この作品は執筆を終了しています。
新春!進撃の調査劇団~サザエさん~
-
- 1 : 2016/01/01(金) 21:34:09 :
- こんばんは。そして、新年明けましておめでとうございます。
執筆を始めさせていただきます。
昨年もこの調査劇団を応援していただき、本当にありがとうございます。
安価公演、さらには、リクエストによる公演など、様々な事にチャレンジさせていただきました。
そして、今年の数珠繋ぎの目標は…『新たな一歩へ!』です。
この1年で多くの事を経験し、一歩先の自分へ前進できるよう、努力してまいります。よろしくお願いします。
さて、今回の条件はこちら↓↓↓
* いつの間にか更新
* サザエさんのキャラは、一切登場せず(サザエさんのキャラを、進撃キャラが演じます)
以上の条件でも構わない、という方は、ぜひ劇場にお越しください。
-
- 2 : 2016/01/01(金) 21:49:43 :
- ※開演の前に、劇団より新年のご挨拶がございます。
エルヴィン「ご来場の皆さま、新年明けましておめでとうございます」
ハンジ「は~…なんか、1年ってあっという間だったよね。ついこの前、エレンとアルミンが新年の挨拶をしたと思ったら…」
エルヴィン「1年が短く感じる…それだけハンジ。お前が年をとったという事だ」
ハンジ「新年早々、ケンカ売る気なのエルヴィン?」
エルヴィン「何を言う。本当の事を言ったまでだ。そんな事より、観客の皆さまに、ご挨拶だ」
ハンジ「うん、そうだね…観客のみんな元気かな。ハンジさんだよ。調査劇団も早いもので、今年で3年目を迎えるよ。それもひとえに、みんなの応援のおかげだよ。ありがとう!今度巨人を生け捕りにした時にはじっけ」エルヴィン「落ち着け」
エルヴィン「…私からも、深く感謝します。そうだな…今度私の画集ができた時に私のさい」ハンジ「黙れこのっ!」
リヴァイ「…エルヴィンの野郎が画集を出すかはともかく、劇場に何度も足を運んでくれる観客には、言葉で表せねぇくらい感謝してるって事だ…」
ハンジ「あ、リヴァイ。いたんだ」
エルヴィン「小さ過ぎて見えなかった」ハハハ。
リヴァイ「…2016年で最初の犠牲者になりてぇらしいな、エルヴィンよ…」
ハンジ「リヴァイ。ブレードは新品に交換してあるよ」
リヴァイ「ハンジにしては気が利くじゃねえか」
エルヴィン「お前たち…そんな事するようなら、エルヴィン画集2016はやらない」ハンジ&リヴァイ「要らん」
エルヴィン「…ハァ…冷たい同僚たちは放っておいて、さっさと公演を始めよう…」
リヴァイ「だが…残念だが、開演は明日だ」
エルヴィン「…そうなのか。なら、書店で注文しておいた、エルヴィンカレンダー2016も」
リヴァイ&ハンジ「要らん!!!」
-
- 3 : 2016/01/01(金) 21:51:17 :
- 何これ
超期待なんですけどー
-
- 4 : 2016/01/02(土) 13:08:12 :
- 新作きたーーーーー!!!
超期待です!!
-
- 6 : 2016/01/02(土) 21:28:51 :
- リヴァイ「…配役を決めねぇとな…」
ハンジ「なんと今回はサザエさん!国民的人気アニメだよ!」
リヴァイ「…お前は見たことがあるのか」
ハンジ「うん、まあそりゃあ…」
リヴァイ「…そうか。ちなみに俺は無い」
ハンジ「ええっ!?日曜日の夕方、いつも何してんの!?」
リヴァイ「訓練か掃除だ」
ハンジ「サザエさんってもう何年も放送されてるけど…子供の頃、見なかったの?」
リヴァイ「…地下街は電波が届きにくくてな…」
ハンジ「そっか…そうなんだ…」エルヴィン「そんな君に、エルヴィン画集…」
リヴァイ「サザエさんというからには、そのサザエって奴が主人公なのか」エルヴィン「お近くの書店にて…」
ハンジ「そうだよ。磯野家の日常を、ほのぼの描いていくアニメだよ」エルヴィン「この機会に、いっそ爆買い」
リヴァイ「…ほのぼの、か…」エルヴィン「クール、ビューティー、エクセレントの、トリプルスリー!」
ハンジ「私たちには、いささか無縁な言葉だねぇ…」エルヴィン「気になるお値段なんと、3690円!」
リヴァイ「しかしやるしかねぇだろ。それが人類の勝利とやらの、一歩になるなら、な…」
ハンジ「…そうだね…」
エルヴィン「安心してください、<税込み>ですよ」
ハンジ&リヴァイ「うるせぇ!!!」
-
- 7 : 2016/01/02(土) 21:30:27 :
- リヴァイの画集がほしい…
そして、数珠繋ぎさん!新しいssも面白いです!(о´∀`о)期待してます!
-
- 8 : 2016/01/02(土) 21:34:32 :
- >>7 みかんの残骸♪さん
ご来場いただき、ありがとうございます。
リヴァイの画集って、リアルに出しても売れそうですね!
