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戦刃「メリー・クリスマス…!」
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- 1 : 2016/12/24(土) 23:20:45 :
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どうも皆さん、ウィード ッ!!
毎度おなじみの雑草魂です!
さぁさぁ……来ましたよ?
とうとう……やってきましたよ?
ようやく……訪れましたよ?
モノクマ「はい、分かる人!」
『ピンポーン』
ソニア「はい!」
モノクマ「では、ソニアさん!」
ソニア「愛する人との……クリスマス・イブです!」
モノクマ「……はい次!」
ソニア「えっ!? ち、違うのですか!?」
モノクマ「察しろよもう! はい分かる人!」
『ピンポーン』
桑田「はいはいはーい!」
モノクマ「決めてくれよ、桑田くん!」
桑田「越後製菓!」
モノクマ「誰かソイツをつまみ出せ!」
桑田「ちょ、ちょっと待ってくれ! 俺は場を和まそうと―――」
『…………』
モノクマ「はい分かる人…」
『ピンポーン』
苗木「えっと、はい」
モノクマ「やっぱり主役だよね〜! はい、苗木くん!」
苗木「戦刃さんと江ノ島さんの……誕生日、だよね?」
戦刃「!」
江ノ島「またこの流れかい……」
モノクマ「はいはいはい、大正解! そう、そうなんです! ヨルナンデス!」
モノクマ「クリスマスだからって……忘れてない? そんなわけないよねぇ〜?」
モノクマ「そうだよ、絶望シスターズの誕生日だよ! 知らなかった奴は脳に刻み込んでおけよぉ!?」
苗木「じゃあまた……」
モノクマ「その通り、始まるよー!」
『ブーーーーーッ!!』❨映画館で鳴るアレ❩
〜絶望シスターズ誕生日SS〜
【ミリタリークリスマス】
戦刃「はじまるよ〜」
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- 2 : 2016/12/24(土) 23:21:56 :
- 期待です!
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- 3 : 2016/12/24(土) 23:24:36 :
- >>2
は、速いっ……!
さては貴方も戦刃ファンですね!
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- 4 : 2016/12/24(土) 23:24:43 :
- 【絶望姉妹の自室】
戦刃「今日はクリスマスだね、盾子ちゃん」
江ノ島「んー? あぁ、あのクリムゾンジジイが来る日?」
戦刃「クリムゾ……!? あっ、サンタクロースの事かな……」
江ノ島「そーそー、それそれ。ってか、もうそんな時期ぃ? どうりで寒いわけだわ」
戦刃「じゃあ今年も準備しなくちゃね、クリスマスパーティもとい、盾子ちゃんの誕生日会!」
江ノ島「はぁ? 嫌よ、あれ準備とか絶望的に面倒だし、そもそももうそんな歳じゃないし」
戦刃「え、えぇ……」
江ノ島「つーか、今年は松田くんと過ごすのよ。だから誕生日会は無し、わかった?」
戦刃「あっ……う、うん……わかった」
江ノ島「……じゃね」
『バタンッ』
戦刃「…せっかく盾子ちゃんの為にプレゼント用意したのになぁ……」
『あ、あー思い出したー(棒)』
戦刃「……盾子ちゃん?」
『なんかー苗木がクリスマス凄ーく暇だとか言ってた気がするなー? 気のせいかなー?(棒)』
戦刃「…………」
『暇ならパーティーとか一緒にできるんじゃないかなー? どうなんだろうなー?(棒)』
戦刃「!」
『………』
『………二度は言わないわよ、スカポンタン』
『タッタッタッタッ……』
戦刃「苗木くんと、クリスマス……」
戦刃「…………」
時計「やぁ」
戦刃「まだ、時間はある……!」
『MISSION:苗木マコトとクリスマスを過ごせ!』
戦刃「苗木くんと……クリスマス!!」
『タタタタタタタタタッ!!』
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- 5 : 2016/12/24(土) 23:33:43 :
- 【松田の研究室】
松田「……で? なんで俺のところに来たんだよ」
江ノ島「いやー、だって約束したって言っちゃったしさー」
