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この作品はオリジナルキャラクターを含みます。

私の本丸事情。

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  1. 1 : : 2016/03/11(金) 15:22:14
    他のスレッド放置とか言ったら負けですよ((((



    みぃえむは刀剣乱舞をつい三日ほど前に始めました。


    そうしてなんやとやるうち、これは書かねばという謎の使命感に襲われ()




    自分代わりの審神者のキャラ⬇



    粒吟(りゅぎん)


    審神者。小袖。巫女服着てみたいと密かな憧れを抱いているものの、


    友に身の程を知れといわれ自粛している。


    変態っぽい。いや、ぽいとかじゃなく変態。


    審神者になったきっかけはとある刀剣男子に一目惚れしたからだとか。


    常日頃から膝掛け(幅の広いストール??)を持っている。冷え性。


    ※実際にみぃえむが審神者として体験することの物語風日記みたいなもの。良いことあれば随時更新。
  2. 2 : : 2016/03/11(金) 15:30:44
    「そうだ、みぃえむ審神者になろう。」


    それは、普通に学校で友と雑談していたときのこと。


    最近面白いことないよねえ、なにかいいゲームないかな、そんな話をしていたときのことだった。


    友はスマホを持っていない。だが二次創作などで見かけるとうらぶのキャラがいいらしく、


    私に“代わりにやれ、楽しいぞ、そして経過を見せろ”と常日頃から言ってくるのだ。


    「やだ」


    即座に答える。そういう系アプリはもう飽きたんじゃ。誰がやってなんかやるもんか。


    そうして断固拒否する構えの私を見て、友は諦める・・・と思いきや、ニヤリと笑った。
  3. 3 : : 2016/03/11(金) 15:41:43
    「フフフ・・・これを見てもまだそんなことが言えるかな?」


    完全に悪役のそれである。悪い面してんな・・・なんて思いつつ友が取り出した写真を覗きこむ。


    「!?!?!?」


    ビビビビッ。音で表すなら、そんな感じになる。


    なんだこれ・・・っ。ものすごい好みじゃないか・・・!!


    「これ、誰」


    写真をひったくるようにしてまじまじ見つめる。


    友はことさら悪い顔でニヤニヤと応えた。


    「その人ねーとうらぶのキャラのねー


    にっかり青江さんって言うんだよー!」


    「にっかり青江・・・」


    繰り返す私に友は


    「やる気になった!?ねえやる気になったの!?やっちゃう!?しちゃうの!?いいねえ!?」


    と煩く騒ぐ。


    頷くと半ば悲鳴のように歓喜して、善は急げと私の手を引っつかみ、家までダッシュで走り出した。
  4. 4 : : 2016/03/11(金) 15:49:11
    強引に引きずり込まれ、いってら!と満面の笑みで送り出された私。


    名前は粒吟になったらしい。随分と変わった名前なものだ。


    そんな私の目の前には5振りの刀。そしてなんか輪郭があやふやないかにも使者っぽい人。


    聞く話によると刀を使い歴史を変えられるのを阻止してついで相手をぶっつぶすことが仕事のようだ。


    これもまた随分変わった仕事である。胡散臭さを前面に出しつつも


    青江さんに会うためだと言い聞かせて適当な刀を引き抜いた。
  5. 5 : : 2016/03/11(金) 15:57:02
    そうしたらいつの間にか場所が変わっていた。


    「お待ちしておりました!」


    そして足下には・・・ぬいぐるみ?


    「え、しゃべってんじゃん・・・アウトじゃないんですかそれ」


    思わず本音が出るとぬいぐるみは首をかしげ、満面の笑みで応えた。


    「・・・よくわかりませんが、私が案内役を務めさせていただきます、こんのすけと申します。」


    ・・・案内役なのか・・・


    世界観になれることが出来ずに適応力の極端に低い私の身体はこれだけでくらくらする。


    こんなのでやっていけるのだろうか。と、帰りたくなったプレイ1分。
  6. 6 : : 2016/03/11(金) 16:05:02
    「ここが鍛刀部屋でございます。」


