このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
この作品はオリジナルキャラクターを含みます。
第一回ウンチingグランプリ【進撃の糞】
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- 1 : 2016/05/21(土) 12:23:17 :
- あああああああああああああ!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリィリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!)
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- 2 : 2016/05/21(土) 12:29:11 :
- 暇なんですね寝ればいいと思いますよ
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- 3 : 2016/05/21(土) 12:33:54 :
- >>2
正直俺もそう思う
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- 4 : 2016/05/21(土) 13:03:20 :
- ー脱糞者ギルドー
クソモブ「おいおい聞いたかよ……」
クソモブ2「はぁ?どうせもうすぐウンチingグランプリの予選が始まるって話だろ?んな事くらい知ってるわゴミ」
クソモブ「違げぇよバカ……ほら、貸してやるから今日の新聞くらい読め」
クソモブ2「なになに……テロリストだと?ふぅん、脱糞社が襲われたねぇ……ま、俺たちには関係無い話だな」
クソモブ「おいおいつまんねぇ事言うなよ。なんせそのテロリストにはかなりの懸賞金がかけられてるみたいでな。どうやらいままでにも随分やらかしてきたらしいぜ。どうだ?そいつらを狙ってみねぇか?」
クソモブ2「はぁ?俺らがかよ?無理に決まってるだろ。まず実力が足りねぇしそれになにより__」
その瞬間、ギルド内に野太い男の声が響いた
クソ不良「おいおい! なんだなんだ?テメェ兄貴にぶつかっておいてただで済むと思ってんのか?」
クソモブ3「ひぃっ……!」
クソ兄貴「チッ、たいした金ももってねぇようだな。どうやってこの責任をとるつもりだ?」
クソモブ3「かっ、返してください!」
クソモブ2「__あーあー、やってんなぁ。あいつらギルドの中であんな事するとか頭おかしいのか?巻き込まれたくねぇしさっさと出ていこうぜ」
クソモブ「そうだな……あ、いやどうやらその必要は無いみたいだぜ?」
クソモブ2「おっ……」
人にはそれぞれ身の丈ってものがある
才能がある人間は人並み以上の人生を、無いやつは時に妥協して人並み程度の人生を歩かなければならない
それはどの世界でも同じだ
この世界もそうだった
ただそれが顕著になり始めたのは
クソモブ2「__脱糞者様のおでましってか」
この世界に脱糞力という概念が生まれてからだった
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- 5 : 2016/05/21(土) 14:05:55 :
- 脱糞力、それはその名の通り糞を操り、糞と意思疎通すらも可能にする力
脱糞社が開発したうんこ薬によって、全ての人間は脱糞力が高い『脱糞者』とそうでない『微糞者』に分けられた
消し炭「公共の場で騒ぐな。クソ共が」
脱糞社がうんこ薬を開発した当時は、まだ誰も__
クソ不良「ああッ!?なんだテメェは!お前みたいなヒョロヒョロの明らかに微糞者みたいな奴が脱糞者の兄貴に勝てるわけが無いのは分かってるよな!?」
消し炭「それはどうかな?」
消し炭が一瞬にしてズボンを下げた
洗練された無駄の無い動きで、最初からズボンなどはいていなかったと思わせるほどに、速く、そして美しく
それだけでは無い、彼はノーパンだったのだ
クソ兄貴「貴様……脱糞者か!」
そう、ノーパンは脱糞者の証
消し炭「どうした?やらないのか?」
クソ兄貴「くっ……」
クソ兄貴もズボンを脱ぐ
だがその動きに美しさなどは無く、ただただ、汚いゴミをさらけだすだけのクソに近い行為
消し炭「ふん……」
消し炭の尻から糞が飛び出した。わずか1cmにすら満たないその小さなうんこは、そのままクソ兄貴に命中する
そして、みるみるうちにクソ兄貴を包み込んで余りあるほどの巨大うんこに変化した
クソ兄貴「なんだこれは!!クソ!」
クソ兄貴は足掻いた。だが動けば動くほど、その糞はまるで蜘蛛の巣のようにクソ兄貴に強く、強く絡み付く。
クソ不良「そんなバカな!?兄貴の脱糞力は600……Cクラスに相当するはず!お前みたいなゴミに負けるはずが……」
消し炭「おっと、いい忘れていたな」
そう言いながら消し炭はズボンをはいた。そう、ズボンをはいたのだ
まだクソ兄貴との勝負はついていない。全身が糞に包まれ、動けなくなってはいるものの、脱糞者同士の戦いはどちらかが降参するまで終わらない
それなのにズボンをはいたのは、お前なんて戦う価値も無いと、相手を侮辱するに等しい行為
消し炭「俺の脱糞力は3500……Aクラスだ」
一瞬にしてあたりがざわめきだす
Aクラスは百万人に一人、神に選ばれたとしか言い様が無い割合でしか生まれない、まさに天才
クソ兄貴「ふざけるな……!」
だがそれでもクソ兄貴は怯まなかった
クソ兄貴「まだ戦いが終わってすらいないのに! ズボンをはくような奴がAクラスだと!!」
クソ兄貴が糞を振り払うと、一瞬にして消し炭に接近した。
目に見えない小さな糞を体に纏わせる事で、彼は常人を越える身体能力を手に入れる事が出来たのだ。
消し炭「__勘違いするなよ」
否、戦いは既に終わっていた
クソ兄貴「がっ……!」
刹那、クソ兄貴の頭に衝撃が走った
クソ兄貴の意識を奪うには十分すぎるほどの強い衝撃
その場の誰もが、今なにが起こったのかを理解できずにいた
消し炭「こんなものか」
ならいつ戦いは終わっていたのか
それは衝撃が走った瞬間でも、クソ兄貴を糞が包みこんだ瞬間でも無い
最初から終わっていたのだ。CクラスがAクラスに挑んだという時点で、それは既に戦いですらない
脱糞社がうんこ薬を開発した当時は、まだ誰も考えてすらいなかった
それによってここまでの格差が生まれるとは
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- 6 : 2016/05/21(土) 14:27:50 :
- クソモブ2「……すっかり酔いも覚めちまったな」
クソモブ「まったくだ。なんで同じ人間なのにここまで差がでちまうのかねぇ」
彼ら二人も脱糞者ではあった
脱糞者とは一般的に脱糞力が50以上、つまりEランク以上の人間の事を言う
そして彼らはEランクであった
これでは微糞者より少しうんこの扱いがうまい程度でしかない
クソモブ「帰るか……」
クソモブ2「そうだな。マスター、会計を頼む」
彼らは金を払うと、ギルドをあとにした
誰にも見られる事も無く、ただクソモブとして、彼らはその程度でしか無かった。
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- 7 : 2016/05/21(土) 14:34:31 :
- なんだこれワロタ
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- 8 : 2016/05/21(土) 15:17:48 :
第一章:目覚め
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- 9 : 2016/05/21(土) 15:37:37 :
- エレン「ちんちん!シュッシュッ!」
俺は盛大にオナッていた
なんか巨人って実際に見てみたらデカすぎて勝てる気しなかったからな
駆逐?知りません、やっぱり男なら家で引き込もってちんこイジるのが一番だ
エレン「さすがに疲れたな……そろそろ飯だろうし一旦部屋から出るか」
とりあえず今はハンネスさんに世話してもらってる。まぁ所謂ニートだな
エレン「おい!クソハンネス!さっさと飯作れや!」
怒鳴って飯を要求する俺
だが扉の向こうから返事が返ってくる事は無い
あのジジイ……!
