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  1. 1 : : 2016/04/22(金) 17:33:54
    エレン「ミカサ…。」



    エレン「俺の愛しい愛しいミカサ…。何処にいるんだよ…。」








  2. 2 : : 2016/04/22(金) 17:37:20






    845年ーー……

    エレン「ふー…ミカサ、これで薪割りはいいんじゃないか?」


    ミカサ「……。」コクリ


    エレン「じゃ、帰るか。」


    ミカサ「……。」
  3. 3 : : 2016/04/22(金) 17:39:07
    エレン「たっだいまー。」


    カルラ「お帰り、エレン、ミカサ。」


    ミカサ「ただいま……。」


    カルラ「今日のご飯はオムライスよ!皆待っててね。」


    エレン「……オムライス、父さんが好きだったよな。」
  4. 4 : : 2016/04/22(金) 17:47:19
    ミカサ「…?」


    カルラ「っ、え、エレン!辞めなさい!」


    エレン「……父さんの手掛かりは見つかったの?」


    カルラ「…今日も、まだ…。」


    ミカサ「??」


    エレン「なんで父さん、戻ってこねぇんだよ。」ボソ


    カルラ「エレン、」


    エレン「俺、部屋行ってくる。」


    カルミカ「……。」


    ミカサ「ぁ、あの……お父さんって…ど、どうされたんですか…。」


    カルラ「…昔の話よ。」


    ミカサ「……。」
  5. 5 : : 2016/04/22(金) 17:49:07
    期待
  6. 6 : : 2016/04/22(金) 17:52:57
    カルラ「あの頃は、まだ、綺麗な家族だったわ。3歳のエレンがいて、私がいて、あの人…お父さんがいる、ごく普通の家族だったの。」


    ミカサ「でも、なんで。」


    カルラ「分からない。分からないのよ。気付けば、あの人はいなくなっていたの。」


    ミカサ「…。」


    カルラ「…さぁ、ミカサ!エレンを呼んできてくれる?今夜はオムライスとコンスープなのよ!」


    ミカサ「…はい。」
  7. 7 : : 2016/04/22(金) 17:56:32
    ミカサ「エレン、エレン。」


    エレン「…何?」


    ミカサ「ご飯。オムライスだって。」


    エレン「…ああ。今行くよ。」


    ミカサ「うん…。早く…私お腹空いた。」


    エレン「はは、少しぐらい待てって。」


    ミカサ「…ふふ。」




    カルラ「おや、エレン!エレンがぐだぐだしている間に、ご飯ができちゃったよ。」


    エレン「おぉぉ…豪華な晩飯だ!」


    カルラ「たんとお食べ!」


    エレン「いただきます!」


    ミカサ「いただきます…。」


    エレン「美味しいいいいッッ!」


    ミカサ「!美味しい…!」
  8. 8 : : 2016/04/22(金) 17:59:22
    カルラ「ふふふ…。」




    グリシャ『!これは…じゃがいものスープか?こんなに美味しいスープは…初めてだ。』


    カルラ『やだグリシャさん。お世辞を言っても何も出ませんよ?』


    グリシャ『お世辞ではないよ、カルラ。』


    カルラ『悪い気はしませんね。』
  9. 9 : : 2016/04/22(金) 18:11:44
    カルラ「…!!」


    エレン「母さん?」


    カルラ「っ、な、なんでもないよエレン。ご飯を食べなさい。」


    エレン「うん…。」


    カルラ「ミカサ、ご飯は美味しい?」


    ミカサ「!」コクリ


    カルラ「そう!良かったよ!このオムライスはね、いつもとは違って、少しだけね………、」








    ー朝ー

    エレン「ふぁぁ…おはようミカサ…。」


    ミカサ「ぉ、おはよぅ…。」


    エレン「昨日は母さんのオムライス講座で寝る時間が遅くなっちまったな。」


    ミカサ「…うん…眠い…。」


    エレン「まあ、朝飯食べようぜ。」


    ミカサ「うん。」


    エレン「その後は、アルミンと遊ぼう。アルミンと外の世界を…!!」
  10. 10 : : 2016/04/22(金) 18:16:36
    ミカサ「外…?」


