もしもあの時あの人に会わなければ。
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- 1 : 2016/08/18(木) 23:21:21 :
- 捏造がすごいです
もしこうだったらいいなーって感じの妄想です
3個お話が入る予定です
書き終わるかな(;・ω・)
ユミクリあるので苦手な方は注意です!
ではでは(*´ω`*)
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- 2 : 2016/08/18(木) 23:38:24 :
- ミカサ「ふぅ……今日も疲れた」
次の休日まではあと少し。
でもその前に色々な訓練で試験がある。
ミカサ「エレンを守るために頑張らないと。」
そう小さく呟いてみたが、食堂の賑やかな声に掻き消されて隣にいる幼なじみには聞こえなかったようだ。
エレン「ミカサ!パン持ってきたぞ!ほら。」
ミカサ「エレン、ありがとう。席とっておいた。」
エレン「おぅ!ありがとな!」
そういって私の向かい側に座る彼の目の下には黒い筋が通っていた
ミカサ「……エレン、目の下のくま、どうしたの?」
そう聞くと
エレン「い、っや別に何でもねえよ。」
と、素っ気ない返事が返ってきた
きっと夜遅くまで勉強をしていたのだろう
エレンも頑張っているのだから私も頑張ろう。
そう思って食事を終えた
ミカサ「あ、明後日……誕生日だ。」
そんな大切な日も忘れてしまうほど疲れているんだ、と思わず笑ってしまった
ミカサ「もしあの時、お父さんもお母さんもいなくならなければ……」
"私は今、何をしているんだろう"
心のどこかでそう呟いた。
部屋に入ると皆もう寝ていた。
まだこのくらいならいつも起きてるのに、と思ったけど一人で起きているのはつまらないと思い、私もベッドに潜り込んだ。
ミカサ「明日も頑張ろう。」
小さく呟いて目を閉じるとすぐに睡魔に襲われた。
目の裏に映ったのは綺麗な白い花畑のような気がした。
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- 3 : 2016/09/13(火) 17:39:32 :
るるんらんらんるるるん♪
らーんらーんるるるんるん♪
ミカサ「!!」
目が覚めた。
とても懐かしい子守唄が聞こえた。
でも、小さい頃みたいに安心感は感じられず、代わりにとても強い恐怖を感じた。
ミカサ「ふぅ……」
なんだか目が冴えてしまった。
こんな夜遅くに布団の中でごろごろしているのもつまらないかな、と思い静かに部屋を出た。
月明かりの綺麗な夜。
宿舎のそばにある湖のほとりまで来てみた。
最近は忙しかったからゆっくり歩く機会なんてなくて新鮮な気がした。
月に照らされて煌めく水面を見ていたらいつの間にか眠ってしまった。
?「……い!………カサ………ミカサ!」
ミカサ「んー……はっ!」
目を覚ますと回りには羽のような白いふわふわしたものが舞っていた。
さっきまで湖にいたはず、と思い回りを見渡すと信じられない光景が広がっていた。
ミカサ「…………お父さん……、お母さん?」
死んだはずのお父さんとお母さんがこちらをみて必死に何か叫んでいるのだ。
ミカサ「何?聞こえない!!」
そういって二人に近付こうとすると二人は泣き叫んでいる様子に変わった。
声が聞こえないためもっと近付こうとするとふいに足に何か冷たいものがあたった。
下を見ると水が流れていた。
回りを見渡すとどうやら川に足を踏み入れてしまっていたらしい。
二人のところに行こう、と足を踏み出すと突然大きな声が聞こえた。
?「来ないで!来ちゃダメ!!ミカサ!」
それは懐かしいお父さんとお母さんの声だった。
ミカサ「なぜ?お父さんとお母さんにまた会いたいよ。」
そう言うと強い風が向こう側から吹いてきて私は川辺に飛ばされた。
強い衝撃と薄れていく意識の合間に(生きて)という二人の声が聞こえた。
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