松田「それはオマエの捏造した勝手な口実だろ? 実際にはしてねえし、する気もねえから、とっとと出てけ」
江ノ島「え〜? いいじゃん別に……。クリスマスくらい相手しなさいよー」
松田「うっせ、今日は重要な会議があんだよ。構ってほしいなら他所を当たれ」
江ノ島「何もずっとなんて言ってないじゃない。少し時間空けて、ちょっと付き合ってくれるだけでもさー」
松田「っ……忙しいって言ったろ、何度も言わせんな」
江ノ島「…………あっそ。じゃあもういいわよ、アンタなんか知らない」
松田「へいへい…」
『バタンッ!!』
松田「……さて、ようやく――」
『ガチャッ!!』
江ノ島「この……少しは追ってきなさいよ薄情者ぉぉぉぉ!!」
松田「っ!?……だああぁぁっ! もううっせえな! 出ていくのか行かないのか、ハッキリ……!」
松田「し……ろ…………」
江ノ島「……っ……っっ…!…」
松田「お、おい……」
江ノ島「もう、いいわよ……」
『パタンッ……』
松田「…………」
松田「チッ! ……んだよ、らしくねえ顔しやがって」
松田「……面倒くせぇ」
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- 6 : 2016/12/24(土) 23:44:15 :
- 【希望ヶ峰学園:一階廊下】
戦刃「……苗木くん、どこにいるんだろう?」
【希望ヶ峰学園:二階廊下】
戦刃「いないなぁ……」
【希望ヶ峰学園:三階廊下】
戦刃「うーん……」
(もしかして嘘、だったのかな? 盾子ちゃんの情報って八割くらい偽物だし……)
「か〜〜、今年も一人クリスマスかよ〜……」
戦刃「ん……?」
山田「まぁまぁ桑田レオン殿、そう落ち込むことはありませんぞ。一人クリスマスというのも、静かで良いものですぞ」
桑田「お前は気楽だよなぁ……アニメと漫画があれば、それで満足なんだからよ」
山田「あっ、スナック菓子を忘れておりますな。あのチーズ味の……」
桑田「やかましい! あーあ……俺も彼女が欲しいぜ。そうだよな苗木?」
苗木「あ、あははは……」
戦刃「いた! 苗――……」
舞園「苗木くーん!」
戦刃「はぐっ!?」
苗木「あっ、舞園さん。どうしたの?」
舞園「苗木くん、今日は空いてますか? プロデューサーさんから、水族館のチケットいただいたんですよ!」
苗木「え? ボクは――……」
桑田「空いてる空いてる! すっげえ暇だぜ舞園ちゃん!」
舞園「……黙れよ」
桑田「あっ、…………ハイ、スイマセン……」
山田「出た、デス・スマイル……」
『デス・スマイル=殺意全開の笑み』
舞園「……で、どうですか苗木く――って……あぁ!?」
霧切「こんなところにいたのね、苗木くん……。ところで今日、時間あるかしら?」
苗木「え? あ、まぁ……」
霧切「そう……。実は、私もオフなの。良ければ一緒に……」
舞園「ちょっと待って下さい、苗木くんは私とクリスマスを過ごすんですよ!」
霧切「クリスマス……? クリ○○スの間違いだと思うけれど?」
舞園「はぁ!?」
苗木「ちょ、ちょっと二人共……!」
セレス「……あらあら、見つけましたわよ苗木くん」
苗木「せ、セレスさん……」
セレス「苗木くん、今日はクリスマス……もちろん空いてますわよね? どうでしょう、私の館でパーティーをするというのは?」
苗木「えっ、えっと……」
舞園「セレスさんは引っ込んでてください、苗木くんは私と……!」
霧切「いいえ、私と……!」
セレス「あらあら、ナイトと過ごす
のも主人の勤めですのよ? 淫乱枕と火傷ボッチは黙っててくれませんか?」
舞園「ッ! い、言わせておけば〜……!! 霧切さん、こうなったら一旦共と――……って、アレ?」
霧切「……火傷のことは…………言わなくても……いいじゃない……」
苗木「壮絶なダメージを受けてる!!」
セレス「さぁ苗木くん。勿論、私のパーティに来ますわよね?」
舞園「いいえ、私と水族館ですよね!?」
霧切「あ、……わ、私と……一緒でも…………」
苗木「あ~……もう、だからぁ〜〜……!」
『The 修羅場ッ!』
山田「ふむ……三次元の修羅場が不思議と羨ましくないとは……これ如何に?」
桑田「まぁ、誰だって面倒ごとは御免だしなぁ……」
戦刃「……うっ、完全に出るタイミングを逃した……」
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- 7 : 2016/12/24(土) 23:46:20 :
- 【食堂】