    混乱はまだ抜けないが、かといって何もしないわけにもいかないので


    おとなしくこんのすけとやらの後についていく。・・・くそう・・・こいつ、意外と歩くの速いぞ


    「先ほどの刀を具現化してみましょう!」


    そういわれ適当にえらんだ刀の存在を思い出す。


    よくよく考えると、適当にえらんだけど大丈夫かな、能力値とかに差があったら私死んじゃう。


    そんな不安を抱えつつ、刀に手を置いてみる。・・・なにも起こらない。


    「あ、あのーこんのすけサン??具現化しないんですが」


    焦って声をかけると、


    「念じてください!それでも無理なら気合で何とかしましょう!」


    うわっ こいつ意外に・・・やりよる((


    再度念じながら挑戦すると、今度は光った。
  7. 7 : : 2016/03/11(金) 18:07:17
    「蜂須賀虎徹だ。俺を贋作と一緒にしな・・・「イケメンキターーーーー!!」っ!?」


    私が初期刀に選んだのはどうやら蜂須賀虎徹さんだったらしい。


    顔も髪の色も好み・・・GJ私!!


    と一人で歓喜して幸せを噛み締めていると横からはこんのすけの冷たい視線と


    蜂須賀さんの困惑顔。困った顔もいいよね!イケメンって罪よ!!((


    そんな私を見かねたのか、こんのすけが咳払いをして話し出した。


    「それでは出陣しましょう」


    「・・・蜂須賀さん一人で?」


    「はい」


    あっさり言いやがってこんにゃろう


    イケメンの顔に傷かついたらどうしてくれるんだ。


    と、そんなことを思いながらこんのすけに拒否オーラを出してはみるが、さらりとスルーされたなんなのこの子強い・・・!
  8. 8 : : 2016/03/11(金) 18:17:09
    「もうやだお家帰る」


    結局私たちは戦場まで来てしまった。殺伐としてるよ・・・


    「まずは索敵です」

    私の発言をこれまたさらりとスルーしたこんのすけが説明をしているが私は右から左へと受け流して、


    変わらず蜂須賀さんをガン見していた。髪さらさらやあ・・・キューティクルの塊やあ・・・



    するとなんだか物々しい短剣をくわえた蛇みたいなのが出てきた。キモっ


    それと蜂須賀さんが戦い始める。初めはそれほどでもなかったが、だんだん押され始める。


    やはり2対1は辛いのだろう。やい!卑怯だぞ!キモヘビ!なんてヤジを心の中で飛ばすも口には出さない。


    だってこっちくるかもしんないじゃん!私は現代育ちなんだ!戦い方なんぞ知らん!!((


    端っこで応援していると一体が破壊された。蜂須賀さんすごい!格好いい!!


    だけどもう一体は・・・。重傷までは追い込んだものの、先に蜂須賀さんの限界が来て慌てて言われたとおりに撤退した。
  9. 9 : : 2016/03/11(金) 18:20:41
    期待してます
  10. 10 : : 2016/03/11(金) 18:24:41
    「早く手入れ部屋へ!!!」


    こんのすけが叫んで、一緒に慌てて手入れ部屋というところに運ぶ。


    道具を渡され、どうしていいか分からないまま説明に従って手入れをしてみる。


    一通りの手入れが終わって、ほっと一息つく。


    そしてふと蜂須賀さんのほうを見て、硬直する。


    あれ・・・上半身裸・・・私さっきまで普通に触って・・・


    思い出した瞬間猛烈な後悔が襲ってきた。
  11. 11 : : 2016/03/11(金) 18:29:46
    「なんで・・・なんで」


    頭を抱える私に慌てたようにこんのすけが声をかけてくる。


    「大丈夫ですか!?やはり嫁入り前の婦女子に


    男の傷の手当ては厳し「なんでもっと触らなかったんだあっ!!!」・・・はい?」


    こんのすけが変な声を上げるが知ったこっちゃない。なんで筋肉堪能しなかったんだよ私ィ・・・


    せっかく堂々と触れるチャンスだったのに・・・くそう


    後悔にのたうちまわる私を、こんのすけはドン引きしたように見つめていた。


    ぬいぐるみってそんな顔できるのね。可愛いお顔が台無しだ
  12. 12 : : 2016/03/11(金) 18:36:30
    ・・・とそんなところに微かなうめき声が聞こえた。