エルヴィンのは……うん…。
私はハンジさんのが出たら即買いです(笑)
-
- 9 : 2016/01/02(土) 21:44:33 :
- <開演>
エレン「観客の皆さまっ、ご来場まことにありがとうございますっ!タラちゃんことフグ田タラオ役の、エレン・イェーガーです!」
ハンジ「サザエ役は私だよ~。エレ~ン、ママって呼んでもらっていいからねぇ」
エレン「了解ですっ、ママっ!」
リヴァイ「飛ばし過ぎだエレン。最初からそんなに飛ばすと、持たないぞ」
エレン「申し訳ありませんっ…パパっ!」
ハンジ「リヴァイがマスオさん役なのだ~」
リヴァイ「……サザエとマスオの関係は?」
ハンジ「夫婦!」
リヴァイ「…ゾワゾワする…寒気が止まらねぇ…」
ハンジ「で、波平役はエルヴィン」
エルヴィン「俺はナレーター役を…」
ハンジ「サザエさんにナレーターはいないよ。それは前番組のまるちゃんだよ」
エルヴィン「しかし…画集の売り上げに響きかねん…」
リヴァイ「てめぇは波平の画集でも作ってろクソが」
ハンジ「波平画集…ど、どこに需要が…」
-
- 10 : 2016/01/02(土) 21:54:23 :
- >>8
ハンジさんの…どうせならリヴァハン画集でも…
-
- 11 : 2016/01/03(日) 15:47:20 :
- 期待です‼
いつも楽しく見させていただいています(*^^*)
-
- 13 : 2016/01/03(日) 21:22:38 :
- ハンジ「カツオとワカメは、このお2人!」
ペトラ「どうも…よろしくお願いします…」
オルオ「どうしたペトラ。俺といきなり兄弟役になって、緊張してるのか」
ペトラ「そんっっなわけないでしょこのバカ!」
オルオ「ごまかす事はない…誰しも、緊張する事はある…」
ペトラ「だから緊張とかじゃなくって、オルオの妹なんて、いくら舞台上の設定でも、イヤよ悪夢よ!」
オルオ「安心しろペトラ。この舞台の上で兄弟を演じたとしても、舞台から降りれば夫婦にくらい」ペトラ「なるか!!!」
エレン「オルオさんペトラさん…いつもお元気ですね」
オルオ「フッ…ま、所詮お前みたいなガキに俺のパワーの秘訣が理解できるわけが無いよなぁ?なぜだか分かるか?それはおま」
ペトラ「座長!あと、おフネさんの役は、どなたが…」
ハンジ「そうだね…えっと、とりあえず今までの配役をまとめてみよう…」
* フグ田サザエ→ハンジ
* フグ田マスオ→リヴァイ
* フグ田タラオ→エレン
* 磯野波平→エルヴィン
ハンジ「…と、こんな所かな。あとは、磯野フネが誰か、だけど…」
エルヴィン「実は今回、とある人物に出演を依頼した」
エレン「本当ですか座長!磯野フネ役といったら、そんじょそこらの女子には難しいですよ。なにせ、“ニッポンの母”の象徴みたいなものですから…」
エルヴィン「その点では、彼女は適役と言えるだろう…さ、どうぞ舞台へ…」
?「…はい…」
エレン「…えっ」
ハンジ「…おっ」
リヴァイ「…ん」
ペトラ「…はあ」
オルオ「…あ」
-
- 14 : 2016/01/03(日) 21:33:08 :
- ?「初めまして、の人がほとんどかしら。よろしくね」
エレン「えっと…よろしくお願いします…」
ハンジ「はは、どうも…」
ペトラ「座長…この方は…」
オルオ「………母ちゃん!!!」
エレン&ハンジ&ペトラ「「「ええっ!?」」」
オルオ母「こんにちは。オルオの母です。息子がいつもお世話になってます…ほらオルオ。ちゃんと皆さんに挨拶しなきゃダメだろ…ほんと、この子ったら、すみませんね、礼儀のなってない子で…」ホホホ。
オルオ「母ちゃん!!!」
オルオ母「なあに?」
オルオ「何でここにいるんだよ!?」
オルオ母「だめ?」
オルオ「いや…そ、そうじゃないけどよ…」
エルヴィン「ボザド夫人なら、今回のフネ役にピッタリだと思ってな。無理を言って出演してもらう事にした」
オルオ「家はどうしたんだよ!?」
オルオ母「ちょっとの時間ですもの。お父さんに頼んで来たわ。ちょうど私もパートくらいは出てみようと思ってたし」
エルヴィン「そういう事だ。ボザド夫人は今回が初出演だ。色々と我々でサポートしていこうじゃないか」
※オルオ母は、アニメにのみ登場したキャラクターです。コミックス派の方、申し訳ありません。何卒ご了承ください。
-
- 15 : 2016/01/03(日) 21:49:33 :
- オルオ母「…あらあ!」
リヴァイ「…?」
オルオ母「あなたがリヴァイ兵士長ね!息子から聞いてるわ。人類最強ですってね!すごいわ~!」
リヴァイ「…そうか。オルオはいつも良く尽くしてくれている。心配は要らない」
オルオ「兵長…」キラキラ。
オルオ母「それにしても、いい男ね!男の人なのに、肌もツヤツヤしてて…きゃあ何、この筋肉ステキじゃない!」
リヴァイ「…そうか…オルオは巨人の討伐数もずば抜けていてな…今後の活躍も期待できる存在だと、俺は思う」
オルオ「兵長…」キラキラ。
オルオ母「髪の毛もサラサラね!私ったら生まれつきくせ毛で…うらやましいわぁ…」
リヴァイ「…そうか」
オルオ母「…あらっ」
エレン「はい?」
オルオ母「あなたがエレン君ね。息子から話は聞いているわ」
エレン「はあ…どうも…オルオさんには…イツモオセワニナッテイルトイウカナントイウカ…」
オルオ「途中から聞こえないんだが!?」
オルオ母「あなたも、これから色々と大変だろうけど、頑張ってね」
エレン「はいっ!ありがとうございます!」
オルオ母「決して生易しい世界じゃないと思うのよ、私。競争も激しいだろうし…誰しもなれるわけじゃないし」
エレン「…?た、確かに、そう…でしょうけど…」
オルオ母「私、息子からの手紙を見て、目を疑ったわ…」
エレン「……そうでしょうね…」(そうだよな。巨人になれる、なんて…)
オルオ母「『芸人になれる少年がいる』、なんて、初めて聞いたのよ、ホント」
エレン「…あの…ちがいます…」
オルオ母「じゃあ、詩人?」
エレン「ちがいます」
オルオ母「原人?」
エレン「退化しませんから」
オルオ母「あら、じゃあ…」
オルオ「巨人だよ!きょ・じ・ん!!!母ちゃん、ちゃんと読んだのかよまったく!!!」
-
- 16 : 2016/01/03(日) 22:03:40 :
- >>8
すいません、元みかん死神です…。
みかんって読んでくださいぃ…(;・ω・)
-
- 17 : 2016/01/04(月) 21:19:36 :
- >>16 みかん ( * ´ ∀ ` * )
ごめんよぉ…(+_+)
元みかん死神さんだって事は知ってたんだけど…
素が敬語キャラなもんだから…こんな私だけど、よろしくね
-
- 18 : 2016/01/04(月) 21:36:59 :
- ハンジ「では、磯野家の居間にご案内!」
エレン「おおっ…」
ペトラ「すっご~い。こたつまである…」
オルオ「…て、なんかあのこたつ、おかしくないか?」
エルヴィン「…うむ。ずいぶんと傾いてるな…」
エレン「なんか、机の部分が盛り上がってるというか…」
ペトラ「中に何か大きなものが入ってるのよ」
ハンジ「えっなになに!?こたつの布団、取ってみてもいい?ねぇ、いいよねぇ!?」
リヴァイ「いちいちうるせぇぞ。取るならさっさと…」
…ガタッ!!!