    エレン「ああ、そうだ。でも、外の世界に行くのはアルミンと俺だけだぞ。」


    ミカサ「なんで?嫌だ。私も行く。」


    エレン「馬鹿、外の世界は巨人がいるんだぜ?おっきくておっかない巨人だ。お前、怖がりだろ。」


    ミカサ「そうだけど…エレンも行くなら行くの。」


    エレン「巨人に食われたら死んじゃうんだぞ!ミカサは女の子だし…俺とアルミンの帰りを待っててくれよ!」


    ミカサ「で、でも…。」


    エレン「ミカサ!」


    ミカサ「…分かった。」


    エレン「よし、偉い子。」
  11. 11 : : 2016/04/22(金) 18:26:24
    エレン「もう、飯もいらないや。母さん、俺遊んでくる!」バッ


    ミカサ「ぁっ、エレンっ。」



    カルラ「エレン!ミカサ!」



    エレン「へへへっ、アルミンはきっともうそこで待ってるよ!」


    ミカサ「……。」


    エレン「よぉ、アルミ、」


    少年「あァ?壁外だァ?そんなのただ死ににいくだけだろーが。」


    アルミン「そうじゃ、ないんだ…!」


    少年「あ?」


    アルミン「外の世界には、色んな物があるんだ…雪に覆われた大地、塩の湖、海、って物…!それを自分の目で、体で、感じられたらどう…?とっても面白いと思うんだ…!」


    少年「口答えすんなァァッ!!」


    ミカサ「!」バッ


    エレン「ミカサ!」
  12. 12 : : 2016/04/22(金) 18:59:57
    !?ミカサ!?
  13. 13 : : 2016/04/22(金) 19:00:40
    怖がりってことは力も弱いの?アニメと違って
  14. 14 : : 2016/04/22(金) 19:03:07
    >>13
    怖がりだけど、力は強いって設定で。
    小6なので設定が矛盾してるかもしれません。

    あと名前が色々と分かりづらくなるので適当につけました。
  15. 15 : : 2016/04/22(金) 19:07:03
    少年「!?」


    ミカサ「今貴方はアルミンを侮辱した……アルミンは私とエレンの唯一の友人。友人を侮辱するのは、普通の人ならば許されない事だと、私は思う。」


    ミカサ「ので、貴方には然るべき報いを与える。といいと思う。」


    アルミン「み、ミカサ!」


    エレン「ミカサ!」


    ミカサ「…っ!ご、ご、ごめんなさいエレンっ、アルミンっ。つい熱くなってしまった…。」


    エレン「ああ、いいよ。…それとお前は帰れ。」


    少年「ヒッ!!」


    ミカサ「……。」
  16. 16 : : 2016/04/22(金) 19:14:48
    エレン「大丈夫かアルミン。立てるか?」


    アルミン「ぁ…、うん、立てるよ。」


    ミカサ「……。」


    エレン「…と、ところでよ、今日は持ってきたか?」


    アルミン「!もっ、勿論さ!見るよねっ…?」


    エレン「ああ!」


    ミカサ「え…?」
  17. 17 : : 2016/04/22(金) 23:27:17
    期待なう!エレミカかな?
  18. 18 : : 2016/04/22(金) 23:31:50
    期待です!
  19. 19 : : 2016/04/23(土) 19:35:48
    >>17
    エレミカにしようと頑張っております。


