱いな

    能力が使えなくなったらこれだ

    勿論キャパシティダウンは能力以外の身体能力も格段に下がる

    だがそんな事はどうでも良かった

    須郷「でもそろそろ飽きてきたしテレスティーナさん何か持ってる?···そこにナイフと鉄パイプがあるって?····一応どっちも貰っておくよ」

    俺は今コイツに勝てないという事には変わりないのだから

    須郷「鉄パイプで殴られたら流石の君でも···!」

    ゴンッ

    キリト「が·····あ」

    頭部に凄まじい衝撃が走る

    視界が明滅し、平衡感覚が失われたように

    クラクラする

    だが須郷の攻撃は止まらない

    それから5回ほど殴られて終わった

    須郷「もう良いだろ。じゃあアスナ。皆に見えるように二人で楽しもうじゃないか」

    須郷がアスナに近づき、

    壁の所にある拘束具でアスナを固定する

    御坂「アスナさんから離れろ!」

    須郷「言っておくけど僕は痛覚の共有もできてね。もし僕に攻撃すれば桐ヶ谷君にもダメージがいくよ」

    御坂「っ!?」

    アスナ「御坂さん。大丈夫だから···キリト君を守ってあげて」

    初春「アスナさん···」

    須郷「さーてお楽しみと行こうじゃないか!」

    そう言って持っていたナイフでアスナの服をビリビリに破いていく

    アスナ「ッ!!」

    アスナの目から流れた涙を須郷が醜悪に歪んだ顔で舐め回す

    須郷「アハハ!甘い甘い!人の流した涙ほど甘い物は無いねええええええ!!!」

    黒子「く···!」

    俺は·····見ている事しか出来ないのか?

    その時だった

    『君らしく無いなこんな所で諦めるのは』

    懐かしい声だった

    キリト「先····生?」

    『正確には茅場晶彦の意識の残留と言った所か。5年前のあの日私は死ぬ直前に脳のスキャニングを行った。
    そして自分の意識をネットワーク上に拡散させた。
    蘇ったのはつい数日前だがね。』

    キリト「この声皆には聞こえているのか?」

    『いや。君だけだキリト君。フレイ効果というやつだな』

    キリト「ふうん。先生が言う事は相変わらず難しいな」

    茅場先生が生きていた訳ではなく、

    茅場先生の意識の残留だと名乗った謎の声は

    かつての茅場先生と話し方が酷似していた

    『諦めるのか?』

    キリト「諦めるんじゃない。現実を認識するんだ」

    キャパシティダウンとインダクションペイン

    この二つに対抗できる物を俺は持っていないのだから

    『なら君の本当の力と言うものを解放してあげよう』

    キリト「何言って···」

    『君はソードアートを私が作った能力だと思っているだろう。しかし実際は私は量産に成功しただけだ。
    ソードアートは君の生まれ持った力。"原石“と呼ばれているな」

    キリト「俺が原石能力者?」

    『積もる話はまた今度にしよう。今リミッター解除する。』

    茅場先生がそう言った瞬間

    何か暖かい物が俺の体を流れた気がした

    『さあ。立つんだキリト君。』
  290. 290 : : 2017/05/14(日) 19:08:39
    オリジナル全開な気がしますがこのまま行きますw
  291. 291 : : 2017/05/14(日) 19:29:25
    御坂side

    私は目の前で蹂躙されようとしていた友達をただ見る事しか出来なかった

    私はーーー無力だ

    御坂「誰でも良いからーーーアスナさんを助けてよ」

    震えた声でそう呟く

    黒子「お姉様···」

    その時だった

    木山「なっ!君は···!」

    木山の声がした方を見る

    御坂「!」

    私は息を呑んだ

    私の目に映ったのは

    あんなにボロボロになっても。

    まだ立ち上がって

    絶対的な力に抗うキリトの姿だった

    テレスティーナ「キャパシティダウンは効いてるはずだ!何故!?」

    須郷「全く妙なバグが残ってるな···」

    須郷が能力を使用しようとした時キリトの口から言葉が紡がれる

    キリト「獅子の心臓よ。我が剣に力を。」

    まるで魔法の詠唱のような言葉だった

    キリト「我が心に勇気を。我が身に勝利の采配を。」

    須郷「狂ったのか?やれやれ」

    違う。そうじゃない。キリトは····

    キリト「我が名はレグルス!小さき王!」

    レグルス。

    確か意味は······

    『小さき王』
  292. 292 : : 2017/05/14(日) 21:04:43
    カッコヲィ〜
  293. 293 : : 2017/05/14(日) 21:45:03
    キリトside

    頭に流れ込んできた言葉を言ってみたら光の粒子が俺の体を包む

    見た目は何も変わってはいない

    しかし

    キリト「すげえ。力が溢れて···」

    これが俺の本気モードという訳か

    モードレグルスとでも名付けようか

    自分のネーミングセンスに苦笑しながら須郷に向き合う

    キリト「さてと。そろそろ反撃したいんだけど?」

    キャパシティダウンは今も稼働している。

    だがそれを受けてなお今までの俺を凌駕する力。

    須郷「ヒッ!な、何なんだよお前!」

    須郷からの問いに俺は

    キリト「黒の剣士キリトだ。憶えておくんだな」

    刹那。

    俺が心意で生み出した光の弾丸が須郷を貫いた

    ドゴオオオオオオオオオン!!!

    という音をたてて壁に叩きつけられた須郷。

    キリト「うぐっ!」

    俺の腹と背中に鋭い痛みが走る

    そういえば痛覚を共有してるとか言ってたっけ

    その時。

    今までこの空間に響いていたキャパシティダウンの音が消えた

    キリト「佐天···やってくれたんだな」

    消えた瞬間にまた力が増幅したような感覚が俺を包む

    御坂達も立上がり、テレスティーナと対峙する

    御坂「コイツは私に任せて。」

    御坂が前に足を踏み出す

    テレスティーナ「ならこの施設ごとふっ飛ばしてやんよおおおお!コイツはテメエの能力を解析して作った兵器だ!テメエのレールガンよりも強力にな!!」

    御坂「全くどこまで自分を哀れんだらそんなに逆恨みできんのよ」

    テレスティーナ「学園都市にとっててめえ等はただのデータだ!減らず口を叩くデータだ!アーハハハハハハハハアアアア!!」

    醜悪に顔を歪めてテレスティーナは俺達に向かって罵声を浴びせる

    それに対して御坂は

    御坂「学園都市は私達にとって自分が自分でいられる最高の場所。私が一人だけでは出来ない事も皆とならやり遂げられる。」

    御坂は自分の手にコインをセットし、上へと弾く

    テレスティーナ「てめえ等は人間じゃねえ!ただのサンプルだ!実験動物なんだよオオオオオオオオオ!!!」

    テレスティーナの兵器がウイイイイイインという作動音を放つ

    対して御坂は

    御坂「それが···私の!私だけの!!!」

    二人の攻撃が均衡する

    いや、徐々に御坂が押されていく

    しかし

    御坂「ウオアアアアアアアアア!!!!」

    御坂の咆哮と共に御坂の超電磁砲が勢いを増し、

    テレスティーナのパワードスーツごとテレスティーナを貫き、

    ドゴオオオオオオオオオン!!!

    という音と共に施設が揺れた
  294. 294 : : 2017/05/14(日) 21:46:44
    ハイル防衛隊隊長さんいつもコメントありがとうございます!

    本当ですか!?

    ありがとうございます!(*´ω`*)
  295. 295 : : 2017/05/15(月) 06:36:48
    黒子「お姉様!」

    キリト「やったな。御坂!」

    御坂「それよりアンタ早く····」

    キリト「分かってる。」

    俺はアスナの元へと歩んだ

    顔は涙に濡れていて、それが俺の心を疼かせる

    俺は剣で拘束具を破壊し、落ちてきたアスナを抱きとめる

    アスナ「きゃっ」

    キリト「大丈夫か·····?」

    あんな事されたのだ。大丈夫なはずは無いだろう

    アスナ「ありがとう。また助けてくれたんだね。やっぱりキリト君は····私のヒーローだね。」

    そのアスナの言葉に俺は内心

    そんな事無い。俺は弱くて、ヒーローなんか呼ばれるほどの人じゃない

    と否定しようとした

    だが、

    キリト「ああ。そうなれるように頑張るよ」

    アスナも限界のようだったらしく

    俺の胸に顔を押し付けて泣いた

    御坂たちの方を見ると子供達が目覚めたようで、皆笑顔を浮かべていた

    ーーーーーーーーー

    数分後

    アスナ「ありがとう。もう平気」

    とアスナが言ったので俺はアスナから腕を解く

    キリト「じゃあ御坂達の所に行こう。」

    俺はアスナの手を引いて、御坂達が居る所に向かう

    御坂「アスナさん!!大丈夫だった···?」

    アスナ「う、うん。平気」


    その時こちらに向かって木山が近づいてきた

    木山「今度こそ礼を言わせてくれ。ありがとう。」

    木山が俺達に頭を下げた

    それに俺達は笑顔で答える

    その時だった

    『やったようだね。キリト君。』

    さっきの茅場先生の残留意識の声が

    どこからか流れていた

    御坂「ええ!?だ、誰?」

    佐天「また新しい敵!?」

    アスナ「この声···まさか!」

    今度はここにいる全員に聞こえるようだ

    『念のため自己紹介をしておこう。私は茅場晶彦の意識の残留だ。キリト君。君が今使った力は強大だが負担が大きい。使用は控えたほうが良いぞ』

    キリト「あ、ああ。分かった」

    『なら私はもう行くよ。一箇所に留まり続けるのは出来ないんでね』

    そう言って茅場の残留の声が消えた

    全く急だよないつも

    俺は今ここにいない茅場の残留に

    ありがとな

    と胸中で礼を言った
  296. 296 : : 2017/05/15(月) 17:56:15
    やっぱり須郷は嫌な奴だな~でもまさかあの名シーンをそこで使うなんてね~しかもキリトの力の解放までどこまで強くなるんだ黒の剣士は?まぁでも見事勝利しましたね~また続きが出来たら読ませてもらいます!
  297. 297 : : 2017/05/15(月) 18:22:32
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    そろそろ上条とキリトと御坂達の下りをやりたい···
  298. 298 : : 2017/05/15(月) 18:23:15
    今日投稿は難しいかもしれないです
  299. 299 : : 2017/05/15(月) 18:35:53
    大丈夫ですよー俺なんて全然投稿できてないんですし本当に少しずつはやってますけど……
  300. 300 : : 2017/05/15(月) 20:50:20
    斬剣さんいつもコメントありがとうございます!

    仮面ライダーの奴でしたっけ?

    お互い頑張りましょう!



    300突破です!

  301. 301 : : 2017/05/15(月) 21:34:25
    俺達はあの後研究所から出て、

    テレスティーナと須郷をアンチスキルに引き渡した

    俺はその後に気を失ってしまったらしく

    気付いたときはカエル顔の医者の病院に居た

    未だに俺は入院中だ

    そして数日後

    キリト「珍しいな。皆が遅刻するなんて」

    黒子「お姉様が寝坊しまして···」

    御坂の方を見ると

    少し気まずそうに頭を掻いていた

    アスナ「まあまあ。時間には間に合ったし良いじゃない。」

    初春「でも意外でした!御坂さんがこんなアイデア思いつくなんて!」

    佐天「何言ってんの。御坂さんらしい実にロマンチックなアイデアじゃない。」

    アイデアとは今から行われるアレの事だ

    俺達は今からそれを良く見える位置で見るという予定を立てたのだ

    キリト「おっ!始まったみたいだぞ」

    俺達の目には空に浮かぶモニター付きの飛行船が見えていた

    そのモニターには、元木山の教え子達が映っており、

    子供達「木山先生〜!!!お誕生日おめでとう!!!」

    子供達の元気な声が木山が入院している病室へと届く

    皆笑顔で、これが俺達の守りたかった景色だと俺は

    思う。

    御坂「全く。退屈しないわね。···この街は。」

    御坂がそう呟く

    空は晴れ渡っていて、

    これからの俺達の様子を表している。

    ーーーそんな気がした
  302. 302 : : 2017/05/15(月) 21:36:19
    ポルターガイスト編終了!!

    次は妹達編の少し前のちょっとした話をやろうと思います
  303. 303 : : 2017/05/16(火) 22:17:14
    いや~キリトたちは無事に解決しましたね~感想の返事遅くなりました!そうですかそれはそれは楽しみにですね~また書いたら読ませてもらいます!楽しみにして待ってます!
  304. 304 : : 2017/05/19(金) 19:12:12
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    テスト終わったんでちょくちょく投稿します

  305. 305 : : 2017/05/20(土) 08:25:46
    夏休みのある日

    俺、桐ヶ谷和人は十有高校の前に来ていた

    上条達が通っている学校の事だ

    常盤台が伝統を重んじた校舎とするならば

    この学校は大きい私立高校という感じだ

    何故ここに来ているのかというと―――――

    今日上条の学校で夏休みの特別講座みたいなのがあるらしい

    それは専門の先生を招いて行う授業らしいのだが

    その先生が怪我をして入院中らしく

    上条のクラスの担任が

    小萌「誰か知り合いでそういう事が出来そうな人はいないのですか〜」

    と言ったらしく上条がこう言ったらしい

    上条「俺の友達でいるんだけど···」

    そう。つまり一日先生をやれと言われたのだ

    一日と言っても午前だけなのでそこまでキツくないかなと思い、その要求を呑む事にした。

    キリト「誰かに教えるのなんて初めてだな···」

    基本教えてもらう側である俺にとって何かを教えるというのは凄い新鮮な感じがした

    そして校門の前に行くと

    上条「お〜和人!こっちだ!」

    上条がこちらに手を振っていた

    和人「どうも上条さん。教室ってどこです?」

    俺は取り敢えず教室の場所に案内してもらうことにした





  306. 306 : : 2017/05/20(土) 17:50:33
    上条に案内され、俺は教室の入り口にいる教室の中を少し覗いてみると

    常盤台と違い、校則も厳しくないのか青髪にピアスの人とか金髪のグラサンの人とか···

    そこで俺はあの金髪グラサンから『暗部の人間』と似たオーラのような物を感じた

    キリト「(あの男···何者だ?)」

    暗部に近い人間である事は確かだ

    上条「おい和人?入っていいんだぞ?」

    俺は上条の声でようやく自分が10秒近くも突っ立っていた事に気が付いた

    キリト「す、すみませんちょっと緊張しちゃって」

    取り敢えず俺は金髪グラサン問題について保留する事にした

    俺は教卓を前にして立つと

    キリト「え····と今回怪我をした人の代役を務めさせて頂く桐ヶ谷和人です。よ、よろしくお願いします」

    俺の自己紹介が終わると

    青ピ「いや〜まさかカミやんに常盤台の知り合いがおるとはな」

    青髪ピアスがそう言った

    上条「ちょっと前に知り合ってだな···」

    その時小さな女の子が一番後ろに立っていることに気が付いた

    キリト「えーとあの女の子は···?」

    上条「ああ。俺達の担任だけど···」

    キリト「は?」

    おい。あれが担任だと?

    あの135cmの見た目完全小学生が?

    キリト「ついに学園都市は若返りの実験を行っていたのか?」

    小萌「ち、違います!実験なんかしてません!」

    上条「あれは俺らの学校の七不思議でもあるからな」

    小萌「というより上条ちゃんがあの常盤台のレベル5
    『黒の剣士』と知り合いだった事に驚きましたよ」

    え、なんかバレてるし

    上条「ええええええええええ!!!お前レベル5なの!?」

    上条の叫びが教室に響いた

  307. 307 : : 2017/05/21(日) 00:20:19
    キリト「ま、まあ一応···」

    あまりレベル5の超能力者だということは知られたくなかった俺としては今の状況は良いとは思えない

    上条「なんで内緒にしてたんだ?」

    上条の問いは至極真っ当な物だ

    キリト「超能力者。レベル5はその規格外な力から畏怖されるという話を聞いた事ありませんか?」

    上条のクラスメート達は俺が何を言わんとしているか理解したようだ

    教室の空気が一変する

    キリト「それは俺も例外じゃない。常盤台は基本お坊ちゃまお嬢様学校だからプライドが高い連中ばっかで入学した時から男子には嫌われてた。あの時の俺はアスナぐらいしか友達と呼べる奴が居なかったんだ」

    思えば俺がレベル5になった時も周りは俺に奇怪な物を見る目で見ていた気がする

    それは無能力や低能力者と、高能力者以上の能力者との壁のようなものだろう

    キリト「今となっては気の合う奴と接する事が出来ているけど俺に対して邪険に扱う奴もまだ大勢いる。」

    俺と御坂達が知り合ったばかりの時に絡んできたあいつ等も俺に対しては嫌悪感を持っているようだった

    キリト「だからレベル5だという事は伏せていたんだ」

    俺の言葉を聞いた上条は

    上条「お前ら。和人は良い奴だからレベル5だとか関係なく接してくれよ。俺の友達悲しませたら承知しねえからな」

    キリト「え?」

    俺は上条が言ったことを呑み込むのに時間がかかった

    青ピ「何言うてんのカミやん。今の話聞いたら邪険に扱うとかあり得へんわ」

    金髪グラサン「そうだぜい。それにカミやんの友達なら信頼出来るんだにゃー」

    クラス中でそうだなとか上条達の言葉を肯定するような言葉が飛び交う

    このクラスの担任である小萌が

    小萌「皆こう言ってるんで桐ヶ谷ちゃんも遠慮はいらないのです!上条ちゃん達と達と仲良くしてくださいね!」

    俺は自分の心が熱くなるのを感じた

    キリト「皆さんありがとうございます。···じゃあ授業始めましょう!教科書87ページから······」

    俺はこの人達となら上手くやっていける

    そう思いながら授業を開始した
  308. 308 : : 2017/05/21(日) 14:54:48
    アスナside

    キリトに連絡すると『少し遅れる』

    と返信が返ってきた

    佐天「キリトさんなんて?」

    アスナ「少し遅れるって。用事かな?」

    黒子「というかあなたもファミレスに来るんですのね」

    私達はいつものファミレスに御坂さんを始めとしたいつものメンバーに加えて婚后さん、泡浮さん、湾内さんと居る

    婚后「たまには庶民の暮らしも良いものですわ」

    と婚后さんが言った

    アスナ「確かに家に居たときはあまり馴染みなかったもんね」

    佐天「流石お嬢様ですね···」

    御坂「私は常盤台に居るけど家は普通だから結構使ってたけどなぁ」

    泡浮「私は最近までファミレスという物を知りませんでしたわ」

    湾内「私も同じですわ······」

    それはそれで流石と言うべきなのかな?

    とそんな事を考えていた時

    佐天「じゃあ今は女子だけだし恋バナしましょうよ!」

    恋バナか····

    私の脳裏に浮かんだのは幼馴染の黒髪の少年···

    恋と言われてキリト君を思い浮かべた事に私は少し赤面した

    佐天「あれ〜アスナさん顔赤くなってるけどもしかして好きな人が?」

    とニヤニヤしながら佐天さんが言った。なんて目ざといのだろう

    初春「キリトさんやっぱモテるんですね」

    黒子「常盤台の女子の殆どが好意を持っているとの噂ですの」

    非公認の『和人様ファンクラブ』なるものが存在するらしい

    アスナ「ライバルが多いなあ···」

    私はつい口走ってしまい

    佐天「お!ついに認めましたね!」

    あ!!と思った時にはもう遅く

    私はキリト君が来るまで質問攻めに会う羽目になった
  309. 309 : : 2017/05/21(日) 19:19:05
    キリトside

    キリト「どうしてこんな事に·····」

    俺は思わずそう呟いてしまった

    今俺の視界には御坂(上条の事を睨んでいる)

    と上条(困惑したように頭を掻いている)

    が映っている

    どうしてこんな状況になったか

    それは今から10分ほど前

    ーーーーーーーーーーーーーーー

    帰り道。

    俺と御坂は二人で寮に戻っていた

    結局あの後ファミレスに少し滞在したらジャッジメントの仕事で初春と白井が引っ張り出され、

    その後はとりとめのない話をしてから今日は解散になった

    アスナは、今日は真っ直ぐ帰ると言っていたのでもう今頃は寮に着いている頃だろう

    婚后達も同様だ

    なら何故御坂と俺が一緒にいるかというと

    ただコンビニに寄って行こうかという意見が一致したのでどうせなら二人で行こうという事になったのだ

    御坂「アンタそろそろアスナさんや常盤台の子達の気持ちに気付いてあげてもいいと思うんだけど」

    御坂が突然そんな事を言ってきた

    キリト「気持ちって?」

    俺がそう返答すると

    御坂「ハァ」

    と溜息をつかれた

    ···何で?

    と思ったがオンナゴコロなる不可解な物が俺に分かるはずもないので

    追求しないことにした

    すると御坂がピタリと歩くのを止めた

    どうしたんだろうと思い、

    御坂がじっと見つめている方を見てみると

    そこには上条が居た

    取り敢えず俺は声をかけることにし、

    キリト「上条さん?一体何を····」

    俺の声を聞いて上条は

    上条「おお!和人と·····誰?」

    ブチリ

    御坂の方から聞こえた音に俺は戦慄しながらそういえば御坂に記憶喪失の事を話してなかったな

    とそんな事を考えていた次の瞬間

    御坂「私にはア!!御坂美琴って名前がちゃんとあんのよ!!いい加減覚えろおおおおお!!!!!」

    ズバチイイイイイイイッッッ!!!!

    という心臓が縮みそうな音と共に御坂の電撃の槍が

    上条に襲いかかった!
  310. 310 : : 2017/05/21(日) 22:33:52
    うわぁ~それって原作キャラでは上条さんが自販機で御坂と会った時の流れてじゃあないか~御坂と容赦ねわ~遅くなりました!まぁこのまま妹達編になる流れですか?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  311. 311 : : 2017/05/22(月) 20:57:48
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    う〜ん一応ここで原作と少し違う展開にしてみようかと思ったのでこのまま妹達にはいかないです。

    妹達編の前日談のような感じなので····

    御坂vs上条

    キリトvs御坂

    キリトvs上条

    をやってみようと思います

  312. 312 : : 2017/05/24(水) 22:13:56
    襲いかかってきた雷撃の槍を上条は右手を前に突き出して止めようとする

    常人にならその攻撃は即死物の威力だ

    右手を前に突き出した程度でどうにかなる物じゃない

    しかし

    パキイイインッ!!

    という破砕音のような音をたてて雷撃の槍が消滅する

    上条「うおおおい!!初対面の人にいきなり即死級の電撃食らったんですけどおおお!?」

    御坂「初対面ですって?······ほほう」

    まさか記憶喪失の事がバレたのか!?

    御坂「そんなに私の事を忘れるなら二度と忘れられなくしてやるわよ!!」

    と言って超電磁砲を撃とうとする御坂

    これはマズイと思って

    俺は即座に能力を使用し、放たれた超電磁砲を

    キリト「ハァッ!!」

    単発ソードスキル『バーチカル』

    で撃ち落とす

    能力を使えばフルオートのライフル弾を全弾撃ち落とせる俺にとって超電磁砲を防ぐ事はさほど難しくない

    御坂「ッ!?」

    上条「おわ!?」

    二人が驚く中俺は剣を背中に納める

    キリト「おい御坂。今のは下手したら怪我ーーー」

    だが俺の言葉を御坂が遮り、

    御坂「今から!!私と勝負しなさいキリト!!!!」

    キリト「え?」

    もう一度言わせてもらおう

    何だこの状況?

  313. 313 : : 2017/05/26(金) 21:44:09
    最近忙しいですが合間を縫って投稿したいです
  314. 314 : : 2017/05/26(金) 22:29:05
    キリト「は?」

    何故?

    何のために?

    という疑問符が浮かぶが

    御坂「私の代名詞とも言える超電磁砲をあっさり防がれたのよ!?戦う理由は十分よね」

    どうやら御坂は俺の意見を聞いてはくれないらしい

    記憶喪失以前の上条が御坂を避けていた理由が分からなくもないなと思っていると

    ズバチイイイッ!!

    キリト「ちょおおおおおおおい!?!!!?」

    いきなり極大の雷撃の槍が飛んできた

    俺はそれを左へのサイドステップで避ける

    御坂「アンタ今失礼な事考えてたわよね?」

    流石レベル5

    考えている事を見破られるとは····!

    と自分がレベル5だという事をすっかり忘れていた俺だったが、ここで御坂に「ハイ。そうです」と答えるのは危険な気がしてきたので

    キリト「ソ、ソンナコトナイヨ?」

    取り敢えず誤魔化す事にした。

    誤魔化す事が出来たかどうかは微妙なとこであるが

    御坂「···まあ良いわ」

    どうやら誤魔化せたようだ

    しかしこの状況からは抜け出せていないのでどうしようかと上条の方を見ると

    御坂の怒りの矛先が俺に向いたからか、安堵の表情を浮かべていた

    俺の視線に気付いた上条はグッとサムズアップして

    『キリトさんマジGJ!』

    とでも言っているような笑顔でこちらを見ていた

    それを見た俺はなんかどうでも良くなり、

    キリト「分かったよ。勝負すれば良いんだろ?」

    御坂にそう言った

    こうして成り行きとは言えレベル5VSレベル5

    という傍から見ればただ事ではない決闘(デュエル)

    が始まろうとしていた

  315. 315 : : 2017/05/26(金) 23:32:30
    なんでそうなるんだ?ってゆうか原作では上条さんに勝負することになるのにキリトはすぐにいろんなことに巻き込まれますね~まぁでもレールガンVS黒の剣士どっちが勝つんだろう?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  316. 316 : : 2017/05/27(土) 07:45:06
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    ここら辺から原作にキリトが物凄く乱入してくるので展開が変わる場合が結構あります

    意見や要望があったら是非コメントをくれると助かります!

  317. 317 : : 2017/05/27(土) 08:05:42
    御坂「やっとその気になったようね」

    厳密には俺はなってないのだがそれはこの際置いておこう

    しかし御坂とのデュエルというのもなかなか面白そうだ。と俺は直前になって少しウキウキしていた

    キリト「こうなったら全力で勝たせてもらうからな」

    御坂「そう。でも私だって負けるつもりはないんだから!」

    ズバチイイイ!

    再び襲い掛かってきた雷撃の槍を今度は余裕を持って躱す

    御坂「ハァッ!」

    一直線の電撃は俺に当たらないと思ったのだろう

    左右から2つの電撃の槍が俺に牙を向いた

    今度はバックステップで避ける

    御坂「ちょこまかと!!」

    今度は雷撃の多段攻撃だ

    何十もの雷撃の槍が凄まじい速度で飛んでくる

    威力を削り、速度と手数を増やす作戦のようだ

    だが俺はその攻撃を、鍛えられた反射神経と能力で躱す

    キリト「そろそろ攻守交代だな」

    俺は剣を構え、御坂に向かって走る
  318. 318 : : 2017/05/27(土) 17:45:28
    御坂side

    私は剣を構えるキリトを見た瞬間

    ブワッと全身が粟立つような感覚が私の体を襲った

    御坂「(なんてプレッシャーなの!?)」

    こうしてキリトと対峙するのは初めてだ

    私が感じたのは身の毛がよだつようなプレッシャー

    いつもの飄々とした彼からは考えられない程のプレッシャーが私を襲う

    そしてーーー

    ズバアッッッッッ!!!!

    という風切り音を伴ってキリトが私に向かって突撃してくる

    御坂「ッ!?」

    私は咄嗟に磁力を操って近くにある街灯に飛び移る

    その余力で砂鉄を操って即席の盾を作る

    だがーーー

    ドゴオオオッ!

    赤い光を伴ったキリトの拳の一撃であっさり壊される

    木山のグラビトンの爆発をも防いだ盾をキリトの拳はまるで豆腐のように破壊してくる

    御坂「(やっぱり防御より攻撃!)」

    私は即座に砂鉄を巻き上げ、何本もの砂鉄の槍をキリトに飛ばす

    それをキリトは右手の黒の剣でいとも簡単に破壊する

    御坂「(こうなったら!)」

    私の全力を以てキリトを倒す!

    私は超電磁砲をキリトに向かって放つ

    しかしそれをキリトは撃ち落とす

    その光景に私は歯噛みするがここまでは"予想通り"

    再び磁力で飛んだ私は磁力で剣を作って、

    そのままキリトに突っ込む

    超電磁砲の余波でまだキリトは動けない筈だ

    その瞬間を叩けば·····!

    そして私はキリトに向かって砂鉄剣を振り下ろした

    しかし私の攻撃はガキイイイイイイイン!!!

    という金属音を立てて止められた

    御坂「な····」

    何故?

    反応できる速度じゃなかったのに!

    私が唖然としていると

    キリト「俺に剣で挑むのは、少し浅はかじゃないか?」

    次の瞬間けむるように動いたキリトは私の喉元に剣を突きつける

    ここに勝負は決した

    キリトの圧倒的勝利で
  319. 319 : : 2017/05/27(土) 23:02:14
    流石黒の剣士だな~剣で挑むならそれなにの剣術を身につけるからキリトに挑んだ方がいいよね~今回はキリトの勝ちでしたけど今度は上条さんと対決してほしいですね~また続きが出来たら読ませてもらいます
  320. 320 : : 2017/05/28(日) 08:30:11
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    次はキリトvs上条です!

  321. 321 : : 2017/05/28(日) 09:13:15
    御坂「負けちゃったか····」

    何故学園都市序列第九位なのか疑問に思うくらいの強さだった

    上条「凄いな。あの身体能力は能力なのか?」

    キリト「一応。俺の能力についてもまだ分からない事ばかりなんで詳しい原理はよく分からないですけど」

    確かにキリトの能力は謎が多い

    身体能力強化は一般にあるけど自分の着ている物を変える事が出来る能力などあまり聞いた事がない

    勿論剣を生み出す能力も

    前に言っていた『原石』と何か関係があるのだろうか

    キリト「まあ取り敢えず俺の勝ちということで今日はもう帰·····」

    そんな事を言い出したキリトの襟を私はガシッ!

    と右手で掴む

    私は少し気になるのだ

    学園都市第三位を打ち負かした二人が戦ったらどうなるかを

    御坂「キリトとアンタ。ここで戦いなさい」

    キリト上条「「は?」」

    ーーーーーーーーーーーー

    あの後も戦うのを渋った二人だったが

    結局折れて戦う事になった
  322. 322 : : 2017/05/28(日) 11:12:58
    キリトside

    成り行き(御坂に強引に戦わされるのだが)で上条と戦う事になった俺だったが流石に剣を使うのは素手で戦う上条に気が引けるので俺も丸腰で上条と対峙していた

    上条「なんでこうなったんだ?」

    上条がそう首を傾げる

    俺も最初は『なんでこんな事に?』と思ったが
    上条の能力も気になるので結構楽しみだったりする

    脳裏に浮かぶのはセブンスミストで起こった
    グラビトン事件

    そして先程御坂の電撃を打ち消した光景

    上条には能力を打ち消す能力があるのだろう

    そうすると俺は上条に触れられた瞬間能力の効果が消えるという事もあるかもしれない

    上条「じゃあそろそろ始めようぜ!」

    キリト「はい!」

    上条の声に俺は肯定の返事をする

    そして、同時に地面を蹴った
  323. 323 : : 2017/05/28(日) 14:56:53
    ついに上条さんとキリトと対決ですか~!幻想殺し(イマジンブレイカー)がキリトに牙をむくね~!でもキリトは体術くらいは身につけているから剣が使えなくなっても互角の対決にはなのでは?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  324. 324 : : 2017/05/28(日) 16:33:32
    いやー、これはとてもおもしろいです!
    黒の剣士vs幻想殺しは見ものですよ!
    とゆうかこの2人のコンビ好きなのでこれからも出してくれると嬉しいです!
  325. 325 : : 2017/05/29(月) 13:00:18
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    体術スキルも能力だとするなら一応幻想殺しでも打ち消せるはず!

    多分

    ここあさんコメントありがとうございます!

    これからは出番が増えると思います·······多分!!
  326. 326 : : 2017/05/29(月) 20:17:57
    上条は右手を握り、俺へと突っ込んでくる

    想像以上に速いスピードだが俺には遠く及んでいない
    しかし上条には奇妙な能力がある

    キリト「(あの能力の効果範囲が分からない以上それを見極める必要があるな)」

    上条の攻撃は威力、スピードは素人とは思えないぐらいだが軌道が単調すぎる

    そして先程から気になっていたのだが·····

    キリト「(右手でしか攻撃して来ない?)」

    上条の攻撃は右手のみ。

    という事はあの能力の効果範囲は『右手』だけなのか?

