このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
モブ男「メインヒロインと一日だけ過ごせる?」作者「そうだ」
- サスペンス × ギャグ × ラブコメ
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- 1 : 2016/05/23(月) 22:04:58 :
- モブ男「メインヒロインって言えばあの女さんか?」
作者「そうだ」
モブ男「なんでまた急にそんなこと」
作者「いやなにただの暇潰しだ」
モブ男「清々しいほどにクズだな……ていうかこのこと主人公の男は知ってるの?」
作者「いやこのことは男にも女にも言ってない」
モブ男「なんで?」
作者「言ったら面白くないだろ?なんにも知らされてない状況で女はお前に対してどう接するか、そしてそれを知った男はどう反応するかそれが面白いんじゃないか」
モブ男「あんた本当に作者かよ……まあいいよ俺も男だから可愛い女の子と一日過ごせるのは嬉しいし」
作者「よし!ていうことで早速モブ男視点でレッツゴー!」
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- 2 : 2016/05/23(月) 22:33:18 :
- 〜朝〜
モブ男「朝だ」
朝「」
モブ男「天井だ」
天井「」
モブ男「俺の……時代だあああぁぁあ!」
モブ男「いやまさかモブである俺がメインヒロインと一日過ごせるとかまじヤベェよ!こちとらヒロインどころか女子と話したことすらねぇ肉体的にも精神的にも童貞なんだぜ!?それが遂に女子、しかも美少女な女さんと話すだけじゃなく一緒に過ごせるとか宝くじが当たるくらいやべぇよ!よっしゃー!」
妹「うるさいよ、ゴミ」
モブ男「あっすいません……」
妹「ちっ、さっさと学校に行ってくれませんか?ゴミが内にあると異臭がするので」
モブ男「わかりました……」
バタン
モブ男「……」
モブ男「あれが俺の妹です、ちなみにヒロインの1人です、ツンデレではなくガチで俺のこと嫌ってます、理由はわかりませんというか多分俺の存在が嫌いなんだと思います、お兄ちゃんと呼ばれた事がありません物心ついた頃からゴミ呼ばわりです」
モブ男「……」
モブ男「学校行くか……」
〜学校〜
モブ男「はぁ」
モブ友「よっモブ男珍しいテンション低いが何かあったのか?」
モブ男「モブ友か、いやただドMになりたいなーと思ってただけだ」
モブ友「いやそれやばいから思ってただけでもやばいから、また妹ちゃんにいじられたのか?」
モブ男「あれをいじりにしてしまうと多分学校で聞こえてくる声がゴミで統一されるぞ」
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- 3 : 2016/05/23(月) 22:43:34 :
- Oh・・・
幸運で不遇な主人公もどき・・・期待です
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- 4 : 2016/05/23(月) 22:49:22 :
- モブ友「それはないだろ…まあそれはそうと今日転校生が来るらしいぜ」
モブ男「…どうせまた女子なんだろ」
モブ友「おおよくわかったなしかも超絶美少女なんだってよ!」
モブ男(どうせそいつも男の事を好きになるんだよ)
ガラ
男「みんなおはよう!」
女「おはようございます」ペコ
オウオハヨー
ヤッパカワイイナオンナサン
オトコクンカッコイイ!
モブ友「おー今日も今日とてラブラブだねぇあのふたり」
モブ男「そうだな」ニタァ
モブ友「なんだよ気持ち悪い笑い顔してお前いつもあのふたりを見ると不機嫌になるのに」
モブ男「いやぁ流石に俺もそこまでガキじゃないさそろそろ応援してやろうと思ってな」
モブ友「なんでそんなに上から目線なんだよ…まあお前が大丈夫ならいいけどよ」
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- 5 : 2016/05/23(月) 23:24:33 :
- モブ男(モブ友は知らないよなぁ俺が今日一日女さんと一緒に過ごせる事をよぉ)
ガラ
先生「はいはい席についてー主席を取りますよー」
ハーイ
先生「えーではいきなりですが今日このクラスに新しいお友達が来ます」
マジデ!?
オンナカオンナナノカ?オンナデアッテクレ!
モブ男(新しいお友達とか小学生かよw)
先生「では白髪さん入ってきて」
白髪「はい……」
クラス一同「おおー」
モブ男(みんなが驚くのも無理わないなんせ入ってきてのは綺麗な白髪で赤い目をした超絶美少女可愛い子がたくさんいるこの教室でも1目置かれるくらいだ)
モブ男「でもなぁー」
モブ男(正直どうでもいい)
モブ男(恐らく大半の男子はここで好意を抱いたことだろうでも無駄なことだ結局彼女もヒロインの1人最後には男に惹かれていく存在なんだ、そんな子に好意を抱いてどうする?いくらイメチェンしても勉強しても優しくしても男には勝てないなんせ俺達は所詮はモブ、主人公である男には絶対に勝てないのだ)
モブ男「そんな子よりも」チラ
女「あの人すごく綺麗だね」
男「だな、まっ女も充分可愛いけどな!」
女「もう……またそんな事言って////」
モブ男(俺は俺に届く範囲の奴を全力で捕まえにいくまあ今日一日だけなのだがそれでも彼女と過ごせる唯一の時間なんだせめて彼女の記憶の片隅に残るくらいのことはしたい)
白髪「えっと、名前は白髪、です…趣味は、ありません。」
モブ男(ねぇのかよ!)