エレン「うわっ!?なんか出た!!」
ハンジ「ぎゃー、こたつがバラバラに!」
エルヴィン「…残念だが、演出は失敗だったな…ミケ」
ハンジ「ミケ!?」
ミケ「…背中が熱い」
リヴァイ「ミケ。ネコ耳なんざ付けて何してやがる」
エルヴィン「ミケはタマだ」
リヴァイ「…あ?人語喋れクソが」
ハンジ「違うんだよリヴァイ。タマっていうのは、磯野家で飼ってるネコの事なの」
エルヴィン「その役を今回、ミケに頼んだ、というわけだ」
オルオ母「まあ、可愛らしい」
エルヴィン「しかし…サザエさん本編でよくある、『タマがこたつから飛び出して来るシーン』を試みたが、失敗だったようだ」
ペトラ「ミケさん…体が大き過ぎたんですね…」
ミケ「こたつに入ってる間、背中が熱くてたまらなかった」
エルヴィン「この演出は失敗したが、次は必ず成功させような、ミケ」
ミケ「よく分からんが…とりあえず…」
…ツカツカツカ。
オルオ母「…あら、何かしら」
ミケ …スンスン。
オルオ母「私、何か匂うの?」
ミケ …フッ。
ハンジ「あーあーミケ、ダメじゃないか…すみませんねぇ、何せ変人なもので…」
オルオ母「うふふ、構わないわよ。男の人に匂いを嗅がれるなんて、なかなかできる経験じゃないわ」
ペトラ「よかった…心の広いお母さんで…」
オルオ「フッ…安心したかペトラ…無理もない…将来義理の母親になるかもしれ」ペトラ「黙れっこの!!!」ベシ。
-
- 19 : 2016/01/05(火) 21:08:03 :
- 期待してます!
S席買います!
-
- 20 : 2016/01/05(火) 21:20:38 :
- 私は今回もウルトラスーパー席で舞台袖から見守ります(ノ´∀`*)
-
- 22 : 2016/01/11(月) 21:40:36 :
- 数珠繋ぎさん、オルオの誕生日忘れてました??
私は、…忘れてて今日書いたんですけど、
誕生日が、連続してて辛いですね(*´∀`)
そして、内緒にしてます!
期待です!
-
- 23 : 2016/01/11(月) 21:43:00 :
- >>22 みかん♪
なんという偶然!!!
今、みかんのSSにコメントしてきた所だよ。
オルオの誕生日…わ、わ、わ忘れてたわけじゃ……
……うん。
-
- 24 : 2016/01/11(月) 22:16:09 :
- オルオ母「あらあら。ケンカはいけませんよ」
ペトラ「ケンカじゃありませんわ、おばさま。根も葉も無い誤解を解こうとしただけですわ」
オルオ「照れるなよ、おい」
ペトラ「本っっっ当にやめて!!!その舌引っこ抜くわよ!!!」
エレン「えっとその……やめてよ、ワカメお姉ちゃん!」
ペトラ「!?……エレン…」
エレン「あ、あの…公演中なので…オレがタラちゃんで…ペトラ…さんが、その、ワカメで…」
ペトラ「か~わいい~っ!」
ダキッ
エレン「ちょ、ちょっと…」
ペトラ「私、弟とかいなかったから、お姉ちゃんなんて呼ばれるの、初めてなの!きゃあ、本当に弟が出来たみた~い!」
オルオ ボソ。「…本当は、叔母さん…だけどな」
ペトラ「な~んか言ったオルオ~?」
オルオ「!?…いや別に…ほらエレン。俺の事も特別にお兄ちゃんと呼ばせてやっても」エレン「無理です」
ペトラ「新兵を精神的に追い詰めてどうするのよ」
オルオ「俺はただ役に徹したいだけなんだが!?」
エルヴィン「サザエさんらしくなってきたじゃないか」ハッハッハ。
エレン「おじいちゃん!」
エルヴィン「」
エレン「おじいちゃん!」
エルヴィン「」
エレン「おじいちゃ」エルヴィン「次のシーンいくぞ!」
ハンジ「あ。リヴァイもパパって呼ばれるからね」
リヴァイ「何だか知らねぇが、今回は失うものが色々とありそうだな…」
-
- 25 : 2016/01/16(土) 15:47:16 :
- いつも見てます!!
期待です!
-
- 26 : 2016/01/17(日) 21:19:12 :
- >>25 オタ子さん
ご来場いただき、ありがとうございます。
ちょっとこの先の展開が思いつかず停滞してます(泣)
オルオ「そんな時は俺をお兄ちゃんと呼べば」エレン「浮かびませんから」
ペトラ「エレンったら、最近ツッコミにキレが出てきたじゃないの」
-
- 27 : 2016/01/19(火) 21:17:49 :
- <公演再開…>
ミケ「…」
ミケ(…ふむ…)
ミケ(役作り、か…)
リヴァイ「さっきハンジから聞いたが、波平ってやつは一家の大黒柱なんだろ。それを家族どころか恋人も友達もいねぇエルヴィンなんかに任せてよかったのか?」
エルヴィン「…ふっ…確かに俺に家族はいない…しかし俺にとっての恋人はお前た」リヴァイ「それ以上喋るなクソが」
ハンジ「寒気する」
ペトラ「嫌気さす」
オルオ「吐き気する」
エレン「え、えっ…と…ね、眠気…する?」
オルオ母「ふふふ。楽しそうね」
エルヴィン「………………楽しくない」
ミケ(…俺はネコの役…それも、磯野家で飼われてる、ネコのタマ…確か、タマはよく屋根に登っていたな…)
ハンジ「…エルヴィン。寂しいのは分かるけど、私たちを巻き込まないでよ」
オルオ「俺にはペトラという嫁が」ペトラ「居るかそんなもん!!!」
ミケ(…登ってみるか)
-
- 28 : 2016/01/19(火) 21:24:27 :
- ギシッ…
ミケ「よっ…と」
ギシッ…ミシッ…
ミケ「ほっ…」
…バキッ!
