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サシャ「エピソードⅦ」 コニー「フォースの覚醒」 ⑤ 進撃×スター・ウォーズ

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  1. 1 : : 2016/02/26(金) 18:15:43
    進撃×スター・ウォーズ、エピソードⅦ、フォースの覚醒の第5話です。

    いよいよフォースの覚醒も終盤に入りました。
    よろしくお願い致します<m(__)m>
  2. 2 : : 2016/02/26(金) 18:20:17
    期待してます
  3. 3 : : 2016/02/26(金) 18:23:00
    >>2
    早速のコメント、ありがとうございます(*´ω`*)
    頑張ります!
  4. 4 : : 2016/02/26(金) 18:30:36
    出遅れたああああああ!
    期待っ!
  5. 5 : : 2016/02/26(金) 18:41:33
    >>4
    いつもコメントを頂き、ありがとうございます!
  6. 6 : : 2016/02/26(金) 18:44:48










    イリーニウム星系、惑星ディカー。




    http://vignette1.wikia.nocookie.net/starwars/images/c/ce/DQar.png/revision/latest?cb=20151221043420










    巨大な隕石の輪に囲まれたこの緑の惑星には、かつて新共和国が反乱同盟軍だった時代、密かに築かれた小規模な基地があり、レジスタンスはその跡地を改造して再び秘密基地としての運用を始めていた。










    戦闘機が次々と秘密基地へと着陸し、輸送船、ミレニアム・ファルコンも地上へと降り立つ。
    ミレニアム・ファルコンのタラップが降りると、BB-8が一目散に外に飛び出し、元の主人の元へと走って行った。









    「!! BB-8!!」



    元の主人であるキュクロは、パートナーとの思わぬ再会に大喜びだった。







    「済まなカッタ! 迎えニ行ケなくテ!」



    詫びるように言うキュクロに対し、BB-8は興奮気味に電子音を立てた。








    「!! 何だっテ!? アイツがいるノカ!?」



    同じように興奮気味になるキュクロ。
    それからキュクロはすぐに走り出し、BB-8が教えてくれた人物の元へと走り出した。










  7. 7 : : 2016/02/26(金) 18:59:52











    「コニー!!」

    「!! きゅ、キュクロか!?」






    もう死んでしまったと思っていた相棒に突然声をかけられて、コニーは一瞬面食らった顔をした。
    が、次の瞬間には喜びを爆発させたような顔に変わって、お互いガシッと抱きしめあった。










    「無事だったんだなッ!? いったいどうやって!?」

    「起きタラ周りに誰モイナカッタ! 俺モお前ガ死んダと思ってイタ!」

    「死ぬわけねえだろ! なんたって俺は天才だからな!」







    親しげに言葉を交わし合う二人。
    ややあってコニーは少しまじめな表情になって、着ているジャケットに手をかけた。









    「このジャケット、お前のだろ。返すよ。」



    抜け殻になったTIEファイターに残されていたキュクロのジャケット。
    もう死んだと勘違いしていたコニーは、彼の自由の翼をずっと背負っていたつもりだった。









    「いや、お前ガ着テクレ!」



    すると、ジャケットを脱ごうとするコニーをキュクロは押しとどめた。
    戸惑うコニーに対し、キュクロは笑みを湛えた表情でコニーにこう言った。








    「良く似合っテルじゃナイカ! 俺からノプレゼントダ! ゼヒ受け取ッテクレ!」

    「!! へへ、悪いな、相棒!」

    「オウ!」







    二人の自由の戦士たちは、改めて熱い握手を交わした。









  8. 8 : : 2016/02/26(金) 19:34:34








    それから二人は、秘密基地の司令部へと真っ直ぐ向かった。



    司令室ではミカサ・アッカーマン将軍やギアル・アクバー提督、ベルトルト・フーバー大佐などのレジスタンスの首脳部が、スターキラー基地についての話し合いを進めていた。










    「ミカサ将軍、コニーかラお話ガアリまス!」

    「丁度良かった。私もあなたに話があった、コニー。」







    ミカサは優しげな笑顔でキュクロに微笑むと、コニーに顔を向けた。










    「あなたは、元ストーム・トルーパーだと聞いた。よく決断してくれたと思う。」

    「あの、サシャが・・・・・・サシャがあいつらに攫われてしまったんです!」

    「分かっている。とても残念だと思う。私も出来る限り協力する。ので、あなたの知っていることをまず教えてほしい。」









  9. 9 : : 2016/02/26(金) 19:39:01
    コニーがバカじゃない・・だと・・!?
    頑張ってください!


    鬱陶しいですかね(´・ω・`)
  10. 10 : : 2016/02/26(金) 19:56:53
    >>9
    いつもご期待ありがとうございます!
    いえいえ、そんなことないですよ(*´ω`)
  11. 11 : : 2016/02/26(金) 19:57:09










    さて、ミカサはレジスタンスの首脳部やジャン、コニーを司令部へと招集した。










    「キュクロ、例の星図を。」

    「ハイッ!」






    ミカサの命を受け、キュクロはBB-8から古いデータ保管装置を取り出し、部屋の中央にある巨大なホログラム装置へと装置をセットした。
    ブゥンと音を立て、扇形の立体パズルのような星図が映し出される。


    すると、星図を眺めていたC-3POがミカサに呟いた。










    「ミカサ将軍。この星図は未完成で、エレン様がどこにいるのか、まるで見当がつきません。」

    「・・・・・・・・・・・・そう。」






    兄であるエレンが行方不明になってから、妹であるミカサはずっとエレンを探していた。
    星図の話を聞き、キュクロをジャクーに派遣して、漸く得たと思った手がかり。


    その手掛かりは、しかし、不完全なものであった。









    「エレン・・・・・・・・・・・・どうしてあなたはいつも、私の前からいなくなってしまうの?」



    ミカサは軽くため息をつき、両手をホログラム装置の端についた。









  12. 12 : : 2016/02/26(金) 20:05:25










    会議の途中、BB-8は司令室の端っこに、布を被せられたあるものを発見した。



    BB-8はゆっくりとそれに近づき、アームを取り出して布をゆっくりと取り払った。
    布の中からは、動かなくなってうんともすんともいわなくなった、青と銀のアストロメク・ドロイドが姿を現した。









    BB-8は呼びかけるように電子音を立てる。
    だが、そのアストロメク・ドロイドは、まるで永遠の眠りについてしまったかのように、沈黙したままであった。








    「無駄だよ、BB-8。」



    後ろから声をかけてきたのは、C-3POであった。









    「エレン様を失って、R2はずっと眠ったままなんだ。もう昔の彼には戻らないかもしれない。」



    いつになく寂しそうな声で呟くC-3PO。










    エレンの失踪は、人間たちばかりでなく、ドロイドにも深い傷跡を残していた。



    エレンが失踪してから、間もなくR2-D2は眠りにつき、それから一度も目覚めていない。
    残された相棒のC-3POは、それでも、彼が目を覚ますのをどこかで諦めきれず、R2の体をそのままにしていた。








  13. 13 : : 2016/02/26(金) 20:07:18
    パラパラ見てるとたまに更新されるからビクッてなるのは人間であるサガなのか・・

    スターウォーズ全然知らないけど面白いです!


    作品作成うまいですね(´・ω・`)駄作製作者の俺とは大違いです(´・ω・`)
  14. 14 : : 2016/02/26(金) 20:32:46
    ありがとうございますo(^▽^)o

    スターウォーズを知らない方にもたのしんでいただけるとは、嬉しくて小躍りしてしまいそうですw
  15. 15 : : 2016/02/27(土) 14:49:53










    「ミカサ・・・・・・。」

    「今は話しかけないで。」

    「おいおい、俺のどこがそんなに気に食わねえんだ?」

    「全部。」

    「はぁ!?」









    C-3POが眠っているR2を心配しているのをよそに、ジャンとミカサは口喧嘩を始めていた。









    「やれやれ、お姫様という人種は・・・・・・。」



    二人の様子を見たC-3POはため息をつくように呟いた。









    「そんなに俺を突き放すなよ。お前の力になるって言ってんじゃねえか。」

    「デス・スター以外であなたが役に立ったことがあった?」

    「お前なぁ!?」








    やいのやいのと言いあう二人。
    すると、ジャンが少しため息をつき、下と向いた。



    「お前・・・・・・・・・・・・俺の顔を見るたびにあいつのこと、思い出しているんだろ?」









  16. 16 : : 2016/02/27(土) 14:50:53








    再びミカサを見つめると、不機嫌な顔が、少し沈んだような表情へと変わった。












    「・・・・・・・・・・・・思い出してる。」

    「スノークにあいつは誘惑された。あいつは今や、ダース・ヴェイダーの虜だ。」

    「分かってる。ので、私はあの子をエレンに託した。それが、かえってあの子を失うことになった。そして、間もなくあなたも、失った。」

    「そうだったな。俺はあの時・・・・・・・・・・・・自分の世界へと逃げ込んだ。」









    ジャンの顔に、悲しみと後悔がないまぜになった表情が現れた。
    すると、悲しみの中に少し微笑んで、ミカサが呟いた。









    「あなただけじゃない。私も、そうだった。でも、今からでも遅くはない。」

    「おいおい・・・・・・・・・・・・エレンの奴でも無理だったんだぞ?」

    「エレンはジェダイ・マスター。でも、あなたはあの子の・・・・・・・・・・・・父親。違う?」

    「・・・・・・・・・・・・。」










    徐々に、ミカサの目に決意が宿り、言葉の端々に力が籠った。



    「あの子の心の中には、まだ、光がある。私には分かる。ので、取り戻すの。あなたと・・・・・・私で。」










    すると、二人が話している様子を覗くかのように、ベルトルトが近づいてきた。









    「なんだ、ベルトルト?」

    「僕の放った斥候部隊が、敵の基地の詳細な在処を遂に突き止めたよ。」

    「「!!」」









    ベルトルトからの報告を聞いた二人は、いよいよ戦いの時が迫っていることを実感し、表情をこわばらせる。
    ややあって二人は、情報を解析すべく、ベルトルトの後をついて行った。