白髪「これから、よろしくお願いします…」
パチパチパチ
先生「えーとじゃあ白髪さんはーあそこの窓際の1番後ろの席に座ってちょうだい」
モブ男「えっ」
白髪「はい…」
モブ男(えええええぇぇぇ!)
-
- 6 : 2016/05/23(月) 23:47:56 :
- テクテクガタッ
白髪「……」
モブ男「……」
モブ男(おい!作者どうなってんだよ!普通ここは男近くに座らせるだろ!なんでわざわざ俺の隣に……)
白髪「あの……」
モブ男「ああ!?」
白髪「ひっ…」
モブ男「いや違う!これは怒ってるのではなく驚いてるわけでして…ていうかえっと俺はモブ男っていいますよろしくお願いします!」
モブ男(やべぇ驚きすぎて不良みたいな反応しちまった、だってしょうがねぇじゃん女子と話すの高校入ってから初めてだししかも相手美少女だしいくら結末がわかってても男は美少女に弱いんだよ!)
白髪「あっあの、私白髪っていいます、よろしくお願いします…」
モブ男「おおーけ!慣れなくても大丈夫うちのクラスには男がいる!あいつ頼れるから」
白髪「男、さん?」
モブ男「あっ…」
モブ男(余計な事言っちまった……まあ結局は何らかの形で出会うんだし別にいいよな)
モブ男「そそあそこの廊下側の前から4番目の席のヤツ男って言ってすげぇ優しくていいやつだからよもし困った事があったらあいつに相談してみればいい多分すげぇ張り切って相談に乗ってくれると思うぜ」
白髪「…はい」
-
- 7 : 2016/05/24(火) 14:02:27 :
- 〜昼休み〜
モブ男「おかしい」
モブ友「なにが?」
モブ男「なぜ昼休みになっても俺の時代がこない!!」
モブ友「え?」
モブ男「いやこっちの話」
モブ男(おかしいぞ半日過ぎたってのに未だに女さんからのコンタクトがない、もしかして俺騙されてる?いやまだ疑うのは早いなあの作者のことだ俺が諦めかけてる時に仕掛けるに違いないぶっちゃけこの時点で1日一緒に過ごせていないが女さんと少しでも過ごせるならそれでいい)
モブ友「なんか難しい顔してるけど大丈夫?」
モブ男「ああ大丈夫だ」
モブ男(モブの執着心舐めるなよ)
〜放課後〜
先生「てことでみんな解散!気をつけてかえりなさいねぇー」
ウイース
キョウドッカヨッテク?
ハクハツチャンイッショニカエロー
モブ男(遂に放課後になってしまったか、ここまで何も無かったってことは放課後に何かイベントがあるんだなよし!早速玄関に向かうか!)ガタッ
女「……」
〜玄関〜
モブ男「てってってえーてってっててぇー」
女「あの」
モブ男「はっはい!」
モブ男(来たあああああ)
女「このあと少しお時間をもらいたいのですが」
モブ男「もっもちろん!で俺はどうすれば?」
女「はい先に屋上に行っててもらえますか?お話したいことがあるので」
モブ男「屋上ねわかった!」ダッシュ
モブ男(やった!!やったよ!やりましたよ!遂に俺の時代がきましたよ!)ダダダダ
女「ちっ」イラッ
〜屋上〜
モブ男「なにかなーお話って、告白とかかな?なーんてww」
女「お待たせしました」ガチャ
モブ男「いや全然全然待ってないから大丈夫!それで話って何かな!?」
女「……ないでください」
モブ男「へ?」
女「とぼけないでください!」
モブ男「え?」ビクッ
女「こんな写真で私を脅しといてなにとぼけてんですか!」
モブ男「しゃっ写真?」
女「そーですよ!!」ピラッ
モブ男「これは……」
モブ男(そこには女さんと男じゃない別の男がそのなんというか穴と棒を融合召喚してたというかなんというか、まあエッチなことをしているのが写っていた)
女「こんなのいつ撮ったんですか?しかもコピーまでしてあるなんて…あなた最低ですね」
モブ男「ちっ違うよ!そんなもの俺撮ってないし!大体誰なんだよその人女さんは男と付き合ってるんじゃ……」
女「ええ男とは付き合ってますよでも、この人とも付き合ってます」
モブ男「なっ!」
女「別に驚くことですか?私自他共に認める美少女じゃないですか、その美少女が男と何人付き合っていようがおかしくわありませんよ非モテ童貞モブ男さん」
モブ男「……」
モブ男(歪んでる……なんで俺はこんなビッチに好意を抱いていたんだどうして1日過ごせるとか言ってテンション上げてたんだどうしてどうして……)
モブ男「どうしてお前がメインヒロインなんだよ……」
女「はぁ?何言ってんですか?もしかしてオタクってやつですか?非モテ童貞モブオタクですか?」
モブ男「くっ!ていうかなんで俺を呼び出したんだよ!馬鹿にするためか!?」
女「そんなのこの画像をすべて削除するように言うために決まってるじゃないですか本当馬鹿ですね非モテさんは」
モブ男「おっお前そんな言い方して消してもらえるとか…」
女「思ってますよ」
モブ男「なっ!」
女「あなた立場がわかっていないようですね確かに弱味を握られてるのは私ですが立場が強いのはあなたじゃない私なんですよ非モテさん」
モブ男「何言って…」
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- 9 : 2016/05/24(火) 14:31:24 :
