このSSは性描写やグロテスクな表現を含みます。
霧切「殺人がおきたけど何か違和感」
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- 1 : 2016/03/15(火) 17:29:09 :
- 最初からなんかおかしいと思ってたんだ。
どうも、ハースです!ははは、そこの貴方、英語が読めなかったんじゃないですかぁ!?
……調子に乗りましたすみません。馴れ馴れしくてスマソ!
処女作となります。なので、うまくかけるかどうか分からなあああああ
そうなんです、変人なんですワタクシ。そんなやつが書く文なので、理解しがたいかも知れませんが、あしからずお願い致します。
長々と失礼しました。
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- 2 : 2016/03/15(火) 17:50:37 :
- 「はぁ……はぁ……っ」
「何たって……ンなことに……」
「チッ、くそ...」
「こうなったら」
――とことん、やってやろうじゃねぇかっ!!!
〜〜〜〜〜〜〜
―コロシアイ学園生活、4日目―
<オマエラ、オキテクダサーイ!キショウジカンデスヨォ!
苗木「ふあぁ...あふ、全然疲れ取れてないや……」
苗木(まぁ、それもそうか。こんな状況で疲れなんて取れるわけがない)
苗木「朝食会か...。よし、行こう。舞園さん大丈夫かなぁ」
ガチャ スタスタ。
少し歩いたところで、何時もの食堂の前につい
た。ひんやり冷たいドアノブを握る。
ガチャ―
石丸「やぁ、おはよう苗木くん!!今日は少し遅かったな。僕はいつも通り1番だったぞ!ハッハッハ!」
苗木「お、おはよう石丸クン。朝から元気だね...」
石丸「当然だ。1日を健康に清く生きる為には、朝からの心意気が大事なのだッ!!」
ビシィッと、気をつけをしながら石丸は熱く喋った。
本当に元気だな……
苗木「はは...」
今日は6番目か。いつもは3番目くらいなんだけど...
今いるのは、石丸クン、朝日奈さん、大神さん、不二咲さん、山田クン。ん?なんだかおかしい。
苗木「...あれ?舞園さんは?」
そうだ、舞園さんがいない。昨日まで、石丸クンの次、つまり2番目に来るほどに早かったのに...
苗木(...昨日はいろいろあったし、寝ぼけてるのかも)
そうやって思うことで、胸のもやもやを無理矢理飲み下した。
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- 3 : 2016/03/15(火) 18:06:36 :
- 朝日奈「おっはよー苗木っ!」
苗木「やぁ、おはよう朝日奈さん。今日も早いね」
大神「む。早いな苗木よ」
苗木「はは、大神さんたちの方が早かったけどね...」
次に話しかけてきたのは、朝日奈さんと大神さんだった。
朝日奈「当然だよー!今日だってお腹空いちゃって目が覚めたんだもん。早くご飯がたべたくってさ」
大神「うむ、いい傾向だぞ朝日奈よ。腹が減るというのは健康な証だ。朝食をとることは、健全な日々を送る大切なことだ」
朝日奈「うんうん、だよねさくらちゃん!みんな早く来ないかなぁ〜」
涎を垂らしそうな勢いの朝日奈さん。彼女は意外と大食漢だ。
大神「苗木は食が細いからな。しっかりと食べねばならんぞ。背も伸びん」
苗木「うぐっ……でも朝からそんなに食べられないんだけど...」
サラリとコンプレックスをつかれてしまった。ちょっと笑って流す事にする。
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- 4 : 2016/03/15(火) 18:21:16 :
- 山田「いやはや、おはようございますですぞ苗木誠殿!」
相変わらずの巨体を揺らしつつ、僕に話しかけてきた。彼が近寄るだけで室温が上がった気がする。
苗木「うん、おはよう山田クン」
彼と談笑していると、時間にルーズな面々がやってきた。皆に挨拶をして、一先ず席に着く。
一番最後に入ってきたのは、桑田クンだ。わりー、寝坊しちったという彼の目元は、軽くクマが出来ていた。
苗木(……違う、一番最後じゃない!)
舞園さんが来ていない。流石におかしい、今までこれほど遅れたことは無かった。
桑田「あー、朝食会忘れてるんじゃねーの?」
霧切「しっかり者の彼女が?いえ、それは無いわ。……彼女の身に何かあったとしか、考えられない」
食堂が一気にざわつく。
―――彼女の身に、何かがあった?