    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇










  17. 17 : : 2016/02/28(日) 08:23:31















    「・・・・・・・・・・・・うっ。」










    スターキラー基地の中にある、ぼんやりと暗い黒塗りの壁の独房の中、椅子に両手両足を拘束されたサシャは、漸く目を覚ました。



    ゆっくりと目を開けると、目の前に向かい合って椅子に座る一人の男。
    黒いマスクを被り、男は低い声で呟いた。










    「目が覚めたか・・・・・・。」

    「・・・・・・・・・・・・コニーは・・・・・・コニーは一体、どうなったんですか?」

    「この状況であの人殺しの泥棒の裏切り者のことが気になるのか? ふん・・・・・・・・・・・・知らないといえば安心するか?」









    吐き捨てるように呟くレンに対し、サシャは嫌悪感を顕わにした。









    「お前は客人だからな。気分はどうだ?」

    「そんなへんてこなマスクを見せられたら、誰だって気分が悪くなりますよ。」








    今度はサシャが吐き捨てるように呟く。
    すると、レンは両手をマスクに当てた。


    プシュウという音と共にマスクが外れ、カイロ・レンはすっと立ち上がった。










    父親に似て、栗色の髪を持つ面長な男。
    椅子の脇にあった台座にドシンと音を立て、カイロ・レンはその黒いマスクを置いた。









  18. 18 : : 2016/02/28(日) 08:26:28









    それからレンは、サシャの目の前に右手をかざした。









    ゴゴゴゴという、低く唸る音と共に、レンはサシャの心の中をこじ開け始めた。
    丁度、強固な意志を持つキュクロの心の扉を無理やりこじ開けた時のように。









    「う・・・・・・うぐッ!」



    サシャの体が震えだし、全身から冷や汗が吹き出し始める。












    「砂漠の風景が見えるぞ。ゴミを漁って生きているのか。夜眠るのが怖いらしいな。闇の中で孤独にうずくまるのが恐ろしい。」

    「う・・・・・・うぅ・・・・・・・・・・・・。」









    心の中を見透かされ、恐怖に直面させられ、瞳から頬へと涙が流れていく。
    そんなサシャに対し、レンは容赦なく心の中へと土足で踏み込んでいく。














    「海を想像したな? ほう・・・・・・ジャンを父親のように慕い始めている。失望するぞ?」



    そして、レンは一層強力な暗示をかけ、サシャの心に入り込んできた。














    「あの地図を見たな? 地図は未完成だっただろう? 残りは俺たちが持っている。帝国の遺産だ。さて、お前の記憶の中の地図を見せてもらおうか?」








  19. 19 : : 2016/02/28(日) 08:27:47









    地鳴りのような音を立てて、サシャの心を踏みにじるようにこじ開けるレン。


















    「・・・・・・・・・・・・!?」



    が、サシャが睨みつけるように目を見開くと、それまで冷静であったレンの表情に焦りが滲み始めた。











    __________どうなっている!?



    急に心が・・・・・・・・・・・・読めなくなったぞ!?











    突如としてサシャは、レンのダークサイドの力に抵抗し始めた。
    猶も強力な暗示をかけ続け、心をこじ開けようと試みる。









    「・・・・・・あなた、こそ、恐れている!」

    「!?」






    サシャの心に入り込もうとしたレンは、却ってサシャが心の中に入り込むのを許してしまった。










    「ぐッ!? うぐッ・・・・・・。」



    心の中からサシャを追い出そうとするも、強い力にレンは押されていく。











    __________バカな!?



    この女・・・・・・・・・・・・何て強いフォースを・・・・・・・・・・・・













    「恐れてなど、いないッ!!」

    「いいえ、あなたは・・・・・・恐れています! ダース・ヴェイダーのように、強くなれないとッ!!」

    「!!」









    __________レンのダークサイドに染まったフォースは、突如として能力に覚醒したサシャのフォースによって、打ち砕かれた。









    第5話


    覚醒









  20. 20 : : 2016/02/28(日) 08:29:04
    期待です!
  21. 21 : : 2016/02/28(日) 08:34:21
    お名前変わったんですね。
    いつもコメントありがとうございますo(^▽^)o
  22. 22 : : 2016/02/28(日) 16:43:09













    『小娘相手に何をやっておるのだ!?』



    レンとの通信に出た最高指導者スノークは、珍しく声を荒げた。











    「あれはただの女ではありません! 強大なフォースが味方しています!」



    巨大なスノークの幻影を見上げ、マスクを外したレンはスノークに訴え出た。
    対してスノークは、予想外の出来事に危機感を募らせていた。












    『エレン・イェーガーが帰還すれば、ジェダイ・オーダーは復活することとなろう。そうなればフォースのダークサイドのバランスが崩されることになりかねん。』

    「私が、必ずあの女の心をこじ開けてみせます!」










    レンにとってもこの事態は予想外であった。
    心を読み取ることが出来なければ、エレンに辿り着けないばかりか、レジスタンスに先を越されてしまう。










    「ドロイドの回収は必要ないと判断したのはレンです。」



    すると、タイミングを見計らったかのように、シャビィが通信室に入ってきた。








  23. 23 : : 2016/02/28(日) 16:43:56









    「シャビィ・・・・・・貴様。」

    「最高指導者、わが軍の偵察部隊が敵斥候部隊を発見。密かに追跡した結果、惑星ディカーにレジスタンスの秘密基地を発見しました。」








    絶好のタイミングでレンの追い落としにかかるシャビィ。
    二人の様子を見たスノークは、シャビィに対し、静かに命令を下した。









    『シャビィ・イノセンシオ将軍・・・・・・・・・・・・エレンが帰還する前に、何としてもレジスタンスを全滅させるのだ。』

    「はっ。」








    最高指導者に恭しく頭を下げ、レンに一瞥をくれてから、シャビィは通信室を退室した。












    「最高指導者・・・・・・・・・・・・。」



    シャビィが出ていった後、レンは膝を折り、スノークに対して教えを乞うた。










    「どうか、私をその強大なダークサイドの力でお導きください。」



    すると、最高指導者は考え込むようなそぶりを見せ、ややあって呟くように答えた。

















    『その小娘が、お前の言うとうりのものであるならば、私の元へと連れてくるのだ。』












    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇










  24. 24 : : 2016/02/29(月) 23:30:24










    レンが出ていった後、独房にはサシャと見張りのストーム・トルーパーが残された。











    __________私に一体、何が起こったんでしょうか?










    さっきの出来事を思い出し、サシャは一人、戸惑いを覚えていた。
    突然に目覚めたフォースの力。



    あの時私は、周りに満ちる光を、感じ取っていた。
    だから、迫ってくる闇にも負けず、むしろ打ち負かすことが出来た。



    いや、今だって・・・・・・・・・・・・








    両手両足は、手枷足枷によって椅子に縛り付けられている。
    サシャは、まるで呪文を唱えるように、呟いた。










    「・・・・・・・・・・・・私の枷を外し、この部屋の扉を開けて出ていって下さい。」










  25. 25 : : 2016/02/29(月) 23:40:57







    「・・・・・・・・・・・・何だって?」



    言葉をよく聞き取れなかったストーム・トルーパーがサシャの目の前まで歩いてくる。
    臆することなくサシャは、もう一度、言葉をつぶやいた。









    「私の枷を外し、この部屋の扉を開けて出ていって下さい。」

    「ふん、もっときつく締めあげてやろう。この生意気な小娘め。」








    嘲るようにサシャを罵るストーム・トルーパー。
    サシャは、しかし、今度はもっと力を込めて言葉を発した。








    「私の枷を外し、この部屋の扉を開けて出ていって下さい!」








    途端に、ストーム・トルーパーが直立不動の姿勢を取り、命令を復唱するように呟いた。



    「お前の枷を外し、この部屋の扉を開けて出ていく。」









    まるで暗示にかかってしまったかのように、ストーム・トルーパーは椅子のスイッチを押し、サシャを拘束していた枷がカチャりと音を立てて外れた。
    それからストーム・トルーパーはコンソールを操作し、サシャの命令どうりに扉を開けた。











    「ブラスターも捨てていって下さい!」

    「ブラスターも捨てていく。」







    手に持っていったブラスターを床へと投げ出し、ストーム・トルーパーはサシャに操られるままに、独房から出ていってしまった。









  26. 26 : : 2016/02/29(月) 23:49:39










    __________出来た!





    サシャはフォースによるマインド・トリックを駆使し、ストーム・トルーパーを従わせることに成功した。
    かつて高名なジェダイ・マスターであったアルミン・アルレルトが最も得意としたこの術を、誰に習うでもなく、サシャはやってのけたのだ。














    ややあって、スノークの命を受けたレンがマスクをつけ、独房へと戻ってきた。
    が、独房は既にもぬけの殻となっており、残されていたのは、手枷足枷の外れた椅子のみであった。









    「・・・・・・・・・・・・しまった。しまった、しまったッ! 衛兵ッ!!」








    怒鳴り散らしながら、レンは赤い炎のような光刃を起動、椅子を滅多切りにし、怒りに突き動かされるままに独房の壁を斬りまくった。








    バチィ!


    バチィッ!!
    バチバチバチィッ!!





