最原「ややこしいことになった……」
-
- 1 : 2017/02/10(金) 18:03:17 :
-
ヒャア、がまんできねぇV3だ!
※ネタバレ注意
-
- 2 : 2017/02/10(金) 18:04:51 :
- タイトルからなんか不穏!?期待です!
-
- 3 : 2017/02/10(金) 18:05:38 :
―食堂―
百田「なぁ、終一」
最原「ん、何?百田くん」
僕と百田くんは、二人で食堂に来ていた。
僕たち以外にはここに誰もいない。
百田「オレ、どうやら恋をしているみたいなんだ……」
最原「へぇ、百田くんが恋かぁ~」
最原「こ、恋……!!!?百田くんが!!!?」ガビーン!!
百田「な、なんだよ……!!!そ、そんなに驚くことねぇだろ!?」
最原「いや、で、でも……、まさか百田くんの口からそんな言葉が出てくるとは思っていなかったから……」
百田「ま、まぁ、自分でも似合わねぇこと言ってると思うけどよ……」アセアセ……
最原「そ、それで、聞いていいのかわからないけど……、相手はいったい……?」
質問はしたが、僕はだいたい彼の恋した相手に心当たりがある。
ボクの知るかぎり、百田くんがよく一緒にいる女子なんて一人しかいない。
最原(よかったね、春川さん……)
春川さんが、誰を想っているかなんて誰にでもわかる。
2人が付き合うことによって、僕が2人と一緒にいられる時間は減ってしまうかもしれない。
そのことは少し複雑だけど、これは喜ばしいことだ。
百田「い、いや……、実は驚かないでほしいんだが……」
最原「う、うん」
百田「自分でも……、よくわからねぇんだよ……」
最原「そっか、やっぱり春川さんか……」
百田「えっ」
最原「えっ」
百田「はぁ!?なんでそこでハルマキが出てくんだよ!!」
最原「そ、それよりも恋した相手がわからないってどういうこと!!?」
百田「あ、ああ……、よく顔が見えなくてな」
最原「ますます、どういうこと……?」
面識のない相手ならまだしも、この学園には僕たち16人の生徒しかいない。
それぞれの服装も特徴的だし、一目見ただけで誰が誰かを特定できるはずだ。
顔が見えなかったから、誰かわからないという意味がよくわからない。
百田「ああ、だから……、終一!!おまえに一緒に【あいつ】を探してほしいんだ!!」
最原「そ、それはかまわないけど……、この学園には僕たちしかいないんだよ?」
最原「なのに、誰かよくわからないって……、どういうことなの?」
百田「ああ、だから、それを今から説明するってんだよ。ちょいと、ややこしい話でな、これが……」
-
- 4 : 2017/02/10(金) 18:06:49 :
- んー…?はっまさか是清!?
-
- 5 : 2017/02/10(金) 18:08:21 :
赤松「あれ、最原くんに、百田くん?二人も何か食べに来たの?」
百田「あ、赤松ゥ!!?」ビクゥ!!
赤松「えぇ!?何、びっくりした……!!?」ビクッ!!
最原「あ、いやその……」
赤松「ひょっとして、話の途中だった?ごめん、邪魔しちゃったかな……?」
百田「あ、ああ……、い、いや、全然なんでもないぞぉ!!な、なぁ、終一!!!」
最原「う、うん……」
挙動不審すぎるよ、百田くん……。
百田「おう、それじゃあ、そろそろ行くか!!終一!!」
最原「え、う、うん!!そうだね!!」
行くって、どこにだろう……?
百田「おぉ!!そんじゃな、赤松!!」
赤松「え、うん……」
最原「ご、ごめん、またね。赤松さん」
赤松「いっちゃった……。いったいなんだったんだろう?」
天海「ふぅ……、やっと行ったっすね……」
赤松「えぇ、天海くん!?ど、どこから……」ガビーン!!
天海「おっと、驚かせてすみません。実はあの二人が来る前に厨房にいたんすけど、二人が密談を始めたから出るに出られなくて困ってたんすよ」
赤松「み、密談……?二人に限ってないと思うけど、変なこと企んでるわけじゃないよね?」
天海「たぶん、恋ばなってやつっすね。でも、そんな気にすること……」
赤松「こ、恋ばな……!!?く、詳しく聞かせて……!!」ズイッ!!
天海「えぇ!!?」ビクッ!!
天海(め、めちゃくちゃ、くいついてきた……!!?)ガビーン!!
赤松「天海くん、悪いことは言わないから詳しく話して!!」
天海「え、えぇ……、でも、俺も全部聞いていたわけじゃないし……」
赤松「じゃあ、聞こえた部分だけでもいいから!!!」ズズイッ!!
天海「わ、わかったっす!!だから、もう少し離れて!!離れて!!」ビクッ!!
天海(目が怖すぎる……)
天海「え、えっと……、確か、最原君が春川さんの名前を挙げてたっすね……」
赤松「さ、最原くんが……、は、春川さんを……!!!?」
天海(あ、あれ?なんか間違ったニュアンスで伝わったような気が……)
赤松「そ、そうなんだ……」ドヨーン…
赤松「ご、ごめん。ちょっと私、用事を思い出したから……」
天海「行っちゃった。せっかちな人っすね……」
天海「…………」
天海「ま、めんどくさいし、このままでもいいっすかね……」
天海「それに、あんまり、人の恋路に関与しないほうがいいっすよね」
-
- 6 : 2017/02/10(金) 18:10:06 :
- うん、ややこしいことになったね!
タイトル回収はやいな!そしてなにやって寿司図書室!
-
- 7 : 2017/02/10(金) 18:10:36 :
―中庭―
百田「ふぅ……、ここまでくれば、大丈夫だろ」
最原「百田くん、あからさますぎるよ……。いくら話を聞かれたくないからって」
百田「いきなり赤松が来たから、驚いちまったんだよ……。そ、その悪かったな……」
最原「けど、そういうことなら中庭は少しまずいかな……」
最原「今のところ、周囲に誰もいないけど……、ここじゃあ誰かに話を聞かれるかもしれない」
百田「確かに、その通りだな……。けど他にいい場所なんてあるか?」
最原「自分たちの個室ならとりあえず安全かな。僕の部屋に行こうか」
百田「おっ、そうだな。なら、そこで詳しい話をしよう」
春川「あんたら、こんなところで何をしてるの?」
百田「ハルマキィ!!!?」ビクッ!!
最原「は、春川さん!!」ビクッ!!
春川「なによ、その反応。ちょっと失礼じゃない?」
百田「お、おう。確かにそうだな、悪かった……」
最原「ご、ごめん。いきなり声をかけられたから、驚いただけで……」
春川「ふ~ん。まぁ、どうでもいいけど……」
最原「じゃ、じゃあ僕たちはこれで……」ソソクサ…
春川「ちょっと待って」
最原「え、な、何!!?」ビクッ!!
春川「今、ちょうど暇だったんだ。あんたたちについていってもいい?」
最原「え、いや、そ、それは……」
春川「なに、ダメなの……?」ギロッ!!
春川さんの目つき悪っ……!!
け、けど……、この百田くんの話は春川さんにだけは聞かせちゃいけない話のはずだ。
百田「……そうだな。せっかくだからハルマキにも手伝ってもらうか」
最原「どぇええええ!!?」ガビーン!!
百田「おまえ、どっから声出してんだよ!!?」ガビーン!!
最原「いや、でもいいの……!?赤松さんからは逃げてきたのに……!!」
百田「ああ、赤松には悪いことしたと思ってるが、やっぱり、ハルマキには最初に話しておいたほうがいいかもと思ってな……」
百田「ほら、一緒にトレーニングしてる仲だし、女子の意見も一人ぐらいは必要かと思ってな」
最原「けど……」
それを話したら、トレーニング仲間の関係にひびが入りかねないんだけど……!?
-
- 8 : 2017/02/10(金) 18:11:25 :
- これはややこしい
期待
-
- 9 : 2017/02/10(金) 18:12:05 :
春川「なんだかわかんないけど、私、邪魔?」
最原「え?」
春川「邪魔ならはっきり言ってよ……。いきなり声をかけたのは私なんだし、別になにも思わないからさ……」
何も思わないと言っているわりに、春川さんの表情は悲しげだった。
最原「……くっ」
こうなったら、嘘をついてでも、この場をなんとかするしかない!!
最原「実は、僕好きな人ができたんだ……」【偽証!!】
春川「え!!?」ビクッ!!
百田「な、なにぃ!!?マジかよ、終一!!?」ガビーン!!
最原「そ、それで百田くんに相談しようと思ってさ……」
春川「な、なるほど……、確かに、私には話しづらい話題だね」
最原「ご、ごめん。あまり広めたい話じゃないからさ……」
百田「ん?相談しようとしてるのは、終一じゃなくて……」
最原「と、とにかく、ごめん!!!話せるようになったら、話すからさ!!」
春川「わかった。今日のところは出直すよ。そういう話は力になれそうもないしね」
最原「う、うん、それじゃあね!!」
百田「お、おい!!終一!!」
最原「い、いいから行くよ!!」
春川「最原が恋か……」
春川「当たり前だけど、相手は私たち女子8人の中の誰かってことだよね……?」
春川(一番、可能性のあるのは赤松。さっきも赤松には話せないって言ってたし……)
春川(けど、最原は男女問わず、誰とでもよく交流しているみたいだし、決めつけはよくないかな……)
春川「まぁ、私ではないと思うけどね」
春川(けど、なんでさっきは百田まで驚いてたんだろう……?なんか、やっぱりおかしいような?)
春川「……」
春川「まさかね……」
-
- 10 : 2017/02/10(金) 18:12:52 :
- お前ら笑
-
- 11 : 2017/02/10(金) 18:13:11 :
- 作者さんのSS大好きです!
-
- 12 : 2017/02/10(金) 18:14:06 :
-
―最原の個室―
最原「ようやく落ち着いて話ができそうだね」
百田「けどよ、さっきはなんでハルマキに嘘をついたんだ?」
最原「そ、その……、やっぱり女子に話すにはまだ早いかなって……」
百田「なんだよ、終一。あいつが周りにいいふらすようなやつに見えるのか?」
最原「そ、そういうわけじゃないけど……、念のためにね。あとでフォローはしておくからさ」
百田「まぁ、今のハルマキは、おまえが誰かに恋してるって思ってるからなぁ」
そうなんだよな……。
とっさに嘘をついたけど、それはそれで面倒なことになりそうな気がしてきた……。
最原「それで、いったいどういうことなの?恋した相手がわからないって……」
百田「あ、ああ。昨日の昼の出来事なんだけどな……」
百田「オレは昼食を食べたあと、おまえのことを探していたんだ」
最原「僕のことを……?」
百田「ああ、個室にはいなかったから、研究教室のほうかと思って4階にいったんだ」
百田「そうしたら、そこで人にぶつかってな」
最原「まさか、その人が……!?」ビクッ!!
百田「ああ、そいつは小声でぶつかったことを謝罪すると、すぐに下の階にいっちまったんだ」
百田「しばらく茫然としていたんだが、オレは自分の胸が高鳴っていることに気がついた……」
百田「そして、思ったんだ。もしかしたら、これが一目惚れってやつなのかもってな……」
最原「…………」
百田「どうした、終一?」
-
- 13 : 2017/02/10(金) 18:15:12 :
最原「ああ、いや。今の話だけだと、どうして百田くんがぶつかった人が誰なのかわからないのかが、よくわからなくって……」
百田「ああ、わりぃ。それもそうだよな」
百田「まず、顔が見えなかったのはもちろんなんだが、服装も妙だったんだ」
最原「服装が妙……?」
百田「そいつが来ていたのは、メイド服だったんだ……」
最原「め、メイド服……!!?」
百田「最初は東条かと思ったんだが、あいつはぶつかってそのまま逃げていくようなやつじゃねぇだろ?」
百田「そもそも、そいつが着ていたメイド服は東条のやつとは違うデザインだったしな」
百田「ま、そもそも、そいつの髪は長かったんだ。だから、東条のはずはないんだ」
最原「……顔が見えなかった上に、服装も誰とも一致していない」
最原「だから、百田くんは誰なのかわからないって言ったのか……」
百田「ああ、そういうことだ……」
最原「けれど、誰かもわからない人を好きになるなんてことあるの……?」
百田「こればっかりは体験してみないとわかんねぇと思うぜ?」
最原「え?」
百田「よく漫画とかで身体に電撃が走ったとか言うが、まさにそれだ!!」
百田「それに、昨日はそいつのことばかり考えちまって、よく眠れなかったんだ……」
最原「そ、そんなにまでその人のことを……」
百田「終一、頼む!!オレと一緒にそいつが誰なのかを探してくれ!!」
最原「え!!?」
百田「おまえに最初に話そうと思ったのは、おまえがオレの助手だからってのもあるが……、探偵であるおまえなら、人探しは得意だと思ったんだ」
最原「百田くん……」
百田「頼む!!」
百田くんの顔は真剣そのものだ。
彼が恋をしているのは、間違いないだろう。
最原「百田くん……、本気なの……?」
百田「ああ、男、百田解斗!!本気も本気だぜ!!!!」ドンッ!!