    キリト「フッ!」

    俺は上条の右半身に向かって蹴りを放つ

    上条「うおっ!」

    上条は危なげに俺の蹴りに反応した

    俺の足に上条の拳が触れた瞬間

    パキーン!!!

    という破砕音を響かせて俺の黒のロングコート

    固有名『ブラックウィルムコート』が破裂したように消滅した。コートだけではない。自分の力が抜けるような感覚

    恐らく能力でブーストしていた身体能力が消えたのだろう。それを見た上条はもう一発俺に右手で攻撃しようとする

    だが

    パシッ

    俺は上条の拳を右手で受け止めた
    上条が驚いたように目を見開く

    キリト「俺が···能力だけで戦っていると思いましたか?」

    俺は能力だけに頼っている訳じゃない

    菊岡の部隊と一緒に軍事訓練をした経験があり、多少の護身術は身につけている

    そこらのアンチスキルとなら対人戦で勝つぐらいの自信があるのだ

    俺はそのまま上条の右手首を掴み、一本背負いの要領で投げ飛ばす

    上条「ぐえっ!」

    上条が潰れたカエルのような声を出しながら背中から地面に叩きつけられる

    ここに勝負は決した
  327. 327 : : 2017/05/29(月) 20:20:15
    どうしても上条がキリトに勝つ光景が浮かばなかった
    ので凄い短くなってしまった······
  328. 328 : : 2017/05/29(月) 20:43:03
    まさかの圧勝で黒の剣士の勝ち!
    さすがの幻想殺しの上条さんでも軍事訓練を経験したキリトには遠くおよばないですねーw
    まぁ短くなるのは仕方がなかったと思いますよw 引き続き楽しみです!
  329. 329 : : 2017/05/30(火) 08:21:08
    流石黒の剣士いやーでもいい勝負したんじぁあないかな?また続きが出来たら読ませてもらいます
  330. 330 : : 2017/05/31(水) 10:13:52
    ここあさんいつもコメントありがとうございます!

    今度は共闘させたいです

    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    もう少し戦闘シーン勉強しなければ·····
  331. 331 : : 2017/05/31(水) 12:43:14
    上条「痛え······」

    キリト「す、すみません思わず強く投げちゃいました」

    しかし普通の学生にしては戦闘に慣れている感じがした。盛夏祭の時に言っていた『魔術』とやらと関係があるのだろうか。俺は『魔術』に関して知っていることはあまり無い。『科学』から生成される『超能力』とは法則や概念の異なる『異能の力』という程度の知識しか無い

    キリト「(俺もいつか『魔術師』とかいう輩と戦う事があるのかな····)」

    そんな事を考えていた時だった

    御坂「ゲッ!もう門限が1時間ぐらい過ぎてる!」

    キリト「え?····ヤベ俺も後五分だ」

    御坂「アハハ·····オワッタ」

    御坂が膝を地面に付けてガックリと項垂れる

    常盤台の門限は

    女子は8時20分

    男子は9時20分

    現在の時刻9時15分

    御坂は既にタイムオーバー

    俺は後五分で寮に帰らなくてはならない

    御坂「でももしかすると黒子が寮監を誤魔化していてくれてるかも!キリト!急いで帰るわよ!」

    御坂は勢い良く立ち上がり、寮の方向へ走っていった

    俺は上条に「また今度!!!」

    とだけ言って御坂を追った
    ーーーーーーーーーーーーーーー

    俺はギリギリで門限には間に合った

    俺が寮の門を潜った時に何やら隣の女子寮から悲鳴が
    聞こえた気がしなくもないが怖いから追求しないでおこう

  332. 332 : : 2017/05/31(水) 14:36:29
    ようやく次は妹達編です
  333. 333 : : 2017/05/31(水) 22:09:22
    楽しみです!ここでリクエストなんだけど一方通行(アクセラレータ)と戦う時は上条さんと
    キリトのコンビで最強に挑んでほしいですね~!妹達の関係は原作どうり御坂のだけ知ってキリトと上条さんは自販機で御坂と会ってその時にキリトと上条さんが御坂妹初めて対面するってゆう流れにしてほしいな~妹達編楽しみにして待ってます!
  334. 334 : : 2017/05/31(水) 22:38:12
    私もリュウガさんと同じ意見です!
    妹達編はまた名場面なので、キリト君がいたらもっと神回になる可能性が、、、
    お願いします!
  335. 335 : : 2017/06/01(木) 05:04:18
    リュウガさん、ここあさんいつもコメントありがとうございます!

    一方通行(アクセラレータ)戦の時に上条とキリトが
    共闘するのは、このSSを書き始めたときから考えていた展開なので勿論そうしますよ!!
  336. 336 : : 2017/06/01(木) 05:14:46
    細かい部分は変えるかもしれませんが、最終的には共闘させます
  337. 337 : : 2017/06/01(木) 13:04:07
    夏休みの日数も残り二週間程になったある日

    俺は残り少ない夏休みを満喫していた(と言ってもALOをプレイしたりアイス食べながらゴロゴロするだけなのだが)

    しかしアイスのストックが切れてしまい、コンビニでも行こうかと重い体を動かし、町中を歩いていた

    キリト「(しかしどこのコンビニにもアイスが無いとは····」

    俺がコンビニに着いたときにはアイスはもう無く、その他のコンビニにもアイスは置いていなかったので少し遠出をすることにしたのだ

    あまりの暑さに嘆息しながらセブンスミストの前を通ると御坂が居た

    キリト「よう御坂。こんなとこで会うなんて奇遇だな。御坂も買い物?」

    しかし御坂は何も答えず俺の事をスルーして歩いていった

    キリト「(あれ?人違いかな?)」

    どうやら御坂のそっくりさんらしい

    キリト「(ん?でもあの子が着ているのって)」

    常盤台の制服なんだが?

    しかし御坂にしては感情の冷めた目(失礼かもしれないが)をしていた。

    まあ御坂と声をかけたのにスルーされたので恐らく人違いなのだろうが····

    奥歯に何かが挟まっているような違和感を感じたが
    俺は御坂?から背を向けてコンビニの方向に向かおうとする。

    「あれ?キリトさん?」

    誰かに後ろから声をかけられる俺は声の主の方へ振り向いた。振り向いた先に居たのは佐天だった

    佐天「こんな所で会うなんて奇遇ですね!」

    キリト「あ、ああ。佐天は何をしてたんだ?」

    俺の問いに佐天は得意げに笑う

    佐天「キリトさんは学園都市にバラ撒かれている
    『マネーカードについての噂』を知ってます?」

    キリト「いや、知らないけど···」

    また佐天お得意の都市伝説だろうか

    佐天「今学園都市には誰かがバラ撒いているマネーカードが蔓延してるんですよ。それもかなりの数」

    キリト「へ〜誰が何のためにそんな事をしてるんだろうな」

    佐天「それは不明なんですけど、今はそのマネーカードを宝探し感覚で見つけるっていう遊びが流行ってるんですよ。私もさっき·····」

    そう言って佐天はポケットをゴソゴソと探り、何通かの封筒を取り出す。封筒から出てきたのは本物らしい金色のマネーカード

    キリト「へえ。なかなか面白そうだな」

    佐天「じゃあ一緒に探しませんか?」

    キリト「うん。いいよ」

    佐天「マネーカードは人気の少ない路地裏とかにあるらしいですよ!」

    俺は佐天と一緒に路地裏に入って行った

    ーーーーーーーーーーーー
    ???side

    その少し後

    御坂?「あの人が『お姉様』と親しくしている男性の、レベル5。桐ヶ谷和人ですか。とミサカは
    『テスタメント』で得た知識を反芻します」

    とある路地裏で『常盤台の制服を着た少女』がポツリと呟く。その声音は同じ容姿を持つ『御坂美琴』よりも冷たく、平坦だった
  338. 338 : : 2017/06/01(木) 19:45:41
    >>リュウガさん

    >>333で言っていたことなのですが、キリトは妹達についての情報を、御坂の様子がおかしくなった時に調べて上条よりも早く情報を掴んだというふうにします

    キリトが、仲間の様子がおかしくなっているのに何もしないというのは少し考えにくいので······
  339. 339 : : 2017/06/01(木) 22:36:50
    これは私の考えた妹達編最後らへんのアイデアなんですけどー
    最初上条と一方通行戦わせて(キリト君は来てるけど御坂とは違う場所で様子見)
    上条が危なくなった時にキリト君がくる流れとか、、どうでしょう??
    そしてやっぱり上条の右腕でしか倒せない設定なはずなので、上条が決めてほしいなーw
    まー取り入れるか取り入れないかはスタバさんに任せます!
    最初からそのつもりでしたらごめんなさい!そして長文失礼します、、
  340. 340 : : 2017/06/02(金) 05:05:50
    ここあさんいつもコメントありがとうございます!

    実はその意見と逆の事を考えていたんですよw

    キリトがピンチの時に上条が助けに来る的な

    まあどうするかは時が来たら考えます!
  341. 341 : : 2017/06/02(金) 22:11:37
    動き始めましたね~続きが出来たら読ませてもらいます!
  342. 342 : : 2017/06/03(土) 05:13:41
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    頑張ります!
  343. 343 : : 2017/06/03(土) 09:38:34
    キリトside

    キリト「結構見つけたんじゃないか?」

    俺の手には4枚の封筒が握られている

    その全てに金色のマネーカードが入っているのは確認済みだ

    佐天「フフン。まだまだですねキリトさん」

    と誇らしげに佐天は10枚程の封筒を出した

    佐天「いや~私どうもこういう鼻は効くんですよね〜」

    キリト「都市伝説ハンターの名は伊達じゃないな」

    佐天が嬉しそうに笑っているのを見て自然に俺にも笑みがこぼれる

    佐天「さあまだまだ見つけに行きますよ!」

    キリト「おう!···でもその探し方はどうかと思うぞ」

    四つん這いで地面を這う佐天に俺は呆れながら指摘した

    そして数分後

    俺達は御坂に偶然会った
  344. 344 : : 2017/06/03(土) 12:18:50
    原作どうりの流れになってきましたね~!面白いな~キリトもけっこう見つけたなカードをキリトもよくやりますよね~また続きが出来たら読ませてもらいます
  345. 345 : : 2017/06/03(土) 21:50:59
    キリトは記憶完全支配術と武装完全支配術、心意を使えますか?
  346. 346 : : 2017/06/04(日) 05:12:12
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    あんなマネーカードが現実にあればいいのに····

    カミルさんコメントありがとうございます!

    心意は木山戦で使ってます。

    でもまだレベル4程度の火、水、氷、風、雷ぐらいしか使えないという設定です

    二つの完全支配術については少し原作と設定変わるかもしれないですが(原作のように術の発動に必要な剣の記憶がこのssには無いため)いつか出したいと思います!
  347. 347 : : 2017/06/04(日) 05:39:21
    キリト「よう御坂。何してるんだ?」

    御坂「え?私は今から買い·····物に·······」

    何故か御坂の声がフェードアウトしていく

    俺の後方を見つめ、口をパクパクさせている御坂に

    キリト「お、おいどうしたんだ?」

    俺はそう聞くと

    何故か顔を真っ赤にした御坂が

    御坂「あ、アンタはさ、佐天さんを四つん這いにしてナニしてんのよおおおおおお!!?!」

    キリト「へ?」

    俺はゆっくり後方を見ると

    そこには四つん這いになって鼻をスンスンと鳴らし、
    地面に這う佐天の姿

    さてここで質問だ

    ここに男女のペアがいるとしよう

    そして町中で四つん這いになっている女とその前を歩く男。

    そんな構図を見れば誰だって目を逸らしたくなるだろう(例外はあるのだろうが)

    佐天「えっちょ、御坂さん?」

    キリト「違うんだよ御坂!佐天!説明頼んだぞ!!」

    ーーーーーーーーーーーー

    御坂「何だそういう事ね」

    キリト「解ってくれたようで助かるよ····」

    取り敢えず『悲報 レベル5の桐ヶ谷和人がとある女子中学生を町で四つん這いにしてナニか良からぬことをしていた!』というような事態は避けられた訳だ

    佐天「じゃあそろそろマネーカード探し再開しましょう!ほら御坂さんも!」

    御坂「えっ!私も!?」

    御坂は佐天に連行されてしまった

    俺は苦笑しながらその後ろをついていった
  348. 348 : : 2017/06/04(日) 10:44:20
    確かに剣に記憶無かった...
    また質問ですが、
    ユウキいないけどアスナは「マザーズ・ロザリオ」を使えますか?
    キリトは「スキルコネクト」が出来ますか?
    これからも期待です!!
  349. 349 : : 2017/06/04(日) 11:22:05
    カミルさんいつもコメントありがとうございます!

    二刀流の時にならコネクト可能です!

    マザーズ·ロザリオは伏せておきます

  350. 350 : : 2017/06/04(日) 12:19:42
    御坂も巻き込まれたね~(笑)まぁここからどおうなるんですか?また続きが出来たら読ませてもらいます
  351. 351 : : 2017/06/05(月) 05:30:53
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    頑張っていきます!
  352. 352 : : 2017/06/05(月) 06:45:46
    伏せる、かぁ...マザーズ・ロザリオどうなるんだろ?
    期待です!!
  353. 353 : : 2017/06/05(月) 10:11:05
    カミルさんいつもコメントありがとうございます!

    期待ありがとうございます!
  354. 354 : : 2017/06/05(月) 11:07:10
    突発的に参加する事になった『マネーカード探し』は佐天の『こういう事には鼻が効く』という謎の
    第六感(シックスセンス)のおかげか順調に見つかった
    佐天、俺、御坂の分を合わせると25枚はあるだろう
    マネーカードにチャージされているお金は
    下は1000円。上は5万円程だと聞いているのでかなりの収入になるだろう

    キリト「これだけあれば皆で飯食ってもお釣りが来るよな」

    入っている金額にもよるが最低でも2万5000円。
    まあ全て1000円程度という可能性はよほど無いので
    (上条並に不幸だったら話は別だが)8万ぐらいはいくのではないかと思う

    御坂「そうね·····ってコラ!アンタそのまま持ってく気?」

    キリト「え?違うのか?」

    御坂は呆れたように溜息をつくと

    御坂「そういうのはきちんとジャッジメントに届けないと駄目でしょ!」

    キリト「う····」

    それは確かにそうなのだが男子中学生にとって何万円という金額はデカイ。レベル5の奨学金もあるにはあるのだが色々なものに無駄使いしてしまうため、月の最後になると残金が寂しい事になっているのである

    佐天「まあ確かにそうですね。初春に会ったときに渡しておきます」

    佐天が折れたため、俺も諦めることにした。宝探しだったと思えばなんてことは無い。実際結構楽しかったのでたまには良いのかもしれない

    そこでふと俺はあの『御坂に似ていて、常盤台の制服を着ていた少女』の事を思い出した

    キリト「そういえばセブンスミストの前で御坂に凄い似た人を見つけたんだけど···」

    俺の言葉を聞いた御坂は、

    御坂「私のそっくりさん?」

    と訝しんだような声音で聞いてくる

    キリト「いや、本当に似てたんだ。髪の色とか顔とか体型とか、む·····いやなんでも無い。と、とにかく凄い瓜二つだった。来ている服も常盤台の制服だったし」

    佐天「へ〜御坂さんのそっくりさんかあ。見てみたいな〜」

    御坂「まあ世界には同じ顔を持つ人が三人いるっていう話だしそんな事もあるわよ」

    キリト「そう····だな」

    やはり先程も感じた既視感が俺を俺を襲うが、
    とりとめのない話しをしているうちにその既視感は薄れていった。

    明日買い物に行くという約束をしてから俺達は解散した

  355. 355 : : 2017/06/05(月) 18:11:31
    マネーカードどんだけ見つけるんだ⁉まぁ面白いからそれで良いですがこのあと御坂は接触のるんですかね?今後とも期待して待ってます!
  356. 356 : : 2017/06/07(水) 21:19:38
    リュウガさんいつもありがとうございます!

    キリト視点だと妹達編結構早く終わるかもしれません
  357. 357 : : 2017/06/08(木) 09:15:04
    翌日

    俺達はいつものメンバー(男女比1:6というほぼ女子だらけのパーティ)と一緒にセブンスミストに買い物に行く事になっていた

    常盤台組(俺、アスナ、御坂、白井)は少し早く集合場所の公園に来ており、柵川組(佐天、初春、春上)
    を待っているという状態だ

    ここまではいつもと同じように事が進んでいるが一ついつもと違う事がある
    それはーーー

    御坂「皆〜何飲む〜?奢っちゃうぞ〜♪」

    そう。御坂がいつになくハイテンションなのである
    まあいつも活発ではあるのだがそれとは違う。
    まるでクリスマスプレゼントを貰った子供のようにテンションが高い。

    アスナ「御坂さん何か良いことでもあったのかな?」

    キリト「さ、さあ?」

    いつも回し蹴りをぶち込んでいる自販機に珍しくもお金を入れるというまことに稀有な(言ったら恐らく
    回し蹴りか電撃の槍を食らう事になる)行動を取っていることからかなりいい事があったと予想される

    そこで白井が

    黒子「ハッまさかお姉様の偽物!?」

    恐らく自動販売機にお金を入れるという行動を見て
    そう思ったのだろう。かく言う俺もその可能性は捨てきれない。なぜならこんな御坂は見たことがないからだ。白井の愕然としている様子からして、俺達よりも御坂に接しているはずの白井もこんな御坂は見たことがないのだろう

    それから白井が御坂の元に駆け寄り、何事かを言った瞬間

    バリバリバリバリッッッ!!!!

    と目が眩むような青白い雷光が白井を襲った

    どうやら本物の御坂らしい

    白井も『本物······でした····の』と言ってガクリと崩れ落ちていった

    こうしてまっ黒子が出来上がった

    それから数秒で柵川組が公園に到着した

    佐天「これ·····どうしたんです?」

    佐天が少し引き攣った笑みで俺に聞いてきた

    キリト「····世の中には突っ込んじゃいけない事もあるんだよ」

    それだけで何が起こったのかは理解してくれたようだ

    気を取り直して俺達はセブンスミストに向かう事にした

  358. 358 : : 2017/06/08(木) 21:18:21
    この流れってもしかして御坂が妹達っと接触して計画の事を知って研究所を潰した後になるんですか?っとリュウガは物語の進みの流れをみて予測します!(御坂妹風)?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  359. 359 : : 2017/06/08(木) 21:47:28
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    アニメでいうと超電磁砲S4話ですので、御坂は
    量産型能力者計画(レディオノイズ計画)の存在とクローンの存在は知っていても絶対能力進化(レベルシックスシフト)の存在は知らないという状態です。
    とスタバは懇切丁寧に解説します(御坂妹風?)
  360. 360 : : 2017/06/08(木) 23:27:36
    すみません、また質問です。
    (1)キリトが出せる剣は、代わったりするんですか?
    「ユナイティウォークス」や「ディバイネーション」、
    「エクスキャリバー」、「夜空の剣」等
    (2)アスナの細剣は、「ランベントライト」ですか?

    面白くて深入りしていく内に、疑問が出てきまして。
    因みにRe:ゼロの方も見ています。
    これからも無理しないように頑張ってください!!
  361. 361 : : 2017/06/08(木) 23:29:28
    後、キリトは「FN:ファイブセブン」も使えますか?
  362. 362 : : 2017/06/09(金) 05:14:02
    カミルさんいつもコメントありがとうございます!

    キリトの剣について

    すみません!作中で説明が無かったですよね。
    一応自分の脳内設定としては『レベルによって出せる剣が変わる』という設定です
    ですが演算によってはその他の剣も使用可能ですよ
    現時点で『エリュシデータ』と『ダークリパルサー』
    が二強というだけです。
    ちなみに『夜空の剣』と『·····』については············です!(笑)

    ファイブセブンについて

    ファイブセブンを使用させるかどうか『乱雑開放』編が終わった時に考えていたんですよね·······
    この期に登場させます!

    色々説明不足ですみません!
    これからも質問等あれば出来る限り答えていきたいと思いますのでこれからもよろしくお願いします!
  363. 363 : : 2017/06/10(土) 06:09:52
    女子チームは小物なんかを買いに行ったが当然ながらファンシーグッズ等にはあまり興味は無く、そういう
    系統の店に入るのも男子中学生には少し抵抗があるため、今は別行動中だ

    キリト「やっぱPCパーツはディープな店のほうが充実してるよなあ」

    家電量販店にもそこそこ良いのは売っているのだが専門的な店には劣る

    俺は嘆息しながら家電量販店を出て、近くのお菓子の店でマドレーヌのような物を買って御坂たちのところへ戻る

    キリト「何か良い物買えた?」

    初春「はい!新しい炊飯器を買ったんですよ!」

    じゃあ少しの間あそこの家電量販店に居たのか
    全然気が付かなかったな

    佐天「キリトさんは何か買ったんですか?」

    キリト「あまり良いものが無くてさ。買うのは今度にした」

    アスナ「キリト君も服とか買ったら?どうせ黒のシャツとかズボンしかないでしょ?」

    キリト「うぐっ」

    何故分かったんだろう······

    御坂「じゃあ次はあそこね」

    と言って御坂が先行していくので俺もその後に続いていく

    そして目の前に現れたのは女性用水着店だった

    俺は能力をフルバーストさせてその場から立ち去ったのである
  364. 364 : : 2017/06/10(土) 12:29:59
    うわぁ~流石アスナさん!キリトが考えていることをお見通しだね~服を選ぶときは血盟騎士団のカラーの服装とか選ばれそうだね~まぁキリトは黒以外にあの血盟騎士団の時のキリトもかなりいけてましたなーまた続きが出来たら読ませてもらいます

  365. 365 : : 2017/06/10(土) 19:20:06
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!

    キリト先生は何着ても似合いますね!


    後この場を借りて少し

    これからはスマホからではなくパソコンから投稿しようと思います(スマホからだと途中から動作が鈍くなってしまうという理由で)

    ですがいかんせん操作に慣れていないので慣れるまでペースが落ちる可能性がありますがこれからもよろしくお願いします!
  366. 366 : : 2017/06/10(土) 21:15:24
    またまた質問です。
    (1)キリトは、ユージオの青薔薇の剣を出すことが出来ますか?
    (2)キリトは、「フェアリィ・ダンス編」「ファントム・バレット   編」「キャリバー、マザロザ編」の姿にもなれますか?
    (3)キリトは、「武器破壊」「魔法破壊」といった、システム外スキ  ルを使えますか?
    (4)キリトは、体術スキルや、隠蔽スキル、索敵スキルといった、
      「バトルスキル」を使えますか?
    (5)OSSを作れますか?
  367. 367 : : 2017/06/11(日) 14:24:15
    カミルさんいつもコメントありがとうございます!

    青薔薇の剣については夜空の剣と同じく伏せておきます!

    他の姿にもなれることはなれますが、今のSAO装備
    (ブラックウィルムコート)の方が強いです。ちなみにALOの姿になっても飛行までは出来ません

    システム外スキル、バトルスキルは基本全て使えます
    このSSの舞台はゲームではなく学園都市なので
    キリトのソードスキル全てがキリト自身のOSSみたいな物ですね
  368. 368 : : 2017/06/11(日) 14:30:23
    今日だけで追いついた!期待してます!
  369. 369 : : 2017/06/11(日) 18:11:20
    名無しさんいつもコメントありがとうございます!

    期待ありがとうございます!
  370. 370 : : 2017/06/11(日) 18:41:37
    キリト「なんでこんな事に····」

    あの後結局アスナに連行されてしまった俺は現在女性用水着店の真ん中に立っている

    御坂たちは春上の水着を選んでいるらしく、なにやら盛り上がっている

    それを遠い目で見つめていると何やら複数の視線を背中に感じた。振り返るとかなりの数の女性が俺の事を指差して友達等と何かを話している

    キリト「(うっ·····視線が刺さるように痛い)」

    『なんであの男の人女性用水着店に居るの?ヤバーい』

    的なニュアンスを含んだ視線を、なんとかやり過ごそうと努力してみる。本当は
    『あの人カッコよくない?ヤバーい』
    的なニュアンスを含んだ視線だったがそんな事に気付かない俺はだんだんと精神のHPが削られていくのだった

    ーーーーーーーーーーーーーーー

    セブンスミストの外にあるカフェ

    キリト「はあ······ようやく解放された」

    アスナ「お疲れ様。キリト君凄い挙動不審だったね」

    キリト「誰のせいだと····」

    その時俺はある事を思い出した

    キリト「そういやこの辺だな御坂のそっくりさんを見つけたの」

  371. 371 : : 2017/06/11(日) 19:19:15
    うわぁ~キリト精神的にダメージ削られているは~笑うた♪また続きが出来たら読ませてもらいます!
  372. 372 : : 2017/06/11(日) 21:58:35
    キリトは、鈍いのか鋭いのか…どっちだろ。
    皆さんはどう思いますか?
    あと、主さん頑張ってください!
  373. 373 : : 2017/06/12(月) 01:30:55
    そういえば、「ホロウ・フラグメント」に
    こんなイベントあったな~
    リゼロも一緒に主さん頑張ってください!!
  374. 374 : : 2017/06/12(月) 01:33:25
    ついでに質問です。
    キリトかアスナは、
    ユウキの剣の「マクアフィテル」を
    出せますか?
  375. 375 : : 2017/06/12(月) 06:12:41
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    実際こんな状況だったら喜びますけどね(笑)

    名無しさんコメントありがとうございます!
    戦闘においては鋭く、恋愛に関しては鈍いですねぇ

    カミルさんいつもコメントありがとうございます!
    『ホロウ·フラグメント』で一番好きなイベントは
    あの料理対決のイベントですね。
    ストレアの料理(;´Д`)
    『マクアフィティル』は使えないかなぁ。
  376. 376 : : 2017/06/12(月) 21:57:18
    面白いwwガンバって下さい
  377. 377 : : 2017/06/12(月) 23:18:00
    ストレアの料理は食べ物と言えない位グロテスクだったな~色が紫色とかww
  378. 378 : : 2017/06/12(月) 23:43:41
    でもボクはやっぱりキリトの体調不良イベントですね。
  379. 379 : : 2017/06/13(火) 19:39:16
    名無しさんコメントありがとうございます!
    ありがとうございます!頑張ります!

    カミルさんいつもコメントありがとうございます!
    でも意外に美味いというねwww
  380. 380 : : 2017/06/13(火) 20:19:42
    初春「御坂さんのそっくりさんですか?」

    佐天「それって昨日言ってた?」

    キリト「ああ·····」

    俺は昨日見た御坂のそっくりさんの事を話した

    佐天「う〜ん。あっ!御坂さんのドッペルゲンガーかもしれませんよ!!」

    嬉々としてまたもや都市伝説的な事を話しだした佐天に苦笑しながら

    キリト「ドッペルゲンガーね····でもそう言われても信じるぐらい似てたな···」

    あれは似てるという範疇に収まるものではない気がする。ドッペルゲンガーか、学園都市では禁止されているがクローンと説明された方が納得できる
    そして気になるのは常盤台の制服を着ていたことだ

    そんな事を考えていた時に初春が

    初春「似ているといえば固法先輩から聞いた話なんですけどなんでもクローン技術を使ってレベル5を」

    そこまで言って初春が急に口を閉じた

    それを見た御坂は

    御坂「クローンね····学園都市らしいといえばらしい噂よね。もし自分のクローンがいたら···佐天さんならどうする?」

    御坂がそう佐天に聞いた
    佐天は少し考えて

    佐天「そうですね、やっぱり夏休みの宿題を手伝ってもらうとか!!」

    黒子「部屋に置いておけば寮監の目を欺く事も···」

    皆が思い思いに言っていく中で俺も考えていた

    キリト「(やっぱりテストを代わりに受けてもらうとか?それともおつかいに行ってもらう?いっそ学校に代わりに行ってもらうとか····)」

    そんな事を考えていたら

    黒子「お姉様はどうします?もし自分のクローンが目の前に現れたら····」

    白井が御坂にそう聞いた

    御坂は少し考えた素振りを見せ、

    御坂「そうね····私ならーーーーーーーーー」
  381. 381 : : 2017/06/13(火) 23:35:38
    ボクならめんどくさいことを全て押し付ける。
  382. 382 : : 2017/06/14(水) 17:37:12
    俺なら、テストを任せる。
    ついでにバイトやってもらってもいいかもw
  383. 383 : : 2017/06/14(水) 17:42:56
    382の付け足し
    俺そもそもバイトやってないや
  384. 384 : : 2017/06/14(水) 22:23:36
    カミルさんいつもコメントありがとうございます!
    そうですね···取り敢えず課題と掃除は任せます(笑)

    名無しさんコメントありがとうございます!
    バイト学校で禁止なんですよね····


    この場を借りて少し
    これからテスト近いので少し投稿が遅れます
  385. 385 : : 2017/06/15(木) 01:54:23
    ボクもテストだ......トホホ
  386. 386 : : 2017/06/15(木) 18:08:59
    俺も期末テストが近いや…
    めんどくさいなぁーーー
  387. 387 : : 2017/06/18(日) 16:56:11
    カミルさんコメントありがとうございます!
    テスト早く終わってホスィ(´;ω;`)

    名無しさんコメントありがとうございます!
    わかります。テスト無くなって欲しいですヽ(`Д´#)ノ
  388. 388 : : 2017/06/18(日) 16:57:12
    妹達が本格的に短くなりそうな件
  389. 389 : : 2017/06/18(日) 17:39:38
    あれから数日が経過した8月18日の朝
    俺は常盤台の食堂に来ていた
    アスナと白井に呼び出されていたからだ

    アスナ「······と言う訳なんだけど」

    話をまとめると最近御坂の様子がおかしいらしい
    寮には戻ってこず、戻ってきても元気がなく、すぐにまたどこかへ出かける

    キリト「最近御坂の事をあまり見ないと思ったらそんな事が····」

    アスナ「うん。佐天さん達と遊びに行った時も何か思い詰めた表情してたし」

    御坂に何があったか聞いても恐らく答えはしないだろう御坂は色々溜め込む節がある

    その後も御坂の現状を聞き、少し調べてみようと思い、外出の準備をしている時だった
    アルゴから連絡が来たのは
  390. 390 : : 2017/06/18(日) 22:20:39
    キリト「ようアルゴ、急にどうした?」

    アルゴが俺を呼んだのはファミレスだった。
    御坂の事もあるし、あまりゆっくりはできないので俺はナルハヤで頼むという旨のメッセージを送ってこの場に来たのだが·····

    アルゴ「来たカキー坊···」

    アルゴの表情は、いつもの飄々とした感じでは無く、
    表情は固く、唇は引き締められていた

    キリト「····どうしたんだ?また面倒事だったら手を貸すけど···」

    アルゴのただならぬ様子に、俺はそう言った

    アルゴ「いや、オレっちの話じゃナイ。けどキー坊が恐らく知りたがっているだろう情報ダ」

    キリト「情報····?」

    アルゴは手元にある、ジュースの入ったグラスを持ち、落ち着かせるようにそれを一口含む

    アルゴ「オレっちが昨日掴んだ情報はこいつダ」

    アルゴは俺に一台のタブレット端末を差し出した
    液晶画面に映し出されていたのは防犯カメラの映像のようだ。何かに阻害されてるかのように所々映像に乱れが生じている。

    キリト「病院····?いや、どこかの研究施設かなんかか?」

    アルゴ「ビンゴだキー坊。この研究施設は『とある実験』に関係している施設だ」

    キリト「『とある実験』?」

    その実験の事について聞く前に

    アルゴ「ここだ。」

    トントンと液晶画面を指で叩くアルゴ
    映像は止まっており、さらに画質は荒くなっていた

    俺はアルゴの指差す箇所を覗き込んだ

    キリト「な·······!?」

    俺はその止まった映像に映っている『人物』を見て俺は息を呑んだ

    そこに映っていたのは、黒を基調としたシャツに
    ジーンズに似た素材のショートパンツという出で立ちの『少女』

    そしてその髪の色は荒い映像からでも分かるほど明るいシャンパンゴールド

    キリト「御坂ーーー?」

    なんで御坂が?
    こんな夜中の研究施設に何の用でーーー?