    斬撃の激しい音が廊下にまで響き渡り、独房の部屋の中から火花が飛んでくる。










    丁度廊下を通りかかったストーム・トルーパー二人がこの様を目撃し、巻き込まれてはかなわないと踵を返して元来た道を戻り始めた。










    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇










  27. 27 : : 2016/03/02(水) 18:44:59










    スターキラー基地の司令室に入ったシャビィ将軍は、次なる破壊目標として、惑星ディカーに狙いを定めた。









    「よし、チャージを開始しろ。」

    「了解。スターキラー基地、チャージ開始。」








    スターキラー基地の動力は、太陽エネルギーであった。
    チャージを開始した途端、太陽のフレアが一方的にスターキラー基地に引き寄せられ始める。



    フルチャージ完了まで、残り30分。











    一方そのころ、惑星ディカーの秘密基地では、いよいよファースト・オーダーとの対決に臨んで、作戦会議が開かれていた。












    「さて、ホログラム装置を見てほしい。」



    ホログラム装置のスイッチをベルトルトが押すと、球体のホログラムが浮き上がった。











    「これが、以前僕らが破壊したデス・スター。そして、これが今回僕らが破壊することになるスターキラー基地だ。」



    ベルトルトがもう一度スイッチを押すと、今度はデス・スターの何倍も大きい超兵器―――――――スターキラー基地のホログラムが映し出された。










    http://vignette4.wikia.nocookie.net/spacebattles/images/0/0c/Starkiller.png/revision/latest?cb=20151223163114









  28. 28 : : 2016/03/02(水) 18:49:13










    そのあまりの大きさに、司令室全体がざわつく。
    そんな中、モニターをチェックしていた士官がさらなる凶報をもたらした。










    「報告です。スターキラー基地、活動を始めました! およそ30分でチャージが完了するものと見られます!」









    スターキラー基地は、太陽が死滅するまでエネルギーを吸い上げ、そのエネルギーを元に惑星を破壊するレーザーを発射する。
    つまり、一回の発射で、一個の太陽を確実に死滅させる―――――――スターキラーの名前はそこからつけられていた。



    もう一刻の猶予もない。
    すると、かつてファースト・オーダーに所属していたコニーが提案した。










    「巨大な砲台の北に、六角形の形をした、巨大なサーマル・オシレーターがあります! そこを破壊すれば、スターキラー基地はエネルギーを制御できず、惑星ごと崩壊します!」











    「よし、キュクロ隊長。」

    「ハイ、ベルトルト大佐! 俺タチがオシレーターに攻撃ヲ仕掛ケテ破壊しマス!」







    共和国艦隊がない中で、オシレーターに攻撃を加えることは困難な任務であった。
    にも拘らず、キュクロは臆することなく、攻撃を志願した。



    だが、攻撃のためにはもう一つの困難を克服しなければならなかった。









  29. 29 : : 2016/03/02(水) 18:50:16











    「じゃが、惑星シールドを停止させなければ、惑星に攻撃を加えることは出来んぞ?」



    本来共和国艦隊の指揮を執るはずであったアクバー提督は、この作戦の欠陥を指摘した。
    すると・・・・・・・・・・・・








    「シールドについては、俺が何とかしてやるよ。」



    ジャンが破壊工作に名乗りを上げた。
    驚いたミカサが思わずジャンに尋ねる。








    「ジャン、いったいどうやって!?」

    「言えば反対するだろ? 任せとけよ。それより、このスターキラー基地の構造に詳しい奴はいねえのか?」









    ジャンが呼びかけるように言うと、コニーはすぐに反応した。










    「俺が詳しく知ってます! それに、俺はサシャを救わなくちゃならないんです! 一緒に行かせてください、ジャンさん!」

    「はっ、勇敢な奴だな・・・・・・・・・・・・死に急ぎは嫌いじゃねぇぞ。」









    コニーの反応に、ジャンはニッコリと笑って答えた。









    __________ジャンの率いる工作部隊がスターキラー基地のシールドを停止させ、キュクロ率いる戦闘機の部隊がオシレーターを破壊する。



    無謀ともいえるような作戦が、いよいよ始まろとしていた。










    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇










  30. 30 : : 2016/03/03(木) 00:49:15








    秘密基地の中から、レジスタンスの精鋭たちが外へと走り出していく。










    かつてマルコと共にミレニアム・ファルコンに乗り込み、第二デス・スターを破壊したニエン・ナン。
    エレンやベルトルトといったかつてのエースパイロットに憧れを抱く新人女性パイロット、ジェシカ。



    人間たちとエイリアンたちが一緒になって、基地を勢いよく出ていく、
    出自も思想も全く違う者たちが、同じ自由の翼を背負ってファースト・オーダーに立ち向かうべくそれぞれの持ち場へと向かっていく。











    そんな中にあって、コニーとキュクロは、固い握手を交わしていた。








    「シッカリやっテくれヨ! 相棒!」

    「おう、任せとけよ! なんたって俺は天才だからな!」

    「頼モシイナ! ヨシ、シールドを君が破壊シタラ後ハ任せてオケッ!」

    「ああ、頼んだぜッ!!」








    キュクロとの熱い握手を済ませ、コニーは出撃の準備をしているジャンの元へとやってきた。








  31. 31 : : 2016/03/03(木) 00:49:54









    「おい、その丸い奴の扱いには気を付けろよ、天才くん。そいつはサーマル・デトネーターだ。」



    ジャンは今回の作戦を遂行するにあたり、たんまりとサーマル・デトネーターを準備していた。
    用意周到さに感心しつつ、コニーはチューバッカと一緒にミレニアム・ファルコンの中へと入っていく。








    「ジャン・・・・・・。」



    外で準備をしているジャンに、ミカサが近づいてきた。
    ジャンは作業している手を止め、ミカサのほうへと振り向いた。








    「なんだ、今更俺が恋しくなったのか?」

    「えぇ、たとえ喧嘩をしていても、あなたの後姿を見送るのは辛かった。」








    笑顔の中に、僅かな悲しみを滲ませて、ミカサは佇んでジャンを見つめていた。







    「だろうな。それが俺の目的だ。」

    「あなたはいつもそう。」

    「けど、いいことだってあった。俺たちの関係、そんなに悪いもんじゃなかっただろ?」

    「そこそこね。」

    「・・・・・・・・・・・・変わらないな、俺たちは。」

    「思い通りにならなくて、私はいつもあなたに腹を立ててばかりだ。」








  32. 32 : : 2016/03/03(木) 00:50:55









    そっと、ミカサはジャンに近寄ってきた。







    もっと近くでジャンを感じていたい・・・・・・。
    いつの間にかミカサは、ジャンの胸に顔をうずめていた。



    ミカサの頬を、熱いものが流れていく。










    「ジャン・・・・・・・・・・・・もし、もしあの子と会ったなら。きっと、連れて帰って来て。」



    呟くように言うミカサを、ジャンはしっかりと抱きしめた。









    腕の中で震えるミカサを抱きしめたのは、いつ以来だっただろう・・・・・・・・・・・・。
    俺は本当に、罪深い男だな。








    心の中で、ジャンはそう、呟いた。










    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇










  33. 33 : : 2016/03/04(金) 02:29:19









    囚われていたはずのサシャが失踪し、スターキラー基地の内部では混乱が起こっていた。
    ストーム・トルーパーを中心に捜索部隊が組まれたのであるが、一向にサシャの行方はつかめなかった。







    「閣下、例の女の行方がつかめません。」



    ストーム・トルーパーの一人がカイロ・レンに報告する。
    レンは内心焦り、危機感を募らせていた。









    「倉庫を探すのだ。戦闘機を奪って脱出する可能性がある。あの女・・・・・・自らの力を試し始めた。早く手をうたなくては大変なことになる。」









    猶も捜索を続けるストーム・トルーパーたち。
    その死角を縫って、サシャは基地内をこっそりと移動していた。







    __________サシャには分かっていた。



    敵が近づいてくると、何かが警告を発してサシャに教えてくれた。
    その声に従っていれば、兵士たちと鉢合わせすることを咲けることが出来た。








    目覚めたばかりの力を、サシャは持て余していた。












    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇










  34. 34 : : 2016/03/04(金) 02:30:34











    惑星ディカーを飛び立ったミレニアム・ファルコンは、ハイパースペースの中に突入していた。
    船の中にはジャンとコニー、チューバッカの三人が、スターキラー基地への到着を今か今かと待ち構えている。








    「そろそろ教えてくださいよ、ジャンさん。」

    「なんだ?」






    ジャンには惑星シールドが張られたスターキラー基地に侵入する秘策があった。
    周囲に反対されるからと、ジャンは最後までその秘策を誰にも明かさずに秘密基地を出発したのであるが、流石に気になったのか、しきりにコニーが尋ねてきた。







    「気になるか?」

    「はい! そりゃもう!」

    「いいか・・・・・・惑星シールドの周波数の隙間を突くんだ。」

    「え!?」

    「つまりだ・・・・・・・・・・・・惑星を覆うほどのでかいシールドは、光速で突っ込めばその隙間を潜り抜けられるってことだよ。」

    「ジャンさん、それってもしかして!?」

    「そうだ! 光速のまま惑星に突っ込むぞッ!!」








    叫び声を上げたジャンがコクピットのレバーを引いた。








    ドゴオォオォォンッ!!


    ミレニアム・ファルコンがハイパースペースを抜け出すと、目の前に突然スターキラー基地の雪山が迫ってくる。







    「うわあぁあぁぁッ!!」

    「しっかり掴まってろよッ!!」





    雪山にぶつかりそうになり、悲鳴を上げるコニーをよそに、ジャンは機体を持ち上げ、何とか衝突を回避した。
    が・・・・・・・・・・・・







    「くそ、森に突っ込むぞッ!!」



    スピードの落ちないミレニアム・ファルコンはそのまま森林に突撃。
    木々をなぎ倒しながらまっすぐ進んでいく。









  35. 35 : : 2016/03/04(金) 02:32:42










    ドゴオォオンッ!!



