ssnote

x

新規登録する

このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。

表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。

▼一番下へ

  1. 1 : : 2016/07/23(土) 21:29:21



    赤鼻のトナカイ。



    皆さんご存知でしょう。




    歌もあるほどだ。そんな赤鼻のトナカイのまた違う意味の赤鼻のトナカイ。





  2. 2 : : 2016/07/23(土) 21:30:36
    期待
  3. 3 : : 2016/07/23(土) 21:42:29


    「…や、やめてくれぇぇぇ!!!」




    1人の男が雪降る森の中を走る。




    「誰か…誰か助けてくれえ!!!」





    「助け……がはっ…!!」





    男の腹を角が貫く。





    「我が縄張りに入った者に容赦はしない。」






    雪降る森の中。ある噂が広まっていた。






    その森に入るものは生きて帰ることはない。




    朝になると腹を貫かれた人が死んでいる。





    だが噂は本当になり、生きて帰るものがいた。





    生きて帰ったものはその犯人を、





    血が飛び散り鼻が真っ赤になったトナカイの仕業だと言った。





    この事件を赤鼻のトナカイ事件と呼んだ。
  4. 4 : : 2016/07/23(土) 22:22:49


    この赤鼻のトナカイは異常だった。



    異様な程の足の速さ、弾丸を通さない強靭な体、熊のように大きく、角は鉄以上の硬さを持っている。





    そんなトナカイに懸賞金をかけ何人もの強者を寄越したがほぼ返り討ちにあい死んでいる。





    だかそこに1人のまるまると太った白ひげの赤い服を着た男が現れた。





    「ここの森にトナカイがいると聞いたんだが……」






    「やめときな。ここのトナカイはそのへんにいるトナカイじゃないよ」





    「おや、ばあさん。あんた何か知ってるのか?」






    「知ってるに決まってるさ。私はここの住民だからね」






    「なら教えてくれてもいいだろ?トナカイはこの森のどこら辺にいるんだ?」






    「……命知らずなやつだね。夜に入れば現れるさ」






    「…そうかい。ありがとな、ばあさん」





    こうして男は森の中に入っていきました。

▲一番上へ

編集パスワード

スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。