    いや、この映像から導かされる答えは恐らくーーー

    アルゴ「ここからが本題ダ。キー坊。今から言う事はアーちゃんにもあのツインテールにも内密に頼むゾ」

    俺は勿論その言葉に頷いた

    アルゴ「それじゃあ説明しよう。
    『量産型能力者計画(レディオノイズ計画)』
    そしてその実験の産物を利用した
    『絶対能力進化計画(レベルシックスシフト計画)』についてダ」




  391. 391 : : 2017/06/19(月) 20:41:03
    いつも楽しみにしています



    提案なのですが、キリトが御坂も絶対能力者進化計画に加担していると勘違いして御坂を止めようとした所に御坂の事情を知っている上条が飛び込んで来てキリトと再戦
    その後一方通行戦と言うのはどうでしょうか?
  392. 392 : : 2017/06/20(火) 08:25:22
    やっと動き始めたか~待ってましたよ~面白くなってきましたね~また続きが出来たら読ませてもらいます!
  393. 393 : : 2017/06/20(火) 17:50:02
    >>391キリトの性格的に御坂とか仲間を疑う事って考えにくいと思う。もうキリトもアルゴも御坂が研究所を襲ってる事も知ってるだろうし
    期待デス!!
  394. 394 : : 2017/06/21(水) 00:05:10
    期待である
  395. 395 : : 2017/06/21(水) 16:21:18
    名無しさん1コメントありがとうございます!
    俺の言いたい事を名無しさん2が言ってくれました
    二人共ありがとうございます!

    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    お待たせしました!····と言ってもまだテストあるのであまり投稿は出来ませんけどw

    アックアさんコメントありがとうございます!
    ナイトリーダー「戻ったか!!」
  396. 396 : : 2017/06/26(月) 00:33:22
    続きが気になります(/´△`\)
  397. 397 : : 2017/06/27(火) 21:11:23
    でっちょさんコメントありがとうございます!
    一応、木曜か金曜辺りに投稿する予定ですのでよろしくお願いします!!
  398. 398 : : 2017/06/30(金) 00:58:02
    アルゴ「まずは基となった『量産型能力者計画』からダ。今から数年前、学園都市上層部の命令である実験が行われタ。······超能力者(レベル5)のDNAマップを用いてそれを素体とした『クローン』を作り出すという実験ダ」

    俺はそれを聞いた時思わず息を呑んだ
    この前見た御坂と瓜二つの常盤台の制服を着た少女
    あれは····クローンだったのか

    アルゴ「しかし実際に作られたクローン。
    『妹達(シスターズ)』は素体である『御坂美琴のスペックの1%にも満たない欠陥電気(レディオノイズ』
    だっタ。作ったのはいいが出来るのはレベル2、良くてレベル3程度のスペックしか持ち合わせていなかったンダ。そして実験は中止され、永久凍結されタ。······
    とある実験が始まる前はナ」

    キリト「とある実験ってのは『絶対能力進化計画』とかいう実験の事か?」

    俺の言葉に、アルゴは小さく頷いた

    アルゴ「でダ、ミコっちゃんが今一人で悩んで、少し暴走気味になっている原因がその『絶対能力進化計画』
    なんじゃないカとオレっちは思っていル」

    キリト「てかそもそもその実験の内容ってのは何なんだ?」

    俺の問にアルゴは一拍置いて、

    アルゴ「学園都市最強の超能力者が誰だか分かるか?」

    唐突にそんな事を聞いてきた
    最強というのは『学園都市序列第1位』の事だろうか
    確か『ベクトル操作』という能力を持っていて、この世にあるベクトルを全て操る事ができるとかいう巫山戯た能力の持ち主だった気がする
    名前はーーーーーー

    アルゴ「『一方通行(アクセラレータ)』。その学園都市最強の超能力者をさらに上の領域へ、
    『レベル6(神ならぬ身にて天上の意思に辿り着く者)』
    へと進化させる為に、『妹達』を一方通行に大量虐殺させる事を目的とした実験なんだヨ」
  399. 399 : : 2017/07/01(土) 14:19:07
    アルゴやっぱりすごいな~流石情報屋だな~この先キリトはどうするんだろう?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  400. 400 : : 2017/07/01(土) 18:26:12
    アルゴの情報の集め方は、一体何だろう?
    スタバさん頑張ってください!
  401. 401 : : 2017/07/02(日) 19:42:38
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    これからはキリトの原作介入が半端ないです(笑)

    名無しさんコメントありがとうございます!
    聞き込みや情報屋同士の情報網的な物があるんじゃないかと思います
  402. 402 : : 2017/07/05(水) 21:06:31
    キリト「大···量···虐殺って···数は···?」

    俺は自身の声が震えている事を自覚した

    アルゴ「一方通行がレベル6に辿り着けるために殺さなければいけない『妹達』は『約二万体』今現在まで殺された個体の数は『約一万体』ってとこダナ。」

    キリト「いち··········まん?」

    そこまで膨大な数の『人間』が殺されていながら学園都市上層部である『統括理事会』が認知していない訳が無い。 いや、さっきアルゴが言っていたではないか。この実験は『学園都市上層部の命令によって始まった実験』だと

    アルゴ「このことを知ったミコっちゃんは、何としても実験を止める為に研究所やそれに関連した施設の破壊工作を実行しタ。····そして残りが2ヶ所」

    キリト「じゃ、じゃあ実験は····」

    アルゴ「ああこの2ヶ所の研究所さえ潰せば実験は止まるだろうナ」

    キリト「そ、そうか···良かった」

    あと少しで実験が破綻するのなら····
    そう思った束の間

    アルゴ「だが、ここに来て遂に敵が暗部の組織を雇ったンダ。」

    しかし御坂は超能力者(レベル5)
    その御坂を止められる暗部の組織なんて···

    だがアルゴの発した答えは俺を再び震撼させるのに十分すぎた

    アルゴ「『アイテム』。リーダーはミコっちゃんやキー坊と同じ超能力者。『原子崩し(メルトダウナー)』
    の異名を持つ、『麦野沈利』ダ」
  403. 403 : : 2017/07/05(水) 22:42:04
    進んでますね~面白くなってきたな~また続きが出来たら読ませてもらいます!
  404. 404 : : 2017/07/06(木) 21:05:06
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    最近少しスランプ気味ですが、頑張っていきます!
  405. 405 : : 2017/07/09(日) 16:03:32
    御坂side

    麦野「いつまでも寝てんじゃねえよ!!こっちはさっきやられた分を一兆倍にして返さなきゃなんねえんだからなアアアアアア!!!」

    とある研究所の、拓けた空間で二人の能力者が交戦していた。片やレベル5である『超電磁砲』御坂美琴
    そしてもう一人はこれまたレベル5
    しかし私とは潜ってきた死線の数が違う
    『原子崩し』麦野沈利

    とある『実験』の阻止のために今まで数多の研究施設の内と外から破壊工作を行ってきた
    そして残り2つとなった時
    遂に敵側が対策を講じてきた
    『アイテム』と呼ばれる暗部組織から研究施設の防衛を命じられていたのだ

    最初の外国人金髪女子高生から始まり、
    今現在は私と同じレベル5
    『原子崩し』と遭遇してしまったのだ

    金髪女子高生との交戦でかなりの力を使ってしまった私は、麦野沈利との戦いであと少しで電池切れというとこまで追い込まれるが、金髪女子高生が持っていた爆発する人形を使って何とか撃破したーーーと思っていた

    研究施設のメインコンピュータを破壊した私だったがさっき倒した麦野が居なくなっていることに気づく
    しかし気付いたときには遅かった

    振り向いた瞬間に『原子崩し』が放たれ、それをギリギリで回避した私に、麦野の膝蹴りが腹部に叩き込まれたのだ

    御坂「ゲホッゴホッ···」

    ここ最近何も喉に通らなかった事が幸いしたようだ

    しかしその間にも麦野の『原子崩し』が牙を向く

    御坂「ッツ!!」

    磁力を操り、壁に向かって体を飛ばす
    さっきまで蹲っていた場所が高エネルギー砲によって消し炭になる
    壁に張り付こうとした私だったが、そこで体が限界を迎えた

    ドゴッッ

    御坂「ああッ!」

    回避行動を取れるはずもなく、壁に叩きつけられる
    もう能力も僅かにしか使えない

    麦野「ハッ、もう終わりかよ『超電磁砲』!!こんな力で第3位ダァ!?!笑わせんなよクソガキイイイイイイイイ!!!!·····ったくよおなんでこんな雑魚が私より上の順位なんだろうねえ」

    意識が途絶えそうになる中、麦野の嘲笑だけが聞こえる。麦野がこの場を見逃してくれる可能性など限りなくゼロに近い。つまりこの後の結末は『死』

    しかし死に対する恐怖はそこまで感じなかった
    この時私の中で渦巻いていた感情は

    『妹達』を助けられなかった自分に対する無力感

    黒子、アスナさん、初春さん、佐天さん、春上さん、婚后さん、泡浮さん、湾内さん、固法先輩、寮監、
    ママやパパ。あと謎の能力で毎回私の電撃を軽くあしらってきたツンツン頭の高校生
    そして············


    キリトにもう会えないという寂しさだった

    皆に会いたい

    皆で買い物に行ったり

    皆で何か食べたり

    皆で他愛のない話で盛り上がったり

    たまには喧嘩もしたり

    ····けどもうそれは叶わない
    この間にも私の事を殺そうと麦野がこちらに向かって歩んでくる
    そして右手が向けられ、緑色のエネルギー砲が形成されていく

    でも、これが『妹達』への少しもの償いになるのなら





    それも悪くないーーーーーーーーーーーー

    そしてエネルギー砲が放たれようとした瞬間

    ドゴオオオオオオオオン!!!!

    研究施設の天井が爆砕音と共に崩れ落ちる

    その光景に麦野は『原子崩し』を撃つのを中断する

    御坂「なに······が?」

    私がそう呟いた時

    「御坂。お前はいつもそうだよな。人の案件にはしつこいほど首突っ込んでくるくせに自分の事は『仲間』
    に黙って自分で解決しようとする·····だから」

    崩れ落ちた瓦礫によって巻き上がった土煙の奥に
    人が立っていた

    それは私と同じレベル5で

    いつも優しく、お人好しで

    まるで日だまりのように温かくて、強くて、とても頼りになり、でも恋には鈍感で

    いつも助けて欲しい時に必ず現れる

    まるで『ヒーロー』のような·····

    キリト「という訳で俺もお前の領域に勝手に上がらせてもらうからな。ーーー拒否権は認めない」

    レベル5『黒の剣士』桐ヶ谷和人/キリト

    彼は鞘から抜いた黒の片手直剣『エリュシデータ』を
    肩に担いで、ふてぶてしい笑みをその口に刻みながらそう言った
  406. 406 : : 2017/07/09(日) 18:39:02
    でたー黒の剣士キリト!かっこよく登場する流石です!この後のレベル5同士のバトルも目がはなせないです!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  407. 407 : : 2017/07/09(日) 23:44:44
    オリジナルの展開···どうなるのか期待です╭(๑•̀ㅂ•́)و
  408. 408 : : 2017/07/15(土) 00:00:30
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    上手く書けるかは分かりませんが取り敢えず頑張ります!

    でっちょさんいつもコメントありがとうございます!
    期待ありがとうございます!頑張ります!
  409. 409 : : 2017/07/15(土) 00:28:54
    麦野side

    麦野「(何だ?····あのガキは)」

    黒のロングコートに見を包み、手には同色の
    片手直剣というまるでゲームのキャラクターのような
    出で立ちの男···いや、少年を見た私はそんな疑問が頭の中に浮かんだ

    『第三位』の『超電磁砲』、御坂美琴を
    自身の能力、『原子崩し』で消し飛ばそうとしたその瞬間、まるで特撮物のヒーローのように私の前に立ち塞がった少年

    麦野「ねえアンタ?この私が誰だか分かってんの?
    学園都市第四位よ?·····殺されたくなかったら大人しくそこ退きな」

    暗部で仕事をしている私でも流石にただの一般人を
    殺すような真似は避けたい
    そう思っての発言だったのだがーーー

    キリト「もちろんだよ麦野沈利さん。でも俺としてはそっちが降参して欲しいんだけど···女の子を斬るのは
    好きじゃないし」

    少年はこの私にも臆さず、そんな事を言ってきた
    その余裕そうな言葉に私は眉をひそめる

    勿論苛ついたしやれるなら今すぐ『原子崩し』で消し飛ばしてもいいが、なんとなくこの少年に興味が湧いた

    麦野「···なかなか面白いじゃない。その余裕はどこから来るのか知らないケド、······死ぬ覚悟はできてんだろうなア!?」

    激昂した私の手のひらから放たれた『原子崩し』は寸分の狂いもなく少年のもとへと迸り、そしてーーー
  410. 410 : : 2017/07/15(土) 20:33:53
    ーーー剣で相殺された。だろォ
  411. 411 : : 2017/07/16(日) 20:40:34
    カミルさんいつもコメントありがとうございます!
    そ、そんな事ないよ(棒)
  412. 412 : : 2017/07/16(日) 23:10:20
    キリトside

    やっぱ退いてはくれないよな···

    御坂を殺そうとしている麦野と俺は対峙していた
    『原子崩し』ーーーーーー
    本来『粒子』、又は『波形』のどちらかの性質を状況に応じて示す『電子』を、その二つの中間である
    『曖昧なまま』の状態に固定し、強制的に操る。
    そしてその操った電子を輝く光線として放出し、
    絶大な破壊を撒き散らす
    極めて雑に表現すると『全身からビームが撃てる』能力。正式な分類では『粒機波形高速砲』
    『剣士』VS『エネルギー砲台』
    まるでC級映画の題名にでもなりそうな戦闘だ
    しかしそれは事実であり、主な攻撃法が剣と『心意』
    による『炎』、『水』、『雷気』、『風』等の属性攻撃しかない俺には相性が悪い
    『心意』による電子操作で麦野の『原子崩し』に干渉する事も考えたが恐らく力負けするし、それだと
    発動するまで時間がかかりすぎてしまう
    しかし『ソードスキル』ならーーー
    相殺が可能かもしれない
    『女の子を斬るのは好きじゃない』と少し挑発してみたところ予想以上に苛つかせる事に成功した
    あまり煽り耐性が無いらしい
    今にも麦野の『原子崩し』が飛んできそうだが苛ついて冷静さを欠いている相手の攻撃に対処する事はそこまで難しい事ではないーーーと思っていた

    麦野「···なかなか面白いじゃない。その余裕がどこから来るのか知らないケド」

    麦野が右手を俺に向ける

    その瞬間、俺の背中にゾクリと悪寒が襲う

    キリト「ッッ!!!」

    俺はエリュシデータを握る右手を雷光のように閃かせて単発垂直斬りソードスキル『バーチカル』の
    モーションを起こす

    キイイイイイインという音と共に剣が青色の
    ライトエフェクトに包まれる

    麦野「死ぬ覚悟は出来てんだろうなア!!!!」

    麦野の右手に緑色の光が生成されたと視覚した瞬間に俺は動いた

    ビュアッッ!!という音と共に放たれた『原子崩し』
    を相殺するために俺は原子崩しに向かい、
    バーチカルを放つ
    エリュシデータが青色の軌跡を描き、『原子崩し』
    と激突する

    ズバアアアアアン!!!

    キリト「ぐ··うっ!?」

    『原子崩し』の予想以上の威力によって俺は危うく
    倒れそうになる
    それほどまでに凄まじい威力だった
    御坂の『超電磁砲』を斬り落としたことはあるがあれは手加減されたものだった覚えがある
    しかし麦野の『原子崩し』は確実に俺を殺しに来ていた。その余波で周りの鉄製の床が赤熱している

    キリト「セエ····アアアアアア!!」

    何とか踏みとどまり、咆哮と共に俺は『原子崩し』を
    相殺する事を辛くも成功させる
    だが麦野の攻撃は止まらない

    『原子崩し』が再び俺に向けて放たれる

    今度はそれをステップで回避する

    麦野の『原子崩し』は一発の威力だけなら他の能力者を遥かに凌駕するだろう
    しかしその分手数は少なく、連発や範囲攻撃には向いていない。

    キリト「(その弱点を突けば···)」

    麦野「確かに私は連発も範囲攻撃も得意じゃない。
    けどさぁ」

    俺の考えを見透かしたように麦野はそう言う

    麦野「この私が弱点対策を講じてないと本当に思ってるのかにゃ〜ん?」

    顔を醜悪に歪め、麦野は何かを取り出して上に放り投げる。そしてそこに『原子崩し』を撃つ

    次の瞬間

    先程の板のような物を通過し、まるで散弾のように拡散した『原子崩し』が俺に襲いかかった
  413. 413 : : 2017/07/16(日) 23:11:29
    相変わらず戦闘描写が残念ですね····
    もっと練習しなければ
  414. 414 : : 2017/07/17(月) 00:16:58
    武器防御スキル「スピニング・シールド」
  415. 415 : : 2017/07/17(月) 00:17:52
    で防ぐんじゃないんですかァ?
  416. 416 : : 2017/07/17(月) 05:53:14
    カミルさんいつもコメントありがとうございます!
    い、いや剣をクルクルさせて防ぐより剣で弾いたりするほうが格好良いかなぁ~と思った結果ですよ
    (どうしようスピニングシールドを使って防ぐ事を
    考えつけなかったなんて言えない)
  417. 417 : : 2017/07/17(月) 09:55:38
    麦野が放った死の散弾が俺に牙を向く

    キリト「うおおおおおおおああああ!?!」

    能力によって強化された身体能力のお陰で何とかやり過ごす。しかしまだ一つ問題点がある
    それは未だ電池切れで動けない御坂だ

    俺は御坂の元へけむるような速さでダッシュし御坂を抱きかかえる

    麦野「そんなお荷物抱えたままで私の攻撃を捌ききれる訳ねえええだろうがよおおおおお!!!!」

    咆哮と同時に麦野は再び正方形の板を放り、それを撃ち抜く

    回避は不可能と判断した俺は
    7連撃ソードスキル『デッドリー·シンズ』で自分と御坂を襲う『原子崩し』を撃ち落としていく
    先程のような重い一撃では無いが、それでも斬った時は銃弾なんかとは段違いの手応えを剣越しに伝えてきた。速度も並の人間には反応できない速度。

    麦野「···へえ。結構やるもんね。
    この『拡散支援半導体(シリコンバーン)』による
    『原子崩し』を捌ききった奴なんて数える程しか居ないってのに。まあ同じ『超能力者(レベル5)』なんだから当然かもしれないけど」

    キリト「···なんだ気付いてたのか」

    麦野「気付いたのはついさっきよ。私の攻撃を捌ききるとか同じ『超能力者』位しかなし得ない。
    歯には歯を、目には目を、
    『超能力者』には『超能力者』ってトコかしら?」

    麦野は先程の醜悪に歪んだ笑みではなく、まるで楽しんでいるかのような笑みを浮かべる

    麦野「でもそろそろアンタを殺って、私の顔に傷つけた『超電磁砲』に制裁を下さなきゃなんねえ。
    『超電磁砲』が起き上がってくると面倒だからもう
    くたばってくんない?」

    まるで「飯おごってくんない?」とでも言うかのような軽さで麦野はそう言う。

    麦野「まあ傷付けられたってのもフレンダのバカが
    現場に人形残しておくからなんだけどね。
    本当、なんでこんな雑魚が三位で私が四位なんだろうねえ。ただの『偶然』で私を倒したくせに粋がりやがって、笑わせんな。周囲のバカ共は皆私より
    『超電磁砲』の方が強いとかほざいてやがる
    ····ふざけんなよ。この私が!!『原子崩し』が!!
    『超電磁砲』とかいうクソガキに負けるわけなんか
    ねえだろうがよ!!!!」

    麦野は顔を怒りに染めて激昂する
    それは『順位』に囚われた哀れな人間でもあり、
    それでいて『超能力者』である事に誇りと絶対的な自信を持つ、一点の曇りも無い、『頂点』に立つ人間
    だった

    キリト「『偶然』···ね」

    俺の含みのある言葉に麦野は怪訝な表情を見せる

    キリト「確かにアンタより御坂のほうが下かもしれない。戦闘に関しては暗部に所属してるアンタと比べれば死線を潜り抜けてきた数なんて足元にも及ばないだろう。けど···」

    未だ御坂を抱えたままで俺は続ける

    キリト「アンタは結果負けたんだ。敗北したんだよ
    『偶然』?笑わせんなよ···!この世に偶然なんか無い!!あるのは行動の『選択』と『結果』それだけだ!!アンタに勝つために御坂だって死力を尽くして戦ったはずだ!!!自分の今の力だけじゃ勝てないと判断し、しかしそれを打破するために!!それを
    『偶然』だと!?ふざけんなよ!!アンタが負けを認めずにそのまま『自分の方が強い』と思い込んでるだけなら良い。だけど···!」

    許せなかった
    御坂の実力を、御坂の努力を、御坂の苦悩を
    真っ向から否定された事が

    キリト「御坂の努力を否定する事だけは絶対に許さない!!覚悟を決めろ『原子崩し』!!『偶然』なんかじゃない!!本物の実力を以てお前を下す!!」

    俺の言葉を聞いた麦野はその顔を怒り、いやそれ以上の激情に染めていた

    麦野「なら····やってみろよ
    『黒の剣士(ブラッキー)』イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!」

    麦野の咆哮に呼応するように俺も咆哮する

    キリト「やってやるよ!!
    『原子崩し(メルトダウナー)』アアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」

    それは紛れもない、学園都市の最強の一端を担う者
    同士の戦い

    麦野は自分の『誇り』を貫き通すために

    俺は御坂の『誇り』と『笑顔』を守り抜くために

    麦野は『原子崩し』を撃ち、

    俺は剣を構える

    そして、両者が激突する
  418. 418 : : 2017/07/17(月) 09:57:24
    移動中に書いた物なので文章や内容におかしな点があるかもしれませんので御指摘よろしくお願いします!
  419. 419 : : 2017/07/17(月) 20:21:00
    「ヴォーパル・ストライク」で殺っちゃおうぜ!!
  420. 420 : : 2017/07/17(月) 20:24:25
    それか風穴開けてやろうぜ!
  421. 421 : : 2017/07/17(月) 20:24:54
    すいません、調子乗りました。
  422. 422 : : 2017/07/17(月) 21:04:58
    まぁ、キリトの勝ちは揺るぎないだろォ。
  423. 423 : : 2017/07/18(火) 02:05:05
    凄く面白いです⌒∇⌒
  424. 424 : : 2017/07/18(火) 20:44:11
    続き待ってまーす!!!!
  425. 425 : : 2017/07/18(火) 21:50:35
    リュウガです!訳あって自分のスマホを失いました別の方法で読んでます!流石ですやっぱり黒の剣士は仲間思いのやつですね~この戦いはどうなるんだろう?結果は思いの強さですかね?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  426. 426 : : 2017/07/21(金) 14:08:30
    気になる…
  427. 427 : : 2017/07/21(金) 14:10:22
    天才だ…
  428. 428 : : 2017/07/21(金) 19:33:29
    リゼロの方でも報告した通り火曜日から木曜まで学校の行事で投稿出来ませんでした。まあ元々が亀更新なので3日4日ならいつもと変わりませんけどね(笑)

    カミルさんいつもコメントありがとうございます!
    この先の展開は○○○です!

    名無しさん1コメントありがとうございます!
    ありがとうございます!そのようなコメントを頂けるととても嬉しいです!

    名無しさん2コメントありがとうございます!
    多分今日辺りに投稿出来ます

    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    携帯無くすと凄く悲しくなりますよね····
    リュウガさんの携帯が見つかるよう、微力ながら祈っております

    名無しさん3コメントありがとうございます!
    続きも見て頂けると幸いです

    アリスさんコメントありがとうございます!
    僕は紛れも無い凡人ですよ?(笑)
    でもとても嬉しいです。ありがとうございます!
  429. 429 : : 2017/07/22(土) 01:43:10
    期待してます!
    頑張ってください( ´ ▽ ` )ノ
  430. 430 : : 2017/07/22(土) 05:22:38
    麦野の放った『原子崩し』は今までよりも大きく、
    強い威力を持っていた

    恐らくこの威力の『原子崩し』を打ち消すには
    先程の『バーチカル』では足りない
    『ヴォーパル·ストライク』、その上位版である
    『ヴォーパル·メテオ』でなら打ち消すどころか押し返す事も可能だろう。
    しかしあれは威力が高すぎて、いくら俺の剣が人を傷つけられないとしても衝撃波で吹き飛ばされてしまう
    可能性がある。それで壁にでも激突すれば生身の人間が大怪我を負うだろう

    だが俺がもう一度選ぶのは『バーチカル』だ
    しかしただの『バーチカル』では無い

    俺は『バーチカル』のモーションを起こして

    キリト「はああああっ!!」

    気迫と共に撃ち出す

    そしてその『バーチカル』はいつものそれとは違う部分があった

    それは、剣に帯びるライトエフェクトがいつもよりも濃く、眩く光を放っていた事だ

    『心意』によって威力を増幅させる
    『心意剣(インカーネーション·ソード)』

    それはいつものソードスキル、普通の斬撃の威力を
    跳ね上げ、増幅させる剣

    そしてそれは『原子崩し』をいとも簡単に相殺する

    麦野「なっ·····!?」

    麦野が驚愕と怒りが混在したような表情で声を漏らした。無理もないだろう。ほぼ全力で放った
    『原子崩し』があんなに簡単にあしらわれたのだから

    麦野がもう一度『原子崩し』を放とうとするが
    もう遅い俺は一陣の風のように麦野の後ろまで走破
    し、その首筋に手刀で軽く打つ

    トンッという音がしたと同時に麦野の体が崩れ落ちるように倒れるーーー寸前で俺はその体を受け止める



    ここに勝負は決した
  431. 431 : : 2017/07/22(土) 05:23:24
    でっちょさんいつもコメントありがとうございます!
    期待ありがとうございます!頑張ります!
  432. 432 : : 2017/07/22(土) 13:39:28
    麦野との戦闘下手すぎてすみません···
  433. 433 : : 2017/07/22(土) 14:46:05
    麦野沈利を倒した俺は、御坂と麦野を肩に担ぐように抱えたまま研究施設の出口を探し歩いていた
    敵である麦野の事も抱えている理由は勿論あんな所に置いてはおけないと思ったからだ
    自分でもその行為は甘いと解っているが、だからと言ってあのまま倒れた女の子を放っておけるほど
    冷たい人間にはなりたくはない

    キリト「もしもしアルゴか?御坂は無事救出して、
    麦野は気絶させて今運んでいるんだけど···」

    アルゴ『流石キー坊だナ。それでどうして
    学園都市序列第九位なんだヨ?』

    キリト「そんな事はどうでもいいだろ?それより
    『アイテム』の構成員が待機してる場所を教えてくれないか?情報料なら今度飯でも奢るから」

    俺はアルゴと連絡を取っていた。
    現状報告(生存報告とも言う)と『アイテム』の
    構成員の場所を聞き出すために

    アルゴ『···まったくキー坊は、そうやって敵味方
    関係なく人を助けるお人好しと、無自覚に女の子を
    ご飯デートに誘うような天然たらしは昔っから
    変わらないナ。···で、『アイテム』の構成員の
    居場所だナ』

    天然たらしという評価は全力で否定したい所だが今は情報の方が先だと思ったので今はスルーだ

    アルゴ『えーと、研究施設の出口に停車している
    キャンピングカーの中に数人いるナ。
    どれもかなり高位の能力者らしいからくれぐれも
    気を付けろヨ』

    アルゴの忠告に「了解」とだけ告げて俺はアルゴとの通話を終了した。ポケットにスマホを突っ込んで
    から、もう一度二人を抱え直す
    その時麦野を抱えている
    左の肩に何やら『柔らかいモノ』が当たっているのだが俺は鉄壁の心でそれを思考の外側へと追いやる。
    不思議な事に御坂を抱えている右肩には
    『柔らかいモノ』の感触は発生しなかったのだが
    それも深く考えてしまったら色々と問題が発生すると
    俺の『危機感知センサー』が警鐘を鳴らしているので
    それも見事なオーバースローで思考の外側よりも
    遥か遠くに投げ飛ばし、少し速度を上げて俺は出口へと向かっていった
  434. 434 : : 2017/07/22(土) 14:47:37
    『柔らかいモノ』が何なのかはご想像にお任せします
  435. 435 : : 2017/07/22(土) 16:40:13
    レグルス、二刀流は、また使いますか?
  436. 436 : : 2017/07/22(土) 17:59:09
    カミルさんいつもコメントありがとうございます!
    勿論使いますよ!恐らく次の戦いで!
  437. 437 : : 2017/07/23(日) 00:09:46
    とあるは禁書しか見てないですけど、とても面白いでスターバースト・ストリーム!!
  438. 438 : : 2017/07/23(日) 00:17:12
    レグルスに二刀流、心意剣まで使ったらビーターなんてレベルじゃない気がするんですけど!?
    ラフコフの襲撃はまた来ますかねェ?
  439. 439 : : 2017/07/23(日) 09:06:06
    柔らかいモノってまさか·······!
    おっ○いか!!!!
  440. 440 : : 2017/07/23(日) 10:39:36
    御坂サンはちっちゃいですしおすし。
  441. 441 : : 2017/07/23(日) 13:30:13
    流石すキリト!でもこの先厳しいですよ~また続き出来たら読ませてもらいます!
  442. 442 : : 2017/07/24(月) 12:39:27
    やはりキリトも男の子ですねw
  443. 443 : : 2017/07/24(月) 12:42:25
    名前間違ったあああ
  444. 444 : : 2017/07/24(月) 21:15:27
    シュルトさんいつもコメントありがとうございます!
    確かにビーター以上のチーターですが魔術サイド
    には負けるんじゃないかと·····
    ラフコフの襲撃?あるんじゃないですかね(笑)
    ち、ちっちゃいなんて言ったら御坂さんに殺され···
    み、御坂サン?その手の平に乗せたコインは何!?
    ウッ····ウワアアアアアア!!!!

    名無しさんコメントありがとうございます!
    ハ、ハレンチな!!!

    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    そろそろアイツが出てきますね

    アリスさんいつもコメントありがとうございます!
    そりゃ中2っていったらそういう時期で(ry
  445. 445 : : 2017/07/24(月) 22:02:56
    フレンダ「麦野遅いね〜」

    車に設置されているソファに頬を付き、うつ伏せで
    寝転びながらそう呟いたのは
    金髪の外国人女子高生であるフレンダだ。
    一見タダの可憐な少女だが、学園都市の『暗部』に
    身を置いており、学園都市にとって都合の悪い
    事件などを揉み消す仕事等をしている

    絹旗「私も超そろそろアジトに戻ってさっさと
    シャワーを浴びて寝たいです」

    そうフレンダに同調するように応答したのは
    絹旗最愛。小学生ながらも、彼女達が所属してる
    『アイテム』の中ではトップクラスの実力を持つ

    滝壺「そうだね〜」
    絹旗の言ったことに気だるそうに、天井を見つめながら応答したのは滝壺理后。整った顔立ちだが、
    その服装は上は簡素なシャツ。下はジャージという
    『オシャレさ』というパラメータが完全に排斥された
    物だった

    フレンダ「どうしたのかなぁ·····ま、まあ麦野が
    帰ってきたら『お仕置き』が待ってるんだけど」

    その時、コンコン。と車のドアを叩かれるような音が車内に響いた

    フレンダ「あ!!麦野が帰ってきた!結局噂をすれば
    なんとやらって訳よ!」

    そう言ってフレンダはキャンピングカーのドアへと向かう。その際滝壺の「待って、これは麦野のAIM拡散力場じゃな······」という声はフレンダには届かない

    フレンダ「お帰り麦野!とりあえずシャケ弁当でも食べてお仕置きの事なんて忘········れ?」

    絹旗「遅かったですね。超心配しまし···········」

    二人の言葉が途中でフェードアウトしていく
    それは当然だ。なぜならドアを開けた先に立っていたのは麦野では無く、

    少年「や、やあ。君達のところのリーダーを
    預けに来たんだけど·····」

    黒のロングコートに同色のズボン。
    背中には剣を吊った少年だったのだから
  446. 446 : : 2017/07/24(月) 23:21:10
    魔術ゥ?キリットキリト君はALOでものの見事に魔法ぶった斬りましたけど?
  447. 447 : : 2017/07/25(火) 14:16:48
    魔法と魔術は違う思いますけど。
  448. 448 : : 2017/07/25(火) 21:33:35
    くくり的にはだいたい一緒ですし、斬れるんじゃないですかね?(適当
    それと、スタバさん、いつも見させてもらっております。
    期待です!これからも、無理せずがんばってください
  449. 449 : : 2017/07/25(火) 23:13:23
    なんか変な展開になってません?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  450. 450 : : 2017/07/26(水) 17:35:35
    ところで、[レグルス]はリゼロから取って来たんですか?
  451. 451 : : 2017/07/27(木) 21:42:12
    カミルさん、朱神さん、ルルさん、皆さんコメントありがとうございます!