    そのままミレニアム・ファルコンは森を抜け、雪原の上へと胴体着陸を敢行。
    凄まじい衝撃が機体に走り、コクピットが大きく揺れる。









    「ジャンさん! 目の前に崖がッ!!」

    「くそ、止まれええぇえぇぇッ!!」







    ミレニアム・ファルコンは雪をかき分けながら雪原を滑っていき―――――――・・・・・・・・・・・・














    崖から落ちる直前で何とか停止した。












    「なっ? 上手くいっただろ?」

    「自殺行為じゃないすか!? めっちゃ怖かったすよ!?」







    涙目になるコニーに対し、イタズラな微笑みをジャンは浮かべた。














    「!! ジャン・キルシュタインか・・・・・・・・・・・・。」



    一方、スターキラー基地の施設の中でサシャを探していたレンは、フォースを通じて父親の侵入を感じ取っていた。
    レンはすぐさま、基地内の警備を強化し、襲撃に備えるよう命令した。










  36. 36 : : 2016/03/04(金) 02:46:01









    さて、ジャンとコニーとチューバッカは船を降り、雪原を移動し始めた。








    「あれを見ろ、コニー。」

    「!! 太陽が・・・・・・・・・・・・。」

    「ああ、太陽が消えないうちに早くことを済ませねえと俺たちの負けだ。」








    地上からでも、光り輝く太陽がエネルギーを惑星に吸い出されている様子が見て取れた。
    やがて、施設の入り口を見下ろせる丘の上に到着した三人は、侵入経路を話し合い始めた。








    「でだ、コニー。お前、この施設内で何をやってたんだ?」

    「掃除ががりっす。」

    「はぁッ!?」






    ジャンが思わず声を上げてコニーに突っかかった。







    「それでお前よく潜入したいだなんて言い出せたな!?」

    「俺はサシャを助けたかったんです!」

    「お前なぁ、遠足に行くのとは訳が違うんだぞ!?」









  37. 37 : : 2016/03/04(金) 02:46:49








    呆れたように言うジャンに対し、コニーが閃いたように提案してきた。








    「フォースを使うのはどうすか!?」

    「てめえなぁ!? 簡単に言うんじぇねえぞこのハゲ!?」

    「ひどい! これは坊主頭っすよ!」

    「どっちも同じだハゲ!!」








    やいのやいのと言いあう二人。
    すると、チューバッカが呻き声を上げた。








    「あ? 寒いのは誰だって同じなんだよこの毛玉野郎!」



    不機嫌になってチューバッカに当り散らすジャン。
    と、再びコニーが閃いたように話し始めた。







    「今度こそ名案ですよ、ジャンさん。」

    「お前、本当だろうな?」








    ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇










  38. 38 : : 2016/03/04(金) 20:05:50










    基地の中は厳戒態勢に入っていた。




    サシャが脱走しただけでなく、ジャンが侵入してきた可能性がある。
    惑星シールドがあるのにいったいどうやってと異を唱える部下もいたが、とにかく二人を探し出そうと、基地内の兵士たちは躍起になっていた。










    そんな中、銀色の装甲服に黒いマントを羽織ったキャプテン・ファズマは、基地の中を見回っていた。









    ファズマは内心呆れていた。
    捕虜の脱走を許したばかりか、侵入まで簡単に許すとは―――――――「げふっ!!」









    突然、ファズマは巨大なウーキーに襲われた。
    銃を構えようとすると、正面から銃を突き付けられた。








    「動くんじゃねえぞこの野郎ッ!!」

    「おいおい、はしゃぎすぎだ、コニー。」







    前から不満のあった元上司を生け捕りにして有頂天のコニー。
    ジャンはほとほと呆れながらも、首尾よくファズマを生け捕りに出来たことに内心ほっとしていた。








    「私を捕えて、どうするつもりだ?」

    「決まってんだろバケツ頭。この惑星シールドを解除するんだよ!」







    コニーはファズマに銃を突きつけたまま、この基地のコントロールルームへと彼女を連行していった。








  39. 39 : : 2016/03/04(金) 20:06:47









    コントロールルームへと連行されたファズマは、早速コンソールを操作し始め、シールドを解除しにかかった。
    コンソールを操作しながら、ファズマは皮肉を口にした。








    「お前たちはどこまで愚かなんだ。」

    「黙ってシールドを解除しろ!」







    コニーからせっつかれ、いやいやコンソールを操作するファズマ。
    そして・・・・・・・・・・・・








    「シールドを解除したぞ。」



    吐き捨てるように言うと、ファズマは振り返ってジャンたちを罵った。









    「ふん、すぐに異変を察知した私の部下が踏み込んでくるぞ!」








    さて、ジャンはファズマの負け惜しみを余裕で聞き流すと、コニーに尋ねた。








    「なあ天才くん・・・・・・・・・・・・ここじゃ掃除ががりだったんだってな?」

    「え、まぁ。」

    「ダストシュートはあるか?」







    にやりと笑うジャンに対して、コニーもまた皮肉な笑みを浮かべた。



    「勿論ですよ。」














    「おわあぁあぁあぁぁぁッ!!」



    暫くして、ファズマはチューバッカによって、ダストシュートの中へと投げ捨てられた。












    ◇◇◇◇◇










  40. 40 : : 2016/03/05(土) 03:39:17











    惑星ディカーにあるレジスタンスの秘密基地では、スターキラー基地の様子をずっとモニタリングしていた。









    ピピピピピッ!!


    計器に反応があり、モニターを見たベルトルトが声を上げた。









    「!! スターキラー基地の惑星シールド、消失ッ!!」

    「創造主に感謝ですッ!!」







    C-3POが喜びの声を上げる中、この作戦の指揮をとる古参の指揮官であるベルトルトは、ハイパースペースに突入しているキュクロへと通信を入れた。













    『スターキラー基地のシールドが消失した! ブラック中隊、直ちにスターキラー基地のオシレーターに攻撃を加えるんだッ!!』

    「了解シタッ! 行くゾ!!」











    次の瞬間、ブラック中隊のXウィング―――――――30機がハイパースペースを抜け出し、スターキラー基地の前へと出現した。











    「Sフォイル戦闘ポジションッ!」



    キュクロの合図でXウィングが全機、そのX状の翼を広げた。
    キュクロの機体に補佐として乗っているBB-8も勇んだように電子音を立てる。











    同刻。



    スターキラー基地において、突如出現したXウィングの機影を、レーダーがキャッチした。









    「一体どうなっている!? 惑星シールドはどうなっているんだ!?」



    惑星シールドに守られ、侵入出来ない筈の基地の中に、Xウィングが突入してくるのを見て、シャビィ将軍は怒号を上げた。










    「ぐっ、直ちにTIEファイターを発進させろッ! 一機たりとも逃すなッ!!」








  41. 41 : : 2016/03/05(土) 04:02:25









    スターキラー基地へと接近し、オシレーター目がけて真っ直ぐ進んでいくXウィングの中隊。









    「!! 敵機来襲! 気を付けロッ!!」





    「了解ッ!!」
    <了解ッ!!>




    キュクロの警告に、ジェジカやニエン・ナンをはじめとする腕利きのパイロットたちが答える。
    XウィングとTIEファイターがすれ違いざま、夥しいレーザーを撃ち合い、激しい空中戦の火ぶたが切って落とされた。








    ◇◇◇◇◇









    さて、惑星シールドを解除し終えたジャンたちは、もう一つの目的―――――――サシャを探していた。








    「大丈夫だ、俺はサシャを置いてはいかねえよ。」



    そう言ってジャンはサシャを探すものの、中々サシャを探し出せずにいた。









    「いねえな・・・・・・。」

    「くそ、サシャの奴、無事なんだろうな・・・・・・。」






    少しずつ不安の募るコニーは思わず愚痴った。
    半ばサシャを助け出すためにここまで来たようなものだ。


    不安に耐えず、コニーはジャンに話しかけた。








    「ジャンさんはどう思います? サシャは・・・・・・無事だと思います!?」







    ジャンは、しかし、コニーの質問には答えず、ただ首をあさっての方向へクイッと向けるだけであった。









    「何すかその首の動き? 俺真面目に話してるのに。」

    「はぁ、そうじゃねえよ。あれを見ろ。」






    ジャンは今度は、ブラスターで指さした。
    その方角を見てみると、窓の外に、巨大な排気口の壁を昇るサシャがいた。







    「!! サシャッ!?」

    「ったく、あいつも無茶しやがって・・・・・・・・・・・・ここには死に急ぎしかいねえのかよ。」








  42. 42 : : 2016/03/05(土) 04:14:56









    サシャは排気口の壁を登り切ると、通路に入っていった。






    銃を構え、
    慎重に、
    見つからないように・・・・・・・・・・・・





    「!!」


    廊下の角を曲がった次の瞬間、サシャはばったり鉢合わせした。






    「!? もしかして、コニー!? ジャンさんにチューバッカまで!?」

    「良かった! 無事だったんだな!?」







    サシャとコニーは、スターキラー基地の中で遂に再会した。
    嬉しそうな声を上げるコニー。


    すると・・・・・・・・・・・・






    「コニーッ!!」

    「わわッ!?」





    サシャは喜びを爆発させて思い切りコニーに抱き付いた。
    顔を真っ赤にさせるコニーに対し、サシャはお構いなしに今度は手を掴んだ。







    「やっぱり来てくれたんですねッ!?」

    「と、当然だろ!? なんたって俺は天才だからな! ところで、お前どうやってここまで逃げてきたんだよ!?」

    「それが、分からないんです!」

    「はぁ!?」

    「たぶん言っても信じてくれないと思います!」

    「んなことねえから! 教えてくれよ!?」







    二人の様子を見るジャンは、やれやれといった感じでため息をついた。








    (若いもんだな。)



    ジャンは同じく肩を落としていたチューバッカと顔を見合わせると、ふんっと鼻で笑い、皮肉な笑みを浮かべた。








    ◇◇◇◇◇









  43. 43 : : 2016/03/05(土) 05:02:55










    Xウィング―――――ブラック中隊は苦戦を強いられていた。









    「クソ、オシレーターが堅スギルッ!!」






    次から次へと六角形の形をした、巨大なオシレーターにプロトン魚雷を撃ちこんでいくXウィング。
    だが、そのあまりの堅さゆえに有効打にならず、しかも・・・・・・・・・・・・








    「うわあぁあぁぁッ!!」



    次から次へと押し寄せるTIEファイターの大軍に、Xウィングは徐々にその数を減らしていっていた。










    丁度その時、ことを終えたジャンたちは施設を脱出し、雪原へと出ていた。
    上空で繰り広げられる空中戦を眺めるジャンにサシャ、コニーにチューバッカ。








    ドゴオォオンッ!!