    蜂須賀さんが目を覚ましたらしい。


    「はっ蜂須賀さん!大丈夫ですか!?」


    慌てて寄ると大丈夫だと笑われた。格好いいなちくしょう


    こんのすけがボソッと「今のが聞こえていたらどうなったんでしょうね」って言ってた。怖い。


    そして暫くして大分蜂須賀さんが回復したら、


    こんどはこんのすけに鍛刀部屋に連れて行かれた。私の扱いだんだん雑くなってない?ねえ、


    そして中には、小人・・・??妖精・・・??まあ、よくわからないものがいて、その人たちが作ってくれるらしい。


    「資材は・・・まずは全部50で試してみますか」


    こんのすけがぶつぶつ呟く。あ、これ私には決定権ない感じなのね
  13. 13 : : 2016/03/11(金) 18:37:49
    >>9ありがとうございます!
    放置してますが・・・。
  14. 14 : : 2016/03/11(金) 18:43:10
    小人さん(仮)が刀を打ち始める。


    と、こんのすけが手伝い札というのを渡した。


    すると、ポンと小人さん(仮)の手にはもう完成した刀があった。


    おい時間・・・何でもありなのここ・・・


    「具現化させてみてください」


    手渡されて、言われたとおりに具現化させる。


    今度来たのは・・・
  15. 15 : : 2016/03/11(金) 18:47:47
    「前田藤四郎と申します。藤四郎の眷属の末席に座するものです。たいした武勲はありませんが、末永くお仕えします。」


    彼が話し始めたときから私はうつむき、後半にいくにつれ身体をぶるぶるさせる。


    「あの・・・主様・・・?」


    不審に思った前田君が覗き込んでくる。目が合った瞬間、


    「か、可愛い・・・・・・・・・っ!!」


    思わず力いっぱいぎゅーしてしまった。
  16. 16 : : 2016/03/11(金) 22:57:44
    「えっ・・・えっ!?あ、あるじさま・・・っ!?」


    腕の中で前田君がじたばたと暴れる。・・・可愛い。


    ・・・しばらく前田君の可愛さを堪能して、ようやく離れた頃には、


    前田君は顔を真っ赤にして固まっていた。なんて可愛いんだろう。
  17. 17 : : 2016/03/11(金) 23:15:39
    部屋に戻る前に地形を頭に入れておきたくて、近くを散歩してきたいというと、蜂須賀さんがついてきてくれた。


    ふたりで近くをぶらぶらとする。


    ここに来てからずっと思っていたことだが、ここは随分空気がいい。


    周りは緑に囲まれており、はいいろビル育ちの私には眩しいぐらいだった。


    「ここはいいところですねえ」


    深く深呼吸をして美味しい空気を味わいつつ言うと、蜂須賀さんは頷いた。


    「ああ、そうだね。・・・ここには穢れがないな」


    風にさらりさらりと彼の髪が揺れて、綺麗な人はどこからどこまで綺麗なんだなあ、なんて発見。


    ゆっくりと本丸の周りを回って、ぐるりと戻ってきた。


    「・・・そろそろ戻りましょうか」


    あまり長く外にいるというのもなんだか気が引ける。


    彼も頷いて、踵を返したのだった。
  18. 18 : : 2016/03/11(金) 23:30:07
    本丸に戻ってくると、お届け物があるといわれ、荷物を押し付けられた。


    ずしりと重いそれを運んで、部屋で蜂須賀さんと前田君の見守る中開封する。


    ・・・と。


    「え・・・刀・・・?」


    そう。二振りの刀がそこには包まれていた。


    立派なつくりから、いい刀なのだろうと分かる。


    もしかして具現化できるのかもしれない。


    そう思って刀身に触れ、目を閉じる。ゆっくり念じる。


    光があふれた。
  19. 19 : : 2016/03/11(金) 23:49:42
    「大きいけれど小狐丸。いや、冗談ではなく。まして偽物でもありません。私が小!大きいけれど!」

    ・・・。しいん。

    静まりかえって、それで。


    「ええええええええええええええええ!?!?!?」


    私の叫び声が響いた。


    「こ、こ、こ・・・こぎ・・・こぎつっ!!」


    驚きすぎでまともに名前も呼べない私に向かい、彼はにこりと屈託のない笑みを浮かべたのだった。
  20. 20 : : 2016/03/12(土) 00:32:08
    「主様!もう一振りのほうも具現化させてみては?」

    緊張した面持ちで前田君がいう。私はごくりと生唾を呑み込んで、さらに豪華な装いの刀を手に取った。


    震える手を押さえつけ具現化させる。ふわ、と今までとはどこかが違う雰囲気が漂った。



    「俺の名は三日月宗近。打ち除けが多い故、三日月と呼ばれる。よろしく頼む。」


    ・・・意識が遠くなった。ああこんなことって・・・。
  21. 21 : : 2016/03/12(土) 00:37:23
    遠くに刀剣男子たちの驚きの声を聞きながら、私は意識を手放した。


