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苗木「希望は前に進むんだ!!」

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  1. 1 : : 2016/04/23(土) 21:20:13

     時系列的には、「1」の最後の学級裁判の場面となります。
    ネタバレやキャラ崩壊、さらには原作とは相違点を多々含んでますゆえ、ご注意ください。
    それでは良い方は下からどうぞ、最後までお楽しみくださいませ。
  2. 2 : : 2016/04/23(土) 21:25:45
     
     江ノ島「あぁもう聞き飽きたよそのセリフは!アンタ何回同じこと言ったか教えてやろうか!?」


      苗木「・・・もう終わりにしようよ、江ノ島さんが何を言おうともう誰も絶望したりしないよ!」


     江ノ島「あーはいはいそうですかー、・・・とっころで苗木く~ん♥」


      苗木「な、何だい江ノ島さん?」

  3. 3 : : 2016/04/23(土) 22:49:14

      江ノ島「まっさかこの私様が~、一番の要注意人物であるアンタへの対策を考えずにここまで来たと本気で思ってるわけ~?」


       苗木「・・・つまり何が言いたいのさ?」


      江ノ島「呆れた、アンタそんなことも分からないわけ?・・・つまり、アンタのためだけに『切り札』を用意したって言ってんだよ!!」


       苗木「ぼ・・・僕のためだけに?」


      江ノ島「そうそう、気に入ってくれると嬉しいよ?うぷぷ・・・」


       十神「・・・おい江ノ島、俺たち抜きで勝手に話を進めるn・・・江ノ島「うっせぇ、噛ませは黙ってろ!!」


       十神「」


       腐川「あ、アンタ百夜様に向かって何てこと言うのよ・・・!!」


      江ノ島「あぁもううっさい!!オメーらなんかどうとでもなるんだよ!!いいから黙っとけ!」

  4. 4 : : 2016/04/23(土) 23:46:12

      苗木「え、江ノ島さん・・・?その、そんなに大声なんて上げないで、ね?それよりその『切り札』って言うのは何のことなのかな?」


     江ノ島「あ゛っ!?・・・おっと、そうだった。アンタから切り出すなんてよほどの大馬鹿だね」


      苗木「あ、あはは・・・」


     江ノ島「まぁ、切り札っていっても『証人』なんだけどね」


      苗木「・・・証人?何を証言するって言うの?悪いけどこの状況を証言一つで変えられるとは思えないけど?」


     江ノ島「この状況だって?違うわよ、私はただ『アンタさえ絶望』してくれればそれでいいんだから・・・」


      苗木「・・・」ゾクッ


     江ノ島「うぷぷ・・・、それじゃ、早速入廷頂きますよ、どうぞ!」
  5. 5 : : 2016/04/24(日) 00:18:02

        ギギギ・・・・・・・・・・・


      苗木「・・・」ゴクッ


      葉隠「い、・・・一体どんな奴が来るんだべ?」


      霧切「・・・」


        コッ、コッ、コッ・・・・・・


      苗木「・・・えっ!?」


     