ミケ「ん?」
…メキメキ…!
ミケ「」←102キロ
ミケ「…よ…」
…ベキッ!
ミケ「」←102キロ
ミケ「…降りるか」
トットット…
ミケ(…軒下…たまにタマも入ってるな…)
ミケ(タマ…だけに…)
ミケ「…フッ」
ハンジ「ミケ…さっきから何してるの…」
ミケ「…よっと…」
…ガッ!
ミケ「むむっ…!?」
…ググッ…
ミケ(………入らない)
エレン「ミケさん…」
ミケ(俺は育ち過ぎたのか…)
…トボトボ。
ハンジ「……あれっ、ミケは?」
エレン「あの…台所の隅で、三角座りしてます…」
ミケ「」
-
- 29 : 2016/01/19(火) 21:37:13 :
- ハンジ「ミケ、み~っけ!…なんつって…」
ミケ「」
ハンジ「もう、ミケったら。そんなに落ち込むことないよ。ミケはミケらしく、タマを演じればいいんだから」
ミケ「そもそも…なぜタマが俺なんだ…」
エルヴィン「それはな、ミケ。お前の名前がミケで、ネコっぽい名前だったからだ」
ハンジ「はぁ…ミケじゃなくてポチだったら、お隣の愛犬ハチになってたかもね」
ミケ「すまない、エルヴィン。俺にタマは無理だ…」
エルヴィン「今さらそんな事言われてもな…」
ペトラ「ミケさんって、名前だけじゃなくて、そのお髭もすごくステキで特徴的だと思うんです。サザエさんの中で髭を生やしたキャラといえば…」
ハンジ「…あっ!伊佐坂先生!エルヴィン、ミケに伊佐坂先生役やらせてあげなよ」
エルヴィン「…あいにくだが、伊佐坂先生役はすでに決まっていて、舞台袖に控えているんだ…」
ペトラ「そんな…ミケさん以外で髭を生やした人なんて、うちにいましたっけ?」
オルオ「おいおいペトラ…エルド居るだろ、エルド」
ペトラ「はっ!そうだったわね、忘れてたわ、オホホ」
エルヴィン「エルドではない」
ペトラ「えっ、じゃあ誰なの…」
エルヴィン「いずれ分かるさ。とにかく、サザエさんの髭キャラはすでに配役が決まっている。ミケはこのままタマを続けてくれ」
ミケ「くっ…そうか…」
エレン「…あ。裏のおじいちゃ」「ごめんくださーい!」
リヴァイ「…誰か来たみたいだな」
-
- 30 : 2016/01/23(土) 22:05:45 :
- アルミン「こんにちは~!」
エレン「アルミン!お前、何やってんだこんな所で」
アルミン「何って…お隣の伊佐坂先生の原稿を待っている間に、ちょっと寄っただけだよ」
エレン「…てことは、ノリスケおじさんか!」
アルミン「そうそう。イクラちゃんのパパだよ、タラちゃん」
エレン「う…うるせ…うるさいです…」
ミカサ「エレン」
エレン「ミカサ!?お前、まさか…」
ミカサ「タイ子さん」
エレン「ええっ!?」
ミカサ「…エレンがタラちゃんなら、私はぜひサザエさんを演じたかった…だけど、それには大きなリスクというか、壁がある」
エレン「は?なんだよ、それ…」
ミカサ「サザエさんなら、やらなきゃいけない…笑顔で…」
ハンジ「サザエでございまぁす!」ニコッ
ミカサ「オープニングの時は、必ず、満面の笑顔で…」
ハンジ「サザエでございまぁす!」ニコッ
ミカサ「出来ない…私には……くっっ…」
アルミン「ミカサ。そんなに落ち込む事無いよ。タイ子さんだってタラちゃんと接触してるもの…イクラちゃんを通してだけど」
エレン「イクラちゃんて…」
ジャン「よぉエレン。あんだけ死に急いでた奴が、のんきにタラちゃんの役とはなぁ。お似合いだぜ、タラちゃん?」
エレン「は!?ジャン、お前こそイクラちゃんならイクラちゃんらしく、ちゃーんとか、はーいとか言ってろよな!!!ま、こんな馬面に演じられて、イクラちゃんもさぞ迷惑だろうよ!!!」
ジャン「なんだとこの死に急ぎタラオが!!!」
エレン「だから衣装が破れるからやめろって言ってるだろ!!!」
アルミン「はいはい、ケンカはそこまで。そろそろ、伊佐坂先生に原稿をもらいに行かないとね…伊佐坂先生~!」
「…ようやく、出番だな…」
-
- 31 : 2016/01/24(日) 17:42:27 :
- 期待です!
伊佐坂先生誰かな?またザックレー総統とか…?
さすがハンジさん!全世界の私がサザエでございまぁす!にときめきました!