    (暗転)
  22. 22 : : 2016/03/12(土) 00:41:38
    なんやかんやあった次の日。目覚めると四時だった。


    気分を落ち着かせようと庭を散歩しているとぱたぱたっと駆けてくる音がした。


    いや、正確にはばたばたかもしれないが。


    「主様!お目覚めになられましたか!」


    そう言って飛びつくように来たのは昨日来た小狐丸。


    白い髪を撫でながら、ああ昨日のは夢じゃないのか、と私は朝っぱらから頭を抱えることとなった。
  23. 23 : : 2016/03/12(土) 00:58:31
    お昼になってご飯も食べたあと出陣をしていた第一隊は、太刀二人のお陰もあってか完全勝利で


    敵をかんぶなきまでに叩きのめしてしまった。みんなつよい・・・。


    そしてそこの道中、なんと短刀ちゃんを3人も拾ったのだ。


    五虎退ちゃんと厚藤四郎君と秋田藤四郎君だ。


    三人ともやっぱりふわふわ天使で、ドロップした直後にはそれぞれにぎゅーっとしておいた。


    そしてそれを見ていた前田君が羨ましそうだったから個別でぎゅーっと。可愛い・・・


    そしてそれを見ていた小狐丸に強請られてぎゅーして、


    そしてここまでしたら、蜂須賀さんにも・・・とにじり寄ったがやんわり断られたので


    主命と言って頭を撫でるついでに髪を触らせていただいた。役得役得


    そしてラスト三日月さんにはして良いのかさんざん悩む私の理性は



    「なんだ?俺にはしてくれないのか?」


    のお言葉にあっさり陥落、精一杯ぎゅうぎゅうさせていただきました。


    さすが天下五剣。めっちゃ良い匂いした・・・幸せ・・・。
  24. 24 : : 2016/03/12(土) 18:20:01
    そして帰還して本丸。


    部隊強化を当分の目標にしようと決めたので鍛刀部屋へ。


    そうしてやたらめったら鍛刀することに決めた。


    資材を渡して、時間を見る。・・・1時間30分。


    どんな子が来るのかなーなんて思いつつ手伝い札を渡した。


    そして刀を具現化させてみると、


    「やあやあこれなるは、鎌倉時代の打刀、鳴狐と申します。私はお付きのキツネにございます!」「……よろしく」


    鳴狐くん。もふもふもふ。


    「もふもふ・・!!」


    飛びつく。うわあすごいもふもふだあ!


    「いや、ちょ・・・、あの」


    上から狐さんの焦ったような声が聞こえるがお構いなし。


    存分にもふもふを堪能してから私は鳴狐くんを解放したのだった。




    ・・・あれ?そういえばなんで狐が喋ってるんだろう。
  25. 25 : : 2016/03/12(土) 18:24:28
    二回目の鍛刀。同じようにすると、また1時間30分。


    手伝い札➡刀のプロセスを経て具現化。・・・私もう慣れたよ・・・


    「・・・っと。今回は誰でーしょねっ」


    「僕は歌仙兼定。風流を愛する文系名刀さ。どうぞよろしく」


    歌仙さんがきた。あ、そういえばこの人初期刀にいたらしいなあ・・・


    ぼんやり見つめていると僕の美しさに見とれたか的なことを言われたので笑顔で否定しておいた。


    ナルシストっぽい刀のようだ。
  26. 26 : : 2016/03/12(土) 18:35:34
    そうして3回目の鍛刀。


    今日はこれで最後にしようと資材を渡す。


    特に時間を確認する必要もないと思って手伝い札も同時に渡した。


    そして刀を受け取って、具現化・・・


    「僕はにっかり青江。うんうん、君も変な名前だと思うだろう?」


    ・・・・・・・・。


    「・・・」


    「・・・うん?どうしたのかな?」


    「~~~~~~~~~!!!!!」


    声にならない叫びを上げて私は青江さんに飛びついた。


    来るの早かった!!青江さん好き!!!