エレン「オラァッ!ざけんなボケ!」
扉を勢いよく開けて__ん? あれ?
エレン「ここはどこだ……?」
一歩外に出ると明らかにそこは廃墟だった。あちこちにホームレスみたいな人が転がってて周囲の家はボロボロになっている
エレン「ちょっと待て」
とりあえず落ち着こうとする為に部屋に戻ろうとする__が、今度は部屋も消えていた
変な廃墟の道のど真ん中に俺が一人
エレン「え?待ってなにこれ?」
詰んでね?俺の人生詰んでね?
というかさっきから悪臭が酷いんですがこれって
エレン「うんこ……?」
地面のあちこちにうんこが落ちている。いや、もはや地面全てがうんこだ
エレン「おいそこのクソガキンチョ」
ガキモブ「えっ……誰ですか……?」
エレン「うるせぇ、ここがどこなのか三行以内で教えろ。あと出来れば飯が食える場所も教えろ」
ガキモブ「もしかして……道に迷ったんですか?」
エレン「うるせぇさっさと教えろや!」
渾身の力でゴミガキを蹴り飛ばす
ガキモブ「いたっ……あれ?痛くない?」
え?もしかしてニート生活で俺ってザコになってる?
エレン「あー、とりあえず今のは無しな。早くここがどこか教えろゴミ」
ガキモブ「ここはアナル村ですが……」
エレン「は?んな村知らねぇよ」
役にたたねぇガキだな
クソ、本当にどこだここ
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- 10 : 2016/05/21(土) 15:40:31 :
- うわ、期待w
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- 11 : 2016/05/21(土) 15:41:17 :
- 色んな意味で期待
なんでちゃんと書けてるのに題材がう●こなんだよ・・・
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- 13 : 2016/05/21(土) 16:07:35 :
- ガヤガヤワイワイ
エレン「ん?なんだ?」
モブ盗賊「おい!分かってるんだろうな!明後日までにちゃんと例の物用意しておけよ!この前みたいな事になりたくなかったらなぁ!」
エレン「え?なにあれ?」
ガキモブ「実は……一週間ほど前からあの盗賊たちに村が襲われているんです。そのせいで家まで壊されてしまって……」
は?盗賊に家壊されるっておかしくね?それ盗賊じゃなくて巨人とかの間違いじゃないの?
ガキモブ「あっちにはCクラスの脱糞者がいるんです。貧しくてうんこ薬すらまともに買えないうちの村にいる人ではとても勝てませんし……」
エレン「いや脱糞者ってなんだ?そもそもそんな危ない奴がいるなら駐屯兵か憲兵に頼めばよくね?」
ガキモブ「え? ちゅうとん……? なんですかそれ?」
エレン「え?」
モブガキ「え?」
え?なにこれ?ここってもしかして俺のいた世界じゃないの?
壁外?
エレン「ウォール・マリアって知ってる?」
ガキモブ「?」
マジかよ
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- 15 : 2016/05/21(土) 16:48:02 :
- 俺のいた世界とは全然違う世界みたいだな。壁すら知らないとか。
エレン「あー、とりあえずこの村で一番偉いやつのとこに案内しろ。村なら村長とかいるんだろ?」
こいつじゃ正直話にならんしな。ここがどこかとか色々聞きたい
ガキモブ「えっ……なぜですか?」
エレン「うるせぇ!案内しろって言ってんだよ!」ドゴォッ
渾身のパンチ。威力は0に近い
ガキモブ「痛っ……くない!分かりましたよ、案内すれば良いんでしょ!」
ここから村長の家まではだいたい1kmも無いくらいだった。村は見た感じほとんどが畑だったな。うんこだらけだが。
村長「それで……私に何のようですか?」
エレン「あ?質問するのはこっちなんだが?黙れよジジイ。ここは客にお茶も出せんのか」
村長「申し訳無い……もともと貧乏な村なので……」
エレン「ん?待て待て、良く考えれば貧乏な村なのになんで盗賊なんかに狙われてんの?」
村長「それは……おそらくこの村に代々引き継がれてきた宝が目的だと思われます」
エレン「宝あるじゃん俺にくれよ」
村長「それはいくらなんでも……」
エレン「ってもあんなに襲われてるならさっさと盗賊に宝渡せば良いじゃん。そんな必死になってまで守るほど大切な物なの?」
村長「もちろんですとも!」
ふーん。大切な宝ねぇ。あ、そういえばあのガキが脱糞者がどうとか言ってたな。それについても聞いておくか
エレン「おいジジイ脱糞者ってなんだ?」
村長「……知らないのですか?」
え?なにそれ?この世界では常識みたいなもんなの?
村長「……まぁ、知らないのには何か特別な事情があるのでしょう。脱糞者というのは、脱糞力が高い人間の事です。うんこ薬を飲む事で脱糞力に目覚める事が出来ます」
エレン「きったねぇな」
村長「ですがこの村の脱糞者はDクラスの男が一人いますが、それ以外はEクラスか微糞者しかいないのです」
微糞者っていうのは脱糞力とやらが少ない人間の事か?
話の流れ的に
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- 16 : 2016/05/21(土) 17:02:59 :
- エレン「んで?クラスってのはなんだ?」
村長「脱糞者は脱糞力ごとにクラス分けされているのですよ。Eクラスが最も低くSクラスが最も高いです」
エレン「なるほど……そういえばうんこ薬ってどういうのなんだ?」
村長「お見せしましょうか?」
エレン「あるんならさっさと持ってこいジジイ」
それから少しして村長は変な緑色の液体が入ったビンを持ってきた
村長「これがうんこ薬です」
エレン「うわまずそう。この村のやつは全員こんなのを飲んでるのかよ」
村長「全員ではありませんよ。この村ではこれは貴重な物なのです。脱糞者にしか飲ませていません」
ん? そういえばさっきこの村には微糞者とEクラスとDクラスしかいないって言ってたような?
エレン「その薬を飲まなくても脱糞者かどうかは区別できるのか?」
村長「まぁ、多少は……うんこ紙という物を使って調べる事が出来ます」
エレン「そうか。じゃあさっさと持ってこいジジイ」
村長「そう言われると思ってもう用意してありますよ」
取り出したのはいかにもただの紙
いや、村長の触った部分が僅かに赤くなってるように見えるな
村長「これに脱糞者が触れると赤くなります。脱糞力が高ければ高いほど、濃く深い赤色になります」
ふむふむ、俺も触ってみるか
どれどれ……
村長「……!?」
エレン「あの、黒くなってるんだが」
村長「な……こんな現象は私も見たことがありません」
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- 17 : 2016/05/21(土) 18:13:01 :
- エレン「うーむ……」
とりあえず目の前の緑色を手に取り、口に流し込んだ。味はあんまり……というかほぼ無い
村長「ちょっ!?何をやってるんですか!」
エレン「え?色が変わったら飲んで良いんじゃなかったのか?」
村長「そんな事言ってませんし、紙が黒くなったんですよ!?なにか大変な事が起こる事もありえるじゃないですか!」
エレン「別に何も起こって無いんだから良いだろ」
村長「良くないですよ!それにこの薬は貴重品で……え?」
エレン「ん?どうした?」
村長「今何も起こって無いと言いましたか……?」
エレン「ん?あぁそうだな」
え?もしかして何か起こるのが普通なのか?
