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絶望を砕く者 マコトチート

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  1. 1 : : 2016/04/07(木) 11:21:49

    ネタバレありマッスル(筋肉)

    初投稿ですがお餅のように伸び伸びやっていこうと思います。宜しくお願いします。

  2. 2 : : 2016/04/07(木) 11:24:27


    ★体育館


    苗木「黒幕は君だね。江ノ島盾子、いや戦刃むくろと言うのが正しいのかな?」

    戦刃「!?」

    戦刃(まだモノクマすら出てきてないんだけど!)

    苗木「ふふっ、『何で記憶を消されてないんだ』って思ったね?」

    戦刃(思ってない)

    苗木「僕はエスパーだから分かるんだ」

    戦刃「!!」

    舞園(!…私のキャラを食いに来てます!)

    苗木「歌って踊れるよ」

    舞園(本当に食いに来てた!!!!)


  3. 3 : : 2016/04/07(木) 11:33:37


    戦刃(彼は危険。ここで消す)


    ピタッ


    戦刃「っ、動か…ない?」

    苗木「念動力(サイコキネシス)…って言ったら良いのかな」

    苗木「その似合わないカツラを早く外しなよ」

    戦刃(だから動けないんだって)

    苗木「戦刃さん。君の計画はここで終わりだ」

    江ノ島(私、頭数にすら入ってないなんて絶望的ーー!!!!!!)



    ───
    ──────
    ────────



    山田「カロリー0と、「2人組組んで」程嫌な言葉ありませんな」

    苗木「そうだね」

    山田「でも偶数なら問題ないよね☆」

    戦刃さんを除いた14人が、二人一組でペアを組み学園の捜査に、大神さんと大和田くんは戦刃さんの見張りについた

    山田「ブヒブヒ」

    苗木(目立ち過ぎたか…)

  4. 4 : : 2016/04/07(木) 11:38:10


    ★玄関ホール


    山田「頑丈そうな扉!此処から脱出は厳しそうですぞ」コンコンッ

    苗木「大丈夫」

    山田「大丈夫?…ですが、流石にこの扉は開けられそうも無いですぞ。そもそもドアノブも有りませんからなぁ」

    苗木「扉は開けるものじゃない…。壊すものだ!」ブンッ!


    ドゴォオオオオオオオオオオン!!!!!


    パラパラ←(砂塵の音)


    山田「なんて凄い一撃ですぞ!拙者びっクリトリ【ピ--】」

    苗木「……おもんなっ」ブンッ!

    山田「ブ、ブヒィいいいいいいいっっーーー!!!!」


    ドゴォオオオオオオオオオオン!!!!!


    パラパラ←(山田の音)


    苗木「ハッ!僕とした事が山田くんを砕いてしまった。でも大丈夫、保険があるからね」

    苗木(僕は記憶にあるものを具現化する事が出来るんだ)

    ウニョーンウニョーン←(徐々に何もない所から山田の姿が)

    山田「はっ?ここは?」

    苗木「ふぅ。無事みたいだね」

    山田「確か苗木誠殿に拳を振るわれた所までは覚えているのですが…」

    苗木(覚えていたか。誰かに言われると厄介だ、ここは洗脳するしかない)


    ピロロロロロ…


    山田「ぶひぃいいいいいい!!」


    ピロリロリン‼︎


    苗木「ふぅ…。山田君何か覚えてる事は?」

    ヤマダ「ボク、ナニモ、シラナイ」

    苗木「よしっ」

    ヤマダ「ナニモオボエテイナイ、ナニモ、ナニ、◯ナニー」

    苗木「おもんなっ」ブンッ!


    ドゴォオオオオオオオオオオン!!!!!