その言葉を聞いた瞬間、僕の額を一筋の汗が流れ落ちる。
嫌な予感。しかも最大級だ。
苗木「ボク...ボク、舞園さんを予備に行ってくる!!」
ガタンっ、と、椅子が倒れた音がしたが、振り返らず駆け出し、食堂を飛び出した。
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- 5 : 2016/03/15(火) 18:24:24 :
- ×苗木「ボク...ボク、舞園さんを予備に行ってくる!!」
○苗木「ボク...ボク、舞園さんを呼びに行ってくる!!」
5時です。間違った、誤字です。すみません……orz
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- 6 : 2016/03/15(火) 19:48:30 :
- 苗木「はっ、はぁっ」
自分の慌てた足音と、緊迫感から高まった鼓動、それと息遣いだけが、束の間響いていた。
すぐに、僕の部屋の前に着く。そして、手がドアノブに伸びたところで……
苗木「…………あれ?」
強烈な違和感を感じる。
何処がおかしいんだ――。
すぐに部屋に入った方がいいに決まってるけど、違和感から目を背けない。そして気が付いた。
苗木(ネームプレートが……入れ替わってる!!)
部屋の位置はあっている。霧切さんの部屋の隣だ。でも、プレートだけが違っていた。
舞園さんのものになっていた。
―――覚えておいた方がいい気がする。
そう認識したところで、また大きな不安にかられ体当たりをするように戸を開いた。
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- 7 : 2016/03/15(火) 20:02:49 :
- 苗木「なっ……」
自室に入った瞬間、卒倒しそうになる。
本来、身体を休める空間であるはずなのだが、壁は切りつけられ、ものは散乱し、まるで――そう、殺人鬼が来て必死に抵抗した痕跡、と思えるものになっていた。
苗木「ッ、舞園さんッ!!!」
ざっと部屋を見渡し、彼女がその場にいないことを確認する。ほんの少し安堵した。
殺されてない。命からがら逃げ出したのかもしれない。
淡い期待とともに、最後の部屋、シャワールームに手をかける。
いませんように――
そう強く祈りながら、ギィ...とゆっくり開ける。そして―
呆然とする。
目の前には、生気はまるで感じない肉塊。
真っ赤な地面。
怪しく光る、刃物。
中に入った、自分の靴までもが赤い液体に濡れていくのを見た時。
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!!!」
絶叫が響いた。
それが自分のものと認識する時には、目の前はもう真っ暗になっていて。自分の意志とは逆に瞼が落ちる。
――意識を手放すってこういうことを言うんだ。
何故か、呑気にもそんなことを考えつつ、僕は意識を手放した。
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- 8 : 2016/03/15(火) 20:18:07 :
- 私は、死の前兆を予感する。というより、勝手に直感する。
祖父はこれを、死神の足音だと言っていた。つまり私は、死神の足音を聞く。
実際に足音が聞こえる訳では無い。ただ、とてつもない大きな不快感に襲われる。必ずではないが、大抵その時は、誰かが死ぬ直前だ。
石丸「やぁ、霧切くん。少し遅いぞ!時間は厳守だ、気をつけたまえよ!!」
食堂に入った瞬間、暑苦しい声が私に向けられた。朝から耳を塞ぎたくなるほどの騒音だ。
霧切「……別に、さほど遅れてもいないわよ」
はぁ、と内心ため息を付きつつ、おはようと呟いて席についた。
と、苗木君がこちらへ歩いてくるのが見えた。
苗木「おはよう霧切さん。隣座っていいかな??」
いいと言うより早く、私の隣に座り込む。
――まぁ、だからといって気にもしないけど。
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- 9 : 2016/03/15(火) 20:36:28 :
- ふと、隣の彼を見てみる。
犬みたいな顔だ。なんというか、ふにゃんとした雰囲気の柴犬、という感じ。
霧切(……いざと言う時も、彼は頼りにはならなそうね)
ま、はなからそんな気は無いけれど。
胸中でそんな事を呟きつつ、残りメンバーの到着を待っていた。
その時、ふと。
あの嫌な感じが胸をよぎった。
でも、すぐに通り過ぎていった。
霧切(気のせい...?)