村長「そんな馬鹿な……お尻に違和感なども無いんですか?」
エレン「おい待て怖いからそれ以上質問するな。俺に質問をする時はしっかり状況を伝えてからにしろ」
村長「まずうんこ薬を飲むと脱糞力を感じとれるようになるので、たとえ微糞者でもお尻の辺りに痛みや熱さを感じるのが普通なのです」
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- 18 : 2016/05/21(土) 19:05:58 :
- エレン「……それで?」
村長「いえ、それを感じないなんて事は私でも聞いたことすらありません……これ以上私から言える事は何も」
エレン「ふむ……」
その瞬間、村長の家の扉が勢いよく開き、中に男が飛び込んできた
ゴミモブ「村長!大変です!」
村長「……ノックすらせずに入るとは、何があった?」
ゴミモブ「あの盗賊たちのリーダーが村に来ています!村長を出せとの事です!」
村長「なんだと!?約束は明後日のはずじゃないか!」
ゴミモブ「分かりません!とにかく村人が何人か人質にとられています!早く来てください!」
村長「むぅ……分かった!すぐに向かおう!」
エレン「おー、盗賊来たのか。じゃあ俺はここで待ってるから頑張れ」
村長「いや、お前も来い!お前をここに置いてたんじゃ何を盗られるか分かったもんじゃない!」
え?酷くね?
村長「時間が無いんだ!早く来い!」
エレン「うわっ!腕を引っ張るな!脱臼したらどう責任を取るつもりだ!」
村長「うるさい!!!」
そんなこんなで盗賊っぽい奴の所までつれて来られた訳だが。
クソモブ男「くっ!強すぎる!」
おー、なんか戦ってるっぽいな
もしやあの戦っている男がこの村唯一のDクラスとかいうやつだろうか?
クソ盗賊リーダー「その程度か!弱いな!手応えがまるで無い!」
村に無数に落ちていた糞が浮かび上がり、クソモブ男に襲いかかっている
もしかしてこれが脱糞力?
脱糞力ってこんな超能力じみたもんだったのか
クソモブ男「くっ……もう駄目だ降参する……」
クソ盗賊リーダー「もう終わりか!さて、村長は来ているのだろうな!」
村長「私ならここにいる!早く住民を解放しろ!」
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- 20 : 2016/05/21(土) 19:38:57 :
- クソ盗賊リーダー「おいおい!まさかタダで解放しろって言うのか!?解放してほしいならそれなりの対価を用意するべきだよなぁ!?」
村長「あれだけ村を壊しておいて何が対価だ!これ以上好き勝手するなら私が相手になるぞ!」
クソ盗賊リーダー「私が相手になるだぁ?クックック……ハハハハハ!舐めるのも大概にしろ!Eクラスの老いぼれが!」
その瞬間、二人がズボンを脱いだ
それはあまりにも早く、まるで息をしているとも形容できる程までにに当たり前のように。躊躇いも無く
何が悲しくて野郎のブツなんて見なきゃならないんだよ俺は
村長「ふんぬ!」
村長の尻からメリメリと音をたててこぶし大のうんこが出現した。そしてそれをクソ盗賊リーダーに向かってとばす
クソ盗賊リーダー「クックック……悲しいなぁ!」
クソ盗賊リーダーのほうに向かっていったうんこはそのまま握り潰されて粉々になった
クソ盗賊リーダー「あぁ!分かってる!悪いのは間違いなく俺だ!んな事は分かってんだよ!でも力があるだけでこれらは全て許されるんだ!」
無数のうんこが宙を舞い、村長の周囲を囲む
村長「くっ……」
クソ盗賊リーダー「神様は残酷だよなぁ……俺が神だったら俺みたいなやつじゃなくお前みたいに村人の為なら格上とも躊躇い無く戦う立派な奴に力を与えるのになぁ!」
あちこちからうんこが集まり、次第に空を覆うほどに大量のうんこがここ一帯を支配した
クソ盗賊リーダー「……で、どうする?降参か?」
村長「っっ……降参だ……」
クソ盗賊リーダー「ふん……おいお前ら!念のため全員のズボンを脱がして脱糞者がいないか確認しておけ!」
ゴミ盗賊「分かりました!」
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- 21 : 2016/05/21(土) 20:01:04 :
- エレン「うおー、やばいな。村長どうするんだあれ」
クソ盗賊「次はテメェだ!さっさと脱げ!」
エレン「あ?お前俺に命令してんじゃねぇぶっ殺すぞ」
必殺の回し蹴りをクソ盗賊の腹に放った
クソ盗賊「んだこいつ……超弱ぇ!」
そのまま俺はズボンを強制的に脱がされ
クソ盗賊「ッ……こいつ!」
あ、そういえばオナった時パンツ脱ぎっぱなしにしてたわ
え?もしかしてやばいのこれ?
クソ盗賊「リーダー!ノーパンがいました!」
クソ盗賊リーダー「ふん……こいつがか。いかにも人生を舐めてそうな顔だな。よし相手をしてやろう」
エレン「いや相手しなくていいです」
クソ盗賊リーダー「いくぞ!」
問答無用ですか
空から一つの弾丸__そうとしか言えないほどに速く、強靭な糞が落ちてきた
くそっ、なんで俺が戦わなきゃいけないんだよ!
ふざけんな!
クソが!これでも食らえ、右手パンチ!
クソ盗賊リーダー「なんだと!?」
右手パンチに当たった糞は粉々に砕け散って地面に崩れた
え?なんか右手強くね?ずっとオナってたからか?戦えるじゃん俺!
クソ盗賊リーダー「クックック……どうやらなかなかやるようだな!だがこれならどうだ!」
空から無数のうんこが降り注ぐ
あ、すいません流石にこれは無理です
無数の糞は俺にぶつかるとそのまま密着し、穴という穴に侵入してくる
エレン「くそ!キメェ!はやく取れよゴミ!」
クソ盗賊リーダー「苦しかろう!ならば早くうんこを出せ!戦え!」
いや無理に決まってんだろ。俺そもそも脱糞者とかいうやつじゃねぇし
あっ、やめてそこちんこだから侵入しないで
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- 22 : 2016/05/21(土) 20:57:34 :
- エレン「っ……!」
あーやばいわこれ
ムラムラしてきた
ちんこが凄く熱く……ん?