-
- 32 : 2016/01/25(月) 21:04:37 :
- >>31
ふふふ…
この後登場だよ(^^)
たぶんザックレー総統よりも伊佐坂先生っぽいかも。
いつもコメントありがとう、みかん♪
-
- 33 : 2016/01/25(月) 21:26:38 :
- アルミン「お疲れさまです、伊佐坂先生」
ハンジ「…って…誰だっけ」
ナイル「おいおい忘れるなよ仮にも師団長だぞ」
アルミン「それより先生、原稿を」
ナイル「ああ、これだ。よろしく頼む」
アルミン「どうも…あれっ!?本当に何か書いてある…」
ナイル「ふっふっふ…」
アルミン「えっと…『ご注文の多い料亭』……ぷっw」
ナイル「おいお前!今吹き出しただろ!?」
アルミン「何の事です?…とにかく、内容を拝見させてもらいますね…」
ナイル「あ、ああ…」
エルヴィン「ナイルが文才にも長けていたとはな…」
ナイル「驚いたかエルヴィン。実は兵団を引退したら、作家デビューしようかと思ってるくらいだ」ドヤドヤ。
エルヴィン「ぷっw」
ナイル「おいっ!!!絶対今吹いただろ!?」
エルヴィン「何の事だ…それよりアルミン、どうだった、内容の方は…」
アルミン「///…そっ…あ、いや…なんと言うか…はは…」
エレン「どうしたアルミン。顔が真っ赤だぞ」
アルミン「///そっ、そんな事は…」
ミカサ「アルミン。鼻血出てる」
アルミン「///えっ!?」
ナイル「新兵には、ちと早過ぎたか」
エルヴィン「どれどれ……む…ふむ…ほう…」
ハンジ「どれ私にも見せて……うほぉ…うわぁお…」
リヴァイ「奇声を出すなクソが…どれ……ほう、悪くない…」
ナイル「はっはっは。とことん濡れ場のシーンにこだわってみたのだ」ドヤ。
エレン「濡れ場?料亭ってタイトルなのに、風呂屋の話なのか?」
ミカサ「エレンは黙ってて」
エレン「…おいおいミカサ。お前まで読んで…」
ジャン「こりゃ…すげぇな…///」
エレン「ジャンも!?じゃあ、オレだって…」
ミカサ「エレンはダメ」
エレン「何でだよ!?」
ミカサ「その………まだ早過ぎる…から」
エレン「は!?何言ってるんだよミカサ!お前だってアルミンだってジャンだって、オレと同い年なのに読んでるじゃねぇか!!!」
アルミン「僕はほら、編集者ノリスケとして、伊佐坂先生の原稿を読んでチェックする義務があるから…」
ミカサ「私はその編集者の妻、タイ子として…」
ジャン「オレはその編集者の息子、イクラとして…」
エレン「なっ!?……じゃあオレは…オレは…えっと…分かんねぇよ!!!」
ミカサ「エレンは大人しく待っていれば良い」
エレン「そんな事できるかよ!!!そもそも、何で『ご注文の多い料亭』で濡れ場で風呂屋で…それでいて読んでる奴らみんなドキドキ興奮してるんだよ!!!わけ分かんねぇよ!!!」
リヴァイ「静かにしろエレン。それとも、まだ躾が足りねぇのか?」
エレン「ひいぃぃっ!!!」
ミケ「…エレン」ツンツン。
エレン「はい?」
ミケ「これ…読んでみろ」
エレン「これって…」
-
- 34 : 2016/01/27(水) 18:11:35 :
- お久しぶりです、数珠繋ぎさん♪
いつもss見てます!! キ タ イ ☆ です^^
-
- 35 : 2016/01/30(土) 21:11:49 :
- >>34 オタ子さん
どうもお久しぶりです(^^)
更新が滞ってしまい、すみません…
最近夜更かしがキツくて…(泣)
-
- 36 : 2016/01/30(土) 21:41:21 :
- エレン「これって原稿用紙…何か書いてある…」
ミケ「俺も小説だか物語だかを書いてみた」
エレン「ミケ分隊長が!?」
ミケ「…まあ、素人の戯れ言だ。暇潰しにでもなれば、と思ってな」
エレン「ぜひ、拝見させてください!!!」
ミケ「ああ。構わんさ…皆、ナイルの小説に夢中みたいだしな」
エレン「ありがとうございますっ!!!」(ミケ分隊長といえば、ナイスミドルな大人の男…さぞかし、アダルトでアレがアレな展開が…)
パラ…
« アリさんとソラマメさん »
エレン「!!!?」(…と、登場するのが、もはやヒトではない!?…いやいや、まだ読んでみなければ分からない…)
« 昔むかし、一匹のアリがおりました »
エレン「」
«アリは、冒険が大好きで、毎日いろいろな世界を歩き回りながら、旅をしておりました»
« …さて、アリは今日もどんな冒険が待っているのかと、わくわくしながら道を歩いていると、一粒のソラマメを見つけました»
ソラマメ『…おうい、そこのアリさん、いったいどこへ行くんだい?』
アリ『さあて、どこへ行くのか分からない。ぼくは、いろいろな世界を見てみたくて、旅をしているんだよ』
« アリがそう答えると、ソラマメは嬉しそうに言いました»
ソラマメ『そいつは、すごいや!ねえ、アリさん。ぼくも一緒に連れていっておくれよ』
«すると、アリさんは、可笑しそうに笑いました»
アリ『はっはっは。何を言うんだい。きみは、ソラマメだよ。ソラマメが旅になんて、出られるもんか』
エレン(…アリのやつ、冷たい事言うんだな…ま、無理も無いけど…)
ペラ…
ソラマメ『ぼくがアリさんの背中におぶされば、大丈夫さ』
アリ『いやいや。それじゃあぼくが、くたびれてしまうよ。残念だけど、きみは今に人間に食べられる運命なのさ』
« それを聞いたソラマメは、悲しそうに実を振るわせました »
エレン(…ソラマメ…気の毒にな…ソラマメに生まれてしまったばっかりに…)
ミケ「…どうだ?」
エレン「…アリの言う事が正論ですね。ソラマメも、これが運命と諦めるしかないのでは…」
ミケ「…そうか。じゃあ、続きを読んでみろ」
エレン「…はい…」
-
- 37 : 2016/02/11(木) 11:46:36 :
- 期待
-
- 38 : 2016/02/13(土) 21:16:20 :
- >>37 名無しさん
ご来場そして、ご期待いただき、ありがとうございます。
更新が滞ってしまい大変申し訳ありません。
ただいま、ミケさん共々、絶賛ネタ切れ中です(笑)
ミケ「…俺を巻き込むな」
…ごめんなさい(^_^;)
-
- 39 : 2016/02/16(火) 21:41:52 :
- ハンジ「…う~ん…ナイルの小説、なんかこう…なんて言うか…」
リヴァイ「濡れ場のシーンは悪くねぇが、他は支離滅裂だな」
アルミン「あっそうだ、これからはポルノ小説作家として売り出すというのは…」
ナイル「…よせ。伊佐坂先生というキャラクターのイメージが崩れるだろ」
ミカサ「…エレン!?どうしたの」
エレン「ううっ…ぐすっ…」ヒック