    ALOとかの『魔法』は単純に炎や光の矢等を放つだけの
    ものなのでソードスキルでのスペルブラストが出来ましたが、とあるの『魔術』は、勿論『紅十字』や
    オリアナの『速記原典』の風の槍みたいな奴等の一部の魔術は防げるかもしれないけど
    ステイルの『イノケンティウス』、エツァリの
    『トラウィスカルパンクウトリの槍』等の防ぎにくい魔術や、ナイトリーダーの『ゼロにする!!』や
    オティヌス、エイワス、オッレルスには勝てなさうですし。原作でも基本科学サイドは魔術サイドには
    勝てなさそうですし······でもエツァリVSキリト
    はやってみたいです

    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    変な展開になってますか?よろしければどこがおかしかったか教えてくださると嬉しいです!

    カミルさんいつもコメントありがとうございます!
    そうです!リゼロのレグルス·コルニアスから取りました!


  452. 452 : : 2017/07/27(木) 22:26:06
    絹旗「超不審者発見です」

    少年「わっちょぶなあ!?」

    絹旗の回し蹴りが黒衣の少年のこめかみへと襲い掛かってくる。しかし黒衣の少年はそれを奇妙な声を上げながら上体を反らして回避する

    フレンダ「アンタさっき麦野を預けにきたって言ったわよね?どういう訳よ?」

    フレンダがいつもよりも幾分冷たい声音で黒衣の少年に問いかける

    少年「あ、ああちょっと待ってろ」

    そう言って少年は一度キャンピングカーから降りて
    数秒してから戻ってきた。·····その背中に麦野
    を抱えて。

    絹旗「な·····」

    フレンダ「うっそお········」

    この光景に流石の二人も絶句し固まった
    それを見た少年は苦笑しながら麦野をソファに横たわさせる。

    フレンダ「麦野を倒したって訳·······!?」

    少年「まあそうなるかな。······俺一人で勝った
    と言うつもりもないけど」

    少年は軽く言うが、レベル5である麦野を倒すという
    のは偉業と言ってもいいだろう。恐らくここに居る
    者だけではこの少年には勝てない。絹旗達は
    それを今までの経験則から悟った。

    少年「勿論気絶させてるだけだからそこまで外傷もないと思うから心配は無いよ·····。俺にはまだやる事があるからもう行かなくちゃならない。麦野さんに
    よろしく伝えといてくれ。それじゃ」

    そう言って再び暗闇の中に消えていった少年を
    アイテムの3人は呆然と見つめているしか出来なかった


  453. 453 : : 2017/07/30(日) 20:36:40
    キリトside

    キリト「さて····」

    俺はキャンピングカーから降りて、一時的にキャンピングカーの外に置いてきた御坂をもう一度背中に背負い直したところである問題が起きた事に気づいた

    キリト「御坂をどこに運べばいいんだろうか?」

    素直に常盤台の女子寮へ運べば白井辺りに何があったか問い詰められそうなのであそこはまず無い。というか監視カメラがそこら中に仕掛けられているので
    御坂のような『電撃使い(エレクトロマスター)』でも
    ない限り侵入は不可能。
    女子寮に隣接する男子寮もまた然り。
    つまり俺の部屋に運ぶ訳にもいかないのである

    キリト「う〜ん···」

    どうしようかと頭を悩ませているとカサリと音を立てて御坂のポケットから何かが落ちた
    何かと思い拾い上げてみるとそれはホテルの
    カードキーだった。

    キリト「そういえば白井が最近寮には戻ってきてないって言ってたな····」

    その間ここに滞在していたのだろうか?

    ホテルの場所を調べるためにスマホを取り出して、
    そのホテルのマップを表示させた
    指でパネルを操作していくうちに、宿泊代金という
    欄に目が行く。

    『一部屋8万円〜スイートルームは50万円〜』

    キリト「················」

    それを見なかった事にして俺はマップに従い、
    ホテルへと向かう

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    御坂side

    御坂「ん·········」

    私は日の光を感じてふと目が覚めた
    最近寝てなかったせいもあり、正直まだ寝足りなかったが、私にはまだやり残したことがある。
    本当なら昨日のうちにあの『実験』に関わっている
    研究施設を破壊し終わるところだったのだが
    『原子崩し』、麦野沈利の妨害でーーー

    御坂「ッッ!」

    そこまで思い出してから寝起きから完全に覚醒する

    御坂「キリ、ト」

    麦野沈利の『原子崩し』によって殺されそうになっていた時。彼は私を守るように麦野沈利に立ち向かっていった。それから私は意識を失った事によって憶えていないが、今私が生きているということは恐らくキリトが麦野沈利に勝利したという事だろう
    私はベッドに腰掛けたまま辺りを見回す。
    そこは私が昨日、着替えに使うためだけに借りた
    一部屋8万円からというそこそこお高めのホテルの一室だった

    御坂「(キリトがここまで運んできてくれたって事?
    もしそうだとしてどうやってここに部屋を借りたって
    分かったんだろう?)」

    という疑問が浮かんだが、取り敢えずそれは置いておくことにした。それよりももっと重要な事がある

    御坂「(アイツ····『妹達』の事や『実験』の事を
    知っていた···?)」

    あの場に居たということはそういう事だろう

    御坂「今アイツ、私の事をどう思ってるのかな···」

    実験に加担した冷酷な奴?

    今更実験を潰そうとして努力してる偽善者?

    その、両方?

    御坂「はは···」

    私は力なく、自嘲するように小さく嗤った

    もう今更あそこには戻れない

    黒子や初春さん、佐天さん、アスナさん、春上さん、
    そしてキリト達が笑い合っている姿が脳裏に浮かぶ。
    でもそこに私の居場所は無い。



    ーーーだって、一万人の『人間』を殺したのだから


    そんな事を考えながらベッドに手をつき、立ち上がろうとしたその時。

    グニュ

    何か暖かくて柔らかいモノの感触が手に伝わってきた
    恐る恐るそこに視線を向ける



    ーーーーーーなんとそこには安らかな寝息をたてながら眠りこけているキリトが居た
  454. 454 : : 2017/07/31(月) 07:52:19
    さてさてさーて、御坂は御坂はキリト君の何処を触ったんてしょうねぇ。
  455. 455 : : 2017/07/31(月) 18:41:34
    シュルトさんいつもコメントありがとうございます!
    少なくともアッチ系の部位では無いんだぜい
  456. 456 : : 2017/07/31(月) 20:31:38
    御坂「なっ····アン····どう···」

    「何でここにアンタがどうして寝てんのよ!!!!」
    的な事を言おうとした私だったが上手く言葉に出来ず、口をパクパクさせる事しか出来なかった
    取り敢えず今まで私と一緒のベッドで
    そして私の隣で眠りこけていたこのバカを起こすことにしようと思ったその時だった

    キリト「う····ん」

    キリトは小さく身じろぎ、ゆっくりと瞼を開けた

    キリト「あ、おはよう御坂」

    御坂「お、おはよう···じゃねええええよ!!!
    何でアンタがここに寝てんの!?っていうか
    もっと重要な事が···」

    そう。何であの研究施設に居たのかとか
    どうやって実験の事を知ったのかとか·····

    キリト「重要な事?·····ハッそういえばこのホテルって朝飯ついてんのか!?」

    御坂「は?」

    キリト「う〜ん。おっ!今からでも朝飯の注文間に合うみたいだぞ。どうやら最上階のレストランで
    バイキング形式の朝飯みたいだな」

    嬉々としてそんな的外れなことを言い出したこのバカに対して私は

    御坂「ふっざけんなアアアアアアアアア!!!!」

    バチバチバチバチイッ!!!!
    という心臓に悪い音を立てて電撃がキリトに向かって放たれる

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    御坂「で?なんでアンタはあの『実験』の事を知ってんのよ?」

    私とキリトはこのホテルの最上階に位置する
    レストランで朝食を取っていた
    私はイマイチ食欲が湧かなかったので
    オレンジジュースとパン一つだけの朝食だったが
    キリトの方は私と対照的にかなりの種類と量の
    朝食だった。ちなみに野菜は含まれていない

    キリト「実験の内容とかはアルゴから聞いた。
    ······なんで言ってくれなかったんだ?」

    キリトは真っ直ぐな視線で私にそう聞いた

    御坂「·······巻き込みたくなかったからよ」

    嘘だ

    本当は怖かった
    こんな実験が行われる発端を作った事を皆に知られる事が、軽蔑される事が何よりも怖かった
    嫌だった
    皆から冷たい目で見られるのが


    ーーー孤独になるのが、嫌だった

    勿論皆を、仲間を、友達を巻き込みたくない
    そういう気持ちもある
    なんせ敵は学園都市の上層部なのだ
    自分の戦いに、皆を巻き込むわけにはいかない

    キリト「·····そっか」

    幸いキリトは納得して頷いてくれた

    御坂「そう。······それにアンタもよキリト。
    アンタはもう巻き込まれてる訳だけど、残りの研究施設は後一箇所だし心配ないわよ」

    出来るだけ明るく、いつも通り振る舞う

    キリト「分かったよ····残り一箇所なのは俺も知ってるしアルゴから強力な能力者が警備に配属されたなんて話も入ってきてないしな」

    御坂「うん·····ごめんね心配かけて」

    キリトはそれを聞いて、小さく笑った
  457. 457 : : 2017/07/31(月) 20:32:49
    もっと書きたかった事があった筈なのにそこまで語彙力と文章力が足りなかった(泣)
  458. 458 : : 2017/07/31(月) 21:38:18
    本当にのんきですねキリトは~でも流石ですよね~また続きが出来たら読ませてもらいます
  459. 459 : : 2017/07/31(月) 21:57:19
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    キリトは飄々としてますからね(笑)
    朝食のシーンでのキリトの本心は次のところでやるんだぜ
  460. 460 : : 2017/07/31(月) 22:24:49
    キリトside

    御坂との緊張感に満ちた朝食を終えた後、御坂は
    もう一つの研究施設を潰しに行くと言ってホテルを去っていった

    キリト「巻き込みたくない···か」

    先程の朝食の席で御坂が俺に言った言葉

    キリト「本当に····それだけか?」

    今はもう居ない御坂に向けて俺は問う
    御坂はあの時、何かを隠してたように見えた
    そしてまるで何かを恐れていたようにも

    御坂は元々自分の中で何か問題が起きると塞ぎ込んで自分で解決しようする節がある
    今回の件もそうだ
    俺や白井達には一切教えてくれなかった
    俺は御坂の助けになりたい
    しかし御坂自身がそれを望んではいない

    キリト「いったいお前は···何に恐れているんだ?」

    それについて考えてみるが、全く分からない
    しかし御坂の悩みの種である『実験』はもうすぐ終わりを告げる
    取り敢えず今はそれで良いーーー

    俺はそう思い、ホテルのチェックアウトを済ませた




    そして、まだこの時俺は考えもしなかった
    まだ『実験』が続こうとしていた事をーーー
  461. 461 : : 2017/08/01(火) 11:18:20
    よかったです。頑張ってください‼︎
  462. 462 : : 2017/08/01(火) 16:45:51
    128さんコメントありがとうございます!
    そろそろアクセラさんの出番も近いですので
    頑張っていきます!
  463. 463 : : 2017/08/01(火) 18:28:41
    [三下]が口癖でラストオーダー大好きなロリコンの一方通行サンですか?
  464. 464 : : 2017/08/01(火) 19:17:31
    シュルトさんいつもコメントありがとうございます!
    そう。あのアクセロリータさんです
  465. 465 : : 2017/08/01(火) 20:11:27
    その日の夜は久し振りにアスナ、白井、そして御坂と
    夜飯を食べた
    まだ御坂はいつもの笑顔は取り戻しておらず、俺は
    疑問に思ったがまだ自分の中で『妹達』や『実験』の事について整理が出来ていないのだと俺は思い、
    何も触れなかった



    そして翌日

    物語の歯車が動き出す

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    キリト「〜て感じだ」

    アルゴ「···なんでキー坊がミコっちゃんと同じ部屋の同じベッドで寝てたのかはいつもの事だから置いておくことにしてだナ」

    キリト「いつも俺が女の子と一緒に寝てるみたいな言い草やめて!?」

    俺は、情報代の代わりであるアルゴと食事を近くの
    ちょっと高めのレストランで取っていた
    俺はボロネーゼスパゲティとマルゲリータピザ
    アルゴは魚介類のペスカトーレとポルチーニ茸の
    リゾットとかいうなんだか小洒落た物を頼んでいた

    アルゴ「本題に入るゾ。···ていうかオレっちと呑気に夜飯なんて食ってていいのカ?」

    キリト「実験なら今頃もう凍結してるんじゃないか?
    後残る研究施設は一箇所だけだからもう関わるなって突き放されちゃったし」

    フォークでパスタをクルクルと巻きながら俺はアルゴにそう返した。パスタはとても美味く、肉がたくさん入ったソースがパスタの生麺にとても合っていた

    アルゴ「なんだ凍結されたのカ。そんな情報入ってきてないからまだ続いているのかと思ったヨ」

    アルゴは安心したように小さく笑う

    アルゴ「でもミコっちゃんもあんな事があった後だと精神的に来てるんじゃないカ?」

    キリト「···そう······かな?」

    確かに御坂は何かを恐れているのは俺も感じている
    でももう実験は凍結されているし、御坂は強いから
    すぐ立ち直るだろう

    アルゴ「····随分ミコっちゃんの事を信頼してるんだナ」

    まるでアルゴが俺の考えていた事を見透かしていたかのような言葉だった。『アルゴと5分話すと5千円分の情報を引き出させられる』という噂は本当なのかもしれない

    キリト「アイツは···強いよ。とても。だから少し経てばケロッと戻るさ」

    アルゴは俺の言葉を聞いて「フン·····そうだとイイナ」と少し冷ややかなトーンで言った

    この時
    過ちを犯していた事に俺は気が付かなかった
    あの時のアルゴはきっと気付いていたのだろう
    俺の御坂に対する信頼が、根拠のない
    『アイツはきっと大丈夫』というただの逃げだという事に。

    そしてついに······その時は来る


    アルゴのスマホからメールが届かない来た事を知らせる電子音が鳴った。アルゴは画面をタップして
    そのメールを開いた

    アルゴ「な····ん!?」

    アルゴは、目を見開いてスマホの画面を食い入るように見つめていた

    俺が怪訝に思ったその時

    アルゴは顔をガバッと上げて

    アルゴ「キー坊!!実験は凍結なんてしてなイ!!
    まだ続いているゾ!!」



    ーーーーーー歯車が、動き始めた


  466. 466 : : 2017/08/01(火) 20:24:12
    アクセラが動き始めましたか?どうなるんだ?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  467. 467 : : 2017/08/01(火) 20:39:04
    遂に、あのセロリが!?
    あの、アクセロリータが!?
  468. 468 : : 2017/08/01(火) 20:48:02
    俺はアルゴに御坂の目撃があった場所を聞き、
    急いでその場所へと走る

    キリト「クソッ····!何やってんだよ俺は!!」

    辟易としていた
    自分の浅はかさに
    無能さに
    昨日の夕食の席で俺は気付いていたはずだ
    御坂の様子が、おかしい事に
    気付いていたはずだ
    実験は終わった筈なのにどこか浮かない、いや
    何かに『絶望』していたような表情をしていた事に

    キリト「(何が仲間だ!!俺には御坂の仲間を名乗る資格は無い!!何が助けるだ!!結局俺は最後に御坂を
    ····『妹達』を見捨てたんだ!!なのに···!!!)」

    あの時ーーー『あの事件』の時に誓った筈だった
    もう仲間を傷付けさせない。守ってみせるとーーー

    その結果がこれだ
    最後の最後に、俺は守ると決めた仲間を見捨てた
    『あの事件』で『ーーー』に言われた言葉が
    俺の脳裏にフラッシュバックした

    「テメエは仲間を守る技量も覚悟もねえ。口だけの
    『偽善者』が!!お前は俺等に嬲り殺されていく奴等を指咥えて見てるだけしか出来ねえええんだよ!!」

    その通りだった
    俺はあの時と何も変わっていない

    キリト「(俺は····何度同じ過ちを繰り返すつもりだ!!このままじゃ終われないぞ桐ヶ谷和人!!)」

    終われない

    終わってたまるか

    ここで立ち止まったらただの『偽善者』だ

    キリト「(乗り越えてやる!!その壁を!!もう仲間が傷付いていくのは見たくない。そのためなら····)」

    俺は走る
    御坂の元へ
    実験を、止めるためにーーー
  469. 469 : : 2017/08/01(火) 20:50:56
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    次はあの鉄橋のシーンなのでアクセラまでは後僅かです!!!

    シュルトさんいつもコメントありがとうございます!
    そうですあのロリコ(グシャ!!!!
  470. 470 : : 2017/08/01(火) 22:57:42
    いよいよロリk・・・学園都市第一位が来るんですか・・・
    いったいどんな戦いをキリトはするのか、とても楽しみです!
    頑張ってください!
  471. 471 : : 2017/08/02(水) 00:25:31
    [ーーー]は誰なんでしょうね?
    予想ですが、ラフコフの人なんでしょうけど、POHか、あの変態護衛ストーカークラディールだと思うんですけど、いい線いってますか?
  472. 472 : : 2017/08/02(水) 00:27:55
    とあるはロリコン二人居ますよね?
    青ピとアクセロ(グシャ!!!!!!!!!!!!!
  473. 473 : : 2017/08/02(水) 06:11:50
    ルルさんコメントありがとうございます!
    キリトがどんな戦いをするのかお楽しみに!

    シュルトさんいつもコメントありがとうございます!
    誰なのかはノーコメントだぜ。まあ近いんですけどね
    青ピはロリだけじゃなく全属性イケますから(笑)
  474. 474 : : 2017/08/02(水) 15:22:28
    御坂side

    どうしてーーー

    御坂「どうしてこんな事になっちゃったのかな···」

    誰も居ない、車も通る気配のない鉄橋で私は一人そう呟いた。始まりは、子供の頃のある出来事だった
    学園都市に来たばかりの時、連れてこられた施設で
    私はそこの人達に言われたのだ
    『君の能力を筋ジストロフィーの治療に役立てたい。
    君に多くの人の命を救いたいという意志があるなら
    君のDNAマップを提供してくれないか?』と
    幼く、無邪気で、愚かだった私はそれを疑いもせず
    に了承した

    そう。それが全ての始まりだった

    御坂「(止めなきゃ···)」

    なんとしてもーーーどんな方法を使ってもーーー

    御坂「(私に出来る、これ以上犠牲を出さない手段。
    でも、それでもーーー)」

    実験     が    止まら    なかったら

    私の脳裏に、さっきモニター越しに見た『妹達』
    が殺される光景がフラッシュバックする
    もうあんな事が起きてはならない
    だから私がーーーーーー
    でも、それでも実験が止まらなかったら
    『妹達』は次々と殺されていき、それを止める人は
    居ない。私を、助けてくれるようなヒーローは居ない

    御坂「誰か·······助·····けて···」

    掠れた声で、私は願うはずのない願い事をした
    そんなヒーローが、いるはずなんてないのに
    私は多分『絶望』に染まり、この世を恨みながら死んでいくだろう。その前にーーー一度でいいから

    御坂「もう一度、会いたい········よ」






    キリトーーーーーーーーーーーーー


















    不意に右からカツンコツンという足音が聞こえてきた
    私は目尻に溜まった涙を拭い、出来るだけ怪しまれないように振る舞おうとした




    キリト「女の子が、こんな時間に人気の無い場所に居ると危険だぞ?」




    御坂「えーーー」

    居た

    『絶望』から『希望』に変えてくれる

    ヒーローがーーー
  475. 475 : : 2017/08/02(水) 15:51:27
    ここ本当は上条さんでしたよね?
  476. 476 : : 2017/08/02(水) 17:02:00
    シュルトさんいつもコメントありがとうございます!
    すみません!このssではキリトの役目です
    上条さんでも良かったのですが、まあ今までの流れで行くとキリトかなぁと思った所存です
    もし不快感を与えてしまっていたらごめんなさい
  477. 477 : : 2017/08/02(水) 18:31:00
    御坂「な····んで?」

    私は目の前の現実が信じられなかった
    私が会いたい。そう願った直後にコイツは現れた
    あまりにタイミングが良過ぎはしないだろうか
    今なら『奇跡』なんていう科学的根拠の無い物だってコロッと信じてしまうかもしれない
    そして私の当然の問いかけにキリトは

    キリト「仲間が、友達が困ってんのにそれを助けもせず見てるだけなんて出来るかよ」

    そんなあまりにも気障なセリフで返した
    ーーーそうだ。
    コイツはそんな奴だった
    人が困ってたら手を差し伸べ
    仲間に危険が近づいていたら迷わず助ける
    そんなヒーロー

    御坂「何よ·····それ······」

    多分今私は嬉しいんだと思う
    最後にこうして会いたかった人と会えて
    こうして助けに来てくれて


    ーーーーーーだからこそ


      
    私はヒーロー(キリト)を拒絶する

    御坂「は····バッカじゃないのアンタは私の事を
    『実験』の『被害者』だと思ってるみたいだけど
    本当は違う」

    キリトにはこっちまで来て欲しくない
    アスナさんや黒子、初春さん、佐天さん達と笑ってて欲しい

    御坂「私は形はどうであれDNAマップを研究者に提供した。つまり、一万人の『妹達』が殺される発端を作ったのよ?全く、今まで何も知らずのうのうと暮らしてた自分を殺したくなってくるっての」

    その輪に私は入れない
    入ることは許されない
    だって私はーーー

    御坂「確かに、実際に『妹達』を直接殺したのは
    一方通行よ。でもね··········」

    一万人に及ぶ『人間』を殺した
    『加害者』なのだから

    御坂「私がDNAマップを提供しなかったらそもそも
    こんな非人道的な実験は行われなかった。私は、
    一方通行と一緒なのよ。だから『被害者』じゃなくて
    『加害者』。だから私を助けるなんて一方通行を
    助けるって言ってるようなもんよ?わかったらその
    馬鹿な考えを止めて寮に戻りなさい」

    最後の言葉を語気を強めて私はキリトに向かってそう
    言った

    キリト「·········」

    キリトは無言で、私の話を聞いていた
    その場からは一歩も動かず、私の瞳を真っ直ぐ見つめていた。私はそれに耐えきれず、視線を逸らして
    言葉を続ける

    御坂「あの子達ね。自分の事を平気で『実験動物』だって言うの。ラットやモルモット。研究のために体中弄くられて、用済みになったら焼却炉。あの子達はね、『実験動物』って言葉の意味を正しく理解していながら自分達のことをそう呼んでる。·····その状況を作り出したのは私。だから!私が助け出さなきゃいけないの!!!」

    言いながら私は実験場に向かおうとする
    駄目だ
    これ以上キリトと一緒に居たら未練が残ってしまう
    しかしーーー

    キリト「どこに、行くつもりなんだ?」

    キリトの横を通り過ぎる瞬間に、キリトの腕によって進路を塞がれるいや、退路というべきか

    御坂「今夜も実験は行われる。その前に、今度こそ
    一方通行と決着をつける」

    キリト「勝てるのか?」

    キリトはいつもより幾分か険しい声音で問いかける

    御坂「······残念だけど、私じゃ一方通行に逆立ちしても勝てない。····でも、実験を止める方法は
    一方通行に勝つ事だけじゃない」

    キリトは私の言葉に怪訝な顔をする

    御坂「ツリーダイアグラムの演算結果では、私は
    一方通行に185手で殺されるってなってる
    それが、最初の1手で殺されたら?ツリーダイアグラムの演算結果が間違っていたんだと思わせられたら?
    そして、実験に疑念を持ったら?シュミレーションを見直すとしたら?そうなれば、まだ私にも使い道が残ってるんじゃない?」

    私の言葉を聞いたキリトは、顔色を変えた

    キリト「御坂·······お前、死ぬ気なのか···!?」



  478. 478 : : 2017/08/02(水) 19:46:29
    上条さんも出てきてほしいです、上条さんがキリトのピンチに現れてアクセラの幻想を右手でぶっ壊すってゆう名言が聞きたいですまた続きが出来たら読ませてもらいます!
  479. 479 : : 2017/08/02(水) 20:35:36
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    今考えてる展開がそれなので、お楽しみに!
  480. 480 : : 2017/08/02(水) 21:59:14
    キリト「待てよ御坂!!」

    御坂「うるさい!!私には···もうこれしかないのよ!!」

    私が死ねばあの子達は救われるかもしれない
    いや、救わなければならない
    私のせいで殺されるために生み出された彼女達を

    ーーー私の命と引き換えに

    キリト「確かに『妹達』は救われるかもしれない!
    けど···それじゃあお前が···!」

    キリトは、私に必死に訴えかけようとする

    御坂「言ったでしょ!!私は加害者なの!!救われる権利なんてない!!今ここでこうして生きている事すらおかしいのよ!!!」

    キリト「········んだよ」

    キリトは、私に聞こえないぐらいの音量で何かを呟いた。しかし、もうそんな事を聞いている猶予なんて無かった。キリトと居たら決心が鈍ってしまうような気がした。しかしーーー

    キリト「なら、残された俺達はどうすればいいんだよ······」

    私は思わず足を止めた
    動かなければならない
    しかし、足の裏を糊付けされたかのように、動けなかった

    キリト「俺やアスナ、白井、初春、佐天、春上、固法
    婚后、泡浮、湾内···残された俺達はどうすればいいんだよ!!!!」

    御坂「あ········」

    や、め

    キリト「分かってんのかよ!!友達が死んで、それを見ているだけしか出来なかった時の辛さが!!
    絶望が!!」

    やめ、て

    キリト「俺はもう······!あんな気持ちになりたくないし、させたく、ないんだよ·····!!!!」

    やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめて

    キリト「だから俺はお前を死なせない!!生きて、
    いつもの笑顔を取り戻してやる!!」

    やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてエエエエエエエエエエエ!!!!!!!

    御坂「もう、やめてよオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

    気が昂ぶった事により、制御出来なくなった
    電撃が辺りに放射される

    御坂「私はもうあの光の中には戻れないの!!!
    私にはもうこの方法しかない!!私はアンタを力ずくでも退けて、実験場に行く!!だからアンタも···!
    止めるなら、私を殺す気できなさい!!!」

    私はそうキリトに言い放って臨戦態勢になる
    しかし、キリトはーーー

    柄に伸びかけた手を引っ込めて、その手をまるで降参したかのように上げた

    御坂「···どういうつもり?」

    キリトの真意が分からず、私はキリトにそう問う

    キリト「闘わない」

    御坂「·······は?」

    今、コイツは何て言った?
    私の疑問を汲み取ったかの如くキリトはもう一度私に向かって言い放った

    キリト「闘わ···ない!!」

    御坂「アンタ、バカじゃないの!?私にはもうこの方法しかないの!!無抵抗だろうがなんだろうが、
    私はアンタを撃ち抜く!!」

    退いてくれ
    私は心の底から懇願した
    それでもキリトはーーー

    キリト「·······」

    無言で両手を上げているだけだった

    御坂「ッざけんな!!!」

    バチイイイッ!!
    キリトの側にあった柱に、私の放った電撃が突き刺さる

    御坂「闘う気があるなら拳を握れ!!闘う気がないなら立ち塞がるな!!!半端な気持ちで!人の願い
    踏みにじってんじゃないわよオオオオオオ!!!!」

    私の、悲鳴に近い脅迫を聞いてもキリトは、
    変わらず両手を上げて直立しているだけだった
    もう····限界だった

    御坂「闘えって!言ってんのよオオオオオオオ!!!」

    叫び声と共に雷撃の槍が放たれーーー

    ズバアアアアアアアン!!!!!

    ーーー無抵抗のキリトの胴体を撃ち抜いた





  481. 481 : : 2017/08/02(水) 22:58:10
    死んでないよね?
  482. 482 : : 2017/08/02(水) 23:07:08
    上条さん…
  483. 483 : : 2017/08/02(水) 23:17:23
    上条さんの役目がキリトの役目か...ハッ!?
    この後起きることは嫁(アスナ)に見られたらまずいんじゃ...
  484. 484 : : 2017/08/03(木) 06:52:41
    シュルトさんいつもコメントありがとうございます!
    ここでキリト死んだら物語が終わってしまう(笑)
    アスナさんには内緒だよ!!絶対に!!

    蜜柑二世さんコメントありがとうございます!
    VS一方通行で出てきますのでしばしお待ち下さい!
  485. 485 : : 2017/08/03(木) 08:46:48
    御坂「あ········」

    私はアイツに電撃を当てた事がない
    能力によって増強された反射神経と、身体能力は
    私の電撃、いや『超電磁砲』でさえ防げるほどだ
    だから当たるはずないと思っていた
    しかし、実際には私の電撃の槍が無抵抗のキリトへと
    突き刺さり、10mほど後方へ吹き飛んでいく

    キリト「ぐ···あ」

    だが、キリトはもう一度立ち上がった
    もう、やめてーーー
    これ以上キリトが傷付いていくのを見てはいられなかった

    御坂「これで分かったでしょ?私は、アンタを本気で」

    しかし、これ以上傷付いていくのを見たくないという私の願いとは裏腹に、キリトはまた両手を上げて
    無抵抗となった

    御坂「どうして、どうして····止めるのよ」

    震えた声で私は言った

    御坂「こんなイカれた実験間違ってるじゃない!それを止めるって言ってんのよ!?何で行かせてくれないのよ!?」

    もう悲鳴に近かった
    そんな私の悲痛の叫びを聞いたキリトは

    キリト「ああ。間違ってるよ。こんなもんのために誰かが傷つくのなんて」

    御坂「だったら····!」

    キリト「でも、お前のやり方じゃ、お前自身が救われない。······だから退かない」

    キリトは、退かなかった

    御坂「今の私にはそんな言葉をかけてもらえる資格なんてない!!もし誰もが笑っているような幸せな世界があったとしても、そこに私の居場所は無いんだから!!」

    キリト「居場所ならある!俺が側に居てやる!
    例え全世界が敵だったとしても俺はお前の味方であり続ける!御坂美琴の世界を俺が守ってやる!
    お前が死ぬなんて、俺は耐えきれない!それは
    白井達だって同じ筈だ!!!俺はお前を殺させやしない!笑顔であの場所へと返してみせる!だから退かない!!!」

    やっぱりコイツは、とんだお人好しだ
    私も、皆に笑顔でいて欲しい
    でも。



    私には、もうこの方法しか無いから。だからーーー

    御坂「私一人の命で、一万人もの人間が助かるのよ!?それは、とても素晴らしい事でしょ!?それで
    良いじゃない······」

    キリト「良いわけねえだろ。俺は退かないぞ」

    だからーーー

    ゴメン

    御坂「うわアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

    バチバチバチバチバチイイイッ!!!!!!