- 女「先程も言ったとおり私は美少女ですということはみんなに人気があります、ここまでわかりますよね?」
モブ男「……」コクッ
女「人気があるということは発言力があり私の発言を信じる人がたくさんいますそれに引き換えあなたどうです?いるかいないかもわからないし能力が秀でているわけでもないそんな人の言う事を誰が信じると思うんですか?」
モブ男「…要するに画像を消さないと嘘の噂を流して俺を破滅させるぞ?って脅してんのか」
女「そこまでは言っていませんよぉでもぉもしもこの画像を他人に送り付けたりしたらぁ」
モブ男「……」ゴクリ
女「数日後にはここの屋上から誰かが飛び降りることになりますねぇ」ニコッ
モブ男「……っ!」ジリッ
女「そんなに怯えないでくださいよぉとにかくあなたはぁ画像を消して何も言わずにただ高校生活を送ってくれればいいんですよぉ」ニコニコ
モブ男「キャラ変わりすぎじゃないですかねぇ」ヒクッ
女「ふふ女の子には色んな顔があるんですよぉ、まあてことで画像の削除お願いしますよぉ」クルッ
モブ男「あっちょ!」
女「これ以上話さないでくださいゴミ」
モブ男「……っ」ゾクッ
キーバタン
モブ男「……」
モブ男「ははっおいおい何だよこれ…モブにこのイベントはきついんだけど」
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- 10 : 2016/05/24(火) 17:45:30 :
- モブ男「そもそもなんだよ写真ってよぉ俺はそうなもん撮ってねぇよ、大体あいつが二股かけてんのが悪いのになんであんなボロクソ言われなきゃいけねぇんだよ……」
モブ男「……でもまぁもう俺には関係ないことだしどうでもいいか写真をばらまこうにも持ってないし普通に生活してれば消されることもない、そうだよ俺にはなんの支障もない」
モブ男「ていうか作者の野郎は何やってんだよ俺の忍耐力でも測ろうとしてんのかよ」
『別に驚くことですか?私自他共に認める美少女じゃないですか、その美少女が男と何人付き合っていようがおかしくわありませんよ非モテ童貞モブ男さん』
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- 11 : 2016/05/24(火) 18:28:22 :
- モブ男「……っ」ズキ
『いるかいないかもわからないし能力が秀でているわけでもないそんな人の言う事を誰が信じると思うんですか?』
モブ男「どうしてこんな……」
『なぁモブ男お前メインヒロインと1日だけだが過ごせるとしたらどうする?』
モブ男「……そうだ全部あいつのせいだ」
『いやなにただの暇潰しだ』
モブ男「あいつが変なことを言い出すから」
『こんな写真で私を脅しといてなにとぼけてんですか!』
モブ男「あいつが変なことをするから」
『これ以上話さないでくださいゴミ』
モブ男「あいつがあいつがあいつが!」
作者「そんなに憎悪に満ちた声で連呼されても困るんだよなぁー」
モブ男「っ!」
作者「お前から呼んでたくせに何驚いてんだよ」
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- 12 : 2016/05/29(日) 22:16:55 :
- モブ男「……誰が出てくるなんて思うんだよまっ俺にとって都合がいいことには変わりねぇからいいや」
作者「おいおいそんな戦闘態勢とってんじゃねぇよ今回出てきたのはお前に言うことがあるから仕方なくだよ!」
モブ男「あぁ?言いたいこと?馬鹿にするようなことだったら容赦しねぇぞ」
作者「あんだけテンション高かったのにずいぶんと雰囲気が違うじゃねぇか、まあ別に馬鹿だなとは思ってるけど口にはださねぇよ」
モブ男「コロス」
作者「わーたよ普通に言うから落ち着け、実はなお前が女と会ったことでシナリオが変わっちまった」
モブ男「シナリオ?誰のだよ」
作者「ヒロイン達のだ」
モブ男「はぁ?なんでそうゆうことになるんだよ大体女は白髪と妹とは関係がないし他のヒロインに至っては登場すらしてねぇぞ、そんな状況でどうシナリオがかわるってんだよ」
作者「うーんあんまり詳しくは言っちゃいけないんだが、まあお前に任せるのも一興かよし!モブ男今から話すことは絶対に他言するなよ」
モブ男「んなこと言われなくても言わねぇよ誰も信じないと思うし」
作者「よし最初に重要な事から話していくぞ、まずメインヒロインが交代した」
モブ男「何言ってんだよそんなことあるわけ……」
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- 13 : 2016/05/29(日) 22:46:48 :
- 作者「言い方が悪かったな交代というより強制変更されただ」
モブ男「強制変更?何だってそんな事が起きるんだよ」
作者「お前今日女の秘密を使って脅しをかけただろ実はなここでの会話男に聞かれてたんだよ」
モブ男「ちっ違う!俺はそんなことやってないてかお前がやったんじゃないのかよ!てっきり俺は一緒に過ごすためにイベントを起こしてくれたのかと思ってたんだか」