      ???「やっほー、お兄ちゃん!」


      苗木「こ、・・・こまる?」

  6. 6 : : 2016/04/24(日) 00:40:45

     こまる「久しぶりだねー、何も変わってないみたいで安心したよー。」


      苗木「な、何でお前がここに・・・?」


      十神「おい苗木、コイツは誰だ?お前の知り合いか?」


      苗木「・・・ぼ、僕の妹だよ」


     こまる「苗木こまるって言います、いつも兄がお世話になってます。」ペコリ


      葉隠「ど、どうもだべ・・・、じゃなくてホントに苗木っちの妹なんだべか!?『とても似ているようには見えんべ・・・』」


      霧切「それは違うわ!」


      葉隠「だべ!?」


      霧切「ほら、二人の頭をよく見てみなさい。」


     朝日奈「んー、・・・あっ!?」


      霧切「気づいたようね・・・、そう!」


  7. 7 : : 2016/04/24(日) 00:54:01

          「あの頭のアンテナがそうよ!!!」

     
      腐川「た、確かによく見、いやよく見なくても二人の頭には・・・、一本高いものが立ってるわね・・・」


      霧切「分かったかしら?あのアンテナは間違いなく二人が兄妹であるという証になるのよ!!」


      霧切「(・・・それにしても苗木君、妹より小さいのね?・・・それはそれで可愛いわね)」ジュルリ


      苗木「(うっ、寒気が・・・!い、いやそんなことより・・・)」ブンブン


      苗木「そんなことよりこまる!?一体どうやってここへ?」


     江ノ島「あぁ、それは私から説明するわ。」


      苗木「江ノ島さん・・・?」



     
  8. 8 : : 2016/04/24(日) 01:09:06

     江ノ島「いやーそれがね、たまたま外でぇ、行くアテもなかったこまるちゃんを見つけたから、気まぐれで声かけたの。そしたらね、アンタの妹って言うんだからまぁ驚いたよ!・・・しかもアンタの隠してる秘密を教えてくれたってんだからもう!」


     江ノ島「あ、こまるちゃんそこでいいよ。もうそこ使う予定ないから。」


     こまる「あ、はーい」スタッ


      苗木「・・・僕の秘密だって?」


     こまる「そう、お兄ちゃん聞いたよ!高校に入学してから『あのこと』を隠してるんだってね!?」


      苗木「(『あのこと』・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・まさか!?)」


      苗木「」汗ダラダラ


      葉隠「うおっ!?苗木っちいきなりどうしたんだべ!?汗の量が半端ないべ!?」


  9. 9 : : 2016/04/24(日) 01:16:44

      苗木「こ、こまる~?お菓子でも買ってあげるからちょっとそのことは言わないd」


     こまる「え~?別に知られても困ることはないと思うんだけど?」


      苗木「そこを何とか!お願いだから~!」


     江ノ島「ちょっと苗木~、皆見てる前ではしたないんじゃないのそれは~?」


      霧切「(苗木君をあそこまで狼狽させられるなんて・・・、正直羨ましいわ!さすが妹さんね)」


  10. 10 : : 2016/04/24(日) 01:28:34

     こまる「ダ~メ、ここで皆に言っちゃいまーす」


      苗木「ホントにやめてよ!霧切さんに聞かれたら僕何されるか分からないんだから!!」


      霧切「」ピクッ


      霧切「苗木君、今何て?」ジ~


      苗木「や、ヤバッ!・・・、いや、違うんだ霧切さん!!今のは嘘だよ!?」


      霧切「・・・じゃあこまるさんが苗木くんの秘密を話しても問題ないわよね?」


      苗木「くぅ~、僕のバカ~」ガッ


     朝日奈「(苗木、アンタ一体霧切ちゃんに何しでかしたって言うのよ!?)」


     江ノ島「あ、ごめんねこまるちゃん。さ、続きをお願い」


     こまる「はい、実はお兄ちゃんはですね~」


      苗木「あわわわ・・・」





            




                



             「ヘヴィメタルが大好きなんです!!!」




      

       苗木「」


  11. 12 : : 2016/04/24(日) 21:22:47

    モノクマ「うぷぷ・・・、ただのイチャラブSSだと思った?