ジャン「なにピーピー泣いてやがる。なっさけねぇな」
エレン「うっ…うるせ…うぐっ…」
ミカサ「エレン。ほら、ティッシュ」
ハンジ「マジ泣きじゃんエレン。どうしたのさ…あ、まさか…」
ミカサ「何か、心当たりが…?」
ハンジ「うん。実はこの公演、最初にサザエさんのオープニングの曲のシーンも上演しててさ…」
アルミン「そこまでやってたんですか。僕らは途中から劇場に来てたから、見られなかったな…」
ハンジ「ごめんね。アルミンやミカサがやるノリスケやタイ子は、オープニング曲には出てこないからね」
ナイル「伊佐坂先生は、なおさらだな。毎週必ず出演するわけでもないしな」
ハンジ「まあとにかく、サザエである私がまず、『サザエでございまぁす!』…と挨拶をする」
リヴァイ「そこからは適当に、壁内の観光名所をバックに、ハンジがぶらぶらと歩き回った」
ハンジ「…で、『今日も良い天気♪』のところで、ミケが大変な事になってさぁ…」
ミケ「…アレか…」
ペトラ「サザエ役のハンジさんと、カツオ役のオルオ、そして、ワカメ役の私が、メロンの中に入って、ミケさんはミカンだったんですけど…」
ハンジ「…ミケの体が、ど~しても収まりきらなくて、『ルールルルッルー♪』の時に、すでにはみ出してて…」
ペトラ「…やむを得ず、ミケさんはミカンではなく、スイカに入っていただいた、と…」
ハンジ「ありゃケッサクだったよ~。本当なら、タマだけ入ってる方がサザエたちのより大きいなんて、あり得ないからね」
ミケ「…話を蒸し返すなハンジ。そもそも、その理由で泣くのなら、エレンではなく俺の方だろ」
ハンジ「まだあったじゃないか。その後のシーンだよ」
-
- 40 : 2016/02/16(火) 21:55:25 :
- リヴァイ「チッ…アレか…」
ハンジ「そうそう。最後にサザエさん一家が並んで歩くシーン」
オルオ「兵長は果敢にエレンの野郎を肩車なさっていた…」
ハンジ「あのシーンでは、タラちゃんは父親であるマスオさんに肩車されてるからね」
リヴァイ「くっそ…さっさと終わらせりゃいいものを、エルヴィンの野郎…何回もNG出しやがって…」
ハンジ「波平なんか、後ろに手を組んで軽快に歩くだけで良いのに、『…あ、踏み出す足を間違えた』とか、『着物の合わせ目が逆だった』とか、なんだかんだやり直してたよね」
リヴァイ「チッ…だいたい、サザエもサザエだ。さっさとスポンサー紹介すりゃいいものを、あんな回りくどい事しやがって…おかげでこっちは肩が痛くてしょうがねぇ…」ブツブツ。
ハンジ「ははは。ご苦労様、リヴァイ。ちなみに、エンディング曲でも肩車あるからね」
リヴァイ「…俺はもうやらん」
ミカサ「それに…これで泣くのは、肩車を強いられるリヴァイ兵士長…ので、エレンが泣く理由にはならない…」
ミケ「エレン…お前…」
-
- 41 : 2016/02/16(火) 22:50:41 :
- エレン、可哀想…w
期待です!!!!!!!!
-
- 42 : 2016/02/21(日) 21:19:36 :
- >>41 みかん♪
ご期待ありがとうございます。返信が遅くなってすみません。
公演の再開は、3月からとなります…。
よくよく考えたら、これ新春公演だったんですよね(^_^;)
新春じゃなくて、春公演ですね、これじゃ…
-
- 43 : 2016/03/04(金) 10:15:28 :
- ミケ「エレンまさか…俺の物語を読んで、泣いているのか」
エレン「は…はい…だって、ソラマメのやつがあまりにも不憫で…」
ハンジ「物語?ああ、なんかさっきからごそごそと書いてたね。どんなお話なの?」
エレン「一匹のアリが旅をしていると、ソラマメと出会うんです。そしてソラマメは、自分も旅に同行させてほしいと、アリにお願いするんです」
ハンジ「ミケが考える物語にしては、メルヘンチックで小規模な内容だね」
ミケ「ハンジに俺の何が分かるっていうんだ」
エレン「…しかし、ソラマメの要求は無下に断られ、仕方なくソラマメはその場に留まる事にしたんです」
ハンジ「そして、人間に食べられる…気の毒だけどお定まりのパターンかな」
エレン「その展開も悲しいのですが…なんとその後ソラマメは、イヌに小便をかけられ、サルにもてあそばれ、キジに食べられそうになるんです!!!」
ハンジ「んっ!?」
エレン「そして、挙げ句の果てには…『たいして仕事しないくせにリーダーぶって、いい年して独り身の鬼』に、連れ去られてしまうんです!!!」
ハンジ「ちょ、何その超展開」
エレン「なんという仕打ちなんだ…ソラマメはただ、外の世界を夢みていただけなのに…」
ハンジ「…それで?その先はどうなってるの?」
エレン「ここで終わってます」
ミケ「読者の要望が強ければ、続きを書かんでもない」
エレン「ミケさん…お願いします。ぜひ、ソラマメを救ってやってください!」
ミケ「…ふむ…」
リヴァイ「茶番はそこまでだ…おいハンジ、聞け。これはいったい、どういうことだ…」
ハンジ「え、なあに?」
-
- 44 : 2016/03/05(土) 21:48:13 :
- リヴァイ「サザエさんのエンディング曲だ」
ハンジ「うん。もちろん、細かな部分まで正確に再現するつもりだよ?」
リヴァイ「エンディング曲のラストだ」
ハンジ「『サ~ザエ~さんサ~ザエッさん♪サザエさ~んっはっ♪ゆっか~いだっナ~♪』…のとこ?」
リヴァイ「そうだ」
ハンジ「も~リヴァイも往生際が悪いなぁ。エレンを肩車するくらい、もう慣れたでしょ?」
リヴァイ「それだけじゃねぇぞクソメガネ。なんだか知らんが、最後妙な小屋に入る時、マスオの野郎…階段を大股一歩で登ってやがる…」
ペトラ「そっ…そういえば…!」
オルオ「普段何気なく見ていたが、あの階段、4、5段はあったような…」
エレン「マスオは並々ならぬ体力の持ち主ですね。もし現実にいたら、ぜひ巨人の駆逐に一役…」
リヴァイ「そんな事はどうでもいい。マスオが肩車してるのは、わずか3つぐれぇの小さいガキだ。かたや、俺は…」チラ。
エレン「…うっ」
リヴァイ「俺が肩車するのは、育ち盛りの15のガキだ」
オルオ「両方ガキ扱いなさった…さすが兵長にかかれば、タラオも新兵も、たいして変わり無いのですね…」
エレン「あの兵長…あまりご無理をなさらない方が…」
リヴァイ「バカ言え。俺はもともと、けっこう無理をする」
ハンジ「NG無しの一発勝負だね!」
エルヴィン「よし!皆、気合いを入れて頑張ろう」
ハンジ「うん…て、エルヴィン…突然いなくなってたけど、どこへ行ってたの?」
リヴァイ「また馬を繋ぎ忘れたか」
エレン「馬…ですか?」ジャン?