大和田「はあぁぁぁぁ〜……」
不二咲「ど、どうしたの大和田くん? なんだか元気がないけど……」
大和田「あ〜ん……? あぁ……なんだ、不二咲か……はあぁぁぁ〜……」
不二咲「うっ……と、とりあえずコレ食べてよ。元気になるよ?」
大和田「はぁ……? そんなもんで元気になんなら苦労しな――……って、あん?」
『スピードブレスケア』
不二咲「きっと元気になるよぉ?(口臭えんだよカス)」
大和田「あっ……お、おう! ありがたくいただくぜ!」
葉隠「不二咲っち、おっかねえなぁ……」
不二咲「……で、どうかしたの?」
大和田「あぁ……ほら、今年も来ただろ……アレ」
不二咲「アレって……あ、もしかしてクリスマスのこと?」
大和田「そうだよ……ったく、族の奴ら、全員レディーなんかとつるみやがって……走ってこその暴走族だろうがぁ!!」
不二咲「ひっ……!?」
大和田「あっ……あぁ、スマン。ついカッとなっちまって……」
不二咲「まぁ、無理もないよぉ……クラスの皆だって、クリスマスだって張り切ってるし」
『水族館! 行くといったらクリスマスなんです!』
『冗談はよしてください、クリスマスといえばパーティーだと、相場は決まってるんですのよ?』
『いいえデートよ。クリスマスはデートをするべきなの……!』
『だからぁ〜……!』
不二咲「ね?」
大和田「けっ……何がいいんだか」
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- 9 : 2016/12/25(日) 12:54:47 :
- 【希望ヶ峰学園:三階廊下】
舞園「私が苗木くんと……!」
セレス「いえ私が……!」
霧切「私が……!」
苗木「お、お願い……フードは引っ張らな――ぐえぇぇぇぇっ!?」
戦刃「! ……三人がフードに集中してる……。チャンスだ!」
『ガチャッ……ジャコンッ、ガシュッ!』
山田「むむ? 今のはヨル○ンガンドで聞いたような銃器の音……?」
戦刃「……風向き、良好。角度、良し。ロックオン、完了ッ!!」
山田「んなぁ!? い、戦刃むくろ殿!? なぜ対戦車ライフルなど……!」
戦刃「……Killッ!」
山田「く、桑田レオン殿、意気消沈してる場合じゃありませんぞ! 伏せ――」
『ズドオォォォォォォォォォンッ!!!!』
山田「んひぃっ!?」
桑田「!?」
霧切「ッ!?」
舞園「ひゃあ!?」
セレス「これは……!?」
『ブチィッ!!』
苗木「ぼ、ボクのフードがぁ!?」
戦刃「よし! 苗木くんからフードを引き離せた……後はコレを!」
『ボフンッ!』
舞園「げほっ…! こ、今度は何なんですか!?」
霧切「ゴホッ……これは、煙幕……?」
山田「ゲホッゲホッ!! あぁ、むせるぅぅぅぅぅ!」
戦刃「よし! あとは苗木くんを……!」
『熱感知ゴーグル:装着』
戦刃「って、あれ? 反応が多すぎて……苗木くんどれだろう……こ、これかな…?」
舞園「ひゃう!? な、苗木くん!? どこ触ってんですか!」
戦刃「あ、違った……これかな?」
霧切「ひぎぃ!? な、苗木くん……? 何をして……!」
戦刃「おかしいなぁ……あ、これだ!」
『ブチッ』
セレス「ほぎゃぁぁぁぁあ!?」
戦刃「なんか取れた……クロワッサン?」
「ゲホッゴホッ……!」
戦刃「! 男の人の声……今度こそ苗木く――」
『ムニュッ』
戦刃「……むにゅ?」
桑田「あふっ…!」
戦刃「!?」
桑田「はぁっはぁっ……な、なんだ!? 急に俺の俺が……!」
戦刃「…………」
棒「やぁ」
戦刃「い……」
戦刃「いやぁぁぁぁぁぁっ!!!」
『グシュッ! ボギィッ! メギメギメギメギメギッ!!』
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- 10 : 2016/12/25(日) 21:29:46 :
- 【脱衣所】
苗木「え〜っと……あの、江ノ島さん?」
江ノ島「なに?」
苗木「助けてくれたのは嬉しいんだけど……」
江ノ島「けど?」
苗木「な、なんか距離が近い気が……」
江ノ島「なによ、嫌なわけ?」
苗木「い、いやそんなんじゃなくて……! ほ、ほら、ここ意外と広いからスペースが勿体無いというか何というか……!」
江ノ島「……アタシはここがいいの」
苗木「あ~……そ、そっか」
江ノ島「…………」
苗木「…………」
『なんだこの状況……』
苗木(超高校級の希望のボクと、超高校級の絶望である江ノ島さんとのコラボ!? 誰得だよ!? ボク得だよ!)