        「ザーンネン、テーマはメタルですヨー?」


        「それでもいいオマエラは下から続けてくれると嬉しいです。」
  12. 13 : : 2016/04/24(日) 22:02:36

      苗木「こ、こまる・・・?何でいきなりそんなデタラメを言うんだい?皆を困らせちゃダメだろ!?」


     こまる「えー?お兄ちゃん自分の部屋に何枚メタルバンドのCDがあると思ってるの?・・・あ、そうだ!」ゴソゴソ


      苗木「こまる?何をしてるんだ?」


     こまる「確かお兄ちゃんの部屋の写真を撮ってたはず、あれどこにやったかなー?」ピコピコ


      苗木「や、やめてー」アワアワ


     こまる「うーん、見つからないなー。・・・あ、そうだ。消去しちゃったんだった。ごめんね、お兄ちゃん」


      苗木「え?・・・い、いや全然大丈夫だよ。むしろ助かったと言うか・・・霧切「えぇ、命拾いしたわね?」


      苗木「わぁ!?」


  13. 14 : : 2016/04/24(日) 22:23:48

      霧切「いくら何でもそんなに驚くのは失礼なんじゃないかしら?苗木君のくせに生意気よ。」


      苗木「ご、ごめん霧切さん・・・」


      霧切「それよりもさっきの話は本当?苗木君はヘヴィメタルが好きだという話は」


      苗木「そんなわけないじゃないか!?霧切さんまで一体何を言い出すのさ!?」


      霧切「そう・・・、好きなバンドとかはいるの?」


      苗木「ちょっと霧切さん!?人の話聞いてた!?」

  14. 15 : : 2016/04/24(日) 22:57:40

      霧切「はぁ、貴方に聞いても埒があかないわね。・・・ねぇ、こまるさん?」


     こまる「はい、何ですか?」


      霧切「貴女はヘヴィメタルは好きなのかしら?」


     こまる「大好きです!実は私たちは父や母の影響を受けて育ったので、メタルを毎日聴いてますね。」


      霧切「そう、家族仲良しなのね。正直羨ましいわ」チラッ


      苗木「・・・」汗ダラダラ


      葉隠「苗木っちの顔が真っ青を通り越してるべ!?」


     朝日奈「よく分からないけど苗木!霧切ちゃんに謝りなさい!今すぐに!!」


      苗木「い、嫌だ!ここでそれを認めたら絶対ダメなんだ!!」


     朝日奈「アンタのためを思って言ってんのにさ!・・・もう好きにすれば?」


     江ノ島「苗木~?今のアンタの顔最高にいいわよ~、ゾクゾクしちゃうわ~」


      苗木「くっ!!」

  15. 16 : : 2016/04/24(日) 23:21:07

      十神「・・・おいお前たち、議題が逸れているぞ。そんなことしてる時間はないz霧切「噛ませメガネは静かにしてなさい!!」


      十神「」


      腐川「ちょっとアンタまで!?一体どっちの味方よ!?」


      霧切「ごめんなさい少し邪魔が入ったわ。・・・ところでこまるさんの好きなバンドは?」


     こまる「そうですねー、強いて挙げるならまずは『Arch Enemy』ですかね。」
  16. 17 : : 2016/04/25(月) 00:49:27

      霧切「こまるさんはメロデスが好きなのかしら?」


     こまる「基本的には何でも聴きますよー、でもやっぱりすっごく好きなバンドって言ったらこのバンドですね。」


      霧切「ちなみにこまるさんは3rdアルバム以前か4thアルバム以後、どちらが好きなの?」


     こまる「あ、それって男性ボーカルか女性ボーカルのどっちが好きかってことですよね?・・・うーん、私はどっちかっていうとヨハンのボーカルの方が好きですね。」


      霧切「やっぱり貴女もそう思うのね?・・・それでこまるさんが一番好きなアルバムは?」


     こまる「あー、やっぱり私は3rdアルバムの『BURNING BRIDGES』ですね!3rdアルバムまでの中で一番一曲一曲ずつの完成度がすごいって言いますか、あの」


      霧切「そこまで聞けば分かるわ。ギターのリフは攻撃的でありながら、決してただ聴き難いといった印象を与えるわけでもないのがいいわね。そこに叙情的な、綺麗なギターソロや泣きが加わって、まさに彼らが表現したかった音楽の形を身に感じたわ。」


      苗木「(・・・ここまで饒舌な霧切さんは初めて見た。よっぽどメタルを語れることが嬉しいんだ)」


  17. 19 : : 2016/04/26(火) 22:49:15

      霧切「ところでこまるさんは2015年のラウドパークには行ったのかしら?