    ミカサ「…な、なに…?」


    エレン「ミカサ…これ、外の世界の本なんだ。俺達は外の世界に行くから、待っててくれよな!」


    アルミン「ミカサと一緒に行きたいけど、外は危険だから…女の子は危ないから、ね?」


    ミカサ「……エレンとアルミンが良いなら、私も良いよ。」


    アルミン「うんっ!」


    エレン「っでさ、その塩の沢山ある海はーー、」








    エレン「あーっ、楽しかったぁ!やっぱり調査兵団は最高だよなぁ。」


    ミカサ「……………だめ。」


    アルミン「え?」


    ミカサ「やっぱり、だめ。巨人は危ないの。食べられたら死んじゃうの。だめ。」


    エレン「なんでだよ!調査兵団に入って、俺は外の世界を…!」


    ミカサ「………。」


    アルミン「ミカサも!ミカサも外の世界を見たいとは、思わないの!?」


    ミカサ「…思わない。」
  20. 20 : : 2016/04/23(土) 19:42:21
    エレン「なっ、」


    ミカサ「もう、家族がいなくなるのは嫌。」


    アルミン「でも…、」


    エレン「…もういいよ。帰ろうぜアルミン。」


    ミカサ「……。」


    アルミン「でもミカサとエレンは同じ家でしょ?」


    エレン「知ってるよ!」


    ミカサ「…帰ろう。」


    エレン「言われなくたって!」


    アルミン「エレンっ!」


    エレン「あああもうッッ!知らないよお前らなんか!!どっか行っちゃえ!!」


    アルミカ「エレン!」
  21. 21 : : 2016/04/23(土) 19:52:09
    ミカサ「ど、どうしようアルミン。エレンに、エレンに嫌われちゃっ…。」ポロポロ


    アルミン「ミカサ…。」


    ミカサ「なんだかね、今別れたら、会えなくなるような…そんな気がするの…。」ポロポロ


    アルミン「……。」


    アルミン「大丈夫。」


    ミカサ「え?」


    アルミン「エレンは、そんな事でミカサの事を嫌うような奴じゃないよ…。」


    ミカサ「アルミン…。」
  22. 22 : : 2016/04/23(土) 19:55:11
    アルミン「ミカっ、」



    ゴゴゴゴゴゴゴゴ…



    ミカサ「えっ…?」


    アルミン「み、みか、ミカサ…あれ……。」


    ミカサ「なに、あれ。」


    ミカサ「あれ、は、」


    アルミン「巨人…だ…!!!」
  23. 23 : : 2016/04/23(土) 20:29:12
    超大型巨人「」ヒュンッ


    ガシャァァァァッ


    アルミン「あぁっ!巨人が!!」


    ミカサ「あ、ああ…。」ポロポロ



    エレン『ミカサ、大丈夫か?早く家に帰ろうぜ!』


    エレン『泣くなって、な?』



    ミカサ「え、エレン…早く…早く来て…たす、けて…。」


    アルミン「うわああああっっ!僕の家があああああっっ!」


    ミカサ「ある、み、」


    アルミン「お爺ちゃんっ!!」バッ


    ミカサ「アルミンっ。」


    ミカサ「あ、ああ…いっちゃっ、た…。」



    アルミン『どうしたの?エレン。…ってミカサ!?なんで泣いてるの!?』


    エレン『ああ…アルミン…ミカサが転んじゃって…。大丈夫か?』


    アルミン『もう、ミカサってばドジだなぁ。痛くないよ?ね?』



    ミカサ「だ、め…もう、会えない…会えなく、なるの……。」


    ミカサ「いや…いやだ…えれん…。」
  24. 24 : : 2016/04/23(土) 20:45:29
    「巨人だー!!!」

    「いやぁぁッッ!!来ないでぇぇッ!せめて、せめて子供だけでもぉっ!!」

    「逃げろおおおっ!!」


    ミカサ「…きょ、じん…?」


    ミカサ「巨人…に、逃げy巨人「」ニヤニヤ


    ミカサ「っそ、んな…。エレン、エレン、エレン…!」


    巨人「」ニヤ


    ミカサ「いや…いや…こないで…いやだ!!」


    ??「ミカサああ!!」
  25. 25 : : 2016/04/24(日) 07:34:15
    !!!!??エレミカ!?間違えた!エレン!?!!
  26. 26 : : 2016/04/24(日) 07:35:41
    ミカサが死にそうになって死んで死んでなく訓練の時に会う
    そんな感じだったら面白い!
  27. 27 : : 2016/04/24(日) 08:36:11
    ミカサ「ハンネスさんっ。」