    先程の数倍の出力はある電撃がキリトを貫いた
    普通の人間なら即死レベルの電撃をまともに食らったキリトは、ピクリとも動かなかった

    御坂「(これで、もう後戻りは出来ない)」

    私は、走り出した
    もう動かないキリトの側を通り過ぎるーーー


    ガシッ


    瞬間、キリトの手が私の足首を掴んだ

    御坂「なっ!?」

    危うく転びそうになるものの、なんとか踏ん張り、キリトの方を見る

    常盤台の制服はあちこちが焼けていて、体中ボロボロ
    で、しかしなお私を止めようとするキリト

    キリト「お···········まえ·····をた···すけ」

    ドサ

    しかし、キリトの体が限界を迎えた
    プツリと糸が切れた人形のように崩れ落ちる
    そして、動かなくなったーーー
  486. 486 : : 2017/08/03(木) 09:00:36
    この光景が、アスナに見られたら…ブルブル
    恐ろしいですね・・・
  487. 487 : : 2017/08/03(木) 09:40:39
    キリト「·······ん」

    キリトの瞼が僅かに震え、緩慢な動きで開いた
    常盤台の制服はあちこちが焼け焦げ炭化し、
    キリトの体もボロボロだった

    御坂「アンタ、やっぱバカでしょ」

    本日何度めかしれない問いかけをキリトにする

    キリト「ハハ···ていうか、こんな事してたら
    白井に殺されそうだな·····」

    キリトは力無く笑ってそう言った
    私は今、キリトの頭を自身の膝で受け止めている
    いわゆる膝枕状態だ

    御坂「なんで、そんなにボロボロになってまで私を助けようとするのよ····少しの間、心臓だって止まってたかもしれないのよ····?」

    ポタッ

    私の瞳から流れた涙の雫がキリトの頬に落ちる
    それを見てキリトは小さく笑った

    御坂「なのに、何でアンタはそんな顔で笑ってられるのよ···」

    私の声は震えていて、顔は涙で濡れていた

    キリト「御坂の···味方で、良かったと思ったからさ」

    そう言ったキリトの手が、私の手に置かれる
    そのまま泣いている子供をあやすようにキリトの手が
    私の頭を撫でる

    御坂「うっ····うあ···」

    私の目から涙が溢れ、止まらなかった

    キリト「だから···もう、泣くなよ。御坂を泣かせたって知られたら、白井に殺されそう···って俺この戦い
    に勝っても死ぬ運命なのか!?」

    御坂「····台無しよ!シリアスな雰囲気を返して!!」

    キリトと私は顔を見合わせる

    キリト「ははっ」

    御坂「ふふふっ」

    顔を見合わせ、共に笑い合う
    まるでさっきまでの『絶望』が甘やかに溶かされ、
    『希望』に作り変えられていくような、そんな気がした。ひとしきり笑ってからキリトが

    キリト「なあ···俺が統括理事会からなんて呼ばれているか知ってるか?」

    唐突にそんな事を聞いていた
    私はその答えは分からず、

    御坂「なに?」

    と聞いた

    キリト「『失敗作の超能力者(バスタード)』」

    ビクリ
    と自分の体が震えるのを感じた

    キリト「実験は、一方通行が最強である事を絶対前提として行われている。ならその一方通行を
    誰かが撃破したとしたら?」

    御坂「アンタ·····ッまさか!!!??」

    駄目だ
    相手は紛れも無い学園都市最強の能力者
    学園都市230万人の頂点に君臨している人間

    御坂「それに、アンタか私が一方通行を倒したとしても同じ超能力者(レベル5)だって言って誤差の範囲で片付けられてしまうかもしれない!!」

    キリト「だから····俺が闘う。出来損ないの超能力者である俺が」

    そう言ってキリトは立ち上がる
    学園都市の闇を打ち破るために
    そして一人の『人間』を助けるために

    キリト「御坂の妹は必ず俺が連れて帰る。だから···」

    私を安心させるように、柔らかい笑顔でキリトは言った

    キリト「信じて、待っててくれ」

    そして、走り出した
    そう私が認識した時にはキリトはもう視界に居なかった。残された私は、呆然とキリトが去っていった方を見つめているしか出来なかった
  488. 488 : : 2017/08/03(木) 09:42:01
    ルルさんいつもコメントありがとうございます!
    恐ろしくて想像出来ないんだぜ!!
  489. 489 : : 2017/08/03(木) 10:24:02
    操車場

    御坂妹side

    体中を痛みという熱が襲っていた
    現在は『第10032次実験』が行われており、
    首を右に傾けると手をポケットに突っ込んでこちらにゆっくり歩んでくる少年が視界に入る
    学園都市最強の超能力者『一方通行』
    髪と肌は雪のように白く、目は燃えるような紅
    腕や首は折れそうなほど細く、どちらかというと女性的で、病的なイメージを抱かせる少年だ
    ーーーしかし、少年はその紅の目におぞましいほどの殺意を映した、睨まれただけで死んでしまうのではないかと思わせるような、そんな目
    人々は彼をこう呼ぶ『死神』。とーーーーー

    一方通行「オイオイ、前回の実験でネタバレしてやったんだから少しは学習しろってんだよォ」

    ミサカの近くで、一方通行はウンザリしたようにそう言った

    ザリ·····

    と一方通行が操車場の砂利を踏みしめる音がした
    殺されるーーー

    ミサカは目を瞑り、これから自身を襲うであろう激痛を覚悟した。しかしーーーいつまで経ってもそれは襲ってこなかった。怪訝に思っていると頭上から

    一方通行「オイ。この場合実験てのはどうなっちまうンだァ?」

    そんな疑問が飛んできた
    自分も一方通行の視線の先を追う
    そこに居たのはーーー

    キリト「女の子を男がボコボコにするのは、ちょっとカッコよくないなぁ」

    黒のロングコートを着た少年だった



    『最強』と『最強』が、邂逅する
  490. 490 : : 2017/08/03(木) 10:31:27
    128から名前変えました。
    今回もよかったです!次も頑張ってください!
  491. 491 : : 2017/08/03(木) 10:52:46
    「必ず勝つ、勝ってこの実験を終わらせる。」
    キリトが御坂に言ってたらかっこよくね?
    SAO一期14話のキリトの台詞の「必ず勝つ、勝ってこの世界を終わらせる。」をパクりましたけどね。
  492. 492 : : 2017/08/03(木) 18:26:07
    生きてた!キリト生きてた!いやー…良かったです…

    キリトは、膝枕状態を見られたら、黒子に殺されると言ってましたけれども、とばっちりでアスナにも…

    それにしても、キリト君はタフですね~。
    普通死んでもおかしくない攻撃を受けても、走ることができるんですもの
    その生命力 まさにGのごとく! 色も似てるしぴったりですね

    いよいよ最強と戦うんですね!期待です
  493. 493 : : 2017/08/03(木) 19:40:21
    このssではアスナとキリトは恋人関係じゃないから嫉妬はされそうだけど殺されることはないと思う
  494. 494 : : 2017/08/03(木) 20:53:34
    ついに対決ですか仮想空間最強の黒の剣士キリトVS学園都市最強のアクセラレータってか?どんな戦いになるか楽しみですね~問題はベクトル操作をどうやって無効にして倒すかですがやはり無効に出来るのは上条さんの幻想殺し(イマジンブレイカー)しかないでしょう?上条さんも来てほしいですね~また続きが出来たら読ませてもらいます!
  495. 495 : : 2017/08/03(木) 21:45:48
    ミサキさんいつもコメントありがとうございます!
    ありがとうございます!頑張っていきます!

    シュルトさんいつもコメントありがとうございます!
    おお···確かにカッコイイですね。それ使えば良かった
    ···

    ルルさんいつもコメントありがとうございます!
    禁書では御坂が無意識に手加減していたそうなので死にはしなかったのでしょう

    名無しさんコメントありがとうございます!
    いや、キリト君のバカアアアアアア!!!の威力を舐めてはいけない

    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    上条さんの出番まで後少しですのでお楽しみに!
  496. 496 : : 2017/08/03(木) 21:49:38


  497. 497 : : 2017/08/03(木) 21:49:57


  498. 498 : : 2017/08/03(木) 21:49:59


  499. 499 : : 2017/08/03(木) 21:50:01


  500. 500 : : 2017/08/03(木) 21:50:03


  501. 501 : : 2017/08/03(木) 21:50:06


  502. 502 : : 2017/08/03(木) 21:50:08


  503. 503 : : 2017/08/03(木) 21:50:11


  504. 504 : : 2017/08/03(木) 21:50:13


  505. 505 : : 2017/08/03(木) 21:50:16


  506. 506 : : 2017/08/03(木) 21:50:19


  507. 507 : : 2017/08/03(木) 21:50:21


  508. 508 : : 2017/08/03(木) 21:50:24


  509. 509 : : 2017/08/03(木) 21:50:26


  510. 510 : : 2017/08/03(木) 21:51:02


  511. 511 : : 2017/08/03(木) 21:51:05


  512. 512 : : 2017/08/03(木) 21:51:08


  513. 513 : : 2017/08/03(木) 21:51:10


  514. 514 : : 2017/08/03(木) 21:51:12


  515. 515 : : 2017/08/03(木) 21:51:14


  516. 516 : : 2017/08/03(木) 21:51:17


  517. 517 : : 2017/08/03(木) 21:51:25


  518. 518 : : 2017/08/03(木) 21:51:31


  519. 519 : : 2017/08/03(木) 21:51:33


  520. 520 : : 2017/08/03(木) 21:51:35


  521. 521 : : 2017/08/03(木) 21:51:37


  522. 522 : : 2017/08/03(木) 21:51:39


  523. 523 : : 2017/08/03(木) 21:51:41


  524. 524 : : 2017/08/03(木) 21:51:43


  525. 525 : : 2017/08/03(木) 21:51:46


  526. 526 : : 2017/08/03(木) 21:51:48


  527. 527 : : 2017/08/03(木) 21:51:50


  528. 528 : : 2017/08/03(木) 21:51:54


  529. 529 : : 2017/08/03(木) 21:51:57


  530. 530 : : 2017/08/03(木) 21:52:00


  531. 531 : : 2017/08/03(木) 22:01:50
    無言の連続投稿...文字が見えないなぁ、何これ?
  532. 532 : : 2017/08/03(木) 23:04:38
    シュルトさんいつもコメントありがとうございます!
    これって荒らしってやつですかね?
  533. 533 : : 2017/08/04(金) 00:44:07
    恐らく荒らしでしょうね。
    さてさてさーて、主犯は誰だ!!!!!!
  534. 534 : : 2017/08/04(金) 05:27:43
    シュルトさんいつもコメントありがとうございます!
    まあ、気にしてないからいいですよ(*^^*)
  535. 535 : : 2017/08/04(金) 06:39:44
    キリトside

    夜の操車場で俺は学園都市最強の超能力者(レベル5)
    である『一方通行(アクセラレータ)』と対峙していた
    突如として現れた俺を一方通行は、視線だけで射殺されてしまうのではないか、そう思わせる剣呑な目つきで俺を見ている。それは紛れもない
    『闇に生きる殺戮者の目』だった
    ーーーそして、その殺意に満ちた目に、その『闇』
    には似合わない、『もう一つの感情』

    キリト「(そっか····コイツは、一方通行は···)」

    しかし今はそれについて深く考えられるほどの余裕はない。俺は、一方通行の足元にうつ伏せで倒れている御坂妹に視界をフォーカスさせる
    常盤台の制服には所々血が滲み、こめかみからは
    少なくはない量の流血が確認できた
    それを見た俺は、自分の中で『ある感情』が膨れ上がっていくのをありありと感じ取れた
    そして、次の瞬間それは爆発する

    一方通行「関係ねェ一般人なンて連れて来てンじゃ
    ねェよ。····あァこれってアレか?秘密を知った者の口は封じるっていうお決まりの展開かァ?」

    ガツッ

    御坂妹「ぐ····うっ!」

    一方通行はその顔を醜悪に歪め、
    御坂妹の頭の側面を地面に押し付けるように
    踏みつけた。···俺の中で、火花が散るような
    『怒り』がうずまいていた

    キリト「離れろよ」

    一方通行「はァ?何言ってんだ?お前」

    そしてーーー

    キリト「御坂妹から離れろって言ってんだ聴こえねえのかこの三下ああああ!!!!」

    それを聞いた一方通行は一層剣呑な目つきになる

    一方通行「離れろだァ?お前、何様?学園都市最強の
    超能力者である俺に向かって神様気取りですかァ?」

    キリト「ゴチャゴチャ言ってないで御坂妹から離れろ
    今すぐに」

    一方通行は俺を見て醜悪に嗤う
    まるでこの場を楽しんでるように

    一方通行「へェ。お前、おもしれェな。·····離れろ
    ね、ならちゃンとキャッチしろよォ」

    そう言って一方通行はまるでサッカーボールを
    シュートするかのように、御坂妹の事を蹴り飛ばした

    御坂妹「きゃ·····」

    放物線を描きながら凄まじい速度で飛ばされていく御坂妹を俺は空中で難なくキャッチする

    御坂妹「何を····やっているのですか?とミサカは問いかけます」

    御坂妹は、息を上らせながらも俺にそう問う

    御坂妹「あなたの行動は理解しかねます。私は
    必要な機材と薬品があればどれだけでも大量生産出来るのですよ?作り物の体に借り物の心、単価にして
    18万円。在庫は9968体もあまりある。そんな『物』のためにアナタは···」

    キリト「そんな小さい問題なんざどうでもいい」

    御坂妹の主張を俺は一蹴する

    キリト「俺は世界に一人しか居ないお前を救うためにここに立ってんだ」

    俺の言葉に御坂妹は目を見開き何かを言おうとする

    キリト「それに、さ。『人』を助けるのに、理由なんて必要か?」

    そう言って俺は立ち上がる
    この不条理な実験を止めるために

    一方通行「ハッ安いメロドラマは終わったかァ?」

    キリト「ああ。二度とこんな事できないようにぶった斬ってやる」 

    一方通行は楽しそうに嗤った
    俺は背中から『エリュシデータ』を抜く


    ーーーさあ、立ち上がって剣を取れ
    この世に一人しか居ない少女の笑顔を守る為に、

    俺は『エリュシデータ』の柄を力強く握る


    そして、『最強』と『最強』が激突する


  536. 536 : : 2017/08/04(金) 07:22:37
    最弱もくるよね?
  537. 537 : : 2017/08/04(金) 12:16:06


  538. 538 : : 2017/08/04(金) 12:16:08


  539. 539 : : 2017/08/04(金) 12:16:10


  540. 540 : : 2017/08/04(金) 12:16:12


  541. 541 : : 2017/08/04(金) 12:16:15


  542. 542 : : 2017/08/04(金) 12:16:17


  543. 543 : : 2017/08/04(金) 12:16:19


  544. 544 : : 2017/08/04(金) 12:16:24


  545. 545 : : 2017/08/04(金) 12:16:26


  546. 546 : : 2017/08/04(金) 12:16:28


  547. 547 : : 2017/08/04(金) 12:16:30


  548. 548 : : 2017/08/04(金) 12:16:32


  549. 549 : : 2017/08/04(金) 12:16:34


  550. 550 : : 2017/08/04(金) 12:16:38


  551. 551 : : 2017/08/04(金) 12:16:39


  552. 552 : : 2017/08/04(金) 12:16:41


  553. 553 : : 2017/08/04(金) 12:16:43


  554. 554 : : 2017/08/04(金) 12:16:44


  555. 555 : : 2017/08/04(金) 12:16:46


  556. 556 : : 2017/08/04(金) 12:16:48


  557. 557 : : 2017/08/04(金) 12:16:49


  558. 558 : : 2017/08/04(金) 12:16:51


  559. 559 : : 2017/08/04(金) 12:16:53


  560. 560 : : 2017/08/04(金) 12:16:56


  561. 561 : : 2017/08/04(金) 12:16:59


  562. 562 : : 2017/08/04(金) 12:17:02


  563. 563 : : 2017/08/04(金) 12:17:04


  564. 564 : : 2017/08/04(金) 12:17:06


  565. 565 : : 2017/08/04(金) 12:17:07


  566. 566 : : 2017/08/04(金) 12:17:09


  567. 567 : : 2017/08/04(金) 12:17:11


  568. 568 : : 2017/08/04(金) 12:17:14


  569. 569 : : 2017/08/04(金) 12:17:16


  570. 570 : : 2017/08/04(金) 12:17:18


  571. 571 : : 2017/08/04(金) 12:17:20


  572. 572 : : 2017/08/04(金) 12:17:22


  573. 573 : : 2017/08/04(金) 12:17:24


  574. 574 : : 2017/08/04(金) 12:17:27


  575. 575 : : 2017/08/04(金) 12:17:29


  576. 576 : : 2017/08/04(金) 12:17:31


  577. 577 : : 2017/08/04(金) 12:17:34


  578. 578 : : 2017/08/04(金) 12:17:36


  579. 579 : : 2017/08/04(金) 12:17:40


  580. 580 : : 2017/08/04(金) 12:17:42


  581. 581 : : 2017/08/04(金) 12:17:43


  582. 582 : : 2017/08/04(金) 12:17:45


  583. 583 : : 2017/08/04(金) 12:17:48


  584. 584 : : 2017/08/04(金) 12:17:50


  585. 585 : : 2017/08/04(金) 12:17:52


  586. 586 : : 2017/08/04(金) 12:17:55


  587. 587 : : 2017/08/04(金) 12:17:56


  588. 588 : : 2017/08/04(金) 12:17:59


  589. 589 : : 2017/08/04(金) 12:19:02
    へっ
    騙されやがって


    俺はこーーんなクソなss
    一回でも期待なんざしたことねぇよ

    さっさと消せ消せクソが
  590. 590 : : 2017/08/04(金) 12:19:07


  591. 591 : : 2017/08/04(金) 12:19:09


  592. 592 : : 2017/08/04(金) 12:19:11


  593. 593 : : 2017/08/04(金) 12:19:14


  594. 594 : : 2017/08/04(金) 12:19:15


  595. 595 : : 2017/08/04(金) 12:19:17


  596. 596 : : 2017/08/04(金) 12:19:18


  597. 597 : : 2017/08/04(金) 12:19:21


  598. 598 : : 2017/08/04(金) 12:19:22


  599. 599 : : 2017/08/04(金) 12:19:24


  600. 600 : : 2017/08/04(金) 12:19:25


  601. 601 : : 2017/08/04(金) 12:19:27


  602. 602 : : 2017/08/04(金) 12:19:28


  603. 603 : : 2017/08/04(金) 12:19:30


  604. 604 : : 2017/08/04(金) 12:19:32


  605. 605 : : 2017/08/04(金) 12:19:34


  606. 606 : : 2017/08/04(金) 12:19:36


  607. 607 : : 2017/08/04(金) 12:19:38


  608. 608 : : 2017/08/04(金) 12:19:42


  609. 609 : : 2017/08/04(金) 12:19:44


  610. 610 : : 2017/08/04(金) 12:19:46


  611. 611 : : 2017/08/04(金) 12:19:50


  612. 612 : : 2017/08/04(金) 12:21:35
    わ、わぁ…
    見事に荒らされてますね……
  613. 613 : : 2017/08/04(金) 13:12:59
    おい...誰だ、俺の名前使って荒らすガキは。
  614. 614 : : 2017/08/04(金) 13:59:36
    蜜柑さんいつもコメントありがとうございます!
    自分は気にしませんが、これだと見てくれてる人達に迷惑がかかってしまうので本当に申し訳ないです
    かなり見づらいと思いますがこれからも見て下さると嬉しいです

    シュルトさんいつもコメントありがとうございます!
    もちろん最弱も来ます
    偽シュルトさん防止のためにトリップ付けたほうがいいと思います
  615. 615 : : 2017/08/04(金) 14:42:25
    荒らすのはダメですよ。

    今回もよかったです!
    続きが気になります。次回も頑張ってください‼︎
  616. 616 : : 2017/08/04(金) 14:46:03
    偽物はどうしてそこまで荒らしたいんだよ?
    人の名前を使って荒らして、俺かスタバさんがテメェに何かやったってのか?
    ふざけてんじゃねぇぞ!!人になりすまして何が面白い!荒らしをして何が面白い!結局お前は何がしたいんだよ!!人になりすましてこのssを荒らすお前に、このssを見る資格も、コメントする資格も無ぇ!!いい加減消えろ!!この偽物がぁ!!
  617. 617 : : 2017/08/04(金) 14:49:34
    これでShurutoの名はもう終わりです。
    俺も、恐らく偽物も。
  618. 618 : : 2017/08/04(金) 15:01:38
    ミサキさんいつもコメントありがとうございます!
    ありがとうございます!少し見づらいと思いますがこれからも見てくれてると光栄です!

    シュルトさんいつもコメントありがとうございます!
    皆さんにもトリップをつけてもらうようにしないと偽物が増えるのかもしれないですね···
  619. 619 : : 2017/08/04(金) 16:34:16
    『ベクトル操作』
    それが一方通行の能力名だ
    力の向きを表すベクトルを操作する能力で
    運動量、熱量、光、電気量etc
    を操ることが出来る
    例えば一方通行に向かって石を投げるとする
    普通なら石は一方通行に当たるのだが、ベクトル操作を用いて、石のベクトルを反転させる
    つまり『反射』するのだ
    勿論それだけではなく、身体能力増強や小石を音速以上で射出できたりもするらしい

    そして、そんな『無敵』の能力を持つ一方通行は
    臨戦態勢の俺を見ても、嗜虐的な笑みを浮かべ、ポケットに手を突っ込んだまま直立しているだけだった

    俺は地面の石を拾い上げ、投擲スキルの
    『シングルシュート』のモーションを起こす
    なんの変哲も無い小石をペールブルーのライトエフェクトが包みこむ。そして、俺の手が雷光のように閃いて、小石がシュキイイイイイン!!という音と共に
    一方通行へと銃弾の如く飛翔する

    しかし、石が一方通行へと被弾する直前
    ギュイイン!!
    反射によってベクトルを変換された石が俺に向かって襲いかかる

    キリト「はぁっ!!」

    それをある程度予測していた俺は難なく銃弾と化した石をエリュシデータで叩き斬る

    キリト「なるほど、これが『ベクトル操作』か···」

    攻守共に絶対無敵を誇るが故に、『最強』の名を冠する能力。

    一方通行「ハッ反射だけしか出来ないと思ってンなら
    そりゃァ間違いだぜェ」

    一方通行のつま先が地面に敷き詰められている石を軽く小突く。たったそれだけ、それだけの行為で複数の石が散弾のように撃ち出される

    キリト「そんな攻撃喰らうかよ!!」

    七連撃ソードスキル『デッドリー·シンズ』真紅の
    ライトエフェクトを纏ったエリュシデータが視界
    を埋め尽くす石の散弾をガキインッという金属音を連続で放ちながら余さず喰らい尽くす

    一方通行「へェこれも凌ぐかよ。なら···これならどうだァ?」

    一方通行は、貨物車のレールにつま先を当てる
    またもやそれだけの行為で、一方通行が触れたレール
    がまるで生きているかのようにうねり、俺に向かって撃ち出された。

    キリト「チッ、近付き過ぎても離れすぎても駄目か」

    飛んできた鉄骨をサイドステップで躱す

    一方通行「まだまだあるぜェ!!」

    計20本もの鉄骨が俺に向かって殺到する
    ドガガガガガッ!!
    地面に鉄骨が次々と突き刺さり、俺の周囲を檻のように囲んだ

    キリト「邪魔」

    俺は地面に突き刺さった鉄骨を殴り飛ばした
    ゴッ!!という音と共に一方通行へと撃ち出されるが
    先程の石と同じように反射され、俺の側へ突き刺さった

    一方通行「イイねイイね最っ高だねェ!!きっちり俺の敵やってんじゃんお前!!!」

    今度は本当に楽しそうに一方通行は笑った
    恐らく、今まで一方通行の敵となるようなぐらいの
    技量を持つものはあまり居なかったのだろう
    それほどまでの、強さーーー

    キリト「そう言って貰えて光栄なんだけど、一つ忘れてないか?·····俺は、お前を楽しませるために来たんじゃなくて、倒しに来たって事に」

    言い終わると同時に俺は一方通行との距離を瞬時に埋めて、エリュシデータを一方通行へと振り下ろす

    ガキィィィィン!!!!!

    ーーーーーーそして、弾き返されたエリュシデータと共に俺は吹き飛ばされる


  620. 620 : : 2017/08/04(金) 17:06:00
    青薔薇の武装完全支配術でもダメ?
  621. 621 : : 2017/08/04(金) 17:19:56
    >>620青薔薇の武装完全支配術で生み出されるのはあくまで永久氷塊、物質なのでベクトル操作でやられるでしょうね。心意系ならばもしくは……と言ったところでしょうか?
     あ、スタバさん、どうもお久しぶりです。それともしこのコメントがネタバレになるのでしたら、どうぞ消しておいて下さい。
  622. 622 : : 2017/08/04(金) 17:37:16
    スタバさん
    編集画面で荒らしのとこだけ非表示にしてはいかがでしょうか

    もう折角ですし、ユーザー登録もしては?
  623. 623 : : 2017/08/04(金) 18:21:36
    カミルさん、とある黒の剣士の二刀流さんいつもコメントありがとうございます!

    ちなみにこのキリト君は『まだ』青薔薇の剣を使えないのですが、まあ使えるとしたら黒の剣士さんの
    言っている事が全てですね。
    黒の剣士さんお久しぶりです!
    ダンまちとSAOのクロス見ました!
    相変わらずの地の文の上手さと、違和感の全くない会話に、感嘆するばかりでした。これからも頑張ってください!ちなみに『まだ』です

    蜜柑さんいつもコメントありがとうございます!
    いや、それがとある諸事情により出来なくなってしまったのでこのままです本当にすみません!
  624. 624 : : 2017/08/04(金) 18:28:27
    あ、そうなんですか
    無駄なお節介でしたね

    すいません(´・ω・)
  625. 625 : : 2017/08/04(金) 19:24:35
    凄まじい勢いで吹き飛ばされた俺だったがその勢いに逆らう事なく、わざと勢いに乗って一方通行と
    50mほど距離を取る

    キリト「(どうする?このまま闇雲に攻撃してるだけじゃ埒が明かない。でも、俺に出来る攻撃なんて
    剣による斬撃や投擲スキルによる遠距離攻撃。あとは
    心意による攻撃ぐらいだがーーー)」

    剣でのアタックは勿論駄目
    投擲スキルは反射されるのがオチ
    そして、

    キリト「『心意剣(インカーネーション·ソード)』ならあるいは、と言ったところか?」

    アルゴ曰く、ベクトル操作は一方通行の知らない種類のベクトルを操作、反射する事は困難。あるいは
    不可能らしい。一方通行が能力を発現させた当時、
    初めて『発火能力者(パイロキネシスト)』の炎を
    操作した時に、反射に設定してあった筈なのに
    斜め後方に『逸れた』だけだった
    反射膜に触れた物のベクトルを操作する。と聞くと
    一見簡単そうに見えて難解で複雑な演算をしないと
    実現しないのだ。一方通行は流石学園都市第一位
    と言ったところか、それを難なくこなしている
    つまり、そのベクトルを解析する事によって
    初めて完璧な反射をする事が可能。という訳だ
    そのベクトルの事を解析せずに反射しようとするのは公式や解き方が分からない数学の問題を解くようなものなのだろうそして、『心意』は未だ『科学』では証明されてはいない、つまり解析されていない
    『異能の力』だ。

    キリト「(これに賭けるしかないか···)」

    知らない種類のベクトルでも逸らす事は出来るように、俺の『心意剣』も軌道を逸らされてしまうかもしれない。しかし、それでも一方通行の反射を破った事には変わりない

    一方通行「あァ?もう終わりかァ?オイオイ今からが盛り上がるとこだろうがよォ」

    一方通行が僅かに距離を詰めた

    キリト「さっきも言っただろ。俺は勝つためにここに居る」

    俺は、もう一度一方通行へと突進していく

    キリト「はああああっ!!!」

    跳躍突進技『ソニック·リープ』

    音の速さで跳ぶという意味を体現するかのように、
    凄まじい速度で一方通行の元へと迫る
    だが、それだけでは無い
    俺はイメージした
    一方通行の反射膜をエリュシデータが貫く様子を
    それに呼応するように『ソニック·リープ』によって
    ライトグリーンのライトエフェクトを纏っていた
    エリュシデータが、一層眩く光を放つ

    そしてーーー

    反射膜にエリュシデータが接触する


    ガキィィィィン!!!!

    先程と同じ様な金属音
    しかし、『結果』は一方通行にとってあまりにも
    予想外なものだった

    一方通行「な、ン」

    今までの一方通行とはかけ離れた、震えた声だった

    一方通行「なンでテメェの剣と俺様の反射膜が
    拮抗してンだァ!?」

    一方通行の声が、操車場にこだまする
  626. 626 : : 2017/08/04(金) 19:26:24
    蜜柑さんいつもコメントありがとうございます!
    いえいえ悪いのは自分なんで蜜柑さんが気に悩むことじゃないですよ!
  627. 627 : : 2017/08/04(金) 20:55:43
    え?なんで荒らしをやるかって?


















    暇だから
  628. 628 : : 2017/08/04(金) 20:57:06







































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  629. 629 : : 2017/08/04(金) 21:01:39





































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  630. 630 : : 2017/08/04(金) 21:01:51





































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  631. 631 : : 2017/08/04(金) 21:02:03





































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































  632. 632 : : 2017/08/04(金) 21:57:13
    暇か········
    部活と課題に追われている俺にその暇を少しは分けてほしいぜ
  633. 633 : : 2017/08/04(金) 22:22:56
    荒らしに対してその対応… 流石スタバさんだぜ!
    まあ、荒らしが出るってことは、それほど有名になったってことですし、いいことなんじゃないですか?(全然よくないですけど)

    それにしても暇って…自分だったら嫌いなssを見て荒らすなんて無駄なことせずに、勉強だったり、運動だったり、ゲームだったりと時間を有効活用しますけどね(笑)
    よほど暇なんですねー
    うーん、すごーーく見ずらいですけど、荒らしは無視するのがいいって聞いたんですよね。頑張ります

    長文失礼しました。これからも頑張ってください!
  634. 634 : : 2017/08/04(金) 22:36:08
    >>633
    多分ニートなんだよ(白目)
    さっさと宿題終わらせないとだな、私も


    期待です
  635. 635 : : 2017/08/04(金) 22:47:10
    やっぱり、そうですか(白目)
    自分も終わってないです。というか、ほとんど手を付けてないです。
    やばいですよねー
  636. 636 : : 2017/08/05(土) 00:06:08
    ヤベッ!?
    宿題触ってねぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
  637. 637 : : 2017/08/05(土) 00:11:24
    ヤベッ!!
    名前間違えたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!
  638. 638 : : 2017/08/05(土) 00:31:58
    キリト「言っただろ。『勝つ』って」

    顔を驚きの表情で染めた一方通行に向かって俺は
    宣言する
    しかし、まだ一方通行にダメージを与えた訳ではないやっと一方通行と『戦闘』が出来るようになっただけで、ここからが本番だ

    キリト「はあっ!」

    『心意剣』発動時のエリュシデータは、ソードスキルを発動してない今でも、薄く金色のライトエフェクトを纏っていた
    再び俺は一方通行へとエリュシデータを叩き込む
    1、2、3、4、5連撃までその攻撃が続いた時

    一方通行「調子乗ってンじゃねェぞ三下アアアアアアアァ!!!!!!」

    フリーズから立ち直った一方通行は地面の石を今度は威力を込めた蹴りで俺目掛けて撃ち出した

    キリト「ッッ!!」

    至近距離からの範囲攻撃という事もあり、撃ち出された石の1つが俺の頬を掠めてそのまま後方へピュンッ
    という風切り音を伴って飛翔する
    一度距離を取るためにバックステップで30mほど下がる
    石が掠めた頬がピリピリとした痛みを訴えかけてきた
    触れてみると僅かに出血していて、ぬるりという嫌な感触がした

    一方通行「クククククッ」

    一方通行が突然笑いだした
    突然の行動に俺は身構える

    一方通行「お前····本当に良いわ。こンなに戦闘が楽しいと思ったのは何年振りだァオイ」

    一方通行の目つきが変わる
    今まで幾度となく見てきた、殺意のこもった目で

    一方通行「けどさァこの俺一方通行に楯突いといてまだ呼吸をしてるってのも贅沢だよなァ?」


    ザク ザクという砂利を踏みつける子気味のいい音を立てて初めて一方通行がこちらに向かって動いた

    一方通行「だからいい加減····楽になれよォ!!!」

    ゴッ!!

    というまるで爆発音のような音を立てて一方通行は
    こちらに踏み込んできた
    俺は咄嗟に『バーチカル』で受けるが
    ミシイッッ!!という音と共に腕が軋む音がした

    キリト「ぐあ····!」

    思わず俺は呻き声を上げた一方通行はそれに構うことなく貨物車のレールに触れる
    それは鉄骨の矢と化して俺を串刺しにせんと、まるで雨のように地面へと降り注ぐ

    キリト「う、うおあああああああ!?」

    後ろからドンッゴンッガンッドゴオオオッ
    という地面に鉄骨の矢が突き刺さる音が一方通行から背を向けて疾走する俺のすぐ3m近くから響いてくる
    音の聞こえ方からして俺が走る軌道と速度を割り出し、その計算結果を用いて能力の演算をしているのだろう。まるで追尾してくるミサイルのように俺の事を執拗に追ってくる

    一方通行「ギャハハハハハハ!!!まだまだ行くぞ
    三下ァ!!」

    あろうことか鉄骨の矢に加えて巨大なコンテナや
    石の散弾が俺に向かって牙を剥く
    頭上からはコンテナと鉄骨の矢が降り注ぎ、
    前からは石の散弾がマシンガンのように連続で撃ち出される

    そしてーーー

    ドゴオオオッ!!