     こまる「あー、その年のラウドパークのラインナップを見て行きたいとは思ったのですが、時間とかなくて結局行けなかったんですよねー」


      霧切「そう、それは残念だわ。何せその時に出たアーチエネミーはとんでもないサプライズを用意していたのですから」


     こまる「サプライズ・・・ですか?」


      霧切「途中からヨハンが出てきて、歌ってたのよ。」


     こまる「よ、ヨハンが来てたんですか!?」


      霧切「しかも、クリスまでいたのよ。」


     こまる「クリスもですか!?ものすごいじゃないですか!?」


          ワイワイ・・・


      葉隠「・・・これが女の子がする会話なんだべか?」


  18. 20 : : 2016/04/26(火) 23:41:46

      霧切「こまるさん、その時はあの『Bury Me an Angel』を演奏してたのよ。」


     こまる「そうなのですか!?ヨハンのボーカルでこの曲を聴けたなんて!」


      霧切「しかももう1曲、3rdアルバムの1曲目もよ。・・・ここまで言えば分かるわね?」


     こまる「『The Immortal』・・・ですか?」


      霧切「さすがね、その通りよ。・・・この2曲だけでもヨハンのボーカルで聴けただけでも行った価値はあるわ。」


     こまる「もうすごすぎるじゃないですか!?私も行きたかったなぁ」


      霧切「ただ、ヨハンが何で解雇されたのかが何となく分かった気はしたわね。・・・何で彼が解雇されたのかは知ってるかしら?」


     こまる「えーっと、確かヨハンのライブパフォーマンスがあまりにもダサかったからでしたっけ?」


      霧切「大体そんなところね。・・・そのラウドパークに出てた時にはベルトのバックルを後ろにしてたのだけど、それがまたダサかったわ・・・」


     こまる「あ~、確かにそれはダサそうですね~(汗)」


      霧切「しかもいちいちガリ股で客を煽ったりと、ライブパフォーマンスというのは大事な要素の一つと認識させられたわ」


     こまる「あはは、それは言えてますねー」


  19. 22 : : 2016/04/30(土) 23:03:51

     霧切「そういえば貴女のお兄さんはアーチエネミーは好きなのかしら?」


     こまる「えーっと、お兄ちゃんは確かメロデスはそんなに聴かないはずですよ?」


      霧切「そうなの?・・・だったら是非、どんなメタルが好きなのかその口から聞きたいわ。ねぇ苗木君?」チラッ


     こまる「そうだよ!お兄ちゃんいつもだったらこういう時すっごく楽しそうに話すじゃん!」


      苗木「・・・」 


     江ノ島「うぷぷ・・・、どうしたの苗木く~ん?話に加わらないの~?」


      苗木「」キッ


     江ノ島「おぉ怖い怖い、私はただアンタの可愛い妹を連れてきただけじゃないの。むしろ感謝されたいくらいなんですけど~?」


      苗木「くっ!!」


  20. 23 : : 2016/05/07(土) 22:34:17

    こまる「そもそもお兄ちゃん、何で頑なにメタル嫌いだなんて言うの?理由教えてよー」


      霧切「・・・話さなければならないようね、あの忌まわしき出来事を」


      苗木「・・・!?」


     こまる「それって一体・・・?」


      霧切「・・・あれは苗木君を初めて私の部屋に来てもらった時だったわ」


    --------------------


    -------------


    --------


  21. 24 : : 2016/05/13(金) 23:08:52

     霧切「さぁ、上がって頂戴苗木君。」


      苗木「うん、お邪魔します」


      霧切「そこのベッドに腰掛けてくれて構わないから。・・・今飲み物を取ってくるわ」


      苗木「あ、ありがとう・・・」ストン


      苗木「(・・・初めて妹以外の女の子の部屋に入ったけど、霧切さんの部屋は何と言うか、やっぱり部屋の中は整理されてるなー。・・・ん、何だこれは」


       ガサゴソ


  22. 25 : : 2016/05/18(水) 00:57:48

    霧切「・・・苗木君、一体何をしてるのかしら?」


      苗木「わわ、霧切さん!?」アタフタ


      霧切「人の部屋を勝手に荒らすなんて感心しないわね・・・」


      苗木「あ、あはは・・・(多分霧切さんが言えたクチではないと思うけど)」


      霧切「・・・それで?」


      苗木「え?」


      霧切「まさか謝らないつもり?・・・苗木君のくせに、生意気よ。」


      苗木「ご、ごめん霧切さん!でもどうしてもこれが気になってさ・・・」


      霧切「へぇ?・・・これがかしら?」パシッ


      苗木「あっ!」


  23. 26 : : 2020/08/13(木) 22:36:09
    途中放棄して最後までできないのなら打ち切りにすればいいのに。

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