作者「いやそんなことした覚えはないぞ?」
モブ男「だったら誰が!」
作者「あーもううるさい!こんなんじゃ話が進まんとりあえずそのことは一旦後回しだ!いいな?」
モブ男「ちっわかったよ」
作者「それでさっきの続きだがここでの会話を聞いてた男は混乱した、まあ当然だな今まで大切にしてきた彼女が平気な顔で二股宣言したんだからよ」
作者「だかなぶっちゃけこのことで男が傷つくのはいいんだそうゆうシナリオだからな、だが問題は傷つくのがあまりにも早すぎたことにある」
モブ男「早すぎた?」
作者「ああ本来なら他のヒロイン達ともっと絆を深めてからじゃないとダメなんだそうしないと他のヒロインとのイベントが起きない、でも今回1人だけイベントが起きたヒロインがいる」
モブ男「誰だよそれ」
作者「……お前の妹だ」
モブ男「っ!」
作者「お前の妹は学校に忘れ物したという理由で学校に戻ったんだそしてそこで落ち込む男出会う」
作者「妹は心配になり男にどうしたのかと聞いたんだ、男は屋上での出来事を話し妹に聞くんだ『俺はどうしたらいいんだ?』とな」
モブ男「……」
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- 14 : 2016/05/29(日) 23:20:56 :
- 作者「そんでお前の妹はこう答えた『私と付き合いませんか?』ってな」
モブ男「は?」
作者「なんだよ知らなかったのか?お前の妹はヒロインの中で一番早く男に好意を抱いたやつだぞ」
モブ男「待て待て待てその流れだと今のメインヒロインって……」
作者「そう今のメインヒロインは女に変わってお前の妹だ」
モブ男「うそ、だろ……」
作者「そんなにショックか?正直お前に対する妹の態度を考えるとお前が妹を嫌ってもおかしくないと思うがな」
モブ男「バカいえ確かに毎朝毎昼毎晩ゴミゴミ言われるのは精神的にきついがそれでもあいつは妹だ心配するのは当然だし本気で嫌うことはねぇよ」
作者「心配って男と付き合うことか?言っちゃ何だが男は主人公だ人格的に問題はないと思うがな」
モブ男「違う問題は男じゃない女だあいつ、妹に男を取られたとか言って何しでかすかわからんそれが心配なんだ」
作者「あーそこのところは大丈夫だ」
モブ男「理由は?」
作者「俺の作者特権で女の恨み値を0にしといた女は別れたことによる若干の悲しみは抱くが妹に対しての復讐心は抱かないだろう」
モブ男「なるほどなそれなら安心だ悪いな俺の勝手な私情を挟んじまって話の続き頼む」
作者「いやこのことは言うつもりだったから気にするな、それで話を戻すと男はその場でOKを出したんだそこで2人は恋人関係になるわけだがここである問題が起きる」
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- 15 : 2016/05/29(日) 23:37:16 :
- モブ男「またか今度はなんだよ」
作者「ここで恋人になってしまうことさっきも言ったとおり他のヒロインとのイベントとが起きなくなってしまう簡単に言えばイベントを起こさずにゲームクリアをするみたいな感じだ」
作者「そうしてしまうと本来男が解決するはずだったヒロイン達の悩みや降りかかる問題が解決することができずに放置する形になる、だが放置しても問題が消えるわけじゃないここまで言えばわかるよな」
モブ男「ヒロイン達は男なしのシナリオで問題のイベントを解決しなきゃいけない、か?」
作者「そうだ問題を解決しようがしまいがそこには必ず男が関係している、それによって俺の作ったシナリオ通りに物語が進み間違えても俺の考えた終わり方をする」
作者「だか今回男がいない状況で物語が進んでしまう、そうなると俺の管轄外だ下手すりゃヒロインが『死ぬ』終わりがあるかもしれない」
モブ男「死ぬってまじかよ…しかもお前の力でもどうにもできないってどうすりゃいいんだよ…」
作者「そこでだ!お前の出番だよ!モブ男!」
モブ男「……はい?」
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- 16 : 2016/06/04(土) 13:55:26 :
- 作者「これからお前には男の代わりにヒロイン達悩みや問題を解決してもらう」
モブ男「何馬鹿なこと言ってんだよ俺みたいなモブにそんなことできるわけないしそもそもやる理由がないぶっちゃけヒロイン達がどうなろうが俺には関係ないことだしな」
作者「いーやお前には解決する力も理由もある、というか今から与える」
モブ男「あ?」
作者「作者特権で今からお前に男の力の半分すなわち主人公の力を与えてやる感謝しろよ」
モブ男「ばっ馬鹿じゃねぇの!?そんなこと信じられるわけねぇし!そもそも理由がねぇ!それがない限り俺は……」
作者「妹ちゃん」
モブ男「……!」
作者「勝手にシナリオを変えたのは偶然とはいえ妹ちゃんのせいでもあるそんで俺にはそれを裁く権利がある幸い妹ちゃんには特権が効くからな」
モブ男「……脅してんのか?」
