このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
神は妖怪に恋をした
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- 1 : 2016/08/16(火) 13:02:33 :
- このssはオリジナルキャラクターの長月神風が八雲紫に恋をしたお話………
神と妖怪の恋物語、面白そうですね
では始めましょう
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- 2 : 2016/08/16(火) 13:18:29 :
- 神風「………紫………創ろうか………忘れ去られた者達が集う憩いの場を………」
紫「憩いの場?そうなるのかしら?桃源郷の方が近いんじゃない?」
神風「そうかい?………まぁいい、創ろう………」
そう言って神風は地に手を着ける………
そう、彼らは今から幻想郷を創るのです
神風「………紫………愛してるよ………」
神風はボソリと呟き、幻想郷の範囲の結界を張る
紫「?何か言ったかしら?」
神風「………なんでもないさ………」
紫「そう………あ、手伝うわね」
神風の肩に触れて、力を分ける
神風「ん、ありがとさん………さぁ、もうそろそろ出来るぞ………」
紫「完成するのね………」
神風「………ん、完了、さぁ、出来たぞ!忘れ去られた者達が集う桃源郷………んー………でもなんと名付けるか………」
紫「幻想郷………」
神風「ん?」
紫「幻想郷がいいわ!」
神風「幻想郷か………いい名だ………決めた!この桃源郷の名は!幻想郷とする!」
紫「私達が管理者ね………」
神風「いや………俺は管理者をやらない………」
紫「え?………」
神風「俺はこの世界の住人として、平穏に暮らすさ、んじゃあな」
そう言うと、手を振り、消えて
紫「あ!神風!!!!」
紫「もう………気まぐれなんだから………」
幻想郷、誕生
一旦ここで休憩しようか、お話も、一気に聞くと楽しみも消えるだろう?
じゃあ、休憩
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- 3 : 2016/08/16(火) 13:34:34 :
- じゃあ、再開しようか
こんなお話、見てる人居るのかねぇ………でも、話しとくか
続きからだ………
時は進んで………博麗の巫女や、霧雨の魔女、色々な幻想郷の住民が増えたんだ………
じゃあ、神風はどうしてるかな?見てみよう………
神風「くぁー………眠い………んでも、近所さんに挨拶してこないと………」
里の人間「お?神風くん今起きたのか?仕事手伝ってくれ!」
神風「おー?隣の爺さんじゃないか、畑仕事かい?あぁ、手伝ってやらぁ」
こんな日常を暮らしていた………神という身分を隠して………
その頃紫はどうしてたって?そりゃ………
紫「………幻想郷も、住民が増えてきたわねぇ………藍!」
藍「どうなさいました?紫様?」
紫「私は席を外すわ、管理を頼めるかしら?」
藍「はい、分かりました………」
紫「(神風にでも会いに行こうかしら………)」
神風を恋しく思っていた紫………
今の神風の姿を見たらどうなるんだろうねぇ
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- 4 : 2016/08/16(火) 14:24:51 :
- 紫「ちょっとそこの人、少しいいかしら?」
里の人間「なんですか?」
紫「長月………神風って人知らないかしら?」
里の人間「お?神風さんの彼女ですかい?くぅー神風さんも隅に置けないねぇ」
紫「ちょ!?そんなんじゃ/////」
神風「ん?どうしたんだ?って!?紫!?」
紫「久しぶりね」(ニコッ
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- 5 : 2016/08/16(火) 15:27:28 :
- 神風「ど、どうしたんだよ?急に人里なんかに………」
紫「た、ただの観光よ………(言えない………神風が恋しくなって来てしまったとか………言えないわ………)」
神風「ま、まぁ、俺の家に上がって行きなよ!茶も出すしよ!」
紫「えぇ、お邪魔するわ」
神風「んじゃ、行こうぜ?」(紫の手を引き
紫「!?///////(手を握られた!?///////)」
神風「ん?どうした?顔赤くして?熱か?」
紫「い、いえ、なんでもないわ/////」(手を握り
神風「そうかい」(手を引き家の中へ
紫「(どんな暮らしをしてるのかしら?)」
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- 6 : 2016/08/16(火) 23:49:22 :
- 神風「古い家ですが………」
紫「いえ、いいのよ」
神風「………」(台所に向かい
紫「落ち着いた家ね………」
神風「茶、淹れたぞ」(差し出し
紫「あ、ありがとう………」
神風「粗茶ですが………」
紫「ん………」(茶を飲みながら、神風を見つめる
神風「ん?なんだ?」
紫「(神風って恋人居るのかしら?まぁ、居ないでしょう)」
神風「?」
紫「ねぇ、神風って、好きな人、居るのかしら?」
神風「ん?あぁ、居るぞ?」
紫「ブフッ!?」(茶を吹き出し