    キリト「がッッ!?」

    遂に鉄骨の矢の一本が俺の背中を捉えた
    背中に鈍痛が電撃のように走る
    そして、今もなお鉄骨の矢やら石の散弾やら巨大な
    コンテナが俺目掛けて襲ってくるような空間で
    1秒でも止まったらどうなるか、後はドミノ倒しのように止まることなく一方通行の攻撃を喰らうのみ

    キリト「(不味い···!?)」

    まず俺の胴体に石の散弾が被弾する

    キリト「ぐ····あ」

    一瞬体が呼吸をする事を忘れ、血の味と鉄臭い匂いが口の中に広がる

    キリト「(この、ままじゃ)」ズドン!!!

    俺の思考が、前方から射出された鉄骨の矢が腹に突き刺さり、20m程吹き飛ばされた事によって停止する

    キリト「ゲホ···ッ···グハッ····がハッッ!?」

    ビチャビチャというおぞましい水音と共に、俺の
    口から粘液質の血の塊が吐き出され、血と砂利が混ざり合う

    一方通行「いい格好になったじゃねェか三下ァ」

    キリト「う········あ」

    一方通行の、嘲るような声が聞こえた気がしたが、
    俺には何を言ってるのか分からなかった
    俺は呼吸を整えようとするが、喉に詰まっている血の塊が気道を塞いで、思うように息が吸えず、
    ヒューヒューという風のような音が喉から聞こえてくる。

    一方通行「まァお前はよく頑張ったと思うぜェ久し振りに楽しませて貰ったしよォ····苦しまないように
    一発で殺してやるよォォォォォォォォォ!!!!」

    一方通行は直径15m程もあるコンテナを持ち上げ、
    俺の頭上へと墜落するように放る


    次の瞬間、

    大気を震わすほどの衝撃と轟音が、辺りを支配した
  639. 639 : : 2017/08/05(土) 00:45:23
    ルルさんいつもコメントありがとうございます!
    確かにその時間ゲームとかに使ったほうが得ですよね(笑)俺も課題終わってない(泣)

    蜜柑さんいつもコメントありがとうございます!
    中3の進路相談で将来やりたい事の欄に
    ニート。理由:異世界召喚されるかもしれないから
    と書いて先生に怒られた事を思い出しました(笑)
    課題頑張りましょう!

    カミルさんいつもコメントありがとうございます!
    課題やっぱ皆さんも終わってないんですね(笑)
  640. 640 : : 2017/08/05(土) 02:32:30
    いつの間にか話がめちゃくちゃ進んでる···

    これからも頑張ってください!╭(๑•̀ㅂ•́)و
  641. 641 : : 2017/08/05(土) 08:51:13
    いやー、やっぱり強いですね 学園都市一位は…
    キリト君大ピンチでですね~。
    続きが楽しみです
    それにしても、やっぱり宿題って終わってないものなんですね(笑)
    学生の天敵ですしね。…少し安心しました(笑)

    やっぱり、スタバさんはヒーローだぜ!(進路相談のこと)
  642. 642 : : 2017/08/05(土) 09:28:07
    でっちょさんいつもコメントありがとうございます!
    ありがとうございます!頑張ります!(*^^*)

    ルルさんいつもコメントありがとうございます!
    まあ一方通行は科学サイドの中で倒せそうなのは上条さんぐらいでしょうし
    本当に異世界召喚されるならニートになってもいい(笑)

  643. 643 : : 2017/08/05(土) 10:13:44
    キリト「はぁ····はぁ····」

    あのコンテナには何も入ってなかったらしく、
    苦し紛れに放った右ストレートがコンテナの落ちる軌道を僅かに変え、ズズウウウウウウン!!!!!
    という爆砕音が大気を揺るがす
    何も入ってないと言っても巨大な鉄の塊には変わりない。直撃していたらそれなりのダメージを喰らっていただろう

    キリト「(アイツの波状攻撃を防ぐのは困難。ならどうやってあれを凌げばいいんだ?)」

    コンテナが落ちた時に巻き上げられた
    土煙によって一方通行の姿は見えない
    一方通行がこちらへ近付いて来ないことや、
    鉄骨を飛ばしてこない事から恐らく一方通行は俺が死んだと思っているだろう

    キリト「(アイツに対抗するには『心意剣』だけでは
    力不足だ。だから·····)」

    『黒の剣士』の持てる力を総動員する
    作戦、というにはあまりにもお粗末だが
    道はもうこれしか残されていない

    キリト「『絶海の双星剣』発動」

    シュン

    俺の背にあるエリュシデータの鞘に交差するように、
    もう一本の片手直剣『ダークリパルサー』が
    出現する。このスキルは、『二刀流スキル』が使用可能になると同時に『攻撃力、敏捷力が2倍』になるというスキルだが、ある程度追い詰められてないと使えないという難点がある

    キリト「『獅子の心臓よ、我が剣に力を』
        『我が心に勇気を、我が身に勝利の采配を』
        『我が名はレグルス!小さき王!』」

    詠唱を終えると二本の剣、そして俺自身の身体を
    眩く光る黄金の粒子が包み込み、全能感を感じる
    『モードレグルス』
    俺の身体能力を底上げし、『心意』によるアクションの威力を強化する。これもある程度追い詰められてないと発動は不可能

    さあ、反撃の時だ
    俺は両手に握った剣を、強く握りしめて一方通行へと
    音速を遥かに超えた速度で突撃していく

  644. 644 : : 2017/08/05(土) 10:27:03
    どうもす~キリト二刀流解放しましたね~まさか心意の力でアクセラレータと互角になれるなんてね~流石です!それにしても暇だからってゆう理由で荒らすとか馬鹿ですか?どこの誰かは知りませんが迷惑だ(怒)ssを読んでいる方にも迷惑です邪魔されるとこっちが困るしこの作品を書いてある人にも迷惑かけています!こんな面白い作品なのに荒らすのは止めろ
  645. 645 : : 2017/08/05(土) 10:34:36
    それと人の名前を利用して荒らすのも止めろ
  646. 646 : : 2017/08/05(土) 10:35:30
    これは警告です!スタバさんまた続きが出来るのを楽しみにしてます
  647. 647 : : 2017/08/05(土) 10:55:36
    つ~か偽物さんよ~。
    消えろ、つったろ、邪魔なんだよ。
    消え失せろ。
  648. 648 : : 2017/08/05(土) 11:14:51
    あ、あれ…これ言ってもいいのか……?
    ………なんか別の意味で荒れてないですかね( ̄▽ ̄;)
  649. 649 : : 2017/08/05(土) 13:36:19
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    でもやっぱり戦闘シーンは難しいですね
    強すぎても弱すぎても駄目っていう····

    カミルさんいつもコメントありがとうございます!
    まあ、僕にとってはその荒らしの方も含めて大切な
    視聴者さんなので、消えろとまでは言いませんが
    他の人達に迷惑がかかるので荒らしは止めていただきたいです。質問や不満等は受け付けますので、
    これからもこの作品をよろしくお願いします!

    ルクシヲさんコメントありがとうございます!
    確かに別の意味で荒れてますね(ーー;)
  650. 650 : : 2017/08/05(土) 13:50:29
    すいませんやり過ぎました。
    おい偽物!!
    もう荒らしすんじゃねぇぞ!!
  651. 651 : : 2017/08/05(土) 14:08:46
    御坂side

    止められなかった

    止めなきゃならなかったのに
    確かにキリトなら私には出来ないことを軽々とこなしてしまうかもしれない。けどーーーそんな予感に根拠なんてない。キリトの能力は強力だ。
    それこそ超能力者含む大抵の能力者をものともしない程に。しかし、一方通行はそんな簡単に倒せるような相手じゃない。まずダメージすら与えられないだろう
    私の電撃や、キリトの剣も同様に。
    同じ超能力者という括りにはされているが、その私達ですら、一方通行に勝負を挑むという事は徒手空拳で戦車に挑むようなものなのだから

    御坂「(行かなくちゃーーー)」

    元凶は私だ
    キリトだけに全てを任せるなんて真似は許されるはずがない。そう思って立ち上がった時だった

    黒猫「ニャー」

    私の足元に、一匹の黒猫が居た
    野良猫だろうかと思っていた私の耳に
    カン、カンという足音が聞こえてきた
    音がした方を見る。そこに居たのはーーー

    「お前、何してんだよ」


    異能の力を打ち消す能力を右手に宿している少年
    ーーー上条当麻
    『最弱(さいきょう)』のヒーローである彼もまた、
    少女の笑顔を守るために拳を握る
  652. 652 : : 2017/08/05(土) 14:10:36
    カミルさんいつもコメントありがとうございます!
    いえいえ、大丈夫ですよ(*^^*)
  653. 653 : : 2017/08/05(土) 16:05:13
    なんか長いssだなって思って開いたら荒らしばっかでやば 笑
    読んだけど面白いから負けないで頑張ってください
  654. 654 : : 2017/08/05(土) 16:32:12
    キリトside

    レグルスの効果で黄金の粒子を纏った身体が音速の2倍近い速度で一方通行へと俺は迫る。
    その光景を遠くから見ている者がもし居るとするならばそれは光り輝く一筋の流星のように見えただろう

    一方通行「てめっ!?まだ生きてンのかァ!?」

    一方通行は驚愕の声を漏らした

    そして、キュババババババババババ!!!!!
    という甲高い音が響く
    その音の正体は、俺が一方通行を今の一秒の
    間に10回もの斬撃を加えた音だ
    ちなみにソードスキルは使ってない
    一方通行は先程までとは桁違いのスピードで次々と斬撃を加えてくる俺に目を見開いた

    キリト「(まだだ)」

    もっと上がる
    1秒で与えられる斬撃が11、12、13と上がっていく。
    俺は、一方通行へ休む事なく斬撃を繰り出す
    ソードスキルを使わない理由は、スキル発動後の
    技後硬直を防ぐためだ。一方通行の反射膜はレグルスで強化された『心意剣』を用いても破る事は不可能だった。しかし一方通行の演算能力にも限界はある。つまり一方通行が認識できない程の速度で斬撃を与えていけば一方通行の反射が追いつかなくなり、ダメージが通る。という訳だ
    故にコンマ1秒の間隙も許さず一方通行へと斬撃加える必要があった

    そして、その作戦は一方通行に対してかなりの有効打となっていた。数に対応するために一つ一つの反射の精度が落ちたのだ

    一方通行「ぐっがアアアアアアァァァァァ!!!」

    一方通行は目に見えて焦っているように見えた
    能力の演算は例外なく冷静さを求められる
    そして、冷静さを欠いた時は基本能力の速度と精度が落ちる。特に複雑な演算が必要なベクトル操作において冷静さは必要不可欠な要素と言えるだろう

    そして俺は、もう一つのスキルを発動させた

    キリト「フィジカル····バースト!!!!」

    『フィジカル·バースト』

    3秒の間だけ自分の敏捷力を10倍させる効果を持つスキルを発動させた俺は、『音速の20倍』という脅威の
    速度で一方通行へと斬撃を加えていく

    キリト「(速く!!)」

    集中力を極限まで高めた俺を、まるで脳神経が白熱したような感覚が包み込んだ
    音速の20倍で動いているはずの両手がやけに遅く感じる。そして、遂にその時がやってきた

    一方通行の反射膜に綻びが生じたのだ
    それは1cm未満の小さな綻び
    それを視認した俺は

    『ヴォーパル·ストライク』を放つ

    キイイイイイイイイイイイン!!!!

    というジェット機のような轟音を辺りへ撒き散らし、
    エリュシデータが真紅のライトエフェクトを纏った
    そして、その綻びの中央へ『ヴォーパル·ストライク』
    を叩き込む

    キリト「セエエエエエエアアアアアア!!!!!」

    ググッという僅かな抵抗感の後、エリュシデータが
    反射膜を超え、その剣先が一方通行の右胸を貫く

    一方通行「がアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァ!!?!!」

    その威力を受けて一方通行は凄まじい勢いで50m程
    吹っ飛んでいった

    しかし·····俺の身体はピクリとも動かなくなってしまった

    テレスティーナの研究所で茅場の残留意識が言っていた事を今更ながら思い出した

    『身体への負担が大きいから使用は控えたほうがいい』


    50m先で、一方通行がゆっくりと起き上がるのを、俺は視界の縁側でぼんやりと見つめているしか出来なかった
  655. 655 : : 2017/08/05(土) 16:33:43
    ムスビ人さんコメントありがとうございます!
    ありがとうございます!負けずに頑張ろうと思います!
  656. 656 : : 2017/08/05(土) 18:24:07
    あのロリコンを…貫いた…だと…!
    流石キリトさんっすけど、ちとやばい状況ですね
    いよいよ、とあるシリーズの本当の主人公が来ますね!楽しみです
    それにしても、一秒間に10回って…(笑)
    流石キリトさんとしか言いようがないですよね(笑)

    期待です!頑張ってください!
  657. 657 : : 2017/08/05(土) 18:38:04
    流石ですキリトさん!やっと上条さんも出てきてきましたね~待ってましたよ~また続きが出来たら読ませてもらいます!
  658. 658 : : 2017/08/05(土) 19:11:37
    ルルさんいつもコメントありがとうございます!
    まあキリトさんですもんね(笑)

    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    僕もやっと上条さんが出せた事に感無量です
  659. 659 : : 2017/08/05(土) 19:57:52
    久しぶりにこちらを読ませていただきました!
    面白いですね! 

    吾輩期待しとるZOY☆
  660. 660 : : 2017/08/05(土) 20:00:53
    シュルトさん荒らすのは迷惑行為ですよ?
    いい加減に辞めないと俺も怒りますよ? 
    スタバさんのとこを荒らすんじゃありません!
  661. 661 : : 2017/08/05(土) 20:26:53
    一応言っときますけど荒らしてるのは偽物のほうですからね(焦)
  662. 662 : : 2017/08/05(土) 20:28:19
    ザリ····ザリ···と砂利を踏みしめ、『死神』が近付いてくる。『ヴォーパル·ストライク』が直撃した時に
    演算を続行する事が出来なかったのだろう
    吹き飛ばされた時に負ったと思われる切り傷や擦過傷、そして頭からは流血しており、服は土に塗れて
    薄汚れていた

    一方通行「今日はおかしな事ばっか起きるなァオイ
    喜ンでもいいぜェ。この俺に怪我なンか負わせたのは
    お前が初めてなんだからなァ!!!」

    ドゴオオオッ!!!

    能力によって強化された蹴りが俺の腹部を捉え、お返しだとばかりにさっき一方通行が吹き飛ばされ、着弾した場所へと俺は吹き飛ばされた

    キリト「っぼ·············」

    喉をせり上げる粘液質の液体を土砂に垂れ流す
    吐き出された液体は血だけではなく、吐瀉物も共に吐き出され、赤い血と黄土色の吐瀉物が混ざり合い、
    奇妙なマーブル模様を形作っていき
    血の濃密な鉄の匂いと吐瀉物の酸っぱくて物が饐えたような匂いが混ざり合って吐き気がするような匂いが辺りに充満していた

    一方通行「つゥかよォ。テメェのその剣どうなってんだァ?確かに俺の右胸を貫いていったはずだが右胸には出血どころか傷さえねェ。それに頭にガンガンくる
    頭痛のせいで演算が邪魔されてやがる。」

    俺の能力で生み出された剣での攻撃は喰らっても外傷は無い。しかし、精神と演算能力にダメージを与え、無力化する事は可能だ

    一方通行「まァいい。それよりお礼をしなきゃなァ
    今日は存分に楽しませて貰ったンだ。簡単には死なせねェ。存分に痛ぶってやるから感謝しろォ」

    一方通行は嗤う
    俺は白濁とした思考の中で、考えた

    キリト「(ここで俺が死ねば御坂妹が殺される····そんな事、許される筈がねえだろうが!!)」

    俺は立ち上がろうとするも、俺の考えを嘲笑うかの如く四肢は全く動かず、僅かに手がピクリと動いただけだった。そんな俺を見て一方通行は

    一方通行「ギャハッギャハハハハハハハハハハハァ!!!!!!なんだなんだよなんですかァ!?
    まだ俺の事を楽しませてくれようとしてンのォ??
    お前のサービス精神に感動しすぎて涙出ちまうじゃ
    ねェかよォ!!!!!」

    醜悪に顔を歪ませ一方通行は尚嗤う
    その時だった

    御坂妹「アナタが殺すべき対象は私のはずです
    とミサカは実験の内容を再確認します」

    御坂妹が足を引きずりながらこちらへ歩んできた

    キリト「やめ········ろ。御坂妹に······手を出すな·····!!」

    俺は何とか声を絞り出す

    御坂妹「どうしてアナタは····!私達とアナタでは
    命の価値が違うんですよ!?なのに、なのにアナタは·····!」

    御坂妹は初めて感情を込めた声で俺に講義するかのようにそう言った。しかし、その時

    一方通行「そんなに一緒に死にてェならコイツと一緒に人形もゆっくりと殺してやンよ!!!」

    再び俺は前方に蹴り飛ばされる
    背骨がミシミシと悲鳴を上げ、視界が明滅する
    そして数瞬してから御坂妹も俺と同じように蹴り飛ばされ、落ちてくる。俺は受け止めようとするが、
    先程と同じく指先がピクリと動いただけだった
    御坂妹が落ちてくるのがスロー映像のようにハッキリと見えた。






    ーーーそして落ちてくる御坂妹を何者かが
    ヘッドスライディングのような挙動で受け止めた

    「何とか····間に合ったみてえだな」

    そう言って立ち上がったのは、この前知り合った
    ツンツン頭の高校生、上条当麻だった
    上条は、15mほど離れた場所に立つ
    一方通行に向かって言い放った

    上条「テメェがキリトと御坂妹を痛めつけた張本人って事で良いんだな?」

    『最弱』と『最強』が、対峙するーーー
  663. 663 : : 2017/08/05(土) 20:32:05
    マメノキさんいつもコメントありがとうございます!
    期待ありがとうございます!
    下のコメントでカミルさん(前シュルトさん)が言っている通り、荒らしをしているシュルトさんは偽物ですよ(汗)
  664. 664 : : 2017/08/05(土) 20:52:58
    カミルさんスタバさん わかってますよw

    安心してください!わかってまry
  665. 665 : : 2017/08/05(土) 20:54:16
    カミルさんの偽物さんはもう荒らしをしないで楽しく見ましょう
    ^^
  666. 666 : : 2017/08/06(日) 07:24:55
    期待です!
  667. 667 : : 2017/08/06(日) 08:27:53
    上条さんきたーー!キリトもいいですが上条さんもカッコいい~また続きが出来たら読ませてもらいます!楽しみにしてまってます!
  668. 668 : : 2017/08/06(日) 11:30:17
    今回もよかったです。
    部活も勉強などこの物語の投稿などいろいろ大変だと思いますが、これからも頑張ってください‼︎٩( 'ω' )و
  669. 669 : : 2017/08/06(日) 19:53:04
    マメノキさんいつもコメントありがとうございます!
    カミルさんが冤罪かけられなくて良かった(笑)

    名無しさんコメントありがとうございます!
    期待ありがとうございます!

    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    ようやくここまで来たって感じがしますね(笑)

    ミサキさんいつもコメントありがとうございます!
    そうなんですよね····今日の部活一日練習でもう
    体力と気力がゼロです(泣)
  670. 670 : : 2017/08/06(日) 21:03:27
    アクセラレーターぁぁあぁああ!!!!!
  671. 671 : : 2017/08/06(日) 21:23:39
    頑張ってください〜\\\\٩( 'ω' )و ////
  672. 672 : : 2017/08/07(月) 00:25:30
    ボクは部活あんまり無くて逆に鈍ってしまいました...
    大会あるのに三下になりそうで怖い(笑)
  673. 673 : : 2017/08/07(月) 05:41:38
    名無しさんコメントありがとうございます!
    アクセロリータアアアアアアア!!!!!

    ミサキさんいつもコメントありがとうございます!
    頑張ります(*^^*)

    カミルさんいつもコメントありがとうございます!
    大会頑張って下さいね!(^O^)v
  674. 674 : : 2017/08/07(月) 08:36:47
    どうしてここに?
    それが、俺が上条に対して抱いた最初の疑問だった
    彼も俺と同じように実験の事を知り、駆けつけたのだろうか?
    朦朧とする意識の中で俺はそんな事を考えていた
    そして

    御坂「キリト!!」

    倒れて、動けない俺に血相を変えて御坂が駆け寄ってきた。御坂はうつ伏せに倒れていた俺を仰向けにし、
    その怪我の具合を見て唖然としていた
    そして、泣きそうな顔になりながら

    御坂「ごめん····ごめんね。私···キリトがこんなになってまで戦ってたのに···私は·····私は···!!」

    御坂は、今度こそその両目から涙を流しながら
    俺に謝った

    キリト「(何やってんだ·····俺)」

    この場に立ち、一方通行を倒そうとしたのは何のためだった?『妹達』を救ってやることは勿論、
    目の前に居る、この少女の笑顔を守るためなんじゃないのか?

    キリト「ぐ··········お」

    もうすでに感覚は無く、力が入らない体を無理やり
    動かそうとする。さっきよりは動くようになってきたものの、地面から5cmほど背中が離れたところで俺は糸が切れた人形のようにドサリと地面に崩れ落ちる

    御坂「まだ起き上がっちゃダメ!身体に負荷がかかり過ぎてる。無理に動けば神経が壊れるかもしれない」

    だけど、それでも····

    御坂の笑顔を守りたい

    学園都市最強の超能力者の一角であり、冷静な判断力とそれを補う能力。俺はそんな彼女だからこそ
    信頼しすぎていたのだ。御坂は強いから大丈夫なんて考えて問題を先送りにして、御坂だってまだ14歳の
    少女だという事を考慮していなかった




    そんな、普段は強いけど優しくて、弱い御坂を







    俺は、守りたかった



    そしてその時
    俺は見つけた
    今動けない俺を動かす手段を

    キリト「み····さか、俺の·····生体電流を、操作
    して·····」

    生体電流とは、人間の身体に常に流れている微弱な電流のことで、血液やリンパ。脳や心臓を動かす役割をしていて、エネルギーを生成するのに必要な、
    APT(アデノシン3リン酸)という物質の生成や
    細胞分裂を促す事による自然治癒力の操作も可能
    実際にどこかのスポーツ選手が怪我をし、治療のために学園都市を訪れ、治療の際に
    『電撃使い(エレクトロマスター)』が生体電流を操って治療したという話もある
    つまり、今動けない俺の身体を動かせる可能性がある


    御坂は俺の狙いに気付いたのか、目を瞑って俺の心臓辺りに触れた。その触れられている感覚も俺には無いが、少しずつ、少しずつそれが緩和されていく
    まだ戦える程度に治る気配は無い。
    俺は、今だけ御坂に全てを委ねることにした
  675. 675 : : 2017/08/07(月) 10:56:00
    キリトとと御坂と御坂妹が居る場所から少し離れた所で
    二人の男が対峙していた

    片や学園都市最強の超能力者ーーー 一方通行

    片やどんな異能の力でも打ち消せる右手を持つ
    『無能力者(レベル0)』の少年ーーー 上条当麻

    その内、一方通行は突如として現れた上条を怪訝に思いながらも、キリトと同じぐらい楽しめるんじゃないかと心が疼いていた

    一方上条は一方通行を睨みつけ、内心は激情に燃えていた。握られた拳から、メキイッという音を鳴らせて
    臨戦態勢をとる

    上条「ずっと····こんな事繰り返してんのか」

    上条はいつもの彼からは想像できないほどの険しい声音で一方通行にそう問う

    一方通行「あァ?」

    上条「夕方、路地裏の妹達」

    一方通行「あァお前、あれ見たのかよ。『血流操作』
    初めてやったけどい出来栄えだったろォ?しっかし
    人ってのはあンなに血が詰まってるもんなんだなァ。
    っと悪い悪い。あれ人じゃなくて人形だったわ」

    楽しそうに嗤う一方通行を見て上条は一方通行が実験を躊躇っているどころか楽しんでやってる事を理解した

    上条「妹達だって生きてんだぞ····!お前なんかよりもずっと努力して、お前なんかよりずっと苦しんで!
    それを人形だとか決めつけてこれからも実験のために殺すし続けるってんならまずは··········」

    上条は目の前の一方通行の目を見据えて宣言する



    上条「その『幻想』をぶち殺す!!!!!!!」

    上条は一方通行へと拳を握って突っ込んでいく
    彼もまた、少女達の笑顔と命を守るためにーーー
  676. 676 : : 2017/08/07(月) 11:48:54
    いいですね〜(^.^)
    頑張ってください٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ファイト〜
  677. 677 : : 2017/08/07(月) 15:17:50
    ミサキさんいつもコメントありがとうございます!
    ありがとうございます頑張って行きます!
  678. 678 : : 2017/08/07(月) 18:11:16
    上条さんイケメソですわ〜
  679. 679 : : 2017/08/07(月) 19:03:22
    上条「うおおおおおおおおおお!!!」

    上条は雄叫びを上げながら一方通行へと向かっていく
    しかし、上条の身体能力は突出して高いというわけではない。一方通行にとって、上条に攻撃を当てる事は
    赤子の手を捻るのとなんら変わりはしない行為だ
    故にーーー

    一方通行「遅っせェなァ!」

    一方通行は地面をつま先で軽く小突いた
    能力によって撃ち出された数多の石の散弾が上条へ
    と被弾する

    上条「ぐあっ!」

    上条はその威力を受けて転がりながら吹っ飛ぶ
    そして一方通行が上条へと歩みよってくる
    しかし、その時
    突然一方通行の膝がガクンと落ちて一方通行自身も
    地に膝を着いた

    一方通行「チィッ!!さっきのゴキブリ野郎の攻撃
    かァ!?肉体的なダメージじゃなくて演算能力や
    体力とか持久力に負荷をかけるって事かァ?」

    ホンの少し一方通行はグラつき、立ち上がる

    一方通行「それにしても遅っせェなァ!!そんな速度じゃ100年遅ェぞォ!!」

    一方通行の足が貨物車のレールに触れる
    先程黒衣の少年を苦しめた鉄骨の矢が上条へと殺到する

    上条「がっ····」

    直撃はしなかったものの、地面に着弾し、跳ね上がった鉄骨が上条の顎と腹部に衝撃を与え、再び地面に
    引きずられるように吹っ飛ぶ

    ······しかし、そこでは終わらない

    再び鉄骨の矢の雨が、上条を襲う

    ドゴオオオッという音を連続で響かせ、砂塵を巻き上げる。

    上条「はぁ·····はぁ····」

    何とか全てを避けきった上条は四つん這いのような体制で酸素を求めて喘ぐ

    一方通行「オイ···どンなに大層な能力者だと思ったらまさか無能力者かァ?ったく今までも俺に挑んできたバカが数多居たが····少しは楽しめるかと思った俺の期待を返せってンだよ」

    一方通行は呆れたように、面倒くさそうに上条に向かってそう言った

    一方通行「しかし、今日は風も無いしこりゃァちょっと危険かもしンねェなァ」

    上条は分からなかった一方通行が言った、風がないと危険といういう意味に

    一方通行「よォ三下ァ。『粉塵爆発』って知ってるかァ?」

    そして次の瞬間

    とてつもない轟音と熱が俺を覆った


  680. 680 : : 2017/08/07(月) 19:04:52
    名無しさんいつもコメントありがとうございます!
    上条さんの説教タイムはイケメンですよね!
  681. 681 : : 2017/08/07(月) 19:54:05
    上条さんの名台詞出た~カッコいいですよ上条さん!ってゆうかキリトさんなんかまた無茶な事を考えているですか!流石にヤバいだろう?でもこのまま上条さんが解決してくれたらいいですね~また続きが出来たら読ませてもらいます!
  682. 682 : : 2017/08/07(月) 22:48:18
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    本当は妹達編でこの台詞は無いんですけど超電磁砲の上条さんの出番数からしてここで使っておくべきかなと思いました(笑)
  683. 683 : : 2017/08/07(月) 22:52:13
    後一つ訂正です
    >>679の最後
    『とてつもない轟音と熱が俺を覆った』
    の『俺』→『上条』でオナシャス
  684. 684 : : 2017/08/07(月) 23:28:16
    爆発の直前に上条は爆心地から離れていたお陰で
    爆炎自体に巻き込まれることは無かったが、爆風と
    熱風が俺の身体を叩いた

    上条「ぐ····」

    制服は所々焼け焦げ、炭化している
    耳はさっきの爆発音のせいか、少し耳鳴りがしていた
    大規模な爆発は、一方通行を中心として起きたはずだが一方通行には傷一つ無く、炎と煙の中から何事も無かったかのように出てきた

    一方通行「流石の俺も酸素までは反射する訳にもいかねェからよォちと危なかったぜェ。喜べ三下ァ
    この俺様を無能力者の分際でここまで追い詰めたのはお前が初めてなんだからよォ」

    上条は頭を掻きながら「これじゃ核を撃っても大丈夫っていうキャッチフレーズはアウトかなァ」と言いながら出てきた一方通行を見て、身構える

    一方通行「ンで?身構えてどうすンの?お前」


    一方通行はゴミを見るような、蔑むような視線で上条を見下していた

    一方通行「まァ、お前は頑張った方だと思うぜェ。
    だがなァ、俺を前にしてまだ呼吸してンだ
    そりゃァ贅沢だよなァ?だからいい加減楽になれよォ!!」

    一方通行はそう言って両手を広げた

    一方通行「好きな方に触れろォ。生体電気操り、
    血流を逆流させて、楽に死なせてやるからよォ」

    ユラユラと揺れながら一方通行は上条へと歩み寄ってくる

    一方通行「右かァ?左かァ?それともーーー
    両方かァァァァァ!!!」

    能力によって強化された脚力で上条の懐に潜り込む
    あとは、どちらかの手で触れて血流操作すれば目の前に立つ上条は内蔵をぶち撒けながら死ぬだろう
    そう思った一方通行は内心ほくそ笑んだ

    ーーーそして

    パァン!!!