最原「そ、そうなんだ……」
-
- 14 : 2017/02/10(金) 18:15:14 :
- おいまさか
-
- 15 : 2017/02/10(金) 18:16:30 :
-
―入間の個室―
入間「おっ。どうやら、ダ最原のやつ、個室に戻ってきたみたいだな」
入間「オレ様があいつの部屋にしかけた盗聴器で、あいつのプライベートは筒抜けだぜ!!」
入間「これで、オレ様による、オレ様のための、オレ様専用の、最原ボイス集が作れるぜ!!!!」ドーンッ!!
入間「…………」
入間「べ、別に……、四六時中あいつの声を聞いていたいとか、そんな理由じゃないからな!!」
入間「ただ、あ、あいつに好意を抱いてるやつは多いから、売れば金になるってだけで……!!」アタフタ
入間「……い、いや、違う!!これはオレ様専用だっての!!」ドカッ!!
バキィ!!!
入間「ああああああああああ!!?受信機がぁあああああああ!!!!!!」ガビーン!!
入間「せっかく作ったのに、自分で壊しちゃったぁ……!!」
入間「…………」
入間「はぁ、なんか空しくなってきた……」
入間「まるで、一人遊びした後みたいだぜ……」
最原『けれど、…………人を好きに……………………』
ビビーッ!!ガガーッ!!
入間「ん?最原のやつ誰かと話してんのか……?」
入間「壊れたせいでよく聞こえねぇな……」
百田『…………昨日は…………ばかり考えちまって、よく眠れなかったんだ……」
最原『そ、そんなにまで…………のことを……』
入間「相手は、百田のヤローか。2人で何話してんだ……?」
ビビーッ!!ガガーッ!!
百田『終一、頼む!!オレと一緒に…………くれ!!』
最原『え!!?』
入間「なっ!!?オレと一緒になってくれだって……!!?」
入間「プ、プロポーズじゃねぇか!!!?」ガビーン!!
最原『百田くん……』
百田『頼む!!』
最原『百田くん……、本気なの……?』
百田『ああ、男、百田解斗!!本気も本気だぜ!!!!』ドンッ!!
最原『そ、そうなんだ……』
入間「待って、待ってよぉおお!!そ、それだけはダメぇええええええ!!!」ガビーン!!
入間「さ、最原が危ない!!!今、助けにいくから!!」ダダッ!!
-
- 16 : 2017/02/10(金) 18:16:40 :
- 作者さん更新速度はやいな!
書きためてるな!ありがとうございます!
-
- 17 : 2017/02/10(金) 18:17:18 :
- 入間!?
-
- 18 : 2017/02/10(金) 18:18:33 :
―最原の個室―
ピンポーン!!
ピンポン!!ピンポン!!ピンポーン!!
最原「え!!?」ビクッ!!
百田「なんだよ?人が大事な話をしてるのに、うるさいやつだな……」
ピンポーン!!
ピンポン!!ピンポン!!ピンポーン!!
最原「ご、ごめん!!今出るから!!」
ガチャ!!
入間「逃げるぞ!!最原!!」ガシッ!!
最原「へ!?」
僕はいきなり入間さんに腕をつかまれた。
入間「オレ様が!!おまえを!!守るっ!!!!!!!!」ドドンッ!!
最原「うわあああああああああ!!?」
腕をつかまれたかと思うと、ものすごい力で入間さんは僕をひっぱってきた。
百田「お、オイ!!急にやってきてなんだよ!?」
入間「うるせぇ!!近づくな!!」
入間「涼しい顔して、これからロケットを発射させるつもりだったんだろ!!そうなんだろ!?」ビシッ!!
百田「あいかわらず、意味がわかんねぇやつだな……」
モノクマ「うぷぷぷ、おもしろそうだから、助太刀しよっかな」クマーン!!
百田「モノクマ!!?こんなときに……!!」
モノクマ「さぁ、入間さん!!最原クンを守るんだ!!」
入間「うん!!」
最原「えぇえええええええええええ!!?」ガビーン!!
モノクマが百田くんに立ちはだかっている間に、僕は入間さんに強引に連れ出されてしまった……。
-
- 19 : 2017/02/10(金) 18:19:31 :
- 行動はやいしなにかんがえてんだモノクマ
-
- 20 : 2017/02/10(金) 18:20:12 :
百田「なんのつもりだよ!!モノクマ!!」
モノクマ「うぷぷぷぷ。いやぁ、やっぱりボクとしてはおもしろいことになったほうが、おもしろいからさ!!」
百田「はぁ!?何言ってやがんだ!?」
モノクマ「恋ってのは、誰にだってする権利があるからね」
モノクマ「ま、もっとも叶うかどうかは別だけどね……」
百田「ますます何言ってやがんだ……?」
モノクマ「ちなみに、ボクはキミの恋の相手の正体を知っているよ」
百田「なんだとッ!!?」ビクッ!!
モノクマ「ま、教えないけどね……」
百田「ちくしょー!!テメェーは……!!」
モノクマ「さて、そろそろ、最原クンたちを追いかけてもいいよ?」
百田「は、どういうことだよ?」
モノクマ「まぁ、追いかけなくていいなら、それでも構わないけどね」
百田「なにを、たくらんでるのかは知らねぇが、今は終一が先だな……!!」
百田「待ってろ、終一!!今、助けにいくからな!!」ダダッ!!
モノクマ「うぷぷ、さて最原クンと入間さんは、最原クンの研究教室に向かっているようだね」
モノクマ「キミはどうするの?」
モノクマ「ずっと隠れて聞いていたんでしょ?最原クンの部屋でさ……」
???「………」
-
- 21 : 2017/02/10(金) 18:21:41 :
―超高校級の探偵の研究教室―
入間「ひとまず、いったんここに隠れるぞ!!」
最原「ちょっと、入間さん!!説明もなしにいきなりどうしたの!?」
入間「うるせぇ!!オレ様が助けなかったら、どうなっていたことか……」
最原「百田くんとは大事な話の最中だったのに……」
入間「だからだろうがッ!!!」ドンッ!!
最原「だから、どういうこと……!!?」
入間「え……、それとも、まさか、最原はあいつの愛を受け入れるの!!?」
最原「えっ、愛……!!?」ガビーン!!
入間「ねぇ、どうなの!!?」グイッ!!
最原「ちょ、ちょっと入間さん!!近い、近い!!」
最原「……って、わぁ!!!」ドサッ!!
入間さんが近づいてきたせいで、僕は入間さんに押し倒されているような格好になってしまった。
最原(まずいぞ、こんなところ誰かに見られたら……!!)
キーボ「あのぅ、入間さん、メンテナンスをお願いしたいんですが……」
キーボ「あっ……」
最原「あっ……」
入間「あっ……」
キーボ「……」
最原「……」
入間「……」
キーボ「し、失礼しましたーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」ダダッ!!
最原「ちょ、待ってよ!!キーボくーーーーーん!!!!!」ガビーン!!
入間「こんなかたちで、オレ様たちの関係がバレちまうなんてな……」フッ…
最原「キミも何を言ってるんだい!!?」ガビーン!!
入間「ちょうどいい機会だ……。このまま既成事実をつくっちまえば……」グヘヘヘヘ…
最原「うわぁああああん!!!誰か助けてぇえええええええええ!!!!!」
-
- 22 : 2017/02/10(金) 18:23:30 :
-
―中庭―
百田「どこだー!!終一!!」
茶柱「あれ、百田さん?そんなに急いでどうしたんですか?」
百田「おぉ、茶柱!!終一を見なかったか?」
茶柱「え、最原さんを?すみませんが、転子は見てないですね」
百田「そっか、ありがとな……」
茶柱「どうしたんですか、いったい?」
キーボ「うわぁああああああああああああああ!!!!」
百田「うぉおおお!!?」ガビーン!!
茶柱「うぇええ!!?」ガビーン!!
キーボ「うわあああああああああああ!!!」
ピカッ!!
キーボ「うわあああああああああああ!!!」
ピカッ!!
百田「なにやってんだキーボ!!」ガビーン!!
キーボ「あ、百田クン!!」
ピカッ!!
百田「うわ、こっち向くな!!まぶしいだろうが!!」
キーボ「す、すみません!!」
ピカッ!!
百田「だから、そのピカピカ光るのをやめろ!!!」ガビーン!!
キーボ「ごめんなさい!!取り乱しました!!」
茶柱「キーボさんは取り乱すと、目を光らすんですね……」
百田「そんなに慌てて、どうしたんだよ……」
-
- 23 : 2017/02/10(金) 18:25:37 :
- 百田はパンくわえてたのかな?
-
- 24 : 2017/02/10(金) 18:25:49 :
-
キーボ「え!!?あ、あの、その……、言っていいものか……」
百田「な、なんだか、よくわかんねぇけど……、おまえ終一のやつを見なかったか?」
キーボ「えっ!!?最原クンをですか!!?みみみ、見てないですよ!!?」
ピカッ!!
茶柱「嘘をついたときも、目が光るんですか……!!?」ビクッ!!
百田「お、オイ!!キーボ、終一はどこにいんだよ!!」
キーボ「し、知らないですよ!!最原クンの研究教室で、最原クンが入間さんに押し倒されているところなんて……!!」
茶柱「な、なんですって……!!?」ガビーン!!
茶柱「入間さんが、最原さんに押し倒されてるですって……!!?」ワナワナ…
キーボ「ん?」
百田「ん?」
茶柱「こうしちゃいられません!!女子のピンチです!!」
茶柱「入間さんは、転子が助けます!!」
そういうと、茶柱のやつは全速力で走っていっちまった。
キーボ「あの、ボク、確かに最原クンが押し倒されたって言いましたよね?」
百田「ああ、言ったぞ……」
百田「……って、終一が押し倒された!!?」ガビーン!!
キーボ「あっ、しまったぁあああああああ!!?」
ピカッ!!
百田「しつこいんだよ!!いい加減にしろ!!」
キーボ「ご、ごめんなさい、つい!!」
百田「って、こんなことしてる場合じゃねぇ!!早く終一を助けに行かないと!!」
キーボ「けど、二人の邪魔をしないほうが……」
百田「何言ってんだよ、終一はオレと一緒にいるところを、無理やり入間に連れて行かれたんだぞ!!」
キーボ「えぇええええ!!?」
百田「急いで、茶柱を追うぞ!!」
???「待って」
百田「お、おまえは……!!?」
-
- 25 : 2017/02/10(金) 18:26:32 :
- >>23 どこのスーパーダンガンロンパ2.5の舞園と苗木だ…待てよ主人公、アンテナうっ…頭が…
-
- 26 : 2017/02/10(金) 18:27:14 :
- 茶柱逆だ逆!
-
- 27 : 2017/02/10(金) 18:29:06 :
- コント見てるかのよう
-
- 28 : 2017/02/10(金) 18:29:14 :
- アンジャッシュ?
-
- 29 : 2017/02/10(金) 18:30:01 :
―超高校級の探偵の研究教室―
最原「誰か助けて!!!」
ゴン太「どうしたの、最原くん!!?」ドンッ!!
最原「ゴ、ゴン太くん!!」
ゴン太「やめるんだ、入間さん!!なんだかよくわからないけど、最原くんが嫌がってるよ!!」
入間「違ぇよ!!嫌も嫌よも好きのうち!!」
入間「こいつは嫌がったふりをしているだけで、本当は楽しんでるんだ!!」ドンッ!!
ゴン太「えっ、そうなの!!?」ガビーン!!
最原「そ、それは違うぞ!!!」
ゴン太「えっ、どっちなの!?」ビクッ!!
最原「と、とにかく!!お願いだよ、助けてゴン太くん!!」
ゴン太「えっ、でも……」
最原「お願い!!」
ゴン太「う、うん。わかった!!い、入間さん、ごめんね!!」グイッ!!
入間「うげッ!!?」
ゴン太くんは、僕から入間さんを引きはがしてくれた。
最原「あ、ありがとう。ゴン太くん……!!」
入間「待ちやがれ!!」
ゴン太「させないよ!!」
ゴン太くんは、入間さんの前に立ちはだかった。
入間「なんで邪魔するんだよ!!このデカチンが!!」
ゴン太「ゴン太、馬鹿だからよくわからないけど……、最原くんは本当に嫌がっているみたいだよ!!」
最原「ありがとう、ゴン太くん!!」
ゴン太「大丈夫、最原くんのことはゴン太が守るよ!!」
入間「くっ、さすがにゴン太が相手じゃ……」
最原「入間さん、ごめん……。僕は百田くんのところに行かなくちゃ」
最原「まだ、話の途中だったからさ……」
-
- 30 : 2017/02/10(金) 18:34:18 :
-
入間「そ、そんな……!!?お願い!!行かないで!!」
最原「ごめん、入間さんの用件については後で聞くからさ……」
入間「そんなに、百田が大切なの……!!?」
最原「えっ?そ、それはそうだけど……」
入間「う、うぅ……、じゃあいっていいよ……」
最原「えっ?」
入間「大切な話の邪魔して悪かったって言ってんだよ……!!早く、いけよ!!!」
最原「う、うん?ごめん、入間さん……」
ゴン太「入間さん……」
入間「テメェーもどっか行けよ……、一人になりてぇんだよ……!!」
ゴン太「で、でも……」
入間「いいから、さっさとしろ!!!」
入間さんに言われるがままに、僕たち2人は研究教室の外に追い出された。
入間「……」
入間「……」
入間「………う」
入間「うあぁぁぁぁぁぁん!!!!!」
入間「女子ならまだしも、男子に負けたぁあああああああああああああ………!!」
茶柱「どうしたんですか!?入間さん!!」
入間「な、なんだよ!!?」ビクッ!!