作者「当たり前だもしお前がここで拒否すれば妹ちゃんの命はないそう脅してんだよ」
モブ男「さっきの理由を与えるってのはこのことかよお前ほんといい性格してるよ」
作者「だろ?んでどうする?ヒロイン達を助けて妹ちゃんの命も守るかどちらも切り捨てて普通に学校生活を送るか」
モブ男「お前これ肉体的に苦しむか精神的に苦しむかって聞いてるようなもんだぞ、まあ俺はや」
ーーゴミ
モブ男「やら……」
ーー黙ってください
モブ男「やらな……」
ーーほんと死んでください
モブ男「……」
作者「どうした?」
モブ男「いや俺ってマジでドMかもって思っただけだよ」
作者「なに?」
モブ男「やるよ男の代わりをよヒロイン達はどうでもいいがシスコンの俺には妹が必要だからな」
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- 17 : 2016/06/04(土) 18:11:06 :
- 作者「よくわからんが後からやっぱ無理はできないぞほんとに大丈夫か?」
モブ男「やめろそれ以上言われるとやりたくなくなるから!んで俺にくれる主人公の力ってなんなんだ?」
作者「お前に与える力は捜索力とある程度の強制権を与えてやる他にも与えてやりたいがお前はあくまでもモブだからな半分で我慢してくれ」
モブ男「捜索力?強制権?主人公ってそんなの使ってんのかよ最低だな」
作者「無意識にやってるから別に主人公が最低なわけではないからな?」
モブ男「まあいいやそれでその力はどんなものなの?一応説明よろしく」
作者「そうだなまず捜索力はヒロイン達を見つけるために使う力だお前とヒロインがどれだけ離れていてもどこにいるかわかるお前も不自然に思うことがあるだろ?ヒロインが誘拐される時とかに主人公が警察より先に見つけることが出来る、そういった時主人公は無意識にこの捜索力を使っているんだ」
モブ男「あーどうりで都合よく見つけられるなーと思ってたらそんな力使ってたのかよ、んでどういった感じでわかるんだヒロインの場所が」
作者「名前を呼ぶことで脳にヒロインの位置が送られてくるんだ、ただし注意点としてお前が心の底からヒロインを意識していなければ使えない使用する際はヒロインのことしか考えなきゃダメだからな」
モブ男「つーことは俺もそれなりにヒロインと仲良くなきゃ行けないってことかまあ大丈夫だろ、んで強制権てのはなんだ?あまりいいイメージは沸かないが」
作者「強制権はそのままの意味だ、限界はあるが他人に行動を強制させることができるこの力の主な使い方は自分の意見に同意させたり相手の行動をやめさせることだな、まあお前はある程度しか使えないからせいぜい一瞬相手の行動をとめるくらいしかできないだろうからあまりこの力を使用することはないだろう」
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- 18 : 2016/06/08(水) 22:33:02 :
- モブ男「そんな中途半端な力貰ってもなぁ、まあ貰えないよりはましか」
作者「すまんな後最後にお前の携帯にヒロイン達の情報を送っておく何か問題が発生した時は連絡をするから随時確認しといてくれ」
モブ男「作者がモブに携帯で連絡って笑えるな」
作者「そういうな色々事情があるんだよ、じゃあ俺はそろそろ戻らなきゃならんからまたな」
モブ男「おう俺がもし全員救えることができたらなんか褒美をくれよ」
作者「考えておくそれじゃ」シュン
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- 20 : 2016/06/10(金) 19:12:21 :
- モブ男「……はぁとりあえず帰るか」
〜家〜
モブ男「ただいまぁー」ガチャ
ソレジャアソロソロカエルヨ
エーモウチョットイテクダサイヨー
モブ男「この声……」
男「いやこれ以上おじゃまさせてもらうのは失礼だし明日また会えるだろだから、な?」
妹「えーわかりましたよぉでも絶対明日一緒に学校行きましょうね!」
ガチャ
モブ男「……」
妹「あ……」
男「…お前はたしかうちのクラスの」
モブ男「モブ男だよ、というかなんでお前ここにいるn…」
妹「出ていって?」
モブ男「は?」
妹「次は言わないよ?出ていって」
モブ男「…わかったよ」
妹「それじゃあ男さん家まで送りますから早く行きましょ!」
男「あっあぁ」
ガチャ バタン
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- 21 : 2016/06/19(日) 14:57:11 :
- モブ男「はぁーなんというかうちの妹はツンを俺にデレを男にって感じのツンデレだな」
モブ男「いやまったく傷ついてないし俺鋼のハートだし妹とに彼氏ができたのが本当だったことにショックなんて受けてないし……」
モブ男「……はぁもう寝るか食欲もお風呂欲もないし」
〜朝〜
ブーブー
モブ男「……」
ブーブー
モブ男「ん……」
ブーブーブーブーブーブー
モブ男「う、ん……」
ブブブブブブブブブブブ
モブ男「うるせぇ!」ガバ!