    パラパラ←(山田の音)


    苗木「しまった!!!」


  5. 5 : : 2016/04/07(木) 11:39:32


    舞園「どうかしましたか!?」

    爆音を聞き、散らばっていた生徒達が慌てて集まる。


    「山田君は?」


    苗木「や、山田君は…大爆発した」


    「!!」


    こうして尊い犠牲の元、山田を除いた78期生は外の世界へと出ることが出来た。

  6. 6 : : 2016/04/07(木) 11:40:04


    だが、外の住人は絶望していた。



    希望を失っていた。



    苗木「思い出せ!!みんなっ!!!!!!」


    苗木誠は叫んだ。

    世界に希望を取り戻すために。

    だが、そんな言葉だけで希望を取り戻せるのはサッカー少年だけ。

    苗木誠には希望を取り戻す事は────




    ピロロロロロ…(洗脳の音)




    ────可能だった。


  7. 7 : : 2016/04/07(木) 11:40:55


    民衆「「「「「マ!コ!ト!!マ!コ!ト!!」」」」」


    苗木「ははっ、やめてよ恥ずかしいな」


    民衆「「「「「キボウ!!!!キボウ!!!!!!キボウ!!!!!!!!!!」」」」」


    苗木「…やめてよ」


    民衆「「「「「ウォオオオオオオオ!!!!!!!!!」」」」」


    苗木「まあ、これはしょうがないか。絶望に飲まれたのが悪いんだし、みんなやこまる達が無事なら…」


    マイゾノ「ナエギクン!!スキ!!スキ!!」


    苗木「…えっ?」


    マイゾノ「スキ!スキ!!」


    ギリギリ「スキ!スキ!!」


    アサヒナ「スキ!スキ!!」


    セレス「スキ!スキ!!」


    イクサバ「スキ!スキ!!」


    エノシマ「スキ!スキ!!」

    苗木「チェンジで」


    オオガミ「スキ!スキ!!」

    苗木「チェンジで」


    フジサキ「スキ!スキ!!」

    苗木「チェンジで」


    ジェノ「スキ!ヤラセロ!」

    苗木「チェンジで」


    「スキ!!スキ!!スキ!!スキ!!!!」


    苗木「もうやめて…、誰も僕に近付かないで」



    苗木と山田を除く78期生「「「「「「「「「「「「「「」」」」」」」」」」」」」」スタスタスタスタスタ



    苗木「……」


  8. 8 : : 2016/04/07(木) 11:47:29


    ──────────
    ───────────────
    ───






    苗木「…………」


  9. 9 : : 2016/04/07(木) 11:48:23


    ───────
    ─────────────
    ──────────
    ────



    苗木「…………」











    カムクラ「ツマラナイですか?」


    苗木「!」


    カムクラ「分かりますよ。思い通りに行きすぎて、生きすぎていると全てレールの上で行なわれてる様で気持ち悪いですよね」


    カムクラ「その先にあるのが死だけなので怖いですよね。だって、それから目を逸らさせてくれる障害物(なかま)が居ないのだから」


    カムクラ「解けないんですよね。元には戻せないんですよね」


    苗木「………」


    カムクラ「ありますよ。この世界を戻す方法」


    苗木「…何?」


    カムクラ「貴方が死ねば良い」


    苗木「はぁ?」


    カムクラ「貴方が死ねば洗脳は解けますよ。手動では解けないですが、電源を抜けば止められるんです」


    苗木「僕を消したいだけでしょう?…エスパーだから分かるんだ」


    カムクラ「ああバレましたか。で、返答は?」


    苗木「Noだ。僕は死にたくない」


    カムクラ「そうですか。残念です」


    カムクラ「ではこの永遠に続く(終わらない)楽園のゲームを楽しんでいてください」


    苗木「ごめん」


    カムクラ「何故謝るのですか?今更怖くなりましたか?」


    苗木「きっと君は洗脳から逃れたとか、洗脳を無効化出来るとかそんな都合の良い存在じゃないよね」


    カムクラ「………」


    苗木「君というイレギュラーを僕は創造した…。またはそういう風に洗脳した。そうでしょ?」


    カムクラ「………」


    苗木「答えろよッ!!!!!!………答えてくれよ…っ」


    カムクラ「………」


    カムクラ「チガイマス!チガイマス!!」


    苗木「…………クソッ!!!!」


  10. 10 : : 2016/04/07(木) 11:48:56


    ─────────
    ───────────────
    ────




    苗木「………」


  11. 11 : : 2016/04/07(木) 11:49:57



    ───────────
    ────────────────────
    ───────
    ──────────────
    ─────────
    ───