    ハンネス「ミカサ!」


    ミカサ「う、うう…。」


    ハンネス「っクソ!!」ザクッッ


    ミカサ「ハンネスさん…。」


    ハンネス「エレンはっ。」


    ミカサ「え、エレンは…家。」
  28. 28 : : 2016/04/24(日) 08:57:02
    ハンネス「そうか…俺はエレンの所に行く。ミカサはこいつと一緒に逃げてくれ。」


    兵士「……。」


    ハンネス「生きて帰れよ!」タタタタ


    ミカサ「ハンネスさん…。」


    兵士「…さあ行こう!」
  29. 29 : : 2016/04/24(日) 09:01:33
    ミカサ「……はい…。」


    兵士「…!」タタタタ


    ミカサ「エレン…アルミン…貴方達には、もう会えないような気がする…。」


    兵士「……っ!?巨人だ!!!」


    ミカサ「ぇっ…。」


    兵士「く、クソ…!君は早く逃げるんだ!!俺がこの場を…!」


    ミカサ「ぇ…。」
  30. 30 : : 2016/04/24(日) 09:07:14
    ミカサ「だ、だめ…一緒に逃げ…、」


    兵士「ぅ、ううっ…!」


    ミカサ「兵士さ…、」


    兵士「駄目だっ!俺は…俺は兵士なんだ…君は子供だ…逃げてくれ…逃げて、新しい未来を…っ」ポロポロ


    ミカサ「兵士さん…」


    兵士「逃げろ!!!振り返らずに!!!俺の事は構うな!!」


    ミカサ「あ、ああぁ…あああ…ああああああああああッッ!!!!」


    ミカサ「ひ、ぐぅっ…ううっ…。」タタタタ
  31. 31 : : 2016/04/24(日) 11:13:48
    ミカサ!なんでいい子!
  32. 32 : : 2016/04/24(日) 11:15:36
    ミカサはエレンとアルミンのこと忘れちゃうのかな?エレンとアルミンは覚えててミカサは覚えてない、面白そう…あくまで想像です!
  33. 33 : : 2016/04/24(日) 16:49:12
    >>32
    ほんのりリヴァミカからのエレミカです←←
  34. 34 : : 2016/04/24(日) 17:32:58
    ほんのりリヴァミカでたくさんエレミカね!
  35. 35 : : 2016/04/27(水) 19:36:10
    きたい
  36. 36 : : 2016/04/27(水) 20:22:11
    >>34
    作者はリヴァミカ派なので。まぁ今回はエレミカですが。

    ミカサ「ひぐぅっ…ぐすっ…兵士、さん…。」


    ミカサ「ううぅ…っ。」


    「船が出るよー!!!早く乗んなさい!!」

    「ほら、女の子も早く乗りなさい!!」


    ミカサ「え、あ…八百屋の奥さん…。」


    八百屋の奥さん「あら?ミカサちゃん?良かったわ…生きていてくれて…さぁ、早く乗るのよ。」


    ミカサ「で、でも八百屋の奥さんは…。」


    旦那「俺らは調査兵団に行った息子が死んじまってるからな…巨人に親しい人が食われるのは、もうごめんだ。」


    ミカサ「そう…ごめんなさい…。」


    奥さん「謝るのはいいから、早く乗りな。私達は後で行くよ。」
  37. 37 : : 2016/04/28(木) 06:53:12
    あ、リヴァミカ派ですか…
  38. 38 : : 2016/04/28(木) 19:09:24
    ミカサ「…じゃあ、また後で…。」