モブ男「誰だよ!こんな朝早く嫌がらせしてくる馬鹿は」ピッピ
ーー一番目のヒロイン白髪
モブ男「…あー忘れてた俺今すげーめんどくさいことになってたんだ」
〜学校〜
モブ友「でさー昨日ギャルゲーやってるときに」
モブ男「……」
モブ男(まさかこんなに早く連絡が来るなんて、いやまあ当然と言えば当然だ今回のヒロインである白髪は転校生・白い髪・赤い目・美少女、とまあ明らかに問題の起きそうな条件が揃ってるやつだ。)
モブ友「なぁ聞いてる?」
モブ男(メールには白髪が男子に告白されるしかも学校一のイケメンとかにだ、白髪はそれを断る、そして運の悪いことにその男子は相当に性格が悪く振られた腹いせに白髪がいじめられるように仕向けると書いてあった、女子はイケメンに告白された白髪に対しての嫉妬心から何もしなくてもいじめるだろう、男子にはひどい性格だとか嘘を言っていじめるようにさせるってとこかな)
モブ友「おーい」
モブ男(そして白髪は理不尽ないじめに傷ついていく、本来なら男がいじめをどうにかするのだが今あいつは役に立たない上にあいつの代わりがモブである俺……これ無理じゃね?)
モブ友「無視ですかそうですか……」
モブ男(だって俺は多少力を分けてもらっただけの主人公もどきでしかない性格がいいわけでも頭がいいわけでもない、正直難易度べリベリハードだ無理ゲーだ死にゲーだ)
モブ友「はぁ……あっ!白髪ちゃんおっはよー!」
モブ男(でもなぁ流石に死ぬかもしれない人を放って置くのもなぁ)
白髪「はっはぃ、おはようございます……」
モブ男(まぁそれなりに頑張るか)
モブ友「ほーらモブ男も変なこと考えてないで挨拶してやれよ」
モブ男「あっあぁおはよう……」
白髪「……」
モブ男(あれ?俺には挨拶なし?)
白髪「……」ジー
モブ男「なっなに?」
白髪「気持ち悪い」ボソッ
モブ男「えっ……!」
白髪「……」テクテクカタッ
モブ友「どうしたー?」
モブ男「いやなにも」
モブ男(今明らかに白髪は俺に対して気持ち悪いと言った、しかも侮蔑の眼差し付きで)
モブ男「はぁ」
モブ男(これもしかしてヒロインとの好感度マイナス値からのスタートとかそんな感じ?)
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- 23 : 2016/09/25(日) 11:38:37 :
- 〜昼休み〜
モブ友「モブ男ー飯食べようぜ!」
モブ男「はぁーー」
モブ友「えっ!?まさかのため息!?俺のこと嫌いになったの?!」
モブ男「お前はどこぞのヒロインだよ、別にお前に対してついたわけじゃねぇから安心しろ」
モブ友「んじゃどうしてため息なんてついたんだよ、お腹の調子でも悪いのか?」
モブ男「あぁ胃がキリキリしてやばいんだ、だから保健室に行ってくるから先食べておいてくれ」
モブ友「おお、なんか大変そうだから先食べておくわ」
モブ男「はぁ」
〜保健室〜
モブ男「失礼しまーす……って、誰もいないのかよ」
モブ男「えーと、胃薬はどこだ?」
モブ男(俺のこの胃痛の原因は白髪だ、あいつ授業中俺の悪口をひたすら言う書くの繰り返しで俺のライフは一時間目の終わりには既にゼロだったよ!)
モブ男「ていうかヒロインのモブへの扱いってこんな感じなの?もっとこう、まともに接してくれると思ってたのに」
白髪「あなただからですよ」
モブ男「……おいおい、男子の独り言は聞こえても反応するなってお父さんから教わらなかった?」
白髪「いいえ、生憎私のお父さんはあなたみたいに気持ち悪くなかったので独り言なんてしませんでした」
白髪「それより驚かないんですね、人がいきなり後ろから話しかけたというのに」
モブ男「残念だったな美少女は何をやっても可愛いくなるからいきなり話しかけられたら驚きよりも可愛いが先にくるんだよ」
白髪「そうですか、ちなみにあなたは気持ち悪い人だから何を言っても相手を不快にするだけなので言葉は慎重に選んだ方がいいですよ」
モブ男「何を言っても不快にするなら慎重に選ぶも何もないでしょ……」
モブ男(まあ驚かなかったのは事前に作者から保健室に行けば白髪が来るということを聞いてたからなんだけどね)
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- 24 : 2016/09/26(月) 16:53:08 :
- モブ男「んで、俺になんか用?」
モブ男(俺が今ここでするべき事は白髪からの好感度を上げることと忠告をすること、なはず)
白髪「……あなたに聞きたいことがあるんです」
モブ男「おーけおーけ、なんでも聞いてくれよ」
白髪「それじゃあ、男さんになにかしました?」
モブ男「…何もしてないけど、男に何かあったの?」
白髪「はい、今日登校してるいときに元気がなかったので」
モブ男「それでなんで俺にそんなこと聞くの?」
白髪「あなたと男さんはとても仲がいいと聞いたので」
モブ男「……誰から?」
白髪「女さんです」
モブ男「……」
モブ男(あのクソ女ぁぁぁぁぁぁぁ、何してくれちゃってんのぉぉ?)