茶柱「キーボさんから、聞きました。あなたが最原さんに押したおされたと……!!」
入間「え!?あれ……!!?」
茶柱「やはり、最原さんも男死だったというわけですか……、転子、許せません!!!」
入間「そ、そうだよな……!!」
入間「男子なんて、許せねぇよな!!」ドンッ!!
茶柱「そうです!!男死など、許せません!!!」ドンッ!!
入間「茶柱、おまえいいやつだったんだな……」ジーン…
茶柱「入間さんも、転子の考えに賛同してもらえたようでなによりです!!」
入間「茶柱ぁ…………」
茶柱「入間さん……」
ガシッ!!!
2人は強く、手を握り合った。
-
- 31 : 2017/02/10(金) 18:35:22 :
- ズレが加速していく笑
-
- 32 : 2017/02/10(金) 18:37:17 :
―超高校級のコスプレイヤーの研究教室―
最原「茶柱さんがすごい勢いで走ってきたから、急いでこっちに隠れちゃったけど……」
最原「いったいどうしたんだろう……?」
ゴン太「ねぇ、最原くん……。ゴン太は紳士失格だよ……」
最原「どうしたの、ゴン太くん?」
ゴン太「いくら、入間さんが最原くんを襲っていたとはいえ、ゴン太は入間さんを悲しませてしまった……」
ゴン太「入間さん、今にも泣きそうな表情だったのに、ゴン太は何もしてあげられなかった……」
最原「いや、ゴン太くんが悪いわけじゃないよ」
最原「百田くんのことがあったとしても……、僕はもう少し入間さんの話をちゃんと聞くべきだったと思う」
ゴン太「やっぱり、謝りに行こう!!」
最原「そうだね、そうしよう」
最原「けれど、そういえば、どうしてゴン太くんはタイミングよく僕を助けてくれたの?」
ゴン太「実は、頼まれたんだ。最原くんを助けてあげてほしいって」
ゴン太「ちょうどゴン太も最原くんのことを探していたしね」
最原「ゴン太くんが僕に用事?いや、そもそも頼まれたって誰に?」
ゴン太「それは……」
白銀「あれ、二人とも、ここにいるなんて珍しいね?」
最原「白銀さん!?」
白銀「最原くんにゴン太くんか、なんか今日は珍しい組み合わせが多いよね」
白銀「茶柱さんと入間さんが仲良くしているところなんて珍しいし」
白銀「赤松さんも、星くんと一緒だったしね」
ゴン太「え!?茶柱さんと入間さんが仲良く……!!?」ビクッ!!
最原「それも気になるけど、星くんと赤松さんが……!?」ビクッ!!
白銀「う、うん。わたしはゲームルームに行こうと思ったんだけど、そこに赤松さんと星くんがいたんだ」
白銀「なんか邪魔しちゃいけない雰囲気だと思って、そっと扉を閉めたんだ」
白銀「あっ、でもそっと閉めたからといって、いわゆる、そっとじとは違うからね!!」ドンッ!!
白銀「クールに去っただけだから!!」ドンッ!!
ゴン太「最原くん。白銀さんが何を言ってるのか、わからないんだけど……」
最原「大丈夫、僕もさっぱりだよ……」
-
- 33 : 2017/02/10(金) 18:44:46 :
- 分かるよつむぎん!そして連鎖する勘違いに終わりは来るのだろうか
-
- 34 : 2017/02/10(金) 18:45:14 :
けれど、赤松さんと星くんか……。
ちょっと気になる組み合わせだな……。
ゴン太「そういえば、茶柱さんと入間さんが仲良くしていたって言っていたけれど……」
白銀「うん、この部屋に入る直前に、肩を組んで仲良く歩いている二人を見かけたんだ」
最原「肩を……!?」
ゴン太「組んで……!!?」
白銀「なぜか、二人は最原くんの研究教室から出てきたんだけど……。どうしたんだろうね……?」
いったい、僕らが去った後に、なにがあったんだ……!?
ゴン太「けど、赤松さんと、星くんか……。2人は付き合っていたりするのかな……?」
最原「うぇえ!!?い、いや……、2人だけでいるからって、それは断定できないんじゃないかな?」
ゴン太「そうだね。もしかしたら、ゴン太みたいに恋の相談をしているだけかもしれないしね」
最原「そうそう……」
最原「ん?今、なんて?」
ゴン太「実は、ゴン太……、昨日、運命の出会いをしたんだ!!」
白銀「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?」ガビーン!!
最原「そ、そうなんだ……」
もしかして、僕に話したいことって……!!?
最原「えぇ……(困惑)」
-
- 35 : 2017/02/10(金) 18:47:05 :
―ゲームルーム―
星「……にしても、あんたからこんな話を聞くことになるなんてな」
赤松「ごめん、迷惑だったよね?」
星「別に迷惑じゃないが、相談するにはもっといいやつがいたと思うがな」
赤松「女子には相談しづらいし、かといって相談できる男子も少ないから……」
星「ま、消去法ってのなら、納得がいかないでもねぇか」
赤松「ごめん、気を悪くさせたよね?」
星「いや、そんなふうには思ってない。本当に俺でよかったのかと思っていただけだからな」
星「だが、話を聞くかぎりじゃ、おまえは天海から話を聞いただけなんだろ?」
星「その天海も遠くから最原と百田の話を聞いていただけって言うじゃねぇか」
星「本人に確認せずに決めつけるのはよくないと思うがな」
赤松「ほ、本人になんて確認できないよ!!」
星「ま、それはそうだな……。今のは俺が悪かった」
星「だが、最原が春川を好きかどうかは……、天海の発言だけじゃわからねぇ……」
赤松「けど、恋の話をしていたのは確からしいんだよね……」
星「思い切って、最原に告白してみたらどうだ……?いい機会なんじゃないか?」
赤松「え、でも……」
星「あんたが不安に思っているのも、ライバルが多いからだろう?だったら、なおさら早いほうがいいんじゃないのか?」
赤松「確かに、迷っていられないのかも……」
星「ちゃんと手が届くうちに、手を伸ばしたほうがいい」
星「時間は待ってくれねぇからな……」
赤松「うん、ありがとう。星くんに相談してよかったよ!」
星「フン……。俺はあんたのその前向きさが羨ましいぜ」
-
- 36 : 2017/02/10(金) 18:48:37 :
- 星さんかっけえっす…!流石っす!
-
- 37 : 2017/02/10(金) 18:48:41 :
-
―地下1階の廊下―
春川(最原が……、私のことを……!?)ビクッ!!
春川(……いや、でも天海が言っていただけらしいし)
春川(それに、百田がそれを知っているなら、私に直接言おうとするのはさすがにないし……)
春川(いや、でも……、メチャクチャなあいつのことだから、最原のことを考えずにいきなり私に言おうとしたって可能性も……)
春川(けど、そうだとしたら……、百田は最原の恋を応援しようとしてるってことだよね……)
春川(それってつまりは……)
春川(…………)
春川(……ってまずい!!)シュバババ!!
赤松「それじゃあ、ありがとうね」
星「なぁに、礼には及ばないさ」
星「だが、結局俺はただの部外者。こっからはあんたの問題だ」
赤松「うん、わかってる」
赤松「自分で確かめなくちゃね……」
星「ああ、その通りだ」
春川(自分で確かめるか……)
春川(盗み聞きしてごめん……、赤松……)
春川(でも、私も確かめなくちゃいけないことができた……)
-
- 38 : 2017/02/10(金) 18:49:18 :
- わあ笑
-
- 39 : 2017/02/10(金) 18:51:08 :
- どうなるどうなる
-
- 40 : 2017/02/10(金) 18:51:26 :
- 終一くん愛されてるなぁ…
-
- 41 : 2017/02/10(金) 18:52:37 :
―超高校級のマジシャンの研究教室―
夢野「…………」
夢野「思い出しても、昨日は最高じゃったな……」
天海「なにが最高だったんすか?」
夢野「んあああああ!!?」ビクッ!!
天海「おっと、驚かせてしまったみたいっすね」
夢野「な、なんじゃ天海!!ウチに何かようか!!?」ドクン!! ドクン!!
天海「いえ、特には、暇だったもんで、ぶらぶらしていただけっす」
天海「最原君を誘おうと思ったんすけど、今日は百田君と遊んでいる見たいっすね」
夢野「そうか、最原は今日は忙しいのか……」ドヨーン…
天海「夢野さんも、最原くんを……?」
夢野「う、うむ。まぁな……」
天海「最原君は人気者で羨ましいっすね」
アンジー「蘭太郎に、秘密子~!!二人が一緒なんて珍しいな~!!」
天海「あれ、夜長さんじゃないっすか」
夢野「アンジーか、どうしたんじゃ?」
アンジー「アンジーは秘密子を誘いに来たんだよ!!」
夢野「んぁ、ウチをか?」
アンジー「よかったら、蘭太郎もどーか?」
天海「え、俺もいいんすか?」
アンジー「主はいいました……。3人よれば文殊の知恵と……」
夢野「イケメンの神様か!!」
天海「それって、俺たちの知恵を借りたいってことっすか?」
アンジー「そうともいうな~!!」
天海「いったいどうしたんすか?」
アンジー「実はな~」
アンジー「この学園にアンジーたち以外の17人目の生徒がいるかもしれないんだよ~!!」
天海「17人目の……!!?」ビクッ!!
夢野「生徒……!!?」ビクッ!!
アンジー「神様も言ってるよ~。謎の転校生ってね!!」
-
- 42 : 2017/02/10(金) 18:58:19 :
天海「興味深い話っすね……。もしかしたら、その生徒がモノクマの正体かも……」
夢野「ウチら以外の生徒か……」
天海「夜長さんはどこからその情報を得たんすか?」
アンジー「得たっていうか、見た?」
天海「つまり、夜長さん本人が見たってわけっすか、正体不明のその人物を……」
アンジー「そうともういう~!!」
夢野「そうとしかいわないと思うんじゃが……」
天海「それで、アンジーさんの見たその生徒の特徴は……?」
アンジー「う~ん……。とりあえず、あれは【超高校級の巫女】で間違いないって思うな」
天海「……ということは女性ってことっすか?」
アンジー「あの服は巫女さんって言った方が正しいって神様も言ってるよ~」
アンジー「あの巫女さんはイケニエを求めて、さまよってたんだよ~!!」
夢野「そいつ、アンジーみたいなやつじゃな……」
天海「巫女の衣装っすか……。わかりやすく、その人の才能を表してるっすね……」
アンジー「蘭太郎もわかりやすい服装だったら、よかったのにな~」
天海「そうっすね。けど、服だけじゃ才能が何かはわからないっすよ」
天海「実際、東条さんくらいじゃないっすか?服だけを見て才能がわかるって人も……」
夢野「むむ……。ウチだって、一目で魔法使いだとわかるじゃろう!?」
天海「あはは、そうっすね」
アンジー「なるなる~。蘭太郎の言う通り、服を着ていただけではわからないな~」
天海「……ところで、その人の顔は見てないんすか?」
アンジー「そういうと思って、アンジー似顔絵を描いてきたよ!!」
天海「さすがは【超高校級の美術部】っすね」
夢野「これなら、どんなやつかウチらにもよくわかるな!!」
アンジー「じゃじゃ~ん!!これが似顔絵だよ~!!」
夜長さんが、俺たちに似顔絵を見せた瞬間、俺は急に気分が悪くなった。
天海「うっ……」バッタリ…
夢野「うっ……」バタリ…
アンジー「あっ、うっかりしてたよ……。2人はまだ神さまに選ばれてなかったね」
アンジー「う~ん」
アンジー「けど、どこかで見たことがあるような顔だな~」
アンジー「でも、神様の声も聞こえないから、わかんないな~」
-
- 43 : 2017/02/10(金) 19:03:12 :
- なんだと!?オリキャラ!?いや誰かの変装という可能性も…ブツブツ
-
- 44 : 2017/02/10(金) 19:04:19 :
- 加速していくすれ違い笑
-
- 45 : 2017/02/10(金) 19:07:53 :
- コ、コスプレかな…?
-
- 46 : 2017/02/10(金) 19:08:27 :
- それに賛成だ!