    奥さん「大人に押し潰されそうになったら叫ぶんだよ。いいね?」


    ミカサ「……」コクリ


    旦那「…よし…。」


    ミカサ「…っ!」バッ


    ミカサ(なんで、なんで……?今日は胸騒ぎしかしない…!)
  39. 39 : : 2016/04/28(木) 19:12:26
    エレミカもリヴァミカも大好きです!
    期待((o(^∇^)o))
  40. 40 : : 2016/04/28(木) 19:24:42
    ミカサ「…っ、うぅ…っ。」


    「駆逐、してやる…!!」


    ミカサ「ぇ…?」


    「一匹、残らず…!!」


    ミカサ「え、エレンっ。」


    ガタンッ


    ミカサ「きゃっ。」


    大人「っ、おい、立つなよ!!邪魔だ!!」


    ミカサ「ヒッ!!すっ、すみません…っ。」


    大人「チッ…。」
  41. 41 : : 2016/04/28(木) 19:38:40
    期待なう!頑張って下さい(`・д・´)
  42. 42 : : 2016/04/28(木) 19:58:00
    大人の人!?それはひどいよ!?
  43. 43 : : 2016/04/29(金) 12:26:15
    ミカサ「うぅう…」


    ミカサ(怖い…怖い…エレン…私に気付いて!!)


    大人(……東洋人、だな。様子を見る限りあの坊主と兄妹か友達か…)


    大人(これはこれは……)


    大人(売れそうだ…顔も整っているし…)


    ミカサ(なにあの人…ジロジロ見てる…)
  44. 44 : : 2016/04/29(金) 12:30:04
    大人(ここから逃げられたら…こいつの後を追って攫おうか。あっちには仲間のロイもいるはずだ。)


    ミカサ「うう…」


    ミカサ(この人…もしかして……!!…ち、違う。そんな悪い人じゃないはず。私が珍しくて見ているだけだ。)


    大人「…おい、嬢ちゃん。」


    ミカサ「!?は、はい。」


    大人「嬢ちゃん、一人かい?俺も一人だし、一緒に逃げようか。」ニヤニヤ
  45. 45 : : 2016/04/29(金) 12:33:01
    ミカサ「ぇっ…」


    ミカサ(どうしよう…エレン…エレンがいるのに…だけど、周りからの視線が痛い…。)



    「なんで…あの人だけ。」

    「なんであいつだけなんだよ。」

    「僕も…お母さんがいなくなったのに…!」



    ミカサ「……」


    ミカサ「はい。」


    大人「ふふふ」ニヤニヤ
  46. 46 : : 2016/04/29(金) 12:37:30
    大人「食物、いるか?」


    ミカサ「えっ。」


    大人「パン、持ってるんだ。」


    ミカサ「……」


    ミカサ(そういえば…お腹空いた…)


    ミカサ「ぃ、頂いても……いいですか。」


    大人「おうおう、食べろよ。」


    ミカサ「……ん、んぐ。」


    ミカサ(エレン…エレン…エレン…エレン…)ポロポロ


    大人「辛かったんだな、頑張った頑張った。」


    ミカサ(この人…良い人、かもしれない……。)


    ミカサ(あ、あれ?なんだか…眠く…なっ、て……)


    ミカサ「すー、すー。」
  47. 47 : : 2016/04/29(金) 19:26:55
    ミカサーーー!??!!
  48. 48 : : 2016/04/30(土) 16:46:18



    ーーーー


    ーーー


    ーー


    ー……




  49. 49 : : 2016/04/30(土) 16:50:56
    ミカサ「っ!?」


    ミカサ「なっ、む、むぐっ!」


    大人「静かにしろ。ロイ、口を塞げ。」


    ロイ「はい、ボス。」


    ミカサ「んんん…!」


    ミカサ(やっぱりあの人達は人身売買の人達だったんだ…!信じなければよかった…!)