リヴァイ「エルヴィンの野郎の馬は、キチンと繋いでおかねぇと、すぐに逃亡しちまう。今までも何度か、ネスが連れ戻してた」
ハンジ「エルヴィン…馬にまで嫌われてどうすんの」
エルヴィン「…そのまるで俺が皆から嫌われている様な言い方はよしてくれ。途中無断で抜け出したのは申し訳ないが、決して馬の事ではない。理由については、後で話す」
ハンジ「…よし。エンディングのシーン、いってみよっか!」
ペトラ「…あっ。兵長が1人ラジオ体操してる…」
オルオ「あまり見るんじゃないぞペトラ。兵長は、精神統一をなさっているのだ」
エレン「兵長…オレも、精一杯頑張ります…」ドキドキ
-
- 45 : 2016/03/08(火) 21:27:48 :
- ハンジ「それじゃエンディングのシーン、いってみようか!!!」
チャラッチャ~チャラチャラッチャ~チャラ♪
サ~ザエ~サンサザエサン♪
エレン「えっと…このソリにみんなで乗って…それをサザエさん…もとい、ハンジさんがお1人で引っ張るんですか…」
ペトラ「これって兵長よりもハードル高いんじゃ…」
オルオ「しっ!ペトラ、聞こえるぞ」
リヴァイ「チッ、ハンジのやつ…あの顔は、何か企んでやがるな」
ハンジ「…よし、みんな乗ったね!じゃ、しゅっぱ~つ!!!」
スルスルスル…
ペトラ「えっうそ!?滑ってる…それも、かなりのスピードで!?」
エレン「ハンジさんって、見かけによらず、怪力だったんですかね」
オルオ母「まあまあ。分隊長さんですもの。これくらい、朝飯前ですよ」
オルオ「…てことは、兵長でも出来」リヴァイ「…おい」
エレン「はい!?」
リヴァイ「…後ろを見てみろ」
オルオ「…後ろって…」チラ。
ペトラ「きゃああああああっ!!!」
-
- 46 : 2016/03/08(火) 21:38:54 :
- 「…あうあう♪」ニヤ。
ペトラ「きょっ…巨人が後ろから押してるううううっ!!!」
オルオ「ひっ、ひいぃぃぃっ!!!み、見るんじゃなかったぜチキショー」
エレン「あれはもしかして…この前捕獲された…えっと…」
ハンジ「今回はビーンに手伝ってもらったよ~。ありがとねビーン!愛してるよぉぉぉっ!!!」
オルオ「おいちょっ…あれ、ホントに押してるだけか?なんか…俺たち、狙われてねぇか!?」
ビーン「あうあう♪」
オルオ母「あら、可愛い」
ハンジ「でしょでしょ!?」
ペトラ「………た………」
ペトラ&オルオ&エレン「「「たぁぁぁすけてぇぇぇっ!!!」」」
リヴァイ「…ハァ…」
エルヴィン「ハンジ…あとで、始末書の刑だな」
-
- 47 : 2016/03/08(火) 22:00:48 :
- ペトラ「…はぁっ…はぁ…」
オルオ「ぜぇっ…ぜぇ…」
エレン「ううう…」
ペトラ「こっ……こわかった…」
オルオ「へっ…な、なんだよペトラ…情けない顔をして…」
ペトラ「なによ!オルオだって、半べそかいてたじゃない!」
オルオ母「あらあら2人共、ケンカは良くないわよ」
エレン「不覚にも巨人の恐怖に打ち勝つ事が出来なかった…うう…オレってまだまだだな…」
ミカサ「エレン」
エレン「うわっ!…なんだよミカサ、脅かすなよ」
ミカサ「脅かしたつもりは無い。だけど今までの事は舞台袖から見ていた」
アルミン「ミカサが、リヴァイ兵長の代わりに、自分がエレンを肩車するってきかないんだよ…」
ミカサ「エレンをこれ以上危険な目に遭わせられない…あのチ…リヴァイ兵士長よりも私の方が、エレンを安全に肩車する事が出来る…ので、最後に役を交代すべき」
アルミン「無茶だよミカサ!だってミカサは女の子で、エレンは男の子なんだよ!逆の立場ならともかく、色々とマズイと思うよ」
ミカサ「色々と……なにが?」
ジャン「オレも断固反対だぜ!さっきから黙って見てりゃエレン。巨人見てピーピーわめいたり、情けないったらありゃしないぜ」
エレン「そっ…それは…しょうがないだろ!まさか公演に巨人が出るなんて…」
ミカサ「とにかく…エレンの安全を第一に考えると、私に任せるのが最善」
エレン「誰が肩車したって同じだろ!…ていうかミカサ。オレの安全とやらを考慮するなら、お前がリヴァイ兵長に肩車されれば…」
ミカサ「…………」フイ。
エレン「目ぇ反らすなよ!!!」
リヴァイ「ごちゃごちゃうるせぇぞガキ。大人しくしろ」
エレン「えっ、兵長、いきなり肩車ですか…わっ…」
ミカサ「……」シュン。
ジャン「クソぉ…なんでオレがタラオ役じゃないんだよ…」
アルミン「…う~ん…ミカサは、エレンにくっつきたかっただけなのかもね…」フフフ。
ジャン「…ちょっとオレ、舞台袖に戻るわ…」トボトボ。
-
- 48 : 2016/03/12(土) 21:49:35 :
- ハンジ「…よし。じゃあ始めようか」
リヴァイ「NG出した奴は、あとで容赦しねぇぞ」
エルヴィン「リヴァイの足がプルプルしている。早く済ませた方が、賢明だな」
リヴァイ「あ?てめぇは目もおかしくなりやがったのか」
エルヴィン「俺は至って正常だ」
エレン「おおおお願いですから…オレの股の下でケンカとかやめてください…」
オルオ母「あらあら。楽しそうね」
ハンジ「では…スタート!」
サ~ザエ~サンサザ~エッサン♪
サザエサ~ンッハ~ユッカ~イダッナ~♪
ハンジ「頑張れリヴァイ♪頑張れピッピッ♪」
チャッチャラッチャラッチャッチャラッチャラ♪
リヴァイ「……いくぞ。手ぇ離すなよ」
エレン「…了解で…す…って…うおおおっ!?」
チャッチャラッチャラララッ♪
……カン♪
-
- 49 : 2016/03/12(土) 22:05:55 :
- ※…以上で終了とさせていただきます。
最後までご鑑賞いただき、ありがとうございまsエルヴィン「ちょっと待ってくれ!」
………はい?