いや、何かがおかしい。たしかにいつもちんこは熱くなるが、それよりもさらに熱く、まるでちんこが生きているかのように脈動している
エレン「我慢……できん……」
クソ盗賊リーダー「何をするつもりだ!」
エレン「うるせぇ!ちんちん!シュッシュッシュッ!!」
クソ盗賊リーダー「何、空を飛んでいるだと!?」
今ならばできる!
完全なるオナニーが!
エレン「ローテーションオナニー!」
クソ盗賊リーダー「なんという回転……!」
エレン「シャイニングオナニー!」
クソ盗賊リーダー「なんという輝き……!」
エレン「決めるぞ!ちんちん!シュッシュッ!ちんちん!!シュゥッ!シュゥッ!!シュァァァァッ!!」
刹那、ちんこが輝きを放つ
エレン「サウザントオナニー!」
クソ盗賊リーダー「なんだこのスピードは!」
汚いエキスが周囲に飛び散る
エキスは霧散し、辺りを覆う
エレン「やった……ついにやったぞ」
霧が太陽の光を弾き、輝く
彼を照らすように、神々しく光る
彼はオナニーの神となったのだ
今の彼はエンペラーオナニストの域に達していた
エレン「いくぞ……!」
クソ盗賊リーダー「クックック……言われなくても分かっているさ!」
霧が、エレンに集まる
集まり、固まり、彼を守る鎧となった
その姿は正に性騎士
クソ盗賊リーダー「これに耐えられるか!?」
クソ盗賊リーダーの頭上に巨大な糞塊が現れ、エレンに向かって飛ぶ
その大きさからは有り得ないほどに速く、そして鋭く
エレン「当然だ」
彼の鎧はそれを全て受け止め
糞塊は跡形も無く“消えた”
クソ盗賊リーダー「なんだと!?」
うんことは即ち死
死した生命たちの成れ果て
エレン「次は俺の番だ」
だが彼の力はまさに『生』と言えるものであった。生命を生み出せる唯一無二の力。彼はそれを操ったのだ
彼のうんこは消えたのではない
『死』が『生』によって相殺された
ただそれだけだった
そして『生』を持つものは成長する
彼の力は今まさに成長をしていた
白い霧が何倍にも大きくなり、エレンの手に集中する。長く、強く、貫く事に特化した武器“槍”となって
エレン「精槍ロンギヌス!」
彼は放つ
真っ直ぐな槍を
槍は飛び
槍は空を裂き
槍は風を割り
槍は敵を貫く
クソ盗賊リーダー「ああああああ!!らめぇ!つらぬいちゃらめぇ!妊娠しちゃうのぉぉぉ!!ああああああ~!!」
-
- 23 : 2016/05/21(土) 22:38:13 :
- なんぞこれ・・・期待っす
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- 24 : 2016/05/22(日) 10:23:09 :
- クソ盗賊リーダー「あっ、あっあっあああああ~~!らめぇ!降参!降参するからぁぁ!」
エレン「勝った……のか……?」
エレンの鎧が消え去る
盗賊たちは「馬鹿な!」や「ありえない!」と声をあげていたが、次第に村から去っていった
エレンはズボンを手に取り、はく
村長「おぉ!盗賊を倒してくださったのか!」
エレン「マジかよ。俺強いじゃん」
村長「何とお礼をすれば良いのやら……」
エレン「じゃあ例のお宝くれよ」
村長「いえ……それは流石に無理ですが……そうだ、お前!アレを持ってこい!」
クソモブ村民「アレですか!分かりました!」
それから数分後、村人はなんか大きい袋を持ってきた
村長「ここに幾らかの金と地図や食料などが入っています。これで街まではたどり着けるでしょう」
エレン「は?なんで俺が街に行くことになってんの?」
できるならこの村で一生ニートしたいんだが。というか街ってどんな感じなんだ?いまいちこの世界の技術力が分からない
うんこ薬とかある所から考えると俺のいた世界より進んでいるのか?
村長「その実力ならばウンチingグランプリに出た方が良いかと考えて……」
うんちんぐぐらんぷり……?
エレン「説明はよ」
村長「その名の通り世界中から脱糞力に自信のある人間が集まる大会です。勝てば莫大な報酬が手に入ります」
莫大な報酬か……
村長「それにあなたの力についても街に行けば何か分かるかもしれません」
エレン「それで街まではどのくらいあるんだ?」
村長「この国の首都であるスカトロ街までだとだいたい130kmくらいでしょうか」
舐めとんのかゴミ
エレン「お前ニートだった俺に130km歩けって言ってんのか?殺すぞ」
村長「あなたほどの実力者なら歩かなくて今日中には辿りつけると思いますが……」
エレン「は?どうやって?」
村長「たとえばDクラスの中でもそこそこの実力者……もしくはCクラス以上の人間は糞に乗って移動できます」
ほぉ、つまり俺にイカ臭い汁に乗って移動しろと。
いい加減にしろよ。飛び蹴り!
村長「あぁっ……あれ?痛くない……」
もうこの流れいいから
村長「あ、あの……嫌なら馬車を用意しても良いですが……」
馬車か……でも馬車だとかなり時間かかりそうだしな
やっぱり精液に乗るしか無いのか……
-
- 25 : 2016/05/22(日) 10:32:49 :
- >>23
コメントあざす
-
- 26 : 2016/05/22(日) 11:19:35 :
- エレン「ちんちん!シュッ!シュッ!」
黄ばんだ汚い液体が俺から排出された
さてと……何故かは分からんがなんとなく操作方法は理解できる
汚いエキスを霧にして固める
見た目的には完全に雲だな
雲に乗るとかかっこ良いけどこのイカ臭さのせいで台無しだわ
エレン「よいしょっ……おぉっ、普通に乗れるな」
村長「……では、健闘を祈ります」
そのまま地図に従って街に向かう
それにしても空から見ても知ってる景色が一つも無いな。地平線の向こうまで見ても壁なんて見当たらないし
やっぱ別の世界なんだろうな、ここ
おっ、なんか街らしき物が見えてきた。遠くから見ても分かるくらい大きい
にしても速いなこの雲
村長に言われた感じだと半日くらいはかかると思ったんだが、30分くらいで着いた……って事は時速に換算すると260kmかよ。やべぇ
とりあえず雲から降りて街に入ってみる
エレン「おー、建物がでかいな。王都よりあるんじゃねぇの?これ」
辺りを見ると屋台に店に家、とにかく色々な物が所狭しと並んでいる
そういえば金貰ったんだったな
小腹も空いてきたしちょっくら買い食いでもするか
エレン「おいババア、これいくらだ」
俺が指指したのは赤くて細長い、さつま芋をつるつるにした感じの果物
ババアモブ「あぁ?銅貨三枚だよ」
銅貨銅貨……あれ?無いな
銀貨はあるし、これ渡してみるか
ババアモブ「はいはい銀貨ね。じゃあこれおつりだよ」
渡されたのは銅貨七枚
銀貨一枚=銅貨十枚って感覚なのか?
どれどれ果物の味は……おっ、結構美味いじゃん
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- 27 : 2016/05/22(日) 12:30:45 :
- エレン「それにしても街に来たは良いもののどこに行けば良いか分からんな……」
ん?なんかフード被ったガキみたいなのがこっちに走って来てるな
ガキウンコ「っ……!」
ババアモブ「あっ!泥棒!」
え、マジ?泥棒?
