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ハンジ「強がんないでよ...リヴァイ」
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- 1 : 2013/10/02(水) 21:22:20 :
- はぁ...
いつもだ
なんでだよ
なんで...平気な顔してられんだよ
あんたは泣かなくていいの?
悔しくないのかよ...?
仲間が...死んだんだよ
なのに...なんで?
どうして...強がってんだよ
強がんなよ
リヴァイ...
やめてよ...
逆にかっこわるいよ
もっと素直になってよ
笑って...泣いてって...
別にだめなことじゃないんだから
そういうの...
見てて辛いんだ
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- 2 : 2013/10/02(水) 21:22:31 :
ハンジ「やっほぉーん♪」
リヴァイ「チッ...」
ハンジ「なにその冷たい態度!!」
リヴァイ「別にいつもの俺だが...?」
そうだよ...
これがいつものリヴァイ
いつものリヴァイなんだ
笑わなくて、泣かなくて、無愛想
これが...リヴァイ
ハンジ「リヴァイさぁ...。どうしたの?」
リヴァイ「あぁ?お前こそどうした?」
ハンジ「わたしは、普通だよ。たださぁ...リヴァイが変だから」
リヴァイ「変?」
ハンジ「リヴァイ、変だよ。病院行った方が良いって!」
リヴァイ「足ならもうだいぶいいんだが...?」
ハンジ「足じゃなくて、心だよ!」
あぁ...
ついいっちまった//
リヴァイ「どういうことだ?」
ハンジ「リヴァイってさぁ...もっと素直になっていいと思うんだけど」
リヴァイ「はぁ?」
ハンジ「なんで泣かないの?笑わないの?おかしいよ。本当におかしい!」
リヴァイ「・・・」
ハンジ「もっとさ...自分に素直になってよ...」
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- 3 : 2013/10/02(水) 21:22:42 :
リヴァイ「・・・」
ハンジ「辛いなら...泣けば良い。楽しいなら笑えばいいじゃん」
リヴァイ「だが...」
ハンジ「誰もリヴァイを攻めたりしないから。文句も言わない!」
ハンジ「もし、文句を言うヤツがいたらわたしがぶっ殺してやるから...!」
リヴァイ「...申し訳ないんだ」
ハンジ「えっ...?」
リヴァイ「俺の仲間はいままで何人も死んでいった。そいつらは...もう泣く事も笑う事もできないんだ。それなのに、そいつらを守れなかった俺が泣いたり、笑ったりしていいのか?」
ハンジ「・・・」
リヴァイ「そいつらのことを考えると...」
ハンジ「強がんないでよ、リヴァイ」
リヴァイ「・・・?」
ハンジ「そうやって死んだ仲間のせいです、みたいに言わないでよ」
リヴァイ「別に...俺はー」
ハンジ「俺が笑わないのはあいつらのせいです、と?ふざけんなよ、そうやっていつまでも逃げるの?」
リヴァイ「・・・」
ハンジ「お願いだから...。笑ってよ。見てて...辛いんだ」
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- 4 : 2013/10/02(水) 21:22:52 :
リヴァイ「あぁ...?」
ハンジ「なんでも抱え込まないで。自分一人の責任だって思わないで。あんたの苦しみをわかってやれるのは...私だけだから。もっと、もっと素直になってよ...」
リヴァイ「・・・」
ハンジ「あんたの苦しみはわたしが半分もらうから、リヴァイを楽にしてあげるよ。そして、リヴァイが楽しいときは一緒に笑ってあげるよ、楽しさが2倍になるようにね...」
リヴァイ「お前...」
ハンジ「だから...」
ハンジ「笑ってよ...リヴァイ」
わたしはあんたが間違ってるとは言わないよ...
だけど、わたしはあんたとは逆の考えだ
死んだ仲間の生きれなかった分、わたしたちが精一杯生きようよ
みんなの悲しみ、喜びすべてを受け継いで、この世界で生きようよ
みんなが泣けない分、もっと私たちが泣こうよ...
みんなが笑えない分、もっと私たちが笑おうよ...
それが、誰の為になるか...とか分からないけど
だけど...
あんたが笑う事で、あんたがここに生きてるって感じがするんだ
本当に上手く言えないけど...
笑おうよ...
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- 5 : 2014/05/10(土) 22:43:02 :
- これいいわぁー(3回読みました)
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