このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
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魔理沙「バイオテロ・・?」-覚醒-
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- 1 : 2016/08/31(水) 19:23:58 :
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魔理沙「バイオテロって・・なんだぜ?」
早苗「簡潔に説明すると、ウィルスに感染した人間たちによる破壊活動です」
早苗「かのアルバート・ウェスカーが引き起こした事件としても有名です」
魔理沙「誰だぜ?アルバート・ウェスカーって」
早苗「まあ・・・テロを起こした人。で認識してもらって構いません」
早苗「そして、本題に入ります」
魔理沙「ふむ・・・」
早苗「簡潔に言います」
早苗「逃げてください」
魔理沙「・・は?逃げる?」
魔理沙「なんでなんだぜ?逃げるも何も何も起きてないし・・・」
早苗「・・・もう、時間がありません」
魔理沙「じ、時間がないって・・」
早苗「・・・・ウィルスが幻想郷に入り込みました」
魔理沙「!?」
早苗「私も、もう時間の問題です」
早苗「にげて、ください」
魔理沙「そんなの!急に言われても出来るわけないんだぜ!!」
魔理沙「今日は普通に平和な幻想郷があるのぜ!」
魔理沙「ちょっとしたイザコザで・・・霊夢が解決して・・・また楽しい日々に戻るっていう・・・日常が・・・」
早苗「もウ、現実をミテください」
魔理沙「嫌なのぜ・・!」
魔理沙「逃げるならッ!早苗も一緒に・・」
早苗「・・・・ゴメ、んなさい・・・」
早苗「も・・・ウ、おそ・・・・イ」
魔理沙「・・さ・・・さなえ・・・?」
魔理沙「嘘だぜ?嘘だって言ってくれだぜ?早苗?」
早苗「」ドサッ
魔理沙「あ・・・あ・・・・」
魔理沙「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!!!!!!!」ダダッ
魔理沙は駆け出す
早苗の横を通り過ぎ
神社の鳥居を超え
博麗神社へ
向かう
向かう
向かう
妖精の死体の匂いで泣きそうになりながらも
ひたすら
ひたすら
霊夢のいる場所へ
向かう
魔理沙「霊夢!大丈夫かだぜ・・・・」
そこで見たのは
地獄だった
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- 2 : 2016/08/31(水) 19:31:00 :
- かつての友人が理性を失いながら主人公に逃げるよう言うのは王道かつ興奮するからもっとやれ
ええぞ!ええぞ!(レ)
期待してます。
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- 3 : 2016/08/31(水) 21:04:25 :
- >>2
期待ありがとナス!ちなみにネタバレすると(ピー)が(ピー)なって(ピー)するんだぜい(迫真
あぁ^~腕が爆発すんじゃ^~
魔理沙「・・・・あり、す?」
アリス「・・・まり、さ?」
そこで見たのは・・・
血まみれになったアリスだった
魔理沙「アリス!?しっかりしてくれだぜ!アリス!!」
アリス「・・・私は、もう駄目よ・・・まりさ・・」
魔理沙「なんでだぜ!?私たちには、スペルカードが・・・」
アリス「・・・スペルカードは、使えないわ」
魔理沙「なんでなんだぜ!?」
アリス「スペルカードは、もう・・ただの、カードよ」
魔理沙「・・・!」
アリス「ごめゴホッ、もう限界ガハッ、みたグフッ・・」
アリスが吐血を始める
もう、限界なのだろう
魔理沙「・・・そんな・・・まだッ!魔法があるのぜ!な?私の魔法で治すのぜ!だがら・・・」
魔理沙「いぎでよッ!アリズぅ!」
アリス「・・・・・・・・・・・・・・・・」
魔理沙「あ、アリス・・・・?」
アリス「・・・・・」
ドチャッ
ゴロゴロ
アリス「」ドチャァッ
魔理沙「――――――――!」
魔理沙「うわああああああああああああああああ!!!!!!!!!」
魔理沙「アリスッ・・・アリスゥゥゥゥゥ!!!」
魔理沙「・・・そっ、そうだっ。こーりんなら!りんのすけなら何か知ってるかもなのぜっ!」
魔理沙は走る
涙を抑えながら
怒りを抑えながら
感情を、抑えながら
走る
走る
走る
・・・見つけた
幸い、ドアは破られていない
魔理沙「こーりんッ!大丈夫かだぜ!?」
だが、そこで見たものは
香霖「まりさ・・・まりさ・・・あ・・ああ・・・・・」
ナイフを首に充てている香霖だった
魔理沙「こーりんッ!馬鹿な真似はやめ・・・」
ぶしゃぁっ
そんな生々しい音とともに香霖は喉笛から血を吹き出し、カウンターへ倒れた
魔理沙「嘘だ・・・こんなの」
魔理沙「こんなのは夢なんだぜ!ははっ、私ったら、昨日夜遅くまで魔法の研究してたから、こーんなたち悪い夢を見るのぜ」
