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【ショートストーリー】不二咲・大和田「惨劇回避」

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  1. 1 : : 2017/03/11(土) 16:32:43
    これは、ダンガンロンパの各章で惨劇を回避したことを想定したときのストーリーです!

     筆者の考えですので、少しぬるま湯になるかもしれませんが、最後まで目を通して頂けると幸いです!

     実際のセリフと異なる点もありますが、温かい目で見てください!

     今回は安価はありません!

    桑田・舞園編http://www.ssnote.net/archives/52289
  2. 2 : : 2017/03/11(土) 16:36:09
     おれは、大和田紋土!超高校級の暴走族として、希望が峰学園にやってきた!

     日本一の暴走族になることを誓ったあの日から、その男の約束を忘れたことはなかった。

     兄を亡くしたあの日……

     総長をかけて兄と勝負したあの日……

     あの日のことが頭から離れない日々がここ数日続いていた。

     だが、おれには兄貴との約束がある。それは、自分の強さを強調するには確かなもの……



     ……のはずだった…
  3. 3 : : 2017/03/11(土) 16:40:13
     その、強さに疑心暗鬼を抱いたのは入学式の日……

    「ヤッホーーー!」

     突然のかけ声とともに出てきたモノクマというクマのぬいぐるみからでた衝撃の言葉が出たと言うことがきっかけである。

    「コロシアイ」

     この言葉がおれの胸を突き刺した。

     なぜ、人が殺し合わないといけない!確かに族の中でもそのような雰囲気はあった。しかし、暗黙の了解でコロスまでのケンカはなかった……

     それを要求するとは、このクマ……

     何を考えてやがる……
  4. 4 : : 2017/03/11(土) 16:42:44
    期待です!
  5. 5 : : 2017/03/11(土) 16:44:30
    「……ックソ!!」ガコッ

     イライラが募り、自分の個室にあったゴミ箱を蹴飛ばす。

     おれの仲間のことを考えると気が気でなかった。

     ある言葉が浮かんだ。

    「コロセば仲間の安否を確認できる…」

     その言葉が出てきた瞬間、今度は近くの机を蹴飛ばした。

     ……ボフッ

     ベッドに寝転がるとそのまま眠りについていた。
  6. 6 : : 2017/03/11(土) 16:44:56
    >>4ありです!
  7. 7 : : 2017/03/11(土) 16:48:50
     数日して、少し遅めの朝飯にむかうと、舞園が食堂で泣いていた……

     近くに居た苗木に何があったのか聴くと、衝撃の言葉が返ってきた……

     「舞園さんが桑田くんをコロソうとしたんだ……未遂に終わったらしいけど……」

     ……言葉が出なかった。

     とりあえず、舞園の言葉に耳を傾けることにした……

     そこで、話されたのはDVDの内容だった。その内容が彼女を傷つけ、殺人を起こさせたのだ……

     おれは、足りない言葉で彼女を慰めた……

     彼女の感情と同じ感情を自分が抱くとも知らずに……
  8. 8 : : 2017/03/11(土) 16:52:30
     ぼくは、不二咲千尋ですぅ。超高校級のプログラマーとしてこの学園に来ましたぁ。

     ぼくは、舞園さんの一件を食堂で聴いたときにひどく驚いてしまった。

     まさか、あのクマのぬいぐるみの言ってたことが起こるなんて……

     それほどまでにDVDの内容は強烈だった……

     だけど、ぼくはコロス勇気がなかったのだ。

     それが、無かったことをいまでは、よかったと思っているが、次は我が身と震えていた。
  9. 9 : : 2017/03/11(土) 16:55:53
     ぼくは、体が弱いことを理由にして、それを隠して、女の子の格好をしている。

     いずれは、あのぬいぐるみはそこをついて、ぼくをコロシに来るかもしれない。

     そうなる前に手を打たないと……

     そう思ってたときだった……

     「体育館集合~!」

     あのクマのぬいぐるみからの声だった……

     ぼくは少し肩を落としながら体育館に歩を進めた。
  10. 10 : : 2017/03/11(土) 17:03:58
    期待です!
  11. 11 : : 2017/03/11(土) 17:04:08
     体育館では、新たな動機が配られていた。

    「今回の動機は、恥ずかしい思い出などを綴ったものです!コロシアイが起きないとばらしちゃうからね!」

     実にシンプルな動機だった……僕のは……

    「不二咲千尋は男の娘!」

     ……やはり

     そこをつくかぁ。

     予想通りすぎて、固まっていた自分がいたが、切り替えて……

     「(僕は強くなるんだ!!そのためにはこのことを伝えよう!)」

     そして、僕は同じ男として、友情にたいしての情熱を絶やさない大和田くんに相談することにした。

     「大和田くん!」

     ぼくは声をかけた。どうした?というかおで、僕を見てくるのがわかった。

    「僕とトレーニングして欲しいんだ!」

     大和田くんは快諾してくれた。

     そして、トレーニング日の深夜。ぼくは、倉庫にジャージと鞄を取りに行き、男子更衣室へとむかった……
  12. 12 : : 2017/03/11(土) 17:06:29
     待ち合わせ場所の男子更衣室には、大和田くんはいなかった…