    飛びついて興奮のあまり日本語が喋れなくなった私と困り果てた青江さんを


    前田君が発見、ああいつものあれかとちょっと顔を赤らめながらはがしにかかった。



    (ああいう反応がいつもと聞いた歌仙さんがなんで自分のときはなかったのか


    謎のショックを受けていたのは別の話。)
  27. 27 : : 2016/03/12(土) 18:53:53
    そうしてそのあと、私は短刀ちゃんたちを初遠征に送り出した。


    大丈夫かな、怪我してないよね、戻ってくるよね、道に迷ってないかな、なんていろいろ心配して


    うろうろ落ち着かずに歩き回る私に近侍の青江さんは付き合わされている。


    こんな変な主でごめんなさいね、というとそうでもないんじゃないかな?と首を傾げられた。


    その笑顔にまた私が悶えていると後ろから声がかかった。


    「主ー」


    抜けた呼び方。そしてこの声は・・・間違いない、おじいちゃんだ。


    「はい、なんですかおじいちゃ・・・あ」


    心の中でひそかに呼んでいたのがうっかり声に出てしまった。


    「え」


    青江さんが驚いて声を上げる。


    おじいちゃんは目を瞬かせて、やがて呵々大笑した。


    「あっははは!」


    わ、結構豪快に笑うんだなあ。とか考えて、慌ててちょっと焦って謝ろうと口を開く。


    「ごめんなさ・・・「いいぞ?」・・・え」


    それを遮っておじいちゃんがいう。いいのか・・・


    「おじいちゃんでよい」


    と相も変わらず愉快そうに笑いつつ続ける。


    さすが天下五剣!器が広い!素敵!!


    「じゃあ遠慮なくおじいちゃんで」


    というと青江さんはますます目を丸くして、おじいちゃんはさらに笑みを深めたのだった。
  28. 28 : : 2016/03/12(土) 19:01:49
    「・・・それでなにか御用でした?」


    「や、そうでもない」


    「あら、そうなんですか。ではこれまたどうして」


    「主が落ち着きなくうろついておるからな、茶でも誘おうと思うたんだが」


    どうやら見かねたらしい。青江さんがかわいそうってことかな!


    「いいですね!お茶!いれます!」


    そう言うとおじいちゃんはニッコリとして頷いた。うおう美形の微笑み破壊力・・・!!


    「青江さんも行きますよね?」


    と聞くと


    「拒否権ないね。・・・行くよ」


    苦笑したあとちゃんと笑ってくれた。青江さんの笑顔頂きましたッ
  29. 29 : : 2016/03/13(日) 14:46:24
    お茶の準備をして、三人並んで縁側に腰掛けてひなたぼっこがてら茶をすする。


    ・・・平和だああ


    ほっこりして庭を見つめると、ふと視界の端に白い花が映った。


    「あ、雪柳」


    新緑色の葉にぶわぁっと白い小さな花を沢山付けている雪柳が見える。


    綺麗な花だなあと見つめていると、その横に桜が咲いているのが見えた。


    「あれ?」


    不思議に思って声を上げると青江さんとおじいちゃんは二人そろって首を傾げた。


    「桜、ちょっと早くないですか?」


    どちらかといえば春中盤のイメージがある。偏見かもしれないが。


    そう言うと、合点がいったのか頷いて、青江さんが説明してくれた。


    「ここには季節がないからね。」


    「季節がない??」


    「ああ。だから好きな季節で固定できるんだよ」


    青江さんが続ける。ほうほう、中々便利な仕組みだ。
  30. 30 : : 2016/03/14(月) 18:25:45
    そうこうしているうちに遠征メンバーが帰ってきた。


    大丈夫かひどく心配だったが、全然心配の必要はなかったみたいで、


    楽しかったです!!と短刀ちゃんたちは目をきらきらさせていた。可愛すぎか君ら!!


    ともあれほっとしつつ再度鍛刀部屋に行く。


    そして適当にオール850とか暴投もしつつ進めていくと、


    結局きたのは


    じっちゃんのための安心設計獅子王、かっこよく決めたいよね燭台切ママ、おれっち戦育ち薬研ちゃん、


    僕は籠の鳥宗三さん馴れ合うつもりはないくりからさん


    だった。燭台切ママは家事が出来るので非常に有難くて拝み倒し、


    宗三さんは待ちに待った左文字ちゃんなのでテンション上がりすぎて辺りをどん引きさせたが、


    まあそのほかはそんなに発狂もせず、平和に出来た。偉いぞわたし!!((
  31. 31 : : 2016/03/18(金) 23:34:00
     こっちに来てからかれこれ・・・十日ぐらい経った。