    墜落するXウィングを見たジャンは、ボソッと呟いた。









    「ちっ、このまま何もしないで帰るわけにもいかねえな。こっちには爆薬がたんまりとある。」



    太陽の光が翳り、あたりが暗くなっていく中、ジャンはオシレーターに潜入して突破口を開くことを決断した。









    ◇◇◇◇◇










  44. 44 : : 2016/03/05(土) 16:43:45









    『将軍、絶望的な状況です。』



    レジスタンスの司令室の中で、モニターを見たC-3POが呟いた。






    既に半数のXウィングが撃墜され、残ったXウィングにもオシレーターを破壊できるだけの十分な火力が備わっていないのは明白。
    共和国艦隊がない今、スターキラー基地を破壊できるだけの火力は存在しなかった。


    それでも・・・・・・・・・・・・







    「彼らがまだ戦っている。ので、私たちだけが逃げるわけにはいかない。」

    「・・・・・・・・・・・・最後まで戦おう。」







    ミカサが不退転の決意を固め、ベルトルトもそれに同調する。








    (ジャン・・・・・・あなたは今、どうしているの?)



    一方で、ミカサは心の中に、一つの不安を抱えていた。









    __________サシャを助け出すことは出来たのだろうか?








    結局、一生をかけて愛した一人の男を、ミカサはずっと気にかけていた。











    ◇◇◇◇◇










  45. 45 : : 2016/03/05(土) 16:44:18










    ジャンとチューバッカ、コニーとサシャは二手に分かれた。






    ジャンとチューバッカはオシレーターの入り口へ。
    コニーとサシャはオシレーターの外部電源設備へとそれぞれ移動する。










    「サシャ、今度こそ大丈夫だよな!?」

    「任せてくださいッ!!」






    外部電源設備へと入ったサシャは、早速オシレーターの入口を開け閉めできるヒューズを見つけ出した。









    __________今度こそ、失敗しません!



    サシャは慎重に、ヒューズをつなぎ替えていく。








    バチィ!


    繋ぎ替えたヒューズに電流が走る。








    ゴオオオオ・・・・・・・・・・・・


    そして、ジャンとチューバッカの目の前の扉が音を立てて開いた。











    「あいつら・・・・・・頼りになるな。」



    かつて扉を開けようとして、逆に閉めてしまった経験を持つジャンは、このことを思いだして苦笑いを浮かべながらオシレーターの中へと潜入した。








  46. 46 : : 2016/03/05(土) 19:24:48










    六角形の形をしたオシレーターの内部は巨大な空洞になっており、底が見えないほどの巨大な排気口になっていた。
    その空洞の上には一本の足場がかかっており、はるか下の排気口を覗き込めるようになっている。




    ジャンとチューバッカは五角形の一辺、奈落の底を臨むことが出来る足場へと到着した。
    オシレーター内部の壁には、広い足場が、まるでパイのように幾層も広がっていた。











    「よし、チューイ。爆弾を仕掛けるぞ。お前は上、俺は下に行く。これが起爆スイッチだ。」



    ジャンはチューバッカに起爆スイッチを渡すと、梯子を下りて下の階層へと移動していく。
    チューバッカはジャンが降りていった梯子を登り、上の階層へと移動していった。











    息を殺し、周りの様子を窺いながら、死角にサーマル・デトネーターを仕掛けていくジャンとチューバッカ。


















    そんな中、オシレーターの異常を察知した男が、ストーム・トルーパーの一隊を率いて来た。









    「必ず侵入者を探し出せ。」







    隊を率いてきたのは、カイロ・レン。
    フォースを通じて、レンは侵入者のオシレーターに潜入したことを掴んでいた。



    ストーム・トルーパーたちは各階層に散らばり、侵入者たちを捜索し始めた。









  47. 47 : : 2016/03/05(土) 19:25:11










    「お、おい、待てよサシャ!」

    「急ぎましょう! 太陽が翳ってきています! 私たちもオシレーターの中に潜入するんです!」







    さて、ヒューズをいじってオシレーターの入り口を開けたコニーとサシャもオシレーターに侵入しようとしていた。









    太陽はほとんどエネルギーをスターキラー基地に吸われて、昼間なのに夜のように暗くなっていた。
    恐らく、残された時間は少ない・・・・・・。








    「!! この梯子を登っていきましょう!」

    「マジかよ・・・・・・。」






    サシャがオシレーターの外部にかかる梯子を発見し、両手両足をかけて登っていく。
    愚痴りながらも、コニーはサシャの後を追って梯子を登っていった。








  48. 48 : : 2016/03/05(土) 19:25:53









    「いたか!?」

    「いえ、ここにはいません!!」






    ストーム・トルーパーたちがオシレーターの内部において、侵入者を探している。
    敵が近くにいるのを察し、チューバッカはその大きな巨体を何とか隠すように身を潜めていた。











    __________どうやら、ここにはいないようだ。



    さて、レンは自分のいる階層を一通り見回ると、排気口の上にかかった足場を歩き始めた。






















    「ファーランッ!!」



    突然、大声が聞こえ、オシレーターの内部に声が響き渡った。















    大声に気が付いたチューバッカやストーム・トルーパーが見下ろすと、そこには・・・・・・・・・・・・ジャン・キルシュタインがいた。









  49. 49 : : 2016/03/05(土) 19:26:50











    マスクを被ったカイロ・レンはゆっくりと振り返り、そこにジャン・キルシュタイン―――――――自らの父親がそこにいるのを認めた。










    「・・・・・・・・・・・・ずっとこの時を待っていた。ジャン・キルシュタイン。」







    突き放すように言うカイロ・レンに対し、ジャンは足場を渡ってゆっくりと近づいていく。
    すると、薄暗いオシレーターの中に、一筋の光が斜め上から差し込んできた。


    梯子を登り切ったサシャとコニーが、一番上の階層にある足場から、ジャンとレンの様子を息を呑んで覗き込んでいる。










    「そのマスクを取れ、ファーラン!」

    「取って何になる?」

    「・・・・・・・・・・・・息子の顔が良く見える。」









    ジャンは厳しい表情でレンに近づいていく。
    すると、ファーランは静かに、両手をマスクにあて、マスクを脱ぎ捨てて足元へと落とした。



    カイロ・レンの仮面が外れ、その中から、ファーラン・キルシュタインの素顔が顕わになった。








  50. 50 : : 2016/03/05(土) 19:27:46










    「お前の息子はもう死んだ。」



    猶も突き放すよう言うファーラン。
    その口調は、しかし、揺らめく蝋燭の灯に似て、感情の揺らぎを感じさせた。









    「息子は父親に似て弱くて、愚かだった。だから、自ら殺したんだ。」

    「スノークにそう信じ込まされたのか? いいか、ファーラン。スノークはお前の力を利用しているだけだ。用が済めば捨てられる・・・・・・分かってるだろ!?」









    厳しい口調でジャンははっきりと言い切った。
    だが、次の瞬間には、表情を幾分か緩めて、息子に歩み寄った。












    「今からでも遅くはない。お前の母さんも待っている・・・・・・・・・・・・帰るぞ。」








  51. 51 : : 2016/03/05(土) 19:29:05










    ぶっきらぼうだが、どこか温かみのある言葉。
    闇の中で光る、一本の蝋燭のように、どこかホッとする言葉・・・・・・・・・・・・










    「ずっと・・・・・・・・・・・・苦しかった。」



    それまで突き放すようにしか話せなかったファーランは、父の言葉に、感情を揺らし始めた。











    「この苦痛から逃れたいと、ずっと思ってきた。けど、何をすればいいのか分からないんだ・・・・・・。」



    声が震え、心の奥底に秘めてきた苦痛を訴えるファーラン。










    __________かつてダークサイドに落ちた彼の祖父(エレン・イェーガー)と同じく、ファーランもまた、闇の中でもがき苦しんでいた。











    「・・・・・・・・・・・・助けてくれる?」

    「俺が何とかしてやる。」








    ジャンはファーランの目の前に立ち、心の籠った言葉を息子に手向けた。








  52. 52 : : 2016/03/05(土) 19:30:37










    目に涙を浮かべるファーラン。
    ややあって、ファーランは自らのクロスガード・ライトセイバーを、ジャンに差し出すように取り出した。












    __________このクロスガード・ライトセイバーは、彼自身の不安定さの証であった。








    修業を終えていない彼は、満足なライトセイバーを組み上げることが出来なかった。


    光刃が十字のように吹き出す仕組みは、実は苦肉の策。
    安定した出力で光刃を放出できない故、エネルギーを逃がすために取り付けたもの。


    結果として彼の赤い光刃は出力が不安定で、揺らめく炎のように見えるのだった。












    差し出されたファーランのライトセイバーを、ジャンは手に取った。








  53. 53 : : 2016/03/05(土) 19:31:54

























    その時、外から降り注ぐ光が翳った。
    太陽の光は、すべて吸い尽くされて、星は死んだ。












    父親が手に取ったライトセイバーを、ファーランは手放そうとしなかった。
    そして・・・・・・・・・・・・













    バシュウウウッ!!


    燃えるような赤い光刃を突き出し、炎はジャンの胸をまっすぐに貫いた。









  54. 54 : : 2016/03/05(土) 19:32:33










    「・・・・・・・・・・・・ありがとう。」



    目を見開き、驚いたような顔をするジャンと決別するように、レンは一言、呟いた。












    「いやああぁあぁぁぁッ!!」



    全ては一瞬のうちに過ぎ去っていった。
    あまりにも突然の出来事だった。












    サシャが悲鳴を上げ、チューバッカが怒号と悲鳴がないまぜになった唸り声を上げる中、レンはジャンから赤い光刃を引き抜いた。
    震える手で、ジャンは今一度、ファーランの頬に手を添えた。


    ふっと、ジャンの体から、力が抜けた。















    __________ジャンの体は、そのまま、排気口の闇へと呑まれていった。










  55. 55 : : 2016/03/05(土) 20:12:05
    カイロ・レンの正体ファーランだったんか・・・今すごい驚いております。でもそれより


    いやジャァンッ‼︎嘘やんっ‼︎泣


    期待です‼︎
  56. 56 : : 2016/03/05(土) 23:03:39
    >>55
    期待ありがとうございます!