    ボス「ふぅ、まぁこれでしばらくは生活できそうだ。」


    ロイ「へへへっ、そうですね、ボス。」


    ボス「ははははは!」


    ミカサ(エレン…助けてよ…)
  50. 50 : : 2016/04/30(土) 16:59:29
    き、期待!
  51. 51 : : 2016/04/30(土) 17:08:05
    ミカサ(ここは何処なの…寒い…肌寒い…あぁ…)


    ミカサ(でも、そうなのよ。)


    ミカサ(何千kmも先の国を目指して歩こうが、走ろうが、馬車に乗ろうが、結果は同じ。)


    ミカサ(私がこの身を売られる事が一度は免れても、結局は売られてしまう。堕ちてしまう。一番知っていたのは、私の筈なのに。)


    ミカサ(世界は………残酷)
  52. 52 : : 2016/04/30(土) 17:11:07
    ロイ「あぁ!これで女が買えるぜ!)


    ボス「あぁ?てめぇそんな事に金をかけるのか?」


    ロイ「だってそれ以外方法は……あっ!」


    ボス「…」ニヤニヤ


    ロイ「まさか、この女の子をやるつもりで?」


    ボス「幼児愛好家やら何やらでは無いが、な。」


    ロイ「そんな…それは少し酷じゃあ…」


    ボス「うるせえ。お前は黙って見てろ。」
  53. 53 : : 2016/04/30(土) 19:11:50
    ミカサ「ぇ……」


    ボス「よぉし、お前、静かにしろよ。じゃなきゃお前は………」



    「お前は、なんだって?」



    ボス「はっ!?誰だてめぇ…!」


    ロイ「うう!?お前はっ…!」



    「俺は……」





    「リヴァイだ。」
  54. 54 : : 2016/04/30(土) 19:16:14
    ロイ「なに…!?リヴァイって…ここら辺のリーダーをやっている、あの…!?」


    ボス「り、リヴァイが何の用だ!?」


    リヴァイ「生憎ここは俺の領地だ。ここらで人身売買とは見逃せねぇな?」


    ミカサ(な、なに…?この人は強い人なの?味方?敵?)


    ロイ「なっ…!」


    リヴァイ「どうする?こいつをここに置いて無傷で逃げるか、俺にボロボロにされながらこいつを売るか。」


    ボス「っく…!」


    ロイ「ボス!俺は命の方が大事だと!!」


    ボス「畜生…!折角の東洋人がっ…!…クソッタレ、逃げるぞロイ!」


    ロイ「はひぃぃぃっ!」


    ミカサ(に、逃げたっ…)


    ミカサ(この人はどういう…)
  55. 55 : : 2016/04/30(土) 19:18:57
    リヴァイ登場!期待!
  56. 56 : : 2016/05/01(日) 10:05:40
    リヴァイ「……おい、ガキ。大丈夫か。口を塞いでやがるな。少し待て。」


    ミカサ(この人は、良い人…?)


    リヴァイ「よし、お前、名前は?」


    ミカサ「み、みかさ……」


    リヴァイ「そうか、どこから来た?」


    ミカサ「分からない…マリアに巨人が攻めてきて…船に乗って…そこで…」


    リヴァイ「!巨人…」


    ミカサ「お兄ちゃん、知らないの?」


    リヴァイ「知らねぇよ、ここは地下街だしな。」


    ミカサ「え!?」


    ミカサ(地下街って…お母さんが言ってた、あの……)
  57. 57 : : 2016/05/01(日) 11:13:32
    エェェェェェェェ!?!
    地下街って!?
    期待!
  58. 58 : : 2016/05/04(水) 10:04:00
    リヴァイ「…辛かっただろうな。」


    ミカサ「っ!」


    リヴァイ「もう、大丈夫だ。俺がいる。」


    ミカサ「っ、うぅう…!」ポロポロ


    リヴァイ「……」


    ミカサ(温かい…温かい…この人…優しいっ…)



  59. 59 : : 2016/05/04(水) 20:35:16
    き・た・い!
  60. 60 : : 2016/09/11(日) 22:30:14
    期待‼︎失踪してる?してないよね‼︎期待‼︎

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