    本丸は随分賑やかになったと思う。


    依然としてレア刀は出なかったけど、数はいる!!((


    大太刀の太郎太刀さんと、太刀の山伏さん。


    そして、最近私が来て欲しくて躍起になってるのが、江雪左文字さん。


    あのさらさらな髪を!!白い肌を!!拝みたくて仕方ないので


    優良配合だというオール850でどんどん試すものの、


    来るのは決まって1時間30分。


    何度時間札を見て絶望したか分からない。お願い3時間20分・・・!!


    と毎回願ってはがっくりするのを繰り返すものの、


    実は意外といい刀剣さんが来てくれていて悪いことしかしていない私はあほ審神者なんだろう。
  32. 32 : : 2016/03/18(金) 23:45:11
    そしてここからが問題だ。


    1時間30分では、基本打刀が多い。ここまではいい。


    しかし、私の場合、来るのは決まって歌仙さんなのだ。


    「・・・もう六振目なんですけど・・・??(震え声)」


    毎度毎度見せられる僕美しいオーラに⬅ひどい偏見


    歌仙さんに呪われてる気しかしない。


    あれかな、前に褒めなかったのが悪いのかな!ごめんなさいね!ナルシストっぽいとかいっって!!
  33. 33 : : 2016/03/20(日) 17:20:25
    このあと全力で歌仙さんに謝り倒して褒めちぎって、もう気味悪がられるぐらいに崇め奉った、次の鍛刀。


    「頼むもう止めてくれ・・・っ!!」


    両手を擦り合わせて拝む。時間は・・・1時間30分。


    「ノーーーーーー!!!!!」


    なんで!?1時間30分もうやだよ!?と魂が抜けかけている私に変わって、


    今日近侍の薬研ちゃんが手伝い札を渡してくれる。ああ、よく出来た子ね・・・


    そしてまた歌仙さんだろどうせと半ばヤケになって柄に手をかける。


    「山姥切国広だ。」


    「はいはいいらっしゃい歌仙さん昨日ぶりですね!!!・・・・・・って、え?」



    「……何だその目は。写しだというのが気になると?」


    「イヤイヤイヤイヤイヤ!!!めっしょ・・・あ、噛んだ。・・・コホン、滅相もございません!!!」


    「・・・・・」


    「あっやめてその冷たい目」


    決めつけて歌仙さんの挨拶してしまったが、来たのはまさかの山姥切国広、通称まんばちゃんだった。


    もうこれはこれは素晴らしい絶対零度の視線で私を見てきたので全力で回れ右した。


    なにこの子怖い。
  34. 34 : : 2016/03/23(水) 07:53:04
    「わあああああ青江さーんっ・・・!」


    「!・・・っと、どうしたんだい?」


    「まんばちゃんがいじめてきます」


    「は!?」


    背後でまんばちゃんが非難の声をあげるが構いはしない。私のガラスのハートは傷付いたの!!


    「超合金の間違いだろ・・・っでぇ!?いだだだだ!!!」


    ぼそりと呟いた獅子王のほっぺたをこれでもかとつねる。人の心の中呼んだ上に失礼なこと言うなし。


    そう言うと声に出てたと涙目で教えられ呆然。うそでしょう・・・・


    「おやおや、それは感心しないなあ?まがいなりにも僕らの主だよ?」


    青江さんが私の肩に手を置きながら言う。あっイケボたまんね


    「青江さん流石!!素敵!!超イケメソ!!」


    と褒め立てると獅子王が背後で呆れたように


    「軽く貶されてんの、気付けよ・・・」


    と何やら呟いていたが私はそれどころじゃなかった。イケボ近い・・・!!幸せ!!


    私がうっとりしているのを突き刺す冷たい視線がもう一つ。まんばちゃんだ。


    「そんな変態が主はイヤだ」


    おおう正直ね君!!そういうの大好きさ!!