    遂にこのシーンにまで辿り着きました。
    フォースの覚醒を観ていて、最も驚いた展開がここでした。



    しかしながら、好きなメインキャラクターが退場してしまうのは、いつみても堪えます・・・・・・。
  57. 57 : : 2016/03/05(土) 23:04:33











    その瞬間、何かが音を立てて崩れてしまった気がした。










    遠く離れていても、私にはわかった。
    愛した男が、永遠に消え去ってしまったことが・・・・・・・・・・・・




    レジスタンスの秘密基地の中で、ミカサは力なく椅子に座り込んだ。
    ジャンの死を心で感じ取り、焦点の合わない目で、ミカサはうなだれた。














    叫び声を上げたチューバッカが、レンに向けてレーザーを撃った。






    「ぐあッ!?」


    レーザーはレンの左わき腹に直撃。
    その場に座り込むレン。








    と、ストーム・トルーパーたちがレンをかばうようにチューバッカやコニー、サシャに向かって発砲してきた。
    チューバッカがレーザーを避けて撤退していく中、サシャはあくまで足場に踏みとどまって戦おうとした。








  58. 58 : : 2016/03/05(土) 23:05:49







    「くそぉ、逃げるぞ! サシャッ!!」



    コニーはサシャの手を無理やり引っ張り、オシレーターの外へと一緒に出ようとする。









    「いや! いやあぁぁッ!!」

    「しっかりしろよッ!! 俺は・・・・・・・・・・・・お前まで失いたくないんだよッ!!」

    「・・・・・・・・・・・・コニー。」








    涙を流し、後ろ髪を引かれる思いで、サシャはオシレーターを後にした。
    さっき登ってきた梯子を下りていく二人。








    チューバッカは襲い来るストーム・トルーパーから逃れながら、ジャンから託されたサーマル・デトネーターのスイッチを押した。










    ドゴオォオンッ!!


    オシレーターから巨大な火の手が上がり、施設に巨大な亀裂が走った。













    「!! 見ロ! オシレーターカラ火の手ガ上がったゾ!?」



    爆炎が上がるのを、Xウィングに乗って戦っていたキュクロとBB-8が確認した。













    __________フルチャージ完了まで、およそ2分を切っていた。








  59. 59 : : 2016/03/05(土) 23:23:29











    火の手上がるオシレーターから逃れ、雪の降り積もった暗い森林の中を走って逃げるサシャとコニー。












    バシュウウウッ!!


    だが、逃げる彼らの前に、カイロ・レンは赤い光刃をもって立ちはだかった。










    怒りに駆られ、サシャはレンに罵声を浴びせた。









    「この化け物めッ!!」

    「ジャン・キルシュタインはもういない! ここでお前らと決着をつけてやるッ!!」







    レンは被弾した左わき腹から血を流しながら、二人に近づいてくる。
    すると、怒り心頭のサシャがレンに向かって突進していった。










    「!! サシャ! 止めろッ!!」



    コニーが叫んだ時には、もう遅かった。
    レンが右手を突き出し、サシャはフォースによって吹き飛ばされた。







    「きゃッ!!」



    木に全身を打ち付けられ、サシャは倒れてそのまま気を失った。









    「サシャッ!!」



    コニーが気を失ったサシャに駆け寄ると、後ろからレンが大声で叫んだ。










    「この裏切り者があぁあぁッ!!」








  60. 60 : : 2016/03/05(土) 23:24:11









    「・・・・・・・・・・・・カイロ・レン、俺はお前を、許さねぇ。」



    コニーは手に、マズから預かったライトセイバーを取ると、青い光刃を起動した―――――かつてレンの祖父(ダース・ヴェイダー)が作り、その息子(エレン・イェーガー)に受け継がれ、息子からレンに受け継がれたライトセイバーを。









    「そのライトセイバーは元々俺のものだ!」



    コニーの握るライトセイバーに気が付いたレンが叫ぶ。
    対して、コニーも負けじと大声で叫び返した。








    「だったら、俺から取り返してみろよッ!!」



    コニーは光刃を構え、それからレンに向かって突進していった。









  61. 61 : : 2016/03/06(日) 02:23:37






    バチィッ!
    バチィバチィッ!!




    青と赤の光が雪の積もる森の中で激突する。
    暗い森の中で、刃と刃がぶつかり合って火花を散らす。







    「うぐ、ううぅうぅ!」



    左わき腹に走る激痛に耐えながら、レンは光刃を振るった。






    __________チューバッカに負わされた傷が疼き、レンは本気を出すことが出来なかった。







    始めレンは劣勢に立たされ、力任せに攻めてくるコニーに押されていた。






    ザシュッ!


    「うぐッ!!」






    コニーの刃がレンの肩を掠め、レンは一瞬よろめいた。








    __________いける!



    コニーはそう確信し、ますます攻勢を強めていく。
    ところが・・・・・・・・・・・・








    「俺を・・・・・・舐めるな・・・・・・・・・・・・。」



    怒りに燃えたレンが、今度は攻勢に出た。










  62. 62 : : 2016/03/06(日) 02:25:01








    ダークサイドの使い手は、怒りによってその力を増幅させる。
    体は傷つき、言うことを聞かなかったが、レンは怒りによって力を増大させ始めた。






    (くそぉ、いきなり強くなりやがって!!)



    様々な角度から斬りつけ、次第にコニーを守勢へと回らせていくレン。
    さっきとは打って変わって劣勢に立たされ、コニーは追い詰められていく。






    バキッ!


    「ぐはッ!!」






    防御をはじかれ、隙の出来たコニーの顔面にレンの鉄拳が飛んできた。
    顔面を殴られ、コニーは仰向けに倒れる。






    「ぐふっ!」



    と、その時、左わき腹に激しい激痛が走り、レンは苛立ったように傷口を拳で叩き始めた。
    まるで、苛立ちを高め、怒りを自らの力に還元していくかのように。







  63. 63 : : 2016/03/06(日) 02:26:45








    (な、何なんだよ、こいつ・・・・・・。)



    その異様な光景に気圧されるコニー。
    それでもコニーは勇気を振り絞り、自らを鼓舞して再び立ち上がった。





    「うおおぉおぉぉッ!!」



    叫び声を上げながら、青い光刃で斬りかかるコニー。
    だが・・・・・・・・・・・・





    (くそ、力が・・・・・・・・・・・・違いすぎる!!)



    ダークサイドに溺れきったレンから繰り出される激しい攻撃をただ受けるだけで精いっぱい。
    そしてコニーは木に背中をついてしまった。





    バチィッ!!


    激しい鍔迫り合いになる青と赤の光刃。
    だが、勝負は初めから見えていた。





    力で押されていくコニー。
    すると、光刃の放出口の脇につけられた、小さな放出口から吹き出す小さな光刃をレンはコニーの左肩に押し付け始めた。








    「がああッ!! ああッ! ぐあああぁあぁぁぁッ!!」



    炎のような光刃に肩を焼かれ、悶絶するような絶叫をコニーはあげた。









  64. 64 : : 2016/03/06(日) 02:27:35















    「・・・・・・・・・・・・んん。」



    コニーの悲鳴が聞こえてきて、サシャは漸く目を覚ました。












    次の瞬間、サシャの目に飛び込んできたのは、レンに顔を思い切り殴られるコニーの姿だった。
    ライトセイバーを弾き飛ばされ、銀色の筒が雪に刺さる。


    そして・・・・・・・・・・・・








    レンの光刃はコニーの背中を切り裂いた。
    コニーはがっくりと膝をついて、雪の中へと倒れた。










    「いやあぁぁッ! コニーッ! コニーッ!!」



    急いでコニーの元へと駆け寄るサシャ。
    倒れたコニーは、まるで死んでしまったかのように動かなかった。







  65. 65 : : 2016/03/06(日) 02:29:25








    さて、コニーを倒したレンは、かつて自分が使っていたライトセイバーを取ろうと手を伸ばした。
    フォースを送り、雪に突き刺さったライトセイバーを手元に呼び寄せるレン。






    「!!」


    すると、ライトセイバーは宙を浮き、レンの顔めがけて飛んできた。





    間一髪、ライトセイバーを躱すレン。
    かつてレンの祖父(ダース・ヴェイダー)レンのマスター(エレン・イェーガー)が使っていたライトセイバーは・・・・・・・・・・・・







    サシャの手元へと呼び寄せられた。









    ビュウウンッ!!


    サシャの手元から、鮮やかな青い光刃が飛び出す。








    「今度は私が相手です! 行きますよッ!!」



    サシャは力強くライトセイバーを握り、レンに斬りかかった。









    ◇◇◇◇◇










  66. 66 : : 2016/03/06(日) 15:49:53









    「スターキラー基地、フルチャージ完了まで、後30秒です!」



    基地内のコントロールルームでは、、遂に超兵器の発射準備が整おうとしていた。
    シャビィ将軍は、冷徹な声で命じた。








    「砲撃の準備を開始せよ。」












    さて、太陽の光が消え、Xウィングのパイロットたちに焦りの色が見え始めていた。
    タイムリミットが迫っている・・・・・・。




    だが、日の光は消えてしまったが、希望はまだ、消えてはいない。
    オシレーターから火の手が上がり、堅固な施設に亀裂が入った。





    ブラック中隊のリーダー――――――――キュクロは決断した。












    「俺は今カラオシレーターの中ヘト突撃スルッ! 俺を援護シロッ!!」









  67. 67 : : 2016/03/06(日) 15:50:31









    「了解ッ!」
    「了解ッ!!」





    キュクロが突撃を決断し、数名の部下がキュクロの後をついて行く。
    亀裂目がけて突入するため、オシレーターへと続く溝の中を、Xウィングが高速で駆け抜けていく。









    溝の中には砲台が設置されており、レーザーが雨のように降り注いだ。








    「や、やられ・・・・・・ああぁあぁッ!!」



    キュクロの後に続いた部下が撃墜されていく。
    それでもキュクロは突撃を止めることはなかった。










    __________これが、最後のチャンスになる。









    「うおおぉおぉぉッ!!」



    キュクロは叫び声を上げ、オシレーターの亀裂から、中へと侵入した。










    巨大な空洞の中をぐるりと回りながら、キュクロは持てるだけのプロトン魚雷を撃ちまくった。
    そして・・・・・・・・・・・・











    ドゴオォオンッ!!