江ノ島「……苗木」
苗木「へぁ!? な、なにかな?」
江ノ島「アンタさ、今日……12月24日って……何の日か知ってる?」
苗木「う、うん……クリスマス、だよね?」
江ノ島「ッ……うんうん。そうそう。せいかーい(棒)」
江ノ島(なわけねぇだろ……)
苗木「……それと、江ノ島さんと戦刃さん、二人の誕生日だよね?」
『…………』
江ノ島「……は?」
苗木「え、あれ? 違った?」
江ノ島「なにアンタ……アタシとお姉ちゃんの誕生日、覚えてるわけ?」
苗木「うん」
江ノ島「…………」
江ノ島「……ふ〜ん………ソッカ…」
苗木「……え、江ノ島さん?」
江ノ島「……なによ」
苗木「なんか顔赤――」
江ノ島「そういうのは見て見ぬフリすんのよ唐変木!」
『バギィッ!!』
苗木「はぐぁ!?」
江ノ島「あ~あ、そこまで鈍チンだとお姉ちゃんも哀れだわぁ……残念だし」
苗木「えっ、哀れ?」
江ノ島「……はぁ」
苗木「え、江ノ島さん?」
江ノ島「……もういいわ、飽きた。だからちょっと話に付き合ってくんない?」
苗木「……話?」
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- 11 : 2016/12/25(日) 22:59:39 :
- 【絶望姉妹の自室】
苗木「……で、話って?」
江ノ島「まぁまぁ、黙って聞きなさいよ青少年」
苗木「あ、うん……」
江ノ島「……昔々、あるところに双子の姉妹がいましたとさ」
苗木「……姉妹? それって……」
江ノ島「黙って聞けっつの、切り落とすぞ?」
苗木「!?」
江ノ島「……で、姉妹はよく似ると言いますが、その二人は外見も性格も正反対だったのです」
苗木「うん」
江ノ島「姉は超々……それこそ変態並みに妹を愛する、残念な姉バカ。対する妹は、超キューティクルで超ビューティフルな完璧な妹でした」
苗木「……キューティクル?」
江ノ島「なによその頭にハテナ浮かべてるような顔は、文句あんの?」
苗木「い、いやいや別に!」
江ノ島「ったく、……自分のために何でも尽くしてくれる残念な姉に、妹はたいそう満足していました」
苗木「うん」
江ノ島「しかし、そんな妹にも悩み……いや、不満があったのです」
苗木「不満…?」
江ノ島「偶然にも、双子である二人の誕生日はクリスマスでした」
苗木(もうツッコまないでおこう)
江ノ島「誕生日がクリスマス。なので姉は、いつも妹のためにパーティーを開いてくれました」
苗木「うんうん」
江ノ島「ですが、それが妹の最大の不満でもあったのです」
苗木「え、なんで?」
江ノ島「姉はパーティーを始めると、いつもこう言うのです。「じゃあ始めよっか、クリスマスもとい妹ちゃんの誕生日パーティー!」……と」
苗木「…あっ………」
江ノ島「……そう。姉は自分の誕生日でもあるというのに、毎年妹のことだけを祝っていたのです」
江ノ島「まるで、自分には祝われる価値は無いと言わんばかりに」
苗木「…………」
江ノ島「……アタシが言いたいこと、わかった?」
苗木「……うん」
江ノ島「だからさ、アンタが代わりに祝ってやりな?」
苗木「え!? ボクが?」
江ノ島「アタシはもう祝れ疲れたのよ、飽き飽きしてんの」
苗木「え、でも……」
江ノ島「なに、嫌なの? じゃあアンタが先月、バレバレの変装で買い物してたのは何だったのかしら〜?」
苗木「げっ!? な、なんでそれを……!」
江ノ島「健気ね〜……わざわざ事前に準備だなんて、ゴムでも買ってたのかしら」
苗木「なっ…!? べ、別にそんなやましいことなんて……!」
江ノ島「はいはい、わかったわかった。ならとっとと行ってこいって」
苗木「え、ちょ……そんな押さないでよ…!」
江ノ島「これ以上部屋にいる意味ないでしょ、匂いが感染る前に出てけっつの!」
苗木「そんな理不尽な――」
『バタンっ』
江ノ島「はぁ……流石に三人でっていうのは、虫が良すぎよね……」
江ノ島「まっ……いいや。絶望的な一人クリスマスで盛り上がるかな〜っと……」
江ノ島「残姉がこの部屋使うとして、そうね……その辺のネットカフェでも……」
『ガチャッ』
江ノ島「ん? なによ、忘れもんでもした――……!?」
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- 12 : 2016/12/26(月) 01:07:31 :
- 【保健室】
戦刃「…………」
朝日奈「大丈夫、むくろちゃん?」
戦刃「棒が……大きく……」
大神「……重症だな」
朝日奈「本っ当、男子って最低! 聞いてんの桑田!」
桑田「……おっかしいよなぁ……俺絶対、悪くねえよなぁ……ほら見てみろよ、全身打撲だぜ?」