-
- 47 : 2017/02/10(金) 19:31:49 :
―中庭―
キーボ「いったい、どうしたんですか!?」
百田「なんで、邪魔するんだよ!?東条!!」
東条「ごめんなさい。けれど、これはあなたのためでもあるのよ?」
百田「意味わかんねぇこと言ってんじゃねぇぞ!!」
東条「そうね。私もなぜこんなことをしているのか、よくわからなくなってきたわ」
百田「は?」
赤松「えっ、東条さん!?」ビクッ!!
星「おいおい、どういう状況だ?穏やかじゃねぇことは確かだがな……」
東条「……まずいわね」
百田「赤松、星!!なんだか、知らねぇが、今の東条に近づくな、危ねぇぞ!!」
星「やれやれだな。東条、何してんだ。おまえは?」
赤松「いったい、どういう状況なの?」
東条「……ふぅ」
東条「いい機会だから、言っておきましょうか」
キーボ「えっ、なんですか!?何を言うつもりなんですか!!?」
百田「オイ、東条!!オレは早く終一を助けなくちゃいけないんだよ!!」
東条「それなら、大丈夫。獄原君が上手くやってくれたと思うから」
星「ゴン太……?」
赤松「ちょっと待って!!最原くんがどうかしたの!!?」
東条「最原君は大丈夫よ」
東条「本当は私が向かいたかったのだけれどね」
東条「入間さんに最原君を渡すわけにはいかないもの……」
赤松「……えっ?」
東条「私は最原君を愛しているわ」
百田「は?」
キーボ「え?」
星「……」
赤松「な、なんでそれを私にいうの?」
東条「さて、どうしてかしらね……?」
赤松「…………」
東条「…………」
キーボ「え、東条さんが、最原クンを愛して……!?えっ……!!?」
百田「オイオイ、なんでそれをわざわざオレらに言うんだよ!!」ガビーン!!
星「東条。どういうつもりだ?」
星「まさか、あんたが……、なんとなくでこんなことをしているわけじゃねぇよな?」
東条「あら、私のことを買い被りすぎよ」
東条「愛の前には、私だってただの1人の女に過ぎないのよ」
星「どうやら、本気で言ってるみたいだな……」
-
- 48 : 2017/02/10(金) 19:44:42 :
- 東条さんが…ラスボス!?
-
- 49 : 2017/02/10(金) 19:49:40 :
-
―超高校級の民族学者の研究室―
真宮寺「ああ、昨日はすばらしかったヨ」
真宮寺「しかし、まさか……、あんなことになるとはね……」
真宮寺「…………この僕でも多少、罪悪感があるな」
真宮寺「……今日は大人しくしていたほうがよそそうだ」
真宮寺「けれど……、叶うのなら、もう一度」
真宮寺「…………って、え、これはなんなんだい!?」ビクッ!!
真宮寺「……せっかく、僕が頑張って作ったのに!!」
真宮寺「許さない!!」
真宮寺「絶対に許さない!!!」
真宮寺「謝って謝って謝って謝って謝ってよ!!」
真宮寺「謝って謝って謝って謝って謝ってよ!!」
真宮寺「謝って謝って謝って謝って、ねぇ謝ってよ!!」
真宮寺「………」
真宮寺「ふぅ、とりあえず。落ち着いた……」
真宮寺「まぁ、これを貸した以上は僕の責任でもあるからネ」
真宮寺「ま、でも事情は説明してもらわないと……」
真宮寺「クックック……。やっぱり、大人しくしているなんて無理みたいだネ」
―???―
王馬「にししっ……!」
-
- 50 : 2017/02/10(金) 19:50:35 :
- うわあ怪しい二人
-
- 51 : 2017/02/10(金) 19:53:53 :
- ×真宮司 ○真宮寺
やで
-
- 52 : 2017/02/10(金) 19:56:18 :
- >>51
すみません!!
私は死にたくないので謝ります!!
直したので、塩をぶつけないでください!!
-
- 53 : 2017/02/10(金) 19:56:42 :
- 是清とかでもいいんじゃない?
-
- 54 : 2017/02/10(金) 19:58:13 :
- 塩は僕にぶつけられるものだヨ
-
- 55 : 2017/02/10(金) 19:58:18 :
-
獄原orゴン太
真宮寺or是清
夜長orアンジー
このへんは人によって違うかなと思います。
-
- 56 : 2017/02/10(金) 19:58:51 :
- そうですね
-
- 58 : 2017/02/10(金) 20:05:11 :
よっし、V3のキャラクター全員出したな!!(偽証)
区切りがいいので、また書きためたら、まとめて投稿します。
みなさん、コメントありがとうございます!!
>>25
『よそ見歩きは危ないぜ、子猫ちゃん?』
-
- 59 : 2017/02/10(金) 20:08:10 :
- お疲れ様です!続き楽しみに待ってますね!
-
- 60 : 2017/02/10(金) 20:11:40 :
- ゴン太の運命の出会いが地味に気になる
-
- 61 : 2017/02/10(金) 20:12:26 :
- どうなるのか気になりますね…待ってます!
-
- 62 : 2017/02/10(金) 20:12:41 :
- やはり書きためだったか!
-
- 63 : 2017/02/11(土) 08:31:15 :
- 髪が長い…巫女服…もう正解なんじゃと思うけど滅私を捨てたキルミーが気になって仕方がない!
-
- 64 : 2017/02/11(土) 09:11:10 :
- 俺最原の女装だと思ってた!
-
- 65 : 2017/02/12(日) 06:38:58 :
- 姉清じゃないのかな?来たいです。
-
- 66 : 2017/02/12(日) 08:17:12 :
- 無達さんのダンガンロンパSS大好きです!ニンテンロンパシリーズまたみたいですねぇ…中のキャラ的に新光神話パルテナの鏡とかどうでしょう!
-
- 67 : 2017/02/12(日) 08:46:49 :
- もちろんこのSSも楽しみです!
-
- 68 : 2017/02/12(日) 09:52:00 :
- 無達さんのこういうSS大好き笑
-
- 69 : 2017/02/13(月) 20:46:07 :
- 百田の恋話が最原になって今度は、最原争奪戦になってる!
てか髪が長くてメイド服か巫女服を着ていた女子に恋をしたって誰の事だろう?
-
- 70 : 2017/02/16(木) 21:46:54 :
- まだー
-
- 71 : 2017/02/16(木) 21:58:18 :
- 自分の予想はコスプレさせられた最原
-
- 72 : 2017/02/17(金) 01:50:20 :
- 姉清が濃厚な気がしないでもないけど、確かプレゼントにウィッグがあったな…真宮寺にあげると喜ぶ
口振りからして本人じゃなくとも関係はありそう
被り物なしで髪長いとなると結構いるよなぁ
-
- 73 : 2017/02/18(土) 19:04:40 :
- まだなんですか
-
- 74 : 2017/02/19(日) 07:18:52 :
- 期待はわかるけど「まだ」とか言うのはやめた方が…
-
- 75 : 2017/02/20(月) 06:44:45 :
- 無達さんのアイコンのせいで別の方の巫女を思い浮かべてしまう...w
-
- 76 : 2017/02/26(日) 03:12:10 :
- まだかな
-
- 78 : 2017/03/01(水) 16:36:42 :
―中庭―
東条「……」
赤松「……」
星「まったく、このなんなんだ?この状況は……」
百田「オレもわからねぇよ。いきなり東条がオレたちの前に現れて、終一のところにはいかせないって行ってきたんだよ」
キーボ「東条さんの口ぶりでは、最原クンは無事のようですが……、いったい何が目的で彼女はこんなことを……」
赤松「東条さん……、本当に最原くんのことが好きなの?」
東条「ええ。その通りよ」
赤松「なら、最原くんのどこが好きなのか、言ってみて!!」
東条「……彼はもしものときに強い判断ができる男だと思ったのよ」
赤松「……それはどういう意味?」
東条「自分に有利な状況であれば、人はどんなふうにでも取り繕えるし、自分を格好良くみせることもできる」
東条「けれど、追い詰められたときこそ、人の本性がみえてくる」
東条「万全じゃない状況、その人にとって不利な状況にこそ、その人の真価が現れる」
東条「最原君は、困難な状況においても冷静な判断を下すことができる人……!!」
東条「だから、私は彼に仕えたいと思ったの!!」ドンッ!!
-
- 79 : 2017/03/01(水) 16:37:44 :
赤松「なるほど、どうやら本気みたいだね……」
東条「ええ、最初から冗談なんて言ってないわ」
百田「終一のやつ、愛されてんなぁ……」
キーボ「これが人の愛というものなのですか……」
星「だが、残酷だな。最原は1人しかいない。この状況、誰かが傷つくのは必然ってわけみたいだな……」
赤松「……私もね。彼の頑張る姿が好きなんだ」
赤松「最原くんは、少し臆病だけど……」
赤松「自分じゃない誰かのために、頑張れる人だと思ったの」
赤松「だから……、私も退くわけにはいかない!!」
東条「そう……。あなたも本気ってわけね」
赤松「もちろん……、そうだよ……!!」
東条「……」
赤松「……」
百田「オイオイ、どうなっちまうんだ!!?」
キーボ「な、なんだか2人とも目が怖いんですけど……」
東条「赤松さん……。ごめんなさい。あなたを挑発するようなことをして……」
赤松「ううん。こっちも、あなたを試すような真似したし……」
東条「ひとまず、この話は置いておきましょうか……」
赤松「そうだね。ここでこれ以上続けられる話でもないしね」
百田「ど、どうやら……、落ち着いたみたいだな」
星「そろそろいいか、東条。あんたはなんでこんなことをしたんだ……?」
東条「それは……」
-
- 80 : 2017/03/01(水) 16:40:09 :
王馬「にしし……!!」ドンッ!!
キーボ「え!?王馬クン!?」ビクッ!!
百田「王馬!!?」ビクッ!!
王馬「あれれ~、やめちゃうの?せっかく、おもしろくなってきたのにさぁ~」
赤松「ちょ、見世物じゃないんだよ!!?」カァ…
王馬「見世物じゃないって、こんな公衆の面前で言っても説得力ないでしょ……」
百田「オイ!!王馬、いきなり何しにきたんだ!?」
王馬「あのさぁ、何しにきたって、こんなに人が集まって、大声出してたら嫌でも気になるでしょ?」
王馬「こんなの素通りする方が少ないでしょ?」
キーボ「た、確かに……、それはそうですが……」
星「まぁ、そこはそうだろうが……、あんたはそれだけじゃないって顔をしてるじゃねぇか?そこんとこはどうなんだ?」
王馬「さっすが、星ちゃん!!話が早いねぇ……!!」
星「さっさと用件を言ったらどうだ?」
王馬「もぅ、つれないなぁ……。まぁ、いいけどね」
王馬「オレはさ。ズバリッ!!最原ちゃんの好きな人を知ってるんだよね!!」
百田「ハァ!!?」ビクッ!!
赤松「え!?」ビクッ!!
東条「なんですって!!?」ビクッ!!
キーボ「ど、どうして王馬クンが、最原クンの好きな人を知ってるんですか!!?」ガビーン!!
百田「そうだぞ!!オレだってしらねぇぞ!!」
王馬「オレだって……?ちょっとそれは自意識過剰すぎないかな?」
百田「なんだとッ!!?」
王馬「そのオレだってって発言は、自分が一番、最原ちゃんに心が許されてるって自身があるからだよね?」
王馬「けど、それは百田ちゃんの思いこみなんじゃない?」
王馬「実際、こういう重要な話をオレだけは知ってるわけだし……」
王馬「最原ちゃんは、百田ちゃんの助手よりも、オレの相棒の方がなりたいと思ってるはずだけどなぁ~」
百田「テメェー!!言わせておけば!!」
星「オイ、待て百田。安い挑発に乗ってどうする?」ガシッ!!
星「あいつが話しただけの情報をうのみにして何になる?」
星「仮に本当に王馬が最原の意中の相手を知っていて、あんたが知らなかったとしても……、あんたには話せない事情があっただけかもしれないだろう?」
百田「ぐっ……、悪りぃな、星。オレがどうかしてたぜ……!!」
-
- 81 : 2017/03/01(水) 16:41:47 :
星「で、王馬……。用件はそれで終わりか?」
王馬「もちろん、終わりじゃないよ。まぁ、百田ちゃんには勝ってる自身があるのも本当だけどね」
赤松「もう、それはいいよ。最原くんの好きな人を知っているってことだけを教えて、わざわざ嫌がらせしに来たってこと?」
東条「それは暗に、私たちがその相手ではないと馬鹿にしにきたということかしら?」
王馬「さすがにそれほど意地悪じゃないよ……」
王馬「というか、オレも最原ちゃんの好きなひとの正体わかんないし」
キーボ「えぇ!!?さっき好きな人を知ってるっていったばかりじゃないですか!!?」
百田「さっそく嘘つきやがったな、コノヤロー!!」
王馬「別に嘘はついてないよ。知ってるとはいったけど、誰かまではわからないってことさ」
赤松「なにそれ、ナゾナゾ?」
星「もう少しわかりやすく言ってくれないか?そういう謎かけは好きじゃねぇんだ……」
王馬「じゃあ、言うけどさ。実は最原ちゃんが好きな人ってのは……、幻の17人目の生徒なんだよ!!」ズギャーン!!