    という乾いた音が響いて、
    一方通行は吹き飛ばされた
  685. 685 : : 2017/08/08(火) 07:15:52
    一方通行は一瞬何が起きたか分からなかった
    先程の黒衣の少年との戦いでも吹き飛ばされはしたが
    あの時一方通行はある程度自身がダメージを喰らうことを戦いの最中に予想していた

    だが、今一方通行と対峙しているのは紛れもない
    無能力者の筈だ。一方通行を殴れば腕はへし折れ拳は砕ける。それなのに僅かに離れた所で拳を振りぬいたような体制でまだ五体満足で立っている少年は何だ?
    仰向けに倒れていた一方通行は鋭い痛みを感じて鼻に触れた。ぬるり。と嫌な感触がして、手を見ると、手は自身の鼻血で赤く染まっていた

    一方通行「チィッ!両手に演算を集中し過ぎて全体の反射を切っちまったってことかァ!?間抜けすぎンだろクソがァァ!!!····ったく愉快に素敵に
    決まっちまったぞオイ!!!!」

    再び一方通行は地を蹴って上条へと突っ込んでいく
    触れれば終わり。その筈だった
    パァン
    再び乾いた音がした
    上条が一方通行の手を払った音だと一方通行が自覚した時にはもう遅かった
    上条の本気の右ストレートが、一方通行の顔面に
    勢い良く突き刺さる
    ゴキィッという鈍い音が一方通行の顔面からした

    一方通行「ごっフ·······」

    一方通行は再び吹っ飛ばされる。無能力者の右手によって
  686. 686 : : 2017/08/08(火) 09:51:11
    キリトside

    キリト「凄いな·····」

    俺は一方通行が吹っ飛ぶ様を見て思わず感嘆の声を漏らした。上条の右手は、能力を打ち消す。
    それは御坂の電撃だろうが俺の能力だろうが全てを打ち消し霧散させる
    ーーーそして今、一方通行の反射をも消したように

    御坂「本当、あの右手って何なのよ?一方通行の反射も物ともしないなんて·····てか私達が来た時
    一方通行少しダメージ受けてるっぽかったけどアンタこそどうやって反射膜抜けたの?」

    御坂が俺の生体電気を操りながらそう聞いた

    キリト「前に説明した『心意』と二刀流、レグルス
    とフィジカル·バーストを使って音速の20倍っていう
    速度で奴に攻撃しまくった」

    御坂「どこの殺○んせーよそれ·······」

    音速とは、物質の種類、状態、気温や気圧等にによって速さが変わるらしいので『少年ジャ○プ』にかつて連載されていたマンガ『暗○教室』に出てくる
    『ヌルフフフフフフフフフ』と気持ち悪く笑う
    黄色いタコの『マッハ20』と俺の『音速の20倍』
    が一概に一緒とは限らないだろうがそれでも
    凄まじい速度である事には変わらない

    キリト「そろそろ終わるか?」

    自身の身体が大分動くようになった事を俺は感じていた。勿論怪我が治ったわけではない。多少は治ってはいるが元々の怪我が酷すぎるせいで気休め程度にしか
    治っていないので激しく動いたりこれ以上ダメージを負うと危険かもしれない

    同じ事を考えていたのか御坂は心配そうな顔で俺の顔を覗き込み、

    御坂「これ以上の無理は禁物よ。アンタは気付いてないかもしれないけど相当ひどい怪我なんだから」

    俺は一方通行と上条が戦っているのをちらりと見る
    一方通行は上条を捉えきれずに翻弄されていて、上条はそんな一方通行に拳を次々に叩き込んでいた
    この分だと俺達にもうできる事は無いのかもしれない
    そう思った時。

    一方通行「調子乗ってンじゃねェぞ三下ァ!!!!」

    石の散弾が上条を捉えた
    ーーーが上条は吹っ飛ばされることは無く、それどころかそこから転じて一方通行にアッパーカットを叩き込んだ

    ゴキイッ
    という鈍い音を立てながら一方通行は地面を転がっていく
    再び仰向けに倒れる一方通行
    しかしその時、不自然に強い風が発生した
    何故?今日は風がなかったはずではーーーーーー
    俺は上条達のところへと視界をフォーカスさせる

    一方通行「くかき、かきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけかきくけーーーーーーーーー」

    狂ったように一方通行は何かを呟く。そしてそれをきっかけとするようにまるで竜巻のような暴風が吹き荒れ、上条の身体がその竜巻に巻き込まれた



    それと同時に俺は御坂の制止を振り切って猛然とダッシュする。竜巻に巻き込まれた上条を助けるために、
    俺はエリュシデータの柄を握りしめ、咆哮する

    キリト「うおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
  687. 687 : : 2017/08/08(火) 10:46:14
    どうなるのか次期待です。
    頑張ってくださいね‼︎
  688. 688 : : 2017/08/08(火) 12:29:22
    ごめんなさい…最初、上条さんと一方通行の戦闘シーン笑っちゃいました(笑)
    なんかもう…一方通行が…(笑)
    助けに行ったキリトは、どうするんでしょうかね?
    楽しみです!頑張ってください!
  689. 689 : : 2017/08/08(火) 21:17:06
    ミサキさんいつもコメントありがとうございます!
    期待ありがとうございます!頑張ります!
    妹達編終わらせないとリゼロにいけないのでスピード
    も上げなければ····

    ルルさんいつもコメントありがとうございます!
    どこに笑ったんですか(笑)
    さあ、上条さんを助けに行ったキリト氏の行方はいかに?
  690. 690 : : 2017/08/08(火) 22:33:07
    上条はまるで扇風機に巻き上げられた塵のように
    上空へと放り上げられる。目測で地面からの距離を測ってみると約30m。かなりの高さだが俺の脚力での
    ジャンプなら楽勝に届く

    上条の方を見ると、彼の軌道上に何か棒状の柱のような物がそびえ立っているのが見えた

    キリト「(あのままの速度で激突してしまったら
    マズイ···!)」

    そう判断した俺は上条の元へと飛翔する
    上条の手を掴んで、ありったけの力で地面へと投げる
    台風のような向かい風に襲われているので上条の腕にかなり負担はかかるはずだが、地面に叩きつけられる衝撃はその分抑えられる

    上条「ばっ·····」

    上条は驚愕したように声を漏らす
    俺はそんな上条に笑いかけーーー


    メキィッッ!!!!

    自分の身体に深刻なダメージを負った事を俺は自覚した
  691. 691 : : 2017/08/08(火) 22:40:53
    明日から『とある魔術の禁書目録』
    及び『とある科学の超電磁砲』の聖地である
    立川市&秋葉原への旅行のため、少しペース落ちます
    実際に行く日は11日なんですが、親戚との旅行も兼ねてるため、13日までは横浜滞在です。
    立川のアニメイトでとあるグッズ買い漁ってきます(笑)
  692. 692 : : 2017/08/09(水) 07:17:06
    御坂side

    ーーーああ自分はなんて無力なんだろう

    今、あのツンツン頭の高校生を助けに行ったキリトは
    あの暴風に晒されても、それに逆らって進み続けている。実力的な問題だけではない、『本当の強さ』で私はキリトに敗北していた

    私はキリトの方を見る
    しかしそこに映ったのは、
    上条を助けるために上条を地面に投げ飛ばし、
    代わりに軌道上にそびえ立っていた柱のような物に
    凄まじい速度で激突した

    御坂「あ······」

    キリトが落ちてくる様子はまるでスローモーションのように遅々とした速度に感じられた

    ドサッ

    御坂「あ·····あ······」

    キリトが倒れている所からを中心に、
    ジワリ、ジワリと血溜まりが出来ていく

    御坂「いやああああああああああああああ!!!!」

    私は、無力だーーー
  693. 693 : : 2017/08/09(水) 11:23:05
    一方通行「圧縮、空気を圧縮ねェ。ギャハッ!!愉快な事思いついたぜェ。ハッ!何だそのザマはァ?
    立てよ『最弱』ゥ!!お前にはまだまだ付き合ってもらわねェと割に合わねェんだからなァ!!!」

    一方通行は倒れている上条にそう言った
    キリトに地面へと投げられて、柱に衝突する事は免れたものの、相当なダメージが上条を襲い、上条は
    気を失っていた。見たところ出血はあまり無さそうだが、問題はキリトの方にある

    力無く投げ出された左腕はおかしな方向に曲がっていて、ロングコートの上からでもはっきりと分かる程の大量出血、顔は鮮血に彩られていてここからでは表情が分からない程の重症だった

    一方通行「ハッ!黒いのはもう死んでるかァ?そりゃそうか。俺に散々痛めつけられてからのあれじゃァ死んでるよなァ。ギャハハハハハ!!!残念だったなァ
    黒いの。超電磁砲とその人形を助けるっていう目的が叶わなくてよォ」

    上条「黙れよ·········」

    いつの間にか上条が立ち上がっていた
    頭から一筋の血を流しながら、一方通行に向かって
    言い放つ

    上条「テメェが!!!殺戮を楽しんでるような奴が!!!誰かを守るために身体を張ったキリトを
    バカにしてんじゃねえ!!!!!!!」

    その言葉に、私はーーー

    御坂「止まりなさい!!一方通行!!!」

    気付いたら身体が動いていた
    私は手にコインを乗せ、自身の代名詞でもある
    『超電磁砲(レールガン)』を放つ構えを取る
    一方通行はそれを面倒くさそうに見る
    しかし一方通行は止まらない
    一方通行は私から背を向けて、風の中心地へと
    向き直す。私もそれに視線をフォーカスさせる

    御坂「(なっ····風を一点に凝縮させて作り出した
    プラズマ!?ここら一帯を吹き飛ばす気!?)」

    それに気付いた時、風が一層強まった

    御坂「くうっ!?」

    身体が浮きかけるが、何とか磁力で踏みとどまる
    上条は、少し離れているからか浮くような事は無かったが、こちらへ近づく事は出きなさそうだった

    御坂「(私がアイツに超電磁砲を向けた時、それを見たアイツの目は私を虫けら程にも気にかけてない目だった。きっと今のアイツは自分の新しい力を試すことにしか興味は無い!どうやって····!どうやって止めれば···!?)」

    その時、離れた所に倒れている10032号が私の
    視界に映った。

    御坂「(あのプラズマは学園都市中の風を一点に集めて形成されている。なら、学園都市中にある『アレ』
    を使えば····)」

    私は走った。
    10032号の元へ、キリトや上条達の夢を守るために
  694. 694 : : 2017/08/09(水) 13:29:30
    やばいですね…流石にキリト死にましたよね…
    生きていることを祈ります
    美琴は、いったい何をしようとしているのか
    これから、どのようにして一方通行と戦うのか
    続きに期待です!頑張ってください!
  695. 695 : : 2017/08/09(水) 14:35:07
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    キリトの運命やいかに·······
  696. 696 : : 2017/08/09(水) 15:08:34
    御坂「お願い!起きて!!」

    私は気を失っている10032号に駆け寄って
    肩を揺すった。その体は人体の体温とは思えないぐらい冷たかった

    御坂「(こんな状態のこの子に私は何を···)」

    どれだけ酷い事を言っているのかは分かっていた
    けど、それでも

    御坂「お願い!アンタにやってもらいたい事があるの!!いや、アンタにしかできない事があるの!!
    ·····なんで、なんで私はこんなに弱いの?
    ········私じゃ皆を守れない····」

    何が常盤台の超電磁砲だ

    何が学園都市に7人しか居ない超能力者(レベル5)だ

    私には何も出来ない
    一方通行を倒す事も
    キリトと上条の『夢』を守る事も

    御坂「だから···だからお願い!あの二人の夢を!!
    守ってあげて!!!!!!」

    私の悲痛な叫びは、

    御坂妹「····ません」

    僅かに、しかし確実に

    御坂妹「その言葉の意味は分かりかねますがーーー」

    私は10032号、いや『妹』の手を取った

    御坂妹「何故だがその言葉は、響きました」

    確実に、『妹』の心へ響いたのだった
  697. 697 : : 2017/08/09(水) 20:40:33
    期待でぇす!!!
    ていうかリュウガさんじゃなくてルルさんじゃないですか?www
  698. 698 : : 2017/08/09(水) 20:41:09
    御坂とその妹のシーン出た~キリト自分自身の事より上条さんを助けるなんて大丈夫こな?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  699. 699 : : 2017/08/09(水) 21:15:58
    今回もいいですね〜。
    次もファイト٩( 'ω' )و頑張ってください‼︎
    楽しみにしています!
  700. 700 : : 2017/08/09(水) 23:54:38
    『妹達』もクライマックスですね~。

    期待してますよ( 'ω')/
  701. 701 : : 2017/08/10(木) 09:03:56
    名無しさんコメントありがとうございます!
    本当ですね(^_^;)
    ルルさん、リュウガさんごめんなさい!

    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    妹のシーンは凄い好きなシーンです!

    ミサキさんいつもコメントありがとうございます!
    ありがとうございます!頑張ります!

    でっちょさんいつもコメントありがとうございます!
    妹達もあと僅か!うまく締めれるか分かりませんが
    取り敢えず頑張ります!
  702. 702 : : 2017/08/10(木) 10:37:16
    そんな『姉妹』の一幕の間にも一方通行によって
    破滅に向かう演算は着々と行われていた
    生成されていくプラズマは、段々と巨大化していき
    これから起きようとしている大爆発を表しているようだった

    一方通行「ぎィやははははははははは!!!スゲェっ!自分の体のように!手足を動かすかのように!
    空間全てを支配していく感覚っ!!!!」

    そう言う一方通行の声には少なくない興奮と強大な力を支配し、掌握している快感が含まれていた

    一方通行「こいつがどんどん広がって世界を覆えば
    ·······」

    一方通行の目に映っていたのは、あまりの暴風にこちらへ近づく事も出来ずに歯噛みしている、何故か自分の反射が働かないツンツン頭の高校生ぐらいの少年。
    そして速度で一方通行の演算能力を上回り、反射膜をすり抜けて一撃を与えた中学生ぐらいの黒衣の少年
    しかしその少年は既に沈み、自身の血で出来た血溜まりの中でピクリとも動かずに倒れていた。
    あの少年については恐らく死んでいるだろう。
    いや、一方通行の経験上死んでないとおかしいのだ

    その二人の『強者』に向けて一方通行は言った

    一方通行「強ェ相手と戦ンのがレベルアップの近道ってなァマジみてェだなァ!!ええ?三下ァ!!」

    それは勝者の言葉だった

    一方通行「感謝を込めてオマエ等は跡形もなく···」

    その時だった
    一方通行の生成したプラズマがグニャリと不自然に揺らいだのは

    一方通行「(何だァ?何が起こってンだ!?)」

    自身の計算式に狂いは無く、こんな揺らぎは起きない筈だった。それよりも先程吹いた風だ
    今の不規則な風はどう考えても自然風ではない
    一方通行は混乱する頭であたりを見回す

    学園都市には無数の風車があちこちに設置されている
    それはこの学区も例外ではなく、この近くにも風車が設置されているのだが、一方通行の見た風車はいつもと回転の向きが逆だった

    一方通行「(···待て聞いた事があンぞ。発電機のモーターってなァ特殊な電磁波を浴びせっと回転するって話が····そうか『人形』かァ!?だがどういう事だ!?あの風車どもはただ闇雲に回ってるワケじゃねェ。俺の計算式を乱すように統率されてーーー)」

    そこまで考えて彼はようやく悟る
    一方通行は先程妹達が倒れていた場所を忌々しげに
    睨めつける

    一方通行「(アイツの見た映像がネットワークを
    通じてーーーっ)」

    一方通行は妹達を潰すために地を蹴る
    ドオッ!
    という音を立て、妹達の元へとダッシュする

    しかしーーー

    上条御坂「「させるかよ(ないわ)」」

    立ち塞がる2つの影

    一方通行「理解できねェな」

    立ち塞がる二人に向かって一方通行はそう言った

    一方通行「あっちに転がってる野郎も、オマエ等も。
    なンで『人形』を庇う?」

    その問いに超電磁砲はーーー

    御坂「妹だから、この子達は私の妹だから。ただ、
    それだけよ」

    さも当然のようにそう言った
    そして無能力者の少年はーーー

    上条「大した理由なんてねえよ。誰かが助けを求めてたら助けるのは当然だろうが」

    意味が分からない
    いや、分からないのは当然だろう
    彼らは『光』、一方通行自身は『闇』なのだから

    御坂「ゴメンーーー今更そんな資格がないのはわかってる」

    上条「それに、テメェは俺の友達をあんなにも傷付けた」

    御坂「でも···今だけはこの場に立つ事を許して」

    上条「それだけでテメェをぶん殴る理由には充分だろうが!!!」

    御坂「さあ行くわよっ!これ以上はひとりも死なせやしない!!」

    上条「これ以上傷付けるつもりならーーー」

    上条御坂「「そんな幻想跡形もなくぶっ壊す!!」」

    声を合わせて高らかに宣言する二人

    少年は拳を握り、少女は超電磁砲の構えを取る

    それは、学園都市第1位である一方通行をも後退りさせる程の覚悟と迫力が感じられたーーー





    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    そして、それに感化されたかのように黒衣の少年の
    指先が、ピクリと動いた
  703. 703 : : 2017/08/10(木) 10:38:12
    急にパッと出てきた!?
  704. 704 : : 2017/08/10(木) 10:40:49
    ところで700超えおめでとうございまーす!
    これからも期待してます!
  705. 705 : : 2017/08/10(木) 11:18:21
    いえいえ(笑)大丈夫ですよー!
    上条さんも、御坂もかっこいいですね!
    そして、あれだけの傷をおって生きているキリトさんは、人間なのか疑いたくなる生命力ですね(笑)
    まじキリトさん
    次が楽しみです!頑張ってください
  706. 706 : : 2017/08/10(木) 11:37:05
    >>705
    主人公補正かきっと人間じゃないんだよ(白目)

    めちゃくちゃ面白いです!期待です!
  707. 707 : : 2017/08/10(木) 12:38:51
    カミルさんいつもコメントありがとうございます!
    一分差ですね(笑)実際は500ぐらいだと思いますけどまあ700ぐらいだとしましょう(笑)
    期待ありがとうございます!

    ルルさんいつもコメントありがとうございます!
    間違えてしまってすみません!
    まあキリトさんはキリトさんですから(謎)

    蜜柑さんいつもコメントありがとうございます!
    アリシゼーションのキリトよりは弱体化させてるんですけど、それでもチートには変わりませんね(笑)
    面白いと言って下さり、光栄です!
  708. 708 : : 2017/08/10(木) 15:30:02
    一方通行「は····ハッ姉妹ごっこと友情ごっこかよ下らねェ」

    一方通行はさっき感じた恐怖を振り払うようにそう言った。

    一方通行「ひとりも殺させねェだァ?図に乗ってンじゃねェぞ格下共が!ゆういつ勝つための策があるとすればそこにいる無能力者ぐらいだが、拳が当たらなければ問題はねェ!!超電磁砲とそこの人形じゃ足止めにもなんねェだろうがなァ!!!」

    無能力者は所詮無能力者
    何か不思議な能力を持っていたとしても身体能力は並の人間とは遜色ないだろう
    身体能力を底上げ出来る一方通行にとっては
    アイツの拳に気を付ければ勝ちは揺るがない

    そう思って獰猛に笑みを浮かべた時だった

    ジャリ

    ジャリ

    ジャリ

    一方通行は聞いた

    死んだと思っていた奴が起き上がってこちらへゆっくりと歩いてくる足音を

    一方通行「(バカな···っ今までどンだけの数殺ってきたと思ってンだ!?どうすりゃ人間が壊れるかなんてイヤってほど知り尽くしてる。アレで立ち上がれるはずが····っ)」

    その体は鮮血で染まっていない所を探すのが難しいぐらいにおびただしく出血し、左足は折れているのか
    引きずるようにして歩行し、左腕はおかしな方向へ曲がっていて右手には黒い片手直剣が握られていた
    その歩き方はまるで砂漠で遭難した旅人のように頼りない歩みなのに、何故か恐怖を抱かせるそんな姿。

    そして、決して無視出来ない現象が起きた

    まず黒衣の少年の身体が黒の粒子を纏ったのだ

    そして、少年の背中から『漆黒の翼』が現れた

    その翼は闇のように黒く、月明かりを反射して
    輝いていた

    御坂「キ····リト?」

    上条「おい!!何だよアレ!?大丈夫なのかよ!?」

    二人も少年の急な変化に驚きを隠せなかったようで、
    目を見開いてその姿を見つめていた

    キリト「·····jgtmjajtdawn守l69」

    何かを呟いた瞬間、
    ズバアッッッ!!!!!!
    と翼が増幅した

    一方通行「ッッ!?」

    そしてもうその直後には、一方通行へと剣を振るっていて、ギィンッ!!!という音を辺りに響かせていた
    いや、音すら遅れて耳に届いてくるぐらいの速度で
    次々と剣による斬撃を撃ち込んでいく

    一方通行「なんだよ····なんなんだよお前はァ!?」

    気付いたら一方通行は尻もちをついて、小刻みに
    震えていた。

    一方通行「(これは····恐怖!?何で俺がそんな感情を!?)」

    今まで『恐怖』という感情は与える側だった
    今、初めて『恐怖』を心の底から感じていた
    一方通行はその感情をどうしたらいいか分からず、
    蹲っているしか出来なかった

    キリト「"skmke6sxn5l5kn終kno」

    そして最後の一撃が一方通行を穿とうとしたその時
    ザ····ザ
    というまるで深夜帯にテレビをつけた時、見る事が出来る砂嵐のような音が聞こえた

    ザ、ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザ

    その音は段々と増幅していき、

    ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザッッッッ!!

    そしてその音が途切れると同時に翼は溶けるように消えーーー
    ドサッ
    糸が切れた人形のように倒れた


    突然襲ってきた静寂

    それを破ったのは上条だった

    放心状態で立ち尽くしている一方通行に向かって拳を握り、

    上条「歯、食いしばれよ『最強(さいじゃく)』」

    大きく振りかぶってーーー

    上条「俺の『最弱(さいきょう)』は、ちっとばかし響くぞ!!!!」

    上条の拳が一方通行の顔面に突き刺さる

    ーーーこの日、一万人ほどの『妹達』が、二人の
    ヒーローによって救われた
  709. 709 : : 2017/08/10(木) 15:32:52
    なんか無心で暴走して書いてたみたいで多分文章とかおかしいと思いますがもしあったらご指摘よろしくお願いします
  710. 710 : : 2017/08/10(木) 17:16:27
    黒翼·····だと
  711. 711 : : 2017/08/10(木) 18:37:14
    名無しさんコメントありがとうございます!
    とある魔術の禁書目録Ⅱで一方通行が木原数多と戦った時に出した黒翼を今回出してみました!
    翼生やしたキリト君格好いいですよね
  712. 712 : : 2017/08/10(木) 19:03:06
    キリトなんかチートだろあれ?何故キリトにあの黒い翼が現れたんですか?原作のとある魔術でアクセラレータが生み出した黒い翼だぞ?まぁでもあれはありってゆうことで!やっぱり最後は上条さんが決めましたね~名シーンと名言俺の最弱はちっとばっか響くぞって上条さんカッコいい~?そんもって御坂と上条さんが同じ名台詞をゆうなんてまさに友の絆ですね~また続きが出来たら読ませてもらいます!
  713. 713 : : 2017/08/10(木) 19:04:50
    上条「俺の最弱はちっとばっかし響くぞ!!」


    俺「…学校でこのセリフ使ってみよ」
  714. 714 : : 2017/08/10(木) 19:28:02
    黒翼か〜
    ALO見たいな感じかな?
    いや、全然違うかな?
    次も頑張ってください!
  715. 715 : : 2017/08/10(木) 19:48:35
    御坂side

    戦いは終わりを告げ、約一万人の『妹達』が救われた
    だけど忘れてはいけない。
    救われた命と同じ位の数の『妹達』の命が失われた事を。その発端を生み出したのは私だという事を
    私は、これから出来る限り『妹達』のために尽くしていきたいと思う。今更そんな権利は無いのかもしれない。それでも、拒まれるまでは続けていきたい

    あの後キリト、上条、妹は第7学区の病院に搬送された
    上条の怪我は軽いもので、1日2日の入院で充分らしい
    妹はもう少し入院が必要らしく、出来る限りお見舞いに行くつもりだ

    そして問題はキリトにある

    カエル顔の医者は

    「こんなひどい怪我はあまり見た事が無いねぇ。
    すぐに緊急手術に取り掛かろう」

    と言っていて、手術は実に5時間を要する大手術で、
    手術は成功との事だった
    キリトはまだ面会謝絶状態で、昼頃に常盤台へ
    連絡を入れるからその時に来いとの事だった

    御坂「こんな気分でここに帰ってくるのも久し振りね····」

    私は一時的に常盤台の女子寮へと帰ってきていた
    こんな気分。というのはこんな穏やかな気分で、という意味だ。同部屋の黒子は未だ眠っている

    御坂「(皆にも、心配かけちゃった、よね)」

    安らかな寝顔で眠っている黒子を見てそんな事を···

    黒子「ハァハァお姉様///んっ///」

    安らかな·····顔で

    黒子「ああ麗しきお姉様!ようやく黒子の愛を受け止めてくださいましたのね!お姉ええええええ様ああああああああ!!!!!」

    ·······

    そんな腐った寝言を吐き続ける黒子に背を向けて私はシャワーを浴びる事にして、浴室のドアを開けた

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    シャワーを浴び終わり、浴室から出てみると
    黒子は既に起きていた

    黒子「お姉様!!帰ってきていらしたのですね!!」

    私の姿を確認すると嬉しそうに顔綻ばせて
    こちらへ歩み寄ってきた

    御坂「うん····ただいま」

    そんな黒子に苦笑しながら私は「ただいま」そう言った。本当の意味で、やっと本当の意味でその言葉を言えた気がした。
  716. 716 : : 2017/08/10(木) 20:02:26
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    一方通行の黒翼とは本質的に違う、という設定です
    キリトのAIM拡散力場へ『誰かを守りたい』という
    心意を入力した事によって起きる現象ですね
    本当にそんな事出来るかは分かりませんが
    心意って基本イメージすればそうなるよ的な力だと思うのでAIM拡散力場へ干渉する事も可能なんじゃないかと思うんです。まあ僕のSS内の独自設定だと思って頂ければ·······

    名無しさんコメントありがとうございます!
    あのセリフ格好いいですもんね(笑)

    ミサキさんいつもコメントありがとうございます!
    黒翼の見た目は一方通行と同じです!
  717. 717 : : 2017/08/10(木) 21:40:04
    黒子(笑)相変わらずですね(笑)
    でも、何だかんだでいい後輩ですよね…変態なだけで
    それにしても、キリト君生きててよかったです
    翼をはやして、凄いスピードで剣をふるうキリト君…
    カッコイイですけど、一方通行からしたら、ものすごく怖いですよね(笑)
    何度も何度も立ち上がり、向かってくるんですから
    黒い翼って、アリシ編で心意を使って出してませんでしたっけ?
    あれ?マントを変化させてたんでしたっけ?
    記憶違いでしたらすいません
    長文失礼しました。続きが楽しみです!これからも頑張ってください!
  718. 718 : : 2017/08/10(木) 21:45:07
    ruruさんの言う通り、アリシゼーション変でコートの裾を翼に変えてましたね(・∀・)

    キリトが呟いていたのは神聖術だったのかな?( ´ ▽ ` )ハハハ
  719. 719 : : 2017/08/10(木) 21:46:31
    上の『辺』の字、間違えました(笑)

    脳内変換お願いします。
  720. 720 : : 2017/08/10(木) 22:07:14
    変(笑)誤字ってよくありますよね(笑)
    マントじゃなくてコートでした(笑)
  721. 721 : : 2017/08/10(木) 22:15:23
    あの後私はアスナさん、黒子と一緒に朝食を取っていた。私の脳内ではキリトの事をどう説明しようかという思考が繰り広げられていたのだが、もうすぐ連絡が来るし、キリトの事を切り出せば実験の事も言わなければならなくなる可能性が無きにしもあらずなので
    カエル顔の医者からの連絡を待つ事にした

    アスナ「御坂さんが元気になって良かったよー。
    あっ!この後初春さん達と遊ぶ約束してるんだけど
    行かない?」

    日溜まりのような笑顔を浮かべてアスナさんはそう言った。

    御坂「·····うん。行くわよ!勿論!」

    恐らくその遊ぶ予定とやらは途中で中断してしまうだろうが、遊ぶ予定を断る理由は無い

    黒子「そういえばキリトさんはどうしたんですの?」

    黒子がアスナさんにそう聞いた

    アスナ「う〜ん。どうしたんだろ?昨日も居なかったしまた面倒事に巻き込まれて無ければ良いんだけど」

    もう既に巻き込まれているのだが、その事を知っている私としてはもの凄く気まずい朝食となった

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    佐天「いやー本当に元気になって良かったです御坂さん!!」

    佐天さんが満面の笑みでそう言った
    場所はいつものファミレス
    居るのは私、アスナさん、黒子、佐天さん、初春さん、春上さん、婚后さん、泡浮さん、湾内さん
    固法先輩というかなりの大所帯だった

    御坂「ごめんね。皆心配かけて」

    私の謝罪に皆気にするなという感じで私に笑いかけた
    なんだかこうやって皆と女子トークするのも久し振りだなと私は感じていた

    そして2時間後、常盤台の先生から、アスナさんの携帯へ1本の電話がかかってきた

  722. 722 : : 2017/08/10(木) 22:32:20
    ルルさんいつもコメントありがとうございます!
    やっぱりこの質問来ましたね(笑)
    ぶっちゃけると少しとあるらしさを出したかったという理由でその翼にしましたAIM拡散力場に干渉するとかってなんか響きが格好いいじゃないですか(笑)
    そんな訳でキリトの翼は一方通行のような翼でいきます

    でっちょさんいつもコメントありがとうございます!
    神聖術はシステムコマンドでの詠唱なのでそれとは少し違くてレグルスとかの詠唱には、
    『その姿を明確にイメージさせる』役割を持たせています。心意で重要なのはイメージする事ですからね·····
  723. 723 : : 2017/08/12(土) 11:45:17
    アスナさんにかかってきた一通の電話
    それは勿論キリトの入院の事だった
    アスナさんにかかってきたのは恐らく仲が
    良いからという理由だろう

    キリトが怪我をしたのは私が原因だ
    その事に私は重い罪悪感を感じていた
    キリト自身に対しても、怪我をしたと聞いた瞬間に病院へと飛んでいったアスナさんに対しても

    少しして私達もアスナさんに追い付くように病院へと到着する。病院の中に入るとカエル顔の医者がキリトの病室へと案内してくれた

    病室へ入ると、そこにはベッドに寝かされたキリトは
    身体中に包帯やらギプスやらが巻かれ、
    その包帯にはあちこちに血が滲んでおり、怪我の壮絶さを物語っていた。
    私は怪我の程度を知っていたため、驚きは少なかったが、その姿を見て胸の辺りがチクリと痛むのを自覚した。皆はその怪我の酷さに言葉を失っていた

    アスナ「何が·······あったんですか?」

    顔面を蒼白にし、震えた声でアスナさんは
    ドアの近くで佇んでいるカエル顔の医者に聞いた

    カエル顔の医者「僕が知っている事は残念ながら少なくてね。この人に聞いた方が良いと思うよ?」

    そう言ってドアの近くから身体を離す
    そこから病室へ入ってきたのはメガネをかけたスーツ
    姿の男だった

    アスナ「菊岡さん······!?」

    菊岡「久し振りだね」

    病室へと入ってきた菊岡さんにアスナさんは食いつくように問いかける

    アスナ「キリト君に、何があったんですか?」

    さっきと同様の問を菊岡さんにするアスナさん。
    そしてそれはこの場にいる全員(私を除く)も
    知りたい事だった
    しかしここで一つの疑問が浮上する
    もしかして、この人は実験の事をーーー?
    私の身体が強張る

    菊岡「詳しい事はとある事情があって言えないんだが····」

    菊岡さんの目が一瞬私を見た
    私はその事で確信した
    菊岡さんは実験の事や妹達の事を知っている
    驚きを隠せない私に菊岡さんは軽く笑いかけ、
    すぐに表情を戻す

    菊岡「戦ったのさ。とある人物を救うために
    学園都市最強の『超能力者』一方通行とね」
  724. 724 : : 2017/08/12(土) 16:21:35
    佐天「学園都市·····最強って!?」

    菊岡「ああ。第1位一方通行だよ」

    私を除く面々の間に驚愕と動揺の声が湧いた
    それも無理はない。学園都市最強の一方通行と
    自分の友達が戦った等と聞かされた日には私だってそれなりの衝撃は受けるだろう

    アスナ「何で、そんな事に?」

    アスナさんも驚いてはいたのだろうがそこは旧知の仲だからキリトの規格外さを理解しているのかもしれない。すぐに衝撃から立ち直って菊岡さんにそう聞いた

    菊岡「それについては先程も言った通り言う事は出来ないが、キリト君が救おうとしていた『人達』は
    完全にとは言い難いものの救う事は出来た。という結果だけは報告しとくよ」

    完全に。というのは多分守りきれなかった、
    救えなかったもう一万人の妹達の事だろう

    アスナ「そう、ですか····」

    彼女は恐らく納得してないだろう
    でも、キリト自身が決めた。そして実行した行動
    に自分がとやかく言える立場じゃない。
    そんな考えがアスナさんの中にあるのだろう

    ようやく衝撃から回復したらしい黒子達は「見舞いに来たのに手ぶらというのも変だよね」との事で
    見舞い品を買いに出かけた
    菊岡さんは仕事があるとかですぐに病室から出ていき
    病室には私とアスナさんが残された