    苗木「………………」











    マイゾノ「大丈夫ですよ…」


    苗木「…え?」


    語る事など出来ない筈の彼女は、僕の隣に立ち優しく微笑みかけた。


    マイゾノ「私達は誰も怒っていません」


    苗木「な、なんで…なんでこんな事したのに…してしまったのに…」ポロポロ


    マイゾノ「だって皆、苗木君の事が大好きですから!」


    頬に流れる涙を拭ってくれながら彼女は言う。


    苗木「!!僕は…僕はどうすれば良──」


    僕はそう聞いた。判断を委ねた。


    僕自身が分からない答えを、舞園さやか(彼女)に求めた。


    それに対し


    マイゾノ「ナエギクンスキ!!ユルス!!!オコッテナイ!!!」


    苗木「──────!!」


    人形(彼女)はヤサシクホホエンダ。

  12. 12 : : 2016/04/07(木) 11:56:45


    苗木「ごめん…ごめん…ごめんなさい。もう許して……」


    マイゾノ「オコッテナイ!!ミンナナエギクンノコトスキ!!!!」


    「「「「「「「「「「オコッテナイ!!!ナエギクン!!!!!キボウ!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」



    「「「「「「「「「「マコト!!!!!マコト!!!!!!!!!」」」」」」」」」」


    苗木「もう、やめて…」


    マイゾノ「苗木君…好きです」


    民衆「「「「「キボウ!!!!!!キボウ!!!!!!!!!!」」」」」


    苗木「違う。君は、君は違うんだよ!!!!!!」


    マイゾノ「ねぇ、私じゃ駄目ですか?」


    苗木「君は舞園さんじゃない!!!!!!!!!!!」


    舞園「これが苗木君の希望(のぞみ)でしょ?」


    苗木「もうやめてくれぇええええええええ!!!!!!!!!!」


    マイゾノ「」ピタッ


    民衆「「「「「「「「「「「」」れ」」」」」」」ピタッ




    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ



    ドサドサドサドサドサドサッ





    マイゾノ「」ドサッ






    苗木「はははっ、全部思い通りの世界…か」






    苗木「何でもありじゃないか。好き勝手し放題。いっそ開き直って……」






    舞園『苗木君…明日一緒に遊びに行きませんか?』

    苗木『えっ、あっ、ええ!?』

    舞園『映画に行きたいなって思って』

    苗木『そ、そうなんだ!そそそそそ、そうだ!こここに映画のチケットが2枚!!』

    舞園『わぁ〜、これ今流行りの映画ですよね!私見たかったんです!でも何でこれを?』

    苗木『…本当は僕から誘おうと思ってたんだ』

    舞園『そうだったんですか』

    苗木『それにしてもタイミングが神がかってたからビックリしたよ…』

    舞園『エスパーですからっ』

    苗木『(エスパーは僕)』


  13. 13 : : 2016/04/07(木) 11:57:33


    苗木「………」






    マイゾノ「」






    苗木「はぁ……」
































    苗木「おもんなっ」ブンッ







    ドゴォォォォオオオオオオオオオオンッッッ!!!!!!!!!!!!












    世界は崩壊する。いや、崩壊させられる。




    そして創り変わる。創り変えられる。












    (凡人でも良い。凡才でも構わない。平凡が良い)




    (僕はそんな世界を構築する(望む)




    (でも、そうだな。全部捨てる訳だけど。逃げる訳だけれど)




    (もしも2週目…いや1週目の世界があるのならせめて、諦めない心が欲しいな…)




    (其処に今の僕は居ないのだけれど)




























    苗木「さよなら僕。いってらっしゃい苗木誠」



    ───────

    ─────────────

    ─────

    ──────────

    ───

    ─────────────

    ───────

    ─────────────────────

    ───────

    ──────────────








    「まずはオーソドックスに自己紹介から始めようと思う。…ボクの名前は────」





  14. 14 : : 2016/04/07(木) 12:00:34


    START









    これで終わりです。ここまでお付き合い頂いた方。時間を奪って申し訳ナッシングでした
  15. 15 : : 2016/04/12(火) 21:21:28
    面白かったです。ナイスジョブ

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