キーボ「ま、幻の!!?」ビクッ!!
赤松「17人目の生徒!!?」ビクッ!!
王馬「そ、最原ちゃんはそいつのことが好きらしいんだよね」
王馬「オレ、昨日見たんだ。最原ちゃんとそいつがいるところをね」
王馬「あれはもう付き合っているといっても過言じゃない雰囲気だったなぁ~」
王馬「ま、最原ちゃんとその人にバレる前に、オレはすぐに去ったんだけどね」
-
- 82 : 2017/03/01(水) 16:43:10 :
キーボ「最原クンが謎の人物と密会……!!?」
百田「っていうか、王馬!!目撃しただけで、別に終一から相談されたってわけじゃねぇじゃねぇか!!」ガビーン!!
王馬「あれ、オレ相談されたなんて言ったっけ?そんなこと一言もいってないよね?」キョトン…
百田「ちっくしょー!!むかつくヤローだぜ……!!」
東条「……17人目の生徒。その人の存在を最原君が私たちに隠しているということかしら?」
王馬「うんうん。そこから、いろんな可能性が考えられるよね」
王馬「たとえば……、17人目の生徒はモノクマの正体で、最原ちゃんは裏切り者だとか……」
赤松「えぇ!!?」ビクッ!!
王馬「そう考えると、オレらに隠しているわけは納得できるよね」
東条「けれど、それは憶測にすぎないわ」
東条「その人がモノクマと関係している証拠がなにもないもの」
王馬「さっすが、東条ちゃん!!簡単にはオレの意見に便乗してこないね!!」
王馬「あと考えられる説は……、その謎の人物はオレらの中の誰かってことだね」
百田「そりゃ、どういう意味だ?」
王馬「最原ちゃんとそいつは実はもう付き合ってるけど、みんなにはバレたくないから変装してたとかね」
星「変装……?」
王馬「見慣れない服装だったからね。オレら以外の誰かって線ももちろんあるけど……」
王馬「誰かが変装していたって可能性のほうがあるんじゃないかな?」
王馬「で、東条ちゃんに聞きたいんだけど……」
東条「なにかしら……?」
王馬「昨日さ。誰かにメイド服を貸したりした……?」
東条「…………!!?」ビクッ!!
-
- 83 : 2017/03/01(水) 16:44:47 :
百田「め、メイド服だぁ!!?」
王馬「うん、最原ちゃんの隣にいたやつはメイド服をきていたんだ」
王馬「東条ちゃんのとは違うデザインだったけど、やっぱり東条ちゃんが関係している可能性は疑った方がいいかと思ってね」
百田「オイ、王馬!!」
王馬「なんだよ、百田ちゃん。今はオレが東条ちゃんに質問してるんだけど……?」
百田「そいつの髪は、長かったか?」
王馬「え、うん。長かったけど……?」
百田「ま、まさか……!!?」ビクッ!!
王馬「なになに、百田ちゃん!?もしかして、心当たりがあるの!?」ビクッ!!
百田「いや、けど……」
東条「…………」
王馬「えぇ……、どっちもだんまりって卑怯じゃない?オレはこんなにいろいろ情報提供したのにさぁ」
星「確かに気になる情報だったが……、あんたの言ってることはイマイチ信用出来ないな」
王馬「けど、百田ちゃんも心当たりあるみたいだし……、オレが嘘をついていないってのはわかるよね?」
赤松「じゃあ、やっぱり謎の人物がいるっていうことは本当なんだ……」
星「ただ、それ以上は王馬の考察にすぎない」
キーボ「確かに……、王馬クンの言っていた考えが正解とは限りませんからね……」
王馬「まぁ、そうかもね」
王馬「で、東条ちゃんは黙ってないでオレの質問に答えてよ」
王馬「百田ちゃんも心当たりがあるなら、言ってみてよ」
王馬「みんなのために協力しなきゃダメだよ?」
-
- 84 : 2017/03/01(水) 16:46:19 :
百田「ちっ、わかった……」
東条「ダメよ!!!」
百田「え!?」
ドカッ!!
百田「うっ……!!?」
東条「ごめんなさい……!!」
目の前の東条さんが、百田くんを気絶させた。
すると、私たちの理解が追いつく前に、東条さんは百田くんをかついで、全速力で逃げてしまった。
星「なっ……!!?」
赤松「え……!!?」
キーボ「百田クンが、東条さんにさらわれた……!!?」ガビーン!!
王馬「へぇ、つまらなくない展開だね……」
王馬「そうまでして、話したくないことがあるってわけか……」
赤松「お、追わなくていいの!!?」
星「驚いている隙に見失っちまった……。ちっ、俺としたことが……!!」
王馬「ま、いいや」
キーボ「ど、どこにいくんですか、王馬クン!?」
王馬「さてね。2人を追いかけるよりも、別の人たちの話を先に聞いておこうかと思ってね」
キーボ「あっ、ちょっと……!!?」
そういうと王馬くんもどこかへ行ってしまった。
残されたのは、私と、星くんと、キーボくんの3人だった。
-
- 85 : 2017/03/01(水) 16:47:26 :
キーボ「えぇっと、これからどうします?」
星「どうするか……」
赤松「ねぇ、2人とも。百田くんもだけど、最原くんのことも探さない?」
キーボ「あっ、そうだ!!単純に本人に聞けばいいことですよね!!」
星「いや、どうだろうな……。王馬の言っていることが本当なら、本人は話したがらないだろう」
赤松「最原くんが秘密にしていることを無理やり暴くのはよくないと思うけど……」
赤松「客観的な情報を手に入れておかないと、王馬くんの思うつぼだと思うんだよね……」
星「確かに、このままじゃ王馬の言っていることに振り回されるだけだしな……」
赤松「もちろん、無理には聞きださないよ」
キーボ「では、決まりですね」
キーボ「最原クンは、最原クンの研究教室で入間さんに押し倒されていました」
キーボ「まだ、そこにいるかもしれません。まずはそこに向かいましょう!!」
赤松「最原くんの研究教室か……。うん、行こう!!」
星「ああ、そうだな」
キーボ「…………」
赤松「…………」
星「…………」
赤松「さ、最原クンが入間さんに押し倒されたぁあああああああ!!?」ガビーン!!
キーボ「ああああああああ、しまったぁあああああああああああ!!?」ガビーン!!
星「やれやれだな……」
-
- 86 : 2017/03/01(水) 16:48:59 :
―超高校級のマジシャンの研究教室―
天海「……ん、ここは?」
天海「確か、夜長さんの似顔絵を見ようとしたはずなんすけど……」
天海「なんで、気絶なんかしてたんすかね?」
夢野「うぅ……」
天海「夢野さん!?大丈夫っすか!?」
夢野「う……」
天海「う?」
夢野「ウチのことは……、お嬢様と……呼べい……」ムニャムニャ…
天海「どうやら、寝言みたいっすね。それにしても、夜長さんはどこに行ったんすかね……」
夢野「うむ、苦しゅうない……」ムニャムニャ…
天海「さて、この状況どうしたもんすかね……」
夢野さんをこのまま固い床で寝かせておくのも悪い。
けれど、寝ている女性に勝手を動かすのも忍びない。
天海「困ったっすね……」
天海「せめて、なにか毛布の替わりになるものでもあれば……」ガサゴソ…
天海「ん?」
天海「これは、夢野さんのステージ衣装か何かっすかね?」
天海「……懐かしいっすね。俺の妹もこんな服を着ていたっけ」
天海「……けど、夢野さんが着るには少しサイズが大きい気もするっすね」
天海「なら、これはいったい……?」
-
- 87 : 2017/03/01(水) 16:50:00 :
茶柱「ゆ、夢野さん!!!!!?」ビクッ!!
天海「え!!?」ビクッ!!
入間「テメェー!!夢野に何をした!!」
天海「誤解っす!!夢野さんが倒れているのは別の理由で……!!」
入間「その手に握りしめてる服はなんだ!!」
入間「その服を無理やり夢野に着させようとしてたんだろ!!」
茶柱「天海さんは男死の中でも少しマシな部類かと思っていましたが、男死はやはりどこまでいっても男死のようですね!!」
入間「ああ!!オレ様たち、男死バスターズの出番だぜ!!」
天海「だ、男死バスターズ!!?」ガビーン!!
入間「ああ、女子を男死どもから守るためにオレ様たちはタッグを組んだ!!」
茶柱「男死を倒そう……!!」
入間「チーム名は……!!」
茶柱・入間「「男死バスターズだ……!!!!!!」」ズギャーン!!
天海「えぇ……(困惑)」
茶柱「観念してください!!」
入間「これ以上、女子が傷つくのを許すわけにはいかねぇんだよ!!」
天海「と、とにかく逃げるっす!!」ダダッ!!
茶柱「待ちなさい!!」ダダッ!!
入間「待ちやがれ!!」ダダッ!!
天海「なんで、こんなことになったんすかねぇええええええええ!!!!!!」ガビーン!!
-
- 88 : 2017/03/01(水) 16:51:34 :
-
―超高校級のメイドの研究教室―
東条「ここまでくれば、大丈夫かしら……」ハァハァ…
百田「うぐっ……」
百田「うお!!?何が起こったんだ!!?」ガバッ!!
東条「百田君。ごめんなさい……」
百田「と、東条!!ここはどこだ……!?」
東条「私の研究教室よ。手荒な真似をして申し訳なかったわ」
百田「もしかして、オレをここまでかついできたのか!!?」
東条「ええ、そうよ」
百田「お、オレ、70㎏はあるんだが……」
東条「ええ、そうね。さすがにしんどかったわ」
百田「ここ、2階だよな……?」
東条「ええ、そうね。きつかったわ」
百田「……ま、まぁいいや」
百田「で、なんでこんなことしたんだよ?」
百田「……っていうか、わざわざ赤松を挑発するような真似をした理由もまだ聞いてないぞ?」
東条「その前に聞いておきたいのだけれど……」
東条「さっきあなたが言おうとしたのは、あなたが17人目の謎の人物について知っているというだけじゃない……」
東条「あなたは、その人に恋をしているわね……?」
-
- 89 : 2017/03/01(水) 16:52:52 :
百田「はぁああああ!!?な、なんで知ってるんだよ……!!?」ガビーン!!
東条「やはり、そうなのね……」
百田「このことは、終一にしか相談してないんだぞ!!?」
東条「実は、モノクマから聞いたのよ」
百田「モノクマ……。そういやあいつも何を企んでるのか、わかんねぇんだよな……」
東条「そうね。私もなぜモノクマにあなたの秘密を聞かされたのかはわからないわ」
東条「ただ、モノクマが言っていたことが本当なら、あなたは最原君と同じ人を好きになったことになる……!!」
百田「オイオイ!!王馬が言っていただけで、まだ終一の気持ちはわかってないぞ!?」
東条「いいえ、王馬君の言っていたことは本当だわ」
百田「なんで、わかるんだよ!?」
東条「このこともモノクマが言っていたの。モノクマはこういう嘘はつかないわ……」
東条「そして、最原君がその人と付き合っていることも間違いない……」
百田「なんだとッ!!?」ビクッ!!
東条「思い出してみて、最原君はあなたが相談したとき様子がおかしかったんじゃないかしら」
東条「または、あまり協力的な態度ではなかったはずよ?」
百田「そ、そういえば…………、入間に邪魔されちまったが、終一のやつ、俺が恋をした相手を探すことを了承したわけじゃなかったな」
東条「ほら、みなさい」
東条「とても辛いことのはずだけど……、まだ傷の浅いうちにやめておきなさい」
東条「それがあなたのためなのよ?」
-
- 90 : 2017/03/01(水) 16:54:23 :
百田「オレのため……?」
東条「ええ、そうよ……」
百田「いや、それは違うな!!」ドンッ!!