神風「うおっ!?どうした!?」
紫「な、なんでもないわ………」
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- 7 : 2016/08/17(水) 09:42:18 :
- 紫「(好きな人が居るからって、恋人が居るとは言ってないわ………良かったわ………って!?なんで安心してるのよ!?神風に恋人が出来るのはめでたい事じゃない………なんで、私は………)」
神風「どうした?」
紫「なんでもないわ………」
神風「そうか………あ、そういえば………」(棚を漁り
紫「どうしたの?」
神風「ちょっとな………今がチャンスなんでな………」
紫「チャンス?………」
神風「ん………あ、あった、埃被ってんなぁ」(埃落とし
紫「?」
神風「ほらよ、プレゼントだ………」
紫「え!?ぷ、プレゼント!?なんで!?」
神風「お前さんが好きだからに決まってんだろ?言わせんな………///」
紫「!?///////」
神風「俺は………お前さんの事、ずっと好きだった………この星で初めて会った時から、ずぅーっとな………だから………こんな事したんだ、告白、って奴かな?この告白………受け止めてくれるか?」
紫「きょ、今日は答えられないわ/////また、明日でいいかしら?//////」
神風「俺ぁ、何時でも待ってるぜ?いつまでも待ってやるから、じっくり考えろ」
そう、神風は待ち続ける………どんな事があっても、待ち続ける、答えを聞くまで………
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- 8 : 2016/08/17(水) 09:56:18 :
- 紫「きょ、今日は帰るわ、もう遅いしね………」
神風「ん、そうか、なら送ってくぞ?夜道に女の子を放っておくわけにもいかないしな」
紫「女の子って………私は大妖怪よ?舐めてもらっちゃ困るわ」
神風「俺にも勝てないのにか?」(クスクス
紫「う、うるさいわね!」
神風「まぁ、さっさと帰るぞ、どこに住んでんだ?」
紫「………詳しく場所は教えられないから、スキマで帰りましょう?」
神風「ん、そうかい、スキマ………か………懐かしい能力だな」
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- 9 : 2016/08/17(水) 10:02:20 :
- 紫「………」(スキマを開く
神風「お?早いな、んじゃ、行くぞ」(スキマをくぐり
紫「えぇ、行きましょう」(スキマをくぐり
神風「………ふぅ………一瞬でつくって、なんか怖いな」
紫「そうかしら?」
神風「あぁ………」
紫「まぁ、それより、ここが私の屋敷よ」
和風の、かなり大規模な屋敷
神風「うわぁ………デカイな………」(じっくり見て
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- 10 : 2016/08/17(水) 10:20:40 :
- 神風「こんなデカイ屋敷、紫一人にはデカすぎるだろう?」
紫「いえ?式神と住んでるから、そうでもないわ」
神風「式神?」
紫「藍!来なさい!」
すると、紫の元に狐の尾を生やした女性が
藍「なにか御用でしょうか?紫様」
紫「神風に挨拶しなさい」
藍「!?神風様が来ていらっしゃるのですか!?」
紫「えぇ、そうよ」
神風「………様付けで初めて呼ばれた………」
藍「か、神風様、初めまして、紫様の式神の、八雲藍と申します………」
神風「ん、俺ぁ長月神風、よろしくさん?式神さん♪」(コツンと藍を叩き
藍「は、はい!」(嬉しそうに
紫「藍、もう下がっていいわよ」
藍「わ、分かりました………」(屋敷に戻り
神風「なんであんなに俺に緊張してたんだ?」
紫「神風の話とか、私、偶にしてるのよ、そしたら、カッコいい、私の憧れ、とか言い出すものだから………」
神風「俺、そんなかっこいい事とかしたか?」
紫「私を救ってくれたりしたじゃない」
神風「そうだっけか?」
紫「えぇ、あの頃の神風、凄くカッコ良かったわよ」
神風「ん、照れるなぁ………ん、あ?そろそろ時間だ、帰らなきゃ………」
紫「あ、ちょっと待って………」
神風「ん?なんだ?」(振り向く
紫「ん………」(キスをして
神風「ん!?///////」(驚き
紫「んぅ………」(抱きしめながら、舌を入れて
神風「ふぁ………ん………」
紫「ぷはっ………これ、今日のお礼よ/////」
神風「//////」
紫「ちょっと刺激が強すぎたかしら?」
神風「じゃ、じゃあ、俺帰る!//////」(スキマを開いてもらい、人里に帰る
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- 11 : 2016/08/20(土) 20:52:14 :
- 人里、神風の家
神風「なんであんなに大胆なんだよ………紫………/////」(布団に顔を埋め
神風「でも、あんな紫………初めて見た………」
神風「また、あーゆー風に出来るのかな?」(考え
一方その頃紫は………
紫「!//////なんであんな事したのよ!私!//////」
紫「最低な女に見られてないかしら?引かれてないかしら?」(焦りながら
紫「まぁ、今考えても仕方ないわね………次の日を待ちましょう………」(眠りに就き
次の日