あんなガキっぽいのまで泥棒するとかここってあんまり治安は良く無いのか
さて、雲を操作してっと
ガキウンコ「あっ!」
はい捕獲完了
エレン「おいババア捕まえたんだからなんかくれよ」
ババアモブ「あ、あんた脱糞者だったのかい……?」
エレン「あー、うんそれだわ」
正確にはちょっと違う感じするけどな
ババアモブ「はぁ……分かったよ。ほら、さっきの果物もう一つやるから」
おっ、ラッキー
結構気に入ったんだよなコレ
さてと、あとはこっちだな
ガキウンコ「いたた……」
エレン「おい貴様この俺様にタダで果物くれる優しいババアの店で泥棒なんてしてタダで済むと思ってんのか?アァン?」
ガキウンコ「うぅ……分かった。これは返すから……」
エレン「アァ!?返すだけかよオラァ!もっと他に出すもんがあるんじゃねぇのか!」
ガキウンコ「ど、どうすれば……」
エレン「とりあえずツラ見せろやゴルァ!!」
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- 28 : 2016/05/22(日) 13:58:36 :
- ガキウンコ「わ……分かった……」
そう言ってガキウンコはフードを脱いだ
ん?なにこいつ?女?
エレン「テメェ名前は?」
ガキウンコ「……クリスタ」
エレン「変な名前だな。そんで?親とかは?」
クリスタ「え……」
エレン「え、じゃねぇよ。泥棒したら親に伝えなきゃいけないだろ?分かってんのか?アァン?」
クリスタ「いない……」
エレン「は?嘘つけ。じゃあどうやって生きてきたんだよ」
クリスタ「昔はいたんだよ……」
エレン「あっそ。んで?これはどう責任とってくれるつもりだ?オォ?」
クソ兵士モブ「おいお前ら!道を開けろ!」
ん?なにあれ?兵士?
鎧とかつけてんのか。そういえば鎧って初めて見たなぁ。俺の世界でも昔は使ってたみたいだけどなんか最近は無くなってたし
クリスタ「っ!?」
エレン「あ?おいテメェ逃げようとしてんじゃねぇぶっ殺すぞ」
クリスタ「逃げないと!殺される!」
エレン「は?俺は別に殺しまではしねぇよ」
クリスタ「違うよ!あの兵士!」
ん?あぁ、もしかして追われてんのかな?
なんかこいつが凄い犯罪とかしたのか?
エレン「兵士さーん!ここにいますよ!」
クリスタ「ちょっと!何してるの!」
エレン「は?何って兵士を呼んでるに決まってんだろ。どうせお前犯罪でもしたから追われてんだろ?若い頃は誰だってそういう事するもんだ。おとなしく捕まって罪をつぐな__」
クリスタ「そんな事言ってる場合じゃない!」
エレン「あっ!おいやめろ引っ張るな!どこに連れてくつもりだ!」
クソガキごときに力で負けるわけが無いだろ。来い雲!
……あれ?消えてる?
もしかして時間制限的なのがあるのか?
あ、じゃあ負けたわ
今の俺の腕力は胎児にも劣る
-
- 30 : 2016/05/22(日) 18:31:57 :
- クリスタ「ハァ……ハァ……」
エレン「おいテメェ!俺をこんな路地裏まで連れてきてなんのつもりだよ!ぶっ殺すぞ!」
クリスタ「だって……私に関わってるってバレたらあなたにも危険が及ぶ可能性があるから……」
は?ちょっと待ってなにそれ
俺にまで危険が及ぶっていったい何したんだこいつは
エレン「んで?なんでお前は追われてるんだよ」
クリスタ「それは……」
エレン「……」
クリスタ「……」
エレン「なんだよ早く言えよ」
クリスタ「……やっぱり言えない」
エレン「は?なんで?」
クリスタ「……関係無い人を巻き込みたくないから」
エレン「あっそ、じゃあバイバイ」
さてと、これからどうするか
とりあえず村長から貰った金はそこそこありそうだし、しばらく飯には困らなそうだな
あとは寝る場所か
まぁ適当に宿でも探せば良いか
やる事が無くなったら村長が言っていたウンチングなんたらに出てみるのも悪くない
クリスタ「ちょ……ちょっと!」
エレン「なんだよ、着いてきてたのかお前」
クリスタ「そこは助ける所じゃないの!?あなたそこそこのクラスの脱糞者なんでしょ!?」
エレン「は?なんでそう思うんだよ?」
クリスタ「だってあの雲、あなたが出してたんでしょ?」
あぁ、なるほど、それで分かったのか
それにしても“助ける”?
もしかしてこいつ被害者の方なのか?
-
- 31 : 2016/05/22(日) 18:39:24 :
内容はアレやけど文章力といい話しの展開といいええと思うんや。
頑張ってください
-
- 32 : 2016/05/22(日) 19:02:32 :
- >>31
コメントあざす
-
- 33 : 2016/05/22(日) 19:18:05 :
- エレン「……いやいや待て、被害者かどうかは別にして、そもそもお前助けてほしいなんて一言も言ってないだろ」
クリスタ「言ってなくてもアレは助ける展開でしょ!?」
展開とか知らねぇよ
頭お花畑かこいつ
エレン「助けて欲しいならとりあえず事情くらい話せよ。なんで追われてるかとか」
クリスタ「だからそれは言えないって……」
エレン「あっそ。じゃあ知らね」
クリスタ「わー!待って!言うから!言うから!」
エレン「出来るだけ手短にな」
クリスタ「……まず信じられないだろうけど、私は人工的に作り出された生命、つまり人造人間なの」
エレン「つまり頭の病気にかかったから精神科までの道を教えてほしいと?どれどれ地図は……」
クリスタ「待ってよ!別に頭がおかしくなったわけじゃないから!」
え?じゃあなんだよ?こいつロボットって事か?まぁうんこ薬とか訳わからんもんがある世界だし人造人間くらいいてもおかしくない……いややっぱりおかしいな
第一こいつどう見ても人間だろ?だって顔とか触った感じも明らかに人間と同じだし
クリスタ「何触ってるの……」
エレン「え?いや、ロボットなのかなって思って」
クリスタ「そういうのじゃないよ、人造人間って言っても見た目や体の構造は生身の人間と変わらないし……ベースも一応は人間だから。改造される前の記憶は無いけど……」
ふーん、人造人間っていうより改造人間だな。いや、記憶が無いって事はあくまで人間を材料にした人造人間って事になるのか?