東条「えっ……?」
百田「オレは本気なんだ……!!だから、この気持ちは中途半端に終わらせたくねぇ!!」
東条「何を言ってるの!?最原君からその人を奪うとでもいうの!?」
百田「そんなことはしねぇよ。だが、オレの気持ちは、はっきり伝える」
百田「それにモノクマの言ってることも本当かどうかわかんねぇからな」
百田「もちろん、終一には一度話してからにする」
百田「オレはオレの気持ちに決着をつけてぇんだ」
東条「……あなたは!!」
百田「それよりも東条もいいのかよ。モノクマの言っていることが本当なら、終一の付き合っているやつってのはおまえじゃないんだろ?」
百田「オレの心配より、自分の気持ちを大切にしたほうがいいんじゃねぇのか?」
東条「…………」
百田「東条……?」
東条「あくまで諦めないと言うのね……」
東条「なら、これ以上止めることはできないわね……」
百田「東条、おまえさっきからどうしたんだよ……?」
東条「そうね。私はどうしたのかしらね……?」
百田「お、おう……」
東条「私はもう少しここにいるわ……」
東条「さんざん振り回してごめんなさい。あとでみんなにも謝っておくわ……」
百田「ああ、だったらわりぃがオレは行くよ……。なんにせよ、終一に会わなくちゃいけないからな」
東条「ええ、そうね……」
百田君は心配そうに私を見つめると、部屋を出ようとドアノブに手をかけた。
百田「東条、なんでおまえが必死だったのかはわからねぇ。だが、オレの選択がどうやらおまえの努力を無駄にしちまったってことだけはわかった」
百田「だから、そのことは悪かった……。けど、オレはこの選択を後悔はしない」
東条「…………」
百田「じゃあ、今度こそ行くからな……」
そうして、言葉通り百田君は部屋から出て行ってしまった。
東条「…………」
東条「ごめんなさい。あなたの依頼果たせそうにないわ……」
-
- 91 : 2017/03/01(水) 16:55:41 :
―校舎2F 廊下―
百田「…………さて、終一のところに行くか」
百田「キーボの話じゃ、終一は自分の研究教室だったな……」
アンジー「…………」
アンジー「ば、ばれなかった……?」
アンジー「倒れた秘密子と蘭太郎のために、斬美を呼びにきたんだけど……」
アンジー「と、とんでもない話を聞いちゃったよー」アワワワ…
アンジー「終一の好きな人を、解斗も好きになったって……!!」アワワワ…
アンジー「終一の好きな人はアンジーだから……、解斗もアンジーが好きってことだよね……!!?」ズギャーン!!
アンジー「どどどどど、どーしよー!!?か、神さまの声も聞こえないよーーーー!!?」アワワワワ……
アンジー「…………」
アンジー「と、とにかく、気絶した2人のために斬美を呼ばないと……!!」アセアセ…
-
- 92 : 2017/03/01(水) 16:57:38 :
―校舎1F 廊下―
茶柱「くっ、逃げ足の速い!!」
入間「どこに隠れやがった!!コノヤロー!!」
赤松「え!?入間さん!!?」
キーボ「入間さんがなぜ、ここに!?」
茶柱「ちょうどいいところに!!天海さんを見ませんでしたか……!?」
星「いや、見てねぇが……、どうしたんだ?」
入間「天海のやつが、夢野を襲おうとしてやがったんだよ!!」
赤松「えぇえええええ!!?」ガビーン!!
キーボ「天海くんが、夢野さんを……!!?」ガビーン!!
星「オイオイ、あの天海がそんなことするはずないだろう……」
入間「けど、実際にオレ様たちは現場を押さえたんだよ!!」
茶柱「そうです!!最原さんといい、天海さんといい!!男死はやはり、滅するべきです!!」
キーボ「きょ、今日は本当にどうなってるんですか……!?」
キーボ「百田クンも、東条さんにさらわれてしまうし……」
茶柱「な、なんですって…………!!?」ガビーン!!
茶柱「東条さんが、百田さんにさらわれたですって……!!?」ワナワナ…
星「ん?」
赤松「ん?」
キーボ「ん?」
-
- 93 : 2017/03/01(水) 16:58:11 :
- ん?
-
- 94 : 2017/03/01(水) 16:58:18 :
- んん?
-
- 95 : 2017/03/01(水) 16:58:26 :
- んんん?
-
- 96 : 2017/03/01(水) 16:59:54 :
入間「百田のヤロー!!最原に飽き足らず、東条にも手を出しやがったのか!!」ワナワナ…
赤松「えぇ!?最原くんに手を出したってどういう……」
入間「こうしちゃいられねぇ!!オレ様は百田から東条を救出する!!」
入間「茶柱は引き続き、天海を探してくれ!!」ビシッ!!
茶柱「合点です!!」ガシッ!!
茶柱「赤松さんたちは申し訳ありませんが、夢野さんの安全の確保をお願いします!!」
キーボ「えっ!?えーっと……」ビクッ!!
茶柱「夢野さんは、夢野さんの研究教室にいます!!」
茶柱「本来なら、転子がそばにいたいのですが、転子は悪をくじきにいきますので、では!!」
そういうと2人は、それぞれ別の方向へと走って行ってしまった。
キーボ「あ、あの、ボク、確かに、百田クンがさらわれたって言いましたよね?」
赤松「う、うん。言ったよね……」
星「やれやれ、今日は本当にどうなってやがんだ……」
キーボ「と、とにかく……、まずは夢野さんの様子を確認しにいきましょうか……」
星「天海のやつが、そんなことするとは思えないが、一応確認はしたほうがいいだろうな」
赤松「うん、そうだね……」
赤松(けど、入間さんが他にも気になることをいっていたけど、あれはなんだったんだろう……)
-
- 97 : 2017/03/01(水) 17:01:24 :
- ホ百田ってことじゃないかな
-
- 98 : 2017/03/01(水) 17:01:49 :
―図書館―
天海「なんで、図書館に来たんすかね……?(自問自答)」
人間の心理というものはよくわかりません。
なぜ、自分は図書館に来たのでしょうか……?
そして、自分はなぜ、この服を握りしめたままなのでしょうか?
茶柱「男死!!男死はいないですかぁああああああ!!!!!!」ドンッ!!
天海「ひっ……!!?」ビクッ!!
俺は咄嗟に本棚の影に隠れました。
茶柱「おかしいですね……。なぜだか図書館にいるような気がしたんですが……」
天海(なんで、図書館にいるってわかったんすかね……!!?)ガクブル…
茶柱「まぁ、もうゲームルームのほうも探しますか……」
そういうと茶柱さんは図書館から出て行きました……。
天海「か、間一髪っすね……」ドキドキッ…
誤解のはずなのに、どうして自分は逃げているんでしょうか?
この手に握りしめた服のせいでしょうか?
天海「ふぅ、助か……」
茶柱「いえ、やはり……、もう少し図書館を探しましょう!!」ドンッ!!
天海「た、助かってなかった……!!?」ガビーン!!
茶柱「その声は、やはりここにいるのですね……!!」ギロッ!!
天海「ひぃ!!」
俺は全速力で逃げ出しました。
茶柱「待ちなさい!!!!」
-
- 99 : 2017/03/01(水) 17:03:34 :
―AVルーム―
茶柱「ここを開けなさい!!天海さん!!」
ドンドンドン!!
天海「ひぃ!!」
俺はなんとかAVルームに逃げると、カギを閉めることに成功しました。
茶柱「きえぇええええええええええええええええええええ!!!!!!!」
ドンドンドドン!!
ドンドンドドン!!
ドンドンドドン!!
天海「ひぃ!!」
しかし、これでは時間の問題。
彼女が諦めるはずはない……。
いずれ、俺はつかまってしまうでしょう……。
そう、後で考えると、俺は冷静でなかったんすよ。
人間の心理ってやつは、本当に厄介っす。
-
- 100 : 2017/03/01(水) 17:04:40 :
ガチャ…
茶柱「自分から開けるとは、どうやら観念したようですね……」
茶柱「……って、えぇえええええええええ!!?」
茶柱さんはさぞ驚いたことでしょう。
だって、彼女の目の前には……
ゴスロリメイド服を着た俺がいたんすからね……!!
茶柱「え!?えぇ……!!?(困惑)」
そして、茶柱さんに一瞬の隙が生まれました!!
すかさず、俺は茶柱さんを追い越して、AVルームから外へと走り出しました!!
手にはもともと来ていた服を……!!
体にはゴスロリメイド服をまとって……!!
茶柱「あ、あれ……!?え……!!?(思考停止)」
茶柱さんはまだ何が起きたのか理解できないみたいっす!!
そう作戦は成功しました!!
大切なものとひきかえに……。
天海「なんで女装なんかしてしまったんすかね……!!!!!?」ダダッ!!
-
- 101 : 2017/03/01(水) 17:07:13 :
- 茶柱が女子→男子えの行動を逆にしてるから余計にワケわからんことになっとる
-
- 102 : 2017/03/01(水) 17:09:32 :
- 犯人はお前か
-
- 103 : 2017/03/01(水) 17:09:46 :
- こいつ怪しい
-
- 104 : 2017/03/01(水) 17:10:38 :
- お前ら一回全員集まって話し合えよw
-
- 105 : 2017/03/01(水) 17:11:04 :
- アンジー…つか天海なにしてんだ
-
- 106 : 2017/03/01(水) 17:11:27 :
- 愛されてる最原くんどこー?
-
- 107 : 2017/03/01(水) 17:22:00 :
- ヒロインたちよ…諦めない心が大事だぞ…つまり最原くん皆で襲えばええんじゃよニッコリ
-
- 108 : 2017/03/01(水) 17:24:10 :
- 大変面白いことになって参りました
-
- 109 : 2017/03/01(水) 17:45:26 :
―超高校級の探偵の研究教室―
最原「やっぱり、入間さんはもういないみたいだね」
白銀「茶柱さんと元気に肩を組みながらどこかへ行っちゃったからね……」
ゴン太「あの二人が仲良くしているなんて驚いたけど、やっぱり仲がいいほうがいいと思うよ!!」
白銀「ところで、ゴン太くんの運命の出会いっていうのが、さっきから地味に気になるんだよね」
ゴン太「う~ん、実はその件で最原くんの力を貸してもらいたかったんだよね」
最原「え゛っ……」
ゴン太「実は、運命の出会いをしたはいいものの……、それが誰だったのかよくわからないんだ……」
白銀「えぇ!?どういうことなの!?」ガビーン!!
ゴン太「実はその人は、ハンカチを落としていったんだ。けど、気づいた時には後ろ姿しか見えなくて……」
ゴン太「ゴン太は追いかけようと思ったんけど、なぜだか身体が動いてくれなかったんだ」
ゴン太「病気でもないのに、胸が苦しくて……、その人の去っていく背中をただじっと見ていることしかできなかったんだ……」
白銀「ちょっと待って!?この学園にはわたしたちしかいないんだよ!?なんで誰かわからないの?」
ゴン太「うん。その人は、この学園で出会ったどの人とも違う格好をしていたんだ……。それに顔もよく確認できなかったからね……」
白銀「ど、どんな格好をしていたの……?」
ゴン太「う~ん、色は全体的に黒くて、白いひらひらがついていたと思う」
白銀「あ、う~ん……。なるほど…………」
最原「…………」
ゴン太「もしかして、何か知ってるの……!!?」ビクッ!!
白銀「え゛!?ど、どうかな……?」ビクッ!!
ゴン太「もし、何か知っているなら教えてくれないかな……?」
ゴン太「紳士としてぶつかってしまったことはきちんと謝罪したいし、何よりもっとその人のことをよく知りたいんだ!!」
白銀「そ、そうなんだ……」チラッ…
最原「…………」チラッ…
-
- 110 : 2017/03/01(水) 17:46:40 :
白銀「さ、最原くんは、ど、どう思う……?」アセアセ…
最原「え゛!?な、なにが……!!?」ビクッ!!
白銀「今の話を聞いて、何かわかったことはあ、ある……?」
最原「う、う~ん。全体的に黒で、白いひらひらがついているって言ったら、あれだよね……?」
白銀「俗に言う、ゴスロリってやつだね。確かにわたしたちの中にそんな服装の人はいないね」
最原「あと、ゴン太くんはその人の後ろ姿を見たんだよね?だったら。どんな髪形をしていたの?」
ゴン太「う~ん、なんか頭の左右の髪の毛がぐるぐるになっていたかなぁ。まるで、ドリルみたいだったよ」
最原「ど、ドリル……?」
白銀「ツインドリルってやつかな……。ツインテールを縦ロール状にした髪形だね」
ゴン太「ツインドリルに、ツインテールか……。なんだか怪獣にいそうな名前だね!!」
白銀「う、うん……。間違ってはいないどころか、むしろあってるんだけどね……」
白銀「ちなみに、実はあの有名なカードゲームにも存在しているらしいよ!!」ビシッ!!
ゴン太「最原くん、ゴン太やっぱり白銀さんが何を言ってるかわからないんだけど……」
最原「大丈夫、僕もさっぱりだよ……」
最原(けど、これはまずい。どうしよう……!!)
最原(ややこしいことになったぞ……!!!)ドーンッ!!
-
- 111 : 2017/03/01(水) 17:58:57 :
タイトル回収したとこで、今回はここまで。
ややこしすぎて、いったいどうすればいいのか……。
あと、2回ぐらいで完結させたいです……。
-
- 112 : 2017/03/01(水) 18:06:12 :
- 自分の脳裏にはセレ…安広さんがいる
-
- 113 : 2017/03/01(水) 18:13:43 :
- まっさかぁ、セレ…安広さんがいるわけないだろう
-
- 114 : 2017/03/01(水) 18:17:52 :
- そうだよ!セレ…安広ちゃんがいるわけないよ!
-
- 115 : 2017/03/01(水) 18:27:09 :
- 謎の人物は今の所巫女服・メイド服・ゴスロリか?