    ベッドの側に置かれている2つの椅子にそれぞれ座ったところでアスナさんが

    アスナ「キリト君ね。基本お人好しな性格でしょ?
    小さい時も誰かがいじめられてるとすぐに助けに行くような子だったんだ」

    昔を懐かしむようにアスナさんは語りだした

    アスナ「多分今回も似たように誰かが傷付くのを見て我慢出来なかったんだと思う。それはキリト君の良い所だし、私も尊敬する所なんだけどね」

    キリトのガーゼが貼られていない頬を慈しむようにそっと撫でながら続ける

    アスナ「それがいつか、キリト君自身の身を滅ぼす。
    そんな気がするの」

    それは私にもなんとなく共感できる話だった
    脳裏に浮かぶ、漆黒の翼を背に宿したキリトの姿
    直に目撃した私が感じたのはーーー

    アスナ「だから、私はキリト君を守れるぐらい強くなりたい。キリト君だけに頼っていたらキリト君がが壊れちゃうような気がするから」

    そう言ったアスナさんの横顔からは、強い覚悟を感じ取れた
  725. 725 : : 2017/08/12(土) 16:24:52
    キリトside

    ふと、目が覚めた
    まるでちょう
  726. 726 : : 2017/08/12(土) 16:28:47
    すみません上のやつは間違いです
  727. 727 : : 2017/08/12(土) 22:18:00
    いや~この先どうなるんだ?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  728. 728 : : 2017/08/13(日) 02:03:01
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    これからどうなるのか自分でも分からなくなってきましたね(笑)
  729. 729 : : 2017/08/13(日) 22:09:43
    キリトside

    ふと、目が覚めた

    思考の滞りを感じながら上体を起こした俺だったのだがそこである異変に気付いた

    俺は『妹達』を用いた『実験』を阻止するために
    学園都市最強の超能力者。一方通行と戦った
    途中で何か変な翼を生やしつつ引き分けに持ち込み、
    俺は薄れゆく意識の中で上条の拳によって一方通行
    が沈んだ事を確認している

    そして俺は死んでもおかしくないぐらいの大怪我を負っていたはずだ。だから病院にでも運ばれてると思ったのだがーーーーーー

    目の前に広がる光景は360度『闇』だった

    キリト「(どういう事だ?もしかして····あの時俺は死んでここは死後の世界とかなのか?)」

    そんな非科学的な事を考えた時だった

    ーーー安心しろ。そなたは死んではいない

    キリト「おわっ!?」

    突然頭の中に響いてきた謎の声に俺は思わず声を上げて驚いた。いきなりの事に困惑しつつも俺はこの
    謎の声の言っていた事を整理する。

    キリト「(死んでないって事はここが死後の世界っていう線は消えたな····)」

    しかしそうなると今の状況が一層分からない
    この闇の世界に居る理由とか
    ここがまず何処なのかをーーー

    キリト「えっと、ここは何処なんだ?」

    この謎の声の主が誰なのかも知りたかったが俺は
    まずこの空間が何なのかを説明してもらう事にした

    ーーーなるほど、当然の問いじゃな。ここはお主自身そのものを表した空間とでも言っておこうか

    キリト「俺自身、だと?」

    俺はもう一度この空間を見渡す
    そこには吸い込まれそうな闇が広がっているだけ

    キリト「俺ってこんなに真っ黒なのか?」

    まあ服装も制服以外は全部黒だし能力発動時も黒ずくめなのだからこうなるのも頷けるのだが
    内面まで真っ黒だと言われてるようで
    少し癪だった。そんな俺に

    ーーー全てが真っ黒という訳じゃないぞ。上を見てみい

    その言葉の通りに上を見た俺の視界に映ったのは
    周りと変わらない闇
    しかし、一点だけ異なる部分があった

    それは、闇の中に浮かぶ数多の光点

    キリト「星?『夜空』か····?」

    俺の言葉に謎の声が小さく笑った、気がした

    ーーー自己紹介が遅れたな。私は『カーディナル』
    『超能力』でも『魔術』でもない第三の力、『心意』
    を生み出し、『魔術サイド』から追放され、『魔神』になり損なった者じゃ
  730. 730 : : 2017/08/13(日) 23:20:51
    え~!?なにその設定?カーディナルって原作のSAOでは VRMMOのシステムを支配するカーディナルシステムだよね?魔神ってなんだよ?なんかツッコミどころ満載な設定なんだけど?ってゆうかその世界ではセキュリティシステムを監視するのがカーディナルシステムの設定かっと思ったのですが学園都市のセキュリティはカーディナルによって守られているのかっと思ったのですが?
  731. 731 : : 2017/08/14(月) 00:33:01
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    ここでのカーディナルはVRMMOのシステムを
    支配している方ではなくてアンダーワールドの
    擬人化カーディナルです。魔神についてはもう
    インデックスの方を参照にとしか言いようが無いですが、簡単に言うと魔術を極めすぎて神の領域に近づいた人達の事です。
  732. 732 : : 2017/08/15(火) 00:22:31
    キリト「超能力じゃ、ないだと?」

    今まで『心意』の事を超能力の発展系かなにかだと思っていた俺にとってその事実によってもたらされた驚きはかなりのものだった

    キリト「それに、『魔術』ってインデックスが言ってた『超能力』とは異なる異能の力の事だよな?」

    ーーーほう。禁書目録の事を知っているのか。
    『魔術』についてはまあその程度の解釈で今は充分だろう。····そして先程のお主の問に対してはイエス
    と答えておこう。よく考えてみろ自分が強くイメージした事を具現化するなど現象の全てに理屈が付いてまわる『超能力』に可能な訳がない。この前どこぞの
    魔術師が学園都市で似たような魔術を発動させたらしいがね

    俺の事を諭すような口調でそう言ったカーディナル
    いまいちその『魔術』については分からない事だらけだが今は『心意』について聞くのが先だろう

    キリト「なら、『心意』ってのは何なんだ?それに
    その、『魔術サイド』から追放されたって···」

    今思えば何故今まで自分が使用してきた力の本質を理解しようとしなかったのかと思いもしたのだが···

    ーーー私が『心意』を生み出したと言ったな。私は
    生まれた時からとある能力を持っていたのだよ。
    それが『心意』の始まり。その時はまだ手から炎や
    風を生み出す程度の能力でしかなかった。だが
    『魔術』を学び、腕を上げていくごとにその力は強く、強大なものになっていった。私はそれが嬉しくてな。『心意』で『魔術』の威力を上げられた事からも
    最も『魔神』に近しい魔術師などと言われていたよ

    キリト「だけど、追放されたんだよな?」

    ーーーある出来事がきっかけでね。私は捕らえられ、
    殺された

    キリト「な····」

    殺された。そう聞いた瞬間に喉が干上がるのを俺は感じた。それと同時にある疑問も生まれる

    キリト「(なら何で俺に心意が使えるんだ?)」

    そんな俺の疑問を汲むようにカーディナルは

    ーーー『心意』とは私がこの世に遺した遺産のようなものだよ。どうやら神はお主を選んだようだ

    キリト「か、神····?」

    なんか段々とオカルティックな方向に進んでいくなぁと思っていると

    ーーーっとそろそろ現実世界のお主も覚める頃だ。そろそろ戻るよ。また縁があったら会おう

    そう言って慌ただしく帰ろうとする(気がする)
    カーディナル。そこで俺の脳に一つの疑問が浮かんだ

    キリト「ちょっ!カーディナル!!お前死んでるって言ってたけどじゃあ何で俺の···」

    しかし次の瞬間、視界が真っ白になりーーーーーー

  733. 733 : : 2017/08/15(火) 15:01:39
    キリト「·····へ?」

    思わず間抜けな声が出てしまったのは、先程まで居た
    漆黒の世界から、いきなり真っ白でのっぺりとした
    天井の部屋ーーーつまり病室へと変わってしまったからだ。自分の身体を見るとそこら中に包帯とギプス
    が装着されており、その包帯には血が滲んでいた
    僅かに右手を動かしてみると殴られたような鈍痛が襲い、パタリとベッドに落ちた
    これではしばらく剣を振れそうもない

    キリト「(というかカーディナルって殺されたんだよな?)」

    という事は俺が見たカーディナルは·····?
    『幽霊』というオカルティックで不穏なワード
    が脳裏をよぎった事を考えまいとするように俺は
    病室に取り付けられた時計を一瞥する。

    AM10:27

    何日かを特定する手段がないためどれだけ眠っていたか分からないが、どうやら俺は一命をとりとめたようだ

    キリト「う·····やっぱまだ体も動かないな」

    何度か身をよじってみるもその度にズキズキと
    痛みが走るので体を起こすのを諦めてベッドに
    沈み込んだ俺の耳に、聞き覚えのある声が
    届いてきた

    「何でいつもスカートをめくるんですか佐天さん!!」

    「だってそれが私達の挨拶みたいなもんだし」

    「そんな挨拶イヤですよ!!!アスナさんも何か言ってあげてください!!」

    「え?わ、私?」

    「佐天さん。少しは淑女の嗜みというものを···」

    「黒子、アンタにそんな事を言える権利は無いんじゃない?」

    談笑と共に、病室のドアが開く

  734. 734 : : 2017/08/15(火) 15:59:21
    やっと意識が目覚めましたかキリト!いや~あれは下手したら死ぬ所でしたよね~まぁ上条さんはあまりダメージそんなに無かった所だしキリトと上条さんの活躍で彼女達の未来を変えたんですからまぁ原作のとある科学や魔術では上条さんが一方通行と対決して病院で入院しているはずなのですがね~でも二人とも流石です!また続きが出来たら読ませてもらいます!
  735. 735 : : 2017/08/15(火) 23:10:00
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    その上条さんも入院費がバカにならないから途中で退院して数日後には『御使堕し』編ですから上条さんもなかなかに化け物ですよね(笑)
  736. 736 : : 2017/08/16(水) 04:28:43
    竜牙うざい
  737. 737 : : 2017/08/16(水) 07:49:26
    名無しさん、人の悪口を書くのは、いろいろな人たちに迷惑がかかるんで、やめたほうがいいかもですよ?

    いやー、久しぶりに見たらカーディナルが出ていて驚きました(笑)
    しかも、魔神になりそこなったってすごくいい設定ですね!
    キリトも死んでなくてよかったです(笑)
    御坂に、いつもの日常が戻ってよかったです
    続きが楽しみです!頑張ってください!

  738. 738 : : 2017/08/16(水) 16:34:59
    名無しさんコメントありがとうございます!
    下のルルさんのコメントにあるとおり、人の
    悪口はできれば止めてほしいです····m(_ _)m

    ルルさんいつもコメントありがとうございます!
    カーディナルが魔神になり損ねた設定は新約4巻読み返していた時に思いつきました(笑)
  739. 739 : : 2017/08/16(水) 21:10:26
    リゼロの方も再開しましたのでよろしくお願いします!
  740. 740 : : 2017/08/19(土) 12:28:50
    超☆絶☆期待☆です!☆
  741. 741 : : 2017/08/19(土) 18:47:30
    続きが気になりますね。早く見たいです。
    こちらの方も出来れば投稿して下さい!(๑>◡<๑)
  742. 742 : : 2017/08/19(土) 22:14:52
    名無しさんコメントありがとうございます!
    期待ありがとうございます!頑張ります!

    ミサキさんいつもコメントありがとうございます!
    すみません!課題と部活に追われていました(泣)
  743. 743 : : 2017/08/20(日) 06:36:07
    ガラッと病室の扉が開く。

    アスナ「き、キリト君!!??」

    意識を取り戻した俺を見てアスナが驚きの声を上げた
    それに僅かに苦笑して、

    キリト「よう、皆見舞いに来てゴフゥッ!?」

    俺の言葉の最後がおかしかったのは、アスナが
    タックルのような勢いで俺の胸に飛び込んで来たからだ。めちゃくちゃ痛い

    キリト「ど·····どうした···アスナ?」

    鈍く疼くような痛みに耐えながら俺はアスナにそう
    問う

    アスナ「心配····したんだから」

    アスナの声は弱々しく震えていて、俺の胸に顔を
    埋めながら泣いていた

    キリト「····ごめんな」

    俺は起こせないはずの体を無理矢理起こす
    神経そのものが焼ききれそうな痛みを伴い、
    痛みによる声が漏れそうになるが歯を食い縛り
    なんとか耐え抜く。そして俺は
    そっとアスナの、艶のある栗色をした指通り
    の良い髪の毛に触れる。そしてそのまま
    ゆっくりと、赤子をあやすかのように撫で、
    開いた片方の手を、アスナの背中に添える

    アスナ「う····う」

    アスナも俺の背中に両腕を回して、まるで
    そこに俺がいるのを確かめるかのように力を込める
    再び鈍い痛みが電流のように走るが、
    それを無視して俺もアスナの背中に回した
    左手を、抱き寄せるように力を込める

    キリト「だけど俺は、後悔とかはしてないんだ。
    俺が守りたいものを守れたんだから」

    実際に俺が救ったのは『妹達』
    検体番号(シリアルナンバー)10032号のみ
    残りの約1万体は上条がいなければ救う事は叶わなかった。だけど、一人の『命』を救えた事に俺は
    良かったと感じている。そして、御坂の笑顔を
    失わずにすんだ事も。

    アスナ「キリト君はいつもそう。いっつも一人で
    突っ走って、無茶して、傷付いて」

    キリト「·····ごめんな」

    再び謝った俺に、アスナは顔を上げて

    アスナ「でも、どんなに傷付いても帰ってきてくれる。キリト君に無茶するなって言ってもキリト君が
    聞かない事も分かってるし····だから····」

    まだ涙に濡れた顔を日溜まりのような笑顔に変えて

    アスナ「絶対に、帰ってきてね」

    そう言った。俺はもう一度アスナを抱き寄せ

    キリト「分かった。剣に誓って、俺はアスナの元へと戻ってくるよ」

    アスナ「······うん」

    アスナも俺の胸に再び顔を埋める
    そんな俺達を、今まで見ていた御坂達が
    顔を赤くしてモジモジしていたのは別の話だ
  744. 744 : : 2017/08/20(日) 17:57:04
    無理言ってすいません。
    。゚(゚´Д`゚)゚。
    これからも頑張ってください!
  745. 745 : : 2017/08/20(日) 20:37:31
    30分後、限界を迎えた俺の体がベッドに沈み、
    その際俺に体重をかけていたアスナが俺を押し倒すような格好で(以下略)
    というハプニングが起きたりもしたが、
    俺達は昼飯を忘れて雑談に興じ、とても楽しい時間を過ごした。気付いたら6時近くになっており、
    皆は慌てて病室をあとにしていった
    彼女達が去った病室は先程までの和気藹々とした
    空気とは打って変わり、静寂が支配していた

    そんな病室に控えめなノック音が響いた

    キリト「(誰だ?)」

    実験を邪魔した事の報復として研究者連中だろうかと訝しんでいると、扉の向こうから聞き慣れた声が聞こえてきた

    「キ、キリトー?もしかして寝ちゃった?」

    御坂の声だった
    先程別れたはずなのだが····?
    と怪訝に思うが、御坂が俺に用だと
    いうなら応答しないわけにはいかない

    キリト「起きてるぞー。鍵開いてるから入ってきてくれー」

    俺の応答の1秒後、控えめに扉が開かれる

    御坂「起きてるならノックに反応しなさいよね。
    ····アンタも入ってきて良いよ」

    御坂が入ってきて少ししてから、おずおずと
    病室に入ってきたのは御坂妹だった。
    所々包帯を巻いていて、腕には黒猫が抱かれていた

    キリト「どうしたんだ二人共?」

    御坂「あ、うん。この子がアンタにお礼言いたいんだって」

    御坂に促されるように御坂妹が前に出る
    感情の起伏が薄い。というのが俺の御坂妹に
    抱くイメージだったが、今の御坂妹の顔は
    ラスボス前の勇者そのものだった

    キリト「怪我、大丈夫か?」

    御坂妹「貴方に比べれば大した事はありません。と
    ミサカはアナタの心配を払拭します」

    キリト「そっか····」

    と言っても御坂妹の怪我はかなりのもので、俺より
    軽いから良いという訳でもないだろうが····

    キリト「それで·····お礼だっけ?」

    御坂妹「はい。助けてもらったお礼を言いたいのです。
    とミサカは高鳴る鼓動を押さえつけながら答えます」

    やっぱ緊張しているらしく、俺の事を直視できていない様子だった。
    そんな御坂妹に苦笑しつつ俺は当然の如く

    キリト「いいよお礼なんて。俺はしたい事をしただけなんだから」

    俺の答えを聞いて御坂妹は目を見開いた
    御坂はある程度予想していたらしく
    呆れたように嘆息する

    御坂妹「でも、救われた事には変わりありませんし」

    キリト「俺だけじゃ負けてた。上条さんが加勢に来てくれたから勝てたんだからそのお礼は上条さんに
    言ってあげてくれ」

    御坂妹は思った通りに事が進まない事に軽く
    慌てているようだ。こうしてみると中々個性的で
    面白い。

    御坂妹「何故····貴方は私の事を助けたのですか?
    とミサカは疑問を投げかけます」

    俯きながらも、御坂妹は俺にそう問う

    キリト「一方通行と戦う前にも言ったけど、『人』を助けるのに理由なんか要らないだろ。俺が助けたいから助けた。それ以上でもそれ以下でもないよ」

    御坂妹「私は·····『人』ではありません。クローンなのですよ?私は···」

    キリト「知ってるよ。御坂妹が、クローンだって事も。だけど···こうして話ができる。意思を通わせる
    事だってできる。手を取り合える。人間の証明なんてそんだけで充分だろ」

    他人から見たらそれは歪なものなのかもしれない。
    けど、もうこうして俺達は通じ合っている。

    キリト「だから気にすんなよ。これからは『友達」
    として仲良くしていこうぜ」

    御坂妹「とも、だち····?」

    キリト「ああ。『友達』だ。」

    御坂妹はキョトンとした顔をするが、
    諦めたように小さく笑う

    御坂妹「分かりました。でもこれだけは言わせて下さい。ありがとうございました」

    キリト「ああ。これからよろしくな」

    心を通じ合わせるのに人かクローンかなんて関係はない。今こうして笑い合えているのだからーーー

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    面会終了時刻が間近に迫っているため、御坂姉妹は
    病室をあとにしていった。

    キリト「腹減ったな·····」

    空腹感を紛らわすために皆が持ってきてくれたお見舞いの品を物色していると再びノックの音が病室に響いた

    キリト「(御坂かな?)」

    忘れ物でもしたのだろうかと思い、

    キリト「開いてるぞー」

    と扉に向かって言葉を投げかける
    するとバン!!と病室の扉を開けるにはあまりにも
    病人に対しての配慮が感じられない開け方で
    扉が開き·····

    麦野「久しぶりだな『黒の剣士』いいいい!!!」

    キリト「ひ、人違いです!!!!!!」

    麦野のお見舞い(襲来)という心温まる最後をもって
    この事件は終わりを告げた
  746. 746 : : 2017/08/20(日) 20:38:38
    ミサキさんいつもコメントありがとうございます!
    大丈夫ですよ!僕もss書くの楽しいですし。これからも頑張ります!
  747. 747 : : 2017/08/20(日) 20:58:00
    次は改革未明編です。基本アスナ視点で進んでいきます
  748. 748 : : 2017/08/21(月) 18:10:25
    本当にすいませんでした。
    次も頑張ってくだい。課題と部活も頑張ってくだい。
    この小説も面白くてとてもいいと思います。٩( 'ω' )و
  749. 749 : : 2017/08/21(月) 18:10:52
    楽しみにしています‼︎
  750. 750 : : 2017/08/21(月) 19:39:04
    なんで最後らへんは敵である麦野がキリトのお見舞いに来るですか?ビックリです!あのあとの会話したのか気になります~また続きが出来たら読ませてもらいます!楽しみにしてます!
  751. 751 : : 2017/08/21(月) 21:23:38
    ミサキさんいつもコメントありがとうございます!
    謝る必要は無いですよ(笑)
    これからもよろしくお願いします!

    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    最後の麦野とのやり取りはほぼ遊びです(笑)
  752. 752 : : 2017/08/21(月) 21:27:37
    このまま革命未明編へといきたい所なのですが
    自分のミスで、キリトと御坂のやり取りを書くのを
    忘れてたのでそちらを書きます。多分すぐに終わります
  753. 753 : : 2017/08/21(月) 22:06:20
    御坂side

    私はキリトにお礼を言い終わった妹を病室に送り、
    改めて私自身がお礼をするためにもう一度キリトの病室に足を運んだ

    キリト「どうした?」

    再び病室に入って来た私を見て少し目を見開いたキリトは上体を起こそうとするが、顔をしかめてすぐに
    ベッドへ沈んだ

    御坂「ほら、無理しない。傷とか開くわよ」

    キリト「ハハ···悪いな」

    気にする必要は無いのに
    と私は思うが、それがキリトなのだ

    キリト「それで、どうした?」

    御坂「え、とね。その·····あの····」

    いざ言おうと思うと声は震え、足が竦んだ
    手には汗が滲み、背中に変な汗が流れるのを
    自覚する

    キリト「····?顔赤いけどどうしたんだよ?」

    不思議そうに顔を傾げながらキリトは私にそう聞いた

    御坂「(落ち着け私!!!感謝の気持ちを伝えるだけなんだから!!!!!)」

    一度深く深呼吸して、平静さを取り戻す

    御坂「妹からもう言われたと思うけど、私からも改めて言わせて。助けてくれて、救ってくれてありがとう」

    私はなんとか言葉を絞り出す
    私の言葉を聞いたキリトは

    キリト「良いって。俺は俺のために戦っただけなんだから」

    相変わらずの返答だった

    御坂「まあ、ある程度その答えは予想してたんだけどね」

    私からすればちゃんと感謝の意を受け取って
    欲しいのだが、何故かそういう所だけ強情なのだ
    しかし、私にはまだ聞きたい事があった

    御坂「ねえ。何で私を助けてくれたの?」

    キリト「さっき言ったろ?俺は俺のために戦った
    それだけだよ」

    御坂「それだけじゃ私の問いに対する答えになってないっての。何で私を助けたのがアンタのためになるのよ?」

    キリトは言った
    「自分のために戦った」と。
    なら、何故私を、そして妹を助けた事が自分のため
    だと言うのだろうか?私はそれが知りたかった

    キリト「え?そりゃ御坂の笑顔を見れなくなるからだよ」

    即答だった

    キリト「確かに俺は『自分のため』に戦った。
    御坂の笑顔を見れなくなるのは俺にとって日常を
    奪われるようなもんなんだよ。そんなの許せない
    許して良いわけがない。」

    御坂「え······?」

    そして次の瞬間。キリトの口から紡がれた言葉を聞いて私は

    キリト「俺は御坂(の笑顔)が好きだからな」

    ······································································································································································································は?

    御坂「はっはああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?!!///」

    キリト「うおっ!?ちょ····今面会時刻とっくに過ぎてるし今病院だぞここ!!」

    キリトの慌てたようなツッコミは私の耳には
    届いてこなかった

    御坂「(すすすすすすすす好きってどういう事!?///)」

    キリト「もしもし御坂さん?何やら御坂さんの体が
    電気を帯びてるような気がするのですが····?」

    御坂「(おおおおおおおおお落ち着くのよ私!!!コイツはそういう事を無自覚に言う奴だからそんなのきっと深い意味はーーー)」

    御坂美琴の脳内〜

    キリト『愛しているよ。美琴』

    御坂『私もよ。キリト』

    そこまで想像して私は遂に限界を迎える

    御坂「ふにゃ〜」

    バチバチバチバチバチィッ!!!!!!!

    キリト「『ふにゃ〜』じゃねえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!」

    夜の病院に、とある少年の絶叫が響き渡る
  754. 754 : : 2017/08/21(月) 22:07:32
    改めて終了です
    お目汚しを失礼しましたm(__)m
  755. 755 : : 2017/08/21(月) 23:31:13
    クソッ…いちゃいちゃしやがって… うらやまs…けしからん!!
    キリト君のモテっぷりと、鈍感っぷりは相変らずですね(笑)

    麦野が、お見舞い(?)に来たあと、どんな会話をしたのか、気になりますね(笑)
    それにしても、キリトが御坂の電撃を受けたのは、自業自得だと思うんです。
    やっぱり、主語って大切なんだなって(笑)

    今回も、面白かったです。次が楽しみです!頑張ってください!
    あ、あと課題と部活も頑張ってください!(笑)

  756. 756 : : 2017/08/22(火) 08:58:09
    ありがとうございます。
    次も頑張ってくだい‼︎
  757. 757 : : 2017/08/23(水) 22:15:35
    ルルさんいつもコメントありがとうございます!
    キリトのイケメンさを少し分けて欲しい···

    ミサキさんいつもコメントありがとうございます!
    ありがとうございます!頑張ります!
  758. 758 : : 2017/08/24(木) 06:14:58
    御坂妄想で電気暴走してキリトに直撃ザマ~!大丈夫だったかな?また続きが出来たら読ませてもらいます!
  759. 759 : : 2017/08/24(木) 20:38:05
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    御坂さんの電撃なら自分が代わりに(ry
  760. 760 : : 2017/08/24(木) 21:42:39
    アスナside

    穏やかな、それでいて力強い旋律のクラシック音楽
    が常盤台中学女子寮の私の部屋に設置された
    スピーカーから、不快にならない程度の音量で
    流れてきた

    アスナ「······ん」

    その音楽で私は目覚めた
    ベッドに寝転がったまま壁に掛けられたアンティークな時計を首を動かしながら見る。時刻は6時30分
    夏休みに起きる時刻にはいささか早いこの時刻に
    起床の曲が流れるのには生活リズムを乱さないためという大変真面目な理由がある。私は寝ぼけ眼を
    擦りながら体を起こし、いつもしている
    洗顔や歯磨きetcを済ませると7時となっていた

    アスナ「夏休みなんだからもう少し寝かせてくれてもいいのに····」

    こういう時、その起床時刻を無視して10時位に
    起きてくるキリトが羨ましい(勿論就寝時刻も無視)

    アスナ「(まあ、そのキリト君も今は寮に居ないんだけど)」

    キリトは今病院で入院中なのでおそらく今も寝ているだろう。入院の理由は学園都市第一位と戦った
    としか聞かされていないが、私は御坂さんの様子がおかしかった事と何か関係があるあると睨んでいる
    勿論それを本人達に問い詰めようとは思わないが
    もう少し自分を頼って欲しかったという
    気持ちは存在した

    アスナ「何はともあれ、今日は皆で勉強会だし、
    楽しみますか!」

    私は自室の扉を開けた
  761. 761 : : 2017/08/27(日) 17:12:30
    勉強会とは名ばかりで実際には佐天さんの家に
    食材を持ち寄って集まる、いわゆる『鍋パーティ』
    をするのである。集まるのは御坂さん、白井さん、
    佐天さん、初春さん、春上さん、そして私を含めた
    6人。


    アスナ「鍋か····どんな食材がいいのかな?」

    私は鍋に使う食材を求めて大きいデパートの
    食品売場を訪れていた。まだ食材は一つも
    決まっておらず、押しているカートは空のままだ
    鍋とは一概にこれ、という風には言えない。
    各家庭で様々な工夫が凝らされており、
    字面通り『無限の可能性』を秘めているからだ


    アスナ「(これは長い戦いになりそうね···)」

    皆がどんな食材を持ってくるか分からない以上、
    あまり突出した食材は危険が伴う。
    選ぶなら無難に肉系か淡白な味の魚介系か
    私は、今居るところから近かった魚介系の食材が
    数多く並んでいる棚へ向かう

    アスナ「おっ!これなんか良さそう!」

    私が手に取ったのは薄造りにされ、高級感漂う容器に
    詰められているトラフグだ。食用のフグの中では
    最高級品のそれを3箱ほど購入してデパートを後にした

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    買い物を終え、佐天さんの家に行くと既に御坂さん、
    白井さん、
  762. 762 : : 2017/08/27(日) 17:30:05
    買い物を終え、佐天さんの家に行くと行くと既に
    御坂さん、白井さん(何故か黒焦げ)、初春さん
    が集まっていた

    佐天「アスナさんこんにちは!!食材何買ってきました?」

    アスナ「こんにちは。私が買ってきたのはこれ!」

    私は買ってきたトラフグを机の上に置く

    初春「き、キレイ·····」

    初春さんが思わずと言った感じでそう呟いた
    無理もない。丁寧に薄造りにされたフグの身は
    まるでそれ自身が発光してるかのように輝いていた

    佐天「ゴクリ······これって何なんです?」

    唾を飲み込みつつ佐天さんがそう聞いてきた

    アスナ「トラフグだよ」

    佐天「トラフグ·····ッッ!!なんて凄い食材を
    叩き込んできたんだ!!これが·····これが
    お嬢様か!!!!」

    軽くキャラ崩壊している佐天さんが目をクワッ!と見開き、わなないていた
  763. 763 : : 2017/08/27(日) 17:31:12
    すみません途中で投稿してしまいました
  764. 764 : : 2017/08/28(月) 20:01:01
    戦いって何?何をやるおつもりでしょうか?アスナさん?まぁまた続きが出来たら読ませてもらいます!
  765. 765 : : 2017/08/28(月) 20:05:09
    キャラ崩壊とかメタいなwそれにしても
  766. 766 : : 2017/08/28(月) 23:08:27
    リュウガさんいつもコメントありがとうございます!
    長い戦い=食材選びです
    分かりづらくてすみません!
  767. 767 : : 2017/08/29(火) 17:17:12
    最近ss執筆が行き詰まっているので、その改善も兼ねて前からやりたかった
    アンダーワールドキリト→学園都市を書きます

    題名『とある科学の黒の剣士ver B』

    >>http://www.ssnote.net/archives/55544
    です勿論こちらも続けていくのでよろしくお願いします!
  768. 768 : : 2017/08/30(水) 14:47:26
    リゼロの方でもコメントしましたが、これからも投稿頑張ってくだい!
  769. 769 : : 2017/08/30(水) 14:48:28
    あと上の方も頑張ってくだい!↑↑↑
  770. 770 : : 2017/09/11(月) 10:19:26
































































    (´^ω^`)ワラタ




















































































































    (´^ω^`)ワラタ











































    (´^ω^`)ワラタ























  771. 771 : : 2017/09/24(日) 03:29:51
    荒らし?やめてw
  772. 772 : : 2017/10/14(土) 22:20:32
    こっちも待ってま~す
  773. 773 : : 2017/10/19(木) 22:39:46
    誰?俺の名前で荒らしているバカは誰だ
  774. 774 : : 2017/10/29(日) 08:58:18
    期待更新早く続き続き‼︎‼︎
  775. 775 : : 2017/11/30(木) 19:59:48
    続き期待してます!( ・∇・)
  776. 776 : : 2018/02/06(火) 22:45:55
    なんで終わっちゃったんだろ
    続きが読みたくて仕方ないです
  777. 777 : : 2018/02/07(水) 18:13:45
    ずっと待ってるんですけどー
  778. 778 : : 2018/02/08(木) 12:47:23
    この作品自分の予想みたいな感じで続き書いてもいいかな
    ここで終わるのはもったいなすぎる
  779. 779 : : 2018/02/11(日) 19:37:27
    神作ですね!
    期待しかないです!
  780. 780 : : 2018/02/12(月) 10:50:34
    終わらないでくれぇ
  781. 781 : : 2018/02/12(月) 13:15:55
    えー皆様。お久し振りでございます。スタバです。今まで姿を消していた理由は色々あるんですが、とりあえず復活します!また消える可能性が無きにしも非ずなのですが、とりあえず書いていこうと思います。


    ※続きは別スレに行きます!!ちなみにすみません。鍋シーンカットです
  782. 782 : : 2018/02/12(月) 13:32:14
    『とある科学の黒の剣士 Ⅱ』という題名で立てました。それと、pixivというサイトで現在
    『とある魔術と科学の共同戦線』というSSも書いていますのでよろしくお願いします!
  783. 783 : : 2018/02/12(月) 18:03:51
    待ってたー!!!!
  784. 784 : : 2018/02/12(月) 20:05:29
    名無しさんコメントありがとうございます!

    大変お待たせしました!!
  785. 785 : : 2018/06/07(木) 00:19:16
    どーもー。てーとくで〜す!
    いや〜Re:ゼロとSAOもいいけど、
    とあるもイイですね!
    こちらも期待してまーす!
  786. 786 : : 2020/08/18(火) 23:53:13
    頑張ってください待ってます



▲一番上へ

名前
#

名前は最大20文字までで、記号は([]_+-)が使えます。また、トリップを使用することができます。詳しくはガイドをご確認ください。
トリップを付けておくと、あなたの書き込みのみ表示などのオプションが有効になります。
執筆者の方は、偽防止のためにトリップを付けておくことを強くおすすめします。

本文

2000文字以内で投稿できます。

0

投稿時に確認ウィンドウを表示する

このSSは未登録ユーザーによる作品です。

「ソードアート・オンライン」カテゴリの最新記事
「ソードアート・オンライン」SSの交流広場
ソードアート・オンライン 交流広場