大神「どちらにせよ、お主のせいでこうなっておるのだ。あまり度が過ぎると、我のパロスペシャルで四肢を砕いてくれるぞ? ばきばきばきぃ!!」
セレス「……大神さん、一体どうなさったんですの?」
朝日奈「な、なんかキ○肉マンってアニメに影響されたみたい……格闘技のアニメなんだって……」
セレス「あらあら、では俗に言う厨二病……と言うやつですのね」
山田「あ、あのセレスティア・ルーデンベルク殿? あまり動かれるとウィッグがくっつけられないのですが……」
セレス「あぁん? うっせぇよ豚! オメェは黙って私の指示に従ってりゃあいいんだよ、わかったかぁ!!」
山田「ひ、ひいぃぃ!? り、了解いたしましたぁ!!」
戦刃「……棒……棒が……ウェッヘヘヘヘヘヘ」
朝日奈「う〜ん、急所(ウィッグ)を千切られたセレスちゃんは良いとして、むくろちゃんはどうしようか……」
セレス「……それはどういう意味ですか乳袋」
朝日奈「なっ……!? 誰がち、乳袋よ! そういう冗談やめてよね!」
大神「……ふむ、では戦刃よ」
戦刃「……?……」
大神「今宵はクリスマスだろう? 実は我と朝日奈でパーティーをしようと思っていたのだが……どうだ、お主も来ないか?」
戦刃「クリ……スマス?」
朝日奈「あっ、そうだよ! 二人だと寂しいしさ、むくろちゃんもおいでよ!」
戦刃「クリ……スマス……」
『MISSION:苗木マコトとクリスマスを過ごせ!』
戦刃「そうだクリスマスっ!!」
朝日奈「えっ、ちょっと……むくろちゃん?」
戦刃「ありがとう大神さん、でも苗木くんとクリスマスだから!」
大神「なんと、既に先客がおったか……ではまた来年だな」
戦刃「うん…!」
セレス「ちょ、ちょっと待ちなさい! 聞き捨てなりませんわね。苗木くんとクリスマスを過ごすのは――……」
戦刃「うっさい!」
『ブチィッ!!』
セレス「ホギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!?」
山田「あ〜あぁ、最後のクロワッサンが……」
戦刃「待っててね、苗木くん……!」
『聖なる夜まで、残り二時間!』
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- 13 : 2016/12/26(月) 22:54:45 :
- 【絶望姉妹の部屋】
江ノ島「……今更なんの用?」
松田「ハァ……ハァッ……! う、うっせぇな……ちょっと、息を整えさせろ……!」
江ノ島「…………」
『五分後』
江ノ島「……落ち着いた?」
松田「あぁ……一応な」
江ノ島「あっそ。てか、やたら急いでたみたいだけどさ……そんな必死アピールされても、今更謝罪とか絶望的に遅すぎだから」
松田「……いや、別に謝りに来たわけじゃねえよ」
江ノ島「なにそれ、じゃあ尚更なにしに来たわけ?」
松田「……オマエさ、もう少し空気ってもんを読めよ」
江ノ島「はぁ? 何よいきなり、絶望的に意味不明なんだけど!?」
松田「……普通はよ、男から誘うもんだろ……クリスマスってのは」
江ノ島「……は?」
松田「こっちは念入りに準備してたってのに、タイミング悪い段階で来やがって……本当に空気読めねえのな、オマエ」
江ノ島「えっ……なに、何の話……?」
松田「こういうことだよ」
『クシャッ』
江ノ島「わぷっ!? ちょ、何これ……紙ゴミ?」
松田「……そう思うんなら捨てろ、ゴミ箱くらいあんだろ」
江ノ島「は、はぁ……? もうマジで意味わかんな――って、はぁ!?」
松田「オマエ、それしか言えねえのかよ……」
江ノ島「いやだってコレ……高級レストランの招待券じゃん! しかも二人分……!」
松田「……だから言っただろ、「念入りに準備してた」って。もともとオマエと過ごそうと思ってたんだよ」
江ノ島「じゃあ重要な会議ってのは……」
松田「んなもん、誤魔化すための口実だよ。クリスマスに労働するわけねえだろ」
江ノ島「…………」
松田「……まぁ、悪かった。嘘とは言え、嫌な気分にさせちまって」
江ノ島「…………」
松田「おい……何とか言えっての、どうなんだよ」
江ノ島「……っ……!」
『ドムッ!』
松田「グフッ!? ん、んだよ! 何でいきなりタックルなんか――……あっ」
江ノ島「…………」
松田「……その顔は、OKってことでいいのか?」
江ノ島「……うっさい、口縫うわよ」
松田「へいへい……。じゃあ、行くか?」
江ノ島「……うん」
『聖なる夜まで、残り一時間!』
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- 14 : 2016/12/27(火) 16:58:02 :
- 【苗木の自室】
苗木「えっと…………あっ、あった」
苗木「戦刃さん、喜んでくれるかな……?」
苗木「い、いやいや駄目だ……前向きなのがボクの取り柄なんだから!」