モブ男「へっ、へーそうなんだーでもそれは間違ってるよー」
白髪「何がです?」
モブ男「俺と男は嫌いあってるわけでもないけどすげー仲がいいわけでもない、ただのクラスメイトだよ(あれ?)」
白髪「本当ですか?」
モブ男「うん……(何かが、おかしい)」
白髪「そーですか……」
モブ男(待て、白髪は昨日転校してきたばかりだそれなのになぜ女と接点を持っている?昨日学校で二人は一度も話してないし、放課後も俺との件で女は遅く帰っている)
モブ男(帰りに偶然女とあったとしても転校してきたばっかりの白髪に女がなにか話すはずがない)
モブ男(大体俺と男が全く関わっていないのを見てれば俺と男が仲が良いわけじゃない事はわかるはずだ)
モブ男(それなのに今の白髪は女と接点を持ち俺と男の仲がいいと思っている、なぜだ?)
モブ男「考えるのはあんまり好きじゃないんだけどな」ボソッ
白髪「何か言いました?」
モブ男「いーやなんでもねぇ、それで?話は終わりか?」
白髪「いえむしろこれからです」
モブ男「へ?」
白髪「さっきの話で確信しました、あなた…男さんをいじめてますね?」
モブ男「……はい?」
-
- 25 : 2016/09/26(月) 17:44:34 :
- モブ男「ごめんもう一回言ってくれない?」
白髪「何度でも言ってあげますよ、あなた男さんのこといじめてますよね」
モブ男「いや、ほんとごめん何言ってるかわからない」
白髪「まあ驚くのも仕方ないでしょう、なんせ今まで誰にもバレていなかったことがバレてしまったのですから」
モブ男「待て待て待て、俺が?男を?いじめてる?そんなわけないだろさっきも言ったとおり俺と男は仲が良いわけじゃないけど嫌っているわけでも……」
白髪「それは嘘です」
モブ男「……なに?」
白髪「男さんは確かにあなたを嫌ってはいません、ですがあなたは違います」
白髪「あなたは男さんを憎んでいる、それも逆恨みという形で」
モブ男「俺が男に逆恨み?なんで?」
白髪「理由なんていくらでもあります、男さんはあなたより優れている分女の子から好意を持たれることが多いです」
白髪「おそらくその中にあなたの好きな子でもいたのでしょう?だからあなたは男さんを憎んだ、簡単なことです」
モブ男「簡単過ぎて内容がスカスカだなぁ、確かにあいつは俺より優れてるもちろん俺なんかよりモテるだろうよ」イライラ
モブ男「だがな?そんな理由で人をいじめるのは小学生までなんだよ、確かに多少むかつく事はあるけどいじめることなんて絶対にしねぇよ」
白髪「……?」
モブ男「なんだよ……」
白髪「そんなわけないじゃないですか」
モブ男「あ?」
白髪「持たざる者が持つ者に嫉妬しない?危害を加えない?そんなわけあるはずがない!」
白髪「人間は自分より優れている者に嫉妬し!蹴落とそうとする!そういうものなんです!嘘を言うのもいい加減にしてください!」
モブ男「……」
-
- 26 : 2016/09/26(月) 22:04:38 :
- 白髪「すみません熱くなりました、ですがあなたが男さんをいじめたというのは事実だということを認めてください」
白髪「そうすれば私は今までの暴言を謝ります、ですからお願いします」ペコッ
モブ男「……もし俺が認めたらどうするんだ?」
白髪「クラスの皆さんに報告してそれからあなたへの罰を考えます、当たり前ですよね?いじめをした人が罰を受けるのは」
モブ男「んじゃもう二つ質問させてくれ」
白髪「はい、いいですよ」
モブ男「一つ、お前の朝の俺への態度は俺が男をいじめてるとわかったからだな?」
白髪「はい」
モブ男「それじゃ二つ目、お前が転校してきたのはいつだ?」
白髪「?『一週間前に決まってるじゃないですか?』」
モブ男「そうか……あとお前のさっきのお願いだが」
モブ男「悪いが却下だ、俺は男をいじめてないし恨んでもいないただのクラスメイトだ」
白髪「そうです、か」
白髪「わかりました、あなたが嘘を貫くのなら私にも考えがあります」
モブ男「なんだと?」
白髪「明日、楽しみにしといてください、それでは失礼します」ペコッ
モブ男「……」
モブ男「……はぁ、胃痛が悪化した…」
〜放課後〜
モブ男(男の状況、白髪と女の関係、転校してきたのは一週間前……)
モブ男「めんどくさい……大体なんで俺ばっかこんな目に合わなきゃいけないの?俺はただメインヒロインとイチャイチャしたかっただけなのに」
モブ男「ていうか白髪のヤツまじで態度変わりすぎだろ、転校してきた時のおどおどした感じはどこに行ったんだよ」
モブ男「あー甘えたい!誰かに甘えたい!イチャイチャしたい!つまり彼女が欲しい!」ピリリリ
モブ男「ちっ、誰だよこんな時にはいはいもしもし?」