そうとも思ったが、自分はそういう感覚を見逃すことは出来ない性だ。
一応、頭の中に留めておくことにした。
石丸「むぅ……遅い。遅いぞ!十神くんですら来ているというのに……!!」
嘆かわしいとばかりに、石丸が騒ぎ立てる。
舞園さんのことだ。
確かに、明らかにおかしい。
さっきの嫌な予感を思い出して、私は彼女の身に何かあるかもしれないと告げた。
教室がざわつく。無理もない。
隣の彼を見ると、青い顔に脂汗を携えて、まさに顔面蒼白の状態だった。
苗木「ボク...ボク、舞園さんを呼びに行ってくる!!」
ガタッと勢い良く立ち上がり、扉の方へ猛突進していった。
その時、強大な不安感と不快感を感じた。
紛れもない……死神の足音だった。
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- 10 : 2016/03/15(火) 20:48:45 :
- 程なくして、遠くから絶叫が聞こえた。
大和田「な、苗木ィ!?」
葉隠「ひいぃぃ!!苗木っちが霊にとりつかれたべぇ!!!」
不二咲「ど、どうしたのかなぁ...!?」
あっという間に不安と恐怖に顔を歪ませる彼等は、叫んだり震えたりして大騒ぎした。
中でも一際目を引いたのは、桑田くん。
桑田「…………」
汗の量が半端じゃない。青い顔が、目元のクマに相まって不気味な形相だった。
怪しい……
けど、今はそれを追求する余裕は無い。
霧切「……とにかく、彼の元へ行くわよ」
石丸「そ、そうだ!!落ち着きたまえ君達!!一大事だ、急いで苗木くんの元へ!」
石丸君が先陣を切って走り出した。皆も駆け出す。
そして私も走った。
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- 11 : 2016/03/21(月) 12:48:27 :
- 〜〜〜〜〜〜
……ぎ。…えぎ……
朝日奈「なああああえええぎいいい!!!」
苗木「うわああああああ!!!?!」
ユサユサユサユサと激しく揺すられたうえ、耳元で叫ばれてしまい、ボクは飛び起きた。
こんなことをされては起きないわけにはいかないよ……ビックリした...
苗木「はっ、はあぁ...ビックリした」
ビックリした、という旨を明確に伝える。別段意味は無い。
大神「朝日奈よ...気を失っている人に対してその起こし方は如何なものか、と思うが」
朝日奈「ご、ごめん...だって緊急事態だったから...!!」
苗木「...緊急...事態?」
嫌な言葉を聞き、あたりを見回す。見覚えのあるここは、体育館だった。
ここでは嫌な思い出しかない。やっぱり今度も嫌なことがあるんだろうか……
十神「いつまで寝ぼけているつもりだ。そろそろ現実を受け止めろよ」
苗木「現実?...って、何のこと」
十神「馬鹿者。貴様は見ただろう...いの一番に、舞園の死体を、な。クククっ...」
苗木「……っ!!!!!!」
ボクは、悪寒とともに思い出した。白い肌が赤い血に染まり、力なく横たわる彼女の───
十神「何処へ行くつもりだ、愚民?」
知らずのうちに走り出したボクを、十神クンが毒舌に引き留めた。
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- 12 : 2016/03/21(月) 21:42:39 :
- 苗木「だ、だって!!舞園さんを..っ、舞園さんを.助けに行かないと!!!」
十神「さっきも言っただろう愚民めが。舞園さやかは死んだ。脈も調べたし死後硬直も確認した」
十神クンは、依然気味悪くニヤニヤしつつ、冷淡に言ってのける。
胸のムカムカが収まらない。激しく怒りが湧いてくる。
苗木「だったら……だったら何でっ、尚更こんなところにいる場合じゃ!!!」
ボクは叫んだ。
霧切「落ち着きなさい。モノクマに体育館に集合しろと言われたのよ。状況を考えたら、素直に従った方が良いと判断したの」
モノクマ...
激しい憎悪と強大な不安に駆られた。それを追い出したくて、ボクは、怒鳴った。間違いない、コイツがやった。
苗木「……お前が…お前がやったんだろ!!モノクマあああああ!!!!!」
モノクマ「……はにゃにゃ?何を言ってるのさ!責任転嫁しないでくれるぅ?」
苗木「そんなわけない!!お前以外には考えられない!!」
冷たくイラつくダミ声が、やっぱりボクを苛立たせる物言いで言葉を交わす。
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- 13 : 2016/03/22(火) 19:39:41 :
- さーて、捜査のところから少しずつ変わっていきますよ〜!
ところで……
本当に誰か読んでます?
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- 14 : 2016/03/25(金) 05:31:31 :
目を引くような展開になれば、嫌でも読者が増えていきますよ( ̄  ̄)ノ
後はひたすら更新しまくるのみ……挫けずにファイトです!
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- 15 : 2016/03/26(土) 17:48:52 :
- |陰|ω-)q陰から応援してるゼ
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- 16 : 2016/04/29(金) 22:27:23 :
- 燃え尽くす雑草魂さん
間を開けてしまい、すみません。。ありがとうございます!頑張ります!!
shiroさん
励みになります!39です!
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- 17 : 2020/07/03(金) 21:13:23 :
- 期待
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