苗木「あっ……でも、まずは先にやるべきことをやらないと……」
『脱衣所』
戦刃「……いないなぁ。でも葉隠くんがここに入ったのを見たって、言ったのに……」
戦刃「すれ違いなっちゃっ……って、アレ?」
舞園「………」
霧切「………」
セレス「………」
戦刃「な、なんか凄く落ち込んでる……どうしたんだろ」
舞園「……あれ、戦刃さんじゃないですか……」
霧切「さっき……苗木くんが、探してたわよ……」
セレス「……ですわよ……」
戦刃「えっ、本当? どこ!?」
舞園「……確か、校舎裏だったかと……」
戦刃「わかった、ありがとう!」
『タッタッタッタッ!!』
舞園「……皆さんは、このあとどうするんですか?」
霧切「まぁ……適当に過ごすわ」
セレス「えぇ、そうですわね……」
「「「はぁ〜〜……」」」
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- 15 : 2016/12/28(水) 02:30:23 :
- 【校舎裏】
苗木「うぅ、寒っ……舞園さん、ちゃんと伝えてくれたかな」
戦刃「苗木くん!」
苗木「!」
『タッタッタッタッ!』
戦刃「はぁ……はぁ……っ」
苗木「戦刃さん……」
戦刃「な、苗木くん……あの……私、話が……!」
苗木「うん、ボクも話が……」
戦刃「じゃ、じゃあ苗木くんから……!」
苗木「えっ、そう? じゃあ……はいコレ」
戦刃「えっ、プレゼント……? 私に?」
苗木「うん、誕生日おめでとう。戦刃さん!」
戦刃「うぇっ!? お、覚えてくれてたの……?」
苗木「もちろん、ちゃんと覚えてるよ」
戦刃「あの、その……あ、開けてもいい……?」
苗木「どうぞ」
『シュル、ガサガサ……パカッ』
戦刃「……黒い、マフラー……?」
苗木「大したものじゃないんだけど……どうかな?」
戦刃「……着けてもいい?」
苗木「う、うん…なんか照れるな……あはは」
戦刃「……暖かい………」
苗木「あっ、良かった。サイズもピッタリみたいだね」
戦刃「私……誰かにプレゼント貰ったの、初めてかな」
苗木「えっ!? そ、そうなの!?」
戦刃「うん……だから、その……上手く言えないんだけど……」
「ありがとう、苗木くん……!」
苗木「…うん、どういたしまして!」
戦刃「……えへへ…」
苗木「じゃあ、次は戦刃さんの番だね」
戦刃「ふぇ!? あ、うん……そ、そうだね!」
苗木「? ……なんか顔赤いけど、大丈夫?」
戦刃「き、気のせいじゃないかな!? あ、あはははは!」
『聖なる夜まで、残り四十五分!』
-
- 16 : 2016/12/28(水) 21:36:52 :
- 【夜:水族館前】
舞園「ここ、ですか……」
『舞園さん、ごめん! 今日は用事があるから……水族館には行けないんだ』
舞園「……せっかくプロデューサーさんがくれたんですし、行かないのは、失礼ですよね……」
舞園「はぁ〜……」
「おっ、ねえねえそこの彼女! 夜の水族館にくるなんて洒落てるね!」
舞園(うっわぁ〜……)
「俺らとくればもっと洒落た夜になるぜ? なぁなぁ、一緒に遊ぼうよ〜」
舞園(うっわぁ〜……×2)
舞園(そういえばこの辺、たちの悪いナンパが多いんでした……)
舞園「い、いえ……結構です」
「そう言わないでさ〜、一人なんでしょ?」
舞園「っ……別に、好きで一人なんじゃ……」
「あ・そ・ぼ・う・ぜ! 絶対楽しいからよぉ〜!」
舞園「はぁ〜……!」
舞園(本っ当、今夜は最悪のクリスマ――)
「相手のゴールに、シュウウゥゥゥゥゥゥゥッ!!」
「あ? んだ――……」
『ゴッ!!』
「がはっ……!?」
舞園「!?」
「お、おい! 大丈夫か!?」
「ああぁぁぁっ! 痛ってえぇぇぇぇえ!!! な、なんで野球ボールが飛んで……!」
「超、エキサイティーーングッ!!」
『ドゴッ!!』
「いぎっ!?」
桑田「相手のゴールにぃぃぃ〜……」
舞園「って、桑田くん……!?」
「っ……んだテメェ!」
桑田「シュウウウゥゥゥッ!!」
『ブンッ!!』
「痛でぇ!!」
「ちょ、オイ! 何なんだオマ――」
桑田「超、エキサイティィングッ!!」
『ブンッ!!』
「あがぁっ!?」
桑田「相手のゴールにぃぃぃぃ〜……!」
「畜生っ、エンドレスかよ!?」
「こういう奴が一番危ねえ! 引き上げるぞ!」
『タッタッタッタッ!!』
舞園「…………」
桑田「だ、大丈夫か舞園ちゃん!」
舞園「えっ、あっ……はい」
桑田「んのDQN共がぁ! いたいけなアイドルになんてことを……もう千発くらい投げて――」
舞園「あっ、いえいえ! 大丈夫です、何もされていませんから!」
桑田「そ、そうか……? なら、いいんだけどよ…」
舞園「えっと、あの……助けてくれて、ありがとうございます」