    キュクロが脱出すると同時に、オシレーターが巨大な火柱となって大爆発した。










    ◇◇◇◇◇










  68. 68 : : 2016/03/06(日) 15:51:10










    オシレーターが爆発し、惑星全体が激しい地殻変動に見舞われる中、サシャとレンは激しい剣戟を演じていた。







    「はあぁッ!!」



    サシャが木を数本斬り倒し、レンの行く手を塞ぐと、レンは木を切り裂いてはサシャに迫ってくる。








    サシャは劣勢だった。



    フォースの調整無くして、ライトセイバーは上手く扱えない。
    フォースを一つも学んでいないサシャには、フォースを学んできたレンにかなう道理はなかった。










    くるくると手首を回し、レンはそこからあらゆる斬撃を繰り出してくる。
    そこには一定の形があった。


    対してサシャには、形などない―――――――いわば素人の剣術であった。









    バチィッ!!


    鍔迫り合いになるサシャとレン。








    すると、サシャの背後の地面に亀裂が走った。
    巨大な地鳴りの音が聞こえ、地面が大きく割れる。



    サシャは、逃げ場を失った。








  69. 69 : : 2016/03/06(日) 15:52:04









    「未熟だな、女・・・・・・・・・・・・俺がフォースの手ほどきをしてやろうかッ!?」



    威嚇するように、レンが刃に力を乗せながら迫ってくる。













    「・・・・・・・・・・・・フォース?」



    この時、サシャの脳裏には、マズの言葉が蘇っていた。












    __________フォースは全てを包み込む。そして、光は常にそこにあって、あたしたちを等しく照らしかける。










    深い闇に閉ざされた森の中。
    それが、サシャの目には光が溢れているように見えた。



    フォースが私の中に流れ込んでくる。
    導かれるままに、サシャは光刃を振るった。









  70. 70 : : 2016/03/06(日) 15:53:47








    バチィッ!!


    「なッ!?」






    レンの光刃を弾き飛ばし、サシャは攻勢に出た。
    先ほどとはまるで別人のような猛攻に、今度はレンが守勢にまわされる。









    ザシュッ!


    「うぐッ!」






    あまりにも鋭い斬撃にを防ぎきれず、レンは右太ももを切り裂かれた。
    足を引きずりながらも、なおも戦おうとするレン。






    ザシュッ!


    「ぐあッ!!」





    だが、サシャの一撃は、今度はレンの左肩を捉える。
    鋭い突きがレンに再び傷を負わせ、レンはよろめいた。



    そして・・・・・・・・・・・・








    「はあああッ!!」
    「ぐうううッ!!」




    サシャとレンは、ライトセイバーを持つ右手をお互い掴み合った。
    力と力でぶつかり合うサシャとレン。








    「!? ぐ、うぐう・・・・・・。」





    レンは目を見張った。
    サシャに力で押され、レンの光刃の切先が地面へと刺さっていく。


    そして・・・・・・・・・・・・









    「はあああッ!!」

    「ぐああぁあぁぁッ!!」





    レンの手を振りほどいたサシャのライトセイバーの一撃はレンのライトセイバーを両断し、返す刀でサシャはレンの左肩から左頬を切り裂いた。








  71. 71 : : 2016/03/06(日) 15:54:32










    レンは仰向けに倒れ、左頬に焼き斬られたような傷跡が残った。










    ゴゴゴゴゴゴ・・・・・・・・・・・・


    と、その時、再び激しい地殻変動が起こり、巨大な地割れがサシャとレンを隔てた。











    __________勝負はもう、決した。











    サシャは光刃をしまうと、コニーの元へと駈け出した。












    「しっかりしてください! コニーッ! コニーッ!!」



    コニーは辛うじて息があるものの、死んでしまったかのように体が冷たくなっていた。
    闇の中に沈んでしまったかのように、サシャは双眸から涙を流す。







    だが、希望はまだ失われていない。
    それは、いつも、闇の中にあって小さく光る、小さな灯火。








    ふと、光に気が付いてサシャが顔を見上げると、丁度森の中へミレニアム・ファルコンが着陸するところであった。
    チューバッカは一足先にミレニアム・ファルコンに戻り、サシャとコニーを探していた。







    傷ついたコニーを降りてきたチューバッカが抱え、船の中へと乗せる。







    それから、サシャとチューバッカはコクピットに座り、激しい地殻変動を繰り返す地上から飛び立った。










    ◇◇◇◇◇









  72. 72 : : 2016/03/06(日) 15:55:50










    基地の内部では大混乱に陥っていた。
    オシレーターが破壊され、基地内に警報が鳴り響く。







    「太陽エネルギー、制御不能ッ! 太陽エネルギー、制御不能ッ!!」

    「シャビィ将軍ッ!!」

    「将軍は既に脱出しましたッ!!」








    激しい地殻変動と共に崩壊していくスターキラー基地。
    ファースト・オーダーの士官の一人が、通信の間に入り、最高指導者に通信を入れた。


    映し出された巨大なスノークの幻影に対し、士官は必死になって訴え出た。









    「最高指導者! スターキラー基地が崩壊を始めました! もうこれまでですッ!!」








    対して、スノークはどこまでも冷静だった。
    スノークは、事態を全てのみ込むと、静かに呟いた。










    『カイロ・レンと共に我が元へと来い。あやつの修業を終わらせる時が来た・・・・・・。』










    ◇◇◇◇◇










  73. 73 : : 2016/03/06(日) 15:59:01








    スターキラー基地の地殻変動はますます激しくなり、地面が次々と陥没しては崩壊していく。
    そんな中、生き残ったXウィングのパイロットたちは、まるで何かを探すように上空を飛行していた。









    「!! ミレニアム・ファルコンを発見! コレヨリ帰投スルッ!!」



    上空からミレニアム・ファルコンを探していたキュクロが秘密基地に通信を入れた。











    森の中から飛び上ったミレニアム・ファルコン―――――――その後に続いてXウィングは宇宙空間へと飛び出していく。













    スターキラー基地は内部から太陽の炎が暴走し、吹き出る太陽のフレアに包まれていき、
    そして・・・・・・・・・・・・


















    __________激しい超新星となって、眩い光を放ち、大爆発した。




    http://40.media.tumblr.com/08fd6b3be1c1ac9100f2b9812ba435cf/tumblr_o0qtbbeBKW1rzdwr2o2_r1_1280.jpg














  74. 74 : : 2016/03/06(日) 15:59:29








































  75. 75 : : 2016/03/06(日) 16:17:29












    やがて、スターキラー基地を破壊した英雄たちは、惑星ディカーへと凱旋した。









    生き残ったXウィングが着陸し、パイロットが地面へと降りると、秘密基地に残っていた同志たちから熱烈な歓迎を受けた。
    まるでお祭り騒ぎのような喧噪の中、最後にミレニアム・ファルコンがゆっくりと着陸した。