     先に入ってまっておこう……

    「大和田くんまだかなぁ……」

     ………ピッ……ガチャン

     ロックの外れる音

    「うおぅ!?」

     大和田くんはビックリしていた。そのはずだ。だって、大和田くんはボクが男だと知らないから……
  13. 13 : : 2017/03/11(土) 17:08:38
    「お前、なんでここにいるんだよ!?着替えなら女子更衣室だろ?」

     驚いた様子で立っていたが、平静を取り戻したのか……

    「何かあったのか?」

     と聴いてくれた。

     やはり……大和田くんは優しい……

     本当に強い男だよ……

     ……いうよ……

     弱い僕とは……

     今日でさようならだ………!

    「ぼく、じつは男なんだ…」
  14. 14 : : 2017/03/11(土) 17:14:45
     僕の今までにあったこと……これが、動機になったこと……全て話した。

     話してる間、普段の大和田くんと違い、じっと、僕の顔を見て話を聴いてくれた。

     そして……大和田くんが

    「なんで、そんな話をおれにしたんだ?おれよりかも話しやすいやつがいただろ?」

     と問いかけた。ごもっともだ……

     普通ならいの一番に避ける人を僕は選んだのだ。

     僕の思いを伝える。

    「大和田くんのように強くなりたいんだよ!弱い自分とはさよならしたいんだ!!」

     大和田くんは固まる……そして、ぶつぶつ言い出した……

    「強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い強い……」

    「……誰よりも!」

    「兄貴よりもなぁ!!」

     その言葉をいいおわるまでに、大和田くんは近くのダンベルをもって振り上げていた……

     いわゆる、絶体絶命だ……
  15. 15 : : 2017/03/11(土) 17:20:42
     ぼくは、床に転がることで、その一撃を交わすことが出来た。

    「まって、大和田くん!」

    「おれへの当てつけかぁ!不二咲ぃぃ!」

    「おれは強ぇ!兄貴よりも強ぇんだよぉぉ!」

     正気を失っている。

     そうか……これが……サツイなんだ……

     これが、桑田くんが見たものだったんだ……

     自分の中で少し考えてぼくは決心した……


     ボクが大和田くんを変える!!


     大和田くんの前に歩を進める……

    一歩……

    「来るな……」

    一歩……

    「くるなよぉぉぉ!!」

    その場にへたり込む大和田くん……

    そして、ぼくは大和田くんの顔をもって伝えた。

    「大和田くんは弱くない……ぼくにも大和田くんの気持ちを伝えて……」

    「それが、僕に出来ることだから……」
  16. 16 : : 2017/03/11(土) 17:25:05
     大和田くんはしばらく男泣きにくれていた……

     それだけつらいことがあったんだ……


     それから、ぼくは大和田くんから話を聴いた……

     お兄さんをしなせてしまったこと、暴走族のヘッドとしての葛藤……

     大和田くんの全ての思いを話した後の顔はスッキリしていた。そして…

    「不二咲……」

     その後の行動に驚いた。

    「すまねぇ!!取り返しのつかねぇことをしてしまった!!」

     なんと、土下座をしたのだ……

     プライドの高いはずの大和田くんの土下座……

     強いと思ってたのに弱々しく振る舞った彼の土下座…

     いや、違う……

     弱さを見せれるから強いんだ!

     そう感じさせる土下座だった。
  17. 17 : : 2017/03/11(土) 17:30:48
    「大和田くんは悪くない……悪いのはモノクマだよ!」

     そう……悪いのはモノクマだ……

    「けど……けど…」

     そういう大和田くんの顔をとり、僕は続けた……

    「僕は生きている……僕が生きていれば取り返せるものもあるんじゃないのかなぁ……」

    「だから……もう、謝らないで……前を向こう……大和田くん」

     大和田くんは頷いた。そして、

    「だが、けじめはつける!明日このことを皆に話すわ!」

     彼なりのけじめだ……

     そう、僕たち2人の新しい出発の……

    「うん、そうだね……」

     僕たち2人は二度とこのようなことがないようにすることを誓い、更衣室を後にした…
  18. 18 : : 2017/03/11(土) 17:32:59
     翌日、このことを食堂で話した……

     大和田くんは包み隠さず全て話をした……

     そうしたら、彼らに気持ちは伝わり、改めてキズナの再確認をした。

     しかし、まだこのようなことが起きていくことを、彼らはまだ知らない……
  19. 19 : : 2017/03/11(土) 17:34:13
    二作目終わります!無理矢理感のあるストーリーですが、これで、大和田と不二咲も救われました!

    次は四人になるので色々大変ですが、続けていきたいと思いますので、よろしくです(っ´ω`c)

    二つに分けました!
    アルターエゴ・山田編
    http://www.ssnote.net/archives/52331

    セレス・石丸・時々山田編は、アルターエゴ・山田編にURLをはってます!ぜひ見てください!

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ruka0111

ルカ

@ruka0111

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