桑田「いいってことよ、舞園ちゃんあるとこに俺ありだぜ!」
舞園(うっわぁ〜……×3)
舞園「で、でも……なんでここに……?」
桑田「いや、その……さっき苗木との会話聞いちまってよ……」
舞園「えっ」
桑田「……だから、もしかしたら舞園ちゃん、一人で寂しがってんじゃないかって……思って」
舞園「っ!? ……そ、そんなことの為に、わざわざ……?」
桑田「い、いやぁ……べ、別に寂しくねえんなら良いんだけどよ! あ、あははは! じゃあ俺はこの辺で……」
舞園「ま、待って下さい!」
桑田「へ?」
舞園「あっ……えっ、とあの……桑田くん、このあと……じ、時間空いてたり……しますか?」
桑田「ん? 別に暇だぜ、なんたって俺、クリぼっちだしよ」
舞園「! …だ、だったら……どうしても、ど〜〜しても暇なんでしたら……そ、そのぉ……!」
桑田「?」
舞園「い、い、一緒に……水族館、入りませんか…?」
桑田「えっ……へ?」
『…………』
桑田「エエエェェェェェェェェエエッ!!?」
舞園「な、なんなんですかその反応!? 私が誘ったら駄目なんですか!?」
桑田「い、いやだって……俺だぜ? 今朝デス・スマイル浴びせられた俺だぜ!?」
舞園「い、いいんです気が変わったんです! で、来るんですか来ないんですか!?」
桑田「い、行く行く! マキシマム行くぜ舞園ちゃん!」
舞園「へ、へぇ〜……。そ、そうですか……じゃあ、い、行きますよ……!」
桑田「おう!」
『聖なる夜まで、残り三十分!』
舞園「えっ、無一文なんですか!?」
桑田「わ、悪い…。なにせ急いで来たからさ……」
舞園「はぁ〜……」
-
- 17 : 2016/12/29(木) 19:50:33 :
- 【霧切の自室】
霧切「…………」
『ごめん、今日の夜は大切な用があるんだ。だから……』
霧切「私と過ごす以外に、大切な用だなんて……苗木くんの癖に生意気よ……」
『コンッコンッ』
霧切「……?」
『コンッコンッ』
霧切「はぁ……開いてるわよ」
『ガチャッ』
仁「よっ、響子」
霧切「……だと思ったわ、何の用かしら?」
仁「部屋にいるってことは……苗木くんは誘えなかったか」
霧切「っ……関係ないでしょ」
仁「あぁ、そうだな。たしかに、私には全く関係ない……」
霧切「……なら、出ていってくれない? 私は機嫌が悪――」
仁「けどな、それで娘が悲しんでるっていうのであれば……話は変わるぞ」
霧切「なっ…」
仁「シャンパン、それと七面鳥……色々買ってきたんだ。一緒に食べないか?」
霧切「……なんのつもり?」
仁「人の性格は十人十色……。ひとりを好む者もいれば、ひとりを嫌う者だっている……」
仁「でもだからって、ひとりで生きていける人間なんて……これっぽっちもいないぞ?」
霧切「!」
仁「まぁ……っていうのは、あくまで建前だけどな」
霧切「……なら、本音は?」
仁「はははっ、今夜はクリぼっちなバカ親父に、どうか付き合ってもらえないだろうか?」
霧切「……ふふっ……仕方ないわね」
仁「あぁ、申し訳ないな」
(……悪くないわね……こういうのも)
『聖なる夜まで、残り十五分!』
霧切「ねぇ、これワインじゃないの?」
仁「なにっ!? くそっ、道理でパッケージが可愛くないわけだ……!」
霧切「…………」
-
- 18 : 2016/12/31(土) 00:28:23 :
- 【食堂】
セレス「…………」
『ごめんセレスさん、せっかくの誘いなんだけど……今日は用事があるんだ!』
セレス「全く、ナイト失格ですわね……」
セレス「なにせ二人きりで過ごす予定でしたから、知り合いや友人はみんな断ってしまいましたし……ついてませんわね」
「ひーっ! ひーっ!」
セレス「?」
山田「ふっ……くぅぅう! これは、重過ぎますぞ……!」
セレス「あら、山田くんではありませんか。何ですの? その膨大な山は」
山田「んぅ? おや、これはこれはセレス殿。無事ウィッグが治って良かったですな!」
セレス「えぇ、まぁ……で、その山は?」
山田「ポテチですぞ」
セレス「見ればわかりますわ、何故そんなに山ほど持ってるのかと聞いているのです」
山田「それがですな……幻の味、アーモンドポテチを巡って各地の福袋を漁っていたのですが……どれもこれも外れでしてな」
セレス「くだらないですわね……そんなんだから太るのですわ」
山田「むむむ……っ、返す言葉もありませんな」
セレス「はぁ……」
山田「まぁ、ここであったのも何かの縁。これを差し上げますぞ」
セレス「これは……紅茶味のポテチ?」
山田「どうですかな、なかなか異色の味でしたが、案外イケますぞ?」
セレス「………」
『ガタッ』
山田「ひいぃぃ!? す、すみませんすみません! やはり高貴な舌にはポテチなど……!」