作者『もしもしモブ男か?』
モブ男「あっ!作者てめぇ!保健室行った意味あったの!?俺の胃にダメージが入っただけなんだけど!」
作者『うるさいなー、その代わりに情報が手に入ったんだからいいだろ?』
モブ男「ばーか!謎が増えただけだボケ!ていうか白髪ってまじでいじめられんの?むしろいじめる側になりそうで怖いんだけど」
作者『今からそのことを話すから一旦落ち着け』
モブ男「わーたよ、で?なにかわかったの?」
作者『まず白髪の記憶は何者かの手によって変えられている』
作者『どんなふうにかはお前もわかってるな?』
モブ男「あぁ、今のあいつの記憶だと転校してきたのは一週間前で俺は男をいじめる悪いヤツってことになってるな」
作者『しかも女と関係もあるそうだな、そしてお前になにかしようと企んでいる』
モブ男「明日の朝だったっけ?何するつもりなのかねぇー『モブ男君が男君ををいじめてまーす』とでも書くのかね?」
作者『恐らくそうだ、そしてお前にはそれを阻止してもらいたい』
モブ男「なんで?」
作者『わからないのか?あくまでも白髪の記憶は変えられたものでしかない、実際はお前は男をいじめてないし転校してきたのは昨日だ』
作者『転校してきたばかりの白髪がそんなわけのわからんことをみんなの前でやったらどうなる?』
モブ男「気持ち悪いヤツだとか思われるな」
作者『それだけならまだいい、だがな白髪は本当にお前が男をいじめたと思ってるんだ』
作者『それなのにモブ男は男をいじめてないお前は間違っているとクラスメイトと男に言われたら?自分が今まで助けようとしていた本人にそれを否定されたら?』
作者『白髪は恐らく壊れてしまうだろう、おまけにみんなから嫌われ気味悪がられどこにも居場所がなくなってしまう』
モブ男「そうなっても家族がいるだろう?」
作者『白髪に両親はいない、白髪が中学生の時に家を放火され白髪を除いて死んでしまった』
モブ男「そう、か」
作者『とにかく俺の考えとは違うが白髪が死ぬかもしれないということには変わりない、お前は明日の朝までに解決策を考えておいてくれ』
モブ男「えぇ!?お前は何にも考えてないのかよ!」
作者『……すまん』
モブ男「へいへいわかりましたよ!考えておきゃあいいんだろ!?」
作者『あぁ頼んだぞ…』プツン
モブ男「なんで急にしおらしくなったんだ?」
-
- 30 : 2017/02/19(日) 16:12:58 :
- ~家~
モブ男「ただいまー」
モブ母「あらお帰りなさい」
モブ男「あれ?父ちゃんは?」
モブ母「まだ仕事よ」
モブ男「そうか、なら母ちゃんでいいや」
モブ男「ちょっと相談したいことがあるんだけど」
モブ母「へー能天気なあんたにも悩みなんてあるんだねぇ」
モブ男「俺に悩み事が無かったことが逆にねぇよ」
モブ母「彼女できないもんね」
モブ男「うるせぇ!わかってんなら言うな!」
モブ母「はいはいそれで?悩みってなによ」
モブ男「えーと、俺の知り合いに妄想癖のあるやつがいるんだよ」
モブ男「いつもは自分で勝手に妄想して終わるんだけどついに他人にまで妄想を押し付けようとし始めてよ」
モブ男「まあぶっちゃけ俺にとってはどうでもいいことなんだけど……」
モブ母「要するにその子を止めたいのね」
モブ男「うん」
モブ母「確認するけどあんたとその子は友達でもなんでもないのよね」
モブ男「まあ一二回話したくらいかな」
モブ母「ならその子を助けるには二つの選択肢がある」
モブ男「いや別に助けたいわけじゃ」
モブ母「一つは殴ってでもその子の目を覚まさせる」
モブ男「一応女なので暴力はきついな」
モブ母「ならその子の妄想を本当の事にするしかないわね」
モブ男「え?」
モブ母「だってそうでしょう?その子が妄想してる事が本当のことじゃないからダメなだけで本当のことだったら他人に言おうが構わない、違う?」
モブ男「まあそれなら変なやつだとは思われないしな」
モブ母「その子の妄想ってどんな内容なの?」
モブ男「えーと」
モブ男(言えるわけねぇだろ!俺が他人をいじめてると思ってるなんて)
モブ男「まあとにかく実現するできる内容だから大丈夫だ!相談に乗ってくれてありがとう!」
モブ母「そう、ならいいわどういたしまして」
-
- 31 : 2018/11/12(月) 07:52:06 :
- 書けよ
-
- 32 : 2018/11/12(月) 14:44:40 :
- 書いて~m(。≧Д≦。)m
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主人公(仮) シリーズ
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