うーん分からん
エレン「そんで、お前は俺に何をしてほしいの?」
クリスタ「……ある物を取り返すのを手伝って欲しい」
エレン「いやそれは頼み方としておかしい。まずそのある物が何か説明するべきだろ」
クリスタ「その為にはまず私が何で造られたのかも説明しないと……」
エレン「分かったから説明しろ」
クリスタ「じゃあ……ちょっと長くなるけど……」
-
- 34 : 2016/05/22(日) 19:58:49 :
- その後クリスタから色々と聞かされた。本当に長かったんで要点だけ抜き出すと
・私はシリアナって言う組織によって行われた人工的に脱糞力の高い人間を作るという実験によって生まれた。ちなみにシリアナは国の偉い人と繋がってるからあんな兵士まで出てきてる
・その実験は一人の人間に沢山の人間の脱糞力を注入するという方法を使っている。失敗する確率がかなり高い
・私はその中での数少ない成功者だったから色々実験とかされた。逃げたかったけど『白銀の糞腕輪』に脱糞力を封印されているから、それを持っていないと本来の力が出せない
・腕輪はシリアナが持っている。それを取り返してほしい
・腕輪からちょっとずつ力を取って体に貯めていたけど脱出の時に全て使ったから今の私は脱糞力ゼロ
・腕輪を着ければ脱糞力は2800まで上がり、Aクラスに匹敵する。超強い。腕輪を取り返したらこの力を使って遠く離れた土地でゆっくり暮らしたい
まぁつまり外国でニートしたいからチートアイテムを奪ってこいって事だな
クリスタ「手伝ってくれる……?」
エレン「うん、無理」
クリスタ「なんで!?」
エレン「俺にメリットが無いからだ」
冷静に考えればそうなるよな
しかも万が一その偉い人が王族とかなら仮に奪い返せたとしても俺の今後に支障が出る
クリスタ「そ、そんな……」
と、その時
兵士「怪しいヤツがいるぞ!あそこだ!」
エレン「え?マジですか?」
クリスタ「っ!逃げないと……!」
エレン「走って逃げるの?あの数は無理じゃね?」
クリスタ「あなた脱糞者なんでしょ!早くあの雲出してよ!」
あっ、そうか
エレン「ちんちん!シュッ!シュッ!」
クリスタ「……?」
エレン「どうした?早く乗れよ?」
クリスタ「え、なに今の……明らかに脱糞じゃ……」
エレン「は?いちいちゴチャゴチャうるせぇ、兵士が来てるぞ」
クリスタ「あっ!」
目と鼻の先まで迫っている兵士の事にようやく気がついたのか、クリスタは焦って俺の汚い雲に飛び乗った
クリスタ「早く飛んで!」
エレン「分かった分かった」
-
- 35 : 2016/05/22(日) 20:40:13 :
- クソ、この女。人をアッシーみたいに扱いやがって
エレン「ここまで来ればあの兵士はいないだろ」
クリスタ「え……いくらなんでも速すぎない?どうなってるのこの雲」
エレン「俺に聞くな」
クリスタ「私ですらこんなに速くなんて……あなた……クラスと脱糞力は?」
エレン「さぁ、知らん。というかそれどこで調べてんだ?」
クリスタ「え……」
エレン「とにかくお前はもう降りろ。お前といると何が起こるか分かったもんじゃない」
クリスタ「……」
ん?どうしたこいつ?
クリスタ「あなた……さっき顔見られたよね……?」
エレン「あの兵士にか?そりゃ見られただろうな?」
クリスタ「なら、たぶんもうあっちではあなたと私がグルだって事になってると思うよ。顔も覚えられただろうし」
は?え?じゃあ俺もあの兵士みたいなやつらに追われなきゃいけないって事?
クリスタ「だから……やっぱり私の事手伝ってよ!あなたが強い人だって伝わればもうあっちはあなたには襲ってこないだろうし……たぶん」
エレン「ざけんな死ね」
必殺の左手パンチ
クリスタ「な、なにするの!……あれ痛くない?」
というかそれ余計悪化するだろ
もうその俺とこいつがグルとかいう誤解解きたいしこいつをそのシリアナとかいうとこに渡して逃げようかな
クリスタ「お願いだから……これで誰も手伝ってくれなかったら実験で死んだ私の仲間が……」
うわぁガチ泣きだよ
マジでそういうのやめろよ
断ったら俺が悪いみたいになるだろ
クリスタ「お願い……お願いします……」
エレン「あーもー!分かったよ!クソが!腕輪取り返すだけだぞ!それやったらもう後は知らないからな!」
-
- 36 : 2016/05/22(日) 21:51:27 :
- 一方そのころ
薄暗い部屋の中にある無数の人影
その中でも格別の存在感を放っている数人
アルミン「はぁ……十人のうち六人が欠席。やる気が全く無い連中ばかりだ……」
大きなため息をつく金髪の少年
ジャン「んなもん当たり前だろ。俺たちなんて組織の中じゃあって無いようなもんだからな。ったく戦闘部隊を十個も作るなんて頭おかしいんじゃねぇの?戦うわけでもねーくせによ」
それを気にする様子も無く彼は足をかけて椅子にふんぞりかえる
タバコを吸いながら、彼は退屈そうな表情で辺りを見ていた
アルミン「別に戦闘部隊ってわけじゃないでしょ……僕の所なんて研究がメインだし」
ジャン「研究?んなもんこれ以上何を研究するんだよ」
アルミン「それは……」
ジャン「本当にくだらねーな。金ばっかりもて余してるからこんな無駄なもんばっかり作ろうとするんだよあのジジイ共は」
アルミン「はいはい分かったから。これ以上は時間の無駄だよ。じゃあこれより隊長会議を始めます」
キース「……ふん」
アルミン「……それにしてもなんかいろいろ起こってるっぽいね。クリスタには協力者がいるみたいだし。もしかしたら僕たちが直々に出なきゃいけないんじゃない?」
ジャン「あー、やめとけやめとけ。んな事絶対ねぇから。どうせ全部あのジジイ共がなんとかするんだろ。それよりテロリストの件はどうなってる?」
キース「ふん……テロリスト?あんなもの放っておけ。どうせ我らに勝てない事が理解できれば勝手に消えるだろう」
この男は、応答こそしているもののあまり話題に興味を示している様子は無い
ヒストリア「……」
ジャン「んん?お前また知恵の輪なんかやってんの?つまんねー奴だな。そんなん力を使えば一瞬だろ。ほれ」
彼女が解いていた知恵の輪が真っ二つに別れ、テーブルの上を落ちた
ヒストリア「……」
ジャン「おいおい、何か言えよ」
ヒストリア「……何か」
ジャン「……あーあ、本当つまんねーなお前」
たばこの煙を吐いて、彼は上を向いた
アルミン「あのさぁ、僕が気にしてるのはクリスタの協力者の方なんだけど。情報によれば少なくともAクラス以上だってさ」
キース「ふん……あの無能な兵士どもは情報を過大に伝える癖があるからな。全くもって、脆弱だ」
ジャン「それにAクラスの一人や二人なんて俺なら楽勝だろ?」
アルミン「はぁ……別にこの組織の全員がジャンみたいに強いわけじゃないんだよ?」