セレス「……ありがたくいただきますわ」
山田「ほげ? あ、……はぁ…ど、どういたしまして……」
セレス「ところで、山田くんはこの後どうするつもりですの?」
山田「また酷な質問をしますな〜セレス殿は。クリぼっちがやることなど、スナックを頬張りながらゲームする……そんなものですぞ」
セレス「……よろしければ、私の館に来ませんか?」
山田「へ?」
セレス「一流シェフに作らせた高級料理がありますの。私一人では食べきれませんので……いかがですか?」
山田「えっ……いいのですか? このキモオタですぞ?」
セレス「毎日ロイヤルミルクティーを注いでいる豚への、せめてもの報酬ですわ。お気になさらず」
山田「お、おおぉ! ぼっち回避来たァァァァァァァァァァっ!!」
セレス「フフッ、でも最低限のマナーは守ってくださいね?」
『聖なる夜まで、残り五分!』
山田「あれ? 誰もいませんな……もしかしてセレス殿もクリぼっ――」
セレス「黙ってお食べなさい、豚野郎」
山田「ぶ、ぶひぃぃぃっ!?」
-
- 19 : 2017/01/19(木) 21:43:15 :
- 【校舎裏】
戦刃「…………」
苗木「…………」
戦刃「…………」
苗木「……あの、戦刃……さん?」
戦刃「へっ!?」
苗木「さっきからだんまりだけど……どうかしたの?」
戦刃「あ、いやっ……そのっ!」
苗木「?」
戦刃「その……!」
『こ、言葉が上手く出ない……!』
苗木「……戦刃さん?」
【校舎裏(物陰)】
江ノ島「あーらら。大方プレゼント貰って、意識しちゃった感じね〜」
松田「どうしたんだよ、いきなり校舎裏なんかに……」
江ノ島「しっ! 今良いとこ……いや、もどかしいところなのよ」
松田「なんだそりゃ」
戦刃「え、っと……えっと……!」
苗木「あー……と、とりあえず校舎に入ろうか、ここは寒いから」
戦刃「えっ……あ、う―――」
江ノ島「はい残念でしたー♪ 苗木は、今夜はアタシとデートすんのよ〜」
戦刃「んなっ!?」
苗木「え、えぇ!?」
江ノ島「ねぇねぇ良いでしょ苗木〜? どうせ暇なんだしー」
苗木「えっ、いやその〜……」
戦刃「だ、駄目ぇ!」
苗木「! 戦刃……さん?」
江ノ島「…………ふーん」
江ノ島「じゃあ仕方ないわね〜、行こう松田くん♪」
『ぺいっ』
苗木「どわっ!?」
江ノ島「んじゃーねー、バイバイー」
【校舎裏(物陰)】
松田「ったく、一体何がしたかったんだお前は……勝手に出ていきやがって」
江ノ島「まぁまぁ見てなって、こっから面白くなるから」
松田「……?」
【校舎裏】
苗木「あっ…‥戦刃、さん? さっきのって、どういう……」
戦刃「…な…、…な?」
苗木「?」
戦刃「な、苗木くんは……今日、予定……空いてる、かな?」
苗木「え? …うん、大丈夫だよ」
戦刃「あ、あのね……! 私…実は……!」
苗木「…えっ…」
『ドキッ』
戦刃「な、な、苗木くんと……!」
『苗木くんと一緒にクリスマスパーティーをしたい……!』
戦刃「苗木くんと……!」
苗木「…う、うん」
江ノ島「言ったれ言ったれ、何事も押しよ押し!」
松田「……お前ほどだと困るけどな」
戦刃「ス〜……ハァ〜〜……!」
『……よし!』
戦刃「クリスマスに苗木くんと、凄くヤりたいのっ!!」
江ノ島「ブーーーッ!?」
松田「ほぉ……」
戦刃「…………」
戦刃「!?」
戦刃(あれ、今わたし……なんかものすごい過ちをおかしたような……)
江ノ島(……いや、鈍感だからワンチャンスあるか……?)
苗木「……そこにいるんでしょ、江ノ島さん」
江ノ島「!? あっ、バレてた?」
苗木「ねぇ江ノ島さん……」
江ノ島「お、おう……」
苗木「…………」
苗木「いただきます!(意味深)」
戦刃「わあぁぁぁぁぁぁっ!! ち、ちがう違うよバカぁぁぁぁぁっ!!」
江ノ島「あっはははははははは!!」
『聖なる夜まで、残り2分』
『ザッ…ザザザッ……』
『せいなる夜まで、残り1分』
『ザッ、ザーザザザザザ……』
『性なる夜、開幕!』
戦刃「だから違うってば馬鹿ぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
『みんなハッピーメリークリスマスッ!!』
【完】
-
- 20 : 2017/01/19(木) 21:45:35 :
-
はい、長らくお時間おかけしましたが無事完結です!
V3にも戦刃は出てほしかったです!
(時系列めっちゃくちゃになるので無理です)
-
- 21 : 2020/10/27(火) 10:16:18 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
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