これはやはり・・・
-
- 117 : 2017/03/03(金) 14:38:30 :
- ドリルツインテールだとΣ(⊙ω⊙)
そしてゴスロリなら、セレフだと思ったが違うみたいだし、最原の女装かな?
-
- 118 : 2017/03/05(日) 15:56:22 :
- 天海がなん図書からなん女装に進化した
-
- 119 : 2017/03/07(火) 08:22:06 :
- V3プレイ済みならわかるかも…?
真宮寺が気になるから断言できないなぁ
-
- 120 : 2017/03/08(水) 17:18:05 :
- 真宮寺と最原と……○○さんで巫女とメイドとゴスロリをキテイタノカナ?
-
- 121 : 2017/03/10(金) 01:27:12 :
- 未完のまま終わらないか心配である
-
- 122 : 2017/03/21(火) 00:34:43 :
- 続き期待してます
-
- 123 : 2017/03/23(木) 01:43:05 :
- まだかなー
-
- 124 : 2017/03/24(金) 19:23:49 :
- コレキヨ「これ着よ」
-
- 125 : 2017/03/27(月) 11:51:32 :
- まだー
-
- 126 : 2017/03/29(水) 01:33:09 :
- みなさん、すみません。
お久しぶりです。
パソコンが壊れたり、歯が抜けたり、お尻が痒かったりしてました!!
-
- 127 : 2017/03/29(水) 01:34:05 :
―超高校級のマジシャンの研究教室―
赤松「あっ、夢野さん……」
キーボ「どうやら眠っているだけのようですね」
星「しかし、どうしてこんなところで眠ってるんだ?」
赤松「さすがに天海くんが何かをしたとは思えないし……」
星「茶柱のやつが暴走しているだけだろうな」
赤松「いまさらだけど、茶柱さんたちを放っておいたの失敗だったよね……」
キーボ「とはいえ、夢野さんを放っておくわけにもいきませんでしたしね」
夢野「んっ……」
赤松「あっ、夢野さん。気がついた……?」
夢野「あれ、ここはどこじゃ?」
キーボ「夢野さんの研究教室ですよ」
夢野「ん、ウチはアンジーと天海と一緒だったんじゃが……」
赤松「夜長さん……?」
夢野「うむ、思い出したぞ。アンジーの似顔絵を見た瞬間、気が遠くなったんじゃった」
星「なるほど、夢野が気絶していた理由はわかったな」
星「おそらく、天海も夢野と同じように気絶していたが、先に目が覚めたんだろう」
キーボ「そこをあの2人に見つかったというわけですか……」
夢野「それで、お主たちは何をしてるんじゃ……」
赤松「ええっと……」
-
- 128 : 2017/03/29(水) 01:35:06 :
夢野「なんじゃと!?天海がウチを襲おうと……!!?」ガビーン!!
赤松「ち、違うよ!!そういうふうに、茶柱さんと入間さんに勘違いされているっていう話だよ」ガビーン!!
夢野「どうやら、ウチが可愛いばかりに、天海の心を惑わせてしまったようじゃな……」フフン
キーボ「あのぅ、夢野さん……?」
星「やれやれだな。どうして、ただ説明するだけで体力を持っていかれるやつばかりなんだ……」
赤松「夢野さん、もう一度いっておくけど、たぶん誤解だからね!!」
夢野「まぁ、一応わかったと言っておこうかの……」フフン
キーボ「あの顔はわかっていない顔ですね……」
星「こっちはちゃんと説明したんだ……。夢野に被害もなかったようだし、これで茶柱と入間の誤解を解くこともできるだろう」
赤松「ところで、さっき言っていた似顔絵って何?」
夢野「そうじゃった。ウチはアンジーに、17人目の生徒の似顔絵を見せてもらったんじゃ!!」
赤松「えっ!!?それって……!!」ビクッ!!
キーボ「王馬クンの言っていた生徒のことですか……!!?」
星「似顔絵ってのは夜長が描いたってわけか。つまり、夜長も17人目を目撃しているってことだな」
星「しかも、夜長は顔まで見ているってことか……」
夢野「なんじゃ、赤松たちも知っておるのか?」
赤松「さっき、王馬くんが言ってたんだ。私たち以外の生徒がこの学園にいるって」
キーボ「そして、どうやら、その人物はメイド服を着ていたらしいんです」
夢野「ん?ウチの聞いた話とは少し違うな……」
星「どういう意味だ?」
-
- 129 : 2017/03/29(水) 01:36:12 :
夢野「ウチと天海は、アンジーからその話を聞いたんじゃが、謎の転校生は巫女服を着ていたそうじゃぞ?」
星「服装が違うってことか……」
キーボ「王馬クンの話していた人物とは別人の可能性もありますね……」
星「気になる話だが、そのへんの考察は後だ」
キーボ「やはり、ここは最原クンに会いにいきましょう」
キーボ「謎の人物についても最原クンに聞くのがいいでしょう」
夢野「んあ?最原のやつが、17人目の正体をしっておるのか?」
赤松「うん。王馬くんの話だと、昨日一緒に行動していたみたいなんだ」
夢野「それは信用できるのか?」
星「それを含めて最原に確認しようと思ってな……」
夢野「なるほど、ウチも行くぞ」
星「ああ、元々そのつもりだ」
赤松「よし、それじゃあ、今度こそ最原くんの研究教室に行こう!」
-
- 130 : 2017/03/29(水) 01:38:06 :
―超高校級の探偵の研究教室―
百田「終一!いるか!?」ドンッ!!
最原「百田クン……!?」ビクッ!!
ゴン太「あれ、百田くん。どうしたの……」
百田「ゴン太か……。それに白銀も一緒だったんだな」
白銀「ええ!?百田くん!!?」ガビーン!!
百田「なんだよ、白銀?そんなに驚いて……?」
白銀「え!?いや、なんでもないよ……!?」
百田「終一、大丈夫だったか?入間のやつにいきなり連れていかれたからな……」
最原「うん、僕は大丈夫だよ。ゴン太くんが助けてくれたからね」
百田「そうか、東条の言う通りだったな」
最原「えっ、東条さん……?」
百田「ああ、東条のやつが言っていたんだ。ゴン太に終一を助けるように頼んだってな」
最原「ゴン太くんがここに来たのは、東条さんに頼まれたからだったのか……」
ゴン太「うん。言い忘れていたけど、実はそうなんだ」
百田「でも、東条のやつ……、なんで終一がここにいるってわかったんだろうな?」
ゴン太「ゴン太も気になったけど、最原くんがピンチならまず助けないと思ってね」
ゴン太「けれど、ゴン太は入間さんを傷つけたから……、そのことを、ちゃんと謝らないといけないよ」
百田「おいおい。そりゃあ、どういう意味だ!?」
-
- 131 : 2017/03/29(水) 01:39:30 :
ゴン太「入間さんは、最原くんに何か話したいことがあったみたいなんだ。でも、ゴン太がそれをジャマしたから……」
百田「とはいえ、終一が襲われてたのは本当なんだろ?なら、おまえのやったことは間違ってないだろ?」
白銀「襲われるって、何の話?」
最原「えっと、それは……」
ゴン太「入間さんが、最原くんを押し倒してたんだ。ちょうど、この部屋でね」
白銀「えぇ~!!?なにそれ!!?」ガビーン!!
百田「入間のやつも、いきなり終一を連れていくんだもんな。それに、モノクマのやつもそれを追いかけようとしたオレを邪魔しやがるしよ」
最原「え、モノクマが……!?」
百田「ああ、まったく何考えてんのかわかんねぇよな」
白銀「………にしても、最原くん。入間さんに力負けするって、ちょっと弱すぎない?」
最原「うっ……」グサッ!!
百田「確かにそうだな。こりゃ、さらなるトレーニングが必要だな!!終一!!」
最原「う、うん……」
白銀「えいっ」ドンッ!!
最原「うわぁ!!?」ビクッ!!
百田「ちょ!?白銀、何してんだよ!!?」ガビーン!!
白銀「……ほんとだ。思ったより簡単に押し倒せる」ズイッ!!
最原「思っても、試さないでよ!!」ガビーン!!
ゴン太「びっくりしたよ。ゴン太、何が起こったのかと……」アセアセ…
最原「ひどいよ、白銀さん……」
百田「終一、こりゃあ本格的に鍛えないとだな!!」
-
- 132 : 2017/03/29(水) 01:42:01 :
最原「確かに、自衛できないととんでもないことになりそうな気がしてきたよ」
白銀「大丈夫だよ、最原くん!!か弱くても、需要はかなりあるから!!」ドーンッ!!
百田「誰からの需要だよ……」
百田「まぁ、いいや……。2人とも悪いが、終一を貸してくれないか?大事な話があるんだよ」
最原「それって、さっきの話の続き?」
白銀「それって、私たちがいるとまずい話?」
百田「悪いが、オレと終一の2人にしてもらいたいんだ」
ゴン太「そっか、ならゴン太たちは外に出ていようか」
白銀「そうだね……」チラッ…
最原「…………」チラッ……
「「おはっくまーーーーーーーーー!!」」
最原「うわぁああああ!!?」ビクッ!!
モノタロウ「一緒にきてもらうよ、最原クン!!」
モノキッド「おとなしくしたほうが、身のためだぜッ!!」
百田「終一!!?」ガビーン!!
ゴン太「えっ、最原くん!!?」ビクッ!!
白銀「どういうこと……!!?」ビクッ!!
「「ばーいくまーーーーーーーーー!!」」スタコラサッサ
百田「終一がさらわれたぞ!!?」ガビーン!!
ゴン太「おいかけよう!!」
白銀「こんなに簡単にさらわれるとか、それなんてピー」
百田「つべこべ言ってる場合かッ!!あいつらは走って逃げて行った!!とにかく、追いかけるぞ!!」ガビーン!!
-
- 133 : 2017/03/29(水) 01:44:05 :
―超高校級のメイドの教室―
アンジー「あれ?」
アンジー「斬美、いないな……。確かに、解斗と話していたはずなのに」
入間「東条、ここにいるか!!」バーン!!
アンジー「あれ、美兎?」
入間「夜長か、東条を見なかったか?」
アンジー「それがさっきまで、ここにいたはずなんだけど、いないんだよー」
入間「すでに百田に連れ去られたってわけか……」
アンジー「ん、連れ去られた?」
入間「ああ、東条は百田にさらわれたんだ!!」
入間「くっ、早く東条を百田の魔の手から救ってやらねぇと!!」
アンジー「けど、解斗はひとりでこの部屋から出てきたよー?」
入間「何ィ!?」
アンジー「アンジーはずっと部屋の前にいたから、斬美もこの部屋から出てないはずだよ」
入間「テメェー!!東条が百田に襲われているところを黙ってみていたのかッ!!?」ガーンッ!!
入間「まさか、そういう趣味だったとはな……。ハイレベルなやつだぜッ!!」ドンッ!!
アンジー「えぇ!!?何を言ってるかわかんないけど、2人は話をしているだけだったよー!?」ガビーン!!
入間「そんなわけあるか!!なら、東条はどこなんだよ!!」
アンジー「それはアンジーにもわかんないんだよー!!他に出口なんてないはずなのに……」
入間「まさか、隠し通路でもあるのか……?」
アンジー「う~ん、それはわからないけど、斬美がどこかに隠れているかもしれないし、ちょっと、この部屋を探してみよー」
入間「ちっ、しょうがねぇ……。オレ様も手伝ってやるよ!!」
-
- 134 : 2017/03/29(水) 01:47:05 :
アンジー「ん~。どこにもいないなー」ガサゴソ…
入間「ちっ、どこにもいやしねぇな……。テメェー、ウソついてんじゃねぇだろうな?」ガサゴソ…
アンジー「嘘じゃないよー!!本当に話してたんだよー!!」プンスカ…
入間「けど、東条のやつどこにもいねぇじゃねぇか……」ガサゴソ…
入間「ちっ、中はゴミばかりか……。ひみつのスイッチでもあるかと思ったんだがな……」ガサゴソ…
入間「ん、これは……?なんで、これがここに……?」
アンジー「おおおッ!!?」ビクッ!!
入間「ひぃ!?変な声だすなよ!!?」ガビーン!!
アンジー「テーブルの下に、謎の階段が!!!」ドーン!!
入間「マジかよ!!?」ビクッ!!
入間「本当だな……、東条のやつ、ここからどこかへ行ったのか?」
アンジー「中は明かりもついてるみたいだし、言ってみようかー!!」
入間「ちょ、どこにつながってるかもわかんねぇんだぞ!?」
アンジー「いいよー、アンジーひとりでもいくし」
入間「うっ、今のオレ様は女子の味方……。夜長をひとりにするわけにはいかねぇか……」
入間「わかった、オレ様もいく!!」
アンジー「にゃはは!!レッツゴー!!」
入間「くそっ!!なんで、こんなことにぃ……!!」ブツブツ…
アンジー(あれ、でも何か忘れている気がするなー。なんだっけ?)