神風「さて、今日も仕事仕事………」
神風「急に紫が来て、畑仕事サボっちまったもんな………」
神風「よし、仕事頑張るぞ」(刀を撫でた後、家を出る
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- 12 : 2016/08/20(土) 20:59:45 :
- 神風「ふぅ………畑仕事はハードだな………なんでこんなにサボってたんだろ?隣の爺さん」(草を毟りながら
神風「いやぁ………一息ついたし、茶でも飲むか………」(そう言って家の戸を開ける
紫「あら?おかえりなさい、神風」
神風「!?なんでこんなとこにいんだよ!?」
紫「ちょっと………貴方の事を恋しく感じてしまって………」
神風「お、おう………そうか………」
神風「(昨日の事の所為で非常に話しにくい………)」
紫「引いたかしら?」(心配気に
神風「い、いや!そんな事ないぞ!」
紫「そう………なら良かったわ」
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- 13 : 2016/09/05(月) 14:50:46 :
- 神風「なぁ、昔だとこんな事、ありえなかったのにな………」
紫「そうかしら?」
神風「………昔話でもするか」
これは、紫が幼かった頃の話だ………
紫(幼少期)「ねぇねぇ、なんで、おじさんこんなとこに居るの?」
神風が木の上で寝ている
紫(幼少期)「ねぇねぇ、おじさん!」
神風「んだよ?ガキがなんでこんなとこに………」
紫(幼少期)「ガキじゃないもん!妖怪だもん!」
神風「俺に構うな………死にたくなければな………」(紫を睨みつけ
紫(幼少期)「おじさん………怖く無いよ?」
神風「兎に角俺に寄るな………殺すぞ?」
紫(幼少期)「おじさんは人を殺せるような人じゃないよ〜」(クスクス笑い
神風「………」(背を向け、寝始め
紫は、ずっとつきまとっていた、雨の日には傘を渡して、夏の暑い日には氷を、冬の寒い日には毛布も渡してくれた………
優しかった、優しさを、何億年ぶりに知った………何回も会ううちに、俺は紫に心を開いていた………
紫「あら、今日もここに居たのね」
神風「悪いかよ?それに、ここに居たら、お前さんに会える気がしてな………」
紫「私に会いたかったのかしら?ふふ、私に惚れたのかしら?」
神風「………」(黙り込んで、少し頬を染め
紫「どうしたのかしら?」
神風「なんでもねぇよ………鈍感女が………」
紫「私は鈍感じゃないわよ?」
神風「自覚なしかよ………」
こういう日常を送ってた日もあったな………
んまぁ、昔話はこの辺にしとくか
紫「そんな事もあったわねぇ………」
神風「まぁ、昔の事だからな」
紫「ふふ、昔を思い出すのもいいわね………」
神風「はぁ………昔を思い出したら、少し心が痛む物も思い出しちまったな、紫に強く言ってしまった事とかな………」
紫「別にいいのよ………昔の事だしね」
神風「そうかい?」
紫「えぇ」
神風「紫は心が広いなぁ………」
紫「ふふ、そう?」
神風「あぁ」
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- 14 : 2016/09/05(月) 15:02:18 :
- 紫「そろそろ、時間ね………私は帰るわ」
神風「帰るのか?なら俺が………」
紫「いいわよ、送らなくても」
神風「え?でも女を一人にするわけには………」
紫「仕事で疲れてるでしょう?休みなさいな」
神風「………まぁいい、そうさせてもらうよ、じゃあな?」
紫「えぇ」(スキマを通って
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- 15 : 2016/09/29(木) 12:28:02 :
- 紫が帰った………暇だ………
神風「暇だなぁ………でも、もう夜だ………はぁ………夜の散歩でも行くか………」(そう言って家を出る
紫の帰り道
紫「神風の告白、どうしようかしら?本当の気持ちは………すぐにでも答えて、神風と幸せになりたい………でも………私がこの返事を良いと答えてしまったら………神風が大変な目に会うわ………私は………私は………!」(悩んで、苦しんで………
神風「あ………紫………」
紫「神風!?」
神風「少し、散歩をしてて、な?それより、苦しそうだが、大丈夫か?」
紫「え、えぇ………大丈夫よ………」
神風「………誤魔化すなって!俺は聞いてたんだ………」
紫「え?………」
神風「告白の件………だが………無しにしてもらっていいか?」(ポロポロと涙を流して
紫「!?い、嫌よ………今更無しになんて………出来るわけ………ないじゃない………」
神風「なら、俺はお前さんの元を離れる………じゃあな………」
紫「い、嫌!行かない、で!」(掴もうとするも、消えていて
紫は泣き崩れた………想い人が離れていく事に
神風も泣いた………愛した女性を救うために離れる決断をした事で
八雲邸
紫「神風………神風ぇ………」(泣き続け
藍「どうしたのですか!?紫様!?」
紫「神風が………神風が………」
藍「神風様が?神風様がどうなさったんですか?」
紫「私の元から………消えた………」(泣き続け
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