このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。 表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。 全てのレスを表示する 全てのレスを非表示にする ▼一番下へ 1 : インコ5Og0Ye32kA : 2016/05/21(土) 14:07:07 長編かも。 2 : インコ5Og0Ye32kA : 2016/05/21(土) 14:22:46 『アンタ、弱いね。菫(スミレ)』瑠奈(ルナ)は、私を見てそう言った。『…うるさい』私は精一杯毒づいた。本当は、少し嬉しかったのだけど。『助けてなんて、誰が言ったのよ』『誰も言ってないよ』『あたしは、ほんの気まぐれでここにいるだけ』『大丈夫』『これからは、あたしがいる』そう…あれは。私の、遠い記憶。「青の時代」の、思い出。 3 : 田中さん : 2016/05/21(土) 14:28:08 期待です 4 : インコ5Og0Ye32kA : 2016/05/21(土) 14:31:06 ありがとうございます! 5 : インコ5Og0Ye32kA : 2016/05/22(日) 15:39:19 「知ってる?青山 瑠奈(アオヤマ ルナ)!」「もちろん!カッコいいよね!」「ルナが転校してくるなんて、信じられない…」「早く仲良くなんないとねっ」その日の朝は、いつになく賑わっていた。彼女たちの話題は、ほかでもない。あの人気モデルが、この学校へ転校してくることである。ルナは、今大人気の読者モデル。全国のティーン達の憧れの的である。皆にとっては、夢のような話だろう。しかし、私にはどうでもいい話だ。寧ろ憂鬱。またややこしい友達付き合いが増える。そのために、私は極力目を付けられないようにする必要がある。このクラスが終わるまで、一介のクラスメイトであり続けるのだ。「ねえ、ルナが来たよ!」「え!?どこ?」「ほらっ、あの校門のとこ!」「ホントだ!ねえ皆、ルナを迎えに行こうよ!」「うん!行く行く~!」皆が口々にそう言う。私は行きたくないのだが。「スミレちゃん!私たちも行こっ」しかし、全く関係を持たないのも怪しまれる。「そうね。行こう」重い足を動かし、席を立つ。 6 : インコ : 2016/05/23(月) 19:46:33 「おはよう。初めまして。アオヤマ ルナです」ルナの声に皆が湧く。「ルナさん!あの、私、ルナさんのこと大好きで!」「本当?ありがとう」笑顔を振り撒くルナ。歓声をあげる女子たち。私はその光景を冷めた目で眺めていた。 ▲一番上へ 編集パスワード スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。
このスレッドの編集には編集パスワードが必要です。 表示するレスにはチェックしを、表示しないレスはチェックを外してください。 全てのレスを表示する 全てのレスを非表示にする ▼一番下へ 1 : インコ5Og0Ye32kA : 2016/05/21(土) 14:07:07 長編かも。 2 : インコ5Og0Ye32kA : 2016/05/21(土) 14:22:46 『アンタ、弱いね。菫(スミレ)』瑠奈(ルナ)は、私を見てそう言った。『…うるさい』私は精一杯毒づいた。本当は、少し嬉しかったのだけど。『助けてなんて、誰が言ったのよ』『誰も言ってないよ』『あたしは、ほんの気まぐれでここにいるだけ』『大丈夫』『これからは、あたしがいる』そう…あれは。私の、遠い記憶。「青の時代」の、思い出。 3 : 田中さん : 2016/05/21(土) 14:28:08 期待です 4 : インコ5Og0Ye32kA : 2016/05/21(土) 14:31:06 ありがとうございます! 5 : インコ5Og0Ye32kA : 2016/05/22(日) 15:39:19 「知ってる?青山 瑠奈(アオヤマ ルナ)!」「もちろん!カッコいいよね!」「ルナが転校してくるなんて、信じられない…」「早く仲良くなんないとねっ」その日の朝は、いつになく賑わっていた。彼女たちの話題は、ほかでもない。あの人気モデルが、この学校へ転校してくることである。ルナは、今大人気の読者モデル。全国のティーン達の憧れの的である。皆にとっては、夢のような話だろう。しかし、私にはどうでもいい話だ。寧ろ憂鬱。またややこしい友達付き合いが増える。そのために、私は極力目を付けられないようにする必要がある。このクラスが終わるまで、一介のクラスメイトであり続けるのだ。「ねえ、ルナが来たよ!」「え!?どこ?」「ほらっ、あの校門のとこ!」「ホントだ!ねえ皆、ルナを迎えに行こうよ!」「うん!行く行く~!」皆が口々にそう言う。私は行きたくないのだが。「スミレちゃん!私たちも行こっ」しかし、全く関係を持たないのも怪しまれる。「そうね。行こう」重い足を動かし、席を立つ。 6 : インコ : 2016/05/23(月) 19:46:33 「おはよう。初めまして。アオヤマ ルナです」ルナの声に皆が湧く。「ルナさん!あの、私、ルナさんのこと大好きで!」「本当?ありがとう」笑顔を振り撒くルナ。歓声をあげる女子たち。私はその光景を冷めた目で眺めていた。 ▲一番上へ 編集パスワード スレッド投稿時に設定した編集パスワードを入力してください。