エルヴィン「…ご来場の皆さまに、この場を借りて重大なお知らせがあります。ぜひとも、お聞きくださればと存じます」
ハンジ「どうしたのさエルヴィン。公演が終わっても壁外調査の準備とかで、こっちは忙しいんだからさ。早く兵団本部へ戻ろうよ」
エルヴィン「…ちょうど良いハンジ。お前もよく聞いておいてくれ。皆もだ」
ミカサ「エレンが失神したまま目を覚まさない。治療するのが先」
エルヴィン「気持ちは分かるが…ミカサ。エレンは気を失っているだけで、大事には至っていない。話を聞いてくれ」
リヴァイ「前置きはそれくらいにして、さっさと話したらどうだ」
エルヴィン「うむ…では発表しよう…実は、この調査劇団も、次の公演でいよいよ、千秋楽を迎える事になった!」
ハンジ「えええっ!?」
リヴァイ「やけに突然だなエルヴィン。上の奴らに何か言われでもしたのか」
エルヴィン「いや…実はな…この前受けた検診で、血圧が高くてな…医者から無理をしないようにと言われ」ハンジ「それかよ!!!」
※エルヴィンの血圧はともかく(笑)、調査劇団シリーズも、次回で最終回とさせていただきます。今まで同様、皆さんにより楽しく読んでいただけるように、頑張りますので、またご来場よろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
-
- 50 : 2016/03/12(土) 22:09:15 :
- お疲れ様です。
進撃とサザエさんがうまい具合にコラボしています!
次の劇場の公演お待ちしてます!
-
- 51 : 2016/03/14(月) 19:44:48 :
- お疲れ様です!!
悲しいなあ、エルヴィン...
最後くらい座長をナナバに譲ってあげましょう!笑
-
- 53 : 2020/10/27(火) 10:13:28 :
- http://www.ssnote.net/users/homo
↑害悪登録ユーザー・提督のアカウント⚠️
http://www.ssnote.net/groups/2536/archives/8
↑⚠️神威団・恋中騒動⚠️
⚠️提督とみかぱん謝罪⚠️
⚠️害悪登録ユーザー提督・にゃる・墓場⚠️
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
10 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:30:50 このユーザーのレスのみ表示する
みかぱん氏に代わり私が謝罪させていただきます
今回は誠にすみませんでした。
13 : 提督 : 2018/02/02(金) 13:59:46 このユーザーのレスのみ表示する
>>12
みかぱん氏がしくんだことに対しての謝罪でしたので
現在みかぱん氏は謹慎中であり、代わりに謝罪をさせていただきました
私自身の謝罪を忘れていました。すいません
改めまして、今回は多大なるご迷惑をおかけし、誠にすみませんでした。
今回の事に対し、カムイ団を解散したのも貴方への謝罪を含めてです
あなたの心に深い傷を負わせてしまった事、本当にすみませんでした
SS活動、頑張ってください。応援できるという立場ではございませんが、貴方のSSを陰ながら応援しています
本当に今回はすみませんでした。
⚠️提督のサブ垢・墓場⚠️
http://www.ssnote.net/users/taiyouakiyosi
⚠️害悪グループ・神威団メンバー主犯格⚠️
56 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:53:40 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ごめんなさい。
58 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:54:10 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ずっとここ見てました。
怖くて怖くてたまらないんです。
61 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:55:00 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
今までにしたことは謝りますし、近々このサイトからも消える予定なんです。
お願いです、やめてください。
65 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:56:26 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
元はといえば私の責任なんです。
お願いです、許してください
67 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
アカウントは消します。サブ垢もです。
もう金輪際このサイトには関わりませんし、貴方に対しても何もいたしません。
どうかお許しください…
68 : 墓場 : 2018/12/01(土) 23:57:42 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
これは嘘じゃないです。
本当にお願いします…
79 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:01:54 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
ホントにやめてください…お願いします…
85 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:04:18 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
それに関しては本当に申し訳ありません。
若気の至りで、謎の万能感がそのころにはあったんです。
お願いですから今回だけはお慈悲をください
89 : 墓場 : 2018/12/02(日) 00:05:34 このユーザーのレスのみ表示するこの書き込みをブックマークする
もう二度としませんから…
お願いです、許してください…
5 : 墓場 : 2018/12/02(日) 10:28:43 このユーザーのレスのみ表示する
ストレス発散とは言え、他ユーザーを巻き込みストレス発散に利用したこと、それに加えて荒らしをしてしまったこと、皆様にご迷惑をおかけししたことを謝罪します。
本当に申し訳ございませんでした。
元はと言えば、私が方々に火種を撒き散らしたのが原因であり、自制の効かない状態であったのは否定できません。
私としましては、今後このようなことがないようにアカウントを消し、そのままこのnoteを去ろうと思います。
今までご迷惑をおかけした皆様、改めまして誠に申し訳ございませんでした。
- 著者情報
- 「サザエさん × 進撃の巨人」カテゴリの最新記事
- 「サザエさん」SSの交流広場
- サザエさん 交流広場
- 「進撃の巨人」SSの交流広場
- 進撃の巨人 交流広場