アンジー(でも、とにかく今は斬美を見つけないとー!!神様もそういってるよー!!)
-
- 135 : 2017/03/29(水) 01:48:47 :
―???―
春川「…………ここどこなの?」
モノファニー「……あら、いらっしゃい」
春川「あんたは……!!」
モノファニー「お嬢さん、そんなに怖い顔しちゃめっよ。可愛い顔が台無しよ?」
春川「モノクマにここに無理やり連れてこられたんだけど……、いったい何のつもり?」
モノファニー「ここは大人たちの集う店。モノクマの酒場よ……」
春川「モノクマの酒場……!?」ガビーン!!
モノスケ「なんや、旅の仲間でも集まりそうなところやな」
モノファニー「あっ、いらっしゃい~!!」
モノダム「景気ハドウダイ……?」
モノファニー「ぼちぼちよ~」
春川「あんたらまで……!!本当にここはどこなのよ!!」
春川(私は早く、最原に会わなくちゃいけないのに……)
真宮寺「どうやら、ここは学園に隠された部屋の1つのようだネ」ヌッ
春川「真宮寺!?あんたもモノクマに……?」
真宮寺「自分の研究教室を出ようとしたら、この有り様さ」
真宮寺「僕たちを誰かに会わせたくないのかもネ……」
春川「誰かって……、最原とか?」
モノファニー「ビクンッ!!」ドキッ!!
モノスケ「ビクンッ!!」ドキッ!!
モノダム「…………ワザトラシスギルヨ」
-
- 136 : 2017/03/29(水) 01:50:34 :
真宮寺「クックック……。どうやら、春川さんの考えで間違っていないみだいだネ」
春川「真宮寺。あんたも最原に用事があるの?」
真宮寺「ああ。少し話したいことがあってネ」
モノファニー「それよりも、オマエラお腹すいてない!!?」バーンッ!!
モノスケ「せや!!店に来たなら注文がマナーやろうがッ!!」ドーンッ!!
春川「無理やりつれてきたくせに、言うことはそれなの……?」
真宮寺「……けれど、どんな料理が出てくるか興味はあるなぁ」
春川「ちょっと、真宮寺。あんた何いってんのよ?」
真宮寺「そんなに焦らなくてもいいと思うヨ、春川さん?彼らから情報を得るのも無駄な時間じゃない」
モノスケ「情報ってなんのことや?こっちは何も知らんで!!」アセアセ
モノダム「ウ、ウン。知ラナイヨ……?」アセアセ
真宮寺「とりあえず、メニューを見せてもらっていいかな?」
東条「はい、どうぞ」サッ…
真宮寺「ありがとう」
春川「情報っていったってね……」
真宮寺「確かめたいことがあるなら、なおさら焦ってはいけない」
真宮寺「君もそう思うだろう?」
東条「ええ、そうね」
東条「まぁ、これでも飲んで落ち着きなさい」コトッ…
-
- 137 : 2017/03/29(水) 01:52:47 :
- …キルミー!?
-
- 138 : 2017/03/29(水) 01:53:04 :
-
春川「ホットミルクか……」
東条「酒場とはいえど、学生にお酒は出せないもの」
真宮寺「違いないネ。下手すればお店の責任問題にもなるしネ」
モノファニー「ビクンッ!!」ドキッ!!
王馬「だよねー。じゃあ、俺にもおかわり!!」
モノファニー「はいはい」
モノスケ「ワイには、きついのくれへんか?」
モノファニー「嫌なことでもあったの?」
モノスケ「まぁな。実は、今日もモノクマーズはいらんのとちゃうかとか言われてな……」
モノダム「……モノスケ」
モノスケ「そんな顔しても、しょうがあらへんで。モノダム」
モノファニー「そうよ。これでも飲んで元気だして……」コトッ
モノスケ「……って、これスピリタスやないかーーーーい!!!」ガビーン!!
モノダム「世界一ノ、アルコール度数トイワレテル……!!アノ、スピリタス!!?」ビクビク…
東条「スピリタスは、なんとアルコール度数、96度。火をつければ、燃えるわよ……?」
王馬「ほとんどアルコールだもんね」
モノファニー「いっき!!いっき!!」
モノスケ「この量をいっきしたら、あかんがな!!!」ガビーン!!
王馬「モノスケの!!」
東条「ちょっといいとこ」
モノファニー「見てみたい!!」
王馬「そーれ、いっき、いっき!!」ドーン!!
モノファニー「いっき、いっき、いっきっき!!」バーン!!
モノスケ「しゃあない!!ワイも男や!!」
モノダム「ヤ、ヤメトイタホウガイイヨ……!?」
モノスケ「じゃかしいわい!!それでもな、男にはやらねばならんときがあるんじゃい!!」ドーン!!
モノダム「ソレハ、確実ニ今ジャナイト思ウヨ!!?」ガビーン!!
-
- 140 : 2017/03/29(水) 01:55:30 :
モノスケ「」チーン……
モノダム「モノスケェエエエエエエエエエエエエ!!!!!」ガビーン!!
モノファニー「まずはひとり始末したわね」
王馬「にししっ!!次の犠牲者は……、誰になるのかな?」
真宮寺「クックック……」
東条「みんなは、アルコールには気をつけましょうね!!!!!」バーン!!
東条「本当に記憶を失うわよ!!」ドーン!!
春川「あのさ、そろそろつっこんでいい?」
真宮寺「どうぞ」
春川「…………」ス~
春川「…………」ハァ~
春川「…………」
春川「…………」
春川「なんで、ここに東条と王馬がいるのよ!?何、平然となじんでんのよ!!?今までの茶番はなんなのよ!?そして、ここはどこなのよ!?ついでに、モノクマーズが2体足りないんだけど!!!!?」ドーン!!
-
- 141 : 2017/03/29(水) 01:59:45 :
真宮寺「クックック……。意外なツッコミの才能だね。すばらしいヨ!!」
春川「うるせぇ!!ちょっとは、あんたも真面目になれ!!」
王馬「あらら、春川ちゃんったら、ツッコミもキレてるけど、とうとうキレちゃってるね」
春川「いい加減にしないと、殺すわよ……!!!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
東条「そうね、痛いのは嫌いだし、そろそろ真面目にやりましょうか」
モノファニー「東条さんったら、殺すなんて言われてるのに肝がすわってるわね~」
モノファニー「……って、コロス!!?」
モノファニー「………おぇええええええええええええ!!!!」デロデロデロデロ!!
モノダム「アアッ!!?ストレスで、モノファニーガ吐イタァアアアア!!?」ガビーン!!
真宮寺「仮にも、飲食店であるまじき行為だネ……」
モノスケ「」ブクブクブクブク……
モノダム「モノスケェエエエエエエエエエエエエエ!!!?」ガビーン!!
モノスケ「モノダム……。頼む。ワイの骨は、海に流してくれ……」
モノダム「骨ナンテ、ナイヨネ!!?」ガビーン!!
春川「うるさい、黙れ!!」
モノスケ「ひぇえええええええええ!!?」ガビーン!!
モノダム「調子コイテ、スイマセンデシターーーーー!!」ガビーン!!
モノファニー「アタイ、生まれ変わるから!!これからはいい子にするから~!!」ガビーン!!
-
- 142 : 2017/03/29(水) 02:21:09 :
-
春川「で、あんたら……、なんでここにいるの?」
東条「私は気がついたら、ここにといたというところね」
春川「なんで、こいつらの仲間みたいなことしてるの?」
東条「モノクマ―ズとはいえ、給仕を依頼されたのよ。全力で取り組むしかないわ!!」ドーン!!
真宮寺「すばらしい、プロ根性だネ」
春川「方向性を見失ってると思うけどね……」
王馬「この東条さん、よくわからない方向にふり切れてるよね!!」
春川「そういうあんたは何してんの?」
王馬「オレ?オレは気がついたら、出口の見えない迷路の中で迷っていたんだ……」
王馬「そう、それは人生という名の迷路……」
王馬「わけもわからず、さまよっていたオレに見えたのは、ひとすじの光だった……」
王馬「次回!!モノスケ、死す!!」
モノスケ「デュエル、スタンバイ!!!!」
春川「次回と言わず、今殺すけど……?」ゴゴゴゴゴゴ…
モノスケ「マジや……!!?この嬢ちゃん、マジの目やーーーーーー!!?」ガビーン!!
春川「王馬、あんたは真面目に話す気はないの……?」
王馬「あのさぁ、先にいっておくけど、こんな状況にマジになっちゃってどうすんの?」
春川「は?」
王馬「確かにつまらなくない状況だけど、そんなにしててもなんにもならないよ?」
王馬「とくに、そんな怖い顔、あいつに見られてもいいの……?あいつはそんなの喜ばないと思うけど……?」
春川「なっ!!?そんなの関係ないでしょ!!?」カァ…
王馬「あれあれ、誰のことを思い浮かべたのかな……?」
春川「くっ……!!」ギリッ…
-
- 143 : 2017/03/29(水) 02:38:33 :
真宮寺「……クックック。それにしても、このメンバー、何か思惑を感じるヨ」
春川「どういうこと?」
王馬「……えぇ!!こんなにヒント出してるのにわかんないの!!?」ビクッ!!
春川「は?あんたの話のどこがヒントなのよ!?」
王馬「ま、ヒントを出していたってのはウソだけどね!!」ドーン!!
春川「こいつ……!!」ギリィ…
東条「さて、春川さん。そろそろ本題に入ろうかしら……」
春川「何よ、急に……!?」
東条「あなたを、いえ、あなたと真宮寺君を【私たちの味方】として引き入れるわ……」
春川「味方……!?どういうこと……!?」
真宮寺「なるほどネ。なんとなく、読めてきたヨ……」
東条「私は一度諦めた。けれど、やはり諦めるわけにはいかない」
東条「あなたにも協力してもらうわ」
東条「これは、何より最原君のため、そして百田君のため……」
東条「そして、あなたのためなのよ……?」
春川「……どういうこと?」
東条「…………今から説明するわ」
東条「これから起こる事態を乗り切る方法。そう……」
東条「【学級裁判】を乗り切る方法をね……!!!」ドンッ!!
-
- 147 : 2017/04/05(水) 17:23:56 :
- 超期待です
-
- 148 : 2017/04/05(水) 17:35:29 :
- 楽しみにしてます!
-
- 149 : 2017/04/07(金) 03:59:06 :
- おもしれえ...。
個人的には第17の生徒がアンジーだと思う。
夢野より少し大きいって、アンジーくらいかなあと
-
- 150 : 2017/04/08(土) 21:47:11 :
- 学級裁判やるんだΣ(⊙ω⊙)
最原は、いったいどこに……
-
- 151 : 2017/05/08(月) 01:14:32 :
- 1ヶ月近く経ってるけど全然、更新来てないよ
結末が気になる
-
- 152 : 2017/06/11(日) 12:58:42 :
- 気になる
-
- 155 : 2018/05/20(日) 22:39:01 :
- 作者さんのアイコンのせいで巫女服、メイド、ゴスロリがあのキャラに思えてきて…!?
-
- 156 : 2018/06/01(金) 17:11:45 :
- もう混沌と化してるわ
この状況wwwww
-
- 157 : 2018/07/28(土) 15:55:14 :
- も····もしかして·····
17人目の生徒は····
あいつの姉か?
いや違うよな
-
- 158 : 2018/08/02(木) 03:23:49 :
- 期待!!
17の生徒は白銀?
-
- 159 : 2018/11/18(日) 00:55:42 :
- 内容が頭の中でゴッチャゴチャのグッチョグチョ(?)だぁ☆ だけど、これだけは断言出来るッ!
次回!モノクマーズ、死す!!デュエル・スタンバイ!!!
-
- 160 : 2018/11/18(日) 01:09:54 :
- 東ほu……巫女服(REIMU)…メイド(SAKUYA)…ゴスロリ(MARISA)…??
著者のアイコン(REMIRIA)からすると…、115、確かにあのキャラに思えてくるね☆
因みに、私はドレスワンピ(HURAN)派です☆
-
- 161 : 2019/05/03(金) 01:47:55 :
- 令和になっても期待
-
- 162 : 2019/09/17(火) 21:31:18 :
- 早く早くハイライト
-
- 163 : 2019/10/06(日) 19:13:55 :
- 続きが気になる!期待です
-
- 164 : 2019/10/18(金) 18:21:09 :
- まだまてる
-
- 165 : 2019/12/23(月) 05:42:06 :
- 期待してます
-
- 166 : 2019/12/24(火) 05:52:43 :
- 待機
-
- 167 : 2020/07/14(火) 23:51:17 :
- 期待しております
-
- 168 : 2022/02/06(日) 16:39:05 :
- 今年は…来てくれますかね…
待ってます…!
-
- 169 : 2022/09/08(木) 23:16:40 :
- 今でも待ってます…
どうか更新を!!
- 著者情報
- 「ダンガンロンパ 」カテゴリの最新記事
- 「ダンガンロンパ 」SSの交流広場
- 【sn公式】ダンガンロンパ交流広場