魔理沙「ほぉら、目をつぶってみれば・・・・」
魔理沙「・・・・あれ?夢から覚めないぜ?あ、わかったー。私、枕を顔の上に載せてるからだ・・」
魔理沙「ほおら、どけて目をつぶれば・・・」
魔理沙「・・・・・・知ってたんだぜ」
魔理沙「これが、夢じゃないことぐらい」
魔理沙「・・・こんな、ひどいこと・・・」
魔理沙「・・・・私は、どうしたら・・・・」
魔理沙「・・・・!そうだ、霊夢!」
魔理沙「霊夢は博麗神社にいなかった。ということは違う場所にいるかもしれない!」
魔理沙「とりあえず、香霖堂を出よう・・」
魔理沙「・・・・ん?あれは、妖精なのぜ?」
魔理沙「・・・いや、違うのぜ・・・あれは・・・」
妖精?「ゔぁぁああ・・・・ゔぁああ・・・・」
魔理沙「・・・・早苗から聞いた、ゾンビ・・・・」
魔理沙「クソッ!」
魔理沙は走る
紅魔館へ
ただひたすら
みんなが生きている事を祈って
だけどここで、また
希望はつぶされる
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- 4 : 2016/09/01(木) 20:28:49 :
魔理沙が紅魔館の門で見たもの
それは
紅魔館の門番、美鈴の無残な姿だった
魔理沙「めい・・・りん?」
傷はどうみたって重傷だった
肩に一太刀、足に二太刀、手に三太刀
明らかに剣で斬られた後だった
魔理沙「・・・!そうだ、紅魔館の中は!?」
紅魔館の中に入る
地獄だった
噴水は枯れ、血はあちこちに、死体も散乱し
魔理沙「うっ・・・」
魔理沙「霊夢・・!」
死体の放つ腐乱臭に耐えながら、ゆっくりと扉を開ける
ギギギ・・・・
重苦しい音とともに飛び込んできたのは
椛「・・・・ガガガ」
豹変した白狼天狗、犬走椛だった
羽は4つ付き、顔は3つ首になり、腕は6本、足は2本
化け物だった
魔理沙「も、椛・・・・!?」
椛「ガガガ」
椛が、魔理沙へ飛び掛かった
だが、それを掻き消すように一つの斬撃が飛ぶ
その斬撃で、椛の腕、2本が宙を舞う
「・・・・危なかったですね、魔理沙さん」
魔理沙「お、お前は・・・・
妖夢!」
妖夢「はい、大丈夫でしたか?魔理沙さん」
魔理沙「ああ、大丈夫だぜ・・ちょっと、精神が参ってるけどな」
妖夢「左様ですか・・・実は私も、幽々子様が・・・」
魔理沙「それから先は、言わなくていいぜ・・・・」
魔理沙は、やっと生存者に会えたと思った。
だが、椛はそれを狙い・・・
椛「グギガガガ」
魔理沙に斬りかかる
魔理沙「はっ!ま、まず――――――――――――」
ずしゃぁあ
そんな生々しい音とともに、何かの首が落ちた
それは
魂魄妖夢の、首だった
魔理沙「・・・あ・・・・あ・・・」
魔理沙「妖夢うううううううううう!?」
魔理沙「妖夢・・・嘘だ・・・妖夢・・・・あ・・あ・・」
魔理沙「うわああああああああああああ!」
魔理沙は走る。
椛の攻撃をよけながら
館の焼け焦げたようなにおいに耐えながら
死体の腐乱臭に耐えながら
そして、椛を撒いて、たどり着いた先は・・・
地下室、フランの部屋だった
魔理沙「・・・!ここなら、或いは・・・!」
そして久しぶりに・・・・・
真面な人間たちと出会えた
魔理沙「・・・霊夢!」
霊夢「魔理沙!!」
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- 5 : 2016/09/01(木) 20:36:30 :
- こういうの望んでたのぜぇぇぇ!!期待だっ!!
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- 6 : 2016/09/02(金) 23:07:21 :
- 飛べよ魔理沙ーw
一応言っとく...あの方のパクr(以下略
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- 7 : 2016/09/03(土) 21:27:24 :
- >>5
ありがイヒーwww
>>5
恐らくあげぴ○様のアレかな?間違ってたらスマソ
ちなみに魔法は使えないので飛べないっす、すまんす
魔理沙「霊夢!この状況はいったいなんなんだぜ!?」
霊夢「私にも分からないわ・・・だけど、弾幕と能力が使えなくなってるわね」
魔理沙「そ、そんなの・・・
ただ死ぬのを待つだけなんだぜ!?」
霊夢「いえ、一つだけ秘策があるわ」
魔理沙「な・・なんだぜ?」
霊夢が差し出した物は・・・・
三角の何かだった
魔理沙「な、なんだぜ・・?」
霊夢「これは河童が作った武器、ハンドガンって言うらしいわ。だいぶ旧式なものだからあんまり酷使は出来ないって言ってたけど」
魔理沙「はんどがん・・・・・」
魔理沙「うッ!?重いんだぜ・・・?!」
霊夢「そういえば・・・妖夢はどこ?」
魔理沙「・・・・・!」
霊夢「・・・・その様子だと、死んだようね」
魔理沙「霊夢・・・」
霊夢「・・・・ごめん魔理沙」
魔理沙「・・え・・」
霊夢「死んで」
バァアン!