手で額を押さえて困っている事をアピールしている……が、それを気にしている様子の者は誰一人としていない
ジャン「は?そりゃお前らが弱いだけだろ」
アルミン「そんな事言ってこっちに損害が出たら上の人たちに謝るのは僕だって事を少しは分かってほしいかな……」
ジャン「あ?それがお前の仕事だろ?」
アルミン「はぁ……まぁいいや。じゃあ早いけど話す事も無いし、一通り資料を交換したらもう解散にしようか?」
ヒストリア「……あの男の事は」
ジャン「は?あんなんどうにもならねぇよ。無視しとけあんなやつ」
アルミン「本当はそういうのをどうにかするのが僕らの仕事なんだろうけどね。正式に依頼もされてるし」
ジャン「依頼ったってなぁ。あんなもんただの押し付けだろ。俺たちにどうしろって言うんだよ」
アルミン「でも一部ではあの男が例のテロリストと繋がってるって噂もあるんだよ?」
ジャン「……困るな。それは。まぁでも問題ないだろ。お前の悪い予感はだいたい当たらない」
アルミン「まぁ……そうなんだけどさ。じゃあ今回はもう解散っと」
ジャン「はぁ……つまんねぇな」
そう言って彼らは席を立った
-
- 37 : 2016/05/22(日) 22:52:44 :
- エレン「それじゃあ行くか」
クリスタ「え!今から!?」
エレン「は?今からに決まってるだろ。他にする事も無いし」
クリスタ「え……いや、仲間を探したりとか……」
エレン「大人数で行くメリットはあんまり無いと思うし、そもそもこれ以上足手まといが増えたらお前の事守れなくなるかもしれないだろ」
クリスタ「なら強い人を探せば……」
エレン「いや無理だろ。そもそもそんなに強い奴がポンポン出てきたりするの?」
正確な割合は知らないが、あの村を見た感じだとCクラス以上すらあんまりいなさそうだしな
クリスタ「そうだけど……」
ゴリラマスク「いや、いるだろここに」
エレン「あ?誰だお前?」
ゴリラマスク「は?お前正義のヒーローゴリラマスクすら知らないとか終わってないか?」
いや知らねぇよ
そもそもどっから出てきたこいつ
ゴリラマスク「それでだな……ちょっと見てもらいたい物があるんだが……」
エレン「は?知らねぇよ。俺は忙しいんだよ。行こうぜクリスタ」
クリスタ「う、うん……」
ゴリラマスク「なん……だと……」
都会には変な奴がいるもんだな
それにしてもこれからどうしようか
エレン「俺としてはこのままさっさとそのシリアナとやらに行きたいんだが」
クリスタ「え……でも、あなただけじゃ……」
エレン「そのあなたって言うのやめろよ気持ち悪いから。エレン様で良いぞ」
クリスタ「分かった。それでエレン。正直言ってあそこはあなただけじゃ難しいと思う」
様をつけろよゴミクズ
クリスタ「なによりあそこのリーダーはAクラスだし……」
エレン「Aクラス?マジかよ」
クリスタ「いや、あくまで噂だから本当かどうかは分からないけど……いくらリーダーとはいえ百万人に一人って言われてるAクラスがそんなに簡単にいるとは思えないし」
百万人に一人とか確率やばいな
あ、そういえば
エレン「そのクラスってどこで調べるんだ?俺も調べてみたいんだが」
-
- 38 : 2016/05/22(日) 23:52:49 :
- クリスタ「それなら脱糞者ギルドに行って脱糞者登録をしないと……」
エレン「ふーん……地図地図、おっとこれか。じゃあ行くぞ」
雲が俺たちを包んで空を飛ぶ
クリスタ「えっ!?ちょっと!なんでそんないきなり……きゃああああ!」
そんでもって数分ほどでギルドについた
デカい建物だな
入り口からはせわしなく無数の人間が出入りしている
クリスタ「ハァ……ハァ……」
エレン「そんじゃあ入るぞ」
クリスタ「う……うん」
中は一見普通の酒場
数えきれないほどの人間たちが酒を飲んで騒いでいる。ん?あの階段は?
どれどれ……なるほど、二階は脱糞者の必需品や武具売り場、三階は……戦闘用施設?
ふーん、どうやらこれがウンチingグランプリとやらの予選会場の一つとなってるようだ
エレン「そんで?脱糞力とクラスはどこで調べれば良い?」
クリスタ「あそこにカウンターがあるでしょ?」
どれどれ……おお本当だ
エレン「おい貴様、クラスと脱糞力を調べに来たんだが」
クソモブ受付「では、脱糞者登録でしょうか?ではこちらに記入をお願い致します」
ふむ、名前や身長、体重の他にも色々な項目があるな……あっ、でも出身地とかは無いみたいだな
あったらどうしようかと思った
クソモブ受付「では……こちらをどうぞ」
え?なにこのゴミ?
どう見てもうんこなんだが
クリスタ「それに手を突っ込む事で脱糞力をはかる事が出来るのよ」
エレン「まじかよ、どれどれ……」
手を突っ込んでみる
うわぁ、きったねぇな
ウンコ[ピーピピー、測定しています。しばらくお待ちください]
ウンコ「……測定に失敗しました。またのお越しをお待ちしております]
エレン「は?失敗?」
クソモブ受付「す、すみません……故障でしょうか?」
うんこに故障とかあんの?
クソ、もしかして直るまで待つのか?ならもう良いや、どうせこんなん調べても役にたたないしな
時間の無駄だったわ
エレン「もう行くぞ」
クリスタ「えっ!?調べなくて良いの?というかこういう所で仲間を見つけるんじゃ……」
エレン「えー、そうなのか?でも面倒だしもう良いだろ」
クソモブ受付「で、ではこちらをどうぞ。クラスはまだ測定出来ていませんが……」
渡されたのは何かカードっぽいやつ
これが脱糞者の証にもなるらしい
まぁ、そんなこんなで俺たちはギルドを後にした
まぁカード貰えたし全くの無駄では無かったかな。これ何に使うのか分からんけど
ウンコ[ピピー、再測定を開始します]
クソモブ受付「……え?」
ウンコ[ピーピピー測定中……]
ウンコ[測定が完了しました]
ウンコ[エレンさんの脱糞力は__です。クラスは、データが存在しない為測定できませんでした」
クソモブ受付「これは……?まさかこんな数値がありえるはずなんて……」
クソモブ受付「……きっと故障ね。さっさと修理に出しましょう」
-
- 39 : 2016/05/23(月) 00:12:11 :
- ここまで書いといてアレだが
このクソゴミ読んでるやつおるんか?
まぁいなくても書くが(´・ω・`)
-
- 40 : 2016/05/23(月) 19:54:53 :
- それからクリスタに案内されて雲で移動した。そんでシリアナの本部とかいうとこにたどり着いたんだが……
エレン「……本当にここであってんのか?」
クリスタ「うん」
どう見ても廃墟の商店街にしか見えないんだが。なんかたまにジジイが通りかかる以外は人が見当たらねぇ
ん?いや、なんだ?