    タラップが降りると、傷ついたコニーを抱えたチューバッカが降りてきた。
    事態に気が付いた兵士たちがコニーを乗り物へと乗せる。








    「気を付けろ、コニーは重体だッ!」



    そのままコニーは、チューバッカと一緒に医務室へと運ばれていく。











    最後に、ミレニアム・ファルコンの中から、サシャが降りてきた。
    サシャの表情は、しかい、深い悲しみに沈んでいた。









    するとそこへ、ミカサが歩み寄ってきた。
    彼女も自分と同様に、悲しみのかかった表情をしているのがサシャには分かった。










    「ミカサ・・・・・・・・・・・・うぅ、うわあぁあぁぁッ!!」



    お祭り騒ぎの喧騒から離れて、サシャはミカサに抱き付き、声を上げて泣いた。
    ミカサもまた、その黒い双眸から涙を流し、静かにサシャを抱きしめた。



















    もう二度と帰ってこない、在りし日の彼を思い浮かべながら・・・・・・。










  76. 76 : : 2016/03/06(日) 16:18:31








































  77. 77 : : 2016/03/06(日) 16:35:36












    転機は、いつも唐突にやってくる・・・・・・・・・・・・。















    ひっそりと静まり返った秘密基地の内部に、小さな電子音が鳴り響き始めた。
    小さな小さな胎動に気が付いたC-3POが声を上げた。









    「R2!? 目を覚ましたんだね!?」



    嬉しそうに声をかけるC-3PO。
    すると、目覚めたばかりのR2-D2は早速C-3POに対して毒を吐いた。









    「し、失敬な!?」



    思わずガンと、R2の頭にツッコミを入れるC-3PO。
    二人の様子を見たBB-8は驚いたが、二人はまんざらでもなさそうであった。









    それから、R2は真剣な様子でC-3POに対して電子音を呟いた。









  78. 78 : : 2016/03/06(日) 16:37:21









    秘密基地の司令室ではチューバッカがうなだれ、ミカサが静かに涙を流していた。










    「ミカサ将軍! ミカサ将軍!」



    後ろから声をかけられ、ミカサがゆっくりと振り向くと、そこにはC-3POとBB-8、そして、目覚めたばかりのR2-D2がいた。










    「R2から皆さんに報告があります!」



    すると、悲しみに沈んでいたミカサの表情に、漸く、日差しが差し込んできたかのような微笑みが戻ってきた。











    「詳しく聞かせて、R2。」



    間もなくミカサは、司令室にレジスタンスのメンバーを招集した。









  79. 79 : : 2016/03/06(日) 17:07:06










    ミカサ、ベルトルト、アクバー、キュクロ、サシャ・・・・・・・・・・・・



    司令室の中に、R2を囲むように集まるレジスタンスのメンバーたち。
    すると、R2はホログラムを起動した。









    「!! こ、これは・・・・・・・・・・・・。」



    ベルトルトが思わず驚きの声を上げる。
    R2が映し出したもの。それは・・・・・・・・・・・・















    ピースの欠けた星図であった。
    その星図には、扇形の形をした空洞が存在した。



    ハッとしたキュクロが司令室の中にあるホロプロジェクターから小型の記録媒体を取り出す。









    「頼んだゾ、BB-8。」



    キュクロが記録媒体を渡すと、すぐにBB-8はホログラムを起動した。









    BB-8の映し出した扇形のピースが、R2-D2の映し出した星図にぴったりとはまり込んだ。









  80. 80 : : 2016/03/06(日) 17:09:53









    「ち、地図が完成しましたッ!」



    C-3POが思わず感嘆の声を上げる。









    __________完成した星図には、一つの航路が示されていた。












    「・・・・・・・・・・・・エレン。」



    小さな声で、ミカサが呟く。








    指し示された航路は、一つの惑星へと辿り着いていた。
    その惑星は、サシャが長い時を過ごしてきたジャクーと、驚くほどに近かった。











    「・・・・・・・・・・・・お帰り、R2。」



    C-3POは、感極まった様子で、R2の頭の上にそっと手を置いた。

















  81. 81 : : 2016/03/06(日) 17:10:56

















    出発の日、サシャは病室を訪れた。






    病室では、光刃を受けて以来、ずっと目を覚まさないでいたコニーが横になっていた。
    そっとサシャはコニーに近づき、声をかけた。












    「また、会えますよね、コニー・・・・・・。」



    サシャは、そっと、コニーの額に口づけをした。














    外に出て、ミレニアム・ファルコンへ向かって歩いていくと、ミカサがサシャを見送るために待っていた。








    「元気でね・・・・・・・・・・・・サシャ。」

    「・・・・・・・・・・・・お世話になりました。」







    ミカサはサシャの手を優しく握った。
    彼女の左手の薬指には、指輪が嵌められていた。


    それからミカサはサシャを優しく抱きしめ、名残惜しそうに見送ってくれた。










    「サシャ・・・・・・・・・・・・フォースとともにあらんことを。」









  82. 82 : : 2016/03/06(日) 17:11:50









    ミレニアム・ファルコンのコクピットに乗り込むと、そこにはチューバッカとR2-D2がいた。
    かつてジャンの相棒だったチューバッカと、今日から私は新しい相棒になる。


    そして私は、ミレニアム・ファルコンの新しい船長だ。









    すると、基地の中からレジスタンスのメンバーが次から次へと出てきた。
    またしてもお祭り騒ぎになり、私を見送ってくれるようだ。



    私はチューバッカと顔を見合わせ、くすっと微笑むと、コクピットのレバーを引いた。














    レジスタンスに賑々しく見送られる中、ミレニアム・ファルコンは宇宙空間へと飛び出していった。












  83. 83 : : 2016/03/06(日) 17:12:36









































  84. 84 : : 2016/03/06(日) 17:36:49














    やがて、ミレニアム・ファルコンはハイパースペースを抜け、指定された惑星へと辿り着いた。









    海洋惑星、アク=トゥ――――――――最初のジェダイ聖堂が存在した海の惑星。



    http://vignette1.wikia.nocookie.net/starwars/images/5/57/Ahch-To_landscape.png/revision/latest?cb=20160121205321












    フォースに導かれるままに、サシャは海の上に浮かぶ孤島を発見した。
    孤島の岸辺にミレニアム・ファルコンをゆっくりと着陸させるサシャ。



    それからサシャは、チューバッカとR2を船へと残し、島を探索し始めた。














    島には急な階段があった。
    一歩一歩、サシャは階段を昇っていく。



    http://fantmir.ru/uploads/posts/2016-01/1451674697_star-wars-7_ahch-to_2.jpg













    途中、様々な石造りの遺跡を通り抜けたサシャは、遂に孤島の頂上へと辿り着いた。
    そこには・・・・・・・・・・・・











  85. 85 : : 2016/03/06(日) 17:38:28













    小さな墓標を前に、一人佇む初老の男がいた。














    男は汚れた、白いフード付きのマントを身に付け、こちらに背を向けて墓標を見下ろしている。
    すると、訪問者に気が付いたのか、男はゆっくりとこちらを向いた。



    長く伸びた、白髪の混じる髪と髭がフードの中から覗く。
    生身の左手と機械の右手でフードを取ると、深緑の瞳がこちらを覗いてきた。




    薄汚れた、白いジェダイ装束に身を包んだ、初老の男。











    サシャはゆっくりと、懐からライトセイバーを取り出し、今にも泣きだしそうな表情で、男へと差し出した。



    男は少し驚いた表情を取り、それから、少し悲しみを滲ませた、しかしすべてを悟ったような表情をした。






















    __________サシャは自らの運命に導かれ、ジェダイ・マスター、エレン・イェーガーとの出会いを果たした。














    The force awakens


    The end












  86. 86 : : 2016/03/06(日) 17:42:34
    以上でフォースの覚醒は終了になります!




    スクリプトがない中、うろ覚えで書かなくてはならず不安でしたが、最後まで書ききれて正直ほっとしていますw

    エピソードⅧは2017年12月に公開とのことですので、その時に続きを書いていきたいと思いますw






    最後に、コメントを下さった方、お気に入り登録をして下さった方、本当にありがとうございました<m(__)m>
  87. 87 : : 2016/03/06(日) 17:45:37
    お疲れ様

    2017年もエピソード8も執筆m(__)m。


  88. 88 : : 2016/03/06(日) 17:53:06




          CAST(epⅦ)



    レイ・・・・・・・・・・・・サシャ

    フィン/FN-2187・・・・・・・・・・・・コニー

    ポー・ダメロン・・・・・・・・・・・・キュクロ

    ハン・ソロ・・・・・・・・・・・・ジャン・キルシュタイン

    レイア・オーガナ・・・・・・・・・・・・ミカサ・アッカーマン

    チューバッカ・・・・・・・・・・・・ピーター・メイヒュー

    ウェッジ・アンティリーズ・・・・・・・・・・・・ベルトルト・フーバー

    R2-D2・・・・・・・・・・・・ケニー・ベイカー

    C-3PO・・・・・・・・・・・・アンソニー・ダニエルス

    ロア・サン・テッカ・・・・・・・・・・・・ホルヘ・ピケール

    ギアル・アクバー・・・・・・・・・・・・ティモシー・M・ローズ

    ニエン・ナン・・・・・・・・・・・・マイク・クイン

    キャプテン・ファズマ・・・・・・・・・・・・グェンドリン・クリスティー

    ハックス・・・・・・・・・・・・シャビィ・イノセンシオ

    カイロ・レン・・・・・・・・・・・・ファーラン・チャーチ(今作ではファーラン・キルシュタインと改名)

    スノーク・・・・・・・・・・・・アンディ・サーキス









    ルーク・スカイウォーカー・・・・・・・・・・・・エレン・イェーガー









    ※置き換えていない配役は、演じた俳優の名前を記入。



  89. 89 : : 2016/03/06(日) 17:55:45
    >>87

    直方さんの声援のおかげもあって、ここまで辿り着けました!
    エピソードⅧ、頑張りますwww
  90. 90 : : 2016/03/08(火) 14:15:38
    いやはや、面白かったです(白目
    これからまた読み返していこうかな




    何はともあれ、乙かれ様でした!
    次回作も期待して待っています!
  91. 91 : : 2016/03/08(火) 20:07:47
    ありがとうございますo(^▽^)o

    今は進撃×メタルギアに力を注いでいます。
    応援していただけたら幸いですm(_ _)m
  92. 92 : : 2016/03/11(金) 18:49:14
    久しぶりに来てみました。やっぱり面白いです!

    あともう一つ。究極奥義ブラ=サガリとチノ=リ。
    進撃の世界でこの2つを使って勝利した例って何か
    ありましたっけ?進撃の世界では通じると思いますか?
  93. 93 : : 2016/03/12(土) 04:12:26
    >>92
    う~ん・・・・・・オビ=ワンほどのブラ=サガリの名手は進撃世界にはいなさそうですね。

    ピンチからの一発逆転っていうのが進撃ではあまりなさそうですので、そう言う痛快な要素っていうのは、進撃にはあまりないかなと思います。そのかわりに謎が謎を呼び、それが少しずつ解明されていく時のカタルシスはありますけどね。




    今作もご覧いただき、ありがとうございます(∩´∀`)∩
    エピソードⅧ、待ち遠しいです!
  94. 94 : : 2023/07/15(土) 12:53:41
    http://www.ssnote.net/archives/90995
    ●トロのフリーアカウント(^ω^)●
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    2 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 16:43:56 このユーザーのレスのみ表示する
    sex_shitai
    toyama3190

    oppai_jirou
    catlinlove

    sukebe_erotarou
    errenlove

    cherryboy
    momoyamanaoki
    16 : 2021年11月6日 : 2021/10/31(日) 19:01:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ちょっと時間あったから3つだけ作った

    unko_chinchin
    shoheikingdom

    mikasatosex
    unko

    pantie_ero_sex
    unko

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    アカウントの譲渡について
    http://www.ssnote.net/groups/633/archives/3654

    36 : 2021年11月6日 : 2021/10/13(水) 19:43:59 このユーザーのレスのみ表示する
    理想は登録ユーザーが20人ぐらい増えて、noteをカオスにしてくれて、管理人の手に負えなくなって最悪閉鎖に追い込まれたら嬉しいな

    22 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:37:51 このユーザーのレスのみ表示する
    以前未登録に垢あげた時は複数の他のユーザーに乗っ取られたりで面倒だったからね。

    46 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:45:59 このユーザーのレスのみ表示する
    ぶっちゃけグループ二個ぐらい潰した事あるからね

    52 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 20:48:34 このユーザーのレスのみ表示する
    一応、自分で名前つけてる未登録で、かつ「あ、コイツならもしかしたらnoteぶっ壊せるかも」て思った奴笑

    89 : 2021年11月6日 : 2021/10/04(月) 21:17:27 このユーザーのレスのみ表示する
    noteがよりカオスにって運営側の手に負えなくなって閉鎖されたら万々歳だからな、俺のning依存症を終わらせてくれ

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hymki8il

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