そんな銃声とともに、霊夢の銃から弾が放たれる
魔理沙に当たりそうになった時に
「駄目ですよ。まだ殺しては」
次の瞬間、弾丸はきれいさっぱり消えていた
霊夢「・・・・・はいはい、わかったわよ。
咲夜」
魔理沙「さ・・・咲夜!?」
咲夜「御機嫌よう、魔理沙」
魔理沙「・・・一体、どういうことなんだぜ?」
霊夢「それを知るには・・・・まだ早いわ。また会いましょう・・・その時は
確実に殺してあげる」
魔理沙「・・・・!」
ぞくりと、背筋に悪寒が迸る
そして、感情を感じ取った
―今逆らったら殺される、と――――――
咲夜「じゃあ、戻りますよ霊夢」
霊夢「ええ・・」
嵐のように過ぎ去った
一つの出来事
いつしかこの地獄から
抜け出せるのだろうか・・・・
幸い、椛の化け物は居なかったので、紅魔館を出た
次、どこにいったって結果は同じような気がするが
私はゆっくりと、歩み始めた
次の、地へ・・・・・
-
- 8 : 2016/09/07(水) 16:41:33 :
・・・・禍々しい雰囲気を放つ、博麗神社
私が行った時とは違った、異彩を放つ神社
まるでそこだけ、異世界のようだった
魔理沙「・・・霊夢・・・!」
魔理沙「・・・私は、霊夢が敵だなんて信じらないんだぜ」
魔理沙「・・・・・」
魔理沙は道をゆっくり歩く
明らかなる敵意をむき出しにして
そして
鳥居を超えた
霊夢「・・・・・来たわね、魔理沙」
魔理沙「・・・ああ、来たんだぜ。霊夢」
霊夢「フフ・・・・じゃあ、始めましょうか」
霊夢「命を懸けた弾幕ごっこ を!」
魔理沙「(・・・さて、どうするのぜ?)」
魔理沙「(明らかに戦闘はあっちのほうが優勢なのぜ・・・」
魔理沙「(だから・・・・・)」
魔理沙「私は私なりの戦法で行くのぜ!!」
霊夢「来たわね魔理沙ッ!」
パキューンッ!
そんな音が空気を裂く
魔理沙「・・あ・・・危なかったのぜ・・」
魔理沙は間一髪、付近の木に身を潜めて回避をした
魔理沙「・・・・・こうなったら」
魔理沙「・・・・・・」
魔理沙「うおおおおおおおおおッ!」
バァアアン!
魔理沙の銃が火を噴く
そして・・・・・
空を切った
霊夢「フフフ・・・中々やるわね、魔理沙・・・
だけど無意味よッ!」
それから、魔理沙と霊夢の攻防戦が続いた
撃っては避け、撃っては避け・・・・
次第に体力を消耗し、とうとう・・・
霊夢「・・・・魔理沙、最後はらしく、殴り合いでケリをつけましょう?」
魔理沙「・・・・・いいぜ」
霊夢「じゃあ・・・・行くわよ魔理沙ァッ!」
霊夢の拳が魔理沙の頬にヒット
魔理沙「ガフッ・・・・うう・・!」
魔理沙はよろけるが、すぐさま霊夢の腹に拳を突き出す
霊夢「がぇえ・・・!」
両者譲らぬ戦いが続いたが・・・
決着がつくのは、そう遅いことではなかった
霊夢「はぁ・・・・はぁ・・・・」
魔理沙「ぜえ・・・ぜ・・・・え・・・」
霊夢「はァアアアアアアアア!」
魔理沙「うおおおおおおッ!!」
二人の拳が交差する
そして倒れたのは
魔理沙「・・・ぐふぅ・・・」ガクッ
霊夢「・・・あ・・は・・・あ・・・」ドサッ
霊夢のほうであった
霊夢「・・・・まり・・・さ・・・・」
魔理沙「・・・・・?」
霊夢「咲夜を・・・たす・・・け・・・・」
霊夢「・・・・・・・・・・・・」
魔理沙「・・・・霊夢、お前の意思は私が受け継いだのぜ」
魔理沙「・・・・また、何処かで会うのぜ・・・」
バイオテロ―second―
start Get ready
to be continued・・・・
-
- 9 : 2016/09/07(水) 16:44:34 :
- と、言うわけで完結いたしますた
こんなん書いたの久しぶりなんですが、書くのムズイったらありゃしねえ(絶望)
と、言うわけで期待コメントしてくれた人サンクス
続きはすぐ出す・・・ハズ
というわけで、次また会おうぜ!
今度は、血生臭い、腐乱臭漂う部屋の中でな・・・・
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- この作品はシリーズ作品です
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バイオテロ―魔理沙の覚醒― シリーズ
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