あっちの方から人が何人か走ってきたな
クソモブ男「はぁ、はぁ……ここまで来れば流石に大丈夫だろ……」
エレン「おい勝手に喋るな。まず事情を説明しろ」
クソモブ男「はぁ?誰だよお前」
エレン「は?誰だとはなんだ?エレン様だが?お前、説明もせずに俺の前でペラペラと喋って許されると思ってんのか?」
クソモブ男「……?」
エレン「死ね。俺がモヤモヤするから何があったのか教えろって言ってんだよ」
クソモブ男「ま、街外れで怪物が暴れてるんだよ……俺はそれで逃げてきたんだ」
エレン「はぁ?怪物?」
クソモブ男「う、嘘じゃねぇよ!」
クソモブ男2「お、俺も見た!あれは間違いなく怪物だったぞ!」
エレン「あっそ。じゃあ俺は今からシリアナに殴り込みに行くから」
クリスタ「ち、ちょっと待ってよ!これって助けに行く展開じゃないの!?」
またそれかよ
というか今回は俺全く関係無いだろ
なんで俺が行かなきゃいけない
クリスタ「なにしてるの!被害が増える前に早く助けにいかないと……」
エレン「えぇ、じゃあお前一人で行けよ」
クリスタ「私が行っても何の役にも立たないでしょ!」
そんな事言われてもさぁ……どうすんの?
クリスタ「早くしてよ!」
エレン「……俺が行くメリットは?」
クリスタ「えーと……えーと……」
クリスタ「……そうだ!これで怪物を倒して成果を上げて名前が広がれば、いくら貴族みたいな偉い人でも有名人には手を出しにくいでしょ!?そうすれば兵士に襲われる事も減るはず!」
エレン「……そうなの?有名になって余計身元がバレやすくなるだけじゃね?」
クリスタ「いいから早くしてよ!」
ちょっ、やめろ殴るな!
骨折したらどうすんだよ!
ニートの骨は脆いんだぞ
エレン「あーもー!分かったよ!ただその代わり勝てなそうだったらお前を捨ててでも逃げるからな!」
クリスタ「分かったから雲出してよ!」
え?うわっ、もう時間制限終わってんじゃん
エレン「ちんちん!シュッ!シュッ!」
-
- 41 : 2016/05/23(月) 21:19:10 :
- 雲を出して上に乗る
何回も思うけどやっぱり早いなこれ。便利すぎだろ。それにしても空気抵抗みたいなもんは一切感じないな。どうなってんだ?
それにしても怪物か
怪物と言われると巨人が思い浮かぶ
アレは人間の勝てる相手じゃねぇよ
その点ではこの世界に来れて良かったな。これ以上壁が破壊されたらニートできなくなってたかもしれんし
ウンコドラゴン「グエアアアア!」
エレン「お?あいつかな?」
広場みたいな所で暴れているのはまさに絵本の中に存在する竜だった。ちょっと臭そうだけど
住民は全て避難したようで、周囲に人影は……いや、竜の隣に誰かいる?
エレン「ちんちん!シュッ!シュッ!」
とりあえずロンギヌスと鎧を装備して広場に降りる。ん?なんかこの装備この前よりショボくなってね?
やっぱり完璧なオナニーじゃないからか
アルミン「やっぱり来たね」
竜の隣にいた人影が声を出した
む、なんだあいつ?子供か?
エレン「いや待て。お前が誰だかは知らないが、やっぱりってどういう事だ?俺が来ることが分かってたのか?」
アルミン「知ってたよ。僕の事は……何て言えば分かるかな。名前はアルミン。シリアナの仲間って言えばなんとなく理解できる?」
エレン「え?マジで?お前シリアナの知り合いなのか」
アルミン「まぁね。ともかく今回は唯一この実験に加担していた僕に依頼が来たんだよ。まさか本当に僕たちの所に依頼なんてしてくるとは思わなかったけどね」
エレン「そんなわけ分からん話をするな。まずなんで俺が来る事を分かってたのか説明しろ」
俺がそこまで言うとアルミンと名乗る人物は額に手をかぶせて少し笑って見せると
アルミン「なに、簡単な事さ。君はクリスタの協力者なんだろ?クリスタは生まれた時からこの実験施設にいて、知り合いなんて一人もいない……」
ん?ちょっと待て
今なにか違和感が……
アルミン「そんなクリスタにわざわざ協力するなんてよほどのお人好しで正義感のある人なんだろうな……と思ってね。そんな君なら街が襲われているのを見捨てたりしないだろう?」
どうでも良いけど長いわボケ
エレン「……なるほどな。だがたしかにお前の言っている事は半分はハズレだが、もい半分は間違いだ」
クリスタ「それって全部間違いって事じゃないの?」
アルミン「へぇ……何が間違いだって言うんだい?」
エレン「まず俺はこいつの協力者じゃねぇ。差し出せって言われたら今すぐこいつを渡すし、お人好しでも無ければ正義感も無い。そして街も見捨てようと思ってた」
クリスタ「え、ちょっと待って嘘でしょ!?この期に及んでそれ!?」
-
- 42 : 2016/05/23(月) 23:49:33 :
- 期待です
-
- 43 : 2016/05/24(火) 14:47:00 :
- >>42
コメントあざす
-
- 44 : 2016/05/24(火) 15:08:39 :
- エレン「さらに言うとさっき既にシリアナに向かってたからお前のやった事は完全に無駄。ドンマイ」
アルミン「……そんな事を言って油断させるつもりだろ?」
エレン「違うって。ほら、じゃあ武器を置くから」
ロンギヌスを地面に置く
今気がついたんだがこれって雲みたいに操作できないんだな。投げたりは出来るけどそこから俺の意思でカーブさせたりすることは無理っぽい
アルミン「ほ、他に何か秘策とかがあるんじゃ……」
エレン「ありません」
アルミン「なら君たちは影武者で本物はもう別の場所に……」
エレン「いません」
アルミン「それなら他に協力者がいてそれが今から助けにくるとか……」
エレン「きません」
必死すぎだろこいつ
自分の考えが間違ってた事をそんなに認めたくないのか
アルミン「う、嘘をつくな!なら今すぐクリスタをこっちによこせよ!出来ないだろ!?出来ないって言ってくれ頼むから!」
エレン「はいどうぞ」
雲でクリスタを捕獲してアルミンの方に差し出す
クリスタ「えええええっ!?」
アルミン「そんな馬鹿な……!これじゃあ僕はなんの為にドラゴンなんて……」
エレン「それじゃあ俺はもう帰って良い?」
俺が雲を回収して帰ろうとすると
アルミン「……待てよ」
エレン「は?まだ何かあんの?」
アルミン「うるさい!よくもここまで僕を侮辱してくれたな!お前には死んでもらう!」
もう滅茶苦茶だな
なんで俺が死ななきゃならん
アルミン「行け!ドラゴン!」
ウンコドラゴン「ブリアアアアアアア!」
エレン「ちょっ!?いきなりかよ!」
急いでロンギヌスを拾って体勢を立て直そうとするが、遅い。ドラゴンはもう目と鼻の先まで迫っていた
エレン「くっ!?」
そのままドラゴンの尻尾が俺に襲いかかる。俺は吹き飛ばされて民家の壁に激突した
どうなってんだこれ!?
あのクソ盗賊リーダーの巨大うんこは防げたのに……どんなパワーしてんだよこいつ!
-
- 45 : 2020/04/04(土) 20:52:03 :
- 脱糞ss流行る前にこんなんあったんだね
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