    私の心中で勝手に好感度が上がっているとはつゆ知らず、まんばちゃんは、相も変わらず冷たい視線をこちらに寄越し続け、


    それは、燭台切ママの美味しいご飯をいただいてるときまで続いたのだった。
  35. 35 : : 2016/03/24(木) 22:31:55
    「ありがとう!100万ダウンロードキャンペーン・・・?」


    政府から来た通知を見て首をかしげる。どうやらそんなものがあるらしい。


    日課の資材が2倍だとか逆に手入れ時間は半分だとか・・・いろいろあるらしい。


    あと、皆があらぶっているのが、数珠丸さんの鍛刀。


    100時間限定で鍛刀ででるらしいが、まあうちにはそんなことは関係ない。それよりも今は江雪さんが欲しい。


    と言いながら鍛刀は変わらず850で回して見るも、1時間30分、そして3時間しかでない。


    そしてあの呪い、まだ続いている。


    1時間30分の歌仙さんに加えて、3時間の同田貫さんが出まくる出まくる。


    おそらく無いとは思うが歌仙さん難民の人がいたらそれはきっと確率をうちに吸い取られてるからです。ごめんなさい。
  36. 36 : : 2016/04/04(月) 07:32:54
     とある日、いつも通り出陣したりなんやりして、


    演練をしに行った、とき。


    「ねえちょっと青江さんご覧になりまして?」


    近所のおば様風に話し掛けると、彼は苦笑しながら近付いてきた。


    「今度は何を見つけたんだい?」


    それに指を差して向こうを示す。今回の演練相手さん。


    「あー、」


    青江さんが察したように声をあげる。


    「数珠丸居るね?」


    そう。隊長にあの数珠丸ちゃんが!!!!!!


    「生数珠丸ちゃんですよ!!ふつくしい!!!」


    ともすれば手をわきわきさせながら向こうに飛びつこうとする私を片手でいなしながら、


    青江さんは相手方の審神者に会釈した。


    相手方は凄く可愛いお嬢さんだった。女の子可愛すぎる華だ(真顔)。
  37. 37 : : 2016/04/05(火) 16:54:07
    結局その演練は勝った(容赦はない)。
  38. 38 : : 2016/04/05(火) 17:03:35
    それから数日。ローテーションで近侍が宗三さんの日。


    「レッツ鍛刀☆」


    連日の呪いのことなどさっぱり頭にない私は、今日も今日とて気にせず鍛刀しようとしていた。


    「・・・」


    宗三さんは無表情のなかに呆れをにじませてこちらを見ている。


    「宗三ちゃん何がいいと思う!?」


    ばっと後ろを振り向くと、彼は溜息をついて、


    「850でいきましょう」


    と、資材と手伝い札をさっさと渡して帰ってしまった。・・・私の扱い。


    渡された刀を顕現させて、して、


    「……江雪左文字と申します。戦いが、この世から消える日はあるのでしょうか……?」


    ・・・・・・・。


    「あの……。どうか、されましたか……?」


    「こ、江雪さんだーーーーーーーー!!!!!!宗三ちゃあああああああん!!もどっておいでええええええ!!!」


    叫んだ。そして宗三ちゃんは音速で戻ってきた。小夜くんもきた。


    結論:左文字兄弟はかわいい。
  39. 39 : : 2016/04/06(水) 18:08:09
    とある日の出陣での出来事。


    「そういえば主様って年齢不詳ですよね」


    とうとつに言い出した鯰尾ちゃん。


    ・・・この子は、女性に年齢を聞くのは失礼だって習わなかったのだろうか。


    そう隣にいた今日近侍の同田貫さんにこぼすと、


    「・・・お前、女だったのか」


    と、冗談でもなんでもなく真面目に驚かれた。



    「いや、嘘でしょ!?そっから!?もはや女としても見られてなかったの!?!?」


    思わず絶句した私を見て獅子王はうしろで笑い転げている。後でお仕置きじゃな。


    横にいた前田くんと秋田くんがおろおろしていて、五虎退ちゃんは泣きそうになっていたので


    同田貫さんに殴りかかるのは止めた。というか勝てる気がしないし。
  40. 40 : : 2023/07/18(火) 13:35:13
    http://www.ssnote.net/archives/90995
    ●トロのフリーアカウント(^ω^)●
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    2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
    sex_shitai
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    catlinlove

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    cherryboy
    momoyamanaoki
    16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ちょっと時間あったから3つだけ作った

    unko_chinchin
    shoheikingdom

    mikasatosex
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    pantie_ero_sex
    unko

    http://www.ssnote.net/archives/90992
    アカウントの譲渡について
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654

    36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
    理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな

    22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
    以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。

    46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね

    52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
    一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑

    89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
    noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ

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